JP2004192396A - 電子教育システム - Google Patents
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Abstract
【課題】受講中に発生した疑問、質問に回答者による回答を受けることができ、これらの回答情報に対し適正に課金することができる電子教育システムを提供すること。
【解決手段】多数の受講者の端末4a〜4cを通信ネットワーク3で接続し、電子教育講座を開設する電子教育ネットワーク14a〜14cと、専門知識と経験豊富な回答者の端末6a〜6cを通信ネットワーク8で接続する人材ネットワーク7とからなる電子教育システム1であって、受講者の端末4a〜4cから受講の要求があったとき、受信したサーバ2は要求された教育講座情報を送信し、受講者が質問したとき、人材ネットワーク7から専任の回答者が回答書を作成して、質問した受講者の端末4a〜4cに回答書情報を送信し、教育講座情報と回答書情報に課金情報も送信し、同一内容の質問があったとき、前回回答した回答情報を読み出して送信し、安価に課金する。
【選択図】 図2
【解決手段】多数の受講者の端末4a〜4cを通信ネットワーク3で接続し、電子教育講座を開設する電子教育ネットワーク14a〜14cと、専門知識と経験豊富な回答者の端末6a〜6cを通信ネットワーク8で接続する人材ネットワーク7とからなる電子教育システム1であって、受講者の端末4a〜4cから受講の要求があったとき、受信したサーバ2は要求された教育講座情報を送信し、受講者が質問したとき、人材ネットワーク7から専任の回答者が回答書を作成して、質問した受講者の端末4a〜4cに回答書情報を送信し、教育講座情報と回答書情報に課金情報も送信し、同一内容の質問があったとき、前回回答した回答情報を読み出して送信し、安価に課金する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受講者が受講した講座情報及び質問に対する回答情報に対して課金するようにした電子教育システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、企業等が行ってきた集合教育は、1箇所に関係する社員を集め、講師による印刷物のテキストを使用した講義であった。講師による集合教育は、講義中に受講者に疑問が発生すると、質問してそのとき講師から回答を受け、受講者は不明点や疑問点をそのとき、その場で即解決し、理解しながら受講することができるというメリットがあった。しかしながら、受講者は、決められた会場へ、決められた時間までに行く必要があり、出張や会議、病気などで受講できない人が多数人生じていた。環境教育、ISO関連の集合教育、安全教育などのように、全社員必須の講座について会社としては、欠席者の発生が課題となっていた。
【0003】
この課題を解決する教育方法として、近年インターネットやイントラネットを使用した電子教育システム(E−Learning)が行われるようになってきた。この電子教育システムは、インターネットやイントラネットに接続された端末があれば、TVによる教育講座と異なり、何処にいても、何時でも、人数に制限なく、講師を必要とせず、不特定多数の受講者が同一講義内容情報を受講することができるというメリットがあった。従って、全受講対象者が、受講することができるようになった。
【0004】
しかしながら、従来の電子教育システムは、受講中に疑問や不明点などの質問事項が生じたとき講師がいないため従来のように講師へ質問をすることができず、受講後質問を電子教育管理部門に問い合わせしても、その質問事項を解消するまでの期間が、数日ひどいときは数週間から数ヶ月それ以上になることもあり、最悪の場合、回答が得られないこともあった。このため、受講者によっては、不明点を解決しないまま受講を続ける者や、当該教育の受講を途中で取り止めてしまう受講者もいた。この結果、受講者の中には、この電子教育システムに対する信頼性をなくし、不信感を持っているものもいた。このような従来の電子教育システムでは、教育を受ける受講者側ばかりでなく、教育する企業側にも混乱が発生し、教育としての信頼性等が失われるという課題があった。
【0005】
この課題を解決するための手段として本発明者は、既に講義中に質問事項が発生したとき回答者による適切な回答を速やかに受けることができ、信頼性を向上させた電子教育システムを提案している。
【0006】
受講者の端末からインターネットに接続されたサイトへの接続には、無料のサイトと有料のサイトがあり、何れのサイトもインターネットの接続サービスを行う業者(サービスプロバイダー)を通じて行れる。有料のサイトへの接続に際しては、予め、受講者が業者との間で接続するためのIP(Internet Protocol)アドレスやパスワードなどの認証データや料金の支払い方法について予め定められた登録手続きを行わなければならない。このような登録手続きが必要なことから、普及しているインターネットによる電子教育システムは、実際に受講者が所望する教育講座を受講したいと思ったときから、受講できるようになるまでには、申込み手続き後かなりの日数が必要となっていた。
【0007】
また、有料サイトへの接続料金の支払い方法には、企業内の教育であれば社内システムを通じて受講人数に教育費として割り振る方法、クレジットカードを利用して前払いする方法、直接銀行等金融機関の口座に引き落とす方法、請求書郵送による納付方法等があった。
【0008】
インターネットを利用した電子教育システムを受講したいという受講者の中には、次に示すような内容を要望する受講者がいる。この要望には、例えば、仕事等の関係においてインターネット上で受講することができる要望、さらに、講座中の希望するカリキュラムだけを受講できる要望、さらに、希望する講座又はカリキュラムについて煩わしい手続を省いて、直ちに受講したい。さらに、そんなに頻繁に利用するつもりがないので業者に登録しようとは思わないが、できれば気が向いたときに希望する講座のみ受講したい。さらに、他の受講者には、パソコンを所有していないが、機会があれば試しに利用してみたいと要望する受講者や、既に業者に登録していて、旅行先や出張先等の利用場所もしくは地域によっては通常の手段が利用出来ない場合があり、その際、無駄な費用を掛けずに効率よく利用したいなどがある。
【0009】
このような受講者からみれば、従来のインターネット利用の電子教育システムでは、ある種の意味で自己の要望に応えることのできない閉鎖的な煩わしいものであった。
【0010】
そこで、このようなクライアントの要望に応えた手段としては、不特定の受講者が業者に登録せずに必要を感じたときタイムリーにインターネットによる有料サイトを利用できるようにし、各クライアントの認証データの基に接続利用時間に合わせて接続時間を計算し、接続度数を管理する課金方法が提案されている。(例えば特許文献1参照。)。
【0011】
【特許文献1】
特開平10−27036号公報([0009]〜[0013]。)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1には、有料サイトへの加入手続きを簡略化し、接続利用時間に合わせた課金システムが開示されたもので、電子教育講座の受講や受講中に生じた疑問を解決するための手段に関する記載は全く見当らない。電子教育講座には、受講中必ず質問、疑問などが発生するため、電子教育講座管理者からは、講座内容の理解度を高めるためにその疑問の対応に関するタイムリーな回答、受講者の能力に応じた適切な回答、これらの情報入手に対する課金などについての解決技術が要求されている。
【0013】
本発明は、上記課題を解決すべくなされたもので、受講中に発生した疑問、質問に回答者による回答を受けることができ、これらの回答情報に対し適正に課金することができる電子教育システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、次の構成からなる電子教育システムを提供するものである。
【0015】
即ち、本発明の電子教育システムは、教育用講義内容情報の送信要求を受信する手段と受信された教育用講義内容情報に応じて予め記憶された教育用講義内容情報を要求元に送信する教育用講義内容情報送信手段と、前記教育用講義内容情報に対する質問情報を受信する手段と、受信された前記質問情報に対する回答情報を質問情報の送信元へ送信する手段と、前記回答情報又は前記教育用講義内容情報及び前記回答情報の情報量に対し課金を行う課金手段とを具備してなることを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、受講中に発生した疑問、質問に回答者による回答を受けることができ、これらの講義内容情報及び回答情報の提供サービスに対し課金することができる電子教育システムを得ることができる。回答者による回答は、最新の情報も含めた回答内容を受けることができ、教育情報として適切であり、適正に課金される。教育情報でも特に条約、法規、基準などが厳しく変更されている環境教育に関しては、タイムリーな回答、適切で適正な回答が特に有効であり、適正な課金が望ましい。適正な課金は、回答者が常に最先端の情報を常に収集するために有効である。即ち、受講者は、タイムリーに最先端の回答情報を受信することができる。
【0017】
本発明の電子教育システムは、教育用講義内容情報を記憶する手段、予め認証データが登録された受講者から送信要求された前記教育用講義内容情報を読出して送信する手段、受講することにより生じた質問情報を受信する手段からなるサーバと、このサーバに対して前記教育用講義内容情報を送信要求する手段、この送信要求に対して前記サーバから送信された前記教育用講義内容情報を受信して表示する手段、前記サーバから送信された前記質問情報に対する回答情報を受信する手段からなる受講者の端末と、前記受講者の端末に送信された前記回答情報又は前記教育用講義内容情報及び前記回答情報に対して課金し受講者の前記認証データに関連付けて記憶する課金手段とを具備してなることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、受講中に発生した疑問、質問に回答者による回答を受けることができ、これらの講義内容情報及び回答情報の提供サービスに対し課金することができる電子教育システムを得ることができる。回答者による回答は、最新の情報も含めた回答内容を受けることができ、教育情報として適切であり、適正に課金される。教育情報でも特に条約、法規、基準などが厳しく変更されている環境教育に関しては、タイムリーな回答、適切で適正な回答が特に有効であり、適正な課金が望ましい。適正な課金は、回答者が常に最先端の情報を常に収集するために有効である。即ち、受講者は、タイムリーに最先端の回答情報を受信することができる。
【0019】
前記教育用講義内容情報送信手段は、前記受講者の端末から送信された前記質問情報を一又は複数の回答者の端末に送信し、各回答者の端末から送信され各回答者により作成された前記回答情報を前記質問情報に関連付けて記憶し、前記受講者の端末に送信するので、待機中の専門の回答者による回答を受けることができ、複数人の回答者から回答情報を受信する場合、質問者は理解し易い希望する回答情報を選択して受信することができる。回答情報の記憶は、回答情報を作成した回答者の評価に採用することができる。
【0020】
前記教育用講義内容情報送信手段は、前記受講者の端末から送信された前記質問情報について既に記憶されている質問情報かどうかの有無を判別し、有りのとき既質問情報と判定して記憶されている既回答情報を前記受講者の端末に送信し、無しのとき新質問情報と判定して前記回答者の端末に送信し、この回答者の端末から回答者により作成された回答情報を前記受講者の端末に送信し、前記課金サーバは前記既回答情報と前記新質問情報に対する回答情報とで異なる課金にしたので、電子教育システムとして、多数の受講者が安価に回答情報を入手することができる。従って、疑問点が発生したとき、気楽に質問することができ、理解度の高い受講を可能にする。
【0021】
前記課金手段は、前記講義内容情報のうち各講座、各カリキュラム、受講時間、接続数の少なくとも一つに対して課金し受講者の前記認証データに関連付けて記憶するので、受講者の受講履歴をいつでも確認することができ、今後の受講について計画的に受講することができる。
【0022】
前記課金手段は、前記受講者の端末から前記認証データに関する課金情報の送信要求を受信したとき要求された課金情報を読出し前記受講者の端末に送信するので、受講料を監視しながら受講することができる。
【0023】
前記課金手段は、前記回答者の端末が前記質問情報を受信したときから回答者の端末から作成された回答情報を送信するまでの時間に課金するので、回答者の回答書作成時間に対して実課金され、受講者は疑問の解決に適切な課金で済ますことができる。
【0024】
前記課金手段は、前記受講者の端末から前記認証データに関連する接続数情報の送信要求を受信したとき課金情報が記憶された課金情報データベースから当該認証データに関連する接続数情報を収集して読出し前記受講者の端末に送信するので、受講料を監視しながら受講することができる。
【0025】
前記認証データは、組織名、受講者名、パスワード、ドメイン名などのうち少なくとも一つからなり、数字及び/又は英字及び/又は記号の7桁以上からなるので、受講に際し、受講料支払いのための煩わしい手続きをすることなく、受講を希望するとき直ちに接続して受講することができる。
【0026】
教育とは、受講者が講義を受講し、質問事項が発生すると、質問して回答を受け、受講内容を理解して終了する一連のプロセスをいう。質問事項とは、受講したことにより発生する疑問点や不明点、確認点などであり、質問情報とは受講者に発生した疑問の内容を質問事項として電子化された受講者が作成した信号である。回答情報とは、受講者の質問に対する回答者が作成した回答事項が電子化された信号である。既質問情報とは、既に記憶装置に記憶された質問情報と同一情報であり、新質問情報とは、記憶装置に記憶されていない質問情報である。
【0027】
端末は、通信ネットワークに接続され、希望する講義内容情報の要求情報や質問情報を送信する機能と、送信された講義内容情報や回答情報を受信する機能と、送信情報及び受信情報を表示する機能を有するものである。この端末には、通信機能を有する装置で例えばコンピュータ、パソコン、PDA(携帯情報端末)、携帯電話などがある。接続数情報とは、受講講座数及び回答情報受信回数を総称した度数情報である。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の電子教育システムの実施形態を図1乃至図15を参照して説明する。この実施形態の電子教育システム1は、教育用講義内容情報の送信要求を受信する手段(F−1)と、受信された教育用講義内容情報に応じて予め記憶された教育用講義内容情報を要求元に送信する教育用講義内容情報送信手段(F−2)と、前記教育用講義内容情報に対する質問情報を受信する手段(F−3)と、受信された前記質問情報に対する回答情報を質問情報の送信元へ送信する手段(F−4)と、前記回答情報又は前記教育用講義内容情報及び前記回答情報の情報量に対する課金を行う課金手段(F−5)とからなる。教育用講義内容情報及び回答情報の情報量とは、講義内容情報および回答情報の受講時間、接続数、接続度数、接続時間、契約数、受講講座数、質問情報を受信したときから回答者の端末から作成された回答情報を送信するまでの時間などの少なくとも一つである。
【0029】
教育用講義内容情報の送信要求を受信する手段(F−1)は、ネットワークに接続された受講者の端末から送信された受講者が希望する教育用講義内容情報の送信要求情報を受信する手段である。教育用講義内容情報送信手段(F−2)では、要求された教育用教育講座情報をネットワークに接続された受講者の端末に送信する。質問情報を受信する手段(F−3)では、送信された教育用教育講座情報を受講することにより発生した質問情報がネットワークに接続された受講者の端末から送信され、この質問情報を受信する。
【0030】
回答情報を質問情報の送信元へ送信する手段(F−4)では、受信した質問情報を選択された回答者の端末に送信し、回答者の端末から回答者が作成した回答情報を質問した受講者の端末に送信する。課金手段(F−5)では、受講者の端末に送信される回答情報又は教育用教育講座情報及び回答情報の情報量に対して課金し、この課金情報を受講者の端末に送信する。
【0031】
電子教育システム1の具体的な構成は、図2に示すように電子教育ネットワーク用サーバ2と、通信ネットワーク3と、この通信ネットワーク3に夫々モデムを介して接続された受講者の端末4a〜4cと、課金サーバ5と、通信ネットワーク8と、通信ネットワーク8に夫々モデムを介して接続された回答者の端末6a〜6cと、人材ネットワーク7などが例えば電話回線により接続されて構成されている。
【0032】
この電子教育システム1は、受講者の端末4a〜4cから受講講座情報の送信を要求すると、受講者の端末4a〜4cに受講講座情報が送信され、受講中に質問が発生すると回答者の回答情報が質問した受講者の端末4a〜4cに送信されるシステムである。教育用受講講座情報又は受講講座情報とは、受講者を教育するために用意された各講座の講座名である。教育用講義内容情報又は講義内容情報とは、各講座の講義内容である。
【0033】
教育用講義内容情報送信手段は、例えばサーバ2であり、サーバ2は各教育講座の教育用講義内容情報を記憶し受講者の端末4a〜4cから要求された講座の講義内容情報を読出して受講者の端末4a〜4cに送信し、質問情報が送信されると過去同一質問情報が有ったか否かを確認し、有りのとき既質問情報として該当する既回答情報を受講者の端末4a〜4cに送信し、否のとき新質問情報として回答者の端末6a〜6cに回答情報の作成依頼情報を送信する。即ち、サーバ2は、要求元の受講者へ講義内容情報を送信する機能と、既質問情報か新質問情報かを判別する手段と、新質問情報送信機能と、回答情報送信機能とを有する。要求元の受講者へ講義内容情報を送信する機能は、教育用講義内容情報例えば環境教育用講義内容情報が予め記憶装置に記憶されて保存されており、受講者の端末4a〜4cから要求された講義内容情報を読出して要求元の受講者の端末4a〜4cへ送信する機能を有する。
【0034】
サーバ2は、e−Learning用のサーバであり、このサーバ2には、教育用のアプリケーションデータベース、Webサーバなどが格納されている。サーバ2は、図3に示すように構成され、教育用講義内容情報を記憶し、要求された講義内容情報をCPU23が検索し、読出して要求元の受講者の端末4a〜4cに送信し、受講者の端末4a〜4cからの質問情報が過去質問された既質問情報であるか、初めて質問された新質問情報であるかを判別し、既質問情報であるとき当該回答情報を読出し要求元である受講者の端末4a〜4cに送信する。サーバ2は、通信ネットワーク3例えばイントラネットに接続された各受講者の端末4a〜4cから要求された受講講座情報を要求元の受講者の端末4a〜4cに送信し、新質問情報を人材ネットワーク7へ送信する。他方、人材ネットワーク7は、新質問情報に対する回答者の選定情報、新質問情報に対する選択された回答者からの回答情報などをサーバ2に送信する。既質問情報か新質問情報かを判別する手段は、受講者の端末4a〜4cから講義内容情報に関する質問情報があったとき記憶装置に記憶された過去の質問情報と比較し、一致すれば既質問情報であり、一致する情報が無ければ新質問情報と判別する手段である。新質問情報送信機能は、受講者の端末4a〜4cからの質問情報が過去質問された情報でないと判断されたとき新質問情報と判定し、この情報を人材ネットワーク7に送信する機能である。
【0035】
サーバ2は、受講者の端末4a〜4cから送信された質問情報について既に記憶されている質問情報かどうかの有無を判別し、有りのとき既質問情報と判定して記憶されている既回答情報を受講者の端末4a〜4cに送信し、無しのとき新質問情報と判定して前記回答者の端末に送信し、この回答者の端末6a〜6cから作成された回答情報を受講者の端末4a〜4cに送信する。このとき課金サーバ5は、既回答情報と新質問情報に対する回答情報とで異なる課金にする。
【0036】
サーバ2は、受講者の端末4a〜4cから送信された新質問情報を一又は複数の回答者の端末6a〜6cに送信し、各回答者の端末6a〜6cから送信された回答情報を新質問情報、回答者名情報に関連付けて記憶し、受講者の端末4a〜4cに送信する。回答情報送信機能は、質問した受講者の端末4a〜4cに回答する機能で、既質問情報は記憶装置13から読み出して送信し、新質問情報は人材ネットワーク7により選定された回答者の端末6a〜6cからの回答情報を送信する機能である。
【0037】
サーバ2は、受講者の端末4a〜4cに送信要求された講義内容情報や質問情報に対する回答情報を送信する際、課金サーバ5に各講義内容情報や回答情報に対する課金情報の算出依頼情報を送信する。
【0038】
講義内容情報送信機能は、受講者から要求されたデジタル化されて記憶された講義内容情報例えば環境教育講義内容情報を読出し当該受講者に送信する機能である。質問情報送信機能は、受講者の端末4a〜4cから受講中に質問があったとき過去の同一質問の有無を確認し、有りのとき回答情報送信機能によりその回答情報を質問した受講者に即回答し、過去に同一質問無しのとき人材ネットワーク7に回答依頼する機能である。回答情報送信機能は、過去同一質問があったとき、そのときの回答情報を、又は過去質問されていない新質問情報について人材ネットワーク7からの回答情報を当該質問した受講者の端末4a〜4cに回答する機能である。
【0039】
サーバ2は、受講者の端末4a〜4cから入力された個別情報の認証データが、予め登録された認証データが記憶されている拡張認証データベースからなる認証データファイル30に保存されているか否かによって通信ネットワーク3との接続可否即ち、受講の可否を確認し、受講の可否情報を受講者の端末4a〜4cに送信する。
【0040】
通信ネットワーク3は、インターネット、イントラネット、LANなどのいずれかであり、電話線や光ケーブルにより構成される。受講者の端末4a〜4cは、通信ネットワーク3に接続され、サーバ2に対して希望する講義内容情報を送信要求し、送信された講義内容情報を表示する。さらに、受講者の端末4a〜4cは、受講者がこの表示された講義内容情報を閲覧して受講し、受講中に疑問が発生すると質問情報をキーボードにより入力してサーバ2に送信し、回答情報を求めるための端末でコンピュータが最適である。即ち、受講者の端末4a〜4cは、各受講者が夫々専用で使用するコンピュータで、各受講者が受講したいとき希望する講座名情報をサーバ2に送信して、講座情報を受信して表示し、受講中に質問事項が発生したとき、キーボードを操作することにより質問情報を作成して送信し、回答情報を受信して表示する機能を有するものである。
【0041】
課金サーバ5は、課金情報を出力する前に、受講者の端末4a〜4cから入力された個別情報に基いて作成された認証データが、予め拡張認証データベースに保存登録されている認証データと一致するものがあるか否かによって通信ネットワーク3との接続可否即ち正規受講者の可否を確認する。課金サーバ5は、サーバ2から受講者の端末4a〜4cに送信する講義内容情報及び/又は回答者が作成した回答情報に対する課金情報の作成要求情報が送信されたとき、予め設けられた課金算出基準データベースに記憶された算出基準情報により課金情報を算出し受講者の認証データ、回答者名情報に関連付けて記憶し、サーバ2に送信する。
【0042】
課金サーバ5は、講義内容情報のうち各講座、各カリキュラム、受講時間、接続数の少なくとも一つに対して課金し受講者の認証データに関連付けて記憶する。課金サーバ5は、前記質問情報を前記回答者の端末6a〜6cが受信したときから作成された回答情報を回答者の端末6a〜6cから送信するまでの時間に課金する。課金サーバ5は、サーバ2に対し受講講座又はカリキュラム毎に各教育受講者の端末4a〜4cへの接続状況の情報を送信要求することにより受講講座又はカリキュラムの接続状況情報を受信し、接続料金を計算して接続数を管理するとともに、受講継続の可否をサーバ2に送信する。
【0043】
課金サーバ5は、受講講座又はカリキュラム毎に各教育受講者の端末4a〜4cへの接続状況の情報をサーバ2から送信要求することにより接続講座又はカリキュラム毎の各教育受講者の端末4a〜4cへの接続状況の情報を受信し、接続料金を計算して接続数を管理するとともに、受講継続の可否をサーバ2に出力する。課金サーバ5は、通信ネットワーク例えばインターネットにおける有料料金の徴収を受講者の認証データにおける接続数から計算するプログラムを所有することができる。課金サーバ5は、受講者の端末4a〜4cから認証データの課金情報の送信要求を受信したとき要求された課金情報を読出し受講者の端末4a〜4cに送信する。課金サーバ5は、受講者の端末4a〜4cから認証データに関連する接続数の送信要求を受信したとき、課金情報データベースから当該認証データに関連する接続数を収集して受講者の端末4a〜4cに送信する。
【0044】
受講者の端末4a〜4cは、受講者の希望により自己の接続数を確認したい場合、拡張認証データベースと連動し、受講者の端末4a〜4cから自己の接続数を確認するための要求を課金サーバ5に出力し、課金サーバ5に例えば拡張認証データベースを接続しておくことにより、この拡張認証データベースから自己の接続数(受講講座数及び回答情報受信回数など)を検索して読出し、表示する。これにより受講者は進行状況を確認することができる。拡張認証データベースは、受講者名と認証データの情報の他にも例えば受講講座情報や質問情報、回答情報も記憶しているデータベースである。
【0045】
受講講座としては、受講者が希望する受講講座を一度に終了するまで受講するケースと、時間のとれる範囲で複数回に分割受講するケースがある。後者のケースのように受講者が自由なアクセスにより複数の講座又はカリキユラムを受講した場合、サーバ2は、受講者の端末4a〜4cから例えば認証データを送信することにより当該受講者の夫々の接続数を一つに合算し、受講者の端末4a〜4cに出力することができる。この出力情報から現在受講中の講座について、例えばどのカリキュラムまで受講済みかを確認することができる。
【0046】
受講者の端末4a〜4cから入力された認証データ情報、受講講座情報、質問情報などの情報は、受講者の認証データ毎にサーバ2のデータベースに記憶又はカードに記録又はカードに磁気記録されて管理される。また、このカードを受講者の端末4a〜4cに装着することにより、継続した受講が可能となる。カードに印刷される情報の項目としては、接続数、ドメイン名、ドメインネームサーバIPアドレスなどである。
【0047】
回答者の端末6a〜6cは、サーバ2から送信された新質問情報を表示し、回答者はこの新質問情報を閲覧し、創作した回答情報に課金情報も添付してサーバ2を介して質問した受講者の端末4a〜4cに送信する。
【0048】
人材ネットワーク7は、通信ネットワーク8と、通信ネットワーク8に回答者の端末6a〜6cと、回答者を管理するための管理者用パソコン9と、人材ネットワーク用サーバ10などが夫々モデムを介して例えば電話回線により接続されている。人材ネットワーク7は、回答情報及び課金情報を作成して電子教育ネットワーク14aのサーバ2に送信する機能を有する。即ち、人材ネットワーク7は、新質問情報をサーバ10が受信したとき図14に示す中央制御装置(CPU)62が回答書を作成する一又は複数人の回答者を決定し、決定された回答者が作成した回答情報を質問した電子教育ネットワーク14a〜14cのサーバ2に送信する。人材ネットワーク7は、独立した事業体や、全社を統括する本社機構やインターネットに接続された外部機関として構成することもできる。人材ネットワーク7を外部機関とした場合は、多数の企業の電子教育を扱うことができ、環境教育のように全社員必須の講座では、数十万人に及ぶ受講者の教育を担当できる。
【0049】
サーバ2及びサーバ10は、通信ネットワーク11に接続されている。電子教育ネットワーク14a〜14cは、サーバ2と、通信ネットワーク3と、受講者の端末4a〜4cと、課金サーバ5と、電子教育ネットワークの管理者用パソコン15などが通信ネットワーク3に夫々モデムMを介して接続されて構成されている。電子教育システム1は、企業の社員教育システムとして各事業所や工場のイントラネットに組み込んでもよい。また、インターネットに接続してもよい。
【0050】
通信ネットワーク11には、複数の電子教育ネットワーク14a〜14cが接続されている。管理者用パソコン15は、各電子教育ネットワーク14a〜14cを管理する管理者用の端末で、各受講者からの受講に関する問い合わせ情報の受信や、システムのメンテナンスなどに使用される。
【0051】
サーバ10は、サーバ2から質問情報を受信したとき、この質問に対する回答者として適切な回答者を一人又は複数人選択して、当該回答者の端末6a〜6cに質問情報を送信し、各回答者が作成した回答情報を受信し、通信ネットワーク11を介して前記サーバ2に送信する。サーバ10は、各質問情報に対する回答者の決定機能と、回答者への質問情報送信機能と、回答者からの回答情報受信機能と、質問者への回答情報送信機能とを有する。回答者への質問情報送信機能は、質問情報を受信すると多数の回答者の中から該当する回答者を決定し、当該質問情報を回答者の端末6a〜6cに送信する機能である。回答者からの回答情報受信機能は、回答者が作成し回答者の端末6a〜6cから送信された回答情報を受信する機能である。質問者への回答情報送信機能は、受信した回答情報を質問した受講者の端末4a〜4cに送信するためのサーバ2に送信する機能である。
【0052】
人材ネットワーク7の管理者用パソコン9は、質問情報に関する緊急性、回答内容に対する専門性などにつき、受講者の要望を当該回答者の端末6a〜6cに送信し、管理する。
【0053】
上記電子教育ネットワーク用サーバ2の機能を達成するための構成は、図3に示す通りである。図1及び図2と同一部分には、図3に同一符号を付与し、その詳細な説明を省略する。母線21には、入力手段22と、電子教育システム用中央制御装置(CPU)23と、ROM24と、表示装置25と、出力手段26と、記憶装置27とが接続されている。記憶装置27には、認証データファイル30と、各種教育講座データベース31と、実施記録データベース32と、質問情報・回答情報のデータベース33と、回答者専門分野別データベース34と、各種入力画面データベース35とが設けられている。
【0054】
入力手段22は、通信ネットワーク3及び11に接続されて、各受講者の端末4a〜4c及び回答者の端末6a〜6cと交信が可能となる。即ち、入力手段22は、各受講者の端末4a〜4cから受講講座情報、質問情報など、回答者の端末6a〜6cからサーバ10を介して回答情報などを受信する。入力手段22は、図2に示す受講者の端末4a〜4cから送信要求される受講講座情報や、人材ネットワーク用サーバ10から送信される回答情報を受信し、CPU23の制御により信号処理する。
【0055】
CPU23は、ROM24に記憶されたプログラムにより各受講者の端末4a〜4cから送信された認証データにより受講者の認証を出力する制御、受講講座情報の送信要求により当該受講講座情報の検索し出力する制御、質問情報を受信すると既質問情報か、新質問情報かを判別し出力する制御、回答者が作成した回答情報を出力する制御、これら情報の接続料金を算出して課金情報を出力する制御、これら出力情報を受講者の端末4a〜4cに送信する制御などを実行する。
【0056】
即ち、CPU23は、各受講者の端末4a〜4cから送信された認証データを受信すると、認証データファイル30に記憶されている登録済みの認証データと比較照合して一致すれば受講者である旨の情報を受講者の端末4a〜4cに送信する制御を実行する。CPU23は、各受講者の端末4a〜4cから要求された電子教育講座情報を各種教育講座データベース31から検索して読出し要求元の各受講者用の端末4a〜4cに返信する。CPU23は、各受講者の端末4a〜4cから送信された質問情報について質問情報・回答情報データベース33に記憶されている質問情報と比較照合し既質問情報か新質問情報かを判別し、既質問情報であれば対応する既回答情報を読み出して返信し、新質問情報であれば人材ネットワーク7に送信して回答者6a〜6cからの回答情報を返信するなどの操作を実行する。CPU23は、要求された教育用講義内容情報及び質問された回答情報の接続料金を算出して課金情報を作成し、受講者の端末4a〜4cに送信する操作を実行する。
【0057】
ROM24には、CPU23の制御プログラムが記憶されている。表示装置25は、通信ネットワーク3及び11に接続される陰極線管表示装置や液晶表示装置などであり、入力手段22に入力される情報、出力手段26から出力する情報を選択して表示する。即ち、表示装置25は、CPU23の制御により入力手段22に入力される認証データ、電子教育講座情報の要求情報、質問情報、出力手段26から出力する認証データに対する認証結果情報、要求された教育用講義内容情報、質問に対する回答情報、講義内容情報及び回答情報に対する課金情報などの情報をリアルタイムで表示する。
【0058】
出力手段26は、通信ネットワーク3及び11に接続され、CPU23の制御により各受講者の端末4a〜4c及び回答者の端末6a〜6cと交信が可能となる。即ち、出力手段26は、希望された電子教育講座情報、回答情報、各種入力画面情報、回答者名簿情報などを受講者の端末4a〜4cに送信し、新質問情報を回答者の端末6a〜6cに送信する。
【0059】
認証データファイル30には、各受講対象者に設定され電子教育システム1を利用する際、受講者として認定するために予め認証データが登録されている。認証データファイル30には、図4に示すように受講者名と、関連付けて認証データが予め受講者として登録されている。認証データファイル30に保存されているデータは、受講者が登録された真の受講者かどうかが判定される受講者名簿である。CPU23は、受講者の端末4a〜4cから認証データが送信されたとき、認証データファイル30に記憶されている認証データを読出し、比較照合することにより、一致した認証データがあれば受講者と判定し、この判定結果について認証データを送信した受講者の端末4a〜4cに出力する。
【0060】
各種教育講座データベース31には、電子教育講座として用意された例えば社員必須教育用の環境教育講座、ISO教育講座、安全対策講座などが保存され、図5に示すように各講座名に関連付けて講座時間、講座内容などが記憶されている。即ち、各種教育講座データベース31には、教育例えば社員教育用講座として環境教育のISO10000、ISO14000などの講座が予め用意して保存されている。各種教育講座データベース31に保存されている社員教育用講座名は、受講者の端末4a〜4cから閲覧することができ、各社員教育用講座名に設けられている電子教育講座送信要求ボタンをクリックすることにより受講者の端末4a〜4cに表示される。社員教育用講座名は、通信ネットワーク3に接続された受講者の端末4a〜4cであれば、いつでも、どこにいても希望する講座名が検索されて表示され、受講することができる。
【0061】
各種教育講座データベース31には、図5に示すように講座名例えば環境講座のカリキュラム、講座時間や講座内容などが記憶されている。図5の講座内容は、カリキュラムのアイテムが箇条書きされたり、講義内容の講義資料が記憶されたり、テキストが記憶されたり、教科書が記憶されたりして、自習できる内容である。また、講義内容は、音声による講義がある場合と表示のみのときで異なる内容になる。写真や図の動画を主体にした音声による講義内容も考えられる。CPU23は、受講者の端末4a〜4cから受講講座情報の送信要求があったとき、各種教育講座データベース31に記憶されている講座名情報を読出し、比較照合することにより一致した講座名情報があると、当該講座名情報を要求元の受講者の端末4a〜4cに送信する。
【0062】
実施記録データベース32には、図6に示すように受講者の認証データ、質問者名、質問年月日、受講講座名を示す整理番号と、質問したとき質問情報に割り当てられた質問情報整理番号と、回答情報に割り当てられた回答情報整理番号などが関連付けられて記憶されている。即ち、実施記録データベース32には、受講、質問、回答などの履歴情報が記録される。このデータベース32は、人事台帳としても利用され、受講者の能力考課にも利用される。
【0063】
実施記録データベース32に記憶された質問情報整理番号は、図1に示す通信ネットワーク3に接続された多数の受講者の端末4a〜4cから前後して同一質問があったとき、前の回答情報が現在質問している受講者の端末4a〜4cに回答される。この履歴により質問から回答を入手するまでの期間は、実質的に瞬時に得られることになり、質問者は、回答の待ち時間がほとんど無くなる。この現象は、受講者が増加すればするほど、即答される受講者数が増加する。しかも、受講者は、同一内容の回答情報を誰でもどこにいても、通信ネットワーク3に接続された端末と認証データを有すれば入手することができる。このような機能は、質問したときの回答を得るための速度向上を目的としたものである。但し、過去の古い回答情報については、そのときに応じた回答を得るための更新が必要であり、その手段は再度専任回答者の再回答情報を得ることである。再回答情報を得る期間は、その教育講座により異なり、適宜定められる。例えば法規が改定されれば、その都度直ちに更新が必要となる。
【0064】
質問情報・回答情報のデータベース33には、図7に示すように受講講座名に関連付けて質問情報、回答情報などが記憶され、このデータベース33は、受講者の質問情報が当該受講者の端末4a〜4cからサーバ2に送信されたとき同一質問情報の有無が検索されるファイルである。質問情報・回答情報のデータベース33は、質問台帳として利用されるもので、このデータベース33には、受講中又は受講前又は受講後に受講者に発生した受講者の端末4a〜4cから送信された質問情報が記憶され、この質問情報に対する回答情報及びその課金情報が関連付けて記憶される。多数の受講者が受講した後に受講した受講者は、質問するや否や回答情報を入手することができる。最初に質問して受信した回答情報と、後日他の受講者が瞬時に受信した回答情報とでは、異なる接続料金が課金される。
【0065】
回答者が作成した回答情報の接続料金は、全回答者で分配することが基本である。
【0066】
回答者専門分野別データベース34には、図8に示すように回答者名に関連付けて過去の経験、知識などから定められた専門分野情報や、回答情報などが記憶されている。回答者専門分野別データベース34には、例えば講義内容情報の各項目毎に予め担当する回答者名が定められ、さらに担当した質問情報、回答情報などが関連付けられて記憶されている。回答者専門分野別データベース34には、各回答者が専門とする例えば技術分野別回答者リストが記憶されており、受講者からの質問情報が新質問情報であるとき、CPU23は、回答者専門分野別データベース34から最適な回答者を一名乃至複数名検索し、出力する。技術分野別回答者リストとしては、経験と知識から回答書を作成するための専門分野として例えば機械、電気、電子工学、物理工学、無機化学、有機化学などに回答者が分類される。受講者の端末4a〜4bから新質問情報が送信されたとき、CPU23は、新質問情報を上記専門分野に分類された回答者から選択することができる。CPU23は、人材ネットワーク7への質問情報送信機能と、人材ネットワーク7からの回答情報受信機能と、質問した受講者の端末4a〜4cへの回答情報送信機能などを自動的に制御する。
【0067】
回答者専門分野別データベース34は、受講者から質問を受けたとき、この質問に対する回答書を作成するのに最適な担当する回答者を自動的に検索するための辞書である。質問者は、受講中に質問が発生した質問情報を入力することにより回答者専門分野別データベース34に記憶されている各担当者の過去の実績を閲覧することができ、担当する回答者名を指名することができる。回答者は、複数人で2交代、3交代など分担して担当することもできる。
【0068】
各種入力画面データベース35には、図9(a)〜(c)に示すように受講者の端末4a〜4cから受講者が最初に入力するための(a)図に示す認証データ入力画面、(b)図に示す受講講座名入力画面、(c)図に示す質問情報入力画面などが保存され、これらの画面は、受講者が受講者の端末4a〜4cから操作して読出し表示面に表示される。(a)図に示す認証データ入力画面は、認証データとして誤入力を無くすためにレコード単位毎に入力されるように受講者の端末4a〜4cに表示される。例えば認証データは、IPアドレス、パスワード、組織名、従業員番号(受講者名)、ドメイン名などのうち少なくとも一つからなり、受講者の端末4a〜4cの表示画面にはレコード単位に区分されて表示されることが望ましい。(c)図に示す質問情報入力画面は、各講座を受講することにより疑問点が発生したとき、受講を中断して質問するときに受講者の端末4a〜4nに表示される画面である。この画面には、質問発生個所情報として例えば受講中の講座名、カリキュラム名、疑問発生個所例えばテキストのページや行数、質問内容などからなる質問情報が入力され、この質問情報はサーバ2に送信される。
【0069】
認証データは、受講対象者が数万人の従業員であったり、多数の会社の従業員であったり学生であったり、このように多数の受講者を識別するためのデータである。認証データには、全て同一長さの固定長レコードである従業員番号が組み込まれてもよい。認証データは、レコード単位毎に全て同一長さの固定長とすることにより、多数の認証データの中から希望する認証データを検索し易くなる。認証データは、多数の受講者を識別できればよく、数字、文字、記号及び/又は英字の7桁以上あればよい。このような認証データは、多数の受講者を識別することができるので、クレジットカードなどの手続きをすることなく課金することができる。即ち、受講者は、認証データを受講者の端末4a〜4cから入力するだけで、受講することができる。
【0070】
受講者の端末4a〜4cから要求された入力画面をCPU23は、各種入力画面データベース35から検索して読み出し要求元の受講者の端末4a〜4cに送信し表示する。受講の可否は、予め各受講者の認証データをサーバ2の認証データファイル30に登録しておき、受講の都度、受講者の端末4a〜4cから入力された認証データと一致する認証データが認証データファイル30から抽出されたか否かによって確認され、サーバ2に出力される。
【0071】
課金サーバ5は、図10に示すように構成され、母線41には、入力手段42と、中央制御装置(CPU)43と、ROM44と、表示装置45と、出力手段46と、記憶装置47とが接続されている。記憶装置47には、課金算出基準データベース51と、課金情報データベース52と、受講者別課金情報データベース53と、回答者別課金情報データベース54とが設けられている。
【0072】
入力手段42は、通信ネットワーク3に接続され、各受講者の端末4a〜4c及び回答者の端末6a〜6cと交信が可能である。即ち、入力手段42には、受講者の端末4a〜4cから認証データ情報、受講講座の送信要求情報、質問情報、サーバ2からの受講者の端末4a〜4cに送信する受講講座情報、回答情報などが入力される。
【0073】
CPU43は、ROM44に記憶されたプログラムにより各受講者が選択した受講講座情報に対する接続料金の算出制御や各受講者からの質問情報に対する回答情報接続料金の算出制御して課金情報を出力し、課金情報データベース52に記憶し、サーバ2及び受講者の端末4a〜4cに送信する制御をする。表示装置45は、入、出力する受講講座情報、回答情報や課金情報を表示する。出力手段46は、受講講座情報のサービスに対する接続料金情報や回答情報の接続料金情報を受講者の端末4a〜4cに送信する。
【0074】
課金サーバ5の記憶装置47には、図11に示す講座名毎の課金算出基準データベース51と、図12の(a)に示す課金情報データベース52、(b)に示す受講者別課金情報データベース53、(c)に示す各回答者別課金情報データベース54などが保存されている。課金算出基準データベース51には、図11に示すような教育用講義内容情報、準備質疑応答集、既質問情報、新質問情報に対する算出基準が質問区分として記憶されている。
【0075】
各教育用講義内容情報の接続料金は、用意されている各教育講座について例えば接続時間に応じて異なる接続料金が設定されている。サーバ2は、受講者の端末4a〜4cに講座情報を送信するとき、この講座情報の課金情報を課金サーバ5から読み出して受講者の端末4a〜4cに送信する。図11において、準備質疑応答集は、各教育講座テキストの作成者がテキスト作成時に予想される質問に対する回答集を作成してサーバ2に記憶しておき、受講者の端末4a〜4cからサーバ2に質問情報が受信されたときCPU23が最初に検索するファイルである。既質問情報は、既に他の受講者が質問し、回答者による回答情報をサーバ2が受信し、記憶された状態の質問情報である。
【0076】
新質問情報は、既質問情報でない初めての内容の質問情報であり、その接続料は例えば回答者の知識で回答書を作成したときの質問はCの料金であり、インターネットを利用して回答書を作成したときの質問はBの料金であり、図書館などで文献調査して回答書を作成した場合はAの料金を支払う。既質問情報に対する課金は、新質問情報のランクに応じた課金が設定されている。即ち、課金算出基準データベース51には、講義内容情報と回答情報で異なる課金が予め設定されて記憶され、既質問情報と新質問情報で異なる課金が予め設定されて記憶され、講義内容情報や回答情報をサーバ2から受講者の端末4a〜4cに送信する際、CPU43は適合する課金情報を読み出して受講者の端末4a〜4cに送信する。
【0077】
図12において、課金情報データベース52には、(a)図に示すように各質問情報に対する回答情報の接続料金が記憶されている。受講者別課金情報データベース53には、同(b)図に示すように各受講者名に関連付けて総ての質問に対する回答情報の接続料金が記憶されている。回答者別課金情報データベース54には、同(c)図に示すように各回答者に関連付けて総ての質問に対する回答情報の接続料金が記憶されている。
【0078】
次に課金手段を図13のフローチャートを参照して説明する。図1乃至図12と同一部分には同一符号を付与し、その詳細な説明は省略する。課金サーバ5は、サーバ2が受講者の端末4a〜4cに送信要求された受講講座情報及び回答情報を送信する際に、サーバ2からの接続料金算出依頼情報を受信する(F−11)。CPU43は、課金算出基準データベース51から図11に示す課金算出テーブルを読出し、要求された受講講座情報又は回答情報の接続料金を算出する(F−12)。CPU43は、算出された接続料金を受講講座情報又は回答情報の情報量に対する課金として要求元受講者の認証データに関連付けて課金情報データベース52に記憶する(F−13)。CPU43は、算出された接続料金を課金情報としてサーバ2に送信する(F−14)。
【0079】
受講講座情報又は回答情報の情報量に対する課金は、回答情報のみに課金してもよいし、受講講座情報及び回答情報に課金してもよい。
【0080】
人材ネットワーク用サーバ10は、図14に示すように母線60に入力手段61と、人材ネットワーク用中央制御装置(CPU)62と、記憶手段63と、表示装置64と、出力手段65と、記憶装置66とが接続されている。記憶装置66は、回答者専門分野別データベース71と、実施記録データベース72と、人材ネットワーク用質問情報・回答情報・課金情報のデータベース73などが設けられている。
【0081】
入力手段61は、図2に示す受講者の端末4a〜4cからサーバ2を介して送信される各電子教育ネットワーク14a〜14cにおいて新質問情報を受信し、この新質問情報は、CPU62の制御により信号処理される。CPU62は、記憶手段63に記憶されたプログラムによりサーバ2から新質問情報が送信されたときこの新質問情報を記憶し、この新質問情報が既質問情報として存在するか実施記録データベース72を検索し、有りのとき既回答情報をサーバ2に送信する。CPU62は、否のとき新質問情報として、この新質問情報に対する回答書を作成するのに適切な回答者を検索し、担当する回答者の端末6a〜6cに質問情報を送信し、回答者の端末6a〜6cからの回答情報を実施記録データベース72に記憶したのちサーバ2に送信する制御を実行する。表示装置64は、例えば液晶表示装置であり、質問した図2に示す受講者の端末4a〜4cからサーバ2を介して入力手段61に入力される新質問情報と、出力手段65から送信する回答情報と、担当する回答者の端末6a〜6cから送信された回答情報などをリアルタイムで表示する。
【0082】
出力手段65は、回答情報をサーバ2に送信する。即ち、CPU62は、質問情報を受信したとき回答者専門分野別データベース71から当該質問情報を担当する回答者を検索して読出し、出力手段65から図2に示す通信ネットワーク8を介して回答者専門分野別データベース71から検索された担当する回答者の端末6a〜6cに送信する。
【0083】
回答者専門分野別データベース71には、図3に示されているサーバ2の回答者専門分野別データベース34と同様に、各担当者の過去の経歴からの専門分野と、過去に作成された回答書などが記憶されている。回答者は、講義内容の各技術アイテム毎に講師としての専門知識と経験などを有する識者であり、各分野の専門家が複数人で構成され、常に質問事項の依頼を待機している。
【0084】
回答者専門分野別データベース71には、各専門分野毎に回答者名が関連付けて回答者検索情報として記憶されている。回答者の専門分野は、例えば講義内容情報に関連して回答する担当が分類される。即ち、回答者専門分野別データベース71には、電話番号、メールアドレスなど各回答者の端末のアドレス、回答者名、専門分野、教育講座番号、質問情報整理番号、回答情報整理番号などが関連付けて記憶されている。
【0085】
担当する回答者を決定する手段は、全教育講座のテキストにおいて、細分化された各カリキュラム(項目)に回答を担当する専任回答者を予め定めておき、受講者が質問する際、図2に示す受講者の端末4a〜4cから質問内容と同時に質問の出所である上記カリキュラム名も指定することにより自動的に回答者が決定される。テキストの各カリキュラムと回答者の関係は、テキストの各カリキュラムと回答者名に夫々コンピュータ論理演算用整理番号を付与し、関連付けて回答者専門分野別データベース71に記憶される。質問に際し上記カリキュラムを指定することにより回答者が自動的に決定される。各カリキュラムに割り当てられた回答者が、複数人いる場合、質問者が過去の回答実績から選ぶことができる。過去の回答実績とは、回答書の内容が理解し易いとか、専門的であるとか、具体的説明であるとかなどである。
【0086】
このようにテキストの各カリキュラムに担当する回答者名を回答者専門分野別データベース71に予め記憶しておくことは、教育用講義内容情報を受講することにより発生する質問が、教育に使用されたテキストから発生するため回答者の決定に有効である。回答者の検索は、回答者専門分野別データベース71の「専門分野」の欄に各教育講座のテキストの各カリキュラムを割り当てることにより、質問する受講者が希望する回答者を指名することも可能となる。
【0087】
さらに、回答者専門分野別データベース71には、各回答者の質問情報に対する回答情報の履歴情報も記憶されている。即ち、回答者専門分野別データベース71は、過去の回答履歴からも担当する回答者名を決定することもできるようになっている。CPU62は、一つの質問に対して複数人の回答者に回答書作成依頼することもある。各回答者からの回答書の受領は、質問者が選択することもできる。受領された回答書は、実施記録データベース72に記憶される。質問者は、受領された回答書数の多い回答者を選択することもできる。
【0088】
実施記録データベース72には、複数個所の電子教育ネットワーク14a〜14cからの多数の質問に対して回答者が作成した回答書の実施記録が記憶されている。実施記録データベース72は、各回答者の実施記録であり、さらに前後して同一質問があったとき、前の回答情報が読み出されて質問者である受講者の端末4a〜4cに直ちに回答されることを目的としたファイルである。特に電子教育システム1において、図2に示すように1カ所の人材ネットワーク7が多数の電子教育ネットワーク14a〜14cと接続され、人材ネットワーク7に集中して依頼を受けたとき、質問の事例が増加し、質問に対する回答の高速化効果は、より多数の受講者に発生する。
【0089】
同様に、人材ネットワーク用質問情報・回答情報・課金情報のデータベース73には、複数個所の電子教育ネットワーク14a〜14cにおける質問情報と回答情報、課金情報などの回答者の実施記録が記憶されている。人材ネットワーク用質問情報・回答情報・課金情報のデータベース73には、回答者に関連付けて質問情報とその回答情報が記憶されている。即ち、質問情報・回答情報・課金情報のデータベース73には、質問する受講者の端末4a〜4cのアドレス情報と、質問者名情報と、質問年月日情報と、受講者の所属情報と、受講講座整理番号情報と、質問情報整理番号情報と、回答情報整理番号情報と、課金情報整理番号情報などが関連付けて記憶されている。
【0090】
上記受講者の端末4a〜4cのアドレスは、質問した受講者の端末4a〜4cのIPアドレスやメールアドレスなどの認証データである。受講講座整理番号情報は、質問が発生した受講講座に割り付けられた整理番号であり、例えば受講講座用テキストの各カリキュラムに予め整理番号を割り付けることができる。質問情報整理番号情報は、質問の回答依頼を受けたとき質問の内容に応じて割り付けられた整理番号であり、このファイル内に質問情報が記憶されている。回答情報整理番号情報は、回答者が作成した回答情報、又は前に同一内容の質問を受けたときの回答情報などに割り付けられた整理番号であり、このファイル内に回答情報が記憶されている。
【0091】
受講講座整理番号情報、質問情報整理番号情報、回答情報整理番号情報は、各教育講座の講義内容情報において発生した質問内容とその回答内容である。従って、既質問情報は、サーバ2における既質問情報の蓄積とサーバ10における既質問情報の蓄積とでは、質問情報の蓄積量が大きく異なり、多数の電子教育ネットワーク14a〜14cを取り扱う人材ネットワーク7と交信することが質問情報に対する回答情報を得るための経費が安価であり、高速に回答を得ることができる。また、教育例えば環境教育のような場合、通信ネットワーク11を例えばインターネットにし、人材ネットワーク7は、一企業に限らず多数の企業の多数の事業所を担当することによりさらに、経費が安価であり、高速に回答を得ることができる。即ち、質問した受講者は、安価な回答情報を入手するのにサーバ2と10のデータベース33、73から得ることができる。サーバ2とサーバ10に実施記録データベース32と72を設けているのは、サーバ10に集中して検索されたとき、既回答情報の検索待ち時間が長くなるのを避けるためである。
【0092】
次に、電子教育の受講プロセスを図15のフローチャートを参照して説明する。図1乃至図14と同一部分には同一符号を付与して説明し、その詳細な説明は重複するので省略する。受講者の端末4a〜4cは、表示装置に表示されたログインボタンがクリックされることによりログイン画面例えば図9(a)に示す認証データ入力画面が選択されて表示面に表示されてスタートし(F−21)、受講者認証手続きを行う。受講者の端末4a〜4cは、予め受講対象者に割り当てられ登録されているIPアドレス(ユーザID)、パスワード、従業員番号などからなる認証データをサーバ2に送信する(F−22)。これらは、数字と英字で7桁以上より望ましくは12桁以上で構成することにより多数の受講者の認証に有効である。
【0093】
サーバ2のCPU23は、予め受講対象者として認証データファイル30に登録される認証データと、送信された認証データと比較照合し(F−23)、一致すれば受講者として認証し受講許可情報を当該受講者の端末4a〜4cに返信して、表示装置にその旨表示する。受講者の端末4a〜4cは、受講開始ボタンをクリックすることにより受講開始情報をサーバ2に送信する(F−24)。他方、不一致であれば、当該受講者の端末4a〜4cの操作者は、受講者として認証されず受講することができない旨表示装置に表示される(F−25)。
【0094】
受講者の端末4a〜4cは、希望する受講講座名又はカリキュラム、受講年月日、受講者名情報などが入力された図9(b)に示す受講講座名入力画面情報をサーバ2に送信する。サーバ2のCPU23は、各種教育講座データベース31に保存されている講座名又はカリキュラムと、送信された受講講座名又はカリキュラムと比較照合し、一致した講座情報又はカリキュラムを読出し、当該受講者の端末4a〜4cに送信する(F−26)。受講者の端末4a〜4cには、受講者の送信要求により送信された講座情報又はカリキュラムが表示され、受講者による受講が行われる(F−27)。受講者の端末4a〜4cには、この講座情報の疑問点、不明点、理解できない内容などの質問情報が入力され(F−28)、受講者の端末4a〜4cを操作して質問内容を作成し、質問情報をサーバ2に送信する(F−29)。
【0095】
サーバ2のCPU23は、質問情報・回答情報・課金情報のデータベース33に記憶されている質問情報と比較照合し(F−30)、一致していれば既質問情報と判定し、該当する既回答情報を読出す(F−31)。CPU23は、既回答情報を課金サーバ5に送信し、課金算出基準データベース51から読み出された算出基準により、予め定められた受講講座又は受講カリキュラムの接続料金と回答情報に対する接続料金を計算する。受講講座又はカリキュラムを複数受講契約し質問が複数回ある場合は、CPU23が認証データを基準としてこれらの契約数及び接続数を加算して課金情報としてサーバ2に送信する。即ち、CPU23は、課金サーバ5の図10に示めす課金算出基準データベース51に記憶されている算出基準と比較照合し(F−32)、既質問情報の該当する質問区分から接続料金(課金情報)を算出し、この課金情報と既回答情報を受講者の端末4a〜4cに送信する(F−33)。
【0096】
他方、比較照合工程F−30において、不一致であったときCPU23は、新質問情報と判定し(F−34)、この新質問情報を通信ネットワーク11を介してサーバ10に送信する。この新質問情報を受信したサーバ10のCPU62は、人材ネットワーク用質問情報・回答情報・課金情報のデータベース73に記憶されている質問情報と比較照合し(F−35)、一致する質問情報があったとき(F−36)、人材ネットワークでの既質問情報と判定し(F−37)、該当する既回答情報を読出し、サーバ2に送信する。サーバ2のCPU23は、課金サーバ5の課金算出基準データベース51から課金情報を算出し(F−38)、算出した課金情報と既回答情報を受講者の端末4a〜4cに送信する(F−39)。
【0097】
他方、比較照合工程(F−35)において、CPU62が不一致と判定すると(F−40)、CPU62は回答者専門分野別データベース71から該当する回答者を一人又は複数人選択し(F−41)、選択された回答者の端末6a〜6cに新質問情報を送信する(F−42)。新質問情報を受信した回答者は、新質問情報に対する回答書を過去の経験から得た知識により作成するケース、インターネットにより調査して回答するケース、図書館で調査して回答するケースなどにより作成する。(これら各ケースは、回答書作成の難易度が異なるためこの難易度に応じた異なる接続料金が課金される。)
CPU62は、担当した回答者の回答者の端末6a〜6cから新質問情報に対する回答情報をサーバ10、2に送信する(F−43)。サーバ2のCPU23は、課金サーバ5に回答情報を送信し、図11に示す課金算出基準データベース51から質問区分を選択して接続料金を算出して課金し(F−44)、この課金情報を記憶装置47のデータベース52〜54に記憶し(F−45)、その後、質問者である受講者の端末4a〜4cに送信する(F−46)。受講者の端末4a〜4cから受講再開情報をサーバ2に送信することにより、サーバ2のCPU23は、中断中の受講を再スタートする(F−47)。このようなプロセスを繰返して受講を終了する(F−48)。このような受講プロセスを実行することにより、講師による講義と同様な臨場感を得ることができる。
【0098】
このようにして受講者の端末4a〜4cから質問情報を送信して回答情報を受信したとき当該受講者の端末4a〜4cには、回答情報の作成難易度に応じて自動的に課金され、この課金は、既質問情報と新質問情報で異なる接続料金が課金される。回答者による新質問情報の課金は、回答情報入手の難易度に応じて異なる接続料金が課金される。
【0099】
上記実施形態において、個人や会社で受講する際など、有料の教育講座においては、予算の管理が重要である。このような予算管理法として、最大予算額を予め各受講者の端末4a〜4cから設定し、限度額又は限度額に近い接続料金になったとき、当該受講者に報知する手段を設置することができる。この限度額報知手段としては、受講者の端末4a〜4c表示面に赤色表示又は大きな文字で、「残額無し」の文字表示、又は音声表示、又は文字と音声の両方の手段によりアラーム表示することができる。この場合、受講者は、質問より受講を優先し、受講者の端末4a〜4cから受講予定の受講講座、カリキュラムなどについて予め設定しておくことにより、質問件数により予算管理することができる。
【0100】
アラーム表示は、受講終了期限を受講者の端末4a〜4cから入力しておくことにより、受講終了期限に近づいたとき受講者の端末4a〜4cに表示することができる。受講終了期限は、各受講講座毎、各カリキュラム毎に設定することもできる。
【0101】
上記電子教育システムにおいては、インターネットの利用に際して何ら制限されることがないので、環境教育受講者の自由なアクセスにより接続数を確認することができる接続数確認プログラムや、接続数を環境教育受講者の操作で追加合算することのできる接続数追加プログラム、又はインターネットにおける有料情報に対する料金を認証データにおける接続数から徴収をする情報提供料徴収プログラムなどのhttpサーバ上で動作するプログラム群を設けたり、最初に表示するURLを指定することのできるWWWブラウザーと組み合わせて特定のWWWページを表示するようにすることもできるので、インターネットを利用することによって自由に環境を設定することができる。
【0102】
上記実施形態では、受講中に質問事項が発生したとき、受講者が受講を中断して質問情報を送信し、回答情報を作成し、送信したのち受講を再開した例について説明したが、質問は受講終了後に実施してもよい。又は、受講中に質問事項が発生したとき、受講者が受講を中断して質問情報のみを送信したのち、回答情報の入手を待たずに、受講を再開するようにしてもよい。この場合、回答者は、時間をかけて具体的で懇切丁寧な回答書を作成することができる。
【0103】
さらに、電子教育システム1は、通信ネットワーク11をインターネットにより構成することにより、人材ネットワーク7に対して多数の個人や会社、学校、自治体、病院の医者などの団体からなる受講者が受講することができる。このように構成した電子教育システム1は、人材ネットワーク用サーバ10に多数の質問が集中されるため、多数の受講者がより安価に疑問を解決する回答情報を得ることができる。安価に回答情報が得られることは、気楽に質問ができることであり、受講講座の理解度を高める効果がある。
【0104】
さらに、上記実施形態では、サーバ2に独立して課金サーバ5を設けた例について説明したが、図16に示すようにサーバ2に課金手段を設けてもよい。図16には、図10の記憶装置47が設けられた構成になっている。図10と同一部分には、同一符号を附与し、その詳細な説明は重複するので省略する。
【0105】
さらに、上記実施形態では、一系統の人材ネットワーク7に対して複数系統の電子教育ネットワーク14a〜14bを接続した例について説明したが、図17に示すように電子教育ネットワーク14aと人材ネットワーク7を一系統にした通信ネットワーク3のみにし、サーバ2により人材ネットワークの管理も担当させるようにしてもよい。この実施形態は、比較的小規模のネットワーク例えば学校単位、工場単位、中小企業、病院など約3000人以下の受講者を対象とした電子教育システムにおいて有効である。図1乃至図15と同一部分には図16に同一符号を付与し、その詳細な説明は重複するので省略する。
【0106】
この実施形態は、サーバ2により受講者の受講管理や質問情報管理、回答者の回答担当者管理や回答者の回答情報管理などを行い、課金サーバ5により各受講者の受講講座の受講接続料金管理、質問に対する回答情報の接続料金管理を行うもので、システムをコンパクト化したものである。
【0107】
この実施形態は、受講に際し、受講者が予め登録された認証データを受講者の端末4a〜4cから入力することにより受講の可否を確認したのち、受講を開始し、受講講座情報及び質問して回答情報を受信したとき、課金サーバ5から接続料金が課金されるシステムである。即ち、受講可の応答があったとき、希望する1又は複数の受講講座名を受講者の端末4a〜4cから入力することにより、サーバ2から要求された受講講座の講義内容情報を受講者の端末4a〜4cに送信する。課金サーバ5は、各講座情報を送信する毎に接続数を更新して課金し、受講者から入力された契約数になったとき更新を停止し、課金情報を受講者の端末4a〜4cに送信する。複数の講座の受講は、受講者の希望に応じて連続受講、断続受講のケースがあり、何れのケースも課金サーバ5は、認証データに基づき接続数を収集して課金する。
【0108】
さらに、受講することにより、講義内容情報に疑問が発生すると受講者の端末4a〜4cは、質問情報をサーバ2に送信し、サーバ2は当該質問情報の回答者として適切な1又は複数人の回答者を検索して選定し、質問情報を選定された回答者の端末6a〜6cに送信する。回答者の端末6a〜6cは、質問情報に対する回答情報をサーバ2に送信し、サーバ2は認証データ、質問情報に関連つけて回答情報を記憶すると、同時に課金サーバ5に送信する。課金サーバ5は、図10に示す課金算出基準データベース51により接続料金を算出して課金し、この課金情報を添付して受講者の端末4a〜4cに回答情報を送信する。
【0109】
上記連続受講とは、例えば一つの教育講座について全てのカリキュラムが終了するまで受講することであり、断続受講とは例えば仕事の合間に1カリキュラムづつ受講するとか、2カリキュラムづつ受講するとか都合のつくときに受講する受講形態である。
【0110】
上記実施形態では、受講者からの質問情報を一人又は複数人の回答者に送信して回答を求める例について説明したが、待機中の複数人の回答者から回答書を受信した場合、質問者は受講者の端末4a〜4cの画面上で理解し易い希望する回答書のみを選択して受領することができる。受講者は、複数の回答書を受領してもよいが、接続数に応じて課金される場合があり高価となる。質問者に回答書が受領された回答者には、課金情報に相当する売上高が計上され、この売上高情報を回答者の評価情報として利用することもできる。
【0111】
上記実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。受講者は、受講中に疑問が発生し質問情報を送信したとき、回答者による回答を受けることができ、これらの回答情報及び受講した教育講座に対し適正な接続料金で使用することができる。特に、不特定多数の受講者が受講する講座を受講している受講者は、質問したときの回答情報を安価に得ることができるので、疑問のままにせず、理解するまで質問することができ、講座内容を明確に理解することができる。
【0112】
さらに、受講者は、受講する際行われていた業者との契約手続きや使用料及び加入権の支払いといった手間などの煩わしい手続きをすることなく、電子教育システムを受講することができる。
【0113】
【発明の効果】
この発明によれば、受講中に発生した疑問、質問に対し回答者による回答を受けることができ、これらの回答情報及び教育用講義内容情報に対し適正に課金することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子教育システムの実施形態を説明するためのフローチャート。
【図2】図1の電子教育システムの具体的構成を説明するためのシステム構成図。
【図3】図2の電子教育ネットワーク用サーバの実施例を説明するためのシステム構成図。
【図4】図3の認証データファイルに記憶された認証データの例を具体的に説明するための図。
【図5】図3の各種教育講座データベースに記憶された講座内容例を具体的に説明するための図。
【図6】図3の実施記録データベースに記憶される履歴情報の例を具体的に説明するための図。
【図7】図3の質問情報・回答情報データベースに記憶される質答情報の例を具体的に説明するための図。
【図8】図3の回答者専門分野別データベースに記憶される回答者情報の例を具体的に説明するための図。
【図9】図3の各種入力画面データベースに記憶される入力画面情報の例を具体的に説明するための図。
【図10】図2の課金サーバの実施例を説明するためのシステム構成図。
【図11】図10の課金算出基準データベースに記憶される課金情報の例を具体的に説明するための図。
【図12】図10の課金情報データベース、受講者別課金情報データベース、回答者別情報データベースに記憶される回答履歴情報の例を具体的に説明するための図。
【図13】図2の課金サーバによる課金の算出を説明するためのフローチャート。
【図14】図2の人材ネットワーク用サーバの実施例を説明するためのシステム構成図。
【図15】図2の電子教育システムによる電子教育の受講及び課金方法についての実施形態を説明するためのフローチャート。
【図16】図2の他の実施形態を説明するためのサーバのシステム構成図。
【図17】図2の他の実施形態を説明するためのシステム構成図。
【符号の説明】
1…電子教育システム、2…電子教育ネットワーク用サーバ、3…通信ネットワーク、4a〜4b…受講者の端末、5…課金サーバ、6a〜6b…回答者の端末、7…人材ネットワーク、8…通信ネットワーク、9…管理者用パソコン、10…人材ネットワーク用サーバ、11…通信ネットワーク、14a〜14b…電子教育ネットワーク、15…管理者用パソコン、21,41,60…母線、22,42,61…入力手段、23…電子教育システム用中央制御装置、25…表示装置、26,46,65…出力手段、27,47,63,66…記憶装置、30…認証データファイル、31…各種教育講座データベース、32…実施記録データベース、33…質問情報・回答情報データベース、34…回答者専門分野別データベース、35…各種入力画面データベース、45,64…表示装置、51…課金算出基準データベース、52…課金情報データベース、53…受講者別課金情報データベース、54…回答者別課金情報データベース、62…人材ネットワーク用中央制御装置、71…回答者専門分野別データベース、72…実施記録データベース、73…質問情報・回答情報・課金情報のデータベース。
【発明の属する技術分野】
本発明は、受講者が受講した講座情報及び質問に対する回答情報に対して課金するようにした電子教育システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、企業等が行ってきた集合教育は、1箇所に関係する社員を集め、講師による印刷物のテキストを使用した講義であった。講師による集合教育は、講義中に受講者に疑問が発生すると、質問してそのとき講師から回答を受け、受講者は不明点や疑問点をそのとき、その場で即解決し、理解しながら受講することができるというメリットがあった。しかしながら、受講者は、決められた会場へ、決められた時間までに行く必要があり、出張や会議、病気などで受講できない人が多数人生じていた。環境教育、ISO関連の集合教育、安全教育などのように、全社員必須の講座について会社としては、欠席者の発生が課題となっていた。
【0003】
この課題を解決する教育方法として、近年インターネットやイントラネットを使用した電子教育システム(E−Learning)が行われるようになってきた。この電子教育システムは、インターネットやイントラネットに接続された端末があれば、TVによる教育講座と異なり、何処にいても、何時でも、人数に制限なく、講師を必要とせず、不特定多数の受講者が同一講義内容情報を受講することができるというメリットがあった。従って、全受講対象者が、受講することができるようになった。
【0004】
しかしながら、従来の電子教育システムは、受講中に疑問や不明点などの質問事項が生じたとき講師がいないため従来のように講師へ質問をすることができず、受講後質問を電子教育管理部門に問い合わせしても、その質問事項を解消するまでの期間が、数日ひどいときは数週間から数ヶ月それ以上になることもあり、最悪の場合、回答が得られないこともあった。このため、受講者によっては、不明点を解決しないまま受講を続ける者や、当該教育の受講を途中で取り止めてしまう受講者もいた。この結果、受講者の中には、この電子教育システムに対する信頼性をなくし、不信感を持っているものもいた。このような従来の電子教育システムでは、教育を受ける受講者側ばかりでなく、教育する企業側にも混乱が発生し、教育としての信頼性等が失われるという課題があった。
【0005】
この課題を解決するための手段として本発明者は、既に講義中に質問事項が発生したとき回答者による適切な回答を速やかに受けることができ、信頼性を向上させた電子教育システムを提案している。
【0006】
受講者の端末からインターネットに接続されたサイトへの接続には、無料のサイトと有料のサイトがあり、何れのサイトもインターネットの接続サービスを行う業者(サービスプロバイダー)を通じて行れる。有料のサイトへの接続に際しては、予め、受講者が業者との間で接続するためのIP(Internet Protocol)アドレスやパスワードなどの認証データや料金の支払い方法について予め定められた登録手続きを行わなければならない。このような登録手続きが必要なことから、普及しているインターネットによる電子教育システムは、実際に受講者が所望する教育講座を受講したいと思ったときから、受講できるようになるまでには、申込み手続き後かなりの日数が必要となっていた。
【0007】
また、有料サイトへの接続料金の支払い方法には、企業内の教育であれば社内システムを通じて受講人数に教育費として割り振る方法、クレジットカードを利用して前払いする方法、直接銀行等金融機関の口座に引き落とす方法、請求書郵送による納付方法等があった。
【0008】
インターネットを利用した電子教育システムを受講したいという受講者の中には、次に示すような内容を要望する受講者がいる。この要望には、例えば、仕事等の関係においてインターネット上で受講することができる要望、さらに、講座中の希望するカリキュラムだけを受講できる要望、さらに、希望する講座又はカリキュラムについて煩わしい手続を省いて、直ちに受講したい。さらに、そんなに頻繁に利用するつもりがないので業者に登録しようとは思わないが、できれば気が向いたときに希望する講座のみ受講したい。さらに、他の受講者には、パソコンを所有していないが、機会があれば試しに利用してみたいと要望する受講者や、既に業者に登録していて、旅行先や出張先等の利用場所もしくは地域によっては通常の手段が利用出来ない場合があり、その際、無駄な費用を掛けずに効率よく利用したいなどがある。
【0009】
このような受講者からみれば、従来のインターネット利用の電子教育システムでは、ある種の意味で自己の要望に応えることのできない閉鎖的な煩わしいものであった。
【0010】
そこで、このようなクライアントの要望に応えた手段としては、不特定の受講者が業者に登録せずに必要を感じたときタイムリーにインターネットによる有料サイトを利用できるようにし、各クライアントの認証データの基に接続利用時間に合わせて接続時間を計算し、接続度数を管理する課金方法が提案されている。(例えば特許文献1参照。)。
【0011】
【特許文献1】
特開平10−27036号公報([0009]〜[0013]。)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1には、有料サイトへの加入手続きを簡略化し、接続利用時間に合わせた課金システムが開示されたもので、電子教育講座の受講や受講中に生じた疑問を解決するための手段に関する記載は全く見当らない。電子教育講座には、受講中必ず質問、疑問などが発生するため、電子教育講座管理者からは、講座内容の理解度を高めるためにその疑問の対応に関するタイムリーな回答、受講者の能力に応じた適切な回答、これらの情報入手に対する課金などについての解決技術が要求されている。
【0013】
本発明は、上記課題を解決すべくなされたもので、受講中に発生した疑問、質問に回答者による回答を受けることができ、これらの回答情報に対し適正に課金することができる電子教育システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、次の構成からなる電子教育システムを提供するものである。
【0015】
即ち、本発明の電子教育システムは、教育用講義内容情報の送信要求を受信する手段と受信された教育用講義内容情報に応じて予め記憶された教育用講義内容情報を要求元に送信する教育用講義内容情報送信手段と、前記教育用講義内容情報に対する質問情報を受信する手段と、受信された前記質問情報に対する回答情報を質問情報の送信元へ送信する手段と、前記回答情報又は前記教育用講義内容情報及び前記回答情報の情報量に対し課金を行う課金手段とを具備してなることを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、受講中に発生した疑問、質問に回答者による回答を受けることができ、これらの講義内容情報及び回答情報の提供サービスに対し課金することができる電子教育システムを得ることができる。回答者による回答は、最新の情報も含めた回答内容を受けることができ、教育情報として適切であり、適正に課金される。教育情報でも特に条約、法規、基準などが厳しく変更されている環境教育に関しては、タイムリーな回答、適切で適正な回答が特に有効であり、適正な課金が望ましい。適正な課金は、回答者が常に最先端の情報を常に収集するために有効である。即ち、受講者は、タイムリーに最先端の回答情報を受信することができる。
【0017】
本発明の電子教育システムは、教育用講義内容情報を記憶する手段、予め認証データが登録された受講者から送信要求された前記教育用講義内容情報を読出して送信する手段、受講することにより生じた質問情報を受信する手段からなるサーバと、このサーバに対して前記教育用講義内容情報を送信要求する手段、この送信要求に対して前記サーバから送信された前記教育用講義内容情報を受信して表示する手段、前記サーバから送信された前記質問情報に対する回答情報を受信する手段からなる受講者の端末と、前記受講者の端末に送信された前記回答情報又は前記教育用講義内容情報及び前記回答情報に対して課金し受講者の前記認証データに関連付けて記憶する課金手段とを具備してなることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、受講中に発生した疑問、質問に回答者による回答を受けることができ、これらの講義内容情報及び回答情報の提供サービスに対し課金することができる電子教育システムを得ることができる。回答者による回答は、最新の情報も含めた回答内容を受けることができ、教育情報として適切であり、適正に課金される。教育情報でも特に条約、法規、基準などが厳しく変更されている環境教育に関しては、タイムリーな回答、適切で適正な回答が特に有効であり、適正な課金が望ましい。適正な課金は、回答者が常に最先端の情報を常に収集するために有効である。即ち、受講者は、タイムリーに最先端の回答情報を受信することができる。
【0019】
前記教育用講義内容情報送信手段は、前記受講者の端末から送信された前記質問情報を一又は複数の回答者の端末に送信し、各回答者の端末から送信され各回答者により作成された前記回答情報を前記質問情報に関連付けて記憶し、前記受講者の端末に送信するので、待機中の専門の回答者による回答を受けることができ、複数人の回答者から回答情報を受信する場合、質問者は理解し易い希望する回答情報を選択して受信することができる。回答情報の記憶は、回答情報を作成した回答者の評価に採用することができる。
【0020】
前記教育用講義内容情報送信手段は、前記受講者の端末から送信された前記質問情報について既に記憶されている質問情報かどうかの有無を判別し、有りのとき既質問情報と判定して記憶されている既回答情報を前記受講者の端末に送信し、無しのとき新質問情報と判定して前記回答者の端末に送信し、この回答者の端末から回答者により作成された回答情報を前記受講者の端末に送信し、前記課金サーバは前記既回答情報と前記新質問情報に対する回答情報とで異なる課金にしたので、電子教育システムとして、多数の受講者が安価に回答情報を入手することができる。従って、疑問点が発生したとき、気楽に質問することができ、理解度の高い受講を可能にする。
【0021】
前記課金手段は、前記講義内容情報のうち各講座、各カリキュラム、受講時間、接続数の少なくとも一つに対して課金し受講者の前記認証データに関連付けて記憶するので、受講者の受講履歴をいつでも確認することができ、今後の受講について計画的に受講することができる。
【0022】
前記課金手段は、前記受講者の端末から前記認証データに関する課金情報の送信要求を受信したとき要求された課金情報を読出し前記受講者の端末に送信するので、受講料を監視しながら受講することができる。
【0023】
前記課金手段は、前記回答者の端末が前記質問情報を受信したときから回答者の端末から作成された回答情報を送信するまでの時間に課金するので、回答者の回答書作成時間に対して実課金され、受講者は疑問の解決に適切な課金で済ますことができる。
【0024】
前記課金手段は、前記受講者の端末から前記認証データに関連する接続数情報の送信要求を受信したとき課金情報が記憶された課金情報データベースから当該認証データに関連する接続数情報を収集して読出し前記受講者の端末に送信するので、受講料を監視しながら受講することができる。
【0025】
前記認証データは、組織名、受講者名、パスワード、ドメイン名などのうち少なくとも一つからなり、数字及び/又は英字及び/又は記号の7桁以上からなるので、受講に際し、受講料支払いのための煩わしい手続きをすることなく、受講を希望するとき直ちに接続して受講することができる。
【0026】
教育とは、受講者が講義を受講し、質問事項が発生すると、質問して回答を受け、受講内容を理解して終了する一連のプロセスをいう。質問事項とは、受講したことにより発生する疑問点や不明点、確認点などであり、質問情報とは受講者に発生した疑問の内容を質問事項として電子化された受講者が作成した信号である。回答情報とは、受講者の質問に対する回答者が作成した回答事項が電子化された信号である。既質問情報とは、既に記憶装置に記憶された質問情報と同一情報であり、新質問情報とは、記憶装置に記憶されていない質問情報である。
【0027】
端末は、通信ネットワークに接続され、希望する講義内容情報の要求情報や質問情報を送信する機能と、送信された講義内容情報や回答情報を受信する機能と、送信情報及び受信情報を表示する機能を有するものである。この端末には、通信機能を有する装置で例えばコンピュータ、パソコン、PDA(携帯情報端末)、携帯電話などがある。接続数情報とは、受講講座数及び回答情報受信回数を総称した度数情報である。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の電子教育システムの実施形態を図1乃至図15を参照して説明する。この実施形態の電子教育システム1は、教育用講義内容情報の送信要求を受信する手段(F−1)と、受信された教育用講義内容情報に応じて予め記憶された教育用講義内容情報を要求元に送信する教育用講義内容情報送信手段(F−2)と、前記教育用講義内容情報に対する質問情報を受信する手段(F−3)と、受信された前記質問情報に対する回答情報を質問情報の送信元へ送信する手段(F−4)と、前記回答情報又は前記教育用講義内容情報及び前記回答情報の情報量に対する課金を行う課金手段(F−5)とからなる。教育用講義内容情報及び回答情報の情報量とは、講義内容情報および回答情報の受講時間、接続数、接続度数、接続時間、契約数、受講講座数、質問情報を受信したときから回答者の端末から作成された回答情報を送信するまでの時間などの少なくとも一つである。
【0029】
教育用講義内容情報の送信要求を受信する手段(F−1)は、ネットワークに接続された受講者の端末から送信された受講者が希望する教育用講義内容情報の送信要求情報を受信する手段である。教育用講義内容情報送信手段(F−2)では、要求された教育用教育講座情報をネットワークに接続された受講者の端末に送信する。質問情報を受信する手段(F−3)では、送信された教育用教育講座情報を受講することにより発生した質問情報がネットワークに接続された受講者の端末から送信され、この質問情報を受信する。
【0030】
回答情報を質問情報の送信元へ送信する手段(F−4)では、受信した質問情報を選択された回答者の端末に送信し、回答者の端末から回答者が作成した回答情報を質問した受講者の端末に送信する。課金手段(F−5)では、受講者の端末に送信される回答情報又は教育用教育講座情報及び回答情報の情報量に対して課金し、この課金情報を受講者の端末に送信する。
【0031】
電子教育システム1の具体的な構成は、図2に示すように電子教育ネットワーク用サーバ2と、通信ネットワーク3と、この通信ネットワーク3に夫々モデムを介して接続された受講者の端末4a〜4cと、課金サーバ5と、通信ネットワーク8と、通信ネットワーク8に夫々モデムを介して接続された回答者の端末6a〜6cと、人材ネットワーク7などが例えば電話回線により接続されて構成されている。
【0032】
この電子教育システム1は、受講者の端末4a〜4cから受講講座情報の送信を要求すると、受講者の端末4a〜4cに受講講座情報が送信され、受講中に質問が発生すると回答者の回答情報が質問した受講者の端末4a〜4cに送信されるシステムである。教育用受講講座情報又は受講講座情報とは、受講者を教育するために用意された各講座の講座名である。教育用講義内容情報又は講義内容情報とは、各講座の講義内容である。
【0033】
教育用講義内容情報送信手段は、例えばサーバ2であり、サーバ2は各教育講座の教育用講義内容情報を記憶し受講者の端末4a〜4cから要求された講座の講義内容情報を読出して受講者の端末4a〜4cに送信し、質問情報が送信されると過去同一質問情報が有ったか否かを確認し、有りのとき既質問情報として該当する既回答情報を受講者の端末4a〜4cに送信し、否のとき新質問情報として回答者の端末6a〜6cに回答情報の作成依頼情報を送信する。即ち、サーバ2は、要求元の受講者へ講義内容情報を送信する機能と、既質問情報か新質問情報かを判別する手段と、新質問情報送信機能と、回答情報送信機能とを有する。要求元の受講者へ講義内容情報を送信する機能は、教育用講義内容情報例えば環境教育用講義内容情報が予め記憶装置に記憶されて保存されており、受講者の端末4a〜4cから要求された講義内容情報を読出して要求元の受講者の端末4a〜4cへ送信する機能を有する。
【0034】
サーバ2は、e−Learning用のサーバであり、このサーバ2には、教育用のアプリケーションデータベース、Webサーバなどが格納されている。サーバ2は、図3に示すように構成され、教育用講義内容情報を記憶し、要求された講義内容情報をCPU23が検索し、読出して要求元の受講者の端末4a〜4cに送信し、受講者の端末4a〜4cからの質問情報が過去質問された既質問情報であるか、初めて質問された新質問情報であるかを判別し、既質問情報であるとき当該回答情報を読出し要求元である受講者の端末4a〜4cに送信する。サーバ2は、通信ネットワーク3例えばイントラネットに接続された各受講者の端末4a〜4cから要求された受講講座情報を要求元の受講者の端末4a〜4cに送信し、新質問情報を人材ネットワーク7へ送信する。他方、人材ネットワーク7は、新質問情報に対する回答者の選定情報、新質問情報に対する選択された回答者からの回答情報などをサーバ2に送信する。既質問情報か新質問情報かを判別する手段は、受講者の端末4a〜4cから講義内容情報に関する質問情報があったとき記憶装置に記憶された過去の質問情報と比較し、一致すれば既質問情報であり、一致する情報が無ければ新質問情報と判別する手段である。新質問情報送信機能は、受講者の端末4a〜4cからの質問情報が過去質問された情報でないと判断されたとき新質問情報と判定し、この情報を人材ネットワーク7に送信する機能である。
【0035】
サーバ2は、受講者の端末4a〜4cから送信された質問情報について既に記憶されている質問情報かどうかの有無を判別し、有りのとき既質問情報と判定して記憶されている既回答情報を受講者の端末4a〜4cに送信し、無しのとき新質問情報と判定して前記回答者の端末に送信し、この回答者の端末6a〜6cから作成された回答情報を受講者の端末4a〜4cに送信する。このとき課金サーバ5は、既回答情報と新質問情報に対する回答情報とで異なる課金にする。
【0036】
サーバ2は、受講者の端末4a〜4cから送信された新質問情報を一又は複数の回答者の端末6a〜6cに送信し、各回答者の端末6a〜6cから送信された回答情報を新質問情報、回答者名情報に関連付けて記憶し、受講者の端末4a〜4cに送信する。回答情報送信機能は、質問した受講者の端末4a〜4cに回答する機能で、既質問情報は記憶装置13から読み出して送信し、新質問情報は人材ネットワーク7により選定された回答者の端末6a〜6cからの回答情報を送信する機能である。
【0037】
サーバ2は、受講者の端末4a〜4cに送信要求された講義内容情報や質問情報に対する回答情報を送信する際、課金サーバ5に各講義内容情報や回答情報に対する課金情報の算出依頼情報を送信する。
【0038】
講義内容情報送信機能は、受講者から要求されたデジタル化されて記憶された講義内容情報例えば環境教育講義内容情報を読出し当該受講者に送信する機能である。質問情報送信機能は、受講者の端末4a〜4cから受講中に質問があったとき過去の同一質問の有無を確認し、有りのとき回答情報送信機能によりその回答情報を質問した受講者に即回答し、過去に同一質問無しのとき人材ネットワーク7に回答依頼する機能である。回答情報送信機能は、過去同一質問があったとき、そのときの回答情報を、又は過去質問されていない新質問情報について人材ネットワーク7からの回答情報を当該質問した受講者の端末4a〜4cに回答する機能である。
【0039】
サーバ2は、受講者の端末4a〜4cから入力された個別情報の認証データが、予め登録された認証データが記憶されている拡張認証データベースからなる認証データファイル30に保存されているか否かによって通信ネットワーク3との接続可否即ち、受講の可否を確認し、受講の可否情報を受講者の端末4a〜4cに送信する。
【0040】
通信ネットワーク3は、インターネット、イントラネット、LANなどのいずれかであり、電話線や光ケーブルにより構成される。受講者の端末4a〜4cは、通信ネットワーク3に接続され、サーバ2に対して希望する講義内容情報を送信要求し、送信された講義内容情報を表示する。さらに、受講者の端末4a〜4cは、受講者がこの表示された講義内容情報を閲覧して受講し、受講中に疑問が発生すると質問情報をキーボードにより入力してサーバ2に送信し、回答情報を求めるための端末でコンピュータが最適である。即ち、受講者の端末4a〜4cは、各受講者が夫々専用で使用するコンピュータで、各受講者が受講したいとき希望する講座名情報をサーバ2に送信して、講座情報を受信して表示し、受講中に質問事項が発生したとき、キーボードを操作することにより質問情報を作成して送信し、回答情報を受信して表示する機能を有するものである。
【0041】
課金サーバ5は、課金情報を出力する前に、受講者の端末4a〜4cから入力された個別情報に基いて作成された認証データが、予め拡張認証データベースに保存登録されている認証データと一致するものがあるか否かによって通信ネットワーク3との接続可否即ち正規受講者の可否を確認する。課金サーバ5は、サーバ2から受講者の端末4a〜4cに送信する講義内容情報及び/又は回答者が作成した回答情報に対する課金情報の作成要求情報が送信されたとき、予め設けられた課金算出基準データベースに記憶された算出基準情報により課金情報を算出し受講者の認証データ、回答者名情報に関連付けて記憶し、サーバ2に送信する。
【0042】
課金サーバ5は、講義内容情報のうち各講座、各カリキュラム、受講時間、接続数の少なくとも一つに対して課金し受講者の認証データに関連付けて記憶する。課金サーバ5は、前記質問情報を前記回答者の端末6a〜6cが受信したときから作成された回答情報を回答者の端末6a〜6cから送信するまでの時間に課金する。課金サーバ5は、サーバ2に対し受講講座又はカリキュラム毎に各教育受講者の端末4a〜4cへの接続状況の情報を送信要求することにより受講講座又はカリキュラムの接続状況情報を受信し、接続料金を計算して接続数を管理するとともに、受講継続の可否をサーバ2に送信する。
【0043】
課金サーバ5は、受講講座又はカリキュラム毎に各教育受講者の端末4a〜4cへの接続状況の情報をサーバ2から送信要求することにより接続講座又はカリキュラム毎の各教育受講者の端末4a〜4cへの接続状況の情報を受信し、接続料金を計算して接続数を管理するとともに、受講継続の可否をサーバ2に出力する。課金サーバ5は、通信ネットワーク例えばインターネットにおける有料料金の徴収を受講者の認証データにおける接続数から計算するプログラムを所有することができる。課金サーバ5は、受講者の端末4a〜4cから認証データの課金情報の送信要求を受信したとき要求された課金情報を読出し受講者の端末4a〜4cに送信する。課金サーバ5は、受講者の端末4a〜4cから認証データに関連する接続数の送信要求を受信したとき、課金情報データベースから当該認証データに関連する接続数を収集して受講者の端末4a〜4cに送信する。
【0044】
受講者の端末4a〜4cは、受講者の希望により自己の接続数を確認したい場合、拡張認証データベースと連動し、受講者の端末4a〜4cから自己の接続数を確認するための要求を課金サーバ5に出力し、課金サーバ5に例えば拡張認証データベースを接続しておくことにより、この拡張認証データベースから自己の接続数(受講講座数及び回答情報受信回数など)を検索して読出し、表示する。これにより受講者は進行状況を確認することができる。拡張認証データベースは、受講者名と認証データの情報の他にも例えば受講講座情報や質問情報、回答情報も記憶しているデータベースである。
【0045】
受講講座としては、受講者が希望する受講講座を一度に終了するまで受講するケースと、時間のとれる範囲で複数回に分割受講するケースがある。後者のケースのように受講者が自由なアクセスにより複数の講座又はカリキユラムを受講した場合、サーバ2は、受講者の端末4a〜4cから例えば認証データを送信することにより当該受講者の夫々の接続数を一つに合算し、受講者の端末4a〜4cに出力することができる。この出力情報から現在受講中の講座について、例えばどのカリキュラムまで受講済みかを確認することができる。
【0046】
受講者の端末4a〜4cから入力された認証データ情報、受講講座情報、質問情報などの情報は、受講者の認証データ毎にサーバ2のデータベースに記憶又はカードに記録又はカードに磁気記録されて管理される。また、このカードを受講者の端末4a〜4cに装着することにより、継続した受講が可能となる。カードに印刷される情報の項目としては、接続数、ドメイン名、ドメインネームサーバIPアドレスなどである。
【0047】
回答者の端末6a〜6cは、サーバ2から送信された新質問情報を表示し、回答者はこの新質問情報を閲覧し、創作した回答情報に課金情報も添付してサーバ2を介して質問した受講者の端末4a〜4cに送信する。
【0048】
人材ネットワーク7は、通信ネットワーク8と、通信ネットワーク8に回答者の端末6a〜6cと、回答者を管理するための管理者用パソコン9と、人材ネットワーク用サーバ10などが夫々モデムを介して例えば電話回線により接続されている。人材ネットワーク7は、回答情報及び課金情報を作成して電子教育ネットワーク14aのサーバ2に送信する機能を有する。即ち、人材ネットワーク7は、新質問情報をサーバ10が受信したとき図14に示す中央制御装置(CPU)62が回答書を作成する一又は複数人の回答者を決定し、決定された回答者が作成した回答情報を質問した電子教育ネットワーク14a〜14cのサーバ2に送信する。人材ネットワーク7は、独立した事業体や、全社を統括する本社機構やインターネットに接続された外部機関として構成することもできる。人材ネットワーク7を外部機関とした場合は、多数の企業の電子教育を扱うことができ、環境教育のように全社員必須の講座では、数十万人に及ぶ受講者の教育を担当できる。
【0049】
サーバ2及びサーバ10は、通信ネットワーク11に接続されている。電子教育ネットワーク14a〜14cは、サーバ2と、通信ネットワーク3と、受講者の端末4a〜4cと、課金サーバ5と、電子教育ネットワークの管理者用パソコン15などが通信ネットワーク3に夫々モデムMを介して接続されて構成されている。電子教育システム1は、企業の社員教育システムとして各事業所や工場のイントラネットに組み込んでもよい。また、インターネットに接続してもよい。
【0050】
通信ネットワーク11には、複数の電子教育ネットワーク14a〜14cが接続されている。管理者用パソコン15は、各電子教育ネットワーク14a〜14cを管理する管理者用の端末で、各受講者からの受講に関する問い合わせ情報の受信や、システムのメンテナンスなどに使用される。
【0051】
サーバ10は、サーバ2から質問情報を受信したとき、この質問に対する回答者として適切な回答者を一人又は複数人選択して、当該回答者の端末6a〜6cに質問情報を送信し、各回答者が作成した回答情報を受信し、通信ネットワーク11を介して前記サーバ2に送信する。サーバ10は、各質問情報に対する回答者の決定機能と、回答者への質問情報送信機能と、回答者からの回答情報受信機能と、質問者への回答情報送信機能とを有する。回答者への質問情報送信機能は、質問情報を受信すると多数の回答者の中から該当する回答者を決定し、当該質問情報を回答者の端末6a〜6cに送信する機能である。回答者からの回答情報受信機能は、回答者が作成し回答者の端末6a〜6cから送信された回答情報を受信する機能である。質問者への回答情報送信機能は、受信した回答情報を質問した受講者の端末4a〜4cに送信するためのサーバ2に送信する機能である。
【0052】
人材ネットワーク7の管理者用パソコン9は、質問情報に関する緊急性、回答内容に対する専門性などにつき、受講者の要望を当該回答者の端末6a〜6cに送信し、管理する。
【0053】
上記電子教育ネットワーク用サーバ2の機能を達成するための構成は、図3に示す通りである。図1及び図2と同一部分には、図3に同一符号を付与し、その詳細な説明を省略する。母線21には、入力手段22と、電子教育システム用中央制御装置(CPU)23と、ROM24と、表示装置25と、出力手段26と、記憶装置27とが接続されている。記憶装置27には、認証データファイル30と、各種教育講座データベース31と、実施記録データベース32と、質問情報・回答情報のデータベース33と、回答者専門分野別データベース34と、各種入力画面データベース35とが設けられている。
【0054】
入力手段22は、通信ネットワーク3及び11に接続されて、各受講者の端末4a〜4c及び回答者の端末6a〜6cと交信が可能となる。即ち、入力手段22は、各受講者の端末4a〜4cから受講講座情報、質問情報など、回答者の端末6a〜6cからサーバ10を介して回答情報などを受信する。入力手段22は、図2に示す受講者の端末4a〜4cから送信要求される受講講座情報や、人材ネットワーク用サーバ10から送信される回答情報を受信し、CPU23の制御により信号処理する。
【0055】
CPU23は、ROM24に記憶されたプログラムにより各受講者の端末4a〜4cから送信された認証データにより受講者の認証を出力する制御、受講講座情報の送信要求により当該受講講座情報の検索し出力する制御、質問情報を受信すると既質問情報か、新質問情報かを判別し出力する制御、回答者が作成した回答情報を出力する制御、これら情報の接続料金を算出して課金情報を出力する制御、これら出力情報を受講者の端末4a〜4cに送信する制御などを実行する。
【0056】
即ち、CPU23は、各受講者の端末4a〜4cから送信された認証データを受信すると、認証データファイル30に記憶されている登録済みの認証データと比較照合して一致すれば受講者である旨の情報を受講者の端末4a〜4cに送信する制御を実行する。CPU23は、各受講者の端末4a〜4cから要求された電子教育講座情報を各種教育講座データベース31から検索して読出し要求元の各受講者用の端末4a〜4cに返信する。CPU23は、各受講者の端末4a〜4cから送信された質問情報について質問情報・回答情報データベース33に記憶されている質問情報と比較照合し既質問情報か新質問情報かを判別し、既質問情報であれば対応する既回答情報を読み出して返信し、新質問情報であれば人材ネットワーク7に送信して回答者6a〜6cからの回答情報を返信するなどの操作を実行する。CPU23は、要求された教育用講義内容情報及び質問された回答情報の接続料金を算出して課金情報を作成し、受講者の端末4a〜4cに送信する操作を実行する。
【0057】
ROM24には、CPU23の制御プログラムが記憶されている。表示装置25は、通信ネットワーク3及び11に接続される陰極線管表示装置や液晶表示装置などであり、入力手段22に入力される情報、出力手段26から出力する情報を選択して表示する。即ち、表示装置25は、CPU23の制御により入力手段22に入力される認証データ、電子教育講座情報の要求情報、質問情報、出力手段26から出力する認証データに対する認証結果情報、要求された教育用講義内容情報、質問に対する回答情報、講義内容情報及び回答情報に対する課金情報などの情報をリアルタイムで表示する。
【0058】
出力手段26は、通信ネットワーク3及び11に接続され、CPU23の制御により各受講者の端末4a〜4c及び回答者の端末6a〜6cと交信が可能となる。即ち、出力手段26は、希望された電子教育講座情報、回答情報、各種入力画面情報、回答者名簿情報などを受講者の端末4a〜4cに送信し、新質問情報を回答者の端末6a〜6cに送信する。
【0059】
認証データファイル30には、各受講対象者に設定され電子教育システム1を利用する際、受講者として認定するために予め認証データが登録されている。認証データファイル30には、図4に示すように受講者名と、関連付けて認証データが予め受講者として登録されている。認証データファイル30に保存されているデータは、受講者が登録された真の受講者かどうかが判定される受講者名簿である。CPU23は、受講者の端末4a〜4cから認証データが送信されたとき、認証データファイル30に記憶されている認証データを読出し、比較照合することにより、一致した認証データがあれば受講者と判定し、この判定結果について認証データを送信した受講者の端末4a〜4cに出力する。
【0060】
各種教育講座データベース31には、電子教育講座として用意された例えば社員必須教育用の環境教育講座、ISO教育講座、安全対策講座などが保存され、図5に示すように各講座名に関連付けて講座時間、講座内容などが記憶されている。即ち、各種教育講座データベース31には、教育例えば社員教育用講座として環境教育のISO10000、ISO14000などの講座が予め用意して保存されている。各種教育講座データベース31に保存されている社員教育用講座名は、受講者の端末4a〜4cから閲覧することができ、各社員教育用講座名に設けられている電子教育講座送信要求ボタンをクリックすることにより受講者の端末4a〜4cに表示される。社員教育用講座名は、通信ネットワーク3に接続された受講者の端末4a〜4cであれば、いつでも、どこにいても希望する講座名が検索されて表示され、受講することができる。
【0061】
各種教育講座データベース31には、図5に示すように講座名例えば環境講座のカリキュラム、講座時間や講座内容などが記憶されている。図5の講座内容は、カリキュラムのアイテムが箇条書きされたり、講義内容の講義資料が記憶されたり、テキストが記憶されたり、教科書が記憶されたりして、自習できる内容である。また、講義内容は、音声による講義がある場合と表示のみのときで異なる内容になる。写真や図の動画を主体にした音声による講義内容も考えられる。CPU23は、受講者の端末4a〜4cから受講講座情報の送信要求があったとき、各種教育講座データベース31に記憶されている講座名情報を読出し、比較照合することにより一致した講座名情報があると、当該講座名情報を要求元の受講者の端末4a〜4cに送信する。
【0062】
実施記録データベース32には、図6に示すように受講者の認証データ、質問者名、質問年月日、受講講座名を示す整理番号と、質問したとき質問情報に割り当てられた質問情報整理番号と、回答情報に割り当てられた回答情報整理番号などが関連付けられて記憶されている。即ち、実施記録データベース32には、受講、質問、回答などの履歴情報が記録される。このデータベース32は、人事台帳としても利用され、受講者の能力考課にも利用される。
【0063】
実施記録データベース32に記憶された質問情報整理番号は、図1に示す通信ネットワーク3に接続された多数の受講者の端末4a〜4cから前後して同一質問があったとき、前の回答情報が現在質問している受講者の端末4a〜4cに回答される。この履歴により質問から回答を入手するまでの期間は、実質的に瞬時に得られることになり、質問者は、回答の待ち時間がほとんど無くなる。この現象は、受講者が増加すればするほど、即答される受講者数が増加する。しかも、受講者は、同一内容の回答情報を誰でもどこにいても、通信ネットワーク3に接続された端末と認証データを有すれば入手することができる。このような機能は、質問したときの回答を得るための速度向上を目的としたものである。但し、過去の古い回答情報については、そのときに応じた回答を得るための更新が必要であり、その手段は再度専任回答者の再回答情報を得ることである。再回答情報を得る期間は、その教育講座により異なり、適宜定められる。例えば法規が改定されれば、その都度直ちに更新が必要となる。
【0064】
質問情報・回答情報のデータベース33には、図7に示すように受講講座名に関連付けて質問情報、回答情報などが記憶され、このデータベース33は、受講者の質問情報が当該受講者の端末4a〜4cからサーバ2に送信されたとき同一質問情報の有無が検索されるファイルである。質問情報・回答情報のデータベース33は、質問台帳として利用されるもので、このデータベース33には、受講中又は受講前又は受講後に受講者に発生した受講者の端末4a〜4cから送信された質問情報が記憶され、この質問情報に対する回答情報及びその課金情報が関連付けて記憶される。多数の受講者が受講した後に受講した受講者は、質問するや否や回答情報を入手することができる。最初に質問して受信した回答情報と、後日他の受講者が瞬時に受信した回答情報とでは、異なる接続料金が課金される。
【0065】
回答者が作成した回答情報の接続料金は、全回答者で分配することが基本である。
【0066】
回答者専門分野別データベース34には、図8に示すように回答者名に関連付けて過去の経験、知識などから定められた専門分野情報や、回答情報などが記憶されている。回答者専門分野別データベース34には、例えば講義内容情報の各項目毎に予め担当する回答者名が定められ、さらに担当した質問情報、回答情報などが関連付けられて記憶されている。回答者専門分野別データベース34には、各回答者が専門とする例えば技術分野別回答者リストが記憶されており、受講者からの質問情報が新質問情報であるとき、CPU23は、回答者専門分野別データベース34から最適な回答者を一名乃至複数名検索し、出力する。技術分野別回答者リストとしては、経験と知識から回答書を作成するための専門分野として例えば機械、電気、電子工学、物理工学、無機化学、有機化学などに回答者が分類される。受講者の端末4a〜4bから新質問情報が送信されたとき、CPU23は、新質問情報を上記専門分野に分類された回答者から選択することができる。CPU23は、人材ネットワーク7への質問情報送信機能と、人材ネットワーク7からの回答情報受信機能と、質問した受講者の端末4a〜4cへの回答情報送信機能などを自動的に制御する。
【0067】
回答者専門分野別データベース34は、受講者から質問を受けたとき、この質問に対する回答書を作成するのに最適な担当する回答者を自動的に検索するための辞書である。質問者は、受講中に質問が発生した質問情報を入力することにより回答者専門分野別データベース34に記憶されている各担当者の過去の実績を閲覧することができ、担当する回答者名を指名することができる。回答者は、複数人で2交代、3交代など分担して担当することもできる。
【0068】
各種入力画面データベース35には、図9(a)〜(c)に示すように受講者の端末4a〜4cから受講者が最初に入力するための(a)図に示す認証データ入力画面、(b)図に示す受講講座名入力画面、(c)図に示す質問情報入力画面などが保存され、これらの画面は、受講者が受講者の端末4a〜4cから操作して読出し表示面に表示される。(a)図に示す認証データ入力画面は、認証データとして誤入力を無くすためにレコード単位毎に入力されるように受講者の端末4a〜4cに表示される。例えば認証データは、IPアドレス、パスワード、組織名、従業員番号(受講者名)、ドメイン名などのうち少なくとも一つからなり、受講者の端末4a〜4cの表示画面にはレコード単位に区分されて表示されることが望ましい。(c)図に示す質問情報入力画面は、各講座を受講することにより疑問点が発生したとき、受講を中断して質問するときに受講者の端末4a〜4nに表示される画面である。この画面には、質問発生個所情報として例えば受講中の講座名、カリキュラム名、疑問発生個所例えばテキストのページや行数、質問内容などからなる質問情報が入力され、この質問情報はサーバ2に送信される。
【0069】
認証データは、受講対象者が数万人の従業員であったり、多数の会社の従業員であったり学生であったり、このように多数の受講者を識別するためのデータである。認証データには、全て同一長さの固定長レコードである従業員番号が組み込まれてもよい。認証データは、レコード単位毎に全て同一長さの固定長とすることにより、多数の認証データの中から希望する認証データを検索し易くなる。認証データは、多数の受講者を識別できればよく、数字、文字、記号及び/又は英字の7桁以上あればよい。このような認証データは、多数の受講者を識別することができるので、クレジットカードなどの手続きをすることなく課金することができる。即ち、受講者は、認証データを受講者の端末4a〜4cから入力するだけで、受講することができる。
【0070】
受講者の端末4a〜4cから要求された入力画面をCPU23は、各種入力画面データベース35から検索して読み出し要求元の受講者の端末4a〜4cに送信し表示する。受講の可否は、予め各受講者の認証データをサーバ2の認証データファイル30に登録しておき、受講の都度、受講者の端末4a〜4cから入力された認証データと一致する認証データが認証データファイル30から抽出されたか否かによって確認され、サーバ2に出力される。
【0071】
課金サーバ5は、図10に示すように構成され、母線41には、入力手段42と、中央制御装置(CPU)43と、ROM44と、表示装置45と、出力手段46と、記憶装置47とが接続されている。記憶装置47には、課金算出基準データベース51と、課金情報データベース52と、受講者別課金情報データベース53と、回答者別課金情報データベース54とが設けられている。
【0072】
入力手段42は、通信ネットワーク3に接続され、各受講者の端末4a〜4c及び回答者の端末6a〜6cと交信が可能である。即ち、入力手段42には、受講者の端末4a〜4cから認証データ情報、受講講座の送信要求情報、質問情報、サーバ2からの受講者の端末4a〜4cに送信する受講講座情報、回答情報などが入力される。
【0073】
CPU43は、ROM44に記憶されたプログラムにより各受講者が選択した受講講座情報に対する接続料金の算出制御や各受講者からの質問情報に対する回答情報接続料金の算出制御して課金情報を出力し、課金情報データベース52に記憶し、サーバ2及び受講者の端末4a〜4cに送信する制御をする。表示装置45は、入、出力する受講講座情報、回答情報や課金情報を表示する。出力手段46は、受講講座情報のサービスに対する接続料金情報や回答情報の接続料金情報を受講者の端末4a〜4cに送信する。
【0074】
課金サーバ5の記憶装置47には、図11に示す講座名毎の課金算出基準データベース51と、図12の(a)に示す課金情報データベース52、(b)に示す受講者別課金情報データベース53、(c)に示す各回答者別課金情報データベース54などが保存されている。課金算出基準データベース51には、図11に示すような教育用講義内容情報、準備質疑応答集、既質問情報、新質問情報に対する算出基準が質問区分として記憶されている。
【0075】
各教育用講義内容情報の接続料金は、用意されている各教育講座について例えば接続時間に応じて異なる接続料金が設定されている。サーバ2は、受講者の端末4a〜4cに講座情報を送信するとき、この講座情報の課金情報を課金サーバ5から読み出して受講者の端末4a〜4cに送信する。図11において、準備質疑応答集は、各教育講座テキストの作成者がテキスト作成時に予想される質問に対する回答集を作成してサーバ2に記憶しておき、受講者の端末4a〜4cからサーバ2に質問情報が受信されたときCPU23が最初に検索するファイルである。既質問情報は、既に他の受講者が質問し、回答者による回答情報をサーバ2が受信し、記憶された状態の質問情報である。
【0076】
新質問情報は、既質問情報でない初めての内容の質問情報であり、その接続料は例えば回答者の知識で回答書を作成したときの質問はCの料金であり、インターネットを利用して回答書を作成したときの質問はBの料金であり、図書館などで文献調査して回答書を作成した場合はAの料金を支払う。既質問情報に対する課金は、新質問情報のランクに応じた課金が設定されている。即ち、課金算出基準データベース51には、講義内容情報と回答情報で異なる課金が予め設定されて記憶され、既質問情報と新質問情報で異なる課金が予め設定されて記憶され、講義内容情報や回答情報をサーバ2から受講者の端末4a〜4cに送信する際、CPU43は適合する課金情報を読み出して受講者の端末4a〜4cに送信する。
【0077】
図12において、課金情報データベース52には、(a)図に示すように各質問情報に対する回答情報の接続料金が記憶されている。受講者別課金情報データベース53には、同(b)図に示すように各受講者名に関連付けて総ての質問に対する回答情報の接続料金が記憶されている。回答者別課金情報データベース54には、同(c)図に示すように各回答者に関連付けて総ての質問に対する回答情報の接続料金が記憶されている。
【0078】
次に課金手段を図13のフローチャートを参照して説明する。図1乃至図12と同一部分には同一符号を付与し、その詳細な説明は省略する。課金サーバ5は、サーバ2が受講者の端末4a〜4cに送信要求された受講講座情報及び回答情報を送信する際に、サーバ2からの接続料金算出依頼情報を受信する(F−11)。CPU43は、課金算出基準データベース51から図11に示す課金算出テーブルを読出し、要求された受講講座情報又は回答情報の接続料金を算出する(F−12)。CPU43は、算出された接続料金を受講講座情報又は回答情報の情報量に対する課金として要求元受講者の認証データに関連付けて課金情報データベース52に記憶する(F−13)。CPU43は、算出された接続料金を課金情報としてサーバ2に送信する(F−14)。
【0079】
受講講座情報又は回答情報の情報量に対する課金は、回答情報のみに課金してもよいし、受講講座情報及び回答情報に課金してもよい。
【0080】
人材ネットワーク用サーバ10は、図14に示すように母線60に入力手段61と、人材ネットワーク用中央制御装置(CPU)62と、記憶手段63と、表示装置64と、出力手段65と、記憶装置66とが接続されている。記憶装置66は、回答者専門分野別データベース71と、実施記録データベース72と、人材ネットワーク用質問情報・回答情報・課金情報のデータベース73などが設けられている。
【0081】
入力手段61は、図2に示す受講者の端末4a〜4cからサーバ2を介して送信される各電子教育ネットワーク14a〜14cにおいて新質問情報を受信し、この新質問情報は、CPU62の制御により信号処理される。CPU62は、記憶手段63に記憶されたプログラムによりサーバ2から新質問情報が送信されたときこの新質問情報を記憶し、この新質問情報が既質問情報として存在するか実施記録データベース72を検索し、有りのとき既回答情報をサーバ2に送信する。CPU62は、否のとき新質問情報として、この新質問情報に対する回答書を作成するのに適切な回答者を検索し、担当する回答者の端末6a〜6cに質問情報を送信し、回答者の端末6a〜6cからの回答情報を実施記録データベース72に記憶したのちサーバ2に送信する制御を実行する。表示装置64は、例えば液晶表示装置であり、質問した図2に示す受講者の端末4a〜4cからサーバ2を介して入力手段61に入力される新質問情報と、出力手段65から送信する回答情報と、担当する回答者の端末6a〜6cから送信された回答情報などをリアルタイムで表示する。
【0082】
出力手段65は、回答情報をサーバ2に送信する。即ち、CPU62は、質問情報を受信したとき回答者専門分野別データベース71から当該質問情報を担当する回答者を検索して読出し、出力手段65から図2に示す通信ネットワーク8を介して回答者専門分野別データベース71から検索された担当する回答者の端末6a〜6cに送信する。
【0083】
回答者専門分野別データベース71には、図3に示されているサーバ2の回答者専門分野別データベース34と同様に、各担当者の過去の経歴からの専門分野と、過去に作成された回答書などが記憶されている。回答者は、講義内容の各技術アイテム毎に講師としての専門知識と経験などを有する識者であり、各分野の専門家が複数人で構成され、常に質問事項の依頼を待機している。
【0084】
回答者専門分野別データベース71には、各専門分野毎に回答者名が関連付けて回答者検索情報として記憶されている。回答者の専門分野は、例えば講義内容情報に関連して回答する担当が分類される。即ち、回答者専門分野別データベース71には、電話番号、メールアドレスなど各回答者の端末のアドレス、回答者名、専門分野、教育講座番号、質問情報整理番号、回答情報整理番号などが関連付けて記憶されている。
【0085】
担当する回答者を決定する手段は、全教育講座のテキストにおいて、細分化された各カリキュラム(項目)に回答を担当する専任回答者を予め定めておき、受講者が質問する際、図2に示す受講者の端末4a〜4cから質問内容と同時に質問の出所である上記カリキュラム名も指定することにより自動的に回答者が決定される。テキストの各カリキュラムと回答者の関係は、テキストの各カリキュラムと回答者名に夫々コンピュータ論理演算用整理番号を付与し、関連付けて回答者専門分野別データベース71に記憶される。質問に際し上記カリキュラムを指定することにより回答者が自動的に決定される。各カリキュラムに割り当てられた回答者が、複数人いる場合、質問者が過去の回答実績から選ぶことができる。過去の回答実績とは、回答書の内容が理解し易いとか、専門的であるとか、具体的説明であるとかなどである。
【0086】
このようにテキストの各カリキュラムに担当する回答者名を回答者専門分野別データベース71に予め記憶しておくことは、教育用講義内容情報を受講することにより発生する質問が、教育に使用されたテキストから発生するため回答者の決定に有効である。回答者の検索は、回答者専門分野別データベース71の「専門分野」の欄に各教育講座のテキストの各カリキュラムを割り当てることにより、質問する受講者が希望する回答者を指名することも可能となる。
【0087】
さらに、回答者専門分野別データベース71には、各回答者の質問情報に対する回答情報の履歴情報も記憶されている。即ち、回答者専門分野別データベース71は、過去の回答履歴からも担当する回答者名を決定することもできるようになっている。CPU62は、一つの質問に対して複数人の回答者に回答書作成依頼することもある。各回答者からの回答書の受領は、質問者が選択することもできる。受領された回答書は、実施記録データベース72に記憶される。質問者は、受領された回答書数の多い回答者を選択することもできる。
【0088】
実施記録データベース72には、複数個所の電子教育ネットワーク14a〜14cからの多数の質問に対して回答者が作成した回答書の実施記録が記憶されている。実施記録データベース72は、各回答者の実施記録であり、さらに前後して同一質問があったとき、前の回答情報が読み出されて質問者である受講者の端末4a〜4cに直ちに回答されることを目的としたファイルである。特に電子教育システム1において、図2に示すように1カ所の人材ネットワーク7が多数の電子教育ネットワーク14a〜14cと接続され、人材ネットワーク7に集中して依頼を受けたとき、質問の事例が増加し、質問に対する回答の高速化効果は、より多数の受講者に発生する。
【0089】
同様に、人材ネットワーク用質問情報・回答情報・課金情報のデータベース73には、複数個所の電子教育ネットワーク14a〜14cにおける質問情報と回答情報、課金情報などの回答者の実施記録が記憶されている。人材ネットワーク用質問情報・回答情報・課金情報のデータベース73には、回答者に関連付けて質問情報とその回答情報が記憶されている。即ち、質問情報・回答情報・課金情報のデータベース73には、質問する受講者の端末4a〜4cのアドレス情報と、質問者名情報と、質問年月日情報と、受講者の所属情報と、受講講座整理番号情報と、質問情報整理番号情報と、回答情報整理番号情報と、課金情報整理番号情報などが関連付けて記憶されている。
【0090】
上記受講者の端末4a〜4cのアドレスは、質問した受講者の端末4a〜4cのIPアドレスやメールアドレスなどの認証データである。受講講座整理番号情報は、質問が発生した受講講座に割り付けられた整理番号であり、例えば受講講座用テキストの各カリキュラムに予め整理番号を割り付けることができる。質問情報整理番号情報は、質問の回答依頼を受けたとき質問の内容に応じて割り付けられた整理番号であり、このファイル内に質問情報が記憶されている。回答情報整理番号情報は、回答者が作成した回答情報、又は前に同一内容の質問を受けたときの回答情報などに割り付けられた整理番号であり、このファイル内に回答情報が記憶されている。
【0091】
受講講座整理番号情報、質問情報整理番号情報、回答情報整理番号情報は、各教育講座の講義内容情報において発生した質問内容とその回答内容である。従って、既質問情報は、サーバ2における既質問情報の蓄積とサーバ10における既質問情報の蓄積とでは、質問情報の蓄積量が大きく異なり、多数の電子教育ネットワーク14a〜14cを取り扱う人材ネットワーク7と交信することが質問情報に対する回答情報を得るための経費が安価であり、高速に回答を得ることができる。また、教育例えば環境教育のような場合、通信ネットワーク11を例えばインターネットにし、人材ネットワーク7は、一企業に限らず多数の企業の多数の事業所を担当することによりさらに、経費が安価であり、高速に回答を得ることができる。即ち、質問した受講者は、安価な回答情報を入手するのにサーバ2と10のデータベース33、73から得ることができる。サーバ2とサーバ10に実施記録データベース32と72を設けているのは、サーバ10に集中して検索されたとき、既回答情報の検索待ち時間が長くなるのを避けるためである。
【0092】
次に、電子教育の受講プロセスを図15のフローチャートを参照して説明する。図1乃至図14と同一部分には同一符号を付与して説明し、その詳細な説明は重複するので省略する。受講者の端末4a〜4cは、表示装置に表示されたログインボタンがクリックされることによりログイン画面例えば図9(a)に示す認証データ入力画面が選択されて表示面に表示されてスタートし(F−21)、受講者認証手続きを行う。受講者の端末4a〜4cは、予め受講対象者に割り当てられ登録されているIPアドレス(ユーザID)、パスワード、従業員番号などからなる認証データをサーバ2に送信する(F−22)。これらは、数字と英字で7桁以上より望ましくは12桁以上で構成することにより多数の受講者の認証に有効である。
【0093】
サーバ2のCPU23は、予め受講対象者として認証データファイル30に登録される認証データと、送信された認証データと比較照合し(F−23)、一致すれば受講者として認証し受講許可情報を当該受講者の端末4a〜4cに返信して、表示装置にその旨表示する。受講者の端末4a〜4cは、受講開始ボタンをクリックすることにより受講開始情報をサーバ2に送信する(F−24)。他方、不一致であれば、当該受講者の端末4a〜4cの操作者は、受講者として認証されず受講することができない旨表示装置に表示される(F−25)。
【0094】
受講者の端末4a〜4cは、希望する受講講座名又はカリキュラム、受講年月日、受講者名情報などが入力された図9(b)に示す受講講座名入力画面情報をサーバ2に送信する。サーバ2のCPU23は、各種教育講座データベース31に保存されている講座名又はカリキュラムと、送信された受講講座名又はカリキュラムと比較照合し、一致した講座情報又はカリキュラムを読出し、当該受講者の端末4a〜4cに送信する(F−26)。受講者の端末4a〜4cには、受講者の送信要求により送信された講座情報又はカリキュラムが表示され、受講者による受講が行われる(F−27)。受講者の端末4a〜4cには、この講座情報の疑問点、不明点、理解できない内容などの質問情報が入力され(F−28)、受講者の端末4a〜4cを操作して質問内容を作成し、質問情報をサーバ2に送信する(F−29)。
【0095】
サーバ2のCPU23は、質問情報・回答情報・課金情報のデータベース33に記憶されている質問情報と比較照合し(F−30)、一致していれば既質問情報と判定し、該当する既回答情報を読出す(F−31)。CPU23は、既回答情報を課金サーバ5に送信し、課金算出基準データベース51から読み出された算出基準により、予め定められた受講講座又は受講カリキュラムの接続料金と回答情報に対する接続料金を計算する。受講講座又はカリキュラムを複数受講契約し質問が複数回ある場合は、CPU23が認証データを基準としてこれらの契約数及び接続数を加算して課金情報としてサーバ2に送信する。即ち、CPU23は、課金サーバ5の図10に示めす課金算出基準データベース51に記憶されている算出基準と比較照合し(F−32)、既質問情報の該当する質問区分から接続料金(課金情報)を算出し、この課金情報と既回答情報を受講者の端末4a〜4cに送信する(F−33)。
【0096】
他方、比較照合工程F−30において、不一致であったときCPU23は、新質問情報と判定し(F−34)、この新質問情報を通信ネットワーク11を介してサーバ10に送信する。この新質問情報を受信したサーバ10のCPU62は、人材ネットワーク用質問情報・回答情報・課金情報のデータベース73に記憶されている質問情報と比較照合し(F−35)、一致する質問情報があったとき(F−36)、人材ネットワークでの既質問情報と判定し(F−37)、該当する既回答情報を読出し、サーバ2に送信する。サーバ2のCPU23は、課金サーバ5の課金算出基準データベース51から課金情報を算出し(F−38)、算出した課金情報と既回答情報を受講者の端末4a〜4cに送信する(F−39)。
【0097】
他方、比較照合工程(F−35)において、CPU62が不一致と判定すると(F−40)、CPU62は回答者専門分野別データベース71から該当する回答者を一人又は複数人選択し(F−41)、選択された回答者の端末6a〜6cに新質問情報を送信する(F−42)。新質問情報を受信した回答者は、新質問情報に対する回答書を過去の経験から得た知識により作成するケース、インターネットにより調査して回答するケース、図書館で調査して回答するケースなどにより作成する。(これら各ケースは、回答書作成の難易度が異なるためこの難易度に応じた異なる接続料金が課金される。)
CPU62は、担当した回答者の回答者の端末6a〜6cから新質問情報に対する回答情報をサーバ10、2に送信する(F−43)。サーバ2のCPU23は、課金サーバ5に回答情報を送信し、図11に示す課金算出基準データベース51から質問区分を選択して接続料金を算出して課金し(F−44)、この課金情報を記憶装置47のデータベース52〜54に記憶し(F−45)、その後、質問者である受講者の端末4a〜4cに送信する(F−46)。受講者の端末4a〜4cから受講再開情報をサーバ2に送信することにより、サーバ2のCPU23は、中断中の受講を再スタートする(F−47)。このようなプロセスを繰返して受講を終了する(F−48)。このような受講プロセスを実行することにより、講師による講義と同様な臨場感を得ることができる。
【0098】
このようにして受講者の端末4a〜4cから質問情報を送信して回答情報を受信したとき当該受講者の端末4a〜4cには、回答情報の作成難易度に応じて自動的に課金され、この課金は、既質問情報と新質問情報で異なる接続料金が課金される。回答者による新質問情報の課金は、回答情報入手の難易度に応じて異なる接続料金が課金される。
【0099】
上記実施形態において、個人や会社で受講する際など、有料の教育講座においては、予算の管理が重要である。このような予算管理法として、最大予算額を予め各受講者の端末4a〜4cから設定し、限度額又は限度額に近い接続料金になったとき、当該受講者に報知する手段を設置することができる。この限度額報知手段としては、受講者の端末4a〜4c表示面に赤色表示又は大きな文字で、「残額無し」の文字表示、又は音声表示、又は文字と音声の両方の手段によりアラーム表示することができる。この場合、受講者は、質問より受講を優先し、受講者の端末4a〜4cから受講予定の受講講座、カリキュラムなどについて予め設定しておくことにより、質問件数により予算管理することができる。
【0100】
アラーム表示は、受講終了期限を受講者の端末4a〜4cから入力しておくことにより、受講終了期限に近づいたとき受講者の端末4a〜4cに表示することができる。受講終了期限は、各受講講座毎、各カリキュラム毎に設定することもできる。
【0101】
上記電子教育システムにおいては、インターネットの利用に際して何ら制限されることがないので、環境教育受講者の自由なアクセスにより接続数を確認することができる接続数確認プログラムや、接続数を環境教育受講者の操作で追加合算することのできる接続数追加プログラム、又はインターネットにおける有料情報に対する料金を認証データにおける接続数から徴収をする情報提供料徴収プログラムなどのhttpサーバ上で動作するプログラム群を設けたり、最初に表示するURLを指定することのできるWWWブラウザーと組み合わせて特定のWWWページを表示するようにすることもできるので、インターネットを利用することによって自由に環境を設定することができる。
【0102】
上記実施形態では、受講中に質問事項が発生したとき、受講者が受講を中断して質問情報を送信し、回答情報を作成し、送信したのち受講を再開した例について説明したが、質問は受講終了後に実施してもよい。又は、受講中に質問事項が発生したとき、受講者が受講を中断して質問情報のみを送信したのち、回答情報の入手を待たずに、受講を再開するようにしてもよい。この場合、回答者は、時間をかけて具体的で懇切丁寧な回答書を作成することができる。
【0103】
さらに、電子教育システム1は、通信ネットワーク11をインターネットにより構成することにより、人材ネットワーク7に対して多数の個人や会社、学校、自治体、病院の医者などの団体からなる受講者が受講することができる。このように構成した電子教育システム1は、人材ネットワーク用サーバ10に多数の質問が集中されるため、多数の受講者がより安価に疑問を解決する回答情報を得ることができる。安価に回答情報が得られることは、気楽に質問ができることであり、受講講座の理解度を高める効果がある。
【0104】
さらに、上記実施形態では、サーバ2に独立して課金サーバ5を設けた例について説明したが、図16に示すようにサーバ2に課金手段を設けてもよい。図16には、図10の記憶装置47が設けられた構成になっている。図10と同一部分には、同一符号を附与し、その詳細な説明は重複するので省略する。
【0105】
さらに、上記実施形態では、一系統の人材ネットワーク7に対して複数系統の電子教育ネットワーク14a〜14bを接続した例について説明したが、図17に示すように電子教育ネットワーク14aと人材ネットワーク7を一系統にした通信ネットワーク3のみにし、サーバ2により人材ネットワークの管理も担当させるようにしてもよい。この実施形態は、比較的小規模のネットワーク例えば学校単位、工場単位、中小企業、病院など約3000人以下の受講者を対象とした電子教育システムにおいて有効である。図1乃至図15と同一部分には図16に同一符号を付与し、その詳細な説明は重複するので省略する。
【0106】
この実施形態は、サーバ2により受講者の受講管理や質問情報管理、回答者の回答担当者管理や回答者の回答情報管理などを行い、課金サーバ5により各受講者の受講講座の受講接続料金管理、質問に対する回答情報の接続料金管理を行うもので、システムをコンパクト化したものである。
【0107】
この実施形態は、受講に際し、受講者が予め登録された認証データを受講者の端末4a〜4cから入力することにより受講の可否を確認したのち、受講を開始し、受講講座情報及び質問して回答情報を受信したとき、課金サーバ5から接続料金が課金されるシステムである。即ち、受講可の応答があったとき、希望する1又は複数の受講講座名を受講者の端末4a〜4cから入力することにより、サーバ2から要求された受講講座の講義内容情報を受講者の端末4a〜4cに送信する。課金サーバ5は、各講座情報を送信する毎に接続数を更新して課金し、受講者から入力された契約数になったとき更新を停止し、課金情報を受講者の端末4a〜4cに送信する。複数の講座の受講は、受講者の希望に応じて連続受講、断続受講のケースがあり、何れのケースも課金サーバ5は、認証データに基づき接続数を収集して課金する。
【0108】
さらに、受講することにより、講義内容情報に疑問が発生すると受講者の端末4a〜4cは、質問情報をサーバ2に送信し、サーバ2は当該質問情報の回答者として適切な1又は複数人の回答者を検索して選定し、質問情報を選定された回答者の端末6a〜6cに送信する。回答者の端末6a〜6cは、質問情報に対する回答情報をサーバ2に送信し、サーバ2は認証データ、質問情報に関連つけて回答情報を記憶すると、同時に課金サーバ5に送信する。課金サーバ5は、図10に示す課金算出基準データベース51により接続料金を算出して課金し、この課金情報を添付して受講者の端末4a〜4cに回答情報を送信する。
【0109】
上記連続受講とは、例えば一つの教育講座について全てのカリキュラムが終了するまで受講することであり、断続受講とは例えば仕事の合間に1カリキュラムづつ受講するとか、2カリキュラムづつ受講するとか都合のつくときに受講する受講形態である。
【0110】
上記実施形態では、受講者からの質問情報を一人又は複数人の回答者に送信して回答を求める例について説明したが、待機中の複数人の回答者から回答書を受信した場合、質問者は受講者の端末4a〜4cの画面上で理解し易い希望する回答書のみを選択して受領することができる。受講者は、複数の回答書を受領してもよいが、接続数に応じて課金される場合があり高価となる。質問者に回答書が受領された回答者には、課金情報に相当する売上高が計上され、この売上高情報を回答者の評価情報として利用することもできる。
【0111】
上記実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。受講者は、受講中に疑問が発生し質問情報を送信したとき、回答者による回答を受けることができ、これらの回答情報及び受講した教育講座に対し適正な接続料金で使用することができる。特に、不特定多数の受講者が受講する講座を受講している受講者は、質問したときの回答情報を安価に得ることができるので、疑問のままにせず、理解するまで質問することができ、講座内容を明確に理解することができる。
【0112】
さらに、受講者は、受講する際行われていた業者との契約手続きや使用料及び加入権の支払いといった手間などの煩わしい手続きをすることなく、電子教育システムを受講することができる。
【0113】
【発明の効果】
この発明によれば、受講中に発生した疑問、質問に対し回答者による回答を受けることができ、これらの回答情報及び教育用講義内容情報に対し適正に課金することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子教育システムの実施形態を説明するためのフローチャート。
【図2】図1の電子教育システムの具体的構成を説明するためのシステム構成図。
【図3】図2の電子教育ネットワーク用サーバの実施例を説明するためのシステム構成図。
【図4】図3の認証データファイルに記憶された認証データの例を具体的に説明するための図。
【図5】図3の各種教育講座データベースに記憶された講座内容例を具体的に説明するための図。
【図6】図3の実施記録データベースに記憶される履歴情報の例を具体的に説明するための図。
【図7】図3の質問情報・回答情報データベースに記憶される質答情報の例を具体的に説明するための図。
【図8】図3の回答者専門分野別データベースに記憶される回答者情報の例を具体的に説明するための図。
【図9】図3の各種入力画面データベースに記憶される入力画面情報の例を具体的に説明するための図。
【図10】図2の課金サーバの実施例を説明するためのシステム構成図。
【図11】図10の課金算出基準データベースに記憶される課金情報の例を具体的に説明するための図。
【図12】図10の課金情報データベース、受講者別課金情報データベース、回答者別情報データベースに記憶される回答履歴情報の例を具体的に説明するための図。
【図13】図2の課金サーバによる課金の算出を説明するためのフローチャート。
【図14】図2の人材ネットワーク用サーバの実施例を説明するためのシステム構成図。
【図15】図2の電子教育システムによる電子教育の受講及び課金方法についての実施形態を説明するためのフローチャート。
【図16】図2の他の実施形態を説明するためのサーバのシステム構成図。
【図17】図2の他の実施形態を説明するためのシステム構成図。
【符号の説明】
1…電子教育システム、2…電子教育ネットワーク用サーバ、3…通信ネットワーク、4a〜4b…受講者の端末、5…課金サーバ、6a〜6b…回答者の端末、7…人材ネットワーク、8…通信ネットワーク、9…管理者用パソコン、10…人材ネットワーク用サーバ、11…通信ネットワーク、14a〜14b…電子教育ネットワーク、15…管理者用パソコン、21,41,60…母線、22,42,61…入力手段、23…電子教育システム用中央制御装置、25…表示装置、26,46,65…出力手段、27,47,63,66…記憶装置、30…認証データファイル、31…各種教育講座データベース、32…実施記録データベース、33…質問情報・回答情報データベース、34…回答者専門分野別データベース、35…各種入力画面データベース、45,64…表示装置、51…課金算出基準データベース、52…課金情報データベース、53…受講者別課金情報データベース、54…回答者別課金情報データベース、62…人材ネットワーク用中央制御装置、71…回答者専門分野別データベース、72…実施記録データベース、73…質問情報・回答情報・課金情報のデータベース。
Claims (9)
- 教育用講義内容情報の送信要求を受信する手段と
受信された教育用講義内容情報に応じて予め記憶された教育用講義内容情報を要求元に送信する教育用講義内容情報送信手段と、
前記教育用講義内容情報に対する質問情報を受信する手段と、
受信された前記質問情報に対する回答情報を質問情報の送信元へ送信する手段と、
前記回答情報又は前記教育用講義内容情報及び前記回答情報の情報量に対し課金を行う課金手段と
を具備してなることを特徴とする電子教育システム。 - 教育用講義内容情報を記憶する手段、
予め認証データが登録された受講者から送信要求された前記教育用講義内容情報を読出して送信する手段、
受講することにより生じた質問情報を受信する手段からなるサーバと、
このサーバに対して前記教育用講義内容情報を送信要求する手段、
この送信要求に対して前記サーバから送信された前記教育用講義内容情報を受信して表示する手段、
前記サーバから送信された前記質問情報に対する回答情報を受信する手段からなる受講者の端末と、
前記受講者の端末に送信された前記回答情報又は前記教育用講義内容情報及び前記回答情報に対して課金し受講者の前記認証データに関連付けて記憶する課金手段と
を具備してなることを特徴とする電子教育システム。 - 前記サーバは、前記受講者の端末から送信された前記質問情報を一又は複数の回答者の端末に送信し、各回答者の端末から送信され各回答者により作成された前記回答情報を前記質問情報に関連付けて記憶し、前記受講者の端末に送信することを特徴とする請求項2記載の電子教育システム。
- 前記サーバは、前記受講者の端末から送信された前記質問情報について既に記憶されている質問情報かどうかの有無を判別し、有りのとき既質問情報と判定して記憶されている既回答情報を前記受講者の端末に送信し、無しのとき新質問情報と判定して前記回答者の端末に送信し、この回答者の端末から回答者により作成された回答情報を前記受講者の端末に送信し、前記課金サーバは前記既回答情報と前記新質問情報に対する回答情報とで異なる課金にしたことを特徴とする請求項2又は3記載の電子教育システム。
- 前記課金手段は、前記講義内容情報のうち各講座、各カリキュラム、受講時間、接続数の少なくとも一つに対して課金し受講者の前記認証データに関連付けて記憶することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の電子教育システム。
- 前記課金手段は、前記受講者の端末から前記認証データに関する課金情報の送信要求を受信したとき要求された課金情報を読出し前記受講者の端末に送信することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の電子教育システム。
- 前記課金手段は、前記回答者の端末が前記質問情報を受信したときから回答者の端末から作成された回答情報を送信するまでの時間に課金することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の電子教育システム。
- 前記課金手段は、前記受講者の端末から前記認証データに関連する接続数情報の送信要求を受信したとき課金情報が記憶された課金情報データベースから当該認証データに関連する接続数情報を収集して読出し前記受講者の端末に送信することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の電子教育システム。
- 前記認証データは、組織名、受講者名、パスワード、ドメイン名などのうち少なくとも一つからなり、数字及び/又は英字及び/又は記号の7桁以上からなることを特徴とする請求項2乃至8のいずれか1項記載の電子教育システム。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015122078A (ja) * | 2013-12-20 | 2015-07-02 | バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー(ペキン) カンパニー リミテッド | 質問回答プラットフォームの質問配信方法及び質問配信システム |
JP2015215554A (ja) * | 2014-05-13 | 2015-12-03 | 原田 忠則 | 講義支援装置、並びに講義支援プログラム |
CN111369406A (zh) * | 2020-03-04 | 2020-07-03 | 广东石油化工学院 | 一种基于数据化的教育管理系统 |
-
2002
- 2002-12-12 JP JP2002360345A patent/JP2004192396A/ja active Pending
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