JP2023152721A - 報酬管理システム、サーバ装置、報酬管理方法、および報酬管理プログラム - Google Patents

報酬管理システム、サーバ装置、報酬管理方法、および報酬管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】報酬の運用の柔軟性を高めることができる報酬管理システム、サーバ装置、報酬管理方法、および報酬管理プログラムを提供する。
【解決手段】ポイント付与部42は、保護者端末が広告主サイトを閲覧することにより発生するポイントの少なくとも一部を、保護者端末が関連付けられた児童が通う学校である付与元の学校および付与先の学校に分割して付与する。ポイント付与部42は、付与元の学校および付与先の学校のそれぞれに付与したポイントを、それぞれの学校IDと関連付けてデータベース部22の学校管理テーブル53に記憶させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、報酬管理システム、サーバ装置、報酬管理方法、および報酬管理プログラムに関する。
サービスを提供するサービス提供者である団体や組織の財源不足を軽減する仕組みとして、例えば、教育サービスを提供する学校の財源を補うことができるベルマーク運動がある。ベルマーク運動は、学校の教育サービスを利用するサービス利用者である生徒等が、ベルマーク(登録商標)が付された商品を購入してベルマークのポイント(点数)を集め、そのポイントを物品に交換するものである。
また、特許文献1には、学生の保護者が端末装置で広告サイトを閲覧することにより、物品やサービスと交換可能なポイントを、学生が通う学校に付与する技術が開示されている。
特開2021-103522号公報
上述した特許文献1の技術では、保護者が広告サイトを閲覧した学生が通う学校に報酬としてポイントを付与できるが、報酬の運用の柔軟性を高める技術が要望されていた。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、報酬の運用の柔軟性を高めることができる報酬管理システム、サーバ装置、報酬管理方法、および報酬管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、記憶部と、サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置が所定の行為を実施することにより発生する報酬の少なくとも一部を、前記サービス利用者または前記サービス利用者の関係者に関連付けられたサービス提供者、および前記サービス提供者とは異なる他のサービス提供者に分割して付与し、前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させ、前記他のサービス提供者に付与した前記報酬を、前記他のサービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させる報酬付与部とを備えることを特徴とする報酬管理システムが提供される。
本発明の他の態様によれば、記憶部と、サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置が所定の行為を実施することにより発生する報酬の一部をサービス提供者に付与し、付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させ、残りの報酬の少なくとも一部をプールする報酬として前記記憶部に記憶させる報酬付与部とを備えることを特徴とする報酬管理システムが提供される。
本発明の他の態様によれば、サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置と、ネットワークを介して前記端末装置と接続可能なサーバ装置とを備え、前記端末装置は、所定の行為を実施する実施部を備え、前記サーバ装置は、記憶部と、前記所定の行為を前記端末装置が実施することにより発生する報酬の少なくとも一部を、前記サービス利用者または前記サービス利用者の関係者に関連付けられたサービス提供者、および前記サービス提供者とは異なる他のサービス提供者に分割して付与し、前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させ、前記他のサービス提供者に付与した前記報酬を、前記他のサービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させる報酬付与部とを備えることを特徴とする報酬管理システムが提供される。
本発明の他の態様によれば、サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置と、ネットワークを介して前記端末装置と接続可能なサーバ装置とを備え、前記端末装置は、所定の行為を実施する実施部を備え、前記サーバ装置は、記憶部と、前記所定の行為を前記端末装置が実施することにより発生する報酬の一部をサービス提供者に付与し、付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させ、残りの報酬の少なくとも一部をプールする報酬として前記記憶部に記憶させる報酬付与部とを備えることを特徴とする報酬管理システムが提供される。
本発明の他の態様によれば、サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置とネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、記憶部と、所定の行為を前記端末装置が実施することにより発生する報酬の少なくとも一部を、前記サービス利用者または前記サービス利用者の関係者に関連付けられたサービス提供者、および前記サービス提供者とは異なる他のサービス提供者に分割して付与し、前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させ、前記他のサービス提供者に付与した前記報酬を、前記他のサービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させる報酬付与部とを備えることを特徴とするサーバ装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置とネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、記憶部と、所定の行為を前記端末装置が実施することにより発生する報酬の一部をサービス提供者に付与し、付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させ、残りの報酬の少なくとも一部をプールする報酬として前記記憶部に記憶させる報酬付与部とを備えることを特徴とするサーバ装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置が所定の行為を実施することにより発生する報酬の少なくとも一部を、前記サービス利用者または前記サービス利用者の関係者に関連付けられたサービス提供者、および前記サービス提供者とは異なる他のサービス提供者に分割して付与するステップと、前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて記憶部に記憶させるステップと、前記他のサービス提供者に付与した前記報酬を、前記他のサービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させるステップとを含むことを特徴とする報酬管理方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置が所定の行為を実施することにより発生する報酬の一部をサービス提供者に付与するステップと、前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて記憶部に記憶させるステップと、残りの報酬の少なくとも一部をプールする報酬として前記記憶部に記憶させるステップとを含むことを特徴とする報酬管理方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、報酬付与部および記憶部を備える報酬管理システムに、前記報酬付与部が、サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置が所定の行為を実施することにより発生する報酬の少なくとも一部を、前記サービス利用者または前記サービス利用者の関係者に関連付けられたサービス提供者、および前記サービス提供者とは異なる他のサービス提供者に分割して付与するステップと、前記報酬付与部が、前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させるステップと、前記報酬付与部が、前記他のサービス提供者に付与した前記報酬を、前記他のサービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させるステップとを実行させるための報酬管理プログラムが提供される。
本発明の他の態様によれば、報酬付与部および記憶部を備える報酬管理システムに、前記報酬付与部が、サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置が所定の行為を実施することにより発生する報酬の一部をサービス提供者に付与するステップと、前記報酬付与部が、前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させるステップと、前記報酬付与部が、残りの報酬の少なくとも一部をプールする報酬として前記記憶部に記憶させるステップとを実行させるための報酬管理プログラムが提供される。
本発明によれば、報酬の運用の柔軟性を高めることができる。
実施形態において実現されるビジネスモデルの概要の説明図である。 第1実施形態に係るポイント管理システムの構成を示すブロック図である。 図2に示すポイント管理システムのサーバ装置の構成を示すブロック図である。 広告管理テーブルを示す図である。 地域管理テーブルを示す図である。 学校管理テーブルを示す図である。 クラス管理テーブルを示す図である。 児童管理テーブルを示す図である。 保護者管理テーブルを示す図である。 広告閲覧テーブルを示す図である。 物品テーブルを示す図である。 提携テーブルを示す図である。 プールポイントテーブルを示す図である。 図2に示すポイント管理システムの保護者端末の構成を示すブロック図である。 ポイント獲得割合画面を示す図である。 ポイント付与割合設定画面を示す図である。 アプリケーションのホーム画面を示す図である。 広告一覧画面を示す図である。 図2に示すポイント管理システムにおける広告主サイトの閲覧時の動作を説明するためのシーケンス図である。 獲得ポイント数およびポイント数の配分を表示した画面を示す図である。 ポイント使用画面を示す図である。 図2に示すポイント管理システムにおいてポイントを物品に交換する際の動作を説明するためのシーケンス図である。 ポイント状況画面の一例を示す図である。 ポイント状況画面の他の例を示す図である。 第2実施形態におけるサーバ装置の構成を示すブロック図である。 第2実施形態における学校管理テーブルを示す図である。 第2実施形態における広告主サイトの閲覧時のポイント管理システムの動作を説明するためのシーケンス図である。 優先期間設定画面を示す図である。 第3実施形態における広告主サイトの閲覧時のポイント管理システムの動作を説明するためのシーケンス図である。 第3実施形態における広告主サイトの閲覧時のポイント管理システムの動作を説明するためのシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
[ビジネスモデルの概要]
本発明の実施形態において実現されるビジネスモデルの概要について、図1を参照して説明する。
図1に示すサービス提供者1は、サービスを提供する団体や組織である。サービス提供者1が提供するサービスは、インターネット上のサービスではない、実空間における公共的なサービスである。例えば、サービス提供者1は、教育サービスを提供する学校、医療サービスを提供する病院等である。サービス提供者1は、公立に限らず、私立の学校、病院等であってもよい。
サービス利用側2は、サービス提供者1が提供するサービスを利用するサービス利用者、またはその関係者である。サービス利用者は、学校の児童や生徒、病院の患者等である。サービス利用者の関係者は、サービス利用者の家族等である。
運用管理者3は、このビジネスモデルによる活動全体の運用、管理を行う事業者である。具体的には、運用管理者3は、物品と交換可能なポイントのサービス提供者1への付与、ポイントを物品に交換するための処理、後述する広告主5の広告の審査、広告料の管理等を行う。
協賛会社4は、ポイントと交換可能な物品(協賛品)をサービス提供者1に納品する企業である。協賛会社4は、このビジネスモデルによりサービス提供者1の財源を支援するという理念に賛同する企業である。
広告主5は、サービス利用側2のスマートフォン等の端末装置で使用されるアプリケーションに広告を掲載する企業である。広告主5は、運用管理者3に広告料を支払う。広告料は、ポイントと交換される協賛会社4の物品の代金等に使用される。
図1に示すように、このビジネスモデルでは、サービス利用側2の端末装置で使用されるアプリケーションに広告主5の広告が掲載される(ステップS1)。
サービス利用側2においてアプリケーションに掲載された広告から広告主5の企業のホームページ等の広告主サイトへアクセスして広告主サイトを閲覧する(ステップS2)。これにより、運用管理者3が、物品と交換可能なポイントをサービス提供者1に付与する(ステップS3)。
ここで、サービス利用側2による広告主サイトの閲覧により発生したポイントの少なくとも一部を、当該サービス利用側2に関連付けられたサービス提供者1と、当該サービス提供者1とは異なる他のサービス提供者1とに分配(分割して付与)することが可能である。
また、サービス利用側2による広告主サイトの閲覧により発生したポイントの一部をサービス提供者1に付与し、残りのポイントの少なくとも一部を運用管理者3においてプールしておくことが可能である。プールされたポイントは、後にサービス提供者1に付与するポイントとして使用可能である。
例えば、学校の児童の保護者が端末装置で広告主サイトを閲覧したことにより発生したポイントの少なくとも一部を、当該児童が通う学校と、他の学校とに分配することが可能である。
また、例えば、学校の児童の保護者が端末装置で広告主サイトを閲覧したことにより発生したポイントの一部を、当該児童が通う学校に付与し、残りのポイントを運用管理者3においてプールしておくことが可能である。
また、例えば、学校の児童の保護者が端末装置で広告主サイトを閲覧したことにより発生したポイントの一部を、当該児童が通う学校と、他の学校とに分配し、残りのポイントを運用管理者3においてプールしておくことが可能である。
サービス提供者1は、ポイントを物品に交換するために、運用管理者3に対し、ポイントを所望の物品に交換する要求を行う(ステップS4)。この要求を受けると、運用管理者3は、要求された物品を協賛会社4に発注する(ステップS5)。また、運用管理者3は、協賛会社4に物品の代金を支払う。協賛会社4は、サービス提供者1に物品を納品する(ステップS6)。
上述のように、このビジネスモデルによれば、サービス利用側2の端末装置において広告主サイトが閲覧されると、物品と交換可能なポイントがサービス提供者1に付与される。これにより、サービスを提供するさまざまな団体等であるサービス提供者1に対してサービス利用側2の行動によるポイントを付与できる。そして、ポイントを物品と交換することで、サービス提供者1の財源を支援することができる。
また、複数のサービス提供者1へのポイントの分配、およびポイントのプールが可能である。これにより、ポイントの運用の柔軟性を高めることができる。
[第1実施形態]
次に、上述したビジネスモデルを実施する第1実施形態について説明する。第1実施形態では、図1のサービス提供者1が、教育サービスを提供する組織である学校である。
図2に示すように、第1実施形態に係るポイント管理システム(報酬管理システムに相当)11は、サーバ装置12と、運用管理者端末13と、学校端末14と、保護者端末(端末装置に相当)15とを備える。運用管理者端末13、学校端末14、および保護者端末15は、インターネット等のネットワーク16を介してサーバ装置12と接続可能になっている。
ここで、学校端末14は、学校200に設けられている。学校端末14が設けられた学校200は、1つであってもよいし、複数であってもよい。また、1つの学校200に設けられた学校端末14は、1つであってもよいし、複数であってもよい。学校200は、小学校、中学校等であり、公立でも私立でもよい。
また、保護者端末15は、学校200に通う通学者である児童や生徒の保護者(親)が所有するスマートフォン、タブレット端末等の端末装置である。保護者端末15は、通学者1人に対して1つであってもよいし、複数であってもよい。なお、学校200に通う通学者である児童や生徒のことを単に「児童」と称する。児童は、学校200が提供する教育サービスを利用する者であり、上述のサービス利用者に相当し、図1のサービス利用側2に含まれる。また、児童の保護者(親)は、サービス利用者の関係者に相当し、サービス利用側2に含まれる。
サーバ装置12は、運用管理者3が物品と交換可能なポイント(報酬に相当)を学校200に付与するポイント付与サービスを提供するサーバである。サーバ装置12は、CPU、ROM、RAM、ハードディスク等を備えたコンピュータにより構成される。なお、サーバ装置12は、クラウド上に設けられたクラウドサーバであってもよい。
図3に示すように、サーバ装置12は、制御部21と、データベース部(記憶部に相当)22と、プログラム記憶部23と、外部通信部24とを備える。
制御部21は、サーバ装置12全体の動作を制御する。制御部21は、CPU等を備えて構成されている。制御部21は、ユーザ管理部31と、広告管理部32と、ポイント管理部33とを備える。制御部21の各部は、CPUがプログラム記憶部23に記憶されたプログラムを実行することにより構成される。
ユーザ管理部31は、上述したポイント付与サービスのユーザ登録のための処理を行う。具体的には、ユーザ管理部31は、ユーザ登録のための処理において、児童ID、学年ID、およびクラスIDを関連付けて、後述するデータベース部22の児童管理テーブル55に記憶させる。また、ユーザ管理部31は、保護者ID、保護者のニックネーム、保護者の年代、保護者の児童との続柄、端末ID、端末名、児童ID、学年ID、およびクラスIDを関連付けて、後述するデータベース部22の保護者管理テーブル56に記憶させる。
ここで、児童IDは、児童を一意に識別するための情報である。学年IDは、学校200における各学年を一意に識別するための情報である。クラスIDは、学年における各クラスを一意に識別するための情報である。保護者IDは、各保護者を一意に識別するための情報である。端末IDは、各保護者端末15を一意に識別するための情報である。
保護者のニックネーム、保護者の年代および児童との続柄は、保護者端末15のサーバ装置12への登録を行う際に保護者端末15において入力されたものである。保護者のニックネームは、保護者の氏名とは異なる。保護者のニックネームは、保護者端末15で使用されるアプリケーションにおける保護者の表示等に用いられる。
保護者端末15の端末名は、保護者端末15のサーバ装置12への登録を行う際に保護者端末15から取得されたものである。端末名としては、保護者端末15が保持している機種名等の情報を用いることができる。
ユーザ管理部31は、1人の児童(児童ID)に関連付けて複数の保護者端末15(保護者ID、端末ID)を登録可能である。
広告管理部32は、保護者端末15で使用される専用のアプリケーションに掲載される広告主5の広告の管理に関する管理的な処理を行う。具体的には、広告管理部32は、保護者端末15への広告の配信等を行う。
ポイント管理部33は、ポイント付与サービスにおける学校200へのポイント付与等の処理を行う。ポイント管理部33は、提携管理部(設定部に相当)41と、ポイント付与部(報酬付与部に相当)42と、ポイント交換部43とを備える。ポイント管理部33の各部は、CPUがプログラム記憶部23に記憶されたポイント管理プログラムを実行することにより構成される。
提携管理部41は、ポイント付与サービスのポイント分配機能における学校200間の提携の設定に関する処理を行う。
ここで、ポイント分配機能は、保護者端末15が広告主サイトを閲覧することにより発生するポイントの少なくとも一部を、当該保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200、および当該学校200とは異なる他の学校200に分割して付与する機能である。
ポイント分配機能では、学校200に対して、ポイントの付与先として提携する他の学校200を設定する。これにより、付与先の学校200を設定した学校200である付与元の学校200に通う児童に関連付けられた保護者端末15が広告主サイトを閲覧することにより発生するポイントの少なくとも一部が、付与元の学校200と、付与先の学校200とに分割して付与される。
付与元の学校200と付与先の学校200との提携は、例えば、ポイントの獲得に比較的有利な学校200と比較的不利な学校200との間で行われる。例えば、児童数が比較的多い学校200が付与元の学校200となり、児童数が比較的少ない学校200が付与先の学校200となる提携が行われる。また、例えば、普通校が付与元の学校200となり、特別支援学校が付与先の学校200となる提携が行われる。
広告主サイトの閲覧により発生するポイントから付与元の学校200および付与先の学校200に付与されるポイントを差し引いた残りのポイントがある場合は、その残りのポイントは、運用管理者3においてプールするポイントとしてサーバ装置12に記憶される。後述するように、プールされたポイントは、後に学校200に付与するポイントとして使用可能である。
ポイント付与部42は、保護者端末15が広告主サイトを閲覧することにより発生するポイントを当該保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200に付与する。そして、ポイント付与部42は、学校200に付与したポイントを、当該学校200の学校IDと関連付けて後述するデータベース部22の学校管理テーブル53に記憶させる。ここで、学校IDは、ポイント付与サービスを利用する各学校200を一意に識別するための情報である。学校IDは、運用管理者3がポイント付与サービスを利用する各学校200に発行するものである。
ポイント付与部42は、広告主サイトを閲覧する保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200に付与先の学校200が設定されている場合、広告主サイトの閲覧により発生するポイントの少なくとも一部を、付与元の学校200および付与先の学校200に分割して付与する。そして、ポイント付与部42は、付与元の学校200および付与先の学校200のそれぞれに付与したポイントを、それぞれの学校IDと関連付けて学校管理テーブル53に記憶させる。
また、ポイント付与部42は、広告主サイトの閲覧により発生するポイントからの付与元の学校200および付与先の学校200の少なくともいずれかへのポイントの付与後に残りのポイントがある場合、その残りのポイントを、プールするポイントとしてプールポイントテーブル60に記憶させる。
ポイント交換部43は、ポイントを所望の物品に交換するためのポイント交換要求を学校200から受信すると、ポイント交換処理および発注処理を行う。ポイント交換処理は、要求された物品の必要ポイント数を、学校管理テーブル53における学校200の使用可能ポイント数から減算し、使用済みポイント数に加算する処理である。発注処理は、協賛会社4に物品を発注する処理である。
データベース部22は、広告管理テーブル51と、地域管理テーブル52と、学校管理テーブル53と、クラス管理テーブル54と、児童管理テーブル55と、保護者管理テーブル56と、広告閲覧テーブル57と、物品テーブル58と、提携テーブル59と、プールポイントテーブル60とを記憶している。データベース部22は、ハードディスク等により構成されている。
広告管理テーブル51は、図4に示すように、広告ID、広告画像データ、広告主ID、配信地域、配信期間、広告主サイト情報、クリック単価、および広告ポイント情報を関連付けたテーブルである。
広告IDは、サーバ装置12に登録された各広告を一意に識別するための情報である。1つの広告主5が複数種類の広告を登録する場合がある。
広告画像データは、広告画像の画像データである。広告画像データには、後述するバナー広告領域121に表示するための広告画像データと、後述する広告一覧画面130における広告領域131に表示するための広告画像の画像データとが含まれる。
広告主IDは、広告主5である企業を一意に識別するための情報である。配信地域は、各広告を配信する地域を示す。配信期間は、各広告の配信期間を示す。広告主サイト情報は、広告主5の企業のホームページ等である、外部の広告主サイトのURLである。クリック単価は、各広告主サイトの1回の閲覧により発生するポイント数である。広告ポイント情報は、各広告の閲覧によって発生した通算のポイント数を示す情報である。
ここで、サーバ装置12に登録された広告として、広告主5が広告料を支払うことができない、例えばボランティアの広告が含まれていてもよい。後述するように、このような広告主5の広告主サイトが閲覧された場合に、サーバ装置12にプールされたポイントを、学校200に付与するポイントとして使用可能である。
なお、広告主サイト情報として広告管理テーブル51に格納されるURLは、チラシ画像のURLでもよい。さらに、チラシ画像は、サーバ装置12に格納されてもよい。
地域管理テーブル52は、図5に示すように、地域と、各地域に所在する各学校200の学校IDとを関連付けたテーブルである。
学校管理テーブル53は、図6に示すように、学校ID、学校名、獲得割合、使用可能ポイント数、使用済みポイント数、および累計ポイント数を関連付けたテーブルである。
獲得割合は、学校200に通う児童に関連付けられた保護者端末15による広告主サイトの閲覧により発生するポイント数に対する、当該学校200が獲得するポイント数(当該学校200に付与されるポイント数)の割合である。獲得割合は、後述するように、学校200により設定される。
使用可能ポイント数は、各学校200が現在保有している使用可能なポイント数である。使用可能ポイント数は、累計ポイント数から使用済みポイント数を差し引いたものである。使用済みポイント数は、各学校200が現在までに物品との交換に使用したポイント数である。累計ポイント数は、各学校200に現在までに付与されたポイント数の累計である。
クラス管理テーブル54は、図7に示すように、学年ID、クラスID、クラス名、児童数、および学校IDを関連付けたテーブルである。児童数は、各クラスの児童数である。
児童管理テーブル55は、図8に示すように、児童ID、学年ID、およびクラスIDを関連付けたテーブルである。
保護者管理テーブル56は、図9に示すように、保護者ID、保護者のニックネーム、保護者の年代、児童との続柄、端末ID、端末名、児童ID、学年ID、およびクラスIDを関連付けたテーブルである。
広告閲覧テーブル57は、保護者端末15による広告主サイトの閲覧履歴が登録されたものである。広告閲覧テーブル57は、図10に示すように、広告主サイトが保護者端末15により閲覧された日時である閲覧日時、当該広告主サイトの広告主サイト情報、当該広告主サイトを閲覧した保護者端末15の端末ID、当該端末IDが関連付けられた児童ID、当該児童IDの児童が通う学校200の学校ID、当該保護者端末15による当該広告主サイトの閲覧回数、および当該保護者端末15が当該広告主サイトの閲覧したことによる獲得ポイント数を関連付けたテーブルである。
物品テーブル58は、図11に示すように、物品ID、物品名、物品画像データ、および必要ポイント数を関連付けたテーブルである。
物品IDは、ポイント付与サービスにおいてポイントと交換可能な物品を一意に識別するための情報である。物品名は、各物品の名称である。物品画像データは、各物品の写真の画像データである。必要ポイント数は、各物品をポイントと交換するために必要なポイント数である。各物品の必要ポイント数は、各物品の価格等に応じて予め設定されているものである。
提携テーブル59は、ポイント付与サービスのポイント分配機能における学校200間の提携関係が登録されたものである。提携テーブル59は、図12に示すように、付与元の学校200の学校ID、当該付与元の学校200と提携する付与先の学校200の学校ID、付与割合、および付与ポイント数を関連付けたテーブルである。
付与割合は、付与元の学校200の児童に関連付けられた保護者端末15による広告主サイトの閲覧により発生するポイント数に対する、付与先の学校200に付与されるポイント数の割合である。付与割合は、後述するように、付与元の学校200により設定される。
付与ポイント数は、付与元の学校200からの分配により付与先の学校200に付与されたポイント数の累計である。
プールポイントテーブル60は、図13に示すように、プール元の学校200の学校IDと、プールポイント数とを関連付けたテーブルである。
プール元の学校200は、運用管理者3においてプールするポイントを発生させた広告主サイトの閲覧を行った保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200である。プールポイント数は、プール元の学校200に通う児童に関連付けられた保護者端末15による広告主サイトの閲覧により発生したポイントの中からプールされたポイント数の累計である。
ここで、プールされたポイントは、広告主が広告料を支払うことができない広告主サイトの閲覧により学校200に付与するポイントとして使用される。広告料を支払うことができない広告主としては、例えば、ボランティアの広告の広告主がある。
プログラム記憶部23は、サーバ装置12のCPUが実行する各種のプログラムを記憶している。プログラム記憶部23は、ハードディスク等により構成されている。
なお、データベース部22およびプログラム記憶部23は、それぞれ異なるハードディスク等の記憶媒体により構成されていてもよいし、同一の記憶媒体に設けられていてもよい。
外部通信部24は、ネットワーク16を介した外部の装置との通信処理を行う。
運用管理者端末13は、運用管理者3がポイント付与サービスに関する操作を行うための端末装置である。運用管理者端末13は、CPU、ROM、RAM、ハードディスク、液晶表示パネル等から構成される表示部、およびキーボードやマウス等を有する入力部等を備えたコンピュータにより構成される。運用管理者端末13には、サーバ装置12にアクセスするためのブラウザがインストールされている。
学校端末14は、学校200の教員がポイント付与サービスに関する操作等を行うための端末装置である。学校端末14は、運用管理者端末13と同様のコンピュータにより構成される。学校端末14には、サーバ装置12にアクセスするためのブラウザがインストールされている。
保護者端末15は、児童の保護者がポイント付与サービスに関する操作を行うための端末装置である。保護者端末15は、前述のように、スマートフォン、タブレット端末等からなる。
図14に示すように、保護者端末15は、制御部71と、プログラム記憶部72と、アプリ情報記憶部73と、表示部74と、入力部75と、外部通信部76とを備える。
制御部71は、保護者端末15全体の動作を制御する。制御部71は、CPU等を備えて構成されている。制御部71は、表示制御部81と、広告処理部82と、ポイント処理部83とを備える。制御部71の各部は、CPUがプログラム記憶部72に記憶された、ポイント付与サービスを利用するための専用のアプリケーションプログラムを実行することにより構成される。
表示制御部81は、広告主サイト等の各種の画面を表示部74に表示するよう制御する。
広告処理部82は、広告主サイトを閲覧するために広告主サイト情報を要求するための広告主サイト情報要求をサーバ装置12へ送信する処理等を行う。
ポイント処理部83は、保護者端末15における広告主サイトの閲覧によるポイントが発生すると、アプリ情報記憶部73の端末ポイント情報を更新する処理を行う。
プログラム記憶部72は、ポイント付与サービスを利用するための専用のアプリケーションプログラム等の各種のプログラムを記憶している。プログラム記憶部72は、フラッシュメモリ等により構成されている。ポイント付与サービスを利用するための専用のアプリケーションプログラムは、例えば、ネットワーク16を介して任意のアプリストアサーバから取得することができる。
アプリ情報記憶部73は、保護者端末15の端末ID、保護者端末15が関連付けられた児童の児童ID、当該児童が通う学校200の学校ID、端末ポイント情報等を記憶する。端末ポイント情報は、保護者端末15における広告主サイトの閲覧によるポイントの獲得履歴を示す情報である。アプリ情報記憶部73は、フラッシュメモリ等により構成されている。
なお、プログラム記憶部72およびアプリ情報記憶部73は、それぞれ異なるフラッシュメモリ等の記憶媒体により構成されていてもよいし、同一の記憶媒体に設けられていてもよい。
表示部74は、各種の画面を表示する。表示部74は、液晶表示パネル等により構成されている。
入力部75は、保護者端末15の操作者による各種の入力操作を受け付ける。入力部75は、タッチパネル(図示せず)を含む。タッチパネルは、表示部74の上に重ねて配置されている。タッチパネルは、操作者による接触操作を検出する。
外部通信部76は、ネットワーク16を介した外部の装置との通信処理を行う。
次に、ポイント管理システム11において学校200がポイントの獲得割合の設定を変更する際の動作について説明する。
ここで、学校200におけるポイントの獲得割合は、初期設定では100%とされている。ポイントを付与先の学校200に分配する設定とする場合には、獲得割合を100%より小さい値に変更する必要がある。
学校200において、学校端末14は、ポイントの獲得割合の設定変更を開始するための教員の操作に応じて、図15に示すポイント獲得割合画面100を表示部に表示させる。
ポイント獲得割合画面100には、現在設定されている獲得割合を表示する獲得割合表示欄101と、設定変更後の獲得割合を入力するための変更後獲得割合入力欄102と、獲得割合の設定変更を指示するためのOKボタン103とが表示される。
教員の操作により変更後獲得割合入力欄102に設定変更後の獲得割合が入力される。そして、OKボタン103を押下する操作が行われると、学校端末14は、獲得割合変更指示をサーバ装置12へ送信する。獲得割合変更指示には、送信元の学校200の学校IDおよび設定変更後の獲得割合が含まれる。
サーバ装置12が獲得割合変更指示を受信すると、提携管理部41は、学校管理テーブル53における、獲得割合変更指示の送信元の学校200の獲得割合を、獲得割合変更指示に含まれる設定変更後の獲得割合に変更する。これにより、学校200におけるポイントの獲得割合の設定が変更され、一連の処理が終了となる。
次に、ポイント管理システム11において学校200がポイント分配機能によるポイントの付与先として提携する他の学校200を設定する際の動作について説明する。
付与元となる学校200において、学校端末14は、ポイントの付与先の学校200の設定を開始するための教員の操作に応じて、図16に示すポイント付与割合設定画面110を表示部に表示させる。
ポイント付与割合設定画面110には、付与先の学校200を選択するための学校選択欄111と、現在設定されている付与割合を表示する付与割合表示欄112と、設定変更後の付与割合を入力するための変更後付与割合入力欄113と、付与先の学校200の設定を指示するためのOKボタン114とが表示される。
ここで、新たに付与先の学校200を設定する際には、付与割合表示欄112に表示される現在の付与割合は0%となっている。ポイントを付与先の学校200に分配する設定とする場合には、付与割合を0%より大きい値に変更する必要がある。
教員の操作により、学校選択欄111にプルダウン表示される学校名のリストから付与先として設定する学校200の学校名が選択され、変更後付与割合入力欄113に設定変更後の付与割合が入力される。そして、OKボタン114を押下する操作が行われると、学校端末14は、提携設定指示をサーバ装置12へ送信する。提携設定指示には、送信元の学校200の学校ID、付与先として設定する学校200の学校名、および設定変更後の付与割合が含まれる。
サーバ装置12が提携設定指示を受信すると、提携管理部41は、提携テーブル59に、付与元の学校200および付与先の学校200のレコードを追加する。これにより、付与元の学校200の指示に応じて、付与元の学校200に対する付与先の学校200、および付与先の学校200へのポイントの付与割合が設定され、一連の処理が終了となる。
なお、ポイント付与割合設定画面110から、すでに設定されている付与先の学校200に対するポイントの付与割合の設定を変更することも可能である。
次に、ポイント管理システム11におけるポイント付与を受けるための広告主サイトの閲覧時の動作について説明する。
図17は、保護者端末15においてポイント付与サービスを使用するためのアプリケーションのホーム画面120を示す図である。ホーム画面120には、バナー広告領域121が設けられている。ホーム画面120に限らず、アプリケーションの表示画面にはバナー広告領域121が常時設けられている。
また、保護者端末15におけるアプリケーションでは、図18に示す広告一覧画面130を表示可能である。広告一覧画面130は、保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200が所在する地域において現在配信中の各広告を一覧表示するための画面である。広告一覧画面130には、広告領域131が表示されている。また、広告一覧画面130には、各広告におけるポイント獲得状況(ポイントを獲得済みか否か)が表示されている。
バナー広告領域121および広告領域131には、サーバ装置12の広告管理部32により配信された広告画像データに基づき、広告画像が表示される。広告管理部32は、各広告の広告画像データとともに、広告IDを保護者端末15に配信している。バナー広告領域121の広告画像は、アプリケーションの表示画面が切り替わるたびに、切り替わるようになっている。
図19のステップS11において、広告を閲覧する操作として、バナー広告領域121またはいずれかの広告領域131を押下する操作が行われると、ステップS12において、保護者端末15の広告処理部82は、広告主サイト情報要求をサーバ装置12へ送信する。広告主サイト情報要求には、押下されたバナー広告領域121または広告領域131に表示されていた広告の広告ID、および保護者端末15の端末IDが含まれる。
サーバ装置12が広告主サイト情報要求を受信すると、ステップS13において、広告管理部32は、広告管理テーブル51および広告閲覧テーブル57を参照して、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15による要求対象の広告主サイトの閲覧回数がポイント獲得上限回数以上であるか否かを判断する。
ポイント獲得上限回数は、1つの保護者端末15において1つの広告主サイトでポイントを獲得できる閲覧回数の上限として予め設定されたものである。ポイント獲得上限回数は、1回でも複数回でもよい。
閲覧回数がポイント獲得上限回数以上であると判断した場合(ステップS13:YES)、ステップS14において、広告管理部32は、要求対象の広告主サイトの広告主サイト情報を保護者端末15へ送信する。
保護者端末15が広告主サイト情報を受信すると、ステップS15において、表示制御部81は、広告主サイト情報に基づき、広告主サイトを表示部74に表示させる。これにより、一連の処理が終了となる。
ステップS13において、閲覧回数がポイント獲得上限回数未満であると広告管理部32が判断した場合(ステップS13:NO)、ステップS16において、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200にポイントを付与する。
具体的には、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求による要求対象の広告主サイトのクリック単価(ポイント数)を広告管理テーブル51から取得する。また、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200の獲得割合を学校管理テーブル53から取得する。
次いで、ポイント付与部42は、取得したクリック単価分のポイント数および獲得割合に基づき、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200に付与するポイント数を算出する。そして、ポイント付与部42は、算出したポイント数を、学校管理テーブル53における、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200の学校IDに関連付けられた使用可能ポイント数および累計ポイント数のそれぞれに加算する。
また、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求による要求対象の広告主サイトの、広告管理テーブル51における広告ポイント情報を、当該広告主サイトのクリック単価分のポイント数を加算した値に更新する。
ここで、広告主サイト情報要求による要求対象の広告主サイトが、広告主5が広告料を支払うことができない広告主サイトである場合、前述のように、サーバ装置12にプールされたポイントが、学校200に付与するポイントとして使用される。このため、この場合、ポイント付与部42は、プールポイントテーブル60における、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200のプールポイント数から、クリック単価分のポイント数を減算する。なお、プールポイントテーブル60における、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200のプールポイント数が、クリック単価分のポイント数より小さい場合等において、他の学校200のプールポイント数も使用してもよい。また、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200のプールポイント数に関わらず、他の学校200のプールポイント数も使用してもよい。
次いで、ステップS17において、ポイント付与部42は、提携テーブル59を参照して、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200に対して付与先の学校200が設定されているか否かを判断する。付与先の学校200が設定されていないと判断した場合(ステップS17:NO)、ポイント付与部42は、ステップS19に進む。
付与先の学校200が設定されていると判断した場合(ステップS17:YES)、ステップS18において、ポイント付与部42は、付与先の学校200にポイントを付与する。
具体的には、ポイント付与部42は、提携テーブル59から、付与先の学校200へのポイントの付与割合を取得する。ポイント付与部42は、広告主サイトのクリック単価分のポイント数および付与割合に基づき、付与先の学校200に付与するポイント数を算出する。そして、ポイント付与部42は、算出したポイント数を、学校管理テーブル53における、付与先の学校200の学校IDに関連付けられた使用可能ポイント数および累計ポイント数のそれぞれに加算する。
また、ポイント付与部42は、上記の算出したポイント数を、提携テーブル59における、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200(付与元の学校200)からの分配による付与先の学校200への付与ポイント数に加算する。この後、ポイント付与部42は、ステップS19に進む。
ステップS19では、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求による要求対象の広告主サイトの閲覧により発生するポイントが、学校200へのポイントの付与後に残っているか否かを判断する。
具体的には、ポイント付与部42は、付与先の学校200が設定されていない場合は、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200の獲得割合が100%ではない場合、ポイントが残っていると判断する。付与先の学校200が設定されている場合は、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200(付与元の学校200)の獲得割合と付与先の学校200への付与割合との合計が100%ではない場合、ポイントが残っていると判断する。ポイントが残っていないと判断した場合(ステップS19:NO)、ポイント付与部42は、ステップS21へ進む。
ポイントが残っていると判断した場合(ステップS19:YES)、ステップS20において、ポイント付与部42は、残りのポイントをプールする処理を行う。
具体的には、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求による要求対象の広告主サイトのクリック単価分のポイント数から、学校200に付与したポイント数を差し引いた値を、プールするポイント数として算出する。ここで、付与先の学校200がある場合は、クリック単価分のポイント数から、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200(付与元の学校200)に付与したポイント数および付与先の学校200に付与したポイント数を差し引いた値が、プールするポイント数となる。
次いで、ポイント付与部42は、算出したプールするポイント数を、プールポイントテーブル60における、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200であるプール元の学校200の学校IDに関連付けられたプールポイント数に加算する。この後、ポイント付与部42は、ステップS21へ進む。
ステップS21では、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15による要求対象の広告主サイトの閲覧回数および獲得ポイント数を更新する。具体的には、ポイント付与部42は、閲覧回数に「1」を加算し、獲得ポイント数にクリック単価分のポイント数を加算する。
次いで、ステップS22において、ポイント付与部42は、要求対象の広告主サイトの広告主サイト情報、および今回の広告主サイトの閲覧により獲得できるポイント数を示す獲得ポイント情報を保護者端末15へ送信する。
ここで、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200に対してポイントの付与先の学校200が設定されている場合は、獲得ポイント情報には、広告主サイトの閲覧により獲得できるポイント数の配分も含まれる。ポイント数の配分は、ポイントが付与される学校200ごとのポイント数を示すものである。プールされるポイントがある場合は、ポイント数の配分には、プールされるポイント数も含まれる。
保護者端末15が広告主サイト情報および獲得ポイント情報を受信すると、ステップS23において、表示制御部81は、図20に示すように、ポップアップ画面122により獲得ポイント数を表示部74に表示させる。獲得ポイント情報に獲得ポイント数の配分が含まれている場合は、表示制御部81は、図20のように、ポップアップ画面122に獲得ポイント数の配分も表示させる。また、ポイント処理部83は、アプリ情報記憶部73の端末ポイント情報を更新する。
図19に戻り、ステップS23において、表示制御部81は、広告主サイト情報に基づき、広告主サイトを表示部74に表示させる。これにより、一連の処理が終了となる。
次に、ポイント管理システム11において学校200が保有するポイントを物品に交換する際の動作について説明する。
学校200がポイントを使用する際、学校端末14は、ポイントと交換する物品の選択を開始するための教員の操作に応じて、図21に示すポイント使用画面140を表示部に表示させる。
ポイント使用画面140には、サーバ装置12の物品テーブル58に記憶されている物品のうちの少なくとも一部の物品の画像141が表示され、画像141に対応して物品名、および必要ポイント数が掲載される。また、ポイント使用画面140には、ポイントの物品への交換を指示するためのOKボタン142が表示される。このポイント使用画面140から、学校200の教員がポイントと交換したい物品を選択することができる。
所望の物品を選択し、OKボタン142を押下する操作が行われると、図22のステップS31において、学校端末14は、ポイントを選択された物品に交換するためのポイント交換要求をサーバ装置12に送信する。ポイント交換要求には、選択された物品名および送信元の学校200の学校IDが含まれる。
サーバ装置12がポイント交換要求を受信すると、ステップS32において、ポイント交換部43は、ポイント交換処理を行う。具体的には、ポイント交換部43は、学校管理テーブル53における、ポイント交換要求の送信元の学校200の使用可能ポイント数から、要求された物品の必要ポイント数を減算し、使用済みポイント数に要求された物品の必要ポイント数を加算する。
次いで、ステップS33において、ポイント交換部43は、要求された物品の提供元の協賛会社4に対する当該物品の発注処理を行う。これにより、一連の動作が終了となる。
上述のポイント交換部43による発注処理が行われた後、協賛会社4が、受注した物品を学校200に納品する。
なお、学校200から電子メールや電話等により、物品を指定してポイントを物品に交換するよう運用管理者3に連絡するようにしてもよい。
この場合、学校200から連絡を受けた運用管理者3の職員による操作に応じて、運用管理者端末13がサーバ装置12にアクセスし、ポイントを物品に交換するよう指示した学校200のポイントを指定された物品に交換する際の処理を行うよう指示する。
これに応じて、ポイント交換部43は、学校管理テーブル53における、ポイントを物品に交換するよう指示した学校200の使用可能ポイント数から、要求された物品の必要ポイント数を減算し、使用済みポイント数に要求された物品の必要ポイント数を加算する。
また、運用管理者3が電子メールや電話等により、学校200に指定された物品を協賛会社4に発注する。この後、協賛会社4が、受注した物品を学校200に納品する。
次に、学校200におけるポイントの状況の表示について説明する。
図23は、学校200の学校端末14に表示可能なポイント状況画面の一例を示す図である。
図23に示すポイント状況画面150は、学校200におけるポイントの状況を表示するものである。ポイント状況画面150には、使用可能ポイント数表示欄151と、累計ポイント数表示欄152と、獲得元内訳表示欄153と、分配済みポイント表示欄154とが表示される。
ここで、図23は、他の学校200を付与先として設定している学校200に表示されるポイント状況画面150の例である。
使用可能ポイント数表示欄151は、学校200の使用可能ポイント数が表示されるものである。累計ポイント数表示欄152は、学校200の累計ポイント数が表示されるものである。前述のように、累計ポイント数から使用済みポイント数を差し引いたものが、使用可能ポイント数である。
獲得元内訳表示欄153は、学校200がこれまでに獲得したポイントの獲得元の内訳を表示するものである。
ポイントの獲得元としては、自校(ポイント状況画面150を学校端末14に表示している学校200)と、自校を付与先として設定している他の学校200とがある。図23の例では、自校に付与先の学校200が設定されており、自校を付与先として設定している他の学校200はない。このため、獲得元内訳表示欄153には、自校の校名および自校が獲得したポイント数の累計のみが表示されている。
分配済みポイント表示欄154は、学校200がこれまでに分配したポイントの分配先の内訳を表示するものである。
ポイントの分配先としては、自校に設定された付与先の学校200と、プール(ポイントプール)とがある。図23の例では、付与先の学校200の校名および付与ポイント数、並びに自校をプール元とするプールポイント数が表示されている。
ポイント状況画面150の他の例を図24に示す。図23は、他の学校200における付与先として設定されている学校200において学校端末14に表示されるポイント状況画面150の例である。
図24の例では、自校に付与先の学校200は設定されておらず、自校を付与先として設定している他の学校200がある。このため、獲得元内訳表示欄153には、自校の校名および自校が獲得したポイント数の累計、並びに自校を付与先として設定している他の学校200の校名および付与ポイント数が表示されている。また、分配済みポイント表示欄154は空欄となっている。
以上説明したように、ポイント管理システム11では、ポイント付与部42は、広告主サイトを閲覧する保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200に付与先の学校200が設定されている場合において、広告主サイトの閲覧により発生するポイントの少なくとも一部を、付与元の学校200と付与先の学校200とに分割して付与する。そして、ポイント付与部42は、付与元の学校200、付与先の学校200のそれぞれに付与したポイントを、それぞれの学校IDと関連付けて学校管理テーブル53に記憶させる。これにより、ポイントの獲得に比較的有利な学校200が獲得したポイントの少なくとも一部を、ポイントの獲得に比較的不利な学校200に付与することが可能となる。
また、ポイント付与部42は、広告主サイトの閲覧により発生するポイントからの学校200へのポイントの付与後の残りのポイントを、プールするポイントとしてプールポイントテーブル60に記憶させる。このように、ポイントをサーバ装置12にプールすることで、広告主5が広告料を支払うことができない、例えばボランティアの広告主サイトが閲覧された場合でも、プールされたポイントを、学校200に付与するポイントとして使用することが可能となる。
このように、ポイント管理システム11によれば、ポイントの運用の柔軟性を高めることができる。
また、ポイント管理システム11では、提携管理部41は、付与元の学校200の指示に応じて、付与先の学校200を設定する。これにより、学校200がポイントの付与先の学校200を指定できるので、ポイントの運用の柔軟性を高めることができる。
[第2実施形態]
次に、上述した第1実施形態におけるサーバ装置および広告主サイトの閲覧時の動作を変更した第2実施形態について説明する。
図25に示すように、第2実施形態におけるサーバ装置12Aは、上述した第1実施形態のサーバ装置12に対し、制御部21を制御部21Aに置き換え、データベース部22が記憶する学校管理テーブル53を学校管理テーブル53Aに置き換えるとともに提携テーブル59およびプールポイントテーブル60を省略した構成である。
制御部21Aは、第1実施形態のサーバ装置12の制御部21のポイント管理部33を、ポイント管理部33Aに置き換えた構成である。ポイント管理部33Aは、ポイント管理部33の提携管理部41を省略した構成である。
第2実施形態では、ポイント管理部33Aのポイント付与部42は、広告主サイトを閲覧する保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200、および当該学校200以外の学校200である他の学校200におけるポイントの獲得状況に応じて、他の学校200にポイントを付与するか否かを決定する。具体的には、ポイント付与部42は、広告主サイトを閲覧する保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200の累計ポイント数が所定値以上である場合において、当該学校200と、累計ポイント数が所定値未満の他の学校200とに、広告主サイトの閲覧により発生するポイントを分割して付与する。
学校管理テーブル53Aは、図26に示すように、第1実施形態の学校管理テーブル53における獲得割合を省略したものである。なお、後述するように、第2実施形態では、広告主サイトを閲覧する保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200と他の学校200とにポイントを分割して付与する場合における、広告主サイトを閲覧する保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200のポイントの獲得割合は、すべての学校200に共通の所定の値が設定されている。
次に、第2実施形態における広告主サイトの閲覧時のポイント管理システムの動作について説明する。
図27のステップS41~S45の処理は、前述した図19のステップS11~S15の処理と同様である。
ステップS43において、閲覧回数がポイント獲得上限回数未満であると広告管理部32が判断した場合(ステップS43:NO)、ステップS46において、ポイント付与部42は、保護者管理テーブル56および学校管理テーブル53Aを参照して、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200の累計ポイント数が所定値以上であるか否かを判断する。
累計ポイント数が所定値以上であると判断した場合(ステップS46:YES)、ステップS47において、ポイント付与部42は、学校管理テーブル53Aを参照して、サーバ装置12Aに登録されている学校200のなかに、累計ポイント数が所定値未満である学校200があるか否かを判断する。
累計ポイント数が所定値未満である学校200があると判断した場合(ステップS47:YES)、ステップS48において、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200と、累計ポイント数が所定値未満の学校200とに、ポイントを分割して付与する。
具体的には、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求による要求対象の広告主サイトのクリック単価(ポイント数)を広告管理テーブル51から取得する。
次いで、ポイント付与部42は、取得したクリック単価分のポイント数、および広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200の獲得割合に基づき、当該学校200に付与するポイント数を算出する。
また、ポイント付与部42は、広告主サイトのクリック単価分のポイント数、および累計ポイント数が所定値未満の学校200へのポイントの付与割合に基づき、当該学校200に付与するポイント数を算出する。累計ポイント数が所定値未満の学校200が複数ある場合は、ポイント付与部42は、付与割合分のポイント数を累計ポイント数が所定値未満の学校200の数で割ったポイント数を、累計ポイント数が所定値未満の各学校200に付与するポイント数として算出する。
ここで、獲得割合は、前述のように、学校200に通う児童に関連付けられた保護者端末15による広告主サイトの閲覧により発生するポイント数に対する、当該学校200が獲得するポイント数(当該学校200に付与されるポイント数)の割合である。第2実施形態では、獲得割合は、すべての学校200に共通の所定の値として予め設定されている。また、付与割合は、100%から獲得割合を差し引いた値である。
そして、ポイント付与部42は、上記のように算出した広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200に付与するポイント数を、学校管理テーブル53Aにおける当該学校200の学校IDに関連付けられた使用可能ポイント数および累計ポイント数のそれぞれに加算する。
また、ポイント付与部42は、上記のように算出した累計ポイント数が所定値未満の学校200に付与するポイント数を、学校管理テーブル53Aにおける当該学校200の学校IDに関連付けられた使用可能ポイント数および累計ポイント数のそれぞれに加算する。
また、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求による要求対象の広告主サイトの、広告管理テーブル51における広告ポイント情報を、当該広告主サイトのクリック単価分のポイント数を加算した値に更新する。この後、ポイント付与部42は、ステップS50へ進む。
ステップS46において、累計ポイント数が所定値未満であると判断した場合(ステップS46:NO)、ステップS49において、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200のみにポイントを付与する。
具体的には、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求による要求対象の広告主サイトのクリック単価を広告管理テーブル51から取得する。そして、ポイント付与部42は、取得したクリック単価分のポイント数を、学校管理テーブル53Aにおける、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200の学校IDに関連付けられた使用可能ポイント数および累計ポイント数のそれぞれに加算する。
また、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求による要求対象の広告主サイトの、広告管理テーブル51における広告ポイント情報を、当該広告主サイトのクリック単価分のポイント数を加算した値に更新する。この後、ポイント付与部42は、ステップS50へ進む。
ステップS50では、前述した図19のステップS21と同様に、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15による要求対象の広告主サイトの閲覧回数および獲得ポイント数を更新する。
次いで、ステップS51において、ポイント付与部42は、要求対象の広告主サイトの広告主サイト情報、および今回の広告主サイトの閲覧により獲得できるポイント数を示す獲得ポイント情報を保護者端末15へ送信する。
ここで、累計ポイント数が所定値未満の学校200にもポイントを付与する場合は、獲得ポイント情報には、広告主サイトの閲覧により獲得できるポイント数の配分も含まれる。ポイント数の配分は、ポイントが付与される学校200ごとのポイント数を示すものである。
保護者端末15が広告主サイト情報および獲得ポイント情報を受信すると、ステップS52において、表示制御部81は、獲得ポイント数を表示部74に表示させる。獲得ポイント数の表示は、前述した図20と同様に、ポップアップ画面により行われる。獲得ポイント情報に獲得ポイント数の配分が含まれている場合は、表示制御部81は、学校200ごとの獲得ポイント数の配分も表示させる。また、ポイント処理部83は、アプリ情報記憶部73の端末ポイント情報を更新する。
次いで、ステップS53において、表示制御部81は、広告主サイト情報に基づき、広告主サイトを表示部74に表示させる。これにより、一連の処理が終了となる。
以上説明したように、第2実施形態では、広告主サイトを閲覧する保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200および他の学校200におけるポイントの獲得状況に応じて、他の学校200にポイントを付与するか否かを決定する。これにより、ポイントの獲得が比較的活発な学校200が獲得したポイントを、当該学校200と、ポイントの獲得が比較的活発でない学校200とに分割して付与することが可能となる。また、提携する関係にない複数の学校200間でも、ポイントを分割して付与することが可能となる。この結果、ポイントの運用の柔軟性を高めることができる。
[第3実施形態]
次に、上述した第2実施形態における広告主サイトの閲覧時の動作を変更した第3実施形態について説明する。
第3実施形態では、ポイント管理部33Aのポイント付与部42は、優先期間(所定期間に相当)において、広告主サイトを閲覧する保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200以外の他の学校200にポイントを付与する際の付与先の他の学校200として特定の学校200を設定する。ここで、優先期間は、特定の学校200に集中的にポイントを分配する期間として設定される期間である。
次に、ポイント管理システム11において上述の優先期間および優先期間における付与先の学校200を設定する際の動作について説明する。
運用管理者端末13は、優先期間および優先期間における付与先の学校200を設定するための運用管理者3の操作に応じて、図28に示す優先期間設定画面160を表示部に表示させる。ここで、優先期間における付与先の学校200は、優先期間において集中的にポイントが分配される特定の学校200である。
優先期間設定画面160には、優先期間における付与先の学校200を選択するための学校選択欄161と、当該学校200へのポイントの付与割合を入力するための付与割合入力欄162と、優先期間を入力するための優先期間入力欄163と、優先期間および優先期間における付与先の学校200の設定を指示するためのOKボタン164とが表示される。
運用管理者3の操作により、学校選択欄161にプルダウン表示される、サーバ装置12Aに登録されている学校名のリストから優先期間における付与先として設定する学校200の学校名が選択される。また、運用管理者3の操作により、付与割合入力欄162および優先期間入力欄163にそれぞれ値が入力される。そして、OKボタン164を押下する操作が行われると、運用管理者端末13は、優先期間設定指示をサーバ装置12Aへ送信する。優先期間設定指示には、学校選択欄161で選択された学校200の学校名、付与割合入力欄162に入力された付与割合、および優先期間入力欄163に入力された優先期間が含まれる。
サーバ装置12Aが優先期間設定指示を受信すると、ポイント付与部42は、現在から、優先期間設定指示に優先期間として含まれる期間を、優先期間として設定する。また、ポイント付与部42は、優先期間設定指示に基づき、優先期間における付与先の学校200、および当該学校200へのポイントの付与割合を設定する。これにより、一連の処理が終了となる。
次に、第3実施形態における広告主サイトの閲覧時のポイント管理システムの動作について説明する。
図29のステップS61~S65の処理は、前述した図19のステップS11~S15の処理と同様である。
ステップS63において、閲覧回数がポイント獲得上限回数未満であると広告管理部32が判断した場合(ステップS63:NO)、ステップS66において、ポイント付与部42は、現在が優先期間内であるか否かを判断する。
優先期間内であると判断した場合(ステップS66:YES)、ステップS67において、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200が、優先期間における付与先の学校200であるか否かを判断する。
優先期間における付与先の学校200ではないと判断した場合(ステップS67:NO)、ステップS68において、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200と、優先期間における付与先の学校200とに、ポイントを分割して付与する。
具体的には、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求による要求対象の広告主サイトのクリック単価(ポイント数)を広告管理テーブル51から取得する。
次いで、ポイント付与部42は、取得したクリック単価分のポイント数、および広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200の獲得割合に基づき、当該学校200に付与するポイント数を算出する。
ここで、第3実施形態では、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200の獲得割合は、100%から、優先期間における付与先の学校200へのポイントの付与割合を差し引いた値である。
また、ポイント付与部42は、広告主サイトのクリック単価分のポイント数、および優先期間における付与先の学校200へのポイントの付与割合に基づき、当該学校200に付与するポイント数を算出する。
そして、ポイント付与部42は、上記のように算出した広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200に付与するポイント数を、学校管理テーブル53Aにおける当該学校200の学校IDに関連付けられた使用可能ポイント数および累計ポイント数のそれぞれに加算する。
また、ポイント付与部42は、上記のように算出した優先期間における付与先の学校200に付与するポイント数を、学校管理テーブル53Aにおける当該学校200の学校IDに関連付けられた使用可能ポイント数および累計ポイント数のそれぞれに加算する。
また、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求による要求対象の広告主サイトの、広告管理テーブル51における広告ポイント情報を、当該広告主サイトのクリック単価分のポイント数を加算した値に更新する。この後、ポイント付与部42は、ステップS72へ進む。
ステップS66において、優先期間内ではないと判断した場合(ステップS66:NO)、ステップS67において、ポイント付与部42は、図30のステップS69へ進む。
図30のステップS69,S70、図29のステップS71の処理は、それぞれ前述した図27のステップS46,S47,S49の処理と同様である。
ステップS67において、優先期間における付与先の学校200であると判断した場合(ステップS67:YES)、ポイント付与部42は、ステップS71へ進む。
ステップS71の後、ポイント付与部42は、ステップS72へ進む。
ステップS72では、前述した図19のステップS21と同様に、ポイント付与部42は、広告主サイト情報要求の送信元の保護者端末15による要求対象の広告主サイトの閲覧回数および獲得ポイント数を更新する。
次いで、ステップS73において、ポイント付与部42は、要求対象の広告主サイトの広告主サイト情報、および今回の広告主サイトの閲覧により獲得できるポイント数を示す獲得ポイント情報を保護者端末15へ送信する。
ここで、優先期間における付与先の学校200にもポイントを付与する場合、および累計ポイント数が所定値未満の学校200にもポイントを付与する場合は、獲得ポイント情報には、広告主サイトの閲覧により獲得できるポイント数の配分も含まれる。ポイント数の配分は、ポイントが付与される学校200ごとのポイント数を示すものである。
図29のステップS74,S75の処理は、前述した図27のステップS52,S53の処理と同様である。ステップS53において保護者端末15の表示制御部81が広告主サイトを表示部74に表示させると、一連の処理が終了となる。
以上説明したように、第3実施形態では、ポイント付与部42は、優先期間において、広告主サイトを閲覧する保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200以外の他の学校200にポイントを付与する際の付与先の他の学校200として特定の学校200を設定する。これにより、ポイントの獲得が比較的活発でない学校200に対して、それ以外の各学校200からポイントを集中的に分配することが可能となる。この結果、ポイントの運用の柔軟性を高めることができる。
[その他の実施形態]
上述のように本発明の第1乃至第3実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
上述した第1乃至第3実施形態では、サービス提供者1が学校である場合について説明した。しかし、これらに限らず、サービス提供者1が、例えば、医療サービスを提供する病院、介護サービスを提供する介護施設、保育園、幼稚園、企業、企業内の部署、公立消防署、消防団などの互助組織、保健所等であってもよい。また、サービス提供者1としての学校には、小学校、中学校、高校、大学等が含まれる。サービス提供者1がサービスを提供するさまざまな団体等である場合でも本発明は適用可能である。
上述した第1乃至第3実施形態において、サービス提供者1が学校であり、サービス利用側2が保護者である場合で説明したが、これに限らず、サービス利用側2は、学校の児童や生徒等の通学者本人、卒業生、それらの家族であってもよい。
また、サービス提供者1が保育園、幼稚園の場合には、サービス利用側2は、園児または保護者、卒園生またはその保護者、それらの家族であってもよい。サービス提供者1が病院の場合には、サービス利用側2は、患者、その介助者、介護者、治療完了した者、それらの家族であってもよい。サービス提供者1が企業および企業内の部署の場合には、サービス利用側2は、従業員、正社員、派遣社員、株主、退職者、OB、それらの家族などが含まれてもよい。サービス提供者1が公立消防署、保健所、消防団などの互助組織等の、地域に根差した自治体等である場合には、サービス利用側2は、地域の住民、訪問客、またはそれらの家族であってもよい。
上述した第1実施形態では、学校200に設定する付与先の学校200を1校としたが、付与先の学校200として複数校を設定可能としてもよい。
また、第1実施形態において、付与元の学校200に通う児童に関連付けられた保護者端末15が広告主サイトを閲覧することにより発生するポイントを、付与先の学校200だけでなく、付与先の学校200に通う児童、および児童の保護者の少なくともいずれかにも付与してもよい。第2および第3実施形態においても同様に、いずれかの学校200に通う児童に関連付けられた保護者端末15が広告主サイトを閲覧することにより発生するポイントを分割して他の学校200にも付与する際に、当該他の学校200だけでなく、当該他の学校200に通う児童、および児童の保護者の少なくともいずれかにも付与してもよい。
上述した第1実施形態では、プールされたポイントを、広告主5が広告料を支払うことができない広告主サイトを閲覧した保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200に付与するポイントとして使用した。しかし、プールされたポイントの用途はこれに限らない。例えば、ポイントの獲得に比較的不利な学校200のような学校200が物品と交換するためのポイントとして使用可能としてもよい。
上述した第1実施形態では、広告主サイトの閲覧により発生するポイントからの学校200へのポイントの付与後の残りのポイントをプールした。しかし、広告主サイトの閲覧により発生するポイント数に対してプールするポイント数の割合を設定し、その割合に応じたポイント数をプールするようにしてもよい。
上述した第1実施形態では、学校200のポイントの獲得割合、付与先の学校200、およびポイントの付与割合の設定を、学校200(付与元の学校200)の学校端末14で行ったが、運用管理者3が運用管理者端末13で行ってもよい。また、付与先の学校200、およびポイントの付与割合を、サービス利用側2である、付与元の学校200に通う児童、および児童の保護者の少なくともいずれかの指示に応じて設定可能としてもよい。
上述した第2実施形態では、学校200におけるポイントの獲得状況の判断に累計ポイント数を用いた。しかし、これに限らず、例えば、使用可能ポイント数や、直近の所定の期間における獲得ポイント数を用いてもよい。
上述した第2実施形態では、広告主サイトを閲覧する保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200のポイントの獲得割合は、予め設定された所定の値とした。しかし、これに限らず、例えば、各学校200におけるポイントの獲得状況に応じて、広告主サイトを閲覧する保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200のポイントの獲得割合を決定してもよい。
上述した第3実施形態では、優先期間における付与先の学校200を1校としたが、優先期間における付与先の学校200として複数校を設定可能としてもよい。
上述した第3実施形態では、優先期間外においては、第2実施形態と同様に、広告主サイトを閲覧する保護者端末15が関連付けられた児童が通う学校200および他の学校200におけるポイントの獲得状況に応じて、他の学校200にポイントを付与するか否かを決定した。しかし、優先期間外においては、第1実施形態と同様に、付与元の学校200の指示に応じて設定された付与先の学校200がある場合に、ポイントを付与元の学校200と付与先の学校200とに分割して付与するようにしてもよい。
上述した第1乃至第3実施形態では、サービス提供者1である学校200にポイントを付与したが、付与するものはポイントに限らず、電子マネー、暗号資産(仮想通貨)、物品、サービス、他のポイントサービスにおけるポイント、それらに限られない報酬であればよい。
上述した第1乃至第3実施形態では、ポイントを物品と交換できるものとしたが、これに限らず、例えば、ポイントを、サービスや、他のポイントサービスにおけるポイントに置換可能としてもよい。これにより、ポイントの利便性を高めることができる。
上述した第1乃至第3実施形態では、広告主サイトの閲覧によりポイントが発生するものとしたが、広告主サイトの閲覧に限らず、所定の行為であればよい。所定の行為の実施により、物品およびサービスの少なくともいずれかと交換可能な報酬が発生するものであればよい。なお、上述した第1乃至第3実施形態では、保護者端末15の制御部71が、所定の行為である広告主サイトの閲覧を実施する実施部に相当する。
上述の所定の行為としては、広告主サイトの閲覧以外に、例えば、広告主サイトにおける商品やサービスの購入やアンケートへの回答、ウェブサイト等における商品やサービスの購入、電子マネーの使用等の行為がある。また、広告主サイトとは、広告主が直接管理するサイトに限らず、広告が表示される媒体は問わない。例えば、他者のサイト、動画、印刷物の閲覧でもよい。アンバサダーの活動のように間接的な広告の閲覧でもよい。
また、サービス提供者への報酬の付与は、報酬が発生した直後とは限らない。少なくとも一のサービス利用者に付与した後にサービス提供者に付与されてもよい。少なくとも一の異なるサービス提供者に付与した後に報酬が発生する行為を実施したサービス利用者にサービスを提供するサービス提供者に付与されてもよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
[付記]
本出願は、以下の発明を開示する。
(付記1)
記憶部と、
サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置が所定の行為を実施することにより発生する報酬の少なくとも一部を、前記サービス利用者または前記サービス利用者の関係者に関連付けられたサービス提供者、および前記サービス提供者とは異なる他のサービス提供者に分割して付与し、
前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させ、前記他のサービス提供者に付与した前記報酬を、前記他のサービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させる報酬付与部と
を備えることを特徴とする報酬管理システム。
(付記2)
前記サービス提供者、前記サービス利用者、および前記サービス利用者の関係者の少なくともいずれかの指示に応じて前記他のサービス提供者を設定する設定部をさらに備えることを特徴とする付記1に記載の報酬管理システム。
(付記3)
前記報酬付与部は、前記サービス提供者および前記他のサービス提供者における前記報酬の獲得状況に応じて、前記他のサービス提供者に前記報酬を付与するか否かを決定することを特徴とする付記1に記載の報酬管理システム。
(付記4)
前記報酬付与部は、所定期間において前記報酬を付与する前記他のサービス提供者として、特定の前記他のサービス提供者を設定することを特徴とする付記1乃至3のいずれかに記載の報酬管理システム。
(付記5)
記憶部と、
サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置が所定の行為を実施することにより発生する報酬の一部をサービス提供者に付与し、付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させ、残りの報酬の少なくとも一部をプールする報酬として前記記憶部に記憶させる報酬付与部と
を備えることを特徴とする報酬管理システム。
(付記6)
サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置と、ネットワークを介して前記端末装置と接続可能なサーバ装置とを備え、
前記端末装置は、
所定の行為を実施する実施部を備え、
前記サーバ装置は、
記憶部と、
前記所定の行為を前記端末装置が実施することにより発生する報酬の少なくとも一部を、前記サービス利用者または前記サービス利用者の関係者に関連付けられたサービス提供者、および前記サービス提供者とは異なる他のサービス提供者に分割して付与し、
前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させ、前記他のサービス提供者に付与した前記報酬を、前記他のサービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させる報酬付与部と
を備えることを特徴とする報酬管理システム。
(付記7)
サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置と、ネットワークを介して前記端末装置と接続可能なサーバ装置とを備え、
前記端末装置は、
所定の行為を実施する実施部を備え、
前記サーバ装置は、
記憶部と、
前記所定の行為を前記端末装置が実施することにより発生する報酬の一部をサービス提供者に付与し、付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させ、残りの報酬の少なくとも一部をプールする報酬として前記記憶部に記憶させる報酬付与部と
を備えることを特徴とする報酬管理システム。
(付記8)
サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置とネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、
記憶部と、
所定の行為を前記端末装置が実施することにより発生する報酬の少なくとも一部を、前記サービス利用者または前記サービス利用者の関係者に関連付けられたサービス提供者、および前記サービス提供者とは異なる他のサービス提供者に分割して付与し、
前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させ、前記他のサービス提供者に付与した前記報酬を、前記他のサービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させる報酬付与部と
を備えることを特徴とするサーバ装置。
(付記9)
サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置とネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、
記憶部と、
所定の行為を前記端末装置が実施することにより発生する報酬の一部をサービス提供者に付与し、付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させ、残りの報酬の少なくとも一部をプールする報酬として前記記憶部に記憶させる報酬付与部と
を備えることを特徴とするサーバ装置。
(付記10)
サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置が所定の行為を実施することにより発生する報酬の少なくとも一部を、前記サービス利用者または前記サービス利用者の関係者に関連付けられたサービス提供者、および前記サービス提供者とは異なる他のサービス提供者に分割して付与するステップと、
前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて記憶部に記憶させるステップと、
前記他のサービス提供者に付与した前記報酬を、前記他のサービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させるステップと
を含むことを特徴とする報酬管理方法。
(付記11)
サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置が所定の行為を実施することにより発生する報酬の一部をサービス提供者に付与するステップと、
前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて記憶部に記憶させるステップと、
残りの報酬の少なくとも一部をプールする報酬として前記記憶部に記憶させるステップと
を含むことを特徴とする報酬管理方法。
(付記12)
報酬付与部および記憶部を備える報酬管理システムに、
前記報酬付与部が、サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置が所定の行為を実施することにより発生する報酬の少なくとも一部を、前記サービス利用者または前記サービス利用者の関係者に関連付けられたサービス提供者、および前記サービス提供者とは異なる他のサービス提供者に分割して付与するステップと、
前記報酬付与部が、前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させるステップと、
前記報酬付与部が、前記他のサービス提供者に付与した前記報酬を、前記他のサービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させるステップと
を実行させるための報酬管理プログラム。
(付記13)
報酬付与部および記憶部を備える報酬管理システムに、
前記報酬付与部が、サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置が所定の行為を実施することにより発生する報酬の一部をサービス提供者に付与するステップと、
前記報酬付与部が、前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させるステップと、
前記報酬付与部が、残りの報酬の少なくとも一部をプールする報酬として前記記憶部に記憶させるステップと
を実行させるための報酬管理プログラム。
1 サービス提供者
2 サービス利用側
3 運用管理者
4 協賛会社
5 広告主
11 ポイント管理システム
12,12A サーバ装置
13 運用管理者端末
14 学校端末
15 保護者端末
21,21A 制御部
22 データベース部
23 プログラム記憶部
24 外部通信部
31 ユーザ管理部
32 広告管理部
33,33A ポイント管理部
41 提携管理部
42 ポイント付与部
43 ポイント交換部
51 広告管理テーブル
52 地域管理テーブル
53,53A 学校管理テーブル
54 クラス管理テーブル
55 児童管理テーブル
56 保護者管理テーブル
57 広告閲覧テーブル
58 物品テーブル
59 提携テーブル
60 プールポイントテーブル
71 制御部
72 プログラム記憶部
73 アプリ情報記憶部
74 表示部
75 入力部
76 外部通信部
81 表示制御部
82 広告処理部
83 ポイント処理部
100 ポイント獲得割合画面
110 ポイント付与割合設定画面
120 ホーム画面
130 広告一覧画面
140 ポイント使用画面
150 ポイント状況画面
160 優先期間設定画面

Claims (13)

  1. 記憶部と、
    サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置が所定の行為を実施することにより発生する報酬の少なくとも一部を、前記サービス利用者または前記サービス利用者の関係者に関連付けられたサービス提供者、および前記サービス提供者とは異なる他のサービス提供者に分割して付与し、
    前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させ、前記他のサービス提供者に付与した前記報酬を、前記他のサービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させる報酬付与部と
    を備えることを特徴とする報酬管理システム。
  2. 前記サービス提供者、前記サービス利用者、および前記サービス利用者の関係者の少なくともいずれかの指示に応じて前記他のサービス提供者を設定する設定部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の報酬管理システム。
  3. 前記報酬付与部は、前記サービス提供者および前記他のサービス提供者における前記報酬の獲得状況に応じて、前記他のサービス提供者に前記報酬を付与するか否かを決定することを特徴とする請求項1に記載の報酬管理システム。
  4. 前記報酬付与部は、所定期間において前記報酬を付与する前記他のサービス提供者として、特定の前記他のサービス提供者を設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の報酬管理システム。
  5. 記憶部と、
    サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置が所定の行為を実施することにより発生する報酬の一部をサービス提供者に付与し、付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させ、残りの報酬の少なくとも一部をプールする報酬として前記記憶部に記憶させる報酬付与部と
    を備えることを特徴とする報酬管理システム。
  6. サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置と、ネットワークを介して前記端末装置と接続可能なサーバ装置とを備え、
    前記端末装置は、
    所定の行為を実施する実施部を備え、
    前記サーバ装置は、
    記憶部と、
    前記所定の行為を前記端末装置が実施することにより発生する報酬の少なくとも一部を、前記サービス利用者または前記サービス利用者の関係者に関連付けられたサービス提供者、および前記サービス提供者とは異なる他のサービス提供者に分割して付与し、
    前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させ、前記他のサービス提供者に付与した前記報酬を、前記他のサービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させる報酬付与部と
    を備えることを特徴とする報酬管理システム。
  7. サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置と、ネットワークを介して前記端末装置と接続可能なサーバ装置とを備え、
    前記端末装置は、
    所定の行為を実施する実施部を備え、
    前記サーバ装置は、
    記憶部と、
    前記所定の行為を前記端末装置が実施することにより発生する報酬の一部をサービス提供者に付与し、付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させ、残りの報酬の少なくとも一部をプールする報酬として前記記憶部に記憶させる報酬付与部と
    を備えることを特徴とする報酬管理システム。
  8. サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置とネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、
    記憶部と、
    所定の行為を前記端末装置が実施することにより発生する報酬の少なくとも一部を、前記サービス利用者または前記サービス利用者の関係者に関連付けられたサービス提供者、および前記サービス提供者とは異なる他のサービス提供者に分割して付与し、
    前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させ、前記他のサービス提供者に付与した前記報酬を、前記他のサービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させる報酬付与部と
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  9. サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置とネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、
    記憶部と、
    所定の行為を前記端末装置が実施することにより発生する報酬の一部をサービス提供者に付与し、付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させ、残りの報酬の少なくとも一部をプールする報酬として前記記憶部に記憶させる報酬付与部と
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  10. サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置が所定の行為を実施することにより発生する報酬の少なくとも一部を、前記サービス利用者または前記サービス利用者の関係者に関連付けられたサービス提供者、および前記サービス提供者とは異なる他のサービス提供者に分割して付与するステップと、
    前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて記憶部に記憶させるステップと、
    前記他のサービス提供者に付与した前記報酬を、前記他のサービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させるステップと
    を含むことを特徴とする報酬管理方法。
  11. サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置が所定の行為を実施することにより発生する報酬の一部をサービス提供者に付与するステップと、
    前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて記憶部に記憶させるステップと、
    残りの報酬の少なくとも一部をプールする報酬として前記記憶部に記憶させるステップと
    を含むことを特徴とする報酬管理方法。
  12. 報酬付与部および記憶部を備える報酬管理システムに、
    前記報酬付与部が、サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置が所定の行為を実施することにより発生する報酬の少なくとも一部を、前記サービス利用者または前記サービス利用者の関係者に関連付けられたサービス提供者、および前記サービス提供者とは異なる他のサービス提供者に分割して付与するステップと、
    前記報酬付与部が、前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させるステップと、
    前記報酬付与部が、前記他のサービス提供者に付与した前記報酬を、前記他のサービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させるステップと
    を実行させるための報酬管理プログラム。
  13. 報酬付与部および記憶部を備える報酬管理システムに、
    前記報酬付与部が、サービス利用者または前記サービス利用者の関係者の端末装置が所定の行為を実施することにより発生する報酬の一部をサービス提供者に付与するステップと、
    前記報酬付与部が、前記サービス提供者に付与した前記報酬を、前記サービス提供者を示す情報と関連付けて前記記憶部に記憶させるステップと、
    前記報酬付与部が、残りの報酬の少なくとも一部をプールする報酬として前記記憶部に記憶させるステップと
    を実行させるための報酬管理プログラム。
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JP2023021756A Pending JP2023152721A (ja) 2022-03-30 2023-02-15 報酬管理システム、サーバ装置、報酬管理方法、および報酬管理プログラム

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