JP2008035296A - 網点印刷物並びにその作製方法及び印刷方法 - Google Patents

網点印刷物並びにその作製方法及び印刷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、画像データを色変換する印刷制御方式のプリンタであっても、適正な潜像画像を印刷することを課題とする。
【解決手段】第1の網点領域と前記第1の網点領域に隣接する第2の網点領域とが複数組配置され、前記第1の網点領域は、赤外吸収特性を含まない色材を用いて構成された領域を有し、前記第2の網点領域は、赤外吸収特性を含む色材を用いて構成された第2aの網点領域と、赤外吸収特性を含まない色材を用いて構成された第2bの網点領域を有し、各々の前記第2の網点領域における前記第2aの網点領域と前記第2bの網点領域との比率に応じて、網点で階調を表現する潜像画像で構成された網点印刷物であって、前記第1の網点領域と前記第2a及び前記第2bの網点領域は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4原色の各色材が重なり合うことなく、各々の所定領域に分割配置されていることを特徴とする網点印刷物である。
【選択図】図3

Description

本発明は、紙幣、パスポート、有価証券、カード、貴重印刷物を含む偽造防止及び改ざん防止機能が必要とされる印刷物に対し、特殊な用紙やインク及び専用出力機を用いることなく、多種多様な一般家庭用顔料系インクジェットプリンタ及びカラーレーザープリンタ等から出力し、原本性やセキュリティ性を必要とされる印刷物に利用されるものである。
近年、カラー複写機の高画質化、カラー製版技術のコンピュータ化に伴い、紙幣や有価証券類の偽造手段が多様化する傾向にある。特に、印刷産業分野で使用される画像入出力機器の解像度が著しく向上し、有価証券類に使用されている細線や微小文字の抽出が比較的容易になってきた。これにより、現在の有価証券の多くに採用されている地紋、彩紋、レリーフ模様等細画線で構成されたものが、スキャナ等の入出力機器によって、高精度に抽出できることとなったため、単に4色の網点構成からなる一般商業印刷法による偽造だけではなく、特色版を多用したより本格的な偽造券が増えてきた。
そこで、本出願人が先に開示した特許3544536号公報では、一般の商業印刷で使用されているC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の基本4色インキ(又はトナー)のうちのKインキが、カーボンブラックを主体とした黒色顔料で、紫外線領域から赤外線領域までの全域にわたり吸収特性を示すインキを使用し、前述の基本4色のうちのC、M、Yインキを重ね合わせたものが、赤外線を吸収しないことを利用すれば、赤外線カメラ等の特殊な鑑定装置を用いて観察した場合、カーボンブラック含有のKインキで印刷された画像のみを視認することができることに注目した。
そこで、前述した発明(特許3544536号公報)は、図10に示すように、1つの第1の網点領域10と、第1の網点領域10に隣接する1つの第2の網点領域20とが複数組配置され、第1の網点領域10は、第2の網点領域20より面積を大きくとることにより肉眼で観察可能とし、CMYのカラー色材で形成させた。また、さらに第2の領域20は、赤外線吸収性色素を含む単色黒の色材(一般にカーボンを含むカーボンブラック)を用いて構成させた第2aの網点領域20aと、その背景部分には、赤外線吸収性色素を含まない、CMYのカラー色材を重ね合わせて得られる黒色(いわゆるプロセスブラック)インキを用いて構成させた第2bの網点領域20bとを配置し、各々の第2の領域20における第2aの網点領域20aと第2bの網点領域20bとの比率に応じて、階調が施された潜像画像が構成されている印刷物(以下、「潜像印刷物」という。)を作製し、赤外線環境下で観察した場合、カーボンブラックで形成された潜像画像のみが現出するようにし、かつ複写時には、双方が区別されることなく黒色系で複製物が形成されることで、上記潜像画像を視認することが不可能な網点配置にしている。
ところで、前述した潜像印刷物を作製する場合、2通りの作製方法がある。一つの方法は、オフセット印刷機を利用し大量かつ連続的に印刷する方法である。この場合は、図10に示す網点配置により、あらかじめ潜像画像となるKインキと、階調画像となるC、M、Yインキの各々の色指定により製版データを作成し、刷版、印刷工程を行えば、所望の効果を有する潜像印刷物を作製することが容易にできるため、特段の困難性はない。
一方、オフセット印刷機で印刷する方法の他に、プリンタで前述の潜像印刷物を作製することもできる。特に、IT環境が整備された昨今では、コンピュータ又はプリンタがインフラとして整っていることから、どのような場所でも容易に前述の潜像印刷物を出力することができる。そこで、本出願人が先に開示した特開2004-240706号公報では、住民票や印鑑証明書、並びに戸籍抄本や謄本等の各種証明証書を発行する発行システムに関して、これら発行される証明証書の偽造を防止することが可能な証明証書発行システムについて開示している。各種証明書などに前述した潜像画像を付与し、ネットワークを用いてプリンタで出力することで利便性が大幅に向上することから、プリンタで前述の潜像印刷物を作製する方法が注目を集めている。
しかし、プリンタで前述した潜像印刷物を作製する場合、プリンタは、様々な製造メーカにより多種多様な機種が販売されており、また、そのプリンタの制御方法、制御プログラム及びプリンタドライバなどは、各製造メーカで独自開発されていることが多いことから、プリンタで出力された印刷物の印刷品質に差異が生じることがある。例えば、同一の印刷画像データをコンピュータなど画像処理装置に入力し、機種やモデル等が異なるプリンタで出力した場合、それぞれのプリンタで印刷した印刷画像は、濃度又は色相などが異なる場合がある。このような事象は、前述した潜像印刷物の潜像画像を印刷する上でも課題となる。
具体的には、前述した潜像印刷物の潜像画像データをコンピュータに入力し、機種やモデルが異なるプリンタで印刷した場合、潜像画像が適正な潜像印刷物として出力される場合もあるし、適正でない潜像印刷物として出力される場合もある。すなわち、プリンタの機種等によって印刷品質に差異が生じる。
この原因として、各プリンタのトナー濃度、色バランス及び出力方式などに起因する場合は、プリンタに既に具備する出力設定を変更すれば、適正な潜像画像が得られる。しかし、Windows(登録商標)やMacOS等では、OSレベルで,標準色域として、sRGB色域がサポートされており、YMCKデータで作成された画像データは、sRGB色空間のデータに変換され、適正な潜像画像が印刷できない場合がある。
その印刷制御方法を、図11を用いて説明する。例えば、図10に示すように、肉眼で観察可能なCMYの色材を配色した第1の網点領域10と第2の網点領域20を複数組配置し、第2の網点領域20に潜像画像20aと背景画像20bを設け、潜像画像20aはKの色材1色、背景画像20bはCMYの色材を刷り重ねた3色の潜像印刷物をプリンタで作製した場合の印刷制御方法は、まず、図11(a)の網点領域20のデータ作成において、コンピュータによりCMYKデータ形式で潜像画像データ及び背景画像データを作成した。この時の各CMYKデータの色成分及び網点%は、図11(b)に示すように、潜像画像20aは、Kの色材(網点面積率100%)1色からなる黒色と、これをカムフラージュするための背景画像20bは、C(100%)、M(100%)、Y(100%)3色の合成でなる黒になる。前述のCMYKデータがsRGBの色空間にデータ変換されると、図11(c)に示すように、例えば、背景画像20bは、Red(24)、Green(37)、Blue(39)に変換され、この値が、プリンタ出力に必要なCMYKデータに変換されても、図11(b)と同一の色成分及び網点%には戻らず、図11(d)に示すように、C(82%)、M(59%)、Y(60%)、K(54%)の4色合成データとなる。この変換方式は、印刷業界で利用されているUCR(Under Color Removal:下色除去)からなる処理にほぼ近似している。また、オフセット印刷機を利用し大量かつ連続的に印刷するプロセスカラー印刷方式のみならず、プリンタ方式においても、黒やグレイはCMYKの4色のインキを混ぜても表現できるが、K(黒)だけで印刷することが可能なので、製版処理工程やプリンタドライバ制御系では黒の部分から等量のCMYの3色を取り除き、その分、K成分の量を増やすといったUCR手法が使われるのが一般的である。
このため、RGBに一旦変換されたデータでプリンタに前述した潜像印刷物を出力すると、背景画像20bにも、赤外吸収特性を有するカーボンブラックを含むKの色材成分が混在してしまい、潜像画像20a及びその背景画像20b共に、K色材を含む結果となる。このため、プリント出力された潜像印刷物を赤外光で観察しても、潜像画像20aと背景画像20bの濃度差が得られず潜像画像20aは視認できない結果となる。
一方、プリンタ、とりわけインクジェットプリンタの場合では、インクノズルから噴射された各インクが紙に浸透して固着するメカニズムであるため、できる限り、均等かつ効率的なインク出しをしないと、総インキ量の増大が紙の浸透性や印刷表面性を悪くし、また乾燥時間等にも問題を引き起こす。そこで、4色重ねるとインキが乗りすぎてきれいにインクが固着できない問題を解消するために、UCRより,さらに複雑なアルゴリズム、GCR(Gray-Component Replacement)に近似した制御を施し、グレイの部分からCMYの3色を取り除くといった手法も使われている。
GCRを適用した場合、図11(e)に示すように、背景画像20bのRed(24)、Green(37)、Blue(39)は、該機能によって、C(42%)、M(21%)、Y(24%)、K(80%)の4色合成による黒が再現されることから、GCRにおいても、赤外吸収特性を有するカーボンブラックを含むKの色材成分が混在してしまい、潜像画像20a及びその背景画像20b共に、K色材を含む結果となる。また、図11(b)の潜像画像20aのK(100%)は、図示しないが、sRGB、YMCKに変換されると、UCRの場合はK(75%)、GCRの場合はK(88%)となる。なお、ここでいう「適正」とは、カーボンブラックを含むK色材で形成した潜像画像20aと、C、M、Y色材で形成した背景画像20bが、可視光では同色となり潜像画像20aが隠蔽でき、一方、赤外光では潜像画像20aのみが視認できることをいう。逆に、ここでいう「適正でない」とは、カーボンブラックを含むK色材で形成した潜像画像20aと、C、M、Y色材で形成した背景画像20bが、可視光で同色にならず、潜像画像20aが隠蔽できないか、又は、赤外光で潜像画像20aが視認できないことをいう。
そこで、以上のような課題を解消するため、画像処理装置(コンピュータ)や画像形成装置(プリンタ)のデータの制御方法や変換方法に着目し、印刷画像データであるYMCKデータをsRGBなどの異なる色空間に変換させることを回避し、潜像画像が適正な印刷画像となる方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−53725号公報
特許文献1は、印刷画像データ(潜像画像データを含む)であるY、M、C、Kデータを別の色空間のデータへ一旦変換させることなく、各色成分データを個別にディスクに記録させ、ダイレクトに識別画像が付加された印刷対象文書の印刷を行わせることで、識別画像(本明細書でいう潜像画像)が適正に潜像化される方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1では、識別画像をコンピュータとプリンタとで印刷する場合、コンピュータ又はプリンタに特定なプリンタドライバをインストールし、これら印刷制御方法に特化した出力機も必須となる。したがって、プリンタドライバや専用出力機を使用しないで、多種多様な一般家庭用の顔料系インクジェットプリンタ及びカラーレーザープリンタ等から識別画像が印刷でき、その原本性やセキュリティ性を必要とされる印刷物が出力できることが望まれていた。
特に、前述の通り、潜像印刷物は、ネットワークを利用した環境で証明書等の利用が期待されていることから、利用者としては、コンピュータやプリンタに特定なソフトウエアの機能を追加しないで、標準的な環境で、適正な潜像画像を印刷できることが望ましい。一方、技術を提供、拡大する上でも、識別画像が付与された単一ドキュメントを様々なプリンタに出力できるワンソースマルチユース的な使い方が望ましい。
本発明は、前述の課題を解決し、コンピュータ又はプリンタに特定プリンタドライバや、これら印刷制御方法に特化した出力機を必要としないで、前述した潜像印刷物の適正な潜像画像が得られる印刷物並びにその作製方法及び印刷方法を提供するものである。
本発明の網点印刷物は、基材上に第1の網点領域と第2の網点領域が複数配置されて濃度階調を有する可視画像が形成され、第1の網点領域は赤外吸収特性を含まない色材を用いて構成された領域を有し、第2の網点領域は赤外吸収特性を含む色材を用いて構成された第2aの網点領域と、赤外吸収特性を含まない色材を用いて構成された第2bの網点領域を有し、第2aの網点領域によって潜像画像が形成され、潜像画像は第2aの網点領域と第2bの網点領域との比率に応じて決定される第2aの網点領域の大きさにより階調が表現され、第2の網点領域において、第2aと第2bの網点領域を構成する各色材が重なり合うことなく各々の所定領域に分割配置され、第2aの網点領域と第2bの網点領域は肉眼では同色に視認されることを特徴としている。
また、本発明の網点印刷物は、第1の網点領域と第2の網点領域が、1つの第1の網点領域に隣接する1つの第2の網点領域とが複数組配置され、各々の第2の網点領域の周囲が、複数の第1の網点領域により囲まれていることを特徴としている。
また、本発明の網点印刷物は、第2の領域において、第2aの網点領域と第2bの網点領域が、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの4原色の各色材から構成されていることを特徴としている。
また、本発明の網点印刷物は、第1の網点領域が、シアン、マゼンタ、イエローの3原色の各色材が重なり合うことなく、各々の所定領域に分割配置されていることを特徴としている。
また、本発明の網点印刷物は、第1と第2bとの網点領域が、シアン、マゼンタ、イエローの3原色の各色材からなり、各々の所定領域の配列が同一であることを特徴としている。
また、本発明の網点印刷物は、各々の第1の網点領域に、赤外吸収特性を含まない色材が用いられて網点が配置され、複数の第1の網点領域により網点で階調を表現する階調画像が構成されていることを特徴としている。
また、本発明の網点印刷物の作製方法は、基材上に第1の網点領域と第2の網点領域が複数配置して濃度階調を有する可視画像を形成し、第1の網点領域は赤外吸収特性を含まない色材を用いて構成した領域を有し、第2の網点領域は赤外吸収特性を含む色材を用いて構成した第2aの網点領域と、赤外吸収特性を含まない色材を用いて構成した第2bの網点領域を有し、第2aの網点領域によって潜像画像を形成し、潜像画像は第2aの網点領域と第2bの網点領域との比率に応じて決定した第2aの網点領域の大きさにより階調を表現し、第2の網点領域において、第2aと第2bの網点領域を構成する各色材が重なり合うことなく各々の所定領域に分割配置し、第2bの色材と肉眼では同色に視認されるように第2aの網点領域に所定の色材を配置することを特徴としている。
また、本発明の網点印刷物の作製方法は、第1の網点領域と第2の網点領域は、1つの第1の網点領域に隣接する1つの第2の網点領域とを複数組配置し、各々の第2の網点領域の周囲を、複数の第1の網点領域により囲んで構成することを特徴としている。
また、本発明の網点印刷物の作製方法は、第2の領域において、第2aの網点領域と第2bの網点領域は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの4原色の各色材で構成することを特徴としている。
また、本発明の網点印刷物の作製方法は、第2の領域において、第2aの網点領域と第2bの網点領域は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの4原色の各色材で構成することを特徴としている。
また、本発明の網点印刷物の作製方法は、第1と第2bとの網点領域は、シアン、マゼンタ、イエローの3原色の各色材から構成し、各々の所定領域の配列を同一とすることを特徴としている。
また、本発明の網点印刷物の作製方法は、各々の第1の網点領域には、赤外吸収特性を含まない色材を用いて網点を配置し、複数の第1の網点領域により網点で階調を表現する階調画像を構成することを特徴としている。
さらに、本発明の網点印刷物の印刷方法は、網点印刷物を構成する画像データ(YMCK)を色光の3原色(RGB)に変換し、カラーマネジメント機能を用いずsRGB色域として処理し、sRGB色域として処理した画像データを色料の3原色(YMC)及び黒(K)に変換し、所望の色料として出力することである。
本発明は、前述の潜像印刷物の潜像画像を適正に印刷するために、画像処理装置(コンピュータ)や画像出力装置(プリンタ)で、CMYKデータをsRGBなどの別の色空間に一旦変換する一般的な印刷制御方式において、コンピュータ又はプリンタに対して特定のプリンタドライバをインストールする必要がなく、かつ特殊な用紙やインク及び専用出力機を用いることなく、多種多様な一般家庭用の顔料系インクジェットプリンタやカラーレーザープリンタ等から適正な潜像画像を出力し、その原本性やセキュリティ性を必要とされる印刷物に利用できる。このため、プリンタごとに、特化したドキュメントデータを作成しないため、ワンソースマルチユース的な使い方が可能で、ドキュメントを作成する側にとっても、膨大なコストや手間がかかることがなく、利用者側も、コンピュータ又はプリンタに対して煩雑な環境設定の必要もない。
また、本発明は、潜像画像を印刷するためのコンピュータ又はプリンタの印刷制御方法や出力機等の特段の制約がないため、ネットワーク環境を利用し一般家庭のプリンタで印刷しても、適正な潜像印刷物を作製できる。
本発明の実施形態について図面を用いて説明する。しかしながら、本発明は以下に述べる実施するための最良の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他のいろいろな形態が実施可能である。
まず、本発明の実施形態について図面を使用して説明する。図1は、本発明における印刷物の網点構成図である。図2、図3は、網点領域20におけるCMYK領域の網点配置図である。図4は、本発明における印刷物の網点構成図である。図5は、網点領域10におけるCMYK領域の網点配置図である。図6は、本発明をプリンタで印刷した場合の印刷制御方法の工程図である。図7は、本発明をプリンタで印刷した場合の色空間変換例である。図8、図9は、本発明の一実施例の概要図である。図10は、従来の印刷物の網点構成図である。図11は、従来のプリンタで印刷した場合の色空間変換例である。
(プリンタの利用)
本発明の印刷物は、図1に示すような、中間調、すなわち、連続階調画像を表現するために、網点を利用する。また、本発明は、オフセット印刷機でも印刷できるが、特にプリンタを利用して潜像画像を含む印刷物を作製することに特徴がある。このため、顔料系インクジェットプリンタ或いはカラーレーザープリンタに標準装備されているCMYKの4色の色材を使用することになる。
(階調画像の網点構成)
また、本発明は、本出願人が先に開示した特許第3544536号公報を基本として構成される。具体的には、図1に示すように、1つの第1の網点領域10と、第1の網点領域10に隣接する1つの第2の網点領域20とが複数組配置される。また、各々の第2の網点領域20の周囲は、複数の第1の網点領域10により囲まれている。また、第1の網点領域10は、第2の網点領域20より面積を大きく形成するが、等しくても小さくても構わない。また、第2の領域20は、プリンタ色材であるC、M、Y、Kの印刷領域は所定の領域で完全に分割され、これらが重ね合わされて印刷されることがない配置となっている。
例えば、図1では、網点領域20を矩形状に5つの領域に分割し、Kの網点領域を略中央の領域に設けた。また、Kの網点領域を基準として、Cの網点領域はKの網点領域に近接する左側の領域、Yの網点領域はKの網点領域に近接する右側の領域、Mの網点領域はKの網点領域に近接する上下の領域に設けた。但し、各領域は近接しているが重なっていない。なお、Kの網点領域、Cの網点領域、Mの網点領域及びYの網点領域には、各々、プリンタ色材のK、C、M及びYの色材により網点で印刷される。
また、Kの網点領域は、赤外吸収特性を有するK色材で形成する。一方、網点領域20内のCの網点領域、Mの網点領域及びYの網点領域は、赤外吸収特性を有さないC、M及びYの各色材で形成する。そこで、Kの網点領域でなる潜像画像20aと、Cの網点領域、Mの網点領域、Yの網点領域でなる背景画像20bとを、プリンタで出力した印刷物の印刷状態において、いずれも黒色(又は黒色系)の同色に視認できるように、各領域の面積や網点%を適切な比率で構成し、かつ、微細にすると、網点領域20内では色の差異は認められず、一様な黒色(又は黒色系)としか視認できない。
この時、印刷物を可視光(又は通常光)で観察しても、別々の網点領域20からなる潜像画像20aと背景画像20bからなる一様な黒色(又は黒色系)としか視認されず、一方、赤外光を照射して観察すると、Kの網点領域で形成した潜像画像20aのみが視認できる。この原理は、CMYの各網点領域は、赤外吸収特性を有さないため、赤外光を透過し白く視認できるのに対して、Kの網点領域は、赤外光を吸収し黒く視認できることによる。従って、赤外反射・透過特性を利用し、赤外線カメラ等の特殊な鑑定装置等を用いないかぎり潜像画像を認識することができない印刷物が作製できる。
図2は、網点領域20に対して、Kの網点領域を中央に設け、CMYの各網点領域を所定の領域に分割した例である。図2(a)は、CMYの各網点領域を横方向に分割した例である。図2(b)は、CMYの各網点領域を斜め方向に分割した例である。図2(c)は、CMYの各網点領域をKの網点領域の外周に沿って膨張させながら分割した例である。図2(d)は、CMYの各網点領域を格子状(又は、マトリックス状)に分割した例であり、CMYの各網点領域は分割していれば特段の制限はない。また、各網点領域は、さらに細分化しても構わない。
一方、図3は、網点領域20に対して、Kの網点領域を中央に設けないで、CMYの各網点領域を所定の領域に分割した例である。図3(a)は、CMYの各網点領域を縦方向に分割し、Kの網点領域を左端に配置した例である。図3(b)は、CMYKの各網点領域を斜め方向に分割し、Kの網点領域を左上に配置した例である。図3(c)は、CMYの各網点領域を網点領域20の外周に沿って収縮させながら分割した例であり、Kの網点領域を最外部に配置した例である。図3(d)は、CMYの各網点領域を格子状(又は、マトリックス状)に分割した例であり、Kの網点領域を複数領域に配置した例である。また、図2及び図3は、模式的に示した例であり、この方法に限定されたものではない。
(網点領域10における網点構成)
図1に示す構成では、第2の網点領域20を分割して各CMYK網点領域を設けて、網点領域20を黒色又は黒系色になるように調整、配色するため、可視光では網点領域20からなる一様な黒色(又は黒色系)が視認できる。一方、図4は、図1の構成に加えて、第1の網点領域10に、Kの網点領域を除いたCMYの各網点領域に、各々のCMY色材による網点を配置することで、各々の網点領域10から、階調画像を作製できる。また、網点領域20を微細に構成すれば、網点領域10からなる階調画像で網点領域20を容易に隠蔽できる。図4の拡大図は、網点領域10内を縦方向に分割した例であり、網点領域20内のKの網点領域を除いてCMY各網点領域は同一な分割方法であるが、網点領域10と網点領域20は異なる分割方法でも構わない。なお、網点領域から成る階調画像は、各々のCMY領域を同一面積、同一濃度で調整して構成すると、可視光で黒系又はグレー系の階調画像として視認できる(詳細は実施例1に記載)。一方、各々のCMY領域の面積、濃度などを変化、調整して構成すると、可視光で色彩が豊富なカラー画像が視認できる(詳細は実施例2に記載)。
図5は、網点領域10に対して、CMY各網点領域を領域分けした例である。図5(a)は、CMY各網点領域を横方向に分割した例である。図5(b)は、CMY各網点領域を斜め方向に分割した例である。図5(c)は、CMY各網点領域を網点領域10の外周に沿って収縮させながら分割した例である。図5(d)は、CMY各網点領域を格子状(又は、マトリックス状)に分割した例であり、YMC各網点領域の配置は任意である。また、各網点領域は、さらに細分化しても構わない。
(印刷方法)
また、図6にプリンタドライバ独自の色処理で印刷する方法を示す。この制御方法は、家庭やオフィス業務等でもっとも一般的に利用されている通常の印刷方法であり、製版業界で利用されているカラーマネジメント機能を利用しないため、利用者は、プリンタドライバ設定画面で、カラーマネジメントモジュール(CMM)は、OFFにして作業することになる。この場合、印刷処理は、すべてsRGB色域の画像として制御され、出力時にRGBからCMYKデータに変換される。
本発明における印刷物の色変化が、当該印刷方式で、どのように生じるか、その事例を図7に示す。図7(a)のように、網点領域20に対して、CMYKは領域分けされているため、図7(b)に示すように、K領域、C領域、M領域、Y領域、すべて100%の濃度で構成されている。該データが、プリンタドライバを経由して、各々RGB変換されても、各領域が重なっていないため、UCRやGCR的な処理が施された場合でも、CMYK各々が、RGB変換前とほぼ同じ色成分で変換される。したがって、網点領域20に対して、K領域以外(又は潜像画像をなす20a領域以外)のCMY領域(又は背景画像となる20b領域)には、CMY3色混合配置がなく、K成分を含まないため、適正な潜像画像が印刷できる。また、図7(b)の潜像画像20aのK(100%)は、図示しないが、sRGB、YMCKに変換されると、UCRの場合はK(75%)、GCRの場合はK(88%)となる。
以上、本発明を実施するための最良の形態として、プリンタを用いる印刷することを前提に説明してきたため、YMCKを基本とした構成となっているが、オフセット印刷機のような所望のインキを用いて印刷を行う場合には、混色した際にブラックに認識される色であれば特にYMCに限定することはない。
(実施例1)
実施例1を図8に示すが、図8(a)のように証明書Aをプリンタで作製した例である。証明書Aは、紙などの基材に必要な文字と、所定領域30とで構成している。所定領域30は、本発明の実施形態を形成する領域であり、マーク、文字、図柄、顔画像等が適用できる。なお、証明書の基材は、プラスチックなどでも構わないし、証明書でなくカードでも良い。
所定領域30を拡大したのが図8(b)である。所定領域30には、m×mピクセルの第1の網点領域10とn×nピクセルの第2の網点領域20から構成された所定の網点領域を備え、網点領域10には星印の階調画像に準じて、CMYの各網点領域が均等に変化している様子がわかる。この構成によると、黒系又はグレー系の階調画像が形成できる。したがって、黒系又はグレー系の階調画像を得るためには、各網点領域10において、各CMY領域をほぼ同等の面積及び濃度にすることが望ましい。また、網点領域20は、赤外吸収特性を含む色材を用いて構成された図示しない第2aの網点領域と、赤外吸収特性を含まない色材を用いて構成された図示しない第2bの網点領域(又は背景領域)を有する。本実施例では、第2aの網点領域はK領域、第2bの網点領域はCMY領域となる。
さらに、図8(b)では、n×nピクセルの第2の網点領域20は、矩形領域が6箇所に分かれている。矩形領域は、Kの網点領域、Cの網点領域、Mの網点領域及びYの網点領域に分けられ、各々の網点領域にKの色材、Cの色材、Mの色材及びYの色材で網点が形成される。また、Kの網点領域には、赤外線吸収特性を含むKの色材1色の網点で印刷し、Kの網点領域の周囲には、CMYの各網点領域に各々赤外吸収特性を含まないCMYの各色材の網点を配置した。なお、各々の網点領域20におけるCMYK領域の割合は、潜像画像30bによって適宜配置し、CMY各網点領域の網点%は、Kの網点領域の濃度に応じた比率とすることで、Kの網点領域をカモフラージュできる。
図8(b)は、通常光で領域30を観察した場合、領域分けされているCMYK領域に印刷された色材により、星の図柄が階調画像30aとして見える。一方、赤外光で領域30を観察した場合、Kの網点領域であるK色材のみが視認できることから、「1」という数字が潜像画像30bとして見える。
また、本印刷物の印刷方法は、前述の印刷方法で実施すれば、例えば、印刷制御装置や印刷出力装置によりRGBなどの色空間に変換されても、データ又は設定と同等の印刷画像が得られることから、適正な潜像画像が作製できる。
(実施例2)
実施例2は、実施例1の網点領域10の構成を変化させたものであるため、実施例1と同一な構成の説明は省略する。実施例2の所定領域40は、実施例1の所定領域30に相当する。
所定領域40を拡大したのが図9(b)である。所定領域40には、m×mピクセルの第1の網点領域10とn×nピクセルの第2の網点領域20から構成された所定の網点領域を備え、第1の網点領域10と第2の網点領域20はハーフトーンの網点で構成する。
図9(b)では、m×mピクセルの第1の網点領域10は、矩形領域が3箇所に分かれている。矩形領域は、Cの網点領域、Mの網点領域及びYの網点領域に分けられ、各々の領域にCの色材、Mの色材及びYの色材で形成される。また、CMY各網点領域に各々赤外吸収特性を含まないCMYの各色材を配置した。なお、各々の網点領域10におけるCMY各網点領域の割合は、カラー画像40aによって適宜配置する。したがって、実施例1の構成とは異なり、各網点領域10において、各CMY領域の面積は異なって構成させている。
また、第2の網点領域20は、実施例1と同様の構成とした。但し、網点領域10の面積を網点20の面積より大きくし、かつ、各々の網点領域20を規則的に同一面積に配置すると、網点領域20はカムフラージュし易くなる。
図9(b)は、通常光で領域40を観察した場合、領域40において、領域分けされているCMY各網点領域に印刷された各色材により、マークの図柄がカラー画像40aとして見える。一方、図9(b)は、赤外光で領域40を観察した場合、網点領域20におけるKの網点領域のKの色材のみが視認できることから、「1」という数字が潜像画像40bとして見える。
本印刷物は、前述の図6に示した印刷方法で実施すれば、RGBなどの色空間に変換されても、適正な潜像画像を視認することができる。
また、網点領域10及び20における各色別領域の網点形状は、円形ドットに限定されるものではなく、ランダムドットや本出願人が先に出願した特開平11-268228号公報で提案している特殊網点生成法を用いて意匠性を加味した、入力画像を網点(ハーフトーンスクリーン)からなる連続階調網点に変換した、自由度のある特殊網点形状を用いても良い。なお、実施例1と実施例2の第2の網点領域20において、K領域は複数箇所に分離、配置しているが、この構成であると、潜像画像の隠蔽性がより向上できる。また、網点領域20は、均等配置した例で示しているが、ランダムに配置しても構わない。
本発明における印刷物の網点構成図である。 網点領域20におけるCMYK領域の網点配置図である。 網点領域20におけるCMYK領域の網点配置図である。 本発明における印刷物の網点構成図である。 網点領域10におけるCMYK領域の網点配置図である。 本発明をプリンタで印刷した場合の印刷制御方法の工程図である。 本発明をプリンタで印刷した場合の色空間変換例である。 本発明の一実施例の概要図である。 本発明の一実施例の概要図である。 従来の印刷物の網点構成図である。 従来のプリンタで印刷した場合の色空間変換例である。
符号の説明
10 網点領域
20 網点領域
20a 赤外吸収特性を含む色材を用いて構成された網点領域
20b 赤外吸収特性を含まない色材を用いて構成された網点領域
30 所定領域
30a 階調画像
30b 潜像画像
40 所定領域
40a 階調画像
40b 潜像画像
K ブラック領域
C イエロー領域
M マゼンタ領域
Y イエロー領域
A 証明書

Claims (13)

  1. 基材上に第1の網点領域と第2の網点領域が複数配置されて濃度階調を有する可視画像が形成され、前記第1の網点領域は赤外吸収特性を含まない色材を用いて構成された領域を有し、前記第2の網点領域は赤外吸収特性を含む色材を用いて構成された第2aの網点領域と、赤外吸収特性を含まない色材を用いて構成された第2bの網点領域を有し、前記第2aの網点領域によって潜像画像が形成され、前記潜像画像は前記第2aの網点領域と前記第2bの網点領域との比率に応じて決定される前記第2aの網点領域の大きさにより階調が表現され、前記第2の網点領域において、前記第2aと前記第2bの網点領域を構成する各色材が重なり合うことなく各々の所定領域に分割配置され、第2aの網点領域と第2bの網点領域は肉眼では同色に視認されることを特徴とする網点印刷物。
  2. 前記第1の網点領域と前記第2の網点領域は、1つの前記第1の網点領域に隣接する1つの前記第2の網点領域とが複数組配置され、各々の前記第2の網点領域の周囲が、複数の前記第1の網点領域により囲まれていることを特徴とする請求項1記載の網点印刷物。
  3. 前記第2の領域において、前記第2aの網点領域と前記第2bの網点領域は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの4原色の各色材から構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の網点印刷物。
  4. 前記第1の網点領域は、シアン、マゼンタ、イエローの3原色の各色材が重なり合うことなく、各々の所定領域に分割配置されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の網点印刷物。
  5. 前記第1と前記第2bとの網点領域は、シアン、マゼンタ、イエローの3原色の各色材からなり、各々の所定領域の配列が同一であることを特徴とする請求項4記載の網点印刷物。
  6. 各々の前記第1の網点領域には、赤外吸収特性を含まない色材が用いられて網点が配置され、複数の前記第1の網点領域により網点で階調を表現する階調画像が構成されていることを特徴とする請求項4又は5記載の網点印刷物。
  7. 基材上に第1の網点領域と第2の網点領域が複数配置して濃度階調を有する可視画像を形成し、前記第1の網点領域は赤外吸収特性を含まない色材を用いて構成した領域を有し、前記第2の網点領域は赤外吸収特性を含む色材を用いて構成した第2aの網点領域と、赤外吸収特性を含まない色材を用いて構成した第2bの網点領域を有し、前記第2aの網点領域によって潜像画像を形成し、前記潜像画像は前記第2aの網点領域と前記第2bの網点領域との比率に応じて決定した前記第2aの網点領域の大きさにより階調を表現し、前記第2の網点領域において、前記第2aと前記第2bの網点領域を構成する各色材が重なり合うことなく各々の所定領域に分割配置し、前記第2bの色材と肉眼では同色に視認されるように前記第2aの網点領域に所定の色材を配置することを特徴とする網点印刷物の作製方法。
  8. 前記第1の網点領域と前記第2の網点領域は、1つの前記第1の網点領域に隣接する1つの前記第2の網点領域とを複数組配置し、各々の前記第2の網点領域の周囲を、複数の前記第1の網点領域により囲んで構成することを特徴とする請求項7記載の網点印刷物の作製方法。
  9. 前記第2の領域において、前記第2aの網点領域と前記第2bの網点領域は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの4原色の各色材で構成することを特徴とする請求項7又は8記載の網点印刷物の作製方法。
  10. 前記第1の網点領域は、シアン、マゼンタ、イエローの3原色の各色材を重なり合うことなく各々の所定領域に分割配置することを特徴とする請求項7、8又は9記載の網点印刷物の作製方法。
  11. 前記第1と前記第2bとの網点領域は、シアン、マゼンタ、イエローの3原色の各色材から構成し、各々の所定領域の配列を同一とすることを特徴とする請求項10記載の網点印刷物の作製方法。
  12. 各々の前記第1の網点領域には、赤外吸収特性を含まない色材を用いて網点を配置し、複数の前記第1の網点領域により網点で階調を表現する階調画像を構成することを特徴とする請求項10又は11記載の網点印刷物の作製方法。
  13. 請求項1乃至6記載の網点印刷物の印刷方法であって、前記網点印刷物を構成する画像データ(YMCK)を色光の3原色(RGB)に変換し、カラーマネジメント機能を用いずsRGB色域として処理し、前記sRGB色域として処理した画像データを色料の3原色(YMC)及び黒(K)に変換し、所望の色料として出力する網点印刷物の印刷方法。
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