JP7356305B2 - グラスラン - Google Patents

グラスラン Download PDF

Info

Publication number
JP7356305B2
JP7356305B2 JP2019165940A JP2019165940A JP7356305B2 JP 7356305 B2 JP7356305 B2 JP 7356305B2 JP 2019165940 A JP2019165940 A JP 2019165940A JP 2019165940 A JP2019165940 A JP 2019165940A JP 7356305 B2 JP7356305 B2 JP 7356305B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lip
glass
door
door glass
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019165940A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021041850A (ja
Inventor
佳彦 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nishikawa Rubber Co Ltd filed Critical Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority to JP2019165940A priority Critical patent/JP7356305B2/ja
Priority to US17/010,120 priority patent/US11554651B2/en
Publication of JP2021041850A publication Critical patent/JP2021041850A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7356305B2 publication Critical patent/JP7356305B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/50Sealing arrangements characterised by means for prevention or reduction of noise, e.g. of rattling or vibration of windows
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/70Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens
    • B60J10/74Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides
    • B60J10/76Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides for window sashes; for glass run channels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
    • B60J5/0401Upper door structure
    • B60J5/0402Upper door structure window frame details, including sash guides and glass runs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

本発明は、車両のドアにおいて昇降するドアガラスを案内するグラスランに関する。
一般に、自動車の側部に設けられるサイドドアは、ドアフレーム(サッシュ部)により形成された開口(ウインドウ)を開閉するように昇降可能なドアガラス、及びサッシュ部とドアガラスとの間をシールするためのグラスランを備えている。具体的に、図5に示すように、自動車1には、フロントサイドドア2のサッシュ部3に対してフロントグラスラン100が取り付けられている。なお、リヤサイドドア4にも、図示はしないがフロントサイドドア2と同様にサッシュ部が設けられ、該サッシュ部に対してリヤグラスランが取り付けられている。グラスラン100は、ドアガラスの縁部を収容してドアガラス6の縁部とサッシュ部3との間をシールする。
このような従来のグラスラン100において、例えばドアガラス6の急な閉鎖時等においてグラスラン100に収容されたドアガラス6がグラスラン100の両側壁間でガタツキが生じ、その際にドアガラス6と、グラスラン100の側壁と、ドアガラス6を支持するためにグラスランに設けられたシールリップとが衝突することによって大きいガタツキ音が発生する問題が知られていた。
このため、グラスラン100に収容されたドアガラス6のガタツキを効果的に防止することが求められており、そのための構造の一例が特許文献1に提示されている。特許文献1に開示のグラスランの構造について図6及び図7を参照しながら説明する。図6及び図7は図5のA-A線における断面を示す図であり、特に図6はドアガラスのウインドウ開口時を示し、図7はドアガラスのウインドウ閉鎖時を示している。
図6及び図7に示すように、グラスラン100は上述のように、ドア2のアウタパネル3a、インナパネル3b及びリテーナ3cからなるサッシュ部3の内周部に取り付けられており、その断面が略コ字状の本体部101と、該本体部101の車外側及び車内側の両側壁102、103のそれぞれの先端から底壁104方向に延びてドアガラス6を挟むように摺接案内する車外側リップ105及び車内側リップ106とを備えている。さらに、グラスラン100は、本体部101の車内側側壁103から車内側リップ106と略平行に延び、車内側リップ106よりも短いサブリップ107を備えている。
このようなグラスラン100において、図6に示すドアガラス6の開口時からドアガラス6を閉鎖すると、図7に示すように車内側リップ106及び車外側リップ105がそれぞれ車内側側壁103及び車外側側壁102に向かって変形してドアガラス6を挟持する。このとき、車内側リップ106は、サブリップ107に当接して支持されることとなり、この状態においてドアガラス6が車内側に振れた場合、車内側リップ106は車内側側壁103に向かってさらに変形しようとするが(図7において破線で示す。)、サブリップ107によって車内側側壁103側から支持されているため、ドアガラス6の振れに対する車内側リップ106の反力が向上される。すなわち、車内側リップ106の変形量が低減され、ドアガラス6のガタツキを抑制でき、その結果、ドアガラス6のガタツキ音も抑制することができる。
特許第4873992号公報
しかしながら、特許文献1のグラスランでは、上述の通り、サブリップによって車内側リップが支持されるため、ドアガラスのガタツキ及びそれにより生じるガタツキ音をある程度は抑制できるものの、車内側リップの変形により、サブリップの特に基端側と車内側リップとが衝突する際に音が発生することとなる。すなわち、従来から発生していた上記ガタツキ音は抑制できるものの、他の原因により新たに他の音を発生させることとなる。また、上記の通り、サブリップにより車内側リップが支持されることによってドアガラスのガタツキをある程度は抑制できるものの、さらに効果的にガタツキを抑制できて、その結果ガタツキ音をより抑制できるようにすることが望まれている。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ドアガラスのガタツキを抑制して且つドアガラスのガタツキ音を有効に抑制できるようにすることにある。
前記の目的を達成するために、本発明では、グラスランにおいて、車内側側壁に突部を設けると共に車内側のシールリップを従来と逆方向に反らせた形状とした。
具体的に、本発明に係るグラスランは、車両のドアに設けられた枠体に沿って取付けられ、前記ドアのウインドウを開閉するドアガラスと前記枠体との間をシールするグラスランであって、車外側側壁、車内側側壁、及び前記車外側側壁と前記車内側側壁とを連結する底壁からなる本体部と、前記車外側側壁から前記底壁に向けて突設され、前記ドアガラスの車外側面に摺接する車外側リップと、 前記車内側側壁から前記底壁に向けて突設され、前記ドアガラスの車内側面に摺接する車内側リップとを備え、前記車内側リップは、基端部が前記底壁に向かって延び、先端部に向かうに従って車外側に向かうように湾曲しており、前記車内側側壁には、車外側に突出した突部が設けられており、前記突部は、前記ドアガラスにより前記車内側リップが車内側に押圧されて変形された際に、前記車内側リップに接触可能な位置に設けられていることを特徴とする。
本発明に係るグラスランによると、例えばドアガラスの急な閉鎖やドアの振動等によりドアガラスが車内外方向に振れた際に、車内側リップがドアガラスを支持しながら車内側に変形し、当該車内側リップがグラスランの車内側側壁の突部に接触して支持されるため、ドアガラスに対する車内側リップの反力を向上できる。特に、車内側リップは、他のリップに支持されるのではなく、グラスランの車内側側壁自体に設けられた突部に支持されるため、より強く支持されるのでドアガラスに対する車内側リップの反力をより向上できる。また、車内側リップを支持する他のリップとグラスランの車内側側壁との衝突により生じる音が発生しないため、ドアガラスのガタツキ音を小さくすることができる。さらに、本発明に係るグラスランでは、車内側リップが、その基端部が前記底壁に向かって延び、先端部に向かうに従って車外側に向かうように湾曲した形状であるため、従来のシールリップの形状よりも突部との距離を近くすることができるので、車内側リップと突部との接触により発生する音を低減することができる。
本発明に係るグラスランにおいて、車内側リップは、基端部と先端部との間に前記突部に最も近接した湾曲頂点を有することが好ましい。
このようにすると、ドアガラスにより車内側リップが車内側に押圧されて変形された際に、車内側リップがその湾曲頂点においてまず突部に接触することができる。このため、車内側リップの車内側への変形の支点は、まず基端部であり、その後、湾曲頂点が突部に接触すると湾曲頂点が支点となって変形するため、当該支点から、車外側に最も突出してドアガラスに接触する作用点としての先端部までの距離が車内側リップの変形途中で短くなり、変形に伴ってドアガラスに対する車内側リップの反力を増大することができる。これにより、ドアガラスのガタツキを抑制することができ、その結果、ドアガラスのガタツキ音を抑制することができる。
本発明に係るグラスランにおいて、前記車内側リップは、前記ドアガラスにより前記車内側リップが車内側に押圧されて変形された際に、前記湾曲頂点が前記突部に接触し、その後に前記湾曲頂点と前記先端部との間の部分が前記突部に接触するように構成されていることが好ましい。
このようにすると、上記のように、車内側リップの車内側への変形の支点が、基端部から湾曲頂点になった後に、さらに変形が進むと、湾曲頂点と先端部との間の部分が突部に接触するため、変形の支点が当該湾曲頂点と先端部との間の部分となる。このため、支点から作用点としての先端部までの距離が車内側リップの変形途中でさらに短くなり、変形に伴ってドアガラスに対する車内側リップの反力をさらに増大することができる。これにより、ドアガラスのガタツキをより抑制することができ、その結果、ドアガラスのガタツキ音をより抑制することができる。
本発明に係るグラスランによると、ドアガラスのガタツキを抑制することができると共に、ドアガラスのガタツキ音を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るグラスランを示す、図5のA-A線における断面図である。 (a)~(c)は本発明の一実施形態に係るグラスランの機能を説明するための断面図である。 (a)は実施例のグラスランを示す断面図であり、(b)は比較例のグラスランを示す断面図である。 実施例及び比較例のガタツキ音の測定結果を示すグラフである。 自動車の左側面を示す図である。 ドアガラスの開口時における従来の一形態のグラスランを示す、図5のA-A線における断面図である。 ドアガラスの閉鎖時における従来の一形態のグラスランを示す、図5のA-A線における断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用方法或いはその用途を制限することを意図するものではない。
本発明の一実施形態に係るグラスランについて、図1、図2及び図5を参照しながら説明する。
図5に示す自動車において、1は自動車、2は(フロントサイド)ドアであり、3は(フロントサイド)ドアのサッシュ部(枠体)であり、4は(リヤサイド)ドアであり、5はサッシュ部によって形成されたウインドウであり、6はウインドウを開閉するドアガラスである。サッシュ部3には、グラスラン10が設けられている。
図1は、図5のA-A線の断面を示し、特にドア2のサッシュ部3に取り付けられたグラスラン10の断面構造を示す図である。図1に示すように、グラスラン10は、サッシュ部3に設けられた凹部3Aに嵌合されて取り付けられる断面略コ字状の本体部11を含み、本体部11は、車外側側壁12、車内側側壁13、及び車外側側壁12と車内側側壁13とを連結する底壁14により構成されている。車外側側壁12には、その先端(底壁14から最も離れた端部)から底壁14に向かって延びる車外側リップ15が設けられており、一方、車内側側壁13には、その先端(底壁14から最も離れた端部)から底壁14に向かって延びて、先端部に向かうに従って車外側に向かって延びるように湾曲した車内側リップ16が設けられている。すなわち、車内側リップ16は、従来のシールリップとは反対側に湾曲した形状となっている。車外側リップ15及び車内側リップ16はドアガラス6を挟み込むように、ドアガラス6の車外側面及び車内側面にそれぞれ摺接されている。また、車内側側壁13には、車外側に突設された突部17が設けられている。突部17は、後に説明するように車内側リップ16の変形時に、車内側リップ16に接触できる位置に設けられている。なお、図1では、サッシュ部3として1枚の板材からなるロールサッシュを示しているが、当然にこれに限られず、2枚以上の板材からなるものが採用されていても構わない。
グラスラン10は弾性材からなり、特に直線部分は、例えばスチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)等の熱可塑性エラストマーや、各種ゴム等の弾性材からなり、押出成形等によって成形される。また、コーナー部分は、例えば上記と同様の材料で射出成形等の金型成形で成形される。なお、グラスラン10の成形方法や材料は上記方法及び材料に限られず、適宜、他の周知の方法及び材料を用いることができる。
次に、本実施形態に係るグラスラン10の車内側リップ16及び突部17の構造の詳細、並びにドアガラス6が振れた際の車内側リップ16の変形の態様について図2を参照しながら説明する。図2では、車内側リップ16の変形の態様を明確にするために、本実施形態におけるグラスラン10の車内側側壁13、車内側リップ16及び突部17とドアガラス6のみを図示して他を省略して図示する。
図2(a)に示すように、ドアガラス6が衝撃などを受けておらず通常の位置にある場合、車内側リップ16は、上述の通りその基端部16aは底壁14に向かい、先端部16bに向かうに従って、車外側(ドアガラス6側)に向かって延びるように湾曲した形状となっている。具体的に、車内側リップ16は、基端部16aと先端部16bとの間の中間部付近に湾曲頂点16cが位置するような形状で湾曲している。このとき、車内側リップ16は、車内側側壁13に設けられた突部17に接していない。
次に、ドアガラス6に衝撃等が加わってドアガラス6が車内側に振れると、まず図2(b)に示すように、ドアガラス6に車内側リップ16の先端部16bが車内側に押圧される。それにより、基端部16aを支点として基端部16aから先端部16bまでの車内側リップ16全体が車内側に向かって変形する。その結果、車内側リップ16が突部17に接触する。このとき、車内側リップ16の湾曲頂点16c付近が突部17に接触するように湾曲頂点16c及び突部17が配置されていることが好ましく、このために、図2(a)の状態の際に突部17が車内側リップ16のうち湾曲頂点16cと最も近くなるように配置されていることが好ましい。
ドアガラス6が車内側に振れた場合、図2(b)に示す状態からさらに車内側リップ16の先端部16bがドアガラス6に押圧され、車内側リップ16が変形して図2(c)に示す状態となる。具体的に、図2(c)に示すように、車内側リップ16は、突部17と接触した湾曲頂点16c付近の部分を支点として、当該部分から先端部16bまでがさらに車内側に向かって変形する。これにより、車内側リップ16の上記湾曲頂点16c付近の部分と先端部16bとの間も突部17に接触することとなる。このような車内側リップ16の変形時において、先端部16bは突部17に接触しなくてもよく、先端部16bが突部17に接触しないような位置に突部17が配置されてもよい。
車内側リップ16及び突部17を上記のような構成にすると、図2(a)~(c)に示すように、車内側リップ16が変形する際に変形の支点が順次変化する。すなわち、車内側リップ16が突部17に接触する前は、上述の通り基端部16aを支点として車内側リップ16全体が車内側に向かって変形し、車内側リップ16の湾曲頂点16c付近が突部17に接触した後は、当該湾曲頂点16c付近の接触部分が支点となって、当該部分から先端部16bまでが車内側に向かって変形する。そうすると、図2(c)に示すように、湾曲頂点16cと先端部16との間の部分も突部17に接触し、当該接触部分のうち最も先端部16bに近い部分16dが支点となり、当該部分16dから先端部16bがさらに車内側に変形することとなる。このように、車内側リップ16におけるドアガラス6に押圧される部分である作用点は先端部16bで変わらない一方、車内側リップ16の変形における支点は上記の通り、基端部16a、湾曲頂点16c、湾曲頂点16cと先端部16bとの間の部分16dと順次変化する。このように、車内側リップ16の変形と共に、支点から作用点までの距離が順次短くなるため、車内側リップ16の変形に要する力は大きくなり、すなわち、ドアガラス6の押圧に対する車内側リップ16の反力は、車内側リップ16が変形するに従って増大することとなる。従って、本実施形態の構成によると、ドアガラス6のガタツキを車内側リップ16の支持によって有効に抑制することができて、その結果、ドアガラス6のガタツキ音も有効に抑制できる。
さらに、本実施形態では、上述の通り、車内側リップ16がその基端部16aは底壁14に向かい、先端部16bに向かうに従って車外側(ドアガラス6側)に向かって延びるように湾曲した形状となっており、特に湾曲頂点16cと突部17との距離が近くなるように構成されているため、車内側リップ16と突部17との接触による音の発生を抑制することができる。従って、ドアガラス6のガタツキに起因する音の発生をより抑制することができる。
本実施形態では、フロントサイドドア2におけるグラスランを例として説明したが、当然にリヤサイドドア4等の他のドアガラス及びグラスランが設けられた部分においても本発明を採用することは可能である。
以下に、本発明に係るグラスランについて詳細に説明するための実施例を示す。本実施例では、上記本発明の特徴を有するグラスランと従来のグラスランとを用いて、それぞれの場合におけるドアガラスのガタツキにより発生するガタツキ音の大きさを比較した。以下にその方法及び結果を図3及び図4を参照しながら説明する。
図3(a)に示すように、サッシュ様の治具30の凹部30Aに実施例のグラスランを装着させた。実施例に係るグラスランは、上記本発明に係るグラスランと同様に、車内側リップ16がまず底壁14に向かって延びて、先端部に向かうに従って車外側に向かって延びるように湾曲した形状であって、車内側側壁13に突部17が設けられている。また、実施例のグラスランと同様に、図3(b)に示すように、比較例のグラスランをサッシュ様の治具30の凹部30Aに装着させた。比較例のグラスランは、実施例のグラスランと同様に、車外側側壁120、車内側側壁130及び底壁140からなる断面略コ字状の本体部110と、車外側側壁120に設けられた車外側リップ150と、車内側側壁130に設けられた車内側リップ160とを有する。但し、比較例のグラスランは、車内側リップ160の形状が従来のように、車外側に延びるに従って底壁140に向かう形状となっており、車内側側壁130に突部が設けられていない点で実施例のグラスランと異なっている。
これらの実施例及び比較例のグラスランに対して、図3(a)及び(b)に示すように、ドアガラスに見立てたガラス板60を車外側側壁に接触するように配置し、加振器を用いてガラス板60を車内外方向(板面に垂直な方向)に振動させた。なお、ガラス板の厚さは5.16mmであり、加振周波数は20Hzとし、振幅を3mmとした。また、ガラス板の上面の中央から20mmの箇所にマイクを設置し、ガラス板のガタツキによるガタツキ音を測定した。その測定結果として、1~4kHzのオーバオール値(OA値)の結果を図4に示す。
図4に示すように、比較例のグラスランではガラス板の振動により66dBの音が発生したが、実施例のグラスランでは、ガラス板の振動により53dBの音が発生した。すなわち、実施例のグラスランでは、比較例のグラスランと比較してガラス板の振動により発生する音を顕著に抑制することができた。この結果から、本発明に係るグラスランは、従来のグラスランよりもドアガラスのガタツキによるガタツキ音を抑制することが明確になった。
以上の通り、本発明に係るグラスランは、ドアガラスのガタツキを抑制してドアガラスのガタツキ音を有効に抑制できて極めて有用である。
1 自動車
2 フロントサイドドア
3 サッシュ部(枠体)
4 リヤサイドドア
5 ウインドウ
6 ドアガラス
10 グラスラン
11 本体部
12 車外側側壁
13 車内側側壁
14 底壁
15 車外側リップ
16 車内側リップ
16a 基端部
16b 先端部
16c 湾曲頂点
17 突部

Claims (2)

  1. 車両のドアに設けられた枠体に沿って取付けられ、前記ドアのウインドウを開閉するドアガラスと前記枠体との間をシールするグラスランであって、
    車外側側壁、車内側側壁、及び前記車外側側壁と前記車内側側壁とを連結する底壁からなる本体部と、
    前記車外側側壁から前記底壁に向けて突設され、前記ドアガラスの車外側面に摺接する車外側リップと、
    前記車内側側壁から前記底壁に向けて突設され、前記ドアガラスの車内側面に摺接する車内側リップとを備え
    記車内側側壁には、車外側に突出した突部が設けられており、
    前記車内側リップは、基端部が前記底壁に向かって延び、先端部に向かうに従って車外側に向かうように湾曲しており、前記基端部と前記先端部との間に前記突部に最も近接した湾曲頂点を有し、
    前記突部は、前記ドアガラスにより前記車内側リップが車内側に押圧されて変形された際に、前記車内側リップに接触可能な位置に設けられており、
    前記車内側リップは、前記ドアガラスにより前記車内側リップが車内側に押圧されて変形された際に、前記湾曲頂点が前記車内側リップにおける他の部分よりも先に前記突部に接触するように構成されていることを特徴とするグラスラン。
  2. 前記車内側リップは、前記ドアガラスにより前記車内側リップが車内側に押圧されて変形された際に、前記湾曲頂点が前記突部に接触し後に前記湾曲頂点と前記先端部との間の部分が前記突部に接触するように構成されていることを特徴とする請求項に記載のグラスラン。
JP2019165940A 2019-09-12 2019-09-12 グラスラン Active JP7356305B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019165940A JP7356305B2 (ja) 2019-09-12 2019-09-12 グラスラン
US17/010,120 US11554651B2 (en) 2019-09-12 2020-09-02 Glass run

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019165940A JP7356305B2 (ja) 2019-09-12 2019-09-12 グラスラン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021041850A JP2021041850A (ja) 2021-03-18
JP7356305B2 true JP7356305B2 (ja) 2023-10-04

Family

ID=74863675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019165940A Active JP7356305B2 (ja) 2019-09-12 2019-09-12 グラスラン

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11554651B2 (ja)
JP (1) JP7356305B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11590834B2 (en) * 2019-03-26 2023-02-28 Toyoda Gosei Co., Ltd. Glass run
US20220388382A1 (en) * 2021-06-08 2022-12-08 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Peel resistant vehicle window weather strip
US20230106306A1 (en) * 2021-10-01 2023-04-06 Toyoda Gosei Co., Ltd. Glass run

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005153694A (ja) 2003-11-26 2005-06-16 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用ガラスラン
JP2006335295A (ja) 2005-06-06 2006-12-14 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd 車両用グラスラン
JP2008024112A (ja) 2006-07-20 2008-02-07 Toyoda Gosei Co Ltd ガラスラン
JP2008162330A (ja) 2006-12-27 2008-07-17 Toyoda Gosei Co Ltd ガラスラン
JP2010173541A (ja) 2009-01-30 2010-08-12 Tokai Kogyo Co Ltd ガラスランチャンネル
JP2011011564A (ja) 2009-06-30 2011-01-20 Toyoda Gosei Co Ltd ガラスラン
US20120174491A1 (en) 2009-07-17 2012-07-12 Clark Patrick R Co-extruded u-channel with integrated glassrun
JP2017190120A (ja) 2016-04-12 2017-10-19 西川ゴム工業株式会社 車両用ドアのグラスラン

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6932957B2 (en) 2002-06-28 2005-08-23 Silicon Light Machines Corporation Method and apparatus for increasing bulk conductivity of a ferroelectric material
JP4236177B2 (ja) * 2004-02-04 2009-03-11 本田技研工業株式会社 ランチャンネル構造
EP1939333A4 (en) 2005-10-19 2009-11-11 Yamaju Ceramics Co Ltd FERROELECTRIC MONOCRYSTAL, ACOUSTIC SURFACE FILTER USING THE SAME, AND METHOD FOR PRODUCING THE FILTER
JP4873992B2 (ja) 2006-05-19 2012-02-08 鬼怒川ゴム工業株式会社 車両用グラスラン
US9694660B2 (en) * 2015-06-03 2017-07-04 Nishikawa Rubber Co., Ltd. Glass run
JP6614934B2 (ja) * 2015-11-12 2019-12-04 西川ゴム工業株式会社 自動車用ガラスラン
US10569629B2 (en) * 2016-04-12 2020-02-25 Nishikawa Rubber Co., Ltd. Glass run for automobile door

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005153694A (ja) 2003-11-26 2005-06-16 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用ガラスラン
JP2006335295A (ja) 2005-06-06 2006-12-14 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd 車両用グラスラン
JP2008024112A (ja) 2006-07-20 2008-02-07 Toyoda Gosei Co Ltd ガラスラン
JP2008162330A (ja) 2006-12-27 2008-07-17 Toyoda Gosei Co Ltd ガラスラン
JP2010173541A (ja) 2009-01-30 2010-08-12 Tokai Kogyo Co Ltd ガラスランチャンネル
JP2011011564A (ja) 2009-06-30 2011-01-20 Toyoda Gosei Co Ltd ガラスラン
US20120174491A1 (en) 2009-07-17 2012-07-12 Clark Patrick R Co-extruded u-channel with integrated glassrun
JP2017190120A (ja) 2016-04-12 2017-10-19 西川ゴム工業株式会社 車両用ドアのグラスラン

Also Published As

Publication number Publication date
US20210078390A1 (en) 2021-03-18
US11554651B2 (en) 2023-01-17
JP2021041850A (ja) 2021-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7356305B2 (ja) グラスラン
US9845000B2 (en) Glass run for motor vehicles
JP4873992B2 (ja) 車両用グラスラン
CN107284207B (zh) 车辆用的车门玻璃导槽
JP2018184118A (ja) 自動車ドア用グラスラン
US20020002796A1 (en) Door glass run
JP2018089991A (ja) 自動車ドア用グラスランの取付構造
US11780309B2 (en) Door weather strip
JP6795891B2 (ja) 車両用ドアのグラスラン
JPH11198661A (ja) グラスラン構造
JP7121537B2 (ja) グラスラン
JP7494741B2 (ja) 車両の遮音構造
JP7360604B2 (ja) ドアウェザストリップ
JP7327774B2 (ja) 自動車のドア構造
JP3329106B2 (ja) 自動車のドアシール部構造
JP4238703B2 (ja) ガラスラン
JP7506864B2 (ja) ガラスラン
JP7321107B2 (ja) 自動車用ドアのシール構造
JP7232601B2 (ja) 自動車用ドアのシール構造
JP7171377B2 (ja) ドアウェザーストリップ
JP7106380B2 (ja) ドアウェザーストリップ
JP2943871B2 (ja) 自動車用ドアウインドウパネルのシール構造
JP5023696B2 (ja) ウェザストリップ、ウェザストリップの取付構造
JP2021146937A (ja) 自動車用ドアのベルトラインシール構造
JP2021109511A (ja) 車両のシール構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230922

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7356305

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150