JP6438065B2 - シート及び補強部材カバー - Google Patents
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Description
上記の構成では、補強部材カバーの基部から延出する折曲部に谷折り部及び山折り部を形成しているため、谷折り部と山折り部を形成することが容易となる
上記の構成では、補強部材カバーが開口以外の3か所の取付部でバックボードトリムに取り付けられるため、補強部材カバーの取り付け状態を強固なものとすることが可能となる。
上記の構成では、バックボードに取り付けられた補強部材カバーの開口の幅を広く確保できるため、補強部材カバーの開口に補強部材を挿入し易くなるとともに、開口と反対側の幅を狭くすることで補強部材から補強部材カバーが外れてしまうことが抑制される。
上記の構成では、基部及び第1延出部の両方をバックボードトリムに縫着しているため、基部又は第1延出部の一方のみをバックボードトリムに縫着した場合よりも第1取付部の強度を高くすることが可能となる。
上記の構成では、基部及び第2延出部の両方をバックボードトリムに縫着しているため、基部又は第2延出部の一方のみをバックボードトリムに縫着した場合よりも第2取付部の強度を高くすることが可能となる。
上記の構成では、リアシートのバックボードを補強する補強部材を覆うことが可能となる。
上記のように構成された補強部材カバーでは、バックフレームから延出する補強部材を覆うことで意匠性が向上するとともに、シートバックを折り畳む際や、折り畳んだ状態から起立させる際に、補強部材カバーを取り付けたバックボードが引っ張られることが抑制される。
また、本発明のシートよれば、補強部材カバーの基部から延出する折曲部に山折り部及び谷折り部を形成しているため、谷折り部と山折り部を形成することが容易となる。
また、本発明のシートよれば、補強部材カバーが開口以外の3か所の取付部でバックボードトリムに取り付けられるため、補強部材カバーの取り付け状態を強固なものとすることが可能となる。
また、本発明のシートよれば、補強部材カバーの開口に補強部材を挿入し易くなるとともに、開口と反対側の幅を狭くすることで補強部材から補強部材カバーが外れてしまうことが抑制される。
また、本発明のシートよれば、基部及び第1延出部がバックボードトリムに縫着されているため、第1取付部の強度を高くすることが可能となる。
また、本発明のシートよれば、基部及び第2延出部がバックボードトリムに縫着されているため、第2取付部の強度を高くすることが可能となる。
また、本発明のシートよれば、リアシートのバックボードを補強する補強部材を覆うことが可能となる。
また、本発明の補強部材カバーによれば、バックフレームから延出する補強部材を覆うことで意匠性が向上するとともに、シートバックを折り畳む際や、折り畳んだ状態から起立させる際に、補強部材カバーを取り付けたバックボードが引っ張られることが抑制される。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
「シート幅方向」とは、車両用シートの横幅方向を意味し、車両用シートの着座者から見たときの左右方向と一致する。
また、「上下方向」とは、車両用シートの高さ方向を意味し、車両用シートを正面から見たときの上下方向と一致している。
「シート内側方向」とは、車両用シートの内側方向(車両用シートの中央に向かう方向)を意味し、「シート外側方向」とは、車両用シートの外側方向(車両用シートの中央から遠ざかる方向)を意味する。
本実施形態に係るリアシートSは、図1に図示した外観を有している。図1は、リアシートSの外観を示した図である。なお、図1は、車用の右側のリアシートSを例として図示している。図2は、リアシートSの側面図である。
図3及び4を参照しながら、バックフレーム10の構成の概要について説明する。図3及び4に示すように、バックフレーム10は、パイプフレーム11及びフレームボード12を主骨格としている。パイプフレーム11のシート幅方向における右側及び左側の端部には、それぞれ上下方向に延在するシート補強フレーム13,14が設けられている。また、パイプフレーム11のシート幅方向における右側の端部の下部には、バックボード補強フレーム15が設けられている。バックボード補強フレーム15が設けられている位置は、シートバックS1のクッションが設けられていない位置に相当する。バックボード補強フレーム15は、リアシートSのクッションが設けられていない領域においてバックボード30を支持及び補強するために設けられたものである。
以下、バックボード30とシートバックS1のバックフレーム10に設けられたバックボード補強フレーム15との位置関係について、図5を参照しながら説明する。図5は、リアシートSにおけるバックフレーム10の構造の一部を示す斜視図である。バックフレーム10を構成するパイプフレーム11には、フレームボード12やシート補強フレーム13が設けられている。ここで、シート補強フレーム13は、シートバックS1のクッション及びトリムカバーの内部に収容されるが、バックボード補強フレーム15はシートバックS1から露出した状態であり、バックボード補強フレーム15の背面にはバックボード30が位置している。したがって、バックボード補強フレーム15が外部から視認可能となってしまう場合、意匠的に好ましくないため、本実施形態に係る補強フレームカバー50を用いてバックボード補強フレーム15を覆う。
図6乃至10を参照して、本発明の一実施形態に係る補強フレームカバーの構成について説明する。図6は、補強フレームカバー50をバックボード補強フレーム15に取り付けた状態を示す説明図である。図7Aは、折り曲げる前の補強フレームカバー50を示す説明図であり、図7Bは、補強フレームカバー50を折り曲げる際の折り曲げ線を示す説明図である。図8は、補強フレームカバー50を折り返す際の状態を示す説明図である。図9は図6のA−A断面図であり、図10は図6のB−B断面図である。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。以下においては、補強フレームカバーの変形例について説明する。
上述の実施形態では、補強フレームカバー50の折曲部55を折り曲げることで谷折り部と山折り部をそれぞれ1つずつ設けた例を示したが、谷折り部の数、山折り部の数は、これに限定されるものではなく、バックボード補強フレーム15が適切に被覆されるのであれば、谷折り部及び山折り部をそれぞれ複数形成して、折曲部を蛇腹状とすることも可能である。
S1 シートバック
S2 シートクッション
10 バックフレーム
11 パイプフレーム
12 フレームボード
13,14 シート補強フレーム
15 バックボード補強フレーム(補強部材)
20 クッションフレーム
30 バックボード
31 ボード部材
32 バックボードトリム
50 補強フレームカバー(補強部材カバー)
51 基部
52 第1延出部
53 第2延出部
55 折曲部
55a 第1部分
55b 第2部分
55c 第3部分
60 開口
61 谷折り部
62 山折り部
71 縫着部(第1取付部)
72 縫着部(第2取付部)
73 縫着部(第3取付部)
Claims (8)
- シートバックを備えるシートであって、
前記シートバックは、
バックフレームと、
前記シートバックの後面を覆うバックボードと、
該バックボードの表面を覆うバックボードトリムと、
前記バックフレームからシート外側方向に延出するとともに、前記バックボードの一部と対向して設けられ、前記バックボードを支持する補強部材と、
前記バックボードトリムに取り付けられ、前記補強部材を覆う補強部材カバーと、を備え、
前記補強部材カバーは、
開口と、
前記開口の反対側に設けられた少なくとも1つの谷折り部及び少なくとも1つの山折り部を有することを特徴とするシート。 - 前記補強部材カバーは、
前記補強部材の前方を覆う基部と、
該基部から第1の方向に延出する第1延出部と、
前記基部から前記第1の方向とは反対側である第2の方向に延出する第2延出部と、
前記基部から前記第1の方向と交差する方向に延出する折曲部と、
を備え、
前記谷折り部及び前記山折り部は、前記折曲部を折り曲げて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート。 - 前記補強部材カバーは、
前記補強部材カバーの上端部が第1取付部により、前記補強部材カバーの下端部が第2取付部により、前記開口と反対側の側部が第3取付部により、それぞれ前記バックボードトリムに取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載のシート。 - 前記第2取付部は、前記開口に向かうにつれて前記第1取付部との間隔が広がる方向に傾斜していることを特徴とする請求項3に記載のシート。
- 前記基部に対して、前記第1延出部が内側に折り返されており、
前記第1取付部は、前記基部及び前記第1延出部を前記バックボードトリムに縫着していることを特徴とする請求項3又は4に記載のシート。 - 前記基部に対して、前記第2延出部が内側に折り返されており、
前記第2取付部は、前記基部及び前記第2延出部を前記バックボードトリムに縫着していることを特徴とする請求項3又は4に記載のシート。 - 前記シートは、車両に搭載されるリアシートであることを特徴とする請求項1乃至6いずれか一項に記載のシート。
- シートのシートバックの後面を覆うバックボードに取り付けられる補強部材カバーであって、
前記補強部材カバーは、
開口と、
該開口の反対側に設けられた少なくとも1つの山折り部及び少なくとも1つの谷折り部を有することを特徴とする補強部材カバー。
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JP2017065661A JP6438065B2 (ja) | 2017-03-29 | 2017-03-29 | シート及び補強部材カバー |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017065661A JP6438065B2 (ja) | 2017-03-29 | 2017-03-29 | シート及び補強部材カバー |
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Publication Number | Publication Date |
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JP6438065B2 true JP6438065B2 (ja) | 2018-12-12 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2017065661A Active JP6438065B2 (ja) | 2017-03-29 | 2017-03-29 | シート及び補強部材カバー |
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Country | Link |
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JP (1) | JP6438065B2 (ja) |
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JP2002142915A (ja) * | 2000-11-13 | 2002-05-21 | Johnson Controls Automotive Systems Corp | 車両用シートバックのバックボード取付構造 |
EP2546099B1 (en) * | 2011-07-13 | 2019-04-03 | C.R.F. Società Consortile per Azioni | Seat backrest for a motor vehicle |
JP5778026B2 (ja) * | 2011-12-29 | 2015-09-16 | 株式会社タチエス | 自動車に用いる折りたたみシート |
EP2661985A1 (en) * | 2012-05-11 | 2013-11-13 | Fiat Group Automobiles S.p.A. | Seat backrest for a motor vehicle |
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-
2017
- 2017-03-29 JP JP2017065661A patent/JP6438065B2/ja active Active
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