JP2000191897A - 難燃性ポリカ―ボネ―ト樹脂組成物及び成形品 - Google Patents

難燃性ポリカ―ボネ―ト樹脂組成物及び成形品

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポリカーボネート樹脂のノンハロゲン化合物に
よる難燃化において、優れた難燃性を維持しながら、耐
衝撃性、耐熱性を満足し、リサイクル性にすぐれた成形
品を成形可能なポリカーボネート樹脂組成物の提供。 【解決手段】(A)ポリカーボネート樹脂100重量部
に対して、(B)官能基含有シリコーン化合物0.1〜
10重量部および(C)コア/シエルタイプグラフトゴ
ム状弾性体0.2〜10重量部を含有する難燃性ポリカ
ーボネート樹脂組成物。ポリカーボネート樹脂として、
ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体を
含有することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は難燃性ポリカーボネ
ート樹脂組成物に関し、詳しくは、ハロゲンを含まず、
少量の添加剤の含有によってすぐれた難燃性を示すとと
もに、耐衝撃性、熱安定性、リサイクル性にすぐれた難
燃性ポリカーボネート樹脂組成物及び成形品に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネート樹脂は、すぐれた耐衝
撃特性、耐熱性、電気的特性などにより、OA(オフィ
スオートメーション)機器、情報・通信機器、家庭電化
機器などの電気・電子機器、自動車分野、建築分野など
様々な分野において幅広く利用されている。ポリカーボ
ネート樹脂は、一般的に自己消火性樹脂ではあるが、O
A機器、情報・通信機器、家庭電化機器などの電気・電
子機器分野を中心として、高度の難燃性を要求される分
野があり、各種難燃剤の添加により、その改善が図られ
ている。
【0003】ポリカーボネート樹脂の難燃性を向上する
方法として、ハロゲン化ビスフェノールA、ハロゲン化
ポリカーボネートオリゴマーなどのハロゲン系難燃剤が
難燃剤効率の点から酸化アンチモンなどの難燃助剤とと
もに用いられてきた。しかし、近時安全性、廃棄・焼却
時の環境への影響の観点から、ハロゲンを含まない難燃
剤による難燃化方法が市場より求められている。ノンハ
ロゲン系難燃剤として、有機リン系難燃剤、特に有機リ
ン酸エステル化合物を配合したポリカーボネート樹脂組
成物は優れた難燃性を示すとともに、可塑剤としての作
用もあり、多くの方法が提案されている。
【0004】ポリカーボネート樹脂をリン酸エステル化
合物で難燃化するためには、リン酸エステル化合物を比
較的多量に配合する必要がある。また、ポリカーボネー
ト樹脂は成形温度が高く、溶融粘度も高いために、成形
品の薄肉化、大型化に対応するために、ますます成形温
度が高くなる傾向にある。このため、リン酸エステル化
合物は一般的に難燃性には寄与するものの、成形加工時
の金型腐食、ガスの発生など、成形環境や成形品外観上
必ずしも十分でない場合がある。また、成形品が加熱下
に置かれたり、高温高湿度下に置かれた場合の、衝撃強
度の低下、変色の発生などの問題点が指摘されている。
さらに、近時の省資源化におけるリサイクル適性が熱安
定性が不十分であることから困難であるなどの問題点を
残している。
【0005】これに対して、ポリカーボネート樹脂にシ
リコーン化合物を配合することによって、燃焼時に有害
なガスを発生することなく難燃性を付与することも知ら
れている。たとえば、(1)特開平10−139964
号公報には特定の構造や特定分子量を有するシリコーン
樹脂からなる難燃剤が開示されている。また、(2)特
開昭51−45160号公報、特開平1−318069
号公報、特開平6−306265号公報、特開平8−1
2868号公報、特開平8−295796号公報、特公
平3−48947号公報などにおいてもシリコーン類を
用いる難燃性ポリカーボネート樹脂が開示されている。
しかしながら、前者の(1)記載のものでは、難燃性の
レベルはある程度すぐれたものであるが耐衝撃性が十分
でない場合がある。後者の(2)記載のものは、シリコ
ーン類は難燃剤としての単独使用ではなく、耐ドロッピ
ング性の改良を目的としての、例示化合物としての使用
であつたり、他の難燃性添加剤としての、リン酸エステ
ル化合物、第2族金属塩などとの併用を必須とするもの
である点において、前者とは異なるものである。また、
難燃剤含有による成形性、物性の低下と言う別の問題点
がある。
【0006】さらに、ポリカーボネート樹脂として、ポ
リカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体含有
樹脂を用い、フィブリル形成能を有するポリテトラフル
オロエチレンからなるポリカーボネート樹脂組成物から
なる難燃性樹脂組成物も知られている(特開平8−81
620号公報)。この組成物はポリオルガノシロキサン
の含有率が少量である特定範囲においてすぐれた難燃性
を示す組成物である。しかしながら、難燃特性はすぐれ
たものであるが、ポリカーボネート樹脂の特徴である耐
衝撃性が低下する場合があり、よりすぐれた方法が求め
られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記現状の
下、ポリカーボネート樹脂のノンハロゲン化合物による
難燃化において、優れた難燃性を維持しながら、耐衝撃
性、耐熱性を満足し、リサイクル性にすぐれた成形品を
成形可能なポリカーボネート樹脂組成物及びこの組成物
を用いた成形品の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ため、本発明者は、難燃性ポリカーボネート樹脂のシリ
コーン化合物による難燃化において、耐衝撃性、耐熱性
などの改良について鋭意検討した。その結果、シリコー
ン化合物を難燃剤として含有するポリカーボネート樹脂
組成物において、特定のシリコーン化合物と特定のゴム
状弾性体を選択使用することにより、すぐれた難燃性を
有し、耐衝撃性、耐熱性にすぐれ、さらにはリサイクル
による再溶融成形においても物性低下、着色の少ない成
形品が得られることを見いだし、本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明は、 (1)(A)ポリカーボネート樹脂100重量部に対し
て、(B)官能基含有シリコーン化合物0.1〜10重
量部および(C)コア/シエルタイプグラフトゴム状弾
性体0.2〜10重量部を含有する難燃性ポリカーボネ
ート樹脂組成物。 (2)(A)ポリカーボネート樹脂が、少なくともポリ
カーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体を含み
ポリカーボネート樹脂中のポリオルガノシロキサン含有
量が0.1〜10重量%である上記(1)記載の難燃性
ポリカーボネート樹脂組成物。 (3)さらに、(D)ポリフルオロオレフィン樹脂を、
0.02〜5重量部含有する上記(1)または(2)記
載の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。 (4)上記(1)〜(3)のいずれかに記載の難燃性ポ
リカーボネート樹脂組成物からなる成形品。 (5)上記(1)〜(3)のいずれかに記載の難燃性ポ
リカーボネート樹脂からなる電気・電子機器のハウジン
グまたは部品である射出成形品を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物を構成する
(A)成分であるポリカーボネート樹脂(PC)として
は、特に制限はなく種々のものが挙げられる。通常、2
価フェノールとカーボネート前駆体との反応により製造
される芳香族ポリカーボネートを用いることができる。
すなわち、2価フェノールとカーボネート前駆体とを溶
液法あるいは溶融法、すなわち、2価フエノールとホス
ゲンの反応、2価フエノールとジフェニルカーボネート
などとのエステル交換法により反応させて製造されたも
のを使用することができる。
【0011】2価フェノールとしては、様々なものが挙
げられるが、特に2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン〔ビスフェノールA〕、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−
3,5−ジメチルフェニル)プロパン、4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
シクロアルカン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)オキ
シド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ケトンなどが挙げられる。
【0012】特に好ましい2価フエノールとしては、ビ
ス(ヒドロキシフェニル)アルカン系、特にビスフェノ
ールAを主原料としたものである。また、カーボネート
前駆体としては、カルボニルハライド、カルボニルエス
テル、またはハロホルメートなどであり、具体的にはホ
スゲン、2価フェノールのジハロホーメート、ジフェニ
ルカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカー
ボネートなどである。この他、2価フェノールとして
は、ハイドロキノン、レゾルシン、カテコール等が挙げ
られる。これらの2価フェノールは、それぞれ単独で用
いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
【0013】なお、ポリカーボネート樹脂は、分岐構造
を有していてもよく、分岐剤としては、1,1,1−ト
リス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、α,α’,
α”−トリス(4−ビドロキシフェニル)−1,3,5
−トリイソプロピルベンゼン、フロログリシン、トリメ
リット酸、イサチンビス(o−クレゾール)などがあ
る。また、分子量の調節のためには、フェノール、p−
t−ブチルフェノール、p−t−オクチルフェノール、
p−クミルフェノールなどが用いられる。
【0014】また、本発明に用いるポリカーボネート樹
脂としては、テレフタル酸などの2官能性カルボン酸、
またはそのエステル形成誘導体などのエステル前駆体の
存在下でポリカーボネートの重合を行うことによって得
られるポリエステル−ポリカーボネート樹脂などの共重
合体あるいは、種々のポリカーボネート樹脂の混合物を
用いることもできる。
【0015】ポリカーボネート樹脂共重合体としては、
特にポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合
体(以下PC−PDMS共重合体と略記することがあ
る。)を例示することができる。PC−PDMS共重合
体は、ポリカーボネート部とポリオルガノシロキサン部
からなるものであり、たとえば、ポリカーボネートオリ
ゴマーとポリオルガノシロキサン部を構成する末端に反
応性基を有するポリオルガノシロキサン(ポリジメチル
シロキサン、ポリジエチレンシロキサン、ポリメチルフ
ェニルシロキサンなど)とを、塩化メチレンなどの溶媒
に溶解させ、ビスフェノールAの水酸化ナトリウム水溶
液を加え、トリエチルアミンなどの触媒を用い、界面重
縮合反応することにより製造することができる。
【0016】PC−PDMS共重合体のポリカーボネー
ト部の重合度は、3〜100、ポリジメチルシロキサン
部の重合度は2〜500程度のものが好ましく用いられ
る。また、PC−PDMS共重合体中のポリジメチルシ
ロキサンの含有量としては、通常0.5〜30重量%、
好ましくは1〜20重量%の範囲である。本発明に用い
られるポリカーボネート樹脂、PC−PDMS共重合体
などの粘度平均分子量は通常10,000〜100,0
00、好ましくは11,000〜30,000、特に好
ましくは12,000〜30,000である。ここで、
これらの粘度平均分子量(Mv)は、ウベローデ型粘度
計を用いて、20℃における塩化メチレン溶液の粘度を
測定し、これより極限粘度 [η〕を求め、次式にて算出
するものである。 [η〕=1.23×10-5Mv0.83
【0017】次に、本発明のポリカーボネート樹脂とし
て、ポリカーボネート樹脂とPC−PDMS共重合体と
の混合樹脂を用いる場合には、PC−PDMS共重合体
の含有量が1〜99重量%、好ましくは5〜50重量%
であり、混合樹脂中のポリジメチルシロキサンの含有量
が0.1〜10重量%、好ましくは0.3〜5重量%と
なるように配合される。
【0018】本発明における、(B)成分としての、官
能基含有シリコーン化合物としては官能基を有する(ポ
リ)オルガノシロキサン類であり、その骨格としては、
式R 1aR2bSiO(4-a-b)/2 〔R1 は官能基含有基、R
2 は炭素数1〜12の炭化水素基、0<a≦3、0≦b
<3、0<a+b≦3〕で表される基本構造を有する重
合体、共重合体である。また、官能基としては、アルコ
キシ基、アリールオキシ、ポリオキシアルキレン基、水
素基、水酸基、カルボキシル基、シアノール基、アミノ
基、メルカプト基、エポキシ基などを含有するものであ
る。
【0019】これら官能基としては、複数の官能基を有
するシリコーン化合物、異なる官能基を有するシリコー
ン化合物を併用することもできる。この官能基を有する
シリコーン化合物は、その官能基(R1 )/炭化水素基
(R2 )が、通常0.1〜3、好ましくは0.3〜2程
度のものである。これらシリコーン化合物は液状物、ハ
ウダーなどであるが、溶融混練において分散性の良好な
ものが好ましい。たとえば、室温での粘度が1,000
〜500,000cst程度の液状のものを例示でき
る。本発明のポリカーボネート樹脂組成物にあっては、
シリコーン化合物が液状であっても、組成物に均一に分
散するとともに、成形時や成形品の表面にブリードする
ことが少ない特徴がある。
【0020】この官能基含有シリコーン化合物は、
(A)ポリカーボネート樹脂100重量部に対して、
0.1〜10重量部、好ましくは0.2〜5重量部含有
することができる。なお、この官能基含有シリコーン化
合物の含有量は、ポリカーボネート樹脂として、PC−
PDMS共重合体を含有するポリカーボネート樹脂を用
いた場合には、組成物全体におけるシリコーンの含有量
も考慮して、適宜決定することができる。この場合は、
既にある程度のシリコーンを含有しているので、官能基
含有シリコーン化合物の含有量を少なくすることがで
き、また、組成物全体中のシリコーン含有量が低下して
も難燃性のレベルを高く維持できる効果がある。
【0021】次に、本発明の難燃性ポリカーボネート樹
脂組成物の(C)成分としてのコア/シェルタイプグラ
フトゴム状弾性体は、コア(芯)とシェル(殻)から構
成される2層構造を有しており、コア部分は軟質なゴム
状態であって、その表面のシェル部分は硬質な樹脂状態
であり、弾性体自体は粉末状(粒子状態)であるグラフ
トゴム状弾性体である。このコア/シェルタイプグラフ
トゴム状弾性体は、ポリカーボネート樹脂と溶融ブレン
ドした後も、その粒子状態は、大部分がもとの形態を保
っている。配合されたグラフトゴム状弾性体の大部分が
もとの形態を保っていることにより、均一に分散し表層
剥離を起こさない効果が得られる。
【0022】このコア/シェルタイプグラフトゴム状弾
性体としては、種々なものを挙げることができる。市販
のものとしては、例えばハイブレンB621(日本ゼオ
ン株式会社製)、KM−330(ローム&ハース株式会
社製)、メタブレンW529、メタブレンS2001、
メタブレンC223、メタブレンB621(三菱レイヨ
ン株式会社製)等が挙げられる。
【0023】これらの中で、例えば、アルキルアクリレ
ートやアルキルメタクリレート、ジメチルシロキサンを
主体とする単量体から得られるゴム状重合体の存在下
に、ビニル系単量体の1種または2種以上を重合させて
得られるものが挙げられる。ここで、アルキルアクリレ
ートやアクリルメタクリレートとしては、炭素数2〜1
0アルキル基を有するものが好適である。具体的には、
例えばエチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、n−オクチルメタクリレ
ート等が挙げられる。これらのアルキルアクリレート類
を主体とする単量体から得られるゴム状弾性体として
は、アルキルアクリレート類70重量%以上と、これと
共重合可能な他のビニル系単量体、例えばメチルメタク
リレート、アクリロニトリル、酢酸ビニル、スチレン等
30重量%以下とを反応させて得られる重合体が挙げら
れる。なお、この場合、ジビニルベンゼン、エチレンジ
メタクリレート、トリアリルシアヌレート、トリアリル
イソシアヌレート等の多官能性単量体を架橋剤として適
宜添加して反応させてもよい。
【0024】ゴム状重合体の存在下に反応させるビニル
系単量体としては、例えば、スチレン、α−メチルスチ
レン等の芳香族ビニル化合物、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル等のアクリル酸エステル、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル等のメタクリル酸エステル等
が挙げられる。これらの単量体は、1種または2種以上
を組み合わせて用いてもよいし、また、他のビニル系重
合体、例えばアクリロニトリル、メタクリロニトリル等
のシアン化ビニル化合物や、酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル等のビニルエステル化合物等と共重合させてもよ
い。この重合反応は、例えば塊状重合、懸濁重合、乳化
重合などの各種方法によって行うことができる。特に、
乳化重合法が好適である。
【0025】このようにして得られるコア/シェルタイ
プグラフトゴム状弾性体は、前記ゴム状重合体を20重
量%以上含有していることが好ましい。このようなコア
/シェルタイプグラフトゴム状弾性体としては、具体的
には60〜80重量%のn−ブチルアクリレートと、ス
チレン、メタクリル酸メチルとのグラフト共重合体など
のMAS樹脂弾性体が挙げられる。また、ポリシロキサ
ンゴム成分が5〜95重量%とポリアクリル(メタ)ア
クリレートゴム成分95〜5重量%とが、分離できない
ように相互に絡み合った構造を有する、平均粒子径が
0.01〜1μm程度の複合ゴムに少なくとも一種のビ
ニル単量体がグラフト重合されてなる複合ゴム系グラフ
ト共重合体が特に好ましい。この共重合体は、それぞれ
のゴム単独でのグラフト共重合体よりも耐衝撃改良効果
が高い。この複合ゴム系グラフト共重合体は、市販品と
しての、三菱レーヨン株式会社製メタブレンS−200
1などとして、入手できる。
【0026】この、(C)成分であるコア/シエルタイ
プグラフトゴム状弾性体の含有量は、(A)ポリカーボ
ネート樹脂100重量部に対して、0.2〜10重量
部、好ましくは0.5〜5重量部である。ここで、グラ
フトゴム状弾性体の含有量が0.2重量部未満である
と、耐衝撃性の改良効果が低く、10重量%を越えると
難燃性性、耐熱性、剛性が低くなる場合があり、通常は
10重量部までで十分である。本発明のポリカーボネー
ト樹脂組成物は、(B)成分である官能基含有シリコー
ン化合物と(C)成分であるコア/シエルタイプグラフ
トゴム状弾性体を比較的少量併用することによって、初
めてすぐれた効果を発揮するものである。なお、ここで
コア/シェルタイプグラフトゴム状弾性体に代えて、他
のグラフト共重合体を用いた場合には、耐衝撃強度の改
良は見られる場合もあるが、本発明の最終目的である難
燃性のレベルを維持することが困難である場合がある。
【0027】なお、本発明の難燃性ポリカーボネート樹
脂組成物は、難燃性、耐衝撃性の観点からは、上記3成
分により、十分本発明の目的を達成することができる。
しかしながら、難燃性試験などにおける燃焼時の溶融滴
下防止を目的にさらに、公知の溶融滴下防止剤を含有す
ることができる。溶融滴下防止剤としては、(D)フル
オロオレフィン樹脂を好適に用いることができる。ここ
で(D)フルオロオレフィン樹脂としては、通常フルオ
ロエチレン構造を含む重合体、共重合体であり、たとえ
ば、ジフルオロエチレン重合体、テトラフルオロエチレ
ン重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプ
ロピレン共重合体、テトラフルオロエチレンとフッ素を
含まないエチレン系モノマーとの共重合体である。好ま
しくは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)であ
り、その平均分子量は、500,000以上であること
が好ましく、特に好ましくはは500,000〜10,
000,000である。本発明で用いることができるポ
リテトラフルオロエチレンとしては、現在知られている
すべての種類のものを用いることができる。
【0028】なお、ポリテトラフルオロエチレンのう
ち、フィブリル形成能を有するものを用いると、さらに
高い溶融滴下防止性を付与することができる。フィブリ
ル形成能を有するポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)には特に制限はないが、例えば、ASTM規格にお
いて、タイプ3に分類されるものが挙げられる。その具
体例としては、例えばテフロン6−J(三井・デュポン
フロロケミカル株式会社製)、ポリフロンD−1、ポリ
フロンF−103、ポリフロンF201(ダイキン工業
株式会社製)、CD076(旭アイシーアイフロロポリ
マーズ株式会社製)等が挙げられる。
【0029】また、上記タイプ3に分類されるもの以外
では、例えばアルゴフロンF5(モンテフルオス株式会
社製)、ポリフロンMPA、ポリフロンFA−100
(ダイキン工業株式会社製)等が挙げられる。これらの
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)は、単独で用
いてもよいし、2種以上を組み合わせてもよい。上記の
ようなフィブリル形成能を有するポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)は、例えばテトラフルオロエチレン
を水性溶媒中で、ナトリウム、カリウム、アンモニウム
パーオキシジスルフィドの存在下で、1〜100psi
の圧力下、温度0〜200℃、好ましくは20〜100
℃で重合させることによって得られる。
【0030】ここで、フルオロオレフィン樹脂の含有量
は、前記(A)および(B)からなる樹脂100重量部
に対して、0.02〜5重量部、好ましくは、0.05
〜2重量部である。ここで、0.02重量部未満である
と、目的とする難燃性における溶融滴下防止性が十分で
ない場合があり、5重量部を越ても、これに見合った効
果の向上はなく、耐衝撃性、成形品外観に悪影響を与え
る場合がある。したがって、それぞれの成形品に要求さ
れる難燃性の程度、たとえば、UL−94のV−0、V
−1、V−2などにより他の含有成分の使用量などを考
慮して適宜決定することができる。
【0031】また、本発明の難燃性ポリカーボネート樹
脂組成物には、必要により、無機充填剤を、成形品の剛
性、さらには難燃性をさらに向上させるために含有させ
ることができる。ここで、無機充填剤としては、タル
ク、マイカ、カオリン、珪藻土、炭酸カルシウム、硫酸
カルシウム、硫酸バリウム、ガラス繊維、炭素繊維、チ
タン酸カリウム繊維などをあげることができる。なかで
も、板状であるタルク、マイカなどや、繊維状の充填剤
が好ましい。タルクとしては、、マグネシウムの含水ケ
イ酸塩であり、一般に市販されているものを用いること
ができる。また、タルクなどの無機充填剤の平均粒径は
0.1〜50μm、好ましくは、0.2〜20μmであ
る。これら無機充填剤、特にタルクを含有させることに
より、剛性向上効果に加えて、シリコーン化合物の配合
量を減少させることができる場合がある。
【0032】ここで、無機充填剤の含有量は、、ポリカ
ーボネート樹脂100重量部に対して、1〜100重量
部、好ましくは、2〜50重量部である。ここで、1重
量部未満であると、目的とする剛性、難燃性改良効果が
十分でない場合があり、100重量部を越えると、耐衝
撃性、溶融流動性が低下する場合があり、成形品の厚
み、樹脂流動長など、成形品の要求性状と成形性を考慮
して適宜決定することができる。
【0033】本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成
物は、成形性、耐衝撃性、外観改善、耐候性改善、剛性
改善等の目的で、上記(A)、(B)、(C)からなる
必須成分に、(D)などの任意成分の一種以上ととも
に、ポリエステル樹脂などの熱可塑性樹脂、熱可塑性樹
脂に常用されている添加剤成分を必要により含有するこ
とができる。例えば、フェノール系、リン系、イオウ系
酸化防止剤、帯電防止剤、ポリアミドポリエーテルブロ
ック共重合体(永久帯電防止性能付与)、ベンゾトリア
ゾール系やベンゾフェノン系の紫外線吸収剤、ヒンダー
ドアミン系の光安定剤(耐候剤)、可塑剤、抗菌剤、相
溶化剤、着色剤(染料、顔料)等が挙げられる。任意成
分の配合量は、本発明の,難燃性ポリカーボネート樹脂
組成物の特性が維持される範囲であれば特に制限はな
い。
【0034】次に、本発明の難燃性ポリカーボネート樹
脂組成物の製造方法について説明する。本発明の難燃性
ポリカーボネート樹脂組成物は、前記の各成分(A)、
(B)、(C)を上記割合で、さらに必要に応じて用い
られる、(D)などの各種任意成分を適当な割合で配合
し、混練することにより得られる。このときの配合およ
び混練は、通常用いられている機器、例えばリボンブレ
ンダー、ドラムタンブラーなどで予備混合して、ヘンシ
ェルミキサー、バンバリーミキサー、単軸スクリュー押
出機、二軸スクリュー押出機、多軸スクリュー押出機、
コニーダ等を用いる方法で行うことができる。混練の際
の加熱温度は、通常240〜300℃の範囲で適宜選択
される。この溶融混練成形としては、押出成形機、特に
ベント式の押出成形機の使用が好ましい。なお、ポリカ
ーボネート樹脂以外の含有成分は、あらかじめ、ポリカ
ーボネート樹脂あるいは他の熱可塑性樹脂と溶融混練、
すなわちマスターバッチとして添加することもできる。
【0035】本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成
物は、上記の溶融混練成形機、あるいは、得られたペレ
ットを原料として、射出成形法、射出圧縮成形法、押出
成形法、ブロー成形法、プレス成形法、真空成形法、発
泡成形法などにより各種成形品を製造することができ
る。しかし、上記溶融混練方法により、ペレット状の成
形原料を製造し、ついで、このペレットを用いて、射出
成形、射出圧縮成形による射出成形品の製造に特に好適
に用いることができる。なお、射出成形方法としては、
外観のヒケ防止のため、あるいは軽量化のためのガス注
入成形を採用することもできる。
【0036】本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成
物から得られる成形品としては、複写機、ファックス、
テレビ、ラジオ、テープレコーダー、ビデオデッキ、パ
ソコン、プリンター、電話機、情報端末機、冷蔵庫、電
子レンジなどの電気・電子機器のハウジウングまたは部
品、さらには、自動車部品など他の分野にも用いられ
る。
【0037】
【実施例】本発明について実施例および比較例を示して
より具体的に説明するが、これらに、何ら制限されるも
のではない。 実施例1〜3および比較例1〜7 表1、表2に示す割合で各成分を配合〔(A)成分は重
量%、他の成分は、(A)成分樹脂100重量部に対す
る重量部で示す。〕し、ベント式二軸押出成形機(機種
名:TEM35、東芝機械株式会社製)に供給し、28
0℃で溶融混練し、ペレット化した。なお、すべての実
施例および比較例において、酸化防止剤としてイルガノ
ックス1076(チバ・スペシヤルティ・ケミカルズ株
式会社製)0.2重量部およびアデカスタブC(旭電化
工業株式会社社製)0.1重量部をそれぞれ配合した。
得られたペレットを、120℃で12時間乾燥した後、
成形温度270℃、金型温度80℃で射出成形して試験
片を得た。得られた試験片を用いて性能を各種試験によ
って評価し、その結果を表1に示した。
【0038】なお、用いた成形材料および性能評価方法
を次に示す。 (A)ポリカーボネート樹脂 PC:タフロン A1700(出光石油化学株式会社
製):ビスフェノールAポリカーボネート樹脂、MI=
27g/10分(300℃、1.2Kg荷重)、粘度平
均分子量:17,000 PC−PDMS:ビスフェノールA−ポリジメチルシロ
キサン(PDMS)共重合体、MI=45g/10分
(300℃、1.2Kg荷重)、PDMS鎖長(n=3
0、PDMS含有量=4重量%、粘度平均分子量:1
5,000〔特開平8−81620公報の製造例3−2
(A2 )により製造された共重合体〕 (B)シリコーン化合物 シリコーン−1:ビニル基メトキシ基含有メチルフェニ
ルシリコーン、KR219(信越化学工業株式会社
製)、粘度=1,800cst シリコーン−2:メトキシ基含有ジメチルシリコーン、
KC−89(信越化学工業株式会社製)、粘度=2,0
00cst シリコーン−3:ジメチルシリコーン、SH200(東
レダウコーニング株式会社製)、粘度=35,000c
st
【0039】(C)コアシェルタイプグラフトゴム状弾
性体 ゴム状弾性体−1:複合ゴム系グラフト共重合体:メタ
ブレンS2001(三菱レーヨン株式会社製):ポリジ
メチルシロキサン含有量:50重量%以上 ゴム状弾性体−2:MBS系グラフト共重合体:メタブ
レンC223(三菱レーヨン株式会社製)ポリブタジェ
ン含有量:60重量%以上 ゴム状弾性体−3:SBS系グラフト共重合体(比
較):VECTOR8550−5(DexcoPoly
mers社製) (D)フルオロオレフィン樹脂 PTFE:CD076(旭硝子株式会社製) (E)ハロゲン系難燃剤 TBAオリゴマー:テトラブロモビスフェノールAオリ
ゴマー:FG7500(帝人化成株式会社製)
【0040】〔性能評価方法] (1)溶融流動性 MI(メルトインデックス):JIS K7210に準
拠。300℃、1.2kg荷重 (2)IZOD(アイゾット衝撃強度) ASTM D256に準拠、23℃(肉厚1/8イン
チ)、単位:kJ/m2 (3)難燃性 UL94燃焼試験に準拠(試験片厚み:1.5mm) (4)リサイクル性 各組成物ペレットを用いて、成形温度300℃、金型温
度80℃の条件で射出成形によりノートパソコンハウジ
ング(A4タイプ)を成形した。この成形品を粉砕し
て、100%リサイクル原料として再度、同条件で試験
片を成形した。 1.リサイクル成形試験片のIZOD衝撃強度を測定し
た。 2.リサイクル成形試験片の色調変化を測定した。JI
S H7103(黄変度試験方法)に準拠して、色差計
でリサイクル前後の試験片の色相(L,a,b)を測定
し、色相変化を色差(ΔE)として算出した。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】表1の結果から明らかなように、本発明の
難燃性ポリカーボネート樹脂組成物からの成形品は、実
施例1と比較例1、2から、本発明が難燃性と耐衝撃性
を共に満足するものであることが明らかである。また、
比較例5より本発明で用いるコア/シエルタイプグラフ
トゴム状弾性体以外のゴム状弾性体を用いたのでは、難
燃性を維持することができない。さらに、比較例7のハ
ロゲン系難燃剤の場合との比較において、同等以上の難
燃性を有するとともに、リサイクル性が格段に向上して
いることが明らかである。また、ポリカーボネート樹脂
として、PC−PDMS共重合体を用いる場合に組成物
中のトータルシリコーン量を少なくできる効果がある。
【0044】
【発明の効果】本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組
成物は、ノンハロゲンで、かつ少量の添加剤の含有です
ぐれた難燃特性が得られ、結果として耐衝撃性、熱安定
性にすぐれる。また、これらの特性により、リサイクル
性にすぐれ、再生使用が可能となり、環境問題、省資源
に貢献できるものである。したがって、OA機器、情報
機器、家庭電化機器などの電気・電子機器、自動車部品
などその応用分野の拡大が期待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 27:12)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリカーボネート樹脂100重量
    部に対して、(B)官能基含有シリコーン化合物0.1
    〜10重量部および(C)コア/シエルタイプグラフト
    ゴム状弾性体0.2〜10重量部を含有する難燃性ポリ
    カーボネート樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (A)ポリカーボネート樹脂が、少なく
    ともポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合
    体を含みポリカーボネート樹脂中のポリオルガノシロキ
    サン含有量が0.1〜10重量%である請求項1記載の
    難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 さらに、(D)ポリフルオロオレフィン
    樹脂を、0.02〜5重量部含有する請求項1または2
    記載の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の難燃性ポ
    リカーボネート樹脂組成物からなる成形品。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれかに記載の難燃性ポ
    リカーボネート樹脂からなる電気・電子機器のハウジン
    グまたは部品である射出成形品。
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