JP7429659B2 - 通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 2020年6月11日、教育活動振興協会準備委員会(令和2年12月10日以降は一般社団法人教育活動振興協会)のウェブサイトにて公開 2020年6月11日から継続中、つくば市教育局総合教育研究所、つくば市立学園の森義務教育学校、つくば市立春日学園義務教育学校、つくば市立みどりの学園義務教育学校、およびつくば市立秀峰筑波義務教育学校にて実証実験 2020年6月11日から継続中、横浜市立上山小学校、横浜市立中山小学校、横浜市立森の台小学校、横浜市立中山中学校、および横浜市立本牧南小学校にて実証実験
本発明は、通信システム及び通信方法に関する。
例えば、小学校の教員は「学校だより」、「給食献立」などの児童に関わる各種の連絡事項を、各児童の保護者に通知することがある。従来は、印刷装置を用いて連絡事項を印刷した連絡票を児童の人数分作成し、この連絡票を児童に持たせて保護者に届ける方法が採用されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2008-112379号公報
しかしながら、児童が介在して連絡票を保護者に届ける方法では、児童が連絡票を紛失したり、保護者への提示を失念することがあり、連絡票を確実に保護者に届けることができないことがある。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、管理者側からユーザ側への連絡情報を円滑に通知することが可能な通信システム及び通信方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信システムは、管理者端末と、ネットワークを介して前記管理者端末に接続されたサーバ装置と、前記ネットワークを介して前記管理者端末に接続された少なくとも一つユーザ端末と、を備えた通信システムであって、前記管理者端末は、前記ユーザ端末へ通知する連絡情報を取得する連絡情報取得部と、前記連絡情報に含まれる個人情報をニックネームに対応付けて前記ユーザ端末に送信する通信制御部と、を備え、ユーザと前記ニックネームとの対応関係を示す情報を、前記サーバ装置及び前記管理者端末の少なくとも一方に記憶し、前記ユーザ端末には記憶しない
本発明に係る通信方法は、管理者端末と、ネットワークを介して前記管理者端末に接続されたサーバ装置と、前記ネットワークを介して前記管理者端末に接続された少なくとも一つのユーザ端末と、を備えた通信システムにて、前記管理者端末から前記ユーザ端末に連絡情報を送信する通信方法であって、前記管理者端末が、前記ユーザ端末へ通知する連絡情報を取得するステップと、前記管理者端末が、前記連絡情報に含まれる個人情報をニックネームに対応付けて前記ユーザ端末に送信するステップと、を備え、ユーザと前記ニックネームとの対応関係を示す情報は、前記サーバ装置及び前記管理者端末の少なくとも一方に記憶され、前記ユーザ端末には記憶されていない
本発明では、管理者側からユーザ側への連絡情報を円滑に通知することが可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係る通信システムのネットワーク構成図である。 図2は、本発明の実施形態に係る学校端末の構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る保護者端末の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の実施形態に係るサーバ装置の構成を示すブロック図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係り、学校端末から送信された連絡情報を、サーバ装置を経由して保護者端末に送信する際のデータの送受信を示すシーケンス図である。 図6は、学校端末の表示部に表示される、アプリケーション選択画面の例を示す説明図である。 図7は、学校端末の表示部に表示される、「お便り配信状況」の表示画面を示す説明図である。 図8は、図7に示す画面で「お便り新規配信」を選択したときの表示画面を示す説明図である。 図9は、図7に示す画面で「既読数の確認」を選択したときの表示画面を示す説明図である。 図10は、保護者端末の表示部に表示される、アプリケーション選択画面の例を示す説明図である。 図11は、図10に示す画面で「通知一覧」を選択したときの表示画面を示す説明図である。 図12は、図11に示す画面で連絡情報を選択したときの表示画面を示す説明図である。 図13は、図11に示す画面で連絡情報を選択したときの表示画面を示す説明図である。 図14は、本発明の第2実施形態に係り、学校端末から送信された連絡情報を、サーバ装置を経由して保護者端末に送信する際のデータの送受信を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
[実施形態の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る通信システム100は、学校側装置6(管理者装置)と、複数の保護者端末2(ユーザ端末)と、サーバ装置3と、を備えている。学校側装置6は、学校端末1(管理者端末)と、印刷装置5と、を備えている。学校端末1、及び保護者端末2は、インターネットなどのネットワーク4を経由し、サーバ装置3に接続可能になっている。また、学校端末1は印刷装置5に接続されている。なお、以下において、学校に通う児童や生徒のことを単に「児童」という。
[学校端末1の説明]
学校端末1の詳細な構成について説明する。学校端末1は、小学校などの学校に設置されており、学校の教員が保護者端末2に連絡情報を送信し、且つ、必要に応じて保護者端末2から送信された連絡事項を取得する処理などを行うための端末装置である。学校端末1は、CPU、ROM、RAM、ハードディスクなどを備えたコンピュータにより構成することができる。
図2は、学校端末1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、学校端末1は、制御部31と、入力部32と、表示部33と、プログラム記憶部34と、データベース35と、外部通信部36と、を備えている。また、学校端末1は、印刷装置5に接続されている。
入力部32は、教員による入力操作を受け付ける。入力部32は、例えばパソコンに搭載されるキーボード、マウス、或いは、タブレット端末に搭載されるタッチパネルセンサなどである。入力部32はまた、連絡情報が印刷された印刷物を読み取って電子データを生成するスキャナなどを含む。
表示部33は、各種の画像を画面表示する。表示部33は、例えばパソコンやタブレット端末に搭載される液晶ディスプレイである。
プログラム記憶部34は、各種の制御及びサーバ装置3との間で各種の連絡情報の通信を実行するためのアプリケーションプログラムを含む各種のプログラムを記憶している。プログラム記憶部34は、フラッシュメモリなどにより構成することができる。各種の制御及び連絡情報の通信を実行するためのアプリケーションプログラムは、例えば、ネットワーク4を経由してクラウドサーバなどからダウンロードすることができる。
データベース35は、各児童の出席番号と、各児童が所属するクラスのクラスIDを対応付けたクラス対応テーブルを記憶する。データベース35は、例えばハードディスクにより構成することができる。
外部通信部36は、ネットワーク4を介して外部装置との通信処理を行う。
制御部31は、連絡情報取得部311と、表示制御部312と、通信制御部313と、印刷制御部314と、を備えている。
連絡情報取得部311は、入力部32にて入力される連絡情報を取得する。「連絡情報」とは、教員が各児童及び各児童の保護者に定期的或いは非定期に知らせる各種の情報であり、「学校だより」、「給食献立」などである。連絡情報は、全学年を対象とした情報、特定の学年を対象とした情報、特定のクラスを対象とした情報、特定の部活動の部員を対象とした情報などを含む。
連絡情報取得部311は、連絡情報が印刷された印刷物をスキャナで読み込むことにより生成される画像データを取得する。連絡情報取得部311はまた、画像作成ソフト或いは文字入力ソフトで入力されたデータを画像データとして取得することもできる。
従って、教員は連絡情報を印刷物として作成し、これをスキャナで読み取ることにより連絡情報を電子データとして入力することができる。また、教員は連絡情報をパソコンのソフトウェアを用いて作成し、作成した連絡情報を電子データとして入力することもできる。
表示制御部312は、各種の情報を表示部33に表示する制御を行う。具体的には、表示制御部312は、連絡情報取得部311で取得された連絡情報を表示部33に表示する制御を行う。例えば、連絡情報が「9月分給食献立」である場合には、この画像を表示部33に表示する。表示制御部312はまた、連絡情報の送信状況を示す画像などを表示部33に表示する制御を行う。
表示制御部312はまた、サーバ装置3に記憶されている連絡情報の入力画像、配信状況を示す画像を表示部33に表示する制御を行う。具体的に、後述する図7、図8に示す画像などを表示する制御を行う。
通信制御部313は、連絡情報取得部311で取得された連絡情報を、学校端末1からサーバ装置3に送信する処理を行う。通信制御部313は、入力部32にて連絡情報の送信指令が入力された際に、データベース35に記憶されている連絡情報をサーバ装置3に送信する。
連絡情報には、送信先となる保護者端末2の情報が含まれる。送信先となる保護者端末2は、児童が所属する学校全体、学年、学級、部活動、地域などに区分して設定することができる。例えば、対象となる連絡情報を3年生の児童の保護者端末2に送信する場合には、送信先を3年生に設定する。また、対象となる連絡情報をサッカー部の児童の保護者端末2に送信する場合には、送信先をサッカー部に設定する。
また、連絡情報には、送信時刻情報を含めることができる。送信時刻情報は、連絡情報を各保護者端末2に送信する日にち、時刻を示す情報である。後述するように、通信制御部313により送信される連絡情報は、サーバ装置3に保存された後、送信時刻情報に設定されている日時に、送信対象となる保護者端末2に送信される。
通信制御部313はまた、保護者端末2からサーバ装置3を経由して送信される各種の情報を受信する。通信制御部313は、受信した情報をデータベース35に記憶する。保護者端末2から送信される情報は、例えば、保護者が教員に対して通知する欠席連絡などの情報である。
通信制御部313はまた、既に送信済みの連絡情報についての削除指令が入力部32から入力された場合には、この削除指令をサーバ装置3に送信する。後述するように、サーバ装置3は、通信制御部313から送信された削除指令が取得されると、連絡情報テーブル124(後述する図4参照)に記憶されている削除対象の連絡情報を削除する。
印刷制御部314は、入力部32において、連絡情報の印刷を指示する操作が入力された際に、印刷装置5に印刷指令を出力する。また、入力部32において、連絡情報の送信を指示する操作が入力された際に、この連絡情報の送信と連動して印刷装置5に印刷指令を出力する。
印刷装置5は、プリンタ、コピー機などの印刷装置である。印刷装置5は、印刷制御部314から印刷指令が出力された際に、印刷情報の印刷処理を行う。教員は、印刷物を児童に持参させて、児童の保護者に届けるように指示することができる。
[保護者端末2の説明]
次に、図1に示した保護者端末2について説明する。保護者端末2は、例えば学校に通う児童や生徒の世帯の保護者が所有している端末装置である。具体的には、保護者端末2は、学校に通う児童、生徒の保護者(例えば、親)、或いは本人が所有するスマートフォン、タブレット端末などである。1つの世帯における保護者端末2は、1つであってもよいし、複数であってもよい。保護者端末2は、CPU、ROM,RAM、ハードディスクなどを備えたコンピュータにより構成される。
図3は、保護者端末2の詳細な構成を示すブロック図である。図3に示すように、保護者端末2は、制御部21と、入力部22と、表示部23と、プログラム記憶部24と、データベース25と、外部通信部26と、を備えている。
入力部22は、保護者端末2を操作する保護者(ユーザ)による入力操作を受け付ける。入力部22は、例えばスマートフォンやタブレット端末に搭載されるタッチパネルセンサである。入力部22として、専用のキーボード、マウスなどを用いることも可能である。保護者は、入力部22を操作して学校端末1に通知する連絡情報を入力することが可能とされている。
表示部23は、各種の画像を画面表示する。表示部23は、例えばスマートフォンやタブレット端末に搭載される液晶ディスプレイである。
プログラム記憶部24は、各種の制御、及びサーバ装置3との間で各種の情報通信を実行するためのアプリケーションプログラムを含む各種のプログラムを記憶する。プログラム記憶部24は、フラッシュメモリなどにより構成することができる。各種の制御、連絡情報の通信を実行するためのアプリケーションプログラムは、例えば、ネットワーク4を経由してクラウドサーバなどからダウンロードすることができる。
データベース25は、サーバ装置3との間での通信に関する各種の情報を記憶する。例えば、後述するID管理部211で設定された各種のID情報を記憶する。
外部通信部26は、ネットワーク4を介して外部装置との通信処理を行う。
制御部21は、ID管理部211と、表示制御部212と、通信制御部213と、を備えている。
ID管理部211は、児童が通う学校の各クラスごとに設定されているクラスIDのうち、児童が所属するクラスのクラスIDを取得する。クラスIDは、児童が所属するクラスを一意に識別するデータである。ID管理部211は、取得したクラスIDをデータベース25に記憶する処理を行う。即ちID管理部211は、保護者が入力部22において、児童が所属するクラスのクラスIDを入力すると、このクラスIDをデータベース25に記憶する。
ID管理部211はまた、児童が通う学校の各児童ごとに設定されている出席番号(児童ID)を取得し、この出席番号をデータベース25に記憶する。即ちID管理部211は、保護者が入力部22において出席番号を入力すると、この出席番号をデータベース25に記憶する。出席番号は、例えば各クラスごとに設定されている五十音順、生年月日順などの番号である。
ID管理部211はまた、入力部22においてクラスID、或いは出席番号の変更操作が入力された際には、データベース25に記憶されているクラスID、出席番号を書き換える処理を行う。
表示制御部212は、各種の情報を表示部23に表示する制御を行う。
通信制御部213は、サーバ装置3との間で行われるデータの送信、受信を制御する。通信制御部213は、サーバ装置3から送信されるプッシュ通知(詳細は後述)を受信する。通信制御部213は、プッシュ通知に対して、入力部22において連絡情報の取得操作が行われた際に、サーバ装置3に連絡情報の送信要求を送信する。通信制御部213は、送信要求の送信に対して、サーバ装置3から連絡情報が送信された際に、この連絡情報を受信する処理を行う。
[サーバ装置3の説明]
次に、図1に示したサーバ装置3の詳細な構成を図4を参照して説明する。図4に示すように、サーバ装置3は、制御部11と、データベース部12(サーバ側データベース)と、プログラム記憶部13と、外部通信部14と、を備えている。
データベース部12は、学校管理テーブル121と、クラス管理テーブル122と、ユーザテーブル123と、連絡情報テーブル124と、を備えている。
学校管理テーブル121は、ネットワーク4に接続されている各学校を管理するための情報を記憶するテーブルである。学校管理テーブル121には、各学校端末1のマックアドレス、各学校端末1を操作する教員のIDなどが記憶されている。
クラス管理テーブル122は、各学校における各クラスを管理するための情報を記憶するテーブルである。クラス管理テーブル122には、各クラスごとに一意に対応付けられたクラスIDが記憶されている。
ユーザテーブル123は、ネットワーク4に接続された各保護者端末2と児童に関連する情報を記憶するテーブルである。ユーザテーブル123には、一世帯に複数の保護者端末2が設けられている場合には、世帯ごとの保護者端末2の対応関係を示す情報が記憶されている。
連絡情報テーブル124は、学校端末1から各保護者端末2に送信する連絡情報を記憶するテーブルである。連絡情報テーブル124には、学校端末1から送信された「学校だより」、「給食献立」などの連絡情報が記憶される。学校端末1から送信される連絡情報はPDFなどの画像データで送信されるため、PDFの画像データを後述するデータ加工部181でPNGデータなどに加工した後に連絡情報テーブル124に記憶される。
また、連絡情報テーブル124には、学校端末1の表示部33に表示する連絡情報の入力、確認を行うための画像が記憶されている。例えば、後述する図7に示すお便り配信状況を示す画像が記憶されている。また、連絡情報テーブル124には、保護者端末2の表示部23に表示する入力、確認を行うための画像が記憶されている。例えば、後述する図11に示す画像が記憶されている。
プログラム記憶部13は、保護者端末2及び学校端末1との間で各種の制御、連絡情報の通信を実行するためのアプリケーションプログラムを含む各種のプログラムを記憶している。プログラム記憶部13は、フラッシュメモリなどにより構成することができる。
外部通信部14は、ネットワーク4を介して外部装置との通信処理を行う。
制御部11は、サーバ装置3全体の動作を制御する。制御部11は、CPUなどを備えて構成されている。制御部11は、ユーザ管理部15と、受信制御部16と、送信制御部17と、連絡情報管理部18と、を備えている。制御部11の各部は、CPUがプログラム記憶部13に記憶されたプログラムを実行することにより構成される。
ユーザ管理部15は、クラスID発行部151と、出席番号管理部152と、保護者端末管理部153と、を備えている。
クラスID発行部151は、学校の各クラスを特定するためのクラスIDを発行する。クラスID発行部151はまた、各児童の出席番号とクラスIDを対応付けてクラス管理テーブル122に記憶する。
出席番号管理部152は、各児童の出席番号(児童ID)を管理する。具体的には、出席番号管理部152は、各児童の保護者が所持する保護者端末2と各児童の出席番号を対応付けてユーザテーブル123に記憶する。
保護者端末管理部153は、ネットワーク4に接続されている各保護者端末2を管理する。具体的には、保護者端末管理部153は、一世帯に複数の保護者端末2が設けられている場合には、同一世帯ごとに各種の情報を同期させる処理などを行う。
受信制御部16は、学校端末1から送信された連絡情報を受信し、連絡情報テーブル124に記憶する処理を行う。受信制御部16はまた、保護者端末2から送信される連絡情報の送信要求を受信する。
送信制御部17は、後述する配信予約部182において設定された予約時刻に、保護者端末2に対して所定の連絡情報についてのプッシュ通知を送信する。送信制御部17はまた、保護者端末2から送信された送信要求が取得された際に、連絡情報テーブル124に記憶されている連絡情報を保護者端末2に送信する。送信制御部17はまた、受信制御部16にて受信した電子データと同一内容の印刷物の少なくとも一部を含むデータを保護者端末2に送信する。
連絡情報管理部18は、データ加工部181と、配信予約部182と、プッシュ通知処理部183と、既読処理部184と、上書き処理部185と、分類処理部186と、を備えている。
データ加工部181は、学校端末1から送信された連絡情報の電子データを加工する。例えば、連絡情報がPDFデータで送信された場合には、PNGデータなどに加工する。
配信予約部182は、学校端末1から送信された連絡情報に、連絡情報を送信する日時を示す配信時刻情報が付加されている場合には、この日時において対象となる保護者端末2にプッシュ通知が送信されるように予約設定する。
プッシュ通知処理部183は、学校端末1から連絡情報が送信され、上述した予約時刻になった場合に、対象となる保護者端末2に対して連絡情報が送信されていることを示すプッシュ通知を送信する。
既読処理部184は、保護者端末2に連絡情報を送信し、この連絡情報が保護者端末2にて開封された際に、連絡情報テーブル124に記憶されている連絡情報に既読情報を付加する処理を行う。既読情報は、各保護者端末2ごとに設定される。例えば、一の連絡情報を複数の保護者端末2に対して送信した場合には、一の連絡情報を開封した保護者端末2に対して既読情報を付加する。連絡情報に既読情報を付加することにより、連絡情報の送信対象となる保護者端末2が閲覧済みであることを認識できる。
なお、一つの世帯において複数の保護者端末2が設定されている場合、例えば、一人の児童に対して母親、父親が保護者端末2であるスマートフォンを所持している場合には、少なくとも一方の保護者端末2において連絡情報が開封された際に、この連絡情報に既読情報を付加する。或いは、双方の保護者端末2において連絡情報が開封された際に、既読情報を付加するようにしてもよい。
上書き処理部185は、学校端末1から同一タイトルの連絡情報が複数回送信された場合には、最新の連絡情報に上書きする処理を行う。「同一タイトル」とは、例えば、「9月分給食献立」、「3年1組学級だより3月号」のように、同一のものが複数存在しない連絡情報である。即ち、上書き処理部185は、保護者端末2から同一タイトルの連絡情報が複数回送信された際に、データベース部12に記憶されている連絡情報を最新の連絡情報に上書きする処理を行う。上書き処理部185また、学校端末1から、特定の連絡情報に対する削除指令が送信された場合には、この連絡情報を削除する処理を行う。
分類処理部186は、学校端末1から送信された連絡情報を、予め設定されている複数の種別に分類する処理を行う。分類処理部186は、連絡情報テーブル124に記憶されている連絡情報に、各種別の情報を付加する。分類する種別とは、例えば、学校だより、保健だより、給食献立、などである。即ち、分類処理部186は、学校端末1から送信される連絡情報を、予め設定されている複数の種別ごとに分類する処理を行う。
[第1実施形態の動作]
次に、図5を参照して本実施形態に係る通信システム100の処理手順について説明する。図5は、学校端末1から保護者端末2に、サーバ装置3を経由して連絡情報を送信する処理を示すシーケンス図である。
初めに、図5のステップS11において、学校端末1の連絡情報取得部311は、連絡情報を取得する。例えば、連絡情報が印刷物として与えられた場合には、この印刷物をスキャナで読み取ることにより、連絡情報の電子データを取得する。また、連絡情報が画像作成ソフトや文字入力ソフトなどのソフトウェアで作成された場合には、これらの電子データを取得する。また、サーバ装置3にて連絡情報の電子データを生成してもよい。即ち、印刷物に記載された連絡情報の電子データは、学校端末1またはサーバ装置3で作成することができる。
ステップS12において、学校端末1の通信制御部313は、連絡情報取得部311で取得された連絡情報をサーバ装置3にアップロードする。
ステップS13において、サーバ装置3の受信制御部16は、学校端末1からアップロードされた連絡情報を受信する。データ加工部181は、アップロードされた連絡情報のデータを加工する。例えば、PDFデータとしてアップロードされた連絡情報を、PNGデータに加工する。
また、分類処理部186は、加工された連絡情報を予め設定されている複数の種別ごとに分類して連絡情報テーブル124に記憶する。
また、上書き処理部185は、アップロードされた連絡情報と同一タイトルの連絡情報が、既に連絡情報テーブル124に記憶されている場合には、既に記憶されている連絡情報に上書きする。従って、同一タイトルの連絡情報について、複数回アップロードされた場合には、常に最新のバーションに更新される。
ステップS14において、学校端末1の連絡情報取得部311は、連絡情報の配信先となる保護者端末2の情報を取得する。具体的には、学校端末1を操作する教員が入力部32において、連絡情報の配信先を例えば全校児童、〇年〇組の児童、などのように設定すると、この情報が連絡情報取得部311にて取得される。
以下、図6~図9を参照して、連絡情報をアップロードする処理の具体例を説明する。図6は、学校端末1の表示部33に表示される初期画面を示す説明図、図7は、「お便り配信状況」の表示画面を示す説明図、図8は、図7に示す画面で「お便り新規配信」を選択したときの表示画面を示す説明図である。
学校端末1を操作する教員は、連絡情報の通信を実行するためのアプリケーションを起動すると、表示部33には図6に示す初期画面が表示される。教員は、図6に示す初期画面に表示されている「お便り通知/配信状況」のアイコンP1を選択する。
アイコンP1を選択することにより、図7に示す「お便り配信状況」の画面が表示される。図7に示すように、お便り配信状況の画面には、「お便り新規配信」の選択枠P4が表示されている。また、お便り配信状況の画面には、過去に送信したお便りのリストP2が表示されており、リストには、既読数の確認を示す選択枠P3が表示されている。
教員が図7に示す画面上で「お便り新規配信」の選択枠P4を選択すると、図8に示す新規連絡情報の設定画面が表示される。図8に示す設定画面では、送信する連絡情報のプレビュー画面P11、印刷の実行を選択する選択枠P13、印刷の実行が選択されたことを示す選択ボックスP14、及びポップアップ画面P12が表示される。
教員は、プレビュー画面P11、及びポップアップ画面P12を見ることにより、送信対象となる連絡情報を認識できる。また、連絡情報を電子データとして送信することと並行して、連絡情報を印刷装置5で印刷する場合には、選択枠P13を選択する。その結果、印刷の実行が選択されたことを示す選択ボックスP14がチェックされる。
教員は、図8に示すタイトルの入力枠P15に、「学級新聞6月号」などの連絡情報のタイトルを入力する。教員はまた、お便り分類名の入力枠P16に、「全校」、「学年」、「クラス」などの、連絡情報の送信先となる分類名を入力する。教員はまた、メッセージの入力枠P17に、連絡情報に付帯させるメッセージを入力する。
教員はまた、配信クラスの選択枠P18にて、連絡情報の送信先を設定する。例えば、連絡情報の送信先が「全学年」である場合には、全学年の選択ボックスにチェックマークを入れる。教員はまた、連絡情報の配信日時を示す選択枠P19において、連絡情報の配信日時を設定する。送信時刻を予約する場合には、「予約」を選択し、即時に送信する場合には「即時」を選択する。教員はまた、配信登録の選択枠P20を選択することにより、連絡情報を配信登録することができる。
また、図7に示す確認用の選択枠P3を選択すると、図9に示すように、各児童の氏名、出席番号、及び既読、未読の情報が表示される。なお、学校端末1には児童の出席番号と氏名を対応付けるテーブルが設定されている。従って、児童の出席番号に対応した氏名を表示することができる。児童の氏名の情報は、サーバ装置3との間の通信には用いられない。従って、児童の氏名が外部に漏洩することはない。
図5に戻って、ステップS15において、学校端末1の通信制御部313はサーバ装置3に、連絡情報の配信先を含む各種の情報及び配信指示の情報を送信する。
ステップS16において、サーバ装置3の配信予約部182は、連絡情報テーブル124に記憶されている連絡情報に、送信先及びの配信日時の情報を対応付ける。
ステップS17において、既読処理部184は、連絡情報テーブル124に記憶されている連絡情報に付加する既読情報を「未読」とする。即ち、保護者端末2に送信する前の連絡情報を未読に設定する。
ステップS18において、プッシュ通知処理部183は、対象となる連絡情報についての配信予約時刻(例えば、〇月〇日の午前〇時)になると、この連絡情報の送信先となる保護者端末2に対してプッシュ通知を送信する。
ステップS19において、保護者端末2は、サーバ装置3から送信されたプッシュ通知を受信する。保護者端末2を操作する保護者は、プッシュ通知により学校の教員からの連絡情報があることを認識することができる。
保護者端末2を操作する保護者が連絡情報を取得する操作を行うと、ステップS20において、保護者端末2は、サーバ装置3に連絡情報の取得要求を送信する。
ステップS21において、サーバ装置3の受信制御部16は連絡情報の取得要求を受信する。送信制御部17は、取得要求があった保護者端末2に対して連絡情報を送信する。なお、一つの世帯において、複数の保護者端末2が設定されている場合で、このうち一つの保護者端末2から連絡情報の取得要求があった場合には、この世帯全ての保護者端末2に連絡情報を送信してもよい。
ステップS22において、保護者端末2の通信制御部213は、サーバ装置3から送信された連絡情報を受信し、受信した連絡情報を表示部23に表示する。
以下、図10~図13を参照して保護者が連絡情報を閲覧する処理について詳細に説明する。図10~図13は、保護者端末2の表示部23に表示される画面の表示例を示す説明図である。ここでは、保護者端末2がスマートフォンである場合の例を示す。
保護者端末2を操作する保護者は、連絡情報の通信を実行するためのアプリケーションを起動すると、表示部23には、初期画面として例えば図10に示すように、通知一覧を示すアイコンP5を含む複数のアイコンが表示される。保護者は、画面上でアイコンP5をタップすると表示部23には図11に示すように、「通知一覧」の画面が表示される。
通知一覧の画面上には、児童のニックネームを選択するための選択枠P31、及び各種の連絡情報を選択するためのリストP32が表示される。
選択枠P31には、複数の児童のニックネームが表示されている。例えば、一つの世帯に3人の児童がいる場合には、各児童に設定されているニックネームが表示される。図11に示す例では「ジョン」、「ジョージ」、「ポール」が表示されている。保護者は、各児童と各ニックネームとの対応を認識しているので、画面上の表示をニックネームとして各児童を識別することができる。ニックネームは、保護者が識別できる文字、記号など、本名以外であればどのような態様であってもよい。ニックネームを用いることにより、システム全体において児童の氏名、住所、年齢などの個人情報を取り扱う必要がなく、情報漏洩によるリスクを軽減できる。
各ニックネームには、各児童の出席番号が対応付けられている。「出席番号」とは、各児童を特定するための番号であり、例えば五十音順、生年月日順などに設定されている。
各児童の出席番号は、各児童のニックネームに対応付けられており、これらの関係を示す情報は、サーバ装置3及び学校端末1に記憶されている。従って、通知一覧の画面上では、児童の氏名ではなく、各児童に対応付けたニックネームが表示される。ニックネームを用いることにより、システム全体において個人情報を取り扱う必要がなく、情報漏洩によるリスクを軽減できる。
保護者は、選択枠P31に表示されている児童のニックネームをタップすることにより、対象となる児童を選択することができる。
ニックネームを選択することにより、表示画面上には、学校端末1から送信された連絡情報のリストP32が表示される。具体的には、「学校だより」、「給食だより」、「サッカー部」などのリストが表示される。表示画面に表示される連絡情報のうち、未開封の連絡情報については、未開封を示すマーカP34が表示される。
また、「お便り種類」の選択枠P35をタップすることにより、所望の連絡情報の種類を選択することができる。即ち、サーバ装置3の連絡情報テーブル124には、連絡情報に種別情報が付加されているので、連絡情報の種類を選択することにより、各種別ごとの連絡情報を分類して表示させることができる。また、頻繁に選択する種別の連絡情報についてはアイコンP36をタップすることにより「お気に入り」に設定することができる。「お気に入り」に設定されている種別の連絡情報には、マーカP33が塗りつぶされて表示される。
保護者は、未開封の連絡情報をタップすることにより、例えば図12、図13に示すように、連絡情報を画面表示させることができる。図12は、給食献立表が表示されている例を示している。図13は、給食献立表に添付される注意事項が表示されている例を示している。保護者は、この画面を見ることにより、給食献立表、及びこれについての注意事項を認識することができる。
図5に戻って、ステップS23において、保護者端末2の通信制御部213は、連絡情報が開封された際に、この連絡情報についての既読情報を送信する。
ステップS24において、サーバ装置3の受信制御部16は、既読情報を受信する。
ステップS25において、サーバ装置3の既読処理部184は、連絡情報テーブル124に記憶されている連絡情報に、既読情報を付加する。
教員は、図7に示した「お便り配信状況」の画面上に表示されている「確認」の選択枠P3を選択すると、図9に示すように、各児童の氏名、出席番号と、この児童に対応している保護者端末2における既読状態が表示される。即ち、保護者端末2からサーバ装置3に既読情報が送信されると、対象となる連絡情報に既読情報が付加されるので、学校端末1の表示部33で既読確認の操作を行うと、該表示部33に、対象となる連絡情報についての既読情報が表示される。教員は、この表示を閲覧することにより、各児童の保護者が、未読であるか既読であるかを認識できる。
また、同一世帯に複数の保護者端末2が設定されている場合には、少なくとも一方の保護者端末から既読情報が送信された際に、この連絡情報に既読情報が付加される。或いは、双方の保護者端末から既読情報が送信された際に、この連絡情報に既読情報を付加するようにしてもよい。
また、連絡情報の開封・ 既読情報を付加する処理の例として、例えば、連絡情報を保護者端末2で受信し、保護者端末2の表示部23の表示画面で連絡情報を開封すると、開封された情報が既読情報として保護者端末2に一旦記憶され、その後、ユーザの操作によりサーバ装置3と通信した時点でサーバ装置3のデータベース部12に既読情報がアップデートされるようにしてもよい。
[第1実施形態の効果]
このように、第1実施形態に係る通信システム100では、学校端末1を操作する教員は、保護者への連絡情報を電子データとして取得し、サーバ装置3を経由して保護者端末2に送信することができる。このため、例えば小学校の教員が各児童の保護者に「学校だより」や「給食献立」などの連絡情報を伝える場合には、連絡情報の印刷物を児童に持たせる必要がない。従って、児童が印刷物を紛失したり、保護者に手渡すことを失念するなどの問題はなく、連絡情報を確実に児童の保護者に伝えることが可能となる。
また、本実施形態に係る通信システム100は、サーバ装置3を備えており、学校端末1にて入力された連絡情報をサーバ装置3にアップロードし、保護者端末2では、サーバ装置3にアップロードされている連絡情報を閲覧可能とされている。従って、学校端末1に対して多数の保護者端末2が接続され、通信が輻輳する場合であっても、連絡情報の送受信を円滑に実行することが可能となる。
更に教員は、送信済みの連絡情報に対して、同一のタイトルで再度連絡情報をアップロードすることにより、サーバ装置3に記憶済みの連絡情報を最新バーションに上書きすることができる。このため、教員は、送信済みの連絡情報を書き換えたい場合には、古いバーションを残すことなく、常に最新バージョンの連絡情報を保護者に伝えることが可能となる。また、連絡情報の誤認識を防止することができる。
また、学校端末1からアップロードされた連絡情報が保護者端末2に送信され、保護者により開封された場合には、この連絡情報に既読情報が付加される。従って、教員が学校端末1において連絡情報の配信状況を確認する際には、各児童ごとに既読、未読の情報を取得できる。このため教員は、どの児童の保護者に連絡情報が伝えられたかを確実に認識することができる。
更に、教員が入力部32において、送信済みの連絡情報に対して削除操作を行うと、サーバ装置3に記憶されている削除対象となる連絡情報を削除することができる。このため、不要な連絡情報がサーバ装置3に蓄積されることを防止できる。
また、学校端末1からアップロードされた連絡情報は、サーバ装置3において、予め設定した種別ごとに分類して、連絡情報テーブル124に記憶される。そして、保護者端末2が連絡情報を取得する際に、連絡情報の分類種別を設定すると、この分類種別でフィルタリングされた連絡情報を表示させることができる。このため、保護者端末2では、必要とする連絡情報を迅速に検索して閲覧することが可能となる。
更に、保護者端末2、サーバ装置3、及び学校端末1の間で、個人情報が含まれない連絡情報のみが送受信されるので、個人情報が漏洩することを防止することができる。
また、一世帯に複数の保護者端末2が設定されている場合、例えば、児童の父親と母親のスマートフォンが保護者端末2として設定されている場合には、少なくとも一方の保護者端末2において連絡情報が閲覧された際に、この世帯に対応する連絡情報が既読に設定される。従って、教員は少なくとも一人の保護者が閲覧したことを認識することができる。
更に、一つの世帯に保護者端末2が複数設定されている場合には、一の保護者端末からプッシュ通知に対する連絡情報の送信要求があった場合に、この世帯の全ての保護者端末に連絡情報を送信する。従って、例えば児童の父親と母親がそれぞれ保護者端末2を所持している場合において、双方の保護者端末2で連絡情報を共有することができる。
[第2実施形態の説明]
次に、本発明の第2実施形態に係る通信システムについて説明する。システム構成は前述した図1~図4と同様であるので、構成説明を省略する。
以下、図14に示すフローチャートを参照して、第2実施形態に係る通信システムの処理手順について説明する。図14に示すフローチャートは、前述した図5に示したフローチャートと対比して、ステップS141~S144が追加されている点で相違する。それ以外の処理は図5と同様であるので、説明を省略する。
学校端末1の通信制御部313は、連絡情報の配信先の情報を取得すると、サーバ装置3に連絡情報の印刷開始要求を送信する。
ステップS142において、サーバ装置3の送信制御部17は、連絡情報の印刷開始指示を学校端末1に出力する。
ステップS143において、学校端末1の印刷制御部314は、連絡情報取得部311で取得された連絡情報の電子データを印刷装置5に送信する。印刷制御部314はまた、印刷装置5に連絡情報の印刷指示を送信する。
ステップS144において、印刷装置5は、連絡情報を印刷する。例えば、連絡情報の配信先の数と同数の連絡情報を印刷する。ステップS143に示した印刷指示の送信と、ステップS15に示した連絡情報の配信指示を同期させることにより、連絡情報の配信と、印刷装置5による連絡情報の印刷処理を同期させて実行することができる。
教員は、印刷装置5で印刷された印刷物を児童に持参させることにより、連絡情報が印刷された印刷物を保護者に通知することができる。従って保護者は、保護者端末2で取得した電子データの連絡情報、及び連絡情報が印刷された印刷物の双方を取得することができる。その結果、教員が作成した連絡情報を確実に児童の保護者に伝えることが可能になる。
更に、連絡情報の配信と、印刷装置5での印刷を一回の操作で行うことができるので、教員は多くの労力を必要とせず、また、印刷操作を失念するなどの問題の発生を回避することができる。また、印刷物を手渡すことにより、保護者がスマートフォンなどの保護者端末2を確認していない場合であっても確実に連絡情報を保護者に伝えることが可能となる。
なお、上述した各実施形態では、管理者端末として小学校の教員が操作する学校端末1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、中学校、高等学校、大学、塾、料理教室などのカルチャースクールでもよい。更に、管理者端末は、保育園、幼稚園、病院、企業、企業内の部署、公立消防署、消防団などの互助組織、保健所などに設置されていてもよい。
また、ユーザ端末として児童の保護者が操作する保護者端末2を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、大学に通う学生自身が所有するスマートフォン、或いは、料理教室に通う生徒自身が所有するスマートフォンなどとすることも可能である。更に、管理者端末が保育園・幼稚園に設置されている場合には、ユーザが保護者、卒園生の家族などであってもよい。管理者端末が病院に設置されている場合には、ユーザが患者、介護者、治療完了した者、それらの家族であってもよい。管理者端末が企業に設置されている場合には、ユーザが従業員、正社員、派遣社員、株主、退職者、OB、それらの家族であってもよい。管理者端末が公立消防署、消防団などの互助組織、保健所に設置されている場合には、ユーザが地域の住民、訪問客、その家族であってもよい。
また、通信システムを要介護者がいる世帯及びデイサービスなどの介護施設に設置し、要介護者の保護者と介護施設との間での連絡に使用することも可能である。
なお、上述した実施形態では、サーバ装置3を経由して保護者端末2と学校端末1の間の通信を行う例について説明したが、サーバ装置3の機能を学校端末1に含める構成とすることも可能である。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載した発明を付記する。
[付記1]
管理者端末と、ネットワークを介して前記管理者端末に接続された少なくとも一つユーザ端末を備えた通信システムであって、
前記管理者端末は、
前記ユーザ端末へ通知する連絡情報を取得する連絡情報取得部と、
前記連絡情報を前記ユーザ端末に送信する通信制御部と、
を備えたことを特徴とする通信システム。
[付記2]
前記ネットワークに接続されたサーバ装置、を更に備え、
前記サーバ装置は、
前記管理者端末から送信された印刷物の電子データを受信する受信制御部と、
前記受信制御部にて受信した前記電子データと同一内容の印刷物の少なくとも一部を含むデータを前記ユーザ端末に送信する送信制御部と
を備えること
を特徴とする付記1に記載の通信システム。
[付記3]
前記ネットワークに接続されたサーバ装置、を更に備え、
前記サーバ装置は、
前記管理者端末から送信された連絡情報を受信する受信制御部と、
前記連絡情報を記憶するサーバ側データベースと、
前記ユーザ端末からの送信要求が取得された際に、前記サーバ側データベースに記憶されている前記連絡情報を前記ユーザ端末に送信する送信制御部と、
を備えたことを特徴とする付記1に記載の通信システム。
[付記4]
前記サーバ装置は、前記ユーザ端末から同一タイトルの連絡情報が複数回送信された際に、前記サーバ側データベースに記憶されている連絡情報を最新の連絡情報に上書きする上書き処理部を更に備えたこと
を特徴とする付記3に記載の通信システム。
[付記5]
前記サーバ装置は、前記ユーザ端末に送信した連絡情報が前記ユーザ端末にて開封された際に、前記サーバ側データベースに記憶されている前記連絡情報に既読情報を付加する既読処理部を更に備えたこと
を特徴とする付記3または4に記載の通信システム。
[付記6]
前記サーバ装置は、
前記管理者端末から送信される連絡情報を、予め設定されている複数の種別ごとに分類する分類処理部、を更に備え、
前記サーバ側データベースは、前記各種別ごとに分類して連絡情報を記憶すること
を特徴とする付記3~5のいずれか1項に記載の通信システム。
[付記7]
前記管理者端末は、個人情報を含まない連絡情報を送信すること、
を特徴とする付記1~6のいずれか1項に記載の通信システム。
[付記8]
ネットワークを介して少なくとも一つのユーザ端末に接続された管理者端末であって、
前記ユーザ端末へ通知する連絡情報を取得する連絡情報取得部と、
前記連絡情報を前記ユーザ端末に送信する通信制御部と、
を備えたことを特徴とする管理者端末。
[付記9]
ネットワークを介して、管理者端末、及び少なくとも一つのユーザ端末に接続されたサーバ装置であって、
前記管理者端末から送信された連絡情報を受信する受信制御部と、
前記連絡情報を記憶するデータベースと、
前記ユーザ端末からの送信要求が取得された際に、前記データベースに記憶されている前記連絡情報を前記ユーザ端末に送信する送信制御部と、
を備えたことを特徴とするサーバ装置。
[付記10]
管理者端末から、ネットワークを介して前記管理者端末に接続されたユーザ端末に連絡情報を送信する通信方法であって、
前記ユーザ端末へ通知する連絡情報を取得するステップと、
前記連絡情報を前記ユーザ端末に送信するステップと、
を備えたことを特徴とする通信方法。
[付記11]
付記8に記載した管理者端末としてコンピュータを機能させるための通信プログラム。
[付記12]
付記9に記載したサーバ装置としてコンピュータを機能させるための通信プログラム。
1 学校端末
2 保護者端末
3 サーバ装置
4 ネットワーク
5 印刷装置
6 管理者装置
11、21、31 制御部
12 データベース部(サーバ側データベース)
13 プログラム記憶部
14、26、36 外部通信部
15 ユーザ管理部
16 受信制御部
17 送信制御部
18 連絡情報管理部
22、32 入力部
23、33 表示部
24、34 プログラム記憶部
25、35 データベース
100 通信システム
121 学校管理テーブル
122 クラス管理テーブル
123 ユーザテーブル
124 連絡情報テーブル
151 クラスID発行部
152 出席番号管理部
153 保護者端末管理部
181 データ加工部
182 配信予約部
183 プッシュ通知処理部
184 既読処理部
185 上書き処理部
186 分類処理部
211 ID管理部
212、312 表示制御部
213、313 通信制御部
311 連絡情報取得部
314 印刷制御部

Claims (7)

  1. 管理者端末と、ネットワークを介して前記管理者端末に接続されたサーバ装置と、前記ネットワークを介して前記管理者端末に接続された少なくとも一つユーザ端末と、を備えた通信システムであって、
    前記管理者端末は、
    前記ユーザ端末へ通知する連絡情報を取得する連絡情報取得部と、
    前記連絡情報に含まれる個人情報をニックネームに対応付けて前記ユーザ端末に送信する通信制御部と、
    を備え、
    ユーザと前記ニックネームとの対応関係を示す情報を、前記サーバ装置及び前記管理者端末の少なくとも一方に記憶し、前記ユーザ端末には記憶しないこと
    を特徴とする通信システム。
  2. 記サーバ装置は、
    前記管理者端末から送信された印刷物の電子データを受信する受信制御部と、
    前記受信制御部にて受信した前記電子データと同一内容の印刷物の少なくとも一部を含むデータを前記ユーザ端末に送信する送信制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 記サーバ装置は、
    前記管理者端末から送信された連絡情報を受信する受信制御部と、
    前記連絡情報を記憶するサーバ側データベースと、
    前記ユーザ端末からの送信要求が取得された際に、前記サーバ側データベースに記憶されている前記連絡情報を前記ユーザ端末に送信する送信制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記サーバ装置は、前記ユーザ端末から、同一タイトルの連絡情報が複数回送信された際に、前記サーバ側データベースに記憶されている連絡情報を最新の連絡情報に上書きする上書き処理部を更に備えたこと
    を特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記サーバ装置は、前記ユーザ端末に送信した連絡情報が前記ユーザ端末にて開封された際に、前記サーバ側データベースに記憶されている前記連絡情報に既読情報を付加する既読処理部を更に備えたこと
    を特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  6. 前記サーバ装置は、
    前記管理者端末から送信される連絡情報を、予め設定されている複数の種別ごとに分類する分類処理部、を更に備え、
    前記サーバ側データベースは、前記各種別ごとに分類して連絡情報を記憶すること
    を特徴とする請求項3~5のいずれか1項に記載の通信システム。
  7. 管理者端末と、ネットワークを介して前記管理者端末に接続されたサーバ装置と、前記ネットワークを介して前記管理者端末に接続された少なくとも一つのユーザ端末と、を備えた通信システムにて、前記管理者端末から前記ユーザ端末に連絡情報を送信する通信方法であって、
    前記管理者端末が、前記ユーザ端末へ通知する連絡情報を取得するステップと、
    前記管理者端末が、前記連絡情報に含まれる個人情報をニックネームに対応付けて前記ユーザ端末に送信するステップと、を備え、
    ユーザと前記ニックネームとの対応関係を示す情報は、前記サーバ装置及び前記管理者端末の少なくとも一方に記憶され、前記ユーザ端末には記憶されていないこと
    を特徴とする通信方法。
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