JP2008503155A - ドキュメントの全カラー走査保護 - Google Patents

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Abstract

【課題】
【解決手段】 ドキュメントIは、干渉走査周波数で印刷したライン2を含んでおり、これが従来の走査装置およびコピー装置でのドキュメントのコピーにゆがみを導入させて、ドキュメントのカラー分離コピーを防止する。ドキュメントは、干渉走査周波数である線周波数で印刷したラインを有する画像21を担持している。ドキュメントIIは、いくつかの層を有する画像12を含んでおり、各層がその他の層と異なる角度と色で印刷したラインを有する。ドキュメントIIの層の少なくとも一つを、干渉走査周波数で印刷することができる。また、この層のライン間の交差が、ライン間の適宜の角度を選択することによって干渉走査周波数を有する白いスペースを形成する。スキャナの干渉走査周波数は、複数の線周波数を担持するドキュメントによって決定され、各線周波数は列にあり、様々な濃度で印刷される。装置を使用して複数の線周波数の複数の画像でドキュメントを走査し、次いでどの線周波数が有意なゆがみ、モアレパターン、または濃度の増加を伴う走査画像を作るのかを決定することによって、走査装置の干渉走査周波数を決定することができる。
【選択図】 図1

Description

発明の属する技術分野
本発明は、一般的にカラードキュメントの保護方法と製品に関し、特に、オリジナルドキュメントから作ったコピーと容易に区別できる、オリジナルドキュメントを印刷して取得する方法および製品に関する。このドキュメント保護方法および製品はまた、ドキュメント読取機によってオリジナルドキュメントの検出が可能である。
発明の背景
例えば、芸術作品や、認証ドキュメント、あるいは通貨などの金融商品を含む、価値のあるドキュメントの偽造を防ぐために、多く方法と製品が開発されており、これらのドキュメントから作ることを意図した権限のないコピーは、オリジナルから容易に区別することができる。これらの方法と製品のほとんどは、シルク、ライスペーパ、ハイコンタクトラグペーパなどの高品質な媒体上に印刷またはリソグラフィによってオリジナルドキュメントを準備することを必要とする。オリジナルドキュメントの印刷は、白黒(B&W)か、またはカラーで行われ、カラーで行う場合は、スポットカラー、色付背景、及び/又は多色印刷である。カラー印刷の場合、芸術的な価値のため、認識の容易さのため、およびもともとは従来の手段によるコピーから保護するために、オリジナルドキュメントに多色印刷を用いる傾向にあった。価値の高いオリジナルの通常の印刷プロセスは、白黒であるかカラーであるかを問わず、とりわけ凹版印刷とグラビア印刷である。これらのプロセスおよび本出願に記載されているその他のプロセスはこの分野において非常によく知られているので、詳細には説明しない。
偽造およびこれに類似するものを防止する従来技術の有用な例のほとんどは、はっきりしたモアレパターンが、あるいは「潜像」証印が付いたコピーが確実に作られるようにしたものである。「潜像」証印とは、オリジナルドキュメントに設けた、裸眼では見えないあるいはほとんど見えない証印である。「潜像」という用語は、ここでは、化学反応による処理を行った後に顕出する目に見えない画像の写真の意味では用いられておらず、裸眼ではほとんど見えないようにオリジナルに印刷された証印を意味する。
ドキュメント保護を提供する目的での従来技術におけるこれらのおよびその他の開発は、特許文献に開示されている。例えば、Ralph C. Wickerに付与された1991年5月28日発行の米国特許第5,018,767号;1993年3月16日発行の米国特許第5,193,853号;1972年7月11日発行の米国特許第3,675,948号;1979年3月13日発行の米国特許第4,143,967号;William H. Mowry, et al.に付与された1980年10月14日発行の米国特許第4,227,720号及び1982年1月12日発行の米国特許第4,310,180号;同じくMowry et alに付与された1992年9月22日発行の米国特許第5,149,140号;及びJohn R. Volpeに付与された1996年1月30日発行の米国特許第5,487,567号である。これらの特許は全て、ドキュメントのコピーをオリジナルから区別できるようにする方法及び製品を提供する様々な手段を開示している。例えば、「大ドット−小ドットパターン(large dot-small dot pattern)」や、「密接ラインスペースパターン(close line-spaced pattern)」や、オリジナル上にスペース及び/又は角度を細かく変化させてスクリーン印刷して権限のないコピーの上に高可視のモアレパターンを作ることを意図した画像あるいは証印である。本明細書では、「印刷」、「印刷された」および「印刷する」といった用語は、使用する技術に関係なくオリジナルドキュメントを作ることを意味し、「コピー」や「コピーする」といった用語は、オリジナルからコピーを作ることを意味する。
しかしながらコピー機や、コンピュータのスキャナ−プリンタ技術は、ドキュメント保護における従来技術が開発されて以来、むしろより洗練されたものになってきている。コピー機技術のゴールは、まだ達成されていないのであれば、特にデスクトップパブリッシングなどではオリジナルと同様の良いコピーを取得することであった。カラードキュメントにおける「見たものが手に入る(what you see is what you get)」は、コピー機や走査入力装置を含む複写機において達成可能になった。小型のコンピュータでさえも、PANTONE.RTM. Color Matching Systemなどの色の標準へのコピーの色のマッチングを含めて、色の再現が非常に洗練されたものになってきている。
全てではないにしても多くのドキュメント保護方法および製品は、コピー機とコンピュータ再現技術におけるこの非常に有意な改良の前に開発されたものであり、より新しいカラー再現技術においては有効でないと考えられている。これは、特にドキュメントを意図的に「鮮明でない」焦点で複写して連続的トーン画像の効果を出そうとする「写真」セッティングをするカラーコピー機の場合であり、この効果は、コピー機のスキャナとオリジナルドキュメント上のセキュリティパターンとの間の詳細なラインの変化をなくすことである。これらのドキュメント保護の従来技術は、現在あるいはすぐに入手可能となる多くの形式のコピー機/複写機や、コンピュータの走査/出力装置に対して信頼性を持って動作するとはいえない。
現在使用されているほとんどのコピー機および走査機械は、ドキュメントを幾何学的に水平方向及び垂直方向に走査して、そのドキュメントの画像を生成する。ポスタなどの色付のドキュメントを複製するために正確に走査するためには、ドキュメントを、90°、45°、0°といったいくつかの角度で複数回走査する。次いで、この走査から生成した画像を、PHOTOSHOP(登録商標)などのソフトウエアプログラムに提供して、色の分離を行い、シアン、黄色、マゼンタ、黒といった主な印刷カラーにそれぞれ分けた画像を形成する。ドキュメントの色の分離を行うと、熟練工は、容易に各カラー画像における欠陥を別々に認識することができ、この欠陥が、すかし模様やゆがみ生成パターンなどの、ドキュメント上のほとんどのセキュリティマークを無効にする。分離したカラー画像における欠陥を修正した後、熟練工はカラー画像を再び組み合わせて、オリジナルドキュメントとほとんど同じコピーを作成する。
従って、特に、価値のあるオリジナルのコピーまたは複製を防止して、オリジナルとコピーを容易に区別する必要がある場合は、カラードキュメント用のドキュメント保護の分野で更なる改良がなされることが、ドキュメントのセキュリティと安全性の目的には避けられない。
発明の概要
本発明の目的は上述の問題を克服して、ドキュメントのセキュリティの強化を図ることである。
画像を担持するドキュメントであって:第1の色で形成された第1の画像部分を具え、前記第1の画像部分が、約80、95、105、245又は200lpiの周波数の複数のライン、あるいはライン、ドット、あるいはスポットの組み合わせ、または自身でカラー印刷する際又はアートワークピクチュアに組み込む際の画像、または、走査装置で前記ドキュメントを走査するときのゆがみ、モアレパターン、カラーシフト及び濃度の増加を作る証印を有する。
画像を担持するドキュメントにおいて、当該画像が:第1の線周波数と、第1の角度と、第1のカラーとを有する第1のラインと;前記第1のラインの上に配置して第2の線周波数と、第2の角度と、第2のカラーとを有する第2のラインと、を具え、前記第1の線周波数と前記第2の線周波数のうちの少なくとも一方が、干渉走査周波数である。
画像を担持するドキュメントにおいて、当該画像が:第1の線周波数と、第1の角度と、第1のカラーとを有する第1のラインと;前記第1のラインの上に配置して第2の線周波数と、第2の角度と、第2のカラーとを有する第2のラインと;前記第2のラインの上に配置して第3の線周波数と、第3の角度と、第3のカラーとを有する第3のラインと、を具え、前記第1の線周波数と前記第2の線周波数と、前記第3の線周波数のうちの少なくとも一つが、干渉走査周波数である。
画像を担持するドキュメントにおいて、当該画像が:第1の線周波数と、第1の角度と、第1のカラーとを有する第1のラインと;前記第1のラインの上に配置して第2の線周波数と、第2の角度と、第2のカラーとを有する第2のラインと;前記第2のラインの上に配置して第3の線周波数と、第3の角度と、第3のカラーとを有する第3のラインと;前記第3のラインの上に配置して第4の線周波数と、第4の角度と、第4のカラーとを有する第4のラインと、を具え、前記第1の線周波数と、前記第2の線周波数と、前記第3の線周波数、前記第4の線周波数のうちの少なくとも一つ又は画像の組み合わせが、干渉走査周波数である。
画像を担持するドキュメントにおいて、当該画像が:第1の線周波数と、第1の角度と、第1のカラーとを有する第1のラインと;前記第1のラインの上に配置して第2の線周波数と、第2の角度と、第2のカラーとを有する第2のラインと、を具え、前記第1のラインと前記第2のラインとの間に、前記第1のラインと前記第2のラインとの間の交差の結果として白いスペースが形成され、当該白いスペースが少なくとも一の干渉走査周波数を有する。
画像を担持するドキュメントにおいて、当該画像が:第1の線周波数と、第1の角度と、第1のカラーとを有する第1のラインと;前記第1のラインの上に配置して第2の線周波数と、第2の角度と、第2のカラーとを有する第2のラインと;前記第2のラインの上に配置して第3の線周波数と、第3の角度と、第3のカラーとを有する第3のラインと、を具え、前記第1のラインと前記第2のラインと、前記第3のラインとの間に、前記第1のラインと前記第2のラインと、前記第3のラインとの間の交差の結果として白いスペースが形成され、当該白いスペースが少なくとも一の干渉走査周波数を有する。
画像を担持するドキュメントにおいて、当該画像が:第1の線周波数と、第1の角度と、第1のカラーとを有する第1のラインと;前記第1のラインの上に配置して第2の線周波数と、第2の角度と、第2のカラーとを有する第2のラインと;前記第2のラインの上に配置して第3の線周波数と、第3の角度と、第3のカラーとを有する第3のラインと;前記第3のラインの上に配置して第4の線周波数と、第4の角度と、第4のカラーとを有する第4のラインと、を具え、前記第1のラインと、前記第2のラインと、前記第3のラインと、前記第4のラインとの間に、前記第1のラインと、前記第2のラインと、前記第3のラインと、前記第4のラインとの間の交差の結果として白いスペースが形成され、当該白いスペースが少なくとも一の干渉走査周波数を有する。
画像を担持するドキュメントにおいて、当該画像が:第1の線周波数と、第1の角度と、第1のカラーとを有する第1のラインと;前記第1のラインの上に配置して第2の線周波数と、第2の角度と、第2のカラーとを有する第2のラインと;前記第2のラインの上に配置して第3の線周波数と、第3の角度と、第3のカラーとを有する第3のラインと;前記第3のラインの上に配置して第4の線周波数と、第4の角度と、第4のカラーとを有する第4のラインと、を具え、前記第1のラインと、前記第2のラインと、前記第3のラインと、前記第4のラインとの間に、前記第1のラインと、前記第2のラインと、前記第3のラインと、前記第4のラインとの間の交差の結果として白いスペースが形成され、当該白いスペースが少なくとも一の干渉走査周波数を有する。
走査装置の干渉走査周波数を決定するドキュメントにおいて:線周波数を有する複数の画像列を具え、各列が、他の列の線周波数と異なる線周波数を有する。このドキュメントにおいては、前記線周波数が50lpi乃至400lpiの範囲にある。このドキュメントにおいては、各列が、異なる濃度で印刷されたラインを有する複数のブロックを有する。
走査装置の干渉周波数を決定する装置において:走査装置から画像を受信するように構成されており、この走査装置から受信した画像を当該画像のオリジナルコピーと比較するように構成されたプロセッサを具え、前記画像が複数の画像部分を有し、各画像部分が他の画像部分と異なる線周波数を有し、少なくとも一の線周波数が干渉周波数である。
走査装置の干渉周波数を決定する方法において:複数の画像を走査して複数の走査画像を生成するステップであって、各画像がユニークな線周波数を有するステップと;走査画像を前記画像と比較して、走査画像がゆがみ、モアレパターン、カラーシフト、および濃度の増加を含んでいるかどうかを決定するステップとを具え、少なくとも一の画像が、ゆがみ、モアレパターン、カラーシフト、および濃度の増加を生成する線周波数を含んでいる。
コンピュータで読み取り可能な媒体が、走査装置における干渉周波数を決定する方法をマイクロプロセッサに実行させる命令を担持しており、当該命令が:複数の画像を走査して複数の走査画像を生成するステップであって、各画像がユニークな線周波数を有するステップと;走査画像を前記画像と比較して、走査画像がゆがみ、モアレパターン、カラーシフト、および濃度の増加を含んでいるかどうかを決定するステップとを具え、少なくとも一の画像が、ゆがみ、モアレパターン、カラーシフト、および濃度の増加を生成する線周波数を含んでいる。
発明の詳細な説明
使用されているほとんどのコピー装置および走査装置は、ドキュメントを幾何学的に水平および垂直に走査してCCDアレイに画像を入力し、CCDアレイでデジタル画像を作るのに使用するピクセルを生成する。走査装置という用語は、以後、写真複写装置および走査装置を含めて、ドキュメントの画像を取得するために光走査を実行するあらゆる装置を意味して使用される。これらの装置は、様々な干渉走査周波数、すなわち、正確に走査を行わない線周波数を有する。これらの干渉周波数は、また、一又はそれ以上の次数、fnを有しており、やはり正確に走査を行わない。例えば、典型的な走査装置は、80、95、105、245および200lpiにおいて、一以上の一次モアレの干渉周波数を有する。本発明は、あらゆる角度において走査とは別の色であることを妨害するカラー画像を生成して、正確なコピーであることを妨害するドキュメントを作る。
図1は、本発明の原理に基づいて生成した画像2を有するドキュメントを示す図である。ドキュメント1は、セキュリティノート、トレーディングカード、他を含めて、どのようなタイプの印刷ドキュメントであっても良い。画像2は、カラーを有する複数のラインを印刷することによって形成することが好ましい。この出願で使用されている「ライン」の用語は、実線、ドット、あるいはスポット、あるいは画像にラインを形成するその他のあらゆる印刷技術を意味する。
図2は、画像2の拡大図であり、画像2の例示的なライン層を示す。層21は、第1のライン濃度と第1の印刷角度を有する。第1の層21は、従来のスキャナまたは写真複写機で走査したときにモアレ効果を生成する、約80、95、105、245および200lip(1インチあたりのライン数)の線周波数といった干渉周波数で印刷することが好ましい。このように、モアレパターンはオリジナルには現れないが、オリジナルのコピーには現れる。走査した各カラーラインの濃度が、コピーにおいて例えば約200%、あるいは最大約400%またはそれ以上に実質的に増加し、ゆがんだ画像を作ることが好ましい。
図3は、本発明の原理に基づいて生成したカラー画像12を有するドキュメント11を示す図である。ドキュメント14は、セキュリティノート、トレーディングカード、他を含めてどのようなタイプの印刷ドキュメントでもよい。カラー画像12は、互いから所定の角度をなして、互いに重なっているカラーを有する複数のラインを印刷することによって形成することが好ましい。このカラーラインからの複合画像がカラー画像12を形成する。
図4は、画像12の4つの例示的な層を示すために、画像12を拡大して示す図である。第1のライン層4は第1のライン濃度と第1の印刷角度を有する。第2のライン層6は、ライン4の上に配置されており、第2の層は第2のライン濃度と第2の印刷角度を有する。第2の印刷角度は、ライン4の第1の角度から5乃至25°ずれていることが好ましい。第3のライン層8は、ライン6の上に、第3のライン濃度と第3の印刷角度で配置されている。第4のカラーは、ライン10と共に第4の角度と第4のライン濃度で印刷することができる。通常の印刷に使用される4つのベースカラーは、シアン、黄色、マゼンタ、および黒である。第1乃至第4のライン濃度は、所望する色に応じて、同じライン濃度であってもよく、異なるライン濃度であっても良い。本発明の動作を説明する目的で、画像12は4つの全てのカラーを用いて記載されているが、画像の所望のカラーが、使用されるベースカラーの相対比率を決め、この比率の結果、使用されている一のカラーのように少ないものから、様々な濃度で使用されている4つのすべてのカラーのように多いものとすることができることは当業者には自明である。
図5は、ライン4、6、8および10間の例示的相互作用を説明するための画像2の更なる拡大図である。図5に示すように、ライン4、6、8及び10は、異なる角度で印刷されており、「白い」スペース16がラインと交差する間に形成されていることが好ましい。ライン4、6、8および10と白いスペース16の組み合わせが周波数を形成し、走査装置の干渉周波数をつくることが好ましい。ライン4、6、8および10の角度と周波数が、走査装置の干渉周波数に対応する周波数を有する白いスペース16をつくることが好ましい。白いスペース16は、0°、45°、90°を含む様々な走査角度において、周波数がいくつであっても良く、一以上の干渉周波数及び/又は数次の干渉周波数を含むものであっても良い。
特に、干渉周波数はライン4、6、8及び10のうちの一またはそれ以上を干渉周波数で印刷することによって、または、ライン4、6、8および10のうちの一またはそれ以上を他のラインに対して適宜の角度に配置して形成される白いスペースが一又はそれ以上の干渉周波数を有するようにすることによって、導入することができる。前者の技術は、ライン4、6、8及び10の一又はそれ以上を約80、95、105、245および200lpiで印刷することによって達成される。後者の技術は、干渉周波数で白いスペース16を作るライン4、6、8及び10の角度を選択することによって達成することができる。
このように、いずれかの技術を用いて、オリジナルドキュメントにはモアレパターンが見られることなく、スキャナまたはコピー機が画像2を走査するときに、ライン及び/又は干渉周波数における白いスペース周波数の存在によって多くのモアレゆがみが作られる。画像の改質は、様々な走査角度での干渉周波数を持つことによって、0°、45°、90°の走査を含めて、走査角度で行うことが好ましい。より多い干渉周波数を用いているので、より高い線周波数で、この改質が進み、より悪くなることが好ましい。干渉周波数は、スキャナに、カラー分離した(黄色、シアン、マゼンタ及び黒)各カラーの強度を上げさせるまたは掛け合わせ、オリジナル画像2の上の濃度を300ないし700%にすることが好ましい。従って、偽造を試みてオリジナルドキュメントのコピーを作成するときに、結果としてのコピーがむしろぼんやりした色ブレンドとして表れる有意なゆがみを含んでいることが好ましい。更に、典型的な走査装置も、コンピュータに正確な画像を提供することができず、コンピュータの偽造操作を実行するための使用を効果的に不可能にする。
例示的な実施例では、ライン4が濃度80lpi、角度0°のシアンであり、ライン6が濃度245lpi、角度105°の黄色であり、ライン8が濃度105lpi、角度105°のマゼンタであり、ライン10が濃度95lpi、角度90°の黒である。
別の例示的な実施例では、ライン4が周波数245lpi、角度0°の黒であり、ライン6が周波数95lpi、角度15°のマゼンタであり、ライン8が周波数105lpi、角度90°のシアンであり、ライン10が周波数80lpi、角度105°の黄色である。
別の例示的な実施例では、2色のみが使用されている。例えば、ライン4が周波数245lpi、角度0°の黒であり、ライン6が周波数80lpi、角度15°のシアンである。
別の例示的な実施例では、一またはそれ以上のカラーが、ライン間にドットで印刷されている。例えば、ライン4は周波数105lpi、角度0°のシアンで印刷されており、ライン4の間に周波数285lpi、角度0°のマゼンタでドットが印刷されている。白いスペースがライン4とドットの間、およびドット間にも形成されている。
ライン6および7の濃度は、ピッチ(ライン間の距離)、ライン6及び7の厚さを制御することによって、あるいはライン6と7を印刷するのに使用されるインク等の媒体の濃度を制御することによって、制御されることが好ましい。ライン6および7の濃度は、ライン6および7について選択したカラー、媒体の濃度、ラインの厚さ、画像2の所望の外観に応じて、5%ないし95%の範囲にある。例示的な実施例では、ライン6には赤色、ライン7は緑色で各ライン6および7について50%の濃度が使用される。また、例示的な実施例では、ライン6および7は、バックグラウンド3の印刷に使用する角度とは異なる角度で印刷される。
図3に記載の原理を使用したセキュリティドキュメントの例示的な実装においては、バックグラウンド領域21内のライン24がインチ当たり少なくとも175ラインの周波数を有し、好ましくはインチ当たり300ライン、45°の角度でライン幅0.0025インチであり、画像14内のライン23は、インチ当たり100−133ラインの周波数を有し、好ましくは、30°の角度でインチ当たり95ラインの周波数である。
図6は、走査及びコピー装置の干渉周波数を決定するのに使用することができる例示的なテストパターン600を示す。テストパターン600は、好ましくは、約50lpi乃至約400lpiの範囲で線周波数の異なる複数の列602を具える。各列602は、別々の線周波数を有することが好ましい。各列602は、濃度において、約20%乃至80%の範囲にある一連のブロック604を有することが好ましい。好ましくは、テストパターン600を走査するときに、スキャナのオペレータが走査したコピーを見て、どの線周波数が最もよいゆがみを提供するかを決定することができる。最も良いゆがみを提供する線周波数は、本発明の原理に従って、印刷操作における干渉周波数として使用される。従って、従来の走査装置が、現在の干渉周波数を変更するといった方法で変更されたとしても、新しく作られる干渉走査周波数を容易に同定することができる。
図7は、干渉走査周波数を決定する例示的な装置を記載した図である。図7に示すように、走査装置700は、テストパターン600を担持するドキュメント、あるいはその他の好適なテストパターンを受けとって、このドキュメントを走査することが好ましい。走査装置700は、写真のデジタル画像を提供することができる、あるいは電子ワードプロセッサドキュメントをテキスト走査から提供することができる走査装置を含めて、従来のどのようなタイプの走査あるいは写真複写装置であっても良い。スキャナ700は、写真及びテキストスキャナ、写真複写機、ファクシミリと共に好適に使用できるタイプのものであっても良い。スキャナ700は、デジタル表示などのドキュメント600の走査の走査済み表示を生成し、この情報をプロセッサ702に提供することが好ましい。スキャナ700は、RAM、フロッピィディスクドライブ、書き込み可能なCDドライブなどの一又はそれ以上のストレージデバイス(図示せず)を含むものであっても良く、これはマイクロプロセッサに送る前に、走査した表示を保存しておくのに使用することができる。
走査画像のデータは、I/Oポート706を介してプロセッサ702に提供されることが好ましい。このポートは、ケーブルまたはワイヤレス接続によってスキャナ700に接続されているか、あるいは、遠隔に配置されてインターネット、あるいは電話ネットワークなどの適宜の通信アーキテクチュアを介して接続されていても良い。プロセッサ702は、メモリ708内にテストパターンを有しているのが好ましい。このメモリは、RAM、ROM、ハードディスクなどのいずれかのタイプのメモリであってもよい。プロセッサ702は、また、マイクロプロセッサ710を有しており、これは、メモリ708から呼び出したオリジナルテストパターン600の各線周波数と、対応する濃度をスキャナ700によって提供された走査画像と比較するようにプログラムされていることが好ましい。I/Oポート706とメモリ708は、本発明を説明する目的でマイクロプロセッサ710とは別のユニットとして記載されているが、当業者にはI/Oポート706及び/又はメモリ708をマイクロプロセッサ710の中に一体的に含めることは自明である。好ましくは、マイクロプロセッサは、コピーにおけるラインの方向あるいはオリエンテーションがテストパターン600と異なるかどうか、コピーのラインがうねっているか、またはオリジナルより濃度が高いかどうかを決定することなどによって、ラインにゆがみがあるかどうかを決定し、何らかのモアレパターンが生じているかどうかを決定する。走査コピーに、例えば有意なモアレパターンが生成されるなどの最も大きなゆがみを生成するオリジナルの線周波数、及び/又は、ライン濃度を2倍以上増やす線周波数は、干渉線周波数であると考えられる。マイクロプロセッサ710は、ディスプレイ704に、干渉走査周波数が見付かったかどうかを表示するようにメッセージを指示することもでき、及び/又は走査画像自体を、またはオリジナル画像と共に表示することもできる。
図8は、干渉走査周波数を決定する方法の例示的なフロー図を示す。図8に示すように、好ましくは、ブロック606または列602の画像である走査画像のデータ表示がプロセッサ702で受信される(ステップS1)。これは、走査画像内のラインを同定するあるいは識別する試みである(ステップS2)。例えば、走査画像に有意なゆがみまたはモアレパターンが存在する場合など、走査ブロック606内のラインが決定できないなどで、走査画像においてラインが識別できない場合は、ステップS2がNOとなり、プロセッサ702は、オリジナル画像内の線周波数が干渉走査周波数であると決定することが好ましい。ラインを識別することができて、ステップS2がYESである場合、プロセッサ702は、オリジナル画像のデータ表示を取り出して(ステップS3)、オリジナル画像の特性を走査画像と比較する(ステップS4)ことが好ましい。比較される特性は、走査画像の線周波数のオリジナルとの比較、走査画像のラインのゆがみ(例えば、オリジナル画像におけるストレートラインが走査画像においてうねったラインであるなど)の比較、ラインの濃度の増加の比較、及び/又はオリジナルでは平行である走査画像におけるラインの集束または発散の比較を含む。比較した特性が、所定の量より大きい場合、例えば、濃度の増加が約200%又はそれ以上である場合、ステップS4がYESとなり、オリジナル画像の線周波数が干渉走査周波数として同定される。さもなければ、ステップS5がNOとなり、線周波数が干渉走査周波数として同定されない。
図7の各々に示すアーキテクチュアは、全体が単一の装置あるいは複数の装置に含まれていても良く、図7のアーキテクチュアに関連する機能は、プログラム可能なソフトウエアで実行することができる。更に、図8に示す動作は、マイクロプロセッサ710に取り付けた、ROMまたはRAM、あるいはいずれかのその他のメモリなどの内部メモリまたは外部メモリ(図示せず)のプログラム可能なソフトウエアによって実行することができる。図8に示す動作を実行するソフトウエアは、コンピュータで読み取り可能な媒体中のデータの形で実施することができる。この開示の範囲内のコンピュータで読み取り可能な媒体には、物理的あるいはメタフィジカルなあらゆる媒体が含まれ、適宜に構成されたコンピュータまたはモバイル通信装置と、コンピュータまたはステーションの関連する周辺装置によって読み出し可能な形式で情報を担持することができる。これは、限定するものではないが、読み出し可能/書き込み可能な光ディスク、磁気ディスク、読み出し可能/書き込み可能なカード、磁気テープ、ワイヤラインあるいはワイヤレス通信用あるいは電気及び/又は電磁信号を用いた光データ通信用電気伝送信号が含まれる。プログラム可能なソフトウエアに関連するデータには、図8に示す方法を実行するための全てのデータ及び、走査画像またはオリジナル画像に関連するデータを含み、パケット化したデジタルデータの形であっても良く、または、インターネットを介して伝送するように構成しても良い。
本発明の原理に従って様々な画像を印刷して、これらの画像の権限のないコピーを防止することができることは当業者には自明である。例えば、本発明を通貨の印刷に使用して、通貨を走査できないようにし、色を分離して、偽造を防止することができる。プリントやポスタなどのアートワークも、本発明の原理に従って印刷して、権限のないコピー、複製あるいはアートワークの使用を防止することができる。本発明の原理は、潜在的なセキュリティ画像を含めてセキュリティ画像を印刷するのに使用することができる。この画像は、認証カード、免許証、通貨その他を含む、様々なドキュメントに使用することができる。
本発明は、本発明の精神又は本質的な特徴から離れることなく、その他の特定の形式で実行することができる。本実施例は、従って、説明のためのものであり、上述の記載によってではなく、特許請求の範囲によって表される本発明の範囲を限定するものではないと考えられ、請求の範囲の意味および均等の範囲内に入る全ての変更は、従って、ここに包含されていることを意図する。
明細書に組み込まれており、明細書の一部をなしている添付の図面は、詳細な説明と共に、本発明の原理を説明するものである。図において:
図1は、本発明の原理に基づいて生成した画像を有するドキュメントを示す図である。 図2は、図1に示す画像を拡大した図である。 図3は、本発明の原理に基づいて生成したドキュメントの別の実施例を示す図である。 図4は、図3に示す画像を拡大した図である。 図5は、図3に示す画像を更に拡大した図である。 図6は、走査およびコピー装置の干渉周波数を決定するのに使用することができる例示的なテストパターン600を示す図である。 図7は、干渉走査周波数を決定するための例示的な装置を示す図である。 図8は、干渉走査周波数を決定する方法の例示的なフロー図である。

Claims (14)

  1. 画像を担持するドキュメントにおいて:
    第1の色で形成された第1の画像部分であって、約80、95、105、245、または200lpiの周波数の複数のライン、またはライン、ドット、あるいはスポットの組み合わせ、または自身であるいはアートワークピクチュアに組み込まれてカラー印刷される場合の画像、または、前記ドキュメントが走査装置で走査されるときに、ゆがみ、モアレパターン、カラーシフト及び濃度の増加を作る証印を有することを特徴とするドキュメント。
  2. 画像を担持するドキュメントにおいて、当該画像が:
    第1の線周波数と、第1の角度と、第1のカラーとを有する第1のラインと;
    前記第1のラインの上に配置して第2の線周波数と、第2の角度と、第2のカラーとを有する第2のラインと;を具え、
    前記第1の線周波数と前記第2の線周波数のうちの少なくとも一方が、干渉走査周波数であることを特徴とするドキュメント。
  3. 画像を担持するドキュメントにおいて、当該画像が:
    第1の線周波数と、第1の角度と、第1のカラーとを有する第1のラインと;
    前記第1のラインの上に配置して第2の線周波数と、第2の角度と、第2のカラーと、を有する第2のラインと;
    前記第2のラインの上に配置して第3の線周波数と、第3の角度と、第3のカラーとを有する第3のラインと;を具え、
    前記第1の線周波数と、前記第2の線周波数と、前記第3の線周波数のうちの少なくとも一つが、干渉走査周波数であることを特徴とするドキュメント。
  4. 画像を担持するドキュメントにおいて、当該画像が:
    第1の線周波数と、第1の角度と、第1のカラーとを有する第1のラインと;
    前記第1のラインの上に配置して第2の線周波数と、第2の角度と、第2のカラーとを有する第2のラインと;
    前記第2のラインの上に配置して第3の線周波数と、第3の角度と、第3のカラーとを有する第3のラインと;
    前記第3のラインの上に配置して第4の線周波数と、第4の角度と、第4のカラーとを有する第4のラインと;を具え、
    前記第1の線周波数と、前記第2の線周波数と、前記第3の線周波数と、前記第4の線周波数のうちの少なくとも一つ又は画像の組み合わせが干渉走査周波数であることを特徴とするドキュメント。
  5. 画像を担持するドキュメントにおいて、当該画像が:
    第1の線周波数と、第1の角度と、第1のカラーとを有する第1のラインと;
    前記第1のラインの上に配置して第2の線周波数と、第2の角度と、第2のカラーとを有する第2のラインと;を具え、
    前記第1のラインと前記第2のラインとの間に、前記第1のラインと前記第2のラインとの間の交差の結果として白いスペースが形成され、当該白いスペースが少なくとも一の干渉走査周波数を有することを特徴とするドキュメント。
  6. 画像を担持するドキュメントにおいて、当該画像が:
    第1の線周波数と、第1の角度と、第1のカラーとを有する第1のラインと;
    前記第1のラインの上に配置して第2の線周波数と、第2の角度と、第2のカラーとを有する第2のラインと;
    前記第2のラインの上に配置して第3の線周波数と、第3の角度と、第3のカラーとを有する第3のラインと;を具え、
    前記第1のラインと前記第2のラインと、前記第3のラインとの間に、前記第1のラインと前記第2のラインと、前記第3のラインとの間の交差の結果として白いスペースが形成され、当該白いスペースが少なくとも一の干渉走査周波数を有することを特徴とするドキュメント。
  7. 画像を担持するドキュメントにおいて、当該画像が:
    第1の線周波数と、第1の角度と、第1のカラーとを有する第1のラインと;
    前記第1のラインの上に配置して第2の線周波数と、第2の角度と、第2のカラーとを有する第2のラインと;
    前記第2のラインの上に配置して第3の線周波数と、第3の角度と、第3のカラーとを有する第3のラインと;
    前記第3のラインの上に配置して第4の線周波数と、第4の角度と、第4のカラーとを有する第4のラインと;を具え、
    前記第1のラインと、前記第2のラインと、前記第3のラインと、前記第4のラインとの間に、前記第1のラインと、前記第2のラインと、前記第3のラインと、前記第4のラインとの間の交差の結果として白いスペースが形成され、当該白いスペースが少なくとも一の干渉走査周波数を有することを特徴とするドキュメント。
  8. 請求項2乃至7のいずれか1項に記載のドキュメントにおいて、干渉走査周波数が、約80、95、105、245及び200lpi、または自身であるいはアートワークピクチュアに組み込まれてカラー印刷される場合の画像、または、前記ドキュメントが走査装置で走査されるときに、ゆがみ、モアレパターン、カラーシフト及び濃度の増加を作る証印からなる群から選択されることを特徴とするドキュメント。
  9. 走査装置の干渉走査周波数を決定するドキュメントにおいて:
    線周波数を有する複数の画像列であって、各列が、他の列の線周波数と異なる線周波数を有することを特徴とするドキュメント。
  10. 請求項9に記載のドキュメントにおいて、前記線周波数が50lpi乃至400lpiの範囲にあることを特徴とするドキュメント。
  11. 請求項9に記載のドキュメントにおいて、各列が、異なる濃度で印刷されたラインを有する複数のブロックを含むことを特徴とするドキュメント。
  12. 走査装置の干渉周波数を決定する装置において:
    走査装置から画像を受信するように構成されており、この走査装置からの画像を当該画像のオリジナルコピーと比較するように構成されたプロセッサを具え、
    前記画像が複数の画像部分を有し、各画像部分が他の画像部分と異なる線周波数を有し、少なくとも一の線周波数が干渉周波数であることを特徴とする装置。
  13. 走査装置の干渉周波数を決定する方法において:
    複数の画像を走査して複数の走査画像を生成するステップであって、各画像がユニークな線周波数を有するステップと;
    前記走査画像を前記画像と比較して、走査画像がゆがみ、モアレパターン、カラーシフト、および濃度の増加を含んでいるかどうかを決定するステップと;を具え、
    少なくとも一の画像が、ゆがみ、モアレパターン、カラーシフト、および濃度の増加を生成する線周波数を含んでいることを特徴とする方法。
  14. 走査装置における干渉周波数を決定する方法をマイクロプロセッサに実行させる命令を担持しているコンピュータで読み取り可能な媒体において:
    複数の画像をスキャンして複数の走査画像を生成し、各画像がユニークな線周波数を有するステップと;
    前記走査画像を前記画像と比較して、走査画像がゆがみ、モアレパターン、カラーシフト、および濃度の増加を含んでいるかどうかを決定するステップと;を具え、
    少なくとも一の画像が、ゆがみ、モアレパターン、カラーシフト、および濃度の増加を生成する線周波数を含んでいることを特徴とする媒体。
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