JP6812735B2 - シェルフ及び天板付家具 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも二つの使用端を有する天板付き家具上で使用することができるシェルフ、及びこのようなシェルフを具備する天板付家具に関するものである。
2つの使用端を有する天板付き家具として、例えば、2台の執務用デスクを対面配置したものや、1枚の天板の2辺を使用端としたテーブル状のデスクなどが知られている。このような天板付き家具には、両使用端の中間位置に対面する両使用者がアクセス可能なシェルフが設けられる場合がある。
ところで、従来のシェルフは、家具本体に立設された柱上に棚板を設けておき、その棚板を両使用端側から共有することができるようになっている(例えば、特許文献1を参照)。
ところが、このようなものであると、各使用者の占有区域が明確でないためにトラブルの原因になるという点が懸念される(第1の課題)。
また、このようなものでは、本や雑誌、或いは間仕切りパネル等、種々の物品を起立状態で載置することが難しいという不便さもある(第2の課題)。
さらに、従来のものシェルフは、電源コンセントを備えていないため、天板上でパーソナルコンピュータ等の機器類を使用することが想定される家具においては、家具本体に電源コンセントや配線ダクト等を前記シェルフと干渉しないようの設けておく必要があり、構図が複雑化するきらいがある(第3の課題)。
特開2001−238736号公報
本発明(請求項1記載の発明)は、少なくとも前述した第1の課題を解消することを目的としている。
請求項1記載のシェルフは、少なくとも二つの使用端を有する天板付き家具上で天板上に載置して用いることができるシェルフであって、前記両使用端間に配されるシェルフベースと、このシェルフベースにおける前記使用端の一方に対応する側に設けられた第1の棚板と、前記シェルフベースにおける前記使用端の他方に対応する側に設けられた第2の棚板と、これら第1、第2の棚板間に位置させて前記シェルフベース上に形成された物品を配置可能な機能領域とを具備してなり、この機能領域の底が前記第1及び第2の棚板の上面より下方に位置する
請求項2記載のシェルフは、請求項1に係る構成において、前記シェルフベースが、下方に開放された中空体状のものである。
請求項3記載のシェルフは、請求項1又は2に係る構成において、前記シェルフベースが、前記棚板が載設される対をなす棚板支持板部を有しこれら棚板支持板部の内縁間に溝部を備えてなる上壁と、この上壁における前記棚板支持板部の外縁から下方に垂下する前後の面壁と、これら面壁の端部間を塞ぐ左右の端壁とを備えたものである。
請求項4記載のシェルフは、請求項3に係る構成において、前記機能領域が、前記シェルフベースの溝部内面及び前記両棚板の対向する端面を利用して形成された凹溝状のものである。
請求項5記載のシェルフは、請求項4に係る構成において、前記機能領域が、あり溝状のものである。
請求項6記載のシェルフは、請求項4又は5に係る構成において、前記機能領域に、扁平な物品を起立状態で保持するための保持具が設けられている。
請求項7記載のシェルフは、請求項1、2、3、4、5又は6に係る構成において、前記シェルフベースが、前記使用端に対応する対をなす面壁を備えたものであり、前記各面壁に電源コンセントがそれぞれ設けられており、前記シェルフベースの内部に前記電源コンセントに接続された配線を収容するためのダクト空間が形成されている。
請求項8記載のシェルフは、請求項7に係る構成において、前記各面壁に、それぞれが一対のプラグ孔を有する第1、第2の電源コンセントが隣設されており、第1の電源コンセントは、一対のプラグ孔が上下に並ぶように配置されているとともに、第2の電源コンセントは、一対のプラグ孔が左右に並ぶように配置されている。
請求項9記載のシェルフは、少なくとも二つの使用端を有する天板付き家具上で天板上に載置して用いることができるシェルフであって、前記両使用端間に配されるシェルフベースと、このシェルフベースにおける前記使用端の一方に対応する側に設けられた第1の棚板と、前記シェルフベースにおける前記使用端の他方に対応する側に設けられた第2の棚板と、これら第1、第2の棚板間に位置させて前記シェルフベース上に形成された物品を配置可能な機能領域とを具備してなり、この機能領域に、扁平な物品を起立状態で保持するための保持具が設けられている
請求項10記載の天板付家具は、対をなす使用端間に配線挿通窓を有する天板を具備してなる家具本体と、この家具本体の前記配線挿通窓を覆いうる天板上の位置に配された請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載のシェルフと、このシェルフを前記天板上に固定するシェルフ支持体とを具備してなり、前記シェルフ支持体が前記配線挿通窓を利用して前記天板に止着された一体構造品である。
なお、本発明において、「あり溝状」とは、上端開口幅よりも底側の幅のほうが大きくなる凹溝形状全般を示す概念である。
本発明によれば、各使用者の占有区域が明確でないことによるトラブルの発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る天板付家具を示す正面図。 同実施形態に係る天板付家具を示す平面図。 同実施形態に係る天板付家具を示す斜視図。 同実施形態に係る天板付家具を示す斜視図。 同実施形態に係る天板付家具を示す分解斜視図。 同実施形態に係るシェルフを示す正面図。 同実施形態に係るシェルフを示す底面図。 図6におけるA−A線に沿った拡大断面図。 図6におけるB−B線に沿った拡大断面図。 本発明の他の実施態様に係る天板付家具を示す平面図。 本発明の他の実施態様に係る天板付家具を示す平面図。 本発明の他の実施態様に係る天板付家具を示す平面図。
本発明の一実施形態を、図1〜図9を参照しつつ以下に述べる。
本実施形態は、対をなす使用端11a間に配線挿通窓11bを有する天板11を具備してなる家具本体1と、この家具本体1の前記配線挿通窓11bを覆いうる天板11上の位置に配されたシェルフ2と、このシェルフ2を前記天板上11に固定するシェルフ支持体3とを具備してなる天板付家具Tである。以下、この天板付家具Tについて詳細に説明する。
ここで、図1は、天板付家具Tを示す部分的な正面図である。図2は、同平面図である。図3は、天板付家具Tを上方から示す斜視図である。図4は、天板付家具Tを下方から示す斜視図であり、家具本体1の後述する脚体12の一部を破断しているとともに、家具本体1の後述する配線受け13を想像線で示している。図5は、天板付家具Tを示す分解斜視図である。図6は、シェルフを示す正面図である。図7は、同底面図である。図8は、図6におけるA−A線に沿った拡大断面図である。図9は、図6におけるB−B線に沿った拡大断面図である。図8及び図9では、家具本体1の天板11を想像線で示している。
前記家具本体1は、図1〜図5に示すように、平面視四角形状をなす前記天板11と、この天板11の角部を下面側から支持する脚体12とを備えたもので、前記天板11の中央には前記配線挿通窓11bを設けてある。前記天板11は、例えば一辺を1200mmに設定された平面視正方形状のものであり、対向する前後の2辺を使用端11aとしている。前記配線挿通窓11bは、前記両使用端11aから等距離にある天板11の中央部分に形成された平面視四角形状のものであり、この配線挿通窓11bの下方には配線受け13が配されている。この配線受け13は、左右方向に開放されたチャンネル状のもので、前後両端部が前記配線挿通窓1bの前後の縁に対応する下側開口端面に止着されている。
前記シェルフ2は、図1〜図9に示すように、前記天板11の両使用端11a間に配されるシェルフベース4と、このシェルフベース4における前記使用端11aの一方に対応する側に設けられた第1の棚板5と、前記シェルフベースにおける前記使用端11aの他方に対応する側に設けられた第2の棚板6と、これら第1、第2の棚板5、6間に位置させて前記シェルフベース4上に形成された物品を配置可能な機能領域7とを具備してなる。
前記シェルフベース4は、図2、図3及び図5〜図9に示すように、下方に開放された中空体状のもので、前記棚板5、6が載設される対をなす棚板支持板部411を有しこれら棚板支持板部411の内縁411a間に溝部412を備えてなる上壁41と、この上壁41における前記棚板支持板部411の外縁411bから下方に垂下し両使用端11aにそれぞれ対応する前後の面壁42と、これら面壁42の端部間を塞ぐ左右の端壁43とを備えたものである。
詳述すれば、前記上壁41は、図7〜図9に示すように、前記棚板5、6の下面5a、6aを支持する対をなす平坦な棚板支持板部411と、これら棚板支持板部411間に設けられた上方に開口する前記溝部412とを備えたもので、共通の板金素材により一体に形成されている。この上壁41の各棚板支持板部411には、棚板5、6を取り付けるための複数のねじ挿通孔411xが長手方向すなわち左右方向に間隔を空けて形成されているとともに、前記溝部412の底板には、複数対の保持具取付孔412xが長手方向すなわち左右方向に間隔を空けて形成されている。そして、前記溝部412の底板412aにおける前記保持具取付孔412xに対応する部位には、後述する保持具71の下端部を支持するための支持ブラケット44が設けられている。
前記面壁42は、図7〜図9に示すように、前記上壁41と一体に設けられた板金製のもので、下縁に内側に折り返されたフランジ部421を有している。このフランジ部421の下面には、弾性変形可能な遮光シート422が添設されている。また、これら各面壁42における使用者から見て左側の端部近傍には、それぞれが一対のプラグ孔を有する第1、第2の電源コンセント45、46が隣設されている。第1の電源コンセント45は、一対のプラグ孔が上下に並ぶように配置されているとともに、第2の電源コンセント46は、一対のプラグ孔が左右に並ぶように配置されている。一方、このシェルフベース4の内部すなわち前記両面壁42の内面42a、42a間には、前記電源コンセント45、46に接続された配線Cを収容するためのダクト空間4sが形成されている。このダクト空間4sに配された配線Cは、前記天板11の配線挿通窓11bを通して前記配線受け13上に導かれ、図示しないコネクタを介して電源に接続されている。
前記端壁43は、図7〜図9に示すように、上縁を前記上壁41の棚板支持板部411の上面に合致させた状態で前後の面壁42の端縁間を閉塞するもので、その下縁には内側に折り返されたフランジ部431を有している。このフランジ部431の下面には、弾性変形可能な遮光シート432が添設されている。また、この端壁43の前後方向中央部における上縁には、内方に延出して下方に屈曲する化粧用フランジ433が形成されている。
前記第1及び第2の棚板5、6は、図1〜図3及び図5〜図9に示すように、前記シェルフベース4の上壁41における棚板支持板部411よりも若干幅寸法が大きな平面視長方形状をなすもので、前記シェルフベース4の上壁41のねじ挿通孔411xに対応する部位に、図示しない埋め込みナットが埋設されている。すなわち、これらの棚板5、6は、前記上壁41の下面側から前記ねじ挿通孔411xを通して前記ナットにねじBx、Byを螺着することにより前記シェルフベース4に固定されている。なお、中央部に位置するねじByは、後述するシェルフ支持体3と前記上壁41とを前記棚板5、6に共締めする役割を担っている。また、これら第1及び第2の棚板5、6の外縁5a、6aは、前記面壁42の外面よりも外方に達している。
前記機能領域7は、図2、図3、図5、図8及び図9に示すように、前記シェルフベース4の溝部412の内面412b及び前記両棚板5、6の対向する端面5b、6bを利用して形成された凹溝状のものである。すなわち、この機能領域7は、家具本体1の天板11を一方の使用領域側と他方の使用領域側と区成し得る位置、換言すれば当該シェルフ2の第1の棚板5と第2の棚板6とを区画しうる位置に形成されたもので、前記上壁41の溝部412の底板412aを底とする凹溝状をなしている。なお、前記第1、第2の棚板5、6の各内縁(前記対向する端面5b、6b)は前記上壁41の溝部412上にオーバーハングした状態で配置されているため、この機能領域7は上端開口幅よりも底側の幅のほうが大きくなる凹溝形状、すなわちあり溝状をなしている。そして、この機能領域7には、扁平な物品を起立状態で保持するための保持具71が設けられている。この保持具71は、前後方向に一定の間隔を空けて配置された門型をなす一対の倒れ止めバー711からなるもので、この実施形態においては、かかる保持具71が3組長手方向に間欠配置されている。各倒れ止めバー711は、その基端部を、前記溝部412の底板412aにおける前記保持具取付孔412xに貫装されており、その貫通端を前記支持ブラケット72に支持させている。前記支持ブラケット72は、上端部を前記上壁41の溝部412の底板412aの下面に止着したもので、前記倒れ止めバー711の下端を下側から支持する第1の横架板721と、この第1の横架板721よりも上側に設けられ、前記倒れ止めバー711の下端近傍部を支持する第2の横架板722とを備えている。この機能領域7には、前記保持具71を利用して扁平な物品を起立状態で保持することができるようになっている。具体的には、デスクトップパネルとして機能するボードや、雑誌その他の書籍類や、タブレット等を前記保持具71の倒れ止めバー711間或いは片方の倒れ止めバー711に立て掛けて起立状態で保持させておくことができる。なお、前記倒れ止めバー711間の離間寸法よりも薄いボード73をがたつきなく配置したい場合には、例えば図3及び図8に示すように、前記ボード73を起立状態で保持するための格別な脚体74を前記機能領域7内に配しておき、この脚体74に前記ボード73を支持させるようにすることもできる。前記脚体74は、ボードを挟持する脚体本体741と、この脚体本体741の下端に旋回可能に設けられた脚羽根742とを備えたもので、前記倒れ止めバー71と干渉しないように前記機能領域7に配置することができる。
以上説明したシェルフ2は、前記家具本体1の天板11上に当該天板11の配線挿通窓11bを覆うように載置されたもので、前記シェルフ支持体3を介して前記天板11に固定されている。
前記シェルフ支持体3は、前記配線挿通窓11bを利用して前記天板11に止着された板金製の一体構造品である。詳述すれば、このシェルフ支持体3は、図4〜図9に示すように、前記シェルフ2内に収容され当該シェルフ2に固定される支持体本体31と、この支持体本体31の下端から前記天板11の配線挿通窓11b内に延出するアーム部32と、このアーム部32の先端に設けられ前記配線挿通窓11bの下側の開口端面すなわち天板11の下面にねじ止めされる取付部33とを備えたものである。
前記支持体本体31は、前記シェルフベース4の上壁41における溝部412の左右方向中間部分を下側から囲うようなチャンネル形状をなすもので、上端にねじ挿通孔311aを有する取付フランジ311を備えている。前記取付フランジ311のねじ挿通孔311aは、前記上壁41に設けられた棚板取付用のねじ挿通孔411xの一部と合致するように構成されており、この取付フランジ311と前記上壁411xとを前記ねじByにより棚板5、6に共締めすることにより当該支持体本体31が前記シェルフベース4に取り付けられている。この支持体本体31の左右方向寸法は、前記配線挿通窓11bの左右方向の開口幅よりも小さく設定されており、前記配線挿通窓11bの縁と前記支持体本体31との間には前記シェルフ4の内部に形成されているダクト空間4sを前記天板11の下側の空間に連通させるための隙間Sが形成されるように設定されている。支持体本体31の下端部における左右両側縁には、前記アーム部32が一体に設けられている。前記アーム部32の先端に設けられた取付部33にはねじ挿通孔33aが形成されており、このねじ挿通孔33aに挿通させたねじBzを天板11の下面に埋設された図示しない埋め込みナットに螺着することにより当該シェルフ支持体3が前記天板1に固定されるようになっている。
以上に述べたように、本実施形態によれば、一方の使用端11aに着座した使用者が第1の棚板5、他方の使用端11aに着座した使用者が第2の棚板6を利用するようにできる、すなわち各使用者が占有する棚板5、6を明確にすることができるので、各使用者の占有区域が明確でないことによるトラブルの発生を抑制することができる。
また、前記シェルフベース4が、下方に開放された中空体状のものであるので、前記配線挿通窓11bを有する天板11を備えた家具本体1にこのシェルフベース4を取り付けた際に前記配線挿通窓11bと前記シェルフベース4の内部の空間すなわち前記ダクト空間4sとが連通し、この空間内に配置した取付金具、より具体的には前記シェルフ支持体3を介してシェルフ2を天板本体1にしっかり固定することができる。
さらに、前記シェルフベース4が、前記棚板5、6が載設される対をなす棚板支持板部411を有しこれら棚板支持板部411の内縁間411aに溝部412を備えてなる上壁41と、この上壁41における前記棚板支持板部411の外縁411bから下方に垂下する前後の面壁42と、これら面壁42の端部間を塞ぐ左右の端壁43とを備えたものとすることにより、簡単な構成でこのシェルフベース4に棚板5、6を保持する機能を備えさせつつ前記溝部412を含む機能領域7を形成することができる。
その上、前記機能領域7が、前記シェルフベース4の溝部412の内面412b及び前記両棚板5、6の対向する端面5b、6bを利用して形成された凹溝状のものであるので、簡単な構成によりこの機能領域7を実現することができる。
特に、前記機能領域7が、上端開口幅よりも底側の幅のほうが大きくなる凹溝形状、すなわちあり溝状のものであるので、棚板5、6の面積を減らすことなく、この機能領域7の底面の面積を確保することができる。その結果、上述したボード73を起立状態で保持するための脚体74の脚羽根742を棚板5、6の下方に潜り込ませて配置する等、前記機能領域7内に種々の物品を種々の態様で配置することができる。
また、シェルフ2の機能領域7に配した保持具71を利用して扁平な物品を起立状態で保持することができるので、棚板を共用する態様と比較して、多様な物品配置態様を採ることができ、使い勝手が向上する。
さらに、シェルフ2の面壁42に電源コンセント45、46を設けているとともに、シェルフ4内部にダクト空間4sを有するので、電源コンセント45、46を自在に使うことができる上に天板11上に配線類が乱雑に配されることを抑制することもできる。
加えて、各面壁42における第1の電源コンセント45は、一対のプラグ孔が上下に並ぶように配置されているとともに、第2の電源コンセント46は、一対のプラグ孔が左右に並ぶように配置されているので、各種のプラグを相互に干渉しないように前記電源コンセント45、46に接続することを容易に実現できる。
そして、前記シェルフ4を配線挿通窓11bの上に被せるように配置しているので、見栄えがよいだけでなく、配線挿通窓11bとシェルフ4内部のダクト空間4sとの連携をうまくとることができる。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限らない。
例えば、以上説明した実施形態では、対面する二辺をそれぞれ使用端とした一枚物の天板を具備した天板付家具について説明したが、本発明の天板付家具は、それぞれ単一の使用端を有する天板要素を備えたデスク等を対面配置したようなものであってもよい。すなわち、本発明である天板とは、一枚物であっても、複数枚の天板要素からなるものであってもよい。
また、以上説明した実施形態では、平面視正方形状の天板上にシェルフを設けた場合について説明したが、天板は、図10〜図12に示すように、例えば長方形状のものであってもよい。また、シェルフは天板の一端から他端にいたる長手寸法を有するものだけでなく、より短いものであってもよい。短いものであっても、例えば図11に示すように間隔を空けて複数のシェルフを配置する態様や、図12に示すように複数のシェルフを密着させて配置する態様を採用してもよい。上記説明及び前記図10〜図12を参照しつつ説明した実施態様では、天板の形状及びシェルフの長手寸法以外同様の構成を有しているので、上述した実施形態におけるものに対応する部位には、同一の名称及び符号を付し、説明を省略する。
加えて、上述した実施形態では、シェルフベースを、下方に開放された中空体状のものとし、シェルフベース内部の空間と家具本体の天板の配線挿通窓とこのシェルフベース内部の空間とを連通させているが、配線挿通窓を有しない天板を備えた家具本体とともに用いる場合等においては、下方ではなく側方や上方に開放された中空体状のシェルフベースや、中実なシェルフベースを採用してももちろんよい。すなわち、中空体状のシェルフベースにおいては、上壁、前後の面壁及び左右の端壁のいずれかを省略してもよく、また、シェルフベースの下面を閉塞する底壁を設けてもよい。
一方、シェルフベースが上壁を有するシェルフにおいて、上壁の溝部を省略し、該シェルフベースに支持させた両棚板の対向する端面を利用して機能領域を形成してもよい。もちろん、上壁から起立し左右方向に伸びる起立壁を両棚板の対向する端面に近接させてそれぞれ設け、この起立壁の内面を利用して機能領域を形成してもよい。
さらに、機能領域に、扁平な物品を起立状態で保持するための保持具を設ける態様に代えて、配線挿通領域として機能領域を構成する態様等を採用してもよい。また、前記保持具を、門型をなす一対の倒れ止めバーを利用したものでなく、機能領域の奥行き方向中央から起立させて設けた起立板の板面にそれぞれ設けた平面視コ字状をなす倒れ止め部材を利用するもの等、種々のものを採用してよい。
また、機能領域の形状は、上述した実施形態では、前述したように、該機能領域内に種々の物品を種々の態様で配置することができるようにすべく、あり溝状としているが、上下寸法の全域にわたって開口幅が等しくなる形状や、上端開口幅よりも底側の幅のほうが小さくなる形状等を採用するようにしてもかまわない。
そして、シェルフの面壁の電源コンセントを省略する態様や、シェルフの面壁に電源コンセントを1つだけ、あるいは3つ以上設ける態様を採用してももちろんよい。各電源コンセントのプラグ孔の配置も、一対のプラグ孔が上下に並ぶもののみ配する態様や、一対のプラグ孔が左右に並ぶもののみ配する態様を採用してもよく、もちろん一対のプラグ孔が上下に並ぶ電源コンセント及び一対のプラグ孔が左右に並ぶ電源コンセントをそれぞれ1つ以上配する態様を採用してもよい。
加えて、シェルフの天板に対する取付態様も、任意のものを採用してもよい。
また、シェルフ支持体は、板金製のものに限らず、鋳物成型により一体に形成されているものであってもよい。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
T…天板付家具
1…家具本体
11…天板
11a…使用端
11b…配線挿通窓
2…シェルフ
3…シェルフ支持体
4…シェルフベース
5…第1の棚板
6…第2の棚板
7…機能領域

Claims (10)

  1. 少なくとも二つの使用端を有する天板付き家具上で天板上に載置して用いることができるシェルフであって、
    前記両使用端間に配されるシェルフベースと、このシェルフベースにおける前記使用端の一方に対応する側に設けられた第1の棚板と、前記シェルフベースにおける前記使用端の他方に対応する側に設けられた第2の棚板と、これら第1、第2の棚板間に位置させて前記シェルフベース上に形成された物品を配置可能な機能領域とを具備してなり、この機能領域の底が前記第1及び第2の棚板の上面より下方に位置するシェルフ。
  2. 前記シェルフベースが、下方に開放された中空体状のものである請求項1記載のシェルフ。
  3. 前記シェルフベースが、前記棚板が載設される対をなす棚板支持板部を有しこれら棚板支持板部の内縁間に溝部を備えてなる上壁と、この上壁における前記棚板支持板部の外縁から下方に垂下する前後の面壁と、これら面壁の端部間を塞ぐ左右の端壁とを備えたものである請求項1又は2記載のシェルフ。
  4. 前記機能領域が、前記シェルフベースの溝部内面及び前記両棚板の対向する端面を利用して形成された凹溝状のものである請求項3記載のシェルフ。
  5. 前記機能領域が、あり溝状のものである請求項4記載のシェルフ。
  6. 前記機能領域に、扁平な物品を起立状態で保持するための保持具が設けられている請求項4又は5記載のシェルフ。
  7. 前記シェルフベースが、前記使用端に対応する対をなす面壁を備えたものであり、
    前記各面壁に電源コンセントがそれぞれ設けられており、前記シェルフベースの内部に前記電源コンセントに接続された配線を収容するためのダクト空間が形成されている請求項1、2、3、4、5又は6記載のシェルフ。
  8. 前記各面壁に、それぞれが一対のプラグ孔を有する第1、第2の電源コンセントが隣設されており、第1の電源コンセントは、一対のプラグ孔が上下に並ぶように配置されているとともに、第2の電源コンセントは、一対のプラグ孔が左右に並ぶように配置されている請求項7記載のシェルフ。
  9. 少なくとも二つの使用端を有する天板付き家具上で天板上に載置して用いることができるシェルフであって、
    前記両使用端間に配されるシェルフベースと、このシェルフベースにおける前記使用端の一方に対応する側に設けられた第1の棚板と、前記シェルフベースにおける前記使用端の他方に対応する側に設けられた第2の棚板と、これら第1、第2の棚板間に位置させて前記シェルフベース上に形成された物品を配置可能な機能領域とを具備してなり、この機能領域に、扁平な物品を起立状態で保持するための保持具が設けられているシェルフ。
  10. 対をなす使用端間に配線挿通窓を有する天板を具備してなる家具本体と、この家具本体の前記配線挿通窓を覆いうる天板上の位置に配された請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載のシェルフと、このシェルフを前記天板上に固定するシェルフ支持体とを具備してなり、前記シェルフ支持体が前記配線挿通窓を利用して前記天板に止着された一体構造品である天板付家具。
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