JP2016158148A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像素子において、焦点検出のためのデータの読出しのために、雑な制御が必要となるという問題がある。【解決手段】走査回路56は、第1のタイミング以前の期間において、スイッチSW1およびスイッチSW2をオフに設定することによって、画素5から第1の信号を出力させ、第1のタイミングから所定の期間、スイッチSW1のみをオンに設定することによって、画素から第2の信号を出力させ、第1のタイミングの後の第2のタイミングから所定の期間、スイッチSW1およびスイッチSW2をオンに設定することによって、画素から第3の信号を出力させる。第1のAD変換器53は、第2の信号と第1の信号との差分と、参照信号とを比較することによってAD変換する。第2のAD変換器54は、第3の信号と第2の信号との差分と、参照信号とを比較することによってAD変換する。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関し、たとえば、撮像素子に関する。
従来から焦点検出機能を有する撮像素子が知られている。
たとえば、特許文献1に記載の撮像素子は、各々が、射出瞳の第1の領域からの光束を光電変換する第1の光電変換部と、射出瞳の第2の領域からの光束を光電変換する第2の光電変換部と、第1の光電変換部及び第2の光電変換部とに共通に設けられた増幅手段と、第1の光電変換部の信号を増幅手段に転送する第1の転送手段と、第2の光電変換部の信号を増幅手段に転送する第2の転送手段とを含む複数の画素とを備える。この撮像素子は、第1の光電変換部の信号と第2の光電変換部の信号とを増幅手段の入力部で混合し、増幅手段から混合信号を出力する第1の動作と、第1の光電変換部の信号と第2の光電変換部の信号とを増幅手段から選択的に出力する第2の動作とを制御する駆動手段とを有する。
特許3774597号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような撮像素子は、焦点検出のためのデータの読出しのために、図16に示すような複雑な制御が必要となるという問題がある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかであろう。
一実施の形態によれば、走査回路は、焦点検出有りで撮影する場合に、第1のタイミング以前の期間において、第1のスイッチおよび第2のスイッチをオフに設定することによって、画素から第1の信号を出力させ、第1のタイミングから所定の期間、第1のスイッチのみをオンに設定することによって、画素から第2の信号を出力させ、第1のタイミングの後の第2のタイミングから所定の期間、第1のスイッチおよび第2のスイッチをオンに設定することによって、画素から第3の信号を出力させる。第1のAD変換器は、焦点検出有りで動画を撮影する場合に、第2の信号と第1の信号との差分と、参照信号とを比較することによってAD変換することが可能に構成される。第2のAD変換器は、焦点検出有りで動画を撮影する場合に、第3の信号と第2の信号との差分と、参照信号とを比較することによってAD変換することが可能に構成される。
一実施の形態によれば、簡単な制御で、焦点検出のためのデータの読出しが実行できる。
第1の実施形態の半導体装置の構成を表わす図である。 半導体装置601の動作タイミングを表わす図である。 第2の実施形態の半導体装置の一例であるCMOSイメージセンサ1の構成を表わす図である。 画素アレイに含まれる画素の構成を表わす図である。 焦点検出無しの場合の画素からのデータ読出し時のタイミング図である。 焦点検出有りの場合の画素からのデータ読出時のタイミング図である。 第2の実施形態のADC7の構成を表わす図である。 焦点検出無しで静止画を撮影するときの、画素、ADCの動作を説明するための図である。 焦点検出無しで静止画を撮影するときのADCの動作シーケンスを表わす図である。 焦点検出有りで静止画を撮影するときの、画素、ADCの動作を説明するための図である。 焦点検出有りで静止画を撮影するときのADCの動作シーケンスを表わす図である。 焦点検出無しで静止画を撮影するときの、画素、ADCの動作を説明するための図である。 焦点検出無しで動画を撮影するときのADCの動作シーケンスを表わす図である。 焦点検出有りで動画を撮影するときの、画素、ADCの動作を説明するための図である。 焦点検出有りで動画を撮影するときのADCの動作シーケンスを表わす図である。 焦点検出有りで動画を撮影するときの、画素、ADCの動作の参考例を説明するための図である。 第3の実施形態のADCの構成を表わす図である。 第3の実施形態の焦点検出有りで動画を撮影するときのADCの動作シーケンスを表わす図である。 第4の実施形態の焦点検出有りで動画を撮影するときのADCの動作シーケンスを表わす図である。 第5の実施形態のADCの構成を表わす図である。 第5の実施形態の変形例1のADCの構成を表わす図である。 第5の実施形態の変形例2のADCの構成を表わす図である。
以下、本発明実施の形態について図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態の半導体装置601の構成を表わす図である。図2は、この半導体装置601の動作タイミングを表わす図である。
図1に示すように、この半導体装置601は、画素アレイ51と、走査回路56と、制御部55と、第1のAD変換器53と、第2のAD変換器54と、データ出力線604とを備える。
画素アレイ51は、行列状に配置された複数の画素81を含む。
画素81は、第1の光電変換素子602と、第2の光電変換素子603と、ノードNDと、ノードNDの電圧をデータ出力線604に出力する出力部605と、第1の光電変換素子602とノードNDの間の第1のスイッチSW1と、第2の光電変換素子603とノードNDの間の第2のスイッチSW2とを含む。
走査回路56は、第1のタイミング以前の期間において、第1のスイッチSW1および第2のスイッチSW2をオフに設定することによって、画素8から第1の信号(ダーク信号)を出力させることが可能に構成される。
走査回路56は、第1のタイミングから所定の期間、第1のスイッチSW1のみをオンに設定することによって、画素8から第2の信号(第1の光電変換素子602の信号)を出力させることが可能に構成される。
走査回路56は、第1のタイミングの後の第2のタイミングから所定の期間、第1のスイッチSW1および第2のスイッチSW2をオンに設定することによって、画素8から第3の信号(第1の光電変換素子602の信号と第2の光電変換素子603の信号とが合成された信号)を出力させることが可能に構成される。
第1のAD変換器53は、第2の信号と第1の信号と差分と、参照信号とを比較することによってAD変換することが可能に構成される。AD変換で得られた信号は、第1の光電変換素子602の信号を表わす。
第2のAD変換器54は、第3の信号と第2の信号との差分と、参照信号とを比較することによってAD変換することが可能に構成される。AD変換で得られた信号は、第2の光電変換素子603の信号を表わす。
以上のように、本実施の形態によれば、2つのAD変換器を用い、2つのスイッチを制御するだけの簡単な走査で、2つの光電変換素子の信号を読み出すことができる。2つの光電変換素子の信号の大きさの比を用いることによって、焦点の検出が可能となる。
なお、第1のAD変換器53は、第1の期間において、第1の信号と参照信号とを比較することによってAD変換を実行し、第2の期間において、第2の信号と第1の信号の差分と、参照信号とを比較することによってAD変換を実行することとしてもよい。
第2のAD変換器53は、第2の期間において、第2の信号と参照信号とを比較することによってAD変換を実行し、第3の期間において、第3の信号と第2の信号との差分と、参照信号とを比較することによってAD変換を実行することとしてもよい。
[第2の実施形態]
図3は、第2の実施形態の半導体装置の一例であるCMOS(Complementary MOS)イメージセンサ1の構成を表わす図である。
図3に示すように、CMOSイメージセンサ1は、画素アレイ5と、カラムADC2と、行走査回路3と、列走査回路6と、デジタル信号処理回路4と、制御回路98とを備える。
画素アレイ5は、行列状に配置された複数個の画素を備える。
カラムADC2は、画素の列ごとに配置されたADC7を備える。カラムADC2は、画素アレイ5の上下に配置されており、2列の画素の幅に1つのADC7が配置される。
ADC7は、画素から出力されるアナログの信号をデジタル信号に変換して、デジタル信号処理回路4へ出力する。
行走査回路3は、画素アレイ5の行方向の選択処理を行なう。
列走査回路6は、画素アレイ5の列方向の選択処理を行なう。
デジタル信号処理回路4は、カラムADC2から出力されるデジタル信号の演算処理を実行する。
制御回路98は、カラムADCの動作を制御する。
図4は、画素アレイ5に含まれる画素(pix)8の構成を表わす図である。
画素アレイ5に含まれる同一列の複数の画素は、共通出力線CLに接続される。画素8は、フォトダイオードPD(A)と、フォトダイオードPD(B)と、転送トランジスタTTR(A)と、転送トランジスタTTR(B)と、リセットトランジスタRTRと、増幅トランジスタATRと、選択トランジスタSTRとを備える。
ノードNDとグランドの間の一経路に、転送トランジスタTTR(A)とフォトダイオードPD(A)が直列に接続される。ノードNDとグランドの間の別経路に、転送トランジスタTTR(B)とフォトダイオードPD(B)が直列に接続される。
フォトダイオードPD(A)およびフォトダイオードPD(B)は、図示しないレンズを介して受けた光信号を電気信号に変換する。転送トランジスタTTR(A)は、フォトダイオードPD(A)によって生成された電気信号をノードNDに転送する。フォトダイオードPD(A)によって生成された電気信号をノードNDに転送する。
転送トランジスタTTR(B)は、フォトダイオードPD(B)によって生成された電気信号をノードNDに転送する。転送トランジスタTTR(A)は、行走査回路3から出力される転送制御信号TX_Aがハイレベルのときにオンに設定される。転送トランジスタTTR(B)は、行走査回路3から出力される転送制御信号TX_Bがハイレベルのときにオンに設定される。
リセットトランジスタRTRは、電源VDDとノードNDの間に配置される。リセットトランジスタRTRは、行走査回路3から出力されるリセット信号RESETがハイレベルのときにオンに設定され、ノードNDをハイレベルに充電する(リセットする)。
電源VDDと共通出力線CLとの間に、増幅トランジスタATRと、選択トランジスタSTRが直列に接続される。共通出力線CLは、列ごとに設けられている。共通出力線CLは、1列のすべての画素からの信号を受ける。共通出力線CLは、電流源ISに接続される。
増幅トランジスタATRのゲートは、ノードNDと接続される。ノードNDとグランドの間には、寄生容量Cが存在する。
選択トランジスタSTRのゲートは、行走査回路3から出力される選択信号SELがハイレベルのときにオンに設定される。
図5は、焦点検出無しの場合の画素からのデータ読出し時のタイミング図である。
行走査回路3は、選択信号SELをロウレベル、リセット信号RESETをハイレベル、転送制御信号TX_A、TX_Bをロウベルに設定する。このときは、選択トランジスタSTRがオフ、リセットトランジスタRTRがオン、転送トランジスタTTR(A)がオフ、転送トランジスタTTR(B)がオフとなる。その結果、共通出力線CLの電圧(ADC7に入力される電圧)は、プリチャージ電圧VDDを維持する。
その後、行走査回路3は、選択信号SELをハイレベルに設定し、さらに、リセット信号RESETをロウレベルに設定する。このときは、選択トランジスタSTRがオン、リセットトランジスタRTRがオフ、転送トランジスタTTR(A)がオフ、転送トランジスタTTR(B)がオフとなる。転送トランジスタTTR(A)および転送トランジスタTTR(B)から漏れる電流(dark電流)により、ノードNDの電圧が低下し、ADC7に入力される電圧も低下する。この期間において、ADC7に入力される信号電圧をダーク信号Dで表わす。
その後、行走査回路3は、転送制御信号TX_A、TX_Bを一定期間だけハイレベルに設定する。これによって、転送トランジスタTTR(A)および転送トランジスタTTR(B)がオンとなる。フォトダイオードPD(A)で生成された電圧、およびフォトダイオードPD(B)で生成された電圧の影響でノードNDの電圧が低下し、ADC7に入力される電圧も低下する。この期間において、ADC7に入力される信号電圧をS(A+B)で表わす。S(A+B)からDを減算した信号は、フォトダイオードPD(A)から出力される信号とフォトダイオードPD(B)から出力される信号とが合成された信号を表わす。
図6は、焦点検出有りの場合の画素からのデータ読出時のタイミング図である。
行走査回路3は、選択信号SELをロウレベル、リセット信号RESETをハイレベル、転送制御信号TX_A、TX_Bをロウベルに設定する。このときは、選択トランジスタSTRがオフ、リセットトランジスタRTRがオン、転送トランジスタTTR(A)がオフ、転送トランジスタTTR(B)がオフとなる。その結果、共通出力線CLの電圧(ADC7に入力される電圧)は、プリチャージ電圧VDDを維持する。
その後、行走査回路3は、選択信号SELをハイレベルに設定し、さらに、リセット信号RESETをロウレベルに設定する。このときは、選択トランジスタSTRがオン、リセットトランジスタRTRがオフ、転送トランジスタTTR(A)がオフ、転送トランジスタTTR(B)がオフとなる。転送トランジスタTTR(A)および転送トランジスタTTR(B)から漏れる電流(dark電流)により、ノードNDの電圧が低下し、ADC7に入力される電圧も低下する。この期間において、ADC7に入力される信号電圧をダーク信号Dで表わす。
その後、行走査回路3は、転送制御信号TX_Aを一定期間だけハイレベルに設定する。これによって、転送トランジスタTTR(A)がオンとなる。フォトダイオードPD(A)で生成された電圧の影響でノードNDの電圧が低下し、ADC7に入力される電圧も低下する。この期間において、ADC7に入力される信号電圧をS(A)で表わす。
S(A)からDを減算した値は、フォトダイオードPD(A)から出力される信号を表わす。
その後、行走査回路3は、転送制御信号TX_A、TX_Bを一定期間だけハイレベルに設定する。これによって、転送トランジスタTTR(A)および転送トランジスタTTR(B)がオンとなる。フォトダイオードPD(A)で生成された電圧、およびフォトダイオードPD(B)で生成された電圧の影響でノードNDの電圧が低下し、ADC7に入力される電圧も低下する。この期間において、ADC7に入力される信号電圧をS(A+B)で表わす。
S(A+B)からS(A)を減算した値は、フォトダイオードPD(B)から出力される信号を意味する。
デジタル信号処理回路4は、たとえば、フォトダイオードPD(A)から出力される信号の大きさと、フォトダイオードPD(B)から出力される信号の大きさとの比に基づいて、焦点があっているかどうかを検出する。
図7は、第2の実施形態のADC7の構成を表わす図である。
画素アレイ5内の複数個の画素は、隣接する3つの画素を1組としたグループを構成する。以下では、1組を構成する左側の画素をL画素、中央の画素をC画素、右側の画素をR画素と称する。
ADC7Lは、L画素に対応する。ADC7Cは、C画素に対応する。ADC7Rは、R画素に対応する。
ADC7Lは、サンプル回路10Lと、バッファL_BFと、接続切替回路11Lと、入力回路12Lと、比較器L_CMPと、スイッチL_Cとを備える。ADC7Cは、サンプル回路10Cと、バッファC_BFと、接続切替回路11Cと、入力回路12Cと、比較器C_CMPと、スイッチC_Cとを備える。ADC7Rは、サンプル回路10Rと、バッファR_BFと、接続切替回路11Rと、入力回路12Rと、比較器R_CMPと、スイッチR_Cとを備える。
サンプル回路10Lは、スイッチL_S6〜L_S11と、コンデンサL_C4〜L_C6とを備える。第1の経路に、スイッチL_S6とスイッチL_S9と直列に配置される。スイッチL_S6はL画素と接続する。スイッチL_S9は、バッファL_BFと接続する。スイッチL_S6とスイッチL_S9の間のノードにサンプリングのためのコンデンサL_C4が配置される。第2の経路に、スイッチL_S7とスイッチL_S10と直列に配置される。スイッチL_S7はL画素と接続する。スイッチL_S10は、バッファL_BFと接続する。スイッチL_S7とスイッチL_S10の間のノードにサンプリングのためのコンデンサL_C5が配置される。第3の経路に、スイッチL_S8とスイッチL_S11と直列に配置される。スイッチL_S8はL画素と接続する。スイッチL_S11は、バッファL_BFと接続する。スイッチL_S8とスイッチL_S11の間のノードにサンプリングのためのコンデンサL_C6が配置される。
バッファB_LFは、スイッチL_S9、L_S10、L_S11と接続する入力と、接続切替回路11L、11Cと接続する出力を有する。
接続切替回路11Lは、バッファL_BFの出力、およびバッファC_BFの出力が入力回路12Lに入力されることを可能とする。接続切替回路11Lは、スイッチL_S1〜L_S5を含む。入力回路12Lは、コンデンサL_C1、L_C2、L_C3を含む。スイッチL_S1は、バッファC_BFの出力と、コンデンサL_C1との間に配置される。スイッチL_S2は、バッファL_BFの出力と、コンデンサL_C1との間に配置される。スイッチL_S3は、バッファL_BFの出力と、コンデンサL_C2との間に配置される。スイッチL_S4は、バッファL_BFの出力と、コンデンサL_C3との間に配置される。スイッチL_S5は、バッファR_BFの出力と、コンデンサL_C3との間に配置される。コンデンサL_C1、L_C2、L_C3は、比較器L_CMPの入力ノードNDLに接続される。
比較器L_CMPは、オンに設定されているときに、入力ノードNDLの電圧を参照電圧と比較することによって、AD変換を実行する。図示は省略するが、参照電圧のレベルを変化させながら、比較結果をカウントすることによって、入力ノードNDLの電圧のレベルに応じたデジタル信号が得られる。他の比較器C_CMP、R_CMPの動作も同様である。スイッチL_Cは、比較器L_CMPの入力と出力の間に設けられる。スイッチL_Cは、オートゼロ動作のために用いられる。
サンプル回路10Cは、スイッチC_S6〜C_S11と、コンデンサC_C4〜C_C6とを備える。第1の経路に、スイッチC_S6とスイッチC_S9と直列に配置される。スイッチC_S6はC画素と接続する。スイッチC_S9は、バッファC_BFと接続する。スイッチC_S6とスイッチC_S9の間のノードにサンプリングのためのコンデンサC_C4が配置される。第2の経路に、スイッチC_S7とスイッチC_S10と直列に配置される。スイッチC_S7はC画素と接続する。スイッチC_S10は、バッファC_BFと接続する。スイッチC_S7とスイッチC_S10の間のノードにサンプリングのためのコンデンサC_C5が配置される。第3の経路に、スイッチC_S8とスイッチC_S11と直列に配置される。スイッチC_S8はC画素と接続する。スイッチC_S11は、バッファC_BFと接続する。スイッチC_S8とスイッチC_S11の間のノードにサンプリングのためのコンデンサC_C6が配置される。
バッファC_LFは、スイッチC_S9、C_S10、C_S11と接続する入力と、接続切替回路11L、11Cと接続する出力を有する。
接続切替回路11Cは、バッファL_BFの出力、バッファC_BFの出力、およびバッファR_BFの出力が入力回路12Cに入力されることを可能とする。接続切替回路11Cは、スイッチC_S1〜C_S5を含む。入力回路12Cは、コンデンサC_C1、C_C2、C_C3を含む。スイッチC_S1は、バッファL_BFの出力と、コンデンサC_C1との間に配置される。スイッチC_S2は、バッファC_BFの出力と、コンデンサC_C1との間に配置される。スイッチC_S3は、バッファC_BFの出力と、コンデンサC_C2との間に配置される。スイッチC_S4は、バッファC_BFの出力と、コンデンサC_C3との間に配置される。スイッチC_S5は、バッファR_BFの出力と、コンデンサC_C3との間に配置される。
コンデンサC_C1、C_C2、C_C3は、比較器C_CMPの入力ノードNDCに接続される。
比較器C_CMPは、オンに設定されているときに、入力ノードNDCの電圧を基準電圧と比較することによって、デジタル信号を出力する。スイッチC_Cは、比較器C_CMPの入力と出力の間に設けられる。スイッチC_Cは、オートゼロ動作のために用いられる。
サンプル回路10Rは、スイッチR_S6〜R_S11と、コンデンサR_C4〜R_C6とを備える。第1の経路に、スイッチR_S6とスイッチR_S9と直列に配置される。スイッチR_S6はR画素と接続する。スイッチR_S9は、バッファR_BFと接続する。スイッチR_S6とスイッチR_S9の間のノードにサンプリングのためのコンデンサR_C4が配置される。第2の経路に、スイッチR_S7とスイッチR_S10と直列に配置される。スイッチR_S7はR画素と接続する。スイッチR_S10は、バッファR_BFと接続する。スイッチR_S7とスイッチR_S10の間のノードにサンプリングのためのコンデンサR_C5が配置される。第3の経路に、スイッチR_S8とスイッチR_S11と直列に配置される。スイッチR_S8はR画素と接続する。スイッチR_S11は、バッファR_BFと接続する。スイッチR_S8とスイッチR_S11の間のノードにサンプリングのためのコンデンサR_C6が配置される。
バッファR_LFは、スイッチR_S9、R_S10、R_S11と接続する入力と、接続切替回路11L、11Cと、11Rと接続する出力を有する。接続切替回路11Rは、バッファR_BFの出力が入力回路12Rに入力されることを可能とする。接続切替回路11Rは、スイッチR_S2〜R_S4を含む。入力回路12Rは、コンデンサR_C1、R_C2、R_C3を含む。スイッチR_S2は、バッファR_BFの出力と、コンデンサR_C1との間に配置される。スイッチR_S3は、バッファR_BFの出力と、コンデンサR_C2との間に配置される。スイッチR_S4は、バッファR_BFの出力と、コンデンサR_C3との間に配置される。コンデンサR_C1、R_C2、R_C3は、比較器R_CMPの入力ノードNDRに接続される。
比較器R_CMPは、オンに設定されているときに、入力ノードNDRの電圧を基準電圧と比較することによって、AD変換を実行する。
スイッチR_Cは、比較器R_CMPの入力と出力の間に設けられる。スイッチR_Cは、オートゼロ動作のために用いられる。
(A)焦点検出無しで静止画を撮影するときの動作
図8は、焦点検出無しで静止画を撮影するときの、画素8、ADC7の動作を説明するための図である。
制御回路98は、ADC7L内の比較器L_CMP、ADC7C内の比較器C_CMP、ADC7R内の比較器R_CMPをオンに設定する。
まず、L画素からダーク信号DLが比較器L_CMPへ出力される。それと同時に、C画素からダーク信号DCが比較器C_CMPへ出力され、R画素からダーク信号DRが比較器R_CMPへ出力される。比較器L_CMP、C_CMP、R_CMPは、オートゼロ動作を実行する。その後、比較器L_CMP、C_CMP、R_CMPは、それぞれダーク信号DL、DC、DRをAD変換して、デジタル信号DL*、DC*、DR*を出力する。
次に、L画素からフォトダイオードPD(A)の出力とフォトダイオードPD(B)の出力の合成信号SL(A+B)が比較器L_CMPへ出力される。それと同時に、C画素からフォトダイオードPD(A)の出力とフォトダイオードPD(B)の出力の合成信号SC(A+B)が比較器C_CMPへ出力され、R画素からフォトダイオードPD(A)の出力とフォトダイオードPD(B)の出力の合成信号SR(A+B)が比較器R_CMPへ出力される。
比較器L_CMPは、差分SSL{=SL(A+B)−DL}をAD変換して、デジタル信号SSL*を出力する。デジタル信号SSL*は、画素LのフォトダイオードPD(A)から出力される信号とフォトダイオードPD(B)から出力される信号とが合成された信号を表わす。比較器C_CMPは、差分SSC{=SC(A+B)−DC}をAD変換して、デジタル信号SSC*を出力する。デジタル信号SSC*は、画素CのフォトダイオードPD(A)から出力される信号とフォトダイオードPD(B)から出力される信号とが合成された信号を表わす。比較器R_CMPは、差分SSR{=SR(A+B)−DR}をAD変換して、デジタル信号SSR*を出力する。デジタル信号SSR*は、画素RのフォトダイオードPD(A)から出力される信号とフォトダイオードPD(B)から出力される信号とが合成された信号を表わす。
デジタル信号処理回路4は、SSL*−DL*の演算によって、素子のばらつきを除去した画素Lの合成信号を得る。デジタル信号処理回路4は、SSC*−DC*の演算によって、素子のばらつきを除去した画素Cの合成信号を得る。デジタル信号処理回路4は、SSR*−DR*の演算によって、素子のばらつきを除去した画素Rの合成信号を得る。
図9は、焦点検出無しで静止画を撮影するときのADC7の動作シーケンスを表わす図である。
図9に示すように、ダーク信号Dのサンプル/ホールドフェーズ((1)に示す)、ダーク信号Dの比較器L_CMP、C_CMP、R_CMPへの転送フェーズ((2)に示す)、比較器L_CMP、C_CMP、R_CMPのオートゼロフェーズ((3)に示す)、比較器L_CMP、C_CMP、R_CMPによるダーク信号Dの変換フェーズ((4)に示す)、合成信号S(A+B)のサンプル/ホールドフェーズ((5)に示す)、合成信号S(A+B)の比較器L_CMP、C_CMP、R_CMPへの転送フェーズ((6)に示す)、比較器L_CMP、C_CMP、R_CMPによる合成信号S(A+B)−ダーク信号Dの変換フェーズ((7)に示す)の順に実行される。
次に、図7を参照して、ADC7の動作について説明する。
(1)ダーク信号のサンプル/ホールドフェーズ
制御回路98は、スイッチL_S6、C_S6、R_S6のみをオンに設定し、ADC7L、ADC7C、ADC7Rに含まれる他のスイッチをオフに設定する。これによって、L画素からのダーク信号DLがコンデンサL_C4に保持される。C画素からのダーク信号DCがコンデンサC_C4に保持される。R画素からのダーク信号DRがコンデンサR_C4に保持される。
(2)ダーク信号の転送フェーズ
次に、制御回路98は、スイッチL_S9、C_S9、R_S9、L_S2〜L_S4、C_S2〜C_S4、R_S2〜R_S4をオンに設定する。これによって、コンデンサL_C4に保持されたL画素からのダーク信号DLが、バッファL_BFを介してコンデンサL_C1、L_C2、L_C3に転送される。コンデンサC_C4に保持されたC画素からのダーク信号DCが、バッファC_BFを介してコンデンサC_C1、C_C2、C_C3に転送される。コンデンサR_C4に保持されたR画素からのダーク信号DRが、バッファR_BFを介してコンデンサR_C1、R_C2、R_C3に転送される。
(3)オートゼロフェーズ
次に、制御回路98は、スイッチL_Cをオンにすることによって比較器L_CMPのオートゼロを実行させ、スイッチC_Cをオンにすることによって比較器C_CMPのオートゼロを実行させ、スイッチR_Cをオンにすることによって比較器R_CMPのオートゼロを実行させる。これらのオートゼロ動作によって、比較器L_CMP、C_CMP、R_CMPを最適な動作点で動作させることができる。
(4)ダーク信号の変換フェーズ
制御回路98は、スイッチL_C、C_C、R_Cをオフに戻す。
比較器L_CMPは、入力ノードNDLの電圧と、参照電圧と比較することによって、コンデンサL_C1、L_C2、L_C3にそれぞれ保持されたダーク信号DLを平均化した信号をデジタル信号DL*に変換する。比較器C_CMPは、入力ノードNDCの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサC_C1、C_C2、C_C3にそれぞれ保持されたダーク信号DCを平均化した信号をデジタル信号DC*に変換する。比較器R_CMPは、入力ノードNDRの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサR_C1、R_C2、R_C3にそれぞれ保持されたダーク信号DRを平均化した信号をデジタル信号DR*に変換する。
(5)合成信号のサンプル/ホールドフェーズ
制御回路98は、スイッチL_S7、C_S7、R_S7のみをオンに設定し、ADC7L、ADC7C、ADC7Rに含まれる他のスイッチをオフに設定する。これによって、L画素からの合成信号SL(A+B)がコンデンサL_C5に保持される。C画素からの合成信号SC(A+B)がコンデンサC_C5に保持される。R画素からの合成信号SR(A+B)がコンデンサR_C5に保持される。
(6)合成信号の転送フェーズ
次に、制御回路98は、スイッチL_S10、C_S10、R_S10、L_S2〜L_S4、C_S2〜C_S4、R_S2〜R_S4をオンに設定する。
これによって、コンデンサL_C5に保持されたL画素からの合成信号SL(A+B)が、バッファL_BFを介してコンデンサL_C1、L_C2、L_C3に転送されて、コンデンサL_C1、L_C2、L_C3は、信号SSL(=SL(A+B)−DL)を保持する。コンデンサC_C5に保持されたC画素からの合成信号SC(A+B)が、バッファC_BFを介してコンデンサC_C1、C_C2、C_C3に転送されて、コンデンサC_C1、C_C2、C_C3は、信号SSC(=SC(A+B)−DC)を保持する。コンデンサR_C5に保持されたR画素からの合成信号SR(A+B)が、バッファR_BFを介してコンデンサR_C1、R_C2、R_C3に転送されて、コンデンサR_C1、R_C2、R_C3は、信号SSR(=SR(A+B)−DR)を保持する。
(7)合成信号−ダーク信号の変換フェーズ
比較器L_CMPは、入力ノードNDLの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサL_C1、L_C2、L_C3にそれぞれ保持された信号SSLを平均化した信号をデジタル信号SSL*に変換する。比較器C_CMPは、入力ノードNDCの電圧を参照電圧と比較することによって、コンデンサC_C1、C_C2、C_C3にそれぞれ保持された信号SSCを平均化した信号をデジタル信号SSC*に変換する。比較器R_CMPは、入力ノードNDRの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサR_C1、R_C2、R_C3にそれぞれ保持された信号SSRを平均化した信号をデジタル信号SSR*に変換する。
(B)焦点検出有りで静止画を撮影するときの動作
図10は、焦点検出有りで静止画を撮影するときの、画素8、ADC7の動作を説明するための図である。
制御回路98は、ADC7L内の比較器L_CMP、ADC7C内の比較器C_CMP、ADC7R内の比較器R_CMPをオンに設定する。
まず、L画素からダーク信号DLが比較器L_CMPへ出力される。それと同時に、C画素からダーク信号DCが比較器C_CMPへ出力され、R画素からダーク信号DRが比較器R_CMPへ出力される。比較器L_CMP、C_CMP、R_CMPは、オートゼロ動作を実行する。その後、比較器L_CMP、C_CMP、R_CMPは、それぞれダーク信号DL、DC、DRをAD変換して、デジタル信号DL*、DC*、DR*を出力する。
次に、L画素からフォトダイオードPD(A)の出力信号SL(A)が比較器L_CMPへ出力される。それと同時に、C画素からフォトダイオードPD(A)の出力信号SC(A)が比較器C_CMPへ出力され、R画素からフォトダイオードPD(A)の出力信号SR(A)が比較器R_CMPへ出力される。
比較器L_CMPは、差分SAL{=SL(A)−DL}をAD変換して、デジタル信号SAL*を出力する。デジタル信号SAL*は、画素LのフォトダイオードPD(A)から出力される信号を表わす。比較器C_CMPは、差分SAC{=SC(A)−DC}をAD変換して、デジタル信号SAC*を出力する。デジタル信号SAC*は、画素CのフォトダイオードPD(A)から出力される信号を表わす。比較器R_CMPは、差分SAR{=SR(A)−DR}をAD変換して、デジタル信号SAR*を出力する。デジタル信号SAR*は、画素RのフォトダイオードPD(A)から出力される信号を表わす。
次に、L画素からフォトダイオードPD(A)の出力とフォトダイオードPD(B)の出力の合成信号SL(A+B)が比較器L_CMPへ出力される。それと同時に、C画素からフォトダイオードPD(A)の出力とフォトダイオードPD(B)の出力の合成信号SC(A+B)が比較器C_CMPへ出力され、R画素からフォトダイオードPD(A)の出力とフォトダイオードPD(B)の出力の合成信号SR(A+B)が比較器R_CMPへ出力される。
比較器L_CMPは、差分SBL{=SL(A+B)−SL(A)}をAD変換して、デジタル信号SBL*を出力する。デジタル信号SBL*は、画素LのフォトダイオードPD(B)から出力される信号を表わす。比較器C_CMPは、差分SBC{=SC(A+B)−SC(A)}をAD変換して、デジタル信号SBC*を出力する。デジタル信号SBC*は、画素CのフォトダイオードPD(B)から出力される信号を表わす。比較器R_CMPは、差分SBR{=SR(A+B)−SR(A)}をAD変換して、デジタル信号SB*を出力する。デジタル信号SBR*は、画素RのフォトダイオードPD(B)から出力される信号を表わす。
デジタル信号処理回路4は、SAL*−DL*、SBL*−DL*の演算によって、素子のばらつきを除去した画素LのフォトダイオードPD(A)の信号、フォトダイオードPD(B)の信号を得る。デジタル信号処理回路4は、SAC*−DC*、SBC*−DC*の演算によって、素子のばらつきを除去した画素CのフォトダイオードPD(A)の信号、フォトダイオードPD(B)の信号を得る。デジタル信号処理回路4は、SAR*−DR*、SBR*−DR*の演算によって、素子のばらつきを除去した画素RのフォトダイオードPD(A)の信号、フォトダイオードPD(B)の信号を得る。
図11は、焦点検出有りで静止画を撮影するときのADC7の動作シーケンスを表わす図である。
図11に示すように、ダーク信号Dのサンプル/ホールドフェーズ((1)に示す)、ダーク信号Dの比較器L_CMP、C_CMP、R_CMPへの転送フェーズ((2)に示す)、比較器L_CMP、C_CMP、R_CMPのオートゼロフェーズ((3)に示す)、比較器L_CMP、C_CMP、R_CMPによるダーク信号Dの変換フェーズ((4)に示す)の順に実行される。さらに、フォトダイオードPD(A)の信号S(A)のサンプル/ホールドフェーズ((5)に示す)、フォトダイオードPD(A)の信号S(A)の比較器L_CMP、C_CMP、R_CMPへの転送フェーズ((6)に示す)、比較器L_CMP、C_CMP、R_CMPによるフォトダイオードPD(A)の信号S(A)−ダーク信号Dの変換フェーズ((7)に示す)の順に実行される。さらに、合成信号S(A+B)のサンプル/ホールドフェーズ((8)に示す)、合成信号S(A+B)のの比較器L_CMP、C_CMP、R_CMPへの転送フェーズ((9)に示す)、比較器L_CMP、C_CMP、R_CMPによる合成信号S(A+B)−フォトダイオードPD(A)の信号S(A)の変換フェーズ((10)に示す)の順に実行される。
次に、図7を参照して、ADC7L、ADC7C、ADC7Rの動作について説明する。
(1)〜(4)のダーク信号のサンプル/ホールド+転送+オートゼロ+ダーク信号の変換フェーズについては、焦点検出無しで静止画を撮影するときの動作と同じなので、説明を繰り返さない。
(5)フォトダイオードPD(A)の信号のサンプル/ホールドフェーズ
制御回路98は、スイッチL_S7、C_S7、R_S7のみをオンに設定し、ADC7L、ADC7C、ADC7Rに含まれる他のスイッチをオフに設定する。これによって、L画素からのフォトダイオードPD(A)の信号SL(A)がコンデンサL_C5に保持される。C画素からのフォトダイオードPD(A)の信号SC(A)がコンデンサC_C5に保持される。R画素からのフォトダイオードPD(A)の信号SR(A)がコンデンサR_C5に保持される。
(6)フォトダイオードPD(A)の信号の転送フェーズ
次に、制御回路98は、スイッチL_S10、C_S10、R_S10、L_S2〜L_S4、C_S2〜C_S4、R_S2〜R_S4をオンに設定する。これによって、コンデンサL_C5に保持されたL画素からのフォトダイオードPD(A)の信号SL(A)が、バッファ+L_BFを介してコンデンサL_C1、L_C2、L_C3に転送されて、コンデンサL_C1、L_C2、L_C3は、信号SAL(=SL(A)−DL)を保持する。コンデンサC_C5に保持されたC画素からのフォトダイオードPD(A)の信号SC(A)が、バッファC_BFを介してコンデンサC_C1、C_C2、C_C3に転送されて、コンデンサC_C1、C_C2、C_C3は、信号SAC(=SC(A)−DC)を保持する。コンデンサR_C5に保持されたR画素からのフォトダイオードPD(A)の信号SR(A)が、バッファR_BFを介してコンデンサR_C1、R_C2、R_C3に転送されて、コンデンサR_C1、R_C2、R_C3は、信号SAR(=SR(A)−DR)を保持する。
(7)フォトダイオードPD(A)の信号−ダーク信号の変換フェーズ
比較器L_CMPは、入力ノードNDLの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサL_C1、L_C2、L_C3にそれぞれ保持された信号SALを平均化した信号をデジタル信号SAL*に変換する。比較器C_CMPは、入力ノードNDCの電圧を参照電圧と比較することによって、コンデンサC_C1、C_C2、C_C3にそれぞれ保持された信号SACを平均化した信号をデジタル信号SAC*に変換する。比較器R_CMPは、入力ノードNDRの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサR_C1、R_C2、R_C3にそれぞれ保持された信号SARを平均化した信号をデジタル信号SAR*に変換する。
(8)合成信号のサンプル/ホールドフェーズ
制御回路98は、スイッチL_S8、C_S8、R_S8のみをオンに設定し、ADC7L、ADC7C、ADC7Rに含まれる他のスイッチをオフに設定する。これによって、L画素からの合成信号SL(A+B)がコンデンサL_C6に保持される。C画素からの合成信号SC(A+B)がコンデンサC_C6に保持される。R画素からの合成信号SR(A+B)がコンデンサR_C6に保持される。
(9) 合成信号の転送フェーズ
次に、制御回路98は、スイッチL_S11、C_S11、R_S11、L_S2〜L_S4、C_S2〜C_S4、R_S2〜R_S4をオンに設定する。
これによって、コンデンサL_C6に保持されたL画素からの合成信号SL(A+B)が、バッファL_BFを介してコンデンサL_C1、L_C2、L_C3に転送されて、コンデンサL_C1、L_C2、L_C3は、信号SBL(=SL(A+B)−SL(A))を保持する。コンデンサC_C6に保持されたC画素からの合成信号SC(A+B)が、バッファC_BFを介してコンデンサC_C1、C_C2、C_C3に転送されて、コンデンサC_C1、C_C2、C_C3は、信号SBC(=SC(A+B)−SC(A))を保持する。コンデンサR_C5に保持されたR画素からの合成信号SR(A+B)が、バッファR_BFを介してコンデンサR_C1、R_C2、R_C3に転送されて、コンデンサR_C1、R_C2、R_C3は、信号SBR(=SR(A+B)−SR(A))を保持する。
(10)合成信号−フォトダイオードPD(A)の信号の変換フェーズ
比較器L_CMPは、入力ノードNDLの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサL_C1、L_C2、L_C3にそれぞれ保持された信号SBLを平均化した信号をデジタル信号SBL*に変換する。比較器C_CMPは、入力ノードNDCの電圧を参照電圧と比較することによって、コンデンサC_C1、C_C2、C_C3にそれぞれ保持された信号SBCを平均化した信号をデジタル信号SBC*に変換する。比較器R_CMPは、入力ノードNDRの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサR_C1、R_C2、R_C3にそれぞれ保持された信号SBRを平均化した信号をデジタル信号SBR*に変換する。
(C)焦点検出無しで動画を撮影するときの動作
図12は、焦点検出無しで静止画を撮影するときの、画素8、ADC7の動作を説明するための図である。ADC7C内の比較器C_CMPをオンに設定する。
まず、L画素からダーク信号DLが比較器C_CMPへ出力される。それと同時に、C画素からダーク信号DCが比較器C_CMPへ出力され、R画素からダーク信号DRが比較器C_CMPへ出力される。比較器C_CMPは、オートゼロ動作を実行する。比較器C_CMPは、ダーク信号DL、DC、DRを平均化した信号をAD変換して、デジタル信号DM*を出力する。
次に、L画素からフォトダイオードPD(A)の出力とフォトダイオードPD(B)の出力の合成信号SL(A+B)が比較器C_CMPへ出力される。それと同時に、C画素からフォトダイオードPD(A)の出力とフォトダイオードPD(B)の出力の合成信号SC(A+B)が比較器C_CMPへ出力され、R画素からフォトダイオードPD(A)の出力とフォトダイオードPD(B)の出力の合成信号SR(A+B)が比較器C_CMPへ出力される。
比較器C_CMPは、差分SSL{=SL(A+B)−DL}、SSC{=SC(A+B)−DC}、SSR{=SR(A+B)−DR}を平均化した信号をAD変換して、デジタル信号SSM*を出力する。デジタル信号SSM*は、画素LのフォトダイオードPD(A)から出力される信号とフォトダイオードPD(B)から出力される信号とが合成された信号と、画素CのフォトダイオードPD(A)から出力される信号とフォトダイオードPD(B)から出力される信号とが合成された信号と、画素RのフォトダイオードPD(A)から出力される信号とフォトダイオードPD(B)から出力される信号とが合成された信号との平均を表わす。
デジタル信号処理回路4は、SSM*−DM*の演算によって、素子のばらつきが除去された平均化された合成信号を得る。
図13は、焦点検出無しで動画を撮影するときのADC7の動作シーケンスを表わす図である。
図13に示すように、ダーク信号Dのサンプル/ホールドフェーズ((1)に示す)、ダーク信号Dの転送フェーズ((2)に示す)、比較器C_CMPのオートゼロフェーズ((3)に示す)、比較器C_CMPによるダーク信号Dの変換フェーズ((4)に示す)の順に実行される。さらに、合成信号S(A+B)サンプル/ホールドフェーズ((5)に示す)、合成信号S(A+B)の転送フェーズ((6)に示す)、比較器C_CMPによる合成信号S(A+B)−ダーク信号Dの変換フェーズ((7)に示す)の順に実行される。
次に、図7を参照して、ADC7の動作について説明する。
(1)ダーク信号のサンプル/ホールドフェーズ
制御回路98は、スイッチL_S6、C_S6、R_S6のみをオンに設定し、ADC7L、ADC7C、ADC7Rに含まれる他のスイッチをオフに設定する。これによって、L画素からのダーク信号DLがコンデンサL_C4に保持される。C画素からのダーク信号DCがコンデンサC_C4に保持される。R画素からのダーク信号DRがコンデンサR_C4に保持される。
(1)のダーク信号のサンプル/ホールドフェーズについては、焦点検出無しで静止画を撮影するときの動作と同じなので、説明を繰り返さない。
(2)ダーク信号の転送フェーズ
制御回路98は、スイッチL_S9、C_S9、R_S9、C_S1、C_S3、C_S5をオンに設定する。これによって、コンデンサL_C4に保持されたL画素からのダーク信号DLが、バッファL_BFを介してコンデンサC_C1に保持される。コンデンサC_C4に保持されたC画素からのダーク信号DCが、バッファC_BFを介してコンデンサC_C2に保持される。コンデンサR_C4に保持されたR画素からのダーク信号DRが、バッファR_BFを介してコンデンサC_C3に保持される。
(3)比較器C_CMPのオートゼロフェーズ
次に、制御回路98は、スイッチC_Cをオンにすることによって比較器C_CMPのオートゼロを実行させる。
(4)ダーク信号の変換フェーズ
制御回路98は、スイッチC_Cをオフに戻す。比較器C_CMPは、入力ノードNDCの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサC_C1、C_C2、C_C3にそれぞれ保持されたダーク信号DL、DC、SRを平均化した信号をデジタル信号DM*に変換する。
(5)の合成信号のサンプル/ホールドフェーズについては、焦点検出無しで静止画を撮影するときの動作と同じなので、説明を繰り返さない。
(6)合成信号の転送フェーズ
次に、制御回路98は、スイッチL_S10、C_S10、R_S10、C_S1、C_S3、C_S5をオンに設定する。これによって、コンデンサL_C5に保持されたL画素からの合成信号SL(A+B)が、バッファL_BFを介してコンデンサL_C1に転送されて、コンデンサL_C1、は、信号SSL(=SL(A+B)−DL)を保持する。コンデンサC_C5に保持されたC画素からの合成信号SC(A+B)が、バッファC_BFを介してコンデンサC_C2に転送されて、コンデンサC_C2は、信号SSC(=SC(A+B)−DC)を保持する。コンデンサR_C5に保持されたR画素からの合成信号SR(A+B)が、バッファR_BFを介してコンデンサC_C3に転送されて、コンデンサC_C3は、信号SSR(=SR(A+B)−DR)を保持する。
(7)合成信号−ダーク信号の変換フェーズ
比較器C_CMPは、入力ノードNDCの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサC_C1、C_C2、C_C3にそれぞれ保持された信号SSL、SSC、SSRを平均化した信号をデジタル信号SSM*に変換する。
(D)焦点検出有りで動画を撮影するときの動作
図14は、焦点検出有りで動画を撮影するときの、画素8、ADC7の動作を説明するための図である。
制御回路98は、ADC7L内の比較器L_CMP、ADC7C内の比較器C_CMP、をオンに設定する。
まず、L画素からダーク信号DLが比較器L_CMPへ出力される。それと同時に、C画素からダーク信号DCが比較器L_CMPへ出力され、R画素からダーク信号DRが比較器L_CMPへ出力される。比較器L_CMPは、オートゼロ動作を実行する。比較器L_CMPは、ダーク信号DL、DC、DRを平均化した信号をAD変換して、デジタル信号DM*を出力する。
次に、L画素からフォトダイオードPD(A)の出力信号SL(A)が比較器L_CMPおよびC_CMPへ出力される。それと同時に、C画素からフォトダイオードPD(A)の出力信号SC(A)が比較器L_CMPおよびC_CMPへ出力され、R画素からフォトダイオードPD(A)の出力信号SR(A)が比較器L_CMPおよびC_CMPへ出力される。
比較器L_CMPは、差分SAL{=SL(A)−DL}、SAC{=SC(A)−DC}、SAR{=SR(A)−DR}を平均化した信号をAD変換して、デジタル信号SAM*を出力する。比較器C_CMPは、オートゼロ動作を実行する。比較器C_CMPは、SL(A)、SC(A)、SR(A)を平均化した信号をAD変換して、デジタル信号SM(A)*を出力する。
次に、L画素からフォトダイオードPD(A)の出力とフォトダイオードPD(B)の出力の合成信号SL(A+B)が比較器C_CMPへ出力される。それと同時に、C画素からフォトダイオードPD(A)の出力とフォトダイオードPD(B)の出力の合成信号SC(A+B)が比較器C_CMPへ出力され、R画素からフォトダイオードPD(A)の出力とフォトダイオードPD(B)の出力の合成信号SR(A+B)が比較器C_CMPへ出力される。
比較器C_CMPは、差分SBL{=SL(A+B)−SL(A)}、SBC{=SC(A+B)−SC(A)}、SBR{=SR(A+B)−SR(A)}を平均化した信号をAD変換して、デジタル信号SBM*を出力する。
デジタル信号処理回路4は、SAM*−DM*の演算によって、素子のばらつきが除去された平均化された信号を得る。デジタル信号処理回路4は、SBM*−SM(A)*の演算によって、素子のばらつきが除去された平均化された信号を得る。
図15は、焦点検出有りで動画を撮影するときのADC7の動作シーケンスを表わす図である。
図15に示すように、ダーク信号Dのサンプル/ホールドフェーズ((1)に示す)、ダーク信号Dの比較器L_CMPへの転送フェーズ((2)に示す)、比較器L_CMPのオートゼロフェーズ((3)に示す)、比較器L_CMPによるダーク信号Dの変換フェーズ((4)に示す)の順に実行される。さらに、フォトダイオードPD(A)の信号S(A)のサンプル/ホールドフェーズ((5)に示す)、フォトダイオードPD(A)の信号S(A)の比較器L_CMPおよび比較器C_CMPへの転送フェーズ((6)に示す)の順に実行される。さらに、比較器C_CMPのオートゼロフェーズ((7)に示す)、フォトダイオードPD(A)の信号S(A)−ダーク信号Dの変換フェーズ((8)に示す)、フォトダイオードPD(A)の信号S(A)の変換フェーズ((9)に示す)の順に実行される。さらに、合成信号S(A+B)のサンプル/ホールドフェーズ((10)に示す)、合成信号S(A+B)の比較器C_CMPへの転送フェーズ((11)に示す)、合成信号S(A+B)−フォトダイオードPD(A)の信号S(A)の変換フェーズ((12)に示す)が実行される。
次に、図7を参照して、ADC7の動作について説明する。
(1)のダーク信号のサンプル/ホールドフェーズについては、焦点検出無しで静止画を撮影するときの動作と同じなので、説明を繰り返さない。
(2)ダーク信号の転送フェーズ
制御回路98は、スイッチL_S9、C_S9、R_S9、L_S1、L_S3、L_S5をオンに設定する。これによって、コンデンサL_C4に保持されたL画素からのダーク信号DLが、バッファL_BFを介してコンデンサL_C1に保持される。コンデンサC_C4に保持されたC画素からのダーク信号DCが、バッファC_BFを介してコンデンサL_C2に保持される。コンデンサR_C4に保持されたR画素からのダーク信号DRが、バッファR_BFを介してコンデンサL_C3に保持される。
(3)比較器L_CMPのオートゼロフェーズ
次に、制御回路98は、スイッチL_Cをオンにすることによって比較器L_CMPのオートゼロを実行させる。
(4)ダーク信号の変換フェーズ
制御回路98は、スイッチL_Cをオフに戻す。比較器L_CMPは、入力ノードNDLの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサL_C1、L_C2、L_C3にそれぞれ保持されたダーク信号DL、DC、DRを平均化した信号をデジタル信号DM*に変換する。
(5)フォトダイオードPD(A)の信号のサンプル/ホールドフェーズ
制御回路98は、スイッチL_S7、C_S7、R_S7のみをオンに設定し、ADC7L、ADC7C、ADC7Rに含まれる他のスイッチをオフに設定する。これによって、L画素からのフォトダイオードPD(A)の信号SL(A)がコンデンサL_C5に保持される。C画素からのフォトダイオードPD(A)の信号SC(A)がコンデンサC_C5に保持される。R画素からのフォトダイオードPD(A)の信号SR(A)がコンデンサR_C5に保持される。
(6)フォトダイオードPD(A)の信号の比較器L_CMPおよび比較器C_CMPへの転送フェーズ)
次に、制御回路98は、スイッチL_S10、C_S10、R_S10、L_S1、L_S3、L_S5、C_S1、C_S3、C_S5をオンに設定する。
これによって、コンデンサL_C5に保持されたL画素からのフォトダイオードPD(A)の信号SL(A)が、バッファL_BFを介してコンデンサL_C2、C_C1に転送される。その結果、コンデンサL_C2は、信号SAL(=SL(A)−DL)を保持する。コンデンサC_C1は、信号SL(A)を保持する。コンデンサC_C5に保持されたC画素からのフォトダイオードPD(A)の信号SC(A)が、バッファC_BFを介してコンデンサL_C1、C_C2に転送される。その結果、コンデンサL_C1は、信号SAC(=SC(A)−DC)を保持する。コンデンサC_C2は、信号SC(A)を保持する。コンデンサR_C5に保持されたR画素からのフォトダイオードPD(A)の信号SR(A)が、バッファR_BFを介してコンデンサL_C3、C_C3に転送される。その結果、コンデンサL_C3は、信号SAR(=SR(A)−DR)を保持する。コンデンサC_C3は、信号SC(A)を保持する。
(7)比較器C_CMPのオートゼロフェーズ
次に、制御回路98は、スイッチC_Cをオンにすることによって比較器C_CMPのオートゼロを実行させる。
(8)フォトダイオードPD(A)の信号)−ダーク信号の変換フェーズ
比較器L_CMPは、入力ノードNDLの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサL_C1、L_C2、L_C3にそれぞれ保持された信号SAL、SAC、SARを平均化した信号をデジタル信号SAM*に変換する。
(9)フォトダイオードPD(A)の信号の変換フェーズ
制御回路98は、スイッチL_Cをオフに戻す。比較器C_CMPは、入力ノードNDCの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサL_C1、L_C2、L_C3にそれぞれ保持された信号SL(A)、SC(A)、SR(A)を平均化した信号をデジタル信号SM(A)*に変換する。
(10)合成信号のサンプル/ホールドフェーズ
制御回路98は、スイッチC_S8、C_S8、R_S8のみをオンに設定し、ADC7L、ADC7C、ADC7Rに含まれる他のスイッチをオフに設定する。これによって、L画素からの合成信号SL(A+B)がコンデンサL_C6に保持される。C画素からの合成信号SC(A+B)がコンデンサC_C6に保持される。R画素からの合成信号SR(A+B)がコンデンサR_C6に保持される。
(11)合成信号の比較器C_CMPへの転送フェーズ
次に、制御回路98は、スイッチL_S11、C_S11、R_S11、C_S1、C_S3、C_S5をオンに設定する。これによって、コンデンサL_C6に保持されたL画素からの合成信号SL(A+B)が、バッファL_BFを介してコンデンサC_C1に転送されて、コンデンサC_C1、は、信号SBL(=SL(A+B)−SL(A))を保持する。コンデンサC_C6に保持されたC画素からの合成信号SC(A+B)が、バッファC_BFを介してコンデンサC_C2に転送されて、コンデンサC_C2は、信号SBC(=SC(A+B)−SC(A))を保持する。コンデンサR_C6に保持されたR画素からの合成信号SR(A+B)が、バッファR_BFを介してコンデンサC_C3に転送されて、コンデンサC_C3は、信号SBR(=SR(A+B)−SR(A))を保持する。
(12)合成信号−フォトダイオードPD(A)の信号の変換フェーズ
比較器C_CMPは、入力ノードNDCの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサC_C1、C_C2、C_C3にそれぞれ保持された信号SBL、SBC、SBRを平均化した信号をデジタル信号SBM*に変換する。
(E)焦点検出有りで動画を撮影するときの動作(参考例)
図16は、焦点検出有りで動画を撮影するときの、画素8、ADC7の動作の参考例を説明するための図である。
制御回路98は、ADC7C内の比較器C_CMPをオンに設定する。
まず、L画素からダーク信号DLが比較器C_CMPへ出力される。それと同時に、C画素からダーク信号DCが比較器C_CMPへ出力され、R画素からダーク信号DRが比較器C_CMPへ出力される。比較器C_CMPは、オートゼロ動作を実行する。その後、比較器C_CMPは、ダーク信号DL、DC、DRを平均化した信号をAD変換して、デジタル信号DM*を出力する。
次に、L画素からフォトダイオードPD(A)の出力信号SL(A)が比較器C_CMPへ出力される。それと同時に、C画素からフォトダイオードPD(A)の出力信号SC(A)が比較器C_CMPへ出力され、R画素からフォトダイオードPD(A)の出力信号SR(A)が比較C_CMPへ出力される。比較器C_CMPは、差分SAL{=SL(A)−DL}、SAC{=SC(A)−DC}、SAR{=SR(A)−DR}を平均化した信号をAD変換して、デジタル信号SAM*を出力する。
次に、L画素からフォトダイオードPD(A)の出力とフォトダイオードPD(B)の出力の合成信号SL(A+B)が比較器C_CMPへ出力される。それと同時に、C画素からフォトダイオードPD(A)の出力とフォトダイオードPD(B)の出力の合成信号SC(A+B)が比較器C_CMPへ出力され、R画素からフォトダイオードPD(A)の出力とフォトダイオードPD(B)の出力の合成信号SR(A+B)が比較器C_CMPへ出力される。比較器C_CMPは、差分SBL{=SL(A+B)−SL(A)}、SBC{=SC(A+B)−SC(A)}、SBR{=SR(A+B)−SR(A)}を平均化した信号をAD変換して、デジタル信号SBM*を出力する。
デジタル信号処理回路4は、SAM*−DM*の演算によって、素子のばらつきが除去された平均化された信号を得る。デジタル信号処理回路4は、SBM*−SAM*の演算によって、素子のばらつきが除去された平均化された信号を得る。
この参考例と前述の(D)の方式と比較すると、以下の相違点がある。
参考例では、比較器C_CMPは、SBM*を求める前に、オートゼロ動作が実行されない。これに対して、前述の(D)で説明した方式では、SBM*を求める前にオートゼロ動作が実行される。したがって、(D)で説明した方式の方が参考例よりも、AD変換の精度がよくなる。
以上のように、本実施の形態によれば、特に焦点検出有りで動画を撮影する場合に、高精度にAD変換を実行することができる。
[第3の実施形態]
図17は、第3の実施形態のADC7の構成を表わす図である。
図17のADC7が、図7のADC7と相違する点は以下である。
サンプル回路16Lは、スイッチL_S6〜L_S11に加えて、スイッチL_S12を備える。スイッチL_S12は、スイッチL_S10と同様に、スイッチL_S7と接続する。サンプル回路16Cは、スイッチC_S6〜C_S11に加えて、スイッチC_S12を備える。スイッチC_S12は、スイッチC_S10と同様に、スイッチC_S7と接続する。サンプル回路16Rは、スイッチR_S6〜R_S11に加えて、スイッチR_S12を備える。スイッチR_S12は、スイッチR_S10と同様に、スイッチR_S7と接続する。
バッファL_BF1は、スイッチL_S9、L_S10と接続する入力と、接続切替回路17L、17Cと接続する出力を有する。バッファL_BF2は、スイッチL_S10、L_S11と接続する入力と、接続切替回路17Lと接続する出力を有する。バッファC_BF1は、スイッチC_S9、C_S10と接続する入力と、接続切替回路17Cと接続する出力を有する。バッファC_BF2は、スイッチC_S10、C_S11と接続する入力と、接続切替回路17Lと接続する出力を有する。バッファR_BF1は、スイッチR_S9、R_S10と接続する入力と、接続切替回路17C、17Rと接続する出力を有する。バッファR_BF2は、スイッチR_S10、R_S11と接続する入力と、接続切替回路17Rと接続する出力を有する。
接続切替回路17Lは、バッファL_BF1の出力、バッファL_BF2の出力、バッファC_BF2の出力、バッファR_BF2の出力が入力回路12Lに入力されることを可能とする。接続切替回路17Cは、バッファL_BF1の出力、バッファC_BF1の出力、バッファR_BF1の出力が入力回路12Cに入力されることを可能とする。接続切替回路17Rは、バッファR_BF1の出力が入力回路12Rに入力されることを可能とする。
接続切替回路17Lは、スイッチL_S1〜L_S5、L_S13を含む。スイッチL_S13は、バッファL_BF1の出力と接続される。スイッチL_S1は、バッファL_BF2の出力と、コンデンサL_C1との間に配置される。スイッチL_S2は、スイッチL_S13と、コンデンサL_C1との間に配置される。スイッチL_S3は、スイッチL_S13と、コンデンサL_C2との間に配置される。スイッチL_S4は、スイッチL_S13と、コンデンサL_C3との間に配置される。スイッチL_S5は、バッファR_BF2の出力と、コンデンサL_C3との間に配置される。
接続切替回路17Cは、スイッチC_S1〜C_S5、C_S13を含む。スイッチC_S13は、バッファC_BF1の出力と接続される。スイッチC_S1は、バッファL_BF1の出力と、コンデンサC_C1との間に配置される。スイッチC_S2は、スイッチC_S13と、コンデンサC_C1との間に配置される。スイッチC_S3は、スイッチC_S13と、コンデンサC_C2との間に配置される。スイッチC_S4は、スイッチC_S13と、コンデンサC_C3との間に配置される。スイッチC_S5は、バッファR_BF1の出力と、コンデンサC_C3との間に配置される。
接続切替回路11Rは、スイッチR_S2〜R_S4、R_S13を含む。スイッチR_S13は、バッファR_BF1の出力と接続される。スイッチR_S2は、スイッチR_S13と、コンデンサR_C1との間に配置される。スイッチR_S3は、スイッチR_S13と、コンデンサR_C2との間に配置される。スイッチR_S4は、スイッチR_S13と、コンデンサR_C3との間に配置される。
入力回路12L内のコンデンサL_C1、L_C2、L_C3は、第2の実施形態とお異なり、比較器C_CMPの入力ノードNDCに接続される。入力回路12C内のコンデンサC_C1、C_C2、C_C3は、第2の実施形態と異なり、比較器L_CMPの入力ノードNDLに接続される。入力回路12L内のコンデンサR_C1、R_C2、R_C3は、第2の実施形態と同様に、比較器R_CMPの入力ノードNDRに接続される。
(A)焦点検出無しで静止画を撮影するときの動作
図17を参照して、ADC7の動作について説明する。
(1)ダーク信号のサンプル/ホールドフェーズ
制御回路98は、スイッチL_S6、C_S6、R_S6のみをオンに設定し、ADC7L、ADC7C、ADC7Rに含まれる他のスイッチをオフに設定する。これによって、L画素からのダーク信号DLがコンデンサL_C4に保持される。C画素からのダーク信号DCがコンデンサC_C4に保持される。R画素からのダーク信号DRがコンデンサR_C4に保持される。
(2)ダーク信号の転送フェーズ
次に、制御回路98は、スイッチL_S9、C_S9、R_S9、L_S2〜L_S4、C_S2〜C_S4、R_S2〜R_S4、L_S13、C_S13、R_S13をオンに設定する。これによって、コンデンサL_C4に保持されたL画素からのダーク信号DLが、バッファL_BF1を介してコンデンサL_C1、L_C2、L_C3に保持される。コンデンサC_C4に保持されたC画素からのダーク信号DCが、バッファC_BF1を介してコンデンサC_C1、C_C2、C_C3に保持される。コンデンサR_C4に保持されたR画素からのダーク信号DRが、バッファR_BF1を介してコンデンサR_C1、R_C2、R_C3に保持される。
(3)オートゼロフェーズ
次に、制御回路98は、スイッチL_Cをオンにすることによって比較器L_CMPのオートゼロを実行させ、スイッチC_Cをオンにすることによって比較器C_CMPのオートゼロを実行させ、スイッチR_Cをオンにすることによって比較器R_CMPのオートゼロを実行させる。
(4)ダーク信号の変換フェーズ
制御回路98は、スイッチL_C、C_C、R_Cをオフに戻す。比較器C_CMPは、入力ノードNDCの電圧と、参照電圧と比較することによって、コンデンサL_C1、L_C2、L_C3にそれぞれ保持されたダーク信号DLを平均化した信号をデジタル信号DL*に変換する。比較器L_CMPは、入力ノードNDLの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサC_C1、C_C2、C_C3にそれぞれ保持されたダーク信号DCを平均化した信号をデジタル信号DC*に変換する。比較器R_CMPは、入力ノードNDRの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサR_C1、R_C2、R_C3にそれぞれ保持されたダーク信号DRを平均化した信号をデジタル信号DR*に変換する。
(5)合成信号のサンプル/ホールドフェーズ
制御回路98は、スイッチL_S7、C_S7、R_S7のみをオンに設定し、ADC7L、ADC7C、ADC7Rに含まれる他のスイッチをオフに設定する。これによって、L画素からの合成信号SL(A+B)がコンデンサL_C5に保持される。C画素からの合成信号SC(A+B)がコンデンサC_C5に保持される。R画素からの合成信号SR(A+B)がコンデンサR_C5に保持される。
(6)合成信号の転送フェーズ
次に、制御回路98は、スイッチL_S10、C_S10、R_S10、L_S2〜L_S4、C_S2〜C_S4、R_S2〜R_S4、L_S13、C_S13、R_S13をオンに設定する。これによって、コンデンサL_C5に保持されたL画素からの合成信号SL(A+B)が、バッファL_BF1を介してコンデンサL_C1、L_C2、L_C3に転送されて、コンデンサL_C1、L_C2、L_C3は、信号SSL(=SL(A+B)−DL)を保持する。コンデンサC_C5に保持されたC画素からの合成信号SC(A+B)が、バッファC_BF1を介してコンデンサC_C1、C_C2、C_C3に転送されて、コンデンサC_C1、C_C2、C_C3は、信号SSC(=SC(A+B)−DC)を保持する。コンデンサR_C5に保持されたR画素からの合成信号SR(A+B)が、バッファR_BF1を介してコンデンサR_C1、R_C2、R_C3に転送されて、コンデンサR_C1、R_C2、R_C3は、信号SSR(=SR(A+B)−DR)を保持する。
(7)合成信号−ダーク信号の変換フェーズ
比較器C_CMPは、入力ノードNDCの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサL_C1、L_C2、L_C3にそれぞれ保持された信号SSLを平均化した信号をデジタル信号SSL*に変換する。比較器L_CMPは、入力ノードNDLの電圧を参照電圧と比較することによって、コンデンサC_C1、C_C2、C_C3にそれぞれ保持された信号SSCを平均化した信号をデジタル信号SSC*に変換する。比較器R_CMPは、入力ノードNDRの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサR_C1、R_C2、R_C3にそれぞれ保持された信号SSRを平均化した信号をデジタル信号SSR*に変換する。
(E)焦点検出有りで動画を撮影するときの動作
図18は、第3の実施形態の焦点検出有りで動画を撮影するときのADC7の動作シーケンスを表わす図である。
図18に示すように、(1)ダーク信号のサンプル/ホールドフェーズ、(2)フォトダイオードPD(A)の信号のサンプル/ホールドフェーズ、(3)ダーク信号のL_CMPへの転送フェーズ、(4)フォトダイオードPD(A)の信号のC_CMPへの転送フェーズ(5)L_CMPのオートゼロフェーズが実行される。さらに、(6)C_CMPのオートゼロフェーズ、(7)ダーク信号の変換フェーズ、(8)フォトダイオードPD(A)の信号の変換フェーズ、(9)合成信号のサンプル/ホールドフェーズ、(10)フォトダイオードPD(A)の信号のL_CMPへの転送フェーズが実行される。さらに、(11)合成信号のC_CMPへの転送フェーズ(12)フォトダイオードPD(A)の信号−ダーク信号の変換フェーズ、(13)合成信号-フォトダイオードPD(Å)の信号の変換フェーズが実行される。
フェーズ(1)の後半と(2)、(3)と(4)、(5)と(6)、(7)と(8)、(10と(11)、(12)と(13)は並行して行われる。
次に、図17を参照して、ADC7の動作について説明する。
(1)ダーク信号のサンプル/ホールドフェーズ
制御回路98は、スイッチL_S6、C_S6、R_S6のみをオンに設定し、ADC7L、ADC7C、ADC7Rに含まれる他のスイッチをオフに設定する。これによって、L画素からのダーク信号DLがコンデンサL_C4に保持される。C画素からのダーク信号DCがコンデンサC_C4に保持される。R画素からのダーク信号DRがコンデンサR_C4に保持される。
(2)フォトダイオードPD(A)の信号のサンプル/ホールドフェーズ
制御回路98は、スイッチL_S7、C_S7、R_S7のみをオンに設定し、ADC7L、ADC7C、ADC7Rに含まれる他のスイッチをオフに設定する。これによって、L画素からのフォトダイオードPD(A)の信号SL(A)がコンデンサL_C5に保持される。C画素からのフォトダイオードPD(A)の信号SC(A)がコンデンサC_C5に保持される。R画素からのフォトダイオードPD(A)の信号SR(A)がコンデンサR_C5に保持される。
(3)ダーク信号のL_CMPへの転送フェーズ
制御回路98は、スイッチL_S9、C_S9、R_S9、C_S1、C_S3、C_S5、C_S13をオンに設定する。これによって、コンデンサL_C4に保持されたL画素からのダーク信号DLが、バッファL_BF1を介して、コンデンサC_C1に保持される。コンデンサC_C4に保持されたC画素からのダーク信号DCが、バッファC_BF1を介して、コンデンサC_C2に保持される。コンデンサR_C4に保持されたR画素からのダーク信号DRが、バッファR_BF1を介してコンデンサC_C3に保持される。
(4)フォトダイオードPD(A)の信号のC_CMPへの転送フェーズ
制御回路98は、スイッチL_S12、C_S12、R_S12、L_S1、L_S3、L_S5をオンに設定する。
これによって、コンデンサL_C5に保持されたL画素からの信号SL(A)が、コンデンサL_C1に保持される。コンデンサC_C5に保持されたC画素からの信号SC(A)が、コンデンサL_C2に保持される、コンデンサR_C5に保持されたR画素からの信号SR(A)が、コンデンサL_C3に保持される。
(5)L_CMPのオートゼロフェーズ
次に、制御回路98は、スイッチL_Cをオンにすることによって比較器L_CMPのオートゼロを実行させる。
(6)C_CMPのオートゼロフェーズ
次に、制御回路98は、スイッチC_Cをオンにすることによって比較器C_CMPのオートゼロを実行させる。
(7)ダーク信号の変換フェーズ
制御回路98は、スイッチC_Cをオフに戻す。比較器L_CMPは、入力ノードNDLの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサC_C1、C_C2、C_C3にそれぞれ保持されたダーク信号DL、DC、DRを平均化した信号をデジタル信号DM*に変換する。
(8)フォトダイオードPD(A)の信号の変換フェーズ
制御回路98は、スイッチC_Cをオフに戻す。比較器C_CMPは、入力ノードNDCの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサL_C1、L_C2、L_C3にそれぞれ保持されたダーク信号SL(A)、SC(A)、SR(A)を平均化した信号をデジタル信号SM(A)に変換する。
(9)合成信号のサンプル/ホールドフェーズ
制御回路98は、スイッチC_S8、C_S8、R_S8のみをオンに設定し、ADC7L、ADC7C、ADC7Rに含まれる他のスイッチをオフに設定する。これによって、L画素からの合成信号SL(A+B)がコンデンサL_C6に保持される。C画素からの合成信号SC(A+B)がコンデンサC_C6に保持される。R画素からの合成信号SR(A+B)がコンデンサR_C6に保持される。
(10)フォトダイオードPD(A)の信号のL_CMPへの転送フェーズ
次に、制御回路98は、スイッチL_S10、C_S10、R_S10、L_S11、C_S11、R_S11、L_S1、L_S3、L_S5、C_S1、C_S3、C_S5、C_S13をオンに設定する。これによって、コンデンサL_C5に保持されたL画素からのフォトダイオードPD(A)の信号SL(A)が、バッファL_BF1を介してコンデンサC_C1に転送される。その結果、コンデンサC_C1は、信号SAL(=SL(A)−DL)を保持する。コンデンサC_C5に保持されたC画素からのフォトダイオードPD(A)の信号SC(A)が、バッファC_BF1を介してコンデンサC_C2に転送される。その結果、コンデンサC_C2は、信号SAC(=SC(A)−DC)を保持する。コンデンサR_C5に保持されたR画素からのフォトダイオードPD(A)の信号SR(A)が、バッファR_BF1を介してコンデンサC_C3に転送される。その結果、コンデンサC_C3は、信号SAR(=SR(A)−DR)を保持する。
(11)合成信号のC_CMPへの転送フェーズ
コンデンサL_C6に保持されたL画素からの合成信号SL(A+B)が、バッファL_BF2を介してコンデンサL_C1に転送される。その結果、コンデンサL_C1は、信号SBL(=SL(A+B)−SL(A))を保持する。コンデンサC_C6に保持されたC画素からの合成信号SC(A+B)が、バッファC_BF2を介してコンデンサL_C2に転送されて、コンデンサL_C2は、信号SBC(=SC(A+B)−SC(A))を保持する。コンデンサR_C6に保持されたR画素からの合成信号SR(A+B)が、バッファR_BF2を介してコンデンサC_C3に転送されて、コンデンサL_C3は、信号SBR(=SR(A+B)−SR(A))を保持する。
(12)フォトダイオードPD(A)の信号−ダーク信号の変換フェーズ
比較器L_CMPは、入力ノードNDLの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサC_C1、C_C2、C_C3にそれぞれ保持されたSAL、SAC、SARを平均化した信号をデジタル信号SAM*に変換する。
(13)合成信号-フォトダイオードPD(Å)の信号の変換フェーズ
比較器C_CMPは、入力ノードNDCの電圧と参照電圧と比較することによって、コンデンサL_C1、L_C2、L_C3にそれぞれ保持されたSBL、SBC、SBR平均化した信号をデジタル信号SBM*に変換する。
以上のように、本実施の形態によれば、各ADCごとに2つのバッファを備え、2つの保持した信号を同時に2つの比較器へ転送することが可能である。これによって、焦点検出有りの動画の撮影時に、高速に必要なデータを得ることができる。
[第4の実施形態]
第2の実施形態および第3の実施形態では、素子のばらつきを低減するために、ダーク信号のAD変換、フォトダイオードPD(A)のAD変換を実行した。しかしながら、素子のばらつきが無視できる場合には、ダーク信号のAD変換、フォトダイオードPD(A)のAD変換を実行する必要がない。
図19は、第4の実施形態の焦点検出有りで動画を撮影するときのADC7の動作シーケンスを表わす図である。
図19では、図15に含まれる、比較器L_CMPによるダーク信号Dの変換フェーズ((4)に示す)、フォトダイオードPD(A)の信号S(A)の変換フェーズ((9)が含まれない。これによって、本実施の形態では、第2の実施形態よりも高速化が実現できる。
[第5の実施形態]
図20は、第5の実施形態のADC7の構成を表わす図である。
図20に示すように、ADC7Lは、サンプル回路10Lの前段にPGA(L)を備える。ADC7Cは、サンプル回路10Cの前段にPGA(C)を備える。ADC7Rは、サンプル回路10Rの前段にPGA(R)を備える。これにより、画素からの信号の適切な増幅が行われる。
[第5の実施形態の変形例1]
図21は、第5の実施形態の変形例1のADC7の構成を表わす図である。
図21に示すように、ADC7Lは、バッファL_BFの後段にPGA(L)を備える。ADC7Cは、バッファC_BFの後段にPGA(C)を備える。ADC7Rは、バッファR_BFの後段にPGA(R)を備える。
[第5の実施形態の変形例2]
図22は、第5の実施形態の変形例2のADC7の構成を表わす図である。
図22に示すように、ADC7Lは、比較器L_CMPの前段にPGA(L)を備える。ADC7Cは、比較器C_CMPの前段にPGA(C)を備える。ADC7Rは、比較器R_CMPの前段にPGA(R)を備える。
(変形例)
なお、ランダムノイズを削減するために、差分のAD変換を実行する際には、複数回実行して、平均をとることとしてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 CMOSイメージセンサ、2 カラムADC、3 行走査回路、4 デジタル信号処理回路、5,51 画素アレイ、6 列走査回路、98 制御回路、10L,10C,10R,16L,16C,16R サンプル回路、11L,11C,11R,17L,17C,17R 接続切替回路、12L,12C,12R 入力回路、8,52 画素、53,54,7,7L,7C,7R AD変換器、56 走査回路、601 半導体装置、602 第1の光電変換部、603 第2の光電変換部、604 共通出力線、605 出力部、L_S1〜L_S13,C_S1〜C_S13,R_S1〜R_S13,SW1,SW2 スイッチ、RTR,ATR,TTR(A),TTR(B) トランジスタ、PD(A),PD(B) フォトダイオード、L_CMP,C_CMP,R_CMP 比較器、L_BF,L_BF1,L_BF2,C_BF,C_BF1,C_BF2,R_BF,R_BF1,R_BF2 バッファ、L_C,L_C1〜L_C6,C_C,C_C1〜C_C6,R_C,R_C1〜R_C6,C 容量素子。

Claims (15)

  1. 行列状に配置された複数の画素を含む画素アレイと、
    各画素は、第1の光電変換素子と、第2の光電変換素子と、ノードと、前記ノードの電圧をデータ出力線に出力する出力部と、前記第1の光電変換素子と前記ノードの間の第1のスイッチと、前記第2の光電変換素子と前記ノードの間の第2のスイッチを含み、
    焦点検出有りで撮影する場合に、第1のタイミング以前の期間において、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオフに設定することによって、前記画素から第1の信号を出力させ、前記第1のタイミングから所定の期間、前記第1のスイッチのみをオンに設定することによって、前記画素から第2の信号を出力させ、前記第1のタイミングの後の第2のタイミングから所定の期間、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオンに設定することによって、前記画素から第3の信号を出力させることが可能に構成された走査回路と、
    焦点検出有りで動画を撮影する場合に、前記第2の信号と前記第1の信号との差分と、前記参照信号とを比較することによってAD変換することが可能に構成された第1のAD変換器と、
    焦点検出有りで動画を撮影する場合に、前記第3の信号と前記第2の信号との差分と、前記参照信号とを比較することによってAD変換することが可能に構成された第2のAD変換器とを備えた、半導体装置。
  2. 前記第1のAD変換器は、さらに前記第1の信号と前記参照信号とを比較することが可能に構成され、
    前記第2のAD変換器は、さらに前記第2の信号と前記参照信号とを比較することが可能に構成される、請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第1のAD変換器は、第1の比較器を備え、
    前記第2のAD変換器は、第2の比較器を備え、
    前記第1の比較器にオートゼロを実行させ、その後、前記第1の比較器に前記第1の信号と前記参照信号とを比較させ、その後、前記第1の比較器に前記第2の信号と前記第1の信号の差分と、前記参照信号とを比較させ、
    前記第2の比較器にオートゼロを実行させ、その後、前記第2の比較器に前記第2の信号と前記参照信号とを比較させ、その後、前記第2の比較器に前記第3の信号と前記第2の信号の差分と、前記参照信号とを比較させる制御部を備えた、請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記画素アレイの複数の画素は、第1の画素、第2の画素、および第3の画素が1組を構成し、
    前記半導体装置は、
    第1の画素に対応する前記第1のAD変換器と、
    第2の画素に対応する前記第2のAD変換器と、
    第3の画素に対応する第3のAD変換器とを備え、
    前記第1のAD変換器は、
    前記第1の画素から出力される信号を保持することが可能な複数個の容量素子で構成される第1のサンプル回路と、
    前記第1の比較器と、
    前記第1の比較器の入力と接続される複数個の容量素子で構成される第1の入力回路とを含み、
    前記第2のAD変換器は、
    前記第2の画素から出力される信号を保持することが可能な複数個の容量素子で構成される第2のサンプル回路と、
    前記第2の比較器と、
    前記第2の比較器の入力と接続される複数個の容量素子で構成される第2の入力回路とを含み、
    前記第3のAD変換器は、
    前記第3の画素から出力される信号を保持することが可能な第3のサンプル回路と、
    第3の比較器と、
    前記第3の比較器と接続される複数個の容量素子で構成される第3の入力回路とを含む、請求項3記載の半導体装置。
  5. 前記第1のAD変換器は、前記第1のサンプル回路からの出力を受ける第1のバッファを含み。
    前記第2のAD変換器は、前記第2のサンプル回路からの出力を受ける第2のバッファを含み、
    前記第3のAD変換器は、前記第3のサンプル回路からの出力を受ける第3のバッファを含み、
    前記第1のAD変換器は、前記第1のバッファの出力、および前記第2のバッファの出力が前記第1の入力回路に入力されることを可能とする第1の接続切替回路を含み、
    前記第2のAD変換器は、前記第1のバッファの出力、前記第2のバッファの出力、および前記第3のバッファの出力が前記第2の入力回路に入力されることを可能とする第2の接続切替回路を含み、
    前記第3のAD変換器は、前記第3のバッファの出力が前記第3の入力回路に入力されることを可能とする第3の接続切替回路を含む、請求項4記載の半導体装置。
  6. 前記走査回路は、焦点検出無しで撮影する場合に、第1のタイミング以前の期間において、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオフに設定することによって、前記画素から第1の信号を出力させ、前記第1のタイミングから所定の期間、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオンに設定することによって、前記画素から第3の信号を出力させることが可能に構成される、請求項5記載の半導体装置。
  7. 前記制御部は、焦点検出無しで静止画を撮影する場合に、
    前記第1の画素、前記第2の画素、および前記第3の画素から前記第1の信号が出力されたときには、
    前記第1のバッファの出力が前記第1の入力回路に出力され、前記第2のバッファの出力が前記第2の入力回路に出力され、前記第3のバッファの出力が前記第3の出力回路に出力されるように前記接続切替部を制御し、
    前記第1の画素、前記第2の画素、および前記第3の画素から前記第3の信号が出力されたときには、
    前記第1のバッファの出力が前記第1の入力回路に出力され、前記第2のバッファの出力が前記第2の入力回路に出力され、前記第3のバッファの出力が前記第3の出力回路に出力されるように前記接続切替部を制御し
    前記第1の比較器、前記第2の比較器、および前記第3の比較器は、焦点検出無しで静止画を撮影する場合には、前記第3の信号と前記第1の信号の差分と、前記参照信号とを比較する、請求項6記載の半導体装置。
  8. 前記制御部は、焦点検出無しで動画を撮影する場合に、
    前記第1の画素、前記第2の画素、および前記第3の画素から前記第1の信号が出力されたときには、
    前記第1のバッファの出力が前記第2の入力回路に出力され、前記第2のバッファの出力が前記第2の入力回路に出力され、前記第3のバッファの出力が前記第2の出力回路に出力されるように前記接続切替部を制御し、
    前記第1の画素、前記第2の画素、および前記第3の画素から前記第3の信号が出力されたときには、前記第1のバッファの出力が前記第2の入力回路に出力され、前記第2のバッファの出力が前記第2の入力回路に出力され、前記第3のバッファの出力が前記第2の出力回路に出力されるように前記接続切替部を制御し、
    前記第2の比較器は、焦点検出無しで動画を撮影する場合には、前記第3の信号と前記第1の信号の差分と、前記参照信号とを比較する、請求項6記載の半導体装置。
  9. 前記制御部は、焦点検出有りで静止画を撮影する場合に、
    前記第1の画素、前記第2の画素、および前記第3の画素から前記第1の信号が出力されたときには、
    前記第1のバッファの出力が前記第1の入力回路に出力され、前記第2のバッファの出力が前記第2の入力回路に出力され、前記第3のバッファの出力が前記第3の入力回路に出力され、
    前記第1の画素、前記第2の画素、および前記第3の画素から前記第2の信号が出力されたときには、前記第1のバッファの出力が前記第1の入力回路に出力され、前記第2のバッファの出力が前記第2の入力回路に出力され、前記第3のバッファの出力が前記第3の入力回路に出力され、
    前記第1の画素、前記第2の画素、および前記第3の画素から前記第3の信号が出力されたときには、前記第1のバッファの出力が前記第1の入力回路に出力され、前記第2のバッファの出力が前記第2の入力回路に出力され、前記第3のバッファの出力が前記第3の入力回路に出力されるように前記接続切替部を制御し、
    前記第1の比較器、前記第2の比較器、および前記第3の比較器は、焦点検出有りで静止画を撮影する場合には、前記第2の信号と前記第1の信号の差分と、前記参照信号とを比較し、その後、前記第3の信号と前記第2の信号の差分と、前記参照信号とを比較する、請求項5記載の半導体装置。
  10. 前記制御部は、焦点検出有りで動画を撮影する場合に、
    前記第1の画素、前記第2の画素、および前記第3の画素から前記第1の信号が出力されたときには、前記第1のバッファの出力、前記第2のバッファの出力、および前記第3のバッファの出力が前記第1の入力回路に接続され、
    前記第1の画素、前記第2の画素、および前記第3の画素から前記第2の信号が出力されたときには、前記第1のバッファの出力、前記第2のバッファの出力、および前記第3のバッファの出力が前記第1の入力回路および前記第2の入力回路に接続され、
    前記第1の画素、前記第2の画素、および前記第3の画素から前記第3の信号が出力されたときには、前記第1のバッファの出力、前記第2のバッファの出力、および前記第3のバッファの出力が前記第2の入力回路に接続されるように前記接続切替部を制御する、請求項5記載の半導体装置。
  11. 前記第1のサンプル回路の前段、前記第1のバッファの後段、または前記第1の比較器の前段に設けられた第1のPGA、
    前記第2のサンプル回路の前段、前記第2のバッファの後段、または前記第2の比較器の前段に設けられた第2のPGA、
    前記第3のサンプル回路の前段、前記第3のバッファの後段、または前記第3の比較器の前段に設けられた第3のPGAとをさらに備えた、請求項5記載の半導体装置。
  12. 前記画素アレイの複数の画素は、第1の画素、第2の画素、および第3の画素が1組を構成し、
    前記半導体装置は、
    第1の画素に対応する第1のAD変換器と、
    第2の画素に対応する第2のAD変換器と、
    第3の画素に対応する第3のAD変換器とを備え、
    前記第1のAD変換器は、
    前記第1の画素から出力される信号を保持することが可能な第1〜第3の容量素子で構成される第1のサンプル回路と、
    前記第1のサンプル回路の前記第1の容量素子からの出力、または前記第1のサンプル回路の前記第2の容量素子からの出力を受ける第1のバッファと、
    前記第1のサンプル回路の前記第2の容量素子からの出力、または前記第1のサンプル回路の前記第3の容量素子からの出力を受ける第2のバッファと、
    前記第2の比較器と、
    前記第2の比較器の入力と接続される複数個の容量素子で構成される第1の入力回路とを含み、
    前記第2のAD変換器は、
    前記第2の画素から出力される信号を保持することが可能な第1〜第3の容量素子で構成される第2のサンプル回路と、
    前記第2のサンプル回路の前記第1の容量素子からの出力、または前記第2のサンプル回路の前記第2の容量素子からの出力を受ける第3のバッファと、
    前記第2のサンプル回路の前記第2の容量素子からの出力、または前記第2のサンプル回路の前記第3の容量素子からの出力を受ける第4のバッファと、
    前記第1の比較器と、
    前記第1の比較器の入力と接続される複数個の容量素子で構成される第2の入力回路とを含み、
    前記第3のAD変換器は、
    前記第3の画素から出力される信号を保持することが可能な第1〜第3の容量素子で構成される第3のサンプル回路と、
    前記第3のサンプル回路の前記第1の容量素子からの出力、または前記第3のサンプル回路の前記第2の容量素子からの出力を受ける第5のバッファと、
    前記第3のサンプル回路の前記第2の容量素子からの出力、または前記第3のサンプル回路の前記第3の容量素子からの出力を受ける第6のバッファと、
    第3の比較器と、
    前記第3の比較器と接続される複数個の容量素子で構成される第3の入力回路とを含み、
    前記第1のバッファの出力を前記第1の入力回路、または前記第2の入力回路に出力することを可能にし、前記第2のバッファの出力を前記第1の入力回路に出力することを可能にし、前記第3のバッファの出力を前記第2の入力回路に出力することを可能にし、前記第4のバッファの出力を前記第1の入力回路に出力することを可能にし、前記第5のバッファの出力を前記第2の入力回路、または前記第3の入力回路に出力することを可能にし、前記第6のバッファの出力を前記第1の入力回路に出力することを可能にする接続切替部とを備えた、請求項3記載の半導体装置。
  13. 前記制御部は、焦点検出有りで動画を撮影する場合に、
    前記第1の画素、前記第2の画素、および前記第3の画素から前記第1の信号が出力されたときには、前記第1のサンプル回路の前記第1の容量素子、前記第2のサンプル回路の前記第1の容量素子、前記第3のサンプル回路の前記第1の容量素子に前記第1の信号を保持させ、
    前記第1の画素、前記第2の画素、および前記第3の画素から前記第2の信号が出力されたときには、前記第1のサンプル回路の前記第2の容量素子、前記第2のサンプル回路の前記第2の容量素子、前記第3のサンプル回路の前記第2の容量素子に前記第1の信号を保持させ、
    前記第1の画素、前記第2の画素、および前記第3の画素から前記第3の信号が出力されたときには、前記第1のサンプル回路の前記第3の容量素子、前記第2のサンプル回路の前記第3の容量素子、前記第3のサンプル回路の前記第3の容量素子に前記第3の信号を保持させ、
    第1の期間において、
    前記第1のバッファが前記第1のサンプル回路の前記第1の容量素子内の前記第1の信号を前記第2の入力回路に出力するように制御するとともに、前記第2のバッファが前記第1のサンプル回路の前記第2の容量素子内の前記第2の信号を前記第1の入力回路に出力するように制御し、
    前記第3のバッファが前記第2のサンプル回路の前記第1の容量素子内の前記第1の信号を前記第2の入力回路に出力するように制御するとともに、前記第4のバッファが前記第2のサンプル回路の前記第2の容量素子内の前記第2の信号を前記第1の入力回路に出力するように制御し、
    前記第5のバッファが前記第3のサンプル回路の前記第1の容量素子内の前記第1の信号を前記第2の入力回路に出力するように制御するとともに、前記第6のバッファが前記第3のサンプル回路の前記第2の容量素子内の前記第2の信号を前記第1の入力回路に出力するように制御し、
    第2の期間において、
    前記第1のバッファが前記第1のサンプル回路の前記第2の容量素子内の前記第2の信号を前記第2の入力回路に出力するように制御するとともに、前記第2のバッファが前記第1のサンプル回路の前記第3の容量素子内の前記第3の信号を前記第1の入力回路に出力するように制御し、
    前記第3のバッファが前記第2のサンプル回路の前記第2の容量素子内の前記第2の信号を前記第2の入力回路に出力するように制御するとともに、前記第4のバッファが前記第2のサンプル回路の前記第3の容量素子内の前記第3の信号を前記第1の入力回路に出力するように制御し、
    前記第5のバッファが前記第3のサンプル回路の前記第2の容量素子内の前記第2の信号を前記第2の入力回路に出力するように制御するとともに、前記第6のバッファが前記第3のサンプル回路の前記第3の容量素子内の前記第3の信号を前記第1の入力回路に出力するように制御する、請求項12記載の半導体装置。
  14. 前記走査回路は、焦点検出無しで静止画を撮影する場合に、第1のタイミング以前の期間において、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオフに設定することによって、前記画素から第1の信号を出力させ、前記第1のタイミングから所定の期間、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオンに設定することによって、前記画素から第3の信号を出力させることが可能に構成され、
    前記制御部は、焦点検出無しで静止画を撮影する場合に、
    前記第1の画素、前記第2の画素、および前記第3の画素から前記第1の信号が出力されたときには、前記第1のサンプル回路の前記第1の容量素子、前記第2のサンプル回路の前記第1の容量素子、前記第3のサンプル回路の前記第1の容量素子に前記第1の信号を保持させ、
    前記第1の画素、前記第2の画素、および前記第3の画素から前記第3の信号が出力されたときには、前記第1のサンプル回路の前記第2の容量素子、前記第2のサンプル回路の前記第2の容量素子、前記第3のサンプル回路の前記第2の容量素子に前記第3の信号を保持させ、
    第1の期間において、
    前記第1のバッファが前記第1のサンプル回路の前記第1の容量素子内の前記第1の信号を前記第1の入力回路に出力するように制御し、
    前記第3のバッファが前記第2のサンプル回路の前記第1の容量素子内の前記第1の信号を前記第2の入力回路に出力するように制御し、
    前記第5のバッファが前記第3のサンプル回路の前記第1の容量素子内の前記第1の信号を前記第3の入力回路に出力するように制御し、
    第2の期間において、
    前記第1のバッファが前記第1のサンプル回路の前記第2の容量素子内の前記第3の信号を前記第1の入力回路に出力するように制御し、
    前記第3のバッファが前記第2のサンプル回路の前記第2の容量素子内の前記第3の信号を前記第2の入力回路に出力するように制御し、
    前記第5のバッファが前記第3のサンプル回路の前記第2の容量素子内の前記第3の信号を前記第3の入力回路に出力するように制御する、請求項12記載の半導体装置。
  15. 行列状に配置された複数の画素を含む画素アレイと、
    各画素は、第1の光電変換素子と、第2の光電変換素子と、ノードと、前記ノードの電圧をデータ出力線に出力する出力部と、前記第1の光電変換素子と前記ノードの間の第1のスイッチと、前記第2の光電変換素子と前記ノードの間の第2のスイッチを含み、
    前記画素からダーク信号、前記第1の光電変換素子が出力する信号、第1の光電変換素子が出力する信号と前記第2の光電変換素子が出力する信号とが合成された信号の順に出力させることが可能に構成された走査回路と、
    第1の期間において、ダーク信号と参照信号とを比較することによってAD変換を実行し、第2の期間において、前記第1の光電変換素子が出力する信号と前記ダーク信号との差分と、前記参照信号とを比較することによってAD変換を実行する第1のAD変換器と、
    前記第2の期間において、前記第1の光電変換素子が出力する信号と前記参照信号とを比較することによってAD変換を実行し、第3の期間において、前記第1の光電変換素子が出力する信号と前記第2の光電変換素子が出力する信号とが合成された信号と前記第1の光電変換素子が出力する信号との差分と、前参照信号とを比較することによってAD変換を実行する第2のAD変換器とを備えた、半導体装置。
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