JP7355660B2 - 電磁リレー - Google Patents

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本開示は、電磁リレーに関する。
特許文献1(実開昭58-52726号公報)には、リレーが開示されている。特許文献1に記載のリレーは、可動接点と、固定接点とを有している。可動接点は、固定接点に対向配置されている。可動接点の固定接点側の面には、突起が形成されている。固定接点の可動接点側の面には、溝が形成されている。特許文献1のリレーにおいては、可動接点の突起と固定接点の溝とが互いに接触する。
実開昭58-52726号公報
特許文献1に記載のリレーにおいては、可動接点と固定接点との間の接触抵抗に改善の余地がある。
本開示は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。より具体的には、本開示は、可動接点と固定接点との間の接触抵抗を低減することが可能な電磁リレーを提供する。
本開示の一態様に係る電磁リレーは、コアと、コアに接続されているとともに、第1可動接点と、第2可動接点とを有する可動端子と、第1可動接点に対向配置されている第1固定接点と、第2可動接点に対向配置されている第2固定接点とを有する固定端子と、励磁コイルを備える。第1可動接点及び第1固定接点の一方には、第1回転曲面を含んでいる第1凸部が形成されている。第2可動接点及び第2固定接点の一方には、第2回転曲面を含んでいる第2凸部が形成されている。第1可動接点及び第1固定接点の他方には、第1凹部が形成されている。第2可動接点及び第2固定接点の他方には、第2凹部が形成されている。第1凹部及び第2凹部の少なくともいずれかは、互いに対向している一対の傾斜面を含んでいる。励磁コイルは、通電されることにより、第1凸部と第1凹部とが互いに接触するとともに、第2凸部と第2凹部とが互いに接触するようにコアを移動させる。
上記の電磁リレーにおいて、一対の傾斜面は、第1固定接点から第2固定接点へと向かう方向と交差する方向において互いに対向していてもよい。上記の電磁リレーにおいて、第1回転曲面は、部分球面であってもよい。
本開示の一態様に係る電磁リレーによると、可動接点と固定接点との間の接触抵抗を低減することができる。
実施形態に係る電磁リレーの平面図である。 図1のII-IIにおける断面図である。 図2のIIIにおける拡大図である。 図1のIV-IVにおける拡大断面図である。 可動端子5の図示を省略した実施形態に係る電磁リレーの平面図である。 可動端子5の図示を省略した実施形態の第1変形例に係る電磁リレーの平面図である。 可動端子5の図示を省略した実施形態の第2変形例に係る電磁リレーの平面図である。 可動接点51が固定接点71に接触した際の実施形態に係る電磁リレーの可動接点51及び固定接点71近傍における拡大断面図である。 可動接点51に水平方向に沿った位置ずれが生じた際の実施形態に係る電磁リレーの可動接点51及び固定接点71近傍における拡大断面図である。 可動接点51が固定接点71に対して傾いた際の実施形態に係る電磁リレーの可動接点51及び固定接点71近傍における拡大断面図である。
本開示の実施形態を、図面を参酌しながら説明する。以下の図面においては、同一又は相当する部分に同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さないものとする。
(実施形態に係る電磁リレーの構成)
以下に、実施形態に係る電磁リレーの構成を説明する。
図1は、実施形態に係る電磁リレーの平面図である。図2は、図1のII-IIにおける断面図である。図3は、図2のIIIにおける拡大図である。図4は、図1のIV-IVにおける拡大断面図である。図1~図4に示されるように、実施形態に係る電磁リレーは、ハウジング1と、励磁コイル2と、ベース3と、コア4と、可動端子5と、摺動ガイド6a及び摺動ガイド6bと、固定端子7と、ばね8と、磁石9とを有している。
ハウジング1は、底壁11と、上壁12と、側壁13とを有している。上壁12は、底壁11と間隔を空けて対向する位置に配置されている。側壁13は、底壁11及び上壁12に連なっている。底壁11、上壁12及び側壁13により、ハウジング1の内部空間が画されている。以下においては、底壁11と上壁12とが対向している方向を上下方向という。なお、上下方向に交差する方向を水平方向という。
励磁コイル2は、ハウジング1の内部に収納されている。励磁コイル2は、ハウジング1の内部において、底壁11側に位置している。励磁コイル2は、例えばソレノイドである。すなわち、励磁コイル2は、コイル軸周りの螺旋状に電線を巻き回すことにより形成されている。励磁コイル2のコイル軸は、上下方向に沿っている。図示されていないが、励磁コイル2は、外部電源により通電可能に構成されている。
励磁コイル2は、コイルケース21内に収納されている。コイルケース21は、下面21aと、上面21bとを有している。下面21aは、底壁11側を向く面である。上面21bは、下面21aの反対面である。コイルケース21には、挿入穴21cが形成されている。挿入穴21cは、上面21bから下面21aに向かって延びている。挿入穴21cは、平面視において(上面21bに直交する方向から見て)、励磁コイル2のコイル軸と重なる位置に形成されている。
ベース3は、励磁コイル2の上方に配置されている。ベース3は、下面3aと、上面3bとを有している。下面3a及び上面3bは、ベース3の主面である。下面3aは、励磁コイル2側に向く面である。上面3bは、下面3aの反対面である。ベース3は、側壁13に固定されることにより、ハウジング1の内部に支持されている。ベース3には、貫通穴3cが形成されている。貫通穴3cは、厚さ方向に沿って(下面3aから上面3bに向かう方向に沿って)ベース3を貫通している。
コア4は、上下方向に沿って(励磁コイル2のコイル軸の方向に沿って)延在している棒状の部材である。コア4は、例えば鉄芯である。コア4は、一方端4aと、他方端4bとを有している。一方端4a及び他方端4bは、コア4の延在方向における両端になっている。他方端4bは、一方端4aの反対側の端である。コア4は、フランジ部41を有している。フランジ部41は、コア4の外周面からコア4の径方向に沿って張り出すように形成されている。
コア4は、一方端4a側において、挿入穴21cに挿入されている。コア4は、他方端4b側において、貫通穴3cに挿通されている。すなわち、他方端4bは、ベース3よりも上方に位置している。フランジ部41は、上面21bと下面3aとの間に配置されている。
可動端子5は、下面5aと、上面5bとを有している。下面5a及び上面5bは、可動端子5の主面である。下面5aは、ベース3側を向く面である。上面5bは、下面5aの反対面である。可動端子5は、下面5aにおいてコア4の他方端4bに固定されている。可動端子5は、導電性の材料で形成されている。
可動端子5は、長手方向に平行な側面5c及び側面5dを有している。側面5cには突出部5caが形成されており、側面5dには突出部5daが形成されている。突出部5caは、側面5dから側面5cに向かう方向に沿って側面5cから突出しており、突出部5daは、側面5cから側面5dに向かう方向に沿って側面5dから突出している。
可動端子5は、可動接点51と、可動接点52とを有している。可動接点51及び可動接点52は、導電性の材料で形成されている。可動接点51及び可動接点52には、それぞれ、凸部51a及び凸部52aが形成されている。凸部51a及び凸部52aは、下方に向かって突出している。凸部51a及び凸部52aは、下面5a側に位置している。
凸部51aは第1回転曲面を含んでおり、凸部52aは第2回転曲面を含んでいる。ここで、「回転曲面」とは、曲線(母曲線)又は直線(母線)を、上下方向に沿う中心軸周りに回転させることで得られる曲面である。第1回転曲面及び第2回転曲面は、部分球面(球面の一部を構成する面)であることが好ましい。
摺動ガイド6a及び摺動ガイド6bは、平面視において(上面5bに直交する方向から見て)、可動端子5を挟み込むように配置されている。摺動ガイド6a及び摺動ガイド6bは、可動端子5の長手方向に交差する方向において可動端子5を挟み込んでいる。摺動ガイド6aには溝6aaが形成されており、摺動ガイド6bには溝6baが形成されている。溝6aa及び溝6baは、上下方向に沿って延在している。溝6aa及び溝6baには、突出部5ca及び突出部5daがそれぞれ挿入されている。これにより、可動端子5及びコア4の上下方向以外の方向への移動が規制される。
固定端子7は、ベース3の上面3b上に配置されている。固定端子7は、下面7aと、上面7bとを有している。下面7a及び上面7bは、固定端子7の主面である。下面7aは、ベース3側を向く面である。上面7bは、下面7aの反対面である。固定端子7は、導電性の材料で形成されている。
固定端子7は、固定接点71と、固定接点72とを有している。固定接点71及び固定接点72は、導電性の材料で形成されている。固定接点71及び固定接点72には、それぞれ、凹部71a及び凹部72aが形成されている。凹部71a及び凹部72aは、下方に向かって窪んでいる。凹部71a及び凹部72aは、上面7b側に位置している。固定接点71及び固定接点72は、それぞれ、可動接点51及び可動接点52に対向配置されている。
凹部71aは、第3回転曲面を含んでいる。第3回転曲面は、好ましくは、円錐面(円錐の側面をなす曲面)又は部分円錐面である。凹部71aは、凸部51aと対向する位置に配置されている。
凹部72aは、凸部52aと対向する位置に配置されている。凹部72aは、傾斜面72aaと、傾斜面72abとを有している。傾斜面72aa及び傾斜面72abは、平面により構成されている。傾斜面72aa及び傾斜面72abは、互いに対向している。傾斜面72aaと傾斜面72abとの間の間隔は、凹部72aの底に近づくにつれて小さくなっている。
図5は、可動端子5の図示を省略した実施形態に係る電磁リレーの平面図である。図5に示されるように、傾斜面72aa及び傾斜面72abは、第1方向DR1において互いに対向している。すなわち、凹部72aは、第1方向DR1に直交している方向に沿って延在している溝状の形状を有している。
固定接点71と固定接点72とを結んだ仮想直線に沿っている方向を、第2方向DR2とする。第1方向DR1は、第2方向DR2に直交している。このことを別の観点から言えば、凹部72aの延在方向は、第2方向DR2に平行な方向である。
ばね8は、フランジ部41と上面21bとの間に配置されている。ばね8は、例えばコア4の中心軸周りに巻き回されているコイルばねである。ばね8は、フランジ部41を上方に向かって付勢することにより、コア4を上方に向かって付勢している。
磁石9は、ベース3の上面3b上において、可動接点51及び固定接点71の近傍並びに可動接点52及び固定接点72の近傍に配置されている。磁石9から発せられる磁場により、可動接点51と固定接点71とが接触した際(可動接点52及び固定接点72とが接触した際)に発生するアークの消弧が行われる。
<第1変形例>
図6は、可動端子5の図示を省略した実施形態の第1変形例に係る電磁リレーの平面図である。図6に示されるように、第1方向DR1は、第2方向DR2と直交しておらず、第2方向DR2と平行になっていない。すなわち、第1方向DR1は、第2方向DR2と交差していればよい(凹部72aの延在方向が第2方向DR2に垂直になっていなければよい)。
<第2変形例>
図7は、可動端子5の図示を省略した実施形態の第2変形例に係る電磁リレーの平面図である。図7に示されるように、凹部71aは、第3方向DR3において互いに対向している傾斜面71aa及び傾斜面71abを有していてもよい。図示されていないが、傾斜面71aaと傾斜面71abとの間の間隔は、凹部71aの底に近づくにつれて小さくなっている。第3方向DR3は、第2方向DR2に交差している。傾斜面71aa及び傾斜面71abは、平面により構成されている。
<第3変形例>
上記の例においては、可動接点51に凸部51aが形成され、可動接点52に凸部52aが形成され、固定接点71に凹部71aが形成され、固定接点72に凹部72aが形成されるものとして説明を行った。しかしながら、可動接点51に凹部71aが形成され、可動接点52に凹部72aが形成され、固定接点71に凸部51aが形成され、固定接点72に凸部52aが形成されてもよい。
すなわち、可動接点51及び固定接点71の一方に凸部51aが形成されているとともに、可動接点51及び固定接点71の他方に凹部71aが形成されていればよく、可動接点52及び固定接点72の一方に凸部52aが形成されているとともに、可動接点52及び固定接点72の他方に凹部72aが形成されていればよい。
(実施形態に係る電磁リレーの動作)
以下に、実施形態に係る電磁リレーの動作を説明する。
励磁コイル2に対する通電が行われていない状態においては、ばね8によりコア4が上方に向かって付勢されているため、可動接点51(凸部51a)と固定接点71(凹部71a)とが互いに離間されており、可動接点52(凸部52a)と固定接点72(凹部72a)とが互いに離間されている。
コア4が挿入穴21cに深く挿入されるほど(コア4が下方に移動するほど)通電された際に励磁コイル2から発せられる磁界は強くなる。そのため、励磁コイル2に対する通電が行われることにより、コア4には、コア4を下方に押し下げる力が作用する。その結果、可動接点51(凸部51a)と固定接点71(凹部71a)とが互いに接触するとともに、可動接点52(凸部52a)と固定接点72(凹部72a)とが互いに接触し、可動端子5と固定端子7との間の通電が行われる。
励磁コイル2への通電が停止されると、励磁コイル2がコア4を下方に押し下げる力が作用しなくなる。その結果、ばね8がコア4を上方へと付勢する力により、可動接点51(凸部51a)と固定接点71(凹部71a)とが互いに離間するとともに、可動接点52(凸部52a)と固定接点72(凹部72a)とが互いに離間する。このような動作が繰り返されることにより、実施形態に係る電磁リレーが動作する。
(実施形態に係る電磁リレーの効果)
以下に、実施形態に係る電磁リレーの効果を説明する。
図8は、可動接点51が固定接点71に接触した際の実施形態に係る電磁リレーの可動接点51及び固定接点71近傍における拡大断面図である。図8に示されるように、実施形態に係る電磁リレーにおいては、凸部51a及び凹部71aが回転曲面を含んでいるため、凸部51a及び凹部71aの接触は円周状の線接触になる。このように、実施形態に係る電磁リレーによると、可動接点51と固定接点71との間の接触抵抗を低減することができる。
図9は、可動接点51に水平方向に沿った位置ずれが生じた際の実施形態に係る電磁リレーの可動接点51及び固定接点71近傍における拡大断面図である。図9に示されるように、実施形態に係る電磁リレーにおいては、凸部51aと凹部71aとが噛み合わさることで、可動接点51と固定接点71との間に水平方向における位置ずれが生じても、その位置ずれを補正することが可能である。
可動接点52が可動接点51と同様の構造を有しているとともに、固定接点72が固定接点71と同様の構造を有している場合、可動接点51と可動接点52との間の接点間距離及び固定接点71と固定接点72との間の接点間距離のいずれかに誤差が生じれば、可動接点51と固定接点71との接触及び可動接点52と固定接点72との接触のいずれかにおいて、位置ずれが補正できなくなる。その結果、可動接点51と固定接点71との接触及び可動接点52と固定接点72との接触のいずれかが1点接触になり、接触抵抗が増加する。
他方で、実施形態に係る電磁リレーにおいては、凹部72aが、傾斜面72aa及び傾斜面72abを有している。そのため、可動接点51と可動接点52との間の接点間距離及び固定接点71と固定接点72との間の接点間距離のいずれかに誤差が生じており、かつ、可動接点51と固定接点71との接触において位置ずれの補正が行われる場合でも、可動接点52が傾斜面72aa及び傾斜面72abと接触している状態を保ったまま凹部72aの延在方向に沿って移動することにより、可動接点52と固定接点72との接触において2点接触を確保することができる。
Holmの理論式によると、接触抵抗は、接触面積の1/2乗に比例する。可動接点51と固定接点71とが円周状に線接触している際には可動接点51と固定接点71とが少なくとも3点以上で接触していると見做せるため、可動接点51と固定接点71との間の接触抵抗は、1点接触の際の接触抵抗の0.58倍以下になる。
上記のとおり、可動接点52が可動接点51と同様の構造を有しているとともに、固定接点72が固定接点71と同様の構造を有している場合、可動接点51と可動接点52との間の距離及び固定接点71と固定接点72との間の距離のいずれかに誤差が生じれば、可動接点52と固定接点72との接触は1点接触になる。その結果、電磁リレー全体での接触抵抗は、各々の接触が1点接触となった場合の1.58倍となる。
他方で、実施形態に係る電磁リレーでは、可動接点51と固定接点71との接触において位置ずれの補正が行われても可動接点52と固定接点72との接触において2点接触を確保することができるため、電磁リレー全体での接触抵抗は、各々の接触が1点接触となった場合の1.29倍(0.58倍+0.71倍)となる。このように、実施形態に係る電磁リレーによると、接点間距離に誤差が生じる場合であっても、接触抵抗を低減することができる。
実施形態に係る電磁リレーにおいては、凸部51a及び凸部52aが回転曲面を有しているため、第1方向DR1と第2方向DR2との関係に拠らず、接点間距離の誤差を補正しつつ、可動接点52と固定接点72との間の2点接触を確保できる。
第1方向DR1と第2方向DR2とが平行である場合、可動接点51と可動接点52との間の距離が固定接点71と固定接点72との間の距離よりも短くなった際に、接点間距離の誤差を補正することができなくなる。しかしながら、第1方向DR1と第2方向DR2とが交差している場合、可動接点51と可動接点52との間の距離が固定接点71と固定接点72との間の距離よりも短くても、接点間距離の誤差を補正しつつ、可動接点52と固定接点72との間の2点接触を確保できる。
なお、凹部71aが傾斜面71aa及び傾斜面71abを有している場合、接点間距離の誤差が生じても、可動接点51と固定接点71との接触及び可動接点52と固定接点72との接触の双方において、2点接触を確保できる。その結果、電磁リレー全体での接触抵抗は各々の接触が1点接触となった場合の1.42倍(0.71倍+0.71倍)となるため、凹部71aが傾斜面71aa及び傾斜面71abを有していても、接点間距離に誤差が生じる場合に接触抵抗を低減することができる。
図10は、可動接点51が固定接点71に対して傾いた際の実施形態に係る電磁リレーの可動接点51及び固定接点71近傍における拡大断面図である。図10に示されるように、実施形態に係る電磁リレーにおいて、第1回転曲面が部分球面である場合、可動接点51が固定接点71に対して傾いているか否かに関わらず、線接触している部分の径が一定となるため、可動接点51と固定接点71との間の接触抵抗を安定化する。
以上のように本開示の実施形態について説明を行ったが、上述の実施形態を様々に変形することも可能である。また、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むことが意図される。
1 ハウジング、11 底壁、12 上壁、13 側壁、2 励磁コイル、21 コイルケース、21a 下面、21b 上面、21c 挿入穴、3 ベース、3a 下面、3b 上面、3c 貫通穴、4 コア、4a 端、4b 他方端、41 フランジ部、5 可動端子、5a 下面、5b 上面、5c,5d 側面、5ca,5da 突出部、51,52 可動接点、51a,52a 凸部、6a,6b 摺動ガイド、6aa,6ba 溝、7 固定端子、7a 下面、7b 上面、71 固定接点、71a 凹部、71aa,71ab 傾斜面、72 固定接点、72a 凹部、72aa,72ab 傾斜面、8 ばね、9 磁石、DR1 第1方向、DR2 第2方向、DR3 第3方向。

Claims (3)

  1. コアと、
    前記コアに接続されているとともに、第1可動接点と、第2可動接点とを有する可動端子と、
    前記第1可動接点に対向配置されている第1固定接点と、前記第2可動接点に対向配置されている第2固定接点とを有する固定端子と、
    励磁コイルを備え、
    前記第1可動接点及び前記第1固定接点の一方には、第1回転曲面を含んでいる第1凸部が形成されており、
    前記第2可動接点及び前記第2固定接点の一方には、第2回転曲面を含んでいる第2凸部が形成されており、
    前記第1可動接点及び前記第1固定接点の他方には、第1凹部が形成されており、
    前記第2可動接点及び前記第2固定接点の他方には、第2凹部が形成されており、
    前記第1凹部及び前記第2凹部の少なくともいずれかは、互いに対向している一対の傾斜面を含んでおり、
    前記一対の傾斜面は、平面で構成されており、
    前記励磁コイルは、通電されることにより、前記第1凸部と前記第1凹部とが互いに接触するとともに、前記第2凸部と前記第2凹部とが互いに接触するように前記コアを移動させる、電磁リレー。
  2. 前記一対の傾斜面は、前記第1固定接点から前記第2固定接点へと向かう方向と交差する方向において互いに対向している、請求項1に記載の電磁リレー。
  3. 前記第1回転曲面は、部分球面である、請求項1又は請求項2に記載の電磁リレー。
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