JP2000182085A - 証券発行装置及び記憶媒体 - Google Patents

証券発行装置及び記憶媒体

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JP2000182085A
JP2000182085A JP10353313A JP35331398A JP2000182085A JP 2000182085 A JP2000182085 A JP 2000182085A JP 10353313 A JP10353313 A JP 10353313A JP 35331398 A JP35331398 A JP 35331398A JP 2000182085 A JP2000182085 A JP 2000182085A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、証券2面分の券面の印刷状
況を同時に検査することのできる証券発行装置を提供す
ることである。 【解決手段】 本発明を適用した証券発行システム50
0は、LAN300を介してクライアント100とホス
トコンピュータ200とが接続されており、ホストコン
ピュータ200が証券の印刷・発行用のデータや、印刷
不良発生時に対処する対処法等を記憶しており、LAN
300を介してこれらのデータがクライアント100に
送信されることによって、クライアント100内におい
て、手形・小切手用紙の券面印刷、券面チェック等が行
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手形や小切手等の
証券を印刷発行する証券発行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の金融機関の事務センター等におい
て行われている手形帳、小切手帳の発行業務に利用され
ている証券発行装置は、未使用の手形・小切手用紙を発
行するためのものである。また、その証券発行装置によ
って発行される手形・小切手の券面は、手形交換所規則
に準拠したフォーマットの手形・小切手要件が印刷さ
れ、具体的には、顧客毎の顧客名のカナ印字又は署名鑑
や、MICR(Magnetic Ink Character Recognition:
磁気インキ文字読取用字体)による口座番号等が印刷さ
れる。
【0003】このような証券発行装置は、印刷スピード
を得るため手形・小切手用紙を上下2連式のものを使用
し、ページプリンタにおいてその用紙の券面に必要事項
を印刷した後、その上下を2つにカットし、カット後に
MICR文字を印字するという方式をとっている。ま
た、その証券発行装置の排紙スタッカは2組2種類のも
のが設けられており、その一つはノーマルスタッカで、
正常に印刷されたものを蓄え、もう一つはエラースタッ
カで、何らかのエラーが発生したものを蓄えるもので、
該当券は書損として廃棄されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
証券発行装置は、ページプリンタによって券面印刷する
が、重要用紙であるにも関わらず、MICR文字以外の
券面の印刷チェックを行わないでいるのが現状である。
なぜならば、証券発行装置のオペレータであるユーザ自
身が券面のチェックを行うことを前提に、証券発行装置
が作られているからである。従って、券面チェックはユ
ーザの負担になっているために、手形・小切手を多量に
印刷・発行する場合には、ユーザに係る負担が多大なも
のになっているのが現状である。
【0005】本発明の課題は、証券2面分の券面の印刷
状況を同時に検査することのできる証券発行装置を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の証
券発行装置は、2つの証券を印字するための第1の印字
データと、第2の印字データとを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された第1の印字データと、第2の
印字データとを読み出して、2連式証券用紙の券面の上
半分に当該第1の印字データを印字し、下半分に当該第
2の印字データを印字する印字手段と、前記印字手段に
より印字された2連式証券用紙の券面イメージを一度に
読み取る読取手段と、前記記憶手段に記憶された第1の
印字データと、第2の印字データとに基づいて、前記2
連式証券用紙の券面に印字されるべき照合用イメージデ
ータを生成する生成手段と、前記生成手段により生成さ
れた照合用イメージデータと、前記読取手段により読み
取られた券面イメージとを比較して、前記印字手段によ
り印字された2連式証券用紙の印字状態が正常か否かを
判定する判定手段と、を具備したことを特徴としてい
る。
【0007】この請求項1記載の発明の証券発行装置に
よれば、記憶手段は、2つの証券を印字するための第1
の印字データと、第2の印字データとを記憶し、印字手
段は、前記記憶手段に記憶された第1の印字データと、
第2の印字データとを読み出して、2連式証券用紙の券
面の上半分に当該第1の印字データを印字し、下半分に
当該第2の印字データを印字し、読取手段は、前記印字
手段により印字された2連式証券用紙の券面イメージを
一度に読み取り、生成手段は、前記記憶手段に記憶され
た第1の印字データと、第2の印字データとに基づい
て、前記2連式証券用紙の券面に印字されるべき照合用
イメージデータを生成し、前記生成手段により生成され
た照合用イメージデータと、前記読取手段により読み取
られた券面イメージとを比較して、前記印字手段により
印字された2連式証券用紙の印字状態が正常か否かを判
定する。
【0008】したがって、2連式証券用紙に2面分の券
面を印字することによって、2枚の証券に係る印字を同
時に行うことができるとともに、印字前のデータに基づ
いて印字されるべき照合用イメージデータを作成し、こ
の照合用イメージデータと、印字された券面を読み取っ
たイメージデータとを比較することにより、当該2連式
証券用紙の2面分の券面の印字状態を検査することがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図18は、本発明の証券発
行装置を適用した一実施の形態の証券発行システム50
0を示す図である。この証券発行システム500は、金
融機関の事務センター等に設置されて、上記MICR文
字を含む証券(手形、小切手)を印刷(または印字と呼
ぶ)して発行するために利用される。
【0010】以下、図1〜図18を参照して本発明を適
用した証券発行システム500の実施の形態を詳細に説
明する。
【0011】まず、構成を説明する。図1は、本実施の
形態における証券発行システム500の全体の概略構成
を示す図である。この図1において、証券発行システム
500は、クライアント100と、ホストコンピュータ
200と、LAN300とから構成されており、クライ
アント100と、ホストコンピュータ200とはLAN
300を介して接続されている。
【0012】証券発行システム500は、ホストコンピ
ュータ200が証券の印刷・発行用のデータや、印刷不
良発生時に対処する対処法等を記憶しており、LAN3
00を介してこれらのデータがクライアント100に送
信されることによって、クライアント100内におい
て、手形・小切手用紙の券面印刷、券面チェック等が行
われる装置である。
【0013】図1において、ホストコンピュータ200
は、その機能的構成を図2に示すブロック図のように、
CPU202、表示装置203、入力装置204、RA
M205、記憶装置206、記憶媒体207及び通信装
置208により構成されており、記憶媒体207を除く
各部はバス209により相互に接続されている。また、
通信装置208には、上記LAN300が接続されてお
り、このLAN300を介してクライアント100と接
続されている。
【0014】CPU(Central Processing Unit )20
2は、記憶媒体207内に格納されているシステムプロ
グラム及び当該システムに対応する各種アプリケーショ
ンプログラムの中から指定されたアプリケーションプロ
グラムをRAM205内の図示しないプログラム格納領
域に展開し、入力装置204から入力される各種指示あ
るいはデータをRAM205内に一時的に格納し、この
入力指示及び入力データに応じて記憶媒体207内に格
納されたアプリケーションプログラムに従って各種処理
を実行し、その処理結果をRAM205内に格納すると
ともに、表示装置203に表示する。そして、RAM2
05に格納した処理結果を入力装置204から入力指示
される記憶媒体207内の保存先に保存する。
【0015】また、CPU202は、記憶媒体207内
に格納されたホスト側発行処理プログラムに従って、後
述するホスト側発行処理(図8参照)を実行する。詳細
は後述するが、概要を先ず説明する。CPU202は、
記憶媒体207内に記憶された後述するバッチファイル
207a(図3、4参照)から2レコード分のデータを
読み出して、通信装置208に出力し、LAN300を
介してクライアント100に当該2レコード分のデータ
を送信するとともに、記憶媒体207内に記憶された後
述する発行制御データファイル207b(図3、5参
照)や、証券のフォームに係るフォームデータ等を合わ
せて送信する。2レコード分のデータを送信するのは、
クライアント100では、証券2面を同時に印刷するか
らである。また、CPU202は、当該2レコード分の
データ等を送信後、通信装置208等を介してクライア
ント100から2レコード発行終了信号を受信し、記憶
媒体207内に記憶された後述する発行ロギングファイ
ル207c(図3参照)に当該2レコード分のデータに
係る証券の発行完了を書き込む。以上の処理を、CPU
202は、バッチファイル207aの全てのレコードに
対して行う。
【0016】表示装置203は、CPU202から入力
される各種入力データを表示し、例えば、上記CPU2
02により実行されるホスト側発行処理に必要な各種パ
ラメータを入力する入力画面、そのホスト側発行処理の
各処理工程を示す処理工程画面等を表示する。
【0017】入力装置204は、上記CPU202によ
り実行されるホスト側発行処理に必要な各種パラメータ
を入力するとともに、ホスト側発行処理の起動や停止等
を指示入力し、その各種入力指示信号をCPU202に
出力する。
【0018】RAM(Random Access Memory)205
は、上記CPU202により実行されるホスト側発行処
理に必要なファイル及びパラメータを記憶するメモリエ
リアを形成すると共に、CPU202がホスト側発行処
理を実行する際に、記憶媒体207から読み出す各種フ
ァイルや、各種データの他、通信装置208を介して受
信するデータ等を一時的に展開するメモリエリアを形成
する。
【0019】通信装置208は、LAN300を介して
クライアント100と接続されており、CPU202に
よって実行されるホスト側発行処理において、クライア
ント100への証券発行指示信号や、発行制御データ、
券面データ等を送信し、また、クライアント100から
送信される2レコード発行終了信号等を受信する。
【0020】記憶装置206は、プログラムやデータ等
が予め記憶されている記憶媒体207を有しており、こ
の記憶媒体207は磁気的、光学的記録媒体、若しくは
半導体メモリで構成されている。この記憶媒体207は
記憶装置206に固定的に設けたもの、若しくは着脱自
在に装着するものであり、この記憶媒体207にはホス
ト側発行処理プログラムが格納されている。また、記憶
媒体207には、発行バッチファイル207a(図4参
照)、発行制御ファイル207b(図5参照)、発行ロ
ギングファイル207c、券面フォームファイル207
d、支店マスタファイル207e、口座マスタファイル
207f、発行受付ファイル207gが記憶されてい
る。
【0021】ここで、これらの記憶媒体207に記憶さ
れるファイルについて詳細に説明する。図3は、証券発
行システム500における証券発行に係るプログラム
と、ファイルとの関係を概念的に示した図である。ホス
トコンピュータ200と、クライアント100の制御装
置1(図6参照)とは、それぞれ上記ホスト側発行プロ
グラムと後述するクライアント側プログラムを実行する
ことにより、上記ホスト側発行処理、クライアント側発
行処理(図9参照)を行って、相互にデータや制御信号
等の通信を行う。
【0022】また、発行バッチファイル207aは、上
記ホスト側発行処理をCPU202が実行する毎に、そ
の前処理として作成・更新されるファイルであり、ホス
ト側発行処理においてクライアント100に送信され、
手形・小切手用紙が印刷される。また、発行バッチファ
イル207aに格納されるデータは、クライアント10
0において印刷される手形・小切手用紙の券面に係る諸
データであり、これらの諸データは、金融機関名や支店
名等を記憶する支店マスタファイル207e、振出人毎
の金融機関口座番号等を記憶する口座マスタファイル2
07f、振出日や発行する手形・小切手番号等を記憶す
る発行受付ファイル207gに格納されたデータに基づ
いて作成される。
【0023】図4は、発行バッチファイル207aのデ
ータ構造の一例を示す図である。図4において、発行バ
ッチファイル207aは、金融機関番号や、支店番号、
口座番号、顧客名、支払地、交換所名等をフィールドと
し、発行する証券1枚を1レコードとして、発行する証
券1冊分(後述する)のデータが格納されたテーブルで
ある。
【0024】また、図3において、発行制御データファ
イル207bは、上記ホスト側発行処理において、発行
バッチファイル207aと合わせて、クライアント10
0に送信されるファイルであり、クライアント100に
よって実行される後述するクライアント側発行処理(図
9参照)に係る設定データを格納したファイルである。
これらの設定データとは、クライアント100における
証券印刷後の券面チェック時に、エラーと判断された証
券の再印刷方法や再印刷回数等を示すデータである。
【0025】図5は、発行制御データファイル207b
のデータ構造の一例を示す図である。図5において、発
行制御データファイル207bは、エラー原因コード、
判定基準値、リトライレベル1〜6をフィールドとする
テーブル構造となっており、エラー原因コード毎にレコ
ードが構成されている。エラー原因コードとは、印刷さ
れた券面のエラーを示すコードであり、券面中にゴミが
印刷されていた場合にはコード"001"、券面に不足項
目や文字の抜け等の欠け(カケ)があった場合にはコー
ド"002"、印刷された券面が斜め(以降スキューと呼
ぶ)であった場合にはコード"003"、印刷された券面
が平行にズレていた場合にはコード"004"、印刷券面
を文字認識した上でエラーがあった場合にはコード"0
05"が対応するコードである。
【0026】また、判定基準値とは、読み取った券面中
に何ドット以上の上記ゴミやカケ、ズレをもってエラー
とするか、何度以上のスキューに対してエラーとする
か、何文字以上の文字認識エラーをエラーとするかを示
し、当該エラーによって、証券の印刷不良とみなす。
【0027】また、リトライレベルとは、再印刷(以下
リトライと呼ぶ)する方法を、リトライする度合い毎に
示したものであり、同一方法のリトライ回数と併せて設
定されるものであり、一のリトライ方法によって印刷不
良が解消されない場合には、リトライレベルを上げて、
次のリトライ方法が試行される。例えば、リトライレベ
ル1でのリトライ方法が「単純リトライ」で、その回数
が「3」であった場合には、「単純リトライ」を「3
回」行い、それでも印刷不良が解消されない場合には、
リトライレベル2のリトライ方法が行われる。尚、リト
ライ方法は、単に券面を再印刷する単純リトライの場合
にはコード"001"、金融機関番号等の券面のフォーム
に係るデータを除く、証券番号等の可変データのみをM
ICRトナープリンタ20(図6参照)に再送して再印
刷を行う場合にはコード"002"、フォームデータを含
む券面に係るデータを全てMICRトナープリンタ20
に再送して再印刷を行う場合にはコード"003"、MI
CRトナープリンタ20に対するソフトウェアによるリ
セットを行って、再印刷を行う場合にはコード"00
4"、MICRトナープリンタ20に対するハードウェ
アによるリセットを行って、MICRトナープリンタ2
0を初期状態とした後、再印刷を行う場合にはコード"
005"が設定される。また、再印刷による証券不良が
不可能であり、発行を停止する場合には、リトライ回数
に"999"が設定される。
【0028】また、図3において、券面フォームファイ
ル207dは、発行する証券が手形か小切手かに応じた
印刷フォームを記憶したファイルであり、証券の印刷
は、証券を例えば50枚をひとまとまりとして、一括し
て印刷する。この50枚のひとまとまりを冊と呼び、後
述するクライアント発行処理(図9参照)において冊単
位で証券の印刷が行われる。また、1冊の印刷は、冊の
表紙の印刷、43枚目までの本券の印刷(本券印刷1処
理(図9、10〜14参照)と呼ぶ)、受領書の印刷、
残り7枚の本券印刷(本券印刷2処理(図9参照)と呼
ぶ)、冊の裏表紙の印刷の順に行われる。券面フォーム
ファイル207dは、これらの表紙、受領書等のフォー
ムを含めて、手形、小切手毎に記憶する。
【0029】図3において、発行ロギングファイル20
7cは、上記CPU202によって実行されるホスト側
発行処理において作成されるファイルで、発行した証券
のログを記憶する。
【0030】以上がホストコンピュータ200の構成で
ある。次に、クライアント100の構成について説明す
る。
【0031】図1において、クライアント100は、証
券検査装置10及びMICRトナープリンタ20の各動
作を制御及び管理する制御装置1と、証券検査装置10
と、MICRトナープリンタ20と、から構成されてお
り、制御装置1と証券検査装置10及びMICRトナー
プリンタ20との間には、イメージリーダー制御信号ケ
ーブルC1、MICRリーダー制御信号ケーブルC2、
装置本体制御信号ケーブルC3及びプリンタ制御信号ケ
ーブルC4が接続されている。
【0032】この図1において、制御装置1は、その機
能的構成を図6に示すブロック図のように、CPU2、
表示装置3、入力装置4、RAM5、記憶装置6、記憶
媒体7及び通信装置8により構成されており、記憶媒体
7を除く各部はバス9により相互に接続されたコンピュ
ータシステムである。また、そのバス9には上記各ケー
ブルC1〜C4を介して証券検査装置10と、MICR
トナープリンタ20とが接続されている他、通信装置8
には、LAN300が接続されており、このLAN30
0を介してホストコンピュータ200と接続されてい
る。
【0033】CPU2は、記憶媒体7内に格納されたク
ライアント側発行処理プログラムに従って後述するクラ
イアント側発行処理(図9参照)を実行し、MICRト
ナープリンタ20における用紙券面への印刷処理を制御
するプリンタ制御信号をバス9及びプリンタ制御信号ケ
ーブルC4を介してMICRトナープリンタ20に出力
するとともに、証券検査装置10内の各部における動作
を監視して制御する各種制御信号をバス9及び装置本体
制御信号ケーブルC3を介して証券検査装置10に出力
する。また、証券検査装置10から入力されるMICR
文字データ及び券面イメージデータをイメージリーダ制
御信号ケーブルC1、MICRリーダ制御信号ケーブル
C2及びバス9を介して授受する。
【0034】このクライアント側発行処理において、C
PU2は、ホストコンピュータ200から送信される証
券発行指示信号を受信して実行を開始し、ホストコンピ
ュータ200から送信される券面のフォームデータや、
発行バッチファイル207aのデータを2レコード分受
信した後、印刷する冊の表紙印刷処理や、本券の印刷に
係る本券印刷1処理(図10〜14参照)及び本券印刷
2処理、受領書の印刷処理、裏表紙の印刷処理等を行っ
て、後述する1冊分の証券の発行終了を示す冊発行終了
信号をホストコンピュータ200へ送信する。
【0035】また本券印刷1処理及び本券印刷2処理に
おいて、CPU2は、2枚の証券を同時に印刷可能な2
連用紙を利用して、MICRトナープリンタ20に手形
や小切手としての必要事項とMICR文字を、その2連
用紙に印刷させ、その印刷終了後は証券検査装置10に
排紙させる。そして、CPU2は、証券検査装置10内
のスリッタ部11で、2連用紙を1枚ずつの単券にカッ
トさせるが、そのカットさせる前に、イメージリーダ1
12から入力される2連の証券券面イメージデータを、
後述するRAM5内に格納された手形・小切手のチェッ
ク用基準イメージデータと比較してエラーの発生の有無
及びエラー発生内容を判別する。また、CPU2は、2
連用紙をカットさせた後、走行部12内に設けられたM
ICRリーダ121a、121bからそれぞれ入力され
る第1の証券券面のMICR文字データ及び第2の証券
券面のMICR文字データと、MICR文字の印刷デー
タとを比較してエラーの発生有無を判別する。そして、
これらの判別結果に応じて各手形・小切手を正常処理
券、エラー処理券に選別し、この選別結果に応じて証券
検査装置10内のスタッカ部13に別々に蓄えさせる。
【0036】さらに、CPU2は、その処理券のうちエ
ラー処理券と選別した証券については、MICRトナー
プリンタ20においてその証券の証券データを再印刷処
理させ、正常処理券と判別できればスタッカ部13内の
スタッカ132a、132bの正常処理券用スタッカに
蓄えさせる。また、CPU2は、エラー処理券と選別し
た証券については、スタッカ部13内のスタッカ132
a、132bのエラー処理券用スタッカに蓄えさせる前
にスタンプ131a、131bにより「VOID」刻印
させる。
【0037】以上のCPU2による証券印刷発行処理
は、上記2連用紙1枚ずつに対して実行され、手形・小
切手の印刷枚数が1冊(例えば、1ロット:50枚分で
あるが、枚数を変更できる)分蓄えられるまで繰返し実
行される。
【0038】なお、チェック用基準イメージデータと
は、CPU2により実行される本券印刷1処理における
エラー処理券の選別に際して利用され、上記ゴミやカ
ケ、スキュー、ズレといったエラーの種別の判断にも利
用されるイメージデータであり、まずホストコンピュー
タ200から受信されるフォームデータに基づいてフォ
ームデータに係る印刷イメージデータが作成された後、
さらに、印刷する1冊中の固定データである金融機関
名、支店名等や、証券1枚毎に異なる可変データである
証券番号等を上記印刷イメージデータに重ねてチェック
用基準イメージデータとして作成される。
【0039】表示装置3は、CPU2から入力される各
種表示データを表示し、例えば、上記CPU2により実
行されるクライアント側発行処理に必要な各種パラメー
タを入力する入力画面、クライアント側発行処理の各処
理工程を示す処理工程画面、あるいはクライアント側発
行処理において発生するエラー内容等を表示する。
【0040】入力装置4は、上記CPU2により実行さ
れるクライアント側発行処理に必要な各種パラメータを
入力するとともに、そのクライアント側発行処理の起動
や停止を指示入力し、その各種入力指示信号をCPU2
に出力する。
【0041】RAM5は、上記CPU2により実行され
るクライアント側発行処理に必要なファイル及びパラメ
ータを記憶するメモリエリアを形成すると共に、CPU
2が上記クライアント側発行処理を実行する際に、記憶
媒体7から読み出す各種ファイルや、基準イメージデー
タ、イメージリーダ112から入力される証券券面イメ
ージ等の各種データの他、ホストコンピュータ200か
ら受信するフォームデータや、発行バッチファイル20
7aに係る2レコードデータ、発行制御データファイル
207bに係る再発行時の設定データ等を一時的に展開
するメモリエリアを形成する。
【0042】記憶装置6は、プログラムやデータ等が予
め記憶されている記憶媒体7を有しており、この記憶媒
体7は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリ
で構成されている。この記憶媒体7は記憶装置6に固定
的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものであ
り、この記憶媒体7にはクライアント側発行処理プログ
ラムや、クライアント側発行処理プログラムのサブルー
チンである、本券印刷1処理プログラム等の他、上記ク
ライアント側発行処理における文字認識時に利用される
文字認識辞書等が記憶されている。
【0043】通信装置8は、LAN300を介してサー
バ200と接続されており、CPU2によって実行され
るクライアント側発行処理において、ホストコンピュー
タ200から送信されるフォームデータや、発行バッチ
ファイル207aに係る2レコードデータ、発行制御デ
ータファイル207bに係る再発行時の設定データ等を
受信し、また、クライアント側発行処理における1冊分
の証券の発行終了を示す冊発行終了信号等をホストコン
ピュータ200へ送信する。
【0044】また、図1において、証券検査装置10
は、スリッタ部11、用紙走行部12及びスタッカ部1
3により構成されている。
【0045】スリッタ部11は、その内部にスリッタ1
11と、イメージリーダ112とを備え、MICRトナ
ープリンタ20から印刷後に排紙される2連式の手形・
小切手用紙をイメージリーダ112によって読み取っ
て、読み取った対象イメージをCPU2に出力した後、
スリッタ111により第1の証券と第2の証券の半分に
カットして分離し、そのカット分離した第1の証券と第
2の証券を用紙走行部12内の各走行経路に排紙する。
【0046】イメージリーダ112の概略構成を図7に
示す。イメージリーダ112は、赤外線LED112a
と、赤外線透過フィルタ112bと、ラインセンサー1
12cと、搬送ローラ112dと、ロータリーエンコー
ダ112eと、モータ112fとから構成されており、
MICRトナープリンタ20から排紙される2連式の手
形・小切手用紙は図中左方向へ、搬送ローラ112dに
よって搬送される。また、搬送中に、赤外線LED11
2aにより、手形・小切手用紙に赤外線が照射され、反
射光を赤外線透過フィルタ112bを通してラインセン
サー112cが受光することにより、手形・小切手用紙
を読み取って、読み取った対象イメージデータは、イメ
ージリーダ制御信号ケーブルC1を介して制御装置1へ
出力される。赤外線を照射する理由は、MICRトナー
プリンタ20によって偽造防止等のために特殊なインク
で印刷される用紙の背景(地紋)を、読み取り時に除去
するためである。また搬送中には、搬送ローラ112d
の回動によってベルトを介して連動されるロータリーエ
ンコーダ112eによって、搬送速度を示すクロックパ
ルスが発生され、制御装置1へ出力される。
【0047】用紙走行部12は、その内部に2系統の用
紙搬送機構を有する用紙搬送経路を備え、各用紙搬送経
路上にはMICRリーダ121a、121bが設けられ
ている。用紙走行部12は、その内部の各用紙搬送経路
にスリッタ部11から分離排紙される第1の証券と第2
の証券を1枚ずつ搬送し、MICRリーダ121a、1
21bが読取可能な速度で図中のスタッカ部13の方向
に搬送して用紙走行部12からスタッカ部13にそれぞ
れ排紙する。
【0048】MICRリーダ121a、121bは、そ
の各走行経路上を搬送される第1の証券及び第2の証券
の券面に印刷されたMICR文字をそれぞれ読み取り、
その読み取った各MICR文字データをMICRリーダ
制御信号ケーブルC2を介して制御装置1にそれぞれ出
力する。
【0049】スタッカ部13は、その内部に2系統の用
紙搬送機構を有する用紙搬送経路と、この各用紙搬送経
路を搬送される上記手形券及び小切手券を、その段毎に
正常処理券、エラー処理券として2段に蓄えるスタッカ
132a、132bとを備え、この各スタッカ132
a、132bの2段目のエラー処理券用の用紙搬入口近
傍には、書損してエラー処理券扱いとするための文字を
刻印するスタンプ131a、131bが設けられてい
る。
【0050】スタッカ132a、132bは、各用紙搬
送経路から搬送されて2種類(正常処理券、エラー処理
券)に選別される第1の証券、第2の証券をその選別処
理券毎に蓄えるように2段に設けられている。図1に示
す2段のスタッカ132a、132bのうち、図中の1
番上の段には正常処理券と選別された第1の証券、第2
の証券をそれぞれ蓄え、2番目の段にはエラー処理券と
選別された第1の証券、第2の証券をそれぞれ蓄える。
【0051】スタンプ131a、131bは、上記スタ
ッカ132a、132bの2段目の用紙搬入口の近傍に
設けられており、エラー処理券であることを示す「VO
ID」を第1の証券、第2の証券の各券面に刻印する。
【0052】MICRトナープリンタ20は、上記手形
・小切手の各証券における必要事項とMICR文字との
同時印刷を可能とするMICRトナーを使用するページ
プリンタであり、上記CPU2により実行されるクライ
アント側発行処理に際して、赤外線透過フィルタ112
bによって、照射される赤外線の反射光を偏光して除去
される特殊なインクを用いて手形・小切手の各証券の背
景(地紋)を印刷すると共に、予め設定されたMICR
フォントサイズで2連用紙の各券面に手形あるいは小切
手に必要事項とMICR文字を印刷し、その印刷終了し
た2連用紙を上記証券検査装置10内のスリッタ部11
に排紙する。
【0053】次に動作を説明する。上記ホストコンピュ
ータ200内のCPU202によって実行されるホスト
側発行処理について図8に示すフローチャートに基づい
て説明する。
【0054】図示しないが、ホスト側発行処理の実行開
始前に、発行する証券1冊分のデータとして発行バッチ
ファイル207aが上記の通り作成されているものとす
る。
【0055】まず、CPU202は、記憶媒体207内
に格納された発行バッチファイル207aから2レコー
ド分のデータを読み取って(ステップS1)、全てのレ
コードを読み取り済みで、ファイルの終了を示すEOF
(End Of File)を読み取った場合には(ステップS
2)、ホスト側発行処理を終了する。即ち、ステップS
1以降のステップS8までの処理をCPU202は繰り
返し実行することによってホスト側処理を実行し、EO
Fを読み取った場合には、CPU202は、ホスト側発
行処理を終了する。この判断を事前に行う。
【0056】次いでCPU202は、ステップS1にお
いて読み取ったデータがEOFでなく(ステップS
2)、証券1冊分の印刷における初回の印刷の場合に
は、通信装置208、LAN300を介して証券発行指
示信号をクライアント100へ送信してステップS5
へ、当該1冊分の印刷における2回目移行の印刷の場合
にはステップS4へ移行する(ステップS3)。
【0057】ステップS4において、CPU202は、
ステップS1にて読み取った2レコード分のデータが、
前回印刷した券種と同一の券種であるかどうかを比較
し、同一の券種であった場合には、ステップS5をスキ
ップしてステップS6へ移行する(ステップS4)。
【0058】ステップS3において初回の印刷と判断し
たか、あるいはステップS4において、前回と異なる券
種の印刷を行うと判断した場合には、CPU202は、
記憶媒体207内に格納された券面フォームファイル2
07dから、当該1冊分の印刷に係る表紙、本券、受領
書、裏表紙のフォームデータを読み出して、通信装置2
08等を介してクライアント100へ送信する(ステッ
プS5)。
【0059】次いでCPU202は、ステップS5の
後、又はステップS4において前回印刷した券種と同一
の券種と判断した場合には、ステップS1において読み
取った発行バッチファイル207aの2レコード分のデ
ータを、通信装置208等を介してクライアント100
へ送信する(ステップS6)。そして、クライアント1
00において2レコード分のデータに係る証券の印刷、
券面チェック等が行われ、クライアント100から送信
される2レコード発行終了信号を通信装置208等を介
して受信する(ステップS7)。
【0060】そして、CPU202は、受信した2レコ
ード発行終了信号に基づいて、券面印刷が正常に行われ
た否かを含め、ステップS6において送信した2レコー
ド分のデータに係る証券の発行ログを、記憶媒体207
に格納された発行ロギングファイル207cに書き込む
(ステップS8)。
【0061】以上のステップS1からステップS8まで
の処理をCPU202は繰り返し実行することで、発行
バッチファイル207a内の全てのレコードをクライア
ント100に送信して、1冊分の証券を発行する。
【0062】次に、クライアント側発行処理について図
9を用いて説明する。図9は、クライアント100内の
CPU2によって実行されるクライアント側発行処理を
示すフローチャートである。
【0063】まず、CPU2は、ホストコンピュータ2
00から送信される証券発行指示信号の受信によって、
クライアント側発行処理を終了するか否かを判断し、証
券発行指示信号を受信しなくなるまで、ステップS10
1からステップS116までの処理を繰り返し実行する
(ステップS101)。なお、証券発行指示信号の1度
の受信によって、ステップS101からステップS11
6までを1度実行することで、1冊分の証券の発行を行
う。
【0064】ステップS101において、通信装置8、
LAN300を介して証券発行指示信号を受信すると、
CPU2は、次いでフォームデータを受信したかどうか
を判断する(ステップS102)。そして、フォームデ
ータを受信した場合にはステップS103へ、受信しな
かった場合にはステップS104へ移行する(ステップ
S102)。
【0065】フォームデータを受信した場合には、CP
U2は、受信したフォームデータを、表紙、本券、受領
書、裏表紙のそれぞれのフォームデータとしてRAM5
内に格納する(ステップS103)。フォームデータの
受信後、またはステップS102においてフォームデー
タを受信しなかった場合には、CPU2は、発行バッチ
ファイル207aの2レコード分のデータを受信し、R
AM5内に格納する(ステップS104)。
【0066】そして、CPU2は、RAM5内に格納し
た表紙のフォームデータに基づいて、印刷データを作成
し、ケーブルC4を介してMICRトナープリンタ20
へ出力するとともに、証券検査装置10へ表紙の券面チ
ェックを行う旨の制御信号等を出力することにより、証
券1冊に係る表紙を印刷する表紙印刷処理を行う(ステ
ップS105)。
【0067】次いで、CPU2は、表紙印刷処理がエラ
ー終了となったかどうかを判断し、エラー終了となった
場合にはステップS116へ移行する(ステップS10
6)。正常に終了した場合には、CPU2は、RAM5
内に格納した本券のフォームデータと、2レコード分の
データに基づいて、2連の手形・小切手用紙1枚に対す
る印刷データを作成し、ケーブルC4を介してMICR
トナープリンタ20へ出力するとともに、証券検査装置
10へ券面チェックを行う旨の制御信号等を出力するこ
とにより、当該2レコード分のデータに係る証券を印刷
する本券印刷1処理を行う。なお、本券印刷1処理の詳
細は、図10〜図14を用いて詳細に後述するが、2レ
コード分のデータに係る証券の印刷発行後、CPU2は
2レコード発行終了信号をホストコンピュータ200へ
送信し、証券番号を変更して、再度印刷発行する処理を
繰り返し行うことにより、1冊分の証券のうち、47枚
分の証券を印刷発行する(ステップS107)。
【0068】そして、CPU2は、本券印刷1処理がエ
ラー終了となったかどうかを判断し、エラー終了となっ
た場合にはステップS116へ移行する(ステップS1
08)。正常に終了した場合には、CPU2は、RAM
5内に格納した受領書のフォームデータに基づいて、印
刷データを作成し、ケーブルC4を介してMICRトナ
ープリンタ20へ出力するとともに、証券検査装置10
へ受領書の券面チェックを行う旨の制御信号等を出力す
ることにより、証券1冊に係る受領書を印刷する受領書
印刷処理を行う(ステップS109)。
【0069】次いで、CPU2は、受領書印刷処理がエ
ラー終了となったかどうかを判断し、エラー終了となっ
た場合にはステップS116へ移行する(ステップS1
10)。正常に終了した場合には、CPU2は、ホスト
コンピュータ200から、上記本券印刷1処理で発行し
なかった残りの3枚分の証券を発行する本券印刷2処理
を、本券印刷1処理と同様に実行する(ステップS11
1)。
【0070】そして、CPU2は、本券印刷2処理がエ
ラー終了となったかどうかを判断し、エラー終了となっ
た場合にはステップS116へ移行する(ステップS1
12)。正常に終了した場合には、CPU2は、RAM
5内に格納した裏表紙のフォームデータに基づいて、印
刷データを作成し、ケーブルC4を介してMICRトナ
ープリンタ20へ出力するとともに、証券検査装置10
へ裏表紙の券面チェックを行う旨の制御信号等を出力す
ることにより、証券1冊に係る裏表紙を印刷する裏表紙
印刷処理を行う(ステップS113)。
【0071】次いで、CPU2は、裏表紙印刷処理がエ
ラー終了となったかどうかを判断し、エラー終了となっ
た場合にはステップS116へ移行し(ステップS11
4)、正常に終了した場合には、正常終了した旨の信号
と併せて、冊発行終了信号をホストコンピュータ200
へ送信する(ステップS115)。
【0072】また、ステップS106、S108、S1
10、S112、S114においてエラー終了となった
場合には、CPU2は、それぞれの処理がエラー終了と
なった旨の信号と併せて、冊発行終了信号をホストコン
ピュータ200へ送信する(ステップS116)。
【0073】以上のステップS101からS116まで
の一連の処理を実行する毎に1冊分の証券を発行し、ス
テップS101からS116までの処理を繰り返し実行
することにより、複数冊の証券を発行する。
【0074】次に、上記クライアント側発行処理中に実
行される本券印刷1処理について図10〜図14を参照
して説明する。図10〜図12は、クライアント100
のCPU2によって実行される本券印刷1処理を示すフ
ローチャートであり、図13〜図14は、この本券印刷
1処理の一部を変更した変形例のフローチャートであ
る。先に図10〜図12に係る本券印刷1処理について
説明する。
【0075】まず、CPU2は、上記クライアント側発
行処理においてホストコンピュータ200から受信した
発行バッチファイル207aの2レコード分のデータの
内、各証券番号を、2連式の手形・小切手用紙のそれぞ
れの券面の証券番号として、変数「k1」及び「k2」
に記憶させる。また、この証券番号は、スリッタ部11
によってカットされ、搬送される当該手形・小切手用紙
の各系統に対応した証券番号である(ステップA1)。
【0076】次いで、CPU2は、クライアント側発行
処理においてRAM5内に格納した本券のフォームデー
タに基づいて、印刷する証券のフォームに係る印刷フォ
ームデータを作成してRAM5内に格納する(ステップ
A2)。そして、CPU2は、作成した印刷フォームデ
ータをケーブルC4を介してMICRトナープリンタ2
0へ送信する(ステップA3)。
【0077】次いで、CPU2は、上記2レコード分の
データに基づいて、1冊分の証券を印刷する際の固定デ
ータ(金融機関名や支店名、署名鑑等)を可変印刷デー
タ1として作成し、RAM5内に格納するとともに、M
ICRトナープリンタ20へ送信する(ステップA
4)。また、CPU2は、当該2レコード分のレコード
に基づいて、証券毎に異なるデータ(証券番号等)を可
変印刷データ2として作成し、RAM5内に格納すると
ともに、MICRトナープリンタ20へ送信する(ステ
ップA5)。
【0078】さらに、CPU2は、RAM5内に格納し
た印刷フォームデータ、可変印刷データ1及び可変印刷
データ2を合わせて、印刷されるべき2連式の手形・小
切手用紙の券面イメージを、チェック用基準イメージデ
ータとして作成して、RAM5内に格納する(ステップ
A6)。
【0079】次いで、CPU2は、ケーブルC4を介し
てMICRトナープリンタ20へ印刷実行命令を出力し
て、当該2レコード分のデータに係る手形・小切手用紙
を印刷させるとともに、証券検査装置10へ印刷された
手形・小切手用紙の搬送を指示する制御信号等を出力し
て、印刷された券面のチェックを開始させる(ステップ
A7)。
【0080】そして、CPU2は、イメージリーダ11
2にMICRトナープリンタ20から排紙される2連式
の手形・小切手用紙を読み取らせる旨の信号をスリッタ
部11に出力し、読み取らせた券面のイメージデータ
(以降、これを対象イメージと呼ぶ)を入力する(ステ
ップA8)。次いで、CPU2は、RAM5内に格納し
たチェック用基準イメージデータと、対象イメージデー
タとを比較する(ステップA9)。
【0081】一致していた場合には(ステップA1
0)、CPU2は、次にエラー処理中フラグが"ON"
か"OFF"かを判定する(ステップA11)。このエラ
ー処理中フラグは、一旦印刷エラーとなって、再印刷を
実行中であるかどうかを示すフラグであり、再印刷中で
あれば"ON"として、そうでなければ"OFF"としてR
AM5内に格納されている。エラー処理中フラグが"O
FF"であった場合には、CPU2は、ステップA15
へ移行し、エラー処理中フラグが"ON"であった場合に
は、CPU2は、さらに、実行中のエラー処理は、1系
のみのエラーに係るものか、2系のみのエラーに係るも
のか、両系のエラーに係るものかを判断する(ステップ
A12)。
【0082】両系のエラーに係るものであった場合に
は、CPU2は何もせずステップA15へ移行し、2系
のみのエラーに係るものであった場合には、1系に対応
する証券の券面に「VOID」を刻印させる1系ボイド
処理を実行した後にステップA15へ移行し(ステップ
A13)、1系のみのエラーに係るものであった場合に
は、2系に対応する証券の券面に「VOID」を刻印さ
せる2系ボイド処理を実行した後にステップA15へ移
行する(ステップA14)。
【0083】次いでCPU2は、変数「k1」と「k
2」の数値を1づつ増加させ(ステップA15)、エラ
ー処理中フラグを"OFF"として、2レコード発行終了
信号をホストコンピュータ200へ送信する(ステップ
A16)。そして、CPU2は、「k1」及び「k2」
の値から、47枚の証券を印刷したかどうかを判定し、
印刷を終了する場合には、本券印刷1処理を終了し、印
刷を続行する場合には、ステップA5へ移行する(ステ
ップA17)。
【0084】また、ステップA10において、チェック
用基準イメージデータと、対象イメージデータとが一致
していないと判断された場合には、CPU2は、エラー
処理中フラグが"ON"か"OFF"かを判定する(ステッ
プA18)。エラー処理中フラグが"OFF"であった場
合には、CPU2は、チェック用基準イメージデータ
と、対象イメージデータとの不一致の原因を示すエラー
原因コードを、ゴミなら"001"、カケなら"002"、
スキューなら"003"、ズレなら"004"として、変数
「N」に代入してRAM5内に格納する(ステップA1
9)。さらにCPU2は、変数「M」に、リトライレベ
ルを示す数値"1"を代入してRAM5内に格納し(ステ
ップA20)、エラー原因コード「N」で、リトライレ
ベル「M」のリトライ回数を、上記クライアント側発行
処理においてホストコンピュータ200から受信した発
行制御データファイル207bから読み出して、変数
「L」に代入してRAM5内に格納する(ステップA2
1)。
【0085】そして、CPU2は、リトライ回数「L」
が"999"であるかを判定し(ステップA22)、"9
99"であった場合には、本券印刷1処理をエラーとし
て終了する。"999"でなかった場合には、印刷エラー
として再印刷を実行する旨を示すエラー処理中フラグ
を"ON"としてRAM5内に格納する(ステップA2
3)。
【0086】また、ステップA18において、エラー処
理中フラグが"ON"であった場合には、リトライ回数
「L」を1減じた後(ステップA24)、リトライ回数
「L」が"0"がどうかを判定する(ステップA2
5)。"0"であった場合には、リトライレベル「M」を
1増加させて(ステップA26)、ステップA21に移
行する。
【0087】ステップA23の後、またはステップA2
5においてリトライレベル「M」が"0"でなかった場合
には、CPU2は、エラー原因コード「N」の値を判定
する(ステップA27)。エラー原因コード「N」が"
001"または"002"であった場合には、"001"で
あればゴミ、"002"であればカケの位置を、RAM5
内に格納されたチェック用基準イメージデータと、対象
イメージデータとから判別し(ステップA28)、その
位置が1系のみの証券に係るものか、2系のみの証券に
係るものか、両系の証券に係るものかを判別する(ステ
ップA29)。そして、両系に係るものであった場合に
は、CPU2は、両系の証券に「VOID」刻印をスタ
ンプ131a、131bにさせる旨の信号を証券検査装
置10のスタッカ部13に出力して両系ボイド処理を行
う(ステップA30)。また、当該ゴミやカケの位置が
2系のみの証券に係るものであった場合には、CPU2
は、2系の証券のみに「VOID」刻印をさせる旨の信
号を出力して2系ボイド処理を実行し(ステップA3
1)、同様に1系の証券のみに係るものであった場合に
は、1系の証券のみに「VOID」刻印をさせる旨の信
号を出力して1系ボイド処理を実行する(ステップA3
2)。
【0088】また、ステップA27において、エラー原
因コード「N」が"003"または"004"であった場合
には、CPU2は、両系エラーと判断して、ステップA
30へ移行して、両系ボイド処理を実行する。
【0089】ステップA30、A31、A32の後、C
PU2は、エラー原因コード「N」で、リトライレベル
「M」のリトライ方法を、上記クライアント側発行処理
においてホストコンピュータ200から受信した発行制
御データファイル207bから読み出して、そのリトラ
イ方法のコードを判定する(ステップA33)。
【0090】そして、CPU2は、判定結果によって、
リトライ方法のコードが"001"であった場合にはステ
ップA7へ、"002"であった場合にはステップA4
へ、"003"であった場合にはステップA3へ、"00
4"であった場合にはMICRトナープリンタ20に対
するソフトウェアリセットを行った後(ステップA3
4)ステップA3へ、"005"であった場合にはMIC
Rトナープリンタ20に対するハードウェアリセットを
行った後(ステップA35)ステップA3へ移行する。
【0091】以上のステップA1からステップA35ま
での処理を繰り返し実行することにより、1冊分の証券
のうち、47枚分の証券印刷を行う本券印刷1処理を行
う。
【0092】次に、上記本券印刷1処理の変形例の動作
を図13〜図14を参照して説明する。この本券印刷1
処理の変形例は、印刷した券面を文字認識して、正しく
印刷されているか否かの処理を追加したものである。ま
た、この変形例の内、上記本券印刷1処理と同じ処理を
行うステップは同一符号を付し、説明を省略する。
【0093】CPU2は、ステップA10において、チ
ェック用基準イメージデータと、対象イメージデータと
が一致していると判定した場合には、対象イメージデー
タに対して文字認識処理を実行する(ステップB1)。
そして、認識した文字と、ホストコンピュータ200か
ら受信した2レコード分のデータとを比較して、CPU
2は、認識結果が正常であるかどうかを判定する(ステ
ップB2)。認識結果が当該2レコード分のデータと同
一であり、正常であると判定した場合には、CPU2
は、ステップA11へ移行し、正常でないと判定した場
合には、ステップA18へ移行する。
【0094】以上が新たに追加された処理である。ま
た、変更された処理として、ステップA19において、
CPU2は、エラーコード「N」に、文字認識エラーで
あった場合にはコード"005"を格納する。また、ステ
ップA27において、CPU2は、エラーコード「N」
が"005"であった場合には、ステップA28でのエラ
ー位置判別に、文字認識エラー位置の判別を行う処理が
追加される(ステップA28)。以上の処理が文字認識
処理を追加することに伴って変更される処理である。こ
れらの処理の追加・変更によって、本券印刷1処理に文
字認識による券面印刷チェックを行うことが可能とな
る。
【0095】次に、本券印刷1処理における各種券面デ
ータに基づいて印刷した場合の印刷例を図15〜図18
を参照して説明する。
【0096】図15(a)は、印刷フォームデータのみ
を印刷した場合の小切手に係る手形・小切手用紙の印刷
例を示す図である。
【0097】図15(b)は、図15(a)の券面に、
可変印刷データ1の内の金融機関名、支店名等を印刷し
た場合の手形・小切手用紙の印刷例を示す図である。図
15(b)に示す券面は、同一の金融機関、同一の支店
であれば、振出人、証券番号等が異なった場合であって
も同一である。
【0098】図16(a)は、図15(b)の券面に、
振出人等の可変印刷データ1の残りのデータを印刷した
場合の手形・小切手用紙の印刷例を示す図である。
【0099】図16(b)は、図16(a)の券面に、
可変印刷データ2を印刷した場合の手形・小切手用紙の
印刷例を示す図である。図16(b)において、図中上
部の中央に、証券番号が印刷されているが、印刷する各
証券毎に各系統毎に異なる券面となる。
【0100】図17(a)は、1系ボイド処理を実行し
た場合の券面印刷例を示す図である。図17(a)にお
いて、実際には、スリッタ部11によって2連式の用紙
が単券にカットされた後に「VOID」刻印されるが、
分かり易くするため2連式として示した。
【0101】図17(b)は、2系ボイド処理を実行し
た場合の券面印刷例を示す図である。同様に、実際に
は、スリッタ部11によって2連式の用紙が単券にカッ
トされた後に「VOID」刻印される。
【0102】図18は、両系ボイド処理を実行した場合
の券面印刷例を示す図である。同様に、実際には、スリ
ッタ部11によって2連式の用紙が単券にカットされた
後に「VOID」刻印される。
【0103】以上のように、本発明を適用した証券発行
システム500は、LAN300を介してクライアント
100とホストコンピュータ200とが接続されてお
り、ホストコンピュータ200が証券の印刷・発行用の
データや、印刷不良発生時に対処する対処法等を記憶し
ており、LAN300を介してこれらのデータがクライ
アント100に送信されることによって、クライアント
100内において、手形・小切手用紙の券面印刷、券面
チェック等が行われる。
【0104】この券面チェックは、券面印刷の前に、印
刷データに基づいて、一旦、2連式の手形・小切手用紙
の券面イメージを作成した後、印刷後の2連式の手形・
小切手用紙を読み取ったイメージと比較することにより
行う。また、偽造防止等のための券面背景(地紋)の印
刷を、赤外線を偏光させる特殊なインクを用いて行い、
券面の読み取り時に、赤外線の照射及び赤外線フィルタ
を介した読み取りを行うことにより、背景印刷を除去す
ることが可能である。
【0105】また、券面チェックのための、ゴミ、カ
ケ、ズレ、文字認識等の種々の印刷エラーに対応した再
印刷方法、回数等を細かく設定することができるため、
印刷エラーの原因に応じて適切な再印刷を試みて、正常
な券面の印刷を行わせることが可能である。
【0106】また、1冊分の証券印刷に係る表紙や、受
領書などを一括して印刷することができるとともに、そ
の1冊分の証券印刷時にエラーとなったときに、自動的
にエラーとなった証券の再印刷・再発行を行うことが可
能である。
【0107】なお、本発明は、上記実施の形態の内容に
限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で適宜変更可能であり、例えば、上記実施の形態の証
券発行システム500において、ホストコンピュータ2
00と、クライアント100の制御装置1を同一のコン
ピュータシステムとして構成することとしてもよい。そ
の場合には、証券発行システム全体のサイズを小さくす
ることができる他、LAN300等が不必要となって、
ホストコンピュータ200と、クライアント100との
間の通信処理を削減することができる。
【0108】
【発明の効果】請求項1及び請求項9記載の発明によれ
ば、2連式証券用紙に2面分の券面を印字することによ
って、2枚の証券に係る印字を同時に行うことができる
とともに、印字前のデータに基づいて印字されるべき照
合用イメージデータを作成し、この照合用イメージデー
タと、印字された券面を読み取ったイメージデータとを
比較することにより、当該2連式証券用紙の2面分の券
面の印字状態を検査することができる。
【0109】請求項2記載の発明によれば、券面の読み
取り時に、赤外線の照射によって読み取りを行うことに
より、偽造防止等のために用紙に印刷された地紋を除去
した券面イメージを読み取ることが可能である。
【0110】請求項3及び請求項4記載の発明によれ
ば、券面チェックのために、例えば、ゴミ、カケ、ズレ
等の種々の印字エラーと、その判断基準値を設定するこ
とができるため、印字エラーの原因となる様々な項目に
柔軟に対応することができる。
【0111】請求項5及び請求項6記載の発明によれ
ば、印字エラーの原因となった項目毎に、再印字させる
方法と、試行回数とを細かく設定することができるた
め、印字エラーの原因に応じた適切な再印字を試みて、
正常な券面の印字を行わせることが可能である。
【0112】請求項7記載の発明によれば、印字された
券面チェックを文字認識によっても行うことが可能とな
るため、より広範な印字エラー原因に対応させることが
でき、文字認識結果による印字エラーと、他の印字エラ
ーとを組み合わせることも可能となる。
【0113】請求項8記載の発明によれば、1冊分の証
券印字に係る表紙や、受領書などを一括して印字するこ
とができるとともに、その1冊分の証券印字時にエラー
となったときに、自動的にエラーとなった証券の再印字
・再発行を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した証券発行システム500の全
体の概略構成を示す図。
【図2】図1のホストコンピュータ200の機能的構成
を示すブロック図。
【図3】図1の証券発行システム500における証券発
行に係るプログラムと、ファイルとの関係を概念的に示
した図。
【図4】発行バッチファイル207aのデータ構造の一
例を示す図。
【図5】発行制御データファイル207bのデータ構造
の一例を示す図。
【図6】クライアント100の制御装置1の機能的構成
を示すブロック図。
【図7】スリッタ部11内のイメージリーダ112の概
略構成を示す図。
【図8】ホストコンピュータ200内のCPU202に
よって実行されるホスト側発行処理を示すフローチャー
ト。
【図9】クライアント100内のCPU2によって実行
されるクライアント側発行処理を示すフローチャート。
【図10】クライアント100のCPU2によって実行
される本券印刷1処理の一部を示すフローチャート(図
10〜図12で本券印刷1処理を示す)。
【図11】クライアント100のCPU2によって実行
される本券印刷1処理の一部を示すフローチャート(図
10〜図12で本券印刷1処理を示す)。
【図12】クライアント100のCPU2によって実行
される本券印刷1処理の一部を示すフローチャート(図
10〜図12で本券印刷1処理を示す)。
【図13】クライアント100のCPU2によって実行
される本券印刷1処理の変形例の一部を示すフローチャ
ート(図14へ続く)。
【図14】クライアント100のCPU2によって実行
される本券印刷1処理の変形例の一部を示すフローチャ
ート(図13から続く)。
【図15】(a)は、印刷フォームデータのみを印刷し
た場合の小切手に係る手形・小切手用紙の印刷例を示す
図。(b)は、(a)の券面に、可変印刷データ1の内
の金融機関名、支店名等を印刷した場合の手形・小切手
用紙の印刷例を示す図。
【図16】(a)は、図15(b)の券面に、振出人等
の可変印刷データ1の残りのデータを印刷した場合の手
形・小切手用紙の印刷例を示す図。(b)は、(a)の
券面に、可変印刷データ2を印刷した場合の手形・小切
手用紙の印刷例を示す図。
【図17】(a)は、1系ボイド処理を実行した場合の
券面印刷例を示す図。(b)は、2系ボイド処理を実行
した場合の券面印刷例を示す図。
【図18】両系ボイド処理を実行した場合の券面印刷例
を示す図。
【符号の説明】
500 証券発行システム 100 クライアント 1 制御装置 2 CPU 3 表示装置 4 入力装置 5 RAM 6 記憶装置 7 記憶媒体 8 通信装置 9 バス 10 証券検査装置 11 スリッタ部 112 イメージリーダ 12 走行部 13 スタッカ部 20 MICRトナープリンタ 200 ホストコンピュータ 300 LAN

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの証券を印字するための第1の印字デ
    ータと、第2の印字データとを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された第1の印字データと、第2の
    印字データとを読み出して、2連式証券用紙の券面の上
    半分に当該第1の印字データを印字し、下半分に当該第
    2の印字データを印字する印字手段と、 前記印字手段により印字された2連式証券用紙の券面イ
    メージを一度に読み取る読取手段と、 前記記憶手段に記憶された第1の印字データと、第2の
    印字データとに基づいて、前記2連式証券用紙の券面に
    印字されるべき照合用イメージデータを生成する生成手
    段と、 前記生成手段により生成された照合用イメージデータ
    と、前記読取手段により読み取られた券面イメージとを
    比較して、前記印字手段により印字された2連式証券用
    紙の印字状態が正常か否かを判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とする証券発行装置。
  2. 【請求項2】前記読取手段は、前記印字手段により印字
    された2連式証券用紙の券面に赤外線を照射することに
    より、証券用紙に印刷された地紋のイメージを除去した
    券面イメージを一度に読み取ることを特徴とする請求項
    1記載の証券発行装置。
  3. 【請求項3】前記記憶手段は、さらに、前記判定手段に
    より判定される印字状態のエラー原因と、当該エラー原
    因に対応したエラーと判断するための基準値とを記憶す
    ることを特徴とする請求項1または2記載の証券発行装
    置。
  4. 【請求項4】前記記憶手段に記憶された基準値を設定す
    る設定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3記
    載の証券発行装置。
  5. 【請求項5】前記記憶手段は、さらに、前記判定手段に
    よって印字状態エラーと判断された場合に前記印字手段
    に再印字させる方法と、試行回数とを前記エラー原因に
    対応させて記憶することを特徴とする請求項3または4
    記載の証券発行装置。
  6. 【請求項6】前記記憶手段に記憶された方法と、試行回
    数とを設定する再印字設定手段をさらに備えたことを特
    徴とする請求項5記載の証券発行装置。
  7. 【請求項7】前記読取手段は、さらに、読み取った2連
    式証券用紙の券面イメージに基づいて文字認識を行い、
    前記判定手段は、さらに、前記読取手段により行われた
    文字認識結果と、前記記憶手段に記憶された第1の印字
    データ及び第2の印字データとを照合して印字状態を判
    定することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
    の証券発行装置。
  8. 【請求項8】前記記憶手段は、さらに、冊単位での証券
    の印字または照合のための、表紙と、本券と、受領書
    と、裏表紙等の券面イメージデータを、複数種類の証券
    毎に対応させて記憶することを特徴とする請求項1〜7
    のいずれかに記載の証券発行装置。
  9. 【請求項9】証券を印刷して発行するためのコンピュー
    タが実行可能なプログラムを格納した記憶媒体であっ
    て、 2つの証券を印字するための第1の印字データと、第2
    の印字データとを記憶させるためのコンピュータが実行
    可能なプログラムコードと、 前記記憶させた第1の印字データと、第2の印字データ
    とを読み出して、2連式証券用紙の券面の上半分に当該
    第1の印字データを印字し、下半分に当該第2の印字デ
    ータを印字させるためのコンピュータが実行可能なプロ
    グラムコードと、 前記印字させた2連式証券用紙の券面イメージを一度に
    読み取らせるためのコンピュータが実行可能なプログラ
    ムコードと、 前記記憶させた第1の印字データと、第2の印字データ
    とに基づいて、前記2連式証券用紙の券面に印字される
    べき照合用イメージデータを生成させるためのコンピュ
    ータが実行可能なプログラムコードと、 前記生成させた照合用イメージデータと、前記読み取ら
    せた券面イメージとを比較して、前記印字させた2連式
    証券用紙の印字状態が正常か否かを判定させるためのコ
    ンピュータが実行可能なプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
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