JP7339845B2 - 反射型フォトマスク及び反射型フォトマスクブランク - Google Patents

反射型フォトマスク及び反射型フォトマスクブランク Download PDF

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Description

本発明は、反射型フォトマスク及び反射型フォトマスクブランクに関し、特には波長が13.5nm近傍のEUVを光源に用いるEUVリソグラフィ用い、多層膜部を掘り込んで低反射部とする反射型フォトマスク及び反射型フォトマスクブランクに関する。
近年、半導体デバイスの微細化に伴い、波長が13.5nm近傍のEUVを光源に用いたEUVリソグラフィが開発されている。EUVリソグラフィは光源波長が短く光吸収性が非常に高いため、真空中で行われる必要がある。また、EUVの波長領域においては、ほとんどの物質の屈折率は1よりもわずかに小さい値であるため、EUVリソグラフィにおいては、従来から用いられてきた透過型の屈折光学系を使用することができず、反射型の光学系を使用する必要がある。従って、EUVリソグラフィの原版となるフォトマスクも、従来の透過型のマスクは使用できないため、反射型のマスクとする必要がある。
このような反射型フォトマスク(以下EUVマスクと称する)の代表的な層構造は、低熱膨張基板(以下、適宜単に基板と呼ぶ)の上に、露光光源波長に対して高い反射率を示す多層膜と、多層膜の表面を保護するための保護膜(キャッピング膜とも呼ばれる)と、が形成され、さらにその上層に露光光源波長を吸収する吸収膜が形成されて構成され、吸収膜に回路パターンが形成される。
また、基板の裏面には、露光機内においてEUVマスクを静電チャックするための、CrNなどからなる裏面導電膜が形成されている。また、保護膜と吸収膜の間に、吸収膜をエッチング加工する際の下地へのダメージを抑えるための緩衝膜(吸収膜をエッチング加工する際のエッチングストッパー膜)を有する構造を持つEUVマスクもある。
上記のEUVマスク構造の場合、吸収膜のパターニングには、電子線描画によりレジストパターニングを行った後、ドライエッチング技術により吸収膜を部分的に除去して、吸収膜によるEUV光の低反射部と、吸収膜を除去し保護膜と多層膜が露出した高反射部からなる回路パターンを形成する。尚、緩衝膜を有する構造の場合は緩衝膜も同様に除去する。このように作製されたEUVマスクによって反射された光像が反射光学系を経て半導体基板上に転写される。
現在の標準的なEUVマスクを作製するためのEUVマスクブランクに用いられる多層膜は、Si(シリコン)とMo(モリブデン)を、それぞれ約4.2nmの膜厚と約2.8nmの膜厚で交互に成膜されて構成され、従来トータルで40~50ペア(=80層から100層程度)から成る。また、通常、多層膜の最上膜は、Moと比較して化学的安定性の高いSiとなっている。
SiやMoは、EUV光に対する吸収(消衰係数)が小さく、且つSiとMoのEUV光における屈折率差が大きいので、SiとMoの界面での反射率を高く出来ることから用いられている。このような多層膜では、最初の界面でEUV光の一部が反射されるが、残りの反射できずに透過したEUV光は次の界面、さらには次の界面で、というように40回(40ペアの場合)の反射するチャンスがある。それらの合算が多層膜からのEUV光の反射率となる。ブランクメーカ各社から販売されているEUVマスクブランクのEUV反射率は、概ね60~65%程度である。
保護膜や緩衝膜は、マスクを作製する際のドライエッチング工程、マスクパターン修正
工程、マスク洗浄工程において、多層膜へのダメージを防止する膜としての役割を担っている。現在の標準的なEUVマスクブランクの保護膜には、洗浄耐性・エッチング耐性が高いとされているルテニウム(Ru)が用いられ、また緩衝膜にはCrNが用いられている(例えば、特許文献1)。
EUVマスクは、上述のように反射型マスクであるため、一般に、マスク表面へのEUV光の入射角度を6度程度とした斜め入射にする必要がある。その場合、EUVマスク上の回路パターンでEUV光が反射する際、反射光の方向によっては、吸収膜の高さが影となり、ウェハ上に照射されない現象(いわゆる射影効果)が生じ、転写コントラストが低下することが指摘されている。そこで射影効果を抑制するために、回路パターンが形成される吸収膜の厚みを薄くして、射影効果を低減する手法が検討されているが、射影効果を完全に排除することは出来ない。
射影効果に対する別の対策として、上記のEUVマスクとは異なる構造のEUVマスクも提案されている。これは、低熱膨張基板上の多層膜をエッチング加工して回路パターンを形成したもので、多層膜の部分がEUV光の高反射部となるのは同じだが、吸収膜を低反射部とするのではなく、多層膜を除去した部分をEUV光の低反射部とする(例えば、特許文献2、非特許文献1)。このタイプのEUVマスク(以降、掘り込み型EUVマスクと呼ぶ)であれば、高反射部がパターンの上部となるので射影効果は発生せず、従来のEUVマスクと比べ転写コントラストが高くなることが期待されている。
ところで、EUVリソグラフィ装置のEUV光源には、真空中に滴下した液体金属(通常は錫)に、COパルスレーザーを照射することで発生するプラズマ光が用いられている。このプラズマ光には、EUVリソグラフィに必要なEUV光(通常、波長13.5nm)だけでなく、真空紫外線(VUV;約200nm以下)、深紫外線(DUV;約300nm以下)、紫外線(UV;約400nm以下)、近赤外線(約800nm付近)、さらには赤外領域(1000nm以上)に亘る波長帯の光も放射される場合が多い。これらの波長帯は、一般にアウトオブバンド(Out of Band)と呼ばれる。このように、EUVリソグラフィには、EUV光に伴ってアウトオブバンドの波長を有する光(以下「OOB光」という)もリソグラフィ装置のミラーを介して、EUVマスクに到達する。
掘り込み型EUVマスクの場合、EUV光は多層膜を残した高反射部で反射し、多層膜を除去した低反射部では反射しない。一方、OOB光は、多層膜を残した部分(通常、最表面は保護膜であるRuやSi)で比較的高い反射光が発生するが、多層膜を除去した低熱膨張基板表面でも5~20%程度の反射光が発生する。
図10は、通常の掘り込み型EUVマスクの高反射部と低反射部の分光反射率を、波長100~200nmの範囲で測定した結果を例示する特性図である。最表面にRu保護膜を有するSi/Mo40ペアの多層膜からなる高反射部は波長100nmの光の反射率が15%以上あり、波長が長くなるにつれて反射率は上昇している。他方、裏面に導電膜CrN(ここでは200nm厚)が付いた低熱膨張基板は、波長120nm近傍で17%程度と特に反射率が高く波長200nmでも5%以上の反射率を維持している。
前記のように、OOB光は低熱膨張基板表面でも5%以上の反射率を有するため、OOB光によってウェハ上のEUVレジストが感光し、チップ同士の境界領域で多重露光を生じ無視できない光量が積算され、ウェハ上の転写特性の劣化が引き起こされる。具体的には、ウェハ上のレジストパターンのLER(ラインエッジラフネス)の増加や未解像が引き起こされる。
特にどの波長領域のOOB光が問題となるかについては、EUVリソグラフィ用のレジストは、本来、KrF光(波長248nm)やArF光(波長193nm)のリソグラフィ用レジストをベースに開発されている。そのため、広めに見積れば100~400nm、より限定すれば180~260nmの波長域のOOB光が問題となる。
上記のOOB光の問題を解決するための技術を見てみると、特許文献3にひとつの技術が開示されている。これは、低熱膨張基板の多層反射膜とは反対側となる裏面に、微細構造のパターンを形成し、これによって、低熱膨張基板に入射したOOB光がガラス基板の裏面に至った後、裏面導電膜で反射することを抑制するものである。
しかしながら、本願発明者らが特許文献3に記載の技術を検証するため、低反射部で反射してウェハに照射されるOOB光の成分を調べたところ、基板の表(オモテ)面で反射する光の方が、基板の裏面で反射する光よりも支配的であることが判明した。すなわち、遮光領域に入射したOOB光の反射率を低減するためには、基板の裏面で反射する反射光を抑制するだけでは十分でなく、基板の表(オモテ)面における反射光の影響を抑制する必要がある。
非特許文献2では、OOB光を低減するために、反射リソグラフィシステムの光学系に装着されるミラーへコーティングする材料や、光源にSPF(Spectral Purity Filter)を付ける検討がなされているが、EUV光の強度の低下が懸念されるとともに、システム上複雑になるという問題がある。
特開2003-249434号公報 特開2009-212220号公報 特開2013-074195号公報
Proceedings of SPIE Vol.8880、88802M-6、2013 Proceedings of SPIE Vol.7273、72731W-1、2009
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、反射型フォトマスクを用いるリソグラフィ、特にはEUVリソグラフィにおける、OOB光によるウェハ上の転写特性の劣化、具体的には、ウェハ上のレジストパターンのLERの増加や未解像を緩和する掘り込み型反射型フォトマスク、及びそれを作製するための反射型フォトマスクブランクを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の反射型フォトマスクは、露光光の高反射部と、低反射部と、からなる反射型フォトマスクであって、
前記高反射部は、基板上に形成された、保護膜を上層とする多層膜からなり、
前記低反射部は、前記保護膜と前記多層膜とが除去されてなり、
前記高反射部からの反射光と、前記低反射部からの反射光と、の波長180nm、240nm、300nmにおける位相差の平均値が160~200度である、ことを特徴とする。
前記本発明の反射型フォトマスクは、前記高反射部からの反射光と、前記低反射部からの反射光と、の波長120nm、180nm、240nm、300nm、360nmにおける位相差の平均値が160~200度である、ことが好ましい。
前記本発明の反射型フォトマスクでは、前記保護膜は、ドライエッチング用のハードマスク層を兼ねることができる。
前記本発明の反射型フォトマスクでは、低反射部は、前記保護膜と前記多層膜とが除去された部分に加え、前記基板が掘り込まれた部分からなっていてもよい。
前記本発明の反射型フォトマスクでは、前記多層膜はSiとMoをペアとして交互に積層された多層膜であり、積層数は39ペア以下であってもよい。
本発明の反射型フォトマスクブランクは、本発明の反射型フォトマスクを作製するための反射型フォトマスクブランクであって、
前記位相差は、前記高反射部からの反射光と、前記低反射部を形成したと仮定した場合の前記低反射部からの反射光と、の位相差である、ことを特徴とする。
本発明によれば、反射型フォトマスクを用いるリソグラフィ、特にはEUVリソグラフィにおける、OOB光によるウェハ上の転写特性の劣化、具体的には、ウェハ上のレジストパターンのLERの増加や未解像を緩和する掘り込み型反射型フォトマスク、及びそれを作製するための反射型フォトマスクブランクを提供することができる。その結果として高品質の半導体デバイスを製造することが可能となる。
本発明の掘り込み型EUVマスクの第1実施形態を示す模式断面図である。 本発明の掘り込み型EUVマスクの第1実施形態の変形例を示す模式断面図である。 本発明の掘り込み型EUVマスクの第2実施形態を示す模式断面図である。 本発明の掘り込み型EUVマスクの第2実施形態の変形例を示す模式断面図である。 本発明の掘り込み型EUVマスクブランクの第1実施形態を示す模式断面図である。 本発明の掘り込み型EUVマスクブランクの第2実施形態を示す模式断面図である。 掘り込み型EUVマスクの第1実施形態に係る、各波長の光の高反射率部の反射率を計算した結果を、低反射率部の反射率と比較して示す特性図である。 掘り込み型EUVマスクの第1実施形態に係る、各波長の光の高反射率部と低反射率部の位相差を計算した結果を示す特性図である。 掘り込み型EUVマスクの第1実施形態に係る、複数の波長の光の高反射率部と低反射率部の位相差の平均値を計算した結果を示す特性図である。 通常の掘り込み型EUVマスクの高反射部と低反射部の分光反射率を測定した結果を例示する特性図である。
以下、本発明の実施形態に係る反射型フォトマスク及び反射型フォトマスクブランクについて図面を用いて説明する。同一の構成要素については便宜上の理由がない限り同一の符号を付ける。各図面において、見易さのため構成要素の厚さや比率は誇張されていることがあり、構成要素の数も減らして図示していることがある。また、本発明は以下の実施形態そのままに限定されるものではなく、主旨を逸脱しない限りにおいて、適宜の組み合わせ、変形によって具体化できる。
本願では反射型フォトマスク及び反射型フォトマスクブランクとして、EUVマスク及びEUVマスクブランクを例示して説明する。
図1は、本発明の掘り込み型EUVマスクの第1実施形態100を示す模式断面図である。第1実施形態100は、露光光(不図示)の高反射部10と、低反射部20と、からなる反射型フォトマスクであって、高反射部10は、基板1上に形成された、保護膜3を上層とする多層膜2からなり、低反射部20では、保護膜3と多層膜2とが除去されている。且つ高反射部10からの反射光(不図示)と、低反射部20からの反射光(不図示)と、の波長180nm、240nm、300nmにおける位相差の平均値が160~200度である、ことを特徴とする。
図2は、本発明の掘り込み型EUVマスクの第1実施形態の変形例100aを示す模式断面図である。第1実施形態の変形例100aを、図1の第1実施形態100と比較すると、低反射部20aが、保護膜3aと多層膜2aとが除去された部分だけではなく、基板1が掘り込まれた部分5も含む、ことのみが異なる。
図3は、本発明の掘り込み型EUVマスクの第2実施形態200を示す模式断面図である。第2実施形態200を、図1の第1実施形態100と比較すると、図1の第1実施形態100における保護膜3が、保護膜と、多層膜12をドライエッチングするためのハードマスク層と、を兼用する兼用膜7で代替されていることのみが異なる。
図4は、本発明の掘り込み型EUVマスクの第2実施形態の変形例200aを示す模式断面図である。第2実施形態の変形例200aを、図3の第2実施形態200と比較すると、低反射部40aが、兼用膜7aと多層膜12aとが除去された部分だけではなく、基板1が掘り込まれた部分15も含む、ことのみが異なる。
上記のように、本発明の掘り込み型EUVマスクの実施形態では、いずれも、高反射部からの反射光と、低反射部からの反射光と、のOOB光の特定の波長範囲における複数の波長の光の位相差の平均値が160~200度である、ことを特徴とする。
前記の、OOB光の特定の波長範囲における複数の波長とは、180nm、240nm、300nmであり、さらに120nm、180nm、240nm、300nm、360nmであることが、ウェハ上で、より良好な転写特性を得るために好ましい。
上記の位相差の条件規定に至った過程を説明するために、まず、多層膜のペア数を変化させて、構造上は本発明の第1実施形態のEUVマスクと同じ形態の掘り込み型EUVマスク(以下、略して単に第1実施形態のEUVマスクと記す)を作製し、EUV露光で転写を行い、ウェハ上の転写パターンのラインエッジラフネスと解像性を評価した実施例を述べる。
低熱膨張基板の表面に、Si(膜厚4.2nm)とMo(膜厚2.8nm)を1ペアとする周期膜厚7.0nmの多層膜を、ペア数が9ペアから40ペアまでの、32種類作製した。それぞれのサンプルの多層膜上にRuからなる保護膜を2nm、さらにその上には多層膜をドライエッチングする際のハードマスクとしてSiOを10nmの膜厚で成膜した。基板の裏面にはCrNからなる導電膜を100nmの膜厚で成膜し、32種類のE
UVマスクブランクを作製した。これらの材料の成膜はスパッタリング装置により、DCスパッタリング法にて実施した。
次に、上記のように作製した多層膜のペア数が異なる32種類のマスクブランクに対して、ポジ型電子線レジスト(SEBP9012:信越化学工業)を35nmの膜厚で塗布し、電子線描画機(JBX3030:日本電子社製)によって、マスク上の寸法で64nmの1:1のライン&スペースパターンを描画し、TMAH水溶液(濃度2.38%)のアルカリ現像液により90秒間のスプレー現像(SFG3000:シグマメルテック社製)を行い、レジストパターンを形成した。
次に、前記レジストパターンをエッチングマスクとして、SiOハードマスクを、フッ素系プラズマ(条件;CF流量40sccm、圧力5mTorr、ICPパワー200W、RIEパワー50W、120秒)によってドライエッチングした。次いで、酸素プラズマ(条件;O流量50sccm、圧力5mTorr、ICPパワー100W、RIEパワー50W、30秒)によって、Ru保護膜をドライエッチングした。
次に、塩素系プラズマ(条件;Cl流量50sccm、O流量2sccm、He流量100sccm、圧力3mTorr、ICPパワー250W、RIEパワー20W)にて多層膜を、基板が露出するまでドライエッチングして除去した。このエッチング時間は多層膜のペア数が少ないほど短くした。次いで、フッ素系プラズマ(条件;CF流量40sccm、圧力5mTorr、ICPパワー200W、RIEパワー50W、30秒)によって、不要になったSiOハードマスクを除去した。最後にSPM(硫酸過酸化水素水)洗浄及びメガソニック洗浄を処理し、32種類の掘り込み型のEUVマスクを作製した。
次に、上記の手順で作製したマスクパターンの寸法を、2次電子走査顕微鏡(SEM)型パターン寸法測定装置(LWM9045:アドバンテスト社製)にて測定したところ、いずれのペア数のサンプルでも、パターンサイズ64nmの1:1のライン&スペースパターンが形成されていることを確認した。
次に、原子間力顕微鏡(AFM)により、多層膜の成膜ペア数の異なる全32サンプルについて、高反射部(多層膜有り部)と低反射部(多層膜除去部)の高低差を測定したところ、周期7nm×9ペア~周期7nm×40ペアに、Ru保護膜の2nm分を加えた65nm~282nmであることを確認した。
次に、EUV露光装置(NXE3300B:ASML社製)を用いて、EUV用ポジ型化学増幅レジストを塗布した半導体ウェハ上に、上記で作製した掘り込み型EUVマスクパターンを1/4倍に縮小転写した。このときの露光量は30mJ/cmとした。この際、多層膜のペア数が少ないマスクサンプルほど、EUV光反射部の反射率が低いため、露光時間を長く調整することで、ウェハに到達する露光量が30mJ/cmとなるようにした。その結果、どのサンプルについても転写パターンの平均線幅は64nmの1/4倍の16nmとなった。
[評価方法]
転写されたレジストパターンのラインエッジラフネス(LER)の測定、及び断線やブリッジの有無による解像性の評価は2次電子走査顕微鏡(SEM)型パターン寸法測定装置(LWM9045:アドバンテスト社製)により行った。
[評価結果]
前記の測定、及び評価を行った結果を表1に示す。尚、LERの数値は3σの数値であ
る。
Figure 0007339845000001
表1の結果から分かるように、多層膜のペア数が12~14ペア、19~22ペア、29~31ペアであるときに、ウェハパターンのLERが2.2nm以下となる良好な結果が、周期的に現れることが分かった。また、LERが2.6nm以上になると、ウェハパターンの断線やブリッジが発生していることを確認した。
尚、LERが2.2nm以下であれば、ロジック7nm世代の半導体デバイス上の電気特性を劣化させることはないが、2.2nmよりも大きいと電気特性が劣化することが知られている。
[シミュレーションによる検証]
以下、シミュレーションによりOOB光の反射率と位相差を計算し、上記の実施例の結果と比較して、本発明の反射型フォトマスクが備える条件を検討した例を説明する。
一般に、薄膜の光学特性(透過率、反射率、位相差)は、基板と薄膜の光学定数(屈折率:n、消衰係数:k)、薄膜の膜厚、入射する光の波長とが決まれば、一意に定まり、光学理論により計算で求めることができる。多層膜についても同様である(詳細は、例えば、応用物理工学選書3、吉田貞史「薄膜」、株式会社培風館、1990年を参照)。
計算に用いた各材料の波長ごとの光学定数を表2に示す。低熱膨張基板については、成分が近い石英(SiO)で代替している。表2の数値は、[非特許文献:I.P.Kaminow,Handbook of Optical Constents of Solids I、II、III]から採取した値である。尚、CrNの波長120nmにおける光学定数は不明であり、表2中にも記載していない。これは、波長120nmではSiOの消衰係数が大きく、厚い(通常6mm以上)基板で光は吸収されてしまい、裏面導電膜たるCrNは反射光に影響しないためである。
図7は、掘り込み型EUVマスクの第1実施形態(図1)における、(a)波長120nm、(b)波長240nm、(c)波長360nmの光の高反射率部の反射率を、多層膜のペア数(1~40)を横軸として計算した結果を示す特性図である。比較のために低反射率部の反射率(多層膜がないので一定値となっている)を同時に図示している。
図7から分かるように、いずれの波長においても、ほぼ4ペア以上のペア数で高反射率部の反射率は飽和してしまい、ほぼ一定値となる。但し、特徴として、波長120nm(図7(a))では多層膜と保護膜からなる高反射部よりも、基板(ここではSiO)とCrN裏面導電膜のみである低反射部の方が反射率は高くなる。これは、上記のように、波長120nmではSiOの消衰係数が大きく、金属的な光学特性になることによる。従って、120nm付近の波長の光は、より長い波長の光よりもウェハ上の転写パターンの解像性に与える影響が大きくなると推察される。しかしながら、表1の実験結果に見るような、ペア数に対する周期的な解像性の変化を反映してはいない。
図8は、掘り込み型EUVマスクの第1実施形態における、(a)波長120nm、(b)波長240nm、(c)波長360nmの光の高反射率部と低反射率部の位相差を、多層膜のペア数(1~40)を横軸として計算した結果を示す特性図である。尚、図では360(deg=度)から0(deg)へ飛んでいるように見えるが、これは1ペア単位で計算した結果を実線でつないでいることと、位相は360(deg)=0(deg)であることによるもので、実際は360(deg)から0(deg)へ連続している。
図8から分かるように、多層膜のペア数に応じて、位相差は0(deg)から360(deg)まで周期的に変化する。その周期は波長が長い光ほど長くなり、位相差が180度になるペア数は波長によりそれぞれ異なる。
仮に高反射率部と低反射率部の位相差が180(deg)であれば、EUV波長においてハーフトーン効果を有するマスク(例えば、特開平7-114173)と同様に、OOB光においても高反射率部と低反射率部との境界部の反射光が、反転した位相で重なり合って減衰し、ウェハ上の転写パターンのラインエッジラフネスと解像性が改善すると考えられるが、前記のように、位相差が180度になるペア数は波長により異なる。
そこで、実施例の結果を考慮すれば、EUVマスクの高反射率部と低反射率部との境界部でのOOB光におけるハーフトーン効果は複数の波長成分が合成されて発現すると考えられる。
図9は、掘り込み型EUVマスクの第1実施形態に係る、複数の波長の光の高反射率部と低反射率部の位相差の平均値を計算した結果を示す特性図である。図9(a)では180nm、240nm、300nmの、等間隔の3波長の光についての位相差を平均しており、図9(b)では、さらに120nm、360nmを加えた5波長の光についての位相差を平均した結果を示している。
図9(a)によれば、ペア数13、21、30付近で位相差が180degに近くなり、実施例で評価結果(表1)が良好であったときのペア数とほぼ一致することが分かる。また、5波長を用いた図9(b)によれば、図9(a)よりもさらにペア数13、21、30付近で位相差が180degに近くなり、実施例で評価結果(表1)が良好であったときのペア数に近くなることが分かる。
図9(c)は、比較のために、実施例や図9(a)、(b)と異なり、CrN裏面導電膜を20nmとして、図9(b)と同様に5波長での位相差を平均した結果を示している。ここでも位相差はほぼ160~200degの範囲内に収まり、CrNの膜厚を変えても、本発明で規定する条件を満たすEUVマスクであれば、OOB光によるウェハ上の転写特性の劣化は抑制され、ウェハ上のレジストパターンのLERの増加や未解像は緩和されると考えられる。
実施例の結果、及びシミュレーションから分かるように、本発明の掘り込み型EUVマスクでは、従来40~50ペアであった多層膜の積層数を39ペア以下とすることができる。すなわち、上記の例では、ペア数が13、21、30程度であっても転写特性は良好な結果が得られる。多層膜の積層数を少なくできることは、EUVマスクブランク及びEUVマスクの製造コストを低減できる効果が生まれる。
以上、掘り込み型EUVマスクの第1実施形態を例として説明したが、高反射部からの反射光と、低反射部からの反射光と、の規定する波長での位相差の平均値が160~200度であればよい。すなわち、保護膜は保護膜とハードマスク層とを兼用する兼用膜である、第2実施形態の掘り込み型EUVマスクでもよく、低反射部は保護膜と多層膜とが除去された部分に加え基板が掘り込まれた部分を含む、第1実施形態、第2実施形態の変形例であってもよい。
多層膜の材料はMoとSiに限定されず、露光光に対して高反射を生み出すことに適した材料構成と周期膜厚であれば良い。高反射を得るためには、材料の屈折率差が大きい材
料の組み合わせが良く、EUV露光の場合、例えば低屈折率材料としてはRu、Mo、Rhなどがあり、高屈折率材料としてはSi、Be、Alなどがある。
保護膜についても、Ruに限定するものではない。露光時の照射耐性があればよく、適宜選択することができるが、露光光に対して透過性が高い材料であることが望ましい。EUV露光の場合、Ru以外ではSi、Zr、Y、Be、Tiなどが有効である。
ハードマスクについても、SiOに限定するものではない。ハードマスクは、多層膜をエッチングする際のエッチングガスに十分に耐性があれば良く、使用するガスによって適宜選択すれば良い。例えば、TaBO、TaO、SiON、SiN、CrN、Ru、Alなども有効である。
図5は、本発明の掘り込み型EUVマスクブランクの第1実施形態100bを示す模式断面図であり、図6は、本発明の掘り込み型EUVマスクブランクの第2実施形態200bを示す模式断面図である。第1実施形態100bでは多層膜2b上に保護膜6bが形成され、第2実施形態200bでは保護膜6bの代わりに兼用膜7bが形成されている。
本発明の掘り込み型EUVマスクブランクでは、多層膜を含む高反射部からの反射光と、多層膜を含む部分を除去して低反射部を形成したと仮定した場合の低反射部からの反射光と、の波長180nm、240nm、300nm、または波長120nm、180nm、240nm、300nm、360nmにおける位相差の平均値が160~200度である、
ことを特徴とする。
本発明はEUVマスク及びEUVマスクブランクに限定されず、OOB光による転写特性の劣化が問題となる反射型フォトマスク及び反射型フォトマスクブランクに適用することができる。
100・・・・本発明の掘り込み型EUVマスクの第1実施形態
100a・・・本発明の掘り込み型EUVマスクの第1実施形態の変形例
100b・・・本発明の掘り込み型EUVマスクブランクの第1実施形態
200・・・・本発明の掘り込み型EUVマスクの第2実施形態
200a・・・本発明の掘り込み型EUVマスクの第2実施形態の変形例
200b・・・本発明の掘り込み型EUVマスクブランクの第2実施形態
10、10a、30、30a・・・高反射部
20、20a、40、40a・・・低反射部
1・・・・・・低熱膨張基板
2、2a、12、12a・・・多層膜(マスク化後)
2b、12b・・・・・・・・多層膜(ブランク時)
3、3a・・・・・・・・・・保護膜(マスク化後)
3b・・・・・・・・・・・・保護膜(ブランク時)
4・・・・・・裏面導電膜
5、15・・・低熱膨張基板の掘り込み部
6b・・・・・ハードマスク層
7、7a・・・兼用膜(マスク化後)
7b・・・・・兼用膜(ブランク時)

Claims (6)

  1. 露光光に対して高い反射率を有する高反射部と、低い反射率を有する低反射部と、からなる反射型フォトマスクであって、
    前記高反射部は、基板上に形成された、保護膜を上層とする多層膜からなり、
    前記低反射部は、前記保護膜と前記多層膜とが除去されてなり、
    前記高反射部からの反射光と、前記低反射部からの反射光と、の波長180nm、240nm、300nmにおける位相差の平均値が160~200度である、
    ことを特徴とする反射型フォトマスク。
  2. 前記高反射部からの反射光と、前記低反射部からの反射光と、の波長120nm、180nm、240nm、300nm、360nmにおける位相差の平均値が160~200度である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の反射型フォトマスク。
  3. 前記保護膜は、ドライエッチング用のハードマスク層を兼ねる、
    ことを特徴とする請求項1、または2に記載の反射型フォトマスク。
  4. 前記低反射部は、前記保護膜と前記多層膜とが除去された部分に加え、前記基板が掘り込まれた部分からなる、
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の反射型フォトマスク。
  5. 前記多層膜はSiとMoをペアとして交互に積層された多層膜であり、積層数は39ペア以下である、
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の反射型フォトマスク。
  6. 請求項1~5いずれか一項に記載の反射型フォトマスクを作製するための反射型フォトマスクブランクであって、
    前記位相差は、前記高反射部からの反射光と、前記低反射部を形成したと仮定した場合の前記低反射部からの反射光と、の位相差である、
    ことを特徴とする反射型フォトマスクブランク。
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