JP2001104083A - 配線カバー - Google Patents

配線カバー

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JP2001104083A
JP2001104083A JP28360699A JP28360699A JP2001104083A JP 2001104083 A JP2001104083 A JP 2001104083A JP 28360699 A JP28360699 A JP 28360699A JP 28360699 A JP28360699 A JP 28360699A JP 2001104083 A JP2001104083 A JP 2001104083A
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順一 坂口
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豪 寺口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】下方に形成される配線空間にを上方から有効に
覆いつつ、天板面を拡張することができるとともに、コ
ンセント等の天板と共に使用される物を有効に保持する
ことができる配線カバーを提供する。 【解決手段】配線カバー1を、天板4の上面41の一部
を構成し又は天板4に略面一な上面を構成して配線空間
Tを閉止するカバー態様Aと、天板4に付帯して使用さ
れる物100を保持し得る保持機能を有するトレイ態様
Bとを、姿勢を変更することによって背反的に選択し得
るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天板に取り付けて
配線空間を覆う配線カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、机やラックの天板にパソコンやサ
ーバ等のコンピュータあるいは照明器具等を載せて使用
する機会が増えている。このようなコンピュータや照明
器具には通常、配線用のコード類が付帯しており、これ
を単に天板上で蛇行させておいたり天板からぶら下げて
おくと、配線が絡まったり天板の使用領域が狭まるとい
った不都合がある。このような不都合を回避するため
に、下方に配置される配線ダクト等に形成した配線空間
にコード類をまとめて収容し、配線空間と天板の上面と
を繋ぐために形成される空間を、配線カバーによって閉
止するようにしたものが知られている。また、コンセン
ト等の比較的使用頻度が高いものを、天板上又はその近
辺に配置して、天板上における作業の便を向上するとい
う態様が取られることがあるが、それに対応して天板上
のスペースを確保するために、必要なときにだけコンセ
ント等を表出するように、コンセント等を内蔵するなど
した配線カバーも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、単に配線空
間を覆うだけの配線カバーであると、コンセント等を使
用する際には配線カバーよりも前方の天板上に配置しな
ければならず、天板上の使用領域が狭くなるという不具
合が生じる。一方、コンセント等を付帯した配線カバー
は、その構造が複雑となるだけでなく、付帯したコンセ
ント等以外の物を有効に保持しておくことが困難である
という問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
問題に鑑みて、配線空間を有効に覆いつつ、天板面を容
易に拡張することができるとともに、コンセント等の天
板と共に使用される物を有効に保持することができる配
線カバーを構成するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明の配線カバー
は、下方に形成される配線空間を上方から覆うように配
置されるものであって、家具の天板の上面の一部を構成
し又は天板に略面一な上面を構成して前記配線空間を閉
止するカバー態様と、天板に付帯して使用される物を保
持し得る保持機能を有するトレイ態様とを、姿勢を変更
することによって背反的に選択し得るようにしているこ
とを特徴とする。
【0006】このようなものであれば、カバー態様又は
トレイ態様のいずれであっても、常に配線空間を覆って
おくことができるので、天板上から配線空間に物を落と
したり、外観を損ねたりすることがない。そして、カバ
ー態様においては、天板の上面を有効に拡張して使用領
域を広く確保することができ、トレイ態様においては、
例えば通信回線接続用の情報コンセントや電源コンセン
ト、或いはその他の様々な物を保持しておいて天板上の
作業の効率化を図ることができ且つ天板の本来の使用領
域を確保することができて、目的に応じた使用態様を容
易に選択できることとなる。しかも、配線カバーの姿勢
を変更するだけでという簡単な作業で、カバー態様とト
レイ態様とを選択することができるので、使い勝手も非
常に良いものである。また、このような配線カバーは、
机等に付帯して使用される配線具等の上面を構成するも
のであってもよい。
【0007】トレイ態様での物の保持機能を有効に確保
し、配線カバーの姿勢変更を極めて容易にできるように
するためには、トレイ態様で上方に開口するように構成
し、姿勢変更が、上下を反転することによってなされる
ようにすることが望ましい。このような上下反転による
姿勢変更を容易に実現でき、カバー態様においては天板
の上面を十分に拡張し、トレイ態様においてはコンセン
ト等の物を確実に保持しておくことができる配線カバー
の具体的実施形態としては、配線空間を覆う水平壁と、
この水平壁の前後両縁部に沿って起立する一対の起立壁
とを具備し、カバー態様において水平壁が天板の上面と
略面一をなし、トレイ態様において水平壁及び起立壁に
よって形成される溝部の底壁を前記水平壁によって構成
しているものが挙げられる。
【0008】天板に取り付けた状態の配線カバーを、各
態様における状態に維持しておくためには、配線カバー
に、カバー態様とトレイ態様とにそれぞれ着脱可能にロ
ックするロック機構を設けることが望ましい。このよう
なロック機構の構造を簡素化するためには、前記ロック
機構を、カバー態様とトレイ態様とで共用することが好
ましい。
【0009】姿勢変更の際に、配線カバーの容易な着脱
や確実なロック状態を実現するようなロック機構の具体
的な実施形態としては、配線カバー又は天板のいずれか
一方に設けた爪部と、他方に設けられ前記爪部と係り合
いその係り合いの状態を保持する凹部とからなるものが
挙げられる。また、配線カバーに強度を付与するととも
に加工を容易なものとするためには、配線カバーの少な
くとも一部に金属部材を使用していることが望ましく、
特に金属がスチールであれば、磁石をコンセント等の裏
側に取り付けた物を配線カバーに有効に保持させること
ができる。この場合、天板の仕様変更に適切に対応する
ためには、金属部材を長手方向に各部等断面形状を有す
るものなどとして、配線カバーを、予め長手方向の寸法
を変更可能に構成しておくことが望ましい。
【0010】配線カバーによって配線空間を覆った状態
でも、天板上から配線空間に配線を延ばし得るようにす
るためには、配線カバーの長手方向における端部又は一
部に、配線を落とし込み得る孔部を形成することが有効
である。この場合、開けておく必要のない孔部を閉じて
おき、必要に応じて孔部を開閉するようにしておくに
は、前記孔部を開閉可能なシャッタを具備させることが
好ましい。
【0011】天板の上面の使用領域を最大限広く取り、
配線カバーが天板上での作業の妨げとならないようにす
るためには、配線カバーを天板の少なくとも後縁部に沿
って配置していることが好ましい。以上のような配線カ
バーは、コンピュータ等を使用することが多い机やサー
バラック等の天板に適用した場合に、極めて有用なもの
となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。この実施例の配線カバー1は、図1〜図3に
示すようなサーバラックRの天板4に適用されるもので
ある。このサーバラックRは、枠体92と梁9とを介し
て自立される左右一対の側部支持体7の間に天板4、棚
8、配線ダクト10等を取り付け、必要に応じて図示し
ない中棚8等を取り付けられるように構成したもので、
天板4等に図示しないサーバやディスプレイ等を載せて
配置するようにしている。
【0013】具体的に説明すると、側部支持体7は、板
金素材を塑性変形加工してなる支柱71と、この支柱7
1の下端を支持するベース72と、前記支柱71の前端
部より前方に延び出して設けられ天板4を支持するステ
ー73とを具備してなるもので、床上に対をなして対向
配置される。その際に、支柱内面71aの後端側を横断
面コ字形となるように一部を屈曲し、上下に連続するチ
ャネル状の側部配線空間Sを形成している。しかして、
この側部配線空間Sに対面する支柱71の後向面71b
に形成した上下に連続するフック孔aに、前記梁9や枠
体92をそれらに設けた図示しない爪を挿し込み係り合
わせるなどして取り付けている。この梁9は、板金素材
を遡性変形してなり後方に開口する概略チャネル状のも
のである。また、枠体92は、このような構成の一対の
梁9と一対の縦枠材91とをロ字形に組み立てたもので
あり、前記梁9の開口に、上方に開口する概略U字形に
板金素材を遡性変形加工した配線ダクト10を取り付け
ている。この配線ダクト10は、下部配線空間Tを形成
するものである。さらに、支柱内面71aに前後2列を
なして上下方向に所定ピッチで設けたフック孔bに図示
しない爪を具備する補強金具81を取り付けて、この補
強金具81に棚8をねじ止めなど適宜の手段で取り付け
ている。
【0014】また、天板取付用の補強金具5も、基本的
には上記棚8取付用の補強金具81と同様のものである
が、天板4が補強金具5よりも先に前記ステー73に支
持され、補強金具5はそのステー73の振れ止めを図り
つつ、天板4と干渉しないようにフック孔bと係り合
い、天板4を止め着けるものである点において若干異な
る。すなわち、図1〜図4に示すように、ステー73
は、後端73b側に図示しない爪を設けてなるもので、
このステー73を支柱71の前端面71cに設けた図示
しないフック孔に掛け止めた上で、左右のステー73上
に天板4を載せて配置するようにしているものである。
一方、補強金具5は、図2〜図4、図6及び図7に示す
ように、図示しない爪をフック孔bの上下開口縁に密接
に取り付けて、その位置で下方からねじ止めすることに
より、補強金具5で天板4を支持し、同時にステー73
の左右の振れ止めも図れるようにしているものである。
また、この補強金具5の後端側に、天板4の後縁4aよ
りもさらに後方に延ばして延長部51を形成するととも
に、その延長部51の後端を上方に折り曲げて起立部5
2を形成している。
【0015】さらに、天板4は、図1〜図3に示すよう
に、遡性変形加工した板金素材を主体としてなるもの
で、その側縁に後端側の巾寸法が前端側の巾寸法よりも
若干巾狭となるように段部44が形成してあり、その巾
狭な部分を支柱71間に挿入し、段部44を支柱71の
前端面71cに回り込ませて配置され、上記のようにス
テー73及び補強金具5に支持されている。そして、天
板4の後縁4aを、図6及び図7に示すように、前記支
柱71に形成した側部配線空間Sの前縁と略一致するよ
うに設定している。
【0016】しかして、本実施例の配線カバー1は、図
1〜図4に示すように、前記下部配線空間Tを上方で閉
止するように、天板4の後縁4aと補強金具5の起立部
52との間に配置されるものである。なお、本実施例で
は、3つの配線カバー1を天板4の後縁4aに沿って隣
接するように並べている。これら各配線カバー1は、同
一の部材を用いた同一の構成及び大きさのものからな
り、それぞれ支柱71間距離の略1/3の長手寸法を有
している。
【0017】以下、図示例において左端に配置される配
線カバー1を例にとって説明する。この配線カバー1
は、図5〜図7に示すように、一対の樹脂部材2と、こ
れら樹脂部材2間に着脱可能に取り付けられる本発明の
金属部材たるスチール部材3とからなるものである。な
お、本実施例では、スチール部材3の厚み寸法と樹脂部
材2の最大厚み寸法とは共に略等しいが、この寸法は天
板4の厚み寸法よりも小さく設定しており、配線カバー
1の上端と天板4の上面41とを略同一の高さ位置に合
わせるべく補強金具5の延長部51に上方に突出する前
後一対の台座53を設け、この台座53で配線カバー1
の荷重を直接支持するようにしている。
【0018】まず、スチール部材3は、図5及び図6に
示すように、板金素材を遡性変形加工してなるもので、
天板4の後縁4aと補強金具5の起立部52との間の距
離に略等しい奥行寸法を有する水平壁31と、この水平
壁31の前縁及び後縁に沿って起立する一対の起立壁3
2と、起立壁32の反水平壁側の端部に連続する断面L
字形の屈曲壁33とから構成した、長手方向に各部等断
面形状をなすものである。そして、各壁によって反水平
壁側に開放され長手方向に連続する溝部3Zを形成して
いる。
【0019】一方、樹脂部材2は、図5〜図7に示すよ
うに、スチール部材3と同じく水平壁21と一対の起立
壁22とを具備し、これらを合成樹脂一体成形すること
によって製造されるもので、各壁によって反水平壁側に
開放され長手方向に連続する溝部2Zを形成している。
そして、水平壁21及び起立壁22のスチール部材側2
aを、反スチール部材側2bよりもスチール部材3の板
金素材の厚みに略相当するだけそれぞれ薄肉、巾狭と
し、この部位をスチール部材3の各壁で囲まれた隙間に
長手方向端部3aから抜き挿し可能に挿入するようにし
ている。その際、樹脂部材2の起立壁22の外向面22
aにおけるスチール部材側2aには、前後方向に撓み得
る爪23を一体に設けるとともに、スチール部材3の起
立壁32の長手方向端部3a側に略矩形の貫通孔34を
設け、樹脂部材2をスチール部材3に挿入したときに爪
23が貫通孔34の開口縁34aと係り合ってその位置
で両部材の相対位置を固定し、溝部2Z、3Z同士を連
続させるようにしている。また、水平壁21には、スチ
ール部材側2aを内側に向かって概略矩形に切り欠くと
ともに、反スチール部材側2bも同様に切り欠いて概略
矩形の切欠部24を形成している。
【0020】さらに、この樹脂部材2には、水平壁21
を上にして溝部2Zが下向きに開放されるような姿勢
で、起立壁22の外向面22aの反スチール部材側2b
にそれぞれ前後方向に撓み得る爪部25、26を形成し
ている。具体的に説明すると、この姿勢で前側に位置す
る起立壁22に設けた爪部25は下端部25aが開放さ
れており、部材の弾性変形を利用して上端部側を支点に
して下端部25aが前後に撓むようにしている。一方、
後側に位置する起立壁22に設けた爪部26は、前記爪
部25をちょうど上下反転させた格好をしており、前記
爪部25とは逆に下端部を支点にして開放された上端部
26aが前後に撓むようにしている。また、各爪部2
5、26には、高さ方向の略中央部にそれぞれ前方又は
後方に突出する突起25b、26bを形成している。そ
して、このような樹脂部材2とスチール部材3とを組み
合わせて配線カバー1を形成し、3つの配線カバー1を
並べて配置した際に、前記各爪部25、26に対応する
天板4の後壁42と補強金具5の起立部52とに、図5
〜図7に示すように、爪部25、26の突起25b、2
6bと係り合う本発明の凹部たる開口窓45、54をそ
れぞれ切り開けている。しかして、これら爪部25、2
6と開口窓45、54とは、配線カバー1を取り付ける
ための取付部Xを構成するものである。
【0021】なお、天板4の側縁部に対応する位置に配
置されない樹脂部材2、すなわち、中央に配置される配
線カバー1の両端部の樹脂部材2と、左側の配線カバー
1の右端部の樹脂部材2と、右側の配線カバー1の左端
部の樹脂部材2とは、前記補強部材5によっては支持さ
れないが、図3、図10及び図11に示すように、それ
ぞれに対応する位置における天板4の後端部に別途に取
り付けた補助金具6によって支持されるようにしてい
る。この補助金具6は、天板4の下方に潜り込む前端部
6aに上方に突出する左右一対の後向爪61を具備して
おり、この後向爪61を天板4の下壁43に設けた一対
のスリット46に挿し込んで天板4に支持されている。
さらに、補助金具6の後向爪61よりも前端部6a側に
矩形の貫通孔62を設けるとともに、この貫通孔62に
対応する天板4の下壁43にも同様の貫通孔47を設
け、これら貫通孔62、47に樹脂製の止め具67を貫
通させて補助金具6を天板4に固定している。この止め
具67は、合成樹脂を一体成形してなるもので、弾性変
形可能な爪68aを設けた止め具本体68と、それより
も大きな底面積を有する矩形の基台部69とから構成さ
れ、前記貫通孔62、47に止め具本体68を下方より
貫通させた際に、爪68aの下端部を天板4の下壁43
の内面43aに密接に当てるとともに、基台部69の上
面を補助金具6の下面6cに密接に当てることによっ
て、爪68aと基台部69との間に天板4と補助金具6
とを緊密に挟み込むようにしている。さらにまた、この
補助金具6は、後端部6b側を前記補強金具5の延長部
52と略同じだけ天板4の後縁4aよりも後方に延ばし
て略水平な延長部63を形成し、この延長部63に補強
金具5と同様に配線カバー1を載せる台座65と、配線
カバー1の爪部26と共に取付部Xを構成する開口窓6
6を形成した起立部64とを設けている。
【0022】このようなスチール部材3と一対の樹脂部
材2とから構成される配線カバー1は、図5及び図7に
示すような水平壁21、31を上にして溝部2Z、3Z
を下方に開放するカバー態様Aと、これとは逆に図8及
び図9に示すような水平壁21、31が溝部2Z、3Z
の底壁を構成して上方に開放されるトレイ態様Bの二つ
の態様で天板4の後縁4aに沿って配置される。これら
二態様A、Bは、相互に上下を反転するように姿勢を変
更することによって背反的に選択することができるもの
である。しかして、この配線カバー1は、カバー態様A
においては、図7に示すように、補強金具5及び補助金
具6の台座53、65に樹脂部材2の起立壁22の下向
面を載せて支持させたときに、各水平壁21、31の上
向面2X、3Xが天板4の上面41と略面一となる。一
方、トレイ態様Bにおいては、図9に示すように、各台
座53、65に水平壁21の下向面を載せて支持し、各
水平壁21、31の上向面2Y、3Yに、例えば天板4
に付帯して使用される同図に想像線で示すコンセント1
00等の物を載せて保持できるようにしている。このよ
うなコンセント100としては、例えば通信回線を接続
するための情報用コンセントや、電源用コンセント等を
例示することができる。また、いずれの態様において
も、各樹脂部材2の水平壁21の反スチール部材側2b
に設けた切欠部24は、図3に示すように、隣接する樹
脂部材2同士との間或いは樹脂部材2と支柱71の側部
配線空間Sとの間に、上下に貫通する略矩形の孔部Hを
形成しており、天板4の上面41側と前記下部配線空間
Tとを通じさせている。すなわち、これら孔部Hは、天
板4の後縁4aに沿って両側端部間において、間欠的に
合計4個形成されることとなる。
【0023】また、カバー態様Aとトレイ態様Bのいず
れにおいても、樹脂部材2のうち前側に位置づけられる
起立壁22に設けた爪部25が下端部25a側で開放さ
れており、後側に位置づけられる起立壁22に設けた爪
部26が上端部26a側で開放されている。しかして、
取付部Xを介して配線カバー1をカバー態様Aに取り付
ける際には、図7に想像線で示すように、配線カバー1
を前方に傾けて、先ず前側の爪部25の突起25bを天
板4の後壁42に設けた開口窓45に係り合わせ、その
位置を中心にして後端側を下方に回し、同図に実線で示
すように、後側の爪部26を補強金具5又は補助金具6
の開口窓54、66に係り合わせる。この状態で前後の
爪部25、26が対応する開口窓45、54、66の開
口縁に嵌り込むことによって、爪部25、26と開口窓
45、54、66とが配線カバー1を各態様に保持する
ロック機構Xaを構成することとなる。また、配線カバ
ー1を取り外す際には、同図に矢印で示すように、指で
後側の爪部26の上端部26aを弾性変形を利用して前
方に倒すように撓ませることによって爪部26と開口窓
54、66との係り合いを解除し、取り付けたときとは
逆に前端側を支点にして後端側を上方に回すという作業
を行う。このようにして取り外した配線カバー1を上下
反転させてトレイ態様Bに取り付ける際にも、前記と同
様の作業を行えばよい。また、トレイ態様Bの配線カバ
ー1を取り外す作業も前記と同様である。なお、樹脂部
材2の起立壁22には、爪部25、26よりもさらに反
スチール部材側2bの外向面22a側には、起立壁22
の奥行寸法を狭めるように窪ませた略矩形の窪み孔27
を設けており、配線カバー1の着脱時にこの窪み孔27
に指を引っ掛けて操作しやすいようにしている。
【0024】以上のような構成からなる本実施例の配線
カバー1は、姿勢を変更するという簡単な操作によって
カバー態様Aとトレイ態様Bの二つの態様を背反的に選
択できるので、カバー態様Aでは天板4の上面41を拡
張して天板4の使用領域を有効に広げることができ、ト
レイ態様Bではコンセント100等の天板4に付帯して
使用される物を確実に保持しておくことができる。その
際、両態様A、Bのいずれにおいても前記下部配線空間
Tを上方で閉止して、外観を良好に維持しつつ下部配線
空間Tへの物の落下を防止することができる。
【0025】特に本実施例では、トレイ態様Bで溝部2
Z、3Zが上方に開口し、配線カバー1の姿勢変更を上
下反転によるものとしているので、コンセント100等
を有効に保持することができるとともに、姿勢変更に係
る操作が極めて簡単である。さらに、この配線カバー1
は、共に水平壁21、31と起立壁22、32とを具備
する樹脂部材2及びスチール部材3から構成されるもの
であって、水平壁21、31が、カバー態様Aでは天板
4の上面41と略面一をなし、トレイ態様Bでは溝部2
Z、3Zの底壁をなすようにしているので、天板4の上
面41を極めて有効に拡張したり、コンセント100等
の保持機能を非常に有効に発揮することが可能である。
【0026】また、樹脂部材2と天板4及び補強金具5
等との間に形成した取付部Xが、配線カバー1を各態様
A、Bに保持し得るロック機構Xaを構成しているの
で、カバー態様Aとトレイ態様Bとを、それぞれ良好に
維持しておくことができる。特に、この取付部Xにおけ
るロック機構Xaは、両態様A、Bで共用できるように
しているので、取付部Xの構成を両態様A、Bで共通化
して構造の簡素化を図ることができる。さらに本実施例
は、ロック機構Xaを構成する取付部Xを、配線カバー
1の樹脂部材2に設けた爪部25、26と、天板4及び
補強部材5等に設けた開口窓45、54、66とからな
るものとしているので、その構造を極めて簡単にして確
実なロックをすることが可能である。
【0027】また、この配線カバー1は、金属部材とし
てスチール部材3を具備しているので、配線カバーに強
度を付与することができるとともに配線カバー1に保持
されるコンセント100等の物に磁石が備わっていれ
ば、その磁石を吸着させてコンセント100等をより確
実に保持しておくことができる。さらに、隣接する配線
カバー1の樹脂部材2同士の間及び樹脂部材2と支柱7
1との間に、樹脂部材2に設けた切欠部24によって孔
部Hが形成されるので、配線カバー1を所定位置に配置
した状態では、カバー態様Aとトレイ態様Bのいずれで
あっても天板4の上面41側が下部配線空間Tに通じて
いるので、この孔部Hに天板4上に配置されるサーバ等
の配線を落とし込むことができる。
【0028】また、スチール部材3は、長手方向に等断
面形状を有するものであるので、スチール部材3を長手
方向のいずれの部位で切断してもその主たる機能は損な
われず、天板4のサイズ変更や、配線カバー1の天板4
に対する配置位置の変更などにも容易に対応することが
できる。そして、このような配線カバー1を天板4の後
縁4aに沿って配置しているので、配線カバー1によっ
て天板4の主たる使用領域である前縁側が妨げられず、
その使用領域を十分広く確保することができる。
【0029】以上のような配線カバー1は、天板4に配
線を伴うサーバ等のコンピュータを載せて使用するサー
バラックRに適用しているので、上記のような効果を奏
する極めて有用なものとなる。なお、取付部を構成する
爪部に係り合う凹部として、上記実施例のような天板4
の後壁42に開口窓45を設ける代わりに、図12に示
す変形例ように天板140の後縁140aに沿ってエッ
ジ部材148を付帯させ、エッジ部材148に爪部25
と対応して窪む断面148aを形成して、この断面14
8aに爪部25を係り合わせるようにしても、前記実施
例と同様の効果を得ることができる。
【0030】また、上記実施例では、配線カバーを3つ
並べて使用しているが、例えば天板の巾寸法の略全域に
亘るより長尺な配線カバーを1つだけ使用したり、さら
に多くの配線カバーを並べて配置してもよい。さらに、
天板の後縁に沿う位置だけでなく、天板の構成によって
は側縁部に配置することもできる。さらにまた、樹脂部
材に孔部を構成する切欠部を開閉するシャッタを取り付
けると、孔部を使用しないときにはシャッタを閉じてお
き、必要なときだけ開けるようにして、配線の取り扱い
の便や外観を向上することもできる。さらに、配線カバ
ーは、前記実施例のように天板の後縁に配置されるもの
だけでなく、机等に付帯して使用される配線具等の上面
を構成するものであってもよい。また、本発明は、サー
バラックに限らず、机等の天板にも適用し得るものであ
る。その他、各部の具体的構成についても、上記実施例
に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形
が可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明の配線カバーは、カバー態様で配線カバーを
天板の一部を構成し又は天板に略面一な上面を構成する
ことで、天板の上面を拡張して天板の使用領域を有効に
広げることができ、また、トレイ態様で本来の使用領域
を狭めることなく天板に付帯して使用する物の保持機能
を発揮することができ、さらに、これらいずれの態様で
あっても配線空間を有効に覆って天板上から配線空間へ
の物の落下を防止しつつ外観を良好に維持することがで
きるものである。また、両態様は、姿勢を変更するとい
う簡単な操作によっていずれかを選択することができる
ので、姿勢変更の作業を楽に行うことができる。
【0032】このようなものにおいて、トレイ態様にお
いて上方に開口し、配線カバーを上下反転することによ
って姿勢変更するように構成すると、コンセント等を確
実に保持することができるとともに姿勢変更に係る作業
を簡単に行うことができる。この場合、配線カバーを水
平壁と起立壁とを具備するものとして、水平壁によって
配線空間を覆って、カバー態様では水平壁と天板の上面
とを略面一となるようにして、トレイ態様では水平壁が
両壁によって形成される溝部の底壁を構成するようにす
れば、上下反転による姿勢変更によって天板の上面を容
易に拡張したり、溝部によるコンセント等の物の保持機
能を確実なものとすることが可能である。
【0033】また、配線カバーをカバー態様とトレイ態
様とにそれぞれ着脱可能にロックするロック機構を設け
ている場合には、配線カバーの各態様における取付状態
を良好に維持することができ、さらに、そのロック機構
を、両態様で共用するようにすれば、ロック機構の構造
の共通化を図って簡略化することができる。このような
ロック機構を、配線カバー又は天板の一方に設けた爪部
と他方に設けた凹部とから構成し、この爪部と凹部とを
係り合わせるようにしている場合には、姿勢変更に伴う
配線カバーの着脱を簡素な構造で容易且つ確実なものと
することができる。
【0034】また、配線カバーの一部又は全部に金属部
材を使用すれば、配線カバーの強度が向上し、加工もし
やすくなり、特に金属がスチールであれば、磁石を取り
付けた例えばコンセントのようなものに対応して、この
ような物の保持を確実なものとすることができる。さら
にまた、配線カバーの長手寸法を変更可能にしている場
合には、天板の仕様変更にも適切に対応することが可能
である。
【0035】さらに、配線カバーの一部に、配線落とし
込み用の孔部を形成している場合には、配線カバーによ
って配線空間を覆った状態でも天板上から配線を適切に
配線空間に導くことができる。この場合、配線カバーに
シャッタを設け、前記孔部を開閉可能にしておくと、不
必要な開口を配線カバーに生じさせることがなく、必要
なときにだけ孔部を利用することができるので、外観も
向上することができる。
【0036】また、配線カバーを天板の少なくとも後縁
部に沿って配置すれば、天板上での作業の妨げとならな
い範囲で天板の使用領域を広く確保することができる。
以上のような配線カバーは、コンピュータや照明器具等
の配線を伴う机やサーバラック等の天板に適用した場合
に極めて有用なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用したサーバラックを示
す斜視図。
【図2】同側面図。
【図3】同一部を拡大して示す後方斜視図。
【図4】同実施例の天板部分における平面図。
【図5】同実施例のカバー態様を示す斜視図。
【図6】同要部を拡大して示す分解斜視図。
【図7】同実施例の作用を示す図3におけるVII−V
II線断面図。
【図8】同実施例のトレイ態様を示す斜視図。
【図9】同断面図。
【図10】同実施例の要部を拡大して示す分解斜視図。
【図11】同要部を示す図3におけるXI−XI線断面
図。
【図12】本発明の変形例を一部を拡大して示す断面
図。
【符号の説明】
1…配線カバー 2Z、3Z…溝部 4…天板 4a…後縁 21、31…水平壁 22、32…起立壁 25、26…爪部 41…上面 45、54、66…凹部(開口窓) A…カバー態様 B…トレイ態様 H…孔部 R…サーバラック T…配線空間(下部配線空間) Xa…ロック機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺口 豪 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内 (72)発明者 善田 陽一 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下方に形成される配線空間を上方から覆う
    ように配置されるものであって、 家具の天板の上面の一部を構成し又は天板に略面一な上
    面を構成して前記配線空間を閉止するカバー態様と、天
    板に付帯して使用される物を保持し得る保持機能を有す
    るトレイ態様とを、姿勢を変更することによって背反的
    に選択し得るようにしていることを特徴とする配線カバ
    ー。
  2. 【請求項2】トレイ態様で上方に開口するものであっ
    て、姿勢変更が、上下を反転することによってなされる
    ようにしていることを特徴とする請求項1記載の配線カ
    バー。
  3. 【請求項3】前記配線空間を覆う水平壁と、この水平壁
    の前後両縁部に沿って起立する一対の起立壁とを具備
    し、カバー態様において水平壁が天板の上面と略面一を
    なし、トレイ態様において水平壁及び起立壁によって形
    成される溝部の底壁が前記水平壁によって構成されるよ
    うにしていることを特徴とする請求項2記載の配線カバ
    ー。
  4. 【請求項4】少なくとも天板との間に、カバー態様とト
    レイ態様とにそれぞれ着脱可能にロックするロック機構
    を設けていることを特徴とする請求項1、2又は3記載
    の配線カバー。
  5. 【請求項5】前記ロック機構を、カバー態様とトレイ態
    様とで共用していることを特徴とする請求項4記載の配
    線カバー。
  6. 【請求項6】ロック機構が、配線カバー又は天板のいず
    れか一方に設けた爪部と、他方に設けられ前記爪部と係
    り合いその係り合いの状態を保持する凹部とからなるこ
    とを特徴とする請求項4又は5記載の配線カバー。
  7. 【請求項7】少なくとも一部に金属部材を使用している
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載
    の配線カバー。
  8. 【請求項8】長手方向の寸法を変更可能にしていること
    を特徴とする請求項7記載の配線カバー。
  9. 【請求項9】長手方向における端部又は一部に、配線を
    落とし込み得る孔部を形成していることを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の配線カバ
    ー。
  10. 【請求項10】前記孔部を開閉可能なシャッタを具備し
    ていることを特徴とする請求項9記載の配線カバー。
  11. 【請求項11】天板の少なくとも後縁部に沿って配置し
    ていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9又は10記載の配線カバー。
  12. 【請求項12】机やサーバラック等の天板に適用してい
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、
    7、8、9、10又は11記載の配線カバー。
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