JP7334732B2 - 樹脂組成物及び樹脂組成物の製造方法、並びに樹脂成形体の製造方法 - Google Patents
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Description
本技術に係る樹脂組成物において、前記ポリカーボネート樹脂(D)が回収ポリカーボネート樹脂を含んでよい。
本技術に係る樹脂組成物において、前記ポリカーボネート樹脂(D)が芳香族ポリカーボネート樹脂でよく、該芳香族ポリカーボネート樹脂の含有量が、前記ポリカーボネート樹脂(D)の全質量に対して1~100質量%でよい。
本技術に係る樹脂組成物において、前記ポリカーボネート樹脂(D)が、分岐構造を有する芳香族ポリカーボネート樹脂を含んでよい。
本技術に係る樹脂組成物において、前記ポリカーボネート樹脂(D)が、芳香族ポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体を含んでよい。
本技術に係る樹脂組成物において、前記ポリカーボネート樹脂(D)が、ポリスチレン換算の重量平均分子量が30,000以上70,000以下であるポリカーボネート樹脂を含んでよい。
前記ポリカーボネート樹脂(E)が、ポリスチレン換算の重量平均分子量が20,000以上65,000以下であるポリカーボネート樹脂を含んでよい。
本技術に係る樹脂組成物において、前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)がポリグリセリン脂肪酸エステルを含んでよい。
本技術に係る樹脂組成物において、前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)のヒドロキシル価が50以上でよい。
本技術に係る樹脂組成物において、前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)の酸価が5未満でよい。
本技術に係る樹脂組成物において、前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)のけん化価が150以上300以下でよい。
該耐衝撃改良材の含有量が、前記少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)100質量部に対して0.1~10質量部でよい。
該無機フィラーの含有量が、前記少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)100質量部に対して3~60質量部でよい。
該難燃剤の含有量が、前記少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)100質量部に対して0.01~200質量部でよい。
本技術に係る樹脂組成物において、前記難燃剤が、リン酸エステル系化合物を含んでもよく、シロキサン系化合物を含んでもよく、有機金属塩化合物を含んでもよく、有機スルホン酸金属塩化合物を含んでもよく、さらには、ポリマー型有機スルホン酸及び/又はポリマー型有機スルホン酸の金属塩化合物を含んでもよい。
本技術に係る樹脂組成物において、前記ポリマー型有機スルホン酸及び/又は前記ポリマー型有機スルホン酸の金属塩化合物のポリスチレン換算の重量平均分子量が、20,000以上でよい。
本技術に係る樹脂組成物において、前記ポリマー型有機スルホン酸及び/又はポリマー型有機スルホン酸の金属塩化合物が、芳香族環を1モル%~100モル%で含有してよく、該芳香族環に、スルホン酸基及び/又はスルホン酸金属塩基が0.01~10モル%で導入されてよい。
本技術に係る樹脂組成物の製造方法において、少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)100質量部と、ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)0.01~10質量部とを少なくとも添加してよい。
本技術に係る樹脂組成物の製造方法において、前記混練することが少なくとも一回でよい。
1.本技術の概要
2.第1の実施形態(樹脂組成物の例)
2-1.樹脂組成物
2-2.熱可塑性樹脂(A)
2-3.ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)
2-4.熱可塑性樹脂(C)
2-5.耐衝撃改良材(F)
2-6.無機フィラー(G)
2-7.難燃剤(H)
2-8.ドリップ防止剤(I)
2-9.その他成分
3.第2の実施形態(樹脂組成物の製造方法の例)
3-1.樹脂組成物の製造方法
4.第3の実施形態(樹脂成形体の製造方法の例)
4-1.樹脂成形体の製造方法
4-2.樹脂成形体
まず、本技術の概要について説明をする。
本技術は、樹脂組成物及び樹脂組成物の製造方法、並びに樹脂成形体の製造方法に関するものである。詳しくは、少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)にヒドロキシル脂肪酸エステル(B)を配合することにより、極めて優れた流動性を有する樹脂組成物、その樹脂組成物の製造方法及びその樹脂組成物を用いた樹脂成形体の製造方法に関する。
[2-1.樹脂組成物]
以下に、本技術に係る第1の実施形態の樹脂組成物について詳細に説明をする。
本技術に係る第1の実施形態の樹脂組成物は、少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)と、ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)とを少なくとも配合してなり、該少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)のポリスチレン換算の重量平均分子量をMW0とし、該配合後に生成された少なくとも1種の熱可塑性樹脂(C)のポリスチレン換算の重量平均分子量をMW1としたとき、該MW1が該MW0に対して5%以上減少する、樹脂組成物である。本技術に係る第1の実施形態の樹脂組成物によれば、高流動化が達成され得る。
上述したように、本技術に係る第1の実施形態の樹脂組成物は、少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)を、少なくとも配合してなる。本技術に係る第1の実施形態の樹脂組成物において、熱可塑性樹脂(A)は1種の熱可塑性樹脂(A)でもよいし、2種以上の熱可塑性樹脂(A)でもよい。2種以上の熱可塑性樹脂(A)のときは、2種以上の熱可塑性樹脂(A)がポリマーブレンド技術により混合されてポリマーアロイとなる。ポリマーアロイとしては、例えば、ポリカーボネートとポリスチレン及び/又はハイインパクトポリスチレンとから構成されるポリマーアロイ、ポリカーボネートとABS樹脂とから構成されるポリマーアロイ、ポリカーボネートとAS樹脂(アクリロニトリル-スチレン共重合体)とから構成されるポリマーアロイ、ポリカーボネートとポリエチレンテレフタレート樹脂とから構成されるポリマーアロイ等が挙げられる。少なくとも1種の熱可塑性樹脂は、非結晶性樹脂でもよく、結晶性樹脂でもよい。非結晶性樹脂としては、例えば、ポリスチレン、ABS樹脂、アクリル樹脂、AS樹脂、ポリカーボネート樹脂等が挙げられ、結晶性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド等が挙げられる。
ポリカーボネート樹脂(D)の分子量は任意の値でよいが、ポリスチレン換算の重量平均分子量が30,000以上70、000以下であることが好ましい。ポリカーボネート樹脂(D)の分子量が、ポリスチレン換算の重量平均分子量で30,000以上70、000以下の範囲でないと、強度面及び加工面で樹脂成形体として適していない場合もあり得るからである。
ポリカーボネート樹脂(D)は、分岐構造を有する芳香族ポリカーボネート樹脂(分岐状のポリカーボネート樹脂ということもある。)を含んでもよいし、分岐構造を有する芳香族ポリカーボネート樹脂(分岐状のポリカーボネート樹脂ということもある。)から構成されていてもよい。分岐構造を有する芳香族ポリカーボネート樹脂は、任意のモル%で分岐構造を有してよいが、0.01~10.0モル%で分岐構造を有することが好ましい。分岐構造の量が0.01モル%より小さいと、通常の直鎖状構造と大きく変わらず、燃焼時のドリップ防止効果が小さいおそれがあり、分岐構造の量が10モル%より大きいと、分岐の割合が多くなり、ドリップ防止効果は大きくなるが、流動性が大きく低下するおそれがあり望ましくない場合がある。
ポリカーボネート樹脂(D)は、芳香族ポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体から構成されてもよい。芳香族ポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体は、芳香族ポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体が有するシロキサン構造の比率が高い場合は、該ポリカーボネートの難燃性が向上することから、流動性を維持させながら、難燃性を更に向上することができる。
以上に示したポリカーボネート樹脂(D)は、新たに製造されたバージン材でもよいし、製造工程において生じた廃材、端材、スプルー材、屑等、あるいは製品(例えば、デジタル多用途ディスク(DVD)、コンパクトディスク(CD)、MO、MD、ブルーレイディスク(BD)等の光学ディスク(基板))や、光学レンズや光学シート、家電製品や照明、自動車、建材、水ボトル等の筐体や部品、ケース材の回収物、廃材であってもよい。
上述したように、本技術に係る第1の実施形態の樹脂組成物は、ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)を、少なくとも配合してなる。なお、ヒドロキシル脂肪酸エステルとは、ヒドロキシル基(-OH基)を1つ以上含んでなり、脂肪酸がエステル結合している構造を有する物質と定義される。
少なくとも1種の熱可塑性樹脂(C)は、少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)とヒドロキシル脂肪酸エステル(B)とが少なくとも配合されて、配合後に低分子量化して生成される。少なくとも1種の熱可塑性樹脂(C)は低分子量化して一旦生成されると、更に反応が進行して低分子量化することはなく、少なくとも1種の熱可塑性樹脂(C)は、本技術に係る第1の実施形態の樹脂組成物中に安定に含まれる。
本技術に係る第1の実施形態の樹脂組成物は耐衝撃改良材を含んでもよい。本技術に係る第1の実施形態の樹脂組成物は、耐衝撃改良材を含むことにより、耐衝撃強度を更に向上させることができる。
本技術に係る第1の実施形態の樹脂組成物は無機フィラーを含むことが好ましい。本技術に係る第1の実施形態の樹脂組成物は、無機フィラーを含むことにより、剛性を更に向上させることができる。
本技術に係る第1の実施形態の樹脂組成物は難燃剤を含むことが好ましい。本技術に係る第1の実施形態の樹脂組成物は、難燃剤を含むことにより、難燃性を更に向上させることができる。
上述した難燃剤の他に、燃焼時のドリップ現象を抑制する目的で、例えばフルオロオレフィン樹脂等を添加させることもできる。
また、本技術に係る第1の実施形態の樹脂組成物は、上記の他に、他の添加剤(成分)として、例えば、酸化防止剤(ヒンダードフェノール系、リン系、硫黄系)、帯電防止剤、紫外線吸収剤(ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、ヒドロキシフェニルトリアジン系、環状イミノエステル系、シアノアクリレート系)、光安定化剤、可塑剤、相溶化剤、着色剤(顔料、染料)、光拡散剤、光安定剤、結晶核剤、抗菌剤、流動改質剤、赤外線吸収剤、蛍光体、加水分解防止剤、離型剤、シリコーン系の難燃剤あるいは表面処理剤などを含有していてもよい。これにより、射出成形性、耐衝撃性、外観、耐熱性、耐候性、色あるいは剛性などが改善される。上記成分は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
[3-1.樹脂組成物の製造方法]
本技術に係る第2の実施形態(樹脂組成物の製造方法の例)の樹脂組成物の製造方法は、少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)と、ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)とを少なくとも添加することと、少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)と、ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)とを混練することと、混練することによって、少なくとも1種の熱可塑性樹脂(C)を生成することと、を含み、少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)のポリスチレン換算の重量平均分子量をMW0とし、少なくとも1種の熱可塑性樹脂(C)のポリスチレン換算の重量平均分子量をMW1としたとき、MW1がMW0に対して5%以上減少する、製造方法である。少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)、ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)及び少なくとも1種の熱可塑性樹脂(C)については、上記の第1の実施形態(樹脂組成物の例)の欄で述べたとおりなので、ここでは詳細な説明は省略する。また、本技術に係る第2の実施形態の樹脂組成物の製造方法により製造された樹脂組成物も、上記の第1の実施形態(樹脂組成物の例)の欄で述べたとおりなので、ここでは詳細な説明は省略する。
[4-1.樹脂成形体の製造方法]
本技術に係る第3の実施形態(樹脂成形体の製造方法の例)の樹脂成形体の製造方法は、樹脂組成物を樹脂ペレットに製造することと、樹脂ペレットを成形する前に、樹脂ペレットにヒドロキシル脂肪酸エステル(B)を添加することと、を含み、樹脂組成物が、少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)と、ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)とを少なくとも配合してなり、少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)のポリスチレン換算の重量平均分子量をMW0とし、配合後に生成された少なくとも1種の熱可塑性樹脂(C)のポリスチレン換算の重量平均分子量をMW1としたとき、MW1がMW0に対して5%以上減少する、樹脂成形体の製造方法である。少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)、ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)及び少なくとも1種の熱可塑性樹脂(C)については、上記の第1の実施形態(樹脂組成物の例)の欄で述べたとおりなので、ここでは詳細な説明は省略する。また、本技術に係る第3の実施形態の樹脂成形体の製造方法で用いられる樹脂組成物も、上記の第1の実施形態(樹脂組成物の例)の欄で述べたとおりなので、ここでは詳細な説明は省略する。さらに、本技術に係る第3の実施形態の樹脂成形体の製造方法で用いられる樹脂組成物の製造方法も、上記の第2の実施形態(樹脂組成物の製造方法の例)の欄で述べたとおりなので、ここでは詳細な説明は省略する。
樹脂成形体は、本技術に係る第1の実施形態の樹脂組成物を、本技術に係る第3の実施形態(樹脂成形体の製造方法の例)の樹脂成形体の製造方法により得られる樹脂成形体である。当該樹脂成形体は、優れた流動性有しながら、さらに優れた耐衝撃性や優れた難燃性や優れた剛性を有する、本技術に係る第1の実施形態の樹脂組成物を含んでなるので、当該樹脂成形体も優れた流動性を有しながら、優れた耐衝撃性や優れた難燃性や優れた剛性、優れた加工成形性を有する。
実施例1~26に係る樹脂組成物と樹脂成形体、並びに比較例1~15に係る樹脂組成物と樹脂成形体に含有される各成分について説明する。なお、各成分(A成分、B成分、D成分、E成分及びF成分)は、上記の第1の実施形態において説明した、熱可塑性樹脂(A)、ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)、難燃剤、衝撃改良材、ドリップ防止剤のそれぞれと対応する。
A成分である熱可塑性樹脂(A)として、以下のA-1-1~A-1-4の成分(上記で述べたポリカーボネート樹脂(D)に相当する。)、及びA-2-1~A-2-2の成分を用いた。
・A-1-2:使用済み飲料用水ボトルを粗粉砕し、二軸押し出し機にて溶融・混練の後ペレット化したポリカーボネート(PC)樹脂(PS換算のMw:51000)。
・A-1-3:使用済みCDを粉砕処理(2~20mm)したものをアルカリ性の熱水溶液で処理することにより塗装膜(記録材料層、レーベル、接着剤層、硬化層、金属反射層等)を除去した後、二軸押し出し機にて溶融・混練の後にペレット化したポリカーボネート(PC)樹脂ポリスチレン(ポリスチレン(PS)換算のMw:32000)。
・A-1-4:市販の分岐型の高分子量ポリカーボネート(PC)樹脂(7030PJ:三菱エンジニアリング品、ポリスチレン(PS)換算のMw:68500)。
・A-2-1:市販の汎用ABS樹脂(500B:東レ品)。
・A-2-2:市販の汎用PET樹脂(MA-2103:ユニチカ品)。
B成分であるヒドロキシル脂肪酸エステル(B)として、以下のB-1~B-4の成分を用いた。
・B-2:市販のポリグリセリン脂肪酸エステル(チラバゾールH-818:太陽化学品)。
・B-3:市販のポリグリセリン脂肪酸エステル(ポエムTR-FB:理研ビタミン品)。
・B-4:市販のポリグリセリン脂肪酸エステル(チラバゾールH-40:太陽化学品)
F成分である耐衝撃改良材として、以下のF-1~F-2の成分を用いた。
・F-1:市販の耐衝撃改良材(シリコーン/アクリル複合ゴムにメタクリル酸メチルをグラフトした重合体)(三菱レイヨン社製「メタブレンS2030」)
・F-2:市販の変性タイプの水添スチレン系熱可塑性エラストマー(M-1943:旭化成ケミカルズ製)
G成分である無機フィラーとして、以下のG-1~G-2の成分を用いた。
・G-1:ガラス繊維:チョップドストランド(CSF-3PE-455:日東紡社製)
・G-2:微粒子グレード(平均メディアン径:5.0μm、比表面積:40000~45000cm2/g)の市販タルク(富士タルク製:FH-105)
H成分である難燃剤として、以下のH-1~H-3の成分を用いた。
・H-1:ポリマー型有機スルホン酸金属塩、ポリスチレンの表層部にスルホン酸カリウム塩を導入したもの(ソニー製:PSS-K)。
・H-2:メチルフェニル系シリコーンオイル(商品名 KR-480;信越化学工業製)
・H-3:リン酸エステル系難燃剤(PX-200:大八化学工業製)
I成分であるドリップ防止剤として、以下のI-1の成分を用いた。
・I-1:フィブリル形成能を有するポリテトラフルオロエチレンとして市販のPTFE(ダイキン工業製:ポリフロンFA500H)。
以上に示した各種成分(A-1-1~A-1-4の成分、A-2-1~A-2-2の成分、B-1~B-4の成分、F-1~F-2の成分、G-1~G-2の成分、H-1~H-3の成分及びI-1の成分)を、表1(実施例1~実施例26、比較例1~比較例15)に示される各々の配合比にて配合を行い、タンブラーにてブレンドした後、二軸同方向回転混連押出機を用いて溶融混練しペレット(実施例と比較例に係る樹脂組成物及び樹脂成形体)を得た。得られたペレットを80~120℃で5~8時間、熱風循環式乾燥機にて乾燥した後、射出成形機を用いて、樹脂物性測定用試験片及び難燃性測定用試験片、40インチテレビの外枠(ベゼル、厚み:1.5mm)を、もしくは、B成分を添加して40インチテレビの外枠(ベゼル、厚み:1.5mm)をそれぞれ成形した。
JIS K7210に従い、樹脂温度280℃、荷重2.16Kgの条件で、溶融時の実施例1~26に係る樹脂組成物及び比較例1~15に係る樹脂組成物の流れ性測定を行った。
JIS K 7139に従い、多目的試験片タイプA1 t4.0mmを用いて引張強度の測定を実施した。
<アイゾット衝撃強度>
ISO 180に従い、ノッチ付きの80×10×t4.0mmの試験片を用いてアイゾット衝撃強度の測定を実施した。
上記で得られた成形品(難燃性測定用試験片)を用いて、UL規格94の垂直燃焼試験を、厚さ1.5mmで行い、その等級を評価した。V-0以上を大変良好として判定した。UL94V規格と判定基準とを下記の表4に示す。なお、V未達の評価(不合格)はVNG(V不適合)と判断した。
比較例1~15に係る樹脂組成物については、添加剤の官能基数、または、添加量が所望の値でない場合、流動性の調整が難しいことを確認することができた。
[1]
少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)と、ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)とを少なくとも配合してなり、
該少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)のポリスチレン換算の重量平均分子量をMW0とし、
該配合後に生成された少なくとも1種の熱可塑性樹脂(C)のポリスチレン換算の重量平均分子量をMW1としたとき、
該MW1が該MW0に対して5%以上減少する、樹脂組成物。
[2]
前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)の含有量が、前記少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)100質量部に対して0.01~10質量部である、[1]に記載の樹脂組成物。
[3]
前記少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)が、少なくとも、ポリカーボネート樹脂(D)を含む、[1]又は[2]に記載の樹脂組成物。
[4]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が回収ポリカーボネート樹脂を含む、[3]に記載の樹脂組成物。
[5]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が芳香族ポリカーボネート樹脂である、[3]又は[4]に記載の樹脂組成物。
[6]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が、分岐構造を有する芳香族ポリカーボネート樹脂を含む、[3]から[5]のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
[7]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が、芳香族ポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体を含む、[3]から[6]のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
[8]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が、ポリスチレン換算の重量平均分子量が30,000以上70,000以下であるポリカーボネート樹脂を含む、[3]から[7]のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
[9]
前記少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)がポリカーボネート樹脂(D)である、[1]又は[2]に記載の樹脂組成物。
[10]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が回収ポリカーボネート樹脂である、[9]に記載の樹脂組成物。
[11]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が芳香族ポリカーボネート樹脂であり、
該芳香族ポリカーボネート樹脂の含有量が、前記ポリカーボネート樹脂(D)の全質量に対して1~100質量%である、[9]に記載の樹脂組成物。
[12]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が、分岐構造を有する芳香族ポリカーボネート樹脂である、[9]に記載の樹脂組成物。
[13]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が、芳香族ポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体である、[9]に記載の樹脂組成物。
[14]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が、ポリスチレン換算の重量平均分子量が30,000以上70,000以下であるポリカーボネート樹脂である、[9]から[13]のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
[15]
前記少なくとも1種の熱可塑性樹脂(C)が、少なくとも、ポリカーボネート樹脂(E)を含む、[1]から[14]のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
[16]
前記ポリカーボネート樹脂(E)が、ポリスチレン換算の重量平均分子量が20,000以上65,000以下であるポリカーボネート樹脂を含む、[15]に記載の樹脂組成物。
[17]
前記少なくとも1種の熱可塑性樹脂(C)がポリカーボネート樹脂(E)である、[1]から[14]のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
[18]
前記ポリカーボネート樹脂(E)が、ポリスチレン換算の重量平均分子量が20,000以上65,000以下であるポリカーボネート樹脂である、[17]に記載の樹脂組成物。
[19]
前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)がグリセリン脂肪酸エステル及び/又はポリグリセリン脂肪酸エステルを含む、[1]から[18]のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
[20]
前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)のヒドロキシル価が50以上である、[1]から[19]のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
[21]
前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)の酸価が5未満である、[1]から[20]のいずれか1つに樹脂組成物。
[22]
前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)のけん化価が150以上300以下である、[1]から[21]のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
[23]
耐衝撃改良材を含み、
該耐衝撃改良材の含有量が、前記少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)100質量部に対して0.1~10質量部である、[1]から[22]のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
[24]
無機フィラーを含み、
該無機フィラーの含有量が、前記少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)100質量部に対して3~60質量部である、[1]から[23]のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
[25]
難燃剤を含み、
該難燃剤の含有量が、前記少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)100質量部に対して0.01~200質量部である、[1]から[24]のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
[26]
前記難燃剤が、リン酸エステル系難燃剤、シロキサン系化合物及び有機金属塩系難燃剤のうち、少なくとも1種の有機系難燃剤である、[25]に記載の樹脂組成物。
[27]
前記難燃剤が有機スルホン酸金属塩化合物を含む、[25]に記載の樹脂組成物。
[28]
前記有機金属塩系難燃剤が、ポリマー型有機スルホン酸及び/又はポリマー型有機スルホン酸の金属塩化合物を含む、[26]に記載の樹脂組成物。
[29]
前記ポリマー型有機スルホン酸及び/又は前記ポリマー型有機スルホン酸の金属塩化合物のポリスチレン換算の重量平均分子量が、20,000以上である、[28]に記載の樹脂組成物。
[30]
前記ポリマー型有機スルホン酸及び/又はポリマー型有機スルホン酸の金属塩化合物が、芳香族環を1モル%~100モル%で含有し、該芳香族環に、スルホン酸基及び/又はスルホン酸金属塩基が0.01~10モル%で導入されている、[28]又は[29]に記載の樹脂組成物。
[31]
少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)と、ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)とを少なくとも添加することと、
該少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)と、該ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)とを混練することと、
該混練することによって、該少なくとも1種の熱可塑性樹脂(C)を生成することと、を含み、
該少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)のポリスチレン換算の重量平均分子量をMW0とし、
該少なくとも1種の熱可塑性樹脂(C)のポリスチレン換算の重量平均分子量をMW1としたとき、
該MW1が該MW0に対して5%以上減少する、樹脂組成物の製造方法。
[32]
少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)100質量部と、ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)0.01~10質量部とを少なくとも添加する、[31]に記載の樹脂組成物の製造方法。
[33]
前記混練することが少なくとも一回である、[31]又は[32]に記載の樹脂組成物の製造方法。
[34]
前記少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)が、少なくとも、ポリカーボネート樹脂(D)を含む、[31]から[33]のいずれか1つに記載の樹脂組成物の製造方法。
[35]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が回収ポリカーボネート樹脂を含む、[34]に記載の樹脂組成物の製造方法。
[36]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が芳香族ポリカーボネート樹脂である、[34]又は[35]に記載の樹脂組成物の製造方法。
[37]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が、分岐構造を有する芳香族ポリカーボネート樹脂を含む、[34]から[36]のいずれか1つに記載の樹脂組成物の製造方法。
[38]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が、芳香族ポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体を含む、[34]から[37]のいずれか1つに記載の樹脂組成物の製造方法。
[39]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が、ポリスチレン換算の重量平均分子量が30,000以上70,000以下であるポリカーボネート樹脂を含む、[34]から[38]のいずれか1つに記載の樹脂組成物の製造方法。
[40]
前記少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)がポリカーボネート樹脂(D)である、[31]から[33]のいずれか1つに記載の樹脂組成物の製造方法。
[41]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が回収ポリカーボネート樹脂である、[40]に記載の樹脂組成物の製造方法。
[42]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が芳香族ポリカーボネート樹脂であり、
該芳香族ポリカーボネート樹脂の含有量が、前記ポリカーボネート樹脂(D)の全質量に対して1~100質量%である、[40]に記載の樹脂組成物の製造方法。
[43]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が、分岐構造を有する芳香族ポリカーボネート樹脂である、[40]に記載の樹脂組成物の製造方法。
[44]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が、芳香族ポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体である、[38]に記載の樹脂組成物の製造方法。
[45]
前記ポリカーボネート樹脂(D)が、ポリスチレン換算の重量平均分子量が30,000以上70,000以下であるポリカーボネート樹脂である、[40]から[44]のいずれか1つに記載の樹脂組成物の製造方法。
[46]
前記少なくとも1種の熱可塑性樹脂(C)が、少なくとも、ポリカーボネート樹脂(E)を含む、[31]から[45]のいずれか1つに記載の樹脂組成物の製造方法。
[47]
前記ポリカーボネート樹脂(E)が、ポリスチレン換算の重量平均分子量が20,000以上65,000以下であるポリカーボネート樹脂を含む、[46]に記載の樹脂組成物の製造方法。
[48]
前記少なくとも1種の熱可塑性樹脂(C)がポリカーボネート樹脂(E)である、[31]から[45]のいずれか1つに記載の樹脂組成物の製造方法。
[49]
前記ポリカーボネート樹脂(E)が、ポリスチレン換算の重量平均分子量が20,000以上65,000以下であるポリカーボネート樹脂である、[48]に記載の樹脂組成物の製造方法。
[50]
前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)がグリセリン脂肪酸エステル及び/又はポリグリセリン脂肪酸エステルを含む、[31]から[49]のいずれか1つに記載の樹脂組成物の製造方法。
[51]
前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)のヒドロキシル価が50以上である、[31]から[50]のいずれか1つに記載の樹脂組成物の製造方法。
[52]
前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)の酸価が5未満である、[31]から[51]のいずれか1つに樹脂組成物の製造方法。
[53]
前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)のけん化価が150以上300以下である、[31]から[52]のいずれか1つに記載の樹脂組成物の製造方法。
[54]
耐衝撃改良材を含み、
該衝撃改良材の含有量が、前記少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)100質量部に対して0.1~10質量部である、[31]から[53]のいずれか1つに記載の樹脂組成物の製造方法。
[55]
無機フィラーを含み、
該無機フィラーの含有量が、前記少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)100質量部に対して3~60質量部である、[31]から[54]のいずれか1つに記載の樹脂組成物の製造方法。
[56]
難燃剤を含み、
該難燃剤の含有量が、前記少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)100質量部に対して0.01~200質量部である、[31]から[55]のいずれか1つに記載の樹脂組成物の製造方法。
[57]
前記難燃剤が、リン酸エステル系難燃剤、シロキサン系化合物及び有機金属塩系難燃剤のうち、少なくとも1種の有機系難燃剤である、[56]に記載の樹脂組成物の製造方法。
[58]
前記難燃剤が、有機スルホン酸金属塩を含む、[56]に記載の樹脂組成物の製造方法。
[59]
前記有機金属塩系難燃剤が、ポリマー型有機スルホン酸及び/又はポリマー型有機スルホン酸の金属塩化合物を含む、[57]に記載の樹脂組成物の製造方法。
[60]
前記ポリマー型有機スルホン酸及び/又は前記ポリマー型有機スルホン酸の金属塩化合物のポリスチレン換算の重量平均分子量が、20,000以上である、[59]に記載の樹脂組成物の製造方法。
[61]
前記ポリマー型有機スルホン酸及び/又はポリマー型有機スルホン酸の金属塩化合物が、芳香族環を1モル%~100モル%で含有し、該芳香族環に、スルホン酸基及び/又はスルホン酸金属塩基が0.01~10モル%で導入されている、[59]又は[60]に記載の樹脂組成物の製造方法。
[62]
樹脂組成物を樹脂ペレットに形成することと、
該樹脂ペレットを射出成形する前に、該樹脂ペレットにヒドロキシル脂肪酸エステル(B)を添加することと、を含み、
該樹脂組成物が、少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)と、ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)とを少なくとも配合してなり、
該少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)のポリスチレン換算の重量平均分子量をMW0とし、
該配合後に生成された少なくとも1種の熱可塑性樹脂(C)のポリスチレン換算の重量平均分子量をMW1としたとき、
該MW1が該MW0に対して5%以上減少する、樹脂成形体の製造方法。
[63]
樹脂組成物を樹脂ペレットに形成することと、
該樹脂ペレットを射出成形する前に、該樹脂ペレットにヒドロキシル脂肪酸エステル(B)を添加することと、を含む、樹脂成形体の製造方法。
Claims (18)
- ポリカーボネート樹脂(D)と、ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)とを少なくとも配合してなり、
該ポリカーボネート樹脂(D)のポリスチレン換算の重量平均分子量をMW0とし、
該配合後に生成されたポリカーボネート樹脂(E)のポリスチレン換算の重量平均分子量をMW1としたとき、
該MW1が該MW0に対して5%以上減少し、
前記ポリカーボネート樹脂(D)が、ポリスチレン換算の重量平均分子量が30,000以上70,000以下であるポリカーボネート樹脂であり、且つ、分岐構造を有する芳香族ポリカーボネート樹脂を含み、
前記ポリカーボネート樹脂(E)が、ポリスチレン換算の重量平均分子量が20,000以上65,000以下であるポリカーボネート樹脂であり、
前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)がポリグリセリン縮合リシノレートである、熱可塑性樹脂組成物。 - 前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)の含有量が、前記ポリカーボネート樹脂(D)100質量部に対して0.01~10質量部である、請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記ポリカーボネート樹脂(D)が回収ポリカーボネート樹脂を含む、請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記ポリカーボネート樹脂(D)が芳香族ポリカーボネート樹脂である、請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記ポリカーボネート樹脂(D)が回収ポリカーボネート樹脂である、請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)のヒドロキシル価が50以上である、請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)の酸価が5未満である、請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)のけん化価が150以上300以下である、請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 耐衝撃改良材を含み、
該耐衝撃改良材の含有量が、前記ポリカーボネート樹脂(D)100質量部に対して0.1~10質量部である、請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 無機フィラーを含み、
該無機フィラーの含有量が、前記ポリカーボネート樹脂(D)100質量部に対して3~60質量部である、請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 難燃剤を含み、
該難燃剤の含有量が、前記ポリカーボネート樹脂(D)100質量部に対して0.01~200質量部である、請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 前記難燃剤が、リン酸エステル系難燃剤、シロキサン系化合物及び有機金属塩系難燃剤のうち、少なくとも1種の有機系難燃剤である、請求項11に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記有機金属塩系難燃剤が、ポリマー型有機スルホン酸及び/又は前記ポリマー型有機スルホン酸の金属塩化合物であり、ポリスチレン換算の重量平均分子量が、20,000以上である、請求項12に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記ポリマー型有機スルホン酸及び/又はポリマー型有機スルホン酸の金属塩化合物が、芳香族環を1モル%~100モル%で含有し、
該芳香族環に、スルホン酸基及び/又はスルホン酸金属塩基が0.01~10モル%で導入されている、請求項13に記載の熱可塑性樹脂組成物。 - ポリカーボネート樹脂(D)と、ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)とを少なくとも添加することと、
該ポリカーボネート樹脂(D)と、該ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)とを混練することと、
該混練することによって、ポリカーボネート樹脂(E)を生成することと、を含み、
該ポリカーボネート樹脂(D)のポリスチレン換算の重量平均分子量をMW0とし、
該ポリカーボネート樹脂(E)のポリスチレン換算の重量平均分子量をMW1としたとき、
該MW1が該MW0に対して5%以上減少し、
前記ポリカーボネート樹脂(D)が、ポリスチレン換算の重量平均分子量が30,000以上70,000以下であるポリカーボネート樹脂であり、且つ、分岐構造を有する芳香族ポリカーボネート樹脂を含み、
前記ポリカーボネート樹脂(E)が、ポリスチレン換算の重量平均分子量が20,000以上65,000以下であるポリカーボネート樹脂であり、
前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)がポリグリセリン縮合リシノレートである、熱可塑性樹脂組成物の製造方法。 - 前記ポリカーボネート樹脂(D)100質量部と、ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)0.01~10質量部とを少なくとも添加する、請求項15に記載の熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
- 前記混練することが少なくとも一回である、請求項16に記載の熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
- 熱可塑性樹脂組成物を樹脂ペレットに形成することと、
該樹脂ペレットを射出成形する前に、該樹脂ペレットにヒドロキシル脂肪酸エステル(B)を添加することと、を含み、
該熱可塑性樹脂組成物が、ポリカーボネート樹脂(D)と、ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)と、を少なくとも配合してなり、
該ポリカーボネート樹脂(D)のポリスチレン換算の重量平均分子量をMW0とし、
該配合後に生成されたポリカーボネート樹脂(E)のポリスチレン換算の重量平均分子量をMW1としたとき、
該MW1が該MW0に対して5%以上減少し、
前記ポリカーボネート樹脂(D)が、ポリスチレン換算の重量平均分子量が30,000以上70,000以下であるポリカーボネート樹脂であり、且つ、分岐構造を有する芳香族ポリカーボネート樹脂を含み、
前記ポリカーボネート樹脂(E)が、ポリスチレン換算の重量平均分子量が20,000以上65,000以下であるポリカーボネート樹脂であり、
前記ヒドロキシル脂肪酸エステル(B)がポリグリセリン縮合リシノレートである、樹脂成形体の製造方法。
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