JP7315828B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車体にロックしまたはロック解除することができるロック装置を有する車両用シートに関する。
車両用のシートは、使用目的に応じてレイアウトを変化させられるよう、可動に構成されることが多い。そして、シートを車体にロックするロック装置のロックを解除するために、ロック装置のレバーにストラップ(ベルト)を連結して、ストラップの一端をシートの外部に露出させたものがある。
特開2015-174470号公報
しかしながら、ロック装置の構造によっては、ストラップを引っ張るのに大きな力が必要であり、ロック解除の操作がしにくい場合がある。
そこで、本発明は、ロック装置のロックを解除するためのストラップの荷重を小さくすることを目的とする。
また、ストラップとパッドとが擦れることを抑制することを目的とする。
また、ロック装置の故障を抑制することを目的とする。
また、車両用シートの剛性を向上することを目的とする。
また、シートバックフレームを製造しやすくすることを目的とする。
また、ストラップの耐久性を高めることを目的とする。
また、ロック装置の操作性を向上させることを目的とする。
前記した目的を達成するための本発明は、シートバックフレームを有するシートバックと、シートバックフレームを車体にロックするためのシートバックフレームに固定されたロック装置であって、上方に引き上げられることでロック解除する操作部材を有するロック装置と、操作部材を引き上げるためのストラップと、を備える車両用シートである。
シートバックフレームには、ストラップの一端が係合するストラップ係合部が設けられる。
操作部材は、ストラップ係合部より下に位置する操作係合部を有する。
ストラップは、ストラップ係合部に係合するフレーム係合部と、シートバックの上部の引出口からシートバックの外部に露出した把持部とを有し、フレーム係合部から操作係合部の下側を通って把持部へ向けて上方へ延び、操作係合部を引き上げ可能に操作係合部に係合する。
このような構成によれば、把持部を引っ張った際に、操作係合部とストラップ係合部の間で張られたストラップの部分と、操作係合部から把持部へ向けて張られたストラップの部分とが、ともに操作係合部を上に引き上げるので、ストラップの張力の約2倍の力で操作係合部を引き上げることができ、ロック装置のロックを解除するためのストラップの荷重を小さくすることができる。
前記した車両用シートは、ストラップの前側にパッドを備えることができる。そして、操作係合部の下側から把持部へ延びる部分は、フレーム係合部から操作係合部の下側へ延びる部分よりも後ろに位置することが望ましい。
把持部を引っ張った際には、操作係合部の下側から把持部へ延びる部分が上下に動く。この構成によれば、この上下に動く部分が、フレーム係合部から操作係合部の下側へ延びる部分よりも後ろにあることで、ストラップと、ストラップの前方にあるパッドとが擦れることを抑制することができる。これにより、パッドの損傷を抑制することができる。
前記した車両用シートは、シートバックフレームに固定された、上下方向に交差する方向に延びる移動規制部を備えることができる。
そして、ストラップは、ベルトからなり、ベルトが折り畳まれて重ねられるとともに重なった部分が互いに接合された接合部を有することができる。移動規制部は、接合部の上の複数枚のベルトの間に配置され、把持部が引っ張られた場合に、接合部に係合して把持部の引張操作量を制限可能であることが望ましい。
このような構成によれば、接合部が移動規制部に係合することで、把持部の引張操作量を制限可能であるので、ロック装置が故障することを抑制することができる。
この場合、接合部は、複数枚のベルトが縫製により接合されていてもよい。
このような構成によれば、縫製により、接合部を強固にすることができる。
移動規制部は、ストラップ係合部よりも後ろに位置していてもよい。そして、ストラップは、移動規制部に接触する部分で後ろに突出するように折れ曲がっていることが望ましい。
このような構成によれば、ストラップが、ストラップの前側にあるパッドと接触しにくい。
車両用シートは、シートバックフレームに固定された、ワイヤを屈曲させてなる第1ワイヤブラケットをさらに備えることができる。
第1ワイヤブラケットは、上に向かって開口した第1U字形状部であり、下端部が前記ストラップ係合部である第1U字形状部と、第1U字形状部の一方の上端から上下方向に交差する方向に延びる前記移動規制部と、を有することができる。
また、車両用シートは、シートバックフレームに固定された、ワイヤを屈曲させてなる第2ワイヤブラケットであって、下に向けて開口するU字形状の第2ワイヤブラケットをさらに備えることができる。
そして、第1ワイヤブラケットは、下に向けて開口した第2U字形状部を有し、当該第2U字形状部は、上縁部と、当該上縁部の左右両端部から下方に延びる一対の下方延出部とを有し、第2ワイヤブラケットの一対の下端部のそれぞれは、第2U字形状部の一対の下方延出部のそれぞれに固定され、ストラップは、第2U字形状部と第2ワイヤブラケットの間を通っている構成とすることができる。
前記した車両用シートは、第2U字形状部と第2ワイヤブラケットの両方に固定された環形状のワイヤからなる第3ワイヤブラケットをさらに備えることができる。ストラップは、第3ワイヤブラケットの環形状の中を通っていてもよい。
これによれば、第3ワイヤブラケットにより、シートバックフレームの、ストラップが引き出される部分の剛性を高めることができる。
車両用シートは、貫通孔を有し、第3ワイヤブラケットに固定されたプラスチックカバーをさらに備えることができる。そして、ストラップは、プラスチックカバーの貫通孔を通っている構成であってもよい。
一対の下方延出部の1つは、第1U字形状部の他方の上端に繋がる構成であってもよい。そして、第1ワイヤブラケットは、前側から見て渦巻き形状を有することが望ましい。
このような構成によれば、第1ワイヤブラケットを一本のワイヤから製造することが可能である。すなわち、シートバックフレームを製造しやすくすることができる。
ストラップは、ベルトからなっていてもよい。そして、ストラップの一方の端部は、ベルトが折り畳まれて接合されることでループ形状に形成され、当該一方の端部のループ形状の部分がフレーム係合部を構成し、ストラップの他方の端部は、ベルトが折り畳まれて接合されることでループ形状に形成され、当該他方の端部のループ形状の部分が把持部を構成していてもよい。
また、ストラップの一方の端部は、ベルトが折り畳まれて重なった部分が操作係合部に係合していることが望ましい。
このようにベルトが重なった部分が操作係合部と係合することで、ストラップの耐久性を高めることができる。
前記したストラップは、一方の端部のベルトが折り畳まれて重なった部分の長さより、他方の端部のベルトが折り畳まれて重なった部分の長さの方が長くてもよい。
ロック装置は、筐体を有していてもよい。操作部材は、筐体から延出する基部が、左右方向において、ストラップが係合した操作係合部と異なる位置に位置し、左右方向において、引出口が配置された範囲と操作係合部が配置された範囲とは重なっていてもよい。
このような構成によれば、操作部材の基部がストラップの引出口と左右にずれていても、引出口と操作係合部が左右方向において重なる範囲にあるので、ストラップを真っ直ぐ上に引きやすい。すなわち、ロック装置の操作性を向上させることができる。
本発明によれば、ロック装置のロックを解除するためのストラップの荷重を小さくすることができる。
また、ストラップの上下に動く部分が、フレーム係合部から操作係合部の下側へ延びる部分よりも後ろにあることで、ストラップと、ストラップの前方にあるパッドとが擦れることを抑制することができる。
また、接合部が移動規制部に係合することで、把持部の引張操作量を制限可能であるので、ロック装置が故障することを抑制することができる。
また、接合部を縫製で構成することで、接合部を強固にすることができる。
また、ストラップが、移動規制部に接触する部分で後ろに突出するように折れ曲がっていることで、ストラップが、ストラップの前側にあるパッドと接触しにくい。
また、第3ワイヤブラケットを第2U字形状部と第2ワイヤブラケットの両方に固定することで、シートバックフレームの、ストラップが引き出される部分の剛性を高めることができる。
また、一対の下方延出部の1つは、第1U字形状部の他方の上端に繋がり、第1ワイヤブラケットは、前側から見て渦巻き形状を有することで、第1ワイヤブラケットを一本のワイヤから製造することが可能である。すなわち、シートバックフレームを製造しやすくすることができる。
また、ベルトが重なった部分が操作係合部と係合することで、ストラップの耐久性を高めることができる。
また、操作部材の基部がストラップの引出口と左右にずれていても、引出口と操作係合部が左右方向において重なる範囲にあるので、ストラップを真っ直ぐ上に引きやすい。すなわち、ロック装置の操作性を向上させることができる。
実施形態に係る車両用シートの斜視図である。 シートバックフレームを正面から見た図である。 シートバックフレームのワイヤブラケット付近の斜視図である。 ロック装置がロック状態にあるときの車両用シートの左右方向から見た断面図である。 ストラップを引いてロック装置がアンロック状態にあるときの車両用シートの前後方向断面図である。 形状保持ワイヤの位置における車両用シートの前後方向断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すように、実施形態に係る車両用シートSは、例えば、自動車の後部座席に用いられるシートであり、シートバックS1と、シートクッションS2と、ヘッドレストS3と、アームレストS4とを備えて構成されている。
シートバックS1は、図2、図3に示すようなシートバックフレーム30を有する。そして、図4に示すように、シートバックフレーム30には、パッドPが被せられ、パッドPにはさらに表皮81が被せられている。シートクッションS2、ヘッドレストS3およびアームレストS4も、同様に、図示しないフレームとパッドと表皮とを有して構成されている。パッドPは、シートバックフレーム30の前側に位置する前側パッドP1と、シートバックフレーム30の後側に位置する後側パッドP2とを有している。前側パッドP1は、ストラップ10の前側に位置する。
また、図1に示すように、車両用シートSは、シートバックフレーム30を車体90にロックするためのロック装置20と、ロック装置20をロック解除するときに操作するためのストラップ10とを備える。
車体90には、U字形状のワイヤからなるストライカ95が固定されている。ロック装置20は、回動可能なラッチ25(図4参照)を有しており、ラッチ25がストライカ95に係合することでシートバックS1を車体90に対して動かないようにロックすることが可能となっている。
ロック装置20は、シートバックフレーム30に固定されている(図2参照)。ロック装置20は、上方に引き上げられることでロック解除する操作部材21を有する。一方、シートバックフレーム30には、ストラップ10の一端が係合するストラップ係合部41Aが設けられている。
そして、操作部材21は、ストラップ係合部41Aより下に位置する操作係合部21Bを有する。
ストラップ10は、ストラップ係合部41Aに係合するフレーム係合部12と、シートバックS1の上部の引出口S11からシートバックS1の外部に露出した把持部11とを有する。そして、ストラップ10は、フレーム係合部12から操作係合部21Bの下側を通って把持部11へ向けて上方へ延び、操作係合部21Bを引き上げ可能に操作係合部21Bに係合している。
図2および図3に示すように、シートバックフレーム30は、パイプフレーム31と、パンフレーム32と、ヘッドレストブラケット33とを主に有する。
パイプフレーム31は、パイプを屈曲させてなるフレームであり、上下方向に延びる一対のサイドフレーム31A(図2では1つのみ図示)と、一対のサイドフレーム31Aの上端を繋ぐアッパーフレーム31Bとを有する。ヘッドレストブラケット33は、各座席に合わせてアッパーフレーム31Bに一対ずつ固定されている。
なお、本明細書において、上下、左右および前後は、シートバックS1が車体90にロックされた状態における車両用シートSを基準とする。また、左右方向の内側、外側は、車体90ではなく、車両用シートSを基準とする。
パンフレーム32は、金属板からなるフレームであり、パイプフレーム31の後側に配置され、パイプフレーム31に溶接等により固定されている。パンフレーム32は、軽量化のために複数のパンチング孔32Hを有している。
シートバックフレーム30は、第1ワイヤブラケット40と、第2ワイヤブラケット52と、第3ワイヤブラケット53と、第4ワイヤブラケット54と、プラスチックカバー55とを備える。
第1ワイヤブラケット40は、ワイヤを屈曲させてなり、シートバックフレーム30に固定されている。第1ワイヤブラケット40は、上に向かって開口した第1U字形状部41と、下に向かって開口した第2U字形状部42と、シートバックフレーム30に固定された移動規制部43とを有する。
第1U字形状部41は、左右方向に延びる下端部であるストラップ係合部41Aと、ストラップ係合部41Aの左右内側の端から上に延びる第1上方延出部41Bと、ストラップ係合部41Aの左右外側の端から上に延びる第2上方延出部41Cと、第1上方延出部41Bの上端から左右内側かつ上方に斜めに延びる傾斜部41Dとを有する。
ストラップ係合部41Aは、本実施形態において、左右に水平方向に延びているが、多少斜めであってもよい。また、ストラップ係合部41Aは、本実施形態において直線形状であるが、上方に開口した半円形状であってもよい。ストラップ係合部41Aは、パイプフレーム31およびパンフレーム32からは空間を保って離れた位置に配置されている。
第1U字形状部41の一方の上端である第2上方延出部41Cの上端からは、移動規制部43が上下方向に交差する方向に延びている。移動規制部43は、パイプフレーム31およびパンフレーム32からは空間を保って離れた位置に配置されている。本実施形態においては、移動規制部43は、左右に水平に延びているが、水平方向に対して斜めに延びていてもよいし、ストラップ10の平たい面が左右方向を向いている場合などにおいては、前後方向に延びていてもよい。
第2U字形状部42は、左右方向に延びる上縁部42Aと、上縁部42Aの左右内側の端から下に延びる第1下方延出部42Bと、上縁部42Aの左右外側の端から下に延びる第2下方延出部42Cと、第2下方延出部42Cの下端から左右方向内側へ向けて延びる固定部42Dとを有する。第1下方延出部42Bおよび第2下方延出部42Cは、一対の下方延出部の一例である。
一対の下方延出部の1つである第1下方延出部42Bは、第1U字形状部41の他方の上端である傾斜部41Dと繋がっている。これにより、第1ワイヤブラケット40は、第1U字形状部41と第2U字形状部42とを合わせて、前側から見て内側から外側に時計回りに延びる渦巻き形状を有している。
第1ワイヤブラケット40は、傾斜部41D、第2下方延出部42Cおよび固定部42Dがシートバックフレーム30に固定されている。具体的に、傾斜部41Dは、パイプフレーム31のサイドフレーム31Aとアッパーフレーム31Bを繋ぐ円弧形状に延びる部分に溶接されている。第2下方延出部42Cおよび固定部42Dは、パンフレーム32に溶接されている。なお、図面において、符号は省略するが、各溶接部をハッチングにより示す。
第2ワイヤブラケット52は、ワイヤを屈曲させてなり、シートバックフレーム30に固定されている。第2ワイヤブラケット52は、直接的には第1ワイヤブラケット40に固定されており、第1ワイヤブラケット40を介してシートバックフレーム30に固定されている。
具体的に、図3に示すように、第2ワイヤブラケット52は、左右に水平に延びる上縁部52Aと、上縁部52Aの左右内側の端から下方に延びる第1脚部52Bと、上縁部52Aの左右外側の端から下方に延びる第2脚部52Cとを有する。第2ワイヤブラケット52の一対の下端部のそれぞれは、第2U字形状部42の一対の下方延出部42B,42Cのそれぞれに固定されている。より具体的に、第1脚部52Bの下端部は、第2U字形状部42の第1下方延出部42Bの上部に溶接され、第2脚部52Cの下端部は、第2U字形状部42の第2下方延出部42Cの上部に溶接されている。
そして、第2U字形状部42と第2ワイヤブラケット52とは、上から見て環形状を形成し、ストラップ10は、第2U字形状部42と第2ワイヤブラケット52の間を通っている。
第3ワイヤブラケット53は、環形状のワイヤからなる。詳細には、第3ワイヤブラケット53は、左右方向に長い長丸形状のワイヤからなる。第3ワイヤブラケット53は、第2U字形状部42と第2ワイヤブラケット52の両方に固定されている。より具体的に、第3ワイヤブラケット53の前縁部は、第1ワイヤブラケット40の上縁部42Aに溶接により固定されている。第3ワイヤブラケット53の後縁部は、第2ワイヤブラケット52の上縁部52Aに溶接により固定されている(図示省略)。そして、ストラップ10は、第3ワイヤブラケット53の環形状の中を通っている。
プラスチックカバー55は、上下に貫通する貫通孔55Aを有する。プラスチックカバー55は、第3ワイヤブラケット53に係合することによって第3ワイヤブラケット53に固定されている。そして、ストラップ10は、プラスチックカバー55の貫通孔55Aを通っている。貫通孔55Aは、ストラップ10の引出口S11となっている。
第4ワイヤブラケット54は、シートバックS1の形状を保持するための部材であり、ワイヤを屈曲させてなる。第4ワイヤブラケット54は、前部54Aと、前部54Aの上端から後方に延びる上部54Bと、上部54Bの後端から下方に延びる第1固定部54Cと、前部54Aの下端から後方に延びる下部54Dと、下部54Dの後端から上方に延びる第2固定部54Eとを有している。第1固定部54Cおよび第2固定部54Eは、それぞれ、第1ワイヤブラケット40の第2下方延出部42Cに溶接により固定されている。
図示は省略するが、第1ワイヤブラケット40、第2ワイヤブラケット52、第3ワイヤブラケット53、第4ワイヤブラケット54、プラスチックカバー55、ロック装置20およびストラップ10は、シートバックフレーム30の左右両側におよそ左右対称に設けられている。
図6に示すように、第4ワイヤブラケット54は、前方に突出しており、前部54Aが第1ワイヤブラケット40よりも前に位置している。そして、パッドPの前側パッドP1と接触して、前側パッドP1の形状、具体的には、上部における左右方向端部の形状を保持している。
図2に示すように、ロック装置20は、筐体20Aを有し、筐体20A内に、ラッチ25等の複数の部品を収容してなる。引出口S11は、その全体が、左右方向において、ロック装置20の筐体20Aと異なる位置、具体的には、筐体20Aに対して左右内側にずれて位置する。
操作部材21は、筐体20Aから上方に延出する基部21Aと、ストラップ10が係合する操作係合部21Bと、操作係合部21Bと基部21Aを斜めに繋ぐ連結部21Cと、操作係合部21Bの左右内側の端から下側にUターンするように折れ曲がったストッパ21Dとを有する。ストッパ21Dは、操作係合部21Bに係合したストラップ10が、操作係合部21Bから外れるのを抑制する機能を有する。基部21Aは、左右方向において、操作係合部21Bと異なる位置、具体的には左右外側にずれた位置に位置する。一方、左右方向において、引出口S11(貫通孔55A)が配置された範囲L5は、操作係合部21Bが配置された範囲と重なっている。
また、左右方向において、引出口S11が配置された範囲L5は、ストラップ係合部41Aが配置された範囲と重なり、また、引出口S11が配置された範囲L5は、移動規制部43が配置された範囲と重なっている。
このため、ストラップ10は、引出口S11から操作係合部21Bおよびストラップ係合部41Aまで、左右に曲がることなく真っ直ぐに上下に延びることができる。
図3および図4に示すように、ストラップ10は、ベルトからなる。ストラップ10は、例えば、プラスチック繊維からなるベルトからなる。ストラップ10は、1本のベルトの上端および下端を後方に折り畳んで縫合することにより構成されている。
ストラップ10は、前側に位置し、上端からストラップ係合部41Aまで延びる前ベルトB1と、前ベルトB1の上端から前ベルトB1の後側に重なって下方に延びる上ベルトB2と、前ベルトB1のストラップ係合部41Aに係合する端部から、前ベルトB1の前側に重なって下方に延び、前ベルトB1の操作係合部21Bに係合する部分からは、前ベルトB1の後側に重なって上方に延びる下ベルトB3とを有する。
ストラップ10は、下ベルトB3(一方の端部のベルトが折り畳まれて重なった部分)の長さより、上ベルトB2(他方の端部のベルトが折り畳まれて重なった部分)の長さの方が長い。
ストラップ10の一方の端部である下側の端部は、ベルトが折り畳まれて接合されることでループ形状に形成されている。具体的には、ストラップ10の下側の端部において、前ベルトB1と下ベルトB3とは、縫合部110(図4参照)により互いに接合されている。この下側の端部のループ形状の部分、つまり、ベルトが折り畳まれて重なった部分が操作係合部21Bに係合するロック装置係合部13を構成している。
ストラップ10の他方の端部である上側の端部は、ベルトが折り畳まれて接合されることでループ形状に形成されている。具体的には、前ベルトB1と上ベルトB2とは、縫合部120および縫合部130により互いに接合されている。これにより、ストラップ10の上端部にループ形状が形成され、このループ形状の部分が把持部11を構成している。縫合部130の上部には、プラスチック製のリベット18が取り付けられている。リベット18は、プラスチックカバー55の上に位置している。リベット18は、前後方向の厚みが引出口S11の前後方向の寸法よりも大きく、把持部11が引出口S11からシートバックS1の中に入ってしまうのを抑制する。また、リベット18は、縫合部130を補強する機能も有する。
縫合部120では、ストラップ10の長手方向の所定長さに渡って前ベルトB1と上ベルトB2が縫合されている。
縫合部130は、縫合部120から所定距離上方に離れて配置されている。縫合部130は、縫合部120に比較して上下に長い。縫合部130では、ストラップ10の長手方向の所定長さに渡って前ベルトB1と上ベルトB2が縫合されている。具体的には、縫合部130は、ベルトの左右両縁部において、ストラップ10の長手方向に延びる第1縫合部131と、第1縫合部131の下端部同士をベルトの幅方向に繋ぐように延びる第2縫合部と、第1縫合部131の上端部同士をベルトの幅方向に繋ぐように延びる第3縫合部とを含む。これにより、縫合部130は、前ベルトB1と上ベルトB2を一体とし、ストラップ10に、適度な剛性を与えている。縫合部130は、縫合部120と離れていることにより、縫合部120と縫合部130の間の部分は、前ベルトB1と上ベルトB2が縫合されず、平たい環状となっている。
縫合部120および縫合部130は接合部の一例である。移動規制部43は、縫合部120の上の複数枚のベルト(前ベルトB1および上ベルトB2)の間に配置されている。すなわち、移動規制部43は、縫合部120および縫合部130の間の部分の、前ベルトB1と上ベルトB2の間に配置されている。これにより、移動規制部43は、把持部11が引っ張られた場合に、縫合部120に係合して把持部11の引張操作量を制限可能である。
ストラップ10の操作係合部21Bの下側から把持部11へ延びる部分は、フレーム係合部12から操作係合部21Bの下側へ延びる部分よりも後ろに位置している。ストラップ係合部41Aは、前側パッドP1から後方に少し離れている。また、ストラップ10の、フレーム係合部12から操作係合部21Bの下側へ向けて延びる部分は、前側パッドP1から後方に少し離れている。また、ストラップ10の操作係合部21Bの下側から把持部11へ延びる部分は、フレーム係合部12から操作係合部21Bの下側へ延びる部分よりも後ろに位置しているので、前側パッドP1から比較的大きく後ろに離れている。
移動規制部43は、ストラップ係合部41Aよりも後ろに位置している。そして、ストラップ10は、移動規制部43に接触する部分で後ろに突出するように折れ曲がっている。
このように構成された車両用シートSは、ストラップ10を組み付ける際には、リベット18を付ける前のストラップ10の下端部のループを第1ワイヤブラケット40のストラップ係合部41Aに掛け、ストラップ10の全体を、操作係合部21Bの下(操作係合部21Bとストッパ21Dの間)を前から後ろに通す。そして、把持部11を上に引き上げ、縫合部120と縫合部130の間の2枚のベルトの間に移動規制部43を入れる。さらに、把持部11を第3ワイヤブラケット53の中およびプラスチックカバー55の貫通孔55Aに、下から上に通す。そして、ストラップ10の把持部11がプラスチックカバー55の上に露出したら、ストラップ10にリベット18を留める。これにより、ストラップ10が外れなくなる。
この組付時に、ストラップ10が、長手方向に沿って縫合された縫合部130を有しているので、ストラップ10の上部が剛性を有しており、第3ワイヤブラケット53の中およびプラスチックカバー55の貫通孔55Aに通しやすい。
そして、図4に示す、ロック装置20がロック状態にあるときから、ストラップ10の把持部11を上に引っ張ると、図5に示すように、操作部材21が引き上げられてラッチ25が回動し、ロック装置20がアンロック状態になる。このとき、ラッチ25からストライカ95が外れると同時にシートバックS1が前方へ少し回動する。ストラップ10は、縫合部120が移動規制部43に係合することで、それ以上、上には移動しない。
把持部11を引っ張った際には、操作係合部21Bとストラップ係合部41Aの間で張られたストラップ10の部分と、操作係合部21Bから把持部11へ向けて張られたストラップ10の部分とが、ともに操作係合部21Bを上に引き上げる。このため、把持部11を引っ張ることで発生したストラップ10の張力の約2倍の力で操作係合部21Bを引き上げることができ、ロック装置20のロックを解除するためのストラップ10の荷重を小さくすることができる。
そして、把持部11を引っ張った際には、ストラップ10のフレーム係合部12から操作係合部21Bの下側へ延びる部分は、上下に動かず、操作係合部21Bの下側から把持部11へ延びる部分が上下に動く。この上下に動く部分は、ストラップ10のフレーム係合部12から操作係合部21Bの下側へ延びる部分よりも後ろにあるので、ストラップ10の前方にある前側パッドP1と擦れにくい。これによりパッドPの損傷を抑制することができる。特に、本実施形態では、ストラップ10は、移動規制部43と係合する部分で後ろに突出するように折れ曲がっているので、前側パッドP1と擦れにくく、パッドPの損傷を抑制することができる。
また、図5のように、縫合部120が移動規制部43に係合することで、把持部11の引張操作量を制限可能であるので、操作部材21の引き上げすぎによるロック装置20の故障を抑制することができる。
また、本実施形態の車両用シートSは、次の効果を奏することができる。
ストラップ10は、ベルトが縫製により接合されていることで接合部を強固にすることができる。
また、第3ワイヤブラケット53は、第2U字形状部42と第2ワイヤブラケット52の両方に固定されているので、シートバックフレーム30の、ストラップ10が引き出される部分の剛性を高めることができる。
また、第1ワイヤブラケット40は、一本のワイヤから製造することが可能であるり、シートバックフレーム30を製造しやすい。
また、ストラップ10は、ベルトが重なった部分が操作係合部21Bと係合しているので、ストラップ10の耐久性を高めることができる。
また、操作部材21の基部21Aがストラップ10の引出口S11と左右にずれているが、引出口S11と操作係合部21Bが左右方向において重なる範囲にあるので、ストラップ10を真っ直ぐ上に引きやすい。すなわち、本実施形態の車両用シートSによれば、ロック装置20の操作性を向上させることができる。
以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、ストラップ10の材料は特に限定されず、プラスチック繊維以外の材料からなるベルトからできていてもよいし、ベルトではなく、紐から構成されていてもよい。
また、ストラップ10の構成は、実施形態のものに限定されず、例えば、2本以上のベルトをつなぎ合わせることで製造されていてもよい。また、ストラップ10は、2枚のベルトを重ねて接合された構成に限らず、3枚以上のベルトを重ねて接合された構成であってもよい。
前記実施形態においては、ストラップ係合部41A、第2U字形状部42の上縁部42Aおよび移動規制部43が、第1ワイヤブラケット40として1つの部品で構成されていたが、各部位を別々の部材で構成してもよい。
前記実施形態においては、ストラップ10は、ベルトを縫合により接合していたが溶着やリベットにより接合してもよい。
また、前記した実施形態および変形例の各要素は、適宜、組み合わせて実施することが可能である。
10 ストラップ
11 把持部
12 フレーム係合部
20 ロック装置
20A 筐体
21 操作部材
21A 基部
21B 操作係合部
30 シートバックフレーム
40 第1ワイヤブラケット
41 第1U字形状部
41A ストラップ係合部
42 第2U字形状部
43 移動規制部
52 第2ワイヤブラケット
52A 上縁部
55 プラスチックカバー
90 車体
110 縫合部
120 縫合部
130 縫合部
P パッド
S 車両用シート
S1 シートバック
S11 引出口
SK 表皮

Claims (11)

  1. シートバックフレームを有するシートバックと、
    前記シートバックフレームを車体にロックするための前記シートバックフレームに固定されたロック装置であって、上方に引き上げられることでロック解除する操作部材を有するロック装置と、
    前記操作部材を引き上げるためのストラップと
    前記シートバックフレームに被せられたパッドと、 を備え、
    前記シートバックフレームには、前記ストラップの一端が係合するストラップ係合部が設けられ、
    前記操作部材は、前記ストラップ係合部より下に位置する操作係合部を有し、
    前記ストラップは、
    前記ストラップ係合部に係合するフレーム係合部と、
    前記シートバックの上部の引出口から前記シートバックの外部に露出した把持部とを有し、
    前記フレーム係合部から前記操作係合部の下側を通って前記把持部へ向けて上方へ延び、前記操作係合部を引き上げ可能に前記操作係合部に係合し
    前記ストラップは、前記操作係合部の下側から前記把持部へ延びる部分が、前記フレーム係合部から前記操作係合部の下側へ延びる部分よりも後ろに位置し、
    前記シートバックフレームが前記ロック装置により前記車体にロックされた状態において、前記操作係合部の下側から前記把持部へ延びるストラップの部分より前側に位置する前記パッドの一部が、前記ストラップ係合部の真上に位置することを特徴とする車両用シート。
  2. シートバックフレームを有するシートバックと、
    前記シートバックフレームを車体にロックするための前記シートバックフレームに固定されたロック装置であって、上方に引き上げられることでロック解除する操作部材を有するロック装置と、
    前記操作部材を引き上げるためのストラップと、を備え、
    前記シートバックフレームには、前記ストラップの一端が係合するストラップ係合部が設けられ、
    前記操作部材は、前記ストラップ係合部より下に位置する操作係合部を有し、
    前記ストラップは、
    前記ストラップ係合部に係合するフレーム係合部と、
    前記シートバックの上部の引出口から前記シートバックの外部に露出した把持部とを有し、
    前記フレーム係合部から前記操作係合部の下側を通って前記把持部へ向けて上方へ延び、前記操作係合部を引き上げ可能に前記操作係合部に係合し、
    前記シートバックフレームに固定された、上下方向に交差する方向に延びる移動規制部を備え、
    前記ストラップは、ベルトからなり、前記ベルトが折り畳まれて重ねられるとともに前記重なった部分が互いに接合された接合部を有し、
    前記移動規制部は、前記接合部の上の複数枚のベルトの間に配置され、前記把持部が引っ張られた場合に、前記接合部に係合して前記把持部の引張操作量を制限可能であり、
    前記シートバックフレームに固定された、ワイヤを屈曲させてなる第1ワイヤブラケットをさらに備え、
    前記第1ワイヤブラケットは、
    上に向かって開口した第1U字形状部であり、下端部が前記ストラップ係合部である第1U字形状部と、
    前記第1U字形状部の一方の上端から上下方向に交差する方向に延びる前記移動規制部と、を有することを特徴とす車両用シート。
  3. 前記シートバックフレームに固定された、ワイヤを屈曲させてなる第2ワイヤブラケットであって、下に向けて開口するU字形状の第2ワイヤブラケットをさらに備え、
    前記第1ワイヤブラケットは、下に向けて開口した第2U字形状部を有し、当該第2U字形状部は、上縁部と、当該上縁部の左右両端部から下方に延びる一対の下方延出部とを有し、
    前記第2ワイヤブラケットの一対の下端部のそれぞれは、前記第2U字形状部の前記一対の下方延出部のそれぞれに固定され、
    前記ストラップは、前記第2U字形状部と前記第2ワイヤブラケットの間を通っていることを特徴とする請求項に記載の車両用シート。
  4. 前記第2U字形状部と前記第2ワイヤブラケットの両方に固定された環形状のワイヤからなる第3ワイヤブラケットをさらに備え、
    前記ストラップは、前記第3ワイヤブラケットの環形状の中を通っていることを特徴とする請求項に記載の車両用シート。
  5. 貫通孔を有し、前記第3ワイヤブラケットに固定されたプラスチックカバーをさらに備え、
    前記ストラップは、前記貫通孔を通っていることを特徴とする請求項に記載の車両用シート。
  6. 前記一対の下方延出部の1つは、前記第1U字形状部の他方の上端に繋がり、
    前記第1ワイヤブラケットは、前側から見て渦巻き形状を有することを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の車両用シート。
  7. 前記接合部は、複数枚のベルトが縫製により接合されていることを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の車両用シート。
  8. 前記移動規制部は、前記ストラップ係合部よりも後ろに位置し、
    前記ストラップは、前記移動規制部に接触する部分で後ろに突出するように折れ曲がっていることを特徴とする請求項2から請求項7のいずれか1項に記載の車両用シート。
  9. シートバックフレームを有するシートバックと、
    前記シートバックフレームを車体にロックするための前記シートバックフレームに固定されたロック装置であって、上方に引き上げられることでロック解除する操作部材を有するロック装置と、
    前記操作部材を引き上げるためのストラップと、を備え、
    前記シートバックフレームには、前記ストラップの一端が係合するストラップ係合部が設けられ、
    前記操作部材は、前記ストラップ係合部より下に位置する操作係合部を有し、
    前記ストラップは、
    前記ストラップ係合部に係合するフレーム係合部と、
    前記シートバックの上部の引出口から前記シートバックの外部に露出した把持部とを有し、
    前記フレーム係合部から前記操作係合部の下側を通って前記把持部へ向けて上方へ延び、前記操作係合部を引き上げ可能に前記操作係合部に係合し、
    前記ストラップは、ベルトからなり、
    前記ストラップの一方の端部は、前記ベルトが折り畳まれて接合されることでループ形状に形成され、当該一方の端部のループ形状の部分が前記フレーム係合部を構成し、
    前記ストラップの他方の端部は、前記ベルトが折り畳まれて接合されることでループ形状に形成され、当該他方の端部のループ形状の部分が前記把持部を構成し、
    前記ストラップの前記一方の端部は、前記ベルトが折り畳まれて重なった部分が前記操作係合部に係合していることを特徴とする車両用シート。
  10. 前記ストラップは、前記一方の端部の前記ベルトが折り畳まれて重なった部分の長さより、前記他方の端部の前記ベルトが折り畳まれて重なった部分の長さの方が長いことを特徴とする請求項に記載の車両用シート。
  11. 前記ロック装置は、筐体を有し、
    前記操作部材は、前記筐体から延出する基部が、左右方向において、前記ストラップが係合した前記操作係合部と異なる位置に位置し、
    左右方向において、前記引出口が配置された範囲と前記操作係合部が配置された範囲とは重なることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の車両用シート。
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