JP6531683B2 - コイル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、金属端子などの端子電極を有するコイル装置に関する。
金属端子などの端子電極を有するコイル装置として、たとえば下記の特許文献1に示すものが知られている。この特許文献1に示すコイル装置では、端子電極の上端に折り返し片が形成してあり、折り返し片の内側にコイルのリード線が接続してある。
このような従来のコイル装置では、コイルのリード線が折り返し片の内側に案内されて接続してあるために、リード線が折り返し片のエッジ部に当たり、そこで断線し易いという課題を有している。また、リード線が折り返し片の内側に案内されているため、レーザ溶接などが困難である。
さらに、従来のコイル装置では、端子電極の折り返し片が、磁性コアの鍔部上面から外側にはみ出しており、別の部品に衝突しやすく、その点でもリード線(リード部)が断線しやすいという課題を有している。また、端子電極の折り返し片が、磁性コアの鍔部上面から外側にはみ出していることから、コイル装置の小型化が困難であるという課題もある。
特開2009−76610号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、コイルのリード部と端子電極との接続が容易で、リード部の断線を効果的に防止することができるコイル装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
第1軸の巻軸を持つようにワイヤが巻回される巻芯部を持つコア部と、
前記巻芯部の巻軸方向の端部に形成してある鍔部に取り付けられる端子電極と、を有するコイル装置であって、
前記鍔部は、前記第1軸に沿って外側に位置する端面を有し、
前記端子電極は、
前記鍔部の前記端面に接触する主片と、
前記主片の長手方向の一端に形成される折曲片と、を少なくとも有し、
前記折曲片は、ベース片と、前記ベース片から折り返される折り返し片とを有し、
前記ワイヤのリード部が、前記折り返し片の折り返し方向に実質的に案内されて、前記折り返し片の上部で前記折り返し片と接続してあることを特徴とする。
本発明に係るコイル装置では、コイル部を構成するワイヤのリード部が、折り返し片の折り返し方向に実質的に案内されて、折り返し片の上部で折り返し片と接続してある。このため、ワイヤのリード部は、折曲片のエッジ部に当たることなく、折り返し片の上部で、たとえばレーザ溶接などにより容易に接続することができる。このため、コイルを構成するワイヤのリード部と端子電極との接続が容易であり、しかもリード部の断線を効果的に防止することができる。
好ましくは、前記鍔部には、前記ベース片のスプリング力で前記ベース片の下面が接触する係合凸部が形成してある。このように構成することで、鍔部に対する端子電極の取付が容易となる。
好ましくは、前記鍔部は、前記第1軸に垂直な第2軸と前記第1軸とに平行な部分を持つ底面と、前記第1軸および前記第2軸に垂直な第3軸に沿って前記底面と反対側に位置する上面とをさらに有し、
前記上面と前記端面との交差部には、段差状凹部が形成してあり、
前記折曲片が、前記段差状凹部に収容され、前記段差状凹部の底面の少なくとも一部に前記ベース片が接触する。
段差状凹部に折曲片を収容することで、コイル装置のコンパクト化と小型化を図ることができる。さらに、折曲片を段差状凹部に嵌め込みやすくなる。
好ましくは、前記段差状凹部は、前記第1軸に沿って第1所定長さを持ち、前記第2軸に沿って第2所定長さを持ち、しかも前記第3軸に沿って第3所定長さを持つ。
このように構成することで、段差状凹部の大きさを必要最小限にすることが可能になり、コア部の体積減少による磁気特性の劣化を抑制することができる。また、コイル装置のコンパクト化と小型化を図ることができる。さらに、折曲片を段差状凹部に嵌め込みやすくなる。
好ましくは、前記折曲片の前記第3軸に沿う高さは、前記第3所定長さよりも小さい。このように構成することで、折り返し片が鍔部の上面から飛び出すことが防止され、コイル装置のコンパクト化と小型化を図ることができる。さらに、折り返し片を段差状凹部に嵌め込みやすくなる。
好ましくは、前記鍔部は、前記端面に対して前記第1軸方向に沿って所定厚みで反対側に位置する内面をさらに有し、前記鍔部の前記端面と前記内面との間には、前記段差状凹部を形成するための段差状隔壁が形成してある。段差状隔壁があることで、コア部の体積減少による磁気特性の劣化を抑制することができる。
好ましくは、前記段差状隔壁には、前記ワイヤのリード部を通すための溝または凹部が形成してある。このような溝または凹部を設けることで、ワイヤのリード部を折り返し片の折り返し方向に案内し易くなり、作業性が向上する。
前記折曲部と前記段差状隔壁との間には、前記第1軸方向の隙間がある。隙間があることで、リード部を折り返し片に接続する際の熱がコア部に伝達し難くなり、コア部の劣化を抑制することができる。
好ましくは、前記折り返し片と前記ベース片との間には、前記第3軸方向の隙間が形成してある。このように構成することで、放熱性が向上する。
好ましくは、前記端子電極は、前記主片の前記第3軸方向の他端に形成される取付片をさらに有する。取付片は、鍔部の底面に係合することから、コア部への端子電極の取付がさらに容易になる。
前記折り返し片の上部には、前記ワイヤのリード部を案内するための案内凸部が形成してあってもよい。磁気特性の劣化を抑制するために、段差状隔壁の上部に形成する溝または凹部の数を最小限にすると、リード部が折り返し片の上部で第3軸方向から見て斜めに案内される場合がある。そのような場合には、リード部を案内凸部に係止させて引出方向を変化させることで、第3軸方向から見てもリード部を、折り返し片の折り返し方向に案内し易くなる。
前記鍔部の上面には、板状コアが取り付けられてもよい。板状コアを取り付けることで、閉磁路型コイル装置とすることができる。また、段差状凹部の内部に折曲片が収容される構成の場合には、折り返し片が板状コアと干渉することなく、板状コアをコイル装置に取り付けることができる。
図1は本発明の一実施形態に係るコイル装置の斜視図である。 図2は図1に示すコイル装置の正面図である。 図3は図1に示すコイル装置の平面図である。 図4は図1に示すコイル装置の底面図である。 図5は図1に示すコイル装置のV−V線に沿う断面斜視図である。 図6は図1に示すコイル装置のVI−VI線に沿う断面斜視図である。 図7は本発明の他の実施形態に係るコイル装置の斜視図である。 図8は本発明のさらに他の実施形態に係るコイル装置の斜視図である。 図9は本発明のさらに他の実施形態に係るコイル装置の斜視図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
第1実施形態
図1〜図6に示す本発明の一実施形態に係るコイル装置2は、たとえばパルストランス、コモンモードフィルタ、チョークコイルなどとして用いられ、特に好ましくは、車載LANとして用いられるコイル装置である。
このコイル装置2は、図2に示すように、コア部としてのドラムコア20を有する。本実施形態では、ドラムコア20のZ軸方向の上部には、板状コア70が配置してあることが好ましい。ドラムコア20を構成する磁性材料としては、金属、フェライト等の軟磁性材料が挙げられるが、特に限定されない。ドラムコア20は、コイル部10を構成するワイヤ12が、コア20の巻軸(X軸)方向に沿って巻回してある巻芯部30(図5参照)を有する。
なお、板状コア70は、ドラムコア20と同様な磁性材料で構成されるが、必ずしも同一の磁性材料である必要はない。板状コア70の下面は、各鍔部40および50の上面に直接に接触して配置されても良いし、所定のギャップを持って配置されても良い。
ワイヤ12としては、特に限定されず、たとえば銅などで構成される平角線、丸線、撚り線、リッツ線、編組線などの導電性芯線、あるいはこれらの導電性芯線を絶縁被覆してあるワイヤなどを用いることができる。具体的には、AIW(ポリイミドワイヤ)、UEW(ポリウレタンワイヤ)、UEW、USTCなどの公知の巻線を用いることができる。ワイヤ12の線径は、特に限定されず、たとえば0.2〜1.0mmである。
巻芯部30の巻軸方向(X軸方向)の両端部には、それぞれ第1鍔部40および第2鍔部50が一体的に形成してある。これらの第1鍔部40および第2鍔部50は、巻芯部30に対して、Z軸およびY軸方向に突出している。なお、X軸(第1軸)、Y軸(第2軸)およびZ軸(第3軸)は、相互に垂直であり、X軸は、巻き軸の軸方向に一致し、Y軸は第1鍔部40および第2鍔部50の長手方向に一致し、Z軸方向の下面がコイル装置2の設置面となる。ただし、Y軸は、必ずしも第1鍔部40および第2鍔部50の長手方向に一致する必要はなく、コイル装置2の設置面に平行な軸として定義される。
図5に示す巻芯部30の横断面(Z−Y軸平面の断面)は、Y軸方向に長くY軸方向の中央部でZ軸方向に厚くなる六角形断面であるが、特に限定されず、正方形断面、長方形断面、円形断面、あるいは、その他の断面形状であっても良い。なお、図5では、4本のワイヤ12を巻芯部30の回りに二重巻きしてコイル部10が形成してあるが、ワイヤ12の本数および巻き層数は、特に限定されず、4本以外でもよく、また2重巻以外でもよい。さらに、ワイヤ12の巻き方も特に限定されない。
図1および図2に示すように、第1鍔部40は、巻軸方向外側端面42と、そのX軸方向の反対側に位置する巻軸方向内面43と、X軸およびY軸に平行でZ軸方向の下方に位置する底面44と、Z軸に沿って底面44と反対側に位置する上面45とを有する。第2鍔部50も同様に、巻軸方向外側端面52と、そのX軸方向反対側に位置する巻軸方向内面53と、X軸およびY軸に平行でZ軸方向の下方に位置する底面54と、Z軸に沿って底面54と反対側に位置する上面55とを有する。
本実施形態では、X軸方向から見た第1鍔部40と第2鍔部50との側面形状が、Y軸方向に長い略長方形であり、相互に同一形状であることが好ましいが、異なっている形状であっても良い。たとえば第2鍔部50の外形サイズが、第1鍔部40の外形サイズよりも大きくてもよく、その逆でもよい。
第1鍔部40における上面45と巻軸方向外側端面42との交差部で、Y軸方向の両側には、それぞれ段差状凹部46a,46bが形成してある。また、端面42と内面43との間に位置するように、上面45と巻軸方向内面43との交差部で、Y軸方向の両側には、それぞれ段差状凹部46a,46bに対応して、段差状隔壁48a,48bが形成してある。一方の段差状凹部46aには、単一の端子電極60の折曲片64が収容され、他方の段差状凹部46bには、複数の端子電極60の折曲片64が収容される。
また、一方の段差状隔壁48aのZ軸方向の上部には、単一の案内溝49が形成してあり、単一または複数のワイヤ12のリード部12aが内面43から端面42に向けて通されている。他方の段差状隔壁48bのZ軸方向の上部には、Y軸方向に所定間隔で複数の案内溝49が形成してあり、各案内溝49に単一または複数のワイヤ12のリード部12aが内面43から端面42に向けて通されている。本実施形態では、隔壁48aに形成してある案内溝49には、2本のリード部12aが通され、隔壁48bに形成してある案内溝49には、それぞれ単一のリード部12aが通される。
各案内溝49の溝深さは、図6に示すように、溝49の底が折曲片64における折り返し片66の上面と略面一となるように決定される。図3に示すように、各案内溝49の溝幅(Y軸方向幅)は、単一または複数のリード部12aが通れば良く、その具体的な寸法は特に限定されないが、可能な限り小さいことが好ましい。第1鍔部40の体積を可能な限り大きくして磁気特性の劣化を防止するためである。
これらの溝49のY軸方向の形成位置は、図3に示すように、段差状凹部46aに収容される各端子電極60の折り返し片66の接合片66aに向けて、リード部12aが、折り返し片66のZ軸方向の上面でX軸方向に可能な限り直線状になるように決定される。各端子電極60の折り返し片66のX軸方向の先端部には、Y軸方向に所定間隔で、接合片66aと、補助片66bとが形成してある。
接合片66aの先端部に、リード部12aとの接合部12bが形成される。端子電極60の折り返し片66とワイヤ12のリード部12aとの接合部12bの形成方法は、特に限定されないが、レーザ溶接が好ましく、レーザ溶接以外に、熱圧着、アーク溶接、ハンダ、抵抗溶接などが例示される。なお、補助片66bは、接合時などに使用される絡げ片の切断残りなどである。
図6に示すように、第1鍔部40のX軸方向の厚みX1(端面42から内面43までの距離)は、ドラムコア20のX軸方向の長さX0に対して、1/6〜1/3程度の長さである。ドラムコア20の長さX0は、好ましくは2.0〜7.0mmである。段差状凹部46a(46bも同様であることが好ましいが同じである必要はない/以下同様)のX軸方向幅(第1所定長さ)X2は、第1鍔部40の幅X1の30〜70%程度の幅であることが好ましい。
段差状凹部46aのZ軸方向深さ(第3所定長さ)Z1は、第1鍔部40のZ軸方向高さZ0に対して1/5〜1/2であることが好ましく、端子電極60の折曲片64のZ軸方向の高さよりも大きいことが好ましい。段差状凹部46aの底面には、Z軸方向の上部に突出する断面山形の係合凸部47がY軸方向に連続的または断続的に形成してある。係合凸部47には、折曲片64のベース片65のZ軸方向の下面が、そのベース片65のスプリング力で接触するようになっている。なお、ドラムコア20の高さZ0は、好ましくは1.0〜3.0mmである。
図3に示すように、一方の段差状凹部46aのY軸方向の幅(第2所定長さ)Y1aは、凹部46aに収容される単一の端子電極60の折曲片64のY軸方向幅よりも少し広い程度である。また他方の段差状凹部46bのY軸方向の幅(第2所定長さ)Y1bは、凹部46bに収容される複数の端子電極60の折曲片64の合計したY軸方向幅よりも少し広い程度である。
これらの凹部46aおよび46bの幅Y1a,Y1bは、そこに収容される端子電極60の折曲片64のY軸方向の合計幅よりも大きくなるように決定される。これらの凹部46a,46bのY軸方向の間に位置する厚肉(厚さX1/図6参照)の鍔部本体41のY軸方向の幅Y2が可能な限り大きくなるように、幅Y1a,Y1bが決定される。
鍔部本体41のY軸方向の幅Y2は、第1鍔部40のY軸方向の幅Y0に対して、30%以上であることが好ましい。第1鍔部40の体積を確保して、磁気特性の劣化を防止するためである。なお、第1鍔部40のY軸方向の幅Y0は、好ましくは1.0〜5.0mmである。
図6に示すように、第1鍔部40の底面44には、嵌合凹部44aが形成してある。嵌合凹部44aには、端子電極60の取付片68に形成してある嵌合凸部69が嵌合するようになっている。図6に示す嵌合凹部44aは、図4に示す3つの端子電極60の取付片68にそれぞれ形成してある嵌合凸部69の位置に対応して、第1鍔部40の底面44に、Y軸方向に所定間隔で形成してある。また、図6に示すように、底面44と巻軸方向外側端面42との交差部には、面取り部44bが形成してあり、端子電極60の取付片68と主片62との境界に接触しないようになっている。
図1〜図6に示すように、第2鍔部50は、本実施形態では、Z軸方向から見て、第1鍔部40と点対称な形状に成形してある。すなわち、図3および図4に示すように、第2鍔部50は、コイル装置2の中心として、第1鍔部40に点対称な形状である。第2鍔部50における鍔部本体51、巻軸方向外側端面52、巻軸方向内面53、底面54、嵌合凹部54a、面取り部54b、上面55、段差状凹部56a,56b、係合凸部57、段差状隔壁58a,58b、段差状隔壁59は、それぞれ第1鍔部40における鍔部本体41、巻軸方向外側端面42、巻軸方向内面43、底面44、嵌合凹部44a、面取り部44b、上面45、段差状凹部46a,46b、係合凸部47、段差状隔壁48a,48b、段差状隔壁49に対応する。これらの対応する部材についての第2鍔部50に関する共通する説明に関しては、第1鍔部40と同様なので、詳細な説明は省略する。
図1〜図6に示すように、本実施形態のコイル装置2は、6つの端子電極60を有する。これらの端子電極60は、本実施形態では、全て同じ材質と形状および構造を有するが、必ずしも全く同一にする必要はない。たとえば寸法などは、鍔部40および50の大きさに応じて変更しても良い。以下の説明では、全ての端子電極60が同じものとして説明する。図示する例では、3つの端子電極60が、第1鍔部40に装着され、他の3つの端子電極60が、第2鍔部50に装着される。以下の説明では、第1鍔部40に対する端子電極60の取付構造について説明するが、第2鍔部50に対する端子電極60の取付構造も同様なので、その説明の一部は省略する。
図2に示すように、端子電極60は、鍔部40の巻軸方向外側端面42に接触する主片62と、主片62のZ軸方向の上端に形成される折曲片64と、を少なくとも有し、好ましくは主片62のZ軸方向の下端に形成される取付片68をさらに有する。
折曲片64は、ベース片65と、ベース片65から折り返される折り返し片64とを有する。図1〜図3に示すように、ワイヤ12のリード部12aは、ベース片65に対する折り返し片66の折り返し方向(X軸方向)に実質的に案内されて、折り返し片66のZ軸方向の上部で折り返し片66の接合片66a(図3参照)と接続してある。
図2および図6に示すように、折曲片64は、断面U字形状に折り曲げてあり、折り返し片66は、ベース片65に対して、Z軸方向に所定の隙間でX軸方向に折り返して曲げられている。折り返し片66とベース片65との間に隙間があることで、これらは、Z軸方向に弾性変形可能になっている。図4および図6に示すように、取付片68の上面には、嵌合凸部69が形成してあり、嵌合凸部69は、鍔部40の底面44に各々形成してある嵌合凹部44aに嵌合可能になっている。
端子電極60に取付片68が形成されない場合には、主片62は、鍔部40の巻軸方向外側端面42に対して、それぞれ接着剤などにより固定することが好ましい。しかしながら、取付片68を有する端子電極60の場合には、図6に示すように、取付片68とベース片65との間に、鍔部本体41をそれぞれ挟み込むので、接着剤を用いなくても、端子電極60を鍔部40に取り付けることができる。
端子電極60の取付片68とベース片65との間のZ軸方向の距離は、取付片68の上面が鍔部の底面44に圧接し、しかもベース片65の下面の少なくとも一部が、段差状凹部46a,46bの底面または係合凸部47に圧接するように決定される。
係合凸部47は、段差状凹部46a,46bの底面から高さZ2で突出している。折曲片64は、段差状凹部46a,46bの内部に収まるように収容され、段差状凹部46a,46bの底面の少なくとも一部(好ましくは係合凸部47)にベース片65が接触するようになっている。
係合凸部47の突出高さZ2は、段差状凹部46a,46bの深さZ1よりも小さく、好ましくは0.02〜0.2mmである。係合凸部47は、段差状隔壁48a,48bよりも巻軸方向外側端面42および52に近い側の段差状凹部46a,46bの底面に形成してある。ベース片65は、X軸と略平行であるが、段差状隔壁48a,48bに向けてZ軸方向の下方に傾斜するようになっていることが好ましい。その方が、ベース片65の下面が係合凸部47にスプリング力で強固に装着される。ベース片65は、段差状凹部46a,46b内では、係合凸部47のみに接触する。この点でも、折曲片64は、放熱性に優れている。
段差状凹部46a,46bの底面に、係合凸部47が形成されない場合には、ベース片65と折り返し片66との境界曲折部が段差状凹部46a,46bの底面に圧接するように、ベース片65は、X軸に対して傾斜していることが好ましい。境界曲折部に向かうにつれてベース片65がX軸に対して下方に傾斜することで、ベース片65は、段差状凹部46a,46b内では、境界曲折部のみで段差状凹部の底面に接触する。このように構成することでも、折曲片64は、放熱性に優れている。
主片62、折曲片64および取付片68から成る端子電極60は、たとえばタフピッチ鋼、リン青銅、黄銅、鉄、ニッケル、ニッケルアロイ、ステンレスなどの金属で構成される。端子電極60は、導電性を持つ金属板を、打ち抜きプレス加工して折曲成形することなどにより一体成形することができる。端子電極60の折曲片64のベース片と取付片68とは、Z軸方向に細長い主片62に対して、同じX軸方向に折り曲げられており、それらの間には、スプリング力が作用するようになっている。
それぞれの段差状凹部46a,46bには、単一または一対の端子電極60の折曲片64が、折曲部64と段差状隔壁48a,48bとの間にX軸方向の隙間が形成されるように収容してある。また、折り返し片66とベース片65との間にも、X軸方向の隙間が形成してある。
次に、図1〜図6に示すコイル装置2の製造方法について説明する。まず、ドラムコア20(必要に応じて板状コア70)を成形する。ドラムコア20の成形方法は、特に限定されないが、圧縮成形、CIM(セラミックインジェクションモールディング)成形、MIM(メタルインジェクションモールディング)成形などが考えられる。成形後に焼成されて焼結体となる。板状コア70の成形方法も同様である。
次に、ドラムコア20の第1鍔部40および第2鍔部50に、それぞれ3つの端子電極60を取り付ける。なお、端子電極60は、一枚の金属板(たとえば銅板)を打ち抜き成形および折り曲げ加工することで容易に成形が可能である。端子電極60をドラムコア20に取り付けた後、またはその前に、ドラムコア20の巻芯部30(図3参照)に4本のワイヤ12を巻回してコイル部10を形成する。
巻芯部30にコイル部10を形成した状態で、コイル部10を構成する各ワイヤの両端であるリード部12aは、段差状凹部46a,56aでは、2本まとめて案内溝49,59から折り返し片66の上面にX軸に沿って引き出される。また、段差状凹部46b,56bでは、それぞれの案内溝49,59を通して、リード部12aは、1本ずつ折り返し片66の上面にX軸に沿って引き出される。その状態で、図3に示す接続片66aに位置するリード部12aを、Z軸方向の上側から被覆層剥離用レーザ光を照射すれば、リード部12aを構成するワイヤの外周に形成してあるポリアミドイミドなどの被覆層を剥離することができる。次に、図3に示す接続片66aに位置するリード部12aを、Z軸方向の上側から溶接用レーザ光を照射すれば、リード部12aと折り返し片66との接続部12bが得られる。
本実施形態では、折り返し片66とベース片65との間には隙間があると共に、折曲片64と段差状隔壁48a,58aとの間には隙間があることから、レーザ光は、ドラムコア20には照射されないと共に、レーザ照射時の熱がドラムコア20に伝熱しにくい。したがって、ドラムコア20の劣化を防止することができる。
本実施形態に係るコイル装置2では、コイル部10を構成するワイヤ12のリード部12aが、折り返し片66の折り返し方向(X軸方向の外側)に実質的に案内されて、折り返し片66のZ軸方向上部で折り返し片66の接続片66aと接続してある。このため、ワイヤ12のリード部12aは、折曲片64のエッジ部に当たることなく、折り返し片66の上部で、たとえばレーザ溶接などにより容易に接続することができる。したがって、コイル10を構成するワイヤ12のリード部12aと端子電極60との接続が容易であり、しかもリード部12aの断線を効果的に防止することができる。特に、ワイヤ12の線径が、30μm以下と小さい場合においても、リード部12aの断線が生じない。
なお、本実施形態では、鍔部40および50の底面44および54は、平面であることが好ましい。鍔部40および50の底面44および54は、基板などへの実装面となるからである。鍔部40および50の上面45および55は、平面でも曲面でもよいが、それらの上面45および55に板状コア70が設置される場合には、平面であることが好ましい。本実施形態では、上面45および55は、X軸およびY軸を含む平面に平行であるが、必ずしも平行である必要はなく、傾斜している平面であっても良く、あるいは曲面であっても良い。また、底面44および55は、一部にX軸およびY軸を含む平面に平行な部分を含んでいれば良く、その他の部分は、曲面でも傾斜面でも良い。
また本実施形態では、図6に示すように、鍔部40および50には、ベース片65のスプリング力でベース片65の下面が接触する係合凸部47,57が形成してあることから、鍔部40および50に対する端子電極60の取付が容易となる。
さらに本実施形態では、鍔部40,50における上面45,55と端面42,52との交差部には、X軸に沿って所定幅X2を持ち、Y軸に沿って所定幅Y1a,Y1bを持ち、しかもZ軸に沿って所定深さZ1を持つ段差状凹部46a,46b,56a,56bが形成してある。全ての折曲片64は、いずれかの段差状凹部46a,46b,56a,56bに収容され、段差状凹部46a,46b,56a,56bの底面の係合凸部47,57にベース片65の下面が接触する。
このように構成することで、段差状凹部46a,46b,56a,56bの大きさを必要最小限にすることが可能になり、ドラムコア20の体積減少による磁気特性の劣化を抑制することができる。また、段差状凹部46a,46b,56a,56bに折曲片64を収容することで、コイル装置2のコンパクト化と小型化を図ることができる。さらに、折曲片64を段差状凹部46a,46b,56a,56bに嵌め込みやすくなる。
さらに本実施形態では、図6に示すように、折曲片64のZ軸に沿う高さは、段差状凹部46a,46b,56a,56bの深さZ1よりも小さい。このように構成することで、折り返し片66が鍔部40,50の上面45,55から飛び出すことが防止され、コイル装置2のコンパクト化と小型化を図ることができる。さらに、折り返し片66を段差状凹部46a,46b,56a,56bに嵌め込みやすくなる。
また、鍔部40,50の端面42,52と内面43,53との間には、段差状凹部46a,46b,56a,56bを形成するための段差状隔壁48a,48b,58a,58bが形成してある。段差状隔壁48a,48b,58a,58bがあることで、ドラムコア20の体積減少による磁気特性の劣化を抑制することができる。
しかも段差状隔壁48a,48b,58a,58bには、ワイヤ12のリード部12aを通すための溝49,59が形成してある。このような溝49,59を設けることで、ワイヤ12のリード部12aを折り返し片66の折り返し方向に案内し易くなり、作業性が向上する。
また本実施形態では、端子電極60の折曲部64と段差状隔壁48a,48b,58a,58bとの間には、X軸方向の隙間がある。さらに、折り返し片66とベース片65との間にもZ軸方向の隙間がある。このような隙間があることで、リード部12aを折り返し片66に接続する際の熱がドラムコア20に伝達し難くなり、ドラムコア20の劣化を抑制することができる。
さらに本実施形態では、鍔部40,50の上面45,55には、板状コア70が取り付けられている。板状コア70を取り付けることで、閉磁路型コアのコイル装置2とすることができる。また、段差状凹部46a,46b,56a,56bの内部に折曲片64が収容されるため、折り返し片66が板状コア70と干渉することなく、板状コア70をドラムコア20に取り付けることができる。
第2実施形態
図7に示す本発明の他の実施形態に係るコイル装置2aは、上述した第1実施形態に係るコイル装置2の変形例であり、以下に示す以外は、同様な構成および作用効果を有する。以下では、第1実施形態に係るコイル装置2と異なる部分について説明し、重複する部分の説明は省略する。
図7に示すように、コイル装置2aは、第1鍔部40aおよび第2鍔部50aの段差状隔壁48bおよび58bのZ軸方向上部には、それぞれ単一の案内溝49a,59aが形成してある。単一の案内溝49a,59aから、それぞれ2本のリード部12aが、それぞれの端子電極60の折り返し片66の折り返し方向に実質的に案内されて、各折り返し片66の上部で折り返し片66と接続してある。
本実施形態では、単一の案内溝49a,59aから、それぞれの端子電極60の折り返し片66へと向かう2本のリード部12aの内の1本が、折り返し片66の折り返し方向に対してZ軸方向から見て斜めになる。しかしながら、Y軸方向から見れば、単一の案内溝49a,59aから、それぞれの端子電極60の折り返し片66へと向かう2本のリード部12aは、それぞれの端子電極60の折り返し片66の折り返し方向と一致する。本実施形態では、このような場合においても、リード部12aの案内方向は、端子電極60の折り返し片66の折り返し方向に実質的に一致すると言える。
本実施形態では、第1実施形態に比較して、案内溝49,49a,59,59aの数をさらに低減することができるので、ドラムコア20aの体積減少を、さらに抑制することができる。
第3実施形態
図8に示す本発明の他の実施形態に係るコイル装置2bは、上述した第1実施形態に係るコイル装置2の変形例であり、以下に示す以外は、同様な構成および作用効果を有する。以下では、第1実施形態に係るコイル装置2と異なる部分について説明し、重複する部分の説明は省略する。
図8に示すように、コイル装置2bは、第1鍔部40bおよび第2鍔部50bの段差状隔壁48aおよび58aのZ軸方向上部には、それぞれ単一の案内凹部49b,59bが形成してある。単一の案内凹部49b,59bから、それぞれ2本のリード部12aが、それぞれの端子電極60の折り返し片66の折り返し方向に実質的に案内されて、各折り返し片66の上部で折り返し片66と接続してある。
本実施形態では、それぞれの案内凹部49b,59bから、それぞれの端子電極60の折り返し片66へと向かう2本のリード部12aが、折り返し片66の折り返し方向に対してZ軸方向から見て斜めになる。しかしながら、Y軸方向から見れば、それぞれの段差状案内凹部49b,59bから、それぞれの端子電極60の折り返し片66へと向かう2本のリード部12aは、それぞれの端子電極60の折り返し片66の折り返し方向と一致する。本実施形態では、このような場合においても、リード部12aの案内方向は、端子電極60の折り返し片66の折り返し方向に実質的に一致すると言える。
本実施形態では、第1実施形態に比較して、一部の案内溝49,59を段差状の案内凹部49b,59bとしたので、ドラムコア20aの体積減少を、さらに抑制することができる。
第4実施形態
図9に示す本発明の他の実施形態に係るコイル装置2cは、上述した第1実施形態に係るコイル装置2の変形例であり、以下に示す以外は、同様な構成および作用効果を有する。以下では、第1実施形態に係るコイル装置2と異なる部分について説明し、重複する部分の説明は省略する。
図9に示すように、コイル装置2cは、第1鍔部40cおよび第2鍔部50cの段差状隔壁48a,48b,58a,58bのZ軸方向上部でY軸方向の端部には、それぞれ単一の段差状案内凹部49b,59bが形成してある。単一の案内凹部49b,59bから、それぞれ2本のリード部12aが、それぞれの端子電極60の折り返し片66の折り返し方向に実質的に案内されて、各折り返し片66の上部で折り返し片66と接続してある。
本実施形態では、各折り返し片66の上部には、ワイヤ12のリード部12aを案内するための案内凸部67が形成してある。案内凹部49b,59bから、それぞれの端子電極60の折り返し片66の案内凸部67へと向かうリード部12aの一部が、折り返し片66の折り返し方向に対してZ軸方向から見て斜めになる。しかしながら、案内凸部67から折り返し片66の先端部に向かうリード部12aの延びる方向は、X軸方向に一致する。また、Y軸方向から見れば、案内凹部49b,59bから、それぞれの端子電極60の折り返し片66へと向かう全てのリード部12aは、それぞれの端子電極60の折り返し片66の折り返し方向と一致する。本実施形態では、このような場合においても、リード部12aの案内方向は、端子電極60の折り返し片66の折り返し方向に実質的に一致すると言える。
本実施形態では、第1実施形態に比較して、全ての案内溝49,59を段差状の案内凹部49b,59bとしたので、ドラムコア20aの体積減少を、さらに抑制することができる。また本実施形態では、リード部12aを案内凸部67に係止させて引出方向を変化させることで、Z軸方向から見ても、リード部12aを、折り返し片66の折り返し方向に一致させやすくなる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえば鍔部40.40a〜40c,50,50a〜50cのX軸方向端面42,52は、平面であることが好ましいが、その一部、または全部が曲面でもよい。また、図9に示すように、鍔部40.40a〜40c,50,50a〜50cの端面には、膨出部42a,52aが形成してあってもよい。
また上述した実施形態の端子電極60において、ドラムコア20と接触する表面は、ドラムコア20との接着性を向上させるために、メッキ膜が形成されていないことが好ましいが、回路基板との半田接合面となる裏面には、半田との接合性を向上させるために、錫メッキが成されていても良い。
2,2a〜2c… コイル装置
10… コイル部
12… ワイヤ
12a… リード部
12b… 接続部
20,20a〜20c… ドラムコア
30… 巻芯部
40,40a〜40c… 第1鍔部
41,51… 鍔部本体
42,52… 巻軸方向外側端面
42a,52a… 膨出部
43,53… 巻軸方向内面
44,54… 底面
44a,54a… 嵌合凹部
44b,54b… 面取り部
45,55… 上面
46a,46b,56a,56b… 段差状凹部
47,57… 係合凸部
48a,48b,58a,58b… 段差状隔壁
49,59,49a,59a… 案内溝
49b,59b… 案内凹部
50,50a〜50c… 第2鍔部
60… 端子電極
62… 主片
64… 折曲片
65… ベース片
66… 折り返し片
66a… 接合片
66b… 補助片
67… 案内凸部
68… 取付片
69… 嵌合凸部
70… 板状コア

Claims (12)

  1. 第1軸の巻軸を持つようにワイヤが巻回される巻芯部を持つコア部と、
    前記巻芯部の巻軸方向の端部に形成してある鍔部に取り付けられる端子電極と、を有するコイル装置であって、
    前記鍔部は、前記第1軸に沿って外側に位置する端面を有し、
    前記端子電極は、
    前記鍔部の前記端面に接触する主片と、
    前記主片の長手方向の一端に形成される折曲片と、を少なくとも有し、
    前記折曲片は、ベース片と、前記ベース片から折り返される折り返し片とを有し、
    前記ワイヤのリード部が、前記折り返し片の折り返し方向に実質的に案内されて、前記折り返し片の上部で前記折り返し片と接続してあることを特徴とするコイル装置。
  2. 前記鍔部には、前記ベース片のスプリング力で前記ベース片の下面が接触する係合凸部が形成してある請求項1に記載のコイル装置。
  3. 前記鍔部は、前記第1軸に垂直な第2軸と前記第1軸とに平行な部分を持つ底面と、前記第1軸および前記第2軸に垂直な第3軸に沿って前記底面と反対側に位置する上面とをさらに有し、
    前記上面と前記端面との交差部には、段差状凹部が形成してあり、
    前記折曲片が、前記段差状凹部に収容され、前記段差状凹部の底面の少なくとも一部に前記ベース片が接触する請求項1または2に記載のコイル装置。
  4. 前記段差状凹部は、前記第1軸に沿って第1所定長さを持ち、前記第2軸に沿って第2所定長さを持ち、しかも前記第3軸に沿って第3所定長さを持つことを特徴とする請求項3に記載のコイル装置。
  5. 前記折曲片の前記第3軸に沿う高さは、前記第3所定長さよりも小さい請求項4に記載のコイル装置。
  6. 前記鍔部は、前記端面に対して前記第1軸方向に沿って所定厚みで反対側に位置する内面をさらに有し、
    前記鍔部の前記端面と前記内面との間には、前記段差状凹部を形成するための段差状隔壁が形成してある請求項3〜5のいずれかに記載のコイル装置。
  7. 前記段差状隔壁には、前記ワイヤのリード部を通すための溝または凹部が形成してある請求項6に記載のコイル装置。
  8. 前記折曲部と前記段差状隔壁との間には、前記第1軸方向の隙間がある請求項6または7に記載のコイル装置。
  9. 前記折り返し片と前記ベース片との間には、前記第3軸方向の隙間が形成してある請求項3〜8のいずれかに記載のコイル装置。
  10. 前記端子電極は、前記主片の長手方向の他端に形成される取付片をさらに有する請求項1〜9のいずれかに記載のコイル装置。
  11. 前記折り返し片の上部には、前記ワイヤのリード部を案内するための案内凸部が形成してある請求項1〜10のいずれかに記載のコイル装置。
  12. 前記鍔部の上面には、板状コアが取り付けられる請求項1〜11のいずれかに記載のコイル装置。
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