JP2021125251A - 登録システム、サーバ装置、登録方法、および登録プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザのプライバシーを保護しつつ、ユーザの世帯単位の管理を行うことを可能とする。【解決手段】登録用QRコード発行部37は、児童の人数分の登録用QRコードを発行する。ユーザ登録部38は、登録用QRコードを読み取った世帯端末の端末IDと、当該世帯端末に読み取られた登録用QRコードに対応する児童IDとを関連付けてデータベース部22のユーザ管理テーブル54に記憶させる。ユーザ登録部38は、1つの児童IDに対して複数の端末IDを関連付けてユーザ管理テーブル54に記憶させることが可能である。【選択図】図3
Description
本発明は、登録システム、サーバ装置、登録方法、および登録プログラムに関する。
ユーザの登録を行うシステムとして、QRコード(登録商標)等のコードを携帯端末でスキャンし、コードに含まれた情報を携帯端末からサーバに送信してユーザの登録を行うものがある(特許文献1参照)。
上述のような、コードを用いてユーザの登録を行うシステムにおいて、コードをユーザごとに発行するのに対して、ユーザの世帯単位で管理を行いたい場合がある。例えば、広告の閲覧により広告料が発生するシステムにおいて、同一世帯で広告料が重複して発生することを防ぐために、システムにおいてユーザの世帯単位で管理を行いたい場合がある。
一方、ユーザのプライバシー保護のため、ユーザの個人情報である世帯の人数は、システムでは管理しないことが望ましい。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、ユーザのプライバシーを保護しつつ、ユーザの世帯単位の管理を行うことが可能な登録システム、サーバ装置、登録方法、および登録プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、ユーザの人数分のコードを発行するコード発行部と、記憶部と、前記コード発行部が発行したコードを読み取った端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させる登録部とを備え、前記登録部は、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録システムが提供される。
本発明の他の態様によれば、ユーザの世帯の端末装置と、ネットワークを介して前記端末装置と接続可能なサーバ装置とを備え、前記端末装置は、前記サーバ装置が発行したコードを読み取る読取部と、前記読取部が読み取ったコードに対応するユーザを示す情報と、当該端末装置を示す情報とを前記サーバ装置に送信する通信部とを備え、前記サーバ装置は、ユーザの人数分のコードを発行するコード発行部と、記憶部と、前記コード発行部が発行したコードを読み取った前記端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させる登録部とを備え、前記登録部は、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録システムが提供される。
本発明の他の態様によれば、ユーザの世帯の端末装置とネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、ユーザの人数分のコードを発行するコード発行部と、記憶部と、前記コード発行部が発行したコードを読み取った前記端末装置から、当該端末装置を示す情報と、当該端末装置が読み取ったコードに対応するユーザを示す情報とを取得し、当該端末装置を示す情報と、当該端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させる登録部とを備え、前記登録部は、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とするサーバ装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、コード発行部、登録部、および記憶部を備える登録システムが実行する登録方法であって、前記コード発行部が、ユーザの人数分のコードを発行するステップと、前記登録部が、コードを読み取った端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させるステップとを含み、前記記憶させるステップにおいて、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、コード発行部、登録部、および記憶部を備える登録システムに、前記コード発行部が、ユーザの人数分のコードを発行するステップと、前記登録部が、コードを読み取った端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させるステップとを実行させ、前記記憶させるステップにおいて、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録プログラムが提供される。
本発明によれば、ユーザのプライバシーを保護しつつ、ユーザの世帯単位の管理を行うことが可能である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
[ビジネスモデルの概要]
本発明の実施形態において実現されるビジネスモデルの概要について、図1を参照して説明する。
本発明の実施形態において実現されるビジネスモデルの概要について、図1を参照して説明する。
図1に示すサービス提供者1は、サービスを提供する団体や組織である。サービス提供者1が提供するサービスは、インターネット上のサービスではない、実空間における公共的なサービスである。例えば、サービス提供者1は、教育サービスを提供する学校、医療サービスを提供する病院等である。サービス提供者1は、公立に限らず、私立の学校、病院等であってもよい。
サービス利用者2は、サービス提供者1が提供するサービスを利用する者である。例えば、サービス利用者2は、学校の児童や生徒、病院の患者等である。
運用管理者3は、このビジネスモデルによる活動全体の運用、管理を行う事業者である。具体的には、運用管理者3は、物品と交換可能なポイントのサービス提供者1への付与、ポイントを物品に交換するための処理、後述する広告主5の広告の審査、広告料の管理等を行う。
協賛会社4は、ポイントと交換可能な物品(協賛品)をサービス提供者1に納品する企業である。協賛会社4は、このビジネスモデルによりサービス提供者1の財源を支援するという理念に賛同する企業である。
広告主5は、サービス提供者1がサービス利用者2向けに発行する配布物に広告を掲載する企業である。広告主5は、運用管理者3に広告料を支払う。広告料は、ポイントと交換される協賛会社4の物品の代金等に使用される。
図1に示すように、このビジネスモデルでは、サービス提供者1がサービス利用者2向けに発行する配布物に、広告主5の企業PRページを閲覧するためのQRコードである広告QRコードを挿入し、この配布物をサービス利用者2に配布する(ステップS1)。
この配布物の広告QRコードをサービス利用者2の世帯(家庭)の誰かがスマートフォン等の端末装置により読み取って広告主5の企業PRページを閲覧する(ステップS2)。広告主5の企業PRページが閲覧されると、運用管理者3が、物品と交換可能なポイントをサービス提供者1に付与する(ステップS3)。
サービス提供者1は、ポイントを物品に交換するために、運用管理者3に対し、ポイントを所望の物品に交換する要求を行う(ステップS4)。この要求を受けると、運用管理者3は、要求された物品を協賛会社4に発注する(ステップS5)。また、運用管理者3は、協賛会社4に物品の代金を支払う。協賛会社4は、サービス提供者1に物品を納品する(ステップS6)。
上述のように、このビジネスモデルによれば、サービス利用者2の世帯において広告主5の企業PRページが閲覧されると、物品と交換可能なポイントがサービス提供者1に付与される。これにより、サービスを提供するさまざまな団体等であるサービス提供者1に対してサービス利用者2側の行動によるポイントを付与できる。そして、ポイントを物品と交換することで、サービス提供者1の財源を支援することができる。
[第1実施形態]
次に、上述したビジネスモデルを実施する第1実施形態について説明する。第1実施形態では、図1のサービス提供者1が、教育サービスを提供する組織である学校である。
次に、上述したビジネスモデルを実施する第1実施形態について説明する。第1実施形態では、図1のサービス提供者1が、教育サービスを提供する組織である学校である。
図2に示すように、第1実施形態に係るポイント管理システム(登録システムに相当)11は、サーバ装置12と、運用管理者端末13と、コントローラ端末14と、印刷装置15と、操作端末16と、世帯端末17とを備える。運用管理者端末13、コントローラ端末14、および世帯端末17は、インターネット等のネットワーク18を介してサーバ装置12と接続可能になっている。
ここで、コントローラ端末14、印刷装置15、および操作端末16は、学校200に設けられている。コントローラ端末14、印刷装置15、および操作端末16が設けられた学校200は、1つであってもよいし、複数であってもよい。また、1つの学校200に設けられた操作端末16は、1つであってもよいし、複数であってもよい。学校200は、小学校、中学校等である。学校200は、公立でも私立でもよい。
また、世帯端末17は、学校200に通う児童や生徒の世帯210において所有されている端末装置である。具体的には、世帯端末17は、学校200に通う児童や生徒の保護者(親)や本人が所有するスマートフォン、タブレット端末等である。1つの世帯210における世帯端末17は、1つであってもよいし、複数であってもよい。なお、以下において、学校200に通う児童や生徒のことを単に「児童」と称する。児童は、学校200が提供する教育サービスを利用する者であり、図1のサービス利用者2に相当する。
サーバ装置12は、運用管理者3が物品と交換可能なポイントを学校200に付与するポイント付与サービスを提供するサーバである。サーバ装置12は、CPU、ROM,RAM、ハードディスク等を備えたコンピュータにより構成される。なお、サーバ装置12は、クラウド上に設けられたクラウドサーバであってもよい。
図3に示すように、サーバ装置12は、制御部21と、データベース部(記憶部に相当)22と、プログラム記憶部23と、企業PRページ保持部24と、外部通信部25とを備える。
制御部21は、サーバ装置12全体の動作を制御する。制御部21は、CPU等を備えて構成されている。制御部21は、ユーザ管理部31と、ジョブ管理部32と、ポイント管理部33とを備える。制御部21の各部は、CPUがプログラム記憶部23に記憶されたプログラムを実行することにより構成される。
ユーザ管理部31は、サーバ装置12が提供するポイント付与サービスのユーザ登録のための処理を行う。ユーザ管理部31は、児童ID発行部36と、登録用QRコード発行部(コード発行部に相当)37と、ユーザ登録部(登録部に相当)38とを備える。ユーザ管理部31の各部は、CPUがプログラム記憶部23に記憶された登録プログラムを実行することにより構成される。
児童ID発行部36は、学校200から登録用QRコード発行指示を受信すると、登録用QRコード発行指示において指示された人数分の児童IDを発行する。児童IDは、各児童を一意に識別するための情報である。
登録用QRコード発行部37は、登録用QRコード発行指示において指示された児童(ユーザに相当)の人数分の登録用QRコード(コードに相当)を発行(生成)する。登録用QRコードには、学校ID、クラスID、および児童ID発行部36が発行した児童IDが埋め込まれている。1つの登録用QRコードに1人の児童の児童IDが埋め込まれる。
ここで、学校IDは、ポイント付与サービスを利用する各学校200を一意に識別するための情報である。学校IDは、運用管理者3がポイント付与サービスを利用する各学校200に発行するものである。クラスIDは、学校200における各クラスを一意に識別するための情報である。学校IDおよびクラスIDは、学校200がサーバ装置12に送信する登録用QRコード発行指示に含まれている。
ユーザ登録部38は、登録用QRコードを読み取った世帯端末17から送信されたユーザ情報を受け取ると、ユーザ情報の登録を行う。具体的には、ユーザ登録部38は、世帯端末17から送信されたユーザ情報に含まれる児童IDと端末IDとを関連付けて、後述するユーザ管理テーブル54に記憶させる。ユーザ登録部38は、1人の児童の児童IDに対して複数の端末IDを関連付けてユーザ管理テーブル54に記憶させることが可能である。ここで、端末IDは、各世帯端末17を一意に識別するための情報である。端末IDとしては、世帯端末17が元々保持している固有の識別情報を使用してもよい。
ジョブ管理部32は、学校200が児童の世帯210に配布する配布物の一例である学校便りを印刷するための印刷ジョブに関する処理を行う。ジョブ管理部32は、ジョブID発行部41と、広告QRコード発行部42と、プッシュ通知管理部43とを備える。
ジョブID発行部41は、学校便りに挿入する広告画像および広告QRコードを要求するための広告画像取得要求を学校200から受信すると、当該学校便りを印刷するための印刷ジョブを一意に識別するためのジョブIDを発行する。
ここで、広告画像は、広告主5である企業の広告用の画像である。広告画像の画像データである広告画像データは、後述する広告管理テーブル51に記憶されている。広告QRコードは、前述のように、広告主5の広告を表示する企業PRページを閲覧するためのQRコードである。
広告QRコード発行部42は、学校200から広告画像取得要求を受信すると、広告QRコードを発行(生成)する。広告QRコードには、企業PRページ情報および学校IDが埋め込まれている。ここで、企業PRページ情報は、広告主5の企業PRページのURLである。
プッシュ通知管理部43は、学校便りを配信したことを世帯端末17に通知するためのプッシュ通知を行う。ここで、後述するように、学校便りは、印刷物として児童を介して世帯210に配布されるとともに、データで世帯端末17に配信される。なお、世帯端末17にネットワーク18経由で通知を行えるものであれば、プッシュ通知に限らない。
ポイント管理部33は、学校200へのポイント付与等の処理を行う。ポイント管理部33は、閲覧履歴判定部46と、ポイント付与部47と、ポイント交換部48とを備える。
閲覧履歴判定部46は、企業PRページを表示するための企業PRページ表示要求を世帯端末17から受信すると、その送信元の世帯端末17が関連付けられた児童に関連付けられた少なくとも1つの世帯端末17が、企業PRページ表示要求の対象の企業PRページを閲覧済みであるか否かを判定する。
ポイント付与部47は、世帯端末17が企業PRページを閲覧することにより発生するポイントを当該世帯端末17が関連付けられた児童が通う学校200に付与する。そして、ポイント付与部47は、付与したポイントを、当該学校200の学校IDと関連付けて後述するデータベース部22の学校管理テーブル53に記憶させる。
ポイント交換部48は、ポイントを所望の物品に交換するためのポイント交換要求を学校200から受信すると、ポイント交換処理および発注処理を行う。ポイント交換処理は、後述するポイント管理テーブル56における学校200の保有ポイント数から、要求された物品に対応するポイントを減算する処理である。発注処理は、協賛会社4に物品を発注する処理である。
データベース部22は、広告管理テーブル51と、地域管理テーブル52と、学校管理テーブル53と、ユーザ管理テーブル54と、ジョブ管理テーブル55と、ポイント管理テーブル56と、物品テーブル57とを記憶している。データベース部22は、ハードディスク等により構成されている。
広告管理テーブル51は、図4に示すように、広告ID、広告画像データ、企業ID、配信地域、配信期間、企業PRページ情報、クリック単価、および広告ポイント情報を関連付けたテーブルである。
広告IDは、サーバ装置12に登録された各広告を一意に識別するための情報である。サーバ装置12に登録された広告は、運用管理者3により制限、審査、管理された広告である。1つの広告主5が複数種類の広告を登録する場合がある。広告画像データは、前述のように、広告画像の画像データである。
企業IDは、広告主5の企業を一意に識別するための情報である。配信地域は、各広告を配信する地域を示す。配信期間は、各広告の配信期間を示す。企業PRページ情報は、各広告を表示する企業PRページのURLである。
クリック単価は、各企業PRページの1回の閲覧により発生するポイント数である。広告ポイント情報は、各広告の閲覧によって発生した通算のポイント数を示す情報である。
地域管理テーブル52は、図5に示すように、地域と、各地域に所在する各学校200の学校IDとを関連付けたテーブルである。
学校管理テーブル53は、図6に示すように、学校ID、クラスID、児童ID、および保有ポイント数を関連付けたテーブルである。保有ポイント数は、各学校200が現在保有しているポイント数である。
ユーザ管理テーブル54は、図7に示すように、児童IDと端末IDとを関連付けたテーブルである。ユーザ管理テーブル54は、1つの児童IDに対して複数の端末IDを関連付けて記憶することが可能である。
ジョブ管理テーブル55は、図8に示すように、ジョブID、学校ID、宛先クラス情報、文書名、原稿画像データ、および配信日時を関連付けたテーブルである。
宛先クラス情報は、各印刷ジョブに対応する学校便りの宛先(配布先)のクラスのクラスIDである。文書名は、学校便りの文書(原稿)に付された名称である。原稿画像データは、各学校便りの原稿の画像データである。配信日時は、学校便りの原稿画像データを世帯210(世帯端末17)に配信する日時である。配信日時は、学校200により設定されるものである。
ポイント管理テーブル56は、世帯端末17による企業PRページの閲覧履歴が登録されたものである。具体的には、ポイント管理テーブル56は、図9に示すように、企業PRページが世帯端末17により閲覧済みとなった日時である閲覧日時、当該企業PRページの企業PRページ情報、当該企業PRページを閲覧した世帯端末17の端末ID、当該端末IDが関連付けられた児童ID、および当該児童IDの児童が通う学校200の学校IDを関連付けたテーブルである。
物品テーブル57は、図10に示すように、物品名、物品画像データ、および必要ポイント数を関連付けたテーブルである。
物品名は、ポイント付与サービスにおいてポイントと交換可能な物品の名称である。物品画像データは、各物品の写真の画像データである。必要ポイント数は、各物品をポイントと交換するために必要なポイント数である。各物品の必要ポイント数は、各物品の価格等に応じて予め設定されているものである。
プログラム記憶部23は、サーバ装置12のCPUが実行する各種のプログラムを記憶している。プログラム記憶部23は、ハードディスク等により構成されている。
企業PRページ保持部24は、企業PRページのデータを記憶している。企業PRページ保持部24は、ハードディスク等により構成されている。
なお、データベース部22、プログラム記憶部23、および企業PRページ保持部24は、それぞれ異なるハードディスク等の記憶媒体により構成されていてもよいし、同一の記憶媒体に設けられていてもよい。
外部通信部25は、ネットワーク18を介した外部の装置との通信処理を行う。
運用管理者端末13は、運用管理者3がポイント付与サービスに関する操作を行うための端末装置である。運用管理者端末13は、CPU、ROM,RAM、ハードディスク、液晶表示パネル等から構成される表示部、およびキーボードやマウス等を有する入力部等を備えたコンピュータにより構成される。運用管理者端末13には、サーバ装置12にアクセスするためのブラウザがインストールされている。
コントローラ端末14は、学校200においてポイント付与サービスに関する処理を行う端末装置である。コントローラ端末14は、CPU、ROM,RAM、ハードディスク等を備えたコンピュータにより構成される。
図11に示すように、コントローラ端末14は、制御部61と、記憶部62と、外部通信部63とを備える。
制御部61は、コントローラ端末14全体の動作を制御する。制御部61は、CPU等を備えて構成されている。制御部61は、印刷ウェブアプリ部66と、プロキシサーバ部67とを備える。制御部61の各部は、CPUが記憶部62に記憶されたプログラムを実行することにより構成される。
印刷ウェブアプリ部66は、学校便り等を印刷するための処理を行う。印刷ウェブアプリ部66は、広告画像合成部71と、配信予約部72と、印刷指示部73とを備える。
広告画像合成部71は、サーバ装置12から広告画像データおよび広告QRコードの画像データを取得し、学校便りの原稿画像データに広告画像データおよび広告QRコードの画像データを合成する画像合成処理を行う。
配信予約部72は、操作端末16に対する操作により入力された学校便りの配信日時を設定する。
印刷指示部73は、印刷装置15に対して学校便り等の印刷指示を行う。
プロキシサーバ部67は、サーバ装置12に対するプロキシサーバとして機能するものである。
記憶部62は、コントローラ端末14のCPUが実行する各種のプログラムを記憶している。記憶部62は、ハードディスク等により構成されている。
外部通信部63は、ネットワーク18を介した外部の装置との通信処理を行う。
印刷装置15は、学校便り等の印刷を実行する。
操作端末16は、学校200の教員がポイント付与サービスに関する操作等を行うための端末装置である。操作端末16は、CPU、ROM,RAM、ハードディスク等を備えたコンピュータにより構成される。操作端末16は、イントラネット等を介してコントローラ端末14にアクセス可能であり、コントローラ端末14のプロキシサーバ部67を介してサーバ装置12にアクセス可能になっている。操作端末16には、コントローラ端末14およびサーバ装置12にアクセスするためのブラウザがインストールされている。なお、コントローラ端末14のプロキシサーバ部67を省略し、操作端末16がコントローラ端末14を介さずに、ネットワーク18を介してサーバ装置12にアクセス可能としてもよい。
図11に示すように、操作端末16は、制御部81と、記憶部82と、表示部83と、入力部84と、外部通信部85とを備える。
制御部81は、操作端末16全体の動作を制御する。制御部81は、CPU等により構成されている。
記憶部82は、操作端末16のCPUが実行する各種のプログラムを記憶している。記憶部82は、ハードディスク等により構成されている。
表示部83は、各種の画面を表示する。表示部83は、液晶表示パネル等により構成されている。
入力部84は、教員の入力操作を受け付ける。入力部84は、キーボード、マウス等を有する。
外部通信部85は、ネットワーク18を介した外部の装置との通信処理を行う。
世帯端末17は、世帯210において企業PRページを閲覧するための端末装置である。世帯端末17は、前述のように、学校200に通う児童の保護者(親)等が所有するスマートフォン、タブレット端末等である。
図12に示すように、世帯端末17は、制御部91と、プログラム記憶部92と、アプリ情報記憶部93と、撮像部(読取部に相当)94と、表示部95と、入力部96と、外部通信部(通信部に相当)97とを備える。
制御部91は、世帯端末17全体の動作を制御する。制御部91は、CPU等を備えて構成されている。制御部91は、QRコード取得部101と、QRコード解析部102と、表示制御部103と、企業PRページ要求部104と、ポイント処理部105と、プッシュ通知処理部106とを備える。制御部91の各部は、CPUがプログラム記憶部92に記憶された、ポイント付与サービスを利用するためのアプリケーションプログラムを実行することにより構成される。
QRコード取得部101は、撮像部94が撮像している映像から登録用QRコードおよび広告QRコードを取得する。
QRコード解析部102は、QRコード取得部101が取得したQRコードを解析し、QRコードに埋め込まれた情報を取得する。
表示制御部103は、各種の画面を表示部95に表示するよう制御する。
企業PRページ要求部104は、企業PRページの表示を要求するための企業PRページ表示要求をサーバ装置12へ送信する。
ポイント処理部105は、後述するポイント獲得要求をサーバ装置12に送信する処理、世帯端末17による企業PRページの閲覧により学校200が獲得したポイントを示す獲得ポイント情報をサーバ装置12から取得する処理等を行う。
プッシュ通知処理部106は、サーバ装置12からのプッシュ通知を受信すると、当該プッシュ通知を後述する通知一覧情報に追加する処理等を行う。
プログラム記憶部92は、ポイント付与サービスを利用するためのアプリケーションプログラム等の各種のプログラムを記憶している。プログラム記憶部92は、フラッシュメモリ等により構成されている。ポイント付与サービスを利用するためのアプリケーションプログラムは、例えば、ネットワーク18を介して任意のアプリストアサーバから取得することができる。
アプリ情報記憶部93は、自世帯端末17の端末ID、自世帯端末17が関連付けられた児童の児童ID、当該児童が通う学校200の学校ID、端末ポイント情報、通知一覧情報等を記憶する。端末ポイント情報は、自世帯端末17における企業PRページの閲覧によるポイントの獲得履歴を示す情報である。通知一覧情報は、サーバ装置12からのプッシュ通知の一覧を示す情報である。通知一覧情報には、世帯端末17で受信した各プッシュ通知とともに送信された学校便りの印刷ジョブのジョブIDおよび学校便りの文書名が含まれている。アプリ情報記憶部93は、フラッシュメモリ等により構成されている。
なお、プログラム記憶部92およびアプリ情報記憶部93は、それぞれ異なるフラッシュメモリ等の記憶媒体により構成されていてもよいし、同一の記憶媒体に設けられていてもよい。
撮像部94は、被写体を撮像するカメラである。撮像部94は、世帯端末17で登録用QRコードおよび広告QRコードを読み取るために使用される。
表示部95は、各種の画面を表示する。表示部95は、液晶表示パネル等により構成されている。
入力部96は、世帯端末17の操作者による各種の入力操作を受け付ける。入力部96は、タッチパネル(図示せず)を含む。タッチパネルは、表示部95の上に重ねて配置されている。タッチパネルは、操作者による接触操作を検出する。
外部通信部97は、ネットワーク18を介した外部の装置との通信処理を行う。
次に、ポイント管理システム11におけるユーザ登録時の動作について説明する。
まず、図13のステップS11において、学校200の操作端末16が、登録用QRコード発行指示をサーバ装置12へ送信する。
具体的には、操作端末16の制御部81は、ブラウザにより、サーバ装置12が提供するポイント付与サービスのサイトに、コントローラ端末14のプロキシサーバ部67を介してアクセスする。そして、登録用QRコードを配布するクラスおよび当該クラスの児童の人数が入力され、登録用QRコードの発行を要求する操作が行われると、制御部81は、登録用QRコード発行指示をサーバ装置12へ送信する。登録用QRコード発行指示には、送信元の学校200の学校ID、登録用QRコードを配布するクラスのクラスID、および当該クラスの児童の人数(登録用QRコードの配布数)が含まれている。
サーバ装置12が登録用QRコード発行指示を受信すると、ステップS12において、児童ID発行部36は、登録用QRコード発行指示において指示された人数分(登録用QRコードの配布数分)の児童IDを発行する。児童ID発行部36は、発行した児童IDを、学校IDおよびクラスIDと関連付けて学校管理テーブル53に記憶させる。
次いで、ステップS13において、登録用QRコード発行部37は、登録用QRコード発行指示において指示された人数分の登録用QRコードを発行(生成)する。このように発行される登録用QRコードの発行数は、学校200に帰属する情報である児童数によって決まるものであり、世帯210側で決める数でもポイント管理システム11が決める数でもない。前述のように、登録用QRコードには、学校ID、クラスID、および児童IDが埋め込まれている。
次いで、ステップS14において、登録用QRコード発行部37は、登録用QRコード発行指示において指示された人数分の、登録用QRコードを含む登録案内書の画像データをコントローラ端末14へ送信する。
次いで、ステップS15において、コントローラ端末14の印刷指示部73は、登録案内書の画像データに基づき、登録案内書を印刷するよう印刷装置15に指示する。これにより、それぞれ異なる児童IDが埋め込まれた登録用QRコードを含む、クラスの児童の人数分の登録案内書が、用紙等の印刷媒体に印刷される。
登録案内書には、図14に示す登録用QRコード欄111が掲載されている。登録用QRコード欄111には、登録用QRコード112が掲載されている。また、登録用QRコード欄111には、学校名、クラス名、予め設定された登録用QRコードの有効期限が記載されている。
図13に戻り、ステップS16において、学校200が各児童の世帯210に登録案内書を配布する。例えば、学校200は、各児童に登録案内書を自宅に持ち帰らせることで、各児童の世帯210に登録案内書を配布する。
次いで、ステップS17において、世帯210の世帯端末17が、登録用QRコード欄111の登録用QRコード112を読み取る。
具体的には、世帯端末17の表示制御部103は、登録用QRコード112の読み取りを行うための操作が行われると、図15に示す登録用QRコード読取画面121を表示部95に表示させる。登録用QRコード読取画面121には、登録用QRコード読取領域122が設けられている。登録用QRコード読取画面121には、撮像部94により撮像されている映像が表示され、映像中の登録用QRコード112が登録用QRコード読取領域122内に入ると、QRコード取得部101が登録用QRコード112を取得する。
次いで、ステップS18において、QRコード解析部102は、QRコード取得部101が取得した登録用QRコード112を解析し、登録用QRコード112に埋め込まれた学校ID、クラスID、および児童IDを取得する。QRコード解析部102は、取得した学校IDおよび児童IDをアプリ情報記憶部93に記憶させる。
この後、所定の手順を経た後、図16に示す登録確認画面123が表示部95に表示される。登録確認画面123には、ユーザ登録を完了するための完了ボタン124が設けられている。
完了ボタン124が押下されると、図13のステップS19において、QRコード解析部102は、登録用QRコード112から取得した学校ID、クラスID、および児童IDと、自世帯端末17の端末IDとを含むユーザ情報を、サーバ装置12へ送信する。
次いで、ステップS20において、サーバ装置12のユーザ登録部38は、ユーザ情報を受信すると、ユーザ情報の登録を行う。具体的には、ユーザ登録部38は、ユーザ情報に含まれる、登録用QRコード112に対応する児童IDと、端末IDとを関連付けて、ユーザ管理テーブル54に記憶させる。これにより、ユーザ登録の動作が終了となる。
ここで、ポイント管理システム11では、1人の児童に対して複数の世帯端末17を登録することが可能である。例えば、1人の児童に対して、両親がそれぞれ所有する2つの世帯端末17を登録することができる。すなわち、サーバ装置12のユーザ登録部38は、1人の児童の児童IDに対して複数の端末IDを関連付けてユーザ管理テーブル54に記憶させることが可能である。
次に、ポイント管理システム11における配布物である学校便りへの広告QRコードの挿入および企業PRページの閲覧時の動作について説明する。
まず、図17のステップS21において、学校200の操作端末16が、広告画像取得要求をサーバ装置12へ送信する。
具体的には、操作端末16の制御部81は、ブラウザにより、サーバ装置12が提供するポイント付与サービスのサイトに、コントローラ端末14のプロキシサーバ部67を介してアクセスする。そして、配布される学校便りの原稿画像データが選択され、当該学校便りの文書名および宛先(配布先)のクラスが入力されると、制御部81は、原稿画像データをコントローラ端末14へ送信するとともに、広告画像取得要求をサーバ装置12へ送信する。広告画像取得要求には、送信元の学校200の学校IDおよび宛先のクラスのクラスIDが含まれている。学校便りの原稿画像データは、操作端末16において教員の作業により作成されたものである。
サーバ装置12が広告画像取得要求を受信すると、ステップS22において、ジョブID発行部41は、当該広告画像取得要求に対応する学校便りを印刷するための印刷ジョブに固有のジョブIDを発行する。そして、ジョブID発行部41は、ジョブID、学校ID、およびクラスIDを関連付けてジョブ管理テーブル55に記憶させる。
次いで、ステップS23において、広告QRコード発行部42は、学校便りに挿入する広告QRコードを発行(生成)する。
ここで、広告QRコード発行部42は、広告管理テーブル51を参照して、広告画像取得要求の送信元の学校200が所在する地域において現在配信中の広告の中から、学校便りに掲載する広告を選択する。そして、広告QRコード発行部42は、選択した広告に対応する企業PRページ情報と、広告画像取得要求の送信元の学校200の学校IDとを埋め込んだ広告QRコードを生成する。
学校便りに掲載する広告は、広告画像取得要求の送信元の学校200が所在する地域において現在配信中の広告の中から任意に選択してもよいし、例えば、学校200や学校便りの宛先のクラス(学年)に応じて選択してもよい。また、1つの学校便りに掲載する広告は、1つでも複数でもよい。
次いで、ステップS24において、広告QRコード発行部42は、学校便りに掲載する広告の広告画像データ、広告QRコードの画像データ、およびジョブID発行部41が発行したジョブIDを、学校200のコントローラ端末14へ送信する。
次いで、ステップS25において、コントローラ端末14の広告画像合成部71は、学校便りの原稿画像データに広告画像データおよび広告QRコードの画像データを合成する画像合成処理を行う。
この後、操作端末16に対する操作により、学校便りの配信日時(予約日時)が入力され、学校便りの印刷が指示される。これにより、学校便りの配信日時を示す情報、および印刷指示が操作端末16からコントローラ端末14へ送信される。
学校便りの配信日時を示す情報を受信すると、ステップS26において、コントローラ端末14の配信予約部72は、学校便りの配信日時を設定する。
次いで、ステップS27において、印刷指示部73は、画像合成処理後の学校便りの原稿画像データに基づく印刷を行うための印刷ジョブを印刷装置15へ送信し、学校便りの印刷を実行させる。
これにより、図19に示すような学校便り131が用紙等の印刷媒体に印刷される。学校便り131には、広告画像132と、当該広告画像132に対応する広告QRコード133とが印刷されている。
図17に戻り、ステップS28において、コントローラ端末14の配信予約部72は、世帯端末17にプッシュ通知を行うことを指示するためのプッシュ通知指示をサーバ装置12に送信する。この際、配信予約部72は、プッシュ通知指示とともに、学校便りの印刷ジョブのジョブID、画像合成処理後の当該学校便りの原稿画像データ、当該学校便りの文書名、および当該学校便りの配信日時を送信する。
ステップS29において、サーバ装置12のプッシュ通知管理部43は、配信日時において、宛先のクラスの各児童の世帯210の世帯端末17にプッシュ通知を送信する。具体的には、プッシュ通知管理部43は、宛先のクラスの各児童の児童IDに関連付けられた各端末IDの世帯端末17にプッシュ通知を送信する。この際、プッシュ通知管理部43は、プッシュ通知とともに、学校便りの印刷ジョブのジョブID、画像合成処理後の当該学校便りの原稿画像データ、および当該学校便りの文書名を送信する。これにより、プッシュ通知を受信した世帯端末17において、学校便りの画像を表示部95に表示可能となる。
また、プッシュ通知管理部43は、画像合成処理後の学校便りの原稿画像データ、当該学校便りの文書名、および当該学校便りの配信日時を、ジョブIDと関連付けてジョブ管理テーブル55に記憶させる。
プッシュ通知を受信した世帯端末17のプッシュ通知処理部106は、当該プッシュ通知とともに送信された学校便りの印刷ジョブのジョブIDおよび学校便りの文書名を、アプリ情報記憶部93の通知一覧情報に登録する。これにより、世帯端末17では、通知一覧情報に基づき、これまでに受信したプッシュ通知の一覧を表示部95に表示させ、そのプッシュ通知の一覧から、過去の学校便りも選択して閲覧することが可能になる。
次いで、ステップS30において、学校200が学校便りの宛先(配布先)のクラスの各児童の世帯210に、印刷媒体に印刷された学校便り131を配布する。例えば、学校200は、各児童に学校便り131を自宅に持ち帰らせることで、各児童の世帯210に学校便り131を配布する。なお、印刷媒体に印刷された学校便り131の配布が上述したプッシュ通知より先に行われてもよい。
次いで、ステップS31において、世帯210の世帯端末17が、学校便り131の広告QRコード133を読み取る。
具体的には、世帯端末17の表示制御部103は、広告QRコード133の読み取りを行うための操作が行われると、図20に示す広告QRコード読取画面136を表示部95に表示させる。広告QRコード読取画面136には、広告QRコード読取領域137が設けられている。広告QRコード読取画面136には、撮像部94により撮像されている映像が表示され、映像中の広告QRコード133が広告QRコード読取領域137内に入ると、QRコード取得部101が広告QRコード133を取得する。
次いで、ステップS32において、QRコード解析部102は、QRコード取得部101が取得した広告QRコード133を解析し、広告QRコード133に埋め込まれた学校IDおよび企業PRページ情報を取得する。
次いで、ステップS33において、企業PRページ要求部104は、企業PRページ表示要求をサーバ装置12へ送信する。企業PRページ表示要求には、送信元の世帯端末17の端末ID、当該端末IDが関連付けられた児童ID、当該児童IDの児童が通う学校200の学校ID、および広告QRコード133から取得された企業PRページ情報が含まれている。
次いで、ステップS34において、サーバ装置12の閲覧履歴判定部46は、企業PRページ表示要求により要求された企業PRページが、企業PRページ表示要求の送信元の世帯端末17が関連付けられた児童に関連付けられた少なくとも1つの世帯端末17により閲覧済みであるか否かを判定する。
具体的には、閲覧履歴判定部46は、ポイント管理テーブル56を参照して、企業PRページ表示要求に含まれている企業PRページ情報および学校IDを含み、かつ、企業PRページ表示要求に含まれている児童IDの少なくともいずれかを含む閲覧履歴があるか否かを判定する。そして、閲覧履歴判定部46は、企業PRページ表示要求に含まれている企業PRページ情報および学校IDを含み、かつ、企業PRページ表示要求に含まれている児童IDの少なくともいずれかを含む閲覧履歴があると判定した場合、企業PRページ表示要求により要求された企業PRページが、企業PRページ表示要求の送信元の世帯端末17が関連付けられた児童に関連付けられた少なくとも1つの世帯端末17により閲覧済みであると判定する。
閲覧済みであると判定した場合(ステップS34:YES)、ステップS35において、閲覧履歴判定部46は、ポイント獲得ボタン143(図22参照)が押下不可能な企業PRページのデータを世帯端末17へ送信する。具体的には、閲覧履歴判定部46は、企業PRページ表示要求により要求された企業PRページのポイント獲得ボタン143をグレーアウトしたデータを世帯端末17へ送信する。
閲覧済みではないと判定した場合(ステップS34:NO)、ステップS36において、閲覧履歴判定部46は、ポイント獲得ボタン143が押下可能な企業PRページのデータを世帯端末17へ送信する。具体的には、閲覧履歴判定部46は、企業PRページ表示要求により要求された企業PRページのポイント獲得ボタン143をグレーアウトしていないデータを世帯端末17へ送信する。
次いで、図18のステップS37において、世帯端末17の表示制御部103は、ステップS35またはステップS36でサーバ装置12から送信された企業PRページのデータに基づき、企業PRページを表示部95に表示させる。これにより、世帯端末17が外部通信部97により企業PRページに接続された状態となる。
この結果、図21に示すような企業PRページ141が表示部95に表示される。企業PRページ141には、外部サイトリンクボタン142が設けられている。外部サイトリンクボタン142は、企業PRページ141に対応する広告主5の企業のホームページ等の外部サイトに接続するためのボタンである。外部サイトリンクボタン142が押下されると、世帯端末17が外部サイトに接続し、表示部95に外部サイトが表示される。
また、図22に示すように、企業PRページ141には、ポイント獲得ボタン143が設けられている。ポイント獲得ボタン143は、企業PRページ141の最下部に設けられている。すなわち、企業PRページ141が最下部までスクロールされると、ポイント獲得ボタン143が表示される。これにより、世帯端末17の操作者がポイント獲得ボタン143を押下するために企業PRページ141をスクロールしている間に企業PRページ141の内容を見ることになるため、広告効果が高められる。
図18に戻り、ステップS38において、ポイント処理部105は、ポイント獲得ボタン143が押下されたか否かを判断する。
ポイント獲得ボタン143が押下されていないと判断した場合(ステップS38:NO)、ステップS39において、ポイント処理部105は、企業PRページ141の表示が終了したか否かを判断する。ここで、世帯端末17において企業PRページ141の表示を終了させるような操作が行われると、企業PRページ141の表示は終了となる。
企業PRページ141の表示が終了したとポイント処理部105が判断した場合(ステップS39:YES)、そのまま一連の動作が終了となる。
企業PRページ141の表示が終了していないと判断した場合(ステップS39:NO)、ポイント処理部105は、ステップS38に戻る。
ポイント獲得ボタン143が押下されたと判断した場合(ステップS38:YES)、ステップS40において、ポイント処理部105は、ポイントを獲得するためのポイント獲得要求をサーバ装置12に送信する。
次いで、ステップS41において、ポイント付与部47は、ポイント獲得要求を受信すると、ポイント獲得要求の送信元の世帯端末17が関連付けられた児童が通う学校200にポイントを付与する。
具体的には、ポイント付与部47は、ポイント獲得要求が行われた企業PRページのクリック単価(ポイント数)を広告管理テーブル51から取得する。次いで、ポイント付与部47は、取得したクリック単価分のポイント数を、学校管理テーブル53における、ポイントを付与する対象の学校200の学校IDに対応する保有ポイント数に加算する。
また、ポイント付与部47は、ポイント獲得要求が行われた企業PRページの、広告管理テーブル51における広告ポイント情報を、当該企業ページのクリック単価分のポイント数を加算した値に更新する。
次いで、ステップS42において、ポイント付与部47は、世帯端末17が今回閲覧した企業PRページの閲覧履歴を登録する。
具体的には、ポイント付与部47は、世帯端末17による今回の企業PRページの閲覧日時、当該企業PRページの企業PRページ情報、当該企業PRページを今回閲覧した世帯端末17の端末ID、当該端末IDが関連付けられた児童ID、および当該児童IDの児童が通う学校200の学校IDを関連付けてポイント管理テーブル56に追加する。
ここで、閲覧日時は、ポイント獲得要求を受信した日時である。すなわち、企業PRページ141が表示部95に表示されただけでは閲覧済みとはならず、企業PRページ141のポイント獲得ボタン143が押下されることで、当該企業PRページ141が閲覧済みとなる。
次いで、ステップS43において、ポイント付与部47は、ステップS40で学校200に付与したポイント数を示す獲得ポイント情報を、ポイント獲得要求の送信元の世帯端末17に送信する。
次いで、ステップS44において、表示制御部103は、獲得ポイント情報が示すポイント数を、今回の企業PRページの閲覧による獲得ポイント数として表示部95に表示させる。
また、ポイント処理部105は、アプリ情報記憶部93の端末ポイント情報を更新する。具体的には、ポイント処理部105は、端末ポイント情報に、今回閲覧した企業PRページの企業PRページ情報と獲得ポイント数とを追加する。これにより、一連の動作が終了となる。
次に、上述した図17のステップS34で閲覧履歴判定部46が行う処理である閲覧判定処理について、具体例を用いて説明する。閲覧判定処理は、企業PRページ表示要求により表示が要求された企業PRページが、企業PRページ表示要求の送信元の世帯端末17が関連付けられた児童に関連付けられた少なくとも1つの世帯端末17により閲覧済みであるか否かを判定する処理である。
この例における世帯210には、図23に示すように、児童IDが「IDJ1」の児童と「IDJ100」の児童との兄弟がいる。この兄弟は同じ学校200に通っており、その学校200の学校IDを「IDG1」とする。また、この世帯210では、端末IDが「IDT1」の世帯端末17と「IDT2」の世帯端末17とが、兄弟の両親に所有されている。そして、IDJ1にはIDT1およびIDT2が関連付けられており、IDJ100にはIDT2のみが関連付けられている。
まず、図23の世帯210において、IDT1の世帯端末17がIDT2の世帯端末17より先に、広告IDが「IDK1」の広告に対応する広告QRコードを読み取る場合について説明する。
この場合、IDK1の広告に対応する広告QRコードを読み取ったIDT1の世帯端末17が企業PRページ表示要求を送信した時点では、IDT1の世帯端末17およびIDT2の世帯端末17によるIDK1の広告に対応する企業PRページの閲覧履歴はない。したがって、閲覧履歴判定部46により、IDT1の世帯端末17およびIDT2の世帯端末17のいずれによっても、IDK1の広告に対応する企業PRページは閲覧済みではないと判定される。
そして、IDT1の世帯端末17でIDK1の広告に対応する企業PRページ141が表示され、ポイント獲得ボタン143が押下されると、IDG1の学校200へのポイントの付与が行われる。また、図24に示すような、IDT1の世帯端末17によるIDK1の広告に対応する企業PRページの閲覧履歴が、ポイント管理テーブル56に登録される。
この後、IDT2の世帯端末17がIDK1の広告に対応する広告QRコードを読み取る。これによりIDT2の世帯端末17が送信する企業PRページ表示要求には、端末IDとしてIDT2、児童IDとしてIDJ1,IDJ100、学校IDとしてIDG1、およびIDK1の広告に対応する企業PRページ情報が含まれている。
IDT2の世帯端末17が企業PRページ表示要求を送信した時点で、図24に示すIDT1の世帯端末17による閲覧履歴があり、IDG1の学校200にポイントが付与済みである。図24の閲覧履歴には、児童IDとしてIDJ1,IDJ100のうちのIDJ1、学校IDとしてIDG1、およびIDK1の広告に対応する企業PRページ情報が含まれている。
したがって、閲覧履歴判定部46により、IDT2の世帯端末17が関連付けられたIDJ1の児童に関連付けられたIDT1の世帯端末17により、IDK1の広告に対応する企業PRページは閲覧済みであると判定される。
このため、IDT2の世帯端末17でIDK1の広告に対応する企業PRページ141が表示されるが、ポイント獲得ボタン143はグレーアウトされ、押下不可能とされている。したがって、IDG1の学校200へのポイントの付与は行われない。
なお、図24の閲覧履歴が登録された後に、再度、IDT1の世帯端末17がIDK1の広告に対応する広告QRコードを読み取った場合でも、ポイント獲得ボタン143はグレーアウトされ、IDG1の学校200へのポイントの付与は行われない。
次に、図23の世帯210において、IDT2の世帯端末17がIDT1の世帯端末17より先に、IDK1の広告に対応する広告QRコードを読み取る場合について説明する。
この場合、IDK1の広告に対応する広告QRコードを読み取ったIDT2の世帯端末17が企業PRページ表示要求を送信した時点では、IDT1の世帯端末17およびIDT2の世帯端末17によるIDK1の広告に対応する企業PRページの閲覧履歴はない。したがって、閲覧履歴判定部46により、IDT1の世帯端末17およびIDT2の世帯端末17のいずれによっても、IDK1の広告に対応する企業PRページは閲覧済みではないと判定される。
そして、IDT2の世帯端末17でIDK1の広告に対応する企業PRページ141が表示され、ポイント獲得ボタン143が押下されると、IDG1の学校200へのポイントの付与が行われる。また、図25に示すような、IDT2の世帯端末17によるIDK1の広告に対応する企業PRページの閲覧履歴が、ポイント管理テーブル56に登録される。
この後、IDT1の世帯端末17がIDK1の広告に対応する広告QRコードを読み取る。これによりIDT1の世帯端末17が送信する企業PRページ表示要求には、端末IDとしてIDT1、児童IDとしてIDJ1、学校IDとしてIDG1、およびIDK1の広告に対応する企業PRページ情報が含まれている。
IDT1の世帯端末17が企業PRページ表示要求を送信した時点で、図25に示すIDT2の世帯端末17による閲覧履歴があり、IDG1の学校200にポイントが付与済みである。図25の閲覧履歴には、児童IDとしてIDJ1、学校IDとしてIDG1、およびIDK1の広告に対応する企業PRページ情報が含まれている。
したがって、閲覧履歴判定部46により、IDT1の世帯端末17が関連付けられたIDJ1の児童に関連付けられたIDT2の世帯端末17により、IDK1の広告に対応する企業PRページは閲覧済みであると判定される。
このため、IDT1の世帯端末17でIDK1の広告に対応する企業PRページ141が表示されるが、ポイント獲得ボタン143はグレーアウトされ、押下不可能とされている。したがって、IDG1の学校200へのポイントの付与は行われない。
なお、図25の閲覧履歴が登録された後に、再度、IDT2の世帯端末17がIDK1の広告に対応する広告QRコードを読み取った場合でも、ポイント獲得ボタン143はグレーアウトされ、IDG1の学校200へのポイントの付与は行われない。
上述のように、IDK1の広告に対応する広告QRコードを読み取るのがIDT1,IDT2のどちらの世帯端末17が先であっても、図23の世帯210におけるIDK1の広告に対応する企業PRページの閲覧によるIDG1の学校200へのポイントの付与は1回のみである。
したがって、上述のような閲覧判定処理により、1つの世帯210における企業PRページの閲覧による学校200へのポイントの付与が重複して行われることが抑えられる。
なお、上述の説明では、企業PRページ141のポイント獲得ボタン143が押下されることで、当該企業PRページ141が閲覧済みとなるものとした。しかし、ポイント獲得ボタン143を省略し、世帯端末17が企業PRページ141に接続した時点で当該企業PRページ141が当該世帯端末17により閲覧済みとなるようにしてもよい。
次に、ポイント管理システム11において学校200が保有するポイントを物品に交換する際の動作について説明する。
ポイント管理システム11では、例えば、広告の配信期間が終了すると、学校200における当該広告に対応する企業PRページの閲覧によるポイントが確定し、その分のポイントが使用可能(物品と交換可能)となる。なお、任意のタイミングで学校200が保有するポイントを使用可能としてもよい。
学校200がポイントを使用する際、操作端末16の制御部81は、教員の操作に応じて、ブラウザにより、サーバ装置12が提供するポイント付与サービスにおけるポイント使用ページに、コントローラ端末14のプロキシサーバ部67を介してアクセスする。
これにより、図26に示すようなポイント使用ページ151が操作端末16の表示部83に表示される。ポイント使用ページ151には、サーバ装置12の物品テーブル57に記憶されている物品のうちの少なくとも一部の物品の写真、物品名、および必要ポイント数が掲載されている。このポイント使用ページ151から、学校200の教員がポイントと交換したい物品を選択することができる。
所望の物品を選択し、ポイントをその物品に交換するための操作が行われると、図27のステップS51において、操作端末16の制御部81は、ポイントを選択された物品に交換するためのポイント交換要求をサーバ装置12に送信する。
次いで、ステップS52において、サーバ装置12のポイント交換部48は、ポイント交換要求を受信すると、ポイント交換処理を行う。具体的には、ポイント交換部48は、ポイント管理テーブル56における、ポイント交換要求の送信元の学校200の保有ポイント数から、要求された物品に対応するポイントを減算する。
次いで、ステップS53において、ポイント交換部48は、要求された物品の提供元の協賛会社4に対する当該物品の発注処理を行う。これにより、一連の動作が終了となる。
上述のポイント交換部48による発注処理が行われた後、協賛会社4が、受注した物品を学校200に納品する。
なお、学校200から電子メールや電話等により、物品を指定してポイントを物品に交換するよう運用管理者3に連絡するようにしてもよい。
この場合、学校200から連絡を受けた運用管理者3の職員による操作に応じて、運用管理者端末13がサーバ装置12にアクセスし、ポイントを物品に交換するよう指示した学校200のポイントを指定された物品に交換する際の処理を行うよう指示する。
これに応じて、ポイント交換部48は、ポイント管理テーブル56における、ポイントを物品に交換するよう指示した学校200の保有ポイント数から、指定された物品に対応するポイントを減算する。
また、運用管理者3が電子メールや電話等により、学校200に指定された物品を協賛会社4に発注する。この後、協賛会社4が、受注した物品を学校200に納品する。
以上説明したように、ポイント管理システム11では、ポイント付与部47は、世帯端末17が企業PRページを閲覧することにより発生するポイントを、当該世帯端末17が関連付けられた児童が通う学校200に付与する。そして、ポイント付与部47は、付与したポイントを、当該学校200の学校IDと関連付けてデータベース部22の学校管理テーブル53に記憶させる。これにより、既存のベルマーク運動とは異なる仕組みで、児童側の行動により発生するポイントを学校200に付与することができる。
ここで、後述するように、ポイント管理システム11による学校200にポイントを付与するシステムは、学校以外でも、さまざまなサービス提供者1に対して適用可能なシステムである。したがって、ポイント管理システム11によれば、さまざまなサービス提供者1に対して適用可能なシステムにより、児童側の行動により発生するポイントを学校200に付与することができる。
また、ポイント管理システム11では、ポイントは物品と交換可能であるので、学校200がポイントを備品の調達のために使うことができる。このため、ポイント管理システム11によれば、学校200の財源を支援することができる。
また、ポイント管理システム11では、ポイント付与部47は、世帯端末17が企業PRページに接続する際に、当該世帯端末17が関連付けられた児童に関連付けられた少なくとも1つの世帯端末17が当該企業PRページを閲覧して当該児童が通う学校200にポイントが付与済みの場合には、当該学校200へのポイントの付与を行わない。これにより、1つの世帯210における1つの企業PRページの閲覧による学校200へのポイントの付与が重複して行われることを抑えることができる。
また、ポイント管理システム11では、登録用QRコード発行部37は、児童の人数分の、児童IDを埋め込んだ登録用QRコードを発行する。ユーザ登録部38は、1つの児童IDに対して複数の世帯端末17の端末IDを関連付けてデータベース部22のユーザ管理テーブル54に記憶させることが可能である。
これにより、ポイント管理システム11が、児童の個人情報である世帯210の人数を管理することなく、1人の児童に関連付けられた各世帯端末17を同一世帯のものとして管理を行うことが可能になる。すなわち、ポイント管理システム11は、児童のプライバシーを保護しつつ、児童の世帯単位で管理を行うことが可能になる。
これにより、上述のような、1つの世帯210における1つの企業PRページの閲覧による学校200へのポイントの付与が重複して行われることを抑えるための管理が可能になる。
ここで、ポイント管理システム11は、ポイント数に応じた広告料が広告主5に発生するものである。
このため、企業PRページを閲覧することによるポイントが1つの世帯210の各世帯端末17の閲覧ごとに発生するとした場合、1つの世帯210が1つの企業PRページに対して複数回の閲覧分の広告料を発生させることがある。この場合、広告主5にとって、広告効果に対して広告料の負担が大きくなりすぎるおそれがある。
これに対し、ポイント管理システム11では、1つの世帯210における1つの企業PRページの閲覧による学校200へのポイントの付与が重複することが抑えられるので、広告主5にとって、広告効果を確保しつつ広告料の増大を抑制できるメリットがある。
なお、上述した実施形態においては、世帯端末17が企業PRページを閲覧するために、印刷媒体に印刷された広告QRコードを読み取る場合について説明した。すなわち、上述した実施形態においては、世帯端末17が企業PRページを閲覧するためのトリガ情報として、印刷媒体に印刷された情報を使用した。
これに対し、世帯端末17が企業PRページを閲覧するためのトリガ情報として、世帯端末17にインストールされたアプリケーション内の情報も使用可能としてもよい。すなわち、ポイント付与サービスを利用するためのアプリケーションプログラムにより世帯端末17の表示部95に表示された学校便りにおける所定の位置、例えば、広告画像の表示位置を操作者により押下されると、企業PRページが表示部95に表示されるようにしてもよい。
これにより、印刷媒体およびアプリケーションの両方から企業PRページへのアクセスが可能になる。
ここで、上述のように、世帯端末17が企業PRページを閲覧するためのトリガ情報として印刷媒体に印刷された情報およびアプリケーション内の情報を使用可能とした場合において、印刷媒体に印刷された情報を使用した場合とアプリケーション内の情報を使用した場合とで、企業PRページの閲覧により発生するポイントを異ならせてもよい。
例えば、アプリケーション内の情報を使用した場合に、印刷媒体に印刷された情報を使用した場合よりもポイントが多くなるようにしてもよい。この場合、印刷媒体に印刷された配布物(学校便り)は不要と考える世帯210が増えるように導くことができ、印刷媒体の使用量を低減することが可能となる。
また、印刷媒体に印刷された情報を使用した場合に、アプリケーション内の情報を使用した場合よりもポイントが多くなるようにしてもよい。この場合、印刷媒体に印刷された配布物(学校便り)がより確実に世帯210に持ち帰られるように導くことが可能となる。
[第2実施形態]
次に、上述したビジネスモデルを実施する第2実施形態について説明する。第2実施形態では、図1のサービス提供者1が、医療サービスを提供する組織である病院である。
次に、上述したビジネスモデルを実施する第2実施形態について説明する。第2実施形態では、図1のサービス提供者1が、医療サービスを提供する組織である病院である。
図28に示すように、第2実施形態に係るポイント管理システム11Aでは、コントローラ端末14、印刷装置15、および操作端末16は、病院300に設けられている。病院300は、公立でも私立でもよい。
ポイント管理システム11Aでは、操作端末16は、病院300の職員がポイント付与サービスに関する操作を行うための端末装置である。
ポイント管理システム11Aでは、病院300の診察券を所有している患者が、病院300が提供する医療サービスを利用する者であり、図1のサービス利用者2に相当する。
ポイント管理システム11Aにおける世帯端末17は、病院300の患者の世帯210において所有されている端末装置である。具体的には、世帯端末17は、病院300の患者やその家族が所有するスマートフォン、タブレット端末等である。
ポイント管理システム11Aにおける各装置の構成および各種動作は、第1実施形態で説明したポイント管理システム11におけるものと同様である。ポイント管理システム11Aでは、第1実施形態で説明したポイント管理システム11の構成および各種動作における「学校」を「病院」、「クラス」を「診療科」、「教員」を「職員」、「児童」を「患者」、「学校便り」を「病院広報」にそれぞれ置き換えればよい。
[その他の実施形態]
上述のように、本発明は第1および第2実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
上述のように、本発明は第1および第2実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
上述した第1実施形態では、サービス提供者1が学校である場合について説明した。また、上述した第2実施形態では、サービス提供者1が病院である場合について説明した。しかし、これらに限らず、サービス提供者1が、例えば、介護サービスを提供する介護施設等であってもよい。サービス提供者1がサービスを提供するさまざまな団体等である場合でも本発明は適用可能である。
上述した第1および第2実施形態では、ユーザ登録のための情報を通知するために登録用QRコードを用いたが、バーコード等の他の種類のコードでもよい。広告QRコードについても同様である。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
[付記]
本出願は、以下の発明を開示する。
本出願は、以下の発明を開示する。
(付記1)
ユーザの人数分のコードを発行するコード発行部と、
記憶部と、
前記コード発行部が発行したコードを読み取った端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させる登録部とを備え、
前記登録部は、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録システム。
ユーザの人数分のコードを発行するコード発行部と、
記憶部と、
前記コード発行部が発行したコードを読み取った端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させる登録部とを備え、
前記登録部は、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録システム。
(付記2)
ユーザの世帯の端末装置と、ネットワークを介して前記端末装置と接続可能なサーバ装置とを備え、
前記端末装置は、
前記サーバ装置が発行したコードを読み取る読取部と、
前記読取部が読み取ったコードに対応するユーザを示す情報と、当該端末装置を示す情報とを前記サーバ装置に送信する通信部とを備え、
前記サーバ装置は、
ユーザの人数分のコードを発行するコード発行部と、
記憶部と、
前記コード発行部が発行したコードを読み取った前記端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させる登録部とを備え、
前記登録部は、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録システム。
ユーザの世帯の端末装置と、ネットワークを介して前記端末装置と接続可能なサーバ装置とを備え、
前記端末装置は、
前記サーバ装置が発行したコードを読み取る読取部と、
前記読取部が読み取ったコードに対応するユーザを示す情報と、当該端末装置を示す情報とを前記サーバ装置に送信する通信部とを備え、
前記サーバ装置は、
ユーザの人数分のコードを発行するコード発行部と、
記憶部と、
前記コード発行部が発行したコードを読み取った前記端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させる登録部とを備え、
前記登録部は、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録システム。
(付記3)
ユーザの世帯の端末装置とネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、
ユーザの人数分のコードを発行するコード発行部と、
記憶部と、
前記コード発行部が発行したコードを読み取った前記端末装置から、当該端末装置を示す情報と、当該端末装置が読み取ったコードに対応するユーザを示す情報とを取得し、当該端末装置を示す情報と、当該端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させる登録部とを備え、
前記登録部は、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とするサーバ装置。
ユーザの世帯の端末装置とネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、
ユーザの人数分のコードを発行するコード発行部と、
記憶部と、
前記コード発行部が発行したコードを読み取った前記端末装置から、当該端末装置を示す情報と、当該端末装置が読み取ったコードに対応するユーザを示す情報とを取得し、当該端末装置を示す情報と、当該端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させる登録部とを備え、
前記登録部は、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とするサーバ装置。
(付記4)
コード発行部、登録部、および記憶部を備える登録システムが実行する登録方法であって、
前記コード発行部が、ユーザの人数分のコードを発行するステップと、
前記登録部が、コードを読み取った端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させるステップとを含み、
前記記憶させるステップにおいて、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録方法。
コード発行部、登録部、および記憶部を備える登録システムが実行する登録方法であって、
前記コード発行部が、ユーザの人数分のコードを発行するステップと、
前記登録部が、コードを読み取った端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させるステップとを含み、
前記記憶させるステップにおいて、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録方法。
(付記5)
コード発行部、登録部、および記憶部を備える登録システムに、
前記コード発行部が、ユーザの人数分のコードを発行するステップと、
前記登録部が、コードを読み取った端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させるステップとを実行させ、
前記記憶させるステップにおいて、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録プログラム。
コード発行部、登録部、および記憶部を備える登録システムに、
前記コード発行部が、ユーザの人数分のコードを発行するステップと、
前記登録部が、コードを読み取った端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させるステップとを実行させ、
前記記憶させるステップにおいて、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録プログラム。
1 サービス提供者
2 サービス利用者
3 運用管理者
4 協賛会社
5 広告主
11,11A ポイント管理システム
12 サーバ装置
13 運用管理者端末
14 コントローラ端末
15 印刷装置
16 操作端末
17 世帯端末
18 ネットワーク
21 制御部
22 データベース部
23 プログラム記憶部
24 企業PRページ保持部
25 外部通信部
31 ユーザ管理部
32 ジョブ管理部
33 ポイント管理部
36 児童ID発行部
37 登録用QRコード発行部
38 ユーザ登録部
41 ジョブID発行部
42 広告QRコード発行部
43 プッシュ通知管理部
46 閲覧履歴判定部
47 ポイント付与部
48 ポイント交換部
51 広告管理テーブル
52 地域管理テーブル
53 学校管理テーブル
54 ユーザ管理テーブル
55 ジョブ管理テーブル
56 ポイント管理テーブル
57 物品テーブル
61 制御部
62 記憶部
63 外部通信部
66 印刷ウェブアプリ部
67 プロキシサーバ部
71 広告画像合成部
72 配信予約部
73 印刷指示部
81 制御部
82 記憶部
83 表示部
84 入力部
85 外部通信部
91 制御部
92 プログラム記憶部
93 アプリ情報記憶部
94 撮像部
95 表示部
96 入力部
97 外部通信部
101 QRコード取得部
102 QRコード解析部
103 表示制御部
104 企業PRページ要求部
105 ポイント処理部
106 プッシュ通知処理部
111 登録用QRコード欄
112 登録用QRコード
121 登録用QRコード読取画面
122 登録用QRコード読取領域
123 登録確認画面
124 完了ボタン
131 学校便り
132 広告画像
133 広告QRコード
136 広告QRコード読取画面
137 広告QRコード読取領域
141 企業PRページ
142 外部サイトリンクボタン
143 ポイント獲得ボタン
151 ポイント使用ページ
200 学校
210 世帯
300 病院
2 サービス利用者
3 運用管理者
4 協賛会社
5 広告主
11,11A ポイント管理システム
12 サーバ装置
13 運用管理者端末
14 コントローラ端末
15 印刷装置
16 操作端末
17 世帯端末
18 ネットワーク
21 制御部
22 データベース部
23 プログラム記憶部
24 企業PRページ保持部
25 外部通信部
31 ユーザ管理部
32 ジョブ管理部
33 ポイント管理部
36 児童ID発行部
37 登録用QRコード発行部
38 ユーザ登録部
41 ジョブID発行部
42 広告QRコード発行部
43 プッシュ通知管理部
46 閲覧履歴判定部
47 ポイント付与部
48 ポイント交換部
51 広告管理テーブル
52 地域管理テーブル
53 学校管理テーブル
54 ユーザ管理テーブル
55 ジョブ管理テーブル
56 ポイント管理テーブル
57 物品テーブル
61 制御部
62 記憶部
63 外部通信部
66 印刷ウェブアプリ部
67 プロキシサーバ部
71 広告画像合成部
72 配信予約部
73 印刷指示部
81 制御部
82 記憶部
83 表示部
84 入力部
85 外部通信部
91 制御部
92 プログラム記憶部
93 アプリ情報記憶部
94 撮像部
95 表示部
96 入力部
97 外部通信部
101 QRコード取得部
102 QRコード解析部
103 表示制御部
104 企業PRページ要求部
105 ポイント処理部
106 プッシュ通知処理部
111 登録用QRコード欄
112 登録用QRコード
121 登録用QRコード読取画面
122 登録用QRコード読取領域
123 登録確認画面
124 完了ボタン
131 学校便り
132 広告画像
133 広告QRコード
136 広告QRコード読取画面
137 広告QRコード読取領域
141 企業PRページ
142 外部サイトリンクボタン
143 ポイント獲得ボタン
151 ポイント使用ページ
200 学校
210 世帯
300 病院
Claims (5)
- ユーザの人数分のコードを発行するコード発行部と、
記憶部と、
前記コード発行部が発行したコードを読み取った端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させる登録部とを備え、
前記登録部は、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録システム。 - ユーザの世帯の端末装置と、ネットワークを介して前記端末装置と接続可能なサーバ装置とを備え、
前記端末装置は、
前記サーバ装置が発行したコードを読み取る読取部と、
前記読取部が読み取ったコードに対応するユーザを示す情報と、当該端末装置を示す情報とを前記サーバ装置に送信する通信部とを備え、
前記サーバ装置は、
ユーザの人数分のコードを発行するコード発行部と、
記憶部と、
前記コード発行部が発行したコードを読み取った前記端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させる登録部とを備え、
前記登録部は、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録システム。 - ユーザの世帯の端末装置とネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、
ユーザの人数分のコードを発行するコード発行部と、
記憶部と、
前記コード発行部が発行したコードを読み取った前記端末装置から、当該端末装置を示す情報と、当該端末装置が読み取ったコードに対応するユーザを示す情報とを取得し、当該端末装置を示す情報と、当該端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させる登録部とを備え、
前記登録部は、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とするサーバ装置。 - コード発行部、登録部、および記憶部を備える登録システムが実行する登録方法であって、
前記コード発行部が、ユーザの人数分のコードを発行するステップと、
前記登録部が、コードを読み取った端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させるステップとを含み、
前記記憶させるステップにおいて、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録方法。 - コード発行部、登録部、および記憶部を備える登録システムに、
前記コード発行部が、ユーザの人数分のコードを発行するステップと、
前記登録部が、コードを読み取った端末装置を示す情報と、前記端末装置に読み取られたコードに対応するユーザを示す情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させるステップとを実行させ、
前記記憶させるステップにおいて、1人のユーザを示す情報に対して複数の前記端末装置を示す情報を関連付けて前記記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする登録プログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020015217 | 2020-01-31 | ||
JP2021007286A JP2021125251A (ja) | 2020-01-31 | 2021-01-20 | 登録システム、サーバ装置、登録方法、および登録プログラム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020015217 Division | 2020-01-31 | 2020-01-31 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021125251A true JP2021125251A (ja) | 2021-08-30 |
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ID=77460208
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021007286A Pending JP2021125251A (ja) | 2020-01-31 | 2021-01-20 | 登録システム、サーバ装置、登録方法、および登録プログラム |
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Family Applications After (1)
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---|---|---|---|
JP2021009151A Active JP7369731B2 (ja) | 2020-01-31 | 2021-01-22 | 登録システム、サーバ装置、登録方法、および登録プログラム |
Country Status (1)
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---|---|
JP (2) | JP2021125251A (ja) |
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JP2023115960A (ja) * | 2022-02-09 | 2023-08-22 | 株式会社Pecofree | 情報処理装置、情報処理プログラム、および情報処理システム |
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JP2018195033A (ja) | 2017-05-16 | 2018-12-06 | 富士通株式会社 | 通知制御プログラム、通知制御装置および通知制御方法 |
JP2019114365A (ja) | 2017-12-21 | 2019-07-11 | 富士通株式会社 | 情報発信装置、情報発信方法、情報発信プログラム及び情報発信システム |
JP2020021216A (ja) | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 株式会社エネキス | メッセージ送信システム、メッセージ送信方法、メッセージ送信プログラム |
-
2021
- 2021-01-20 JP JP2021007286A patent/JP2021125251A/ja active Pending
- 2021-01-22 JP JP2021009151A patent/JP7369731B2/ja active Active
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
高久 博: "Auto-ID Solution 登下校をメールで知らせる安心システム", 月刊自動認識, vol. 第22巻 第6号, JPN6023038666, 10 May 2009 (2009-05-10), JP, pages 25 - 28, ISSN: 0005158529 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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