JP2017086558A - 電源タップ装着カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】電源タップへの電源ケーブルの抜き差しが容易で、電源タップや電源ケーブル周りの安全性及びオフィス内及びデスク上の美観を確保する電源タップ装着カバーを提供する。【解決手段】デスク100上に電源タップ110を装着するための電源タップ装着カバー1であって、カバー体2が、蝶番3を介してデスク100のダクトカバー103と回動自在に連結可能に構成されている。電源タップ装着カバー1は、デスク100上の所定箇所に着脱自在に構成され、少なくともカバー体2の蓋面21aの裏面21a2が磁性体で形成されており、タップ本体の裏面111bに、マグネット114が装着された電源タップ110を着脱自在に装着する。【選択図】図5
Description
本発明は、電源タップ装着カバーに関する。
オフィス用デスク(以下、単に「デスク」という)の上には、例えばコンピュータ、モニタ又は照明器具を含む電気製品が設置されている。これらの電気製品に電力を供給するため、デスク上に、電源タップを設置し、電源ケーブルを複数本配置することがある。
電源タップと電源ケーブルとを収容するために、天板の鉛直方向下側の面に形成された樋と、樋を覆う蓋体とを備える机に関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術は、樋の上に電源タップと電源ケーブルとを保持して、樋を蓋体で覆うことで、電源タップと電源ケーブルとを収容する。
ところが、樋に収容された電源タップへ電源ケーブルのプラグを抜き差しする際に、樋の狭小な空間では、スムースな作業が行いにくい。しかも、樋は、ユーザから見て机の奥側に形成されているため、例えば、デスク上にモニタなどが配置されている場合、樋での作業がさらに困難になる。
しかしながら、電源タップを樋から引き出してデスク上に設置すると、電源タップにプラグが挿入され、デスク上に電源ケーブルが配策されるため、電源タップや電源ケーブル周りに埃がたまりやすくなる。このため、電源タップや電源ケーブル周りの安全性を確保するために、定期的な清掃が必要である。デスク上に電源タップと電源ケーブルとが配策されていることで、オフィス内及びデスク上の美観を損なうおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、電源タップへの電源ケーブルの抜き差しが容易で、電源タップや電源ケーブル周りの安全性及びオフィス内及びデスク上の美観を確保することができる電源タップ装着カバーを提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の電源タップ装着カバーは、デスク上に電源タップを装着するための電源タップ装着カバーであって、前記デスク上の所定箇所に着脱自在に構成され、少なくとも裏面が磁性体で形成されており、該裏面に、マグネットが装着された電源タップを着脱自在に装着する、ことを特徴とする。
本願発明の電源タップ装着カバーによれば、電源タップへの電源ケーブルの抜き差しが容易で、電源タップや電源ケーブル周りの安全性及びオフィス内及びデスク上の美観を確保することができる。
以下、本発明に係る実施形態につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
図1は、実施形態に係る電源タップ装着カバーをデスク上に設置した一例を示す斜視図である。図2は、図1に示す電源タップ装着カバーを示す斜視図である。図3は、図1に示す電源タップ装着カバーを示す斜視図である。図4は、図1に示す電源タップ装着カバーを示す斜視図であり、電源タップ装着カバーのカバー体を閉じた状態を示す図である。図5は、図1に示す電源タップ装着カバーを示す斜視図であり、電源タップ装着カバーのカバー体を開いた状態を示す図である。
電源タップ装着カバー1は、移動可能な状態でデスク100の上面の一部に配置されている。電源タップ装着カバー1は、電源タップ110が固定されている。
デスク100は、平板で形成され、ユーザの作業スペースとなる天板101を備える。天板101は、矩形状に形成されている。デスク100は、天板101の一方の端面(手前)側に椅子が配置され、ユーザが着席する。ユーザは、天板101の手前側に配置された椅子に着席して、天板101の上で作業を行う。なお、椅子はなくてもよい。デスク100は、天板101の一方の端面とは反対側の他方の端面(奥)側に、電源タップと電源ケーブルとを収容するダクト102が形成されている。ダクト102は、天板101より下方に形成され、上方が開口している。ダクト102は、天板101の長辺101aと平行に形成されている。デスク100は、ダクト102の開口を覆うダクトカバー103が、ダクト102に対して着脱自在に配置されている。ダクトカバー103は、天板101と連続して平坦面を形成する。ダクトカバー103は、長手方向に複数に分割されていてもよい。
電源タップ110は、例えばデスク100上に配置されたコンピュータ、モニタ又は照明器具を含む電気製品に電力を供給する。電源タップ110には、例えばオフィスの床面下の配線から電力を供給する。電源タップ110は、図2、図3に示すように、タップ本体111と、タップ本体111の表面111aに形成された差込口112と、タップ本体111から引き出されたケーブル113とを備える。差込口112には、電源ケーブル120のプラグ121が抜き差しされる。ケーブル113は、例えばオフィスの床面下の配線と接続される。タップ本体111の裏面111bには、マグネット114が配置されている。マグネット114により、電源タップ110は、電源タップ装着カバー1に着脱自在である。
電源ケーブル120は、例えばデスク100上に配置されたコンピュータ、モニタ又は照明器具を含む電気製品に電源タップ110から電力を供給する。電源ケーブル120は、電源タップ110の差込口112に抜き差し自在なプラグ121と、可撓性を有するケーブル122とを備える。
電源タップ装着カバー1は、カバー体2と蝶番3とを有する。電源タップ装着カバー1は、カバー体2が、蝶番3を介してデスク100のダクトカバー103と回動自在に連結する。
カバー体2は、デスク100の所定箇所に着脱自在に構成されている。カバー体2は、図1に示すように、デスク100に取り付けられた状態で、デスク100のダクト102の少なくとも一部を覆う。本実施形態において、カバー体2は、デスク100のダクト102のユーザから見て左側を覆うように取り付けられている。カバー体2は、図2から図5に示すように、平板をコの字型に曲げ加工して形成された本体21を有する。
本体21は、矩形状の蓋面21aと、蓋面21aの長辺とそれぞれ接続された側面21b、側面21cとを有する。蓋面21aは、デスク100のダクト102の開口と、同じ平面形状、大きさである。蓋面21aの幅W1は、電源タップ110の幅W2より広い。カバー体2がデスク100のダクト102を覆った状態で、蓋面21aの表面21a1は、天板101と同じ高さになる。カバー体2が閉じた状態で、蓋面21aの表面21a1は、天板101と同じ高さになるように、例えば、蝶番3の可動範囲で設定してもよいし、カバー体2及びダクト102の少なくとも一方に可動規制部を形成してもよい。蓋面21aの裏面21a2には、少なくとも一部に磁性体が配置されている。本実施形態において、蓋面21aの裏面21a2は、全面に磁性体が配置されている。側面21bと側面21cとは、蓋面21aの裏面21a2側に立設されている。切欠部21dは、蓋面21aの一方の短辺を切り欠いて形成されている。切欠部21dは、デスク100のダクト102に収容した電源ケーブル120のケーブル122をデスク100上に引き出す部分である。
蝶番3は、カバー体2とデスク100のダクトカバー103とを回動自在に連結する。蝶番3は、蓋面21aの他方の短辺に配置されている。蝶番3は、締結部材31を介してカバー体2とダクトカバー103とに固定される。蝶番3を介して、カバー体2は、ダクトカバー103に対して開閉する。
次に、電源タップ装着カバー1に取り付けられた電源タップ110への電源ケーブル120の抜き差しについて説明する。
カバー体2の蓋面21aの表面21a1は、カバー体2がダクトカバー103に対して閉じた状態において、天板101と連続する平坦面となる。電源タップ110は、カバー体2の蓋面21aの裏面21a2に取り付けられ、デスク100のダクト102に収容されている。このとき、電源タップ110は、表面111aを下方に向けた姿勢である。
ユーザは、図5に示すように、カバー体2をダクトカバー103に対して回動させる。カバー体2がダクトカバー103に対して開いて、天板101の上方に位置すると、カバー体2の蓋面21aの裏面21a2が露出する。これにより、カバー体2の蓋面21aの裏面21a2に取り付けられた電源タップ110と電源ケーブル120とが露出する。
そして、ユーザは、天板101の上方において、カバー体2の蓋面21aの裏面21a2に取り付けられた電源タップ110の差込口112から電源ケーブル120のプラグ121を引き抜いたり、電源タップ110の差込口112に電源ケーブル120のプラグ121を差し込んだりする。電源タップ110に接続された電源ケーブル120は、カバー体2をダクトカバー103に対して回動可能な長さの余長を有する。
そして、ユーザは、電源タップ110への電源ケーブル120の抜き差しが終了すると、カバー体2をダクトカバー103に対して回動させて、再びカバー体2がデスク100のダクト102を覆った状態とする。このとき、電源ケーブル120は、余長(カバー体2の回動動作に追従して移動する部分)がダクト102に収容される。
以上のように、本実施形態に係る電源タップ装着カバー1によれば、電源タップ110の裏面111bを、カバー体2の蓋面21aの裏面21a2に重ねて取り付ける。カバー体2をダクトカバー103に対して閉じた状態では、電源タップ110は、表面111aを下方に向けた姿勢である。電源タップ110への電源ケーブル120の抜き差し時は、カバー体2をダクトカバー103に対して回動させることで、電源タップ110の表面111aを天板101の上方に露出することができる。これにより、天板101の上方の広い空間において、カバー体2の蓋面21aの裏面21a2に取り付けられた電源タップ110の差込口112から電源ケーブル120のプラグ121を引き抜いたり、電源タップ110の差込口112に電源ケーブル120を差し込んだりすることができる。このため、電源タップ装着カバー1は、電源タップ110への電源ケーブル120の抜き差しが容易である。
カバー体2を閉じた状態では、電源タップ110は、デスク100のダクト102に収容されている。このとき、電源タップ110は、差込口112が配置された表面111aが下方を向いた姿勢とすることができる。このため、電源タップ装着カバー1は、カバー体2を閉じた状態において、電源タップ110や電源ケーブル120周りに埃がたまることを抑制することができる。電源タップ装着カバー1は、カバー体2を閉じた状態において、電源タップ110の差込口112に埃が入ることを抑制することができる。これにより、電源タップ装着カバー1は、電源タップ110や電源ケーブル120周りの安全性を確保することができる。しかも、カバー体2を閉じた状態では、デスク100のダクト102に電源タップ110と電源ケーブル120とを収容するので、電源タップ装着カバー1は、オフィス内及びデスク110上の美観を確保することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、カバー体2は、蝶番3を介してデスク100のダクトカバー103に対して回動自在に連結されているものとして説明したが、この構成に限定されない。例えば、カバー体2は、ダクトカバー103に対して回動自在ではなくてもよく、蝶番3を備えない構成でもよい。この場合、カバー体2は、デスク100のダクト102を覆うように載置すればよい。電源タップ110への電源ケーブル120の抜き差し時は、カバー体2をデスク100のダクト102から取り外して、表面111aを露出させればよい。
カバー体2は、蓋面21aの裏面21a2の全面が磁性体でなくてもよい。カバー体2は、蓋面21aの裏面21a2の一部に磁性体が配置されていればよい。この場合、磁性体と電源タップ110のマグネット114との間で、電源タップ110をカバー体2の蓋面21aの裏面21a2に固定可能な磁力を得られるように磁性体を配置すればよい。
電源タップ装着カバー1は、デスク100のダクト102を覆って取り付けるものとして説明したが、使用態様はこれに限定されない。例えば、ダクトの形成されていないデスクであっても、デスク同士を向い合せで、例えば数cmから10数cm程度の隙間を空けて配置し、その隙間を覆うように電源タップ装着カバー1を向い合せたデスクに架け渡して使用してもよい。この場合、電源タップ装着カバー1の下方にはダクトがないため、電源ケーブル120の余長は、電源タップ装着カバー1から下方に垂れ下がる。このような使用態様によれば、電源タップ装着カバー1は、ダクトのないデスクにも使用することができる。
1 電源タップ装着カバー
2 カバー体
21 本体
21a 蓋面
21a2 裏面
21d 切欠部
3 蝶番
100 デスク
101 天板
102 ダクト
110 電源タップ
114 マグネット
120 電源ケーブル
2 カバー体
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21a 蓋面
21a2 裏面
21d 切欠部
3 蝶番
100 デスク
101 天板
102 ダクト
110 電源タップ
114 マグネット
120 電源ケーブル
Claims (1)
- デスク上に電源タップを装着するための電源タップ装着カバーであって、
前記デスク上の所定箇所に着脱自在に構成され、少なくとも裏面が磁性体で形成されており、該裏面に、マグネットが装着された電源タップを着脱自在に装着する、
電源タップ装着カバー。
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JP2015221573A JP2017086558A (ja) | 2015-11-11 | 2015-11-11 | 電源タップ装着カバー |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017086558A true JP2017086558A (ja) | 2017-05-25 |
Family
ID=58766948
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2015221573A Pending JP2017086558A (ja) | 2015-11-11 | 2015-11-11 | 電源タップ装着カバー |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2017086558A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11131427B2 (en) * | 2016-10-31 | 2021-09-28 | Simple World Enterprises LLC | Apparatus and method for holding a plurality of items |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001104083A (ja) * | 1999-10-04 | 2001-04-17 | Kokuyo Co Ltd | 配線カバー |
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2015
- 2015-11-11 JP JP2015221573A patent/JP2017086558A/ja active Pending
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