JP7322744B2 - 車両のエンジンルーム構造及びカプセルカバー組付け方法 - Google Patents

車両のエンジンルーム構造及びカプセルカバー組付け方法 Download PDF

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Description

ここに開示された技術は、車両のエンジンルーム構造及びエンジンルームを構成するカプセルカバーの組付け方法に関する技術分野に属する。
従来より、エンジンの保温性を向上させるために、エンジンの周囲を覆うカプセルカバーをエンジンルームに設けることが検討されている。
例えば、特許文献1には、エンジンの上部を覆う上蓋部と、エンジンの側方を覆う側壁部とから構成される保温部材(カプセルカバー)を備えるエンジンルーム構造が開示されている。このエンジンルーム構造では、側壁部の一部がエンジンの吸気系の部品で構成されている。
特開2019-39303号公報
ところで、最近では、車両のエンジンを構成するデバイスは電子制御がベースとなっており、エンジン本体の近くには各デバイスを制御するためのECU(Electrical Control Unit)を含む電装部品が配置される。ECUは、半導体素子をベースに設計されることが多く、熱の影響を受けやすい。このため、電装部品までカプセルカバーの内部に配置してしまうと、電装部品の性能悪化を招くおそれがある。
そこで、電装部品については、カプセルカバーの外部に組付けることが考えられる。しかし、最近では、車両の小型化の要求からカプセルカバーと車体構成部材とがかなり接近する。このため、単に電装部品をカプセルカバーの外部に配置するだけでは、電装部品の組付け性が悪化してしまう。
ここに開示された技術は、エンジンの周囲を囲むカプセルカバーを有するエンジンルームにおいて、電装部品を適切に冷却するとともに、電装部品の組付け性を出来る限り向上させる。
前記課題を解決するために、ここに開示された技術では、車両のエンジンルーム構造を対象として、エンジンの周囲を囲むカプセルカバーを備え、前記カプセルカバーは、前記エンジンを上側から覆う蓋部と、前記エンジンを車幅方向外側から覆う側壁部と、を有し、前記側壁部は、車両前後方向において、上下方向に延びる複数の縦壁に分割されており、前記複数の縦壁の1つは、前記エンジンとは反対側の側面部に、電装部品が取り付けられた特定縦壁である、という構成とした。
この構成によると、側壁部が特定縦壁を含む複数の縦壁により構成されているため、特定縦壁に電装部品を取り付けた後に、該特定縦壁をエンジンの側方に配置することができる。これにより、電装部品を、カプセルカバーの外部に取り付けられた状態でエンジンルームに容易に配置することができる。したがって、電装部品の組付け性を出来る限り向上させることができる。
また、電装部品はカプセルカバーの外部に配置される。このため、電装部品を適切に冷却することもできる。
前記車両のエンジンルーム構造の一実施形態では、前記特定縦壁は、車幅方向において、サスペンションタワーと隙間を空けて対向する位置に配置されており、前記電装部品は、前記特定縦壁と前記サスペンションタワーとの間に位置するように、該特定縦壁に取り付けられている。
すなわち、エンジンルームにおけるエンジンとサスペンションタワーとの間の領域は、走行風が通り抜けやすい。このため、電装部品を特定縦壁とサスペンションタワーとの間に位置するように配置することで、電装部品の冷却効率を向上させることができる。
前記一実施形態において、前記電装部品は、前記特定縦壁に加えて、前記サスペンションタワーに取付支持されている、という構成でもよい。
この構成によると、電装部品の支持剛性を高くすることができる。これにより、電装部品を走行風が流通し易い姿勢で維持させることができる。この結果、電装部品の冷却効率を向上させることができる。
前記車両のエンジンルーム構造において、前記特定縦壁の車両前側及び車両後側には、前記複数の縦壁のうち別の縦壁がそれぞれ配置されており、前記特定縦壁は、車体構成部材に取り付けられることなく、前記別の縦壁にそれぞれ取り付けられており、前記特定縦壁と前記各別の縦壁との取付部は、該特定縦壁の上側端部に位置する、という構成でもよい。
この構成によると、特定縦壁の取り外しが容易になる。これにより、電装部品の取り外しも容易になる。この結果、電装部品のメンテナンス性を向上させることもできる。
ここに開示された技術は、カプセルカバーの組付け方法をも対象とする。具体的には、車両のエンジンルームに配置されたエンジンを囲みかつ該エンジンの車幅方向の側部を覆う側壁部が上下方向に延びる複数の縦壁で構成されたカプセルカバーを、エンジンルームに配置するためのカプセルカバーの組付け方法を対象として、前記複数の縦壁の1つである特定縦壁に電装部品を取り付けてサブアセンブリを用意する第1工程と、前記第1工程の後、前記電装部品が前記特定縦壁を挟んで前記エンジンとは車幅方向の反対側に位置するように、前記サブアセンブリを配置する第2工程と、前記第2工程の後、前記電装部品を車体構成部材に取付支持させる第3工程とを含む、というものである。
この構成によると、予め電装部品を特定縦壁に取り付けた後で、特定縦壁ごと電装部品を車体構成部材に取付支持させることができる。これにより、電装部品の組付け性を向上させることができる。
また、電装部品はカプセルカバーの外部に配置される。このため、電装部品を適切に冷却することもできる。
前記カプセルカバーの組付け方法において、前記第2工程は、車幅方向において、前記電装部品が前記特定縦壁とサスペンションタワーとの間に位置するように、該特定縦壁を配置する工程であり、前記第3工程は、前記電装部品を前記サスペンションタワーの上側面部に取り付ける工程である、という構成でもよい。
この構成によると、電装部品は、サスペンションタワーの上面部に取り付けられるため、車両への取り付けが容易である。このため、電装部品の組付け性を向上させることができる。
また、電装部品は、走行風が流通しやすい特定縦壁とサスペンションタワーとの間の領域に位置するため、電装部品の冷却効率を向上させることもできる。
以上説明したように、ここに開示された技術によると、エンジンの周囲を囲むカプセルカバーを有するエンジンルームにおいて、電装部品を適切に冷却するとともに、電装部品の組付け性を出来る限り向上させることができる。
例示的な実施形態に係るエンジンルーム構造を適用した車両の前部を上側から見た平面図である。 電装部品を通りかつ水平方向に広がる平面でエンジンルームを切断した断面図である。 吸気管を通りかつ水平方向に広がる平面でエンジンルームを切断した断面図である。 図1のIV-IV線相当で切断した断面図である。 PCMが取り付けられた第1縦壁を斜め上側から見た斜視図である。 側壁部におけるPCMが取り付けられた部分を車両左側から見た側面図である。 カプセルカバーの内部における車両左側の部分を車両右側から見た側面図であって、第1縦壁及び第2縦壁を除いた状態を示す。 図1のVIII-VIII線相当で切断した断面図である。 カプセルカバーの組み付け手順を示す概略図である。
以下、例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。尚、以下の説明では、車両1についての前、後、左、右、上、及び下を、それぞれ単に前、後、左、右、上、及び下という。
図1は、エンジンルームERが配置された車両1の前部を概略的に示す。この車両1の前部には、ダッシュパネル前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレーム3が配設されており、左右のフロントサイドフレーム3の間には、車両1の前輪(図示省略)を駆動するエンジン(図示省略)及びトランスミッション(図示省略)を配設するためのエンジンルームERが形成されている。エンジンは、例えば、エンジンルームER内に縦置きされており、前記トランスミッションはエンジンの後側に配設される。
左右一対のフロントサイドフレーム3は、それぞれ略矩形状の閉断面形状をなしている。図9に示すように、各フロントサイドフレーム3の後部は、その高さ位置が後側に向かって徐々に低くなるキック部とされている。前後方向において、キック部と同じ位置には、エンジンルームERと車室とを仕切るダッシュパネル4(図2参照)が設けられている。
フロントサイドフレーム3の上側には、前後方向に延びる左右一対のエプロンレインフォースメント16が配置されている。各エプロンレインフォースメント16は、各フロントサイドフレーム3よりもの車幅方向外側にそれぞれ位置している。各フロントサイドフレーム3の前側端部と各エプロンレインフォースメント16の前側端部とは、上下に延びる前側フレーム結合部(図示省略)により、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結されている。
フロントサイドフレーム3の車幅方向外側の側壁部と、エプロンレインフォースメント16の車幅方向内側の側壁部とは、サスペンションタワー30(以下、単にサスタワー30という)によって、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結されている。各サスタワー30は、エプロンレインフォースメント16よりも車幅方向内側(すなわち、エンジンルームER側)にそれぞれ膨出している。各サスタワー30は、図4及び図9に示すように、フロントダンパの上端部が取り付けられる円環状のトップ部31と、該トップ部31の周縁部におけるエンジンルームER側の部分(つまり、車幅方向内側の部分)に沿うように設けられた部分円筒状の周壁部32とを有している。トップ部31の下側端部と周壁部32の上側端部とは溶接により接続されている。トップ部31の車幅方向外側の部分は、左右それぞれにおいて、エプロンレインフォースメント16に溶接されている。周壁部32の下側端部は、左右それぞれにおいて、フロントサイドフレーム3に溶接されている。
ダッシュパネル4の上側には、車幅方向に延びるカウル部材10が設けられている。カウル部材10の左右の両側端部に対応する位置には、車両1の左右のフロントドア(図示省略)を回動可能に支持するためのフロントヒンジピラー11がそれぞれ設けられている。
エンジンルームERには、該エンジンルームERに配設されるエンジンの周囲を囲むカプセルカバー50が設けられている。図1及び図2に示すように、カプセルカバー50は、エンジンを上側から覆う蓋部51(図1には破線で示す)と、エンジンを上側から覆いかつ蓋部51の後側部分を指示する支持壁部53と、エンジンの左側を車幅方向外側から覆う左側側壁部60と、エンジンの右側を車幅方向外側から覆う右側側壁部70と、エンジンの後側を覆う後側壁部52(図2等参照)を有する。詳しくは後述するが、左側及び右側側壁部60,70は、複数の縦壁に分割されており、最も後側にそれぞれ位置する縦壁(後述の第3縦壁63及び第6縦壁73)は、後側壁部52と一体的に構成されている。各壁部51,52,53,60,70は、それぞれ、外皮としての樹脂製のパネル材と、該カバーに一体的に配置されたグラスウール材やウレタン材等からなる保温部材とで構成されている。
図1に示すように、支持壁部53には、蓋部51の後端部が回転可能に支持される支持部53aが、左右に離れて一対設けられている。これにより、蓋部51は、支持部53aを支点に回転可能である。この結果、蓋部51を空ければエンジンを視認できるようになり、エンジンのメンテナンス性が向上する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るカプセルカバー50は、左右対称にはなっておらず、左側側壁部60と右側側壁部70とでは異なる構成となっている。以下、それぞれの構成について詳細に説明する。
左側側壁部60は、図2及び図3に示すように、上下方向に延びる3つの縦壁に分割されている。具体的には、左側側壁部60の前側端部から左側のサスタワー30近傍まで延びる第1縦壁61と、左側のサスタワー30に対して隙間Sを空けて対向するように配置された第2縦壁62と、第2縦壁62の後側端部から後側に向かって延びかつ後側壁部52と一体になった第3縦壁63とを有する。
第1縦壁61は、図1~図3に示すように、前側から後側に向かって左側に傾斜して延びている。第1縦壁61は、樹脂製の第1パネル材61aの右側面に保温部材が取り付けられている。第1パネル材61aの後側端部は、第2縦壁62と間の隙間を埋めるための第1シール材61bを有する。図3に示すように、第1シール材61bは、左側に向かって前側に傾斜する構成となっている。図示は省略しているが、第1縦壁61は、下側端部において、左側のフロントサイドフレーム3にボルトで固定されている。
左側のエプロンレインフォースメント16と第1縦壁61との間には、上側から見たときに、比較的大きな隙間が形成される。この隙間には、エアクリーナ20が配置される。エアクリーナ20は、図9に示すように、取付部61cにより第1縦壁61に取り付けられている。エアクリーナ20は、外気を取り入れるためのエアダクト21が固定されている。図示は省略しているが、エアダクト21は、前記前側フレーム結合部にボルトを介して取り付けられている。
第2縦壁62は、図1~図3に示すように、左側のサスタワー30と車幅方向に重複するように配置されている。第2縦壁62は、樹脂製の第2パネル材62aの右側面に保温部材が取り付けられている。
図2及び図3に示すように、第2パネル材62aの前側端部62bは、第1縦壁61の後側端部の左側に位置する一方、第2パネル材62aの後側端部62cは、第3縦壁63の後側端部の右側に位置する。第2縦壁62の後側端部62cは、第3縦壁63と間の隙間を埋めるための第2シール材62dを有する。図3に示すように、第2シール材62dは、左側に向かって前側に傾斜する構成となっている。
第2縦壁62は、図4に示すように、フロントサイドフレーム3のような車体構成部材には接続されていない。第2縦壁62は、第1縦壁61及び第3縦壁63に取り付けられることで、車体構成部材に間接的に支持される。第2縦壁62の、第1縦壁61及び第3縦壁63に対する取付部62gは、図1に示すように、第2縦壁62の上側端部に位置する。
図4に示すように、第2縦壁62の第2パネル材62aの左側面部には、電装部品としてのPCM40(Powertrain Control Module)が取り付けられている。PCM40にはブラケット41がボルト100により取り付けられており、該ブラケット41を介して、PCM40が第2縦壁62に取り付けられている。PCM40は、左側及び右側に向かってそれぞれ延びる複数のフィン42を有する。このフィン42は、PCM40の表面積を拡大して冷却効率を向上させるためのものである。
具体的には、図5に示すように、第2パネル材62aからは、左側に向かって複数(図5では3つ)の突出部62eが突出している。突出部62eの先端にはブラケット41に設けられた係合孔41a(図7参照)と係合するための係合部62fがそれぞれ設けられている。該係合部62fがブラケット41の各係合孔41aと係合することで、PCM40が第2縦壁62に取り付けられる。このことから、第2縦壁62は、エンジンとは反対側の側面部(ここでは左側の面部)に、電装部品が取り付けられた特定縦壁に相当する。
第2パネル材62aに突出部62eが設けられることにより、図4に示すように、右側のフィン42を出来る限り大きくすることができる。また、右側のフィン42同士の隙間に走行風を通し易くなる。これにより、PCM40の冷却効率を向上させることができる。
図2及び図4に示すように、PCM40は、第2縦壁62と左側のサスタワー30の周壁部32との間に位置するように、該第2縦壁62に取り付けられている。エンジンルームERに配置された状態において、PCM40と左側のサスタワー30の周壁部32との間は離間している。これにより、走行風がPCM40とサスタワー30との間を通り抜けるようになり、PCM40を効率的に冷却することができる。
PCM40は、前側にハーネスHと接続される接続口を有する。図6に示すように、第2縦壁62に取り付けられた状態で、上側に向かって後側に傾斜した状態になる。これにより、PCM40の接続口が上側を向くようになる。これにより、図7に示すように、ハーネスHを上側から接続できるようになり、作業性が向上する。
図5に示すように、ブラケット41の上側部分には、ボルト101が挿入される孔部が前側及び後側にそれぞれ1つずつ設けられている。図1に示すように、このボルト101は、左側のサスタワー30のトップ部31に締結されて、ブラケット41とサスタワー30とを結合する結合部43となる。左側から見て、前側の結合部43は、第2縦壁62の前側に位置する一方で、後側の結合部43は、第2縦壁62の前後方向の中央よりも後側に位置する。つまり、PCM40は、ブラケット41を介して、第2縦壁62に加えて、左側のサスタワー30に取付支持されている。
PCM40が、ブラケット41を介してサスタワー30に取付支持されることで、第2縦壁62は、ブラケット41を介して車体構成部材であるサスタワー30に間接的に支持される。また、PCM40とサスタワー30との結合部43が後側にもあることで、第2縦壁62の後側端部62cが左側に引っ張られる。これにより、第2シール材62dが第3縦壁63に押し付けられる。この結果、第2シール材62dのシール性が向上する。
第3縦壁63は、樹脂製の第3パネル材63aの右側面に保温部材が取り付けられている。第3パネル材63aは、後側壁部52を構成するパネル材と連続しており、保温部材も、後側壁部52の保温部材と同一になっている。図示は省略しているが、第3縦壁63は、下側端部において、左側のフロントサイドフレーム3にボルトで固定されている。
右側側壁部70も、左側側壁部60と同様に、上下方向に延びる3つの縦壁に分割されている。具体的には、相対的に最も前側に位置する第4縦壁71と、右側のサスタワー30に対向するように配置された第5縦壁72と、第5縦壁72の後側端部から後側に向かって延びかつ後側壁部52と一体になった第6縦壁73とを有する。
第4~第6縦壁71~73は、それぞれ、樹脂製のパネル材の左側の面に保温部材が取り付けられている。図示は省略するが、第4~第6縦壁71~73は、それぞれ、右側のフロントサイドフレーム3にボルトで固定されている。
図8に示すように、第5縦壁72と右側のサスタワー30との間の隙間は、第2縦壁62と左側のサスタワー30との間の隙間よりも狭くなっている。これにより、車両の車幅方向の大きさを出来る限り小さくすることができる。
次に、左側側壁部60の組付け方法について説明する。左側側壁部60を組付けるときには、図9に示すように、まず、第3縦壁63を後側壁部52と共に車体構成部材(例えば、フロントサイドフレーム3)に組み付ける。
次に、第2縦壁62にPCM40を取り付けて、第1サブアセンブリ81を用意する(第1工程)。
続いて、第1縦壁61にエアクリーナ20を取り付けて、第2サブアセンブリ82を用意する。
次に、PCM40が第2縦壁62を挟んでエンジンとは車幅方向の反対側に位置するように、具体的には、PCM40が、車幅方向において、第2縦壁62と左側のサスタワー30との間に位置するように、第1サブアセンブリ81を配置する(第2工程)。このとき、第2縦壁62を、取付部62gを介して、第3縦壁63に取り付ける。
次いで、PCM40のブラケット41を左側のサスタワー30のトップ部31に取り付けて、PCM40をサスタワー30に取付支持させる。
続いて、第2サブアセンブリ82をエンジンルームERに配置して、第1縦壁61を車体構成部材(例えば、フロントサイドフレーム3)に組み付ける。このとき、エアダクト21も車体構成部材に組み付ける。
その後、第1縦壁61を、取付部62gを介して、第2縦壁62に取り付ける。
以上により、カプセルカバー50の左側側壁部60が車両1に組み付けられる。このように、予めPCM40を第2縦壁62に取り付けた後で、第2縦壁62ごとPCM40を車体構成部材に取付支持させることで、PCM40の組付け性を向上させることができる。
ここで、カプセルカバー50は、エンジンの保温を目的として設けられるが、エンジンを電子制御するPCM40までカプセルカバー50の内部に配置してしまうと、熱によるPCM40の性能悪化を招くおそれがある。
これに対して、本実施形態如く、PCM40を、カプセルカバー50の外部に配置することが考えられる。これによると、PCM40の温度が過剰に上昇することを抑制することができる。また、PCM40をカプセルカバー50の外部に配置することで、PCM40を適切に冷却することもできる。
一方で、最近では、車両1の小型化の要求からカプセルカバー50と車体構成部材(サスタワー30等)とがかなり接近する。このため、単にPCM40をカプセルカバー50の外部に配置するだけでは、PCM40の組付け性が悪化してしまう。
これに対して、本実施形態では、PCM40が配置される左側側壁部60が第2縦壁62を含む複数の縦壁により構成されているため、第2縦壁62にPCM40を取り付けた後に、該第2縦壁62をエンジンの側方に配置することができる。これにより、PCM40を、カプセルカバー50の外部に取り付けられた状態でエンジンルームERに容易に配置することができる。したがって、PCM40の組付け性を出来る限り向上させることができる。
また、本実施形態において、第2縦壁62は、車幅方向において、左側のサスタワー30と隙間Sを空けて対向する位置に配置されている。そして、PCM40は、第2縦壁62と左側のサスタワー30との間に位置するように、第2縦壁62に取り付けられている。これにより、PCM40を第2縦壁62とサスタワー30との間に位置するように配置することで、PCM40に走行風が当たりやすくなる。この結果、PCM40の冷却効率を向上させることができる。
また、本実施形態において、PCM40のような電装部品は、右側側壁部70の第5縦壁72と右側のサスタワー30との間には配置されない。これにより、車両の車幅方向の大きさを出来る限り小さくすることができる。
また、本実施形態において、第2縦壁62の車両前側には第1縦壁61が配置され、第2縦壁62の車両後側には第3縦壁63が配置され縦壁が配置されており、第2縦壁62は、車体構成部材に取り付けられることなく、第1及び第3縦壁61,63にそれぞれ取り付けられており、第2縦壁62と第1及び第3縦壁61,63との各取付部62gは、第2縦壁の上側端部に位置する。これにより、第2縦壁62の取り外しが容易になる。これにより、PCM40の取り外しも容易になる。この結果、PCM40のメンテナンス性を向上させることもできる。
また、本実施形態において、PCM40は、第2縦壁62に加えて、左側のサスタワー30に取付支持されている。これにより、PCM40の支持剛性を高くすることができる。この結果、PCM40を走行風が流通し易い姿勢で維持させることができ、PCM40の冷却効率を向上させることができる。
特に本実施形態では、PCM40とサスタワー30との結合部43の1つが、第2縦壁62の前後方向の中央よりも後側に位置する。これにより、第2縦壁62の後側端部62cが左側に引っ張られる。これにより、第2シール材62dが第3縦壁63に押し付けられる。この結果、第2シール材62dのシール性を向上させることができる。
(その他の実施形態)
ここに開示された技術は、前述の実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、前述の実施形態では、PCM40は、第2縦壁62に加えてサスタワー30にも取付固定されていたが、サスタワー30には必ずしも取り付けられている必要はない。
また、前述の実施形態では、電装部品として、エンジンを作動制御するためのPCM40を例示したが、PCM40に限らず、半導体素子で構成されているなど、熱による影響を受けやすい電装部品であれば、本開示の技術における電装部品の対象となり得る。
前述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本開示の範囲を限定的に解釈してはならない。本開示の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本開示の範囲内のものである。
ここに開示された技術は、車両のエンジンルーム構造において、エンジンルームに電装部品を配置する構成として有用である。
1 車両
30 サスペンションタワー(車体構成部材)
40 PCM(電装部品)
50 カプセルカバー
51 蓋部
60 左側側壁部
61 第1縦壁(別の縦壁)
62 第2縦壁(特定縦壁)
63 第3縦壁(別の縦壁)
81 第1サブアセンブリ
ER エンジンルーム

Claims (6)

  1. 車両のエンジンルーム構造であって、
    エンジンの周囲を囲むカプセルカバーを備え、
    前記カプセルカバーは、
    前記エンジンを上側から覆う蓋部と、
    前記エンジンを車幅方向外側から覆う側壁部と、
    を有し、
    前記側壁部は、車両前後方向において、上下方向に延びる複数の縦壁に分割されており、
    前記複数の縦壁の1つは、前記エンジンとは反対側の側面部に、電装部品が取り付けられた特定縦壁であることを特徴とする車両のエンジンルーム構造。
  2. 請求項1に記載の車両のエンジンルーム構造において、
    前記特定縦壁は、車幅方向において、サスペンションタワーと隙間を空けて対向する位置に配置されており、
    前記電装部品は、前記特定縦壁と前記サスペンションタワーとの間に位置するように、該特定縦壁に取り付けられていることを特徴とする車両のエンジンルーム構造。
  3. 請求項2に記載の車両のエンジンルーム構造において、
    前記電装部品は、前記特定縦壁に加えて、前記サスペンションタワーに取付支持されていることを特徴とする車両のエンジンルーム構造。
  4. 請求項1~3のいずれか1つに記載の車両のエンジンルーム構造において、
    前記特定縦壁の車両前側及び車両後側には、前記複数の縦壁のうち別の縦壁がそれぞれ配置されており、
    前記特定縦壁は、車体構成部材に取り付けられることなく、前記別の縦壁にそれぞれ取り付けられており、
    前記特定縦壁と前記各別の縦壁との取付部は、該特定縦壁の上側端部に位置することを特徴とする車両のエンジンルーム構造。
  5. 車両のエンジンルームに配置されたエンジンを囲みかつ該エンジンの車幅方向の側部を覆う側壁部が上下方向に延びる複数の縦壁で構成されたカプセルカバーを、エンジンルームに配置するためのカプセルカバーの組付け方法であって、
    前記複数の縦壁の1つである特定縦壁に電装部品を取り付けてサブアセンブリを用意する第1工程と、
    前記第1工程の後、前記電装部品が前記特定縦壁を挟んで前記エンジンとは車幅方向の反対側に位置するように、前記サブアセンブリを配置する第2工程と、
    前記第2工程の後、前記電装部品を車体構成部材に取付支持させる第3工程とを含むことを特徴とするカプセルカバーの組付け方法。
  6. 請求項5に記載のカプセルカバーの組付け方法において、
    前記第2工程は、車幅方向において、前記電装部品が前記特定縦壁とサスペンションタワーとの間に位置するように、該特定縦壁を配置する工程であり、
    前記第3工程は、前記電装部品を前記サスペンションタワーの上側面部に取り付ける工程であることを特徴とするカプセルカバーの組付け方法。
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