JP2009144559A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Shuntaro Okazaki
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徳久 中川
Hiroaki Mizoguchi
絋晶 溝口
Yasuyuki Tatsumi
康之 巽
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Abstract

【課題】 ダブルセンサシステムを採用する車両において、触媒上流側の検知手段の出力に基づいて燃料中のアルコール濃度を推定する場合に、触媒上流側の検知手段に異常が発生した場合でも燃料中のアルコール濃度を推定することができる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】 メイン空燃比センサ24を三元触媒22の上流に、サブ空燃比センサ25を三元触媒22の下流に有する内燃機関50につき、三元触媒22上流側のメイン空燃比センサ24の出力に基づいて燃料中のアルコール濃度を推定するECU1Aであって、三元触媒22上流側のメイン空燃比センサ24が異常である場合に、三元触媒22下流側のサブ空燃比センサ24の出力に基づいて、燃料中のアルコール濃度を推定する特定アルコール濃度推定手段を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は内燃機関の制御装置に関し、特に排気空燃比に関係するパラメータを検知する検知手段(例えばA/FセンサやOセンサ)の出力に基づいて、燃料中のアルコール濃度を推定する内燃機関の制御装置に関する。
近年、燃料としてガソリンのほかにガソリンとアルコールの混合燃料を用いることができるFFV(Flexible Fuel Vehicle)が実用化されている。そしてFFVでは、排気空燃比が燃料中のアルコール濃度に応じて変化することから、排気空燃比を適正(例えば理論空燃比)に制御するために、燃料中のアルコール濃度の検出や推定を行っている。この点、燃料中のアルコール濃度を推定する技術として、本発明と関連性があると考えられる技術が例えば特許文献1で提案されている。そのほか本発明と関連性があると考えられる技術が例えば特許文献2または3で提案されている。
特開2006−77683号公報 特開2004−245097号公報 特開2003−120363号公報
ところで、燃料中のアルコール濃度は例えば特許文献1で開示されているように、具体的には触媒コンバータの上流に設けられた空燃比センサ(請求項記載の検知手段に相当)の出力に基づいて推定することができる。ところが空燃比センサが触媒の上流にのみ設けられている場合には、空燃比センサに異常が発生した場合に、空燃比のフィードバック(以下、単にF/Bと称す)制御を行えなくなってしまうだけでなく、アルコール濃度を推定することもできなくなる。そしてアルコール濃度を推定することができなくなった場合には、アルコール濃度に応じて燃料噴射量を補正することができなくなってしまうことから、排気空燃比がアルコール濃度に応じた分だけずれることを許容せざるを得ない状態となってしまい、この結果、燃費や排気エミッションの悪化を招く虞があるほか、機関始動不良や、ドライバビリティの悪化、内燃機関の動力不足、ノッキングの発生など様々な不具合の発生を招く虞がある。すなわち、空燃比F/B制御を行うことができなくなってしまった場合と比較して、さらにアルコール濃度も推定できなくなってしまった場合には、排気空燃比のずれがより大きくなり、この結果、様々な不具合の発生を招く虞がある。
一方、車両においては触媒の上流だけでなく下流にも空燃比センサを設置し、触媒上流側の空燃比センサ(例えばA/Fセンサ)の出力に基づくメインF/B制御に加えて、触媒下流側の空燃比センサ(例えばOセンサ)の出力に基づくサブF/B制御を行うことにより空燃比制御精度を改善するダブルセンサシステムが既に実用化されている。そしてダブルセンサシステムを採用する車両においては、触媒上流側の空燃比センサに異常が発生した場合であっても、触媒下流側の空燃比センサの出力は利用可能な状態にあるため、この出力を利用してアルコール濃度を推定し得るといえる。しかしながら、このようなダブルセンサシステムを採用する車両において、触媒上流側の空燃比センサに異常が発生した場合でも燃料中のアルコール濃度を推定可能にする技術は特に見当たらない。
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ダブルセンサシステムを採用する車両において、触媒上流側の検知手段の出力に基づいて燃料中のアルコール濃度を推定する場合に、触媒上流側の検知手段に異常が発生した場合でも燃料中のアルコール濃度を推定することができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は排気空燃比に関係するパラメータを検知する検知手段を触媒の上流と下流に有する内燃機関につき、前記検知手段のうち、触媒上流側の検知手段の出力に基づいて燃料中のアルコール濃度を推定する内燃機関の制御装置であって、前記検知手段のうち、触媒下流側の検知手段の出力に基づいて、燃料中のアルコール濃度を推定する特定アルコール濃度推定手段を備えることを特徴とする。本発明によれば、触媒下流側の検知手段の出力に基づいて、燃料中のアルコール濃度を推定することで、触媒上流側の検知手段に異常が発生した場合でも燃料中のアルコール濃度を推定することができる。
また本発明は前記特定アルコール濃度推定手段が、前記検知手段のうち、触媒上流側の検知手段が異常である場合に、触媒下流側の検知手段の出力に基づいて、燃料中のアルコール濃度を推定する構成であってもよい。すなわち本発明は具体的には触媒上流側の検知手段に異常が発生した際のフェールセーフとして特に効果的なものである。この点、触媒上流側の検知手段に異常が発生した場合には、例えば運転者に対して警告灯などで異常の発生を知らせることも技術的に可能であるが、本発明によれば、異常の発生によって触媒上流側の検知手段の出力に基づいて燃料中のアルコール濃度を推定できなくなることに起因して、前述したような様々な不具合が、異常の点検修理が行われるときまでの間に発生してしまうことを抑制できる。
また本発明は前記特定アルコール濃度推定手段が、前記触媒によって排気が浄化されないときに、前記検知手段のうち、触媒下流側の検知手段の出力に基づいて、燃料中のアルコール濃度を推定する構成であってもよい。ここで触媒は酸素吸蔵能を有しているため、触媒下流側の検知手段の出力は、排気空燃比の変化に対して大きな応答遅れを有する場合がある。これに対して本発明によれば、触媒によって排気が浄化されないときに、触媒下流側の検知手段の出力に基づいて、燃料中のアルコール濃度を推定することで、触媒の酸素吸蔵能に起因した大きな応答遅れを有することなく燃料中のアルコール濃度を推定できる点で、アルコール濃度をより好適に推定できる。なお、触媒によって排気が浄化されないときとは、触媒の酸素吸蔵能の影響によって、触媒下流側の検知手段の出力が大きな応答遅れを有することを回避できるときを意味するものであり、このとき触媒によって排気が多少なりとも浄化される場合までをも厳密に除くものではない。
また本発明は前記触媒によって排気が浄化されないときが、前記触媒が活性化していないとき(例えば機関冷間時)である構成であってもよく、また前記触媒を迂回するバイパス通路が連通しているときである構成であってもよい。触媒によって排気が浄化されないときとは具体的には例えば上記のようなときであり、このようなときに触媒下流側の検知手段の出力に基づいて、燃料中のアルコール濃度を推定することが、触媒酸素吸蔵能に起因した大きな応答遅れを有することなく燃料中のアルコール濃度を推定する上で好適である。
本発明によれば、ダブルセンサシステムを採用する車両において、触媒上流側の検知手段の出力に基づいて燃料中のアルコール濃度を推定する場合に、触媒上流側の検知手段に異常が発生した場合でも燃料中のアルコール濃度を推定することができる内燃機関の制御装置を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図1はECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)1Aで実現されている本実施例に係る内燃機関の制御装置を、内燃機関50及び内燃機関50の吸気系10、排気系20とともに模式的に示す図であり、図1に示す各構成はFFVである車両(図示省略)に搭載されている。すなわち、内燃機関50には燃料としてガソリンのほか、ガソリンとアルコールの混合燃料を用いることができる。吸気系10はエアクリーナ11と、エアフロメータ12と、スロットル弁13と、インテークマニホールド14と有して構成されている。
エアクリーナ11は内燃機関50の各気筒に供給される吸気を濾過するための構成である。エアフロメータ12は吸入空気量Qを計測するための構成であり吸入空気量Qに応じた信号を出力する。スロットル弁13は吸入空気量Qを開度変化により調整するための構成である。インテークマニホールド14は吸気を内燃機関50の各気筒に分配するための構成である。インテークマニホールド14には燃料噴射弁51が気筒毎に配設されている。なお、燃料噴射弁51の配置はこれに限られず、例えば筒内に直接燃料を噴射できるように配置されていてもよい。
排気系20はエキゾーストマニホールド21と、三元触媒22と、図示しない消音器と、これらの構成の間に適宜配設される吸気管23a、23bなどを有して構成されている。エキゾーストマニホールド21は各気筒からの排気を合流させるための構成である。三元触媒22は排気を浄化するための構成であり、炭化水素HC及び一酸化炭素COの酸化と窒素酸化物NOxの還元を行う。排気系20にはメイン空燃比センサ24が三元触媒22の上流に、サブ空燃比センサ25が三元触媒22の下流に夫々配設されている。
本実施例ではメイン空燃比センサ24はA/Fセンサで、サブ空燃比センサ25は酸素センサで夫々実現されている。A/Fセンサは排気中の酸素濃度に基づき空燃比をリニアに検出するための構成であり、酸素センサは排気中の酸素濃度に基づき空燃比が理論空燃比よりもリッチかリーンかを検出するための構成である。本実施例ではこれらメイン空燃比センサ24及びサブ空燃比センサ25が、ともに請求項記載の検知手段に相当する構成となっている。
ECU1Aは、図示しないCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)やROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などを有して構成されるマイクロコンピュータ(以下、単にマイコンと称す)と、入出力回路などを有して構成されている。ECU1Aは主として内燃機関50を制御するための構成であり、具体的には例えば燃料噴射弁51を制御している。燃料噴射量FIはECU1Aの制御のもと、燃料噴射弁51が閉弁されるまでの間の燃料噴射期間の長さで調節される。ECU1Aには制御対象として燃料噴射弁51のほか、各種の制御対象が電気的に接続されている。また、ECU1Aにはエアフロメータ12や、メイン空燃比センサ24や、サブ空燃比センサ25や、内燃機関50の回転数NEを検出するためのクランク角センサ52や、内燃機関50の水温THWを検出するための水温センサ53のほか各種のセンサ・スイッチ類が電気的に接続されている。
ROMはCPUが実行する種々の処理が記述されたプログラムやマップデータなどを格納するための構成であり、ECU1AではROMに格納されたプログラムに基づきCPUが処理を実行することで各種の手段が機能的に実現される。図1ではこのようにしてECU1Aで実現される各種の手段のうち、本発明との関連性が高いものを機能ブロック図で示している。
第1の空燃比F/B補正手段は、メイン空燃比センサ24が正常である場合に空燃比F/B補正係数(以下、単にF/B補正係数とも称す)FAFを算出するための構成である。第1の空燃比F/B補正手段は、F/B補正係数FAFを算出するにあたって、空燃比センサの出力に関し、メイン空燃比センサ24の出力とサブ空燃比センサ25の出力とに基づいてF/B補正係数FAFを算出するように構成されている。
第2の空燃比F/B補正手段は、メイン空燃比センサ24が異常である場合にF/B補正係数FAFを算出するための構成である。第2の空燃比F/B補正手段は、F/B補正係数FAFを算出するにあたって、空燃比センサの出力に関し、サブ空燃比センサ24の出力に基づいてF/B補正係数FAFを算出するように構成されている。
メイン空燃比センサ故障判定手段は、メイン空燃比センサ24が正常であるか否かを判定するための構成である。メイン空燃比センサ故障判定手段は具体的には例えばメイン空燃比センサ24の出力に基づき、メイン空燃比センサ24に素子割れが発生しているか否かを判定するとともに、素子割れが発生していると判定した場合に、メイン空燃比センサ24が異常である、と判定するように構成されている。なお、メイン空燃比センサ故障判定手段はそのほかメイン空燃比センサ24に凝縮水が浸入しているか否かを判定し、凝縮水が浸入している場合に、メイン空燃比センサ24が異常である、と判定するなど適宜の判定を行ってよい。
F/B補正切替手段は、メイン空燃比センサ故障判定手段の判定結果に基づいて、第1または第2の空燃比F/B補正手段のうち、いずれか一方の空燃比F/B補正手段を、F/B補正係数FAFを算出する空燃比F/B補正手段として選択するための構成である。F/B補正切替手段は、具体的にはメイン空燃比センサ故障判定手段によってメイン空燃比センサ24が正常である、と判定された場合には、第1の空燃比F/B補正手段をF/B補正係数FAFを算出する空燃比F/B補正手段として選択し、メイン空燃比センサ故障判定手段によってメイン空燃比センサ24が異常である、と判定された場合には、第2の空燃比F/B補正手段をF/B補正係数FAFを算出する空燃比F/B補正手段として選択するように構成されている。
アルコール濃度推定手段は、燃料中のアルコール濃度を推定するための構成である。アルコール濃度推定手段は、燃料中のアルコール濃度を推定するにあたって、具体的にはアルコール濃度補正係数FALCを算出するように構成されている。またアルコール濃度推定手段は、F/B補正係数FAFに関し、具体的には第1または第2の空燃比F/B補正手段のうち、F/B補正切替手段が選択した空燃比F/B補正手段によって算出されたF/B補正係数FAFに基づいて、アルコール濃度補正係数FALCを算出するように構成されている。
燃料噴射量算出手段は、燃料噴射量FIを算出するための構成である。燃料噴射量算出手段は、具体的にはF/B補正切替手段が選択した空燃比F/B補正手段によって算出されたF/B補正係数FAFと、アルコール濃度推定手段が推定したアルコール濃度補正係数FALCとに基づいて、燃料噴射量FIを算出する。
特定アルコール濃度推定手段は、空燃比センサの出力に関し、サブ空燃比センサ25の出力に基づいてアルコール濃度を推定するための構成である。特定アルコール濃度推定手段は、本実施例ではメイン空燃比センサ24が異常である場合に、空燃比センサの出力に関し、サブ空燃比センサ25の出力に基づいてアルコール濃度を推定するように構成されている。特定アルコール濃度推定手段は、本実施例では具体的には第2の空燃比F/B補正手段と、F/B補正切替手段と、アルコール濃度推定手段とによって実現されている。
次に燃料噴射量FIの算出方法について詳述する。燃料噴射量FIは次の数1に示す式に基づいて算出される。
(数1)
FI=FI0×FALC×FAF
ここでFI0は基本噴射量であり、排気空燃比の目標空燃比を理論空燃比(ここでは14.7)とした場合の燃料噴射量が、回転数NE及び負荷に応じて設定される。すなわち、燃料噴射量FIは排気空燃比を理論空燃比にするための燃料噴射量として、数1に示す式に基づき基本噴射量FI0を補正係数によって補正することで算出される。なお、燃料噴射量FIは、基本噴射量FI0に対してさらにその他の補正係数(例えば水温THWについての補正係数やバッテリ電圧についての補正係数)を乗じた上で算出されてもよい。また、F/B補正係数FAFとアルコール濃度補正係数FALCはともに初期値が所定値(ここでは1)に設定されておいる。
次に上述のアルコール濃度補正係数FALCとF/B補正係数FAFのうち、まずF/B補正係数FAFの算出方法について詳述する。またF/B補正係数FAFの算出方法は、メイン空燃比センサ24が正常である場合と、異常である場合とで異なるため、まずメイン空燃比センサ24が正常である場合のF/B補正係数FAFの算出方法(すなわち、第1の空燃比F/B補正手段に係るF/B補正係数FAFの算出方法)を図2から図4までに示すフローチャートを用いて詳述する。
図2に示すフローチャートは目標筒内燃料量算出ルーチンのフローチャートであって、所定クランク角度毎に割り込み処理として実行される。まずCPUは、以前の本ルーチンの実行において算出された筒内空気量MCiおよび目標筒内燃料量FCRi(i=0〜n−1)を1ずつ移行する処理を実行する(ステップS11)。これは今回の実行で現在の筒内空気量MC0および目標筒内燃料量FCR0を算出するためである。続いてCPUは回転数NEおよび吸入空気量Qを取り込むための処理を実行する(ステップS12)。
続いてCPUは、回転数NEおよび吸入空気量Qの関数として現在の筒内空気量MC0を算出する処理(式:MC0=MC(NE,Q))を実行する(ステップS13)。さらにCPUは現在の目標筒内燃料量FCR0、即ち現在の筒内空気量MC0において空燃比を理論空燃比とするために必要な燃料量を算出する処理(式:FCR0=MC0/AFT)を実行する(ステップS14)。ここで、AFTはアルコール濃度が0%である場合の理論空燃比(14.7)に相当する目標空燃比であり、アルコール濃度補正係数FALCに基づき、図5に示すマップデータを参照することにより求められる。これにより目標筒内燃料量FCR0を算出することができる。
次にメイン空燃比F/B制御について詳述する。図3はメイン空燃比F/B制御ルーチンのフローチャートであって、本ルーチンは例えば所定のクランク角ごとに実行される。CPUはまず、メイン空燃比センサ24による所定のF/B条件が成立しているか否かを判定する処理を実行する(ステップS21)この所定のF/B条件は本実施例では以下の条件から構成されており、これらの条件がすべて成立しているときにステップS21で肯定判定される。
(1)冷却水温度が所定温度以上であること。
(2)内燃機関始動中でないこと。
(3)始動時増量等燃料増量中でないこと。
(4)メイン空燃比センサ24が活性化していること。
(5)燃料カット中でないこと。
ステップS21で否定判定であれば、メイン空燃比F/B制御を行わないため、CPUは燃料補正量DFを「0」に設定する処理を実行する(ステップS28)。一方、ステップS21で肯定判定であれば、CPUは前回以前に算出された燃料偏差量FDi(i=1〜n)を1ずつ移動する処理を実行する(ステップS22)。これは今回の演算で現在の燃料偏差量FD0を算出するためである。続いてCPUはメイン空燃比センサ24の出力VAFを後述するサブ空燃比フィードバック制御ルーチンで演算される電圧補正値(サブF/B補正値)efsfbだけ補正する処理(式:VAF=VAF+efsfb)を実行する(ステップS23)。さらにCPUは、補正後のメイン空燃比センサ24の出力VAFに基づいて、図6に示すマップデータを参照することにより、対応する空気過剰率λを読み込むとともに、現在の実空燃比ABFを算出する処理(式:ABF=λ×AFT)を実行する(ステップS24)。なお、メイン空燃比センサ24は、アルコール濃度によらず、空気過剰率λに対して図6に示すような一定の出力特性を有する。
続いてCPUは、本ルーチンのn回前の実行で算出された筒内空気量MCn、目標筒内燃料量FCRnおよび現在の実空燃比ABFに基づいて、現在の燃料偏差量FD0を算出する処理(式:FD0=MCn/ABF−FCRn)を実行する(ステップS25)。なお、本ステップで現在の燃料偏差量FD0を求めるためにn回前の実行で算出された筒内空気量MCn、目標筒内燃料量FCRnを使用するのは、気筒からメイン空燃比センサ24までの排気ガスの輸送遅れ時間を補正するためである。次にCPUは燃料補正量DFを算出する処理(式:DF=Kfp×FD0+Kfs×ΣFDi)を実行する(ステップS26)。ここで、Kfpは比例ゲイン、Kfsは積分ゲインである。さらにCPUはF/B補正係数FAFを算出する処理(式:FAF=1+DF/(FI0×FALC))を実行する(ステップS27)。これにより、F/B補正係数FAFを算出することができる。
次に前述の電圧補正値(サブF/B補正値)efsfbを算出するために、ECU1Aで行われるサブ空燃比F/B制御について詳述する。図4はサブ空燃比F/B制御ルーチンのフローチャートであって、メイン空燃比F/B制御ルーチンの実行時間より長い所定時間間隔毎に割り込み処理として実行される。まずCPUは、サブ空燃比センサ25による所定のサブF/B条件が成立しているか否かを判定する(ステップS31)。本実施例ではこの所定のサブF/B条件は、(4)に示す条件が「サブ空燃比センサ25の出力が1回以上反転していること」と変更される点以外、メイン空燃比センサ24による所定のF/B条件と同じ条件が設定されており、これらの条件のすべてが成立している場合には、ステップS31で肯定判定される。ステップS31で否定判定であれば、サブ空燃比F/B制御は行われない。
一方、ステップS31で肯定判定であれば、CPUはサブF/B制御として仮電圧補正値t_fsfbを算出する処理(式:t_fsfb=Kvp×VD0+Kvs×ΣVDi)を実行するとともに、算出した仮電圧補正値t_fsfbを上限ガード値t_fsfbgh及び下限ガード値t_fsfbglにてガードすることにより電圧補正値(サブF/B補正値)efsfbを算出する処理を実行する(ステップS32)。ここでKvpは比例ゲイン、Kvsは積分ゲインである。またVD0は酸素センサ12の出力電圧Vと目標出力電圧SLとの間の現在の電圧偏差(図7参照)であり、ΣVDiは前回以前に算出された電圧偏差VDiの積算値である。
なお、図示省略したが本ルーチンにおいてCPUはさらに、所定の条件のもと学習値efgfsbを更新する処理(式:efgfsb=efgfsb+(efsfb−efgfsb)×α)を実行するとともに、学習値efgfsbの更新量分だけ電圧補正値(サブF/B補正値)efsfbを更新する処理(式:efsfb=efsfb−(efsfb−efgfsb)×α)を実行することによって、サブF/B学習を実施する。ここでαはなまし率である。
以上が、メイン空燃比センサ24が正常である場合のF/B補正係数FAFの算出方法である。次にメイン空燃比センサ24が異常である場合のF/B補正係数FAFの算出方法(すなわち、第2の空燃比F/B制御手段に係るF/B補正係数FAFの算出方法)を図8に示すフローチャートを用いて詳述する。
CPUはサブ空燃比センサ25の出力電圧Vと理論空燃比相当のスライスレベル電圧SL(図7参照)とを比較することにより、空燃比のリッチ・リーンを判定する処理を実行する(ステップS41)。空燃比がリーン(V<SL)である場合には、CPUはリッチからリーンへの反転時(反転直後)であるか否かを判定する処理を実行する(ステップS42)。肯定判定であれば、CPUはF/B補正係数FAFを前回値に対し、所定のリーン側比例分PL 増大させる処理を実行する(ステップS43)。一方、ステップS42で否定判定であれば、CPUはF/B補正係数FAFを前回値に対し、所定のリーン側積分分IL 増大させる処理を実行する(ステップS44)。
一方、ステップS41で空燃比がリッチ(V>SL)である場合には、CPUはリーンからリッチへの反転時(反転直後)であるか否かを判定する処理を実行する(ステップS45)。肯定判定であれば、CPUはF/B補正係数FAFを前回値に対し、所定のリッチ側比例分PR 減少させる処理を実行する(ステップS46)。一方、ステップS45で否定判定であれば、CPUはF/B補正係数FAFを前回値に対し、所定のリッチ側積分分IR 減少させる処理を実行する(ステップS47)。これにより、図9に示すようにF/B補正係数FAFが設定される。
以上が、本実施例におけるF/B補正係数FAFの算出方法である。これにより、メイン空燃比センサ24が正常である場合であっても異常である場合であっても、ともにF/B補正係数FAFを算出することができる。
次にアルコール濃度補正係数FALCの算出方法(すなわち、アルコール濃度推定手段に係るアルコール濃度補正係数FALCの算出方法)について図10に示すフローチャートを用いて詳述する。図10はアルコール濃度推定ルーチンのフローチャートであって、空燃比F/B制御実行中に所定時間間隔毎に割り込み処理として実行される。すなわちアルコール濃度補正係数FALCは、F/B補正係数FAFが算出された後に算出されることになる。
まずCPUは、F/B補正なまし値FAFSMを算出する処理(式:FAFSM=前回FAFSM+(FAF−前回FAFSM)/NSM)を実行する(ステップS51)。ここでNSMはなまし定数であり、例えばNSMが4である場合には、上式は式:FAFSM=(3/4)×前回FAFSM+(1/4)×FAFと変形することができる。つまり、前回のF/B補正なまし値である前回FAFSMの3/4と、入力値であるF/B補正係数FAFの1/4との和が、今回のF/B補正なまし値FAFSMとなる。続いてCPUは、アルコール濃度補正係数FALCを算出する処理(式:FALC=前回FALC×FAFSM)を実行する(ステップS52)。
図11はアルコール濃度補正係数FALCの変化の一例をこれに対応するF/B補正係数FAFの変化とともにタイムチャートで示す図である。なお、図11ではF/B補正係数FAFの変化とともにF/B補正なまし値FAFSMの変化を、アルコール濃度補正係数FALCの変化とともにFAF×FALC(燃料噴射量FIを算出するにあたって、基本噴射量FI0に乗じるトータルの補正係数に相当)の変化を参考として夫々示している。まず時間t0でF/B条件が成立すると、F/B補正係数FAFが算出されるようになる。このときアルコール濃度補正係数FALCは初期値1となっており、排気空燃比を理論空燃比にするための燃料噴射量FIを算出するにあたって、燃料中のアルコール濃度に応じた排気空燃比のずれは、F/B補正係数FAFで補正されることになる。
続いて時間t0から所定時間が経過した時間t1でアルコール濃度補正係数FALCが算出される。このとき燃料噴射量FIを算出するにあたって、燃料中のアルコール濃度に応じた排気空燃比のずれは、F/B補正係数FAFとアルコール濃度補正係数FALCとによって補正されることになる。さらに時間t1から所定時間間隔毎の時間となる時間t2からt7まででは、それぞれの時点で算出されるアルコール濃度補正係数FALCが次第に大きくなっていく。このとき燃料噴射量FIを算出するにあたって、燃料中のアルコール濃度に応じた排気空燃比のずれは、時間t1と同様にF/B補正係数FAFとアルコール濃度補正係数FALCとによって補正されるが、時間t2からt7まででは、アルコール濃度補正係数FALCによって補正される度合いが次第に大きくなっていく。
すなわち時間t1から時間t7まででは、所定時間間隔毎にアルコール濃度補正係数FALCが算出される度にアルコール濃度の学習が進み、これに応じてF/B補正係数FAFはアルコール濃度に応じた排気空燃比のずれ以外のずれを補正することができるように1に収束していく。そして時間t7以降では、F/B補正係数がほぼ1に収束し、アルコール濃度に応じた排気空燃比のずれは、アルコール濃度補正係数FALCによって補正されることになる。このため時間t7以降では、FAF×FALCの大きさがアルコール濃度補正係数FALCの大きさと同等になっていることがわかる。図10にフローチャートで示したアルコール濃度推定ルーチンはこのようにF/B補正係数FAFがほぼ1に収束したときにその実行が停止される。
以上が燃料噴射量FIの算出方法である。次に、F/B補正係数FAFを算出する空燃比F/B補正手段を選択する方法(メイン空燃比センサ故障手段及びF/B補正切替手段に係る制御方法)について、図12に示すフローチャートを用いて詳述する。図12は空燃比F/B補正手段の選択ルーチンのフローチャートであって、本ルーチンは例えば所定のクランク角ごとに実行される。CPUはメイン空燃比センサ24が正常であるか否かを判定する処理を実行する(ステップS61)。肯定判定であれば、CPUは第1の空燃比F/B補正手段をF/B補正係数FAFを算出する空燃比F/B補正手段として選択する(ステップS62)。一方、ステップS51で否定判定であれば、CPUは第2の空燃比F/B補正手段をF/B補正係数FAFを算出する空燃比F/B補正手段として選択する(ステップS63)。
すなわち、F/B補正係数FAFはメイン空燃比センサ24が正常である場合であっても異常である場合であっても、第1または第2の空燃比F/B補正手段で算出できることから、このようにしてメイン空燃比センサ24が正常であるか否かでF/B補正係数FAFを算出する空燃比F/B補正手段を切り替えることで、メイン空燃比センサ24が異常である場合であっても、前述のようにしてアルコール濃度補正係数FALCを算出することができる。すなわちECU1Aはメイン空燃比センサ24に異常が発生した場合であっても、燃料中のアルコール濃度を推定することができる。
なお、メイン空燃比センサ24が異常である場合に、サブ空燃比センサ25の出力に基づいてF/B補正係数FAFを算出したときには、三元触媒22の酸素吸蔵能の影響に基づく応答遅れにより、算出したF/B補正係数FAFで燃料噴射量FIを適切に補正できない場合がある。このため、メイン空燃比センサ24が異常である場合には、燃料噴射量FIを算出するにあたって、第2のF/B補正手段が算出したF/B補正係数FAFを用いて燃料噴射量FIを算出しなくてもよい。このような場合であっても、燃料噴射量FIを算出するにあたっては、燃料中のアルコール濃度に応じた補正がアルコール濃度補正係数FALCによって行われることから、排気空燃比がアルコール濃度に応じた分だけずれることに起因して、燃費や排気エミッションが悪化するほか、機関始動不良や、ドライバビリティの悪化や、内燃機関の動力不足や、ノッキングの発生などの様々な不具合が発生することを抑制できる。
図13はECU1Bで実現されている本実施例に係る内燃機関の制御装置を、関連する各構成とともに模式的に示す図である。図13に示すように、本実施例において車両が備える各構成は、排気系20がさらにバイパス通路26と、バイパス通路26を開閉する開閉弁27とを有して構成されている点と、ECU1Aの代わりにECU1Bを備えている点以外、図1に示す各構成と実質的に同一のものとなっている。バイパス通路26は三元触媒22を迂回するように排気を流通させるための構成であり、三元触媒22の上流で排気管23aに、三元触媒22の下流で排気管23bに夫々接続されている。開閉弁27はバイパス通路26を連通、遮蔽するための構成であり、開度を検知するための開度センサ(図示省略)を有して構成されている。本実施例では開閉弁27は電子制御で開度を変更することが可能な流量調節弁で実現されている。なお、開閉弁27は電子制御で全開、全閉に開閉駆動することが可能な弁であってもよい。
ECU1Bは、アルコール濃度推定手段と、FB補正切替手段とがさらに以下に示すように構成される点以外、ECU1Aと実質的に同一のものとなっている。なお、ECU1Bには制御対象としてさらに開閉弁27が電気的に接続されており、またセンサ・スイッチ類としてさらに開閉弁27の開度センサが電気的に接続されている。
アルコール濃度推定手段は、本実施例ではアルコール濃度を推定するにあたって、まず三元触媒22によって排気が浄化されないときであるか否かを判定するように構成されている。このときアルコール濃度推定手段は具体的には三元触媒22が活性化していないときに、排気が浄化されないときであると判定する。またアルコール濃度推定手段はバイパス通路26が連通しているときにも、排気が浄化されないときであると判定する。さらにアルコール濃度推定手段は、排気が浄化されないときであると判定した場合にはアルコール濃度の推定(すなわちアルコール濃度補正係数FALCの算出)を行い、そうでない場合にはアルコール濃度の推定を行わないように構成されている。
FB補正切替手段は、本実施例ではメイン空燃比センサ故障判定手段によってメイン空燃比センサ24が異常である、と判定された場合に、第2の空燃比F/B補正手段をF/B補正係数FAFを算出する空燃比F/B補正手段として選択するとともに、さらに開閉弁27を所定の開度(ここでは全開)に制御して、バイパス路26を連通するように構成されている。これにより、燃料中のアルコール濃度の推定を素早く行うことが可能になる。なお、開閉弁27はこのほかECU1Bによって機関運転状態などに応じてその開度が制御され、このとき機関運転状態などによっては、FB補正切替手段による開閉弁27の開度制御が禁止されてもよい。
特定アルコール濃度推定手段は、本実施例でも実施例1と同様に第2の空燃比F/B補正手段と、F/B補正切替手段と、アルコール濃度推定手段とによって実現されている。
次に、本実施例に係るアルコール濃度補正係数FALCの算出方法(すなわち、アルコール濃度推定手段に係るアルコール濃度補正係数FALCの算出方法)について図14に示すフローチャートを用いて詳述する。なお、図14に示すフローチャートはステップS50が追加されている点以外、図10に示すフローチャートと同一のものとなっている。このため本実施例では特にステップS50について詳述する。CPUは排気が浄化されないときであるか否かを判定する処理を実行する(ステップS50)。本ステップでCPUは具体的には、三元触媒22が活性化していないか否かと、バイパス路26が連通しているか否かを判定する。この結果いずれか一方が肯定判定であった場合には、ステップS50で肯定判定される。
ステップS50で三元触媒22が活性化していないか否かを判定するにあたって、CPUは具体的には水温センサ53の出力に基づき、機関冷間始動後であって、水温THWが所定値以下であるか否かを判定する処理を実行する。なお、三元触媒22が活性化していないか否かを判定するにあたっては、これに限られず、例えば機関冷間始動後、所定時間が経過していないか否かや、三元触媒22の床温をセンサで直接或いは間接的に検知して、床温が所定値以下であるか否かなどその他の適宜の方法によって判定してもよい。
またステップS50でバイパス路26が連通しているか否かを判定するにあたって、CPUは具体的には開閉弁27の開度センサの出力に基づき、開閉弁27がバイパス路26を連通しているか否かを判定する処理を実行する。このときCPUはさらに具体的には開閉弁27の開度が全開である場合に、開閉弁27がバイパス路26を連通していると判定する。なお、開閉弁27がバイパス路26を連通していると判定するための開閉弁27の開度は全開に限られず、排気を十分迂回させることが可能な適宜の開度であってよい。
ステップS50で否定判定であった場合には、本フローチャートに示す処理が終了する。一方、ステップS50で肯定判定であった場合には、ステップS51に進む。これにより、排気が浄化されないときにアルコール濃度補正係数FALCを算出することができる。すなわちECU1Bはこのようにしてアルコール濃度補正係数FALCを算出することで、ECU1Aと比較して三元触媒22の酸素吸蔵能に起因した大きな応答遅れを有することなく、燃料中のアルコール濃度を推定できる点で、アルコール濃度をより好適に推定できる。
上述した実施例は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
ECU1Aを関連する各構成とともに模式的に示す図である。 目標筒内燃料量算出ルーチンをフローチャートで示す図である。 メイン空燃比F/B制御ルーチンをフローチャートで示す図である。 サブ空燃比F/B制御ルーチンをフローチャートで示す図である。 目標空燃比AFTとアルコール濃度補正係数FALCの相関関係を規定したマップデータを模式的に示す図である。 メイン空燃比センサ24の出力特性を示す図である。 サブ空燃比センサ25の出力特性を示す図である。 メイン空燃比センサ24が異常である場合のF/B補正係数FAFの算出ルーチンをフローチャートで示す図である。 図8に示すフローチャートに基づき設定されるF/B補正係数FAFの一例を示す図である。 実施例1に係るアルコール濃度推定ルーチンをフローチャートで示す図である。 アルコール濃度補正係数FALCの変化の一例をこれに対応するF/B補正係数FAFの変化とともにタイムチャートで示す図である。 空燃比F/B補正手段の選択ルーチンをフローチャートで示す図である。 ECU1Bを関連する各構成とともに模式的に示す図である。 実施例2に係るアルコール濃度推定ルーチンをフローチャートで示す図である。
符号の説明
1 ECU
10 吸気系
12 エアフロメータ
20 排気系
22 三元触媒
24 メイン空燃比センサ
25 サブ空燃比センサ
26 バイパス通路
27 開閉弁
50 内燃機関
51 燃料噴射弁
52 クランク角センサ
53 水温センサ

Claims (5)

  1. 排気空燃比に関係するパラメータを検知する検知手段を触媒の上流と下流に有する内燃機関につき、前記検知手段のうち、触媒上流側の検知手段の出力に基づいて燃料中のアルコール濃度を推定する内燃機関の制御装置であって、
    前記検知手段のうち、触媒下流側の検知手段の出力に基づいて、燃料中のアルコール濃度を推定する特定アルコール濃度推定手段を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 請求項1記載の内燃機関の制御装置であって、
    前記特定アルコール濃度推定手段が、前記検知手段のうち、触媒上流側の検知手段が異常である場合に、触媒下流側の検知手段の出力に基づいて、燃料中のアルコール濃度を推定することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 請求項1または2記載の内燃機関の制御装置であって、
    前記特定アルコール濃度推定手段が、前記触媒によって排気が浄化されないときに、前記検知手段のうち、触媒下流側の検知手段の出力に基づいて、燃料中のアルコール濃度を推定することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  4. 請求項3記載の内燃機関の制御装置であって、
    前記触媒によって排気が浄化されないときが、前記触媒が活性化していないときであることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  5. 請求項3記載の内燃機関の制御装置であって、
    前記触媒によって排気が浄化されないときが、前記触媒を迂回するバイパス通路が連通しているときであることを特徴とする内燃機関の制御装置。


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JP2020198738A (ja) * 2019-06-04 2020-12-10 株式会社Subaru バッテリガス放出装置

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