JP2005041413A - 自動車用ドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】
この発明は、ドアモジュール技術を採用した自動車用ドア構造において、車両装備部品が異なる場合であっても、できるだけ成形コストを増加させずに、モジュールキャリヤプレートへの組付け作業を共通化してドアモジュール技術の効果を阻害しない自動車用ドア構造を提供すること目的とする。
【解決手段】
この発明の自動車用ドア構造は、アウタパネルD2と、中央に開口3を設けたインナパネルD2と、該インナパネルの開口3に対して、車両装備部品を組付けた状態で取付けるプレート部材たるモジュールキャリヤプレートPとを備えた自動車用ドアであって、上記モジュールキャリヤプレートPに所定の開口(アウタハンドル連結サービスホール13参照)を形成し、該モジュールキャリヤプレートの開口を塞ぐ第2蓋部材2を設け、その第2蓋部材2に車両装備部品の一部(アンテナ21、ブザー22参照)を組付けたものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ドアのインナパネル中央に形成した開口に対し、車両装備部品を予め組付けた状態で取付けるプレート部材、所謂モジュールキャリアプレートを採用した自動車用ドア構造に関する。
近年、自動車用ドアの組立作業の効率化のため、ドア機能部品等の車両装備部品を予めサブラインでプレート部材に組付けてモジュール化する、所謂ドアモジュールという技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
すなわち、特許文献1に記載しているように、ドアのインナパネル中央に開口を設け、その開口に対応するモジュールキャリアプレート(モジュールキャリアプレート)にウィンドレギュレータ装置、インナハンドル、スピーカ等の車両装備部品を予めサブラインで組付けてモジュール化を行い、その車両装備部品をモジュール化したモジュールキャリアプレートを、メインラインでドアのインナパネルに組付けることにより、組立作業の効率化等の効果を得るものである。
特開2001−239836号公報。
ところで、一般に車両装備部品は、同一の車種であってもエンジン排気量やグレードによって異なる場合が多い。さらに派生車種においては、基本の車体構造が同じであっても、車両装備部品が全く異なる場合がある。
このような場合、従来は、その装備部品の違いに応じて別途車体パネルを変更したり、ブラケット部材などを設け、装備部品を装着するのが一般であった。
このような考えを、上述のドアモジュール技術に適用すると、車両装備部品が異なる場合には、車種又はグレードごとにモジュールキャリアプレートを変更する必要が生じる。
しかし、装備部品が異なることでモジュールキャリアプレートを全て変更することになると成形コストが増加し、またモジュールキャリアプレートへの装備部品の組付け作業も共通化できず、上述のドアモジュール技術の効果を阻害するという問題が生じる。
そこで、この発明は、ドアモジュール技術を採用した自動車用ドア構造において、車両装備部品が異なる場合であっても、できるだけ成形コストを増加させずに、モジュールキャリヤプレートへの組付け作業を共通化してドアモジュール技術の効果を阻害しない自動車用ドア構造を提供することを目的とする。
この発明による自動車用ドア構造は、アウタパネルと、中央に開口を設けたインナパネルと、該インナパネルの開口に対して、車両装備部品を組付けた状態で取付けるプレート部材とを備えた自動車用ドアであって、上記プレート部材に所定の開口を形成し、該プレート部材の開口を塞ぐ蓋部材を設け、該蓋部材に車両装備部品の一部を組付けたものである。
すなわち、プレート部材であるモジュールキャリヤプレートに所定の開口を形成し、その開口を塞ぐ蓋部材に車両装備部品の一部を組付けるものである。
上記構成によれば、車両装備部品が異なる場合であっても、モジュールキャリヤプレート自体を変更することなく、蓋部材だけを変更するだけで対応できる。
例えば、特定の車種やグレードに装備される装備部品について、蓋部材にその装備部品の組付けを設定し、その他の車種やグレードにはその装備部品を組付けない蓋部材を設定することで、モジュールキャリヤプレート自体は共通化することができる。
この発明の一実施態様においては、上記プレート部材の開口を組付け作業用のサービスホールとしたものである。
上記構成によれば、プレート部材の開口を組付け作業用のサービスホールとしたことにより、蓋部材をサービスホールを塞ぐホールカバーとして用いることができ、蓋部材の機能をさらに広げることができる。
この発明の一実施態様においては、上記プレート部材に組付ける車両装備部品を標準装備部品に設定し、上記蓋部材に組付ける車両装備部品を選択装備部品に設定したものである。
上記構成によれば、少なくとも標準装備部品はプレート部材たるモジュールキャリヤプレートに組付けられ、選択装備部品、所謂オプション部品は蓋部材に組みつけられるため、同一車種でオプション装備の有無や種類が異なっても、モジュールキャリアプレート自体は同じ物を用いることができる。
この発明の一実施態様においては、上記蓋部材に凹部を形成し、該凹部に車両装備部品を収容したものである。
上記構成によれば、凹部を形成したことにより、蓋部材の剛性が高められるため、安定して車両装備部品を蓋部材に組付けることができ、またモジュールキャリアプレート自体に成形する凹部を削減できるため、モジュールキャリアプレートの成形性が向上する。
この発明の一実施態様においては、上記凹部を車室外側に凹む第1凹部と車室内側に凹む第2凹部として形成し、第1凹部に第1車両装備部品を、第2凹部に第2車両装備部品を収容したものである。
上記構成によれば、第1凹部と第2凹部とを蓋部材に形成したことで、より蓋部材の剛性をより高めることができ、また、第1車両装備部品、第2車両装備部品をその車両装備部品の性質に応じて適切に配置することができる。
この発明の一実施態様においては、上記第1車両装備部品と上記第2車両装備部品とを関連部品としたものである。
上記構成によれば、蓋部材に組付ける車両装備部品を関連部品としたことにより、関連部品を蓋部材の一箇所に集中配置することができ、組付け性能を向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記第1車両装備部品をキーレスエントリー装置のアンテナとし、上記第2車両装備部品をキーレスエントリー装置のブザーとしたものである。
上記構成によれば、防水性の要求が高いアンテナを蓋部材の車室内側、外部に警報音を発したいブザーを蓋部材の車室外側に適切に配置できるため、キーレスエントリー装置の性能を向上することができる。
この発明によれば、プレート部材であるモジュールキャリヤプレートに所定の開口を形成し、その開口を塞ぐ蓋部材に車両装備部品の一部を組付けるという構成を採ることにより、ドアモジュール技術を採用した自動車用ドア構造において、車両装備部品が異なる場合であっても、できるだけ成形コストを増加させずに、モジュールキャリヤプレートへの組付け作業を共通化してドアモジュール技術の効果を阻害しない自動車用ドア構造を提供することができる。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図1は本発明を採用した自動車用ドア構造の分解斜視図である。なお、本実施例ではフロントドアで説明するが、その他リアドアやバックドアなどでも同様の構造を採用してもよい。
本実施例の自動車用ドア構造は、図1に示すようにインナパネルD1、アウタパネルD2、そしてウィンドサッシュD3とから成る鉄板製のドアパネルDと、樹脂製部材で成形したモジュールキャリヤプレートPと、モジュールキャリヤプレートPに形成した開口(サービスホール)を塞ぐ樹脂製の蓋部材1,2と、車室側面をなすトリム部材Tと、ウィンドガラスWとによって構成している。なお、本実施例の自動車用ドアはフロントドアであるため、ウィンドサッシュD3は前部が下方に傾斜している。
ドアパネルDは、前述のようにインナパネルD1、アウタパネルD2、そしてウィンドサッシュD3から成るが、このうちインナパネルD1の中央には、ほぼ全面に渡って開口3を形成している。なお、このように開口3を形成しても、ベルトライン位置の上部インナパネルD1aを残すことで、インナパネルとしての剛性は最低限確保している。また、この開口3の周縁には、モジュールキャリアプレートPやトリム部材Tをファスナークリップやボルトで装着するために取付穴4等を複数穿設している。
また、ドアパネルD内部には、ドアパネルDの側突剛性を高めるために車体前後方向にインパクトバー6を貫通配置している。そして、アウタパネルD2の後端上部には、車外からドアの開閉操作を行うアウタハンドル7を設けている。
前述のモジュールキャリアプレートPは、インナパネルの開口3の形状と略一致するよう、前端上部のコーナを斜めに切り欠いた略長方形形状に成形し、このモジュールキャリアプレートPの周縁には、前記取付穴4に対応する係止穴11を複数穿設している。
そして、モジュールキャリアプレートの中央部には、ウィンドガラスWをウィンドレギュレータ装置Rに組付けるためのウィンドガラス組付サービスホール12を、また後端上部には、アウタハンドル7とワイヤケーブル等の連結作業を行なうためのアウタハンドル連結サービスホール13を開設している。さらにモジュールキャリアプレートの中央部には、トリム部材Tを固定するためリセスブラケット部14を突出成形している。
このモジュールキャリアプレートPには、図1に示すようにインナパネルに組付ける前に、予め複数の車両装備部品を組付けている。
まず、モジュールキャリアプレートPの車内側面には、上部にインナハンドルアッシー15を、中央部にウィンドレギュレータ装置Rのモータ16を組付け、モジュールキャリアプレートPの前端下部にはフロントスピーカ17を組付けている。
一方、モジュールキャリアプレートPの車外側面には、中央部にウィンドレギュレータ装置Rのガイドレール18、ケーブル19等を組付けている。
さらに、モジュールキャリアプレートPの全域には、各車両装備部品に電力や電気信号を送電するハーネスHが張り巡らされている。このハーネスHは前端のカプラKを車両側のカプラ(図示せず)に結合し、モジュールキャリアプレートPに組付けた各車両装備部品に電力や電気信号を供給するように構成している。
前述の蓋部材は、ウィンドガラス組付サービスホール12を塞ぐ第1蓋部材1と、アウタハンドル連結サービスホール13を塞ぐ第2蓋部材2とから成り、このうち第2蓋部材2には車両装備部品の一つであり、かつオプション設定されたキーレスエントリー装置のアンテナ21とブザー22を組付けている。一方、第1蓋部材1には、特に車両装備部品を取り付けることなく、ウィンドガラス組付サービスホール12のホールカバーとしての機能のみを果たしている。
なお、第2蓋部材2は、キーレスエントリー装置非装着の車両に対応するため、アンテナやブザーを組付けないタイプの第2蓋部材2(破線で示す)も設定しており、車種やグレードに応じて、適宜付替えを行うように構成している。
前述のトリム部材Tは、図1に示すようにモジュールキャリアプレートPをドアパネルDに組付けた後に、ドアパネルDに組付けることで車室壁面を構成している。
このトリム部材Tには、その中央部にパワーウィンド装置やドアロック装置のスイッチ類31を設け、その後方にアシストグリップ32、アームレスト33を設けている。そしてトリム部材Tの下部には、スピーカカバー34、ポケット部35を設けている。
前述のウィンドガラスWは、ウィンドサッシュの形状と略一致する形状のガラス材で構成し、下端にはウィンドレギュレータ装置に組付け固定される固定部W1を設けている。このウィンドガラスWも、ドアパネルDにモジュールキャリアプレートPを組付けた後、ウィンドサッシュD3側からドアパネルD内部に差込んでモジュールキャリアプレートPのウィンドレギュレータ装置Rに組付けるように構成している。
次に、図2、図3により第2蓋部材2の詳細構造について詳述する。図2はモジュールキャリヤプレートPに第2蓋部材2を装着した状態を車室側から見た斜視図、図3はその第2蓋部材2を装着した状態を車外側から見た斜視図である。
前述のように第2蓋部材2は、モジュールキャリアプレートPに開設したアウタハンドル連結サービスホール13を塞いでモジュールキャリアプレートPに装着するように構成している。
すなわち、アウタハンドル7の連結作業を行った後で、第2蓋部材2でそのサービスホール13を塞ぐことで、車室内の防水性を確保し、ホールカバーとしての機能を果たすように構成している。
さらに、前述のように第2蓋部材2には、オプション装備部品であるキーレスエントリー装置のアンテナ21とブザー22を予め組み付けている。具体的には図4〜図7の断面図に示すように、第2蓋部材の上部に形成した第1凹部23にアンテナ21を、下部に形成した第2凹部24にブザー22を収容するように組付ける。すなわち、第1凹部23を車室外側に凹ませ、第2凹部24を車室内側に凹ませて、その凹部内にそれぞれアンテナ21、ブザー22を配置している。
第1凹部に収容されるアンテナ21は、略四角柱状の部品であり、両端をスクリュボルト25,26によって第2蓋部材に螺合固定している。このように螺合固定することで、第1凹部23内に安定してアンテナ21を配置できる。
一方、第2凹部24に収容されるブザー22は、一部突出部を有する略正方形状の部材であり、取付けブラケット27を介して第2蓋部材2に固定している。この取付けブラケット27は、平板の一部を折り曲げて形成し、ブザー22の背面を差込み固定(図示せず)して、折り曲げた両端をスクリュボルト28,29よって第2蓋部材に螺合固定している。またブザー22も螺合固定することで、第2凹部24内に安定して配置できる。
なお、このキーレスエントリー装置は、所謂パッシブタイプのキーレスエントリー装置であり、乗員が発信機(図示せず)を持ってドアに近接するだけでドアロックの開錠が自動的に行われるものである。基本的なシステムについては公知であり具体的なシステムの説明は省略するが、アンテナ21はドア近傍の車室内外に電波を照射して発信機の存在を検出するように設定してあり、ブザー22は乗員が車室内にキーを置き忘れた場合などに車外に対して警報を発するように設定してある。
このように設定されたアンテナ21やブザー22を、第1凹部23や第2凹部24に配置することで、アンテナ21の防水性を確保しつつ、ブザー22の警報音も外部に適切に発することができる。
さらに、第2蓋部材2には、外周縁にモジュールキャリアプレートPに当接する座部2aを形成して、その座部2aのモジュールキャリアプレート側側面には、アウタハンドル連結サービスホール13に差込む際にガイドとして機能する鍔部2bを全周にわたり形成している。
鍔部2bの一部には、かえり機能を有する爪部2cを形成し、第2蓋部材2をモジュールキャリアプレートPに差込み固定した後、第2蓋部材2が容易に離脱しないようにしている。
もっとも、本実施例のように第2蓋部材2に車両装備部品を装着した場合には重量が増加し、車両走行中などにモジュールキャリアプレートPから離脱する恐れが生じるため、本実施例の第2蓋部材2では上方の座部2aをモジュールキャリアプレートPにボルト30によって螺合固定している。
また、座部2aのモジュールキャリアプレートPとの間にはシール剤Sが塗布され、開口を設けたことによるシール性の悪化を防止して車室内の防水性を確保している。
また、第2蓋部材の前方の座部2aには、モジュールキャリアプレートP側から延びる3本のハーネスH1,H2,H3を固定する固定部2dを形成し、各ハーネスH1,H2,H3の位置を固定している。この各ハーネスH1,H2,H3は、それぞれアンテナ21、ブザー22、ドアロック(図示せず)等に電力及び電気信号を供給している。
さらに、第2蓋部材の下方の座部2a、第2凹部24の前方、後方には、カプラを固定するカプラ固定部2e、2f、2gを設け、アンテナ21、ブザー22、ドアロック等の車両装備部品とハーネスHを電気的に連結する各カプラk1、k2、k3を固定している。
なお、第2凹部の前方、後方のカプラ固定部2f、2gに対応する車外側には、カプラの取付金具40に雨水などが飛散しないように、防水カバー部2h、2iを突出形成している。
次に、以上のように構成した自動車用ドア構造の作用及び効果について、詳述する。
このように本実施例の自動車用ドア構造は、アウタパネルD2と、中央に開口3を設けたインナパネルD2と、該インナパネルの開口3に対して、車両装備部品を組付けた状態で取付けるプレート部材たるモジュールキャリヤプレートPとを備えた自動車用ドアであって、上記モジュールキャリヤプレートPに所定の開口(アウタハンドル連結サービスホール13参照)を形成し、該モジュールキャリヤプレートの開口を塞ぐ第2蓋部材2を設け、その第2蓋部材2に車両装備部品の一部(アンテナ21、ブザー22参照)を組付けたものである。
上記構成によれば、仮に車両装備部品が車種等により異なる場合であっても、モジュールキャリヤプレートP自体を変更することなく、第2蓋部材2だけを変更するだけで、対応できる。
すなわち、特定の車種やグレードに装備される装備部品について、第2蓋部材2にその装備部品の組付けを設定し、その他の車種やグレードにはその装備部品を組付けない別の第2蓋部材2を設定しているため、モジュールキャリヤプレートP自体を共通化することができる。
したがって、この構成によれば、ドアモジュール技術を採用した自動車用ドア構造において、車両装備部品が異なる場合であっても、できるだけ成形コストを増加させずに、モジュールキャリヤプレートへの組付け作業を共通化してドアモジュール技術の効果を阻害しない自動車用ドア構造を提供することができる。
また、この実施例では、上記モジュールキャリヤプレートPの開口を組付け作業用のサービスホール(アウタハンドル連結サービスホール13参照)としたものである。
上記構成によれば、第2蓋部材2をサービスホールを塞ぐホールカバーとして用いることができ、第2蓋部材の機能をさらに広げることができる。
また、この実施例では、上記モジュールキャリヤプレートに組付ける車両装備部品を標準装備部品に設定し、上記第2蓋部材2に組付ける車両装備部品を選択装備部品(アンテナ21、ブザー22参照)に設定したものである。
上記構成によれば、少なくとも標準装備部品はモジュールキャリヤプレートPに組付けられ、選択装備部品、所謂オプション部品は第2蓋部材2に組みつけられるため、同一車種でオプション装備の有無や種類が異なっても、モジュールキャリアプレート自体Pは同じ物を用いることができる。
また、この実施例では、上記第2蓋部材2に凹部(23、24参照)を形成し、該凹部に車両装備部品を収容したものである。
上記構成によれば、凹部を形成したことにより、第2蓋部材2の剛性が高められるため、安定して車両装備部品を第2蓋部材2に組付けることができ、またモジュールキャリアプレート自体に成形する凹部を削減できるため、モジュールキャリアプレートPの成形性が向上する。
また、この実施例では、上記凹部を車室外側に凹む第1凹部23と車室内側に凹む第2凹部24として形成し、第1凹部23に第1車両装備部品(アンテナ21参照)を収容し、第2凹部24に第2車両装備部品(ブザー22参照)を収容したものである。
上記構成によれば、第1凹部23と第2凹部24とを第2蓋部材2に形成したことで、より第2蓋部材2の剛性をより高めることができ、また、第1車両装備部品、第2車両装備部品をその車両装備部品の性質に応じて適切に配置することができる。
また、この実施例では、上記第1車両装備部品と上記第2車両装備部品とを関連部品としたものである。
上記構成によれば、第2蓋部材2に組付ける車両装備部品を関連部品としたことにより、関連部品を第2蓋部材2の一箇所に集中配置することができ、組付け性能を向上させることができる。
また、この実施例では、上記第1車両装備部品をキーレスエントリー装置のアンテナ21とし、上記第2車両装備部品をキーレスエントリー装置のブザー22としたものである。
上記構成によれば、防水性の要求が高いアンテナ21を第2蓋部材2の車室内側、外部に警報音を発したいブザー22を第2蓋部材の車室外側に適切に配置できるため、キーレスエントリー装置の性能を向上することができる。
なお、本実施例では第2蓋部材を車両装備部品の組み付けられる物と、組み付けられない物との2種類しか設定していないが、さらに異なる車両装備部品が設定される場合には、3種類以上設定してもよい。
また、第2蓋部材はもちろんサービスカバーを兼ねないものであってもよい。
さらに、第2蓋部材に組付ける車両装備部品についても、キーレスエントリー装置の部品に限定するものではなく、例えば、盗難防止装置の部品やサイドエアバッグ装置の部品等にしてもよい。
また、本実施例では、第2蓋部材のみに車両装備部品を組付けたが、第1蓋部材にも同様に車両装備部品を組付けてもよい。
以上、この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のプレート部材は、実施例のモジュールキャリヤプレートPに対応し、
以下同様に、
蓋部材は、第2蓋部材2に対応し、
標準装備部品は、インナハンドルアッシー15、ウィンドレギュレータ装置R、フロントスピーカ17、ハーネスH等に対応し、
選択装備部品は、キーレスエントリー装置のアンテナ21、ブザー22に対応し、
第1車両装備部品は、アンテナ21、第2車両装備部品はブザー22に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
本発明を採用した自動車用ドアの分解斜視図。 第2蓋部材を装着した状態を車室内方から見た斜視図。 第2蓋部材を装着した状態を車室外方から見た斜視図。 図2のA−A断面を示す断面図。 図2のB−B断面を示す断面図。 図3のC−C断面を示す断面図。 図3のE−E断面を示す断面図。
符号の説明
D…ドアパネル
D1…インナパネル
D2…アウタパネル
P…モジュールキャリアプレート(プレート部材)
R…ウィンドレギュレータ装置
H…ハーネス
2…第2蓋部材
3…開口
13…アウタハンドル連結サービスホール(プレート部材の開口)
21…アンテナ
22…ブザー
23…第1凹部
24…第2凹部

Claims (7)

  1. アウタパネルと、中央に開口を設けたインナパネルと、
    該インナパネルの開口に対して、車両装備部品を組付けた状態で取付けるプレート部材とを備えた自動車用ドアであって、
    上記プレート部材に所定の開口を形成し、
    該プレート部材の開口を塞ぐ蓋部材を設け、
    該蓋部材に車両装備部品の一部を組付けた
    自動車用ドア構造。
  2. 上記プレート部材の開口を組付け作業用のサービスホールとした
    請求項1記載の自動車用ドア構造。
  3. 上記プレート部材に組付ける車両装備部品を標準装備部品に設定し、
    上記蓋部材に組付ける車両装備部品を選択装備部品に設定した
    請求項1又は2記載の自動車用ドア構造。
  4. 上記蓋部材に凹部を形成し、
    該凹部に車両装備部品を収容した
    請求項1、2又は3記載の自動車用ドア構造。
  5. 上記凹部を車室外側に凹む第1凹部と車室内側に凹む第2凹部として形成し、
    第1凹部に第1車両装備部品を収容し、第2凹部に第2車両装備部品を収容した
    請求項4記載の自動車用ドア構造。
  6. 上記第1車両装備部品と上記第2車両装備部品とを関連部品とした
    請求項5記載の自動車用ドア構造。
  7. 上記第1車両装備部品をキーレスエントリー装置のアンテナとし、上記第2車両装備部品をキーレスエントリー装置のブザーとした
    請求項6記載の自動車用ドア構造。
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