JP7290744B2 - 部品供給装置 - Google Patents

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Description

本明細書は、電源線が配線された取り付け部に部品供給ユニットを取り付ける構成の部品供給装置に関する。
プリント配線が施された基板に対基板作業を実施して、基板製品を量産する技術が普及している。対基板作業を実施する対基板作業機の代表例として、部品の装着作業を実施する部品装着機がある。多くの部品装着機は、複数種類の部品を複数の部品供給ユニットから供給する部品供給装置を備える。部品供給ユニットは、電源線が配線された取り付け部に着脱可能とされ、取り付け状態で電源供給される。この種の部品供給装置の電源供給に関する一技術例が、特許文献1に開示されている。
特許文献1には、複数のテープフィーダ(部品供給ユニットの一例)に電源を供給する電源装置(電源部)を保護する電源制御装置が開示されている。この電源制御装置は、複数のテープフィーダに供給されている全消費電流を実測に基づいて求める全消費電流実測部と、全消費電流が過電流状態になる場合に、特定のテープフィーダを停止状態または軽負荷の待機状態に移行させる過電流保護部と、を備える。これによれば、仮に過電流状態になっても、この過電流状態は速やかに解消され、保護機能が高められる、とされている。
国際公開第2017/090192号
ところで、特許文献1の電源制御装置は、電源装置が故障しないように保護することを目的としたものであり、電源装置よりも負荷側で発生した故障を検出することができない。仮に、電源装置から取り付け部まで配線された電源線に故障が発生しているとき、この取り付け部に部品供給ユニットを取り付けると、部品供給ユニットが破損してしまうおそれがある。逆に、故障が発生している部品供給ユニットを正常な取り付け部に取り付けると、正常な電源線に故障が発生するおそれがある。例えば、短絡故障が発生している部品供給ユニットを誤って取り付けると、電源線に大きな電流が流れて故障する。
また、部品供給ユニットの取り付け状態は、一般的に機械接点によって検出される。しかしながら、接点材料の摩耗劣化や雰囲気中に漂う微粒子などの影響で、機械接点に接触不良の故障が発生して、取り付け状態の誤検出が引き起される場合がある。この場合、活線状態で部品供給ユニットを挿抜して、部品供給ユニットの内部回路に新たな故障を発生させてしまうおそれが生じる。以上説明したように、電源線や部品供給ユニットに係る故障を見落としていると、故障が拡大し、あるいは他に波及する。
本明細書では、部品供給装置を構成する電源線および部品供給ユニットの少なくとも一方で発生する故障の検出を可能とし、故障の拡大の防止や、他への波及の抑止に寄与する部品供給装置を提供することを解決すべき課題とする。
本明細書は、出力側に電源線を有する電源部と、前記電源線が配線された取り付け部を有するパレットと、前記取り付け部に取り付けられて、前記電源線に接続される部品供給ユニットと、前記電源線および前記部品供給ユニットの少なくとも一方で発生した故障を検出する故障検出部と、を備える部品供給装置を開示する。
また、本明細書は、出力側に電源線を有する電源部と、前記電源線が配線された取り付け部を有するパレットと、前記取り付け部に取り付けられて、前記電源線に接続される部品供給ユニットと、前記電源線および前記部品供給ユニットの少なくとも一方で故障が発生したときに、前記故障が発生した前記電源線または前記部品供給ユニットの誤使用を防止する誤使用防止部と、を備える部品供給装置を開示する。
さらに、本明細書は、出力側に電源線を有する電源部と、前記電源線が配線された取り付け部を有するパレットと、前記取り付け部に取り付けられて、前記電源線に接続される部品供給ユニットと、前記部品供給ユニットを前記取り付け部に取り付けるときに、前記部品供給ユニットに設けられた被検出体の動作および停止位置の少なくとも一方を検出して、前記部品供給ユニットが正規に取り付けられていない故障を検出する故障検出部と、を備える部品供給装置を開示する。
本明細書で開示する部品供給装置において、故障検出部や誤使用防止部は、電源線および部品供給ユニットの少なくとも一方で発生した故障であって、かつ従来技術で検出対象とされていなかった故障の検出を可能としている。これにより、故障の拡大の防止や、他への波及の抑止に寄与することができる。
第1実施形態の部品供給装置を装備した部品装着機の構成例を示す斜視図である。 取り付け部を有するパレットの斜視図である。 フィーダ(部品供給ユニット)の前部の斜視図である。 第1実施形態の部品供給装置の機能構成を示すブロック図である。 第2実施形態の部品供給装置の構成を模式的に示す図である。 第2実施形態において、誤使用防止部の一部であるユニット側規制部の構成を模式的に示す側面図である。 図6に示されたユニット側規制部が、正規の使用を許容した状態を示す側面図である。 図6に示されたユニット側規制部が、誤使用を防止した状態を示す側面図である。 第3実施形態の誤使用防止部である最適化処理部の処理フローの図である。 第4実施形態の故障検出部の構成を模式的に示す側面図である。 第5実施形態の故障検出部の構成を模式的に示す側面図である。 第6実施形態の故障検出部の構成を模式的に示す側面図である。
1.部品装着機1の構成例
まず、第1実施形態の部品供給装置3を装備した部品装着機1の構成例について、図1を参考にして説明する。図1の左上から右下に向かう方向が基板Kを搬送するX軸方向、左下(後側)から右上(前側)に向かう方向がY軸方向、鉛直方向がZ軸方向である。部品装着機1は、部品の装着作業を繰り返して実施する。部品装着機1は、部品供給装置3の他に基板搬送装置2、部品移載装置4、部品カメラ11、および制御装置12(図4参照)などで構成されている。
基板搬送装置2は、第1ガイドレール21および第2ガイドレール22、一対のコンベアベルト、ならびにクランプ装置などで構成される。第1ガイドレール21および第2ガイドレール22は、基台10の上部中央を横断してX軸方向に延在し、かつ互いに平行するように基台10に組み付けられる。第1ガイドレール21および第2ガイドレール22に沿い、互いに平行に配置された一対のコンベアベルトが設けられる。一対のコンベアベルトは、コンベア搬送面に基板Kを戴置した状態で輪転して、基台10の中央に設定された装着実施位置に基板Kを搬入および搬出する。また、基台10の中央部のコンベアベルトの下方にクランプ装置が設けられる。クランプ装置は、基板Kを複数の押し上げピンで押し上げて水平姿勢でクランプし、装着実施位置に位置決めする。
部品供給装置3は、部品装着機1の後側に着脱可能に装備される。部品供給装置3は、パレット35上に複数のフィーダ31が配列されて構成される。フィーダ31は、部品供給ユニットの一形態である。フィーダ31は、本体32と、本体32の後側に設けられた供給リール33と、本体32の前端上部に設けられた部品取り出し部34とを備える。供給リール33には、多数の部品が所定ピッチで封入されたキャリアテープが巻回保持される。このキャリアテープが所定ピッチで送り出されると、部品は、封入状態を解除されて部品取り出し部34に順次送り込まれる。
部品移載装置4は、一対のY軸レール41、Y軸移動台42、Y軸モータ43、X軸移動台44、X軸モータ45、および装着ヘッド46などで構成される。一対のY軸レール41は、基台10の前側から後側の部品供給装置3の上方にかけて配設される。Y軸移動台42は、一対のY軸レール41に装架されている。Y軸移動台42は、Y軸モータ43からボールねじ機構を介して駆動され、Y軸方向に移動する。
X軸移動台44は、Y軸移動台42に装架されている。X軸移動台44は、X軸モータ45からボールねじ機構を介して駆動され、X軸方向に移動する。装着ヘッド46は、X軸移動台44の後側に、着脱可能に取り付けられる。Y軸レール41、Y軸移動台42、Y軸モータ43、およびX軸モータ45は、装着ヘッド46を駆動するヘッド駆動機構40を構成する。
装着ヘッド46は、ロータリツール47を下側に有する。ロータリツール47は、R軸モータによって回転駆動される。図1には省略されているが、ロータリツール47の下側に、複数の吸着ノズルが環状に配置される。マークカメラ49は、X軸移動台44の下側に設けられ、ロータリツール47に並んで配置される。マークカメラ49は、位置決めされた基板Kに設けられている位置マークを撮像して、基板Kの正確な装着実施位置を検出する。
部品カメラ11は、基板搬送装置2と部品供給装置3との間の基台10の上面に、上向きに設けられている。部品カメラ11は、装着ヘッド46の複数本の吸着ノズルが部品取り出し部34で部品を吸着して基板Kに移動する途中の状態を撮影する。これにより、部品カメラ11は、複数本の吸着ノズルにそれぞれ保持された部品を一括して撮像できる。取得された画像データは、画像処理されて、部品の有無や正誤が確認されるとともに、吸着姿勢が取得される。
制御装置12は、基板製品の種類ごとのジョブデータを保持して、装着作業を制御する。ジョブデータは、装着作業の詳細な手順や方法などを記述したデータである。制御装置12は、基板搬送装置2、部品供給装置3、部品移載装置4、および部品カメラ11に各種の指令を送信する。また、制御装置12は、これらの装置から動作状況に関する情報を受信する。制御装置12は、単一のコンピュータ装置で構成されてもよく、複数のコンピュータ装置に機能分散されて構成されてもよい。
2.第1実施形態の部品供給装置3
次に、第1実施形態の部品供給装置3の構成、機能、および作用について、図2~図4を参考にして詳述する。図2に示されるように、パレット35は、後側に水平姿勢で横たわる水平部36、および水平部36の前側で起立した起立部37からなり、側面視で概ねL字形状に形成されている。水平部36の上面には、前後方向に延びる複数のスロット361が幅方向に並んで形成される。起立部37の後面の各スロット361に対応する位置に、上から下へと順番に上側位置決め孔371、装置側コネクタ372、および下側位置決め孔373が設けられる。
一方、図3に示されるように、フィーダ31の本体32の底面に突条325が設けられる。突条325は、下方に突出しつつ、前後方向に延びている。また、フィーダ31の本体32の前面に、上から下へと順番に上側位置決めピン321、フィーダ側コネクタ322、および下側位置決めピン323が設けられる。
複数のフィーダ31は、パレット35の後方から前方に進められて取り付けられる。このとき、フィーダ31の突条325は、パレット35のスロット361に挿入されて進行し、取り付け操作を案内する。フィーダ31が前方に進められてゆくと、上側位置決めピン321および下側位置決めピン323は、上側位置決め孔371および下側位置決め孔373に嵌入して、正規位置に到達する。これにより、フィーダ31は、パレット35に対して正規位置に位置決めされる。
位置決めと同時に、フィーダ側コネクタ322は、装置側コネクタ372に自動的に嵌合する。これにより、パレット35内の電源部9からフィーダ31に電源が供給され、かつ、制御ラインが接続される。以上の説明で分かるように、パレット35の上側位置決め孔371、装置側コネクタ372、および下側位置決め孔373は、フィーダ31を取り付ける取り付け部に該当する。複数の取り付け部は、スロット361の位置を示すスロット番号により、区別して呼称される。
図4に示されるように、部品供給装置3は、フィーダ31、パレット35、および電源部9に加えて、装置制御部5、故障検出部6、および故障通知部71を備える。電源部9は、パレット35内に設けられており、所定の動作電圧を出力してフィーダ31に供給する。電源部9は、その出力側に分岐した複数の電源線91を有する。電源線91の各々は、それぞれ装置側コネクタ372まで配線される。図4において、電源線91、装置側コネクタ372、フィーダ側コネクタ322、およびフィーダ31の二組が示されており、三組目以降は図示省略されている。
装置制御部5は、パレット35内に設けられる。装置制御部5は、装置側コネクタ372およびフィーダ側コネクタ322を経由する制御ライン(図略)により、取り付けられたフィーダ31内の制御部(図略)に接続される。また、装置制御部5は、上位の制御装置12にも接続される。装置制御部5は、制御装置12からの指令にしたがって各フィーダ31を制御するとともに、各フィーダ31の稼働状況を取得して制御装置12に通知する。
装置制御部5は、さらに、表示部51を有する。表示部51は、表示画面を有する一般的な表示装置とすることができる。あるいは、表示部51は、上側位置決め孔371の上方にそれぞれ配置される複数の表示ランプでもよい。表示ランプの各々は、スロット番号で呼称される取り付け部の状態に関する情報や、取り付けられたフィーダ31の状態に関する情報を個別に表示する。
故障検出部6は、過電流遮断部61、半導体スイッチ62、および電圧監視部63で構成される。過電流遮断部61は、電源線91の途中に挿入されて接続される。過電流遮断部61は、自己よりも負荷側で短絡故障が発生したときに、流れる過電流を遮断して、電源線91を開路状態にする。過電流遮断部61は、電源線91の分岐部に近接して接続され、電源線91の長い範囲を保護することが好ましい。過電流遮断部61として、ヒューズやブレーカを例示できる。
半導体スイッチ62は、電源線91の過電流遮断部61よりも負荷側に接続される。半導体スイッチ62は、装置制御部5から制御されて、電源線91を開閉操作する。半導体スイッチ62として、FET素子を例示することができる。また、半導体スイッチ62に代えて、開閉リレーを用いることができる。半導体スイッチ62の内部で短絡故障が発生して、電源線91に過電流が流れることが生じ得る。
電圧監視部63は、装置制御部5のソフトウェアによって実現されている。電圧監視部63は、電源線91の過電流遮断部61よりも負荷側区間の電圧、および、半導体スイッチ62よりも負荷側区間の電圧の少なくとも一方を監視する(図4の破線の矢印参照)。電圧監視部63は、電圧が無いことに基づいて、過電流故障が発生した後の遮断状態を判定する。つまり、遮断状態の判定は、過電流故障の検出に相当する。なお、この判定において、電源部9の動作状況や半導体スイッチ62の制御状態が参照されてもよい。
電圧監視部63は、フィーダ31が取り付けられていないときに機能して、過電流故障を検出し、さらに過電流故障が発生した電源線91を特定する。また、電圧監視部63は、フィーダ31が取り付けられてから極く短時間のうちに当該の系統で過電流故障が発生したときに、当該のフィーダ31の過電流故障を特定することができる。電圧監視部63は、過電流故障の検出結果および故障箇所の特定結果を故障通知部71に送る。
故障通知部71は、装置制御部5のソフトウェアで実現されている。故障通知部71は、過電流故障の検出結果および故障箇所の特定結果を表示部51に表示して、オペレータに通知する。さらに、故障通知部71は、過電流故障の検出結果および故障箇所の特定結果を制御装置12に通知する。制御装置12は、通知に基づいて、故障した電源線91が配線されている取り付け部や、故障したフィーダ31の誤使用を防止する措置を講じる。例えば、制御装置12は、使用可能なフィーダ31の一覧リストから故障したフィーダ31を除外する。
第1実施形態の部品供給装置3において、故障検出部6は、電源線91およびフィーダ31の少なくとも一方で発生した故障であって、かつ従来技術で検出対象とされていなかった故障の検出を可能としている。これにより、故障の拡大の防止や、他への波及の抑止に寄与することができる。
3.第1実施形態の応用形態
第1実施形態において、電源線91で故障が発生したときに、この電源線91の誤使用を防止する誤使用防止部を追加した応用形態について説明する。応用形態において、誤使用防止部は、取り付け部に設けられたパレット側規制部とされている。パレット側規制部は、電源線91で故障が発生したときに、フィーダ31の取り付け部への取り付け、または電源線91への接続を規制する。パレット側規制部として、磁気反発力機構81、および可動の規制部材82の二例を例示することができる。
第一例の磁気反発力機構81は、フィーダ31に設けられた磁石811、およびパレット35に設けられた電磁石812からなる。詳述すると、磁石811は、図3に破線で示されるように、フィーダ31の上側位置決めピン321の上側に追加して設けられる。一方、電磁石812は、図2に破線で示されるように、パレット35の上側位置決め孔371の上側に追加して設けられる。かつ、電磁石812は、接近する磁石811に対して反発力を発生するように、励磁時の磁極配置が設定される。
そして、電源線91で故障が発生した場合に、故障した電源線91に対応する当該取り付け部の電磁石812が励磁される。このとき、オペレータがフィーダ31を当該取り付け部に進めようとしても、磁石811と電磁石812の反発力により、フィーダ31は正規位置まで進み得ず、取り付け不能となる。また、正常な電源線91に対応する取り付け部において、電磁石812は励磁されず、フィーダ31の取り付けに支障は生じない。
第二例の規制部材82は、図2に黒色で示されるように、パレット35の装置側コネクタ372を開閉できるように上下動可能に設けられる。規制部材82は、故障した電源線91に対応する当該取り付け部で上昇駆動されて、装置側コネクタ372の下側部分を閉止し、フィーダ31を取り付け不能とする。また、規制部材82は、正常な電源線91に対応する取り付け部で下降駆動され、装置側コネクタ372を使用可能に開放する。なお、規制部材82は、スロット361、上側位置決め孔371、および下側位置決め孔373のいずれかを開閉するように配置されてもよい。
第1実施形態の応用形態の二例において、故障した電源線91に対応する当該取り付け部に対して、フィーダ31は取り付け不能となる。結果として、故障した電源線91の誤使用が防止されて、故障の拡大が防止される。さらに、フィーダ31への故障の波及が抑止される。
4.第2実施形態の部品供給装置3A
次に、第2実施形態の部品供給装置3Aの構成、機能、および作用について、図5~図8を参考にして、第1実施形態と異なる点を主に説明する。第2実施形態では、フィーダ31Aに自己診断機能を持たせて、故障の検出および誤使用の防止を自動的に実施する。第2実施形態の部品供給装置3Aは、フィーダ31A、パレット35、電源部9、故障検出部6A、および誤使用防止部8Aを備える。
図5に示されるように、故障検出部6Aは、補助電源部64、補助電源供給路65、および検出回路66で構成される。補助電源部64は、電源部9と別体であり、所定の検出用電圧を供給する。検出用電圧は、電源部9が供給する動作電圧以下に設定される。補助電源供給路65は、電源線91と別体であり、補助電源部64とフィーダ31Aを接続する。補助電源供給路65は、非接触給電技術を利用して構成される。
詳述すると、補助電源供給路65は、非接触給電部651および非接触受電部652からなる。非接触給電部651は、パレット35の水平部36内の上面の近くに配置され、補助電源部64に接続される。一方、非接触受電部652は、フィーダ31A内の底面の近くに配置され、検出回路66に接続される。非接触受電部652は、対向配置される非接触給電部651から非接触で受電し、検出回路66に検出用電圧を供給する。非接触給電部651および非接触受電部652の具体的な回路は、公知技術を応用して構成することができる。
この補助電源供給路65では、パレット35の取り付け部にフィーダ31Aを取り付ける操作において、非接触受電部652が非接触給電部651に対向して、検出回路66が動作する。つまり、フィーダ31Aがスロット361に沿って進み、取り付け部に接近すると、検出回路66が自動的に動作する。したがって、フィーダ31Aの故障を判定するために、専用の操作を必要としない。なお、補助電源供給路65は、摺動しつつ導通する接触電極の組み合わせにより構成されてもよい。
次に、検出回路66の回路構成について説明する。検出回路66は、フィーダ31Aに設けられて検出用電圧で駆動され、フィーダ31Aで発生した故障を検出するユニット側検出部の一形態である。検出回路66は、非接触受電部652の正極端子653を始点として、電磁コイル661およびダイオード662が直列接続され、さらに内部回路38の正極ライン38Pへと接続されて、回路構成される。加えて、検出回路66は、内部回路38の負極ライン38NにLED663が接続され、さらに終点となる非接触受電部652の負極端子654へ接続されて、回路構成される。
検出回路66において、正常な内部回路38は検出用電圧の大部分を分担し、電磁コイル661およびLED663は殆ど電圧を分担しない。ところが、内部回路38に短絡故障や低抵抗短絡の故障が発生すると、電磁コイル661およびLED663は電圧を分担するようになる。このため、LED663は発光して、内部回路38の故障を通知する。つまり、LED663は、故障通知部として機能する。また、電圧を分担する電磁コイル661は、次に説明する誤使用防止部8Aの一部として機能する。
誤使用防止部8Aは、故障が発生したフィーダ31Aの誤使用を防止する。誤使用防止部8Aは、補助電源部64、補助電源供給路65、および電磁コイル661を共用するとともに、ユニット側規制部83を有する。ユニット側規制部83は、フィーダ31Aに設けられて検出用電圧で駆動され、故障が発生したフィーダ31Aの取り付け部への取り付け、または電源線91への接続を規制する。図6に示されるように、ユニット側規制部83は、フィーダ側コネクタ84、磁石89、および電磁コイル661で構成される。
第2実施形態において、フィーダ31Aのフィーダ側コネクタ84は、第1実施形態のフィーダ側コネクタ322と構造が相違する。すなわち、フィーダ側コネクタ84は、基部85、昇降部86、および案内部87が前後方向に重ねられた三層構造に構成される。基部85、昇降部86、および案内部87は、樹脂などの絶縁材料を用いて薄板形状に形成される。基部85は、フィーダ31Aの前面に固定される。基部85は、上下に離隔配置された2個の貫通孔851、および貫通孔851の内部にそれぞれ配置された接続ピン852をもつ。2本の接続ピン852は、内部回路38の正極ライン38Pおよび負極ライン38Nに接続されている。
昇降部86は、基部85の前側に昇降可能に配置される。昇降部86は、上下に離隔配置された2個の貫通孔861をもつ。昇降部86の外周には、鉄製の枠体が嵌められている。案内部87は、昇降部86の前側に配置され、基部85に対して固定される。案内部87は、上下に離隔配置された2個の貫通孔871をもつ。2個の貫通孔861の距離および2個の貫通孔871の距離は、2個の貫通孔851の距離に一致する。
昇降部86の上方に、磁石89が配置される。また、昇降部86の下方に、電磁コイル661が配置される。電磁コイル661は、電圧を分担しないと励磁されない。このとき、昇降部86は、枠体が磁石89に吸引されることにより、上側の正常位置に位置する。すると、図6に示されるように、上下の貫通孔851、貫通孔861、および貫通孔871は、それぞれ水平方向に並ぶ。
一方、パレット35の装置側コネクタ88は、フィーダ31Aを取り付ける取り付け部に該当する。装置側コネクタ88は、第1実施形態の装置側コネクタ372と構造が相違し、上下に離隔配置されて水平後方に延びる2本の接続ピン881をもつ。2本の接続ピン881は、それぞれ電源線91に接続されている。2本の接続ピン881の距離は、2個の貫通孔871の距離に一致する。接続ピン881の外径は、貫通孔851、貫通孔861、および貫通孔871の内径よりも小さめである。接続ピン881および接続ピン852は、互いに当接したときに十分な接触面積が得られるように加工が施される。例えば、両方のピンの先端にテーパ加工が施されて、面接触が確保される。
前述したように、フィーダ31Aがスロット361に沿って取り付け部に進む途中で、検出回路66は自動的に動作する。ここで、フィーダ31Aが正常であれば、電磁コイル661は、殆ど電圧を分担せず、励磁されない。したがって、昇降部86は、上側の正常位置に維持される。すると、図7に示されるように、前方に向かって進行する貫通孔871、貫通孔861、および貫通孔851に対して、接続ピン881は、順番に孔内を通る。最終的に、接続ピン881は、接続ピン852に当接する。これにより、フィーダ31Aは、規定位置に取り付けられ、電源部9から電源供給される。結果として、誤使用防止部8Aは、正常なフィーダ31Aの使用を許容する。
また、検出回路66が動作したときに、フィーダ31Aに故障が発生していれば、電磁コイル661は、電圧を分担して励磁される。このとき、電磁コイル661は磁石として作用する。すなわち、図8の矢印Dに示されるように、電磁コイル661は、昇降部86の枠体を下方に吸引して、昇降部86を下側の規制位置に引き下げる。すると、昇降部86の貫通孔861は、貫通孔871および貫通孔851よりも下降する。接続ピン881は、貫通孔871を通ることができるが、昇降部86に当接する。
このため、昇降部86の前方への進行が阻まれる。したがって、故障したフィーダ31Aは、規定位置まで進むことができず、換言すると、取り付け部への取り付けが規制される。さらに、接続ピン881は、接続ピン852に当接しない。つまり、故障したフィーダ31Aは、電源線91への接続も規制される。結果として、誤使用防止部8Aは、故障したフィーダ31Aの誤使用を防止して、故障の拡大を防止する。誤使用防止部8Aは、さらに、電源線91への故障の波及を防止することができる。
5.第3実施形態の部品供給装置
次に、第3実施形態の部品供給装置について、図9を参考にして、第1および第2実施形態と異なる点を主に説明する。第3実施形態において、故障した電源線91や故障したフィーダ(31、31A)の使用を防止する誤使用防止部は、部品供給装置の外部に設けられる。すなわち、誤使用防止部は、外部のコンピュータ装置のソフトウェアからなる最適化処理部とされている。
最適化処理部は、図9に示される最適化処理の処理フローを実行する。図9のステップS1で、最適化処理部は、故障した電源線91やフィーダ(31、31A)の有無を調査する。最適化処理部は、制御装置12から情報を取得したり、オペレータの入力操作を参照したりして、この調査を実施する。処理フローの実行は、故障箇所が有る場合にステップS2に進められ、故障箇所が無い場合にステップS5に進められる。
故障箇所が有る場合のステップS2で、最適化処理部は、故障箇所が電源線91であるか、それともフィーダ(31、31A)であるかを調査する。故障箇所が電源線91である場合のステップS3で、最適化処理部は、当該電源線91に対応する取り付け部を使用不能として除外する。故障箇所がフィーダ(31、31A)である場合のステップS4で、最適化処理部は、当該のフィーダ(31、31A)を使用不能として除外する。なお、ステップS3およびステップS4は、複数の故障箇所に対してそれぞれ実行される。
ステップS3およびステップS4が実行された後、処理フローの実行はステップS5に進められる。ステップS5で、最適化処理部は、除外されていない取り付け部およびフィーダ(31、31A)を使用候補として、複数のフィーダ(31、31A)を複数の取り付け部に取り付ける配列順序を最適化するシミュレーションを実行する。シミュレーションの技法は、公知の各種技術による。
第3実施形態において、除外された取り付け部やフィーダ(31、31A)が誤って使用されることは無い。これにより、故障の拡大の防止や、他への波及の抑止に寄与することができる。さらに、誤使用防止部がソフトウェアで実現されているので、部品供給装置(3、3A)の装置コストの増加が抑制される。
6.第4~第6実施形態の部品供給装置
次に、第4~第6実施形態の部品供給装置について、図10~図12を参考にして説明する。第1実施形態の部品供給装置3と同様、第4~第6実施形態において、上側位置決め孔371、装置側コネクタ372、および下側位置決め孔373は、フィーダ31を取り付ける取り付け部に該当する。また、第4~第6実施形態において、故障検出部(6B、6C、6D)は、フィーダ31を取り付け部に取り付けるときに、フィーダ31に設けられた被検出体の動作および停止位置の少なくとも一方を検出して、フィーダ31が正規に取り付けられていない故障を検出する。故障検出部(6B、6C、6D)は、電源部9によって駆動される。被検出体として、フィーダ31の前面の上側位置決めピン(326、321)、および下側位置決めピン(327、323)が兼用される。
図10に示される第4実施形態において、上側位置決めピン326および下側位置決めピン327は、磁化されている。また、故障検出部6Bは、2個の筒状コイル6B1、および電流検出回路6B2からなる。2個の筒状コイル6B1は、上側位置決め孔371および下側位置決め孔373を形成する構造部材を兼ねる。筒状コイル6B1は、絶縁被覆電線が巻回されて形成され、両端が電流検出回路6B2に接続される。なお、筒状コイル6B1は、ピンの多数回の挿抜に対する機械的強度を高めるために、樹脂成型等が施されてもよい。
図10の矢印M1に示されるように、フィーダ31を進めて取り付け部に取り付けるときに、2個の筒状コイル6B1は、磁力検出センサとして機能する。すなわち、2個の筒状コイル6B1は、磁化された上側位置決めピン326および下側位置決めピン327から作用する磁力が変化すると、電磁誘導作用によって電流が流れる。この電流は、電流検出回路6B2によって検出される。検出される電流の大きさは、作用する磁力の変化率に比例する。
電流検出回路6B2は、電流波形に基づいて、フィーダ31が正規に取り付けられていない故障を検出することができる。例えば、フィーダ31Aの進行速度が或る範囲に収まっている場合、電流検出回路6B2は、電流波形の最大値が所定値よりも小さいときに故障と判定する。所定値は、フィーダ31Aの進行速度が範囲内の最小値であり、かつ上側位置決めピン326および下側位置決めピン327の概ね全長が筒状コイル6B1に入り込んでいるときの電流値である。
なお、物理学的には、電流検出回路6B2は、電流波形を時間積分して求めた積分値に基づいて、フィーダ31の現在位置を取得することができる。さらに、フィーダ31が規定位置に正規に取り付けられたときの所定の基準積分値を予め求めておくことができる。すると、フィーダ31を取り付けるたびに求める積分値と基準積分値との比較により、フィーダ31の現在位置と規定位置との隔たりが正確に求められ、正確な故障検出が可能となる。
次に、図11に示される第5実施形態において、上側位置決めピン326および下側位置決めピン327は、磁化されている。また、故障検出部6Cは、2個のホール素子6C1、および電圧検出回路6C2からなる。2個のホール素子6C1は、上側位置決め孔371および下側位置決め孔373の最奥部に配置され、電圧検出回路6C2に接続される。
図11の矢印M2に示されるように、フィーダ31を進めて取り付け部に取り付けるときに、2個のホール素子6C1は、磁力検出センサとして機能する。すなわち、ホール素子6C1は、磁化された上側位置決めピン326および下側位置決めピン327から作用する磁力の変化率に比例した電圧を出力する。したがって、電流と電圧の相違点はあっても、電圧検出回路6C2は、第4実施形態の電流検出回路6B2と同様に、故障を検出することができる。
次に、図12に示される第6実施形態において、上側位置決めピン321および下側位置決めピン323は、第1実施形態と同一にすることができる。また、故障検出部6Dは、投光部6D1および受光部6D2からなる位置検出センサの2セット、ならびに検出回路6D3からなる。位置検出センサは、上側位置決めピン321および下側位置決めピン323の停止位置が正規位置に一致しているか否かを検出する。
投光部6D1および受光部6D2は、上側位置決め孔371および下側位置決め孔373の内側面に配置され、相互に対向する。投光部6D1は、受光部6D2に向けて検出光Lを投光する。受光部6D2は、検出光Lを受光しているか否かを2値で検出し、あるいは、検出光Lの受光量を定量的に検出する。投光部6D1および受光部6D2は、検出回路6D3に接続される。検出回路6D3は、受光部6D2の受光状況に基づいて、フィーダ31が正規に取り付けられていない故障を検出することができる。当然ながら、上側位置決めピン321および下側位置決めピン323によって検出光Lが遮断される状態が正常である。
第4~第6実施形態において、故障検出部(6B、6C、6D)は、フィーダ31が正規に取り付けられていない故障を検出することができ、換言すると、フィーダ31の取り付け状態を正確に検出できる。したがって、活線状態でフィーダ31を挿抜して内部回路38に新たな故障を発生させてしまうことが無く、換言すると、故障が拡大しない。加えて、従来技術の機械接点と異なり、非接触で検出を行うことができるので、誤検出のおそれが低減される。また、被検出体に位置決めピンが兼用されるので、構造の複雑化が抑制されるとともに、装置コストの増加も抑制される。なお、第4~第6実施形態を別の観点で見ると、フィーダ31が正規位置へ取り付けられたことを確認する取り付け確認装置と見做すことができる。
7.実施形態の応用および変形
なお、第1実施形態において、半導体スイッチ62は、省略されてもよい。また、第1実施形態において、過電流遮断部61や半導体スイッチ62以外の故障検出器具を電源線91に設けて、過電流故障以外の電気的な故障を検出対象とすることができる。さらに、電源部9は、モータなどを駆動する駆動電圧と、制御用の制御電圧とが相違してもよい。この場合、駆動電源線および制御電源線の両方を故障検出の対象としてもよいし、いずれか一方の電源線のみを対象としてもよい。
また、第2実施形態において、電磁コイル661を含む誤使用防止部8Aを省略しても、故障検出部6Aの機能は維持される。さらに、第2実施形態において、ユニット側規制部83を構成する磁石89の位置に電磁コイル661を配置し、故障したフィーダ31Aの昇降部86を上側に引き上げて、接続ピン881が昇降部86に当接するように変形することができる。また、ユニット側規制部83は、フィーダ側コネクタ84以外の箇所に設けられてもよい。例えば、ユニット側規制部は、上側位置決めピン321の位置を上下に移動させたり、上側位置決めピン321を傾斜させたりして、上側位置決め孔371への嵌入を規制する構成とすることができる。
なお、第4~第6実施形態において、上下両側で検出を行っているが、上側または下側の一方で検出する簡素化が可能である。また、第4~第6実施形態において、被検出体に専用の部材を用意すれば、故障検出部を様々に変形することができる。第1~第6実施形態は、その他にも様々な応用や変形が可能である。
1:部品装着機 12:制御装置 2:基板搬送装置 3、3A:部品供給装置 31、31A:フィーダ 321、326:上側位置決めピン 322:フィーダ側コネクタ 323、327:下側位置決めピン 325:突条 35:パレット 36:水平部 361:スロット 37:起立部 371:上側位置決め孔 372:装置側コネクタ 373:下側位置決め孔 4:部品移載装置 5:装置制御部 51:表示部 6、6A:故障検出部 61:過電流遮断部 62:半導体スイッチ 63:電圧監視部 64:補助電源部 65:補助電源供給路 66:検出回路 661:電磁コイル 663:LED 6B:故障検出部 6B1:筒状コイル 6B2:電流検出回路 6C:故障検出部 6C1:ホール素子 6C2:電圧検出回路 6D:故障検出部 6D1:投光部 6D2:受光部 6D3:検出回路 71:故障通知部 81:磁気反発力機構 811:磁石 812:電磁石 82:規制部材 83:ユニット側規制部 84:フィーダ側コネクタ 86:昇降部 88:装置側コネクタ 89:磁石 8A:誤使用防止部 9:電源部 91:電源線

Claims (12)

  1. 出力側に電源線を有する電源部と、
    前記電源線が配線された取り付け部を有するパレットと、
    前記取り付け部に取り付けられて、前記電源線に接続される部品供給ユニットと、
    前記電源線および前記部品供給ユニットの少なくとも一方で発生した故障を検出する故障検出部と、
    前記故障が発生した前記電源線または前記部品供給ユニットの誤使用を防止する誤使用防止部と、を備え
    前記誤使用防止部は、前記取り付け部に設けられ、前記電源線で前記故障が発生したときに、前記部品供給ユニットの前記取り付け部への取り付け、または前記電源線への接続を規制するパレット側規制部であり、
    前記パレット側規制部は、前記部品供給ユニットの前記取り付け部への取り付けを磁気反発力により、または可動の規制部材により規制する、
    部品供給装置。
  2. 出力側に電源線を有する電源部と、
    前記電源線が配線された取り付け部を有するパレットと、
    前記取り付け部に取り付けられて、前記電源線に接続される部品供給ユニットと、
    前記電源線および前記部品供給ユニットの少なくとも一方で発生した故障を検出する故障検出部と、
    前記故障が発生した前記電源線または前記部品供給ユニットの誤使用を防止する誤使用防止部と、を備え
    前記誤使用防止部は、
    前記電源部と別体であり、検出用電圧を供給する補助電源部と、
    前記電源線と別体であり、前記補助電源部と前記部品供給ユニットを接続する補助電源供給路と、
    前記部品供給ユニットに設けられて前記検出用電圧で駆動され、前記故障が発生した前記部品供給ユニットの前記取り付け部への取り付け、または前記電源線への接続を規制するユニット側規制部と、を有する、
    部品供給装置。
  3. 前記電源線、前記取り付け部、および前記部品供給ユニットは、それぞれ複数であり、
    前記故障検出部は、前記故障が発生した前記電源線または前記部品供給ユニットを特定する、
    請求項1または2に記載の部品供給装置。
  4. 前記故障検出部は、
    過電流故障が発生したときに前記電源線を開路状態にする過電流遮断部と、
    前記過電流遮断部によって開路された前記電源線の負荷側区間の電圧を監視する電圧監視部と、
    を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の部品供給装置。
  5. 前記故障検出部は、
    前記電源部と別体であり、検出用電圧を供給する補助電源部と、
    前記電源線と別体であり、前記補助電源部と前記部品供給ユニットを接続する補助電源供給路と、
    前記部品供給ユニットに設けられて前記検出用電圧で駆動され、前記部品供給ユニットで発生した前記故障を検出するユニット側検出部と、
    を有する、請求項1~のいずれか一項に記載の部品供給装置。
  6. 出力側に電源線を有する電源部と、
    前記電源線が配線された取り付け部を有するパレットと、
    前記取り付け部に取り付けられて、前記電源線に接続される部品供給ユニットと、
    前記電源線および前記部品供給ユニットの少なくとも一方で故障が発生したときに、前記故障が発生した前記電源線または前記部品供給ユニットの誤使用を防止する誤使用防止部と、を備え
    前記誤使用防止部は、前記取り付け部に設けられ、前記電源線で前記故障が発生したときに、前記部品供給ユニットの前記取り付け部への取り付け、または前記電源線への接続を規制するパレット側規制部であり、
    前記パレット側規制部は、前記部品供給ユニットの前記取り付け部への取り付けを磁気反発力により、または可動の規制部材により規制する、
    部品供給装置。
  7. 出力側に電源線を有する電源部と、
    前記電源線が配線された取り付け部を有するパレットと、
    前記取り付け部に取り付けられて、前記電源線に接続される部品供給ユニットと、
    前記電源線および前記部品供給ユニットの少なくとも一方で故障が発生したときに、前記故障が発生した前記電源線または前記部品供給ユニットの誤使用を防止する誤使用防止部と、を備え
    前記誤使用防止部は、
    前記電源部と別体であり、検出用電圧を供給する補助電源部と、
    前記電源線と別体であり、前記補助電源部と前記部品供給ユニットを接続する補助電源供給路と、
    前記部品供給ユニットに設けられて前記検出用電圧で駆動され、前記故障が発生した前記部品供給ユニットの前記取り付け部への取り付け、または前記電源線への接続を規制するユニット側規制部と、を有する、
    部品供給装置。
  8. 前記電源線、前記取り付け部、および前記部品供給ユニットは、それぞれ複数であり、
    前記誤使用防止部は、前記故障が発生した前記電源線に対応する前記取り付け部、または前記故障が発生した前記部品供給ユニットを除外して、複数の前記部品供給ユニットを複数の前記取り付け部に取り付ける配列順序を最適化する最適化処理部である、
    請求項1~7のいずれか一項に記載の部品供給装置。
  9. 前記故障が発生したことをオペレータに通知する故障通知部をさらに備える、請求項1~のいずれか一項に記載の部品供給装置。
  10. 出力側に電源線を有する電源部と、
    前記電源線が配線された取り付け部を有するパレットと、
    前記取り付け部に取り付けられて、前記電源線に接続される部品供給ユニットと、
    前記部品供給ユニットを前記取り付け部に取り付けるときに、前記部品供給ユニットに設けられた被検出体の動作および停止位置の少なくとも一方を検出して、前記部品供給ユニットが正規に取り付けられていない故障を検出する故障検出部と、を備え
    前記被検出体は、前記取り付け部に対して前記部品供給ユニットを位置決めする位置決めピンを兼ねる、
    部品供給装置。
  11. 前記被検出体は磁化されており、
    前記故障検出部は、動作している前記被検出体から作用する磁力の変化を検出して、前記故障を検出する磁力検出センサである、
    請求項10に記載の部品供給装置。
  12. 前記部品供給ユニットが正規に取り付けられたときに、前記被検出体は正規位置に停止し、
    前記故障検出部は、前記被検出体の前記停止位置が前記正規位置に一致しているか否かを検出して、前記故障を検出する位置検出センサである、
    請求項10に記載の部品供給装置。
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