JP7302241B2 - 光導波路 - Google Patents
光導波路 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7302241B2 JP7302241B2 JP2019071052A JP2019071052A JP7302241B2 JP 7302241 B2 JP7302241 B2 JP 7302241B2 JP 2019071052 A JP2019071052 A JP 2019071052A JP 2019071052 A JP2019071052 A JP 2019071052A JP 7302241 B2 JP7302241 B2 JP 7302241B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical waveguide
- core layer
- waveguide according
- axis direction
- optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
本発明の目的は、簡単な構成でコア層を保護することができる光導波路を提供することにある。
<第1実施形態>
図1は、本発明の光導波路の第1実施形態を示す側面図である。図2は、図1中の矢印A方向から見た図(平面図)である。図3は、図1中の矢印B方向から見た図(正面図)である。図4は、図1に示す光導波路において、突出部を形成する過程を順に示す側面図である。図5は、図1に示す光導波路において、突出部を形成する過程を順に示す側面図である。図6は、図1に示す光導波路において、突出部を形成する過程を順に示す側面図である。図7は、図1に示す光導波路において、突出部の機能が発揮されている状態を示す図である。図8は、図7中の矢印C方向から見た図である。なお、以下では、説明の都合上、図1、図3~図8中の上側を「上(または上方)」、下側を「下(または下方)」という(図9~図11についても同様)。また、図1、図2、図4~図6中の左側を「左(または左方)」、右側を「右(または右方)」ということがある(図10についても同様)。また、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸を設定し、光導波路の長手方向がX軸方向となり、幅方向がY軸方向となり、厚さ方向がZ軸方向となっている。また、各軸方向の矢印側を「正側」といい、矢印と反対側を「負側」という。
基材2の構成材料としては、本実施形態では水晶を使用した例とし、その他に、例えば、石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、鉛ガラス、ホウケイ酸ガラス等の各種ガラス材料等も使用することができる。
なお、基材2とコア層3とは、直接的に接合されているが、これに限定されず、例えば、基材2とコア層3と間に、クラッド層等が設けられていてもよい。
第1面31は、光LTの光軸方向の一方側、すなわち、X軸方向負側に位置する端面(第1端面)である。第1面31は、光LTが入射する入射面となる。
第2面32は、光LTの光軸方向の他方側、すなわち、X軸方向正側に位置する端面(第2端面)である。第2面32は、光LTが出射する出射面となる。
第4面34は、コア層3のY軸方向正側に位置する側面(第1側面)である。
第5面35は、コア層3のY軸方向負側に位置する側面(第2側面)である。
なお、コア層3の厚さt3は、任意であるが、例えば、3μm以上6μm以下であるのが好ましい。また、厚さt3は、X軸方向に沿って一定であるが、これに限定されず、変化していてもよい。
また、コア層3には、例えば、高調波波長変換素子として機能させるため、電圧印加等の公知の手法により、所望する波長に整合させるように事前に周期的分極反転が施されている。
次に、突出部4Aが紫外線硬化樹脂または熱硬化性樹脂で構成されている場合の、突出部4の形成方法の一例について、図4~図6を参照しつつ説明する。
図4に示すように、光導波路1の母材となる、基材2とコア層3との積層体1’を用意する。コア層3上には、未だ、突出部4が形成されてない状態となっている。
[2]
図5に示すように、細管で構成されたノズル10を用いて、液状の樹脂材料4’を、突出部4Aを形成する分だけ、コア層3の所定箇所に供給する。
[3]
図6に示すように、樹脂材料4’を硬化させて突出部4Aを形成する。この硬化方法としては、樹脂材料4’が紫外線硬化樹脂の場合には、樹脂材料4’に紫外線を照射する方法が採られ、樹脂材料4’が熱硬化性樹脂の場合には、樹脂材料4’を加熱する方法が採られる。
図7、図8に示すように、光導波路1が第1面31側を下方にして落下して、床面20に衝突した際、突出部4Aは、第1面31全体よりも先に床面20に接することとなる。この場合、第1面31の全体が床面20に接触するのを防止することができる。これにより、第1面31が保護され、よって、第1面31の縁部等が欠損する(破損する)のを確実に防止することができる。そして、前述した各種分野で、この光導波路1を使用する場合、光LTは、入射面である第1面31に十分に入射することができる。
また、前述したように、本実施形態の光導波路1は、コア層3の第1面31および第2面32の双方に突出部4が配置されている。これにより、光導波路1が第1面31側、または、第2面32側のどちら側から落下しても、落下した側の面を確実に保護することができる。
図9は、本発明の光導波路の第2実施形態を示す正面図である。
以下、この図を参照して本発明の光導波路の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、突出部の形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
例えば、幅W2の大きさによっては、突出部4のY軸方向の長さを長く確保したい場合がある。この場合、楕円形をなす突出部4が適している。
図10は、本発明の光導波路の第3実施形態を示す側面図である。
以下、この図を参照して本発明の光導波路の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、光導波路の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
膜5は、例えば、誘電体で構成することができる。この場合、膜5は、防汚機能を有し、コア層3の第3面33を塵や埃等の汚れから保護することができる。
なお、突出部4は、第3面33を膜5ごと覆っている。
図11は、本発明の光導波路の第4実施形態を示す正面図である。
以下、この図を参照して本発明の光導波路の第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、コア層の形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
また、本発明の光導波路は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
上述した複数の例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
板状の基材(2)と、
前記基材(2)上に層状に形成され、光(LT)が透過し、該光(LT)の光軸方向の一方側に位置する第1面(31)と、他方側に位置する第2面(32)と、前記コア層(3)の前記基材(2)と反対側に位置する第3面(33)と、を有するコア層(3)と、
前記第1面(31)および前記第2面(32)のうちの少なくとも一方の面の一部を覆い、該一方の面から突出するとともに、前記第3面(33)の一部を覆い、該第3面(33)から突出する突出部(4)と、を備える。
前記突出部(4)は、前記コア層(3)の幅方向の一方側に偏在して配置されている。
前記突出部(4)の前記一方の面からの突出量は、0.01mm以上0.1mm以下である。
前記一方の面に臨む方向から見たとき、前記突出部(4)の前記一方の面の幅に占める割合は、1%以上10%以下である。
前記突出部(4)は、紫外線硬化樹脂または熱硬化性樹脂で構成されている。
前記突出部(4)は、前記光導波路(1)の落下時に前記一方の面を保護する機能を有する。
前記突出部(4)は、前記第1面(31)および前記第2面(32)の双方の面に配置されている。
前記第3面(33)上に前記コア層(3)よりも薄く層状に形成された膜(5)を備える。
1’ 積層体
2 基材
21 上面
3 コア層
31 第1面(第1端面)
32 第2面(第2端面)
33 第3面
34 第4面
35 第5面
36 角部
37 溝
4 突出部
4A 突出部
4B 突出部
4’ 樹脂材料
5 膜
10 ノズル
20 床面
LT 光
L2 全長
PA31 突出量
t2 厚さ
t3 厚さ
t5 厚さ
W2 幅
Claims (9)
- 板状の基材と、
前記基材上に層状に形成され、光が透過し、該光の光軸方向の一方側に位置する第1面と、他方側に位置する第2面と、前記基材と反対側に位置する第3面と、前記光軸方向と直交する幅方向の一方側に位置する第4面と、を有するコア層と、
前記第1面と前記第3面と前記第4面で形成される角部を覆う突出部と、を備える光導波路。 - 前記突出部は、前記コア層の前記幅方向の一方側に偏在して配置されている請求項1に記載の光導波路。
- 前記突出部の前記第1面および前記第2面のうち少なくとも一方の面からの突出量は、0.01mm以上0.1mm以下である請求項1または2に記載の光導波路。
- 前記第1面および前記第2面のうち少なくとも一方の面に臨む方向から見たとき、前記突出部の前記一方の面の幅に占める割合は、1%以上10%以下である請求項1~3のいずれか1項に記載の光導波路。
- 前記突出部は、紫外線硬化樹脂または熱硬化性樹脂で構成されている請求項1~4のいずれか1項に記載の光導波路。
- 前記突出部は、前記光導波路の落下時に前記第1面および前記第2面のうち少なくとも一方の面を保護する機能を有する請求項1~5のいずれか1項に記載の光導波路。
- 前記突出部は、前記第1面および前記第2面の双方の面に配置されている請求項1~6のいずれか1項に記載の光導波路。
- 前記第3面上に前記コア層よりも薄く層状に形成された膜を備える請求項1~7のいずれか1項に記載の光導波路。
- 前記突出部は、前記第1面、前記第3面および前記第4面から、丸みを帯びて突出している請求項1~8のいずれか1項に記載の光導波路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019071052A JP7302241B2 (ja) | 2019-04-03 | 2019-04-03 | 光導波路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019071052A JP7302241B2 (ja) | 2019-04-03 | 2019-04-03 | 光導波路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020170078A JP2020170078A (ja) | 2020-10-15 |
JP7302241B2 true JP7302241B2 (ja) | 2023-07-04 |
Family
ID=72745928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019071052A Active JP7302241B2 (ja) | 2019-04-03 | 2019-04-03 | 光導波路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7302241B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002222592A (ja) | 2001-01-24 | 2002-08-09 | Mitsubishi Chemicals Corp | 情報記録媒体及び情報記録媒体の製造方法 |
JP2004021005A (ja) | 2002-06-18 | 2004-01-22 | Fujitsu Ltd | 光導波路基板 |
US20090067797A1 (en) | 2007-09-06 | 2009-03-12 | Kla-Tencor Technologies Corporation | Optical waveguide radiation control |
JP2010078882A (ja) | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 高分子光導波路およびその製造方法 |
CN101726462A (zh) | 2005-09-29 | 2010-06-09 | 株式会社东芝 | 光波导型生物化学传感器芯片及其制造方法 |
JP2013088678A (ja) | 2011-10-19 | 2013-05-13 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 光導波路モジュール、光導波路モジュールの製造方法および電子機器 |
-
2019
- 2019-04-03 JP JP2019071052A patent/JP7302241B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002222592A (ja) | 2001-01-24 | 2002-08-09 | Mitsubishi Chemicals Corp | 情報記録媒体及び情報記録媒体の製造方法 |
JP2004021005A (ja) | 2002-06-18 | 2004-01-22 | Fujitsu Ltd | 光導波路基板 |
CN101726462A (zh) | 2005-09-29 | 2010-06-09 | 株式会社东芝 | 光波导型生物化学传感器芯片及其制造方法 |
US20090067797A1 (en) | 2007-09-06 | 2009-03-12 | Kla-Tencor Technologies Corporation | Optical waveguide radiation control |
JP2010078882A (ja) | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 高分子光導波路およびその製造方法 |
JP2013088678A (ja) | 2011-10-19 | 2013-05-13 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 光導波路モジュール、光導波路モジュールの製造方法および電子機器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020170078A (ja) | 2020-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5012624B2 (ja) | 光導波路素子 | |
JP4658658B2 (ja) | 光変調器 | |
WO2007122877A1 (ja) | 光変調素子 | |
WO2019187899A1 (ja) | 光変調器 | |
JP7302241B2 (ja) | 光導波路 | |
JP6398551B2 (ja) | 光変調器 | |
JPH03150509A (ja) | 導波路基板と光ファイバの接続方法及び該方法の実施に使用する紫外光遮断機能付き反射防止膜 | |
KR101041230B1 (ko) | 복합 광학 필름 | |
JP4544474B2 (ja) | 光変調器 | |
JP3229142B2 (ja) | 光学装置 | |
JP2010048940A (ja) | 光学装置 | |
JP2002055253A (ja) | 光合分波器 | |
JP4427554B2 (ja) | 光モジュール及びその製造方法 | |
JP2004101847A (ja) | 光モジュール | |
WO2022138587A1 (ja) | 光接続構造 | |
JP5089075B2 (ja) | 波長変換モジュール | |
JP4467544B2 (ja) | 光ハイブリッド集積回路 | |
JP2003131065A (ja) | 光部品およびその製造方法 | |
JP2010079256A (ja) | 光ファイバピグテイル | |
JP2014085398A (ja) | 光変調器及び光偏向器 | |
JP2006301611A (ja) | 導光板および導光板ユニット | |
JP2002196284A (ja) | 光部品とその製造方法 | |
WO2020245875A1 (ja) | 光導波路チップ | |
JP2009139861A (ja) | アレイ型光学素子 | |
JP2009145423A (ja) | 波長変換モジュール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211001 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220629 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220705 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220902 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230523 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230605 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7302241 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |