JP7316642B2 - 書棚 - Google Patents
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しかしながら、このような上棚に薄型の電子機器立てを設けると、この部分には薄型の電子機器以外の物品を置きにくいため、上棚の収納力が低下するといった問題があった。
また、第2棚板の上面は、書棚の収納部をして利用することができる。さらに、第2棚板が第1棚板の上方に近接して配置されているから、第1棚板上面を薄型電子機器の収納場所として使用できる。
また、一体的とされた第1棚板と第2棚板を書棚から取り外して、第1棚板が第2棚板の下方になる体型でデスク上などに載置して、薄型電子機器の立てかけ台として使用可能である。
図1、図2において、符号1は机本体を示し、机本体1は天板本体部10と、天板本体部10の左右端部側に連結ネジにて連結された左右脚体2、2より構成されている。
符号20は左右脚体2、2を連結する脚体補強材を示し、図3、図4において、符号3は、机1と連結可能な書棚を示している。
天板本体部10は、図1に示すように、主に左右方向に長い長方形板状の天板11と、天板11下面部に配置される左右の引き出しを有する引き出しユニット12で構成されている。
右側脚体2は、前後に離間して配置する棒状の前支持脚21、後支持脚22と、前支持脚21、後支持脚22の上部で、前支持脚21と後支持脚22を連結する上部補強材221、前支持脚21と後支持脚22の下部で、前支持脚21と後支持脚22を連結する下部補強材222で構成されている。そして、左右脚体2、2は、前記左右天板側板12、12の側面にネジ止め固定される。
大収納部30aは、平面視において、天板11と略同じ横幅で、奥行きは、机の天板11の奥行き寸法の約半分程度に設定された横長長方形のベース体301と、ベース体301の小収納部30b側と対向側の側端部の上面に立設する下側板302と、該側端部の対向端部より小収納部300が収まる寸法分内側寄りの上面に立設する中側板303と、下側板302、中側板303の上端面に載置、着脱自在に連結される平面視においてベース体301と略同形に形成される板状の書棚天板300と、下側板302、303間に着脱自在に架設される上下背板305、305、中間背板306と、同じく下側板302、303間に着脱自在に架設される大棚板308で構成されている。
そして、大収納部300は平面視で横長長方形になるように形成され、長辺の一面側、すなわち、背板の対向面側が開放された開口部とされ、収納部の物品の出し入れ口とされる。
小収納部30bは、平面視で略正方形に形成される収納棚であって、大収納部30aに垂直軸を中心に回転可能に配置され、小収納部30bの収納部の物品の出し入れ部の面の向きを前後左右で変更することできるように施されている。
上部書棚31は、主に、左右一対の側板33、33と、側板33、33の後端部で側板33、311を連結する背板34で構成された平面視コ字状の上部書棚本体310と、側板33、311の中間部で背面板312に連結される中間仕切り板35と、側板33と中間仕切り板311間に架設される第1棚板36と、同じく、側板33と中間仕切り板311間に架設される第2棚板37と、第1棚板36、あるいは、第2棚板37に、棚板の後方から合成樹脂製のブラケット312を介して挟持保持され左右スライド移動可能で着脱可能に設置される可動仕切り板311と、他方側の側板33と中間仕切り板311間に架設される引き出し付棚板38で構成される。
棚受け孔331、351は、上下方向に離間して複数設けられているから、棚受けピンを上下方向に移設することによって、第1棚板36、第2棚板37、引き出し付棚板38の設置位置を上下方向に移動することが可能となる。
また、実施例においては、上部書棚31の左右いずれか一方の側板33と中間仕切り板35と、他方側の側板33と中間仕切り板35間は同じ寸法に設定されているから、第1棚板36、第2棚板37、引き出し付棚板38は左右方向で入れ替え可能である。
そして、書棚3は、机本体1の左右幅方向と同じ幅に形成されているとともに、下部書棚30の書棚天板300の上面と机本体1の天板11の上面が同じ高さに設定されているので、書棚3を机本体1の背面部に配置すると、天板11の奥ゆき方向で、書棚天板300が天板11と連続した天板面として使用できる。
上部書棚31を下部書棚30から分離して、机本体1の上面に載置する場合でも、上部書棚31の幅は机本体1の幅と略同じであるから、机本体1からはみ出すことがない。
そして、第1棚板36の上面の前端部近傍に上方に突出する掛り部361が設けられている。
この状態で、支持片371の台付き棚板ユニット4の左右の外側面となる面の後端上部には切り欠き溝371bが、後端下部には切り欠き溝371c設けられ、図7に示すように、切り欠き溝371bは、第2棚板の両端の下面に設けられた棚受けピンの支持孔37aと連設して、支持片371の後端から連続したL字状の鉤溝37bを形成する。
切り欠き溝371cは、第1棚板の両端の上面に設けられた棚受けピンの支持孔36aと連設して、支持片371の後端から連続したL字状の鉤溝37cを形成する。
まず、台付き棚板ユニット4の第2棚板37の後端から、可動仕切り板311を、ブラケット312に形成された挟持部が第2棚板37を挟持するように差し込む。
次に、側板33と中間仕切り板35の棚受け孔331、351の同じ高さ位置に取り付けられた棚受けピン39、39に対して、棚受けピン39が台付き棚板ユニット4の鉤溝37bの背面の開口部から挿入するように台付き棚板ユニット4を前方から後方に水平に押し入れる。
そして、棚受けピン39が鉤溝37bの前面に接触した位置で、台付き棚板ユニット4を下方に移動すると、支持孔37a部が棚受けピン39に載置する。この状態で、台付き棚板ユニット4の後部は上部書棚本体310に支持される。
台付き棚板ユニット4の前部は、支持孔37aより前方の位置に設定された支持片371の取り付け孔371a、371aから取り付けネジを挿入し、側板33、中間仕切り板35に設けられた螺孔に取り付けネジを螺合することによって上部書棚本体310に支持される。
このようにして、台付き棚板ユニット4は上部書棚本体310に取り付けられる。
また、第1棚板36と第2棚板37の後端面と背板34の間にはブラケット312が挿入できるだけの隙間が設けされているから、可動仕切り板311は第2棚板上を左右方向にスライド移動可能である。
掛り部361は、薄型電子機器5の下端の前方へのズレを阻止するものであるから、突出ピン状であっても、凹状やV状やU状の凹溝であってもよく、薄型電子機器5の下端に当接し、薄型電子機器5の下端の前方へのズレを阻止できるものであればよい。
さらに、第2棚板の上面は、物品を載置できるので、上部書棚31の収納部をして利用することができる。
そして、この状態で、第1棚板36の後端から、可動仕切り板311を、ブラケット312に形成された挟持部が第1棚板36を挟持するように差し込む。
そして、棚受けピン39が鉤溝37cの前面に接触した位置で、台付き棚板ユニット4を下方に移動すると、支持孔36a部が棚受けピン39に載置する。この状態で、台付き棚板ユニット4の後部は上部書棚本体310に支持される。
台付き棚板ユニット4の前部は、支持孔36aより前方の位置に設定された支持片371の取り付け孔371a、371aから取り付けネジを挿入し、側板33、中間仕切り板35に設けられた螺孔に取り付けネジを螺合することによって上部書棚本体310に支持される。
このようにして、台付き棚板ユニット4は上部書棚本体310に取り付けられる。
また、第1棚板36が第2棚板37の上方に近接して配置されているから、第2棚板37上面を薄型電子機器の収納場所として使用するのに適していることは変わらない。
この場合、第1棚板36、第2棚板37は、それぞれ、側板33と中間仕切り板35の棚受け孔331、351の同じ高さ位置に取り付けられた棚受けピン39、39に架設されるので、棚受け孔331、351は、第1棚板36、第2棚板37が高さ方向で近接するような間隔で設けるほうがよく、実施例1に合わせて60ミリメートルに設定することや、更に細分化し、例えば10ミリメートルピッチで上下方向に複数個設けることにより、薄型電子機器に合わせて、第2棚板37の高さを細かく変更させてもよい。
第1棚板36の前方部に掛り部を設け、第2棚板37の前端を掛り部より後退した位置に設定すれば、第1棚板36と第2棚板37の高さ方向の間隔が変化しても薄型電子機器立てとして機能を維持することができる。
3 書棚
30 下部書棚
30a 大収納部
30b 小収納部
300 書棚天板
301 ベース体
302 下側板
303 中側板
305 上下背板
306 中間背板
308 大棚板
31 上部書棚
310 上部書棚本体
33 側板
331 棚受け孔
34 背板
35 中間仕切り板
351 棚受け孔
36 第1棚板
361 掛り部
37 第2棚板
37a 支持孔
37b 鉤溝
371 支持片
371a 取り付け孔
371b 切り欠き溝
38 引き出し付棚板
311 可動仕切り板
312 ブラケット
39 棚受けピン
4 台付き棚板ユニット
5 薄型電子機器部
Claims (2)
- デスク天板の上方で使用される棚板を有する書棚において、書棚は、第1棚板と、第1棚板の奥ゆき寸法より短い奥ゆき寸法の第2棚板を備え、第1棚板と第2棚板はともに書棚本体から着脱可能とされ、第2棚板は第1棚板の上方に近接して配置可能とされるとともに、第2棚板の前端部は、第1棚板に前端部よりも後退した状態で配置可能とし、第1棚板の前端部の第2棚板に面する側の面には、凹溝、あるいは、突出部を設け、さらに第2棚板の前端部が第1棚板に前端部よりも後退した状態で第2棚板を第1棚板の下方に近接して配置できることを特徴とする書棚。
- 第1棚板と第2棚板は、上下方向に近接した状態で一体的に構成することを特徴とする請求項1に記載の書棚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019111440A JP7316642B2 (ja) | 2019-06-14 | 2019-06-14 | 書棚 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019111440A JP7316642B2 (ja) | 2019-06-14 | 2019-06-14 | 書棚 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020202943A JP2020202943A (ja) | 2020-12-24 |
JP7316642B2 true JP7316642B2 (ja) | 2023-07-28 |
Family
ID=73837204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019111440A Active JP7316642B2 (ja) | 2019-06-14 | 2019-06-14 | 書棚 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP7316642B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001258661A (ja) | 2000-03-17 | 2001-09-25 | Itoki Crebio Corp | 学習机の机上棚 |
CN107752468A (zh) | 2017-10-15 | 2018-03-06 | 佛山净潭机械科技有限公司 | 一种支撑结构收纳型工程造价预算用办公设备 |
JP2018068948A (ja) | 2016-11-04 | 2018-05-10 | 株式会社岡村製作所 | 昇降式什器 |
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- 2019-06-14 JP JP2019111440A patent/JP7316642B2/ja active Active
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JP2018068948A (ja) | 2016-11-04 | 2018-05-10 | 株式会社岡村製作所 | 昇降式什器 |
CN107752468A (zh) | 2017-10-15 | 2018-03-06 | 佛山净潭机械科技有限公司 | 一种支撑结构收纳型工程造价预算用办公设备 |
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