JP7476539B2 - 認証装置、認証システム、画像処理システムおよび認証方法 - Google Patents

認証装置、認証システム、画像処理システムおよび認証方法 Download PDF

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Description

本発明は、認証装置、認証システム、画像処理システムおよび認証方法に関する。
従来、銀行券などの貴重印刷物や、免許証、住民票といった個人を認証する証明証書などの文書(帳票)は、第三者に偽造及び改ざんされないために常に新たな偽造防止技術を盛り込むことが要求されている。併せて、貴重印刷物や証明証書などの文書(帳票)においては、真正品であるかどうかの判別が可能な真贋判定方法が必要とされている。
特許文献1には、IRブラックインキによって印刷された隠蔽パターンを本物とし、その他の媒体で印刷されたパターンを偽造であると判別する技術が開示されている。より詳細には、特許文献1には、特定の波長の2種類の光を用いて隠蔽パターンで覆われた情報コードを読み取り、それぞれの光で読み取った画像の反射率と閾値を比較することで、真贋判定を行う技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示の技術によれば、赤外域の光源、および、可視域+赤外域の光源の2種類の光を用いて隠蔽パターンで覆われた情報コードを読み取っているため、文書(帳票)の再現性(濃度や色など)や視認性が悪化してしまう、という問題がある。
また、特許文献1に開示の技術によれば、一方を可視域の光に限定した場合、偽造インキの種類によっては偽造と判別できない可能性があり、セキュリティ向上の効果が下がってしまう恐れがあるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で帳票(文書)の偽造防止を実現することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、特定の波長領域の光を照射する第一照射手段と、前記第一照射手段とは異なる波長領域の光を照射する第二照射手段と、の少なくとも何れか一方を選択する照射手段選択部と、前記照射手段選択部により選択された前記第一照射手段と前記第二照射手段との少なくとも何れか一方により照射されて認証媒体で反射した光が入射する撮像素子における読取結果に基づき、前記認証媒体に埋め込まれた認証に必要な情報である埋め込み情報を読み取る認証部と、を備え、前記埋め込み情報は、黒の可視トナーで印刷された情報と、有彩色である特定色の可視トナーで印刷された情報と、不可視波長領域を吸収する不可視トナーで印刷された情報とを含む情報であって、認証情報もしくはダミー情報として印刷されていて、前記認証部は、前記撮像素子のシリコンの受光感度領域内の光で得られた埋め込み情報を読み取前記照射手段選択部は、前記第一照射手段と前記第二照射手段とを同時に選択し、前記認証部は、前記第一照射手段と前記第二照射手段により同時に照射されて認証媒体で反射した光が入射する前記撮像素子における読取によって得られる画像を読取結果として利用する、ことを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で帳票(文書)の偽造防止を実現することができる、という効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態にかかる画像処理装置の一例の構成を示す図である。 図2は、画像読取部の構造を例示的に示す断面図である。 図3は、画像読取部を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。 図4は、シリコンの受光感度領域を示す図である。 図5は、画像読取部の機能構成を示すブロック図である。 図6は、光源に含まれる赤外域波長成分の割合に対する読取結果の変化例を示す図である。 図7は、2種類のトナーを用いた印刷パターンを含む帳票の一例を示す図である。 図8は、2種類のトナーを用いた印刷パターンの読み取り例を示す図である。 図9は、個人を識別する情報を認証情報として利用する態様を示す図である。 図10は、認証情報としてのパスワードの設定例を示す図である。 図11は、生体情報からの認証情報生成と認証方法について説明する図である。 図12は、認証処理へ導くための情報の埋め込みによる文書認証方法について説明する図である。 図13は、合成ルールの変形例1を示す図である。 図14は、合成ルールの変形例2を示す図である。 図15は、合成ルールの変形例3を示す図である。 図16は、合成ルールの変形例4を示す図である。 図17は、第2の実施の形態にかかる3種類のトナーを用いた印刷パターンの読み取り例を示す図である。 図18は、可視光と不可視光による同時読取例を示す図である。 図19は、可視光と不可視光による同時読取における3色パターンの利用例を示す図である。 図20は、第3の実施の形態にかかるダミー情報を含む帳票の一例を示す図である。 図21は、ダミー情報を使用した場合の認証処理の流れを示すフローチャートである。 図22は、エラー画面の表示例を示す図である。 図23は、第4の実施の形態にかかる印刷パターンの読み取り例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、認証装置、認証システム、画像処理システムおよび認証方法の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる画像処理装置100の一例の構成を示す図である。図1において、認証装置(認証システム)として機能する画像処理装置(画像処理システム)100は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する一般に複合機と称される画像形成装置である。
画像処理装置100は、画像読取装置である画像読取部101およびADF(Automatic Document Feeder)102を有し、その下部に画像形成部103を有する。画像形成部103については、内部の構成を説明するために、外部カバーを外して内部の構成を示している。
ADF102は、画像を読み取らせる原稿を読取位置に位置づける原稿支持部である。ADF102は、載置台に載置した原稿を読取位置に自動搬送する。画像読取部101は、ADF102により搬送された原稿を所定の読取位置で読み取る。また、画像読取部101は、原稿を載置する原稿支持部であるコンタクトガラスを上面に有し、読取位置であるコンタクトガラス上の原稿を読み取る。具体的に画像読取部101は、内部に光源や、光学系や、CCD(Charge Coupled Device)等の光電変換手段を有するスキャナであり、光源で照明した原稿の反射光を光学系を通じて読み取る。
画像形成部103は、画像読取部101で読み取った原稿画像を印刷する。画像形成部103は、記録紙を手差しする手差ローラ104や、記録紙を供給する記録紙供給ユニット107を有する。記録紙供給ユニット107は、多段の記録紙給紙カセット107aから記録紙を繰り出す機構を有する。供給された記録紙は、レジストローラ108を介して二次転写ベルト112に送られる。
二次転写ベルト112上を搬送する記録紙は、転写部114において中間転写ベルト113上のトナー画像が転写される。
また、画像形成部103は、光書込装置109や、タンデム方式の作像ユニット(Y、M、C、K)105や、中間転写ベルト113や、上記二次転写ベルト112などを有する。作像ユニット105による作像プロセスにより、光書込装置109が書き込んだ画像を中間転写ベルト113上にトナー画像として形成する。
具体的に、作像ユニット(Y、M、C、K)105は、4つの感光体ドラム(Y、M、C、K)を回転可能に有し、各感光体ドラムの周囲に、帯電ローラ、現像器、一次転写ローラ、クリーナーユニット、及び除電器を含む作像要素106をそれぞれ備える。各感光体ドラムにおいて作像要素106が機能し、感光体ドラム上の画像が各一次転写ローラにより中間転写ベルト113上に転写される。
中間転写ベルト113は、各感光体ドラムと各一次転写ローラとの間のニップに、駆動ローラと従動ローラとにより張架して配置されている。中間転写ベルト113に一次転写されたトナー画像は、中間転写ベルト113の走行により、二次転写装置で二次転写ベルト112上の記録紙に二次転写される。その記録紙は、二次転写ベルト112の走行により、定着装置110に搬送され、記録紙上にトナー画像がカラー画像として定着する。その後、記録紙は、機外の排紙トレイへと排出される。なお、両面印刷の場合は、反転機構111により記録紙の表裏が反転されて、反転された記録紙が二次転写ベルト112上へと送られる。
なお、画像形成部103は、上述したような電子写真方式によって画像を形成するものに限るものではなく、インクジェット方式によって画像を形成するものであってもよい。
次に、画像読取部101について説明する。
図2は、画像読取部101の構造を例示的に示す断面図である。図2に示すように、画像読取部101は、本体11内に、光電変換手段9を備えたセンサ基板10、レンズユニット8、第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7を有する。光電変換手段9は、例えばCCDやCMOSイメージセンサなどの撮像素子である。第1キャリッジ6は、LED(Light Emitting Diode)である光源2及びミラー3を有する。第2キャリッジ7は、ミラー4,5を有する。また、画像読取部101は、上面にコンタクトガラス1及び基準白板13を設けている。
画像読取部101は、読取動作において、第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7を待機位置(ホームポジション)から副走査方向(A方向)に移動させながら光源2から光を上方に向けて照射する。そして、第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7は、原稿12からの反射光を、レンズユニット8を介して光電変換手段9上に結像させる。
また、画像読取部101は、電源ON時などには、基準白板13からの反射光を読取って基準を設定する。即ち、画像読取部101は、第1キャリッジ6を基準白板13の直下に移動させ、光源2を点灯させて基準白板13からの反射光を光電変換手段9の上に結像させることによりゲイン調整を行う。
図3は、画像読取部101を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。図3に示すように、画像読取部101は、光源2と、撮像装置21と、制御部23と、光源駆動部24と、を備えている。光源駆動部24は、光源2を駆動する。
光源2は、主に可視(Red/Green/Blue)域の波長を持つ可視光を照射する可視光源(第一照射手段)2aと、近赤外(NIR)域の波長を持つ不可視光(近赤外光)を照射する不可視光源(第二照射手段)2bと、を備える。より詳細には、可視光源(第一照射手段)2aは、主に可視域の波長を持つものであって、赤外域の波長を読み取った文書情報の可読性を阻害しない程度にしか含んでいないものとする。
画像読取部101は、近赤外域の波長の影響が無視できるレベルで含まれている可視波長の可視光源(第一照射手段)2aによる認証媒体である文書(帳票)D(図7参照)の読取りでの「可読性」と、不可視光源(第二照射手段)2bによる文書(帳票)Dの読取りでの「セキュリティ強度」とをそれぞれ担保することができる。
なお、従来においては、紫外光源を用いる技術が開示されている。しかしながら、光学部品の素材でよく用いられるガラスは紫外波長領域での吸収が著しく、一般的なレンズなどの光学部品で紫外波長を取り扱うことは困難である。そのため、紫外波長領域で読取を行うためには、特殊は読取装置が必要となる。また、紫外光には人体に悪影響を及ぼすため、一般的なオフィス環境で取り扱うには危険が伴う。
さらに、従来においては、第一光源として赤外域の波長の光を用い、第二光源として可視域から赤外域の波長の光を用いる技術が開示されている。しかしながら、第一光源および第二光源のいずれも赤外域の波長を含むため、文書の再現性や視認性が悪化してしまう。
ここで、図4はシリコンの受光感度領域を示す図である。図4に示すように、シリコンの受光感度領域は、一般的には波長190nmの紫外領域から波長1100nmの近赤外領域の範囲である。この範囲の波長の光を光源(近赤外光源)として使用することにより、一般的なシリコンフォトダイオードでの撮像が可能となる。したがって、近赤外光源からの光は、特殊な読取装置を用意する必要はなく、一般的な複合機に搭載されているスキャナのイメージセンサで撮像可能である。さらに、人体への悪影響もないため、危険性という面においても導入難易度は非常に低い。
撮像装置21は、可視および不可視の波長域を撮像できる光電変換手段9と、信号処理装置22と、を備えている。
光電変換手段9は、入射光に対してカラーフィルタ等により波長ごとに可視光(Red/Green/Blue)と不可視光(赤外光)に分解された光を受光し、Red/Green/Blue/近赤外の電気信号に変換する。光電変換手段9は、可視画像の読取りの場合はRGBの画像信号を、不可視画像の読取りの場合はNIRの画像信号を、複数系統毎に同時に後段の信号処理装置22に対して出力する。
なお、本実施形態においては、不可視画像として近赤外(NIR)画像を用いる例について説明するが、不可視画像で使用する波長域は限定しない。また、可視画像のみを用いるものであってもよい。
制御部23は、光源駆動部24、光電変換手段9、信号処理装置22の各部を制御する。
信号処理装置22は、光電変換手段9から出力された画像信号に対して各種の信号処理を実施する。
ここで、図5は画像読取部101の機能構成を示すブロック図である。図5に示すように、画像読取部101は、照射手段選択部51と、認証部52と、を備える。
照射手段選択部51は、可視光源(第一照射手段)2aと不可視光源(第二照射手段)2bとの何れか一方を選択する。
認証部52は、可視光源(第一照射手段)2aと不可視光源(第二照射手段)2bとによるそれぞれの読取結果に基づき、認証媒体である文書(帳票)に埋め込まれた認証に必要な情報である埋め込み情報を読み取って認証する。
上述したように、光源に赤外域の波長を多く含んでいると、色や濃度といった文書の再現性および視認性が著しく悪化してしまう。読み取った文書を電子データとして保存して活用したり、複製して活用したりする場合、こういった再現性、視認性の悪い文書データは不適切である。さらに、文書にQRコード(登録商標)やバーコードといった情報が含まれている場合、これらのコードはコントラストが低くなるとリーダーで読み取りできなくなる可能性が高い。
ここで、図6は光源に含まれる赤外域波長成分の割合に対する読取結果の変化例を示す図である。図6に示すように、光源の赤外域の波長が占める割合が多くなると、例えば、YMCトナーなどのように、カーボンブラックを含まない色材で印刷された黒などの高濃度部分が白っぽく読み取られるため(例えば図6(c),(d))、コントラストが低くなってしまい、QRコードやバーコードが適切に読み取りできなくなる恐れがある。
そこで、本実施形態の画像読取部101の照射手段選択部51は、通常の帳票(文書)を読み取る場合、照射手段選択部51により可視光源(第一照射手段)2aを選択する。
このようにすることで、通常の帳票(文書)を読み取る場合において、帳票(文書)の再現性や視認性の悪化が発生せず、帳票(文書)の持つ情報を損なうこともないため、読み取った帳票(文書)をそのまま電子データとして保存したり、複製したりして活用することができる。
次に、2種類のトナーを用いた情報の読み取りについて説明する。
ここで、図7は2種類のトナーを用いた印刷パターンを含む帳票の一例を示す図、図8は2種類のトナーを用いた印刷パターンの読み取り例を示す図である。図7に示す印刷パターンは、帳票(文書)Dに印刷されている埋め込み情報Xである。また、図8(a)は、図7に示す印刷パターンを拡大したものである。
図7に示すように、帳票(文書)Dには、認証用の認証情報が埋め込み情報Xとして印刷されている。埋め込み情報Xは、認証情報が直接文書内に印刷されていても良いし、QRコードなどに形を変えて印刷されていても良い。ここで埋め込み情報Xとは、帳票(文書)Dに記載されている画像や文字列そのもの(例えば、図7のQRコード)を指し、認証情報とは認証に使用される情報(例えば、QRコードから復元されるパスワードなど)を指す。認証用の認証情報は、例えば、文書の発行申請者本人しか知り得ない情報などにすることで、セキュリティ強度をあげることができる。
帳票(文書)Dの提出先では、提出者から、認証情報を提示してもらい、帳票(文書)D内に埋め込まれた認証情報と照合することで、文書の認証を行う。このようにすることで、帳票(文書)D本体が偽造されるなどした場合でも、認証を行う際に、帳票(文書)Dが真正であることを帳票(文書)Dの発行申請者以外には証明できないため、セキュリティ強度を上げることができる。
なお、認証情報は印刷場所を問わない。例えば、帳票(文書)Dの末尾に目視でも分かるように印刷されても良いし、帳票(文書)D内の情報が印刷されている領域に紛れ込ませても良い。
なお、図8では、説明のためにQRコードを図示しているが、実際の印刷パターンはこの限りではなく、2次元コードや文字列、図柄などであってもよい。
図8(a)に示すように、印刷パターンは、例えば、Kトナーによる黒色パターン、YMCトナーによる黒色パターンを用いて生成されている。ここで、各トナーのパターンは必ずしも、単独で意味を成す画像である必要はない。すなわち、埋め込み情報Xである印刷パターンは、黒の可視トナー(Kトナー)と有彩色である特定色の可視トナー(YMCトナー)とを組み合わせて印刷されている。このように一般的なCMYKのトナーを用いることで、導入コストや難易度を下げることができる。
Kトナー及びYMCトナーで印刷されている黒画像は、可視波長領域で画像を取得すると、両者とも読み取ることができる。一方、Kトナー及びYMCトナーで印刷されている黒画像は、不可視波長領域で画像を取得すると、Kトナーで印刷された黒画像のみ読み取ることができる。また、可視波長領域で取得した画像データから、不可視波長領域で取得した画像データを減算すると、YMCトナーのみの情報を得ることも可能である。
そこで、本実施形態の画像読取部101は、図8(a)に示すようなKトナーおよびYMCトナーで印刷された埋め込み情報X(印刷パターン)を読み取る場合、照射手段選択部51により可視光源(第一照射手段)2aと不可視光源(第二照射手段)2bとを順に選択する。このように可視/不可視の各条件で読み取ることにより、図8(b)に示す画像と図8(c)に示す画像とがそれぞれ読み取られる。
このような2つ画像は、図8(d)に示すように、特定のルールに従って合成される。図8(d)に示す例では、可視光源で読み取った画像データから不可視光源で読み取った画像データを減算している。このようにして得られた画像は、認証情報として用いられる。
すなわち、文書を受け取る側では、帳票(文書)Dに印刷されている埋め込み情報Xを読み取り、特定のルールに従って認証情報を生成し、照合を行うことで、提出された帳票(文書)Dの認証を行う。
上述のように、Kトナー、YMCトナーを組み合わせて印刷された真贋判定用の埋め込み情報Xを、特定の読取条件(可視のみ、不可視のみなど)で読み取る。不可視読取では赤外領域を読み取り、KトナーとYMCトナーの赤外領域の吸収特性の違いにより、可視領域/赤外領域とKトナー/YMCトナーの組み合わせで異なる読取結果が得られる。
ここで、図9は、個人を識別する情報を認証情報として利用する態様を示す図である。図9に示すように、本実施形態では、認証に必要な認証情報として、個人を識別する情報を利用する。個人を識別する情報は、帳票(文書)Dの発行申請者が特定の誰かであるということを識別できればどのような情報を用いても良い。帳票(文書)Dを受け取る側では、この個人を識別する情報を読み取り、帳票(文書)Dの提出者が帳票(文書)Dを実際に発行申請した人かを識別する。
これにより、例えば、盗難や無許可で複製することで、帳票(文書)Dを不正に入手した人が提出した場合でも、帳票(文書)Dの提出者が発行申請した人と識別できなければ、受取を拒否したり、再発行を依頼したりするなどして、不正利用を防止することができる。
すなわち、帳票(文書)Dの発行申請者本人を識別する情報を予め設定し、帳票(文書)D内に埋め込み情報Xとして埋め込み、認証にその埋め込み情報Xを利用することで、よりセキュリティ強度を上げることができる。
加えて、認証に必要な認証情報として、帳票(文書)Dの発行申請者が帳票(文書)Dの発行時に予め設定するパスワードを埋め込み情報Xとして埋め込むようにしてもよい。ここで、図10は認証情報としてのパスワードの設定例を示す図である。
図10(a)に示すように、例えば、パスワードから2次元コードやQRコードを生成した上で埋め込んでもよい。
また、図10(b)に示すように、パスワードの文字列をそのまま埋め込み、上から黒でベタ塗りすることでパスワードの文字列そのものが読めないようにしてもよい。その際、パスワードの文字列はKトナー、黒のベタ塗はCMYトナーで印刷すれば、不可視光源でパスワードの文字列が読み取り可能である。なお。ベタ塗はパスワードが直接視認できなければ、黒以外の色でも構わない。
また、図10(c)に示すように、パスワードの文字列を含んだ別の文字列を生成し、埋め込むことでもパスワードを隠すことができる。その際、パスワードの文字列とその他の文字とで、印刷に使用するトナーを変えてやることで、可視/不可視光源の使い分けにより、パスワードを読み取りできる。
このように帳票(文書)Dの発行申請者本人を識別する情報として、発行時に申請者がパスワードを予め設定し、文書内に埋め込み情報Xとして埋め込み、認証にその埋め込み情報Xを利用することで、よりセキュリティ強度を上げることができる。
また、認証情報を帳票(文書)Dの発行申請者の生体情報から生成し、帳票(文書)D内に埋め込み情報Xとして埋め込むようにしてもよい。ここで、図11は生体情報からの認証情報生成と認証方法について説明する図である。図11に示すように、帳票(文書)Dの提出先では、提出者の生体情報から認証情報を再度生成し、帳票(文書)Dに埋め込まれたものと照合を行う。もしくは、帳票(文書)Dの提出先では、帳票(文書)Dに埋め込み情報Xとして埋め込まれた認証情報から生体情報を復元し、提出者の生体情報と照合を行うことで真贋判定を行う。
これにより、帳票(文書)Dの発行申請者本人が提出しないと、本物と判断されないため、よりセキュリティ強度を上げることができる。
生体情報としては、例えば、静脈や指紋、虹彩、声紋などが挙げられるが、この限りではない。例えば、指紋を利用するのであれば、指紋の分岐点や端点、三角州状になっている点、中心点などの特徴点を抽出し、抽出した特徴点を一定のルールに従って文字列などに変換することで認証情報を生成する。
また、生体情報から生成される認証情報は、図10で説明したように、パスワードのような文字列であっても、QRコードのような画像であってもよく、埋め込み方も、どのような方法であってもよい。文字列はさらに2次元コードやQRコードに変換してもよい。
このようにすることで、帳票(文書)Dの発行申請者本人が提出先に提出する必要があり、かつ、本人であってもどのような認証情報パターンが生成されるか不明であるため、よりセキュリティ強度を高めることが可能である。
なお、上述したパスワードの設定は一例であり、その他の方法でパスワードを埋め込んでも構わない。
帳票(文書)Dの認証方法としては、例えば、帳票(文書)Dを受け取る側は、埋め込み情報Xの埋め込まれ方に応じて帳票(文書)Dを読み取り、パスワードを復元する。また、同時に帳票(文書)Dの提出者からパスワードを提示してもらい、帳票(文書)Dから復元されたパスワードと照合することで、認証を行う。この時、帳票(文書)Dから復元したパスワードと、提出者から提示してもらったパスワードが一致しなければ、文書は不適切に取得されたもの(盗難、未許可で複製など)と判断し、受取を拒否したり、再発行を求めたりすればよい。なお、ここで説明した認証方法は一例であり、この限りではない。
このように、帳票(文書)Dの発行申請者しか知り得ない情報を認証情報として帳票(文書)D内に埋め込み情報Xを埋め込むことで、紫外領域や特殊インキを使用しないことによるセキュリティ強度の低下をカバーすることで、セキュリティ強度の低下を抑えつつ、導入コストや文書作成難易度を下げることができる。また、図10で説明したように、本発明は多様な形態の認証情報に適用することが可能であることからも、セキュリティ強度をあげることが可能である。
さらに、認証情報には、認証処理へ導くための情報として、帳票(文書)Dの発行申請者が設定したパスワードを入力するための、入力フォームへのURL情報を埋め込み情報Xとして埋め込むようにしてもよい。ここで、図12は認証処理へ導くための情報の埋め込みによる文書認証方法について説明する図である。図12に示すように、入力フォームには、例えば、帳票(文書)Dの発行元で発行申請者が入力したパスワードを紐づけておいてもよいし、発行時に2種類のパスワードを入力してもらい、一方のパスワードから入力フォームのURLを生成し、もう一方のパスワードで認証を行うなど、複数のパスワードの組み合わせで認証に導くようにするなどしてもよい。埋め込み方は図10で説明したものと同様に、どのような方法であってもよい。
帳票(文書)Dの認証方法としては、例えば、帳票(文書)Dを受け取る側は、埋め込み情報Xの埋め込まれ方に応じて帳票(文書)Dを読み取り、認証フォームのURLを復元する。また、同時に、帳票(文書)Dの提出者からパスワードを提示してもらい、提示されたパスワードを認証フォームに入力することで認証を行う。
この時、予め認証フォームに紐づけられているパスワードと認証フォームに入力されたパスワードが一致しなければ、エラー画面を出すなどして認証処理を終了させる。パスワードの打ち間違いを想定して、複数回リトライする猶予を設け、一定回数認証に失敗した場合はその認証フォームをロックするなど、帳票(文書)Dが使用できないようにしてもよい。この場合は、帳票(文書)Dは不適切に取得されたもの(盗難、未許可で複製など)と判断し、受取を拒否したり、再発行を求めたりすればよい。
このような認証フォームを利用したパスワード入力による認証方法であれば、帳票(文書)Dを受け取る側の職員が認証を行う必要はなく、提出者が操作可能な読取装置や端末を設置しておき、認証手順を提示しておけば提出者本人が認証手続きを進めることもできる。
他にも、帳票(文書)Dの認証が成功した際に認証番号などを自動生成し、帳票(文書)Dの提出が必要となる手続きを進める為に、帳票(文書)Dの認証番号の入力を要求するようなシステムを構築すれば、帳票(文書)Dの認証に成功しなければ手続きを進めることができなくなるため、よりセキュリティ強度を上げることもできる。なお、ここで説明した認証方法は一例であり、この限りではない。
このようにすることで、帳票(文書)Dに認証情報そのものを埋め込まなくてもよいため、帳票(文書)Dから認証情報を解析され、悪用されるといったリスクを低減することができる。
このように本実施形態によれば、一般的な複合機などの画像形成装置に搭載されているYMCKトナーで印刷が可能な認証情報を用いて帳票(文書)Dの認証が可能であるため、簡易な構成で帳票(文書)Dの偽造防止を実現でき、導入コストや帳票(文書)Dの作成難易度を低くすることができる。
また、本実施形態によれば、認証情報を生成するために、可視光源(第一照射手段)2aと不可視光源(第二照射手段)2bとによるそれぞれの読取結果を特定のルールに従って合成しなければならないため、認証情報を偽造することも容易ではなく、セキュリティ強度を高くすることができる。
さらに、本実施形態によれば、紫外領域やIRブラックインキといった特殊な光源、インキを使用せず、一般的な複合機などの画像形成装置に近赤外光源を搭載するという簡易な構成で、文書偽造防止が可能であるため、導入コストや文書作成難易度が低く、文書の再現性や視認性が良好な読取装置を実現できる。
なお、図8(d)では、認証部52は、可視光源(第一照射手段)2aと不可視光源(第二照射手段)2bとでそれぞれ読み取った結果を単純に減算する合成ルールを示しているが、合成ルールはこの限りではない。以下において、その他の合成ルールの変形例を例示する。
(変形例1)
ここで、図13は合成ルールの変形例1を示す図である。図13に示す例では、認証部52は、可視光源(第一照射手段)2aと不可視光源(第二照射手段)2bとでそれぞれ読み取った各画像において、特定のエリアを指定し、指定した特定のエリアだけを合成する合成ルールに従う。
図13に示す合成ルール例は、図13(b)および図13(c)内のグレーでハッチングされたエリアを特定のエリアとし、図13(b)の黒パターンから図13(c)の黒パターンを減算する合成ルールである。図13(d)は、減算結果である。
なお、図13に示す合成ルール例では、合成方法を減算としたが、これに限るものではなく、合成方法は減算以外の方法でもよい。
なお、図13に示す合成ルール例では、指定するエリアは1つのエリアとしたが、これに限るものではなく、複数のエリアを指定してもよいし、エリアごとに合成方法を変えてもよい。
(変形例2)
ここで、図14は合成ルールの変形例2を示す図である。図14に示す例では、認証部52は、可視光源(第一照射手段)2aと不可視光源(第二照射手段)2bとでそれぞれ読み取った各画像において、特定のエリアを指定して、指定した特定のエリアを置換する合成ルールに従う。
図14に示す合成ルール例は、図14(b)および図14(c)内のグレーでハッチングされたエリアを特定のエリアとし、図14(b)の特定のエリアのパターンを図14(c)の特定のエリアのパターンに置換する合成ルールである。図14(d)は、置換結果である。
なお、図14(c)の特定のエリアのパターンを図14(b)の特定のエリアのパターンに置換するとしてもよい。
なお、図14に示す合成ルール例では、指定するエリアは1つのエリアとしたが、これに限るものではなく、複数のエリアを指定してもよい。
(変形例3)
ここで、図15は合成ルールの変形例3を示す図である。図15に示す例では、認証部52は、可視光源(第一照射手段)2aと不可視光源(第二照射手段)2bとでそれぞれ読み取った各画像に意味のないパターンを割り当て、合成することで初めて意味のあるパターンとする合成ルールに従う。
図15(a)に図示されている通り、KトナーとYMCトナーで印刷すると、可視光源(第一照射手段)2aで読み取った場合は、図15(b)に示すような四角い黒ベタのパターンとなる。
一方、不可視光源(第二照射手段)2bを用いて読み取った場合は、図15(c)に示すようなQRコードの白黒を反転させたようなパターンとなる。
図15に示す合成ルール例は、図15(b)から図15(c)を減算する合成ルールである。図15(d)は、減算結果である。図15(b)から図15(c)を減算することで、図15(d)に示すようなQRコードのパターンが現れる。
(変形例4)
ここで、図16は合成ルールの変形例4を示す図である。図16に示す例では、認証部52は、可視光源(第一照射手段)2aと不可視光源(第二照射手段)2bとでそれぞれ読み取った各画像をそれぞれ文字列に変換した後、合成する合成ルールに従う。
例えば、可視光源(第一照射手段)2aで読み取った図16(b)の画像を文字列に変換すると「abcde」、不可視光源(第二照射手段)2bで読み取った図16(c)の画像を文字列に変換すると「fghij」という文字列になるとする。そして、図16(d)に示すように、認証情報は、二つの文字列を合成した「abcdefghij」とする。
なお、図16に示す合成ルール例は、それぞれの文字列を単純に繋げているだけだが、文字列の合成の方法はこの限りではない。他の合成方法としては、例えば、各文字列から1文字ずつ順番に並べたり、アルファベット順や平仮名の順に並べ替えたりしても良い。
また、認証部52は、可視光源(第一照射手段)2aと不可視光源(第二照射手段)2bとでそれぞれ読み取った各画像をそれぞれ数字列に変換した後、それぞれの数字列を用いて演算を行い、その結果を認証情報とするなどしてもよい。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態ではYMCKトナーで印刷された認証情報を用いた帳票(文書)Dの認証方法を記載したが、本実施形態では、さらに不可視光波長領域に吸収特性を持つ、不可視トナーを組み合わせる。これのように不可視トナーを組み合わせることで、よりセキュリティ強度を上げることができる。以下、第2の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態と異なる箇所について説明する。
不可視トナーは、一般的なトナーの顔料を変更することで実現可能である。本実施形態では、赤外に吸収波長をもつ、IRトナーを例として挙げる。
ここで、図17は第2の実施の形態にかかる3種類のトナーを用いた印刷パターンの読み取り例を示す図である。図17(a)に示すように、印刷パターンは、例えば、Kトナーによる黒色パターン、YMCトナーによる黒色パターンに加えて、IRトナーによる透明パターンを用いて生成されている。
図17(a)に示すようなYMCKトナー及びIRトナーで印刷された埋め込み情報X(印刷パターン)を読み取る場合、本実施形態の画像読取部101は、照射手段選択部51により可視光源(第一照射手段)2aと不可視光源(第二照射手段)2bとを順に選択する。このように可視/不可視の各条件で読み取ることにより、図17(b)に示す画像と図17(c)に示す画像とがそれぞれ読み取られる。
図17(b)に示すように、可視光源(第一照射手段)2aの波長領域では、YMCトナーの黒パターンとKトナーの黒パターンとが読み取られる。また、図17(c)に示すように、不可視光源(第二照射手段)2bの波長領域では、Kトナーの黒パターンとIRトナーの透明パターンとが読み取られる。
このような2つ画像は、図17(d)に示すように、特定のルールに従って合成される。図17(d)に示す例では、可視光源で読み取った画像データと不可視光源で読み取った画像データとは、両者の排他的論理和を演算して、認証情報として用いられる。
このように本実施形態によれば、不可視トナーによる透明パターンが組み合わせられることで、認証情報の印刷パターンのバリエーションが増え、セキュリティ強度が向上する。
なお、現在一般的にオフィスで使われている複合機は、CMYKの4色トナーを搭載することを前提として設計されていることが多いため、IRトナーを含めた5色のトナーを同時に搭載することは困難である。そのため、例えば、YMCトナーのいずれか、もしくはKトナーをIRトナーに入れ替え、Kトナー、もしくはYMCトナーの黒パターンとIRトナーの透明パターンを組み合わせるなどして、簡易な構成でIRトナーを用いた認証情報を生成することができる。また、CMYKトナーを搭載した複合機とは別に、IRトナーを搭載した複合機を用意し、一方でYMCKトナーのパターンを印刷した後に、もう一方でIRトナーのパターンを印刷するなどして、比較的簡易な構成で5色のトナーを組み合わせた認証情報の生成も可能である。
なお、図17では説明のためにQRコードを図示しているが、実際の印刷パターンはこの限りではなく、2次元コードや文字列、図柄などであってもよい。
なお、図17(d)では、認証部52は、可視光源(第一照射手段)2aと不可視光源(第二照射手段)2bとでそれぞれ読み取った結果の排他的論理和をとる合成ルールを示しているが、合成ルールはこの限りではない。例えば、認証部52は、3種類のトナーを用いた場合においても、図13~図16で例示したような合成ルールを適用することが可能である。
さらに、本実施形態の照射手段選択部51は、上述したような可視光読取と不可視光読取のそれぞれでの読取に加え、可視光と不可視光による同時読取を選択することも可能である。ここで、図18は可視光と不可視光による同時読取例を示す図である。図18(a)に示すように、印刷パターンは、例えば、Kトナーによる黒色パターン、YMCトナーによる黒色パターンに加えて、IRトナーによる透明パターンを用いて生成されている。
図18(a)に示すようなYMCKトナー及びIRトナーで印刷された埋め込み情報X(印刷パターン)を読み取る場合、本実施形態の画像読取部101は、照射手段選択部51により可視光源(第一照射手段)2aと不可視光源(第二照射手段)2bとを順に選択した後、可視光源(第一照射手段)2aと不可視光源(第二照射手段)2bとを同時に選択する。
図18(b)に示すように、可視光源(第一照射手段)2aの波長領域では、YMCトナーの黒パターンとKトナーの黒パターンとが読み取られる。また、図18(c)に示すように、不可視光源(第二照射手段)2bの波長領域では、Kトナーの黒パターンとIRトナーの透明パターンとが読み取られる。加えて、図18(d)に示すように、可視光源(第一照射手段)2aおよび不可視光源(第二照射手段)2bの両光源同時読取では、YMCトナーの黒色パターンとKトナーの黒色パターンとIRトナーの透明パターンとが読み取られる。
これにより、可視光源(第一照射手段)2aおよび不可視光源(第二照射手段)2bの両光源で同時に読み取ったパターンは、後段の画像処理によって、可視光源による読取パターンと不可視光源による読取パターンとして別々のデータとして使用することが可能である。つまり、通常は可視光源(第一照射手段)2aでの読取と不可視光源(第二照射手段)2bでの読取の2回の読取動作が必要になるところを、両光源同時読取1回で2種類のデータを取得できるので、生産性を向上させることが可能である。
なお、上述したような可視光源(第一照射手段)2aおよび不可視光源(第二照射手段)2bの両光源同時読取ではYMCトナーの黒色パターンは可視光では黒、近赤外光では白で読み取られるため、実際は元々の黒よりも濃度がやや低いグレーとして読み取られる。そのため、例えば白と黒の2色で表現されている画像を、可視光源(第一照射手段)2aおよび不可視光源(第二照射手段)2bの両光源で同時に読みとった場合には、白、グレー、黒の3色パターンの画像として読み取ることができる。このような特徴を認証方法に利用すれば、さらにセキュリティ強度を向上させることも可能である。
ここで、図19は可視光と不可視光による同時読取における3色パターンの利用例を示す図である。図19(a)に示すように、印刷パターンは、例えば、Kトナーによる黒色パターン、YMCトナーによる黒色パターンに加えて、IRトナーによる透明パターンを用いて生成されている。
図19(a)に示すようなYMCKトナー及びIRトナーで印刷された埋め込み情報X(印刷パターン)を読み取る場合、本実施形態の画像読取部101は、照射手段選択部51により可視光源(第一照射手段)2aと不可視光源(第二照射手段)2bとを順に選択した後、可視光源(第一照射手段)2aと不可視光源(第二照射手段)2bとを同時に選択する。
図19(b)に示すように、可視光源(第一照射手段)2aの波長領域では、YMCトナーの黒パターンとKトナーの黒パターンとが読み取られる。また、図19(c)に示すように、不可視光源(第二照射手段)2bの波長領域では、Kトナーの黒パターンとIRトナーの透明パターンとが読み取られる。加えて、図19(d)に示すように、可視光源(第一照射手段)2aおよび不可視光源(第二照射手段)2bの両光源同時読取では、YMCトナーの黒色パターンとKトナーの黒色パターンとIRトナーの透明パターンとが読み取られる。
認証部52は、例えば設定された認証情報に紐づけて黒とグレーの面積比率を決定し、その比率に従って各光源で読み取られる埋め込み情報Xパターンを決定するという合成ルールに従う。認証を行う際には、認証情報そのものの正否とともに、読み取られたパターンの黒とグレーの面積比率が、認証情報に紐づけられた面積比率と一致するかも確認する。
面積比率を決定するためのルールとしては、例えば設定されたパスワードの文字数や画数などに従って決定してもいいし、特定の文字の切り替わりまでの文字数や切り替わり前後の文字数などに従って決定してもいい。例えば、「AAAAA20190426」というパスワードを設定する場合、全体で13文字であるため、黒:グレー=13:87であったり、アルファベットと数字の切り替わりが6文字目であるため、黒:グレー=6:4であったり、アルファベットが5文字、数字が8文字であるため、黒:グレー=5:8といった比率などが考えられる。これらのルールは定期的に変更することで、さらにセキュリティ強度を上げることができる。なお、ここで挙げたルールは一例であり、これ以外のルールでもよい。
なお、3色の利用方法に関しても、ここで挙げたものは一例であり、これ以外の方法で利用しても構わない。
このようにすることで、認証方法のバリエーションを増やすことができ、よりセキュリティ強度を上げることができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。
認証情報を視認できるように印刷する場合、印刷された情報から認証情報を解読されてしまう可能性がある。上記の課題を解決するため、本実施形態では認証情報とは別にダミー情報パターンを印刷する。このように認証に必要な情報とは別にダミー情報を埋め込むことにより、セキュリティ強度を上げることができる。以下、第3の実施の形態の説明では、第1の実施の形態または第2の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態または第2の実施の形態と異なる箇所について説明する。
ここで、図20は第3の実施の形態にかかるダミー情報Yを含む帳票Dの一例を示す図である。図20に示すように、帳票(文書)Dは、ダミー情報Yのパターンを含んでいる。ただし、ダミー情報Yは、それ自体がダミーである事を悟られないようにする必要がある。例えば、ダミー情報Yを読み取った結果はランダムな文字列より、何かしらの意味を持つ単語であったり、複数の単語を組み合わせた文であったりした方が、よりパスワードらしく見える。大文字、小文字、アルファベット、数字を全て含む一定の文字数以上の文字列や、人名のような文字列と誕生日のような4桁もしくは8桁の数字の組み合わせなどもパスワードらしく見せるのに有効である。文書の罫線内に「認証」のような項目を作成し、ダミーをその中に印刷することで本物らしく見せるなどの方法もある。
このようなダミー情報Yを使用した場合の認証フローを工夫することでも、本物らしく見せることができる。例えば、途中までは本物の埋め込み情報Xを使用した場合と同じようなフローで処理を進めるなどが考えられる。
ここで、図21はダミー情報Yを使用した場合の認証処理の流れを示すフローチャートである。図21に示すように、認証部52は、認証情報を入力後(ステップS1)、認証情報を確認する(ステップS2)。
認証部52は、認証情報の確認によりダミー情報Yではないと判断した場合(ステップS3のNo)、通常の認証フローを実行する。
一方、認証部52は、認証情報の確認によりダミー情報Yであると判断した場合(ステップS3のYes)、認証成功とし(ステップS4)、文章処理フローを継続した後(ステップS5)、エラー画面を表示する(ステップS6)。
図21に示すように、途中まで進んだ時点で処理を停止させたり、終了させたりすることで、情報は本物だが、何らかの不具合で完了できないのだと思わせることも可能である。
ここで、図22はエラー画面の表示例を示す図である。図22に示すように、途中停止や途中終了の際、「ネットワークエラー」であったり、「ページが込み合っています」であったりなど、通常のウェブサイトでもよく見られるようなエラー画面を画像処理装置100に表示して、認証フローを強制終了することで、このエラーは一時的なものであると思わせる。
このように本実施形態によれば、認証情報が解読される危険性を低減することが可能である。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態においては、認証用の画像とは別に、認証用の画像に見せかけたダミーの画像を別途用意したが、ダミー用の画像を印刷するスペースを用意しなくてはならず、帳票(文書)D本来の内容を印刷するスペースを削らなければならないという課題がある。
そこで、本実施形態においては、上記の課題を解決するため、Kトナーによる黒色パターン、YMCによる黒色パターン、IRトナーによる透明パターンそれぞれが、単独でも機能するように印刷パターンを用いる。各トナーで印刷された情報が、それぞれ単独で意味を成す情報とすることで、複数の認証情報を埋め込むことができ、セキュリティ強度を上げることができる。
以下、第4の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第3の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第3の実施の形態と異なる箇所について説明する。
ここで、図23は第4の実施の形態にかかる印刷パターンの読み取り例を示す図である。図23(a)に示すように、印刷パターンは、例えば、Kトナーによる黒色パターン、YMCトナーによる黒色パターンに加えて、IRトナーによる透明パターンを用いて生成されている。
図23(a)に示すようなYMCKトナー及びIRトナーで印刷された埋め込み情報X(印刷パターン)を読み取る場合、本実施形態の画像読取部101は、照射手段選択部51により可視光源(第一照射手段)2aと不可視光源(第二照射手段)2bとを順に選択する。このように可視/不可視の各条件で読み取ることにより、図23(b)に示す画像と図23(c)に示す画像とがそれぞれ読み取られる。
図23(b)に示すように、可視光源(第一照射手段)2aの波長領域では、YMCトナーの黒パターンとKトナーの黒パターンとが読み取られる。また、図23(c)に示すように、不可視光源(第二照射手段)2bの波長領域では、Kトナーの黒パターンとIRトナーの透明パターンとが読み取られる。
このような2つ画像は、図23(d)に示すように、特定のルールに従って合成される。図23(d)に示す例では、認証部52は、可視光源で読み取った画像データと不可視光源で読み取った画像データとを合成して、認証情報としての機能を割り当てる。なお、認証部52は、図23(b),(c)に示す画像には、ダミーとしての機能を割り当てる。
このようにダミー情報Yが、認証に必要な情報(認証情報)に重ねて埋め込まれることで、ダミー情報用の印刷スペースの削減が可能となる。
このように本実施形態によれば、認証情報印刷用のスペースのみで、ダミー画像機能を実現することができるため、ダミー用の印刷スペースを用意する必要がなくなる。
また、ダミー情報と認証情報を重ねて印刷し、一般的な可視光源で読み取ったパターンや、比較的実現しやすい不可視光源のみで読み取ったパターンにダミーを割り当て、図21で説明したようなダミー情報を使用した際の認証フローの工夫をすることで、一見正しく認証処理が進んでいるかのように錯覚させることができ、ダミーが存在することを認識し難くなるという効果も生じる。
なお、上記各実施の形態では、本発明の画像処理装置を、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機に適用した例を挙げて説明するが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置であればいずれにも適用することができる。
2a 第一照射手段
2b 第二照射手段
9 撮像素子
51 照射手段選択部
52 認証部
100 認証装置、認証システム、画像処理システム
D 認証媒体
X 埋め込み情報
Y ダミー情報
特開2018-060331号公報

Claims (13)

  1. 特定の波長領域の光を照射する第一照射手段と、前記第一照射手段とは異なる波長領域の光を照射する第二照射手段と、の少なくとも何れか一方を選択する照射手段選択部と、
    前記照射手段選択部により選択された前記第一照射手段と前記第二照射手段との少なくとも何れか一方により照射されて認証媒体で反射した光が入射する撮像素子における読取結果に基づき、前記認証媒体に埋め込まれた認証に必要な情報である埋め込み情報を読み取る認証部と、
    を備え、
    前記埋め込み情報は、黒の可視トナーで印刷された情報と、有彩色である特定色の可視トナーで印刷された情報と、不可視波長領域を吸収する不可視トナーで印刷された情報とを含む情報であって、認証情報もしくはダミー情報として印刷されていて、
    前記認証部は、前記撮像素子のシリコンの受光感度領域内の光で得られた埋め込み情報を読み取
    前記照射手段選択部は、前記第一照射手段と前記第二照射手段とを同時に選択し、
    前記認証部は、前記第一照射手段と前記第二照射手段により同時に照射されて認証媒体で反射した光が入射する前記撮像素子における読取によって得られる画像を読取結果として利用する、
    ことを特徴とする認証装置。
  2. 前記第一照射手段は、主に可視波長領域の光を照射するものであり、
    前記第二照射手段は、近赤外波長領域の光を照射するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の認証装置。
  3. 前記認証部は、前記第一照射手段と前記第二照射手段により同時に照射されて認証媒体で反射した光が入射する前記撮像素子における読取によって得られる3種類以上の異なる濃度を持つ画像を読取結果として利用する、
    ことを特徴とする請求項に記載の認証装置。
  4. 特定の波長領域の光を照射する第一照射手段と、前記第一照射手段とは異なる波長領域の光を照射する第二照射手段と、の少なくとも何れか一方を選択する照射手段選択部と、
    前記照射手段選択部により選択された前記第一照射手段と前記第二照射手段との少なくとも何れか一方により照射されて認証媒体で反射した光が入射する撮像素子における読取結果に基づき、前記認証媒体に埋め込まれた情報であって、前記撮像素子のシリコンの受光感度領域内の光で得られた埋め込み情報を読み取る認証部と、
    を備え、
    前記埋め込み情報は、黒の可視トナーで印刷された情報と、有彩色である特定色の可視トナーで印刷された情報と、不可視波長領域を吸収する不可視トナーで印刷された情報とを含む情報であって、認証情報もしくはダミー情報として前記認証媒体に印刷されており、
    前記第一照射手段は、前記黒の可視トナーと前記有彩色である特定色の可視トナーにより印刷された埋め込み情報からの反射光を前記撮像素子に読み取らせるものであり、
    前記第二照射手段は、前記黒の可視トナーにより印刷された埋め込み情報からの反射光を前記撮像素子に読み取らせるものであ
    前記照射手段選択部は、前記第一照射手段と前記第二照射手段とを同時に選択し、
    前記認証部は、前記第一照射手段と前記第二照射手段により同時に照射されて認証媒体で反射した光が入射する前記撮像素子における読取によって得られる画像を読取結果として利用する、
    ことを特徴とする認証システム。
  5. 前記埋め込み情報は、前記第一照射手段と前記第二照射手段との少なくともいずれか一方により照射されて認証媒体で反射した光が入射する前記撮像素子で読取可能なダミー情報を含む、
    ことを特徴とする請求項に記載の認証システム。
  6. 前記ダミー情報は、認証に必要な情報に重ねて埋め込まれる、
    ことを特徴とする請求項に記載の認証システム。
  7. 前記認証に必要な情報は、個人を識別する情報である、
    ことを特徴とする請求項に記載の認証システム。
  8. 前記個人を識別する情報は、前記認証媒体の発行申請者が予め設定するパスワードである、
    ことを特徴とする請求項に記載の認証システム。
  9. 前記個人を識別する情報は、前記認証媒体の発行申請者の生体情報から生成されるものであり、
    前記認証部は、前記認証媒体の提出に際し、提出者の生体情報から前記認証に必要な情報を取得するか、前記認証に必要な情報から前記生体情報を復元して提出者の生体情報と照合する、
    ことを特徴とする請求項に記載の認証システム。
  10. 前記認証に必要な情報は、前記認証媒体の発行申請者が設定したパスワードを入力するための、入力フォームへのURL情報である、
    ことを特徴とする請求項に記載の認証システム。
  11. 特定の波長領域の光を照射する第一照射手段と、
    前記第一照射手段とは異なる波長領域の光を照射する第二照射手段と、
    認証媒体で反射した光が入射する撮像素子と、
    請求項1ないしの何れか一項に記載の認証装置と、
    を備えることを特徴とする画像処理システム。
  12. 特定の波長領域の光を照射する第一照射手段と、
    前記第一照射手段とは異なる波長領域の光を照射する第二照射手段と、
    認証媒体で反射した光が入射する撮像素子と、
    請求項ないし10の何れか一項に記載の認証システムと、
    を備えることを特徴とする画像処理システム。
  13. 認証装置における認証方法であって、
    前記認証装置が、特定の波長領域の光を照射する第一照射手段と、前記第一照射手段とは異なる波長領域の光を照射する第二照射手段との少なくとも何れか一方を選択する照射手段選択ステップと、
    前記認証装置が、前記照射手段選択ステップにより選択された前記第一照射手段と前記第二照射手段との少なくとも何れか一方により照射されて認証媒体で反射した光が入射する撮像素子における読取結果に基づき、前記認証媒体に埋め込まれた認証に必要な情報である埋め込み情報を読み取る認証ステップと、
    を含み、
    前記埋め込み情報は、前記埋め込み情報は、黒の可視トナーで印刷された情報と、有彩色である特定色の可視トナーで印刷された情報と、不可視波長領域を吸収する不可視トナーで印刷された情報とを含む情報であって、認証情報もしくはダミー情報として印刷されていて、
    前記認証ステップは、前記撮像素子のシリコンの受光感度領域内の光で得られた埋め込み情報を読み取
    前記照射手段選択ステップは、前記第一照射手段と前記第二照射手段とを同時に選択し、
    前記認証ステップは、前記第一照射手段と前記第二照射手段により同時に照射されて認証媒体で反射した光が入射する前記撮像素子における読取によって得られる画像を読取結果として利用する、
    ことを特徴とする認証方法。
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