JP7281056B2 - 炊飯器システム - Google Patents
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Description
図1は、実施の形態1に係る炊飯器1を示す斜視図であり、図2は、実施の形態1に係る炊飯器1を示す断面図である。
図1及び図2に示すように、炊飯器1は、例えば電磁誘導式加熱方式であり、本体2と、蓋体3と、加熱手段4と、内釜5とを有している。本体2は、上面が開口21となっている有底円筒状をなしており、内部に中空部22が形成されている。蓋体3は、本体2の上面に開閉自在に取り付けられ、本体2の開口21を塞ぐ。加熱手段4は、本体2の中空部22の底面に設けられており、内釜5の底面に沿う形状をなしている。加熱手段4は、例えば加熱コイルであり、内釜5に渦電流を誘起して内釜5を加熱する。なお、加熱手段4は、平坦であってもよい。
蓋体3の上面部には、お米キー7a、メニューキー7b、音声キー7c、予約キー7d、設定キー7e、切・保温キー7f、操作キー7g、炊飯キー7hからなる入力手段7と、表示部8とが配置されている。
まず、最初に、電源をオンにした時点では、表示部8には、デジタルでの時計が表示されている。
具体的には、図4のように、左側には上から、「玄米」、「白米」、「無洗米」が並び、「白米」が白黒反転している。そして、右側には上から、「白米」に対応して選択できる「ふつう」、「銘柄」、「新規銘柄」が表示されている。
この状態では、操作キー7gの上側矢印部分、下側矢印部分を押すことで、左側の表示がスクロールし、例えば、上側を押した場合には、上から「白米」、「無洗米」、「発芽米」が表示され、「無洗米」が白黒反転するとともに、右側も、「無洗米」に対応して選択できる「エコ炊飯」、「ふつう」、「おかゆ」などが表示される。
また、図4の状態で、操作キー7gの右側矢印部分を押すことで、図6に示すように、右側にあった「ふつう」、「銘柄」、「新規銘柄」の一覧が左側に移動して、「銘柄」が白黒反転するとともに、右側も、「銘柄」に対応して選択できる「こしひかり」、「ささにしき」、「あきたこまち」などが表示される。なお、これら「銘柄」に対応して選択できるものは、炊飯器の製造時点で既に設定されているものである。
この状態で、使用者が操作キー7gの右側矢印部分を押すことで、図7に示すように右側にある「ささにしき」が白黒反転し、上側矢印部分、下側矢印部分を押すことで右側の表示がスクロールする。また、図7の状態で、炊飯キー7hを押すことで、「ささにしき」に対応した炊き方での炊飯が開始させる。
「新規銘柄」に対応した「MHK米」、「電機米」が右側に表示された状態で、使用者が操作キー7gの右側矢印部分を押すことで、図9に示すように右側にある「電機米」が白黒反転し、上側矢印部分、下側矢印部分を押すことで右側の「MHK米」、「電機米」のどちらかの選択ができる。また、図9の状態で、炊飯キー7hを押すことで、「電機米」に対応した炊き方での炊飯が開始される。
「MHK米」、「電機米」は、販売後に追加されたもので、種別14dにて新規銘柄としてのフラグが設定され、図8のように、新規銘柄を選んだ時に、銘柄米テーブル14が検索され、選択可能なものとして表示されることになる。
また、図11において、炊飯パターンテーブル15は、00~0Eの15種類の炊飯パターン15aに対応して、予熱工程、昇温工程、沸騰工程、むらし工程からなる炊飯工程15bの要件が記憶されている。
一般に、使用者は常時、お米の銘柄を変更することなく、一度食べておいしいと思い、気に行ったものを食べ続けていくというのが普通である。従って、新規銘柄が毎年市場に出たとしても、使用者はそのうち1銘柄か2銘柄くらいを常時食べる対象にする程度であるので、全ての新規銘柄に対する設定を炊飯器に持たせる必要はない。そこで、ここでは、使用者が選択した新規銘柄米のみのデータを炊飯器に追加するので、今後追加させる新規銘柄数に備えて、大容量の記憶手段を炊飯器に持たせる必要はない。
炊飯器1では、銘柄名のデータ、銘柄に対応する炊飯パターンのデータ、ドットマトリックスの表示データからなる新規銘柄通信データを受け取った場合、銘柄米テーブル14に新規銘柄を追加する等を行う際、同時に使用者により入力手段7を操作されると、表示部8に表示した新規銘柄と銘柄米テーブル14にある銘柄との間に不一致が生じてしまう場合がある。
そのため、実施の形態2では、新規銘柄を追加する際には、使用者による入力操作を禁止するようにした。
このように、新規銘柄追加を問い合わせ、使用者が了解した場合に新規銘柄を追加するとともに、炊飯操作を禁止することで、表示部8に表示した新規銘柄と銘柄米テーブル14にある銘柄との間に不一致が生じてしまうことを防止できる。
実施の形態1では、サーバ13からスマートフォン12に銘柄名データ、銘柄に対応する炊飯パターンデータ、ドットマトリックスの表示データを有する新規銘柄通信データを送信し、スマートフォン12で使用者の選択した新規銘柄分のみの新規銘柄通信データに作り直して、炊飯器1に送信している。実施の形態3では、サーバ13からスマートフォン12への通信データの通信量を削減することを目的に、サーバ13から炊飯器1に銘柄名データ、銘柄に対応する炊飯パターンデータ、ドットマトリックスの表示データを有する新規銘柄通信データを送付するようにした。
まず、メーカーのサーバ13では、新しい米の銘柄が市販されることに対応して、銘柄米の銘柄名データをスマートフォン12に送信する(S1a)。スマートフォン12では、炊飯器操作用プログラムが受け、表示部12dに「銘柄追加可能」のメッセージを表示させる(S1b)。
サーバ13は、送られた銘柄名データを受信し(S6a)、この銘柄名データに基づいて、新規銘柄通信データ(図15の通信データから「MHK米」、「電機米」を抽出したもの)を作成し(S4a)、それを炊飯器1に送信する。(S5a)。
このようにすることで、サーバ13とスマートフォン12との通信量を削減でき、スマートフォン12の通信料金を軽減することができる。
Claims (2)
- ドットマトリックス形式の表示部と、使用者が操作できる操作手段と、ネットワークを通じて通信を行うことができる通信手段と、米の銘柄名と前記銘柄名に対応した炊飯工程と前記銘柄名に対応したドットマトリックス形式の表示データを記憶する記憶手段とを備え、前記表示部に表示された米の銘柄名を前記操作手段にて指定して炊飯を行うことができる炊飯器と、
前記炊飯器と通信可能な携帯端末と、
前記携帯端末と通信可能なサーバと、を有する炊飯器システムであって、
前記サーバは複数の米の銘柄名と前記銘柄名に対応する炊飯工程と前記銘柄名に対応する表示データとを前記携帯端末に送信し、前記携帯端末は、前記複数の米の銘柄名のうち、使用者が選択した米の銘柄名と、前記銘柄名に対応した炊飯工程と前記銘柄名に対応した表示データを前記炊飯器に送信し、
前記炊飯器は、前記通信手段が前記携帯端末より前記記憶手段に記憶されていない銘柄名と、前記銘柄名に対応した炊飯工程と前記銘柄名に対応した表示データを受信した場合には、前記受信した米の銘柄名と、前記銘柄名に対応した炊飯工程と前記銘柄名に対応した表示データを前記記憶手段に記憶させるとともに、前記記憶させた銘柄名を前記表示部に表示し、前記操作手段で指定して炊飯させることを可能にすることを特徴とする炊飯器システム。 - ドットマトリックス形式の表示部と、使用者が操作できる操作手段と、ネットワークを通じて通信を行うことができる通信手段と、米の銘柄名と前記銘柄名に対応した炊飯工程と前記銘柄名に対応したドットマトリックス形式の表示データを記憶する記憶手段とを備え、前記表示部に表示された米の銘柄名を前記操作手段にて指定して炊飯を行うことができる炊飯器と、
前記炊飯器と通信可能な携帯端末と、
前記携帯端末及び前記炊飯器と通信可能なサーバと、を有する炊飯器システムであって、
前記サーバは複数の米の銘柄名のデータを前記携帯端末に送信するとともに、前記携帯端末から送られた使用者により選択された銘柄名のデータに基づく銘柄名と、前記銘柄名に対応した炊飯工程と前記銘柄名に対応した表示データを前記炊飯器に送信し、
前記炊飯器は、前記通信手段が前記サーバより前記記憶手段に記憶されていない銘柄名と、前記銘柄名に対応した炊飯工程と前記銘柄名に対応した表示データを受信した場合には、前記受信した米の銘柄名と、前記銘柄名に対応した炊飯工程と前記銘柄名に対応した表示データを前記記憶手段に記憶させるとともに、前記記憶させた銘柄名を前記表示部に表示し、前記操作手段で指定して炊飯させることを可能にすることを特徴とする炊飯器システム。
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