特許法第30条第2項適用 2020年6月11日、教育活動振興協会準備委員会(令和2年12月10日以降は一般社団法人教育活動振興協会)のウェブサイトにて公開 2020年6月11日から継続中、つくば市教育局総合教育研究所、つくば市立学園の森義務教育学校、つくば市立春日学園義務教育学校、つくば市立みどりの学園義務教育学校、およびつくば市立秀峰筑波義務教育学校にて実証実験 2020年6月11日から継続中、横浜市立上山小学校、横浜市立中山小学校、横浜市立森の台小学校、横浜市立中山中学校、および横浜市立本牧南小学校にて実証実験
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
[第1および第2実施形態におけるビジネスモデルの概要]
後述する本発明の第1および第2実施形態において実現されるビジネスモデルの概要について、図1を参照して説明する。
図1に示すサービス提供者1は、サービスを提供する団体や組織である。サービス提供者1が提供するサービスは、インターネット上のサービスではない、実空間における公共的なサービスである。例えば、サービス提供者1は、教育サービスを提供する学校、医療サービスを提供する病院等である。サービス提供者1は、公立に限らず、私立の学校、病院等であってもよい。
サービス利用者2は、サービス提供者1が提供するサービスを利用する者である。例えば、サービス利用者2は、学校の児童や生徒、病院の患者等である。
運用管理者3は、このビジネスモデルによる活動全体の運用、管理を行う事業者である。具体的には、運用管理者3は、物品と交換可能なポイントのサービス提供者1への付与、ポイントを物品に交換するための処理、後述する広告主5の広告の審査、広告料の管理等を行う。
協賛会社4は、ポイントと交換可能な物品(協賛品)をサービス提供者1に納品する企業である。協賛会社4は、このビジネスモデルによりサービス提供者1の財源を支援するという理念に賛同する企業である。
広告主5は、サービス提供者1がサービス利用者2向けに発行する配布物に広告を掲載する企業である。広告主5は、運用管理者3に広告料を支払う。広告料は、ポイントと交換される協賛会社4の物品の代金等に使用される。
図1に示すように、このビジネスモデルでは、サービス提供者1がサービス利用者2向けに発行する配布物に、広告主5の企業PRページを閲覧するためのQRコードである広告QRコードを挿入し、この配布物をサービス利用者2に配布する(ステップS1)。
この配布物の広告QRコードをサービス利用者2の世帯(家庭)の誰かがスマートフォン等の端末装置により読み取って広告主5の企業PRページを閲覧する(ステップS2)。広告主5の企業PRページが閲覧されると、運用管理者3が、物品と交換可能なポイントをサービス提供者1に付与する(ステップS3)。
サービス提供者1は、ポイントを物品に交換するために、運用管理者3に対し、ポイントを所望の物品に交換する要求を行う(ステップS4)。この要求を受けると、運用管理者3は、要求された物品を協賛会社4に発注する(ステップS5)。また、運用管理者3は、協賛会社4に物品の代金を支払う。協賛会社4は、サービス提供者1に物品を納品する(ステップS6)。
上述のように、このビジネスモデルによれば、サービス利用者2の世帯において広告主5の企業PRページが閲覧されると、物品と交換可能なポイントがサービス提供者1に付与される。これにより、サービスを提供するさまざまな団体等であるサービス提供者1に対してサービス利用者2側の行動によるポイントを付与できる。そして、ポイントを物品と交換することで、サービス提供者1の財源を支援することができる。
[第1実施形態]
次に、上述の図1で説明したビジネスモデルを実施する第1実施形態について説明する。第1実施形態では、図1のサービス提供者1が、教育サービスを提供する組織である学校である。
図2に示すように、第1実施形態に係るポイント管理システム(登録システムに相当)11は、サーバ装置12と、運用管理者端末13と、コントローラ端末14と、印刷装置15と、操作端末16と、世帯端末17とを備える。運用管理者端末13、コントローラ端末14、および世帯端末17は、インターネット等のネットワーク18を介してサーバ装置12と接続可能になっている。
ここで、コントローラ端末14、印刷装置15、および操作端末16は、学校200に設けられている。コントローラ端末14、印刷装置15、および操作端末16が設けられた学校200は、1つであってもよいし、複数であってもよい。また、1つの学校200に設けられた操作端末16は、1つであってもよいし、複数であってもよい。学校200は、小学校、中学校等である。学校200は、公立でも私立でもよい。
また、世帯端末17は、学校200に通う児童や生徒の世帯210において所有されている端末装置である。具体的には、世帯端末17は、学校200に通う児童や生徒の保護者(親)や本人が所有するスマートフォン、タブレット端末等である。1つの世帯210における世帯端末17は、1つであってもよいし、複数であってもよい。なお、以下において、学校200に通う児童や生徒のことを単に「児童」と称する。児童は、学校200が提供する教育サービスを利用する者であり、図1のサービス利用者2に相当する。
サーバ装置12は、運用管理者3が物品と交換可能なポイントを学校200に付与するポイント付与サービスを提供するサーバである。サーバ装置12は、CPU、ROM、RAM、ハードディスク等を備えたコンピュータにより構成される。なお、サーバ装置12は、クラウド上に設けられたクラウドサーバであってもよい。
図3に示すように、サーバ装置12は、制御部21と、データベース部(記憶部に相当)22と、プログラム記憶部23と、企業PRページ保持部24と、外部通信部25とを備える。
制御部21は、サーバ装置12全体の動作を制御する。制御部21は、CPU等を備えて構成されている。制御部21は、ユーザ管理部31と、ジョブ管理部32と、ポイント管理部33とを備える。制御部21の各部は、CPUがプログラム記憶部23に記憶されたプログラムを実行することにより構成される。
ユーザ管理部31は、サーバ装置12が提供するポイント付与サービスのユーザ登録のための処理を行う。ユーザ管理部31は、児童ID発行部36と、登録用QRコード発行部(コード発行部に相当)37と、ユーザ登録部(登録部に相当)38とを備える。ユーザ管理部31の各部は、CPUがプログラム記憶部23に記憶された登録プログラムを実行することにより構成される。
児童ID発行部36は、学校200から登録用QRコード発行指示を受信すると、登録用QRコード発行指示において指示された人数分の児童IDを発行する。児童IDは、各児童を一意に識別するための情報である。
登録用QRコード発行部37は、登録用QRコード発行指示において指示された児童(ユーザに相当)の人数分の登録用QRコード(コードに相当)を発行(生成)する。登録用QRコードには、学校ID、クラスID、および児童ID発行部36が発行した児童IDが埋め込まれている。1つの登録用QRコードに1人の児童の児童IDが埋め込まれる。
ここで、学校IDは、ポイント付与サービスを利用する各学校200を一意に識別するための情報である。学校IDは、運用管理者3がポイント付与サービスを利用する各学校200に発行するものである。クラスIDは、学校200における各クラスを一意に識別するための情報である。学校IDおよびクラスIDは、学校200がサーバ装置12に送信する登録用QRコード発行指示に含まれている。
ユーザ登録部38は、登録用QRコードを読み取った世帯端末17から送信されたユーザ情報を受け取ると、ユーザ情報の登録を行う。具体的には、ユーザ登録部38は、世帯端末17から送信されたユーザ情報に含まれる児童IDと端末IDとを関連付けて、後述するユーザ管理テーブル54に記憶させる。ユーザ登録部38は、1人の児童の児童IDに対して複数の端末IDを関連付けてユーザ管理テーブル54に記憶させることが可能である。ここで、端末IDは、各世帯端末17を一意に識別するための情報である。端末IDとしては、世帯端末17が元々保持している固有の識別情報を使用してもよい。
ジョブ管理部32は、学校200が児童の世帯210に配布する配布物の一例である学校便りを印刷するための印刷ジョブに関する処理を行う。ジョブ管理部32は、ジョブID発行部41と、広告QRコード発行部42と、プッシュ通知管理部43とを備える。
ジョブID発行部41は、学校便りに挿入する広告画像および広告QRコードを要求するための広告画像取得要求を学校200から受信すると、当該学校便りを印刷するための印刷ジョブを一意に識別するためのジョブIDを発行する。
ここで、広告画像は、広告主5である企業の広告用の画像である。広告画像の画像データである広告画像データは、後述する広告管理テーブル51に記憶されている。広告QRコードは、前述のように、広告主5の広告を表示する企業PRページを閲覧するためのQRコードである。
広告QRコード発行部42は、学校200から広告画像取得要求を受信すると、広告QRコードを発行(生成)する。広告QRコードには、企業PRページ情報および学校IDが埋め込まれている。ここで、企業PRページ情報は、広告主5の企業PRページのURLである。
プッシュ通知管理部43は、学校便りを配信したことを世帯端末17に通知するためのプッシュ通知を行う。ここで、後述するように、学校便りは、印刷物として児童を介して世帯210に配布されるとともに、データで世帯端末17に配信される。なお、世帯端末17にネットワーク18経由で通知を行えるものであれば、プッシュ通知に限らない。
ポイント管理部33は、学校200へのポイント付与等の処理を行う。ポイント管理部33は、閲覧履歴判定部46と、ポイント付与部47と、ポイント交換部48とを備える。
閲覧履歴判定部46は、企業PRページを表示するための企業PRページ表示要求を世帯端末17から受信すると、その送信元の世帯端末17が関連付けられた児童に関連付けられた少なくとも1つの世帯端末17が、企業PRページ表示要求の対象の企業PRページを閲覧済みであるか否かを判定する。
ポイント付与部47は、世帯端末17が企業PRページを閲覧することにより発生するポイントを当該世帯端末17が関連付けられた児童が通う学校200に付与する。そして、ポイント付与部47は、付与したポイントを、当該学校200の学校IDと関連付けて後述するデータベース部22の学校管理テーブル53に記憶させる。
ポイント交換部48は、ポイントを所望の物品に交換するためのポイント交換要求を学校200から受信すると、ポイント交換処理および発注処理を行う。ポイント交換処理は、後述する学校管理テーブル53における学校200の保有ポイント数から、要求された物品に対応するポイントを減算する処理である。発注処理は、協賛会社4に物品を発注する処理である。
データベース部22は、広告管理テーブル51と、地域管理テーブル52と、学校管理テーブル53と、ユーザ管理テーブル54と、ジョブ管理テーブル55と、ポイント管理テーブル56と、物品テーブル57とを記憶している。データベース部22は、ハードディスク等により構成されている。
広告管理テーブル51は、図4に示すように、広告ID、広告画像データ、企業ID、配信地域、配信期間、企業PRページ情報、クリック単価、および広告ポイント情報を関連付けたテーブルである。
広告IDは、サーバ装置12に登録された各広告を一意に識別するための情報である。サーバ装置12に登録された広告は、運用管理者3により制限、審査、管理された広告である。1つの広告主5が複数種類の広告を登録する場合がある。広告画像データは、前述のように、広告画像の画像データである。
企業IDは、広告主5の企業を一意に識別するための情報である。配信地域は、各広告を配信する地域を示す。配信期間は、各広告の配信期間を示す。企業PRページ情報は、各広告を表示する企業PRページのURLである。
クリック単価は、各企業PRページの1回の閲覧により発生するポイント数である。広告ポイント情報は、各広告の閲覧によって発生した通算のポイント数を示す情報である。
地域管理テーブル52は、図5に示すように、地域と、各地域に所在する各学校200の学校IDとを関連付けたテーブルである。
学校管理テーブル53は、図6に示すように、学校ID、クラスID、児童ID、および保有ポイント数を関連付けたテーブルである。保有ポイント数は、各学校200が現在保有しているポイント数である。
ユーザ管理テーブル54は、図7に示すように、児童IDと端末IDとを関連付けたテーブルである。ユーザ管理テーブル54は、1つの児童IDに対して複数の端末IDを関連付けて記憶することが可能である。
ジョブ管理テーブル55は、図8に示すように、ジョブID、学校ID、宛先クラス情報、文書名、原稿画像データ、および配信日時を関連付けたテーブルである。
宛先クラス情報は、各印刷ジョブに対応する学校便りの宛先(配布先)のクラスのクラスIDである。文書名は、学校便りの文書(原稿)に付された名称である。原稿画像データは、各学校便りの原稿の画像データである。配信日時は、学校便りの原稿画像データを世帯210(世帯端末17)に配信する日時である。配信日時は、学校200により設定されるものである。
ポイント管理テーブル56は、世帯端末17による企業PRページの閲覧履歴が登録されたものである。具体的には、ポイント管理テーブル56は、図9に示すように、企業PRページが世帯端末17により閲覧済みとなった日時である閲覧日時、当該企業PRページの企業PRページ情報、当該企業PRページを閲覧した世帯端末17の端末ID、当該端末IDが関連付けられた児童ID、および当該児童IDの児童が通う学校200の学校IDを関連付けたテーブルである。
物品テーブル57は、図10に示すように、物品名、物品画像データ、および必要ポイント数を関連付けたテーブルである。
物品名は、ポイント付与サービスにおいてポイントと交換可能な物品の名称である。物品画像データは、各物品の写真の画像データである。必要ポイント数は、各物品をポイントと交換するために必要なポイント数である。各物品の必要ポイント数は、各物品の価格等に応じて予め設定されているものである。
プログラム記憶部23は、サーバ装置12のCPUが実行する各種のプログラムを記憶している。プログラム記憶部23は、ハードディスク等により構成されている。
企業PRページ保持部24は、企業PRページのデータを記憶している。企業PRページ保持部24は、ハードディスク等により構成されている。
なお、データベース部22、プログラム記憶部23、および企業PRページ保持部24は、それぞれ異なるハードディスク等の記憶媒体により構成されていてもよいし、同一の記憶媒体に設けられていてもよい。
外部通信部25は、ネットワーク18を介した外部の装置との通信処理を行う。
運用管理者端末13は、運用管理者3がポイント付与サービスに関する操作を行うための端末装置である。運用管理者端末13は、CPU、ROM、RAM、ハードディスク、液晶表示パネル等から構成される表示部、およびキーボードやマウス等を有する入力部等を備えたコンピュータにより構成される。運用管理者端末13には、サーバ装置12にアクセスするためのブラウザがインストールされている。
コントローラ端末14は、学校200においてポイント付与サービスに関する処理を行う端末装置である。コントローラ端末14は、CPU、ROM、RAM、ハードディスク等を備えたコンピュータにより構成される。
図11に示すように、コントローラ端末14は、制御部61と、記憶部62と、外部通信部63とを備える。
制御部61は、コントローラ端末14全体の動作を制御する。制御部61は、CPU等を備えて構成されている。制御部61は、印刷ウェブアプリ部66と、プロキシサーバ部67とを備える。制御部61の各部は、CPUが記憶部62に記憶されたプログラムを実行することにより構成される。
印刷ウェブアプリ部66は、学校便り等を印刷するための処理を行う。印刷ウェブアプリ部66は、広告画像合成部71と、配信予約部72と、印刷指示部73とを備える。
広告画像合成部71は、サーバ装置12から広告画像データおよび広告QRコードの画像データを取得し、学校便りの原稿画像データに広告画像データおよび広告QRコードの画像データを合成する画像合成処理を行う。
配信予約部72は、操作端末16に対する操作により入力された学校便りの配信日時を設定する。
印刷指示部73は、印刷装置15に対して学校便り等の印刷指示を行う。
プロキシサーバ部67は、サーバ装置12に対するプロキシサーバとして機能するものである。
記憶部62は、コントローラ端末14のCPUが実行する各種のプログラムを記憶している。記憶部62は、ハードディスク等により構成されている。
外部通信部63は、ネットワーク18を介した外部の装置との通信処理を行う。
印刷装置15は、学校便り等の印刷を実行する。
操作端末16は、学校200の教員がポイント付与サービスに関する操作等を行うための端末装置である。操作端末16は、CPU、ROM、RAM、ハードディスク等を備えたコンピュータにより構成される。操作端末16は、イントラネット等を介してコントローラ端末14にアクセス可能であり、コントローラ端末14のプロキシサーバ部67を介してサーバ装置12にアクセス可能になっている。操作端末16には、コントローラ端末14およびサーバ装置12にアクセスするためのブラウザがインストールされている。なお、コントローラ端末14のプロキシサーバ部67を省略し、操作端末16がコントローラ端末14を介さずに、ネットワーク18を介してサーバ装置12にアクセス可能としてもよい。
図11に示すように、操作端末16は、制御部81と、記憶部82と、表示部83と、入力部84と、外部通信部85とを備える。
制御部81は、操作端末16全体の動作を制御する。制御部81は、CPU等により構成されている。
記憶部82は、操作端末16のCPUが実行する各種のプログラムを記憶している。記憶部82は、ハードディスク等により構成されている。
表示部83は、各種の画面を表示する。表示部83は、液晶表示パネル等により構成されている。
入力部84は、教員の入力操作を受け付ける。入力部84は、キーボード、マウス等を有する。
外部通信部85は、ネットワーク18を介した外部の装置との通信処理を行う。
世帯端末17は、世帯210において企業PRページを閲覧するための端末装置である。世帯端末17は、前述のように、学校200に通う児童の保護者(親)等が所有するスマートフォン、タブレット端末等である。
図12に示すように、世帯端末17は、制御部91と、プログラム記憶部92と、アプリ情報記憶部93と、撮像部(読取部に相当)94と、表示部95と、入力部96と、外部通信部(通信部に相当)97とを備える。
制御部91は、世帯端末17全体の動作を制御する。制御部91は、CPU等を備えて構成されている。制御部91は、QRコード取得部101と、QRコード解析部102と、表示制御部103と、企業PRページ要求部104と、ポイント処理部105と、プッシュ通知処理部106とを備える。制御部91の各部は、CPUがプログラム記憶部92に記憶された、ポイント付与サービスを利用するためのアプリケーションプログラムを実行することにより構成される。
QRコード取得部101は、撮像部94が撮像している映像から登録用QRコードおよび広告QRコードを取得する。
QRコード解析部102は、QRコード取得部101が取得したQRコードを解析し、QRコードに埋め込まれた情報を取得する。
表示制御部103は、各種の画面を表示部95に表示するよう制御する。
企業PRページ要求部104は、企業PRページの表示を要求するための企業PRページ表示要求をサーバ装置12へ送信する。
ポイント処理部105は、後述するポイント獲得要求をサーバ装置12に送信する処理、世帯端末17による企業PRページの閲覧により学校200が獲得したポイントを示す獲得ポイント情報をサーバ装置12から取得する処理等を行う。
プッシュ通知処理部106は、サーバ装置12からのプッシュ通知を受信すると、当該プッシュ通知を後述する通知一覧情報に追加する処理等を行う。
プログラム記憶部92は、ポイント付与サービスを利用するためのアプリケーションプログラム等の各種のプログラムを記憶している。プログラム記憶部92は、フラッシュメモリ等により構成されている。ポイント付与サービスを利用するためのアプリケーションプログラムは、例えば、ネットワーク18を介して任意のアプリストアサーバから取得することができる。
アプリ情報記憶部93は、自世帯端末17の端末ID、自世帯端末17が関連付けられた児童の児童ID、当該児童が通う学校200の学校ID、端末ポイント情報、通知一覧情報等を記憶する。端末ポイント情報は、自世帯端末17における企業PRページの閲覧によるポイントの獲得履歴を示す情報である。通知一覧情報は、サーバ装置12からのプッシュ通知の一覧を示す情報である。通知一覧情報には、世帯端末17で受信した各プッシュ通知とともに送信された学校便りの印刷ジョブのジョブIDおよび学校便りの文書名が含まれている。アプリ情報記憶部93は、フラッシュメモリ等により構成されている。
なお、プログラム記憶部92およびアプリ情報記憶部93は、それぞれ異なるフラッシュメモリ等の記憶媒体により構成されていてもよいし、同一の記憶媒体に設けられていてもよい。
撮像部94は、被写体を撮像するカメラである。撮像部94は、世帯端末17で登録用QRコードおよび広告QRコードを読み取るために使用される。
表示部95は、各種の画面を表示する。表示部95は、液晶表示パネル等により構成されている。
入力部96は、世帯端末17の操作者による各種の入力操作を受け付ける。入力部96は、タッチパネル(図示せず)を含む。タッチパネルは、表示部95の上に重ねて配置されている。タッチパネルは、操作者による接触操作を検出する。
外部通信部97は、ネットワーク18を介した外部の装置との通信処理を行う。
次に、ポイント管理システム11におけるユーザ登録時の動作について説明する。
まず、図13のステップS11において、学校200の操作端末16が、登録用QRコード発行指示をサーバ装置12へ送信する。
具体的には、操作端末16の制御部81は、ブラウザにより、サーバ装置12が提供するポイント付与サービスのサイトに、コントローラ端末14のプロキシサーバ部67を介してアクセスする。そして、登録用QRコードを配布するクラスおよび当該クラスの児童の人数が入力され、登録用QRコードの発行を要求する操作が行われると、制御部81は、登録用QRコード発行指示をサーバ装置12へ送信する。登録用QRコード発行指示には、送信元の学校200の学校ID、登録用QRコードを配布するクラスのクラスID、および当該クラスの児童の人数(登録用QRコードの配布数)が含まれている。
サーバ装置12が登録用QRコード発行指示を受信すると、ステップS12において、児童ID発行部36は、登録用QRコード発行指示において指示された人数分(登録用QRコードの配布数分)の児童IDを発行する。児童ID発行部36は、発行した児童IDを、学校IDおよびクラスIDと関連付けて学校管理テーブル53に記憶させる。
次いで、ステップS13において、登録用QRコード発行部37は、登録用QRコード発行指示において指示された人数分の登録用QRコードを発行(生成)する。このように発行される登録用QRコードの発行数は、学校200に帰属する情報である児童数によって決まるものであり、世帯210側で決める数でもポイント管理システム11が決める数でもない。前述のように、登録用QRコードには、学校ID、クラスID、および児童IDが埋め込まれている。
次いで、ステップS14において、登録用QRコード発行部37は、登録用QRコード発行指示において指示された人数分の、登録用QRコードを含む登録案内書の画像データをコントローラ端末14へ送信する。
次いで、ステップS15において、コントローラ端末14の印刷指示部73は、登録案内書の画像データに基づき、登録案内書を印刷するよう印刷装置15に指示する。これにより、それぞれ異なる児童IDが埋め込まれた登録用QRコードを含む、クラスの児童の人数分の登録案内書が、用紙等の印刷媒体に印刷される。
登録案内書には、図14に示す登録用QRコード欄111が掲載されている。登録用QRコード欄111には、登録用QRコード112が掲載されている。また、登録用QRコード欄111には、学校名、クラス名、予め設定された登録用QRコードの有効期限が記載されている。
図13に戻り、ステップS16において、学校200が各児童の世帯210に登録案内書を配布する。例えば、学校200は、各児童に登録案内書を自宅に持ち帰らせることで、各児童の世帯210に登録案内書を配布する。
次いで、ステップS17において、世帯210の世帯端末17が、登録用QRコード欄111の登録用QRコード112を読み取る。
具体的には、世帯端末17の表示制御部103は、登録用QRコード112の読み取りを行うための操作が行われると、図15に示す登録用QRコード読取画面121を表示部95に表示させる。登録用QRコード読取画面121には、登録用QRコード読取領域122が設けられている。登録用QRコード読取画面121には、撮像部94により撮像されている映像が表示され、映像中の登録用QRコード112が登録用QRコード読取領域122内に入ると、QRコード取得部101が登録用QRコード112を取得する。
次いで、ステップS18において、QRコード解析部102は、QRコード取得部101が取得した登録用QRコード112を解析し、登録用QRコード112に埋め込まれた学校ID、クラスID、および児童IDを取得する。QRコード解析部102は、取得した学校IDおよび児童IDをアプリ情報記憶部93に記憶させる。
この後、所定の手順を経た後、図16に示す登録確認画面123が表示部95に表示される。登録確認画面123には、ユーザ登録を完了するための完了ボタン124が設けられている。
完了ボタン124が押下されると、図13のステップS19において、QRコード解析部102は、登録用QRコード112から取得した学校ID、クラスID、および児童IDと、自世帯端末17の端末IDとを含むユーザ情報を、サーバ装置12へ送信する。
次いで、ステップS20において、サーバ装置12のユーザ登録部38は、ユーザ情報を受信すると、ユーザ情報の登録を行う。具体的には、ユーザ登録部38は、ユーザ情報に含まれる、登録用QRコード112に対応する児童IDと、端末IDとを関連付けて、ユーザ管理テーブル54に記憶させる。これにより、ユーザ登録の動作が終了となる。
ここで、ポイント管理システム11では、1人の児童に対して複数の世帯端末17を登録することが可能である。例えば、1人の児童に対して、両親がそれぞれ所有する2つの世帯端末17を登録することができる。すなわち、サーバ装置12のユーザ登録部38は、1人の児童の児童IDに対して複数の端末IDを関連付けてユーザ管理テーブル54に記憶させることが可能である。
次に、ポイント管理システム11における配布物である学校便りへの広告QRコードの挿入および企業PRページの閲覧時の動作について説明する。
まず、図17のステップS21において、学校200の操作端末16が、広告画像取得要求をサーバ装置12へ送信する。
具体的には、操作端末16の制御部81は、ブラウザにより、サーバ装置12が提供するポイント付与サービスのサイトに、コントローラ端末14のプロキシサーバ部67を介してアクセスする。そして、配布される学校便りの原稿画像データが選択され、当該学校便りの文書名および宛先(配布先)のクラスが入力されると、制御部81は、原稿画像データをコントローラ端末14へ送信するとともに、広告画像取得要求をサーバ装置12へ送信する。広告画像取得要求には、送信元の学校200の学校IDおよび宛先のクラスのクラスIDが含まれている。学校便りの原稿画像データは、操作端末16において教員の作業により作成されたものである。
サーバ装置12が広告画像取得要求を受信すると、ステップS22において、ジョブID発行部41は、当該広告画像取得要求に対応する学校便りを印刷するための印刷ジョブに固有のジョブIDを発行する。そして、ジョブID発行部41は、ジョブID、学校ID、およびクラスIDを関連付けてジョブ管理テーブル55に記憶させる。
次いで、ステップS23において、広告QRコード発行部42は、学校便りに挿入する広告QRコードを発行(生成)する。
ここで、広告QRコード発行部42は、広告管理テーブル51を参照して、広告画像取得要求の送信元の学校200が所在する地域において現在配信中の広告の中から、学校便りに掲載する広告を選択する。そして、広告QRコード発行部42は、選択した広告に対応する企業PRページ情報と、広告画像取得要求の送信元の学校200の学校IDとを埋め込んだ広告QRコードを生成する。
学校便りに掲載する広告は、広告画像取得要求の送信元の学校200が所在する地域において現在配信中の広告の中から任意に選択してもよいし、例えば、学校200や学校便りの宛先のクラス(学年)に応じて選択してもよい。また、1つの学校便りに掲載する広告は、1つでも複数でもよい。
次いで、ステップS24において、広告QRコード発行部42は、学校便りに掲載する広告の広告画像データ、広告QRコードの画像データ、およびジョブID発行部41が発行したジョブIDを、学校200のコントローラ端末14へ送信する。
次いで、ステップS25において、コントローラ端末14の広告画像合成部71は、学校便りの原稿画像データに広告画像データおよび広告QRコードの画像データを合成する画像合成処理を行う。
この後、操作端末16に対する操作により、学校便りの配信日時(予約日時)が入力され、学校便りの印刷が指示される。これにより、学校便りの配信日時を示す情報、および印刷指示が操作端末16からコントローラ端末14へ送信される。
学校便りの配信日時を示す情報を受信すると、ステップS26において、コントローラ端末14の配信予約部72は、学校便りの配信日時を設定する。
次いで、ステップS27において、印刷指示部73は、画像合成処理後の学校便りの原稿画像データに基づく印刷を行うための印刷ジョブを印刷装置15へ送信し、学校便りの印刷を実行させる。
これにより、図19に示すような学校便り131が用紙等の印刷媒体に印刷される。学校便り131には、広告画像132と、当該広告画像132に対応する広告QRコード133とが印刷されている。
図17に戻り、ステップS28において、コントローラ端末14の配信予約部72は、世帯端末17にプッシュ通知を行うことを指示するためのプッシュ通知指示をサーバ装置12に送信する。この際、配信予約部72は、プッシュ通知指示とともに、学校便りの印刷ジョブのジョブID、画像合成処理後の当該学校便りの原稿画像データ、当該学校便りの文書名、および当該学校便りの配信日時を送信する。
ステップS29において、サーバ装置12のプッシュ通知管理部43は、配信日時において、宛先のクラスの各児童の世帯210の世帯端末17にプッシュ通知を送信する。具体的には、プッシュ通知管理部43は、宛先のクラスの各児童の児童IDに関連付けられた各端末IDの世帯端末17にプッシュ通知を送信する。この際、プッシュ通知管理部43は、プッシュ通知とともに、学校便りの印刷ジョブのジョブID、画像合成処理後の当該学校便りの原稿画像データ、および当該学校便りの文書名を送信する。これにより、プッシュ通知を受信した世帯端末17において、学校便りの画像を表示部95に表示可能となる。
また、プッシュ通知管理部43は、画像合成処理後の学校便りの原稿画像データ、当該学校便りの文書名、および当該学校便りの配信日時を、ジョブIDと関連付けてジョブ管理テーブル55に記憶させる。
プッシュ通知を受信した世帯端末17のプッシュ通知処理部106は、当該プッシュ通知とともに送信された学校便りの印刷ジョブのジョブIDおよび学校便りの文書名を、アプリ情報記憶部93の通知一覧情報に登録する。これにより、世帯端末17では、通知一覧情報に基づき、これまでに受信したプッシュ通知の一覧を表示部95に表示させ、そのプッシュ通知の一覧から、過去の学校便りも選択して閲覧することが可能になる。
次いで、ステップS30において、学校200が学校便りの宛先(配布先)のクラスの各児童の世帯210に、印刷媒体に印刷された学校便り131を配布する。例えば、学校200は、各児童に学校便り131を自宅に持ち帰らせることで、各児童の世帯210に学校便り131を配布する。なお、印刷媒体に印刷された学校便り131の配布が上述したプッシュ通知より先に行われてもよい。
次いで、ステップS31において、世帯210の世帯端末17が、学校便り131の広告QRコード133を読み取る。
具体的には、世帯端末17の表示制御部103は、広告QRコード133の読み取りを行うための操作が行われると、図20に示す広告QRコード読取画面136を表示部95に表示させる。広告QRコード読取画面136には、広告QRコード読取領域137が設けられている。広告QRコード読取画面136には、撮像部94により撮像されている映像が表示され、映像中の広告QRコード133が広告QRコード読取領域137内に入ると、QRコード取得部101が広告QRコード133を取得する。
次いで、ステップS32において、QRコード解析部102は、QRコード取得部101が取得した広告QRコード133を解析し、広告QRコード133に埋め込まれた学校IDおよび企業PRページ情報を取得する。
次いで、ステップS33において、企業PRページ要求部104は、企業PRページ表示要求をサーバ装置12へ送信する。企業PRページ表示要求には、送信元の世帯端末17の端末ID、当該端末IDが関連付けられた児童ID、当該児童IDの児童が通う学校200の学校ID、および広告QRコード133から取得された企業PRページ情報が含まれている。
次いで、ステップS34において、サーバ装置12の閲覧履歴判定部46は、企業PRページ表示要求により要求された企業PRページが、企業PRページ表示要求の送信元の世帯端末17が関連付けられた児童に関連付けられた少なくとも1つの世帯端末17により閲覧済みであるか否かを判定する。
具体的には、閲覧履歴判定部46は、ポイント管理テーブル56を参照して、企業PRページ表示要求に含まれている企業PRページ情報および学校IDを含み、かつ、企業PRページ表示要求に含まれている児童IDの少なくともいずれかを含む閲覧履歴があるか否かを判定する。そして、閲覧履歴判定部46は、企業PRページ表示要求に含まれている企業PRページ情報および学校IDを含み、かつ、企業PRページ表示要求に含まれている児童IDの少なくともいずれかを含む閲覧履歴があると判定した場合、企業PRページ表示要求により要求された企業PRページが、企業PRページ表示要求の送信元の世帯端末17が関連付けられた児童に関連付けられた少なくとも1つの世帯端末17により閲覧済みであると判定する。
閲覧済みであると判定した場合(ステップS34:YES)、ステップS35において、閲覧履歴判定部46は、ポイント獲得ボタン143(図22参照)が押下不可能な企業PRページのデータを世帯端末17へ送信する。具体的には、閲覧履歴判定部46は、企業PRページ表示要求により要求された企業PRページのポイント獲得ボタン143をグレーアウトしたデータを世帯端末17へ送信する。
閲覧済みではないと判定した場合(ステップS34:NO)、ステップS36において、閲覧履歴判定部46は、ポイント獲得ボタン143が押下可能な企業PRページのデータを世帯端末17へ送信する。具体的には、閲覧履歴判定部46は、企業PRページ表示要求により要求された企業PRページのポイント獲得ボタン143をグレーアウトしていないデータを世帯端末17へ送信する。
次いで、図18のステップS37において、世帯端末17の表示制御部103は、ステップS35またはステップS36でサーバ装置12から送信された企業PRページのデータに基づき、企業PRページを表示部95に表示させる。これにより、世帯端末17が外部通信部97により企業PRページに接続された状態となる。
この結果、図21に示すような企業PRページ141が表示部95に表示される。企業PRページ141には、外部サイトリンクボタン142が設けられている。外部サイトリンクボタン142は、企業PRページ141に対応する広告主5の企業のホームページ等の外部サイトに接続するためのボタンである。外部サイトリンクボタン142が押下されると、世帯端末17が外部サイトに接続し、表示部95に外部サイトが表示される。
また、図22に示すように、企業PRページ141には、ポイント獲得ボタン143が設けられている。ポイント獲得ボタン143は、企業PRページ141の最下部に設けられている。すなわち、企業PRページ141が最下部までスクロールされると、ポイント獲得ボタン143が表示される。これにより、世帯端末17の操作者がポイント獲得ボタン143を押下するために企業PRページ141をスクロールしている間に企業PRページ141の内容を見ることになるため、広告効果が高められる。
図18に戻り、ステップS38において、ポイント処理部105は、ポイント獲得ボタン143が押下されたか否かを判断する。
ポイント獲得ボタン143が押下されていないと判断した場合(ステップS38:NO)、ステップS39において、ポイント処理部105は、企業PRページ141の表示が終了したか否かを判断する。ここで、世帯端末17において企業PRページ141の表示を終了させるような操作が行われると、企業PRページ141の表示は終了となる。
企業PRページ141の表示が終了したとポイント処理部105が判断した場合(ステップS39:YES)、そのまま一連の動作が終了となる。
企業PRページ141の表示が終了していないと判断した場合(ステップS39:NO)、ポイント処理部105は、ステップS38に戻る。
ポイント獲得ボタン143が押下されたと判断した場合(ステップS38:YES)、ステップS40において、ポイント処理部105は、ポイントを獲得するためのポイント獲得要求をサーバ装置12に送信する。
次いで、ステップS41において、ポイント付与部47は、ポイント獲得要求を受信すると、ポイント獲得要求の送信元の世帯端末17が関連付けられた児童が通う学校200にポイントを付与する。
具体的には、ポイント付与部47は、ポイント獲得要求が行われた企業PRページのクリック単価(ポイント数)を広告管理テーブル51から取得する。次いで、ポイント付与部47は、取得したクリック単価分のポイント数を、学校管理テーブル53における、ポイントを付与する対象の学校200の学校IDに対応する保有ポイント数に加算する。
また、ポイント付与部47は、ポイント獲得要求が行われた企業PRページの、広告管理テーブル51における広告ポイント情報を、当該企業ページのクリック単価分のポイント数を加算した値に更新する。
次いで、ステップS42において、ポイント付与部47は、世帯端末17が今回閲覧した企業PRページの閲覧履歴を登録する。
具体的には、ポイント付与部47は、世帯端末17による今回の企業PRページの閲覧日時、当該企業PRページの企業PRページ情報、当該企業PRページを今回閲覧した世帯端末17の端末ID、当該端末IDが関連付けられた児童ID、および当該児童IDの児童が通う学校200の学校IDを関連付けてポイント管理テーブル56に追加する。
ここで、閲覧日時は、ポイント獲得要求を受信した日時である。すなわち、企業PRページ141が表示部95に表示されただけでは閲覧済みとはならず、企業PRページ141のポイント獲得ボタン143が押下されることで、当該企業PRページ141が閲覧済みとなる。
次いで、ステップS43において、ポイント付与部47は、ステップS40で学校200に付与したポイント数を示す獲得ポイント情報を、ポイント獲得要求の送信元の世帯端末17に送信する。
次いで、ステップS44において、表示制御部103は、獲得ポイント情報が示すポイント数を、今回の企業PRページの閲覧による獲得ポイント数として表示部95に表示させる。
また、ポイント処理部105は、アプリ情報記憶部93の端末ポイント情報を更新する。具体的には、ポイント処理部105は、端末ポイント情報に、今回閲覧した企業PRページの企業PRページ情報と獲得ポイント数とを追加する。これにより、一連の動作が終了となる。
次に、上述した図17のステップS34で閲覧履歴判定部46が行う処理である閲覧判定処理について、具体例を用いて説明する。閲覧判定処理は、企業PRページ表示要求により表示が要求された企業PRページが、企業PRページ表示要求の送信元の世帯端末17が関連付けられた児童に関連付けられた少なくとも1つの世帯端末17により閲覧済みであるか否かを判定する処理である。
この例における世帯210には、図23に示すように、児童IDが「IDJ1」の児童と「IDJ100」の児童との兄弟がいる。この兄弟は同じ学校200に通っており、その学校200の学校IDを「IDG1」とする。また、この世帯210では、端末IDが「IDT1」の世帯端末17と「IDT2」の世帯端末17とが、兄弟の両親に所有されている。そして、IDJ1にはIDT1およびIDT2が関連付けられており、IDJ100にはIDT2のみが関連付けられている。
まず、図23の世帯210において、IDT1の世帯端末17がIDT2の世帯端末17より先に、広告IDが「IDK1」の広告に対応する広告QRコードを読み取る場合について説明する。
この場合、IDK1の広告に対応する広告QRコードを読み取ったIDT1の世帯端末17が企業PRページ表示要求を送信した時点では、IDT1の世帯端末17およびIDT2の世帯端末17によるIDK1の広告に対応する企業PRページの閲覧履歴はない。したがって、閲覧履歴判定部46により、IDT1の世帯端末17およびIDT2の世帯端末17のいずれによっても、IDK1の広告に対応する企業PRページは閲覧済みではないと判定される。
そして、IDT1の世帯端末17でIDK1の広告に対応する企業PRページ141が表示され、ポイント獲得ボタン143が押下されると、IDG1の学校200へのポイントの付与が行われる。また、図24に示すような、IDT1の世帯端末17によるIDK1の広告に対応する企業PRページの閲覧履歴が、ポイント管理テーブル56に登録される。
この後、IDT2の世帯端末17がIDK1の広告に対応する広告QRコードを読み取る。これによりIDT2の世帯端末17が送信する企業PRページ表示要求には、端末IDとしてIDT2、児童IDとしてIDJ1,IDJ100、学校IDとしてIDG1、およびIDK1の広告に対応する企業PRページ情報が含まれている。
IDT2の世帯端末17が企業PRページ表示要求を送信した時点で、図24に示すIDT1の世帯端末17による閲覧履歴があり、IDG1の学校200にポイントが付与済みである。図24の閲覧履歴には、児童IDとしてIDJ1,IDJ100のうちのIDJ1、学校IDとしてIDG1、およびIDK1の広告に対応する企業PRページ情報が含まれている。
したがって、閲覧履歴判定部46により、IDT2の世帯端末17が関連付けられたIDJ1の児童に関連付けられたIDT1の世帯端末17により、IDK1の広告に対応する企業PRページは閲覧済みであると判定される。
このため、IDT2の世帯端末17でIDK1の広告に対応する企業PRページ141が表示されるが、ポイント獲得ボタン143はグレーアウトされ、押下不可能とされている。したがって、IDG1の学校200へのポイントの付与は行われない。
なお、図24の閲覧履歴が登録された後に、再度、IDT1の世帯端末17がIDK1の広告に対応する広告QRコードを読み取った場合でも、ポイント獲得ボタン143はグレーアウトされ、IDG1の学校200へのポイントの付与は行われない。
次に、図23の世帯210において、IDT2の世帯端末17がIDT1の世帯端末17より先に、IDK1の広告に対応する広告QRコードを読み取る場合について説明する。
この場合、IDK1の広告に対応する広告QRコードを読み取ったIDT2の世帯端末17が企業PRページ表示要求を送信した時点では、IDT1の世帯端末17およびIDT2の世帯端末17によるIDK1の広告に対応する企業PRページの閲覧履歴はない。したがって、閲覧履歴判定部46により、IDT1の世帯端末17およびIDT2の世帯端末17のいずれによっても、IDK1の広告に対応する企業PRページは閲覧済みではないと判定される。
そして、IDT2の世帯端末17でIDK1の広告に対応する企業PRページ141が表示され、ポイント獲得ボタン143が押下されると、IDG1の学校200へのポイントの付与が行われる。また、図25に示すような、IDT2の世帯端末17によるIDK1の広告に対応する企業PRページの閲覧履歴が、ポイント管理テーブル56に登録される。
この後、IDT1の世帯端末17がIDK1の広告に対応する広告QRコードを読み取る。これによりIDT1の世帯端末17が送信する企業PRページ表示要求には、端末IDとしてIDT1、児童IDとしてIDJ1、学校IDとしてIDG1、およびIDK1の広告に対応する企業PRページ情報が含まれている。
IDT1の世帯端末17が企業PRページ表示要求を送信した時点で、図25に示すIDT2の世帯端末17による閲覧履歴があり、IDG1の学校200にポイントが付与済みである。図25の閲覧履歴には、児童IDとしてIDJ1、学校IDとしてIDG1、およびIDK1の広告に対応する企業PRページ情報が含まれている。
したがって、閲覧履歴判定部46により、IDT1の世帯端末17が関連付けられたIDJ1の児童に関連付けられたIDT2の世帯端末17により、IDK1の広告に対応する企業PRページは閲覧済みであると判定される。
このため、IDT1の世帯端末17でIDK1の広告に対応する企業PRページ141が表示されるが、ポイント獲得ボタン143はグレーアウトされ、押下不可能とされている。したがって、IDG1の学校200へのポイントの付与は行われない。
なお、図25の閲覧履歴が登録された後に、再度、IDT2の世帯端末17がIDK1の広告に対応する広告QRコードを読み取った場合でも、ポイント獲得ボタン143はグレーアウトされ、IDG1の学校200へのポイントの付与は行われない。
上述のように、IDK1の広告に対応する広告QRコードを読み取るのがIDT1,IDT2のどちらの世帯端末17が先であっても、図23の世帯210におけるIDK1の広告に対応する企業PRページの閲覧によるIDG1の学校200へのポイントの付与は1回のみである。
したがって、上述のような閲覧判定処理により、1つの世帯210における企業PRページの閲覧による学校200へのポイントの付与が重複して行われることが抑えられる。
なお、上述の説明では、企業PRページ141のポイント獲得ボタン143が押下されることで、当該企業PRページ141が閲覧済みとなるものとした。しかし、ポイント獲得ボタン143を省略し、世帯端末17が企業PRページ141に接続した時点で当該企業PRページ141が当該世帯端末17により閲覧済みとなるようにしてもよい。
次に、ポイント管理システム11において学校200が保有するポイントを物品に交換する際の動作について説明する。
ポイント管理システム11では、例えば、広告の配信期間が終了すると、学校200における当該広告に対応する企業PRページの閲覧によるポイントが確定し、その分のポイントが使用可能(物品と交換可能)となる。なお、任意のタイミングで学校200が保有するポイントを使用可能としてもよい。
学校200がポイントを使用する際、操作端末16の制御部81は、教員の操作に応じて、ブラウザにより、サーバ装置12が提供するポイント付与サービスにおけるポイント使用ページに、コントローラ端末14のプロキシサーバ部67を介してアクセスする。
これにより、図26に示すようなポイント使用ページ151が操作端末16の表示部83に表示される。ポイント使用ページ151には、サーバ装置12の物品テーブル57に記憶されている物品のうちの少なくとも一部の物品の写真、物品名、および必要ポイント数が掲載されている。このポイント使用ページ151から、学校200の教員がポイントと交換したい物品を選択することができる。
所望の物品を選択し、ポイントをその物品に交換するための操作が行われると、図27のステップS51において、操作端末16の制御部81は、ポイントを選択された物品に交換するためのポイント交換要求をサーバ装置12に送信する。
次いで、ステップS52において、サーバ装置12のポイント交換部48は、ポイント交換要求を受信すると、ポイント交換処理を行う。具体的には、ポイント交換部48は、ポイント管理テーブル56における、ポイント交換要求の送信元の学校200の保有ポイント数から、要求された物品に対応するポイントを減算する。
次いで、ステップS53において、ポイント交換部48は、要求された物品の提供元の協賛会社4に対する当該物品の発注処理を行う。これにより、一連の動作が終了となる。
上述のポイント交換部48による発注処理が行われた後、協賛会社4が、受注した物品を学校200に納品する。
なお、学校200から電子メールや電話等により、物品を指定してポイントを物品に交換するよう運用管理者3に連絡するようにしてもよい。
この場合、学校200から連絡を受けた運用管理者3の職員による操作に応じて、運用管理者端末13がサーバ装置12にアクセスし、ポイントを物品に交換するよう指示した学校200のポイントを指定された物品に交換する際の処理を行うよう指示する。
これに応じて、ポイント交換部48は、学校管理テーブル53における、ポイントを物品に交換するよう指示した学校200の保有ポイント数から、指定された物品に対応するポイントを減算する。
また、運用管理者3が電子メールや電話等により、学校200に指定された物品を協賛会社4に発注する。この後、協賛会社4が、受注した物品を学校200に納品する。
以上説明したように、ポイント管理システム11では、ポイント付与部47は、世帯端末17が企業PRページを閲覧することにより発生するポイントを、当該世帯端末17が関連付けられた児童が通う学校200に付与する。そして、ポイント付与部47は、付与したポイントを、当該学校200の学校IDと関連付けてデータベース部22の学校管理テーブル53に記憶させる。これにより、既存のベルマーク運動とは異なる仕組みで、児童側の行動により発生するポイントを学校200に付与することができる。
ここで、後述するように、ポイント管理システム11による学校200にポイントを付与するシステムは、学校以外でも、さまざまなサービス提供者1に対して適用可能なシステムである。したがって、ポイント管理システム11によれば、さまざまなサービス提供者1に対して適用可能なシステムにより、児童側の行動により発生するポイントを学校200に付与することができる。
また、ポイント管理システム11では、ポイントは物品と交換可能であるので、学校200がポイントを備品の調達のために使うことができる。このため、ポイント管理システム11によれば、学校200の財源を支援することができる。
また、ポイント管理システム11では、ポイント付与部47は、世帯端末17が企業PRページに接続する際に、当該世帯端末17が関連付けられた児童に関連付けられた少なくとも1つの世帯端末17が当該企業PRページを閲覧して当該児童が通う学校200にポイントが付与済みの場合には、当該学校200へのポイントの付与を行わない。これにより、1つの世帯210における1つの企業PRページの閲覧による学校200へのポイントの付与が重複して行われることを抑えることができる。
また、ポイント管理システム11では、登録用QRコード発行部37は、児童の人数分の、児童IDを埋め込んだ登録用QRコードを発行する。ユーザ登録部38は、1つの児童IDに対して複数の世帯端末17の端末IDを関連付けてデータベース部22のユーザ管理テーブル54に記憶させることが可能である。
これにより、ポイント管理システム11が、児童の個人情報である世帯210の人数を管理することなく、1人の児童に関連付けられた各世帯端末17を同一世帯のものとして管理を行うことが可能になる。すなわち、ポイント管理システム11は、児童のプライバシーを保護しつつ、児童の世帯単位で管理を行うことが可能になる。
これにより、上述のような、1つの世帯210における1つの企業PRページの閲覧による学校200へのポイントの付与が重複して行われることを抑えるための管理が可能になる。
ここで、ポイント管理システム11は、ポイント数に応じた広告料が広告主5に発生するものである。
このため、企業PRページを閲覧することによるポイントが1つの世帯210の各世帯端末17の閲覧ごとに発生するとした場合、1つの世帯210が1つの企業PRページに対して複数回の閲覧分の広告料を発生させることがある。この場合、広告主5にとって、広告効果に対して広告料の負担が大きくなりすぎるおそれがある。
これに対し、ポイント管理システム11では、1つの世帯210における1つの企業PRページの閲覧による学校200へのポイントの付与が重複することが抑えられるので、広告主5にとって、広告効果を確保しつつ広告料の増大を抑制できるメリットがある。
なお、上述した実施形態においては、世帯端末17が企業PRページを閲覧するために、印刷媒体に印刷された広告QRコードを読み取る場合について説明した。すなわち、上述した実施形態においては、世帯端末17が企業PRページを閲覧するためのトリガ情報として、印刷媒体に印刷された情報を使用した。
これに対し、世帯端末17が企業PRページを閲覧するためのトリガ情報として、世帯端末17にインストールされたアプリケーション内の情報も使用可能としてもよい。すなわち、ポイント付与サービスを利用するためのアプリケーションプログラムにより世帯端末17の表示部95に表示された学校便りにおける所定の位置、例えば、広告画像の表示位置を操作者により押下されると、企業PRページが表示部95に表示されるようにしてもよい。
これにより、印刷媒体およびアプリケーションの両方から企業PRページへのアクセスが可能になる。
ここで、上述のように、世帯端末17が企業PRページを閲覧するためのトリガ情報として印刷媒体に印刷された情報およびアプリケーション内の情報を使用可能とした場合において、印刷媒体に印刷された情報を使用した場合とアプリケーション内の情報を使用した場合とで、企業PRページの閲覧により発生するポイントを異ならせてもよい。
例えば、アプリケーション内の情報を使用した場合に、印刷媒体に印刷された情報を使用した場合よりもポイントが多くなるようにしてもよい。この場合、印刷媒体に印刷された配布物(学校便り)は不要と考える世帯210が増えるように導くことができ、印刷媒体の使用量を低減することが可能となる。
また、印刷媒体に印刷された情報を使用した場合に、アプリケーション内の情報を使用した場合よりもポイントが多くなるようにしてもよい。この場合、印刷媒体に印刷された配布物(学校便り)がより確実に世帯210に持ち帰られるように導くことが可能となる。
[第2実施形態]
次に、上述の図1で説明したビジネスモデルを実施する第2実施形態について説明する。第2実施形態では、図1のサービス提供者1が、医療サービスを提供する組織である病院である。
図28に示すように、第2実施形態に係るポイント管理システム11Aでは、コントローラ端末14、印刷装置15、および操作端末16は、病院300に設けられている。病院300は、公立でも私立でもよい。
ポイント管理システム11Aでは、操作端末16は、病院300の職員がポイント付与サービスに関する操作を行うための端末装置である。
ポイント管理システム11Aでは、病院300の診察券を所有している患者が、病院300が提供する医療サービスを利用する者であり、図1のサービス利用者2に相当する。
ポイント管理システム11Aにおける世帯端末17は、病院300の患者の世帯210において所有されている端末装置である。具体的には、世帯端末17は、病院300の患者やその家族が所有するスマートフォン、タブレット端末等である。
ポイント管理システム11Aにおける各装置の構成および各種動作は、第1実施形態で説明したポイント管理システム11におけるものと同様である。ポイント管理システム11Aでは、第1実施形態で説明したポイント管理システム11の構成および各種動作における「学校」を「病院」、「クラス」を「診療科」、「教員」を「職員」、「児童」を「患者」、「学校便り」を「病院広報」にそれぞれ置き換えればよい。
[第3および第4実施形態におけるビジネスモデルの概要]
次に、後述する本発明の第3および第4実施形態において実現されるビジネスモデルの概要について、図29を参照して説明する。
図29におけるサービス提供者1、運用管理者3、協賛会社4、および広告主5は、それぞれ前述した図1におけるものと同様である。ただし、広告主5は、図29のビジネスモデルでは、後述するサービス利用側6のスマートフォン等の端末装置で使用されるアプリケーションに広告を掲載する企業である。
サービス利用側6は、図1に示したサービス利用者2、またはその関係者である。サービス利用者2の関係者は、サービス利用者2の家族等である。
図29に示すように、このビジネスモデルでは、サービス利用側6の端末装置で使用されるアプリケーションに広告主5の広告が掲載される(ステップS61)。
サービス利用側6においてアプリケーションに掲載された広告から広告主5の企業のホームページ等の広告主サイトへアクセスして広告主サイトを閲覧する(ステップS62)。これにより、運用管理者3が、物品と交換可能なポイントをサービス提供者1に付与する(ステップS63)。
ステップS64~S66は、前述した図1のステップS4~S6と同様である。
上述のように、このビジネスモデルによれば、サービス利用側6の端末装置において広告主サイトが閲覧されると、物品と交換可能なポイントがサービス提供者1に付与される。これにより、図1で説明したビジネスモデルと同様に、サービスを提供するさまざまな団体等であるサービス提供者1に対してサービス利用者2側の行動によるポイントを付与できる。そして、ポイントを物品と交換することで、サービス提供者1の財源を支援することができる。
[第3実施形態]
次に、上述の図29で説明したビジネスモデルを実施する第3実施形態について説明する。第3実施形態では、図29のサービス提供者1が、第1実施形態と同様に、教育サービスを提供する組織である学校である。
図30に示すように、第3実施形態に係るポイント管理システム(登録システムに相当)11Bは、サーバ装置401と、運用管理者端末402と、学校端末403と、印刷装置404と、保護者端末(端末装置に相当)405とを備える。運用管理者端末402、学校端末403、および保護者端末405は、インターネット等のネットワーク18を介してサーバ装置401と接続可能になっている。
ここで、学校端末403および印刷装置404は、学校200に設けられている。学校端末403および印刷装置404が設けられた学校200は、1つであってもよいし、複数であってもよい。また、1つの学校200に設けられた学校端末403は、1つであってもよいし、複数であってもよい。学校200は、上述した第1実施形態と同様に、小学校、中学校等であり、公立でも私立でもよい。
また、保護者端末405は、学校200に通う通学者である児童や生徒の保護者(親)が所有するスマートフォン、タブレット端末等の端末装置である。保護者端末405は、通学者1人に対して1つであってもよいし、複数であってもよい。なお、第1実施形態と同様に、学校200に通う通学者である児童や生徒のことを単に「児童」と称する。児童は、学校200が提供する教育サービスを利用する者であり、図1のサービス利用者2に相当し、図29のサービス利用側6に含まれる。また、児童の保護者(親)は、サービス利用者2の関係者に相当し、サービス利用側6に含まれる。
サーバ装置401は、運用管理者3が物品と交換可能なポイントを学校200に付与するポイント付与サービスを含むサポートサービスを提供するサーバである。サポートサービスには、ポイント付与サービスの他に、学校便りの配布、配信を行うお便りサービスと、学校と児童の家庭との間での各種の連絡を行う連絡サービスとが含まれる。学校200は、サポートサービスに含まれる上述の3つのサービスの一部のみを契約して使用することが可能である。
なお、本実施形態では、サポートサービスに含まれる3つのサービスを1つの運用管理者3が運営するものとして説明するが、3つのサービスのうちの一部が、他の運用管理者3が運営するものであってもよい。また、3つのサービスがそれぞれ異なる運用管理者3に運営されるものであってもよい。
サーバ装置401は、CPU、ROM、RAM、ハードディスク等を備えたコンピュータにより構成される。なお、サーバ装置401は、クラウド上に設けられたクラウドサーバであってもよい。
図31に示すように、サーバ装置401は、制御部411と、データベース部(記憶部に相当)412と、プログラム記憶部413と、外部通信部414とを備える。
制御部411は、サーバ装置401全体の動作を制御する。制御部411は、CPU等を備えて構成されている。制御部411は、ユーザ管理部421と、広告管理部422と、ポイント管理部423と、学校便り管理部424と、連絡情報管理部425とを備える。制御部411の各部は、CPUがプログラム記憶部413に記憶されたプログラムを実行することにより構成される。
ユーザ管理部421は、上述したサポートサービスのユーザ登録のための処理を行う。ユーザ管理部421は、クラスコード発行部(コード発行部に相当)431と、招待用コード発行部432と、ユーザ登録部(登録部に相当)433とを備える。ユーザ管理部421の各部は、CPUがプログラム記憶部413に記憶された登録プログラムを実行することにより構成される。
クラスコード発行部431は、学校200からクラスコード発行指示を受信すると、クラスコード発行指示において指示された、学校200におけるクラス(グループに相当)のクラスコードを発行する。また、クラスコード発行部431は、クラスコードを埋め込んだクラスQRコードを発行(生成)する。クラスコードは、クラスIDを含むコードである。クラスIDは、学校200における各クラスを一意に識別するための情報である。
招待用コード発行部432は、保護者端末405から招待用コード発行指示を受信すると、招待用コードを発行する。また、招待用コード発行部432は、招待用コードを埋め込んだ招待用QRコードを発行(生成)する。招待用コードは、サーバ装置401に登録済みの保護者端末405を介して他の保護者端末405を、登録済みの保護者端末405に関連付けてサーバ装置401に登録するために用いられるコードである。
ユーザ登録部433は、ユーザ登録のための処理を行う。具体的には、ユーザ登録部433は、クラスコードを取得した保護者端末405から送信された後述の端末送信情報を受け取ると、保護者IDおよび端末IDを発行する。そして、ユーザ登録部433は、保護者IDと、端末IDと、端末送信情報に含まれるクラスIDと、端末送信情報に含まれる児童IDとを関連付けて、後述する保護者管理テーブル446に記憶させる。なお、後述するように、保護者のニックネーム等の情報も保護者管理テーブル446に記憶される。
ここで、保護者IDは、各保護者を一意に識別するための情報である。また、端末IDは、各保護者端末405を一意に識別するための情報である。
また、本実施形態では、児童IDは、児童が属するクラスにおける出席番号である。出席番号は、後述するように、クラスコードを取得した保護者端末405において入力される。
また、ユーザ登録部433は、サーバ装置401に登録済みのいずれかの保護者端末405(保護者ID)に関連付けられたクラスIDおよび児童IDと同じクラスIDおよび児童IDを端末送信情報により取得した場合には、端末送信情報の送信元の保護者端末405にエラー通知を送信する。
また、ユーザ登録部433は、登録済みの保護者端末405を介して招待用コードを取得した、登録済みの保護者端末405とは異なる他の保護者端末405から招待用コードが入力された場合において、当該他の保護者端末405の端末IDを、当該登録済みの保護者端末405の端末IDに関連付けられた児童IDおよびクラスIDと同じ児童IDおよびクラスIDと関連付けて保護者管理テーブル446に記憶させる。
具体的には、ユーザ登録部433は、招待された保護者端末405から招待用コードを含む後述の被招待端末送信情報を受信した後、後述の登録指示を受信すると、保護者IDおよび端末IDを発行する。そして、ユーザ登録部433は、当該招待用コードの発行をサーバ装置401から受けた登録済みの保護者端末405の端末IDに関連付けられた児童IDおよびクラスIDと同じ児童IDおよびクラスIDと、被招待端末送信情報の送信元の保護者端末405の保護者IDおよび端末IDとを関連付けて保護者管理テーブル446に記憶させる。なお、後述するように、保護者のニックネーム等の情報も保護者管理テーブル446に記憶される。
これにより、共通の児童IDおよびクラスIDにより、登録済みの保護者端末405と、当該登録済みの保護者端末405から招待用コードを取得した(招待された)保護者端末405とが関連付けられてサーバ装置401に登録される。また、これにより、登録済みの保護者端末405と招待された保護者端末405との間で、児童IDおよびクラスIDが同期される。また、後述するように、児童のニックネーム等の情報も同期される。
広告管理部422は、保護者端末405で使用される専用のアプリケーションに掲載される広告主5の広告の管理を行う。具体的には、広告管理部422は、保護者端末405への広告画像データの配信等を行う。
ポイント管理部423は、ポイント付与サービスにおける学校200へのポイント付与等の処理を行う。ポイント管理部423は、ポイント付与部436と、ポイント交換部437とを備える。
ポイント付与部436は、保護者端末405が広告主サイトを閲覧することにより発生するポイントを当該保護者端末405が関連付けられた児童が通う学校200に付与する。そして、ポイント付与部436は、付与したポイントを、当該学校200の学校IDと関連付けて後述するデータベース部412の学校管理テーブル443に記憶させる。
ポイント交換部437は、ポイントを所望の物品に交換するためのポイント交換要求を学校200から受信すると、ポイント交換処理および発注処理を行う。ポイント交換処理は、学校管理テーブル443における学校200の保有ポイント数から、要求された物品に対応するポイントを減算する処理である。発注処理は、協賛会社4に物品を発注する処理である。
学校便り管理部424は、お便りサービスにおいて配布、配信される学校便りの管理を行う。具体的には、学校便り管理部424は、学校便りの画像データである学校便りデータを後述する学校便りテーブル450へ記憶させる処理、学校便りデータを保護者端末405へ送信する処理等を行う。
ここで、本実施形態のお便りサービスにおける学校便りは、図19に示した第1実施形態の学校便り131における広告画像132および広告QRコード133は含まないものである。
連絡情報管理部425は、連絡サービスにおける連絡情報を後述する連絡情報テーブル451へ記憶させる処理等を行う。
データベース部412は、広告管理テーブル441と、地域管理テーブル442と、学校管理テーブル443と、クラス管理テーブル444と、児童管理テーブル445と、保護者管理テーブル446と、招待用コード管理テーブル447と、ポイント管理テーブル448と、物品テーブル449と、学校便りテーブル450と、連絡情報テーブル451とを記憶している。データベース部412は、ハードディスク等により構成されている。
広告管理テーブル441は、図32に示すように、広告ID、広告画像データ、企業ID、配信地域、配信期間、広告主サイト情報、クリック単価、および広告ポイント情報を関連付けたテーブルである。
広告管理テーブル441における広告主サイト情報は、広告主5の企業のホームページ等である、外部の広告主サイトのURLである。広告管理テーブル441における広告ID、広告画像データ、企業ID、配信地域、配信期間、クリック単価、および広告ポイント情報は、それぞれ前述の図4に示した広告管理テーブル51におけるものと同様である。
ただし、広告管理テーブル441における広告画像データには、後述するバナー広告領域502(図50参照)に表示するための広告画像の画像データと、後述する広告一覧画面503における広告領域504(図51参照)に表示するための広告画の画像データとが含まれる。また、広告管理テーブル441におけるクリック単価は、各広告主サイトの1回の閲覧により発生するポイント数である。
なお、広告主サイト情報として広告管理テーブル441に格納されるURLは、チラシ画像のURLでもよい。さらに、チラシ画像は、サーバ装置401に格納されてもよい。
地域管理テーブル442は、図5に示した地域管理テーブル52と同様のものである。
学校管理テーブル443は、図33に示すように、学校ID、学校名、および保有ポイント数を関連付けたテーブルである。
クラス管理テーブル444は、図34に示すように、クラスID、クラス名、児童数、および学校IDを関連付けたテーブルである。児童数は、各クラスの児童数である。各クラスには、複数の児童が属している。
児童管理テーブル445は、図35に示すように、児童ID、児童のニックネーム、クラスID、および配信グループを関連付けたテーブルである。
児童のニックネームは、保護者端末405のサーバ装置401への登録を行う際に保護者端末405において入力されたものである。児童のニックネームは、児童の氏名とは異なる。児童のニックネームは、保護者端末405で使用されるアプリケーションにおける児童の表示等に用いられる。
配信グループは、お便りサービスにおける学校便りの配信対象として選択可能なグループである。配信グループは、例えば、学校におけるクラブである。配信グループは、保護者端末405のサーバ装置401への登録を行う際に保護者端末405において選択入力される。
保護者管理テーブル446は、図36に示すように、保護者ID、保護者のニックネーム、保護者の年代、児童との続柄、端末ID、端末名、児童ID、クラスID、招待用コードを関連付けたテーブルである。招待用コードについては、招待用コードが発行された保護者端末405のもののみが、保護者管理テーブル446に記憶されている。保護者のニックネーム、保護者の年代、および児童との続柄は、保護者端末405のサーバ装置401への登録を行う際に保護者端末405において入力されたものである。保護者のニックネームは、保護者の氏名とは異なる。保護者のニックネームは、保護者端末405で使用されるアプリケーションにおける保護者の表示等に用いられる。
招待用コード管理テーブル447は、図37に示すように、招待用コードと保護者IDとを関連付けたテーブルである。
ポイント管理テーブル448は、保護者端末405による広告主サイトの閲覧履歴が登録されたものである。ポイント管理テーブル448は、図38に示すように、広告主サイトが保護者端末405により閲覧された日時である閲覧日時、当該広告主サイトの広告主サイト情報、当該広告主サイトを閲覧した保護者端末405の端末ID、当該端末IDが関連付けられた児童ID、当該児童IDの児童が通う学校200の学校ID、当該保護者端末405による当該広告主サイトの閲覧回数、および当該保護者端末405が当該広告主サイトの閲覧したことによる獲得ポイント数を関連付けたテーブルである。
物品テーブル449は、図10に示した物品テーブル57と同様のものである。
学校便りテーブル450は、お便りサービスにおける学校便りデータを、配信対象(クラス、グループ等)を示す配信対象情報および既読情報と関連付けて記憶するテーブルである。既読情報は、配信対象の各保護者端末405において学校便りが閲覧されたか否か(未読か既読か)を示す情報である。
連絡情報テーブル451は、連絡サービスにおける連絡情報を児童IDと関連付けて記憶するテーブルである。連絡情報には、健康観察情報、出欠確認情報、個別連絡情報、および個別連絡に対する返信情報が含まれる。
健康観察情報は、保護者から学校200へ連絡する、児童の体温、健康状態等の健康に関する情報である。出欠確認情報は、保護者から学校200へ連絡する、児童の欠席、遅刻、早退等の出欠に関する情報である。個別連絡情報は、学校200から保護者へ個別に連絡する情報である。個別連絡情報は、例えば、個別面談の日程変更を連絡する情報等である。個別連絡に対する返信情報は、学校200からの個別連絡情報に対して保護者が返信する情報である。
プログラム記憶部413は、サーバ装置401のCPUが実行する各種のプログラムを記憶している。プログラム記憶部413は、ハードディスク等により構成されている。
外部通信部414は、ネットワーク18を介した外部の装置との通信処理を行う。
運用管理者端末402は、運用管理者3がサポートサービスに関する操作を行うための端末装置である。運用管理者端末402は、CPU、ROM、RAM、ハードディスク、液晶表示パネル等から構成される表示部、およびキーボードやマウス等を有する入力部等を備えたコンピュータにより構成される。運用管理者端末402には、サーバ装置401にアクセスするためのブラウザがインストールされている。
学校端末403は、学校200の教員がサポートサービスに関する操作等を行うための端末装置である。学校端末403は、運用管理者端末402と同様のコンピュータにより構成される。学校端末403には、サーバ装置401にアクセスするためのブラウザがインストールされている。
印刷装置404は、後述の登録案内書等の印刷を行う。
保護者端末405は、児童の保護者がサポートサービスに関する操作を行うための端末装置である。保護者端末405は、前述のように、スマートフォン、タブレット端末等からなる。
図39に示すように、保護者端末405は、制御部461と、プログラム記憶部462と、アプリ情報記憶部463と、撮像部464と、表示部465と、入力部466と、外部通信部(通信部に相当)467とを備える。
制御部461は、保護者端末405全体の動作を制御する。制御部461は、CPU等を備えて構成されている。制御部461は、コード取得部(取得部に相当)471と、表示制御部472と、広告処理部473と、ポイント処理部474と、学校便り処理部475と、連絡情報処理部476とを備える。制御部461の各部は、CPUがプログラム記憶部462に記憶された、サポートサービスを利用するための専用のアプリケーションプログラムを実行することにより構成される。
コード取得部471は、撮像部94がクラスQRコードを撮像している場合、クラスQRコードを取得し、これを解析してクラスコードを取得し、クラスコードからクラスIDを取得する。また、コード取得部471は、撮像部94が招待用QRコードを撮像している場合には、招待用QRコードを取得し、これを解析して招待用コードを取得する。
表示制御部472は、各種の画面を表示部465に表示するよう制御する。
広告処理部473は、広告主サイトを閲覧するために広告主サイト情報を要求するための広告主サイト情報要求をサーバ装置401へ送信する処理等を行う。
ポイント処理部474は、自保護者端末405における広告主サイトの閲覧により学校200がポイントを獲得すると、アプリ情報記憶部463の端末ポイント情報を更新する処理を行う。
学校便り処理部475は、学校便りデータを取得するための学校便り取得要求をサーバ装置401へ送信する処理等を行う。
連絡情報処理部476は、健康観察情報、出欠確認情報、および個別連絡に対する返信情報をサーバ装置401へ送信する処理等を行う。
プログラム記憶部462は、サポートサービスを利用するためのアプリケーションプログラム等の各種のプログラムを記憶している。プログラム記憶部462は、フラッシュメモリ等により構成されている。サポートサービスを利用するためのアプリケーションプログラムは、例えば、ネットワーク18を介して任意のアプリストアサーバから取得することができる。
アプリ情報記憶部463は、自保護者端末405の端末ID、自保護者端末405が関連付けられた児童の児童ID、当該児童が通う学校200の学校ID、端末ポイント情報、通知一覧情報等を記憶する。端末ポイント情報は、自保護者端末405における広告主サイトの閲覧によるポイントの獲得履歴を示す情報である。通知一覧情報は、サーバ装置401からのプッシュ通知の一覧を示す情報である。通知一覧情報には、保護者端末405で受信した各プッシュ通知とともに送信された学校便りの文書名等が含まれている。
撮像部464は、被写体を撮像するカメラである。撮像部464は、保護者端末405でクラスQRコードおよび招待用QRコードを読み取るために使用される。
表示部465は、各種の画面を表示する。表示部465は、液晶表示パネル等により構成されている。
入力部466は、保護者端末405の操作者による各種の入力操作を受け付ける。入力部466は、タッチパネル(図示せず)を含む。タッチパネルは、表示部465の上に重ねて配置されている。タッチパネルは、操作者による接触操作を検出する。
外部通信部467は、ネットワーク18を介した外部の装置との通信処理を行う。
次に、第3実施形態のポイント管理システム11Bにおけるユーザ登録時の動作について説明する。
まず、図40のステップS71において、学校端末403が、クラスコード発行指示をサーバ装置401へ送信する。具体的には、クラスコードを発行するクラスが入力され、クラスコードの発行を要求する操作が行われると、学校端末403は、クラスコード発行指示をサーバ装置401へ送信する。クラスコード発行指示には、クラス名、クラスの児童数、およびクラスコード発行指示の送信元の学校200の学校IDが含まれている。
サーバ装置401がクラスコード発行指示を受信すると、ステップS72において、クラスコード発行部431は、クラスIDを含むクラスコードを発行する。クラスコードは、例えば、数字列からなる。スコード発行部431は、発行したクラスコードのクラスID、クラス名、クラスの児童数、および学校IDを関連付けてクラス管理テーブル444に記憶させる。
次いで、ステップS73において、クラスコード発行部431は、クラスコードを埋め込んだクラスQRコードを生成する。
次いで、ステップS74において、クラスコード発行部431は、クラスQRコードを含む登録案内書の画像データを、クラスコード発行指示の送信元の学校端末403へ送信する。
次いで、ステップS75において、学校端末403は、登録案内書の画像データに基づき、クラスの児童の人数分の登録案内書を用紙等の印刷媒体に印刷するよう印刷装置404に指示する。
登録案内書には、図41に示すクラスQRコード欄481が掲載されている。クラスQRコード欄481には、クラスQRコード482が掲載されている。また、クラスQRコード欄481には、出席番号記入欄483が設けられている。出席番号記入欄483には、クラスにおける各児童の出席番号が手書きで記入される。また、クラスQRコード欄481には、学校名、クラス名、予め設定されたクラスQRコードの有効期限、およびクラスコードが記載されている。
図40に戻り、ステップS76において、学校200が各児童の家庭に登録案内書を配布する。例えば、学校200は、各児童に登録案内書を自宅に持ち帰らせる。
次いで、ステップS77において、保護者端末405が、クラスQRコード欄481のクラスQRコード482を読み取る。
具体的には、コード取得部471は、前述した図15の登録用QRコード読取画面121と同様のクラスQRコード読取画面(図示せず)に表示された、撮像部464により撮像されている映像中のクラスQRコード482を取得する。
次いで、ステップS78において、コード取得部471は、クラスQRコード482を解析し、クラスQRコード482に埋め込まれたクラスコードを取得する。そして、コード取得部471は、クラスコードからクラスIDを取得する。コード取得部471は、取得したクラスIDをアプリ情報記憶部463に記憶させる。
なお、登録案内書に印刷されたクラスQRコード482を読み取ってクラスコードを取得するのではなく、登録用のURLをサーバ装置401から電子メール等で保護者端末405へ送信し、その登録用のURLからクラスコードを取得するようにしてもよい。
次いで、ステップS79において、保護者端末405は、保護者情報の入力を受け付ける。具体的には、表示制御部472が、図42に示す保護者情報画面491を表示部465に表示させる。保護者情報画面491に対して、保護者端末405を所有する保護者により、保護者情報を入力する操作が行われる。保護者情報には、保護者の年代、児童との続柄、保護者のニックネームが含まれる。コード取得部471は、入力された保護者情報をアプリ情報記憶部463に記憶させる。
保護者情報が入力されると、ステップS80において、保護者端末405は、児童情報の入力を受け付ける。具体的には、表示制御部472が、まず、図43に示す児童情報画面492を表示部465に表示させる。児童情報画面492に対して、保護者端末405を所有する保護者により、児童のクラスにおける出席番号および児童のニックネームを入力する操作が行われる。なお、児童情報画面492には、児童の学年およびクラスが表示される。この学年およびクラスは、クラスIDから判断される。
児童情報画面492に対する情報の入力が終了すると、図44に示すグループ設定画面493が表示部465に表示される。グループ設定画面493に対して、お便りサービスにおける学校便りの配信グループを選択する操作が行われる。これにより、児童情報の入力が終了となる。児童情報には、児童のクラスにおける出席番号、児童のニックネーム、および配信グループが含まれる。コード取得部471は、入力された児童情報をアプリ情報記憶部463に記憶させる。
この後、図45に示す登録確認画面494が表示部465に表示される。登録確認画面494には、ユーザ登録を完了するための完了ボタン495が設けられている。
完了ボタン495が押下されると、図40のステップS81において、コード取得部471は、端末送信情報をサーバ装置401へ送信する。端末送信情報には、クラスID、児童ID(出席番号)、保護者端末405の端末名、保護者の年代、保護者の児童との続柄、保護者のニックネーム、児童のニックネーム、および配信グループが含まれる。ここで、保護者端末405の端末名としては、保護者端末405が保持している機種名等の情報を用いることができる。
サーバ装置401が外部通信部24により端末送信情報を受信することで、端末送信情報に含まれる児童IDが取得される。そして、ステップS82において、ユーザ登録部433は、端末送信情報に含まれる児童IDが示す児童に対応する登録済みの保護者端末405があるか否かを判断する。具体的には、ユーザ登録部433は、保護者管理テーブル446を参照して、端末送信情報に含まれるクラスIDおよび児童IDと同じクラスIDおよび児童IDが関連付けられた保護者端末405(保護者ID)が登録されているか否かを判断する。
端末送信情報に含まれるクラスIDおよび児童IDと同じクラスIDおよび児童IDが関連付けられた保護者端末405(保護者ID)が登録されている場合、ユーザ登録部433は、端末送信情報に含まれる児童IDが示す児童に対応する登録済みの保護者端末405があると判断する。換言すれば、ユーザ登録部433は、サーバ装置401に登録済みのいずれかの保護者端末405(保護者ID)に関連付けられたクラスIDおよび児童IDと同じクラスIDおよび児童IDを端末送信情報により取得した場合、端末送信情報に含まれる児童IDが示す児童に対応する登録済みの保護者端末405があると判断する。
登録済みの保護者端末405があると判断した場合(ステップS82:YES)、ステップS83において、ユーザ登録部433は、端末送信情報の送信元の保護者端末405にエラー通知を送信する。
保護者端末405がエラー通知を受信すると、ステップS84において、表示制御部472は、図46に示すエラー画面496を表示部465に表示させる。これにより、一連の処理が終了となる。図46に示すように、エラー画面496には、登録済みの保護者端末405から招待用コードを取得して登録する正規の手続きを通知するメッセージが表示される。
図40に戻り、ステップS82において、登録済みの保護者端末405はないと判断した場合(ステップS82:NO)、ステップS85において、ユーザ登録部433は、端末送信情報の送信元の保護者端末405に対する保護者IDおよび端末IDを発行する。
次いで、ステップS86において、ユーザ登録部433は、保護者ID、端末ID、および端末送信情報に含まれる情報を、児童管理テーブル445および護者管理テーブル446に登録する。具体的には、ユーザ登録部433は、児童ID、児童のニックネーム、クラスID、および配信グループを関連付けて、児童管理テーブル445に記憶させる。また、ユーザ登録部433は、保護者ID、保護者のニックネーム、保護者の年代、保護者の児童との続柄、端末ID、端末名、児童ID、およびクラスIDを関連付けて、保護者管理テーブル446に記憶させる。
次いで、ステップS87において、ユーザ登録部433は、保護者ID、端末ID、および学校IDを保護者端末405に送信する。
次いで、ステップS88において、保護者端末405のコード取得部471は、サーバ装置401から送信されてきた保護者ID、端末ID、および学校IDをアプリ情報記憶部463に記憶させる。これにより、一連の処理が終了となる。
次に、ポイント管理システム11Bにおける保護者端末405の追加登録(招待)時の動作について説明する。
保護者端末405の追加登録(招待)は、ある児童に対応する登録済みの保護者端末405がある場合に、当該児童に対応する他の保護者端末405を追加して登録することである。保護者端末405の追加登録は、例えば、ある児童の両親のうちの一方の親の保護者端末405の登録後に、他方の親の保護者端末405を登録するために行われる。
まず、図47のステップS91において、登録済みの保護者端末405Aが、招待用コード発行指示をサーバ装置401へ送信する。具体的には、招待用コード発行の発行を要求する操作が行われると、保護者端末405Aのコード取得部471は、招待用コード発行指示をサーバ装置401へ送信する。招待用コード発行指示には、保護者端末405Aが記憶している保護者IDが含まれている。
ここで、図47において、ある児童の保護者の登録済みの保護者端末405を保護者端末405Aとし、当該児童の保護者の保護者端末405として追加登録(招待)するものを保護者端末405Bとする。
サーバ装置401が招待用コード発行指示を受信すると、ステップS92において、招待用コード発行部432は、招待用コードを発行する。招待用コード発行部432は、発行した招待用コードを、保護者端末405Aの保護者IDに関連付けて保護者管理テーブル446および招待用コード管理テーブル447に記憶させる。
次いで、ステップS93において、招待用コード発行部432は、招待用コードを埋め込んだ招待用QRコードを生成する。
次いで、ステップS94において、招待用コード発行部432は、招待用QRコードの画像データを保護者端末405Aへ送信する。
次いで、ステップS95において、保護者端末405Aの表示制御部472は、招待用QRコードを表示部465に表示させる。具体的には、表示制御部472は、図48に示す招待用QRコード画面497において、招待用QRコード498を表示させる。
図47に戻り、ステップS96において、保護者端末405Aの操作者が、保護者端末405Aに表示された招待用QRコード498を保護者端末405Bに差し出す。
次いで、ステップS97において、保護者端末405Bが、招待用QRコード498を読み取る。
具体的には、保護者端末405Bのコード取得部471は、前述した図15の登録用QRコード読取画面121と同様の招待用QRコード読取画面(図示せず)に表示された、撮像部464により撮像されている映像中の招待用QRコード498を取得する。
次いで、ステップS98において、コード取得部471は、招待用QRコード498を解析し、招待用QRコード498に埋め込まれた招待用コードを取得する。
次いで、ステップS99において、保護者端末405Bは、保護者情報の入力を受け付ける。このステップS99の処理は、前述した図40のステップS79の処理と同様である。
次いで、ステップS100において、保護者端末405Bのコード取得部471は、被招待端末送信情報をサーバ装置401へ送信する。被招待端末送信情報には、招待用コード、保護者端末405Bの端末名、保護者の年代、保護者の児童との続柄、保護者のニックネームが含まれる。
サーバ装置401が被招待端末送信情報を受信すると、ステップS101において、ユーザ登録部433は、登録内容確認指示を保護者端末405Bへ送信する。登録内容確認指示には、保護者端末405Aの端末IDに関連付けられた児童IDが示す児童の学校名、クラス名、児童のニックネーム、および配信グループが含まれる。
保護者端末405Bが登録内容確認指示を受信すると、ステップS102において、表示制御部472は、図49に示す登録確認画面499を表示部465に表示させる。登録確認画面499には、保護者端末405Aに関連付けられた児童IDが示す児童の学校名、クラス名、ニックネーム、および配信グループが表示される。
また、登録確認画面499には、ユーザ登録を完了するための完了ボタン500が設けられている。完了ボタン500が押下されると、図47のステップS103において、保護者端末405Bのコード取得部471は、登録指示をサーバ装置401へ送信する。
サーバ装置401が登録指示を受信すると、ステップS104において、ユーザ登録部433は、保護者端末405Bに対する保護者IDおよび端末IDを発行する。
次いで、ステップS105において、ユーザ登録部433は、保護者端末405Bに対応する保護者ID、端末ID、端末名、保護者の年代、保護者の児童との続柄、および保護者のニックネームを保護者管理テーブル446に登録する。この際、ユーザ登録部433は、保護者端末405Aの端末IDに関連付けられた児童IDおよびクラスIDと同じ児童IDおよびクラスIDと、保護者端末405Bに対応する保護者ID、端末ID、端末名、保護者の年代、保護者の児童との続柄、および保護者のニックネームとを関連付けて保護者管理テーブル446に記憶させる。
これにより、共通の児童IDおよびクラスIDにより、保護者端末405Aと保護者端末405Bとが関連付けられてサーバ装置401に登録される。また、これにより、保護者端末405Aと保護者端末405Bとの間で、児童IDおよびクラスIDが同期される。この結果、児童のニックネームおよび配信グループも同期される。
このため、保護者端末405Bは、保護者端末405Aの登録時に入力された児童情報(出席番号、児童のニックネーム、配信グループ)の入力を行うことなく登録できる。
次いで、ステップS106において、ユーザ登録部433は、保護者ID、端末ID、および学校IDを保護者端末405Bに送信する。
次いで、ステップS107において、保護者端末405Bのコード取得部471は、サーバ装置401から送信されてきた保護者ID、端末ID、および学校IDをアプリ情報記憶部463に記憶させる。これにより、一連の処理が終了となる。
次に、ポイント管理システム11Bにおけるポイント付与サービスによるポイント付与を受けるための広告主サイトの閲覧時の動作について説明する。
図50は、保護者端末405においてサポートサービスを使用するためのアプリケーションのホーム画面501を示す図である。ホーム画面501には、バナー広告領域502が設けられている。ホーム画面501に限らず、アプリケーションの表示画面にはバナー広告領域502が常時設けられている。
また、保護者端末405におけるアプリケーションでは、図51に示す広告一覧画面503を表示可能である。広告一覧画面503は、保護者端末405が関連付けられた児童が通う学校200が所在する地域において現在配信中の各広告を一覧表示するための画面である。広告一覧画面503には、広告領域504が表示されている。また、広告一覧画面503には、各広告におけるポイント獲得状況(ポイントを獲得済みか否か)が表示されている。
バナー広告領域502および広告領域504には、サーバ装置401の広告管理部422により配信された広告画像データに基づき、広告画像が表示される。広告管理部422は、各広告の広告画像データとともに、広告IDを保護者端末405に配信している。バナー広告領域502の広告画像は、アプリケーションの表示画面が切り替わるたびに、切り替わるようになっている。
図52のステップS111において、広告を閲覧する操作として、バナー広告領域502またはいずれかの広告領域504が押下する操作が行われると、ステップS112において、保護者端末405の広告処理部473は、広告主サイト情報要求をサーバ装置401へ送信する。広告主サイト情報要求には、押下されたバナー広告領域502または広告領域504に表示されていた広告の広告ID、および保護者端末405の端末IDが含まれる。
サーバ装置401が広告主サイト情報要求を受信すると、ステップS113において、広告管理部422は、広告管理テーブル441およびポイント管理テーブル448を参照して、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末405による要求対象の広告主サイトの閲覧回数がポイント獲得上限回数以上であるか否かを判断する。
ポイント獲得上限回数は、1つの保護者端末405において1つの広告主サイトでポイントを獲得できる閲覧回数の上限として予め設定されたものである。ポイント獲得上限回数は、1回でも複数回でもよい。
閲覧回数がポイント獲得上限回数以上であると判断した場合(ステップS113:YES)、ステップS114において、広告管理部422は、要求対象の広告主サイトの広告主サイト情報を保護者端末405へ送信する。
保護者端末405が広告主サイト情報を受信すると、ステップS115において、表示制御部472は、広告主サイト情報に基づき、広告主サイトを表示部465に表示させる。これにより、一連の処理が終了となる。
ステップS113において、閲覧回数がポイント獲得上限回数未満であると広告管理部422が判断した場合(ステップS113:NO)、ステップS116において、ポイント付与部436は、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末405が関連付けられた児童が通う学校200にポイントを付与する。
具体的には、ポイント付与部436は、広告主サイト情報要求による要求対象の広告主サイトのクリック単価(ポイント数)を広告管理テーブル441から取得する。次いで、ポイント付与部436は、取得したクリック単価分のポイント数を、学校管理テーブル443における、ポイントを付与する対象の学校200の学校IDに対応する保有ポイント数に加算する。
また、ポイント付与部436は、広告主サイト情報要求による要求対象の広告主サイトの、広告管理テーブル441における広告ポイント情報を、当該広告主サイトのクリック単価分のポイント数を加算した値に更新する。
次いで、ステップS117において、ポイント付与部436は、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末405による要求対象の広告主サイトの閲覧回数および獲得ポイント数を更新する。具体的には、ポイント付与部436は、閲覧回数に「1」を加算し、獲得ポイント数にクリック単価分のポイント数を加算する。
次いで、ステップS118において、広告管理部422は、要求対象の広告主サイトの広告主サイト情報、および今回の広告主サイトの閲覧により獲得できるポイント数を示す獲得ポイント情報を保護者端末405へ送信する。
保護者端末405が広告主サイト情報および獲得ポイント情報を受信すると、ステップS119において、表示制御部472は、図53に示すように、ポップアップ画面505により獲得ポイント数を表示部465に表示させる。また、ポイント処理部474は、アプリ情報記憶部463の端末ポイント情報を更新する。
図52に戻り、ステップS120において、表示制御部472は、広告主サイト情報に基づき、広告主サイトを表示部465に表示させる。これにより、一連の処理が終了となる。
次に、ポイント管理システム11Bにおいて学校200が保有するポイントを物品に交換する際の動作について説明する。
学校200が保有するポイントを物品に交換する際の動作は、第3実施形態のポイント管理システム11Bにおいても、上述した第1実施形態のポイント管理システム11における動作と同様である。
すなわち、学校200がポイントを使用する際、学校端末403は、教員の操作に応じて、ブラウザにより、サーバ装置401が提供するポイント付与サービスにおけるポイント使用ページにアクセスする。これにより、図26のポイント使用ページ151が学校端末403の表示部に表示される。
ポイント使用ページ151から所望の物品を選択し、ポイントをその物品に交換するための操作が行われると、学校端末403は、ポイントを選択された物品に交換するためのポイント交換要求をサーバ装置401に送信する。
次いで、サーバ装置401のポイント交換部437は、ポイント交換要求を受信すると、ポイント交換処理を行う。具体的には、ポイント交換部437は、学校管理テーブル443における、ポイント交換要求の送信元の学校200の保有ポイント数から、要求された物品に対応するポイントを減算する。
次いで、ポイント交換部437は、要求された物品の提供元の協賛会社4に対する当該物品の発注処理を行う。これにより、一連の動作が終了となる。
上述のポイント交換部437による発注処理が行われた後、協賛会社4が、受注した物品を学校200に納品する。
なお、学校200から電子メールや電話等により、物品を指定してポイントを物品に交換するよう運用管理者3に連絡するようにしてもよい。
この場合、学校200から連絡を受けた運用管理者3の職員による操作に応じて、運用管理者端末402がサーバ装置401にアクセスし、ポイントを物品に交換するよう指示した学校200のポイントを指定された物品に交換する際の処理を行うよう指示する。
これに応じて、ポイント交換部437は、学校管理テーブル443における、ポイントを物品に交換するよう指示した学校200の保有ポイント数から、指定された物品に対応するポイントを減算する。
また、運用管理者3が電子メールや電話等により、学校200に指定された物品を協賛会社4に発注する。この後、協賛会社4が、受注した物品を学校200に納品する。
次に、ポイント管理システム11Bにおけるお便りサービスにおいて学校便りの印刷、配信を行う動作について説明する。
まず、学校端末403に対する操作に応じて、学校端末403は、学校便りの画像データである学校便りデータをサーバ装置401へアップロードする。
次いで、学校端末403に対する操作により、学校便りの配信対象となるクラス、グループ等が指定される。
この後、学校端末403に対する操作により、学校便りの印刷指示および配信指示が行われる。これに応じて、学校端末403は、学校便りデータを印刷装置404へ送信し、配信対象の人数分の枚数の印刷を行うよう印刷装置404に指示する。また、学校端末403は、学校便りデータを配信対象に配信するよう配信指示をサーバ装置401へ送信する。
なお、印刷指示と配信指示とを、学校端末403に対する1回の操作により実行するようにしてもよい。例えば、印刷指示と配信指示とを、学校端末403の表示部に表示された印刷・配信指示ボタンを押下する1回の操作により実行するようにしてもよい。
印刷を指示された印刷装置404は、学校便りデータに基づき、用紙等の印刷媒体への印刷を行う。印刷された学校便りは、配信対象に含まれる児童の家庭に配布される。
配信指示を受信したサーバ装置401の学校便り管理部424は、配信指示された学校便りデータを、配信対象情報および既読情報と関連付けて学校便りテーブル450に記憶させる。この段階では、配信対象におけるすべての保護者端末405において、未読の状態である。
次いで、学校便り管理部424は、配信対象における各保護者端末405にプッシュ通知を送信する。この際、プッシュ通知とともに学校便りの文書名等も送信される。プッシュ通知を受信すると、保護者端末405の学校便り処理部475は、受信したプッシュ通知をアプリ情報記憶部463の通知一覧情報に追加する。
ここで、保護者端末405では、アプリ情報記憶部463の通知一覧情報に基づき、図54に示す通知一覧画面511を表示可能である。通知一覧画面511には、プッシュ通知で通知された学校便りが一覧表示される。通知一覧画面511から、表示する学校便りを選択できる。通知一覧画面511では、各学校便りの文書名に対応させて、当該通知一覧画面511を表示させている保護者端末405で学校便りが未読であることを示す未読マーク512、または既読であることを示す既読マーク513が表示される。
通知一覧画面511からいずれかの学校便りを選択する操作が行われると、学校便り処理部475は、選択された学校便りの学校便りデータを要求するための学校便り取得要求をサーバ装置401へ送信する。
サーバ装置401が学校便り取得要求を受信すると、学校便り管理部424は、要求された学校便りデータを保護者端末405へ送信する。
保護者端末405が学校便りデータを受信すると、表示制御部472は、学校便りデータに基づき、学校便りの画像を表示部465に表示させる。
未読であった学校便りを表示させた場合には、学校便り処理部475は、当該保護者端末405で当該学校便りが既読になったことを示す既読状態通知をサーバ装置401へ送信する。
サーバ装置401が既読状態通知を受信すると、学校便り管理部424は、学校便りテーブル450における、既読状態通知で通知された学校便りデータの、既読状態通知の送信元の保護者端末405における既読状態を未読から既読に変更する。
上述のように、お便りサービスでは、保護者へ配布する学校便りの印刷物を作成するとともに、学校便りデータを保護者端末405に配信する。これにより、児童が保護者へ印刷物を渡すのを忘れても、印刷物に印刷されている情報を保護者端末405への配信により保護者に伝達できる。また、児童に印刷物が配布されたことを保護者が認識できるので、保護者が児童から印刷物を受け取って印刷物から情報を得ることができる。このため、印刷物に印刷されている情報が保護者に伝達されないことを低減できる。
次に、ポイント管理システム11Bにおける連絡サービスを使用する際の動作について説明する。
まず、保護者が学校200に児童の健康観察情報の報告をする場合について説明する。
保護者が学校200に児童の健康観察情報の報告をする場合、図55に示す健康観察画面521を保護者端末405の表示部465に表示させる。健康観察画面521では、児童の体温、健康状態等を入力可能になっている。
健康観察画面521において児童の体温、健康状態等が入力されると、連絡情報処理部476は、入力された体温、健康状態等を含む健康観察情報を、児童IDとともにサーバ装置401へ送信する。
サーバ装置401が健康観察情報および児童IDを受信すると、連絡情報管理部425は、健康観察情報を児童IDおよび当日の日付と関連付けて連絡情報テーブル451に記憶させる。
また、連絡情報管理部425は、健康観察情報を児童IDとともに学校端末403へ送信する。これにより、学校200に児童の健康観察情報が報告される。
ここで、保護者端末405では、報告した健康観察情報の履歴を表示することができる。健康観察情報の履歴を表示する場合、保護者端末405は、健康観察履歴要求をサーバ装置401へ送信する。健康観察履歴要求には、送信元の保護者端末405で健康観察情報の履歴を表示したい児童の児童IDが含まれている。
サーバ装置401が健康観察履歴要求を受信すると、連絡情報管理部425は、連絡情報テーブル451における、健康観察履歴要求に含まれる児童IDに関連付けられた健康観察情報を、健康観察履歴要求の送信元の保護者端末405へ送信する。これにより、保護者端末405で健康観察情報の履歴を表示可能となる。
1つの児童IDに関連付けてサーバ装置401に登録された複数の保護者端末405がある場合、それらのどの保護者端末405からの当該児童IDを含む健康観察履歴要求に対しても、連絡情報管理部425は、同じ健康観察情報を送信する。すなわち、連絡情報管理部425は、1つの児童IDに関連付けてサーバ装置401に登録された複数の保護者端末405の間で、当該児童IDに対応する児童の健康観察情報を同期させている。
次に、保護者が学校200に児童の出欠に関する連絡をする場合について説明する。
保護者が学校200に児童の出欠に関する連絡をする場合、図56に示す欠席・遅刻連絡画面522を保護者端末405の表示部465に表示させる。欠席・遅刻連絡画面522では、児童の欠席、遅刻、早退、およびそれらの期間等を入力可能になっている。
欠席・遅刻連絡画面522において児童の欠席、遅刻、早退、およびそれらの期間等が入力されると、連絡情報処理部476は、入力された欠席、遅刻、早退、およびそれらの期間等を含む出欠確認情報を、児童IDとともにサーバ装置401へ送信する。
サーバ装置401が出欠確認情報および児童IDを受信すると、連絡情報管理部425は、出欠確認情報を児童IDと関連付けて連絡情報テーブル451に記憶させる。
また、連絡情報管理部425は、出欠確認情報を児童IDとともに学校端末403へ送信する。これにより、学校200に児童の出欠に関する連絡が行われる。
ここで、上述した健康観察情報と同様に、出欠確認情報についても、保護者端末405において履歴を表示することができる。また、上述した健康観察情報と同様に、出欠確認情報も、1つの児童IDに関連付けてサーバ装置401に登録された複数の保護者端末405の間で同期される。
次に、学校200が保護者に個別に連絡をする場合について説明する。
学校200が保護者に個別に連絡をする場合、教員の操作に応じて学校端末403の表示部に個別連絡用の入力画面が表示され、連絡の内容が入力される。そして、入力された連絡の内容を含む個別連絡情報が、連絡の対象となる児童の児童IDとともにサーバ装置401へ送信される。
サーバ装置401が個別連絡情報および児童IDを受信すると、連絡情報管理部425は、個別連絡情報を児童IDと関連付けて連絡情報テーブル451に記憶させる。
次いで、連絡情報管理部425は、学校200から個別連絡情報が送信されたことを示す連絡通知を、個別連絡情報とともに送信されてきた児童IDに関連付けられた保護者端末405へ送信する。
保護者端末405では、図57に示す個別連絡画面523において、連絡通知を受けた個別連絡情報の存在を確認できる。個別連絡画面523において個別連絡情報の表示領域が押下されると、連絡情報処理部476は、当該個別連絡情報を要求するための個別連絡情報取得要求をサーバ装置401へ送信する。
サーバ装置401が個別連絡情報取得要求を受信すると、連絡情報管理部425は、要求された個別連絡情報を、個別連絡情報取得要求の送信元の保護者端末405へ送信する。
保護者端末405が個別連絡情報を受信すると、表示制御部472は、個別連絡情報を表示部465に表示させる。これにより、保護者が保護者端末405において学校200からの個別連絡の内容を確認できる。
個別連絡情報に返信する場合は、返信情報が保護者端末405からサーバ装置401へ送信され、連絡情報テーブル451に記憶された後、学校端末403へ送信される。
以上説明したように、ポイント管理システム11Bでは、クラスコード発行部431は、クラスIDを含むクラスコードを発行する。ユーザ登録部433は、クラスコードを取得した保護者端末405の端末IDと、クラスコードに含まれるクラスIDと、児童のクラスにおける出席番号(児童ID)とを関連付けてデータベース部412の保護者管理テーブル446に記憶させる。これにより、保護者端末405に関連付けて児童を登録する際に、児童の氏名や住所等の個人情報を登録する必要がない。したがって、児童のプライバシーを保護しつつ、児童の管理を行うことが可能である。
また、ポイント管理システム11Bでは、児童を識別するための識別情報として、個人情報を含まない情報である出席番号(児童ID)をデータベース部412に登録するので、児童のプライバシーを保護しつつ、児童の管理を行うことが可能である。
また、ポイント管理システム11Bでは、児童のクラスにおける出席番号(児童ID)を用いることで、学校200の通学者である児童の管理を、児童のプライバシーを保護しつつ実現できる。
また、ポイント管理システム11Bでは、児童のニックネームをデータベース部412に登録するので、個人情報である児童の氏名を登録しなくても、その代わりにニックネームを利用することができる。例えば、児童のニックネームをアプリケーションにおける児童の表示等に用いることが可能になる。
また、ポイント管理システム11Bでは、ユーザ登録部433は、登録済みの保護者端末405に関連付けて登録する他の保護者端末405の登録時において、これらの保護者端末405の間で、児童IDおよびクラスIDを同期させる。このため、他の保護者端末405は、登録済みの保護者端末405の登録時に入力された児童情報の入力を行うことなく登録できるので、登録時の操作を簡略化できる。
また、ポイント管理システム11Bでは、1つの児童IDに関連付けて登録された複数の保護者端末405の間で、健康観察情報および出欠確認情報が同期される。このため、1つの児童IDに関連付けて登録された複数の保護者端末405の間で、健康観察情報および出欠確認情報を共有できる。
また、ポイント管理システム11Bでは、ユーザ登録部433は、登録済みの保護者端末405を介して招待用コードを取得した、登録済みの保護者端末405とは異なる他の保護者端末405から招待用コードが入力された場合において、当該他の保護者端末405の端末IDを、当該登録済みの保護者端末405の端末IDに関連付けられた児童IDおよびクラスIDと同じ児童IDおよびクラスIDと関連付けてデータベース部412の保護者管理テーブル446に記憶させる。また、ユーザ登録部433は、サーバ装置401に登録済みのいずれかの保護者端末405(保護者ID)に関連付けられたクラスIDおよび児童IDと同じクラスIDおよび児童IDを端末送信情報により他の保護者端末405から取得した場合には、当該他の保護者端末405にエラー通知を送信する。
これにより、正規の保護者端末405(児童の保護者の端末)が登録済みの場合において、非正規の保護者端末405(児童の保護者ではない者の端末)がクラスコードを取得して登録しようとした場合に、当該非正規の保護者端末405の登録を防止できる。また、非正規の保護者端末405が登録されている場合には、正規の保護者端末405がクラスコードを取得して登録しようとするとエラーが通知されることで、児童の保護者が非正規の保護者端末405が登録されていることに気付くことができる。この結果、非正規の保護者端末405の登録を排除することが可能になる。
[第4実施形態]
次に、上述した第3実施形態におけるユーザ登録時の動作を変更した第4実施形態について説明する。
第4実施形態では、まず、図58のステップS131において、前述した図40のステップS77と同様に、保護者端末405が、登録案内書のクラスQRコード欄481のクラスQRコード482を読み取る。
この後、ステップS132~S136の処理も、図40のステップS78~S82の処理と同様である。
ステップS136において、登録済みの保護者端末405があると判断した場合(ステップS136:YES)、ステップS137において、ユーザ登録部433は、端末送信情報の送信元の保護者端末405に登録済み端末通知を送信する。
ここで、図58において、保護者端末405Cは、登録済みの保護者端末405である。
登録済み端末通知には、登録済みの保護者端末405Cの端末IDに関連付けられた端末名、保護者のニックネーム、保護者の年代、児童との続柄、児童ID、クラスID、当該クラスIDに対応するクラス名等が含まれている。
登録済み端末通知を保護者端末405が受信すると、ステップS138において、表示制御部472は、図60に示す登録済み端末表示画面531を表示部465に表示させる。
登録済み端末表示画面531には、登録済みの保護者端末405Cが関連付けられた児童ID(出席番号)、当該児童IDが示す児童のクラス名、保護者端末405Cの端末名等が表示される。また、登録済み端末表示画面531には、登録済みの保護者端末405Cに登録を申請することを選択するための申請ボタン532と、登録を申請しないことを選択するための中止ボタン533とが表示される。
次いで、ステップS139において、保護者端末405のコード取得部471は、登録を申請することが選択されたか否かを判断する。ここで、コード取得部471は、登録済み端末表示画面531において申請ボタン532が押下された場合、登録を申請することが選択されたと判断し、中止ボタン533が押下された場合、登録を申請しないことが選択されたと判断する。
登録を申請しないことが選択されたとコード取得部471が判断した場合(ステップS139:NO)、一連の処理が終了となる。
登録を申請することが選択されたと判断した場合(ステップS139:YES)、ステップS140において、コード取得部471は、登録申請通知を登録済みの保護者端末405Cへ送信する。登録申請通知には、ステップS132で取得されたクラスID、ステップS133で入力された保護者のニックネーム、ステップS134で入力された出席番号(児童ID)が含まれる。
保護者端末405Cが登録申請通知を受信すると、ステップS141において、表示制御部472は、図61に示す登録許可画面536を表示部465に表示させる。
登録許可画面536には、保護者端末405Cが関連付けられた児童IDと同じ児童IDに関連付けて登録しようとする保護者端末405が存在することを通知するメッセージが表示される。また、登録許可画面536には、登録を拒否することを選択するための拒否ボタン537と、登録を許可することを選択するための許可ボタン538とが表示される。
次いで、ステップS142において、保護者端末405Cのコード取得部471は、登録を許可することが選択されたか否かを判断する。ここで、コード取得部471は、登録許可画面536において許可ボタン538が押下された場合、登録を許可することが選択されたと判断し、拒否ボタン537が押下された場合、登録を拒否することが選択されたと判断する。
登録を許可することが選択されたと判断した場合(ステップS142:YES)、ステップS143において、コード取得部471は、登録許可通知をサーバ装置401へ送信する。
サーバ装置401が登録許可通知を受信すると、ステップS144へ処理が進む。ステップS144~S147の処理は、前述した図40のステップS85~S88の処理と同様である。
ステップS136において、登録済みの保護者端末405があるとユーザ登録部433が判断した場合(ステップS136:NO)、ステップS144へ処理が進む。
ステップS142において、登録を拒否することが選択されたと判断した場合(ステップS142:NO)、図59のステップS148において、コード取得部471は、登録拒否通知をサーバ装置401へ送信する。
サーバ装置401が登録拒否通知を受信すると、ステップS149において、ユーザ登録部433は、登録拒否通知を保護者端末405へ送信する。
保護者端末405が登録拒否通知を受信すると、ステップS150において、表示制御部472は、図62に示す登録拒否通知画面541を表示部465に表示させる。これにより、一連の処理が終了となる。
以上説明したように、第4実施形態では、ユーザ登録部433は、登録済みの保護者端末405とは異なる他の保護者端末405から、登録済みの保護者端末405が関連付けられたクラスIDおよび児童IDと同じクラスIDおよび児童IDを取得した場合において、他の保護者端末405から登録済みの保護者端末405へ登録を申請させ、登録済みの保護者端末405が他の保護者端末405の登録を許可した場合、他の保護者端末405の端末IDとクラスIDと児童IDとを関連付けて保護者管理テーブル446に記憶させる。
これにより、登録済みの保護者端末405において、非正規の保護者端末405の登録を拒否することができるので、非正規の保護者端末405の登録を排除することが可能になる。
[その他の実施形態]
上述のように、本発明は第1乃至第4実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
上述した第1、第3および第4実施形態では、サービス提供者1が学校である場合について説明した。また、上述した第2実施形態では、サービス提供者1が病院である場合について説明した。しかし、これらに限らず、サービス提供者1が、例えば、介護サービスを提供する介護施設、保育園、幼稚園、企業、企業内の部署、公立消防署、消防団などの互助組織、保健所等であってもよい。また、サービス提供者1としての学校には、小学校、中学校、高校、大学等が含まれる。サービス提供者1がサービスを提供するさまざまな団体等である場合でも本発明は適用可能である。
上述した第3および第4実施形態において、サービス提供者1が学校であり、サービス利用側6が保護者である場合で説明したが、これに限らず、サービス利用側6は、学校の児童や生徒等の通学者本人、卒業生、それらの家族であってもよい。
また、サービス提供者1が保育園、幼稚園の場合には、サービス利用側6は、園児または保護者、卒園生またはその保護者、それらの家族であってもよい。サービス提供者1が病院の場合には、サービス利用側6は、患者、その介助者、介護者、治療完了した者、それらの家族であってもよい。サービス提供者1が企業および企業内の部署の場合には、サービス利用側6は、従業員、正社員、派遣社員、株主、退職者、OB、それらの家族などが含まれてもよい。サービス提供者1が公立消防署、保健所、消防団などの互助組織等の、地域に根差した自治体等である場合には、サービス利用側6は、地域の住民、訪問客、またはそれらの家族であってもよい。
上述した第1および第2実施形態では、ユーザ登録のための情報を通知するために登録用QRコードを用いたが、バーコード等の他の種類のコードでもよい。広告QRコードについても同様である。また、第3実施形態におけるクラスQRコードおよび招待用QRコードについても同様である。
上述した第3および第4実施形態では、児童を識別するための識別情報として、児童の学校のクラスにおける出席番号(児童ID)を登録したが、これに限らず、ユーザの個人情報を含まない識別情報を登録するものであればよい。
上述した第3実施形態では、登録済みの保護者端末405に関連付けて登録する他の保護者端末405の登録時において、これらの保護者端末405の間で、児童ID、クラスID等を同期させたが、これに限らず、所定の登録情報を同期させるものであればよい。
上述した第3および第4実施形態では、1つの児童IDに関連付けて登録された複数の保護者端末405の間で、健康観察情報および出欠確認情報を同期させたが、これに限らず、所定の情報を同期させるものであればよい。
上述した第3および第4実施形態では、サーバ装置401が端末IDを発行したが、保護者端末405で端末IDを生成してもよいし、保護者端末405が元々保持している固有の識別情報を端末IDとして使用してもよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
[付記]
本出願は、以下の発明を開示する。
(付記1)
複数のユーザが属するグループを示す情報を含むコードを発行するコード発行部と、
記憶部と、
前記コード発行部が発行したコードを取得した端末装置を示す情報と、前記端末装置が取得したコードに含まれる前記グループを示す情報と、前記グループにおけるユーザの識別情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させる登録部と
を備えることを特徴とする登録システム。
(付記2)
ユーザまたはユーザの関係者の端末装置と、ネットワークを介して前記端末装置と接続可能なサーバ装置とを備え、
前記端末装置は、
前記サーバ装置が発行したコードを取得する取得部と、
前記取得部が取得したコードに含まれる、複数のユーザが属するグループを示す情報と、前記グループにおけるユーザの識別情報とを前記サーバ装置に送信する通信部とを備え、
前記サーバ装置は、
前記グループを示す情報を含むコードを発行するコード発行部と、
記憶部と、
コードを取得した前記端末装置を示す情報と、前記端末装置が取得したコードに含まれる前記グループを示す情報と、前記識別情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させる登録部と
を備えることを特徴とする登録システム。
(付記3)
前記グループは、学校のクラスであり、
前記識別情報は、クラスにおけるユーザの出席番号であることを特徴とする付記1または2に記載の登録システム。
(付記4)
ユーザまたはユーザの関係者の端末装置とネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、
複数のユーザが属するグループを示す情報を含むコードを発行するコード発行部と、
記憶部と、
前記コード発行部が発行したコードを取得した端末装置から、コードに含まれる前記グループを示す情報と、前記グループにおけるユーザの識別情報とを取得し、コードを取得した前記端末装置を示す情報と、前記端末装置が取得したコードに含まれる前記グループを示す情報と、前記識別情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させる登録部と
を備えることを特徴とするサーバ装置。
(付記5)
前記グループは、学校のクラスであり、
前記識別情報は、クラスにおけるユーザの出席番号であることを特徴とする付記4に記載のサーバ装置。
(付記6)
複数のユーザが属するグループを示す情報を含むコードを発行するステップと、
コードを取得した端末装置を示す情報と、前記端末装置が取得したコードに含まれる前記グループを示す情報と、前記グループにおけるユーザの識別情報とを関連付けて記憶部に記憶させるステップと
を含むことを特徴とする登録方法。
(付記7)
コード発行部、登録部、および記憶部を備える登録システムに、
前記コード発行部が、複数のユーザが属するグループを示す情報を含むコードを発行するステップと、
前記登録部が、前記コード発行部が発行したコードを取得した端末装置を示す情報と、前記端末装置が取得したコードに含まれる前記グループを示す情報と、前記グループにおけるユーザの識別情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させるステップと
を実行させるための登録プログラム。
(付記8)
ユーザの人数分のコードを発行するコード発行部と、
記憶部と、
前記コード発行部が発行したコードを読み取った端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させる登録部とを備え、
前記登録部は、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録システム。
(付記9)
ユーザの世帯の端末装置と、ネットワークを介して前記端末装置と接続可能なサーバ装置とを備え、
前記端末装置は、
前記サーバ装置が発行したコードを読み取る読取部と、
前記読取部が読み取ったコードに対応するユーザを示す情報と、当該端末装置を示す情報とを前記サーバ装置に送信する通信部とを備え、
前記サーバ装置は、
ユーザの人数分のコードを発行するコード発行部と、
記憶部と、
前記コード発行部が発行したコードを読み取った前記端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させる登録部とを備え、
前記登録部は、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録システム。
(付記10)
ユーザの世帯の端末装置とネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、
ユーザの人数分のコードを発行するコード発行部と、
記憶部と、
前記コード発行部が発行したコードを読み取った前記端末装置から、当該端末装置を示す情報と、当該端末装置が読み取ったコードに対応するユーザを示す情報とを取得し、当該端末装置を示す情報と、当該端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させる登録部とを備え、
前記登録部は、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とするサーバ装置。
(付記11)
ユーザの人数分のコードを発行するステップと、
コードを読み取った端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて記憶部に記憶させるステップとを含み、
前記記憶させるステップにおいて、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録方法。
(付記12)
コード発行部、登録部、および記憶部を備える登録システムに、
前記コード発行部が、ユーザの人数分のコードを発行するステップと、
前記登録部が、コードを読み取った端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させるステップとを実行させ、
前記記憶させるステップにおいて、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録プログラム。