JP4504583B2 - 棚板付き机 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば学習机等の棚板を有する机に関する。
【0002】
【従来の技術】
学習机の中には、子供の成長に合わせて天板の高さを調節したり、書籍等を載置する棚板の取付位置を上下に変えうるようにしたものがある。
従来の棚板は、1枚の長寸のものよりなり、その左右両端部を机の側板に支持して取付けているものが殆どである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、1枚の長寸の棚板の両端部が机の側板に支持されていると、棚板の左右長が大きくなるほど、書籍等の重量により中央部が撓み易くなり、落下や破損の恐れがある。そのため、棚板を厚肉とするなどして撓みにくくする必要があった。
【0004】
しかし、このようにすると、棚板の重量が増大し、その取り扱いや高さ調節等の作業が面倒となるとともに、コスト高にもなる。
また、天板上にパソコン等のディスプレイを載置しようとした際には、棚板は必然的にディスプレイより高い位置に取付けることとなるが、このようにすると、着座したままでは棚板に手が届きにくくなるため、棚板に書籍等を出し入れする際の使い勝手が悪くなる。
【0005】
さらに、棚板が1枚の長寸のものであると、上下寸法の大きく異なる書籍等を載置する際、最も大きな物品に合わせて棚板の高さを調節しなければならないため、上下の棚板間にデッドスペースが生じ、収納効率が悪くなる。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、棚板を短寸として撓みにくくするとともに、軽量化を図って取扱いや高さ調節を容易とし、かつ収納物の大きさや天板上の載置物等に合わせて各棚板の高さを単独で調節可能とすることにより、収納効率と使い勝手を向上させうるようにした、棚板付き机を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)左右1対の側板の後端部間に後面板を取付け、この後面板の前面の中間部に、上下方向を向く中間支持板を、その両側面が左右の側板の内側面と平行をなすように取付け、かつ前記両側板間に、後端部に前記中間支持板に前方より嵌合可能な前向きの逃げ溝を有する天板を、高さ調節可能として取付けるとともに、前記中間支持板と左右の側板間の少なくともいずれか一方に棚板を、高さ調節可能として取付ける。
【0008】
(2)上記(1)項において、中間支持板の両側面と左右の側板の内側面とに、棚板支持用の支持部材を取付可能な取付孔を、上下方向に多数列設する。
【0009】
(3)上記(1)または(2)項において、中間支持板を、後面板における左右の側板間の中央に取付ける。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の棚板付き机、すなわち学習机の一部を分解して示す斜視図、図2は、同じく組付けた状態の斜視図を示している。
【0011】
両図において、脚板を兼ねる側面視ほぼ直角三角形状の左右1対の側板(1)(1)の下端部間の後方寄りには、底板(2)の左右両端が固定され、また、両側板(1)(1)の下端部の後端縁間には、後面板(3)が、その下端を底板(2)の上面に当接させて固定されている。
両側板(1)の上端部の後端縁間には、飾り後面板(4)が取付けられている。
【0012】
左右の側板(1)(1)間の中央には、下端が底板(2)の後方寄りの上面と当接し、かつ下部後端面の切欠部(5)を後面板(4)の前面と上端に当接させるとともに、上部後端面の切欠部(6)を飾り後面板(4)の前面と下端に当接させてなる、側板(1)よりも前後寸法の小さな中間支持板(7)が、両側板(1)の上端と等高かつ内側面と平行をなすように立設されている。
【0013】
中間支持板(7)は、後面板(3)と飾り後面板(4)の背面側より両切欠部(5)(6)に向かって螺合したねじ(図示略)により固定されている。
【0014】
(8)は、引出し(9)を備える矩形状の天板で、左右寸法は、両側板(1)間の離間寸法とほぼ同等とされ、かつ後端部の中央には、上記中間支持板(7)に前方より嵌合可能な前向きスリット状の逃げ溝(10)が形成されている。
【0015】
天板(8)は、その逃げ溝(10)を中間支持板(7)に嵌合させるようにして、両側板(1)間に挿入したのち、各側板(1)に上下方向に所定間隔おきに列設された前後2列の取付孔(11)のいずれかに外側方より挿入したボルト(12)を、天板(8)の左右両側面のめねじ孔(13)に嵌合することにより、左右の側板(1)間に高さ調整可能として取付けられている。
【0016】
天板(8)の上方における中間支持板(7)と左右の側板(1)とのそれぞれの対向面間には、上下2段ずつの棚板(14)が、その左右両端の下面を、中間支持板(7)の両側面と側板(1)の内側面とに上下方向に所定間隔おきに列設された前後2列の任意のめねじ孔(15)に螺合したねじ付ピン(16)により受支することにより、上下位置調節可能として取付けられている。
【0017】
上記各棚板(14)の後端には、書籍等が後方へ滑落するのを防止するための低寸の立上がり片(14a)が取付けられている。
また、上部側の左右の棚板(14)の中央部には、短寸の仕切板(17)が上向きに取付けられている。
【0018】
なお、上記中間支持板(7)における上部側の棚板(14)よりの突出端部も、短寸の仕切板を兼ねている(図2参照)。
【0019】
上記実施形態の学習机においては、左右の側板(1)間の中央部における後方寄りに、側板(1)の下端部から上端に亘る長さの中間支持板(7)を立設し、この支持板(7)と両側板(1)との対向面間に、短寸の棚板(14)を取付けているため、通常の長寸の1枚の棚板に比して、棚板(14)に荷重が加わった際の撓み量が小さくなる。
【0020】
従って、安価な薄肉の棚板(14)を使用することができ、寸法が小さいことと相まって、棚板(14)が軽量化するため、その取扱いや高さ調節が容易となる。
【0021】
また、左右の棚板(14)の高さを、書籍等の上下寸法に合わせて独立して調節しうるので、上下の棚板(14)間に大きなデッドスペースが形成されることはなく、物品の収納効率が向上する。
【0022】
さらに、例えば図3に示すように、天板(8)上の左側部に、パソコンのディスプレイ(18)を載置する際などに、その上方の下段の棚板(14)を取外してディスプレイ(18)の設置スペースを確保することができるとともに、その右方の手の届き易い位置に棚板(14)を配置しうるので、棚板(14)の使い勝手が向上する。
【0023】
天板(8)の後端部中央に逃げ溝(10)を形成し、これを中間支持板(7)に前方より嵌合させているため、中間支持板(7)が障害となって天板(8)の大きさ(前後長)が制限されることはなく、かつ天板(8)の高さ調節も何ら支障なく行うことができる。
【0024】
なお、上記実施形態では、天板(8)の上方に棚板(14)を2段に取付けた例を示しているが、天板(8)の高さを高くした際は、下段の棚板(14)を取外して天板(8)の下方に付け替えたり、別の棚板を取付けたりすることができる。
【0025】
中間支持板(7)の両側面に支持ピンを取付けて、天板(8)の後端部中央の逃げ溝(10)付近も受支するようにしてもよい。このようにすると、天板(8)の支持強度が大となる。
【0026】
上記実施形態では、左右の棚板(14)の左右長を等しくして互換性を図るために、中間支持板(7)を左右の側板(1)間の中央に設けているが、机の用途等によっては、それを左右いずれか一方にずらして取付けることもある。この際は、それに合わせて、天板(8)の逃げ溝(10)の位置を変えればよい。
【0027】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、左右の側板間に中間支持板を立設し、この中間支持板と側板間に棚板を取付けるようにしているため、棚板は短寸となり、物品収納時の撓み量が小さくなる。
従って、棚板を安価で薄肉のものが使用でき、軽量化が図れるので、その取扱いや高さ調節が容易となる。
【0028】
また、左右に棚板を取付けた際に、それらの高さを、収納物の上下寸法に合わせて独立して調節しうるので、通常の1枚の長寸の棚板に比べて収納効率が向上する。
【0029】
さらに、天板上の一側部にパソコンのディスプレイ等を載置する際などには、その上方の棚板のみを取外してディスプレイの設置スペースを確保しうるとともに、他方の手の届き易い位置に棚板を取付けることができるので、使い勝手が向上する。
【0030】
天板の後端部に形成した逃げ溝を中間支持板に嵌合してあるため、天板の高さ調節を自在に行うことができるとともに、天板の前後長が制限されないので、天板面の有効面積が小さくなることはない。
また、天板の逃げ溝を中間支持板に嵌合したことにより、中間支持板の曲げ強度が大となる。
【0031】
請求項2記載の発明によれば、天板を上げた際などにおいて、その上方に取付けた棚板を天板の下方に付け替えることができる。
【0032】
請求項3記載の発明によれば、左右の棚板の左右寸法を等しくして、互換性を図ることができるので、寸法の異なる複数種の棚板を製作する必要はなく、経済的となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における学習机を、天板と棚板とを分解して示す斜視図である。
【図2】同じく、天板と棚板を組付けた状態の斜視図である。
【図3】同じく、天板上にパソコンのディスプレイを載置したときの棚板の取付例を示す斜視図である。
【符号の説明】
(1)側板
(2)底板
(3)後面板
(4)飾り後面板
(5)(6)切欠部
(7)中間支持板
(8)天板
(9)引出し
(10)逃げ溝
(11)取付孔
(12)ボルト
(13)めねじ孔
(14)棚板
(14a)立上り片
(15)めねじ孔
(16)ねじ付ピン
(17)仕切板
(18)ディスプレイ
Claims (3)
- 左右1対の側板の後端部間に後面板を取付け、この後面板の前面の中間部に、上下方向を向く中間支持板を、その両側面が左右の側板の内側面と平行をなすように取付け、かつ前記両側板間に、後端部に前記中間支持板に前方より嵌合可能な前向きの逃げ溝を有する天板を、高さ調節可能として取付けるとともに、前記中間支持板と左右の側板間の少なくともいずれか一方に棚板を、高さ調節可能として取付けたことを特徴とする棚板付き机。
- 中間支持板の両側面と左右の側板の内側面とに、棚板支持用の支持部材を取付可能な取付孔を、上下方向に多数列設したことを特徴とする請求項1記載の棚板付き机。
- 中間支持板を、後面板における左右の側板間の中央に取付けたことを特徴とする請求項1または2記載の棚板付き机。
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