JP7301041B2 - ポリフェニレンサルファイド繊維からなる繊維製品の染色方法および繊維製品 - Google Patents
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Description
さらに、本発明は、極めて簡単に濃色に染色でき、特に従来技術では得ることが困難であった濃い黒色の染色品が得られる方法を提供すること、及び、濃色に染色されたPPS繊維製品、特に、濃い黒色に染色されたPPS繊維製品を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、PPS繊維を含む面ファスナー(以下、“PPS面ファスナー”と称することもある)に適した染色方法を提供すること、及び、染色されたPPS繊維面ファスナーを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、濃色染色処理により係合力が低下することが殆どない、PPS繊維面ファスナーの染色方法を提供することを目的とする。
(1)PPS繊維を含む繊維製品を240℃以上の温度で1分以上乾熱処理を行った後、分散染料を含有する120~145℃の温度範囲の水溶液中で90分以上染色処理することを特徴とするPPS繊維製品の染色方法;
(2)前記繊維製品が面ファスナーである(1)に記載のPPS繊維製品の染色方法;
(3)染色されたPPS繊維製品;
(4)前記PPS繊維製品が面ファスナーである(3)に記載のPPS繊維製品;及び
(5)他の態様の染色方法及び染色されたPPS繊維製品
を提供する。
また、前記共重合成分を実質的に含まないポリエチレンテレフタレートホモポリマーも鞘成分として好ましい。
芯成分樹脂は、融点または軟化点が異なることを除いて、鞘成分に関して上記した樹脂と同様である。
緯糸に用いられるPPSマルチフィラメント糸は、3.2~4.8デシテックスのPPSフィラメントが52~80本集束しているマルチフィラメント糸が好ましい。
また係合素子用糸を含むループの密度は、織物基布の単位面積当たり35~70個/cm2が好ましい。なお、最終的に得られる面ファスナーがフック・ループ混在型の場合であっても、あるいは片面フック・片面ループの場合であっても、フック状係合素子用ループとループ状係合素子用ループの合計個数も35~70個/cm2であることが好ましい。本発明で使用する織物製面ファスナーの目付は、乾熱処理後で420~600g/m2が好ましい。
(1)面ファスナーの経糸方向に沿った両端部に、係合素子が存在しない耳部が形成され、
(2)耳部の経糸方向に沿った切断面が、緯糸の切断面により形成されており、切断面に位置する経糸が緯糸により固定されている
耳部付面ファスナーであってもよい。
さらに、耳部ほつれが生じないので、複数の面ファスナー部分と複数の耳部となる領域が交互に配置された幅広の面ファスナー用織物を製造し、該幅広の面ファスナー用織物の耳部となる領域を経糸方向にスリットすることにより多条の耳部付面ファスナーを同時に製造することができ、生産性が良好である。
(i)経糸としてPPSマルチフィラメント糸、緯糸としてPPSマルチフィラメント糸と熱融着性芯鞘型フィラメントを含むマルチフィラメント糸との引き揃え糸、及び係合素子用糸としてPPSマルチフィラメント糸及び/又はPPSモノフィラメント糸を用いて、織物の表面には係合素子用糸を含む多数のループが存在している係合素子領域と係合素子用糸が存在していない耳部領域がそれぞれ経糸方向に連続して存在しており、緯糸方向には係合素子領域と耳部領域が交互に存在している織物を織る工程、
(ii)工程(i)で得られた織物を、熱融着性芯鞘型フィラメントの鞘部を溶融させる温度以上の温度であって、芯部の溶融温度より8℃低い温度~芯部の溶融温度の範囲内の温度に加熱して、織物を構成している糸を熱融着性芯鞘型フィラメントにより融着固定させる工程、
(iii)係合素子用糸がPPSモノフィラメント糸である場合には、ループの片脚を切断してループをフック状係合素子とする工程、及び
(iv)耳部領域で織物を経糸に平行にスリットして、織物を複数条の耳部付面ファスナーに分割する工程。
後述する表1の結果から、乾熱処理温度が高くなるとハーマン配向度は減少する、すなわち、PPS分子の配向状態が緩む傾向があることが分かる。この緩んだ配向状態がPPS繊維の染色性向上に寄与していると考えられる。一方、乾熱処理しない場合、乾熱処理温度が240℃未満の場合、乾熱処理時間が1分未満の場合は、配向状態が染色改善効果を発揮する程度まで緩むことがなく、従って、従来の乾熱処理を行わない染色方法ではPPS繊維の染色が難しく、特に、濃色に染色することが困難であったと予想される。
ハーマン配向度の詳細は後述する。
又、本発明の乾熱処理後のループ状係合素子の結晶化度が好ましくは53%以上、より好ましくは61.0~69.0%であることが分かった。
後述する表2と3の結果から、乾熱処理を行わない場合又は乾熱処理温度が240℃未満の場合、53%以上の結晶化度が得られないことが分かる。
本発明の乾熱処理を含む染色方法が、従来難しいと考えられていたPPS繊維の染色を容易にし、特に、従来困難であると思われていたPPS繊維を濃色に染色することを可能にすることを考慮すると、上記範囲のフック状係合素子の結晶化度及びループ状係合素子の結晶化度もPPS繊維の染色性改善に何らかの寄与を有していると思われる。
(a)面ファスナーの作製
下記の経糸、緯糸、及びループ状係合素子用糸又はフック状係合素子用糸を用い、織密度が経糸56本/cm(係合素子用糸を含む)、緯糸18.5本/cmとなるように織った。経糸4本(係合素子用糸を含まず)に1本の割合でループ状係合素子用糸又はフック状係合素子用糸を経糸に平行に打ち込み、緯糸3本を浮沈したのち2.3mmの高さのループを形成するようにした。
[経糸]
・PPSマルチフィラメント糸(250デシテックス/60フィラメント)
[緯糸(引き揃え糸)]
・PPSマルチフィラメント糸(250デシテックス/60フィラメント)
・熱融着性芯鞘型マルチフィラメント糸(120デシテックス/24フィラメント)
芯成分:ポリエチレンテレフタレート(融点:260℃)
鞘成分:イソフタル酸25モル%共重合ポリエチレンテレフタレート
(軟化点:190℃)
芯鞘比率(質量比):70:30
[係合素子用糸]
・ループ状係合素子用糸:PPSマルチフィラメント糸(334デシテックス/20フィラメント)
・フック状係合素子用糸::PPSモノフィラメント糸(直径200μm)
得られた面ファスナー用織物を所定温度で2分間乾熱処理し、熱融着性芯鞘型マルチフィラメント糸の鞘成分を溶融させて、経糸、緯糸及び係合素子用糸を固定させた。
フック状係合素子用糸を用いた場合は、ループの片脚を切断してフック状係合素子にすることによりフック面ファスナーを得た。ループ状係合素子用糸を用いた場合はそのままループ面ファスナーとして用いた。
(b)X線分析
得られたフック面ファスナーのフック状係合素子及びループ面ファスナーのループ状係合素子から採取したサンプルを下記条件でX線分析し、方位角-強度分布図及び回折角-強度分布図を得た。
装置:ブルカー社製D8 Discover with GADDS
検出器:2次元PSPC?Hi-STAR
X線源:Cu
電流:110mA
電圧:45kV
コリメーター径:0.3mm
露光時間:30分
2θ(検出器位置):22deg
ω(サンプル位置):11deg
χ(煽り角):90deg及び0deg
(c)ハーマン配向度
ハーマン配向度fは、方位角-強度分布図から下記式によって算出することができる。
解析用データ(方位角-強度図)の作成条件
2次元データを2θ=18.5~19.5deg、Chi=-145~-35degの範囲で横軸をChi(方位角=β)として作図した。
2枚の2次元像(煽り角が90deg及び0degのときのデータ)を上記の条件で変換し、変換後の2つのデータをつなぎ合わせて得られた方位角=45~225degの範囲の図を解析用のデータとして用いた。
回折角-強度分布図から結晶ピーク面積と全ピーク面積を求め、以下の式から算出した。
結晶化度(%)=結晶ピーク面積/全ピーク面積×100
(1)明度L*値
分光測色計・色彩色差計(ミノルタ社製:CM-3600)を用いて、JIS L1916:2000に準拠して、染色されたPPS繊維製品の表面のL*a*b*表色系の座標値から明度L*値を求めた。明度L*値は、試験片から平均的な位置を万遍なく選択して測定された3点の平均値である。明度L*値が低いほど濃色に染色されたことを意味する。
(2)ΔL値
染色されたPPS繊維製品の濃淡について、分光測色計・色彩色差計(ミノルタ社製:CM-3600A)を用い、白色校正板を基準とし、ΔL値を算出した。ΔL値は、白色校正板との白色度の違いを表し、マイナス値が大きいほど濃色に染色されたことを意味する。
(3)染前後のΔL値
染前後のΔL値は、染色前のPPS繊維製品の色(PPS特有の黄褐色)を基準として求めたΔL値であり、染色前後の濃淡差を表す。
染前後のΔL値=(染色後のL値)-(染色前の基準色(PPS特有の黄褐色))
(4)摩擦堅牢度
JIS L 0849 II型 2004の方法により測定した。
(5)熱湯堅牢度
JIS L 0845 3号 1975の方法により測定した。
面ファスナーを構成する経糸、緯糸およびループ状係合素子用マルチフィラメント糸として次の糸を用意した。
[経糸]
・PPSマルチフィラメント糸(250デシテックス/60フィラメント)
[緯糸(引き揃え糸)]
・PPSマルチフィラメント糸(250デシテックス/60フィラメント)
・熱融着性芯鞘型マルチフィラメント糸(120デシテックス/24フィラメント)
芯成分:ポリエチレンテレフタレート(融点:260℃)
鞘成分:イソフタル酸25モル%共重合ポリエチレンテレフタレート
(軟化点:190℃)
芯鞘比率(質量比):70:30
[ループ状係合素子用マルチフィラメント糸]
・PPSマルチフィラメント糸(334デシテックス/20フィラメント)
さらに、織る際には、緯糸が2本合わさって経糸および係合素子用糸に対する浮沈関係を同一としているように、緯糸を一方向からのみ挿入させて反対側で折り返す方法を用いた。
染料;タキシードブラックH(ダイスター社製) 7%owf
助剤;ニッカサンソルト SN130(日華化学(株)社製) 2g/l
テキスポート SN10(日華化学(株)社製) 2g/l
サンモール120(日華化学(株)社製) 1g/l
酢酸 2g/l
MYS((株)トウカイフクイ社製) 0.10%owf
浴比;1:15
染色温度・時間;135℃×120分(40℃から135℃まで30分で昇温し、135℃で120分キ-プ)
還元洗浄:苛性ソーダ 1g/l
二酸化チオ尿素 0.5g/l
エスクードNEO‐2E 1g/l
80℃×15分
水洗;15分
乾燥;60℃×30分
自動車用燃焼試験FMVSS-302の水平法と航空機用燃焼試験14 CFR 25.853(a)の12秒の垂直法で染色した面ファスナーの難燃性を測定したところ、いずれの試験法にも合格する極めて優れた難燃性を有するものであった。
さらに、ループ面ファスナーとして必要な係合力を充分に有しており、フック面ファスナーと強固に係合し、且つ、係合・剥離を2000回繰り返した後においてもシアー強力、ピール強力ともに初期係合力の90%以上の係合力を保持していた。
上記実施例1において、乾熱処理温度と乾熱処理時間を表1に記載した温度と時間に変更した以外は実施例1と同一の条件でループ面ファスナーを作製した。得られたループ面ファスナーを実施例1と同一の条件で染色し、染色されたループ面ファスナーを作製した。
上記実施例1において、染色の際の染料水溶液の温度および染色時間を表1に記載した条件に変更した以外は実施例1と同一の条件で染色し、染色されたループ面ファスナーを作製した。
上記実施例1において、染料を変更した以外は実施例1と同一の条件で染色し、青色に染色されたループ面ファスナー(実施例10)及び緑色に染色されたループ面ファスナー(実施例11)を作製した。
青色染色に使用した染料
T/B SGL<住友化学製>及びB-ACE<ダイスター製> 7%owf
緑色染色に使用した染料
T/B SGL<住友化学製>、Y-ACE<ダイスター製>、及びB-ACE<ダイスター製> 7%owf
このように、従来のPPS繊維が難染色性であるという常識からは考えられない濃い色調を有する染色されたループ面ファスナーが得られた。又、実施例2~11の染色されたループ面ファスナーは、実施例1のものと同様に優れた初期係合力と2000回係合・剥離後の係合力を保持していた。
上記実施例1において、乾熱処理温度と乾熱処理時間を表5に記載した温度と時間に変更した以外は実施例1と同一の条件でループ面ファスナーを作製した。得られたループ面ファスナーを実施例1と同一の条件で染色し、染色されたループ面ファスナーを作製した。
上記実施例1において、染色温度および染色時間を表2に記載した条件に変更した以外は実施例1と同一の条件で染色し、染色されたループ面ファスナーを作製した。
クラレファスニング(株)製のポリエステル系繊維を含むループ面ファスナー(品番:B2790Y)を135℃で60分間黒系の分散染料で染色したもの(参考例1:黒色系ループ面ファスナーとして販売中)と同一のポリエステル系繊維を含むループ面ファスナーを灰色系の分散染料で135℃で60分染色したもの(参考例2:灰色系ループ面ファスナーとして販売中)のΔL値などを比較として測定した。
比較例2の染色されたループ面ファスナーは、濃色性の点で不十分であるとともに、熱融着性マルチフィラメント糸から融け出した溶融樹脂が面ファスナーの一部表面や裏面に付着し、外観が悪かった。係合力に関しては、これら比較例で得られた面ファスナーはいずれも特に問題なかった。
比較例4は、染色温度が高過ぎるので、耐圧性の関係上通常のポリエステル繊維用の高圧染色機では実施できず、工業的に採用できる条件ではなかった。
Claims (9)
- ポリフェニレンサルファイド繊維を含む繊維製品を240℃以上の温度で1分以上乾熱処理を行った後、分散染料を含有する120~145℃の温度範囲の水溶液中で90分以上染色処理することを特徴とするポリフェニレンサルファイド繊維を含む繊維製品の染色方法。
- 前記繊維製品が面ファスナーである請求項1に記載の染色方法。
- 前記面ファスナーが、
経糸としてポリフェニレンサルファイドを含むマルチフィラメント糸、緯糸としてポリフェニレンサルファイドを含むマルチフィラメント糸、及び係合素子用糸としてポリフェニレンサルファイドを含むマルチフィラメント糸、ポリフェニレンサルファイドを含むモノフィラメント糸、又はその双方を含み、
該経糸及び該緯糸を含む織物基布の少なくとも一方の表面に、該係合素子用マルチフィラメント糸を含むループ状係合素子、該係合素子用モノフィラメント糸を含むフック状係合素子、又はその双方を有する面ファスナーである請求項2に記載の染色方法。 - 前記緯糸がポリフェニレンサルファイドを含むマルチフィラメント糸と熱融着性マルチフィラメント糸を含む引き揃え糸であり、前記織物基布を構成する糸及び前記ループ状係合素子、前記フック状係合素子、又はその双方が該熱融着性マルチフィラメント糸により融着固定されている請求項3に記載の染色方法。
- 乾熱処理により、熱融着性マルチフィラメント糸による織物基布を構成する糸及び前記ループ状係合素子用マルチフィラメント糸、前記フック状係合素子用モノフィラメント糸、又はその双方の融着固定も同時に行う請求項4に記載の染色方法。
- 乾熱処理を245~260℃の温度範囲で2~5分間行う請求項1~5のいずれか1項に記載の染色方法。
- 分散染料を含有する130~140℃の温度範囲の水溶液中で90~300分間染色処理する請求項1~6のいずれか1項に記載の染色方法。
- 染色された繊維製品の摩擦堅牢度および熱湯堅牢度が共に4級以上である請求項1~7のいずれか1項に記載の染色方法。
- 染前後のΔL値が-10以下である請求項1~8のいずれか1項に記載の染色方法。
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