JP7342559B2 - インダクタ部品 - Google Patents

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Description

本発明は、インダクタ部品に関する。
従来、インダクタ部品としては、特開2000-182838号公報(特許文献1)に記載されたものがある。このインダクタ部品は、下ケースと、下ケース内に配置された棒状のコアと、コアに巻回されたコイルと、下ケースに取り付けられ、コイルに電気的に接続された電極端子とを備える。
特開2000-182838号公報
ところで、前記従来のインダクタ部品では、電極端子は、下ケースの底面に直交する方向からみて、コアの外側にずれた位置に配置されている。このため、電極端子を配置するスペースが別途必要になり、下ケースの底面に沿った方向の大きさが大きくなる問題がある。
そこで、本開示は、小型化を図ることができるインダクタ部品を提供することにある。
前記課題を解決するため、本開示の一態様であるインダクタ部品は、
互いに対向する第1主面および第2主面を含む底板部と、
前記底板部に配置された環状のコアと、
前記コアに巻回されたコイルと、
前記底板部に取り付けられ、前記コイルに電気的に接続された電極端子と
を備え、
前記電極端子は、実装基板と接続される部分となる実装面部を含み、
前記コアは、前記コアの中心軸が前記底板部の前記第1主面に交差するように、前記底板部の前記第1主面に配置され、
前記実装面部は、前記底板部の前記第2主面側において露出し、前記実装面部の少なくとも一部は、前記底板部の前記第1主面に直交する方向からみて、前記コアに重なる。
前記態様によれば、実装面部の少なくとも一部は、底板部の第1主面に直交する方向からみて、コアに重なるので、底板部の第1主面に沿った方向の大きさを低減でき、インダクタ部品の小型化を図ることができる。
好ましくは、インダクタ部品の一実施形態では、
前記電極端子は、
前記実装面部に接続され、前記コイルに接続される接続面部と、
前記実装面部に接続され、はんだの濡れ上がり部分となるフィレット面部と
を含み、
前記接続面部および前記フィレット面部は、前記第2主面側において露出している前記実装面部よりも、前記底板部における前記第1主面に沿った方向の外側に配置されている。
前記実施形態によれば、接続面部およびフィレット面部は、実装面部よりも、底板部の外側に配置されているので、接続面部およびフィレット面部をインダクタ部品の底面に設けなくてもよく、より小型化を図ることができる。
好ましくは、インダクタ部品の一実施形態では、前記底板部の形状は、前記底板部の前記第1主面に直交する方向からみて矩形状であって、前記電極端子は、前記底板部の当該矩形状の角に配置されている。
前記実施形態によれば、底板部にコアおよびコイルを配置させた際に発生する底板部の空きスペースであるデッドスペースに電極端子を配置でき、より小型化を図ることができる。
好ましくは、インダクタ部品の一実施形態では、
前記底板部は、前記底板部の前記第1主面に直交する方向からみて、第1方向に延在し前記第1方向に直交する第2方向に対向する2つの第1側面と、前記第2方向に延在し前記第1方向に対向する2つの第2側面とを含み、
前記接続面部は、前記底板部の前記第1側面に配置され、前記フィレット面部は、前記底板部の前記第2側面に配置されている。
前記実施形態によれば、接続面部およびフィレット面部をインダクタ部品の底面に設けなくてもよく、より小型化を図ることができる。
好ましくは、インダクタ部品の一実施形態では、
前記第1側面は、前記底板部の角に、第1凹溝を有し、前記第2側面は、前記底板部の角に、第2凹溝を有し、
前記接続面部は、前記第1凹溝に挿入され、前記フィレット面部は、前記第2凹溝に挿入されている。
前記実施形態によれば、接続面部およびフィレット面部をインダクタ部品の底面でなくかつ底板部の外縁よりも内側に配置することができ、より小型化を図ることができる。
好ましくは、インダクタ部品の一実施形態では、前記接続面部は、前記実装面部と直交している。
前記実施形態によれば、接続面部は、実装面部と直交しているので、実装面部を介して電極端子内での距離をとることができ、これにより、接続面部で発生する熱影響が実装面部に伝わり難くなる。また、接続面部は、実装面部と直交しているので、底板部の第1主面と平行な方向において省スペース化が可能である。
好ましくは、インダクタ部品の一実施形態では、
前記コアの外周面は、前記底板部の前記第1主面に直交する方向に伸びており、前記コイルを構成するピン部材は、前記底板部の前記第1主面に直交する方向を向いており、
前記接続面部は、前記底板部の前記第1主面に直交する方向からみて、前記コイルの外周面と平行である。
前記実施形態によれば、接続面部は、コイルの外周面から張り出さないので、より小型化を図ることができる。また、接続面部をコイルの外周面と平行に配置できるので、コイルとの電気的経路を短くでき、直流抵抗を低減できる。
好ましくは、インダクタ部品の一実施形態では、前記底板部の前記第1主面に直交する方向における前記実装面部と前記コアとの間に、前記底板部が存在している。
前記実施形態によれば、実装面部とコアとの間に底板部が存在しているので、コアに巻回されたコイルが実装面部に接触して電気的に導通することを防止できる。
好ましくは、インダクタ部品の一実施形態では、
前記コイルを覆う箱状の箱部を備え、
前記接続面部は、前記箱部内に挿入されている。
前記実施形態によれば、接続面部は、箱部内に挿入されているので、接続面部は、外部から干渉され難く、コイルとの接続信頼性を向上できる。
好ましくは、インダクタ部品の一実施形態では、
前記フィレット面部は、前記箱部の外側に露出し、
前記箱部における前記フィレット面部が位置する外面に、凸部が設けられ、
前記凸部は、当該外面に直交する方向において、前記フィレット面部より外側に位置している。
前記実施形態によれば、フィレット面部は、箱部における凸部が設けられた面に、対向しているので、他の部材は、凸部に当たって、フィレット面部に接触することを防止できる。
本開示の一態様であるインダクタ部品によれば、小型化を図ることができる。
本発明の一実施形態のインダクタ部品を示す上方斜視図である。 本発明の一実施形態のインダクタ部品の下方斜視図である。 本発明の一実施形態のインダクタ部品の内部を示す上方斜視図である。 本発明の一実施形態のインダクタ部品の分解斜視図である。 第1電極端子の斜視図である。 第1電極端子の底板部への取付状態を示す斜視図である。 第1電極端子の底板部への取付状態を示す底面図である。 第1から第4電極端子の底板部への取付状態を示す平面図である。 本発明の一実施形態のインダクタ部品のXZ断面図である。 本発明の一実施形態のインダクタ部品の下方斜視図である。 本発明の一実施形態のインダクタ部品の製造方法を説明する説明図である。 本発明の一実施形態のインダクタ部品の製造方法を説明する説明図である。 コイルの折曲ピン部材をコアに巻き付けたときの状態を説明する説明図である。
以下、本開示の一態様であるインダクタ部品を図示の実施の形態により詳細に説明する。なお、図面は一部模式的なものを含み、実際の寸法や比率を反映していない場合がある。
(実施形態)
(インダクタ部品の構成)
図1は、本発明の一実施形態のインダクタ部品を示す上方斜視図である。図2は、インダクタ部品の下方斜視図である。図3は、インダクタ部品の内部を示す上方斜視図である。図4は、インダクタ部品の分解斜視図である。
図1から図4に示すように、インダクタ部品1は、ケース2と、ケース2内に収納された環状のコア3と、互いに対向するようにコア3に巻回された第1コイル41および第2コイル42と、ケース2に取り付けられ、第1コイル41および第2コイル42に接続された第1~第4電極端子51~54とを有する。インダクタ部品1は、例えば、コモンモードチョークコイルなどである。
ケース2は、底板部21と、底板部21を覆う箱部22とを有する。ケース2は、強度と耐熱性を有する材料から構成され、好ましくは、難燃性を有する材料から構成される。ケース2は、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、LCP(液晶ポリマー)、PPA(ポリフタルアミド)などの樹脂、または、セラミックスから構成される。底板部21は、互いに対向する第1主面211および第2主面212を含む。第1主面211は、箱部22側の上面であり、第2主面212は、底面である。底板部21の形状は、第1主面211に直交する方向からみて矩形状である。この実施形態では、ケース2(底板部21および箱部22)の形状は、長方形である。ここで、ケース2の短手方向をX方向とし、ケース2の長手方向をY方向とし、ケース2の高さ方向をZ方向とする。X方向、Y方向およびZ方向は、互いに直交する。なお、ケース2の形状が正方形である場合、ケース2のX方向の長さとケース2のY方向の長さは、同一となる。
底板部21は、係止突起部21aを有し、箱部22は、係止穴部22aを有する。そして、係止突起部21aが、係止穴部22aに入り込むことで、箱部22は、底板部21に取り付けられ、係止突起部21aが、係止穴部22aから離脱することで、箱部22は、底板部21から取り外される。
第1~第4電極端子51~54は、底板部21に取り付けられている。第1電極端子51と第2電極端子52は、底板部21のY方向に対向する2つの角に位置し、第3電極端子53と第4電極端子54は、底板部21のY方向に対向する2つの角に位置している。第1電極端子51と第3電極端子53は、X方向に対向し、第2電極端子52と第4電極端子54は、X方向に対向している。
コア3の形状は、中心軸方向からみて、長円形(トラック形状)である。コア3は、中心軸方向からみて、長軸に沿って延在し短軸方向に対向する一対の長手部分31と、短軸に沿って延在し長軸方向に対向する一対の短手部分32とを含む。なお、コア3の形状は、中心軸方向からみて、長方形または楕円形であってもよい。
コア3は、例えば、フェライトなどのセラミックコア、または、鉄系の粉体成型やナノ結晶箔で作られる磁性コアから構成される。コア3は、中心軸方向に対向する下側端面301および上側端面302と、内周面303および外周面304とを有する。下側端面301は、底板部21の内面に対向する。上側端面302は、蓋部22の内面に対向する。コア3は、コア3の長軸方向がY方向に一致するように、ケース2に収納される。
コア3の周方向に直交する断面の形状は、矩形である。下側端面301および上側端面302は、コア3の中心軸方向に垂直に配置されている。内周面303および外周面304は、コア3の中心軸方向に平行に配置されている。この明細書で、「垂直」「直交」とは、完全に垂直・直交となる状態に限らず、実質的に垂直・直交である状態も含む。また、「平行」とは、完全に平行となる状態に限らず、実質的に平行である状態も含む。
第1コイル41は、第1電極端子51と第2電極端子52との間で、コア3に巻回されている。第1コイル41の一端は、第1電極端子51に接続される。第1コイル41の他端は、第2電極端子52に接続される。
第2コイル42は、第3電極端子53と第4電極端子54との間で、コア3に巻回されている。第2コイル42の一端は、第3電極端子53に接続される。第2コイル42の他端は、第4電極端子54に接続される。
第1コイル41および第2コイル42は、コア3の短軸方向に対向するように、長軸方向に沿って巻回される。つまり、第1コイル41は、コア3の一方の長手部分31に巻回され、第2コイル42は、コア3の他方の長手部分31に巻回される。第1コイル41の巻回軸と第2コイル42の巻回軸は、並走する。第1コイル41および第2コイル42は、コア3の長軸に対して、対称となる。
第1コイル41の巻数と第2コイル42の巻数とは、同じである。第1コイル41のコア3に対する巻回方向と第2コイル42のコア3に対する巻回方向とは、逆方向となる。つまり、第1コイル41の第1電極端子51から第2電極端子52に向かう巻回方向と、第2コイル42の第3電極端子53から第4電極端子54に向かう巻回方向とは、逆方向となる。
そして、コモンモードの電流が、第1コイル41において第1電極端子51から第2電極端子52に向かって流れ、第2コイル42において第3電極端子53から第4電極端子54に向かって流れ、つまり、コモンモードの電流の流れる向きが同じになるように、第1から第4電極端子51~54が接続される。コモンモードの電流が第1コイル41に流れると、コア3内には、第1コイル41による第1磁束が発生する。コモンモードの電流が第2コイル42に流れると、コア3内には、第1磁束とコア3内で強め合う方向に第2磁束が発生する。このため、第1コイル41とコア3、および、第2コイル42とコア3は、インダクタンス成分として働き、コモンモードの電流に対してノイズが除去される。
第1コイル41は、複数のピン部材が、例えばレーザ溶接やスポット溶接、はんだ接合等により接続されてなる。複数のピン部材は、プリント配線や導線でなく、棒状部材である。ピン部材は、剛性を有し、電子部品モジュール間の接続に使用される導線よりも折り曲げにくい。具体的に述べると、ピン部材は、コア3の下側端面301、上側端面302、内周面303および外周面304を通過する周方向の一周分の長さよりも短く、また、剛性自体も高いため、折り曲げにくくなっている。
複数のピン部材は、略U字状に折り曲げられた折曲ピン部材410と、略直線状に延在された直線ピン部材411,412とを含む。第1コイル41は、一端から他端に順に、第1直線ピン部材411と、複数組の折曲ピン部材410および第2直線ピン部材412と、第1直線ピン部材411とを含む。第1直線ピン部材411と第2直線ピン部材412の長さは、異なる。折曲ピン部材410のばね指数に関して説明すると、図13に示すように、折曲ピン部材410をコア3の下側端面301、内周面303および外周面304に巻回したときに、コア3の外周面304の角部に位置する折曲ピン部材410の曲率半径R1、および、コア3の内周面303の角部に位置する折曲ピン部材410の曲率半径R2において、折曲ピン部材410のばね指数Ksは、3.6よりも小さい。このように、折曲ピン部材410は、剛性が高く、折り曲げにくいものである。
ピン部材410~412は、それぞれ、導体部と導体部を覆う被膜とを含む。導体部は、例えば、銅線であり、被膜は、例えば、ポリアミドイミド樹脂である。被膜の厚みは、例えば、0.02~0.04mmである。
折曲ピン部材410および第2直線ピン部材412は、例えばレーザ溶接やスポット溶接、はんだ接合等により交互に接続される。折曲ピン部材410の一端に第2直線ピン部材412の一端を接続し、第2直線ピン部材412の他端を他の折曲ピン部材410の一端に接続する。これを繰り返すことにより、複数の折曲ピン部材410および第2直線ピン部材412は、接続され、接続された複数の折曲ピン部材410および第2直線ピン部材412は、コア3に螺旋状に巻回される。つまり、1組の折曲ピン部材410および第2直線ピン部材412によって、1ターンの単位要素が構成される。
折曲ピン部材410は、コア3の下側端面301、内周面303および外周面304のそれぞれの面に沿って平行に配置されている。第2直線ピン部材412は、コア3の上側端面302に沿って平行に配置されている。第1直線ピン部材411は、コア3の外周面304に沿って平行に配置されている。
第1電極端子51は、一方の第1直線ピン部材411に接続され、この第1直線ピン部材411は、この第1直線ピン部材411に隣接する折曲ピン部材410の一端に接続される。第2電極端子52は、他方の第1直線ピン部材411に接続され、この第1直線ピン部材411は、この第1直線ピン部材411に隣接する第2直線ピン部材412の一端に接続される。
第2コイル42は、第1コイル41と同様に、複数のピン部材から構成される。つまり、第2コイル42は、一端から他端に順に、第1直線ピン部材421と、複数組の折曲ピン部材420および第2直線ピン部材422と、第1直線ピン部材421とを含む。コア3には、折曲ピン部材420および第2直線ピン部材422が交互に接続されて巻回されている。つまり、複数の折曲ピン部材420および第2直線ピン部材422は、接続され、接続された複数の折曲ピン部材420および第2直線ピン部材422は、コア3に螺旋状に巻回される。
第3電極端子53は、一方の第1直線ピン部材421に接続され、この第1直線ピン部材421は、この第1直線ピン部材421に隣接する折曲ピン部材420の一端に接続される。第4電極端子54は、他方の第1直線ピン部材421に接続され、この第1直線ピン部材421は、この第1直線ピン部材421に隣接する第2直線ピン部材422の一端に接続される。
図5は、第1電極端子51を示す斜視図である。以下、第1電極端子51について説明するが、第2~第4電極端子52~54についても同様でありその説明を省略する。
第1電極端子51は、実装面部150と第1、第2モールド面部151,152と接続面部153とフィレット面部154とを含む。第1電極端子51は、例えば、金属板に打抜加工と曲げ加工を施して、形成される。
実装面部150は、XY平面に沿って、矩形の平板に形成されている。実装面部150は、長辺がY方向に平行となり、短辺がX方向に平行となるように、形成されている。
第1、第2モールド面部151,152は、境界部分155,156を介して、実装面部150の隣り合う辺に接続されている。第1モールド面部151は、境界部分155を介して、実装面部150の長辺に接続され、第2モールド面部152は、境界部分156を介して、実装面部150の短辺に接続されている。第1、第2モールド面部151,152は、実装面部150よりもZ方向に高くなる位置に、実装面部150に平行に配置されている。第1、第2モールド面部151,152は、それぞれ、複数の孔部151a,152aを有する。第1、第2モールド面部151,152は、XY平面に沿って、矩形の平板に形成され、境界部分155,156は、湾曲状に形成されている。
接続面部153は、境界部分157を介して、実装面部150の長辺に接続されている。接続面部153は、実装面部150に対してZ方向に垂直に起立している。接続面部153は、YZ平面に沿って、矩形の平板に形成され、境界部分157は、湾曲状に形成されている。接続面部153は、実装面部150と直交している。
フィレット面部154は、境界部分158を介して、実装面部150の短辺に接続されている。フィレット面部154は、実装面部150に対してZ方向に垂直に起立している。フィレット面部154は、ZX平面に沿って、矩形の平板に形成され、境界部分158は、湾曲状に形成されている。フィレット面部154は、接続面部153にも直交している。
図6は、第1電極端子51の底板部21への取付状態を示す斜視図である。第2、第3、第4電極端子52,53,54についても同様であるので、その説明を省略する。
図6に示すように、ケース2の底板部21に第1電極端子51を取り付け、第1電極端子51に第1コイル41の第1直線ピン部材411を取り付けている。
第1電極端子51の接続面部153は、底板部21の周縁から露出している。接続面部153は、第1コイル41に接続される部分となる。つまり、接続面部153には、第1直線ピン部材411が接続されている。第1直線ピン部材411は、Z方向に沿って延在するように接続されている。第1直線ピン部材411は、接続面部153の内面側(ケースの内部側)に配置されている。
具体的に述べると、第1直線ピン部材411(コイル41の一部)の外周面には、接続面411aが設けられている。接続面411aは、第1直線ピン部材411の軸に沿って延在するように、平面に形成されている。第1直線ピン部材411の接続面411aは、接続面部153の内面側の第1主面153aに平行に位置した状態で面接触する。つまり、接続面411aと第1主面153aは、面同士が面接触している状態で、接続される。第1主面153aとコア3の外周面304は、平行である。これにより、第1コイル41は、第1電極端子51に接続される。接続面411aと第1主面153aは平行であり、これにより、接続面411aと第1主面153aの面接触が実現され、絡げる必要がなくなる。また、第1主面153aとコア3の外周面304は、平行である。なお、接続面411aは、平面に形成されているが、第1主面153aに沿って面接触する形状であれば、湾曲形状などの如何なる形状であってもよく、接続面411aと第1主面153aが平行であればよい。
第1電極端子51のフィレット面部154は、底板部21の周縁から露出している。フィレット面部154は、はんだの濡れ上がり部分となる。したがって、実装基板にはんだを介してインダクタ部品1を実装するとき、はんだはフィレット面部154を濡れ上がり、はんだ実装後の視認を得ることができ、また、はんだの接続強度を向上できる。好ましくは、フィレット面部154には、はんだの濡れ性を確保するためにSnめっきが施される。
図7は、第1電極端子51の底板部21への取付状態を示す底面図である。第2、第3、第4電極端子52,53,54についても同様であるので、その説明を省略する。
図7に示すように、第1電極端子51は、ケース2の底板部21に取り付けられている。第1電極端子51の実装面部150は、底板部21の第2主面212(底面)側において露出し、実装基板と接続される部分となる。実装面部150は、例えば、リフローはんだ付けによって、実装基板と接続される。好ましくは、実装面部150には、はんだの濡れ性を確保するためにSnめっきが施される。
第1電極端子51の第1、第2モールド面部151,152は、ケース2の底板部21と一体化される部分となる。例えば、第1、第2モールド面部151,152は、モールド一体成形により、底板部21内に埋め込まれている。このとき、孔部151a,152aにも、底板部21の材料が入り込み、第1電極端子51は、底板部21に強固に固定される。したがって、第1電極端子51はケース2の底板部21と一体化しており、振動や衝撃の荷重に強くなる。
図8は、第1から第4電極端子51~54の底板部21への取付状態を示す平面図である。図8では、第1、第2コイル41,42の一部とコア3を二点鎖線にて示している。図8に示すように、第1から第4電極端子51~54のそれぞれの実装面部150の少なくとも一部は、透視を前提に、底板部21の第1主面211に直交する方向(Z方向)からみて、コア3に重なる。これにより、第1から第4電極端子51~54は、底板部21の第1主面211に沿った方向に、コア3から離隔して配置されないため、底板部21の第1主面211に沿った方向(X方向およびY方向)の大きさを低減できる。したがって、インダクタ部品1の小型化を図ることができる。好ましくは、Z方向からみて、実装面部150の中心は、コア3の外周より内側に位置していればよく、より小型化を図ることができる。
また、接続面部153およびフィレット面部154は、第2主面212側において露出している実装面部150よりも、底板部21における第1主面211に沿った方向の外側に配置されている。露出している実装面部150は、底板部21の第2主面212と平行となる部分である。これによれば、接続面部153およびフィレット面部154をインダクタ部品1の底面に設けなくてもよく、より小型化を図ることができる。
また、底板部21の形状は、Z方向からみて矩形状であって、第1から第4電極端子51~54は、底板部21の当該矩形状の角に配置されている。これによれば、底板部21にコア3およびコイル41,42を配置させた際に発生する底板部21の空きスペースであるデッドスペースに第1から第4電極端子51~54を配置でき、より小型化を図ることができる。
また、底板部21は、Z方向からみて、Y方向(第1方向)に延在しX方向(第2方向)に対向する2つの第1側面213,213と、X方向に延在しY方向に対向する2つの第2側面214,214とを含む。接続面部153は、底板部21の第1側面213に配置され、フィレット面部154は、底板部21の第2側面214に配置されている。これによれば、接続面部153およびフィレット面部154を、Z方向からみて、インダクタ部品1の底面に設けなくてもよく、より小型化を図ることができる。
また、第1側面213は、底板部21の角に、第1凹溝213aを有する。第2側面214は、底板部21の角に、第2凹溝214aを有する。第1凹溝213aおよび第2凹溝214aのそれぞれは、Z方向からみて底板部21の外縁に設けられた凹部であり、Z方向からみて矩形状に形成されている。接続面部153は、第1凹溝213aに挿入され、フィレット面部154は、第2凹溝214aに挿入されている。これによれば、接続面部153およびフィレット面部154を底板部21の外縁よりも内側に配置することができ、より小型化を図ることができる。第1凹溝213aと第2凹溝214aは、つながっており、凹溝を容易に製造できる。なお、第1凹溝213aと第2凹溝214aは、離隔していてもよい。
また、接続面部153は、実装面部150と直交している。これによれば、実装面部150を介して電極端子51~54内での距離をとることができ、これにより、接続面部153で発生する熱影響が実装面部150に伝わり難くなる。また、接続面部153は、実装面部150と直交しているので、底板部21の第1主面211と平行な方向において省スペース化が可能である。
また、コア3の外周面304は、Z方向に伸びており、第1コイル41を構成する第1直線ピン部材411は、Z方向を向いている。第1電極端子51の接続面部153と第2電極端子52の接続面部153は、Z方向からみて、第1コイル41の外周面41aと平行である。これによれば、接続面部153は、第1コイル41の外周面41aから張り出さないので、より小型化を図ることができる。また、接続面部153を第1コイル41の外周面41aと平行に配置できるので、第1コイル41との電気的経路を短くでき、直流抵抗を低減できる。同様に、第2コイル42を構成する第1直線ピン部材421は、Z方向を向いている。第3電極端子53の接続面部153と第4電極端子54の接続面部153は、Z方向からみて、第2コイル42の外周面42aと平行である。
図9は、インダクタ部品1のXZ断面図であり、図8のA-A断面図である。図9に示すように、Z方向における第1電極端子51の実装面部150とコア3との間に、底板部21が存在している。これによれば、コア3に巻回された第1コイル41が実装面部150に接触して電気的に導通することを防止できる。つまり、コア3と実装面部150の間に位置する第1コイル41の折曲ピン部材410は、底板部21の存在により、実装面部150に接触しない。なお、第2、第3、第4電極端子52,53,54についても同様であるので、その説明を省略する。
図10は、インダクタ部品1の下方斜視図である。図10に示すように、第1電極端子51の接続面部153は、箱部22内に挿入されている。つまり、接続面部153は、底板部21の第1凹溝213aと箱部22により形成されたスリットに差し込まれる。これによれば、接続面部153は、コイルとともに箱部22内に収納され、接続面部153は、外部から干渉され難く、接続面部153とコイルとの接続信頼性を向上できる。例えば、はんだ(フラックス)が接続面部153に付着し難くなり、また、他の部材が接続面部153に接触し難くなる。なお、第2、第3、第4電極端子52,53,54についても同様であるので、その説明を省略する。
また、フィレット面部154は、箱部22の外側に露出し、箱部22におけるフィレット面部154が位置する外面に、凸部222aが設けられている。凸部222aは、当該外面に直交する方向において、フィレット面部154より外側に位置している。具体的に述べると、箱部22は、Y方向に延在しX方向に対向する2つの第1側壁221,221と、X方向に延在しY方向に対向する2つの第2側壁222,222とを含む。凸部222aは、第2側壁222に設けられている。凸部222aは、第2側壁222のX方向の中央部において、Z方向に延在している。第1電極端子51のフィレット面部154は、凸部222aが設けられた第2側壁222に、対向しており、好ましくは、第2側壁222に接触している。凸部222aはY方向においてフィレット面部154よりも外側に位置する。つまり、フィレット面部154は、凸部222aよりもY方向に突出しない。これによれば、インダクタ部品1を実装する際に、他の部材が、凸部222aに当たって、フィレット面部154に接触することを防止できる。なお、第2、第3、第4電極端子52,53,54についても同様であるので、その説明を省略する。
(インダクタ部品の製造方法)
次に、インダクタ部品1の製造方法について説明する。
図11に示すように、第1~第4電極端子51~54を底板部21にモールド一体成形により一体に取り付ける。具体的に述べると、第1~第4電極端子51~54の第1、第2モールド面部151,152を底板部21に埋め込んで、第1~第4電極端子51~54を底板部21に取り付ける。このとき、第1~第4電極端子51~54において、実装面部150と接続面部153とフィレット面部154は、同一平面に展開した状態にある。
その後、第1電極端子51において、実装面部150と接続面部153とフィレット面部154を同一平面に展開した状態で、第1直線ピン部材411の接続面411aを接続面部153の第1主面153aに平行に位置した状態で面接触させて溶接する。このとき、レーザを第1主面153aの反対側の第2主面(Z方向)から照射して溶接する。第2電極端子52と第1直線ピン部材411の溶接や、第3電極端子53と第1直線ピン部材421の溶接や、第4電極端子54と第1直線ピン部材421の溶接についても同様である。
その後、図12に示すように、第1電極端子51において、接続面部153を実装面部150に対して相対的に折り曲げて、接続面部153を実装面部150に対して垂直に起立させる。さらに、フィレット面部154を実装面部150に対して相対的に折り曲げて、フィレット面部154を実装面部150に対して垂直に起立させる。このとき、図9に示すように、実装面部150とコア3との間に底板部21が存在しているので、接続面部153およびフィレット面部154を折り曲げる際、実装面部150は底板部21に支持され、実装面部150の変形を防ぐことができる。第2~第4電極端子52~54についても同様である。
その後、図4に示すように、コア3とコイル41,42を組み付ける工程と、コア3およびコイル41,42をケース2内に収納する工程とを行い、インダクタ部品1を製造する。
(コイルの折曲ピン部材のばね指数)
コイルの折曲ピン部材のばね指数について説明する。図13は、折曲ピン部材410をコア3に巻き付けたときの状態を示す。図13に示すように、ばね指数Ks=折曲ピン部材の曲率半径R1、R2/折曲ピン部材の線径rである。曲率半径R1は、コア3の外周面304の角部に位置する曲率半径をいい、曲率半径R2は、コア3の内周面303の角部に位置する曲率半径をいう。折曲ピン部材410のばね指数Ksは、何れの曲率半径R1、R2においても、3.6よりも小さい。一方、通常の巻線工法では、ばね指数は、3.6以上であることが実験的に分かっている。
なお、本開示は上述の実施形態に限定されず、本開示の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、ケースの形状や電極端子の形状は、本実施形態に限定されず、設計変更可能である。また、コイルの数量や電極端子の数量は、本実施形態に限定されず、設計変更可能である。また、コイルは、複数のピン部材から構成しているが、導線から構成してもよい。また、4つの電極端子の少なくとも一つが、底板部の第1主面に直交する方向からみて、コアに重なっていればよい。
1 インダクタ部品
2 ケース
21 底板部
211 第1主面
212 第2主面
213 第1側面
213a 第1凹溝
214 第2側面
214a 第1凹溝
22 箱部
221 第1側壁
222 第2側壁
222a 凸部
3 コア
301 下側端面
302 上側端面
303 内周面
304 外周面
31 長手部分
32 短手部分
41 第1コイル
41a 外周面
410 折曲ピン部材
411、412 第1、第2直線ピン部材
411a 接続面
42 第2コイル
42a 外周面
420 折曲ピン部材
421、422 第1、第2直線ピン部材
51~54 第1~第4電極端子
150 実装面部
151 第1モールド面部
152 第2モールド面部
153 接続面部
154 フィレット面部

Claims (8)

  1. 互いに対向する第1主面および第2主面を含む底板部と、
    前記底板部に配置された環状のコアと、
    前記コアに巻回されたコイルと、
    前記底板部に取り付けられ、前記コイルに電気的に接続された電極端子と
    前記コイルを覆う箱部と
    を備え、
    前記電極端子は、
    実装基板と接続される部分となる実装面部と、
    前記実装面部に接続され、前記コイルに接続される接続面部と、
    前記実装面部に接続され、はんだの濡れ上がり部分となるフィレット面部と
    を含み、
    前記コアは、前記コアの中心軸が前記底板部の前記第1主面に交差するように、前記底板部の前記第1主面に配置され、
    前記実装面部は、前記底板部の前記第2主面側において露出し、前記実装面部の少なくとも一部は、前記底板部の前記第1主面に直交する方向からみて、前記コアに重なり、
    前記接続面部および前記フィレット面部は、前記第2主面側において露出している前記実装面部よりも、前記底板部における前記第1主面に沿った方向の外側に配置され、
    前記接続面部は、前記箱部内に挿入されている、
    インダクタ部品。
  2. 前記フィレット面部は、前記箱部の外側に露出し、
    前記箱部における前記フィレット面部が位置する外面に、凸部が設けられ、
    前記凸部は、当該外面に直交する方向において、前記フィレット面部より外側に位置している、請求項1に記載のインダクタ部品。
  3. 前記底板部の形状は、前記底板部の前記第1主面に直交する方向からみて矩形状であって、前記電極端子は、前記底板部の当該矩形状の角に配置されている、請求項1又は2に記載のインダクタ部品。
  4. 互いに対向する第1主面および第2主面を含む底板部と、
    前記底板部に配置された環状のコアと、
    前記コアに巻回されたコイルと、
    前記底板部に取り付けられ、前記コイルに電気的に接続された電極端子と
    を備え、
    前記電極端子は、
    実装基板と接続される部分となる実装面部と、
    前記実装面部に接続され、前記コイルに接続される接続面部と、
    前記実装面部に接続され、はんだの濡れ上がり部分となるフィレット面部と
    を含み、
    前記コアは、前記コアの中心軸が前記底板部の前記第1主面に交差するように、前記底板部の前記第1主面に配置され、
    前記実装面部は、前記底板部の前記第2主面側において露出し、前記実装面部の少なくとも一部は、前記底板部の前記第1主面に直交する方向からみて、前記コアに重なり、
    前記接続面部および前記フィレット面部は、前記第2主面側において露出している前記実装面部よりも、前記底板部における前記第1主面に沿った方向の外側に配置され、
    前記底板部の形状は、前記底板部の前記第1主面に直交する方向からみて矩形状であって、前記電極端子は、前記底板部の当該矩形状の角に配置され、
    前記底板部は、前記底板部の前記第1主面に直交する方向からみて、第1方向に延在し前記第1方向に直交する第2方向に対向する2つの第1側面と、前記第2方向に延在し前記第1方向に対向する2つの第2側面とを含み、
    前記接続面部は、前記底板部の前記第1側面に配置され、前記フィレット面部は、前記底板部の前記第2側面に配置されている、インダクタ部品。
  5. 前記第1側面は、前記底板部の角に、第1凹溝を有し、前記第2側面は、前記底板部の角に、第2凹溝を有し、
    前記接続面部は、前記第1凹溝に挿入され、前記フィレット面部は、前記第2凹溝に挿入されている、請求項4に記載のインダクタ部品。
  6. 互いに対向する第1主面および第2主面を含む底板部と、
    前記底板部に配置された環状のコアと、
    前記コアに巻回されたコイルと、
    前記底板部に取り付けられ、前記コイルに電気的に接続された電極端子と
    を備え、
    前記電極端子は、
    実装基板と接続される部分となる実装面部と、
    前記実装面部に接続され、前記コイルに接続される接続面部と、
    前記実装面部に接続され、はんだの濡れ上がり部分となるフィレット面部と
    を含み、
    前記コアは、前記コアの中心軸が前記底板部の前記第1主面に交差するように、前記底板部の前記第1主面に配置され、
    前記実装面部は、前記底板部の前記第2主面側において露出し、前記実装面部の少なくとも一部は、前記底板部の前記第1主面に直交する方向からみて、前記コアに重なり、
    前記接続面部および前記フィレット面部は、前記第2主面側において露出している前記実装面部よりも、前記底板部における前記第1主面に沿った方向の外側に配置され、
    前記接続面部は、前記実装面部と直交している、インダクタ部品。
  7. 互いに対向する第1主面および第2主面を含む底板部と、
    前記底板部に配置された環状のコアと、
    前記コアに巻回されたコイルと、
    前記底板部に取り付けられ、前記コイルに電気的に接続された電極端子と
    を備え、
    前記電極端子は、
    実装基板と接続される部分となる実装面部と、
    前記実装面部に接続され、前記コイルに接続される接続面部と、
    前記実装面部に接続され、はんだの濡れ上がり部分となるフィレット面部と
    を含み、
    前記コアは、前記コアの中心軸が前記底板部の前記第1主面に交差するように、前記底板部の前記第1主面に配置され、
    前記実装面部は、前記底板部の前記第2主面側において露出し、前記実装面部の少なくとも一部は、前記底板部の前記第1主面に直交する方向からみて、前記コアに重なり、
    前記接続面部および前記フィレット面部は、前記第2主面側において露出している前記実装面部よりも、前記底板部における前記第1主面に沿った方向の外側に配置され、
    前記コアの外周面は、前記底板部の前記第1主面に直交する方向に伸びており、前記コイルを構成するピン部材は、前記底板部の前記第1主面に直交する方向を向いており、
    前記接続面部は、前記底板部の前記第1主面に直交する方向からみて、前記コイルの外周面と平行である、インダクタ部品。
  8. 前記底板部の前記第1主面に直交する方向における前記実装面部と前記コアとの間に、前記底板部が存在している、請求項から7の何れか一つに記載のインダクタ部品。
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