JP7310354B2 - 画像処理装置、画像形成装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置および画像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像形成装置および画像処理方法に関する。
近年、文書のセキュリティ意識が高まっており、文書に地紋(潜像)を付加して複写を防止、又は、複写への心理的抑止力とするセキュリティ文書がある。
一方、地紋が浮かび上がることは複写防止等の観点では有用ではあるが、FAXのように読み取った文書を別の受け手に転送して閲覧するなどの2次利用のシーンでは、本来の情報(車検証では所有者や車体情報など)が読みづらくなるという問題があった。
また、セキュリティ文書ではないが、請求書や領収書といった帳票でも、本来欲しい文字や数字の情報がカラーでプレ印刷された文字や罫線に重なったり、押印による印影が重なることで、スキャン後のデータから記載情報が読みづらくなったりする、問題があった。
そこで、特許文献1には、地紋や罫線・印影などの多くがカラーで印刷されていることを利用し、色情報を用いた画像処理で帳票の地紋や罫線を精度良く除去するカラードロップアウト処理技術が開示されている。
しかしながら、従来のカラードロップアウト処理は、色情報を元にカラー系情報を除去する構成のため、色ずれなど読取画像データの品質が十分でない場合や、本来認識したい情報に地紋/罫線/印影が重なっている場合は、それらを適切に除去できない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、地紋などが付加された文書やコードの可読性を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、被写体に可視光と不可視光LEDにて照射する光源と、前記被写体に含まれる情報であって不可視光に対して第1の特性を示す第1の情報と、前記被写体に含まれる情報であって不可視光に対して第2の特性を示す第2の情報と、前記被写体に含まれる情報であって可視光に対して第3の特性を示す第3の情報とを読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段で読み取った前記第1の情報を選択的に出力する画像選択手段と、を備え、前記画像選択手段は、前記画像読取手段で読み取った前記第3の情報も出力する、ことを特徴とする。
本発明によれば、地紋などが付加された文書やコードの可読性を向上させることができる、という効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置の一例の構成を示す図である。 図2は、画像読取部の構造を例示的に示す断面図である。 図3は、画像読取部を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。 図4は、イメージセンサの分光感度特性について説明する図である。 図5は、トナーやインクの赤外波長領域での分光特性について説明する図である。 図6は、色ずれの影響に対する第1の効果について説明する図である。 図7は、印影の重なりの影響に対する第2の効果について説明する図である。 図8は、罫線の重なりの影響に対する第3の効果について説明する図である。 図9は、コード情報の可読性向上について説明する図である。 図10は、第2の実施の形態にかかる画像読取部を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。 図11は、不可視読取後の地肌除去を施した効果について説明する図である。 図12は、第3の実施の形態にかかる画像読取部を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。 図13は、画像読取処理の流れを概略的に示すフローチャートである。 図14は、可視光による画像(RGB)を付加する効果について説明する図である。 図15は、第4の実施の形態にかかる画像読取部を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。 図16は、画像読取処理の流れを概略的に示すフローチャートである。 図17は、第5の実施の形態にかかる画像読取部を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。 図18は、画像合成部の構成について示すブロック図である。 図19は、非共通情報の一部を除去しないようにする効果について説明する図である。 図20は、非共通情報の一部を除去しないようにする処理について説明する図である。 図21は、第6の実施の形態にかかる画像合成部の構成について示すブロック図である。 図22は、非共通情報の一部を除去しないようにする処理について説明する図である。 図23は、第7の実施の形態にかかる画像読取部を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。 図24は、画像合成部の構成について示すブロック図である。 図25は、カーボンレスの黒で描かれたコンテンツ情報を消失しないようにする効果について説明する図である。 図26は、カーボンレスの黒で描かれたコンテンツ情報を消失しないようにする処理について説明する図である。 図27は、第8の実施の形態にかかる画像読取部を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。 図28は、画像合成部の構成について示すブロック図である。 図29は、コンテンツ情報/非コンテンツ情報の色材がそれぞれカラー/ブラックとなっている場合に対応した効果について説明する図である。 図30は、コンテンツ情報/非コンテンツ情報の色材がそれぞれカラー/ブラックとなっている場合に対応した処理について説明する図である。 図31は、第9の実施の形態にかかる画像読取部を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。 図32は、画像合成部の構成について示すブロック図である。 図33は、出力するコンテンツ情報に管理情報を付加する効果について説明する図である。 図34は、出力するコンテンツ情報に管理情報を付加する処理について説明する図である。
以下に添付図面を参照して、画像処理装置、画像形成装置および画像処理方法の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置100の一例の構成を示す図である。図1において、画像形成装置100は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する一般に複合機と称されるものである。
画像形成装置100は、画像処理装置である画像読取部101およびADF(Automatic Document Feeder)102を有し、その下部に画像形成部103を有する。画像形成部103については、内部の構成を説明するために、外部カバーを外して内部の構成を示している。
ADF102は、画像を読み取らせる原稿を読取位置に位置づける原稿支持部である。ADF102は、載置台に載置した原稿を読取位置に自動搬送する。画像読取部101は、ADF102により搬送された原稿を所定の読取位置で読み取る。また、画像読取部101は、原稿を載置する原稿支持部であるコンタクトガラスを上面に有し、読取位置であるコンタクトガラス上の原稿を読み取る。具体的に画像読取部101は、内部に光源や、光学系や、CCD(Charge Coupled Device)等のイメージセンサを有するスキャナであり、光源で照明した原稿の反射光を光学系を通じてイメージセンサで読み取る。
画像形成部103は、画像読取部101で読み取った原稿画像を印刷する。画像形成部103は、記録紙を手差しする手差ローラ104や、記録紙を供給する記録紙供給ユニット107を有する。記録紙供給ユニット107は、多段の記録紙給紙カセット107aから記録紙を繰り出す機構を有する。供給された記録紙は、レジストローラ108を介して二次転写ベルト112に送られる。
二次転写ベルト112上を搬送する記録紙は、転写部114において中間転写ベルト113上のトナー画像が転写される。
また、画像形成部103は、光書込装置109や、タンデム方式の作像ユニット(Y、M、C、K)105や、中間転写ベルト113や、上記二次転写ベルト112などを有する。作像ユニット105による作像プロセスにより、光書込装置109が書き込んだ画像を中間転写ベルト113上にトナー画像として形成する。
具体的に、作像ユニット(Y、M、C、K)105は、4つの感光体ドラム(Y、M、C、K)を回転可能に有し、各感光体ドラムの周囲に、帯電ローラ、現像器、一次転写ローラ、クリーナーユニット、及び除電器を含む作像要素106をそれぞれ備える。各感光体ドラムにおいて作像要素106が機能し、感光体ドラム上の画像が各一次転写ローラにより中間転写ベルト113上に転写される。
中間転写ベルト113は、各感光体ドラムと各一次転写ローラとの間のニップに、駆動ローラと従動ローラとにより張架して配置されている。中間転写ベルト113に一次転写されたトナー画像は、中間転写ベルト113の走行により、二次転写装置で二次転写ベルト112上の記録紙に二次転写される。その記録紙は、二次転写ベルト112の走行により、定着装置110に搬送され、記録紙上にトナー画像がカラー画像として定着する。その後、記録紙は、機外の排紙トレイへと排出される。なお、両面印刷の場合は、反転機構111により記録紙の表裏が反転されて、反転された記録紙が二次転写ベルト112上へと送られる。
なお、画像形成部103は、上述したような電子写真方式によって画像を形成するものに限るものではなく、インクジェット方式によって画像を形成するものであってもよい。
次に、画像読取部101について説明する。
図2は、画像読取部101の構造を例示的に示す断面図である。図2に示すように、画像読取部101は、本体11内に、撮像素子であるイメージセンサ9を備えたセンサ基板10、レンズユニット8、第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7を有する。イメージセンサ9は、画像読取手段として機能するものであって、例えばCCDやCMOSイメージセンサなどである。第1キャリッジ6は、LED(Light Emitting Diode)である光源2及びミラー3を有する。第2キャリッジ7は、ミラー4,5を有する。また、画像読取部101は、上面にコンタクトガラス1及び基準白板13を設けている。
画像読取部101は、読取動作において、第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7を待機位置(ホームポジション)から副走査方向(A方向)に移動させながら光源2から光を上方に向けて照射する。そして、第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7は、原稿12からの反射光を、レンズユニット8を介してイメージセンサ9上に結像させる。
また、画像読取部101は、電源ON時などには、基準白板13からの反射光を読取って基準を設定する。即ち、画像読取部101は、第1キャリッジ6を基準白板13の直下に移動させ、光源2を点灯させて基準白板13からの反射光をイメージセンサ9の上に結像させることによりゲイン調整を行う。
図3は、画像読取部101を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。図3に示すように、画像読取部101は、上述したイメージセンサ9、光源2に加え、画像選択手段である画像選択部21、制御手段として機能する制御部23、光源駆動部24を備えている。なお、画像選択部21は、ハードウェア、ソフトウェアのどちらで実現されても良い。
従来技術では、本来の情報とそれ以外の情報とを色(可視域)でしか識別できない点が問題となっている。そこで、本実施形態では、文書に情報を記載している色材の不可視域での光学特性の違いを用いることで、色材そのものを識別して読み取り、本来の情報のみを抽出することで可読性の向上を実現する。
図3に示すように、画像読取部101には、入力画像(原稿)を読み取る。ここで、入力画像内にはコンテンツ情報、地紋/罫線/印影の情報が含まれており、コンテンツ情報は黒で記載された文字、数字、記号などのテキスト情報、および、マークなどの本来読みたい情報であり、地紋/罫線/印影の情報はカラーで記載された本来読みたい情報ではない副次的な情報である。尚、ここでの“黒”や“カラー”の意味は単に色(色相)を示しているのではなく、コンテンツ情報はK(ブラック)の色材、地紋/罫線/印影はCMYなどのカラー色材で描かれていることを示す。
画像読取部101は、これらの情報を読み取り、コンテンツ情報のみを選択的に出力する。出力されたコンテンツ情報は、後段の画像形成部103に転送され、出力に必要な処理がなされた後、出力画像として出力する。
光源2は、近赤外(NIR)用として構成される不可視波長領域での画像を取得するための不可視光源である。光源駆動部24は、光源2を駆動する。
イメージセンサ9は、可視、不可視の波長域を撮像可能である。イメージセンサ9は、被写体からの反射光を読み取り、可視画像の読取りの場合はRGB信号を、不可視画像の読取りの場合はNIR信号を出力する。一般のイメージセンサのカラーフィルタはNIR光を透過する特性を持っているため、不可視画像の読取りの場合にはNIR信号がRGB各出力に現れることになる。本実施の形態においては、説明上、R出力のNIR信号を用いることとする。なお、本実施形態では可視光を照射してイメージセンサ9によって撮像された画像を可視画像、近赤外光などの不可視光を照射してイメージセンサ9によって撮像された画像を不可視画像と呼ぶ。
図4は、イメージセンサの分光感度特性について説明する図である。本実施形態においては、不可視波長領域として近赤外領域(780~1000nm)を想定している。780~1000nmの近赤外域を利用することで、本実施形態の不可視読取を安価に実現できる。図4は、一般的なスキャナに使用されるシリコン製イメージセンサの分光感度特性を示すものである。図4に示すように、シリコン製イメージセンサでは、波長780~1000nmにおいて比較的高い感度を示す。これはシリコン自体が近赤外域に量子感度を持っているとともに、一般的に使用される顔料系のカラーフィルタが近赤外域で高透過率であるためである。
さらに、後述するように、一般的なインクやトナーではCYMとKが近赤外域で特性差を持つため、上記のシリコン製イメージセンサの分光感度特性と合わせると、近赤外域、特に波長780~1000nm領域を用いることで色材の識別を高感度に行うことが可能となる。
なお、本実施形態においては、不可視波長領域として近赤外領域(780~1000nm)を想定しているが、他の波長域でもかまわない。ただし、シリコン半導体で構成されているイメージセンサ9は近赤外領域にも感度を持つことから、不可視波長領域として近赤外領域を用いることで既存のイメージセンサを流用することが可能となり、容易に不可視読み取りを実現できる。そのため、不可視波長領域として近赤外領域を用いることが望ましい。
イメージセンサ9は、入力情報(原稿)を不可視光で読み取る。イメージセンサ9は、可視波長領域とは異なる不可視波長領域の特性に応じた色材固有の画像が取得できるため、色材情報を選択的に出力することができる。
後述のように、トナーやインクなどでは、K(ブラック)の色材とCMYのカラー色材とで不可視波長領域に特有の光学特性を示すためであり、例えば可視波長領域では同じような反射特性を示していたものが、不可視波長領域ではKが吸収、CMYが透過といったように、不可視波長領域では可視波長領域とは異なる光学特性を示すといった具合である。
ここで、図5はトナーやインクの赤外波長領域での分光特性について説明する図である。図5に示すように、トナーやインクでは一般にCMYのカラー色材は赤外波長領域(波長:850nm付近)で高透過率、Kのブラック色材が赤外波長領域で高吸収率を示す(図5では、白紙上に色材を乗せて測定しているため高透過率のCMYは白紙の特性、つまり高反射率を示している)。以上のように、不可視波長領域として赤外波長領域を用いた場合、容易にKとCMYを識別可能である。
なお、図5の赤外波長領域の例によれば、テキスト情報が高吸収、罫線/地紋/印影が高透過となるが、テキスト情報と罫線/地紋/印影の特性が異なっていればその限りではない。例えば、テキスト情報が高吸収、罫線/地紋/印影が高反射の場合でもテキスト情報を選択的に出力することは可能である。
画像選択部21は、不可視波長領域域での光学特性の違いを利用し、可視波長領域(色)では識別できなかった色材の情報を不可視波長領域の光学特性の差によって識別する。
つまり、画像読取部101は、色材そのものを読み分けることができ、テキスト情報のみを選択的に出力することが可能となる。このとき、原稿読取時に色材を識別することになるため、スキャン画像の品質に影響されずにコンテンツ情報のみを出力することができる。また、コンテンツ情報に印影などが重なっている場合でも、不可視波長領域の特性により重なっている色材そのものを識別して除去するため、精度よく印影を除去することができる。
以上のように、不可視波長領域での画像を用いて色材そのものを識別して読み取ることで、スキャン画像の品質やコンテンツ情報に印影などが重なっている場合でも、地紋/罫線/印影を精度よく除去し、文書の可読性を向上させることができる。
なお、以降では、コンテンツ情報として文字、数字などのテキスト情報を例に、本実施形態の効果の説明を行っていく。
ここで、図6は色ずれの影響に対する第1の効果について説明する図である。図5で説明したように、本実施形態では不可視波長領域での色材の光学特性(物性)の違いを利用して画像を読み分けることができるため、色情報ではなく色材そのものの情報を画像として得ることができる。そのため、黒で描かれた文字がスキャン後の色ずれで色が付くといったことがなく黒の文字として認識することが可能である。
図6に示す例は、金額が黒色で描かれ下地には「COPY」の地紋が淡いカラーで入っている帳票である。図6(a)に示す帳票の画像を不可視光(赤外光)で読み取ると、読み取った時点でブラック系/カラー系かの色材が識別され、黒色で描かれた金額のみが読まれる(図6(b)参照)。
以上のように、“読み取った時点で色材を識別している”ことが、色ずれや読取色再現性といったスキャナ画像の品質が問題になることを回避している。これは言い換えれば、読み取った結果として現れる色ずれや読取色再現性は、その前段階で色材を識別する不可視(赤外)読取においては問題になることがないということである。そのため、スキャナの画像品質の影響を受けず、帳票の地紋のみを除去してテキスト情報の可読性を向上させることができる。
ここで、図7は印影の重なりの影響に対する第2の効果について説明する図である。図7に示す例は、会社名などが黒色で記載され、その上に社印などの赤い印影が重なっている帳票である。図7(a)に示す帳票の画像を不可視光(赤外光)で読み取ると、読み取った時点でブラック系/カラー系かの色材が識別され、黒色で描かれた会社名と電話番号のみが読まれる(図7(b)参照)。
図7(b)では、カラー系色材で描かれている印影部分のみが除去され、ブラック系色材で描かれている文字部分が黒として認識されて画像に残り、文字の一部が除去されてしまうといったことがない。これは色材自体を識別していることにより、インクの重なりや滲みなどの影響で赤く色付いてしまった文字(本来は黒色)でも、カラー色材(赤色)部分を除外し、本来黒色の文字を正しく識別できるためである。
以上のように、印影が重なっている帳票についても“色ではなく色材を識別する”ため、文字を正しく認識して選択的に出力させることで可読性を向上させることができる。
ここで、図8は罫線の重なりの影響に対する第3の効果について説明する図である。図8に示す例は、数字が黒色で記載され、その下部にカラーの罫線が重なっている例である。図7(a)に示す画像を不可視光(赤外光)で読み取ると、読み取った時点でブラック系/カラー系かの色材が識別され、黒色で描かれた数字のみが読まれる(図8(b)参照)。
図8(b)では、カラー系色材で描かれている罫線部分のみが除去され、ブラック系色材で描かれている数字部分が黒として認識されて画像に残り、文字の一部が除去されてしまうといったことがない。これは図7と同様に、色材自体を識別していることにより、インクの重なりや滲みなどの影響で色付いてしまった数字(本来は黒色)でも、カラー色材部分を除外し、本来黒色の数字を正しく識別できるためである。
以上のように、罫線が重なっている場合でも“色ではなく色材を識別する”ため、数字を正しく認識して選択的に出力させることで可読性を向上させることができる。
なお、図6~図8では赤外光での読取を例に示したが、UV等の他の不可視読取でも同様の効果を発揮することは可能である。
ここで、図9はコード情報の可読性向上について説明する図である。これまでテキスト情報に対する可読性を述べてきたが、文書のコンテンツ情報としては必ずしも文字や数字のテキスト情報ではなく、バーコードやQRコード(登録商標)などの暗号化されたコード情報というケースも多い。そこで、本実施形態ではコード情報にも不可視読取を適用し、コードの可読性、つまりコードの認識率を向上させる。
図9に示す例は、QRコードが黒色で記載され、その下部にカラーの罫線が重なっている例を示している。図9(a)に示す画像について通常のRGB読取を行いカラードロップアウト処理を施すと、QRコードの一部が白く抜けてコードが認識しづらくなってしまう(図9(b)参照)。一方、不可視光(赤外光)で画像を読み取ると、図8(b)と同様に、黒色で描かれたQRコードのみが読まれコードを認識し易くなる(図9(c)参照)。
以上のように、本実施形態では、バーコードやQRコードなどのコード情報に罫線が重なっている場合でも、コードの可読性(認識率)を向上させることができる。
このように本実施形態によれば、地紋などが付加された文書やコードの可読性を向上させることができる。
なお、図5ではCMYなどのカラー色材の赤外域での高透過率、Kのブラック色材の高吸収率の特性を用いて色材の識別を容易に行うことを示したが、このようなカラー色材の赤外波長領域での高透過率、ブラック色材での高吸収率は、カーボンブラックと呼ばれる材料の含有によって赤外特性が決まることが多い。ここでカーボンブラックとは、天然ガスや石油などの熱分解により得られる炭素の微粉であり、近赤外域に吸収特性を持つことで知られる黒色系材料である。したがって、色材の中でも、カーボンブラックを含まないカラー色材と、カーボンブラックを含むブラック色材とを組み合わせて用いることで、近赤外波長領域での色材の識別をさらに容易に行うことができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
図5に示したトナーやインクの分光特性でも分かるように、一般にシアン系の色材はマゼンタ、イエロー系と比べると赤外波長領域での透過率が低下する。この場合、例えばシアンや青色で濃く地紋が印刷されていると、赤外読取でも地紋を十分に除去できないケースが生じてしまうことになる。
そこで、第2の実施の形態は、不可視光画像に地肌除去を行うことでシアン系の色材でも十分に除去可能な構成とする点が、第1の実施の形態と異なる。以下、第2の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図10は、第2の実施の形態にかかる画像読取部101を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。図10に示すように、画像読取部101は、地肌除去手段である地肌除去部31を更に備えている。
地肌除去部31は、不可視読取後の不可視光画像に対して地肌除去を行う。地肌除去部31は、地肌除去後の画像を画像形成部103に対して出力する。不可視光画像に対して地肌除去を行うことで、シアン系の色材でも十分に除去可能となる。
図11は、不可視読取後の地肌除去を施した効果について説明する図である。図11に示す例は、「COPY」の地紋部分を濃いシアン色で描いた例である。図11(a)に示す画像を赤外光で読み取ると淡い地紋が入った場合には十分除去できていたものが、図11(b)のように濃い地紋では除去が不十分となり、画像上に地紋が残ってしまう。しかしながら、不可視光画像に対して地肌除去を行うことで、地紋は十分に除去される(図11(c)参照)。
このように本実施形態によれば、濃いシアン色の地肌の場合でも地肌除去を追加することで可読性を向上させることができる。
なお、地肌除去はスキャナγ特性を調整することで容易に実現が可能である。また、図11(b)でも分かるように、地紋が残るといっても薄く残る程度であるため、黒字の金額情報と「COPY」地紋の読取レベルには明確な差が生じることになる(例えば黒文字は20digit程度に対して地紋は100digit程度となる)。したがって、このレベル差を用いて2値化することでも地肌除去が容易に実現でき、この場合は黒字部分もより濃くすることができるため、同時にコンテンツの視認性を上げることができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。
これまでコンテンツ情報を全て黒で描く例を示してきたが、例えば金額情報を赤線で訂正するなど、コンテンツに含まれるカラーで描かれた情報は不可視(赤外)読取にて除去されてしまう。この場合、本当に必要な情報が欠落してしまうため、情報の認識を誤ってしまうといった問題が生じる。
そこで、第3の実施の形態は、不可視光による読取画像(赤外)に加えて可視光による画像(RGB)を付加することで、カラーの必要なコンテンツが除去されてしまう場合でも情報の認識の誤りを防止する点が、第1の実施の形態ないし第2の実施の形態と異なる。以下、第3の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第2の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第2の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図12は、第3の実施の形態にかかる画像読取部101を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。図12に示すように、第3の実施の形態にかかる画像読取部101の光源2は、可視用/近赤外(NIR)用で構成される。
画像選択部21は、赤外画像かRGB画像かを選択できる。画像選択部21は、画像形成部103に対して赤外画像を出力し、地肌除去部31に対してRGB画像を出力する。このとき、RGB画像は入力画像の情報を全て保有し、コンテンツ情報以外に、地紋/罫線/印影の情報も持つことになる。なお、ここでの入力画像(原稿)には、カラーで描かれたコンテンツを追加している。
以上のように、可視光による画像(RGB)を付加することで、コンテンツ情報のチェックができるようになるため、必要なコンテンツがカラーで描かれ除去されてしまう場合でも情報認識の誤りを防止することができる。
なお、図12では、RGB画像は地肌除去部31を通していないが、通す構成としても良い。
次に、制御部23の制御による画像読取処理の流れについて説明する。
図13は、画像読取処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図13に示すように、制御部23は、まず、光源駆動部24を制御して光源2の可視光源のみを点灯し(ステップS1)、イメージセンサ9を制御して可視画像を読み取る(ステップS2)。
次に、制御部23は、光源駆動部24を制御して光源2の可視光源を消灯した後(ステップS3)、光源駆動部24を制御して光源2の近赤外光源のみを点灯し(ステップS4)、イメージセンサ9を制御して不可視画像を読み取る(ステップS5)。
その後、制御部23は、光源駆動部24を制御して光源2の近赤外光源を消灯し(ステップS6)、読取動作を終了する。
なお、本実施形態では、先に可視画像を読み取るような処理の流れとしているが、先に不可視画像を読み取るような処理の流れであってもよいことはいうまでもない。
これにより、不可視光による画像読取(赤外)と可視光による画像読取を容易に行うことができる。
図14は、可視光による画像(RGB)を付加する効果について説明する図である。図14に示す例は、カラーで「COPY」の地紋が描かれた帳票に、請求額のテキストと枠が描かれ、そこに黒字で記載された金額“\10,000”がカラーの横線で訂正され、新たに黒字で金額”\100,000”と記載されている例である。つまり、地紋の上に請求額のテキストと枠、その上に金額、さらにその上に訂正の横線と訂正印の順番で色材が載っていることになる。
図11(a)に示す画像を赤外光で読み取ると、図11(b)のようにカラー部分が除去され金額情報のみが残る。このとき訂正部分を示すカラーの横線も除去されるため、金額情報は“\10,000”と“\100,000”の2種類が存在し、どちらが認識すべき情報かが分からず金額を誤る可能性がある。
これに対して図12に示す構成にすることで、可視光による画像が付加されるため(図14(c)参照)、この情報を合わせて確認することで“\100,000”の金額の方が正しいことを認識することができる。つまり、金額の誤りを防止することが可能となる。
このように本実施形態によれば、可視光による画像(RGB)を付加し、RGB画像によってコンテンツ情報のチェックができるようになるため、必要なコンテンツがカラーで描かれ除去されてしまう場合でも情報認識の誤りを防止することができる。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態について説明する。
図12では、可視光による画像(RGB)を付加することでコンテンツ情報のチェックができる構成を示したが、読取動作を2回行う点で読取動作に時間が掛かるという問題がある。
そこで、第4の実施の形態は、不可視光による読取画像(赤外)と可視光による読取画像(RGB)とを同時に取得することで、コンテンツ情報のチェックに掛かる時間を短縮する点が、第1の実施の形態ないし第3の実施の形態と異なる。以下、第4の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第3の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第3の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図15は、第4の実施の形態にかかる画像読取部101を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。図15に示すように、画像選択部21は、赤外画像とRGB画像とを同時に出力する。
なお、特に図示していないが、図15に示すイメージセンサ9は、RGB+IRの4ラインイメージセンサを用いる。
なお、図15では、RGB画像は地肌除去部31を通していないが、通す構成としても良い。
次に、制御部23の制御による画像読取処理の流れについて説明する。本実施形態においては、可視画像と不可視画像の取得を同時に行う。
図16は、画像読取処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図16に示すように、制御部23は、まず、光源駆動部24を制御して光源2の可視光源を点灯するとともに、光源2の近赤外光源を点灯し(ステップS11)、両光源が点灯した状態でイメージセンサ9を制御して可視画像および不可視画像を読み取る(ステップS12)。
その後、制御部23は、光源駆動部24を制御して光源2の可視光源を消灯し、光源2の近赤外光源を消灯し(ステップS13)、読取動作を終了する。
これにより、不可視光による画像読取(赤外)と可視光による画像読取を同時に行うことができる。
このように本実施形態によれば、可視光による読取画像(RGB)と不可視光による画像読取(赤外)とを同時に取得することで、コンテンツ情報のチェックに掛かる時間を短縮することができる。
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態について説明する。
これまでコンテンツ情報は全て黒(ブラック)で描かれるケースを述べてきたが、文書によってはコンテンツ情報がカラーで描かれることがあり、この場合に不可視(赤外)読取を行うと情報が消失してしまうという問題がある。
そこで、第5の実施の形態は、可視光での読取画像(RGB画像)と不可視光での読取画像(赤外画像)を用いて、カラーのコンテンツ情報(RGB画像と赤外画像との非共通情報の一部)を除去しないように画像を合成することで、カラーのコンテンツ情報が消失することを防止する点が、第1の実施の形態ないし第4の実施の形態と異なる。以下、第5の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第4の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第4の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図17は、第5の実施の形態にかかる画像読取部101を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。図17に示すように、画像読取部101は、画像合成部32を備えている。
画像合成部32は、可視光による画像(RGB画像)と不可視光による画像(赤外画像)とを取得し、それらの画像を合成して合成画像を生成する。より詳細には、画像合成部32は、RGB画像と赤外画像で非共通情報の一部を除去しないようにし、黒で描かれたコンテンツ情報とカラーで描かれたコンテンツ情報を出力する。
図18は、画像合成部32の構成について示すブロック図である。図18に示すように、画像合成部32は、非共通情報生成部321と、非除去情報生成部322と、付加部323と、を備える。
非共通情報生成部321は、入力されたRGB画像と赤外画像との非共通情報を検出する。ここでの非共通情報は、カラーのコンテンツ情報が該当する。非共通情報生成部321は、検出した非共通情報を非除去情報生成部322に出力する。
非除去情報生成部322は、非共通情報生成部321から入力された非共通情報の中でも非除去とする(除去しない)情報を選択する。ここで非除去情報は、色相によって選択される。すなわち、カラーのコンテンツ情報の中で青系は除去対象とするが赤系は除去しないといった具合である。非除去情報生成部322は、選択された情報を付加部323に出力する。
付加部323は、非除去情報生成部322で選択された情報と赤外画像とを画像合成する。すなわち、付加部323は、赤外画像(黒のコンテンツ情報)にカラーのコンテンツ情報の一部が付加された画像を合成画像として出力する。
図19は、非共通情報の一部を除去しないようにする効果について説明する図である。図19に示す例は、カラーで「COPY」の地紋が描かれた帳票に、黒字で記載された金額“\10,000”がカラーの横線で訂正され、新たに黒字で金額“\100,000”と記載されている例である。ここでのコンテンツ情報(残したい情報)は、図19(b)に示すように、黒で描かれたコンテンツ情報とカラーで描かれたコンテンツ情報であって、金額情報、および、訂正の横線・訂正印である。
図20は、非共通情報の一部を除去しないようにする処理について説明する図である。図20に示すように、画像合成部32(非共通情報生成部321)は、RGB画像(a)と赤外画像(b)から非共通情報(c)を生成する。ここでの非共通情報は、RGB画像にあって赤外画像にはない情報、つまりカラーで描かれている「COPY」の地紋、請求額のテキストと罫線、訂正線と訂正印の情報である。このとき、単純なカラードロップアウト処理のように、赤外画像で読まれた金額部分の画像を除去すれば良いが、このとき非共通情報の金額情報が重なる部分は白抜きとなる。
次に、画像合成部32(非除去情報生成部322)は、非共通情報の一部、具体的には訂正の横線と訂正印情報を色相によって選択し、非除去情報として選択する。なお、ここでは単純に訂正線と訂正印を残す処理を行っても良いし、カラードロップアウト処理で訂正線と訂正印以外を除去しても良い。また、ここでのカラーのコンテンツ情報では、「COPY」の地紋と請求額のテキスト・罫線と、訂正の横線・訂正印は異なる色相で描かれているものとしている。非除去情報(d)は、一番上に描かれた訂正線と訂正印のみが残った画像となる。
そして、画像合成部32(付加部323)は、選択された非除去情報を赤外画像に付加し、合成画像(e)を生成する。
このように本実施形態によれば、RGB画像と赤外画像との非共通情報を検出してその一部を赤外画像と合成することで、必要な情報がカラーで描かれている場合でも、情報認識の誤りを防止しながら可読性を上げることができる。
(第6の実施の形態)
次に、第6の実施の形態について説明する。
図18では赤外画像をベースとした合成画像を生成したが、赤外画像では解像度などの情報の画質が低下する場合があり、情報が識別しにくくなるケースがある。
そこで、第6の実施の形態は、RGB画像をベースとした合成画像を生成することで、情報の画質を維持する点が、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態と異なる。以下、第6の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図21は、第6の実施の形態にかかる画像合成部32の構成について示すブロック図である。図21に示すように、画像合成部32は、非共通情報生成部321と、除去情報生成部324と、除去部325と、を備える。
非共通情報生成部321は、入力されたRGB画像と赤外画像との非共通情報を検出する。ここでの非共通情報は、カラーのコンテンツ情報が該当する。非共通情報生成部321は、検出した非共通情報を非除去情報生成部322に出力する。
除去情報生成部324は、非共通情報生成部321から入力された非共通情報の中で除去する情報を選択する。ここで非除去情報は、色相によって選択される。除去情報生成部324は、選択された情報を除去部325に出力する。
除去部325は、除去情報生成部324で選択された情報とRGB画像とを画像合成する。すなわち、除去部325は、RGB画像(全てのコンテンツ情報)にカラーのコンテンツ情報の一部を除去した画像を合成画像として出力する。
図22は、非共通情報の一部を除去しないようにする処理について説明する図である。図22に示すように、画像合成部32(非共通情報生成部321)は、RGB画像(a)と赤外画像(b)から非共通情報(c)を生成する。ここでの非共通情報は、RGB画像にあって赤外画像にはない情報、つまりカラーで描かれている「COPY」の地紋、請求額のテキストと罫線、訂正線と訂正印の情報である。
次に、画像合成部32(除去情報生成部324)は、非共通情報の一部、具体的には「COPY」の地紋と請求額のテキスト・罫線を色相によって選択し、除去情報として選択する。なお、ここでは単純に地紋と請求額のテキスト・罫線を残す処理を行っても良いし、カラードロップアウト処理で地紋と請求額のテキスト・罫線以外を除去しても良い。除去情報(d)は、地紋と請求額のテキスト・罫線が残った画像となるが、金額情報や訂正線・訂正印と重なる部分が白抜けになる。なお、ここでのカラーのコンテンツ情報でも、「COPY」の地紋と請求額のテキスト・罫線と、訂正の横線・訂正印は異なる色相で描かれているものとしている。
そして、画像合成部32(除去部325)は、選択された除去情報をRGB画像から除去し、合成画像(e)を生成する。ここで、合成画像(e)は、RGB画像から除去画像で描かれた部分が除去されて生成されるが、除去画像では金額情報や訂正線・訂正印と重なる部分が白抜けとなっており、白抜け部分はRGB画像から除去しない。したがって、単純なドロップアウト処理を用いて除去しても可読性を犠牲にすることなく良好に除去される。
このように本実施形態によれば、RGB画像と赤外画像の非共通情報を検出してその一部をRGB画像から除去することで、情報の画質はRGB画像と同じとし、抽出されるコンテンツ情報の画質を維持することができる。
(第7の実施の形態)
次に、第7の実施の形態について説明する。
図17ではコンテンツ情報がカラーで描かれる場合について述べたが、ボールペンインクはノンカーボン紙の複写文字など、黒色でもカーボンレスのブラック色材で描かれたコンテンツ情報の場合、やはり不可視(赤外)読取を行うと情報が消失してしまうという問題がある。
そこで、第7の実施の形態は、カーボン/カーボンレスに関わらず黒色のコンテンツ情報を除去しないように画像を合成することで、カーボンレスの黒色コンテンツ情報が消失することを防止する点が、第1の実施の形態ないし第6の実施の形態と異なる。以下、第7の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第6の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第6の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図23は、第7の実施の形態にかかる画像読取部101を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。図23に示すように、画像読取部101は、カーボン黒色材のコンテンツ(黒)とカーボンレス黒色材のコンテンツ(黒2)とを混在して入力画像としている。また、画像合成部32は、RGB画像と赤外画像とを合成して合成画像を生成し、カーボン/カーボンレスの何れかで描かれたコンテンツ情報を出力する。
図24は、画像合成部32の構成について示すブロック図である。図24に示すように、画像合成部32は、非共通情報生成部321と、非除去情報生成部322と、付加部323と、を備える。
図24において、非除去情報生成部322は、色相指定を黒としている点が図18とは異なる。なお、ここでの色相は黒としているが、中間濃度や低濃度も含めて無彩色と考えて良い。
図25は、カーボンレスの黒で描かれたコンテンツ情報を消失しないようにする効果について説明する図である。図25に示す例は、訂正の横線と訂正印がカーボンレスのブラック色材で描かれている例である。ここでのコンテンツ情報(残したい情報)は、金額情報、および、訂正の横線・訂正印である。図25(a)に示す情報を読み取ると、図25(b)に示すように、黒で描かれたコンテンツ情報のみが残る。すなわち、必要な情報がカーボンレスのブラック色材で描かれている場合でも、情報認識の誤りを防止しながら可読性を上げることができる。
図26は、カーボンレスの黒で描かれたコンテンツ情報を消失しないようにする処理について説明する図である。図26に示すように、画像合成部32(非除去情報生成部322)は、非共通情報の一部、具体的にはカーボンレスのブラック色材で描かれた訂正の横線と訂正印情報を色相(黒)によって選択し、非除去情報として選択する。非除去情報(d)は、一番上に描かれた訂正線と訂正印のみが残った画像となる。
このように本実施形態によれば、カーボンレスの色材に対して、除去しない情報、又は、除去すべき情報を確実に選択することができる。
(第8の実施の形態)
次に、第8の実施の形態について説明する。
図17ではコンテンツ情報がカラーで描かれる場合について述べたが、文書によってはコンテンツ情報がカラーで描かれ、地紋/罫線/印影などの非コンテンツ情報がブラックで描かれる場合もある。その場合、不可視(赤外)読取を行うとコンテンツ情報が全て消失してしまうという問題がある。
そこで、第8の実施の形態は、コンテンツ情報/非コンテンツ情報の色材がそれぞれカラー/ブラックとなっている場合に情報が消失しないように画像を合成することで、コンテンツ情報が消失することを防止する点が、第1の実施の形態ないし第7の実施の形態と異なる。以下、第8の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第7の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第7の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図27は、第8の実施の形態にかかる画像読取部101を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。図27に示すように、画像読取部101は、カラー色材のコンテンツ情報とブラック色材の非コンテンツ情報とを入力画像としている。また、画像合成部32は、RGB画像と赤外画像とを合成して合成画像を生成し、カラーのコンテンツ情報のみを出力する。
図28は、画像合成部32の構成について示すブロック図である。図28に示すように、画像合成部32は、非共通情報生成部321を備える。
非共通情報生成部321は、RGB画像と赤外画像との非共通情報を検出する。非共通情報生成部321が検出する非共通情報は、カラーのコンテンツ情報が該当する。非共通情報生成部321は、検出した非共通情報をそのまま合成画像として出力する。
なお、図28では非共通情報を全て合成画像として出力しているが、その一部のみを出力する構成であっても良い。
図29は、コンテンツ情報/非コンテンツ情報の色材がそれぞれカラー/ブラックとなっている場合に対応した効果について説明する図である。図29に示す例は、黒で請求額のテキスト・罫線が描かれた帳票に、カラーで“\10,000”と金額が記載された例である。ここでのコンテンツ情報(残したい情報)は金額情報である。図29(a)に示す情報を読み取ると、図29(b)に示すように、カラーで描かれたコンテンツ情報のみが残る。すなわち、必要な情報がカラーで描かれ、それ以外が黒で描かれている場合でも、可読性を上げることができる。
図30は、コンテンツ情報/非コンテンツ情報の色材がそれぞれカラー/ブラックとなっている場合に対応した処理について説明する図である。図30に示すように、画像合成部32(非共通情報生成部321)は、RGB画像(a)と赤外画像(b)とから非共通情報(c)を生成する。ここでの非共通情報(c)は、これまでと同様にRGB画像にあって赤外画像にはない情報、つまりカラーで描かれている金額の情報となる。すなわち、非共通情報(c)が出力したいコンテンツ情報そのものとなるため、画像合成部32(非共通情報生成部321)での合成画像として非共通情報をそのまま出力すれば良い。
このように本実施形態によれば、コンテンツ情報がカラーである場合でも可読性を上げることができる。
(第9の実施の形態)
次に、第9の実施の形態について説明する。
これまで地紋については非コンテンツ(情報を認識する上では不要な)情報として扱ってきたが、地紋は元々複写であることを明示する意味が含まれるため、2次利用する(出力情報を受け取る)側で偽造物と勘違いしてしまうという問題が生じる。これは、受け取り側として、地紋の有無で真贋判定(本物であることを確認)することが慣習的に存在しているためである(実際には印刷の濃淡で如何ようにも変動するため、地紋の有無で確実な判定はできない)。
そこで、第9の実施の形態は、出力されるコンテンツ情報に地紋除去を行ったことを表す管理情報を付加することで、受け取り側で偽造物であると勘違いすることを防止する点が、第1の実施の形態ないし第8の実施の形態と異なる。以下、第9の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第8の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第8の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図31は、第9の実施の形態にかかる画像読取部101を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。図31に示すように、画像読取部101の画像合成部32は、管理情報生成部326を備える。管理情報生成部326は、出力するコンテンツ情報に付加する管理情報を生成する。
図32は、画像合成部32の構成について示すブロック図である。図32に示すように、画像合成部32は、非共通情報生成部321と、非除去情報生成部322と、付加部323と、管理情報生成部326と、を備える。
管理情報生成部326は、出力するコンテンツ情報に付加する管理情報を生成する。付加部323は、管理情報生成部326が生成した管理情報を画像合成する。
なお、図32では付加部323にて赤外画像に対して非除去情報の付加と管理情報の付加を行う構成としているが、図21に示したように付加部323が構成されていない場合は管理情報を付加する付加部323を別途構成すれば良い。
図33は、出力するコンテンツ情報に管理情報を付加する効果について説明する図である。図33に示す例は、カラーで「COPY」の地紋が描かれた帳票に、黒字で記載された金額“\10,000”がカラーの横線で訂正され、新たに黒字で金額“\100,000”と記載されている例である。ここでのコンテンツ情報(残したい情報)は、金額情報、および、訂正の横線・訂正印である。図33(a)に示す情報を読み取ると、図33(b)に示すように、コンテンツ情報と管理情報が残る。図33(b)に示す管理情報においては、コンテンツ情報を選択的に読み取った日付と機能を示す情報(Ground pattern less scan:地紋レススキャン)が記載されている。図33(c)に示すは別の例では、管理情報として、コンテンツ情報を選択的に読み取った日付と機能を示す情報(IR scan:赤外スキャン)が記載されている。
図34は、出力するコンテンツ情報に管理情報を付加する処理について説明する図である。図34に示すように、画像合成部32(管理情報生成部326)は、管理情報(e)を生成し、画像合成部32(付加部323)は、管理情報(e)を含めて合成画像(f)を生成する。
このように本実施形態によれば、コンテンツ情報に、情報を選択的に出力したことが分かる管理情報を付加しておくことで原本の情報を読み取ったことが簡単に分かるため、受け取り側で偽造物であると勘違いすることを防止することができる。
なお、上記管理情報としては、出力日時や出力者、出力に使用した機器の識別番号を示しても良く、原本を読み取ったことが分かれば良い。
なお、上記実施の形態では、本発明の画像形成装置を、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機に適用した例を挙げて説明するが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置であればいずれにも適用することができる。何れも不可視光による画像読取に出力手段を組み合わせていることで、文書の全体を一度に手元で容易に確認でき、出力物はエビデンスとして活用できるメリットがある。
2 光源
9 画像読取手段
21 画像選択手段
31 地肌除去手段
32 画像合成手段
100 画像形成装置
101 画像処理装置
特許第5830338号公報

Claims (22)

  1. 被写体に可視光と不可視光LEDにて照射する光源と、
    前記被写体に含まれる情報であって不可視光に対して第1の特性を示す第1の情報と、前記被写体に含まれる情報であって不可視光に対して第2の特性を示す第2の情報と、前記被写体に含まれる情報であって可視光に対して第3の特性を示す第3の情報とを読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段で読み取った前記第1の情報を選択的に出力する画像選択手段と、
    を備え、
    前記画像選択手段は、前記画像読取手段で読み取った前記第3の情報も出力する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記光源は、波長780~1000nmの赤外光を不可視光として照射する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の特性と前記第2の特性とは、カーボンブラックを含むか否かによって異なっている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の情報は、テキスト情報である、
    ことを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の情報は、コード情報である、
    ことを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2の情報は、地紋である、
    ことを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記第2の情報は、印影である、
    ことを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記第2の情報は、罫線である、
    ことを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記第1の情報以外の地肌を除去する地肌除去手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1ないし8の何れか一項に記載の画像処理装置。
  10. 前記地肌除去手段は、2値化により地肌を除去している、
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記第1の特性は不可視光に対する吸収特性であり、前記第2の特性は不可視光に対する透過特性であり、前記第3の特性は可視光に対する反射特性である、
    ことを特徴とする請求項1ないし10の何れか一項に記載の画像処理装置。
  12. 前記画像読取手段は、前記第1の情報または前記第2の情報と、前記第3の情報を同時に読み取る、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  13. 前記第1の情報と前記第3の情報とを合成して合成画像を生成する画像合成手段を備え、
    前記画像合成手段は、前記第1の情報と前記第3の情報との非共通情報の一部を除去しない、
    ことを特徴とする請求項1ないし12の何れか一項に記載の画像処理装置。
  14. 前記画像合成手段は、前記第1の情報と前記第3の情報とから非共通情報を検出し、さらに前記非共通情報から除去しない非除去情報を選択し、前記非除去情報を前記第1の情報に付加することで、前記第1の情報と前記第3の情報との非共通情報の一部を除去しない、
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記画像合成手段は、前記第1の情報と前記第3の情報とから非共通情報を検出し、さらに前記非共通情報から除去すべき除去情報を選択し、前記除去情報を前記第3の情報から除去することで、前記第1の情報と前記第3の情報との非共通情報の一部を除去しない、
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  16. 前記画像合成手段は、色相情報を用いて、前記非除去情報を選択している
    ことを特徴とする請求項14に記載の画像処理装置。
  17. 前記画像合成手段は、色相情報を用いて、前記除去情報を選択している
    ことを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
  18. 前記色相情報は、無彩色である、
    ことを特徴とする請求項16または17に記載の画像処理装置。
  19. 前記第1の情報と前記第3の情報とを合成して合成画像を生成する画像合成手段を備え、
    前記画像合成手段は、前記第1の情報と前記第3の情報との非共通情報の一部または全てを合成する、
    ことを特徴とする請求項1ないし12の何れか一項に記載の画像処理装置。
  20. 前記画像合成手段は、前記合成画像に対して、前記画像選択手段にて情報の選択がなされたという情報を付加する、
    ことを特徴とする請求項13ないし19の何れか一項に記載の画像処理装置。
  21. 請求項1ないし20の何れか一項に記載の画像処理装置と、
    画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  22. 被写体に可視光と不可視光LEDにて照射する光源を備える画像処理装置における画像処理方法であって、
    前記被写体に含まれる情報であって不可視光に対して第1の特性を示す第1の情報と、前記被写体に含まれる情報であって不可視光に対して第2の特性を示す第2の情報と、前記被写体に含まれる情報であって可視光に対して第3の特性を示す第3の情報とを読み取る画像読取工程と、
    前記画像読取工程で読み取った前記第1の情報を選択的に出力する画像選択工程と、
    を含み、
    前記画像選択工程は、前記画像読取工程で読み取った前記第3の情報も出力する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
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