JP4789076B2 - コイル部品 - Google Patents

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本発明はコイル部品に関する。
従来より、ドラムタイプコア上に板状コアが載置されて構成されたコイル部品が、コモンモードフィルタとして用いられている。ドラムタイプコアは、巻芯部とその両端に設けられた鍔部とから構成されたコアと、コアのそれぞれの鍔部に設けられた電極と、巻芯部に巻回されて両端部がそれぞれ電極に継線された導線とを有して構成されている。また、板状コアは長方形状をなし、ドラムタイプコア上に載置されたときに、ドラムタイプコアに対して位置決めするための位置決め部が設けられている。
例えば下記の特許文献1に記載のコイル部品の板状コアの長手方向の両端には、凸部がそれぞれ設けられている。ドラムタイプコアの一対の鍔部の反巻芯部側の端面には、それぞれ一対の電極が設けられており、一対の電極は、鍔部の板状コアが載置される面から突出している。突出する一対の電極間に板状コアの凸部がそれぞれ係合することでドラムタイプコアに対する板状コアの位置決めが行われる。また、下記の特許文献1の他の実施例に記載されたコイル部品のドラムタイプコアの一対の鍔部の板状コア側の面には凹部が形成されている。板状コアの凸部が凹部にそれぞれ係合して板状コアが鍔部間に嵌め込まれることで、ドラムタイプコアに対する板状コアの位置決めが行われる。このような構成により、コイル部品において位置決めの精度をある程度高めることは可能であった。
特開2005−93564号公報
しかしながら、このように板状コアの両端に凸部が設けられる構造では、長期間の使用に耐えうるだけの十分な強度を確保することは難しく、構造的に弱かった。また、巻芯部側から電極へ導線を引出す際に、ドラムタイプコアと鍔部とが当接する面からの導線の引出しは難しく、導線が損傷してしまう可能性があった。また、板状コアがドラムタイプコアの鍔部間に嵌め込まれる構造では、板状コア及びドラムタイプコアに高い寸法精度が要求されるが、このような高い寸法精度の管理は困難であった。
そこで、本発明は十分な強度及び高い位置決め寸法精度を確保するとともに、導線の損傷が生じにくいコイル部品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、巻芯部と、該巻芯部の軸方向の両端に設けられた鍔部とを有するドラムタイプコアと、該鍔部に設けられた金属端子と、該巻芯部に巻回され、該金属端子に端部が継線される導線と、該鍔部に跨って設けられ、該軸方向に沿った長さと、該長さの方向に直交する方向の幅を備えた板状コアと、を備え、それぞれの該鍔部は、該板状コアを着座させるために該幅の方向に延びる頂面と、該板状コアの該軸方向の移動を阻止するために該一対の鍔部の対向する面側に位置する第一規制面と、該板状コアの該幅方向の移動を阻止する第二規制面とを備え、該板状コアは該巻芯部の軸方向に延びる一対をなす第一辺と第二辺、及び該幅方向に延びる一対をなす第三辺と第四辺からなり四つの角部を有する略方形状の形状をなすとともに、該第一辺と第二辺に沿って延びドラムタイプコア側に突出し該第一規制面間に配置される第一凸部と、該角部又はその近傍に設けられ該鍔部側に突出し該第二規制面と対向する第二凸部と、該第三辺及び第四辺から該ドラムタイプコア側に突出する第三凸部とを備え、該板状コアの幅は該鍔部の幅以下であり、該板状コアの長さは該巻芯部の軸方向における該鍔部の外端面間の距離以下であり、該第三凸部の突出端面は該頂面に着座し該頂面に接着固定されて該板状コアは該継線部を覆い、該第二凸部と該第二規制面との間には隙間が形成されているコイル部品を提供している。
それぞれの鍔部は、板状コアを着座させるために幅の方向に延びる頂面と、板状コアの軸方向の移動を阻止するために一対の鍔部の対向する面側に位置する第一規制面と、板状コアの幅方向の移動を阻止する第二規制面とを備え、板状コアは巻芯部の軸方向に延びる一対をなす第一辺と第二辺、及び幅方向に延びる一対をなす第三辺と第四辺からなり四つの角部を有する略方形状の形状をなすとともに、第一辺と第二辺に沿って延びドラムタイプコア側に突出し第一規制面間に配置される第一凸部と、角部又はその近傍に設けられ鍔部側に突出し第二規制面と対向する第二凸部を備えるため、第一凸部と第一規制面が当接し、第二規制面と第二凸部が当接して、ドラムタイプコアに対する板状コアの位置決めが確実に行われ、コイル部品の十分な強度構造的な安定性を得ることができる。
また、第一規制面は一対の鍔部の対向する面側に位置しており、第一凸部は第一辺と第二辺に沿って延びドラムタイプコア側に突出しているため、板状コアの長さは巻芯部の軸方向における鍔部の外端面間の距離以下にすることができる。また、板状コアには第三辺及び第四辺から該ドラムタイプコア側に突出する第三凸部が設けられ、第三凸部の突出端面が頂面に着座して板状コアは継線部を覆っているため、板状コアがドラムタイプコア上に載置された場合に継線部が保護されるとともに板状コアの位置決めの安定性を確保することができる。
ここで、該第二凸部は該第二規制面と対向する傾斜面を有し、該第二規制面と該頂面とがなす角度及び該傾斜面と第三辺及び第四辺とがなす角度は鈍角であることが好ましい。
第二凸部は第二規制面と対向する傾斜面を有し、第二規制面と頂面とがなす角度及び傾斜面と第三辺及び第四辺とがなす角度は鈍角であるため、板状コアがドラムタイプコア上に多少ずれた場所に載置されたとしても、板状コアがドラムタイプコアに対して移動する際に第二規制面と頂面とがなす角部、傾斜面と第三辺及び第四辺とがなす角部が損傷しにくくなり、またドラムタイプコアに対して板状コアが安定する位置にスムーズに板状コアを移動させることができる。
また、該金属端子の一部が該頂面上に位置し、該導線の端部は該金属端子の一部に継線されて継線部が設けられ、該第二凸部の突出端面が該頂面に着座して該板状コアは該継線部を覆っていることが好ましい。
金属端子の一部が該頂面上に位置し、該導線の端部は該金属端子の一部に継線されて継線部が設けられ、該第二凸部の突出端面が該頂面に着座して該板状コアは該継線部を覆っているため、継線部が板状コアにより保護されて損傷を防止することができる。
また、該板状コアが該巻芯部と対向する面には該導線との接触を防ぐための凹部が形成されていることが好ましい。
板状コアが巻芯部と対向する面には導線との接触を防ぐための凹部が形成されているため、ドラムタイプコア上に載置された板状コアと継線部との接触を防ぐことができる。
以上により、本発明は、十分な強度及び高い位置決め寸法精度を確保するとともに、導線の損傷が生じにくいコイル部品を提供することができる。
本発明の実施の形態によるコイル部品について図1から図8を参照しながら説明する。本発明のコイル部品は、例えば車載用に使用されることを想定している。コイル部品1は、図1に示されるように、ドラムタイプコア2と、ドラムタイプコア2上に巻芯部を覆うようにして載置される板状コア20を有して構成されている。
ドラムタイプコア2は、長手方向に直交する断面が略長方形の巻芯部3と、巻芯部3の長手方向両端に設けられ略同一形状の鍔部4、4とを有して構成されている。巻芯部3には、2本の導線7、8が巻回される。以下、ドラムタイプコア2の両側に位置している鍔部4は同一形状であるため、特に明記しない限り片側のみで説明する。また、巻芯部3の長手方向をx軸方向、巻芯部3の幅方向をy軸方向、x軸方向とy軸方向とに直交する方向をz軸方向と定義して説明する。なお、図3、図7では、説明の便宜上導線7、8の図示を省略している。
一対の鍔部4は、X軸方向における巻芯部3の両端に、巻芯部3と一体的に設けられている。巻芯部3の軸心はz軸方向における鍔部4の中心よりも板状コア20寄りに偏心して配置されている。鍔部4は略直方体形状をなしており、6つの面4A〜4Fを有している。頂面4Aと底面4Bとは、Z軸方向において互いに対向している。第1の側面4Cと第2の側面4Dとは、Y軸方向において互いに対向している。また、外端面4Eと第一規制面4Fとは、X軸方向において互いに対向している。また鍔部4は、第一規制面4Fの側に、後述の傾斜面9と傾斜面10とを有している。
第一規制面4Fは、巻芯部3側に位置する面である。この第一規制面4Fは、ドラムタイプコア2上に板状コア20が載置され、板状コア20がx軸方向に移動させられようとしたとき、後述する第一凸部21と当接することにより、板状コア20のx軸方向の動きを規制する役割を果たす。
頂面4Aは、板状コア20が載置される側の面であり、第1頂面4A−1と第2頂面4A−2との2種類の頂面からなる。2つの第1頂面4A−1は、y軸方向においてそれぞれ第1の側面4Cと第2の側面4D側に位置し、第2頂面4A−2は2箇所の第1頂面4A−1間に位置している。また、第1頂面4A−1は第2頂面4A−2よりもz軸方向において、より底面4B側に位置している。そのため、鍔部4は頂面4Aの中央部付近である第2頂面4A−2周辺部が板状コア20側に相対的に突出した凸状の部分を有する構造となっている。そこで、以下、この凸状であって頂面4A−2を有する部分を凸部4Gとして説明を続ける。
凸部4Gは、xz平面で切った断面が略長方形状であり、yz平面で切った断面が略台形状の立体構造を有している。このため、凸部4Gのy軸方向における外側(鍔部4の第1の側面4C側あるいは第2の側面4D側)に位置する一対の斜面からなる第二規制面4aと頂面4A(第1頂面4A−1及び第2頂面4A−2)とは、それぞれ鈍角をなして構成されることになる。そして、第二規制面4aは、板状コア20が載置され、板状コア20がy軸方向に移動させられようとしたときに、後述する第二凸部22と当接することにより、板状コア20のy軸方向の動きを規制する役割を果たす。
鍔部4の底面4Bのy軸方向における中央位置であって、図に示されるように後述の第一金属端子5と第二金属端子6との間には凹部4Hが形成されている。コイル部品1を基板上に実装する際に、導電ペーストを用いる場合があるが、この場合にはイオンマイグレーションによって生じた金属のデンドライドによって一の鍔部に設けられた複数の金属端子間でショートしやすい。しかし、この凹部4Hが形成されているため、第一金属端子5と第二金属端子6との間で、ショートの発生を防止することができる。
第一金属端子5、第二金属端子6は、それぞれ凸部4Gの頂面4A−2上から、底面4B上及び外端面4E上にわたって、帯状にAgが焼き付けられその上にNiめっきが施され、さらにその上にAuめっきが施されて設けられている。
ここで、第一金属端子5、第二金属端子6に電気的に接続されている導線7、8について説明する。導線7、8は、まず導線7が巻芯部3の略全体にわたって巻回された後に、さらに巻芯部3の略全体にわたって巻回された導線7の上に巻芯部3の略全体にわたって導線8が巻回された2層のバイファイラ構造を有して巻芯部3に巻回されている。導線7は、例えば、周囲を絶縁被覆された導線たる絶縁被膜銅線からなり、巻回部7a、継線部7b、引出部7cを有して構成されている。巻回部7aは、一方の鍔部4から他方の鍔部4に向かって巻芯部3に巻回されている部分に相当する。また、導線7の一端は、巻回部7aの一端(以下「境界部7d」という)から延出して、一方の鍔部4の凸部4Gの頂面4A−2上及び後述の傾斜面9上であって境界部7dから遠い側に位置している第二金属端子6に超音波接合により電気的に接合されて継線され、継線部7bを構成している。引出部7cは境界部7dと継線部7bとの間に位置する部分に相当する。また、導線7の他端は、巻回部7aの他端(以下「境界部7d」という)から延出して、他方の鍔部4の凸部4Gの頂面4A−2上及び後述の傾斜面10上であって境界部7dから近い側に位置している第一金属端子5に超音波接合により電気的に接合されて継線され、継線部7bを構成している。引出部7cは境界部7dと継線部7bとの間に位置する部分に相当する。
また、導線7の外側に巻回される導線8も導線7と同様に、例えば、周囲を絶縁被覆された導線たる絶縁被膜銅線からなり、巻回部8a、継線部8b、引出部8cを有して構成されている。巻回部8aは、一方の鍔部4から他方の鍔部4に向かって巻芯部3に巻回されている部分に相当する。また、導線8の一端は、巻回部8aの一端(以下「境界部8d」という)から延出して、他方の鍔部4の凸部4Gの頂面4A−2上及び後述の傾斜面9上であって境界部8dから遠い側に位置している第二金属端子6に超音波接合により電気的に接合されて継線され、継線部8bを構成している。引出部8cは境界部8dと継線部8bとの間に位置する部分に相当する。また、導線8の他端は、巻回部8aの他端(以下「境界部8d」という)から延出して、一方の鍔部4の凸部4Gの頂面4A−2上及び後述の傾斜面10上であって境界部8dから近い側に位置している第一金属端子5に超音波接合により電気的に接合されて継線され、継線部8bを構成している。引出部8cは境界部8dと継線部8bとの間に位置する部分に相当する。
傾斜面9は、図1あるいは図3に示されるように、鍔部4の第一規制面4Fから頂面4A−2へ向けて傾斜するように、y軸方向における鍔部4の略中央位置であって巻芯部3と頂面4A−2との間に形成されている。傾斜面9は、頂面4A、第一規制面4Fに垂直の方向から視た場合には、それぞれ三角形の形状をなす。傾斜面9は、y軸方向において境界部7dの近傍の第一規制面4Fの部分と金属端子6が設けられている頂面4A−2の部分とを結ぶように、z軸方向へ徐々に高くなっている。さらに、このように形成される傾斜面9に導線7の一端の引出部7c、導線8の他端の引出部8cがそれぞれ載置される。
より詳細には、傾斜面9は異なる角度を有する第一傾斜面9aと第二傾斜面9bとの2種類の傾斜面からなる。第一傾斜面9aは境界部7d、8d寄りの部分であり、第二傾斜面9bは継線部7b、8b寄りの部分である。頂面4Aと第一傾斜面9aとのなす角は、頂面4Aと第二傾斜面9bとのなす角よりも大きい。このようにすることで、継線部7b、8b付近の引出部7c、8cが曲折する角度が小さくなることで、導線7、8がより安定して引き出されることになる。
例えば、これまでのように、鍔部に傾斜面が設けられず、鍔部において巻芯部に接続されている面から頂面へ延出して導線が配置されるコイル部品では、頂面と巻芯部に接続されている面との境界で導線が曲折していた。これに対して、鍔部に巻芯軸に沿った方向(x軸方向に相当)に傾斜面が設けられているコイル部品が製造されており、この場合には巻芯部に接続されている面から頂面にかけて導線が曲折するといった欠点はさしあたり回避されていた。しかし、導線の継線部が継線される金属端子が、巻芯部の延出方向(X軸方向に相当)と所定の角度をなす方向へ導線の境界部から遠い位置に配置されている場合には、巻芯部側の傾斜面の端部では導線がかなり急角度で曲折してしまう。すなわち、たとえ傾斜面を設けたとしても、傾斜面と巻芯部に接続されている面との境界で、導線が曲折する状態が必然的に生じてしまう。そしてこのような状態は、導線の損傷にもつながってしまうため、改善の余地を残していた。
これに対してコイル部品1では、以上のような不都合が解消されている。すなわち、傾斜面9は、y軸方向に沿って傾斜しており、各導線7、導線8は、このように傾斜した傾斜面9上に載置される。そのため、頂面4A及び第一規制面4Fに垂直の方向から視た場合であっても、引出部7cに位置している導線7、導線8は、ほぼ直線状となっていることが分かる。つまり、これまでのように傾斜面9と巻芯部に接続されている面(第一規制面4F)との境界で導線が急角度で曲折することがないことから、スムーズな引き出しを実行することができる。特に、コイル部品1における傾斜面9は、その一端は境界部7d近傍に位置し、その他端は継線部7b近傍に位置している。従って、単に鍔部4に傾斜面を設けるといった以上によりスムーズな引き出しを実現することができるため、損傷等がより発生しにくい構成になっている。さらに、引出部7c及び引出部8cが傾斜面9上に載置されて、頂面4Aに垂直な方向から視て引出部7c及び引出部8cが直線状となるため、導線7と導線8との離間距離が大きくなることを防ぐことができる。
傾斜面10は、図1あるいは図3に示されるように、鍔部4の第一規制面4Fから凸部4Gの頂面4A−2上の第一金属端子5へ向けて傾斜するように、y軸方向において凸部4Gの位置に形成されている。傾斜面10は、頂面4A及び側面4Fに垂直の方向から視た場合には、それぞれ長方形の形状をなす。傾斜面10は、x軸方向において第一規制面4Fと凸部4Gの頂面4A−2上の第一金属端子5の表面とを結ぶように、z軸方向へ徐々に高くなっている。さらに、このように形成される傾斜面10に導線7の一端の引出部7c、導線8の他端の引出部8cがそれぞれ載置される。
続いて、ドラムタイプコア2に載置される板状コア20について、図1、及び図4〜6により説明する。図4は、板状コア20をz軸方向であって、ドラムタイプコア2側から見た図である。また、図5は図4のV−V線に沿った断面図であり、図6は板状コア20をx軸方向から見た側面図である。板状コア20は略方形状の外形を有しており、第1辺20aと第2辺20b、第3辺20cと第4辺20dとを有している。第1辺20aと第2辺20bはそれぞれx軸方向に延び、その長さは鍔部4の両外端面4E、4E間の長さ以下である。また、第3辺20cと第4辺20dはそれぞれy軸方向に延び、その長さは、鍔部4の頂面4A全体のy軸方向の長さ以下である。
図4に示されるように、板状コア20は、第1凸部21と、第2凸部22と、第3凸部23と、第4凸部24とを有して構成されている。第1凸部21は、それぞれ第1辺20aと第2辺20bとからドラムタイプコア2側に突出するようにして設けられている。第1凸部21のx軸方向の長さは、巻芯部3の軸方向(x軸方向)の長さとほぼ同じであり、また第1凸部21のy軸方向の幅(中心側への奥行き)は、例えば第3辺20c又は第4辺20dの長さの略1/6程度といった、比較的厚い幅を有している。そして、板状コア20がドラムタイプコア2に載置され、x軸方向に移動させられようとしたときに、第1凸部21のx軸方向における端面が第一規制面4Fと当接する。
第2凸部22は、板状コア20の4つの角部において、ドラムタイプコア2側に突出するようにして設けられている。また、図6に示すように、第2凸部22における第3凸部23側の面はそれぞれ傾斜面22aをなしており、ドラムタイプコア2の方向、すなわち図6の下方に向けて互いに広がる略ハの字をなす。より具体的には、傾斜面22aと第3辺20c及び第4辺20dとがなす角は鈍角である。そして、第2凸部22は、板状コア20がドラムタイプコア2上に載置された場合に、y軸方向において傾斜面22aと第二規制面4aとが当接可能な大きさを有する。また、第2凸部22におけるドラムタイプコア2側の面はそれぞれ突出端面22bをなしている。
第3凸部23は、図4、図5に示されるように、第3辺20cと第4辺20dの中央部付近に、ドラムタイプコア2側に突出するようにして設けられている。また、第3凸部23におけるドラムタイプコア2側の面は突出端面23aをなしている。第4凸部24は板状コア20の中央部に位置し、板状コア20の厚みを増して剛性を上げる役割を果たす。そして、板状コア20のドラムタイプコア2側の面には、図4に示されるように、第1凸部21及び第2凸部22に対して相対的に窪んだ凹部25が形成されている。この凹部25は、板状コア20がドラムタイプコア2上に載置された場合に、後述のように導線7、導線8が板状コア20と接触しないように形成されている。
そして、以上説明した板状コア20が、先に説明したドラムタイプコア2上に載置されて一体となることにより、コイル部品1が構成される。このようなコイル部品1について、y軸方向視を図7に、x軸方向視を図8に示す。
図7に示すように、板状コア20がドラムタイプコア2上に載置された場合には、第1凸部21のx軸方向における両端面と第一規制面4Fとの間にわずかな隙間が形成され、ドラムタイプコア2に対して板状コア20がx軸方向に移動させられようとしたときに、第1凸部21のx軸方向における両端面と第一規制面4Fとが当接し、x軸方向における移動が規制された状態となる。すなわち、板状コア20自体にx軸方向においてかなりの長さを有した第1凸部21が設けられているため、コイル部品1の外形寸法を大きくすることなしに、第1凸部21が破損しにくく構造的な安定性を有する構成とすることができる。
また、図8に示すように、板状コア20がドラムタイプコア2上に載置された場合には、第2凸部22の傾斜面22aと第二規制面4aとの間にわずかな隙間が形成され、ドラムタイプコア2に対して板状コア20がy軸方向に移動させられようとしたときに、第2凸部22の傾斜面22aと第二規制面4aとが当接し、y軸方向の移動が規制された状態となる。また、突出端面23aは接着剤を介して頂面4A−2と当接し、z軸方向の移動が規制された状態となる。図8に示すように、第2凸部22の傾斜面22aと第3辺20c及び第4辺20dとがなす角は鈍角をなし、第二規制面4aと頂面4Aとがなす角は鈍角をなし、傾斜面22a及び第二規制面4aは、第1の側面4C、第2の側面4D側に向けて互いに略ハの字形状に広がって傾斜していることから、板状コア20がy軸方向にずれて載置された場合であっても、滑らかに移動して、安定する位置に落ち着くことになる。従って、ドラムタイプコア2の第二規制面4aと頂面4Aとがなす角部、板状コア20の傾斜面22aと第3辺20c及び第4辺20dとがなす角部がぶつかって損傷するといった可能性を小さくすることができる。また、凹部25が形成されていることから、板状コア20が導線7、導線8の引出部7c、引出部8cあるいは継線部7b、継線部8bに直接接触することにより、これらの部分に損傷を引き起こすことが回避され、導線7、導線8あるいは継線部7b、継線部8bが保護されることになる。
本発明によるコイル部品1は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば本実施の形態では、図4に示すように2箇所の第1凸部21と板状コア20の中央部に位置する第4凸部24とに挟まれる場所にはx軸方向に沿って凹部25が形成されることとしたが、図9に示すように第1凸部21、21間全体に第4凸部124が設けられることとしてもよい。このようにすることで、板状コア20の剛性をさらに上げることができる。この場合であっても、凹部25は形成されたままであり、板状コア120が導線7、導線8あるいは継線部7b、継線部8bに直接接触することにより損傷を引き起こすことが回避される。
また、本実施の形態では、巻芯部3の長手方向に直交する断面は略方形であるとしたが、このような形状に限定されず、例えば巻芯部3の長手方向に直交する断面は略円形であってもよい。この場合には、導線7、導線8が巻芯部3から接線方向に離間する部分を境界部7dとすればよい。
また、本実施の形態では、第3凸部23の突出端面23aが頂面4A−2と当接することにより、Z軸方向の移動が固定されることとしたが、例えば突出端面23aに代えて第2凸部22の突出端面22bが頂面4A−1と当接するようにしてもよい。また第2凸部22の突出端面22bが頂面4A−1に当接するとともに、第3凸部23の突出端面23aが頂面4A−2に当接することとしてもよい。この場合には、さらにz軸方向の移動が安定して固定されることになる。
また、本実施の形態では、第3凸部23の突出端面23aが接着剤によって頂面4A−2に固定されたが、さらに、第2凸部22の突出端面22bが接着剤によって頂面4A−1に固定されてもよい。このようにすることで、さらに強固に板状コア20がドラムタイプコア2に固定されることになる。
また、本実施の形態では、傾斜面9は第一傾斜面9aと第二傾斜面9bとの2種類の傾斜面よりなることとしたが、傾斜面9は1種類の傾斜面からなることとしてもよい。
第一金属端子5及び第二金属端子6の一番外側の面は、導電ペーストに対応できるようにAuめっきが施されることとしたが、一番外側の面はAuめっきに代えてPtめっき、Agめっき、Pdめっきが施されることとしてもよい。また、第一金属端子5及び第二金属端子6は、焼き付け及びめっきによって構成されることとしたが、これに代えて金具により構成されていてもよい。但し、その場合であっても、外表面はAuめっきが施されることが好ましい。
また、本実施の形態では、巻芯部3には、2本の導線7、8が巻回されることとしたが、導線の本数は2本に限られない。この場合には、導線の本数に対応した数の金属端子が設けられる。また、本実施の形態では、導線7及び導線8は、第一金属端子5及び第二金属端子6に超音波接合により電気的に接合されて継線されることとしたが、超音波接合に代えて熱圧着、半田、レーザ溶接、アーク溶接により継線されることとしてもよい。
また、巻芯部3の軸心はz軸方向における鍔部4の中心よりも板状コア20寄りに偏心して配置されていたが、偏芯していなくてもよい。
本発明の実施の形態に係るコイル部品の分解斜視図。 本発明の実施の形態に係るコイル部品のドラムタイプコアの平面図。 図2のIII−III線に沿ったドラムタイプコアの断面図。 本発明の実施の形態に係る板状コアの底面図。 図4のV−V線に沿った断面図。 本発明の実施の形態に係る板状コアの正面図。 本発明の実施の形態に係るコイル部品のドラムタイプコアに板状コアを組合せた様子を示す側面図。 本発明の実施の形態に係るコイル部品のドラムタイプコアに板状コアを組合せた様子を示す正面図。 本発明の実施の形態の変形例に係る板状コアの底面図。
符号の説明
1…コイル部品、
2…ドラムタイプコア、
3…巻芯部、
4…鍔部、
4A…頂面、
4A−1…第1頂面
4A−2…第2頂面
4B…底面、
4C…第1の側面、
4D…第2の側面、
4E…外端面、
4F…第一規制面、
4G…凸部、
4H…凹部、
4a…第二規制面、
5…第一金属端子、
5a…上端面、
6…第二金属端子、
7、8…導線、
7a、8a…巻回部、
7b、8b…継線部、
7c、8c…引出部、
7d、8d…境界部、
9…傾斜面、
9a…第一傾斜面、
9b…第二傾斜面、
10…傾斜面、
20、120…板状コア、
20a…第1辺、
20b…第2辺、
20c…第3辺、
20d…第4辺、
21…第1凸部、
22…第2凸部、
22a…傾斜面、
22b…突出端面、
23…第3凸部、
23a…突出端面、
24、124…第4凸部、
25…凹部、

Claims (4)

  1. 巻芯部と、該巻芯部の軸方向の両端に設けられた鍔部とを有するドラムタイプコアと、
    該鍔部に設けられた金属端子と、
    該巻芯部に巻回され、該金属端子に端部が継線される導線と、
    該鍔部に跨って設けられ、該軸方向に沿った長さと、該長さの方向に直交する方向の幅を備えた板状コアと、を備え、
    それぞれの該鍔部は、該板状コアを着座させるために該幅の方向に延びる頂面と、該板状コアの該軸方向の移動を阻止するために該一対の鍔部の対向する面側に位置する第一規制面と、該板状コアの該幅方向の移動を阻止する第二規制面とを備え、
    該板状コアは該巻芯部の軸方向に延びる一対をなす第一辺と第二辺、及び該幅方向に延びる一対をなす第三辺と第四辺からなり四つの角部を有する略方形状の形状をなすとともに、該第一辺と第二辺に沿って延びドラムタイプコア側に突出し該第一規制面間に配置される第一凸部と、該角部又はその近傍に設けられ該鍔部側に突出し該第二規制面と対向する第二凸部と、該第三辺及び第四辺から該ドラムタイプコア側に突出する第三凸部とを備え、該板状コアの幅は該鍔部の幅以下であり、該板状コアの長さは該巻芯部の軸方向における該鍔部の外端面間の距離以下であり、該第三凸部の突出端面は該頂面に着座し該頂面に接着固定されて該板状コアは該継線部を覆い、該第二凸部と該第二規制面との間には隙間が形成されていることを特徴とするコイル部品。
  2. 該第二凸部は該第二規制面と対向する傾斜面を有し、該第二規制面と該頂面とがなす角度及び該傾斜面と第三辺及び第四辺とがなす角度は鈍角であることを特徴とする請求項1記載のコイル部品。
  3. 該金属端子の一部が該頂面上に位置し、該導線の端部は該金属端子の一部に継線されて継線部が設けられ、該第二凸部の突出端面が該頂面に着座して該板状コアは該継線部を覆っていることを特徴とする請求項1記載のコイル部品。
  4. 板状コアが該巻芯部と対向する面には該導線との接触を防ぐための凹部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のコイル部品。
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