JP7150471B2 - 天板付き什器 - Google Patents

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Description

本発明は、天板付き什器に関する。
従来、オフィスや教育施設や家庭の執務空間内においては、執務者に執務用の平面を提供するため、天板付き什器が使用されるのが一般的となっている。そして、最近では、執務においてパソコン等の電子機器を使用するのが一般的になっている。そのため、執務に使用する天板付き什器においても、電子機器に接続された配線ケーブルを体裁良く、かつ配線ケーブルの収納において使い勝手が良好であることが求められている。
このような天板付き什器としては、例えば特許文献1~3に示されるように、執務用の平面である天板の後方位置に下方に凹む配線収容空間を設け、その上部をカバー部材によって閉塞した構造のものが知られている。これらの構造によれば、使用者の必要性に応じて配線収容空間内に収容したテーブルタップに電子機器の配線ケーブルを容易に接続することができるうえ、不要な配線ケーブルを配線収容空間内に収めることができることから、使用者の使い勝手および什器としての体裁を良好に収めることができる。
このような什器の配線カバーとしては、電源コンセントへのアクセス性を高めるため、カバー部材の上面に電源コンセントを組み込む方法も採用されている(例えば、特許文献4参照)。
また、天板付き什器の左右幅寸法が大きい場合には、複数のカバー部材を左右に並べて配置する構成とされ、これによりカバー部材の着脱作業が容易に行えるようになっている。
特開2012-045111号公報 特許第5545129号公報 特許第5624748号公報 特開2017-086377号公報
しかしながら、従来の天板付き什器では、執務者の執務をより効率的なものとするため、筆記具を収容するためのペントレーや、天板上面に書籍を立設するためのブックエンドや、執務に使用する種々の物品を載置可能とする棚装置といった、執務サポート機能を有する執務サポート部を設けることが求められる場合がある。このような要望においては、一般的に天板上にこれらの執務サポート部を載置することによって対応しているが、執務用平面である天板の上面が執務サポート部によって狭くなってしまう問題があった。
そのため、天板上で使用される電子機器に接続された配線ケーブルを体裁良く、かつ使い勝手良好に収容可能であることと、天板の上面に広い執務用平面を確保しつつ執務サポート部を設置可能とすることとをバランスよく達成できることが求められており、その点で改善の余地があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、天板上で使用される電子機器に接続された配線ケーブルを体裁良く、かつ使い勝手良好に収容可能であるとともに、天板上面に広い執務用平面を確保しつつ執務サポート部を設置可能とした天板付き什器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る天板付き什器は、床面上に立設された支持構造体と、該支持構造体に支持された平板上の天板と、を有する天板付き什器であって、前記天板の後方位置において、下方に凹んだ配線収容空間を形成する配線収容凹部と、前記配線収容凹部の上部開口部の少なくとも一部を閉塞し、左右方向に隣り合って配設された複数のカバー部材と、を備え、前記複数のカバー部材のうち少なくとも一つの上面には、執務サポート機能を有する執務サポート部が設けられ、前記執務サポート部が設けられたカバー部材は、取り付け位置を左右方向に変更可能に設けられ、前記カバー部材は、平板状に形成され、一方の第1面には前記執務サポート部が設けられ、他方の第2面には前記執務サポート部が設けられていない状態とされ、前記第1面及び前記第2面のどちらの面も上方に向けて取り付けることが可能に設けられていることを特徴としている。
本発明では、複数のカバー部材のうち少なくとも一つの上面に執務サポート部が設けられており、カバー部材の取り付け位置が左右方向に変更可能とされているので、天板上で使用される電子機器に合わせてカバー部材を左右方向に交換することが可能となる。そのため、執務サポート部を好適な位置に変更することができ、電子機器に接続された配線ケーブルを配線収容空間に効果的に収容することができ、このような配線ケーブルを体裁良く、かつ使い勝手良好に収容することができる。
このようなことから、本発明では、天板の上面に広い執務用平面を確保しつつ執務サポート部を設置可能とすることができる。
この場合には、執務者の要望に応じて執務サポート部を有する第1面を上方に向けて配置したり、執務サポート部が設けられていない第2面を上方に向けて配置することを、カバー部材の表裏の向きを変えるだけで容易に行うことができる。そのため、什器としての態様を変更することが可能となり、什器としての使い勝手を良好なものとすることができる。
また、本発明に係る天板付き什器は、床面上に立設された支持構造体と、該支持構造体に支持された平板上の天板と、を有する天板付き什器であって、前記天板の後方位置において、下方に凹んだ配線収容空間を形成する配線収容凹部と、前記配線収容凹部の上部開口部の少なくとも一部を閉塞し、左右方向に隣り合って配設された複数のカバー部材と、を備え、前記複数のカバー部材のうち少なくとも一つの上面には、執務サポート機能を有する執務サポート部が設けられ、前記執務サポート部が設けられたカバー部材は、取り付け位置を左右方向に変更可能に設けられ、前記カバー部材は、平面視して四辺を有し左右方向に長い長方形状をなし、全面にわたって厚み方向の貫通穴を有さない平板状に形成されていることを特徴としている。
また、本発明に係る天板付き什器は、前記カバー部材は、前記第1面又は前記第2面のいずれか一方を上方にした状態において、前記天板の後端部との間に前記配線収容空間と前記カバー部材の上方空間とを連通する配線挿通空間を形成するように配設され、前記第1面又は前記第2面の他方を上方にした状態において、前記天板の後端部に対して近接、又は当接するように配設されていることを特徴としてもよい。
この場合には、執務者の使用用途に応じて、カバー部材と天板の後端部との間に配線挿通空間を形成することが可能となるので、什器としての使い勝手を良好なものとすることができる。
また、本発明に係る天板付き什器は、前記カバー部材は、前記第2面を上方にした状態において、前記天板の後端部と前記カバー部材の前端部との間に前記配線挿通空間を形成するように配設され、前記第1面を上方にした状態において、前記カバー部材の前端部が前記天板の後端部に対して近接、又は当接するように配設されていることを特徴としてもよい。
この場合には、執務サポート部が設けられる第1面を上方にしたときに、執務サポート部を使用した場合の使い勝手を良好なものとすることができる。また、執務サポート部を使用しない箇所のカバー部材において執務サポート部が設けられていない第2面を上方に向けて配置することで天板を広く使用することが可能となることから、什器としての使い勝手を良好なものとすることができる。
また、本発明に係る天板付き什器は、前記カバー部材の前記第1面及び前記第2面には、前後方向の中心線から前後方向にずれた位置に位置決め凹部が設けられ、前記配線収容凹部には、前記位置決め凹部に係合する位置決め凸部が設けられ、前記カバー部材は、前後方向で前記位置決め凹部寄りの第1端面を前方に向けた姿勢で位置決め凹部を前記位置決め凸部に係合させたときに、前記天板の後端部との間に前記配線挿通空間が形成され、前記第1端面を後方に向けた姿勢で位置決め凹部を前記位置決め凸部に係合させたときに、前記天板の後端部に対して近接、又は当接されることを特徴としてもよい。
この場合には、カバー部材の位置決め凹部を位置決め凸部に係合させることにより、カバー部材を所望の位置に容易に配設することができ、什器としての態様も容易に変更することが可能となることから、什器としての使い勝手を良好なものとすることができる。
また、本発明に係る天板付き什器は、前記執務サポート部のうち少なくとも一つがペントレー機能を有していることを特徴としてもよい。
この場合には、執務サポート部の一つにペントレー機能をもたせることができるので、什器としての使い勝手を良好なものとすることができる。
また、本発明に係る天板付き什器は、前記執務サポート部のうち少なくとも一つがブックエンド機能を有していることを特徴としてもよい。
この場合には、執務サポート部の一つに書籍等を支持するためのブックエンド機能をもたせることができるので、什器としての使い勝手を良好なものとすることができる。
また、本発明に係る天板付き什器は、床面上に立設された支持構造体と、該支持構造体に支持された平板上の天板と、を有する天板付き什器であって、前記天板の後方位置において、下方に凹んだ配線収容空間を形成する配線収容凹部と、前記配線収容凹部の上部開口部の少なくとも一部を閉塞し、左右方向に隣り合って配設された複数のカバー部材と、を備え、前記複数のカバー部材のうち少なくとも一つの上面には、執務サポート機能を有する執務サポート部が設けられ、前記執務サポート部が設けられたカバー部材は、取り付け位置を左右方向に変更可能に設けられ、前記執務サポート部のうち少なくとも一つがブックエンド機能を有していることを特徴としている。
この場合には、執務サポート部の一つに書籍等を支持するためのブックエンド機能をもたせることができるので、什器としての使い勝手を良好なものとすることができる。
また、本発明に係る天板付き什器は、前記執務サポート部のうち少なくとも一つが物品載置用の棚装置であることを特徴としてもよい。
この場合には、執務サポート部の一つに物品載置用の棚機能をもたせることができるので、什器としての使い勝手を良好なものとすることができる。
また、本発明に係る天板付き什器は、床面上に立設された支持構造体と、該支持構造体に支持された平板上の天板と、を有する天板付き什器であって、前記天板の後方位置において、下方に凹んだ配線収容空間を形成する配線収容凹部と、前記配線収容凹部の上部開口部の少なくとも一部を閉塞し、左右方向に隣り合って配設された複数のカバー部材と、を備え、前記複数のカバー部材のうち少なくとも一つの上面には、執務サポート機能を有する執務サポート部が設けられ、前記執務サポート部が設けられたカバー部材は、取り付け位置を左右方向に変更可能に設けられ、前記執務サポート部のうち少なくとも一つが物品載置用の棚装置であることを特徴としている。
この場合には、執務サポート部の一つに物品載置用の棚機能をもたせることができるので、什器としての使い勝手を良好なものとすることができる。
本発明の天板付き什器によれば、天板上で使用される電子機器に接続された配線ケーブルを体裁良く、かつ使い勝手良好に収容可能であるとともに、天板上面に広い執務用平面を確保しつつ執務サポート部を設置することができる。
本発明の実施形態によるデスク装置を斜め前方から見た斜視図であって、離間位置の状態を示す図である。 図1に示すデスク装置でカバー部材を取り外した状態の斜視図である。 図1に示すデスク装置の分解斜視図である。 デスク装置を上方から見た平面図であって、カバー部材の裏面を上面に配置した離間位置の状態を示す図である。 カバー部材の平面図であって、(a)は表面を示す図、(b)は裏面を示す図である。 デスク装置を斜め前方から見た斜視図であって、近接位置の状態を示す図である。 デスク装置を上方から見た平面図であって、カバー部材の表面を上面に配置した近接位置の状態を示す図である。 図4に示すデスク装置の斜視図であって、一部のカバー部材にブックエンドを設けた図である。 変形例によるデスク装置の構成を示す斜視図であって、執務サポート部に棚装置を用いた図である。 図9に示す棚装置を組み付ける状態を示す斜視図である。 棚装置を斜め下方から見た斜視図である。 棚装置を天板に取り付ける状態を斜め後方から見た斜視図である。
以下、本発明の実施形態による天板付き什器について、図面に基づいて説明する。
図1~図3に示す本実施形態による天板付き什器は、オフィスや教育施設や家庭などの執務空間に設けられるデスク装置1に適用したものである。
デスク装置1は、床面F上から上方に向かって立設された複数(4本)の支持脚11(支持構造体)と、支持脚11に支持された平板上の天板12と、天板12の後方位置において、下方に凹んだ配線収容空間13Aを形成する配線収容凹部13と、配線収容空間13Aの上部開口部の少なくとも一部を閉塞するように着脱可能に設けられ、左右方向に隣り合って配設された3つのカバー部材20と、を備えている。
ここで、本実施形態では、デスク装置1に向かって着席した状態での左右方向を符号Dhとし、上方から見た平面視で左右方向Dhに直交する方向を前後方向Dfという。また、デスク装置1の前後方向Dfにおいて、天板12に向かう不図示の椅子側を前方、前側といい、その反対側(椅子から見て天板12側)を後方、後側という。
支持脚11は、天板12の左右両側において互いに前後に離間して一対で設けられている。デスク装置1には、前側支持脚11Aと後側支持脚11Bのそれぞれの上部同士の間を架設する前後フレーム14が設けられ、左右方向Dhに離間する後側支持脚11B、11Bの上下方向の中間部同士の間、及び下部同士の間のそれぞれを架設する一対の左右フレーム15、15が設けられている。前側支持脚11Aは天板12の前方下面を下方から支持している。後側支持脚11Bは、上端面11aにカバー部材20を係止するための位置決め凸部17が形成されている。
天板12の下方には、図3及び図4に示すように、天板下ユニット16が設けられている。天板下ユニット16は、天板12から下方に離間して平行に配置される下板161と、下板161に立設され天板12の後部下面を支持する立上り壁162と、立上り壁162から後方に向けて延在する一対のカバー受け部163、163と、を有している。
下板161の前端部161aは、天板12の前端部12bよりも後方に位置している。天板12、下板161、及び立上り壁162によって囲まれて前方が開口部となる領域には、例えば書類や筆記用具などの物品を収納する天板下空間16Aが形成されている。また、下板161における立上り壁162より後方領域には、上部開口がカバー部材20によって閉塞される上述した配線収容空間13Aが形成されている。すなわち、天板下空間16Aと配線収容空間13Aとは、立上り壁162によって区画されている。
一対のカバー受け部163、163は、互いに左右方向Dhに離間した位置で、かつ左右方向Dhに配列される3つの隣接するカバー部材20同士の端部を受ける位置に配置されている。カバー受け部163は、平板状をなし、上面(受け面163a)に左右方向Dhに間隔をあけて並ぶ一対の位置決め凸部17、17が上方に突出した状態で設けられている。一対の位置決め凸部17、17は、一方の位置決め凸部17が隣接する一方のカバー部材20に係合され、他方の位置決め凸部17が隣接する他方のカバー部材20が係合される。
位置決め凸部17の前後方向Dfの位置は、天板12の後端部12aからの距離で、カバー部材20の短辺方向の長さ寸法Wの1/2よりも長い寸法に設定されている。
カバー部材20は、図2~図4に示すように、天板12と同等の板厚を有し、上面視においてデスク装置1に取り付けられた状態で左右方向Dhに長い長方形状に形成されている。本実施形態では、3つのカバー部材20のうち左右両側に配置されるカバー部材20A、20Cの左右方向Dhの幅寸法D1が同寸法であり、双方が入れ替え可能となっている。なお、左右方向Dhの中央に位置するカバー部材20Bは、両側のカバー部材20A、20Cの幅寸法D1よりも短い幅寸法D2に設定されているため、左右の位置の設けられるカバー部材20A、20Cと入れ替えて使用することができない。
また、本実施形態の別形態として、デスク装置1において、全てのカバー部材の幅寸法を同じとし、それぞれの位置を入れ替え可能とした構成であっても勿論かまわない。
カバー部材20には、図1及び図4に示すように、一方の表面20a(第2面)、及び他方の裏面20b(第1面)の両面に、それぞれ長手方向の両側に上述した位置決め凸部17に係合する位置決め凹部21が形成されている。位置決め凹部21は、カバー部材20の両端がカバー受け部163又は後側支持脚11Bの上端面11aに載置される載置領域に設けられている。また、位置決め凹部21は、図5(a)、(b)に示すように、カバー部材20の前後方向Dfの中心線Cから前後方向Dfにずれた位置に配置されている。表面20aと裏面20bの位置決め凹部21の前後方向Dfの位置は、各面に直交する方向から見て一致している。なお、中心線Cに対する前後方向Dfのずれ量は、デスク装置1の使用用途に応じて任意に設定することができる。
具体的には、図6及び図7に示すように、短辺方向で位置決め凹部21より距離が大きくなる側の第1カバー端面20cを前向きにしてカバー部材20を位置決め凸部17に係合させて装着したときには、第1カバー端面20cが天板12の後端部12aに対して近接又は当接した状態(近接位置P1)で配置される。このときには、カバー部材20の後方に後方空間S2が形成された状態となり、天板12とカバー部材20とが面一で配置されるので、デスクの上面として広い面積で使用することができる。
一方、図1及び図4に示すように、第1カバー端面20cを後向きにしてカバー部材20を位置決め凸部17に係合させて装着したときには、第1カバー端面20cの反対側の第2カバー端面20dが天板12の後端部12aに対して離間することにより配線挿通空間S1が形成された状態(離間位置P2)で配置される。
このように、カバー部材20における第1カバー端面20c側または第2カバー端面20d側を前側(天板12側)に向けて配置することで、カバー部材20は天板12の後端部12aに対して近接位置P1と離間位置P2に選択的に配設される。
後方空間S2及び配線挿通空間S1は、いずれもカバー部材20の上方と配線収容空間13Aとを連通する空間であり、例えば天板12上で使用するコンピュータ等の電子機器の配線ケーブルを通過させて配線収容空間13Aに収容することができる。
カバー部材20は、表面20a及び裏面20bのどちらの面を上方に向けても取り付け可能に設けられている。
カバー部材20A、20B、20Cの各裏面20bには、図4及び図8に示すように、執務サポート機能を有する執務サポート部が設けられている。
第1カバー部材20A及び第2カバー部材20Bの執務サポート部は、ブックエンド22Aを立設させるための複数の係止穴22、22、…である。係止穴22は、両カバー端面20c、20dに沿って間隔をあけて配列されている。第1カバー端面20cと第2カバー端面20dの一対の係止穴22、22に例えばコの字型のブックエンド22Aの下端端を差し込むことで、カバー部材20の裏面20bにブックエンド22Aを設けることができる。
第3カバー部材20Cの執務サポート部は、裏面20bに適宜な形状の凹凸が形成されたペン等の筆記用具を収容できるペントレー部材23である。
そして、本実施形態では、左右両側の第1カバー部材20Aと第3カバー部材20Cとが同じ幅寸法D1(図4参照)に設定されているので、左右方向Dhの取り付け位置を変更することが可能に設けられている。
次に、上述したデスク装置1の作用について、図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態によるデスク装置1では、図1乃至図3に示すように、3つのカバー部材20の裏面20bに執務サポート部(係止穴22、ペントレー部材23)が設けられており、この執務サポート部(22、23)が配置された裏面20bを上面にして配置され、カバー部材20の取り付け位置が左右方向Dhに変更可能とされているので、天板12上で使用される電子機器に合わせてカバー部材20を左右方向に交換することが可能となる。
そのため、執務サポート部(22、23)を好適な位置に変更することができ、電子機器に接続された配線ケーブルを配線収容空間13Aに効果的に収容することができ、このような配線ケーブルを体裁良く、かつ使い勝手良好に収容することができる。
このようなことから、本実施形態では、天板12の上面に広い執務用平面を確保しつつ執務サポート部(22、23)を設置可能とすることができる。
また、本実施形態では、執務者の要望に応じて執務サポート部(22、23)を有する裏面20bを上方に向けて配置したり、執務サポート部(22、23)が設けられていない表面20aを上方に向けて配置することを、カバー部材20の表裏の向きを変えるだけで容易に行うことができる。そのため、什器としての態様を変更することが可能となり、什器としての使い勝手を良好なものとすることができる。
さらに、本実施形態では、カバー部材20が表面20a又は裏面20bを上方にした状態において、天板12の後端部12aとの間に配線挿通空間S1を形成するように配設され、天板12の後端部12aに対して近接、又は当接するように配設される構成であるから、執務者の使用用途に応じて、カバー部材20と天板12の後端部12aとの間に配線挿通空間S1を形成することが可能となるので、什器としての使い勝手を良好なものとすることができる。
また、本実施形態では、執務サポート部(22、23)が設けられる裏面20bを上方にしたときに、執務サポート部(22、23)を使用した場合の使い勝手を良好なものとすることができる。また、執務サポート部(22、23)を使用しない箇所のカバー部材において執務サポート部(22、23)が設けられていない表面20aを上方に向けて配置することで天板12を広く使用することが可能となることから、什器としての使い勝手を良好なものとすることができる。
さらに、本実施形態では、図8に示すように、カバー部材20の少なくとも一つがペントレー機能を有するペントレー部材23であり、係止穴22にブックエンド22Aを固定させてブックエンド機能を有するものであるから、什器としての使い勝手を良好なものとすることができる。
上述のように本実施形態によるデスク装置1では、天板12上で使用される電子機器に接続された配線ケーブルを体裁良く、かつ使い勝手良好に収容可能であるとともに、天板12の上面に広い執務用平面を確保しつつ執務サポート部(22、23)を設置することができる。
(変形例)
図9~図12に示す変形例によるデスク装置1は、執務サポート部によって構成され、物品載置用の棚装置30を採用したものである。
棚装置30は、デスク装置1のカバー受け部163、支持脚11の上端面11aに載置されて配線収容空間13Aの上部開口部の一部を閉塞するカバー部材31と、カバー部材31の一方の面(上面31a)に設けられた棚本体32(執務サポート部)と、を備えている。すなわち、本変形例では、棚機能を有する棚本体32をカバー部材31に予め固定して一体的に設けておき、カバー部材31の装着とともに棚本体32も設置されるようになっている。
図11に示すように、カバー部材31の下面31bには、前方に向けて突出する板状の一対の接続片33、33と、長手方向(左右方向Dh)の両端部に位置決め凸部17に対してスライド可能に係合され、前後方向Dfに延びるスライド溝34と、を有している。接続片33は、突出部分にボルト穴33aが形成されており、天板12の後端側下面12eに配置された状態で、図12に示す固定ねじ33Aによってボルト穴33aを介して天板12の裏面に固定されている。
棚本体32は、図11に示すように、一対の側板35、35と、一対の側板35、35の後端同士を連結する背面板36と、一対の側板35、35及び背面板36に支持された棚板37と、を有している。カバー部材31の上面31aには、一対の側板35、35の後端側が載置されて固定されている。側板35や棚板37はカバー部材31の前端31cよりも前方に張り出し、この側板35の張出部分は天板12上に載置された状態となる。背面板36は、カバー部材31の上面31aから上方に間隔をあけて配置されている。
このように構成される棚装置30を、デスク装置1の天板12に設置する際には、図10及び図11に示すように、所定の取り付け位置において、位置決め凸部17に対してカバー部材31のスライド溝34を嵌めた後、棚装置30全体を前方にスライドさせる。そして、カバー部材31の前端31cが天板12の後端部12aに対して当接、又は離間した位置で固定ねじ33Aによって接続片33を天板12の後端側下面12eに予め設けられている雌ねじ(図示省略)に締め付けて固定する。
変形例による棚装置30を設けることで、執務サポート部の一つに物品載置用の棚機能をもたせることができるので、什器としての使い勝手を良好なものとすることができる。本変形例では、図9に示すように、カバー部材31の前端31cが天板12の後端部12aに当接する位置(近接位置P1)となるので、カバー部材31の後方に配線挿通空間S1が形成されることになる。
以上、本発明による天板付き什器の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、カバー部材20の一方の面(裏面20b)に設けられる執務サポート部としてブックエンド機能をもたせるための係止穴22やペントレー機能を有するペントレー部材23、或いは変形例による棚機能をもたせた棚本体32を採用しているが、これに限定されることはなく、他の機能を有する執務サポート部を採用することも可能である。
なお、執務サポート部の機能としては、デスク装置1の卓上における執務であってればよい。すなわち、上述した係止穴22、ペントレー部材23、及び棚本体32は、いずれも収納機能を有する執務サポート部であるが、他の機能をもつ執務サポート部を採用することも可能である。例えば、カレンダーや時間、スケジュール等を表示する表示機能を有する執務サポート部を採用してもよい。
また、デスク装置1の形状、寸法、数量等の構成については、本実施形態に限定されることはなく、適宜設定することができる。
例えば本実施形態では、天板12を支持する支持構造体として棒状の支持脚11A、11Bとしているが、左右一対の板材によって天板12を支持するような支持構造体であってもかまわない。
また、カバー部材20の寸法や数量も、本実施形態に限定されることはなく、適宜設定することができる。
さらに、本実施形態では、複数のカバー部材を左右方向Dhに隣接させた状態で配置されているが、隣り合うカバー部材同士が間隔をあけて配置されていてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 デスク装置(天板付き什器)
11 支持脚(支持構造体)
11a 上端面
12 天板
12a 後端部
12b 前端部
13 配線収容凹部
13A 配線収容空間
16 天板下ユニット
17 位置決め凸部
20、20A、20B、20C カバー部材
20a 表面(第2面)
20b 裏面(第1面)
21 位置決め凹部
22 係止穴(執務サポート部)
23 ペントレー部材(執務サポート部)
30 棚装置
31 カバー部材
31a 上面
31c 前端
32 棚本体(執務サポート部)
163 カバー受け部
C 中心線
Dh 左右方向
Df 前後方向
F 床面
P1 近接位置
P2 離間位置
S1 配線挿通空間
S2 後方空間

Claims (10)

  1. 床面上に立設された支持構造体と、該支持構造体に支持された平板上の天板と、を有する天板付き什器であって、
    前記天板の後方位置において、下方に凹んだ配線収容空間を形成する配線収容凹部と、
    前記配線収容凹部の上部開口部の少なくとも一部を閉塞し、左右方向に隣り合って配設された複数のカバー部材と、を備え、
    前記複数のカバー部材のうち少なくとも一つの上面には、執務サポート機能を有する執務サポート部が設けられ、
    前記執務サポート部が設けられたカバー部材は、取り付け位置を左右方向に変更可能に設けられ
    前記カバー部材は、平板状に形成され、一方の第1面には前記執務サポート部が設けられ、他方の第2面には前記執務サポート部が設けられていない状態とされ、前記第1面及び前記第2面のどちらの面も上方に向けて取り付けることが可能に設けられていることを特徴とする天板付き什器。
  2. 前記カバー部材は、前記第1面又は前記第2面のいずれか一方を上方にした状態において、前記天板の後端部との間に前記配線収容空間と前記カバー部材の上方空間とを連通する配線挿通空間を形成するように配設され、前記第1面又は前記第2面の他方を上方にした状態において、前記天板の後端部に対して近接、又は当接するように配設されていることを特徴とする請求項に記載の天板付き什器。
  3. 前記カバー部材は、前記第2面を上方にした状態において、前記天板の後端部と前記カバー部材の前端部との間に前記配線挿通空間を形成するように配設され、
    前記第1面を上方にした状態において、前記カバー部材の前端部が前記天板の後端部に対して近接、又は当接するように配設されていることを特徴とする請求項に記載の天板付き什器。
  4. 前記カバー部材の前記第1面及び前記第2面には、前後方向の中心線から前後方向にずれた位置に位置決め凹部が設けられ、
    前記配線収容凹部には、前記位置決め凹部に係合する位置決め凸部が設けられ、
    前記カバー部材は、
    前後方向で前記位置決め凹部寄りの第1端面を前方に向けた姿勢で位置決め凹部を前記位置決め凸部に係合させたときに、前記天板の後端部との間に前記配線挿通空間が形成され、
    前記第1端面を後方に向けた姿勢で位置決め凹部を前記位置決め凸部に係合させたときに、前記天板の後端部に対して近接、又は当接されることを特徴とする請求項又はに記載の天板付き什器。
  5. 前記執務サポート部のうち少なくとも一つがペントレー機能を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の天板付き什器。
  6. 前記執務サポート部のうち少なくとも一つがブックエンド機能を有していることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の天板付き什器。
  7. 前記執務サポート部のうち少なくとも一つが物品載置用の棚装置であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の天板付き什器。
  8. 床面上に立設された支持構造体と、該支持構造体に支持された平板上の天板と、を有する天板付き什器であって、
    前記天板の後方位置において、下方に凹んだ配線収容空間を形成する配線収容凹部と、
    前記配線収容凹部の上部開口部の少なくとも一部を閉塞し、左右方向に隣り合って配設された複数のカバー部材と、を備え、
    前記複数のカバー部材のうち少なくとも一つの上面には、執務サポート機能を有する執務サポート部が設けられ、
    前記執務サポート部が設けられたカバー部材は、取り付け位置を左右方向に変更可能に設けられ、
    前記執務サポート部のうち少なくとも一つがブックエンド機能を有していることを特徴とする天板付き什器。
  9. 床面上に立設された支持構造体と、該支持構造体に支持された平板上の天板と、を有する天板付き什器であって、
    前記天板の後方位置において、下方に凹んだ配線収容空間を形成する配線収容凹部と、
    前記配線収容凹部の上部開口部の少なくとも一部を閉塞し、左右方向に隣り合って配設された複数のカバー部材と、を備え、
    前記複数のカバー部材のうち少なくとも一つの上面には、執務サポート機能を有する執務サポート部が設けられ、
    前記執務サポート部が設けられたカバー部材は、取り付け位置を左右方向に変更可能に設けられ、
    前記執務サポート部のうち少なくとも一つが物品載置用の棚装置であることを特徴とする天板付き什器。
  10. 床面上に立設された支持構造体と、該支持構造体に支持された平板上の天板と、を有する天板付き什器であって、
    前記天板の後方位置において、下方に凹んだ配線収容空間を形成する配線収容凹部と、
    前記配線収容凹部の上部開口部の少なくとも一部を閉塞し、左右方向に隣り合って配設された複数のカバー部材と、を備え、
    前記複数のカバー部材のうち少なくとも一つの上面には、執務サポート機能を有する執務サポート部が設けられ、
    前記執務サポート部が設けられたカバー部材は、取り付け位置を左右方向に変更可能に設けられ、
    前記カバー部材は、平面視して四辺を有し左右方向に長い長方形状をなし、全面にわたって厚み方向の貫通穴を有さない平板状に形成されていることを特徴とする天板付き什器。
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