JP4656719B2 - 偽造防止帳票 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ用のカラープリンタによる無版印刷に適した偽造防止手段を備えた偽造防止帳票に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、有価証券,証明書,登録証、或いはプリペイドカード,その他の帳票にあって、複写による偽造を防止するために、隠し文字を備えた地紋を印刷した偽造防止帳票が知られている。かかる偽造防止帳票は、帳票面に、相互に形態が異なる網点や万線で構成される隠し文字と地紋とを、同一色のインキを用いて印刷形成することにより、通常は地紋内に隠し文字を同化させて判読困難な状態とし、複写した場合には、濃度差によって隠し文字を表出させ得るように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の偽造防止帳票に形成されている隠し文字を備えた地紋は、網点若しくは万線の形態、即ち、網点若しくは万線を構成する線数及び構成面積比を緻密に設定可能なオフセット印刷等の印刷手段によって印刷が行われているのであるが、この種の印刷手段にあっては、刷版を作製する必要があるため、少量印刷では、コストが高くなり、生産性が悪いという問題点があった。
【0004】
そこで、近年普及しているパーソナルコンピュータ等のコンピュータで制御されるカラープリンタを用いて、隠し文字を備えた地紋を印刷することが試みられた。かかるコンピュータ用のカラープリンタは、刷版が不要であるため、多品種少量印刷を迅速かつ安価に行い得るのであるが、地紋と隠し文字を構成する網点若しくは万線の形態を夫々個別に設定することができないという問題点がある。
即ち、オフセット印刷等の刷版を使用する印刷手段にあっては、網点若しくは万線を構成する線数を部分的に設定することが可能であり、一般的な隠し文字を備えた地紋を印刷する場合、地紋部分の線数を1インチ平方当たり縦横に各 120〜 175程度(構成面積比 5〜20%程度),隠し文字部分の線数を1インチ平方当たり縦横に各 50 〜 65 程度(構成面積比 5〜30%程度)としている。これにより、複写した場合に線数の少ない隠し文字が地紋より濃く複写されることとなり、その濃度差によって隠し文字を表出させることができる。これに対して、カラープリンタは、1インチ当たりのドット数で印刷精度(解像度)が決定される印刷方式が採用されており、該ドット数は各機種毎に予め設定された固有のものとなっている。このため、構成面積比だけは変化させることができるものの、オフセット印刷等の線数に相当する前記ドット数を、隠し文字部分と地紋部分とで相違させることができず、カラープリンタでは、隠し文字を備えた地紋を印刷することができなかった。
【0005】
本発明は、かかる従来の実状に鑑みてなされたものであって、カラープリンタによる無版印刷に適した新たな構成の偽造防止手段を備えた偽造防止帳票を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、イエロー,マゼンタ,シアンの三色のインキ若しくはトナ−を重ねてグレーを表わしてなる混色グレー表示部を備えた真贋判定部が形成されていることを特徴とする偽造防止帳票である。
【0007】
上記混色グレー表示部は、イエロー,マゼンタ,シアンの三色のインキ若しくはトナ−を、略同じ構成面積比で重ねて網点印刷したり、万線印刷したり、またはランダム印字する印刷手段で形成することにより、目視的にグレーに見える色を表示させるようにしたものであり、三色のインキ若しくはトナ−の構成面積比を略同じ比率で変化させることにより、混色グレー表示部の濃度が変化する。ここで、前記ランダム印字は、インクジェットプリンタ等によって無数の点をランダムに分散させて印字するものであり、FMスクリーンとも称される。
【0008】
かかる構成にあって、偽造防止帳票をカラーコピー機で複写すると、真贋判定部の混色グレー表示部が、その濃度、又は使用するコピー機の解像度によって、消失したり、青色系若しくは赤色系に変色した状態で複写される。即ち、カラーコピー機では、イエロー,マゼンタ,シアンの三色のインキ若しくはトナ−を重ねてグレーを表わした混色グレー表示部と同一色のグレーを再現することができない。従って、混色グレー表示部自体の有無、又は混色グレー表示部の変色の有無を目視で確認することによって、帳票の真贋判定を容易に行うことができる。これにより、複写による偽造を防止し得るものとなる。また、前記混色グレー表示部を備えた真贋判定部は、コンピュータ用のカラープリンタを用いて印刷形成することができるため、カラープリンタによる無版印刷に適した偽造防止手段となる。
【0009】
また、上記構成にあって、混色グレー表示部と、該混色グレー表示部と視覚的に区別可能に設けられる対比表示部の、その何れか一方の表示部で報知パターンを形成し、かつ、他方の表示部で該報知パターンを囲繞することにより、真贋判定部を形成するようにしてもよい。(本発明外)
【0010】
ここで、報知パターンを、その箇所が真贋判定部であることを示す文字や絵柄とする構成が、該報知パターンの好適な構成として提案され得る。また、対比表示部は、混色グレー表示部とは異なる濃度,色,模様等による表現手段を用いて印刷形成することができ、さらに、対比表示部によって報知パターンを形成する場合には、無印刷の白抜き部とすることもできる。そしてこのように、真贋判定部に、その箇所が真贋判定部であることを示す文字や絵柄からなる報知パターンを具備させることにより、帳票面における真贋判定部の位置を明確に示すことが可能となる。
【0011】
また、本発明は、イエロー,マゼンタ,シアンの三色のインキ若しくはトナ−を重ねてグレーを表わしてなる混色グレー表示部と、該混色グレー表示部と同一又は略同じ色となるように黒色のインキ若しくはトナ−によってグレーを表わしてなる単色グレー表示部とを備えた真贋判定部が形成されていることを特徴とする偽造防止帳票である。
【0012】
上記混色グレー表示部は、上述したように、イエロー,マゼンタ,シアンの三色のインキ若しくはトナ−を、略同じ構成面積比で重ねて網点印刷したり、万線印刷したり、またはランダム印字等の印刷手段で形成することにより、目視的にグレーに見える色を表示させるようにしたものであり、また、単色グレー表示部は、黒色のインキ若しくはトナ−を、網点印刷したり、万線印刷したり、またはランダム印字等の印刷手段で形成することにより、目視的にグレーに見える色を表示させるようにしたものである。
【0013】
かかる構成にあって、真贋判定部が具備する混色グレー表示部と単色グレー表示部は、同一又は略同じ色で印刷されているため、複写する前の状態では両表示部を判別することができない。ここで、両表示部を、複写しても消失しない濃度で印刷しておくことにより、偽造防止帳票をカラーコピー機で複写すると、両表示部のグレーを表わす構成の相違に基く再現性の相違によって、両表示部が夫々異なる色に変色した状態で複写されることとなる。従って、混色グレー表示部と単色グレー表示部との間に変色に伴なう色差が生じているか否かを目視で判別することにより、帳票の真贋判定を容易に行うことができる。これにより、複写による偽造を防止し得るものとなる。また、混色グレー表示部と単色グレー表示部とを備えた真贋判定部は、コンピュータ用のカラープリンタを用いて印刷形成することができるため、カラープリンタによる無版印刷に適した偽造防止手段となる。
【0014】
さらに、上記構成にあって、混色グレー表示部と、単色グレー表示部の、その何れか一方の表示部で報知パターンを形成し、かつ、他方の表示部で該報知パターンを囲繞することにより、真贋判定部を形成するようにしてもよい。
【0015】
この場合には、報知パターンを、不正なものであることを意味する文字とする構成が、該報知パターンの好適な構成として提案され得る。
【0016】
かかる構成にあっては、偽造防止帳票をカラーコピー機で複写すると、上述したように、混色グレー表示部と単色グレー表示部とが夫々異なる色に変色するため、その変色に伴なう色差によって、何れか一方の表示部で形成された報知パターンが表出する。ここで、該報知パターンは、不正なものであることを意味する文字とすることができるので、両表示部の色差の有無による判定を行うことなく、文字情報として理解し得る報知パターンによって、偽造された帳票であることを即座に知ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、偽造防止帳票の実施例を、添付図面に基いて説明する。尚、実施例では、小切手として作製された偽造防止帳票1の一形態が図示されているが、偽造防止帳票1としては、小切手以外の有価証券,証明書,登録証、或いはプリペイドカード,その他の偽造防止手段を必要とする帳票であってもよい。
【0018】
図1は、偽造防止帳票1の参考第一実施例を示し、この偽造防止帳票1には、その帳票面2の所定領域に、イエロー,マゼンタ,シアンの三色のインキ若しくはトナ−を重ねてグレーを表わしてなる混色グレー表示部3を備えた矩形状の真贋判定部4が形成されている。
【0019】
上記混色グレー表示部3は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータ上で、イエロー,マゼンタ,シアンの三色を略同じ構成面積比で網点状に重ねることにより、目視的にグレーに見える画像データを作成し、該画像データをカラープリンタに出力することによって、イエロー,マゼンタ,シアンの三色のインキ若しくはトナ−で網点印刷されている。前記画像データは、コンピュータ上で各色の構成面積比を設定することが可能であり、イエロー,マゼンタ,シアンの三色の構成面積比を略同じ比率で変化させることにより、印刷される混色グレー表示部3の濃度を変えることができる。ここで、各色の構成面積比は、 5〜45%程度とすることが好ましく、複写した場合に、混色グレー表示部3を消失させるようにするには、構成面積比を10%程度以下とし、また、混色グレー表示部3を変色させるようにするには、20%程度以上とすることが望ましい。また、画像データの印刷には、一般にインクと称されるプリンタ用のインキを用いるインクジェットプリンタや、トナーを用いるレーザープリンタ等のカラープリンタが好適に使用される。
【0020】
かかる構成にあって、偽造防止帳票1をカラーコピー機で複写すると、真贋判定部4の混色グレー表示部3が、その濃度、又は使用するコピー機の解像度によって、消失したり、青色系若しくは赤色系に変色した状態で複写される。即ち、イエロー,マゼンタ,シアンの各構成面積比を略同じ比率で10%程度以下に設定し、混色グレー表示部3を薄く印刷した場合には、複写してもコピ−されず、図1に示す複写前の目視可能な状態から、複写後は目視不能状態となる。また、前記三色の各構成面積比を略同じ比率で20%程度以上に設定し、混色グレー表示部3を濃く印刷した場合には、カラーコピー機では、イエロー,マゼンタ,シアンの三色を用いてグレーを表わしてなる混色グレー表示部3と同一色のグレーを再現することができず、混色グレー表示部3は、青色系若しくは赤色系に変色した状態で複写されることとなる。これにより、混色グレー表示部3自体の有無、又は混色グレー表示部3の変色の有無を目視で確認することによって、帳票1の真贋判定を容易に行うことができる。また、混色グレー表示部3を備えた真贋判定部4は、コンピュータ用のカラープリンタを用いて印刷形成することができるため、カラープリンタによる無版印刷に適した偽造防止手段となる。
【0021】
図2イ,ロは、偽造防止帳票1の参考第二実施例を示し、この偽造防止帳票1には、その帳票面2の所定領域に、前記混色グレー表示部3と視覚的に区別可能に設けられた横縞模様からなる対比表示部5によって報知パターン6が形成され、該報知パターン6を混色グレー表示部3で囲繞することにより、矩形状の真贋判定部4が形成されている。
【0022】
上記報知パターン6は、その箇所が真贋判定部4であることを示す「判定部」等の文字や、これに類する絵柄等が好適なパターンとして挙げられる。また、該報知パターン6を構成する対比表示部5は、混色グレー表示部3と同様にコンピュータ上で画像データとして作成され、カラープリンタによって印刷される。また、対比表示部5は、混色グレー表示部3と視覚的に区別可能であればよく、図示した横縞模様以外の任意の模様や、混色グレー表示部3とは異なる濃度や色による表現手段で構成することができる。さらに、対比表示部5によって報知パターン6を形成する場合には、無印刷の白抜き部としてもよい。
【0023】
かかる構成にあっては、第一実施例と同様に、偽造防止帳票1をカラーコピー機で複写した場合における混色グレー表示部3の消失或は変色によって偽造防止作用が得られるとともに、報知パターン6によって、帳票面2における真贋判定部4の位置を明確に示すことができる。
【0024】
尚、この第二実施例では、対比表示部5によって報知パターン6を形成するようにしているが、これに代えて、混色グレー表示部3で報知パターン6を形成し、該報知パターン6を対比表示部5で囲繞して真贋判定部4を形成することもできる。
【0025】
図3イ,ロは、偽造防止帳票1の本発明に係る第三実施例を示し、この偽造防止帳票1には、その帳票面2の所定領域に、イエロー,マゼンタ,シアンの三色のインキ若しくはトナ−を重ねてグレーを表わしてなる混色グレー表示部3と、該混色グレー表示部3と同一又は略同じ色となるように黒色のインキ若しくはトナ−によってグレーを表わしてなる単色グレー表示部7とを備えた矩形状の真贋判定部4が形成されている。
【0026】
上記混色グレー表示部3と、単色グレー表示部7は、左右に隣接させてコンピュータ上で画像データとして作成され、カラープリンタによって印刷されている。ここで、混色グレー表示部3は、上述したように、コンピュータ上で、イエロー,マゼンタ,シアンの三色を略同じ構成面積比で網点状に重ねることにより、目視的にグレーに見える画像データを作成し、該画像データをカラープリンタに出力することによって、イエロー,マゼンタ,シアンの三色のインキ若しくはトナ−で網点印刷される。また、単色グレー表示部7は、コンピュータ上で、ブラック(黒)の構成面積比を変化させて、目視的にグレーに見える画像データを作成し、該画像データをカラープリンタに出力することによって、ブラック(黒)のインキ若しくはトナ−で網点印刷される。さらに、両表示部3,7は、複写しても消失しない濃度となっている。また、イエロー,マゼンタ,シアン及びブラック(黒)の四色の印刷には、カラープリンタで通常使用されているイエロー,マゼンタ,シアン及びブラックのインキ若しくはトナーが用いられ得る。
【0027】
かかる構成にあって、真贋判定部4が具備する混色グレー表示部3と単色グレー表示部7は、同一又は略同じ色で印刷されているため、複写する前の状態では図3イに示すように、両表示部3,7を判別することができない。そして、偽造防止帳票1をカラーコピー機で複写すると、両表示部3,7のグレーを表わす構成の相違に基く再現性の相違によって、図3ロに示すように、両表示部3,7が夫々異なる色に変色した状態で複写されることとなる。これにより、混色グレー表示部3と単色グレー表示部7との間に変色に伴なう色差が生じているか否かを目視で判別することにより、帳票1の真贋判定を容易に行うことができる。また、混色グレー表示部3と単色グレー表示部7とを備えた真贋判定部4は、コンピュータ用のカラープリンタを用いて印刷形成することができるため、カラープリンタによる無版印刷に適した偽造防止手段となる。
【0028】
図4イ,ロは、偽造防止帳票1の本発明に係る第四実施例を示し、この偽造防止帳票1には、その帳票面2の所定領域に、前記混色グレー表示部3によって「無効」の文字からなる報知パターン8が形成され、該報知パターン8を前記単色グレー表示部7で囲繞することにより、矩形状の真贋判定部4が形成されている。
【0029】
ここで、報知パターン8を構成する混色グレー表示部3と、単色グレー表示部7は、第三実施例と同様に、コンピュータ上で画像データとして作成され、カラープリンタによって印刷されている。さらに、両表示部3,7は、複写しても消失しない濃度となっている。また、上記報知パターン8は、不正なものであることを意味する文字が好ましく、「無効」以外に「複写,COPY」等が好適な文字として挙げられる。
【0030】
かかる構成にあって、混色グレー表示部3によって形成された報知パターン8と、単色グレー表示部7は、同一又は略同じ色で印刷されているため、複写する前の状態では図4イに示すように判別することができない。そして、偽造防止帳票1をカラーコピー機で複写すると、上述したように、混色グレー表示部3と単色グレー表示部7とが夫々異なる色に変色した状態で複写されるため、その変色に伴なう色差によって、図4ロに示すように報知パターン8が表出する。ここで、該報知パターン8は文字情報として理解し得るので、「無効」等の不正なものであることを意味する文字の表出により、偽造された帳票1であることを即座に知ることができる。
【0031】
尚、この第四実施例では、混色グレー表示部3によって報知パターン8を形成するようにしているが、これに代えて、単色グレー表示部7で報知パターン8を形成し、該報知パターン8を混色グレー表示部3で囲繞して真贋判定部4を形成することもできる。
【0032】
また、第一実施例乃至第四実施例では、混色グレー表示部3を網点印刷により形成し、かつ第三実施例及び第四実施例では、単色グレー表示部7を網点印刷により形成するようにしているが、該混色グレー表示部3及び単色グレー表示部7は、網点印刷以外に万線印刷やインクジェットプリンタ等によるランダム印字等の印刷手段で形成することが可能である。
【0033】
さらに、上記各実施例では、真贋判定部4をコンピュータ上で画像データとして作成し、これをカラープリンタによって無版印刷する場合について説明したが、本発明は、オフセット印刷等の刷版を使用する印刷にも適用可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、複写による偽造を防止するための真贋判定部を、コンピュータ用のカラープリンタを用いて印刷形成することができるため、カラープリンタによる無版印刷に適した偽造防止手段となり、かかる偽造防止手段を備えた偽造防止帳票の多品種少量印刷を迅速かつ安価に行い得る優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考第一実施例にかかる偽造防止帳票の全体平面図である。
【図2】 参考第二実施例にかかる偽造防止帳票を示し、イは全体平面図、ロは要部の拡大平面図である。
【図3】 本発明に係る第三実施例にかかる偽造防止帳票を示し、イは要部の拡大平面図、ロは複写された状態の要部の拡大平面図である。
【図4】 本発明に係る第四実施例にかかる偽造防止帳票を示し、イは要部の拡大平面図、ロは複写された状態の要部の拡大平面図である。
【符号の説明】
1 偽造防止帳票
3 混色グレー表示部
4 真贋判定部
5 対比表示部
6 報知パターン
7 単色グレー表示部
8 報知パターン

Claims (2)

  1. イエロー,マゼンタ,シアンの三色のインキ若しくはトナ−を重ねてグレーを表わしてなる混色グレー表示部と、該混色グレー表示部と同一又は略同じ色となるように黒色のインキ若しくはトナ−によってグレーを表わしてなる単色グレー表示部とを備えた真贋判定部が形成されていることを特徴とする偽造防止帳票。
  2. 混色グレー表示部と、単色グレー表示部の、その何れか一方の表示部で報知パターンを形成し、かつ、他方の表示部で該報知パターンを囲繞することにより、真贋判定部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載した偽造防止帳票。
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