JP7280691B2 - 撮像素子およびその制御方法、及び撮像装置 - Google Patents

撮像素子およびその制御方法、及び撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は撮像素子およびその制御方法、及び撮像装置に関し、特に、画素毎にAD変換部を備えた撮像素子およびその制御方法、及び撮像装置に関する。
撮像装置のアナログ-デジタル(AD)変換方式として、特許文献1では、画素毎に画素信号とスロープ型の参照信号との比較を行う比較器と、その後段にデジタルのカウント値を画素信号として保持するためのラッチ部を接続したAD変換方式が提案されている。特許文献1の構成によると、全画素同時に露光及びAD変換を行うことでグローバルシャッタ動作を行うことができる。この構成ではグローバルシャッタ動作を行うため、画素内で電荷を保持するための電荷保持部が不要となる。
一方、特許文献2には、瞳分割方式の焦点検出が可能な撮像装置に関する技術が開示されている。特許文献2では、撮像素子の各画素が2つの光電変換部で構成されており、各光電変換部は1つのマイクロレンズによって、撮影レンズの異なる瞳を通過した光を受光するよう構成されている。また、2つの光電変換部はそれぞれ転送トランジスタを介して、共通のフローティングディフュージョン領域に接続されている。これにより、フローティングディフュージョン領域に転送した片方もしくは両方の光電変換部の信号電荷に応じた信号を共通の読み出し回路から出力することが可能である。
そして、2つの光電変換部によりそれぞれ得られる信号を比較することで、撮影レンズでの焦点検出が可能となるとともに、2つの光電変換部の信号を加算して出力することで撮影画像の信号を得ることができる。
国際公開第2016/136448号 特開2001-083407号公報
ここで、特許文献1のような画素毎にAD変換部を備えた撮像装置に、特許文献2に記載された画素構成を適用した場合、すなわち、1つの画素が、2つの光電変換部と、共通の読み出し回路としての1つのAD変換部とで構成された場合を考える。なお、2つの光電変換部と共通のAD変換部とを合わせて、以下、単位画素と呼ぶ。この場合、焦点検出を行う読み出しモード時に、単位画素の2つの光電変換部からの信号を順次AD変換して読み出すと、2つの信号間で蓄積時刻に差が生じてしまう。これは、例えば、動体の焦点検出性能の低下につながる。
一方、1つの画素が2つの光電変換部と2つのAD変換部で構成された場合、AD変換部の回路面積が増大し、単位画素の限られた面積内にAD変換部を収容することが困難になる。特に画素信号を保持するためのラッチ部は、通常1ビットあたり十数個のトランジスタを配置する必要がある。例えば、14ビットのラッチ部を新たに配置する場合、数百個のトランジスタが増加し、広い回路面積が必要になってしまう。加えて、2つ目のAD変換部は、通常の静止画撮影モード等で、単位画素につき1つの画素信号を出力する読み出しモードでは不要であるため、冗長になってしまう。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、画素毎にAD変換部を備えた撮像装置において、回路規模の大幅な増大を抑制しつつ、高速且つ柔軟に各画素からの信号をAD変換できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像素子は、入射光を光電変換して得られた電気信号を出力する受光部と、電気信号をAD変換するAD変換部と、を各画素がそれぞれ有する複数の画素であって、予め決められた複数の画素ごとに、当該予め決められた複数の画素のうち第1の画素の受光部から出力される電気信号を、他の画素のAD変換部を用いてAD変換を行えるように構成された複数の画素と、前記予め決められた複数の画素ごとに、前記第1の画素の受光部から出力された電気信号をAD変換する画素を選択する選択手段と、を有し、前記予め決められた複数の画素のAD変換部は、並行にAD変換を行い、前記第1の画素の受光部は、入射光を光電変換する2つの光電変換部を含み、前記選択手段は、第1のモードにおいて、前記各画素ごとに、前記受光部から出力された電気信号を前記AD変換部によりAD変換するように制御することで、前記第1の画素の2つの光電変換部から得られた電気信号をAD変換するAD変換部として、前記第1の画素のAD変換部を選択すると共に、第2のモードにおいて、前記2つの光電変換部の一方から得られた電気信号をAD変換するAD変換部として、前記第1の画素のAD変換部を選択し、前記2つの光電変換部の他方から得られた電気信号をAD変換するAD変換部として、前記第1の画素と異なる第2の画素のAD変換部を選択し、前記第2のモードにおいて、前記第2の画素の前記受光部から出力された電気信号を前記AD変換部に入力しないように制御する制御手段を更に有することを特徴とする。
本発明によれば、画素毎にAD変換部を備えた撮像装置において、回路規模の大幅な増大を抑制しつつ、高速且つ柔軟に各画素からの信号をAD変換することができる。
本発明の実施形態における撮像装置の全体構成を示すブロック図。 実施形態における撮像素子の概略構成を示す図。 第1の実施形態における単位画素の概略構成を示す図。 第1の実施形態における単位画素の構成を示す回路図。 第1の実施形態における比較部の構成を示す回路図。 第1の実施形態における第1の読み出しモードのタイミングチャート。 第1の実施形態における第2の読み出しモードのタイミングチャート。 第1の実施形態における第1の読み出しモード時にA+B信号を出力する受光部と使用するAD変換部を示す模式図。 第1の実施形態における第2の読み出しモード時にA信号及びB信号を出力する受光部と使用するAD変換部を示す模式図。 第1の実施形態における信号処理部の概略構成を示すブロック図。 第1の実施形態の変形例における第3の読み出しモードのタイミングを示す概略図。 第1の実施形態の変形例における第3の読み出しモードのタイミングチャート。 第1の実施形態の変形例における第3の読み出しモードにおいて偶数行画素の読み出し時にA信号及びB信号を出力する受光部と使用するAD変換部の一例を示す模式図。 第2の実施形態における単位画素の概略構成を示す図。 第2の実施形態における単位画素の構成を示す回路図。 第2の実施形態における第1の読み出しモードのタイミングチャート。 第2の実施形態における第2の読み出しモードのタイミングチャート。 第2の実施形態における信号処理部の概略構成を示すブロック図。 第3の実施形態における単位画素の概略構成を示す図。 第3の実施形態における第2の読み出しモードのタイミングチャート。 第3の実施形態における信号処理部の概略構成を示すブロック図。 第4の実施形態における単位画素の構成を示す回路図。 第4の実施形態における第1の読み出しモードの駆動タイミングチャート。 第4の実施形態における第2の読み出しモードの駆動タイミングチャート。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
●撮像装置の構成
はじめに、本実施形態における撮像装置の構成について説明する。図1は、後述する本発明の実施形態における撮像装置の全体構成を示すブロック図である。図1において、撮影レンズ102は、レンズ駆動部103によって駆動され、ズーム制御、フォーカス制御、絞り制御などが行われて、被写体の光学像を撮像素子100に結像させる。撮像素子100は、複数の画素により構成され、撮影レンズ102により結像された被写体の光学像を画像信号に変換して取り込む。
信号処理部101は、撮像素子100から出力される画像信号に対して、並べ替え等の信号処理を行う。全体制御・演算部104は、各種演算処理と撮像装置全体の制御を行う。
メモリ部105は、画像データを一時的に記憶するために用いられ、表示部106は、各種情報や撮影画像を表示する。記録部107は、画像データの記録または読み出しを行うための着脱可能な半導体メモリ等である。操作部108は、ボタン、ダイヤルなどで構成され、ユーザからの操作入力を受け付ける。なお、表示部106がタッチパネルである場合には当該タッチパネルも操作部108に含まれる。
図2は、撮像素子100の概略構成を示す図である。撮像素子100は受光領域基板200とデジタル回路基板210で構成され、例えば、デジタル回路基板210の上部に受光領域基板200が積層されている。
受光領域基板200は、受光領域201、画素制御部203、参照信号生成部204を備え、受光領域201には、入射光を受光して信号電荷に変換するフォトダイオードを備えた受光部202が行列状に配置される。なお、図2では、6x4個の受光部202を示しているが、実際はさらに多数の受光部202が配置される。なお、本実施形態では、受光部202と、それに対応するAD変換部205を合わせて、単位画素と定義する。
画素制御部203は、受光領域201の各受光部202に制御信号を送信する。参照信号生成部204は、AD変換時に受光部202から出力される、電荷に対応した電気信号(以下、「画素信号」と呼ぶ。)との比較を行うための参照信号を生成してAD変換部205に供給する。受光部202で発生した電荷は、アナログの画素信号としてAD変換部205に入力される。
デジタル回路基板210は、AD変換部205、データ転送部209、デジタル回路制御部206、信号処理部207、出力部208を備える。上述したように、各AD変換部205は各受光部202に対応して設けられ、受光部202から供給されたアナログの画素信号をデジタル信号に変換し、保持する。
データ転送部209は、AD変換部205に保持されたデジタルの画素信号を信号処理部207に転送する。信号処理部207は、画素信号にCDS(Correlated Double Sampling)処理やオフセット・ゲイン補正等を含む様々な処理を行う。出力部208は、信号処理部207で信号処理された画素信号を撮像素子100の外部に出力する。デジタル回路制御部206は、AD変換部205、データ転送部209、信号処理部207及び出力部208を制御するための制御信号を各部に送出する。
<第1の実施形態>
次に、本発明の第1の実施形態について説明する。図3は、本第1の実施形態における撮像素子100の単位画素の構成を表す模式図であり、図2に示す多数の単位画素のうち、任意の2つの単位画素300、301の構成を示している。
本第1の実施形態では、各受光部202は、2つのフォトダイオード(PD)を備える。以下、各受光部202の2つのフォトダイオード(PD)の内、一方を「PDA」、他方を「PDB」と記載する。PDA及びPDBは、不図示の共通のマイクロレンズを介して撮影レンズ102の異なる瞳領域を通過した光を受光するように構成されている。
PDA、PDBからの出力信号を比較することで、撮影レンズ102の焦点状態の検出が可能となる。また、PDAとPDBからの出力信号を加算することで、撮影画像の画像信号を得ることができる。受光部202は、PDAからの画素信号(以下、「A信号」と呼ぶ。)、PDBからの画素信号(以下、「B信号」と呼ぶ。)、A信号とB信号を加算した画素信号(以下、「A+B信号」と呼ぶ。)を出力することが可能である。
本第1の実施形態では、各単位画素からA+B信号を出力する第1の読み出しモードと、単位画素からA信号とB信号をそれぞれ独立に出力する第2の読み出しモードとを有する。第1の読み出しモードは、例えば、静止画撮影時に使用することができる。また、第2の読み出しモードは、例えば、焦点検出時に使用し、焦点検出に使用する一部の画素からのみ、A信号とB信号を読み出す。なお、第1の読み出しモードと第2の読み出しモードは、全体制御・演算部104が撮像素子100に供給する制御信号によって切り替える。
AD変換部205は、比較部302とラッチ部303を備える。比較部302は、参照信号生成部204から供給される参照信号REFと、受光部202から供給される画素信号とを比較し、比較結果を表す比較結果信号をラッチ部303に出力する。比較部302は、差動入力部304、電圧変換部305、正帰還部306により構成される。なお、この詳細については、図4及び図5を参照して後述する。
ラッチ部303には、不図示のカウント値生成部から、参照信号REFの掃引期間中にカウントアップするデジタルのカウント値が入力される。そして、比較部302による比較開始と同時にカウントアップを開始し、比較部302からの比較結果信号を受けて、その時点でのカウント値をデジタルの画素信号として保持する。ラッチ部303に保持されたデジタルの画素信号は、データ転送部209を介して、信号処理部207に転送される。
差動入力切替部307は、差動入力部304で参照信号と比較される画素信号を異なる画素の画素信号に切り替えるもので、図4を参照して後述するように、差動入力部304の一部を構成する。本実施形態では、2画素毎に1つの差動入力切替部307を備え、この2画素間で差動入力部304において参照信号REFと比較する画素信号を切り替える。
図3(a)~図3(c)は、差動入力切替部307によって、差動入力部304に入力される画素信号を切り替えた例を示す。図3(a)は、単位画素300,301の各受光部202からA+B信号が出力され、それぞれの単位画素内の差動入力部304に入力される状態を示している。
図3(b)は、単位画素300のPDAから出力されたA信号が、同じ単位画素300内に設けられた差動入力部304に入力され、単位画素300のPDBから出力されたB信号が、単位画素301の差動入力部304に入力される状態を示している。この場合、単位画素301の受光部202からは画素信号は出力されない。
図3(c)は、単位画素301のPDAから出力されたA信号が、同じ単位画素301内に設けられた差動入力部304に入力され、単位画素300のPDBから出力されたB信号が、単位画素300の差動入力部304に入力される状態を示している。この場合、単位画素300の受光部202からは画素信号は出力されない。
次に、図3(a)~図3(c)に示す差動入力切替部307による切り替え動作の詳細について、図4を参照して説明する。図4は、単位画素の構成を示す回路図である。
図4は、2画素分の単位画素300,301の受光部202と、差動入力部304の一部である差動対部401の構成を示す回路図である。まず、受光部202と差動対部401の構成について説明するが、単位画素300,301におけるこれらの構成は同じであるため、ここでは、単位画素300についてのみ説明する。
受光部202は、PDA及びPDB、転送トランジスタTr1,Tr2、排出トランジスタTr3,Tr4、リセットトランジスタTr5,Tr6、混合トランジスタTr29、2つのフローティングディフュージョン部(FD)を備える。以下、各受光部202の2つのフローティングディフュージョン部(FD)を、それぞれ「FDA」、「FDB」と記載する。なお、本実施形態において、各トランジスタは特に説明が無い限り、NMOSトランジスタであるものとする。
PDAで入射光を受けて発生した信号電荷は、ゲートに転送パルスTX1が入力された転送トランジスタTr1を介してFDAに転送される。FDAは、PDAから転送された信号電荷を電圧信号に変換する電荷電圧変換部として機能する。同様に、PDBで発生した信号電荷は、ゲートに転送パルスTX1が入力された転送トランジスタTr2を介してFDBに転送される。
排出トランジスタTr3,Tr4のドレインは電源VDDに接続され、ゲートに入力された排出パルスOFG1によってオンオフ制御され、それぞれ、PDA及びPDBで発生した信号電荷を排出する。混合トランジスタTr29は、ゲートに入力された混合パルスADDFD1によりオンオフ制御され、FDAとFDBを接続することにより、PDAから転送された信号電荷と、PDBから転送された信号電荷とを混合する。
リセットトランジスタTr5,Tr6のゲートにはリセットパルスRES1が入力され、ドレインがNODE_L1に接続され、FDA、FDBを所定の電位にリセットする。
また、FDAは、差動対部401の画素信号トランジスタTr_Aのゲートに接続され、FDBは、画素信号トランジスタTr_Bのゲートに接続される。
差動対部401のトランジスタTr7は、画素信号トランジスタTr_Aのソースを電流源トランジスタTr12に接続するためのスイッチであり、ゲートに入力された信号SEL4により制御される。電流源トランジスタTr12は、ゲートに入力されたバイアス電圧Vbに応じた電流を供給する。
トランジスタTr8,Tr9は、画素信号トランジスタTr_BのドレインをNODE_L1に、ソースを電流源トランジスタTr12に接続するためのスイッチであり、ゲートに入力された信号SEL1により制御される。トランジスタTr7,Tr8,Tr9をオンして、画素信号トランジスタTr_A,Tr_Bのドレイン、ソース同士を接続し、さらに混合トランジスタTr29をオンして、FDA、FDBを接続して、画素信号トランジスタTr_A,Tr_Bのゲートに入力される電圧を同じにすることで、画素信号トランジスタTr_A,Tr_Bが並列に接続された状態となる。
参照信号トランジスタTr_REFA,Tr_REFBのゲートには、参照信号生成部204で生成された参照信号REFが入力される。トランジスタTr10,Tr11は、参照信号トランジスタTr_REFA,Tr_REFBのドレイン、ソース同士を接続するためのスイッチである。トランジスタTr10,Tr11は、ゲートに入力された信号SEL1で制御され、トランジスタTr10,Tr11をオンすることで、参照信号トランジスタTr_REFAとTr_REFBが並列に接続された状態となる。
ここで、並列接続された画素信号トランジスタTr_A,Tr_Bと、同じく並列接続された参照信号トランジスタTr_REFA,Tr_REFBは差動対を構成する。差動対を構成する画素信号トランジスタ及び参照信号トランジスタと、電流源トランジスタTr12と、図5で後述するNODE_L1、NODE_R1に接続されるカレントミラーを構成するトランジスタTr51及びTr52とで、比較部302が構成される。
なお、単位画素301の転送トランジスタTr1,Tr2は、ゲートに入力された転送パルスTX2により制御され、排出トランジスタTr3,Tr4は、ゲートに入力された排出パルスOFG2により制御される。また、単位画素301のリセットトランジスタTr5,Tr6は、ゲートに入力されたリセットパルスRES2により制御される。さらに、混合トランジスタTr29は、ゲートに入力された混合パルスADDFD2により制御される。
また、単位画素301において、画素信号トランジスタTr_Aのソースを電流源トランジスタTr12に接続するためのスイッチであるトランジスタTr7は、ゲートに入力された信号SEL5により制御される。
単位画素300,301間に設けられたトランジスタTr25,Tr26は、それぞれ、単位画素300の画素信号トランジスタTr_Bのドレインを単位画素301のNODE_L2に、ソースを単位画素301の電流源トランジスタTr12に接続するためのスイッチである。トランジスタTr25、Tr26は、それぞれのゲートに入力された信号SEL2によりオンオフ制御される。
トランジスタTr27,Tr28は、それぞれ、単位画素301の画素信号トランジスタTr_Bのドレインを単位画素300のNODE_L1に、ソースを単位画素300の電流源トランジスタTr12に接続するためのスイッチである。トランジスタTr27,Tr28は、それぞれのゲートに入力された信号SEL3によりオンオフ制御される。
ここで、信号SEL1,SEL4,SEL5がHとなり、単位画素300,301のトランジスタTr7~11がオンし、信号SEL2,SEL3がLとなり、トランジスタTr25~28がオフした場合を考える。この場合、単位画素300,301それぞれにおいて、並列接続された画素信号トランジスタTr_A,Tr_Bと、並列接続された参照信号トランジスタTr_REFA,Tr_REFBとが、差動対を構成する。
このとき、電流源トランジスタTr12と、図5で後述するNODE_L1、NODE_R1に接続されるカレントミラーを構成するトランジスタTr51及びTr52と合わせて比較部302を構成する。さらに単位画素300の混合パルスADDFD1をHにして混合トランジスタTr29をオンし、FDA及びFDBに転送されたPDA及びPDBからのA信号とB信号を混合させることで、A+B信号とREF信号の比較動作を行うことができる。この接続構成は図3(a)の構成に相当する。
また、信号SEL2,SEL4がH、信号SEL1、SEL3、SEL5がLの場合を考える。この場合、単位画素300のトランジスタTr7及びトランジスタTr25,Tr26がオン、単位画素301のトランジスタTr7、単位画素300,301のトランジスタTr8~11及びトランジスタTr27、Tr28がオフとなる。従って、単位画素300の画素信号トランジスタTr_Aと参照信号トランジスタTr_REFAが差動対を構成し、単位画素300の画像信号トランジスタTr_Bと単位画素301の参照信号トランジスタTr_REFAが差動対を構成する。この接続構成は図3(b)の構成に相当する。
また、信号SEL3,SEL5がH、信号SEL1、SEL2、SEL4がLの場合を考える。この場合、単位画素301のトランジスタTr7及びトランジスタTr27、Tr28がオン、単位画素300のトランジスタTr7、単位画素300,301のトランジスタTr8~11及びトランジスタTr25、Tr26がオフとなる。従って、単位画素301の画素信号トランジスタTr_Bと単位画素300の参照信号トランジスタTr_REFAが差動対を構成し、単位画素301の画素信号トランジスタTr_Aと参照信号トランジスタTr_REFAが差動対を構成する。この接続構成は図3(c)の構成に相当する。
このように信号SEL1~SEL5で制御されるトランジスタTr7~11、Tr25~28は、図3に示した差動対を切り替える差動入力切替部307として機能する。
なお、参照信号トランジスタTr_REFA,Tr_REFBを2つのトランジスタで構成している。これにより、差動入力切替部307によって差動対を切り替えた際に、画素信号トランジスタと参照信号トランジスタを構成するトランジスタの数が同じになるようにしている。これにより、両者の駆動能力のアンバランスを解消できる。また、画素信号トランジスタTr_A,Tr_B及び参照信号トランジスタTr_REFA,Tr_REFBのMOSサイズは同じであることが望ましい。
図5は、単位画素301の比較部302を構成する差動入力部304、電圧変換部305、正帰還部306の詳細構成を示す回路図である。
なお、差動入力部304の差動対部は図4と同じである。ただし、差動対を構成する画素信号トランジスタ及び参照信号トランジスタは、それぞれTr_SIG、Tr_REFとして簡略的に示してある。
例えば、図3(a)の構成では、画素信号トランジスタTr_AとTr_Bを並列接続したものがTr_SIGに該当し、参照信号トランジスタTr_REFAとTr_REFBを並列接続したものがTr_REFに該当する。また、Tr_SIGのゲートに入力される画素信号をSIGと表記しているが、これは、図3(a)~図3(c)の接続構成に応じて、A+B信号、A信号、B信号のいずれかとなる。
差動入力部304は、受光部202から供給された画素信号SIGと参照信号生成部204から供給された参照信号REFとを比較し、参照信号REFが画素信号SIGよりも低くなると出力信号VOHを出力する。
差動入力部304は、差動対を構成する画素信号トランジスタTr_SIG及び参照信号トランジスタTr_REF、電流源トランジスタTr12、カレントミラーを構成するトランジスタTr51,Tr52、差動入力部304の出力信号VOHを出力するトランジスタTr53で構成される。トランジスタTr51,Tr52及びトランジスタTr53は、PMOSトランジスタである。
画素信号トランジスタTr_SIGのドレインであるNODE_L1には、カレントミラーを構成するトランジスタTr51のドレイン及びトランジスタTr53のゲートが接続される。参照信号トランジスタTr_REFのドレインであるNODE_R1にはトランジスタTr52のドレイン及びトランジスタTr51,Tr52のゲートが接続される。トランジスタTr51,Tr52及びトランジスタTr53のソースは電源電圧VDDに接続される。
参照信号REFの電圧が画素信号SIGよりも高い場合、電流源トランジスタTr12が出力する電流のほとんどが参照信号トランジスタTr_REFを経由してトランジスタTr52を流れる。トランジスタTr52と共通のゲートを持つトランジスタTr51のチャネル抵抗は十分小さくなり、トランジスタTr53のゲートがほぼ電源電圧VDDとなり、トランジスタTr53はオフする。
一方、参照信号REFの電圧が画素信号SIGよりも低くなると、電流源トランジスタTr12の出力電流は、参照信号トランジスタTr_REFを流れなくなる。これにより、トランジスタTr51,Tr52のゲート電位が上昇して、トランジスタTr51のチャネル抵抗が高くなる。そこに、画素信号トランジスタTr_SIGを介して流れ込む電流が電圧降下を起こしてトランジスタTr53のゲート電位を下げて、トランジスタTr53がオンすることで、信号VOHが出力される。
電圧変換部305は、トランジスタTr54で構成され、トランジスタTr54のドレインには、差動入力部304の信号VOHが入力され、ソースは正帰還部306への入力信号VILとなる。トランジスタTr54のゲートには、電源電圧VDDよりも低い電圧である電源VDDLに接続される。電圧変換部305は、電源電圧VDDで動作する差動入力部304から出力された信号VOHを、電源電圧VDDよりも低い電圧Lで動作する正帰還部306が受け取り可能な電圧の信号VILに変換する。
正帰還部306は、差動入力部304の出力信号VOHが、電圧変換部305で変換された信号VILに基づいて、参照信号REFが画素信号SIGよりも低くなると反転する比較結果信号VCOを出力する。正帰還部306は、この比較結果信号VCOの反転する際の速度を高速化する。
正帰還部306は、トランジスタTr55,Tr56,Tr57及びNOR回路501で構成される。なお、トランジスタTr56,Tr57は、PMOSトランジスタである。
トランジスタTr55,Tr57のゲートに入力される初期化信号INIは、比較部302を初期化するための信号である。NOR回路501に入力される強制反転信号FORCEがLの状態で初期化信号INIがHレベルとなると、トランジスタTr55がオン、トランジスタTr57がオフし、信号VILがトランジスタTr55を介して放電する。その結果、信号VILがLレベルとなり、NOR回路501の出力である比較結果信号VCOはHレベルに初期化される。
また、比較動作中は、初期化信号INI及び強制反転信号FORCEにはLレベルが入力され、トランジスタTr55はオフし、トランジスタTr57がオンする。信号VILがLレルに初期化された状態では、NOR回路501の出力である比較結果信号VCOはHレベルとなり、トランジスタTr56はオフしている。
差動入力部304で参照信号REFが画素信号SIGよりも低くなると、信号VOHがHレベルに遷移し始め、電圧変換部305から出力される信号VILもHレベルに遷移を開始する。そして、NOR回路501の比較結果信号VCOがHに遷移を開始すると、トランジスタTr56がオンし、トランジスタTr56とすでにオンしているトランジスタTr57を介して、信号VILを急速に充電して、電圧VDDLまで上昇させる。これにより比較結果信号VCOを急速にLレベルに遷移させることができる。
強制反転信号FORCEは、比較動作終了時点で、信号VCOがLレベルに遷移していなかった場合に、強制反転信号FORCEをHレベルにすることで、信号VCOを強制的にLレベルに遷移させるための信号である。
ラッチ部303には、不図示のカウント値生成部で生成されたデジタルのカウント値COUNTが入力される。そして、正帰還部306ら供給される比較結果信号VCOがH→Lに遷移すると、その時点でのカウント値COUNTをデジタルの画素信号として保持する。ラッチ部303に保持されたデジタル画素信号は、データ転送部209を介して、信号処理部207に転送される。
なお、単位画素301も、単位画素300におけるNODE_L1、NODE_R1が、NODE_L2、NODE_R2であることを除いて、同様の構成を有するため、説明を省略する。
次に、第1の実施形態における撮像装置の駆動方法について説明する。上述したように、本第1の実施形態では、単位画素からPDAとPDBの信号を加算したA+B信号を出力する第1の読み出しモードと、1行おきに単位画素のPDAとPDBからそれぞれA信号、B信号を出力する第2の読み出しモードとを有する。
図6に、第1の読み出しモードにおけるタイミングチャートを示す。なお、図6では、単位画素300及び単位画素301に供給される制御信号を示しているが、その他の画素についても、差動入力切替部307を共有する2画素毎に同様の制御信号が供給される。第1の読み出しモードでは、信号SEL1,SEL4,SEL5をH、信号SEL2,SEL3をLとすることで、図3(a)に示す接続構成とする。
時刻t1で、排出パルスOFG1,OFG2がHとなり、排出トランジスタTr3,Tr4がオンとなり、PDA、PDBで発生した信号電荷が排出トランジスタTr3,Tr4のドレインに排出される。時刻t2で、排出パルスOFG1,OFG2がLとなり、排出トランジスタTr3,Tr4が一斉にオフして、全単位画素同時に信号電荷の蓄積を開始する。
所定の蓄積期間が経過した後、時刻t3で各画素のフローティングディフュージョン部をリセットするために、参照信号REFが所定の電圧に設定され、各単位画素に供給されるリセットパルスRES1,RES2がHとなる。これによりFDA、FDBの電荷がリセットされる。その後、時刻t4でリセットパルスRES1,RES2がLとなり、FDA、FDBのリセットが解除される。
時刻t5では、強制反転信号FORCEがL、初期化信号INIがHとなり、正帰還部306が初期状態となる。このとき、各単位画素の比較部302の出力である比較結果信号VCOはHとなる。
時刻t6では、初期化信号INIがLとなり、正帰還部306の初期化が解除される。この時点では、参照信号REFは画素信号SIGよりも大きい値に設定されているため、比較部302からの比較結果信号VCOはHのままである。
時刻t7~t9では、フローティングディフュージョン部をリセットした状態でのリセットレベル信号(以下、「N信号」と呼ぶ。)のAD変換動作を行う。N信号は、後述する画素信号であるS信号からN信号を減算するCDS処理に使用される。なお、以下の説明において、このN信号をAD変換する期間をN変換期間と呼ぶ。時刻t7で参照信号REFが所定の電圧からLレベルに掃引を開始し、同時にラッチ部303に供給されるカウント値COUNTが増加を開始する。
例えば、時刻t8で参照信号REFが画素信号SIGよりも小さくなると、その単位画素の比較結果信号VCOがLになる。そして、この時点でのカウント値COUNTがN信号としてラッチ部303に保持される。
時刻t9で参照信号REFの掃引が終了すると強制反転信号FORCEがHとなり、この時点でまだN信号が確定していなかった単位画素がある場合、その画素のVCOが強制的にLとなり、その時点でのカウント値COUNTがラッチ部303に保持される。
時刻t10~t11では、各単位画素のラッチ部303に保持されたN信号が順次データ転送部209を介して信号処理部207に読み出される。信号処理部207に出力されたN信号は、信号処理部207内に設けられたRAMなどのメモリに一時的に保持される。
時刻t12では、参照信号REFが再び所定の電圧に設定されるとともに、強制反転信号FORCEがL、初期化信号INIがHとなり、正帰還部306が初期状態となる。このとき、各単位画素の比較部302からの比較結果信号VCOはHとなる。
時刻t13~14では、各単位画素の転送パルスTX1,TX2がL→H→Lとなり、各単位画素のPDA、PDBに蓄積されていた信号電荷が、FDA、FDBに転送される。このとき、混合パルスADDFD1,ADDFD2も同時にL→H→Lとなり、混合トランジスタTr29がオフ→オン→オフとなることで、FDAとFDBの信号電荷が混合される。その結果、画素信号トランジスタTr_A,Tr_BのゲートにはPDA、PDBで蓄積されていた信号電荷を平均した信号電荷に基づいた電圧が供給される。これにより、各単位画素の比較部302は、A+B信号とREF信号との比較を行うことができるようになる。
その後、時刻t15で初期化信号INIがLとなり、正帰還部306の初期化が解除される。
時刻t16~t18では、各単位画素のPDA、PDBに蓄積されていた信号電荷をFDA、FDBに転送した状態での画素信号(以下、「S信号」と呼ぶ。)のAD変換動作を行う。ここでのS信号はA+B信号に相当する。また、以下の説明において、このS信号をAD変換する期間をS変換期間と呼ぶ。時刻t16で参照信号REFが所定の電圧からLレベルに掃引を開始し、同時にラッチ部303に供給されるカウント値COUNTがカウントアップを開始する。
例えば、時刻t17で参照信号REFが単位画素300の画素信号であるA+B信号よりも小さくなると、その単位画素の比較結果信号VCOがLになる。そして、この時点でのカウント値COUNTがS信号(A+B信号)としてラッチ部303に保持される。
時刻t18で参照信号REFの掃引が終了すると強制反転信号FORCEがHとなる。この時点でまだS信号が確定していなかった単位画素がある場合、その単位画素の比較結果信号VCOが強制的にLとなり、その時点でのカウント値COUNTがラッチ部303に保持される。
時刻t19~t20では、各単位画素のラッチ部303に保持されたS信号が順次データ転送部209を介して信号処理部207に読み出される。信号処理部207に出力されたS信号は、信号処理部207内に設けられたRAMなどのメモリに一時的に保持される。
その後、時刻t21~t22で、信号処理部207で所定の補正処理などを行った画素信号から順次出力部208を介して、撮像素子100の外部に出力される。以上の動作により各画素からA+B信号が出力される。
次に、図7のタイミングチャートを参照して、第2の読み出しモードにおける駆動制御について説明する。図7において、図6に示す第1の読み出しモードと同じ動作をするタイミングに関しては、同一の参照番号で表記し、その説明は適宜省略する。
第2の読み出しモードでは、信号SEL2,SEL4をH、信号SEL1,SEL3,SEL5をLとすることで、図3(b)に示す接続構成とする。これにより、単位画素300,301のうち、単位画素300からA信号及びB信号を読み出すとともに、単位画素301からは画素信号を出力しない。そして、単位画素300から読み出したA信号及びB信号は、全体制御・演算部104において、焦点検出に使用される。
まず、時刻t601で、排出パルスOFG1,OFG2がHとなり、PDA、PDBで発生した信号電荷が排出トランジスタTr3,Tr4のドレインに排出される。その後、時刻t602で排出パルスOFG1をLとし、排出パルスOFG2はHのままとすることで、単位画素300のPDA、PDBでは信号電荷の蓄積を開始するが、単位画素301のPDA、PDBでは信号電荷の排出状態が継続される。
所定の蓄積期間が経過した後、時刻t603で単位画素300のFDA,FDBをリセットするために、参照信号REFが所定の電圧に設定され、リセットパルスRES1がHとなる。これにより単位画素300のFDA、FDBの電荷がリセットされる。その後、時刻t604でリセットパルスRES1がLとなり、単位画素300のFDA,FDBのリセットが解除される。なお、時刻t603~t604では、リセットパルスRES2をL→H→Lとして、単位画素301のFDA、FDBのリセットも行っているが、この動作は省略してもよい。
時刻t605~t606のN変換期間では、差動対を構成する単位画素300の画素信号トランジスタTr_Aと参照信号トランジスタTr_REFAでは、単位画素300のFDAのN信号と参照信号REFとの比較を行う。そして、AD変換された単位画素300のFDAのN信号は、単位画素300のラッチ部303に保持される。
また、差動対を構成する単位画素300の画素信号トランジスタTr_Bと、単位画素301の参照信号トランジスタTr_REFAでは、単位画素300のFDBのN信号と参照信号REFとの比較を行う。そして、AD変換された単位画素300のFDBのN信号は、単位画素301のラッチ部303に保持される。単位画素300,301のラッチ部303に保持されたN信号は、時刻t10~t11の間にデータ転送部209を介して信号処理部207に出力される。
時刻t607~t608では、単位画素300の転送パルスTX1がL→H→Lとなり、単位画素300において、PDA、PDBに蓄積されていた信号電荷が、それぞれFDA、FDBに転送される。これにより、画素信号トランジスタTr_AのゲートにはPDAで蓄積されていた信号電荷に基づいた電圧が供給され、画素信号トランジスタTr_Bには、PDBで蓄積されていた信号電荷に基づいた電圧が供給される。
時刻t609~t610では、S変換期間では、差動対を構成する単位画素300の画素信号トランジスタTr_Aと参照信号トランジスタTr_REFAでは、単位画素300のA信号と参照信号REFとの比較を行う。そして、AD変換されたA信号は、単位画素300のラッチ部303に保持される。
また、差動対を構成する単位画素300の画素信号トランジスタTr_Bと単位画素301の参照信号トランジスタTr_REFAでは、単位画素300のB信号と参照信号REFとの比較を行う。そして、AD変換されたB信号は、単位画素301のラッチ部303に保持される。
単位画素300,301のラッチ部303にそれぞれ保持された単位画素300のA信号及びB信号は、時刻t19~t20の間にデータ転送部209を介して信号処理部207に出力される。
以上の動作により、同一の単位画素のA信号及びB信号を並行にAD変換して出力することができる。
また、A信号及びB信号の蓄積時間はt602で排出トランジスタTr3,Tr4をオフしてから、t608で転送トランジスタTr1,Tr2をオフするまでとなる。したがって、A信号、B信号に蓄積時刻差が生じない。そのため、動体の焦点検出性能の低下を防止できる。
なお、信号SEL3,SEL5をH、信号SEL1,SEL2,SEL4をLとすることで、図3(c)に示す接続構成にすることができる。そして、上述した図7の単位画素300と単位画素301に対する制御を入れ替えることにより、単位画素301のPDA、PDBからの信号をそれぞれ同時に読み出すことができる。
図8に、第1の読み出しモード時に、A+B信号を出力する受光部202と使用するAD変換部205の例を示す模式図を示す。図8は、受光部202とAD変換部205の対応関係を示しており、同じ座標にある受光部202及びAD変換部205が同じ単位画素であることを示している。また、同列の1、2行目、3、4行目のように隣接する2行の単位画素が、図3に示した差動入力切替部307を共有している画素である。
図8(a)において、斜線で示した受光部202がA+B信号を出力する受光部202であり、図8(b)において、斜線で示したAD変換部205がA+B信号のAD変換に使用するAD変換部205である。図8に示すように第1の読み出しモードでは、すべての受光部202及びAD変換部205を使用する。
図9に、第2の読み出しモード時に、A信号及びB信号を出力する受光部202と使用するAD変換部205の例を示す模式図を示す。図9(a)において、斜線で示した受光部202がA信号及びB信号を出力する受光部202である。また、図9(b)において、斜線で示したAD変換部205がA信号のAD変換に使用するAD変換部205、ハッチで示したAD変換部205がB信号のAD変換に使用するAD変換部205である。
第2の読み出しモードでは、奇数行の受光部202からA信号及びB信号を出力して焦点検出に使用する。このとき、AD変換部205では、奇数行のAD変換部205でB信号のAD変換を行い、偶数行のAD変換部205でA信号のAD変換を行う。なお、図3(c)に示す接続構成とした場合には、偶数行の受光部202からA信号及びB信号が出力され、奇数行のAD変換部205でB信号をAD変換し、偶数行のAD変換部205でA信号をAD変換するところが図9に示すものと異なる。
以上の動作により、第2の読み出しモード時に、画素毎に複数のAD変換部を設けずとも、A信号及びB信号を並行してAD変換して出力することができる。特に、広い回路面積が必要になるラッチ部を新たに設ける必要がないため、回路面積の大幅な増大を抑制できる。また、A信号及びB信号を並行してAD変換することから、両者に蓄積時刻差が生じない。そのため、動体の焦点検出性能の低下を防止できる。また、第1の読み出しモード時には、すべての画素でA+B信号を並行してAD変換して出力することができるため、グローバルシャッタ動作を行うことができる。
図10は、第1の実施形態における信号処理部207の構成例を示す。信号処理部207は、メモリ1001、S-N部1002、オフセット・ゲイン補正部1003、補正データ選択部1004を備える。
メモリ1001は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリであり、データ転送部209を介して各画素から出力された画素信号であるS信号及びリセットレベル信号であるN信号を一時的に保持する。ここで、S信号は、A+B信号、A信号、B信号のいずれかを指す。
S-N部1002は、メモリ1001に保持された各画素のS信号から対応するN信号を減算することでCDS処理を行い、処理した画像信号をオフセット・ゲイン補正部1003に入力する。
オフセット・ゲイン補正部1003は、AD変換時に使用するAD変換部を切り替えた際のフローティングディフュージョン部の容量の変化やAD変換部毎の特性差等に起因して発生するオフセットずれや、ゲインずれを補正する。本実施形態では、同一の画素であっても、A+B信号、A信号、B信号とで、AD変換時の構成が異なることから、異なる補正データを使用する。
補正データ選択部1004は、デジタル回路制御部206から供給される補正データ選択信号に応じて、不図示のメモリ等に保持されたA+B用補正データ、A用補正データ、B用補正データのいずれかを選択してオフセット・ゲイン補正部1003に供給する。
例えば、オフセット・ゲイン補正部1003では、供給された補正データを用いて式(1)に示す補正を行う。
OUTPUT=α×INPUT+β …(1)
ここで、INPUTは入力された画素信号、OUTPUTは補正後の画素信号である。また、α、βはそれぞれ補正データ選択部1004から供給されたA+B用補正データ、A用補正データ、B用補正データに含まれる、ゲイン補正データ、オフセット補正データである。
なお、信号処理部207で行う補正処理を、図1に示す信号処理部101または、全体制御・演算部104で行ってもよい。
上記の通り第1の実施形態によれば、静止画撮影時には、第1の読み出しモードを用いることで、すべての単位画素で同時に電荷蓄積を行い、得られた画素信号を並行してAD変換することができ、グローバルシャッタによる撮影を行うことができる。また、焦点検出時には、第2の読み出しモードを用いることで、画素信号を読み出さない単位画素のAD変換部を利用して、A信号とB信号を並行にAD変換することができる。これによりA信号、B信号の蓄積時間を揃えることができる。
以上の構成及び制御により、AD変換部の回路規模の大幅な増大を抑制しつつ、単位画素から1つの画素信号を出力する第1の読み出しモードと、単位画素から複数の画素信号を出力する第2の読み出しモードとを両立させることができる。
<第1の実施形態の変形例>
上述した第1の実施形態では、第2の読み出しモード時に奇数行の単位画素のみA信号、B信号を出力したが、偶数行と奇数行でAD変換のタイミングをずらすことで、すべての単位画素からA信号及びB信号を出力することができる。この駆動モードを第3の読み出しモードとし、以下に説明する。なお、以下の説明では、適宜単位画素を簡易的に「画素」と呼ぶ。
図11に第1の実施形態の変形例による第3の読み出しモードの駆動タイミングの概略図を示す。図11は、奇数行画素及び偶数行画素の蓄積期間1101、1102及び読み出し期間1103、1104を表している。図11に示すように、第1の実施形態の変形例では、奇数行画素と偶数行画素とで蓄積期間及び読み出し期間をずらして駆動する。
図12は、第1の実施形態の変形例における第3の読み出しモードの駆動タイミングの詳細を示す。なお、図12の奇数行画素及び偶数行画素は、それぞれ図3の単位画素300及び301に相当する。なお、図12のタイミングチャートにおいて、図7のタイミングチャートと同様の動作を行う箇所については、説明を省略する。
図12の時刻t1002とt1004が、それぞれ図11の蓄積期間1101、1102の開始時刻に相当する。また、時刻t1005~t1006が奇数行の読み出し期間1103に相当し、時刻t1006~t1010が偶数行の読み出し期間1104に相当する。
第3の読み出しモードにおいては、まず、信号SEL2,SEL4をH、信号SEL1,SEL3,SEL5をLとすることで、図3(b)に示す接続構成とする。
時刻t1001~t1002では、奇数行画素の排出パルスOFG1がL→H→Lと変化し、奇数行画素のPDA、PDBで発生した信号電荷が排出トランジスタTr3,Tr4のドレインに排出された後、信号電荷の蓄積を開始する。
時刻t1003~t1004では、偶数行画素の排出パルスOFG2がL→H→Lと変化し、偶数行画素のPDA、PDBで発生した信号電荷が排出トランジスタTr3,Tr4のドレインに排出された後、信号電荷の蓄積を開始する。なお、図12では省略しているが、時刻t1002から時刻t1004までの長さは、奇数行画素の信号の読み出しに係る時間t1005~t1006の長さに相当する。
所定の蓄積期間が経過した後、時刻t1005~t1006では、奇数行画素のA信号及びB信号のAD変換及び出力を行う。この動作は図7の時刻t603~t22で示した単位画素300のA信号及びB信号の読み出し動作と同一であるため、説明を省略する。この動作により、図9に示したように、奇数行画素の受光部202のA信号が、奇数行画素のAD変換部でAD変換され、奇数行画素の受光部のB信号が、偶数行画素のAD変換部でAD変換される。
奇数行画素のA信号及びB信号がAD変換されて出力された後、時刻t1007~t1010では、偶数行画素のA信号及びB信号のAD変換及び出力を行う。このとき、信号SEL3,SEL5をH、信号SEL1,SEL2,SEL4をLとすることで、図3(c)に示す接続構成とする。
時刻t1008~t1009では、偶数行画素の転送パルスTX2がL→H→Lとなり、各偶数行画素のPDA、PDBに蓄積されていた信号電荷が、それぞれFDA、FDBに転送される。これにより、偶数行画素において、画素信号トランジスタTr_AのゲートにはPDAで蓄積されていた信号電荷に基づいた電圧が供給され、画素信号トランジスタTr_Bには、PDBで蓄積されていた信号電荷に基づいた電圧が供給される。
そして、差動対を構成する偶数行画素の画素信号トランジスタTr_Bと奇数行画素の参照信号トランジスタTr_REFAでは、偶数行画素のB信号と参照信号REFとの比較が行われる。そして、AD変換されたB信号は、図3(c)の単位画素300に相当する奇数行画素のラッチ部303に保持される。一方、差動対を構成するで偶数行画素の画素信号トランジスタTr_Aと参照信号トランジスタTr_REFAでは、偶数行画素のA信号と参照信号REFとの比較が行われる。そして、AD変換されたA信号は、図3(c)の単位画素301に相当する偶数行画素のラッチ部303に保持される。奇数行画素及び偶数行画素のラッチ部303に保持されたB信号及びA信号は、データ転送部209を介して信号処理部207に出力される。
図13に、第3の読み出しモードにおいて、時刻t1007~t1010で示した偶数行画素の読み出し動作時にA信号及びB信号を出力する受光部202と使用するAD変換部205の例を示す模式図を示す。図13(a)において、斜線で示した受光部202がA信号及びB信号を出力する受光部202である。また、図13(b)において、斜線で示したAD変換部205がA信号のAD変換に使用するAD変換部205、ハッチで示したAD変換部205がB信号のAD変換に使用するAD変換部205である。偶数行画素の読み出し動作では、偶数行の受光部202からA信号、B信号を出力し、奇数行のAD変換部205でB信号のAD変換を行い、偶数行のAD変換部205でA信号のAD変換を行う。
図12に示した駆動により、第3の読み出しモード時に奇数行及び偶数行画素のA信号、B信号をAD変換して出力することができる。この際、同一画素のA信号及びB信号は並行にAD変換されるため、蓄積時刻差が生じない。
なお、本変形例では、同列の隣接する偶数行画素と奇数行画素とで、差動入力切替部を共有したが、共有する組み合わせはこれに限定されない。例えば、同行の偶数列画素と奇数列画素とで差動入力切替部を共有してもよい。また、2画素以上で差動入力切替部を共有してもよい。その場合、各画素の差動対の組み合わせを切り替えるためのスイッチを増やすことで対応可能である。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態の撮像装置は、各単位画素が1つのフォトダイオード(PD)と1つのAD変換部で構成される。また、第2の実施形態では、第1の読み出しモードとして、単位画素毎に各画素が備えるフォトダイオード(PD)からの画素信号を出力する読み出し動作を行う。
また、第2の読み出しモードとして、単位画素から同一の画素信号を2つ出力し、それらの画素信号を2つのAD変換部でAD変換して出力する読み出し動作を行う。この構成により、第2の読み出しモード時に単位画素から出力した2つの画素信号を信号処理部207等において、平均化処理することで、ノイズを低減することができる。
第2の実施形態の撮像装置では、第2の読み出しモードを、例えばノイズ低減モードで使用する。なお、第1の読み出しモードは、例えば、静止画撮影モード等で使用する。
図14は、第2の実施形態における任意の2つの単位画素1400,1401の構成を表す模式図である。図14(a)が第1の読み出しモード時の接続構成、図14(b)が第2の読み出しモード時の接続構成を示しており、両者は、差動入力切替部307によって切り替えられる。
なお、図14において、図3と同じ構成については、同一の番号を付し、その説明を省略する。図3に示す構成と比較して、第2の実施形態における撮像素子の受光部202は、PDA及びPDBを有さず、1つのフォトダイオード(以下、「PD」と記す。)で構成され、1種類の画素信号SIGを出力する点が異なる。
図14(a)に示す第1の読み出しモード時の構成では、受光部202から出力された画素信号SIGは、同一の単位画素の差動入力部304に入力される。一方、図14(b)に示す第2の読み出しモード時の構成では、単位画素1400の受光部202から出力される画素信号SIGが、単位画素1400の差動入力部304及び単位画素1401の差動入力部304に入力される。一方、単位画素1401の受光部202からは、画素信号は出力されない。
図15は、2画素分の単位画素1400,1401の受光部202と、差動入力部304の一部である差動対部401の構成を示す回路図である。なお、図15において、第1の実施形態の図4に示す構成と同様の構成については、同じ参照番号を付し、その説明は省略する。まず、受光部202と差動対部401の構成について説明するが、単位画素1400,1401におけるこれらの構成は同じであるため、ここでは、単位画素1400についてのみ説明する。
受光部202は、PD、転送トランジスタTr1501、排出トランジスタTr1502、リセットトランジスタTr5、フローティングディフュージョン部(以下、「FD」と記す。)を備える。PDは、撮影レンズ102を通して入射した光を受光し、受光量に応じた信号電荷を発生させる。PDで発生した信号電荷は、ゲートに転送パルスTX1が入力された転送トランジスタTr1501を介してFDに転送される。FDは、PDから転送された信号電荷を電圧信号に変換する電荷電圧変換部として機能し、差動対部401の画素信号トランジスタTr_A,Tr_Bのゲートに接続される。なお、差動対部401の構成は図4と同じである。
排出トランジスタTr1502は、PDで発生した信号電荷をドレインに排出するものであり、ゲートに入力された排出パルスOFG1によってオンオフ制御される。
なお、単位画素1401の転送トランジスタTr1501、排出トランジスタTr1502、リセットトランジスタTr5は、それぞれゲートに入力された転送パルスTX2,排出パルスOFG2、リセットパルスRES2によってオンオフ制御される。
第1の実施形態と同様に、差動入力部304の差動対部401において、信号SEL1~5で制御されるトランジスタTr7~11,Tr25~28は、図14に示す差動入力信号を切り替える差動入力切替部307として機能する。
図16に、第2の実施形態における第1の読み出しモードのタイミングチャートを示す。なお、図16において、第1の実施形態における図6と同様の動作をするタイミングには同時参照番号を付し、その説明は省略する。
第1の読み出しモードでは、信号SEL1,SEL4,SEL5をH、信号SEL2,SEL3をLとする。これにより、単位画素1400及び単位画素1401それぞれにおいて、並列接続された画素信号トランジスタTr_A,Tr_Bと、同じく並列接続された参照信号トランジスタTr_REFA,Tr_REFBが差動対を構成する。すなわち、図14(a)に示す接続構成となる。
時刻t1601で、排出パルスOFG1,OFG2がHとなり、排出トランジスタTr1502がオンとなり、PDで発生した信号電荷が排出トランジスタTr1502のドレインに排出される。時刻t1602で、排出パルスOFG1,OFG2がLとなり、各単位画素の排出トランジスタTr1502が一斉にオフして、全単位画素同時に信号電荷の蓄積を開始する。
その後、第1の実施形態と同様に、FDのリセット、及びN信号のAD変換を行った後、時刻t1603~t1604では、各画素の転送パルスTX1,TX2をL→H→Lとすることで、各単位画素のPDに蓄積されていた信号電荷をFDに転送する。そして、画素信号トランジスタTr_A,Tr_BのゲートにはPDで蓄積されていた信号電荷に応じた電圧が供給される。これにより、各画素の画素信号SIGが同一画素のAD変換部でAD変換されて出力される。
図17に、第2の実施形態における第2の読み出しモードのタイミングチャートを示す。なお、図17において、図16に示した第1の読み出しモードと同様の動作をするタイミングには同一の参照番号を付し、その説明は省略する。
第2の読み出しモードでは、信号SEL2,SEL4をH、信号SEL1,SEL3,SEL5をLとする。これにより、単位画素1400の画素信号トランジスタTr_Aと参照信号トランジスタTr_REFAが差動対を構成し、単位画素1400の画素信号トランジスタTr_Bと単位画素1401の参照信号トランジスタTr_REFAが差動対を構成する。すなわち、図14(b)に示す接続構成となる。
時刻t1701で、排出パルスOFG1,OFG2がHとなり、排出トランジスタTr1502がオンとなって、PDで発生した信号電荷が排出トランジスタTr1502のドレインに排出される。その後、時刻t1702で排出パルスOFG1はLとなるが、OFG2はHの状態が継続される。したがって、単位画素1400では、排出トランジスタTr1502がオフして信号電荷の蓄積を開始するが、単位画素1401では、排出トランジスタTr150がオンしたままであるので、ドレインへの信号電荷の排出が継続される。
その後、時刻t1703~t1704では、リセットレベル信号であるN信号のAD変換を行う。このとき、差動入力部304は図14(b)の接続構成になっているため、単位画素1400のFDをリセットした電圧が、単位画素1400,1401のAD変換部205で並行にAD変換されてN信号として出力される。
時刻t1705~t1706では、転送パルスTX1がL→H→Lとなり、単位画素1400のPDに蓄積されていた信号電荷が、FDに転送される。そして、FDに転送された信号電荷に応じた信号電圧が画素信号であるS信号として単位画素1400及び1401のAD変換部205で並行にAD変換されて出力される。
このようにして、同一の単位画素から出力された2組のN信号及びS信号を信号処理部207等において平均化処理することで、ノイズを低減することができる。
図18は、第2の実施形態における信号処理部207の構成例を示す。なお、図18において、図10と同様の構成には同じ参照番号を付して適宜説明を省略する。信号処理部207は、メモリ1001,1802、S-N部1002、オフセット・ゲイン補正部1003、補正データ選択部1801、平均化部1803を備える。
オフセット・ゲイン補正部1003には、S-N部1002でCDS処理された画素信号が入力されて、AD変換時に使用するAD変換部205を切り替えた際のAD変換部毎の特性差等に起因して発生するオフセットずれや、ゲインずれを補正する。本実施形態では、第1の読み出しモードでAD変換した画素信号と、第2の読み出しモードにおいて単位画素1400でAD変換した画素信号と、第2の読み出しモードにおいて単位画素1401でAD変換した画素信号とで異なる補正データ1~3を使用する。補正データ選択部1801は、補正データ1~3のいずれかを補正データ選択信号によって選択して、オフセット・ゲイン補正部1003に供給する。メモリ1802は、第2の読み出しモード時に同一の単位画素から出力された2つの画素信号を一時的に保持する。平均化部1803は、メモリ1802に保持された同一画素の2つの画素信号(ここでは、「Pix1、Pix2」と表す。)が入力され、平均化処理(Pix1+Pix2)/2を行って出力する。この処理により、ノイズを低減することができる。なお、第1の読み出しモードで出力した画素信号は、メモリ1802、平均化部1803を通さずに出力される。
なお、第2の実施形態では、第2の読み出しモード時に、図14(b)に示すように単位画素1400及び1401の差動入力部304に同一の参照信号生成部204で生成した参照信号REFを供給していた。しかしながら、それぞれの差動入力部304に異なる参照信号生成部204で生成した同じ傾きを持つ参照信号を入力するようにしてもよい。これにより、単位画素1400,1401の2つのAD変換部205でAD変換した画素信号を平均化部1803で平均化した際に、参照信号のノイズ変動の影響を低減することができる。
上記の通り第2の実施形態によれば、通常の静止画撮影時には、第1の読み出しモードを用いることで、すべての単位画素で同時に電荷蓄積を行い、得られた画素信号を並行にAD変換することができ、グローバルシャッタによる撮影を行うことができる。
また、ノイズ低減モード時には、第2の読み出しモードを用いることで、画素信号を読み出さない単位画素のAD変換部を利用して、同じ単位画素から出力された2つの画素信号を並行にAD変換して出力することができる。このとき、出力した2つの画素信号の蓄積時刻は同じであるため、動体に対しても好適に平均化処理を行うことができる。
以上の構成及び制御により、AD変換部の回路規模の大幅な増大を抑制しつつ、単位画素から1つの画素信号を出力する第1の読み出しモードと、単位画素から複数の画素信号を出力する第2の読み出しモードとを両立させることができる。
なお、第1の実施形態の変形例で述べたように、偶数行と奇数行でAD変換のタイミングをずらすことで、すべての画素から2つの画素信号を出力するようにしてもよい(第3の読み出しモード)。
また、信号SEL3,SEL5をHとし、信号SEL1,SEL2,SEL4をLとすることで、上述した図17の単位画素1400と単位画素1401に対する制御を入れ替えてもよい。このように制御することで、単位画素1401のPDからの信号をノイズを低減して読み出すことができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態の撮像装置は、第2の実施形態と同様に、各単位画素が1つのフォトダイオード(PD)と1つのAD変換部で構成される。また、第2の実施形態と同様に、第1の読み出しモードとして、単位画素毎に各画素が備えるフォトダイオード(PD)からの画素信号を出力する読み出し動作を行う。
また、第2の読み出しモードとして、単位画素から同一の画素信号を2つ出力し、これらの画素信号を2つのAD変換部を用いて、互いに異なる傾きで掃引される参照信号と比較してAD変換する駆動を行う。これにより、小信号の検出分解能を上げ、ダイナミックレンジを改善する。
図19は、第3の実施形態における任意の2つの単位画素1900、1901の構成を示す模式図である。図19(a)が第1の読み出しモード時の接続構成、図19(b)が第2の読み出しモード時の接続構成を示しており、両者は、差動入力切替部307によって切り替えられる。
図19(a)に示す構成は、第2の実施形態において図14(a)を参照して説明した構成と比較して、次の点が異なる。すなわち、撮像素子100内に2つの参照信号生成部1911,1912を設け、参照信号生成部1911,1912から供給される参照信号を切り替える参照信号選択部1903を更に有する。それ以外の構成は図14に示すものと同様であるので、同じ参照番号を付し、その説明を省略する。
参照信号選択部1903は、差動入力部304に供給する参照信号を切り替える。参照信号選択部1903には、撮像素子100内に設けられた2つの参照信号生成部1911、1912から、互いに異なる傾きで掃引される参照信号REF1,REF2が供給される。そして、参照信号選択部1903は、画素制御部203から供給される不図示の参照信号選択信号によって参照信号REF1,REF2のいずれかを差動入力部304に供給する。
図19(a)に示す第1の読み出しモード時の接続構成では、受光部202から出力された画素信号SIGは、同じ単位画素の差動入力部304に入力される。また、参照信号選択部1903によって、単位画素1900,1901のどちらにも参照信号REF1が入力される。
一方、図19(b)に示す第2の読み出しモード時の接続構成では、単位画素1900の受光部202から出力される画素信号SIGが、単位画素1900の差動入力部304及び単位画素1901の差動入力部304に入力される。単位画素1901の受光部202からは、画素信号は出力されない。また、参照信号選択部1903によって、単位画素1900の差動入力部304には、参照信号REF1が入力され、単位画素1901の差動入力部304には参照信号REF2が入力される。
単位画素1900,1901の受光部202及び差動入力部304の詳細な回路構成は第2の実施形態の図15に示した構成と同様であるため、その説明は省略する。ただし、上述したように、トランジスタTr_REFA,TR_REFBに入力される参照信号は、参照信号選択部1903によって選択された参照信号REF1,REF2のいずれかとなる。
次に、第3の実施形態におけるタイミング制御について説明する。なお、第3の実施形態における第1の読み出しモードのタイミングは、図16に示した第2の実施形態の第1の読み出しモードのタイミングと同じであるため、説明を省略する。
図20は、第3の実施形態における第2の読み出しモードのタイミングチャートを示す。なお、図20において、図17に示した第2の実施形態の第2の読み出しモードのタイミングと同様の動作をするタイミングには同じ参照番号で表記し、その説明は省略する。
第2の読み出しモードでは、時刻t2001~t2002に示すN変換期間及び時刻t2003~t2004で示すS変換期間時に、実線で示す参照信号REF1と一点鎖線で示す参照信号REF2が供給され、比較動作を行う。
ここで、第2の読み出しモードでは、信号SEL2,SEL4をH、信号SEL1,SEL3,SEL5をLとすることで、図19(b)に示す接続構成となっている。従って、単位画素1900の差動入力部304には、単位画素1900の受光部202からの画素信号SIGと参照信号REF1が供給されて、両者の比較動作を行う。また、単位画素1901の差動入力部304には、単位画素1900の受光部202からの画素信号SIGと参照信号REF2が供給されて、両者の比較動作を行う。
参照信号REF2は、参照信号REF1に比べて、掃引するスピード(電圧の時間変化)が小さくなっている。したがって、参照信号REF2との比較を行う単位画素1901のAD変換部205では、画素信号が小信号時に参照信号REF1よりも細かい分解能で変換することができる。一方、参照信号REF1との比較を行う単位画素1900のAD変換部205では、参照信号REF2を使用する単位画素1901のAD変換部205に比べて、広い画素信号範囲をAD変換することができる。
したがって、画素信号の信号レベルが小さい時は単位画素1901のAD変換部205で変換した信号を使用し、画素信号の信号レベルが大きい時は、単位画素1900のAD変換部205で変換した信号を使って、画像信号を合成する。これにより、信号レベルが小さい時の検出分解能を上げ、ダイナミックレンジを改善することができる。
図21は、第3の実施形態における信号処理部207の構成例を示す。なお、図21において第2の実施形態の図18と同様の構成には同じ参照番号を付与し、その説明は省略する。信号処理部207は、メモリ1001,2101、S-N部1002、オフセット・ゲイン補正部1003、補正データ選択部1801、合成部2102を備える。
メモリ2101には、オフセット・ゲイン補正部1003で補正処理済みの参照信号REF1を使ってAD変換した画素信号PixH及び参照信号REF2を使ってAD変換した画素信号PixLが一時的に保持される。合成部2102では、同一画素の画素信号PixH及びPixLが入力されて、合成信号を出力する。
例えば、画素信号の信号レベルが小さい場合、すなわち、画素信号PixLが飽和していない場合には、画素信号PixLの値に所定の補正係数を掛けた値を出力信号として出力する。画素信号の信号レベルが大きい場合、すなわち、画素信号PixLが飽和している場合は、画素信号PixHの値に画素信号PixL時とは異なる補正係数を掛けた値を出力信号として出力する。以上の処理により、信号レベルが小さい場合の検出分解能を上げ、ダイナミックレンジを改善することができる。
なお、信号処理部207で行う補正処理は、図1に示す信号処理部101または、全体制御・演算部104で行ってもよい。
上記の通り第3の実施形態によれば、例えば、ダイナミックレンジ拡大モード時に、第2の読み出しモードを用いる。これにより、画素信号を読み出さない単位画素のAD変換部を利用して、同じ単位画素から出力した2つの画素信号を異なる検出分解能、検出レンジで並行にAD変換して出力することができる。このとき、出力した2つの画素信号の蓄積時刻は同じであるため、動体に対しても好適にダイナミックレンジ拡大処理を行うことができる。
以上の構成及び制御により、AD変換部の回路規模の大幅な増大を抑制しつつ、単位画素から1つの画素信号を出力する第1の読み出しモードと、単位画素から複数の画素信号を出力する第2の読み出しモードとを両立させることができる。
また、第1の実施形態の変形例で述べたように、第2の読み出しモード時に、偶数行と奇数行でAD変換のタイミングをずらすことで、すべての画素から2つの画素信号を出力し、それらを異なる検出分解能、検出レンジで並行にAD変換して出力してもよい。
また、信号SEL3,SEL5をHとし、信号SEL1,SEL2,SEL4をLとすることで、上述した図19の単位画素1900と単位画素1901に対する制御を入れ替えることができる。このように制御しても、ダイナミックレンジ拡大処理を行うことができる。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形について説明する。上述した第1~第3の実施形態では、差動入力切替部307を用いて、差動入力部304に入力される画素信号を切り替えたが、第4の実施形態では、別の構成を有する切り替え部を用いる場合について説明する。なお、単位画素の概略構成は、図3に示すものと同様であるため、ここでは説明を省略する。
図22は、第4の実施形態における2画素分の単位画素2200,2201の受光部202と差動入力部304の一部を構成する差動対部2210の構成を示す回路図である。なお、図22において、第1の実施形態の図4と同じの構成には同一の番号を付与し、その説明は省略する。また、単位画素2200,2201の構成は同じであるため、ここでは、単位画素2200のみについて説明する。
差動入力部304の差動対部2210は、ゲートがフォトダイオード(FD)に接続された画素信号トランジスタTr_SIGと、ゲートに参照信号REFが入力される参照信号トランジスタTr_REFが差動対を構成する。NODE_L1、NODE_R1には、図5に示すカレントミラーを構成するトランジスタTr51及びTr52が接続される。なお、図5において401で示すブロックが図22の2210に相当する。
単位画素2200と単位画素2201との間に設けられたトランジスタTr2211は、単位画素2200のPDBで発生した信号電荷を単位画素2201のFDに転送するために用いられ、ゲートに入力された混合パルスADDFD3により制御される。
混合パルスADDFD3をHとして、トランジスタTr2211をオンし、混合パルスADDFD1及びADDFD2をLとして、トランジスタTr29をオフした状態で、転送パルスTX1をHとして、単位画素2200の転送トランジスタTr1,Tr2をオンすることで、単位画素2200のPDBで発生した信号電荷を単位画素2201のFDに転送することができる。これにより、単位画素2201の差動入力部304において、単位画素2200のB信号と参照信号REFを比較することができる。
また、単位画素2200のPDAで発生した信号電荷は、転送トランジスタTr1がオンすることで、FDに転送できる。これにより、単位画素2200の差動入力部304において、単位画素2200のA信号と参照信号REFを比較することができる。従って、これらは第1の実施形態の図3(b)で示した接続構成と同じになる。
また、混合パルスADDFD3をLにして、トランジスタTr2211をオフし、混合パルスADDFD1,ADDFD2をHにして、トランジスタTr29をオンした状態で、単位画素2200,2201の転送トランジスタTr1,Tr2をオンすれば、単位画素2200のFDには単位画素2200のPDA、PDBで発生した信号電荷を転送することができ、単位画素2201のFDには単位画素2201のPDA、PDBで発生した信号電荷を転送することができる。
これにより、単位画素2200の差動入力部304において、単位画素2200のA+B信号と参照信号REFとの比較を行い、単位画素2201の差動入力部304において、単位画素2201のA+B信号と参照信号REFとの比較を行うことができる。これは、第1の実施形態の図3(a)で示した接続構成と同じになる。
従って、混合パルスADDFD1,ADDFD2,ADDFD3で制御されるトランジスタTr29,Tr2211は、差動入力部304に入力される画素信号を切り替える差動入力切替部307として機能する。
図23及び図24は、それぞれ第4の実施形態における第1の読み出しモード、第2の読み出しモードのタイミングチャートを示す。なお、図23において、第1の実施形態の図6に示す駆動タイミングと同様の動作をするタイミングについては、同じ参照番号で示し、その説明は省略する。
図23に示す第1の読み出しモードでは、時刻t2301~t2302で転送パルスTX1,TX2をL→H→Lとして、PDA、PDBの信号電荷をFDに転送する際、混合パルスADDFD1,ADDFD2もL→H→Lとなる。また、混合パルスADDFD3はLのままであるため、図3(a)に示す接続構成となる。したがって、各単位画素において、FDにはPDA、PDBで発生した信号電荷が転送される。これにより、時刻t2303~t2304のS変換期間では、各画素の受光部からのA+B信号を同一画素内のAD変換部205を用いてAD変換する。
図24に示す第2の読み出しモードでは、時刻t2401~t2402で単位画素2200の転送トランジスタTr1,Tr2に供給される転送パルスTX1がL→H→Lとなる。この際、混合パルスADDFD3がL→H→Lとなり、混合パルスADDFD1,ADFD2及び転送パルスTX2がLのままであるため、図3(b)に示す接続構成となる。したがって、単位画素2200のFDにはPDAで発生した信号電荷が転送され、単位画素2201のFDには単位画素2200のPDBで発生した信号電荷が転送される。
また、単位画素2201のPDA、PDBで発生した信号電荷は、排出パルスOFG2がHのため、排出トランジスタTr3、Tr4がオンしており、排出トランジスタTr3、Tr4のドレインに排出される。これにより、時刻t2403~t2404のS変換期間では、単位画素2200の受光部202から出力されたA信号を単位画素2200のAD変換部205でAD変換し、単位画素2200の受光部202から出力されたB信号を単位画素2201のAD変換部205でAD変換する。
上記の通り第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、静止画撮影時には、第1の読み出しモードを用いることで、すべての単位画素で同時に電荷蓄積を行い、得られた画素信号を並行にAD変換することができる。すなわち、グローバルシャッタによる撮影を行うことができる。また、焦点検出時には、第2の読み出しモードを用いることで、画素信号を読み出さない単位画素のAD変換部を利用して、A信号とB信号を並行にAD変換することができる。これによりA信号、B信号の蓄積時間を揃えることができる。
以上の構成及び制御により、AD変換部の回路規模の大幅な増大を抑制しつつ、単位画素から1つの画素信号を出力する第1の読み出しモードと、単位画素から複数の画素信号を出力する第2の読み出しモードとを両立可能させることができる。
また、第1の実施形態の変形例で述べたように、第2の読み出しモード時に、偶数行と奇数行でAD変換のタイミングをずらすことで、すべての画素から2つの画素信号を出力するようにしてもよい(第3の読み出しモード)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
100:撮像素子、101:信号処理部、104:全体制御・演算部、200:受光領域基板、201:受光領域、202:受光部、203:画素制御部、204:参照信号生成部、205:AD変換部、206:デジタル回路制御部、207:信号処理部、208:出力部、300,301,1401,1402,1901,1902,2201,2202:単位画素、302:比較部、303:ラッチ部、304:差動入力部、305:電圧変換部、306:正帰還部、307:差動入力切替部、401,22100:差動対部、1803:平均化部、1911,1912:参照信号生成部、1903:参照信号選択部、2102:合成部

Claims (14)

  1. 入射光を光電変換して得られた電気信号を出力する受光部と、電気信号をAD変換するAD変換部と、を各画素がそれぞれ有する複数の画素であって、予め決められた複数の画素ごとに、当該予め決められた複数の画素のうち第1の画素の受光部から出力される電気信号を、他の画素のAD変換部を用いてAD変換を行えるように構成された複数の画素と、
    前記予め決められた複数の画素ごとに、前記第1の画素の受光部から出力された電気信号をAD変換する画素を選択する選択手段と、を有し、
    前記予め決められた複数の画素のAD変換部は、並行にAD変換を行い、
    前記第1の画素の受光部は、入射光を光電変換する2つの光電変換部を含み、
    前記選択手段は、
    第1のモードにおいて、前記各画素ごとに、前記受光部から出力された電気信号を前記AD変換部によりAD変換するように制御することで、前記第1の画素の2つの光電変換部から得られた電気信号をAD変換するAD変換部として、前記第1の画素のAD変換部を選択すると共に、
    第2のモードにおいて、前記2つの光電変換部の一方から得られた電気信号をAD変換するAD変換部として、前記第1の画素のAD変換部を選択し、前記2つの光電変換部の他方から得られた電気信号をAD変換するAD変換部として、前記第1の画素と異なる第2の画素のAD変換部を選択し、
    前記第2のモードにおいて、前記第2の画素の前記受光部から出力された電気信号を前記AD変換部に入力しないように制御する制御手段を更に有する
    ことを特徴とする撮像素子。
  2. 前記第1のモードでは、前記2つの光電変換部から得られた電気信号を混合した信号を、前記AD変換部によりAD変換することを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
  3. 入射光を光電変換して得られた電気信号を出力する受光部と、電気信号をAD変換するAD変換部と、を各画素がそれぞれ有する複数の画素であって、予め決められた複数の画素ごとに、当該予め決められた複数の画素のうち第1の画素の受光部から出力される電気信号を、他の画素のAD変換部を用いてAD変換を行えるように構成された複数の画素と、
    前記予め決められた複数の画素ごとに、前記第1の画素の受光部から出力された電気信号をAD変換する画素を選択する選択手段と、を有し、
    前記予め決められた複数の画素のAD変換部は、並行にAD変換を行い、
    前記選択手段は、
    第1のモードにおいて、前記各画素ごとに、前記受光部から出力された電気信号を前記AD変換部によりAD変換するように制御することで、前記第1の画素から得られた電気信号をAD変換するAD変換部として、前記第1の画素のAD変換部を選択すると共に、
    第2のモードにおいて、前記第1の画素の前記AD変換部および前記第1の画素と異なる第2の画素の前記AD変換部を選択し、
    前記第2のモードにおいて、前記第2の画素の前記受光部から出力された電気信号を前記AD変換部に入力しないように制御する制御手段を更に有する
    ことを特徴とする撮像素子。
  4. 前記各画素のAD変換部から出力されたデジタル信号に対して処理を行う処理手段を更に有し、
    前記処理手段は、前記第2のモードにおいて、前記第1の画素および前記第2の画素のAD変換部から出力されたデジタル信号を平均する処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の撮像素子。
  5. 前記AD変換部に異なる複数の参照信号を供給する供給手段と、
    前記複数の参照信号のいずれかを選択して、前記AD変換部に入力する切り替え手段と、を更に有し、
    前記切り替え手段は、
    前記第1のモードにおいて、1つの参照信号を選択して、前記各画素のAD変換部に入力し、
    前記第2のモードにおいて、前記第1の画素のAD変換部に入力する参照信号として、前記複数の参照信号のうち、第1の参照信号を選択して入力し、前記第2の画素のAD変換部に入力する参照信号として、前記複数の参照信号のうち、前記第1の参照信号と異なる第2の参照信号を選択して入力する
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像素子。
  6. 前記各画素のAD変換部から出力されたデジタル信号に対して処理を行う処理手段を更に有し、
    前記処理手段は、前記第2のモードにおいて、前記第1の画素および前記第2の画素のAD変換部から出力されたデジタル信号を用いて、ダイナミックレンジ拡大処理を行うことを特徴とする請求項5に記載の撮像素子。
  7. 入射光を光電変換して得られた電気信号を出力する受光部と、電気信号をAD変換するAD変換部と、を各画素がそれぞれ有する複数の画素であって、予め決められた複数の画素ごとに、当該予め決められた複数の画素のうち第1の画素の受光部から出力される電気信号を、他の画素のAD変換部を用いてAD変換を行えるように構成された複数の画素と、前記予め決められた複数の画素ごとに、前記第1の画素の受光部から出力された電気信号をAD変換する画素を選択する選択手段と、を有する撮像素子と、
    前記各画素のAD変換部から出力されたデジタル信号に対して処理を行う処理手段と、を有し、
    前記予め決められた複数の画素のAD変換部は、並行にAD変換を行うことを特徴とする撮像装置。
  8. 前記処理手段は、前記デジタル信号に基づいて焦点状態を検出することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記処理手段は、前記デジタル信号を平均する処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  10. 前記処理手段は、前記デジタル信号を用いて、ダイナミックレンジ拡大処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  11. 入射光を光電変換して得られた電気信号を出力する受光部と、電気信号をAD変換するAD変換部と、を各画素がそれぞれ有する複数の画素であって、予め決められた複数の画素ごとに、当該予め決められた複数の画素のうち第1の画素の受光部から出力される電気信号を、他の画素のAD変換部を用いてAD変換を行えるように構成された複数の画素と、前記予め決められた複数の画素ごとに、前記第1の画素の受光部から出力された電気信号をAD変換する画素を選択する選択手段と、を有する撮像素子と、
    前記各画素のAD変換部から出力されたデジタル信号に対して処理を行う処理手段と、を有し、
    前記予め決められた複数の画素のAD変換部は、並行にAD変換を行い、
    前記選択手段は、
    第1のモードにおいて、前記各画素ごとに、前記受光部から出力された電気信号を前記AD変換部によりAD変換するように制御することで、前記第1の画素から得られた電気信号をAD変換するAD変換部として、前記第1の画素のAD変換部を選択すると共に、
    第2のモードにおいて、前記第1の画素の前記AD変換部および前記第1の画素と異なる第2の画素の前記AD変換部を選択し、
    前記第2のモードにおいて、前記第2の画素の前記受光部から出力された電気信号を前記AD変換部に入力しないように制御する制御手段を更に有する
    ことを特徴とする撮像装置。
  12. 入射光を光電変換して得られた電気信号を出力する受光部と、電気信号をAD変換するAD変換部と、を各画素がそれぞれ有する複数の画素であって、予め決められた複数の画素ごとに、当該予め決められた複数の画素のうち第1の画素の受光部から出力される電気信号を、他の画素のAD変換部を用いてAD変換を行えるように構成された複数の画素と、前記予め決められた複数の画素ごとに、前記第1の画素の受光部から出力された電気信号をAD変換する画素を選択する選択手段と、を有する撮像素子の制御方法であって、
    前記選択手段が、第1のモードにおいて、前記各画素ごとに、前記受光部から出力された電気信号を前記AD変換部によりAD変換するように制御することで、前記第1の画素の2つの光電変換部から得られた電気信号をAD変換するAD変換部として、前記第1の画素のAD変換部を選択する工程と、
    前記選択手段が、第2のモードにおいて、前記2つの光電変換部の一方から得られた電気信号をAD変換するAD変換部として、前記第1の画素のAD変換部を選択し、前記2つの光電変換部の他方から得られた電気信号をAD変換するAD変換部として、前記第1の画素と異なる第2の画素のAD変換部を選択する工程と、
    制御手段が、前記第2のモードにおいて、前記第2の画素の前記受光部から出力された電気信号を前記AD変換部に入力しないように制御する工程と、
    前記制御手段が、前記予め決められた複数の画素のAD変換部が、並行にAD変換を行うように制御する工程と
    を有することを特徴とする制御方法。
  13. 入射光を光電変換して得られた電気信号を出力する受光部と、電気信号をAD変換するAD変換部と、を各画素がそれぞれ有する複数の画素であって、予め決められた複数の画素ごとに、当該予め決められた複数の画素のうち第1の画素の受光部から出力される電気信号を、他の画素のAD変換部を用いてAD変換を行えるように構成された複数の画素と、前記予め決められた複数の画素ごとに、前記第1の画素の受光部から出力された電気信号をAD変換する画素を選択する選択手段と、を有する撮像素子の制御方法であって、
    前記選択手段が、第1のモードにおいて、前記各画素ごとに、前記受光部から出力された電気信号を前記AD変換部によりAD変換するように制御することで、前記第1の画素から得られた電気信号をAD変換するAD変換部として、前記第1の画素のAD変換部を選択する工程と、
    前記選択手段が、第2のモードにおいて、前記第1の画素の前記AD変換部および前記第1の画素と異なる第2の画素の前記AD変換部を選択する工程と、
    制御手段が、前記第2のモードにおいて、前記第2の画素の前記受光部から出力された電気信号を前記AD変換部に入力しないように制御する工程と、
    前記制御手段が、前記予め決められた複数の画素のAD変換部が、並行にAD変換を行うように制御する工程と
    を有することを特徴とする制御方法。
  14. 入射光を光電変換して得られた電気信号を出力する受光部と、電気信号をAD変換するAD変換部と、を各画素がそれぞれ有する複数の画素であって、予め決められた複数の画素ごとに、当該予め決められた複数の画素のうち第1の画素の受光部から出力される電気信号を、他の画素のAD変換部を用いてAD変換を行えるように構成された複数の画素と、前記予め決められた複数の画素ごとに、前記第1の画素の受光部から出力された電気信号をAD変換する画素を選択する選択手段と、を有する撮像素子の制御方法であって、
    前記選択手段が、第1のモードにおいて、前記各画素ごとに、前記受光部から出力された電気信号を前記AD変換部によりAD変換するように制御することで、前記第1の画素から得られた電気信号をAD変換するAD変換部として、前記第1の画素のAD変換部を選択する工程と、
    前記選択手段が、第2のモードにおいて、前記第1の画素の前記AD変換部および前記第1の画素と異なる第2の画素の前記AD変換部を選択する工程と、
    制御手段が、前記第2のモードにおいて、前記第2の画素の前記受光部から出力された電気信号を前記AD変換部に入力しないように制御する工程と、
    前記制御手段が、前記予め決められた複数の画素のAD変換部が、並行にAD変換を行うように制御する工程と、
    処理手段が、前記各画素のAD変換部から出力されたデジタル信号に対して処理を行う工程と、
    を有することを特徴とする撮像素子の制御方法
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