JP7335805B2 - 修理情報管理システム、修理情報管理方法、及びプログラム - Google Patents

修理情報管理システム、修理情報管理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、修理情報管理システム、修理情報管理方法、及びプログラムに関する。
修理業務の作業員は、予め提供されている修理業務に必要な保守情報を用いて、製品の修理業務を行う。また、特許文献1では、オペレータが、修理作業の作業員が行った修理作業の内容をユーザに対応付けて、保守管理用データベースに入力する。そして、保守管理用データベースに基づいて、修理作業の有効性を判断し、有効でない場合には、その旨を作業員に通知する。
特許文献1の技術は、サービスマンに対して複写機の保守に役立つ情報を提供して修理作業を支援する修理情報管理システムにおいて、複写機から取得される信号に基づいてデータ記憶手段に記憶される異常予測判定データを算出し、修理作業の実施後から所定の保守有効性判定時期までの期間Ts内における異常予測判定データに基づいて、当該修理作業が有効であったか否かを判定し、修理作業が有効でなかったと判定した場合には、その旨を示す保守失敗通知をサービスマンへ報知することにより、無駄な修理作業が繰り返される事態の発生を抑制する。
特開2013-97752号公報
しかし、従来の修理情報管理システムでは、製品の修理に必要な情報を効率的に蓄積することができず、今後発生する修理業務に効率的に活用することができない、という問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、修理業務に必要な情報を効率的に蓄積することができる修理情報管理システム、修理情報管理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る修理情報管理システムは、サーバと、製品修理案件情報を複数格納した修理情報データベースと、製品修理案件毎の不具合情報及び保守履歴情報を含む情報書を複数格納した情報書データベースと、メンテナンス店舗側端末と、を含む修理情報管理システムであって、前記メンテナンス店舗側端末は、前記情報書の入力を行うときに、前記修理情報データベースから前記情報書の修理案件の前記製品修理案件情報を取得し、取得した前記製品修理案件情報を用いて、入力画面に、基本情報を自動入力して、前記情報書の入力を受け付け、入力された前記情報書を、前記サーバへ送信し、前記サーバは、送信された前記情報書を、前記情報書データベースに格納する。
また、本発明に係る修理情報管理方法は、サーバと、製品修理案件情報を複数格納した修理情報データベースと、製品修理案件毎の不具合情報及び保守履歴情報を含む情報書を複数格納した情報書データベースと、メンテナンス店舗側端末と、を含む修理情報管理システムであって、前記メンテナンス店舗側端末は、前記情報書の入力を行うときに、前記修理情報データベースから前記情報書の修理案件の前記製品修理案件情報を取得し、取得した前記製品修理案件情報を用いて、入力画面に、基本情報を自動入力して、前記情報書の入力を受け付け、入力された前記情報書を、前記サーバへ送信し、前記サーバが、送信された前記情報書を、前記情報書データベースに格納する。
本発明に係る修理情報管理システム及び修理情報管理方法によれば、メンテナンス店舗側端末が、製品修理案件毎の不具合情報及び保守履歴情報を含む情報書の入力を行うときに、製品修理案件情報を複数格納した修理情報データベースから当該情報書の修理案件の当該製品修理案件情報を取得し、取得した製品修理案件情報を用いて、入力画面に、基本情報を自動入力して、情報書の入力を受け付け、入力された情報書を、サーバへ送信し、サーバは、送信された情報書を、情報書を複数格納した情報書データベースに格納する。
このように、製品修理案件毎の不具合情報及び保守履歴情報を含む情報書の入力を行うときに、製品修理案件情報を複数格納した修理情報データベースから当該情報書の修理案件の当該製品修理案件情報を取得し、取得した当該製品修理案件情報を用いて、入力画面に、基本情報を自動入力して、情報書の入力を受け付け、入力された当該情報書を、情報書を複数格納した情報書データベースに格納することにより、修理業務に必要な情報を効率的に蓄積することができる。
また、本発明に係る修理情報管理システムは、前記情報書に含まれる不具合情報に関する調査依頼の回答が得られると、前記回答の入力を受け付けることにより、前記情報書データベースの前記情報書を更新する管理端末を更に含むことができる。
また、本発明に係る修理情報管理システムの前記管理端末において、前記回答の入力を受け付けたときに、前記メンテナンス店舗側端末に対して通知すべき情報がある場合、前記管理端末の操作により、前記メンテナンス店舗側端末に対して、前記情報書の内容を通知することができる。
また、本発明に係る修理情報管理システムの前記メンテナンス店舗側端末は、前記基本情報に関するキーワードを用いて、前記情報書の検索を行い、検索結果を表示することができる。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、上記の修理情報管理システムの各部として機能させるためのプログラムである。
本発明の修理情報管理システム、修理情報管理方法、及びプログラムによれば、修理業務に必要な情報を効率的に蓄積することができる。
本発明の実施の形態に係る修理情報管理システムの構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る修理情報管理システムにおける処理の流れを示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係る修理情報管理システムの店舗側情報書入力処理ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る修理情報管理システムのサーバ側情報書入力処理ルーチンを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
<本発明の実施の形態に係る修理情報管理システムの概要>
まず、本発明の実施形態の概要について説明する。
本実施の形態に係る修理情報管理システムは、メンテナンス店舗側端末において、修理情報データベースから当該修理案件の製品修理案件情報を取得して、入力画面に案件概要等を含む基本情報を自動入力し、入力された情報書をサーバへ送信し、サーバが、送信された情報書を情報書データベースに格納する。特に、自動入力される基本情報に関するキーワードを用いて検索することにより、修理業務に必要な情報を効率的に収集し、蓄積することができる。
<本発明の実施の形態に係る修理情報管理システムの構成>
次に、図1を参照して、本発明の実施の形態に係る修理情報管理システム1の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る修理情報管理システム1の構成を示すブロック図である。
修理情報管理システム1は、機能的には次に示すように構成されている。
図1に示すように、本実施形態に係る修理情報管理システム1は、メンテナンス店舗側端末10と、作業員用端末20と、修理情報DB(データベース)30と、サーバ40と、情報書DB(データベース)50と、管理端末60とを備えて構成される。メンテナンス店舗側端末10と、作業員用端末20と、修理情報DB(データベース)30と、サーバ40と、情報書DB(データベース)50と、管理端末60とは、ネットワーク70を介して接続されている。メンテナンス店舗側端末10と、作業員用端末20と、サーバ40と、管理端末60とは、CPUと、RAMと、各端末が担当する後述の修理情報管理処理ルーチンを実行するためのプログラムを記憶したROMとを備えたコンピュータで構成されている。以下、送信及び受信については、ネットワーク70を介するものとして説明を省略する。
ここで、本実施形態では、以下の保守体制を取る場合を例に説明する。すなわち、ある企業において、保守の依頼を受け付ける各メンテナンス店舗には、当該メンテナンス店舗が保守を担当するエリアが設定され、当該メンテナンス店舗が管轄するエリアにおいて実際に保守作業を行う作業員が複数いるものとする。また、当該企業が保守作業を管理する管理者により、修理依頼を受け付けたときに、修理情報DB30に、当該修理依頼について修理案件の基本情報を含む製品修理案件情報を格納した後、修理依頼を管轄するメンテナンス店舗に修理依頼を行う。基本情報とは、案件番号に紐づいた製品修理案件の基本的な情報であり、例えば、修理発生日、製品分類、製品名、製造番号等である。
メンテナンス店舗側端末10は、製品の修理を担当するメンテナンス店舗毎に設置されている。当該メンテナンス店舗側端末10は、当該メンテナンス店舗の担当者により操作される場合を例に説明する。
メンテナンス店舗側端末10は、サーバ40から修理依頼を受信する。メンテナンス店舗側端末10は、当該修理依頼を受信すると、作業員の保有する作業員用端末20に対して、修理依頼を送信する。
作業員による作業が終わると、メンテナンス店舗側端末10は、情報書の入力処理を行う命令である情報書入力命令の入力を受け付ける。より具体的には、メンテナンス店舗の担当者の操作により、情報書入力命令は、部品メーカー等での調査が必要である場合に、情報書入力命令が入力される。調査が必要な場合には、例えば不安全事象、早期故障、多故障等の部品メーカー等の回答が必要である場合や、担当者が情報書の発行が必要であると判断した場合も含まれる。なお、情報書入力命令の入力が無い場合、処理を終了する。
情報書入力命令の入力を受け付けると、メンテナンス店舗の担当者は、当該作業員による修理作業報告に基づいた情報書の作成を、メンテナンス店舗側端末10を用いて行う。メンテナンス店舗側端末10は、情報書の入力を行うときに、修理情報DB30から情報書の修理案件の製品修理案件情報を取得し、取得した製品修理案件情報に含まれる基本情報を、入力画面に自動入力してから、情報書の入力を受け付け、入力された情報書を、サーバ40へ送信する。
具体的には、情報書とは、基本情報を含んだ修理業務に必要な情報である。情報書に含まれる基本情報以外の情報としては、例えば、コール内容、診断結果、作業内容、特記事項等が含まれる。
メンテナンス店舗側端末10は、情報書の入力を受け付けるために、GUI等の情報書に関する所定の項目に対する情報を入力するための入力画面を表示する。次に、メンテナンス店舗側端末10は、修理案件の案件番号や製品名等の基本情報に関するキーワードの入力を受け付ける。メンテナンス店舗側端末10は、受け付けたキーワードに基づいて、修理情報DB30から情報書の修理案件の製品修理案件情報を取得する。より具体的には、メンテナンス店舗側端末10は、受け付けたキーワードをサーバ40に送信し、サーバ40から、修理情報DB30に格納された当該キーワードに紐付く製品修理案件情報を受信する。製品修理案件情報は、修理案件の基本情報を含む製品の修理に関する情報である。また、当該GUIは、サーバ40がWEBサーバとして機能することにより、インターネットを介してメンテナンス店舗側端末10のWEBブラウザに表示されるWEBページであってもよい。
次に、メンテナンス店舗側端末10は、サーバ40から製品修理案件情報を受信すると、情報書に関する所定の項目のうち、当該入力画面に取得した製品修理案件情報に含まれる基本情報を自動入力する。次に、メンテナンス店舗側端末10は、情報書の内容の入力を受け付ける。具体的には、メンテナンス店舗の担当者は、自動入力された基本情報以外の情報書の項目を入力する。また、メンテナンス店舗の担当者は基本情報に修正事項がある場合には、これを修正することができる。そして、メンテナンス店舗側端末10は、受け付けた情報書を、サーバ40へ送信する。
また、メンテナンス店舗側端末10は、管理端末60から情報書と、通知事項とを受信すると、当該メンテナンス店舗の各作業員の保有する作業員用端末20に、当該情報書の内容及び通知事項とを送信する。また、メンテナンス店舗の担当者は、当該情報書と通知事項との確認を行う。
作業員用端末20は、作業依頼を受信する。作業員用端末20は、作業依頼を作業員に対して、例えば音等により通知する。作業員は、作業員用端末20が受信した作業依頼に基づいて、保守作業を行う。
作業員用端末20は、修理作業に関する情報を含む修理作業報告の入力を受け付ける。例えば、修理作業報告は、修理作業を行った作業員により入力される。修理作業報告としては、製品の診断結果、実際の作業内容(部品交換、正常性確認等)、特記事項(同様の不具合が同じ建物で多発している等の情報共有しておくべき事項)等が含まれる。そして、作業員用端末20は、受け付けた修理作業報告を、メンテナンス店舗側端末10に送信する。
また、作業員用端末20が修理作業報告の入力を受け付ける際にGUIにより入力を受け付ける構成としてもよい。当該GUIは、サーバ40がWEBサーバとして機能することにより、インターネットを介して作業員用端末20のWEBブラウザに表示されるWEBページであってもよい。
また、作業員用端末20は、メンテナンス店舗側端末10から情報書と、通知事項とを受信する。これにより、各作業員は、当該情報書と通知事項との確認を行うことができるため、メーカー等からの回答のフィードバックを受けることもできる。
修理情報DB30には、製品修理案件情報が複数格納されている。また、修理情報DB30は、受信したキーワードについて、当該キーワードに対応する製品修理案件情報を検索し、検索した当該製品修理案件情報をキーワードの送信元に送信する。
サーバ40は、修理依頼を受け付ける。具体的には、サーバ40は、製品の修理の依頼情報である修理依頼を受け付けたオペレータ等による修理依頼の入力を受け付ける。例えば、修理依頼として修理依頼者から受けたコールの内容(「**月**日、お湯は出るがリモコンにエラーが表示される」等)や、修理依頼者の顧客番号等が入力される。次に、サーバ40は、修理依頼に含まれる場所情報から、当該場所情報に対応するメンテナンス店舗へ依頼を送信する。なお、修理依頼を受け付け、メンテナンス店舗へ依頼を送信する処理は、管理端末60が行う構成としてもよい。
また、サーバ40は、メンテナンス店舗側端末10からキーワードを受信すると、当該キーワードに紐付く製品修理案件情報を検索する。そして、当該キーワードに紐付く製品修理案件情報をメンテナンス店舗側端末10に送信する。
具体的には、サーバ40は、まず、メンテナンス店舗側端末10からキーワードを受信する。次に、サーバ40は、受信したキーワードを修理情報DB30に送信し、修理情報DB30に格納された当該キーワードに紐付く製品修理案件情報を検索する。そして、サーバ40は、修理情報DB30から当該キーワードに紐付く製品修理案件情報を受信し、当該製品修理案件情報をメンテナンス店舗側端末10に送信する。
また、サーバ40は、メンテナンス店舗側端末10から情報書を受信し、受信した情報書を、情報書DB50に格納する。そして、サーバ40は、情報書が格納されたことを示す格納通知を、管理端末60に送信する。
また、サーバ40は、管理端末60から、情報書の不具合情報に関する調査の依頼に対する回答を受信すると、当該回答に基づいて情報書DB50を更新する。具体的には、サーバ40は、受信した回答を、情報書DB50に格納されている情報書のうち、当該受信した回答に該当する情報書に追記する。例えば、サーバ40は、部品メーカーからの回答であれば、当該回答の対象とする部品の情報を含む情報書に対して、追記を行う。そして、サーバ40は、管理端末60に、更新した旨の通知を送信する。
情報書DB50には、複数の情報書が格納されている。
管理端末60は、サーバ40から格納通知を受信すると、格納通知を管理者に対して、例えば音等により通知する。管理者は、情報書の内容を確認し、入力に不備があるか否かを判定する。管理端末60は、管理者により入力の不備があるか否かの判定結果の入力を受け付ける。判定結果が不備有りである場合、管理端末60は、当該情報書の作成元であるメンテナンス店舗側端末10にその旨を送信し、再度情報書の入力処理を行わせる。一方、判定結果が不備無しである場合、管理端末60は、当該情報書を承認する処理を行う。例えば、管理者が情報書を承認するための画面を表示し、承認を受け付ける構成としてもよい。
また、管理端末60は、情報書に記載された修理内容に基づき、調査依頼を行う。例えば、情報書に、製品又は部品に関する調査を依頼するメッセージが含まれている場合に、当該製品メーカー又は部品メーカーに対して調査依頼を行う。また、特定の部品についての修理が多かった場合には、当該部品メーカーに対して調査依頼を行う。調査依頼は、管理者により管理端末60に入力されてもよいし、管理端末60が所定のルールに従って自動で発行するものとしてもよい。
また、管理端末60は、調査依頼に対する回答を受領する。管理端末60は、サーバ40に回答を送信する。管理者が回答を受領し、管理端末60は、管理者による回答の入力を受け付け、サーバ40に回答を送信する構成としてもよい。
また、管理端末60は、各メンテナンス店舗調査依頼に対する回答について通知事項があるか否かを判定する。例えば、部品が壊れやすい物であったり、未修理製品であっても早急に交換が必要であったりする場合等においては、メンテナンス店舗が該当エリアのクライアント又は作業員に周知する必要がある場合がある。なお、管理者が、各メンテナンス店舗調査依頼に対する回答について通知事項があるか否かを判定する構成としてもよい。この場合、管理者が判定結果を、管理端末60に入力する。また、管理者は、通知事項がある場合、当該通知事項を管理端末60に入力する。すなわち、管理端末60は、判定結果及び通知事項の入力を受け付ける。
通知事項がある場合、管理端末60は、通知事項を生成する。例えば、所定のルールに従って予め定めた通知事項を選択することができる。また、管理端末60は、情報書DB50から通知する情報書の内容を取得する。管理端末60は、取得した情報書と、通知事項とを、各メンテナンス店舗側端末10に送信する。また、管理者による管理端末60の操作により、直接、メンテナンス店舗側端末10に対して、情報書の内容を通知するように構成してもよい。一方、管理者により通知事項がないと判定された場合、管理端末60は、非通知とする。
<本発明の実施の形態に係る修理情報管理システムの作用>
図2は、本発明の実施の形態に係る修理情報管理システムにおける処理の流れを示すシーケンス図である。
ステップS101において、サーバ40は、修理依頼を受け付ける。
ステップS102において、サーバ40は、修理依頼に含まれる場所情報から、当該場所情報に対応するメンテナンス店舗へ依頼を送信する。
ステップS103において、メンテナンス店舗側端末10は、サーバ40から修理依頼を受信する。
ステップS104において、メンテナンス店舗側端末10は、作業員の保有する作業員用端末20に対して、上記ステップS103により受信した修理依頼を送信する。
ステップS105において、作業員用端末20は、作業依頼を受信する。
ステップS106において、作業員用端末20は、修理作業に関する情報を含む修理作業報告の入力を受け付け、受け付けた修理作業報告を、メンテナンス店舗側端末10に送信する。
ステップS107において、メンテナンス店舗側端末10は、情報書の入力処理を行う命令である情報書入力命令の入力を受け付ける。
ステップS108において、店舗側端末とサーバとは、情報書入力処理を実行する。
ステップS109において、サーバ40は、メンテナンス店舗側端末10から情報書を受信する。
ステップS110において、サーバ40は、上記ステップS109により受信した情報書を、情報書DB50に格納する。
ステップS111において、サーバ40は、情報書が格納されたことを示す格納通知を、管理端末60に送信する。
ステップS112において、管理端末60は、サーバ40から格納通知を受信すると、格納通知を管理者に対して、例えば音等により通知する。これにより管理者は、情報書の内容を確認する。また、管理端末60は、管理者により入力の不備があるか否かの判定結果の入力を受け付ける。
ステップS113において、管理端末60は、上記ステップS112により受け付けた判定結果に基づいて、入力に不備があるか否かを判定する。
判定結果が不備有りである場合(上記ステップS113のNO)、管理端末60は、当該情報書の作成元であるメンテナンス店舗側端末10にその旨を送信し、再度情報書の入力処理を行わせるため、ステップS108に戻る。
一方、判定結果が不備無しである場合(上記ステップS113のYES)、ステップS114において、管理端末60は、当該情報書を承認する処理を行う。
ステップS115において、管理端末60は、情報書に記載された修理内容に基づき、調査依頼を行う。
ステップS116において、管理端末60は、調査依頼に対する回答を受領する。
ステップS117において、管理端末60は、サーバ40に回答を送信する。
ステップS118において、サーバ40は、管理端末60から回答を受信する。
ステップS119において、サーバ40は、上記ステップS118により受信した回答に基づいて情報書DB50を更新する。
ステップS120において、サーバ40は、管理端末60に、更新した旨の通知を送信する。
ステップS121において、管理端末60は、各メンテナンス店舗調査依頼に対する回答について通知事項があるか否かを判定する。
通知事項がある場合(上記ステップS121のYES)、ステップS122において、管理端末60は、通知事項を生成すると共に、情報書DB50から通知する情報書の内容を取得する。
ステップS123において、管理端末60は、取得した情報書と、通知事項とを、各メンテナンス店舗側端末10に送信する。
ステップS124において、メンテナンス店舗側端末10は、当該メンテナンス店舗の各作業員の保有する作業員用端末20に、当該情報書の内容及び通知事項を送信する。
ステップS125において、作業員用端末20は、メンテナンス店舗側端末10から情報書と、通知事項とを受信する。
ステップS126において、管理端末60は、非通知とし、処理を終了する。
図3は、上記ステップS108における店舗側情報書入力処理ルーチンを示すフローチャートである。
ステップS201において、メンテナンス店舗側端末10は、情報書の入力を受け付けるために、GUI等の情報書に関する所定の項目に対する情報を入力するための入力画面を表示する。
ステップS202において、メンテナンス店舗側端末10は、修理案件の案件番号や製品名等の情報書に関するキーワードの入力を受け付ける。
ステップS203において、メンテナンス店舗側端末10は、受け付けたキーワードをサーバ40に送信する。
ステップS204において、メンテナンス店舗側端末10は、サーバ40から、修理情報DB30に格納された当該キーワードに紐付く製品修理案件情報を受信する。
ステップS205において、メンテナンス店舗側端末10は、サーバ40から製品修理案件情報を受信すると、情報書に関する所定の項目のうち、当該入力画面に取得した製品修理案件情報に含まれる基本情報を自動入力する。
ステップS206において、メンテナンス店舗側端末10は、情報書の内容の入力を受け付ける。
ステップS207において、メンテナンス店舗側端末10は、受け付けた情報書を、サーバ40へ送信する。
図4は、上記ステップS108におけるサーバ側情報書入力処理ルーチンを示すフローチャートである。
ステップS301において、メンテナンス店舗側端末10からキーワードを受信する。
ステップS302において、サーバ40は、受信したキーワードを修理情報DB30に送信し、修理情報DB30に格納された当該キーワードに紐付く製品修理案件情報を検索する。
ステップS303において、サーバ40は、修理情報DB30から当該キーワードに紐付く製品修理案件情報を受信し、当該製品修理案件情報をメンテナンス店舗側端末10に送信する。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る修理情報管理システムによれば製品修理案件毎の不具合情報及び保守履歴情報を含む情報書の入力を行うときに、製品修理案件情報を複数格納した修理情報データベースから当該情報書の修理案件の当該製品修理案件情報を取得し、取得した当該製品修理案件情報を用いて、入力画面に、基本情報を自動入力して、情報書の入力を受け付け、入力された当該情報書を、情報書を複数格納した情報書データベースに格納することにより、修理業務に必要な情報を効率的に蓄積することができる。また、製品の不具合事象や故障情報の入力を容易にするため、製品の不具合事象や故障情報を効率的に蓄積し、作業員の業務の支援に活用することができる。
また、管理端末が、情報書に含まれる不具合情報に関する調査依頼の回答が得られると、当該回答を入力することにより、情報書データベースの情報書を更新することにより、製品の不具合事象に関する調査結果も一元的に蓄積し、作業員の業務の支援に活用することができる。
また、メンテナンス店舗側端末が、情報書の検索を行う際に、自動入力される基本情報に関するキーワードを用いて検索を行うため、適切な検索結果を得ることができ、作業員の業務の支援に活用することができる。
また、回答を入力するときに、メンテナンス店舗側端末に対して通知すべき情報がある場合、管理端末の操作により、直接、メンテナンス店舗側端末に対して、情報書の内容を通知することにより、メンテナンス店舗側端末に対して通知すべき情報書の内容をメンテナンス店舗にて共有し、作業員の業務の支援に活用することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、上述の実施の形態では、1つのサーバがサーバ40として機能するものとして説明したが、これに限定されるものではなく、サーバ40の機能を複数のサーバが分散して有する構成としてもよい。
また、上述の実施の形態では、メンテナンス店舗側端末10における情報書の入力のタイミングで検索する場合を例に説明したが、メンテナンス店舗側端末10又は作業員用端末20において、依頼があった案件についての情報書を検索して取得する構成としてもよい。この場合、依頼があったタイミングで、必要な情報をサーバに対して検索をかければよい。キーワードとしては、案件に紐づく製品の機種等を用いればよい。これにより、作業員が、メンテナンス店舗側端末に対して通知すべき情報書の内容を共有することができ、作業員の業務の支援に活用することができる。
また、上述の実施形態では、情報書入力命令が、メンテナンス店舗側端末10に対してメンテナンス店舗の担当者により入力されるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、管理端末60等の他の端末から受信する構成としてもよい。この場合、管理者等により調査が必要であるか否かが判断される。
また、上述の実施形態では、メンテナンス店舗が保守を担当するエリアが設定されているものとして説明したが、これに限定されるものではない。エリアを複数のメンテナンス店舗に重複して設定してもよい。また、担当エリア外であっても、任意のメンテナンス店舗が保守を担当することとしてもよい。
また、上述の実施形態では、サーバ40が修理依頼を受け付け、管轄するメンテナンス店に修理依頼を行う場合を例に説明したが、修理依頼をメンテナンス店舗が直接受ける構成としてもよい。この場合、メンテナンス店舗側端末10が管理端末60に修理依頼を受け付けた旨及び当該修理依頼について修理案件の基本情報を含む製品修理案件情報を通知し、修理情報DB30に製品修理案件情報を格納する構成とすればよい。
また、本願明細書中において、プログラムが予めインストールされている実施形態として説明したが、当該プログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。
10 メンテナンス店舗側端末
20 作業員用端末
30 修理情報DB
40 サーバ
50 情報書DB
60 管理端末
70 ネットワーク

Claims (6)

  1. サーバと、製品修理案件情報を複数格納した修理情報データベースと、製品修理案件毎の不具合情報及び保守履歴情報を含む情報書を複数格納した情報書データベースと、メンテナンス店舗側端末と、管理端末と、
    を含む修理情報管理システムであって、
    前記メンテナンス店舗側端末は、前記情報書の入力を行うときに、前記修理情報データベースから前記情報書の修理案件の前記製品修理案件情報を取得し、取得した前記製品修理案件情報を用いて、入力画面に、基本情報を自動入力して、前記情報書の入力を受け付け、入力された前記情報書を、前記サーバへ送信し、
    前記サーバは、送信された前記情報書を、前記情報書データベースに格納し、
    前記管理端末は、前記情報書に含まれる不具合情報に関する調査依頼の回答が得られると、前記情報書データベースの前記情報書を更新し、前記メンテナンス店舗側端末に対して通知すべき情報がある場合、前記メンテナンス店舗側端末に対して、前記情報書の内容を通知する
    修理情報管理システム。
  2. 前記管理端末は、前記回答の入力を受け付けることにより、前記情報書データベースの前記情報書を更新する求項1記載の修理情報管理システム。
  3. 前記管理端末において、前記回答の入力を受け付けたときに、前記メンテナンス店舗側端末に対して通知すべき情報がある場合、前記管理端末の操作により、前記メンテナンス店舗側端末に対して、前記情報書の内容を通知する請求項2記載の修理情報管理システム。
  4. 前記メンテナンス店舗側端末は、前記基本情報に関するキーワードを用いて、前記情報書の検索を行い、検索結果を表示する請求項1~請求項3の何れか1項記載の修理情報管理システム。
  5. サーバと、製品修理案件情報を複数格納した修理情報データベースと、製品修理案件毎の不具合情報及び保守履歴情報を含む情報書を複数格納した情報書データベースと、メンテナンス店舗側端末と、管理端末と、
    を含む修理情報管理システムにおける修理情報管理方法であって、
    前記メンテナンス店舗側端末が、前記情報書の入力を行うときに、前記修理情報データベースから前記情報書の修理案件の前記製品修理案件情報を取得し、取得した前記製品修理案件情報を用いて、入力画面に、基本情報を自動入力して、前記情報書の入力を受け付け、入力された前記情報書を、前記サーバへ送信し、
    前記サーバが、送信された前記情報書を、前記情報書データベースに格納し、
    前記管理端末が、前記情報書に含まれる不具合情報に関する調査依頼の回答が得られると、前記情報書データベースの前記情報書を更新し、前記メンテナンス店舗側端末に対して通知すべき情報がある場合、前記メンテナンス店舗側端末に対して、前記情報書の内容を通知する
    修理情報管理方法。
  6. コンピュータを、請求項1乃至4の何れか1項記載の修理情報管理システムの各部として機能させるためのプログラム。
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