JP7348924B2 - 車両 - Google Patents

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Description

本明細書に開示する技術は、車両に関し、特に、アンテナが取り付けられた車両に関する。
特許文献1に、車両が開示されている。この車両では、スマートキーシステム(キーレスエントリーとも称される)用のアンテナが、ボディのセンターピラーに取り付けられている。
特開2017-212479号公報
車両のデザインによっては、ボディのセンターピラーが、ドアフレームによって覆われることがある。この場合、アンテナの送受信すべき電波が、ドアフレームによって遮られることで、アンテナの感度が低下するおそれがある。これを避けるためには、センターピラーに代えて、ドアフレームにアンテナを取り付けることが考えられる。あるいは、その他の要因を考慮して、センターピラーよりも、ドアフレームにアンテナを取り付けた方が、有利なことも多い。
しかしながら、ドアフレームに取り付けられたアンテナには、サイドドアの開閉に伴う衝撃や振動が加わり易く、そのような衝撃や振動を繰り返し経験することで、ドアフレームからアンテナが脱落することも想定される。このとき、ドアフレームから脱落したアンテナが、サイドドアのアウタパネルの裏側に入り込んでしまうと、アウタパネルによるシールド効果によって、アンテナの感度が顕著に低下するおそれもある。
上記したアンテナの脱落を防止するためには、ブラケットやボルトといった固定具を用いて、ドアフレームにアンテナを強固に取り付けることが考えられる。しかしながら、ドアフレームに存在するスペースには限りがあり、そのような固定具まで配置するスペースを確保することは難しい。また、固定具を用いてアンテナを固定する構造であると、車両の製造に必要とされる工程やコストを増大させるおそれも高い。
上記を鑑み、本明細書は、ドアフレームにアンテナを取り付けるための新規な技術を提供する。
本明細書が開示する技術は、車両に具現化される。この車両は、窓を有するサイドドアと、前記サイドドアに取り付けられたアンテナと、前記サイドドアに取り付けられており、前記アンテナから下方に延びるケーブルと対向するブラケットとを備える。前記サイドドアは、前記窓の下方に位置するアウタパネルと、前記窓の周囲に沿って延びるドアフレームとを有する。前記アンテナは、前記ドアフレームの上下方向に延びる区間の外面に、両面テープで固定されている。前記ブラケットは、前記ドアフレームとの間に、前記ケーブルが通過するケーブル開口を画定している。前記ケーブル開口は、前記アンテナが通過し得ない形状を有する。
上記した構成では、アンテナが両面テープを用いてドアフレームに固定されている。両面テープを用いることで、ドアフレームの限られたスペースのなかでも、アンテナをドアフレームに対して強固に固定することができる。その一方で、両面テープでは経年劣化が避けられず、車両が長期に亘って使用される過程において、ドアフレームからアンテナが脱落(又は、剥離)することも想定される。この点に関して、アンテナからは、下方に向けてケーブルが延びており、そのケーブルは、ブラケットに設けられたケーブル開口を通過している。そして、ケーブル開口は、アンテナが通過し得ない形状を有している。従って、ドアフレームからアンテナが脱落したときに、ドアフレームに沿って下降していくアンテナを、ブラケットによって受け止めることができる。これにより、ドアフレームから脱落したアンテナが、例えばアウタパネルの内側に入り込んでしまうといった事態を、未然に防ぐことができる。
実施例の車両10を模式的に示す。 車両10のリアサイドドア40を示す。 リアサイドドア40に取り付けられたアンテナ60を示す。 図3中のIV-IV線における断面図。 ブラケット70を示す斜視図。 アンテナ60の取付位置を変更した一変形例を示す。 アンテナ60の取付位置を変更した他の一変形例を示す。
本技術の一実施形態において、前記ケーブル開口の前後方向における寸法は、前記アンテナの前後方向における寸法よりも小さくてもよい。但し、このようなケーブル開口の形状は、前述したアンテナが通過し得ない形状の一例であって、ケーブル開口の形状を限定するものではない。なお、ケーブル開口の前後方向の寸法とは、ブラケットがサイドドアに取り付けられ、そのサイドドアが閉じられた状態において、車両の前後方向におけるケーブル開口の寸法を意味する。アンテナの前後方向における寸法についても同様である。
本技術の一実施形態において、ブラケットは、前記アンテナ開口に隣接する位置に、前記アンテナに対して下方から対向する対向面を有してもよい。このような構成によると、ドアフレームから脱落し、ドアフレームに沿って下降していくアンテナが、ブラケットの対向面によって安定して支持される。
本技術の一実施形態において、前記サイドドアは、運転席用のフロントサイドドアに後方から隣接するリアサイドドアであってもよい。この場合、前記アンテナが固定された前前記ドアフレームの上下方向に延びる区間は、前記窓の前方に位置する区間であってもよい。このような構成によると、アンテナを、フロントサイドドアに隣接して配置することができ、アンテナの通信可能な範囲を、フロントサイドドアの近傍(特に、そのドアハンドルの近傍)に設定することができる。
本技術の一実施形態において、前記サイドドアは、運転席用のフロントサイドドアであってもよい。この場合、前記アンテナが固定された前記ドアフレームの上下方向に延びる前記区間は、前記窓の後方に位置する区間であってもよい。このような構成によっても、アンテナを、フロントサイドドアに隣接して配置することができ、アンテナの通信可能な範囲を、フロントサイドドアの近傍(特に、そのドアハンドルの近傍)に設定することができる。
本技術の一実施形態において、前記アンテナは、前記車両のユーザが所持する無線通信端末と通信するものであってもよい。この場合、前記無線通信端末は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット、電子通信キー、ICカードであってよい。
本技術の一実施形態において、前記アンテナは、スマートキーシステム用のアンテナであってもよい。但し、アンテナの用途については、特に限定されず、本明細書が開示する技術は、アンテナの用途や通信方式にかかわらず、広く適用することができる。
本技術の一実施形態において、前記サイドドアは、ヒンジドアであってもよい。但し、他の実施形態として、前記サイドドアは、例えば、スライドドア、ガルウイングドア、シザードア、バタフライドアといった、様々なタイプのサイドドアであってよい。
本明細書において単に前方、後方、前後方向といった記載は、車両における前方、後方、前後方向をそれぞれ意味するものとする。同様に、単に左方、右方、左右方向といった記載は、車両における左方、右方、左右方向をそれぞれ意味し、単に上方、下方、上下方向といった記載は、車両における上方、下方、上下方向を意味する。例えば、車両が水平面上に配置されたときに、車両の上下方向は、鉛直方向と一致する。また、車両の左右方向は、水平面に平行かつ車両の車軸に平行な方向となり、車両の前後方向は、水平面に平行かつ車両の車軸に垂直な方向となる。
図面を参照して、実施例の車両10について説明する。車両10は、路面を走行する車両であり、ボディ12と、複数の車輪14、16とを含む。ボディ12は、特に限定されないが、主に金属で構成されている。ボディ12は、主に、前部12f、キャビン12c及び後部12rを有する。キャビン12cには、一又は複数のユーザが搭乗可能に構成されている。複数の車輪14、16には、一対の前車輪14と、一対の後車輪16とが含まれる。なお、車輪14、16の数については、四つに限定されない。
特に限定されないが、車両10は、電動車両であってよい。ここでいう電動車両とは、車輪14、16の少なくとも一つを、走行用モータによって駆動する自動車を広く意味する。車両10には、例えば、外部の電源によって充電される電気自動車、走行用モータとエンジンとを有するハイブリッド車、燃料電池を電源とする燃料電池車等が含まれる。また、本実施例の車両10は、ユーザによって運転されるものに限られず、外部の装置によって操作されるものや、自律走行するものも含まれる。
ここで、図面における方向FRは、車両10の前後方向における前方を示し、方向RRは、車両10の前後方向における後方を示す。また、方向LHは車両10の左右方向(あるいは幅方向)における左方を示し、方向RHは車両10の左右方向における右方を示す。そして、方向UPは車両10の上下方向における上方を示し、方向DWは車両10の上下方向における下方を示す。本実施例においても、車両10の前方、後方及び前後方向、車両10の左方、右方及び左右方向、並びに、車両10の上方、下方及び上下方向を、それぞれ単に前方、後方、前後方向、左方、右方、左右方向、上方、下方及び上下方向と称することがある。
車両10は、複数のサイドドア20、40をさらに備える。複数のサイドドア20、40は、ボディ12の側面に位置しており、開閉可能に構成されている。ユーザは、いずれかのサイドドア20、40を開放することで、キャビン12cに乗り降りすることができる。特に限定されないが、複数のサイドドア20、40には、フロントサイドドア20とリアサイドドア40とが含まれる。フロントサイドドア20は、車両10の運転席用のドアである。リアサイドドア40は、他の乗員席用のドアであって、フロントサイドドア20に後方から隣接する。特に限定されないが、本実施例におけるサイドドア20、40は、ボディ12に対して水平方向に揺動するヒンジドアである。
複数のサイドドア20、40には、それぞれ窓22、42とドアハンドル24、44が設けられている。ユーザは、ドアハンドル24、44を操作することで、サイドドア20、40を開放することができる。但し、サイドドア20、40は、車両10が備えるスマートキーシステム18によって、ロック及びロック解除される。サイドドア20、40がロックされると、ドアハンドル24、44の操作が無効化され、サイドドア20、40が開放不能に固定される。スマートキーシステム18は、ユーザが所持する無線通信端末(図示省略)と無線通信することで、サイドドア20、40のロック及びロック解除を実行する。
図2に示すように、リアサイドドア40は、アウタパネル46とドアフレーム48とを有する。アウタパネル46は、窓42の下方に位置しており、特に限定されないが、金属で構成されている。前述したドアハンドル44は、アウタパネル46上に位置している。ドアフレーム48は、窓42の周囲に沿って延びており、特に限定されないが、金属で構成されている。ドアフレーム48は、概して、第1区間48a、第2区間48b及び第3区間48cを有する。第1区間48aは、窓42の前方に位置しており、アウタパネル46から上方に向けて延びている。第2区間48bは、窓42の上方に位置しており、第1区間48aの上端から後方に向けて延びている。第3区間48cは、窓42の後方に位置しており、第2区間28bの後端からアウタパネル46まで下方に向けて延びている。言い換えると、第3区間48cは、アウタパネル46から上方へ、第2区間48bの後端まで延びている。ドアフレーム48の第1区間48aには、下記するアンテナ60が取り付けられている。
車両10は、アンテナ60とブラケット70とをさらに備える。一例ではあるが、本実施例におけるアンテナ60は、スマートキーシステム18用のアンテナである。アンテナ60は、ケーブル62を介して、スマートキーシステム18に接続されている。アンテナ60は、リアサイドドア40に取り付けられている。アンテナ60は、ドアフレーム48の第1区間48aに位置しており、フロントサイドドア20のドアハンドル24に近接するように配置されている。これにより、アンテナ60の通信可能な範囲を、フロントサイドドア20のハンドル24の近傍に設定することができる。
図3-図5を参照して、アンテナ60の取付構造を詳細に説明する。アンテナ60は、ドアフレーム48の第1区間48aの外面49に、両面テープ52で固定されている。両面テープ52の具体的な材質や構造については特に限定されない。両面テープ52は、工業製品用の比較的に接着力の強いものであるとよい。一例ではあるが、第1区間48aの外面49には、アンテナ60を収容する凹部50が設けられている。ケーブル62は、アンテナ60から下方に向けて延びており、アウタパネル46の内側へと配策されている。
ドアフレーム48の第1区間48aには、化粧パネル54が取り付けられている。化粧パネル54は、例えば樹脂といった高分子材料で構成されており、アンテナ60を挟んで第1区間48aの外面49と対向している。化粧パネル54の内面54aには、シール材56が設けられている。シール材56は、例えば発泡樹脂といった柔軟な材料で構成されており、アンテナ60に当接することによって、アンテナ60をドアフレーム48に向けて押圧する。ここで、化粧パネル54及びシール材56を構成する各材料は、特に限定されない。但し、化粧パネル54及びシール材56を構成する各材料は、電波を透過する材料であるとよい。また、シール材56は、化粧パネル54よりも、弾性係数の低い柔軟な材料又は構造を有するとよい。
ブラケット70は、リアサイドドア40に取り付けられている。ブラケット70は、例えば樹脂といった高分子材料で構成されている。ブラケット70は、アウタパネル46と、ドアフレーム48の第1区間48aとの境界に位置しており、ケーブル62に対向している。なお、ブラケット70の位置は、当該境界の位置に限定されない。ブラケット70は、ドアフレーム48との間に、ケーブル62が通過するケーブル開口72を画定している。ケーブル開口72の前後方向における寸法W72は、ケーブル62の直径D62よりも大きいが、アンテナ60の前後方向における寸法W60よりは小さい。従って、ケーブル開口72は、アンテナ60が通過し得ない形状を有している。
以上のように、本実施例の車両10では、アンテナ60が両面テープ52を用いてドアフレーム48に固定されている。両面テープ52を用いることで、ドアフレーム48の限られたスペースのなかでも、アンテナ60をドアフレーム48に対して強固に固定することができる。その一方で、両面テープ52では経年劣化が避けられず、車両10が長期に亘って使用される過程において、ドアフレーム48からアンテナ60が脱落(又は、剥離)することも想定される。
上記の点に関して、本実施例の車両10では、ブラケット70が設けられている。ブラケット70は、アンテナ60から下方に延びるケーブル62に対向しており、ドアフレーム48との間にケーブル62が通過するケーブル開口72を画定している。このケーブル開口72は、アンテナ60が通過し得ない形状を有している。従って、例えばドアフレーム48からアンテナ60が脱落したときに、ドアフレーム48に沿って下降していくアンテナ60を、ブラケット70によって受け止めることができる。これにより、ドアフレーム48から脱落したアンテナ60が、例えばアウタパネル46の内側に入り込むといった事態を、未然に防ぐことができる。
図4、図5に示すように、ブラケット70は、ケーブル開口72に隣接する位置に、アンテナ60に対して下方から対向する対向面74を有する。特に、本実施例のブラケット70では、ケーブル開口72の前後方向における両側に、一対の対向面74が設けられている。このような構成によると、ドアフレーム48から脱落し、ドアフレーム48に沿って下降していくアンテナ60が、ブラケット70の対向面74によって安定して支持される。
図6に示すように、一変形例として、アンテナ60及びブラケット70は、リアサイドドア40のドアフレーム48において、第3区間48cに設けられてもよい。ドアフレーム48の第3区間48cについても、アウタパネル46から上方に延びているので、ドアフレーム48からアンテナ60が脱落(又は、剥離)したときに、アンテナ60がアウタパネル46の内側に入り込むおそれがある。そのことから、アンテナ60をドアフレーム48の第3区間48cに取り付ける場合でも、ブラケット70を併せて取り付けることによって、ブラケット70の前述した作用効果を同様に期待することができる。
図7に示すように、他の一変形例として、アンテナ60及びブラケット70は、フロントサイドドア20に取り付けられてもよい。リアサイドドア40と同様に、フロントサイドドア20は、窓22の下方に位置するアウタパネル26と、窓22の周囲に沿って延びるドアフレーム28とを有する。ドアフレーム28は、概して、第1区間28a、第2区間28b及び第3区間28cを有する。第1区間28aは、窓22の前方に位置しており、アウタパネル26から上方に向けて延びている。第2区間28bは、窓22の上方に位置しており、第1区間28aの上端から後方に向けて延びている。第3区間28cは、窓22の後方に位置しており、第2区間28bの後端からアウタパネル26まで下方に向けて延びている。言い換えると、第3区間28cは、アウタパネル26から上方へ、第2区間28bの後端まで延びている。
フロントサイドドア20において、アンテナ60及びブラケット70は、ドアフレーム28の第3区間28cに設けられてもよい。これにより、アンテナ60をフロントサイドドア20のドアハンドル24に近接させて、アンテナ60の通信可能な範囲をフロントサイドドア20のドアハンドル24の近傍に設定することができる。但し、図示省略するが、アンテナ60及びブラケット70は、フロントサイドドア20において、ドアフレーム28の第1区間28aに設けられてもよい。いずれの区間28a、28cにおいても、ドアフレーム28はアウタパネル26から上方に延びているので、ドアフレーム28からアンテナ60が脱落(又は、剥離)したときに、アンテナ60がアウタパネル26の内側に入り込むおそれがある。そのことから、アンテナ60をドアフレーム28の第1区間28a又は第3区間28cに取り付けた場合でも、ブラケット70を併せて取り付けることによって、ブラケット70の前述した作用効果を同様に期待することができる。
本実施例の車両10では、ブラケット70が、アウタパネル46とドアフレーム48との境界に位置しており、当該境界に沿って配置されている。このような構成によると、ケーブル62がアウタパネル46の内側へと配策される箇所を、ブラケット46によって覆うことができる。通常、ケーブル62がアウタパネル46の内側へと配策される箇所には、ケーブル62を通過させるための開口や隙間が設けられることも多い。そのような開口や隙間が、ブラケット70によって覆われることで、キャビン12c内へと侵入するノイズ音を抑制することができる。特に、ブラケット70が、樹脂といった高分子で形成されていると、そのような遮音効果を高めることができる。
以上、本技術の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独あるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:車両
12:ボディ
14、16:前輪、前輪
18:スマートキーシステム
20:フロントサイドドア
22:フロントサイドドアの窓
26:フロントサイドドアのアウタパネル
28:フロントサイドドアのドアフレーム
40:リアサイドドア
42:リアサイドドアの窓
46:リアサイドドアのアウタパネル
48:リアサイドドアのドアフレーム
52:両面テープ
54:化粧パネル
56:シール材
60:アンテナ
62:ケーブル
70:ブラケット
72:ブラケットのケーブル開口
74:ブラケットの対向面

Claims (8)

  1. 窓を有するサイドドアと、
    前記サイドドアに取り付けられたアンテナと、
    前記サイドドアに取り付けられており、前記アンテナから下方に延びるケーブルと対向するブラケットと、を備え、
    前記サイドドアは、前記窓の下方に位置するアウタパネルと、前記窓の周囲に沿って延びるドアフレームとを有し、
    前記アンテナは、前記ドアフレームの上下方向に延びる区間の外面に、両面テープで固定されており、
    前記ブラケットは、前記ドアフレームとの間に、前記ケーブルが通過するケーブル開口を画定しており、
    前記ケーブル開口は、前記アンテナが通過し得ない形状を有する、
    車両。
  2. 前記ケーブル開口の前後方向における寸法は、前記アンテナの前後方向における寸法よりも小さい、請求項1に記載の車両。
  3. 前記ブラケットは、前記ケーブル開口に隣接する位置に、前記アンテナに対して下方から対向する対向面を有する、請求項1又は2に記載の車両。
  4. 前記サイドドアは、運転席用のフロントサイドドアに後方から隣接するリアサイドドアであって、
    前記ドアフレームの上下方向に延びる前記区間は、前記窓の前方に位置する区間である、請求項1から3のいずれか一項に記載の車両。
  5. 前記サイドドアは、運転席用のフロントサイドドアであり、
    前記アンテナが固定された前記ドアフレームの上下方向に延びる前記区間は、前記窓の後方に位置する区間である、請求項1から3のいずれか一項に記載の車両。
  6. 前記アンテナは、前記車両のユーザが所持する無線通信端末と通信する、請求項1から5のいずれか一項に記載の車両。
  7. 前記アンテナは、スマートキーシステム用のアンテナである、請求項1から6のいずれか一項に記載の車両。
  8. 前記サイドドアは、ヒンジドアである、請求項1から7のいずれか一項に記載の車両。
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