JP7339778B2 - バッテリガス放出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリに生じた異常に起因して発生するガスをバッテリパックから外気に放出するバッテリガス放出装置に関する。
電気自動車やハイブリッド自動車等の電動車両には、駆動源としての電動モータと、電動モータを駆動させる電力源としてのバッテリが搭載されている。バッテリとしては、例えばリチウムイオン二次電池が用いられる。バッテリは、過充電または過昇温等の異常が生じたときに、人体にとって有害な成分を含むガス(以下、バッテリガスとも言う。)を発生するという特性を有している。
通常、バッテリは、バッテリパックに収容された状態で車両に搭載される。もし、バッテリガスがバッテリパック内に充満すると、バッテリパックが破裂するおそれがある。これを防止するために、バッテリガスが発生した場合には、バッテリガスをバッテリパックから外気に放出する必要がある。
特開2004-312920号公報には、バッテリボックスに接続された排気ダクトによって、バッテリで発生した水素ガスを車外に排気する技術が開示されている。
特開2004-312920号公報
ところで、バッテリガスを外気に放出するのは、バッテリガスを大気中に拡散することによって無害化するためである。しかし、バッテリガスは、運転中のみならず駐車中にも発生し得る。ここで、シャッターによって閉鎖されたガレージ車庫や地下車庫等の密閉空間または準密閉空間を、閉鎖空間と言う。閉鎖空間においてバッテリガスを外気に放出すると、バッテリガスが閉鎖空間内に拡散される。
電動車両には、大容量のバッテリが搭載される。そのため、電動車両では、バッテリに生じた異常に起因して発生するバッテリガスの量が多くなる。電動車両が閉鎖空間に駐車されている場合に、バッテリガスを外気に放出すると、バッテリガスの有害成分が閉鎖空間内に拡散されてしまい、その結果、有害成分が人体に接触するおそれがある。従って、電動車両のように大容量のバッテリが搭載された車両では、閉鎖空間内に放出される有害成分を低減することが必要である。しかし、特開2004-312920号公報に開示された技術では、閉鎖空間内に放出される有害成分を低減することはできない。
そこで、本発明は、閉鎖空間内に放出される有害成分を低減することができるバッテリガス放出装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様のバッテリガス放出装置は、電動車両に搭載されたモータを駆動させる
ためのバッテリと、前記バッテリを収容する密閉容器であるバッテリパックと、前記バッ
テリに生じた異常に起因して発生するガスであるバッテリガス中の有害成分を除去するた
めの触媒を含む除去装置と、前記触媒を経由せずに前記バッテリパック内に充満した前記
バッテリガスを外気に放出する第1の経路と、前記触媒を経由して前記バッテリパック内
に充満した前記バッテリガスを前記外気に放出する第2の経路と、前記第1の経路と前記
第2の経路を切り替える電磁弁と、前記電磁弁を制御することによって前記第1の経路ま
たは前記第2の経路によって前記バッテリガスを前記外気に放出させる制御部と、前記電動車両が密閉空間または準密閉空間に位置することを検出する位置検出装置と、を備え、前記制御部は、前記位置検出装置によって前記電動車両が前記密閉空間または前記準密閉空間に位置することが検出されない場合には、前記第1の経路によって前記バッテリガスを前記外気に放出させ、前記位置検出装置によって前記電動車両が前記密閉空間または前記準密閉空間に位置することが検出された場合には、前記第2の経路によって前記バッテリガスを前記外気に放出させる
本発明によれば、閉鎖空間内に放出される有害成分を低減することができるバッテリガス放出装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係るバッテリガス放出装置を搭載する車両の概略の構成を示す説明図である。 本発明の一実施の形態におけるバッテリパックの構成を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係るバッテリガス放出装置の要部の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態における切り替え処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態における通知処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態における昇温処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態におけるバッテリの温度、空気圧および有害成分の濃度を模式的に示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施の形態を説明する。始めに、図1を参照して、本発明の実施の形態に係るバッテリガス放出装置(以下、単にガス放出装置と記す。)が搭載された車両の概略の構成について説明する。図1に示した車両1は、電動車両であり、特に、車輪を駆動させる駆動源としてエンジン2とモータ3を備えたハイブリッド自動車である。エンジン2とモータ3は、例えば、図示しない変速装置に対して連設自在に設けられている。
車両1は、更に、エンジン2から排出される排気ガスを外気に放出するための排気経路4と、排気経路4に介装された触媒5とを備えている。触媒5は、排気ガス中の有害成分を除去するためのものである。排気ガスは、排気経路4によって、触媒5を経由して外気に放出される。排気経路4は、触媒5を経由しているとも言える。また、排気経路4は、触媒5の上流側すなわちエンジン2側に設けられた第1の排気管4aと、触媒5の下流側に設けられた第2の排気管4bとを含んでいる。第2の排気管4bは、触媒5とは反対側の端部に位置する開口を有している。
車両1は、更に、モータ3を駆動させるためのバッテリ6と、バッテリ6を収容する密閉容器であるバッテリパック7とを備えている。バッテリ6は、例えば、図示しないインバータを経由してモータ3に接続されている。図示しないインバータは、バッテリ6の直流電力を交流電力に変換してモータ3を駆動させる。
車両1は、更に、バッテリ6を監視および制御する装置であるバッテリマネージメントユニット(以下、BMUと記す。)30を備えている。なお、BMU30は、後で説明する図3に示されている。BMU30の構成については、後で説明する。
バッテリ6は、過充電または過昇温等の異常が生じたときに、電解液が揮発および分解したり、電極が分解したり、その他の部材が熱分解したりすることによって、人体にとって有害な成分を含むガスを発生するという特性を有している。バッテリ6に生じた異常に起因して発生するガスであるバッテリガスは、バッテリパック7内に充満する。車両1は、バッテリガスをバッテリパック7から外気に放出する、本実施の形態に係るガス放出装置20を備えている。ガス放出装置20の構成については、後で説明する。
車両1は、更に、ナビゲーション装置8を備えている。ナビゲーション装置8は、GPS(Global Positioning System)衛星を含むGNSS(Global Navigation Satellite System)衛星等の測位衛星からの位置情報を受信する受信装置8aと、地図情報を記憶する記憶装置8bと、ディスプレイ装置8cと、図示しない制御部とを含んでいる。受信装置8aは、受信した位置情報に基づいて車両1の現在位置を検出する。記憶装置8bは、磁気ディスクやフラッシュメモリ等の書き換え可能且つ不揮発性の記憶媒体を有している。図示しない制御部は、車両1の現在位置と地図情報等に基づいて走行ルート等を設定することが可能である。ディスプレイ装置8cは、例えば、液晶タッチパネル等の入力装置を兼ねた表示部を有しており、受信装置8aが検出した車両1の現在位置や、図示しない制御部が設定した走行ルート等を表示する。
車両1は、更に、オーディオ装置9を備えている。オーディオ装置9は、スピーカ9aと、図示しない制御部とを含んでいる。ナビゲーション装置8から出力される誘導メッセージは、例えばスピーカ9aから出力される。
車両1は、更に、エンジン2を制御するエンジン制御ユニット(以下、E/G_ECUと記す。)10を備えている。なお、E/G_ECU10は、後で説明する図3に示されている。E/G_ECU10は、BMU30に対して、エンジン2の状態の情報を出力する。車両1は、更に、変速機制御ユニット、パワーステアリング制御ユニット、ブレーキ制御ユニット等の、車両1の走行状態を制御する複数の電子制御ユニットを備えている。E/G_ECU10を含む複数の電子制御ユニットと、ナビゲーション装置8およびオーディオ装置9の各々の制御部は、CAN(Controller Area Network)通信等を用いた車内ネットワークによって互いに接続されている。
E/G_ECU10を含む複数の電子制御ユニットと、ナビゲーション装置8およびオーディオ装置9の各々の制御部は、例えば、CPU、ROMおよびRAM等を備えたマイクロコンピュータを主体として構成されている。ROMにはシステム毎に設定されている動作を実現するための制御プログラムが記憶されている。上記の動作は、CPUがROMから制御プログラムを読み出してRAMに展開して実行することにより実現される。
次に、図1ないし図3を参照して、ガス放出装置20の構成について説明する。図2は、バッテリパック7の構成を示す説明図である。図3は、ガス放出装置20の要部の構成を示す機能ブロック図である。ガス放出装置20は、前記のバッテリ6およびバッテリパック7を備えている。図2に示したように、バッテリ6は、複数の電池セル6aをモジュール化した電池モジュールである。
図1に示したように、ガス放出装置20は、更に、バッテリガス中の有害成分を除去するための触媒を含む除去装置11を備えている。バッテリガスには、例えば一酸化炭素(CO)や炭化水素(CxHx)等の、内燃機関から排出される排気ガス中の有害成分と共通の有害成分が含まれている。なお、xは、0より大きい任意の数を表す。従って、バッテリガスは、排気ガスに類似しているとも言える。そのため、バッテリガス中の有害成分を除去するための触媒として、排気ガス中の有害成分を除去するための触媒を用いることができる。本実施の形態では、除去装置11は、バッテリガス中の有害成分を除去するための触媒として、触媒5を含んでいる。触媒5は、バッテリガス中の有害成分を除去するための触媒とエンジン2から排出される排気ガス中の有害成分を除去するための触媒を兼ねているとも言える。
除去装置11は、更に、触媒活性化温度まで触媒5を昇温するためのヒータ12と、触媒5の温度を測定する温度センサ13とを含んでいる。
ガス放出装置20は、更に、バッテリパック7内に充満したバッテリガスを外気に放出する第1の経路21および第2の経路22と、第1の経路21と第2の経路22を切り替える電磁弁23とを備えている。
電磁弁23は、三方弁であり、第1のポート23aと、第2のポート23bと、第3のポート23cとを含んでいる。ガス放出装置20は、更に、第1のポート23aとバッテリパック7に接続された第1のダクト24aと、第2のポート23bに接続された第2のダクト24bと、排気経路4に連通し第3のポート23cに接続された第3のダクト24cとを備えている。第2のダクト24bは、電磁弁23とは反対側の端部に位置する開口を有している。
第1の経路21は、触媒5を経由せずにバッテリガスを外気に放出する経路である。第1の経路21は、第1のダクト24a、電磁弁23および第2のダクト24bによって構成されている。電磁弁23は、第1のポート23aと第2のポート23bを開放し、第3のポート23cを閉鎖することによって、第1の経路21に切り替える。この状態では、第1のダクト24aは、第2のダクト24bに連通する。
第2の経路22は、触媒5を経由してバッテリガスを外気に放出する経路である。第2の経路22は、第1のダクト24a、電磁弁23、第3のダクト24c、触媒5および第2の排気管4bによって構成されている。電磁弁23は、第1のポート23aと第3のポート23cを開放し、第2のポート23bを閉鎖することによって、第2の経路22に切り替える。この状態では、第1のダクト24aは、第3のダクト24cに連通する。
ガス放出装置20は、更に、バッテリパック7と第1のダクト24aとの間に介在するベント弁25を備えている。ベント弁25は、バッテリパック7内の空気圧が所定の圧力以上になった場合に開放される弁である。ベント弁25が開放される圧力は、バッテリパック7の設計仕様の他、エンジン2の排気ガスの圧力に基づいて設定される。その理由については、後で説明する。第1のダクト24aは、バッテリパック7内の空気圧が所定の圧力以上になった場合に、バッテリパック7内の空間に連通する。
ガス放出装置20は、更に、バッテリガスの発生と対応関係を有するパラメータを測定するセンサを備えている。図2に示したように、本実施の形態では、ガス放出装置20は、上記のセンサとして、圧力センサ26、ガスセンサ27および温度センサ28を備えている。圧力センサ26とガスセンサ27は、バッテリパック7内に設けられている。温度センサ28は、例えば、バッテリパック7内において、バッテリ6の表面に取り付けられている。
圧力センサ26は、前記パラメータとして、バッテリパック7内の空気圧を測定する。ガスセンサ27は、前記パラメータとして、バッテリパック7内の空気中のバッテリガスの有害成分(例えばCO)の濃度を測定する。温度センサ28は、前記パラメータとして、バッテリ6の表面温度を測定する。
ガス放出装置20は、更に、車両1が密閉空間または準密閉空間に位置することを検出する位置検出装置を備えている。本実施の形態では、ナビゲーション装置8が、上記の位置検出装置を兼ねている。密閉空間の例としては、シャッターによって閉鎖されたガレージ車庫や地下車庫等の閉鎖空間が挙げられる。準密閉空間は、密閉空間よりも若干開放された閉鎖空間である。以下、密閉空間および準密閉空間を、閉鎖空間と言う。閉鎖空間の位置は、予め、使用者によって記憶装置8bに登録される。閉鎖空間の位置の登録操作は、例えば、ディスプレイ装置8cの液晶タッチパネルを用いて行われる。閉鎖空間の位置の情報は、例えば、記憶装置8bに記憶される。ナビゲーション装置8は、受信装置8aによって検出された車両1の現在位置と、記憶装置8bに記憶された閉鎖空間の位置の情報を照合することによって、車両1が閉鎖空間に位置することを検出する。
ガス放出装置20は、更に、車両1の乗員に対して所定の情報を通知する通知装置を備えている。本実施の形態では、ディスプレイ装置8cとオーディオ装置9が、上記の通知装置を兼ねている。ディスプレイ装置8cは、所定の情報を文字や映像によって通知する。オーディオ装置9は、所定の情報を音声や警告音によって通知する。
ガス放出装置20は、更に、電磁弁23を制御することによって第1の経路21または第2の経路22によってバッテリガスを外気に放出させる制御部を備えている。図3に示したように、BMU30は、CPU31と記憶装置32とを含んでいる。本実施の形態では、CPU31が、上記の制御部を兼ねている。すなわち、CPU31は、圧力センサ26、ガスセンサ27および温度センサ28の各々の測定結果と、ナビゲーション装置8の検出結果と、E/G_ECU10が出力するエンジン2の状態の情報に基づいて、電磁弁23を制御する。また、CPU31は、電磁弁23の他に、ディスプレイ装置8c、オーディオ装置9およびヒータ12を制御する。記憶装置32は、ROM、RAMおよびフラッシュメモリ等によって構成されている。
次に、ガス放出装置20の制御部の動作、すなわちCPU31の動作について説明する。CPU31は、電磁弁23を制御することによって第1の経路21と第2の経路22を切り替える処理(以下、切り替え処理と言う。)と、通知装置すなわちディスプレイ装置8cおよびオーディオ装置9を制御することによって車両1の乗員に対して所定の警告を発する処理(以下、通知処理と言う。)と、ヒータ12を制御することによって触媒5を昇温する処理(以下、昇温処理と言う。)を実行可能である。
始めに、図4を参照して、切り替え処理について説明する。図4は、切り替え処理を示すフローチャートである。図4に示した切り替え処理は、所定の設定時間毎に繰り返し実行される。
切り替え処理では、まず、CPU31が、車両1の現在位置が閉鎖空間であるか否かを判定する(ステップS11)。この判定は、CPU31が、ナビゲーション装置8から、車両1が閉鎖空間に位置するか否かの検出結果を取得することによって行われてもよい。あるいは、BMU30は、予め、ナビゲーション装置8から上記の検出結果を取得しておき、取得した検出結果を記憶装置32に記憶させてもよい。この場合、上記の判定は、CPU31が、記憶装置32から上記の検出結果を取得することによって行われる。
ステップS11において車両1の現在位置が閉鎖空間ではないと判定された場合(ステップS11のN)には、CPU31は、エンジン2が稼働中または稼働待機中であるか否かを判定する(ステップS12)。この判定は、CPU31が、E/G_ECU10からエンジン2の制御状態を取得することによって行われる。なお、稼働待機中とは、エンジン2が再稼働する可能性がありながらエンジン2が停止している状態を意味する。このような状態になる例としては、アイドリングストップがある。
ステップS11において車両1の現在位置が閉鎖空間であると判定された場合(ステップS11のY)、またはステップS12においてエンジン2が稼働中または稼働待機中ではないと判定された場合(ステップS12のN)には、CPU31は、電磁弁23を制御して第2の経路22すなわち触媒5を経由する経路に切り替える(ステップS13)。具体的には、CPU31は、第1のポート23aと第3のポート23cを開放し、第2のポート23bを閉鎖する。なお、エンジン2が稼働中または稼働待機中ではない場合とは、エンジン2が停止中であり且つ稼働待機中ではない場合である。
ステップS12においてエンジン2が稼働中または稼働待機中であると判定された場合(ステップS12のY)には、CPU31は、電磁弁23を制御して第1の経路21すなわち触媒5を経由しない経路に切り替える(ステップS14)。具体的には、CPU31は、第1のポート23aと第2のポート23bを開放し、第3のポート23cを閉鎖する。
ステップS13またはステップS14が実行されることにより、一連の処理が終了する。
次に、図5を参照して、通知処理について説明する。図5は、通知処理を示すフローチャートである。図5に示した通知処理は、所定の設定時間毎に繰り返し実行される。
通知処理では、まず、CPU31が、バッテリ6の温度が所定の閾値T1以上であるか否かを判定する(ステップS21)。この判定は、CPU31が、温度センサ28から、バッテリ6の温度の測定結果を取得することによって行われる。閾値T1は、バッテリガスが発生し始めたことをCPU31が推定する基準となる値である。閾値T1は、例えば、バッテリ6の仕様上の上限温度に基づいて設定される。バッテリ6からバッテリガスが発生し始める温度は、上記の上限温度よりも高い。そのため、閾値T1は、上記の上限温度よりも高い温度に設定されてもよい。バッテリ6の温度が所定の閾値T1未満である場合(N)には、再度、ステップS21が実行される。
ステップS21においてバッテリ6の温度が所定の閾値T1以上である場合(Y)には、CPU31は、ディスプレイ装置8cおよびオーディオ装置9の少なくとも一方を制御して、車両1の乗員に対して、バッテリパック7内にバッテリガスが発生することを通知する(ステップS22)。CPU31は、バッテリガスが発生することを通知する文章または映像をディスプレイ装置8cに表示させてもよい。また、CPU31は、バッテリガスが発生すること通知する音声または警告音をオーディオ装置9に出力させてもよい。また、CPU31は、車両1の乗員に避難等を促す避難誘導ガイダンスをオーディオ装置9に出力させてもよい。なお、この避難誘導ガイダンスは、バッテリガスが放出される場合に比べて緊急度が低いため、比較的弱い調子で出力されてもよい。
次に、CPU31は、バッテリパック7内にバッテリガスが充満したか否かを判定する(ステップS23)。この判定は、CPU31が、圧力センサ26からバッテリパック7内の空気圧の測定結果を取得することと、ガスセンサ27からバッテリパック7内の空気中のバッテリガスの有害成分の濃度の測定結果を取得することによって行われる。CPU31は、例えば、空気圧が所定の閾値P1以上であることと、有害成分の濃度が所定の閾値C1以上であることの少なくとも一方を満たした場合には、バッテリパック7内にバッテリガスが充満したと判定する。バッテリパック7内にバッテリガスが充満したと判定されない場合(N)には、ステップS21に戻る。CPU31は、例えば、空気圧が所定の閾値P1未満であり、且つ有害成分の濃度が所定の閾値C1未満である場合には、バッテリパック7内にバッテリガスが充満していないと判定する。
閾値P1と閾値C1は、バッテリパック7内にバッテリガスが充満したことをCPU31が推定する基準となる値である。閾値P1は、例えば、バッテリパック7の設計仕様に基づいて設定される。閾値P1は、ベント弁25が開放される圧力であってもよい。また、閾値C1は、例えば、バッテリパック7の体積とバッテリガスの量に基づいて設定される。有害成分の濃度が増加するに従って発生するバッテリガスの量が増加し、その結果、バッテリパック7内の空気圧が増加する。閾値C1は、ベント弁25が開放される圧力になる濃度であってもよい。
ステップS23においてバッテリパック7内にバッテリガスが充満したと判定された場合(Y)には、CPU31は、ディスプレイ装置8cおよびオーディオ装置9の少なくとも一方を制御して、車両1の乗員に対して、バッテリパック7からバッテリガスを放出することを通知する(ステップS24)。CPU31は、バッテリガスを放出することを通知する文章または映像をディスプレイ装置8cに表示させてもよい。また、CPU31は、バッテリガスを放出すること通知する音声または警告音をオーディオ装置9に出力させてもよい。また、CPU31は、車両1の乗員に避難等を促す避難誘導ガイダンスをオーディオ装置9に出力させてもよい。なお、この避難誘導ガイダンスは、比較的緊急度が高いことを乗員に認識させるために、比較的強い調子で出力されてもよい。ステップS24が実行されることにより、一連の処理が終了する。
次に、図6を参照して、昇温処理について説明する。図6は、昇温処理を示すフローチャートである。図6に示した昇温処理は、所定の設定時間毎に繰り返し実行される。
昇温処理では、まず、CPU31が、バッテリ6の温度が所定の閾値T2以上であるか否かを判定する(ステップS31)。この判定は、CPU31が、温度センサ28から、バッテリ6の温度の測定結果を取得することによって行われる。閾値T2は、図5のステップS21において用いられる閾値T1よりも小さい値である。閾値T2は、例えば、バッテリの仕様上の上限温度に基づいて設定される。閾値T2は、上記の上限温度そのものであってもよい。
ステップS31においてバッテリ6の温度が所定の閾値T2以上である場合(ステップS31のY)、CPU31は、触媒5の温度が触媒活性化温度未満であるか否かを判定する(ステップS32)。触媒活性化温度とは、触媒5が活性化する温度である。触媒5の温度が触媒活性化温度未満である場合(ステップS32のY)、CPU31は、ヒータ12の電源をONにして(ステップS33)、ステップS32に戻る。
ステップS31においてバッテリ6の温度が所定の閾値T2未満である場合(ステップS31のN)、またはステップS32において触媒5の温度が触媒活性化温度以上である場合(ステップS32のN)、CPU31は、ヒータ12の電源をONからOFFにするか、ヒータ12の電源がOFFの状態を維持する(ステップS34)。ステップS34が実行されることにより、一連の処理が終了する。
次に、図7を参照して、バッテリガスを放出する動作の一例について説明する。図7は、バッテリ6の温度、バッテリパック7内の空気圧およびバッテリガスの有害成分の濃度を模式的に示す説明図である。図7において、横軸は時間を示し、縦軸はバッテリ6の温度、バッテリパック7内の空気圧およびバッテリガスの有害成分の濃度のいずれかを示している。図7には、前述の閾値T1,T2も示している。
図7には、バッテリ6の温度が過昇温によって上昇し、その結果バッテリガスが発生した例を示している。バッテリガスは、以下のようにして発生する。バッテリ6の温度が上昇すると、電池セル6aの電解液が揮発および分解したり、電池セル6aの電極が分解したりすることによって、電池セル6aの内部にガスが発生する。このガスが発生し続けることによって、電池セル6aの内圧が上昇し、その結果、電池セル6aからガスが排出される。電池セル6aから排出されたガスが、バッテリガスとなる。
図7に示した例では、バッテリ6の温度が閾値T1よりも大きく閾値T2よりも小さい所定の温度を超えたときに、バッテリガスが発生し、その結果、空気圧と有害成分の濃度が増加している。前述のように、バッテリパック7内にバッテリガスが発生することを通知する処理(図5のステップS22)は、バッテリ6の温度が閾値T1に達したタイミングt1において実行される。
電解液の揮発および分解と電極の分解は、バッテリ6の温度が上記の所定の温度を超えた後も継続する。そのため、バッテリ6の温度が上記の所定の温度を超えた後も、バッテリガスが発生し続ける。その結果、空気圧と有害成分の濃度は、時間と共に増加する。一方、バッテリ6の温度は、電解液の分解に伴う反応熱と電極の分解に伴う反応熱に起因して上昇するが、電池セル6aから高温のガスが排出されることによって減少する。時間の経過と共にガスの排出が優勢になるため、バッテリ6の温度は、バッテリガスが排出されるタイミングの前または後において所定のピーク温度に達した後、減少する。なお、電池セル6aには、ガス以外の熱源が存在するため、バッテリ6の温度の減少速度は、ある程度緩やかになる。
ここで、ベント弁25が開放される圧力を記号Pvで表す。図7に示した例では、空気圧が圧力Pvに達したタイミングt2において、ベント弁25が開放される。その結果、バッテリガスが第1の経路21または第2の経路22によって放出されて、空気圧が減少する。また、有害成分の濃度の増加速度(単位時間当たりの増加量)は、タイミングt2の直後から、タイミングt2以前に比べて小さくなり、その後、減少に転じる。
なお、図7において、記号Cvは、タイミングt2における有害成分の濃度を示している。濃度Cvは、ベント弁25が開放される圧力になる有害成分の濃度を表している。前述の閾値C1は、濃度Cvと等しくてもよい。同様に、前述の閾値P1は、圧力Pvと等しくてもよい。
次に、本実施の形態に係るガス放出装置20の作用および効果について説明する。本実施の形態では、触媒5を経由せずにバッテリパック7内に充満したバッテリガスを外気に放出する第1の経路21と、触媒5を経由してバッテリパック7内に充満したバッテリガスを外気に放出する第2の経路22が設けられている。本実施の形態では特に、ナビゲーション装置8によって、車両1が閉鎖空間に位置することを検出することができる。従って、本実施の形態によれば、図4に示したステップS11,S13のように、車両1が閉鎖空間に位置することが検出された場合に、第2の経路22によってバッテリガスを外気に放出することができる。これにより、本実施の形態によれば、触媒5によってバッテリガス中の有害成分を除去することができ、その結果、閉鎖空間内に放出される有害成分を低減することができる。これにより、本実施の形態によれば、有害成分が人体に接触したり発火したりすることを防止することができる。
なお、車両1を閉鎖空間に駐車する場合、第2の経路22に切り替えた状態を維持してもよい。これにより、本実施の形態によれば、より確実に、閉鎖空間内に放出される有害成分を低減することができる。
また、本実施の形態では、車両1が閉鎖空間に位置することが検出されない場合には、第1の経路21によってバッテリガスを外気に放出し、有害成分を大気中に拡散することによって、有害成分が人体に接触することを防止している。
また、本実施の形態では、バッテリガスの発生と対応関係を有するパラメータを測定するセンサとして、圧力センサ26、ガスセンサ27および温度センサ28が設けられている。本実施の形態では、図5に示した通知処理のように、CPU31は、圧力センサ26、ガスセンサ27および温度センサ28の各々の測定結果に基づいて、バッテリガスの発生を推定する。そして、ディスプレイ装置8cおよびオーディオ装置9の少なくとも一方は、温度センサ28の測定結果に基づいてCPU31によってバッテリガスの発生が推定された場合には、図5に示したステップS22のように、乗員に対して所定の警告を発する。また、ディスプレイ装置8cおよびオーディオ装置9の少なくとも一方は、圧力センサ26およびガスセンサ27の少なくとも一方の測定結果に基づいてCPU31によってバッテリガスの発生が推定された場合には、図5に示したステップS24のように、乗員に対して所定の警告を発する。これにより、本実施の形態によれば、バッテリガスの発生が推定された場合に、乗員を避難させることができる。これによっても、本実施の形態によれば、有害成分が人体に接触することを防止することができる。
また、本実施の形態では、触媒5を昇温するためのヒータ12が設けられている。これにより、本実施の形態によれば、エンジン2の停止中またはエンジン2の稼働直後であって、触媒5が触媒活性化温度に達していない場合であっても、ヒータ12によって、触媒5を触媒活性化温度まで昇温することができる。これにより、本実施の形態によれば、エンジン2の停止中またはエンジン2の稼働直後であっても、触媒5の性能を効果的に発揮させて、有害成分を十分に除去することができる。
なお、図6に示した昇温処理では、バッテリ6の温度が所定の閾値T2以上であることを、ヒータ12の電源をONにする条件にしている。言い換えると、本実施の形態では、バッテリ6の温度が所定の閾値T2以上である場合に、バッテリガスが発生するおそれがあると推定している。これにより、本実施の形態によれば、バッテリガスが発生するおそれがある場合に、予め、ヒータ12の電源をONにすることができる。また、本実施の形態によれば、バッテリガスが発生するおそれがない場合には、ヒータ12の電源をOFFにすることができる。これにより、本実施の形態によれば、ヒータ12による消費電力を削減することができる。
また、本実施の形態では、触媒5は、エンジン2から排出される排気ガス中の有害成分を除去するためのものである。従って、本実施の形態によれば、バッテリガス中の有害成分を除去するための触媒として、信頼性の高い、排気ガス中の有害成分を除去するための触媒を用いることができる。また、本実施の形態によれば、バッテリガス中の有害成分を除去するための触媒と排気ガス中の有害成分を除去するための触媒を兼用することにより、これらの触媒を別々に設ける場合に比べて、コストを低減することができる。
また、本実施の形態では、図4に示したステップS12~S14のように、エンジン2が稼働中または稼働待機中である場合には、第1の経路21すなわち触媒5を経由しない経路によってバッテリガスを外気に放出し、エンジン2が停止中であり且つ稼働待機中ではない場合には、第2の経路22すなわち触媒5を経由する経路によってバッテリガスを外気に放出する。これにより、本実施の形態によれば、エンジン2が稼働中または稼働待機中である場合に、バッテリガスが排気経路4からエンジン2に逆流することを防止して、エンジン2が故障することを防止することができる。
なお、本実施の形態では、図4に示したステップS11,S13から理解されるように、車両1が閉鎖空間に位置することが検出された場合には、安全性を優先して、エンジン2の状態に関わらずに、第2の経路22すなわち触媒5を経由する経路によってバッテリガスを外気に放出する。
ここで、ベント弁25が開放される圧力(以下、開放圧力と言う。)が、エンジン2の排気ガスの圧力に基づいて設定される理由について説明する。上述のように、車両1が閉鎖空間に位置することが検出された場合には、エンジン2が稼働中の場合であっても、排気経路4の一部である第2の排気管4bを経由する経路によってバッテリガスを外気に放出する。そのため、ベント弁25が開放されたときに、バッテリパック7内の空間の空気圧が、排気ガスの動圧と静圧の和である全圧よりも小さい場合には、排気ガスが、バッテリパック7内に流入するおそれがある。従って、排気ガスがバッテリパック7内に流入することを防止するために、開放圧力は、排気ガスの圧力に基づいて設定される。具体的には、開放圧力は、排気ガスの全圧よりも大きな値に設定される。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。例えば、本発明の通知装置として、ナビゲーション装置8のディスプレイ装置8c以外のディスプレイ装置を用いてもよい。
また、本発明の通知処理において、ステップS21を実行する前に、CPU31が、バッテリ6の温度が所定の閾値T2以上であるか否かを判定する第1のステップと、バッテリ6の温度が所定の閾値T2以上の場合に、CPU31が、ディスプレイ装置8cおよびオーディオ装置9の少なくとも一方を制御して、車両1の乗員に対して、バッテリパック7内にバッテリガスが発生するおそれがあることを通知する第2のステップを実行してもよい。第1のステップにおいてバッテリ6の温度が所定の閾値T2未満の場合には、再度、第1のステップが実行される。
また、本発明のガス放出装置は、モータを駆動源として用いるハイブリッド自動車に限らず、モータをエンジンの再始動等に限定的に用いるマイクロハイブリッド自動車や、駆動源としてモータのみを備えた電気自動車にも適用することができる。
1…車両、2…エンジン、3…モータ、4…排気経路、5…触媒、6…バッテリ、7…バッテリパック、8…ナビゲーション装置、8c…ディスプレイ装置、9…オーディオ装置、10…E/G_ECU、11…除去装置、12…ヒータ、13…温度センサ、20…ガス放出装置、21…第1の経路、22…第2の経路、23…電磁弁、25…ベント弁、26…圧力センサ、27…ガスセンサ、28…温度センサ、30…BMU、31…CPU、32…記憶装置。

Claims (6)

  1. 電動車両に搭載されたモータを駆動させるためのバッテリと、
    前記バッテリを収容する密閉容器であるバッテリパックと、
    前記バッテリに生じた異常に起因して発生するガスであるバッテリガス中の有害成分を除去するための触媒を含む除去装置と、
    前記触媒を経由せずに前記バッテリパック内に充満した前記バッテリガスを外気に放出する第1の経路と、
    前記触媒を経由して前記バッテリパック内に充満した前記バッテリガスを前記外気に放出する第2の経路と、
    前記第1の経路と前記第2の経路を切り替える電磁弁と、
    前記電磁弁を制御することによって前記第1の経路または前記第2の経路によって前記バッテリガスを前記外気に放出させる制御部と、
    前記電動車両が密閉空間または準密閉空間に位置することを検出する位置検出装置と、
    を備え
    前記制御部は、前記位置検出装置によって前記電動車両が前記密閉空間または前記準密閉空間に位置することが検出されない場合には、前記第1の経路によって前記バッテリガスを前記外気に放出させ、前記位置検出装置によって前記電動車両が前記密閉空間または前記準密閉空間に位置することが検出された場合には、前記第2の経路によって前記バッテリガスを前記外気に放出させることを特徴とするバッテリガス放出装置。
  2. 更に、前記バッテリガスの発生と対応関係を有するパラメータを測定するセンサと、
    前記電動車両の乗員に対して所定の情報を通知する通知装置とを備え、
    前記制御部は、前記センサの測定結果に基づいて、前記バッテリガスの発生を推定し、
    前記通知装置は、前記制御部によって前記バッテリガスの発生が推定された場合には、前記乗員に対して所定の警告を発することを特徴とする請求項1に記載のバッテリガス放出装置。
  3. 前記除去装置は、更に、前記触媒を昇温するためのヒータを含むことを特徴とする請求項1に記載のバッテリガス放出装置。
  4. 電動車両に搭載されたモータを駆動させるためのバッテリと、
    前記バッテリを収容する密閉容器であるバッテリパックと、
    前記バッテリに生じた異常に起因して発生するガスであるバッテリガス中の有害成分を除去するための触媒を含む除去装置と、
    前記触媒を経由せずに前記バッテリパック内に充満した前記バッテリガスを外気に放出する第1の経路と、
    前記触媒を経由して前記バッテリパック内に充満した前記バッテリガスを前記外気に放出する第2の経路と、
    前記第1の経路と前記第2の経路を切り替える電磁弁と、
    前記電磁弁を制御することによって前記第1の経路または前記第2の経路によって前記バッテリガスを前記外気に放出させる制御部と、
    を備え、
    前記触媒は、エンジンから排出される排気ガス中の有害成分を除去するためのものであり、
    前記電動車両は、駆動源として前記エンジンと前記モータを備えたハイブリッド自動車であり、
    前記エンジンから排出される排気ガスは、前記触媒を経由する排気経路によって前記外気に放出され、
    前記制御部は、前記エンジンが稼働中または稼働待機中である場合には、前記第1の経路によって前記バッテリガスを前記外気に放出させ、前記エンジンが停止中であり且つ稼働待機中ではない場合には、前記第2の経路によって前記バッテリガスを前記外気に放出させることを特徴とするバッテリガス放出装置。
  5. 更に、前記電動車両が密閉空間または準密閉空間に位置することを検出する位置検出装置を備え、
    前記制御部は、前記位置検出装置によって前記電動車両が前記密閉空間または前記準密閉空間に位置することが検出された場合には、前記エンジンの状態に関わらずに、前記第2の経路によって前記バッテリガスを前記外気に放出させることを特徴とする請求項に記載のバッテリガス放出装置。
  6. 前記電動車両は、駆動源として前記モータを備えた電気自動車であることを特徴とする請求項1に記載のバッテリガス放出装置。
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