JP2008167314A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バーコード付き原稿を電子文書化する際に、バーコードの画像が劣化しないようにする。
【解決手段】画像処理装置は、スキャナー108やデジカメ109などから、原稿画像の入力を受けて、まず、バーコード位置検出部101により原稿内におけるバーコードの位置を検出する。そして、検出された位置にしたがってバーコード画像切り出し部102が、原稿の画像をバーコード画像と原稿全体とに分ける。原稿全体にあってバーコード画像が切り抜かれた位置には、黒色やグレーなどのいろで塗りつぶしてもよい。原稿全体には電子文書化のための通常の圧縮処理を適用するが、バーコード画像に画像圧縮部104で加える圧縮は軽微である。最後にPDF化処理部が全体を統合して電子文書(例えば、PDF)を作成出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置に関し、詳細には、バーコード付き原稿を画像処理して電子文書化する画像処理装置に関する。
従来のバーコードの利用態様について述べる。これまでは、原稿等の印刷物や商品などに印刷されたバーコードは、読取装置で1回、読み込みして認識すれば、その目的を達成していた。
しかし、最近の電子化においては、一度紙に印刷したものを再度電子化したり、再び紙に印刷したりと、繰り返しの利用や再利用が増えてきている(そのような利用方法に対応した画像処理方法等の提案は、例えば、特許文献1や特許文献2がある。)。バーコードもそれに伴い、多様な再利用方法が出現してくるものと予測される。
例えば、PDF(Portable Document Format)とバーコードを利用したワークフローのプラットフォームなどが提案されてきている(例えば、特許文献3や特許文献4)。特許文献3や特許文献4は、バーコードをベクトルデータとして認識する構成を含むものである。
また、2次元バーコードは、複雑で、高度な技術を要することから、読み取り認識できるところは限られてくる。専用のバーコード読取装置ではなく一般的なPC(パーソナルコンピュータ)用スキャナやデジタルカメラ(以下、デジカメ)を用いた場合には、1次元バーコード認識ですら容易ではないことがわかっている。なお、特許文献5は、このようなバーコードの読み取りについての課題を解決しようとするものである。
画像を効率良く保管する方式として、高圧縮PDFなどのような特殊なフォーマットもポピュラーになってきているが、画質劣化を伴うためバーコードの保存には適さない。
特開2004−246577号公報 特開2005−149097号公報 特開2005−167937号公報 特許3796500号公報 特開2005−275530号公報
上記のような状況において、バーコードはどこでも認識できるものではなく、特定の専用の認識装置で行うという状況が今後も続くと予想される。したがって、そのような特定の認識装置へ入力されるまでは、バーコード部分の画像を劣化させないような保管方法が必要になってくる。
例えば、バーコード付き原稿を高圧縮PDFに変換する場合にもバーコード部分は劣化しないようにしなければならない。また、再利用や後からバーコード認識を実行するようなケースを考慮した保管方法が必要になる。
そこで本発明は、入力画像を、なるべくバーコード画像を劣化させない、若しくはバーコード認識に適した状態で電子文書として保管(出力)することを目的とする。
上記目的を達成するための、請求項1記載の発明は、原稿の画像を入力する画像入力手段と、該画像入力手段が入力した原稿の画像にバーコードが付されているか判別し付されている場合はバーコードの位置を検出するバーコード位置検出手段と、該バーコード位置検出手段が検出した位置のバーコードの画像を切り出すバーコード画像切り出し手段と、バーコードの画像が切り抜かれた原稿の画像に所定の画像処理をする画像処理手段と、前記バーコード画像切り出し手段が切り出したバーコードの画像を、前記画像処理手段が画像処理した原稿の画像上の、前記バーコード位置検出手段が検出した位置に重ね合わせて電子文書を作成出力する電子文書化処理手段と、を有することを特徴とする画像処理装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置において、入力された画像を2値化処理して出力する2値化処理手段を有し、該2値化処理手段は、前記バーコード画像切り出し手段が切り出したバーコードの画像を、2値化処理することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像処理装置において、前記画像処理手段は、バーコードの画像が切り抜かれた原稿の画像を画像処理する際、少なくとも前景と背景に分けて、それぞれに異なる圧縮率を適用して画像処理を行うものであって、前記2値化処理手段が出力する2値化処理されたバーコードの画像を前記前景に合成して圧縮処理することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の画像処理装置において、入力された画像を文字領域と図領域に分けて文字認識する光学式文字読取手段を有し、前記画像処理手段は、前記バーコード画像切り出し手段が切り出したバーコードの画像を、前記光学式文字読取手段が分けた図領域に合成することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載の画像処理装置において、前記バーコード位置検出手段が検出したバーコードの位置の周囲の余白量を検出するバーコード余白領域検出手段と、前記バーコード画像切り出し手段が切り出したバーコードの画像のサイズ判定手段と、を有し、前記電子文書化処理手段は、前記サイズ判定手段がバーコードの画像のサイズを小さすぎると判断した場合に、前記バーコード余白領域検出手段が、バーコードの位置の周囲に十分な余白量があることを検出すれば、バーコードの画像を拡大して電子文書を作成出力することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の画像処理装置において、前記電子文書化処理手段は、前記サイズ判定手段がバーコードの画像のサイズを小さすぎると判断した場合に、前記バーコード余白領域検出手段が、バーコードの位置の周囲に十分な余白量がないことを検出すれば、バーコードの位置の周囲の文書を縮小して、バーコードの画像を拡大して電子文書を作成出力することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5又は6記載の画像処理装置において、入力された画像を高解像度化して出力する高解像度化変換手段を有し、該高解像度化変換手段は、前記サイズ判定手段がバーコードの画像のサイズを小さすぎると判断した場合に、バーコードの画像を高解像度化することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項記載の画像処理装置において、前記所定の画像処理は、低解像度の画像へ縮小変倍する処理であることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1から8のいずれか1項記載の画像処理装置において、前記バーコード画像切り出し手段が切り出したバーコードの画像と、前記電子文書化処理手段が作成出力した電子文書と、を関連づけた上で両方をデータベースに保存することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項8又は9記載の画像処理装置において、前記画像入力手段は、前記バーコード位置検出手段がバーコード位置を検出するため、及び、原稿の画像を低解像度で入力するために第1の画像入力を行い、次に、前記バーコード画像切り出し手段が高解像度でバーコードの画像を切り出すために第2の画像入力を行うことを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項1から10のいずれか1項記載の画像形成装置において、前記画像入力手段は、平滑化処理手段を有し、前記バーコード位置検出手段は、原稿の画像に前記平滑化処理手段による平滑化処理を施した画像からバーコードの位置を検出することを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項11記載の画像処理装置において、前記画像入力手段は、濃度測定手段を有し、前記平滑化処理手段は、前記濃度測定手段が測定した最適な2値化閾値を、平滑化処理後の2値化処理の閾値に用いることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項12記載の画像処理装置において、前記濃度測定手段は、バーコードの画像に最適な2値化閾値を測定するために、前記バーコード位置検出手段が検出した位置の画像に最適な2値化閾値を再度測定することを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項1から13のいずれか1項記載の画像処理装置において、入力された画像をノイズ除去して出力するノイズ除去処理手段を有し、前記画像入力手段に、コピー抑制地紋付き画像が入力された場合、前記ノイズ除去処理手段は、コピー抑制地紋付き画像の地紋をノイズとしてこれを除去して、ノイズ除去した画像を出力し、前記バーコード画像切り出し手段は、ノイズ除去した画像から、バーコードの画像を切り出すことを特徴とする。
請求項15記載の発明は、請求項1から14のいずれか1項記載の画像処理装置において、前記電子文書化処理手段は、バーコードが付されている原稿の電子文書を作成出力する際に、バーコードが付されている旨を電子文書のメタデータに添付することを特徴とする。
請求項16記載の発明は、請求項15記載の画像処理装置において、電子文書を印刷する印刷手段を有し、該印刷手段は、電子文書にバーコードが付されている旨のメタデータが添付されていることを検知し、前記バーコード位置検出手段が検出したバーコードの位置の周囲の余白を詰めてバーコードの画像を拡大して、印刷することを特徴とする。
請求項17記載の発明は、請求項16記載の画像処理装置において、前記画像入力手段に入力される原稿は、一般の印刷文書を含むことを特徴とする。
請求項18記載の発明は、請求項16又は17記載の画像処理装置において、前記バーコード位置検出手段が検出した、バーコードの原稿内における配置、バーコードの画像の大きさ及び縦横比に基づいて、最適なバーコード形式を判定し、バーコードの画像を再作成してから、前記印刷手段により印刷することを特徴とする。
請求項19記載の発明は、請求項16から18のいずれか1項記載の画像処理装置において、前記印刷手段がコピー抑制地紋付き画像を印刷する際、コピー抑制地紋をバーコードの画像が切り抜かれた原稿の画像の上にのみ付けて、バーコードの画像には付けないことを特徴とする。
請求項20記載の発明は、請求項19記載の画像処理装置において、電子文書化処理手段は、前記画像処理手段が画像処理した原稿の画像上にコピー抑制地紋を形成し、さらにその上に、バーコードの画像を重ねて電子文書を作成して出力することを特徴とする。
請求項21記載の発明は、請求項1から20のいずれか1項記載の画像処理装置において、前記画像処理手段は、バーコードの画像が切り抜かれた原稿の画像に、ロッシー圧縮の画像処理を行い、バーコードの画像に、ロスレス圧縮の画像処理を行うことを特徴とする。
請求項22記載の発明は、請求項1から21のいずれか1項記載の画像処理装置において、前記画像処理手段は、画像の解像度を変化させる画像処理を行うものであって、バーコードの画像に設定する解像度を、バーコードの画像が切り抜かれた原稿の画像に設定する解像度よりも高くする画像処理を行うことを特徴とする。
請求項23記載の発明は、請求項1から22のいずれか1項記載の画像処理装置において、カラーコピー原稿を電子文書化する画像処理装置であって、前記2値化処理手段は、前記バーコード画像切り出し手段が切り出したバーコードの画像をモノクロ2値化処理してモノクロ画像とすることを特徴とする。
請求項24記載の発明は、請求項1から23のいずれか1項記載の画像処理装置において、前記バーコード位置検出手段が位置を検出したバーコードの画像を認識するバーコード認識手段と、該バーコード認識手段の認識結果を基に、元のバーコードサイズと同じ大きさのバーコード画像を生成するバーコード生成手段と、を有し、前記電子文書化処理手段は、前記バーコード生成手段が生成したバーコード画像を合成して電子文書を作成することを特徴とする。
本発明によれば、入力画像を、なるべくバーコード画像を劣化させない、若しくはバーコード認識に適した状態で電子文書として保管(出力)することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
本実施形態は、バーコードスキャンした後のバーコード画像の保存方法に関するものである。スキャンして電子化した後に、若しくは元々電子化されているバーコード付き画像データに対して、後工程でバーコード部分を再利用できるように、なるべく品質よくバーコード認識しやすいように保存する。
バーコード認識部分は、好適には、1原稿(画像)中に任意の複数個の1D、2Dバーコードが存在している場合にそれら全てバーコードの位置を検出できる機能を持つバーコード認識ライブラリを利用するとよい。
バーコード認識で重要なファクターは、バーコード自体の大きさ又はスキャンする解像度である。バーコードが十分に大きく、又は解像度が十分に大きい場合には、ノイズなどの影響を受けにくく認識率が高くなる。
しかし、実際には、紙面の余白の制約などにより十分な大きさを確保できない場合もある。また、当初は十分な大きさと思っていてもコピーの繰り返しなどで画像劣化してくると不適切な画像になりやすいという問題も生じてくる。
一方、本実施形態は、なるべく劣化がないようなバーコード再利用のための保管・運用方法が適用されている。ここで、バーコード再利用とは、保存しておいた文書を再度印刷して持ち運び、出先でバーコード認識したり、いったんファイル保存していたものを読み込みバーコード認識することでワークフローを実現したりするなどといった利用法を想定している。
上述の事項を満足する本実施形態の構成は、画像処理装置であって、原稿の画像を入力する画像入力手段と、そのバーコードが付されているか判別し付されている場合はバーコードの位置を検出するバーコード位置検出手段と、検出された位置でバーコードの画像を切り出すバーコード画像切り出し手段と、バーコードが切り抜かれた原稿の画像に所定の画像処理(例えば圧縮等)を施す画像処理手段と、切り出されたバーコード画像をバーコードが切り抜かれた原稿の画像の上に重ね合わせて電子文書を作成して出力する電子文書化処理手段と、を備えている。
また、プログラムが、コンピュータに、原稿の画像を入力する画像入力処理と、そのバーコードが付されているか判別し付されている場合はバーコードの位置を検出するバーコード位置検出処理と、検出された位置でバーコードの画像を切り出すバーコード画像切り出し処理と、バーコードが切り抜かれた原稿の画像に所定の画像処理(例えば圧縮等)を施す画像処理と、切り出されたバーコード画像をバーコードが切り抜かれた原稿の画像の上に重ね合わせて電子文書を作成して出力する電子文書化処理と、を実行させてもよい。このような構成のプログラムは本発明の好適な実施の形態の一つである。
上記の本実施形態は、バーコードを原稿の他の部分と分けて、高い圧縮をかけるといった画像処理は行わないので、バーコード画像の劣化が少なく、したがって、出力される電子文書は、再利用に適している。
以下、実施例を用いて、本発明についてさらに詳しく説明する。なお、以下の実施例では、電子文書はPDFフォーマットを用いる。
(ケースA)高圧縮PDF
バーコード付き画像をそのまま高圧縮PDFに変換すると、背景は解像度1/2に落とされさらにJPEG圧縮されることから、バーコード認識に不向きな画像となる可能性が高くなる。バーコード部分が前景と認識されれば、解像度低下などはないため、ある程度バーコードに適した状態で保存される可能性は高くなる。しかし、高圧縮PDF処理では、圧縮率向上や文字の読みやすさ向上のための特殊な画像処理を施される場合が多いため、バーコード部分が不適切な加工を施される可能性も高い。そこで、本実施例では、あらかじめ高圧縮PDFする前に、バーコード位置検出機能により、バーコード部分を検出しておき、通常の高圧縮PDF処理とは別にバーコード部分は元の解像度・色情報のまま残す。
図1を参照すると、本実施例の構成がブロック図で示されている。本実施例の画像処理装置は、外部装置であるスキャナー108やデジカメ109等から、画像入力を受けて、所定の画像処理を行って出力する。なお、ここで、スキャナー108やデジカメ109等は、バーコードが付されている原稿の画像を読み取って、画像処理装置に入力する。
また、図2を参照すると、本実施例の動作がフローチャート図で示されている。画像処理装置で、読み取った画像を高圧縮PDFに代表されるMRCフォーマットで格納する場合、画像中のバーコード位置を検出する手段であるバーコード位置検出部101を設け、高圧縮処理する前にあらかじめバーコード位置を検出する(ステップS101)。そして、バーコード画像切り出し部102により、検出したバーコード部分を切り抜き(ステップS102)、一時保存しておく。なお、このとき、切り抜き部分は、切り抜き周辺色(背景色)または白、黒、灰色など圧縮率を優先した色で塗りつぶす(ステップS104)。切り抜かれた画像(原稿)をそのまま、MRC高圧縮処理部103により、高圧縮処理を行い背景・前景などに分離し(ステップS105)、背景圧縮部105と前景圧縮部106により、それぞれに適した圧縮方式で圧縮する(ステップS106〜ステップS109)。PDF化する時点で、背景・前景を適切にレイアウト後、一時保管しておいたバーコード画像を上に重ねるようにレイアウトして保存する(ステップS111〜ステップS115)。この処理は、PDF化処理部107が行う。
通常のMRC高圧縮処理にバーコード付き画像を入力した場合、バーコード部分は図形と認識され背景と変換されるか、前景&背景が混在した状態に変換される可能性が生じる。背景画像は、解像度1/2に落とされるため、バーコードを保存するには適さない。そこで、本実施例ではあらかじめバーコードの位置を判定し、別に切り出しておき、高い解像度のまま高圧縮PDFに保存する方法である。バーコードを切り出した残りの全体画像は、通常のMRC高圧縮処理を行い高圧縮PDF化する。バーコード画像は、高圧縮PDF化の最終段階で最上位レイヤーとして重ね合わせ保存する。このようにすることで、バーコード画像は元の画質+解像度を保ったまま高画質で保管される。
(ケースB1)高圧縮PDF/モノクロバーコード
ケースAにおいて、バーコード部分をモノクロ2値化し保存することで高圧縮効果を高める。また、図43にあるようにモノクロの方がバーコード認識率が高いケースがあり、バーコード認識率向上に寄与する可能性もある。ケースAと同様にバーコード部分を別画像で保存する。
図3を参照すると本実施例の構成が、図4を参照すると本実施例の動作が、それぞれ示されている。
実施例1において、2値化処理部201により、バーコード画像をモノクロ2値化して保存する(ステップS201)。バーコード画像をモノクロ2値化することは、高圧縮PDFの圧縮率を高めるために非常に有効である。また図43にあるようにモノクロ2値画像の方がバーコード認識率が高くなるケースがあり、バーコードの認識率向上にも寄与する可能性がある。特にここでは、対象画像がバーコードと分かっている為(バーコードの基本は白黒なので)、モノクロ2値化処理は一般文書の2値化よりも容易である。
(ケースB2)高圧縮PDF/モノクロバーコード
ケースB1において、バーコードを前景と合成し保存する。つまり、モノクロ2値化したバーコード画像と同じモノクロ2値の前景画像を合成し、バーコード入りの1枚の前景画像として保存する。
図5を参照すると本実施例の構成が、図6を参照すると本実施例の動作が、それぞれ示されている。
実施例2において、合成処理部301により、モノクロ2値化したバーコード画像を前景画像を合成することで、通常の高圧縮PDFと同じ構成にする(ステップS301)。バーコード画像を別レイヤーにせず、通常の高圧縮PDFと同じ構成にできることから互換性の面で有利なファイルが生成できる。
(ケースC)ScanToOffice
スキャン画像をOCR(文字認識)し、RTF/XLS/PPT/XMLなどのOffice文書に変換する場合、バーコードの画質を落とさないように、またバーコード部分がOCR誤変換されないように、ケースA、Bと同様にあらかじめバーコード部分を検出&切り出しておきバーコード部分は画像として出力する。文字部分は、OCRしてTEXTに、写真やバーコード部分はイメージのままと従来どおりに変換する。
図7を参照すると本実施例の構成が、図8を参照すると本実施例の動作が、それぞれ示されている。
OCR機能を持ち出力フォーマットがRTF/XLS/PPT/XMLなどのOffice文書に変換する場合、実施例1〜2と同様にあらかじめバーコード位置を検出し、切り出し一時保存しておく。それ以外の部分を、領域認識部401、OCR処理部402、画像圧縮部403により、通常のOCR認識をする(ステップS403〜ステップS404)か、あるいは、フォーマット変換(文字はTEXT、写真・図はIMAGE)し、バーコード部分はIMAGEとして変換出力する。
スキャン画像をOCRし、RTF/XLS/PPT/XMLなどのOffice文書に変換する場合、バーコード付きの原稿を処理する場合には、バーコード部分が画像として画質劣化せずに保存されるようにしなければならない。そこで、バーコード位置を検出しあらかじめバーコード部分の画像を切り出しておく、バーコード切り出し済みの全体画像は、通常の領域認識&OCR処理を行う。Office文書化するときに領域認識&OCR処理されたTEXT+IMAGEに加えて、あらかじめ抽出しておいたバーコード画像を、Office文書化部404により、Office文書上に適切にレイアウトし保存する(ステップS405〜ステップS406)。
(ケースD)バーコード部分拡大
ケースA〜Cにおいて、バーコード周辺に余白がある場合、余白ぎりぎりまでバーコード画像を拡大して配置することにより、その後の再利用&バーコード認識の認識率を高める。もともとのサイズが小さいバーコードに有効である。
図9を参照すると本実施例の構成が、図10を参照すると本実施例の動作が、それぞれ示されている。
上記実施例の構成に、バーコードのサイズ・解像度がバーコード認識をするために十分最適かどうかを判定する部(バーコード最適サイズ判定部502)、及びバーコード周辺の余白量検出する部(バーコード余白領域検出部501)を設ける。バーコードのサイズ及び解像度がバーコード認識には不十分と判断された場合には、そのバーコード周辺の余白量を測定する。余白が十分にある場合には、余白範囲でバーコード画像のサイズを拡大し、変換する(ステップS501〜ステップS504)。
バーコードのサイズは、大きいほど認識率が高くなる。バーコードサイズが小さい場合には、認識時に高解像度でのスキャンが必要になったり、誤認識が発生しやすいなどの問題を生じやすい。そこで、変換時にバーコードサイズをなるべく大きくする方法を提案する。実施例1〜4において、バーコードの最適サイズの判定部およびバーコード周辺の余白量検出部を設ける。バーコードのサイズおよび解像度がバーコード認識には不十分と判断された場合、かつ余白に余裕がある場合には、その余白分バーコードサイズを拡大し保存する。
(ケースE)バーコード部分拡大2
ケースDにおいて、バーコード周辺に余白がない場合、バーコード周辺の文字のフォントサイズを小さくする。バーコード周辺の写真・図形の位置をずらす、縮小するなどして、バーコード周辺の余白を確保し、ケースDと同様にバーコードを拡大し、バーコードサイズを確保する。
図11を参照すると本実施例の構成が、図12を参照すると本実施例の動作が、それぞれ示されている。
展開サイズ判定部601により、バーコード周辺に十分な余白が無いことを判定した場合、バーコード周辺部のTEXTのフォントサイズを小さくする。バーコード周辺部の写真・図などのIMAGE位置をそれに合わせてずらす。バーコード周辺部の写真・図などのIMAGEサイズを縮小する。などを組み合わせてバーコード周辺余白を確保し、バーコードサイズを拡大して保管する。
実施例5において、展開サイズ判定部601により、バーコード部分を拡大変倍するのに十分な余白が無いことを判定した場合、周辺部のコンテンツのサイズを縮小することにより、バーコード周辺余白を確保し、バーコードサイズを拡大する。実施例4のようなOffice文書への変換において、バーコード周辺に余白がない場合、次の方法でバーコード周辺の余白を確保する。すなわち、文字のフォントサイズを小さくする。バーコード周辺の写真・図形の位置をずらす、縮小するなどして、バーコード周辺の余白を確保する。確保された余白分バーコードを拡大展開可能になり、バーコード認識率向上に寄与する。なお、保存ファイルが高圧縮PDFや画像PDFのようなOCRを伴わない方式の場合には、周辺部の画像を縮小することで実施する。
レイアウトの際には、図12に示すように、まず、テキストや画像を仮レイアウトする(ステップS601)。そして、展開位置の計測を行い(ステップS602)、最終的なフォントサイズや画像展開サイズの決定を行う(ステップS603)。これらを経た後で、最終的なテキストや画像やバーコード画像をレイアウトする(ステップS604)。
(ケースF)バーコード部分拡大3/高解像度化
スキャン解像度が低くバーコード認識に適さないと判断された場合、バーコード部分の解像度を倍になるように変倍し保存する。
図43にあるように300dpiの画像を2倍に拡大することでバーコード認識率が向上する場合がある。例えば、バーコード画像を2倍に拡大して保存しておけば、300dpiでスキャンしたものを600dpiのプリンタで印刷した場合や、後述するバーコード画像だけを抜き出してバーコード印刷する場合にバーコード認識率の向上が期待できる。
図13を参照すると本実施例の構成が、図14を参照すると本実施例の動作が、それぞれ示されている。
元画像の解像度およびバーコード位置・サイズの検知部および最適バーコードサイズ判定部を持ち、バーコードのサイズ・解像度が不十分と判定された場合に、図13の高解像度化変換部701により、バーコード部分を解像度変換により高解像度化し保管する。
実施例1〜6において、スキャン解像度が低いなどによりバーコード画像が適切ではない(誤認識を招きやすい)と判断された場合、バーコード画像の解像度を倍に変倍して保存する(図14におけるステップS701〜ステップS702)。図43にあるように300dpiの画像を2倍に拡大することでバーコード認識率が向上する場合がある。例えば、バーコード画像を2倍に拡大して保存しておけば、300dpiでスキャンしたものを600dpiのプリンタで印刷した場合や、実施例14にあるようなバーコード画像だけを抜き出してバーコード認識する場合などにバーコード認識率向上が期待できる。
(ケースG1)バーコードだけ高解像度/高解像度スキャン→PDF保存
解像度=200dpiの低解像度が指定されたとしてもバーコードを検知した場合は、バーコード部分だけは600dpiの高解像度で保管する。高解像度でスキャンしておき、全体画像は低解像度化変倍する。保存は、PDFに合成して保存する。PDFならば、汎用性があるのでPC外に取り出して利用する場合に適切である。
図15を参照すると本実施例の構成が、図16を参照すると本実施例の動作が、それぞれ示されている。
スキャナー又はMFPなどの蓄積型コピー機において、低解像度でスキャンが指定された場合、スキャンは高解像度でスキャンし(ステップS801)、バーコード位置を検出し、切り出す。画像全体は、図15に示す低解像度化変換部801により、指定された低解像度へ縮小変倍し保管する(ステップS802)。バーコード部分は、高解像度で保管する。保管はPDFのような低解像度画像と高解像度画像の混在が可能な複合フォーマットに保存・蓄積する(ステップS804〜ステップS805)。
600dpiスキャナーでスキャンした画像を200dpiで保存するような場合、原稿内にバーコードを検知した場合は、バーコード部分だけは600dpiのまま高解像度で保管する。PDFのような複合ドキュメントならば、異なる解像度の画像を同じページ上にレイアウトできる。全体画像は、低解像度でバーコード部分だけ高解像度にすることにより、全体の文書サイズは下げて、バーコード画質は保持可能になる。
(ケースG2)バーコードだけ高解像度/高解像度スキャン→DB保存
ケースG1のように、PDFに保存した場合、PDFフォーマットの解析は厄介なのでPDFからバーコード画像を取り出すのは面倒になりがちである。データベースならば、バーコード画像のみを取り出すのは容易であるので、MFP内部だけで扱うにはデータベース方式の方が扱いやすい。
図17を参照すると本実施例の構成が、図18を参照すると本実施例の動作が、それぞれ示されている。
保管は、低解像度全体画像と高解像度バーコードを別々に関連情報を持たせてデータベースに保存・蓄積する。データベースは、DB管理部902に管理された、全体画像格納部903、紐付け情報格納部904、バーコード画像格納部905等を含んで構成される。
本実施例は、実施例8の結果をデータベースに保存する。データベースでは、単独での扱いが容易なよう全体画像とバーコード画像を別々に保管・管理する。全体画像は、DBの全体画像格納部903に、バーコード画像は、バーコード画像格納部905に、格納する(ステップS901〜ステップS902)。また、同一文書からそれぞれ抽出したバーコードと全体画像は、関連づけて、関連づけそのもの(これを、紐付け情報という)も保存する(ステップS903)。このようにして、バーコード付き文書のデータベース保管を完了する(ステップS904)。
実施例8との違いは、実施例8では全体画像はバーコード部分をくりぬいた画像にしてある(PDF上で全体画像とバーコード画像が合成されるので問題ない)。
実施例9では、全体画像を単独でも扱えるようにバーコード部分をくりぬかずバーコード画像付きのまま保管している(この全体画像のバーコードは、解像度半分にしているのでバーコード認識の点からは好ましくないが、バーコードが存在していたことを示すためにそのまま残している。)。
(ケースG3)バーコードだけ高解像度/再スキャン最初は低解像度でスキャンしておきバーコード部分だけを再スキャンする。
図19を参照すると本実施例の構成が、図20を参照すると本実施例の動作が、それぞれ示されている。
最初のスキャンは低解像度で行う(図20におけるステップS1001)。その低解像度画像でバーコード位置を検出する。バーコード部分だけを高解像度で再スキャンし(ステップS1002)、高解像度バーコード画像埋め込みPDFを完成させた後(ステップS1003)、保存・蓄積する。
実施例8,9と同等の効果を逆の方法で実現する。すなわち、最初に低解像度でスキャンし、バーコード位置を検出し、バーコード部分だけを高解像度で再スキャンする。
(ケースH)コピーキャプチャ画像への対応
上述のように、図44にあるようにMFPのコピー画像は、バーコード認識に不適切な画像を出力する場合がある。これに対応するには、平滑化処理が有効である。
図21を参照すると本実施例の構成が、図22を参照すると本実施例の動作が、それぞれ示されている。
実施例4〜10において、元画像がモノクロ2値スキャンされる場合、MFPのコピーキャプチャ画像のように再印刷時の画質重視した画像になっている場合、スキャン直後バーコード位置検出部101の前段に平滑化処理部1101を配置する。コピーキャプチャ画像かどうかを判定して(ステップS1101)、コピーキャプチャ画像であると判定された場合、平滑化処理部1101では、8bit化処理部1102により、2値画像を一度多値画像に変換(ステップS1102)後、平滑化フィルター1103をかける(ステップS1103)。その後、2値化処理部1104により、再度2値化し(ステップS1104)、ノイズ除去した2値画像を取得する。この平滑化処理部1101においてバーコード位置検出及びバーコード認識に適切な画像に変換する。
図44は、ステップS1101において、MFPのコピーキャプチャ画像をOCRした場合の認識率である。MFPなどのコピー機能は、印刷したときに最適な画質になるようにチューニングされていることが多い。そのため図44に示したように黒文字部分が白くドット抜けしたようになったり、文字周辺部にノイズが生じる場合がある。そのような画像では、OCR性能が極端に低下し、図44のように認識率=0%となる場合もある。このような画像をOCR処理する場合には、平滑化処理が有効であることが実験より明らかになっている。平滑化処理により、認識率が90%以上に回復する。図44は、OCR認識率について測定したものであるが、バーコード認識においても同様の傾向になることが予想でき、バーコード画像に対しても同じく平滑化処理が有効であると推測される。
そこで実施例11では、コピーキャプチャ画像が入力された場合に平滑化処理を行い、バーコード認識に適切な画像を保存する。平滑化処理とは、次のようなものである。(図42参照)入力画像は、モノクロ2値画像のため、平滑化処理ができるように最初に8bitグレースケール画像などの多値画像に変換する。次に図41に示すフィルターで平滑化処理を行う。平滑化フィルターによりノイズが均され抑制される。最後に2値化を行いモノクロ2値画像に戻す。図45に示すように、OCR認識率はこの最後の2値化閾値に大きく影響される。すなわち、最適な2値化閾値が良好なOCR認識率を得るためのパラメータである。バーコード画像についても同様であると推定できる。最適な2値化閾値は、バーコード認識の特性に合わせて設定するのが好ましい。
(ケースI1)コピーキャプチャ画像への対応/最適2値化
図45にあるように、ケースHにおいて平滑化処理の後段に行われる2値化の閾値が認識率を大きく左右する。図45はOCR認識率を測定しているが、バーコード位置検出や認識処理においてもほぼ同様の傾向にあると推測できる。そこで、最適な2値化閾値を決定する方法を加える。
図23を参照すると本実施例の構成が、図24を参照すると本実施例の動作が、それぞれ示されている。
実施例11において、平滑化処理部1101の前段にモノクロ2値画像の濃度測定部1201を設置する。濃度測定部1201における、黒領域抽出部1202において、黒画素が集中して分布する領域を複数箇所サンプリング抽出する(ステップS1201)。領域別平均算出部1203において、検出された領域ごとに黒画素分布の平均値を算出する(ステップS1202)。最適閾値判定部1204において、最も濃度の低い文字部を基準に2値化閾値を定める(ステップS1203)。平滑化処理部1101では、ここで求めた2値化閾値を用いて2値化する。
図45にあるように、平滑化処理の後段に行われる2値化の閾値が認識率を大きく左右する。バーコード画像についても同様であると推定できる。そこで、最適な2値化閾値を決定する方法を提案する。
平滑化処理する前にモノクロ2値画像の濃度測定部を設置する。濃度測定部は、つぎの3つの手段からなる。
・黒領域抽出部において、黒画素が集中して分布する領域を複数箇所サンプリング抽出する。
・領域別平均算出部において、検出された領域ごとに黒画素分布の平均値を算出する。
・最適閾値判定部において、最も濃度の低い文字部を基準に2値化閾値を定める。
平滑化処理では、ここで求めた2値化閾値を用いて2値化する。
(ケースI2)コピーキャプチャ画像への対応/バーコード最適2値化
ケースI1は、全体画像に最適な2値化閾値を求めるためOCRに最適だが、バーコードにも適切とは限らない。ここでは、バーコード部分を再処理することで、バーコードに適した最適2値化を行う。
図25を参照すると本実施例の構成が、図26を参照すると本実施例の動作が、それぞれ示されている。
実施例12において、バーコード位置検出後に再度バーコード部分の黒濃度算出を行う。バーコード部分に最適な2値化閾値を算出して、バーコード画像はこの最適2値化閾値を用いて平滑化処理を行い生成する。
実施例12では、全体画像の最適2値化閾値を算出し、平滑化画像を作成する。この状態では、OCR認識に最適な画像が作成されている。すなわち、薄い色の文字やかすれ文字も救うために閾値を濃い目に2値化する傾向にあり黒線は太り気味の傾向にある。バーコード認識においては、黒線の太さが変わるのは好ましくない。
このため、実施例13ではバーコード部分だけを再度処理し、バーコード認識に最適な画像を作成する。図25、図26の点線がバーコード画像に対して再処理される部分を表す。全体画像の最適2値化閾値を算出し、平滑化画像を作成した時点でバーコード位置を検出する。ここで、バーコード部分を元画像から切り出す。このバーコード部分画像に対して、再度濃度検出処理を行いバーコード画像に最適な2値化閾値を求めバーコード部分のみの平滑化画像を再作成する。
(ケースJ)地紋画像への対応
実施例1〜13において、元原稿がコピー抑制地紋付き画像の場合、バーコード位置検出部の前段にノイズ除去処理部を配置しバーコード検出・認識できるようにする。コピー抑制地紋は、コピー操作を抑制するためのものなので、その原稿をスキャンしたりコピーした時点で画像がグレーアウトされたり、操作キャンセルされるものである。しかし、セキュリティ保護の目的に行われる画像ログ機能などにおいては、ユーザー操作を全てトレースする必要が生じるため、コピー抑制地紋付き原稿を扱う場合がある。追跡を容易にするために操作された原稿はOCRをかけて全文検索できるようにしたり、原稿がバーコード管理されている場合には、バーコード認識が必要になるケースも考えられる。したがって、ここでは元原稿がコピー抑制地紋付き画像の場合を考案する。
コピー抑制地紋の除去には、図46に示すようにノイズ除去が有効である。英語OCRにおいては、ノイズ除去無しの場合認識率ほぼ0%であるが、6ドット固定のノイズ除去により認識率75%まで改善されている。またスキュー補正や天地識別処理においても成功率が39%→100%まで向上している。バーコード位置検出や認識においても同様の傾向にあると予測できる。
図27を参照すると本実施例の構成が、図28を参照すると本実施例の動作が、それぞれ示されている。
実施例1〜13において、元原稿がコピー抑制地紋付き画像の場合(ステップS1401)、バーコード位置検出部の前段にノイズ除去処理部1402を配置し、ノイズ除去する(ステップS1402〜ステップS1406)。ノイズ除去した画像をバーコード位置検出、バーコード画像の抽出、OCR処理に利用する。保存する原稿画像は、ノイズ除去前の画像を保存する。バーコード画像だけはノイズ除去した画像を保存する。
一部のソリューションにおいては、セキュリティ対策のためにコピー抑制地紋付き画像であっても検索やワークフロー実現のためにバーコード認識を必要とするケースが考えられる。実施例14は、そのようなケースを想定して、元原稿がコピー抑制地紋付き画像の場合、バーコード位置検出部の前段にノイズ除去処理部1402を配置しバーコード検出・認識できるようにする。コピー抑制地紋の除去には、図46に示すようにノイズ除去が有効である。
英語OCRにおいては、ノイズ除去無しの場合認識率ほぼ0%であるが、6ドット固定のノイズ除去により認識率75%まで改善されている。またスキュー補正や天地識別処理においても成功率が39%→100%まで向上している。バーコード位置検出や認識においても同様の傾向にあると予測できる。図27、図28に示すように、ノイズ除去により地紋を除去した上で、スキュー・天地検出部1403によりスキュー・天地補正を行い(ステップS1407〜ステップS1408)、バーコード位置の検出を行う。原稿自体は、コピー抑制効果を保持できるように地紋付きの画像を保存する。バーコード部分だけは、バーコード認識できるように地紋除去した画像を貼り付ける(ステップS1409〜ステップS1412)。さらにOCRを行い透明TEXTとして貼り付けておけば、全文検索も可能になる。
(ケースK)バーコード認識
ケースA〜Jにおいて、保管しておいた電子データを読込バーコード認識する場合、あらかじめバーコード画像に”バーコード画像”などのキーワードをつけて保管しておく、バーコード認識する場合、”バーコード画像”のキーワードがついた画像のみを読み込み・バーコード認識する。バーコード認識時にバーコード位置検出などの処理が必要なくなる。バーコード部分は他の部分よりも高い解像度で保管されていた場合、高解像度のバーコード画像を直接取り出すことによりバーコード認識精度が高くなる。
図29を参照すると本実施例の構成が、図30を参照すると本実施例の動作が、それぞれ示されている。
実施例1〜2、4〜8、10〜14において、あらかじめ保管時に”バーコード画像”などのキーワードをつけてバーコード画像を保管しておく(画像30におけるステップS1501)。該当文書をバーコード認識する場合に、”バーコード画像”のキーワードがついた画像のみをPDF/RTF/XLS/PPT/HTMLなどの文書ファイルから読み込み・バーコード認識する。
より詳細には、バーコード画像に”BARCODE”などのキーワードをつけて保管する(ステップS1501)。これをバーコード認識する場合、”BARCODE”のキーワードがついた画像のみを読み込みバーコード認識する(ステップS1502〜ステップS1505)。これにより、バーコード認識時にバーコード位置検出などの処理が必要なくなる。また、バーコード部分は他の部分よりも高い解像度で保管されていた場合、高解像度のバーコード画像を直接取り出すことによりバーコード認識精度が高くなる。
(ケースL1)印刷時の拡大/キーワード検出
印刷時にバーコード周辺の余白を検知し、余白の許す限りバーコード画像を拡大して印刷する。ケースKの”バーコード画像”キーワードを利用する。
図31を参照すると本実施例の構成が、図32を参照すると本実施例の動作が、それぞれ示されている。
実施例15のバーコード付き文書を印刷する場合、最適バーコードサイズ判定部1602とバーコード周辺余白検出部1603とバーコード展開位置・サイズ決定部1604とにより、バーコード画像周辺の余白を検知する。印刷展開処理部1601により、余白の許す限りバーコード画像を拡大して印刷する。
実施例15のファイルを印刷するときにバーコードサイズを判定し(ステップS1601〜ステップS1604)、印刷結果をバーコード認識するために十分なサイズでないと判定された場合は(ステップS1604、No)、バーコード周辺の余白量が許す限りバーコード部分を拡大して印刷する(ステップS1606〜ステップS1610)。
(ケースL2)印刷時の拡大/一般文書対応
バーコード位置検出部を持ち印刷展開した画像からバーコード位置を検出し処理する。バーコード位置検出機能を用いて検出するため、一般の印刷文書に対応可能。
図33を参照すると本実施例の構成が、図34を参照すると本実施例の動作が、それぞれ示されている。
実施例15、16では、印刷対象ファイルに”BARCODE”キーワードが付加されているため、バーコード画像を簡単に判定できた。実施例17では、実施例15、16のような特殊なファイルではなく、一般的な印刷時にバーコードが含まれていた場合を考案する。
すなわち、印刷処理が開始され(ステップS1701)、プリンタデバイスコンテキストに印刷対象を展開した(ステップS1702)後にバーコード位置検出部101でバーコード位置を判定する(ステップS1703)。プリンタデバイスコンテキストからバーコード部分を画像として抽出する(ステップS1704)。プリンタデバイスコンテキストにおいてバーコード周辺の余白量を検出する(ステップS1705)。余白が許す範囲でバーコード拡大サイズを決定する(ステップS1706〜ステップS1708)。さきほど抽出しておいたバーコード画像を拡大して、プリンタデバイスコンテキストに書き戻す(ステップS1709、ステップS1711)。
(ケースM)印刷時のバーコード変換
印刷時にバーコード周辺の余白を検知し、印刷領域のサイズから最適なバーコード形式に変換して印刷する。例えば、横長の領域ならば2次元→1次元バーコードに変換するなど。
図35を参照すると本実施例の構成が、図36を参照すると本実施例の動作が、それぞれ示されている。
キーワード付きバーコード画像入りファイルを抽出する動作は、実施例15と共通する(ステップS1801〜ステップS1805)。
実施例15〜17のように印刷時にバーコード周辺の余白を検知し、バーコード印刷可能範囲を測定する(ステップS1806)。さらにバーコード認識をしておき、バーコード印刷可能範囲に合わせてバーコード画像を作成しなおす。バーコード画像を作成しなおす場合に、バーコード認識率が最も高くなるように、バーコード形式やエラー訂正レベルなどを適切なものを選択する(ステップS1807〜ステップS1810)。例えば、1次元バーコード→2次元バーコードに変換する、印刷可能領域が横長ならば2次元バーコード→1次元バーコードに変換する、描画がシンプルになるようにQRコード(登録商標)→DataMatrixに変更するとかCode30→Code128に変換するなど。
(ケースN)地紋印刷時のバーコード処理
コピー抑制地紋は、印刷ドライバで付加されることが多い。ここでは、バーコード付き原稿に対してコピー抑制地紋を付加しようとした場合にバーコード部分だけは地紋がかからないように制御する。
図37を参照すると本実施例の構成が、図38を参照すると本実施例の動作が、それぞれ示されている。
実施例15〜18において、バーコード付き画像又は原稿をコピー抑制地紋付きで印刷する場合、バーコード位置検出部101を持ち、あらかじめバーコード位置・サイズを検出する。コピー抑制地紋は、バーコード以外の部分だけに付加する。
コピー抑制地紋は、印刷ドライバで付加されることが多い。ここでは、バーコード付き原稿に対してコピー抑制地紋を付加しようとした場合にバーコード部分だけは地紋がかからないように制御する。バーコード付き画像又は原稿をコピー抑制地紋付きで印刷する場合、実施例15〜18のようにバーコード位置検出部101を持ち、あらかじめバーコード位置・サイズを検出する(ステップS1901〜ステップS1903)。コピー抑制地紋は、バーコード以外の部分だけに描画する(ステップS1904〜ステップS1907)。
すなわち、印刷処理が開始されると(ステップS1901)、プリンタデバイスコンテキストに印刷対象をすべて展開する(ステップS1902)。その後、プリンタデバイスコンテキストに展開された内容を解析し、バーコード位置を検出し(ステップS1903)、プリンタデバイスコンテキストからバーコードが像を取り出す(ステップS1904)。
しかるのち、プリンタデバイスコンテキストに地紋パターンを描画し(ステップS1905)、プリンタデバイスコンテキストに取り出しておいたバーコード画像を上書き描画する(ステップS1906)。そして印刷出力して、処理を終了する(ステップS1907)。
(ケースO)地紋付きPDF作成時のバーコード処理
通常コピー抑制地紋は、プリンタドライバで付加される。プリンタドライバは、PC上で実行されるためPCの豊富な資源を有効利用できため地紋の付加処理が容易に実現できる。一方MFP上で各種アプリケーションを実行させるというDevice−SDKソリューションがある。この場合には、機器上で動作するためPC上に比べるとメモリーなどの制約が厳しい。したがって、Device−SDK上で地紋付加操作を行うことは技術的に不可能とされてきた。これを解決するために地紋付きPDFを作成し、PDFダイレクト印刷するという方法が考案されている(例えば、図47参照)。
”PDFダイレクト印刷”とは、プリンタドライバの力を借りずにPDFファイルを直接印刷機器に転送し印刷機器側でPDFを展開し印刷するという技術である。(印刷機器側に組み込まれているPostScript(登録商標)機能及びAdobe(登録商標)社のモジュールによりPDFダイレクト印刷が実現されている)図47のような地紋付きPDFを作成する場合に、バーコード上に地紋がならないように制御する。
図39を参照すると本実施例の構成が、図40を参照すると本実施例の動作が、それぞれ示されている。
実施例19において、地紋付きPDFを作成しそれをPDFダイレクト印刷により機器側で直接印刷するような方式の場合、若しくは単に地紋付きPDFの作成を目的とした装置(すなわち、PDFダイレクト印刷処理部2001を有する画像処理装置)において、バーコード位置検出部101を持ち、原稿上のバーコードを検出する(図40におけるステップS2001)。原稿上にバーコードが見つかった場合には、バーコード部分を切り取り、原稿全体に地紋を付加した最上レイヤーにバーコード画像を重ねた地紋付きPDFを作成する(ステップS2002〜ステップS2007)。
一方、PDFダイレクト印刷をする際は、PDFファイルをプリンタにそのまま転送し(ステップS2008)、PDFダイレクト印刷出力して終了する(ステップS2009)。
コピー抑制地紋付きPDFとは、図47のような構成のPDFファイルであり、限られたリソース上でコピー抑制地紋印刷を可能にするための方法である。このコピー抑制地紋付きPDFをPDFダイレクト印刷機能を持つ印刷機器に直接転送することにより、コピー抑制地紋印刷が実現できる。このような場合にバーコード部分に地紋パターンがかかると、その後のバーコード認識に悪影響を与えるためバーコード部分には地紋がかからないようにする。
(ケースP)
本実施例は、コピー画像をJPEGなどのロッシー圧縮(Lossy Compression)で保存・蓄積するMFP機器において、スキャン画像のバーコード位置を検出して、バーコード部分は、ロスレス圧縮・蓄積する。ロッシー圧縮及びロスレス圧縮は、図1の画像圧縮部104が行うとよい。
(ケースQ)
本実施例は、コピー画像を保存・蓄積するときの解像度を可変に制御できるMFP(機能複合型印刷機)機器において、スキャン画像のバーコード位置を検出し、バーコード部分は、高解像度で蓄積する。例えば、全体は300dpi(Dot per Inch)で蓄積するが、バーコード部分は600dpiで蓄積する。本実施例は、バーコード部分の画像が高解像度に保たれる効果を奏する。
(ケースR)
本実施例は、コピー画像を保存・蓄積するカラーMFP機器において、スキャン画像のバーコード位置を検出して、バーコード部分はモノクロ2値化して蓄積する。本実施例をこのように構成するのは、バーコードは、白黒(モノクロ)でよいためである。本実施例は、蓄積サイズの抑制とバーコード画質向上の両立という効果を奏する。
(ケースS)
本実施例は、コピー画像を保存・蓄積するMFP機器において、スキャン画像のバーコード位置を検出して、バーコード認識を行うものである。そして、バーコード認識結果を基に、元のバーコードサイズと同じ大きさのバーコード画像を生成して、スキャン画像に合成する。
本実施例は、バーコード画像を再生成することにより、元のバーコード画質が悪くても劣化せず、常に高品質のバーコード画像を保持できるという効果を奏する。その結果として、コピーの繰り返しにより、バーコード画像が劣化していくことを防止することができるという効果も奏する。
本発明による実施例1の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例1の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例2の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例2の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例3の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例3の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例4の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例4の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例5の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例5の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例6の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例6の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例7の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例7の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例8の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例8の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例9の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例9の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例10の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例10の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例11の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例11の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例12の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例12の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例13の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例13の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例14の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例14の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例15の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例15の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例16の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例16の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例17の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例17の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例18の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例18の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例19の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例19の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例20の構成を示すブロック図である。 本発明による実施例20の動作を示すフローチャート図である。 本発明による実施例11の平滑化フィルターの一例を示す図である。 本発明による実施例11の平滑化効果の一例を示す図である。 バーコードの認識実験結果を説明するための図である。 コピーキャプチャ画像の認識実験結果を説明するための図である。 平滑化時の2値化閾値による認識率の変化を説明するための図である。 地紋画像のノイズ除去の効果を説明するための図である。 パターンタイリングによる地紋付きPDFの実現について説明するための図である。
符号の説明
101 バーコード位置検出部
102 バーコード画像切り出し部
103 MRC高圧縮処理部
104 画像圧縮部
105 前景圧縮部
106 背景圧縮部
107 PDF化処理部
108 スキャナー
109 デジカメ
201 2値化処理部
301 合成処理部
401 領域認識部
402 OCR処理部
403 画像圧縮部
404 Office文書化部
501 バーコード余白領域検出部
502 バーコード最適サイズ判定部
503 バーコードサイズ・埋め込み位置決定部
601 展開サイズ判定部
701 高解像度変化変換部
801 低解像度化変換部
901 解像度変換部
902 DB管理部
903 全体画像格納部
904 紐付け情報格納部
905 バーコード画像格納部
1101 平滑化処理部
1102 8bit化処理部
1103 平滑化フィルター
1104 2値化処理部
1201 濃度測定部
1202 黒領域抽出部
1203 領域別平均算出部
1204 最適閾値判定部
1401 プリンタドライバ
1402 ノイズ除去処理部
1403 スキュー・天地検出部
1404 回転処理部
1405 回転処理部
1501 PDF解析部
1502 バーコード認識部
1601 印刷展開処理部
1602 最適バーコードサイズ判定部
1603 バーコード周辺余白検出部
1604 バーコード展開位置・サイズ決定部
1901 地紋パターン生成部
1902 地紋パターンタイリング展開部
1903 バーコード展開部
1904 プリンタ
2001 PDFダイレクト印刷処理部

Claims (24)

  1. 原稿の画像を入力する画像入力手段と、
    該画像入力手段が入力した原稿の画像にバーコードが付されているか判別し付されている場合はバーコードの位置を検出するバーコード位置検出手段と、
    該バーコード位置検出手段が検出した位置のバーコードの画像を切り出すバーコード画像切り出し手段と、
    バーコードの画像が切り抜かれた原稿の画像に所定の画像処理をする画像処理手段と、
    前記バーコード画像切り出し手段が切り出したバーコードの画像を、前記画像処理手段が画像処理した原稿の画像上の、前記バーコード位置検出手段が検出した位置に重ね合わせて電子文書を作成出力する電子文書化処理手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 入力された画像を2値化処理して出力する2値化処理手段を有し、
    該2値化処理手段は、前記バーコード画像切り出し手段が切り出したバーコードの画像を、2値化処理することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記画像処理手段は、バーコードの画像が切り抜かれた原稿の画像を画像処理する際、少なくとも前景と背景に分けて、それぞれに異なる圧縮率を適用して画像処理を行うものであって、前記2値化処理手段が出力する2値化処理されたバーコードの画像を前記前景に合成して圧縮処理することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 入力された画像を文字領域と図領域に分けて文字認識する光学式文字読取手段を有し、
    前記画像処理手段は、前記バーコード画像切り出し手段が切り出したバーコードの画像を、前記光学式文字読取手段が分けた図領域に合成することを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  5. 前記バーコード位置検出手段が検出したバーコードの位置の周囲の余白量を検出するバーコード余白領域検出手段と、
    前記バーコード画像切り出し手段が切り出したバーコードの画像のサイズ判定手段と、を有し、
    前記電子文書化処理手段は、前記サイズ判定手段がバーコードの画像のサイズを小さすぎると判断した場合に、前記バーコード余白領域検出手段が、バーコードの位置の周囲に十分な余白量があることを検出すれば、バーコードの画像を拡大して電子文書を作成出力することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の画像処理装置。
  6. 前記電子文書化処理手段は、前記サイズ判定手段がバーコードの画像のサイズを小さすぎると判断した場合に、前記バーコード余白領域検出手段が、バーコードの位置の周囲に十分な余白量がないことを検出すれば、バーコードの位置の周囲の文書を縮小して、バーコードの画像を拡大して電子文書を作成出力することを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 入力された画像を高解像度化して出力する高解像度化変換手段を有し、
    該高解像度化変換手段は、前記サイズ判定手段がバーコードの画像のサイズを小さすぎると判断した場合に、バーコードの画像を高解像度化することを特徴とする請求項5又は6記載の画像処理装置。
  8. 前記所定の画像処理は、低解像度の画像へ縮小変倍する処理であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の画像処理装置。
  9. 前記バーコード画像切り出し手段が切り出したバーコードの画像と、
    前記電子文書化処理手段が作成出力した電子文書と、を関連づけた上で両方をデータベースに保存することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記載の画像処理装置。
  10. 前記画像入力手段は、前記バーコード位置検出手段がバーコード位置を検出するため、及び、原稿の画像を低解像度で入力するために第1の画像入力を行い、次に、前記バーコード画像切り出し手段が高解像度でバーコードの画像を切り出すために第2の画像入力を行うことを特徴とする請求項8又は9記載の画像処理装置。
  11. 前記画像入力手段は、平滑化処理手段を有し、
    前記バーコード位置検出手段は、原稿の画像に前記平滑化処理手段による平滑化処理を施した画像からバーコードの位置を検出することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載の画像形成装置。
  12. 前記画像入力手段は、濃度測定手段を有し、
    前記平滑化処理手段は、前記濃度測定手段が測定した最適な2値化閾値を、平滑化処理後の2値化処理の閾値に用いることを特徴とする請求項11記載の画像処理装置。
  13. 前記濃度測定手段は、バーコードの画像に最適な2値化閾値を測定するために、前記バーコード位置検出手段が検出した位置の画像に最適な2値化閾値を再度測定することを特徴とする請求項12記載の画像処理装置。
  14. 入力された画像をノイズ除去して出力するノイズ除去処理手段を有し、
    前記画像入力手段に、コピー抑制地紋付き画像が入力された場合、
    前記ノイズ除去処理手段は、コピー抑制地紋付き画像の地紋をノイズとしてこれを除去して、ノイズ除去した画像を出力し、
    前記バーコード画像切り出し手段は、ノイズ除去した画像から、バーコードの画像を切り出すことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項記載の画像処理装置。
  15. 前記電子文書化処理手段は、バーコードが付されている原稿の電子文書を作成出力する際に、バーコードが付されている旨を電子文書のメタデータに添付することを特徴とする請求項1から14のいずれか1項記載の画像処理装置。
  16. 電子文書を印刷する印刷手段を有し、
    該印刷手段は、電子文書にバーコードが付されている旨のメタデータが添付されていることを検知し、前記バーコード位置検出手段が検出したバーコードの位置の周囲の余白を詰めてバーコードの画像を拡大して、印刷することを特徴とする請求項15記載の画像処理装置。
  17. 前記画像入力手段に入力される原稿は、一般の印刷文書を含むことを特徴とする請求項16記載の画像処理装置。
  18. 前記バーコード位置検出手段が検出した、バーコードの原稿内における配置、バーコードの画像の大きさ及び縦横比に基づいて、最適なバーコード形式を判定し、バーコードの画像を再作成してから、前記印刷手段により印刷することを特徴とする請求項16又は17記載の画像処理装置。
  19. 前記印刷手段がコピー抑制地紋付き画像を印刷する際、コピー抑制地紋をバーコードの画像が切り抜かれた原稿の画像の上にのみ付けて、バーコードの画像には付けないことを特徴とする請求項16から18のいずれか1項記載の画像処理装置。
  20. 電子文書化処理手段は、前記画像処理手段が画像処理した原稿の画像上にコピー抑制地紋を形成し、さらにその上に、バーコードの画像を重ねて電子文書を作成して出力することを特徴とする請求項19記載の画像処理装置。
  21. 前記画像処理手段は、バーコードの画像が切り抜かれた原稿の画像に、ロッシー圧縮の画像処理を行い、バーコードの画像に、ロスレス圧縮の画像処理を行うことを特徴とする請求項1から20のいずれか1項記載の画像処理装置。
  22. 前記画像処理手段は、画像の解像度を変化させる画像処理を行うものであって、
    バーコードの画像に設定する解像度を、バーコードの画像が切り抜かれた原稿の画像に設定する解像度よりも高くする画像処理を行うことを特徴とする請求項1から21のいずれか1項記載の画像処理装置。
  23. カラーコピー原稿を電子文書化する画像処理装置であって、
    前記2値化処理手段は、前記バーコード画像切り出し手段が切り出したバーコードの画像をモノクロ2値化処理してモノクロ画像とすることを特徴とする請求項1から22のいずれか1項記載の画像処理装置。
  24. 前記バーコード位置検出手段が位置を検出したバーコードの画像を認識するバーコード認識手段と、
    該バーコード認識手段の認識結果を基に、元のバーコードサイズと同じ大きさのバーコード画像を生成するバーコード生成手段と、を有し、
    前記電子文書化処理手段は、前記バーコード生成手段が生成したバーコード画像を合成して電子文書を作成することを特徴とする請求項1から23のいずれか1項記載の画像処理装置。
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