JP6403461B2 - 撮像装置及びその駆動方法 - Google Patents

撮像装置及びその駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6403461B2
JP6403461B2 JP2014135890A JP2014135890A JP6403461B2 JP 6403461 B2 JP6403461 B2 JP 6403461B2 JP 2014135890 A JP2014135890 A JP 2014135890A JP 2014135890 A JP2014135890 A JP 2014135890A JP 6403461 B2 JP6403461 B2 JP 6403461B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
focus detection
photoelectric conversion
detection signal
conversion element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014135890A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016014729A (ja
Inventor
遠藤 敏朗
敏朗 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014135890A priority Critical patent/JP6403461B2/ja
Priority to US14/748,757 priority patent/US20160006917A1/en
Publication of JP2016014729A publication Critical patent/JP2016014729A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6403461B2 publication Critical patent/JP6403461B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/672Focus control based on electronic image sensor signals based on the phase difference signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/72Combination of two or more compensation controls
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/703SSIS architectures incorporating pixels for producing signals other than image signals
    • H04N25/704Pixels specially adapted for focusing, e.g. phase difference pixel sets
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/75Circuitry for providing, modifying or processing image signals from the pixel array

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)

Description

本発明は、撮像面で焦点検出を行う撮像装置及びその駆動方法に関する。
各画素にマイクロレンズが形成されたイメージセンサを用いて瞳分割方式の焦点検出を行う撮像装置が知られている。このイメージセンサは、1つの画素が2つの光電変換素子A及び光電変換素子Bで構成されており、焦点検出時には複数の画素の光電変換素子A及び光電変換素子Bから各々信号が独立して読み出され、これらが焦点検出用信号として用いられる。また、撮像時には光電変換素子Aから読み出された信号と光電変換素子Bから読み出された信号とを加算した信号を画素毎に読み出し、これが画像形成用信号として用いられる。
特開2013−106194号公報
CMOSイメージセンサのローリング駆動時においては、分割された焦点検出用画素の信号には読み出し時間差が生じる。特に、シャッタースピードが高速(例えば、1/10000秒など)である電子シャッターの使用時においては、蓄積時間に占める読み出し時間差の割合が無視できないほどに大きくなり、焦点検出用信号の出力レベル差を生じてしまう。そして、この出力レベル差が検出信号の位相差誤差となり、焦点検出精度が低下することがあった。
本発明の目的は、焦点検出用信号の読み出し時間差に起因する位相差誤差を補正して焦点検出精度を向上しうる撮像装置及びその駆動方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、第1の光電変換素子と第2の光電変換素子と前記第1の光電変換素子と前記第2の光電変換素子に対して共通に設けられた1個のマイクロレンズと、フローティングディフュージョン領域を含む読み出し回路とを有する画素と、補正手段とを有する撮像装置であって、前記読み出し回路は、前記第1の光電変換素子において第1の蓄積期間に生成された第1の信号電荷の前記フローティングディフュージョン領域への転送と、前記第2の光電変換素子において、前記第1の蓄積期間を含むとともに前記第1の蓄積期間の後に終了する第2の蓄積期間に生成された第2の信号電荷の前記フローティングディフュージョン領域への転送と、前記第1の信号電荷に基づく信号である第1の焦点検出用信号と、前記第2の信号電荷に基づく信号である第2の焦点検出用信号との出力とを行い、前記補正手段は、前記第1の蓄積期間と前記第2の蓄積期間の長さの違いによる前記第1の焦点検出用信号と前記第2の焦点検出用信号との信号レベルの差を低減するように、前記第1の焦点検出用信号前記第2の焦点検出用信号の少なくとも一方を補正する撮像装置が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、第1の光電変換素子及び第2の光電変換素子と、前記第1の光電変換素子及び前記第2の光電変換素子に入射光を集光するマイクロレンズと、フローティングディフュージョン領域とを含む画素を有する撮像装置の駆動方法であって、前記第1の光電変換素子において第1の蓄積期間に生成された第1の信号電荷を前記フローティングディフュージョン領域に転送するステップと、前記第2の光電変換素子において、前記第1の蓄積期間を含むとともに前記第1の蓄積期間の後に終了する第2の蓄積期間に生成された第2の信号電荷を前記フローティングディフュージョン領域に転送するステップと、前記画素が前記第1の信号電荷に基づく信号である第1の焦点検出用信号と、前記第2の信号電荷に基づく信号である第2の焦点検出用信号との出力を行うステップと、前記第1の蓄積期間と前記第2の蓄積期間の長さの違いによる前記第1の焦点検出用信号と前記第2の焦点検出用信号との信号レベルの差を低減するように、前記第1の焦点検出用信号と前記第2の焦点検出用信号の少なくとも一方を補正するステップとを有する撮像装置の駆動方法が提供される。
本発明によれば、瞳分割方式の焦点検出を行う撮像装置において、焦点検出用信号の読み出し時間差に起因する位相差誤差を適切に補正することができる。これにより、焦点検出精度を向上した高性能の撮像装置を実現することができる。
本発明の第1実施形態による撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による撮像装置の固体撮像素子の構成を示す概略図である。 本発明の第1実施形態による撮像装置の固体撮像素子の画素部の構成を示す平面図及び断面図である。 本発明の第1実施形態による撮像装置の駆動方法を示すタイミング図である。 本発明の第1実施形態による撮像装置の駆動方法を示すタイミング図である。 焦点検出用信号に基づく位相差検出処理方法を示す図である。 本発明の第1実施形態による撮像装置の駆動方法を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態の変形例による撮像装置の駆動方法を示すタイミング図である。 本発明の第2実施形態による撮像装置の固体撮像素子の増幅部の構成を示す回路図である。 本発明の第3実施形態による撮像装置の駆動方法を示すタイミング図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による撮像装置及びその駆動方法について図1乃至図8を用いて説明する。
図1は、本実施形態による撮像装置の構成例を示すブロック図である。撮像装置100は、例えば、レンズ101、絞り・シャッター機構102、固体撮像素子103、カメラ信号処理回路105、AE・AF信号検出回路106、CPU107、フォーカスドライバ108、絞り・シャッタードライバ109、TG110を含む。固体撮像素子103は、例えばCMOSイメージセンサであり、AD変換器104を含む。
レンズ101及び絞り・シャッター機構102を含む光学系は、被写体からの光を固体撮像素子103の撮像領域に結像させ、被写体の像を形成する。固体撮像素子103は、TG(タイミングジェネレータ)110からの信号に基づくタイミングで、撮像領域である画素アレイ部に結像された光に応じた信号を取得し、AD変換器104によりアナログ信号からデジタル信号に変換して出力する。
固体撮像素子103から出力されたデジタル信号は、カメラ信号処理回路105により、画像形成用信号及び焦点検出用信号として処理される。カメラ信号処理回路105は、焦点検出用信号の出力値のゲイン補正を行う機能も有する。AE・AF信号検出回路106では、カメラ信号処理回路105で処理された画像形成用信号及び焦点検出用信号をもとに、位相差検出を行い、フォーカスを制御するためのAF情報を算出し、また、露出を制御するためのAE情報を算出する。
CPU107は、撮像装置100の動作を統括的に制御するものであり、AE・AF信号検出回路106からの出力情報等に基づき、フォーカスドライバ108、絞り・シャッタードライバ109、TG110等の駆動を制御する。TG110は、水平同期信号(HD)及び垂直同期信号(VD)に同期して電子シャッター制御パルスを生成する。
図2は、本実施形態の固体撮像装置103の一例を示す画素ブロック図である。固体撮像素子103は、画素10、垂直走査回路12、水平走査回路14、列読み出し回路16、メモリ18、ランプ信号発生器20、カウンタ22を有している。
画素10は、行方向及び列方向に沿って2次元マトリクス状に配列され、撮像領域である画素アレイを構成する。図2には図面の簡略化のために2行2列の画素10のみを示しているが、行方向及び列方向に配置される画素10の数は特に限定されるものではない。なお、本明細書において、行方向とは図面において横方向を示し、列方向とは図面において縦方向を示すものとする。一例では、行方向が撮像装置における水平方向に対応し、列方向が撮像装置における垂直方向に対応する。
画素10は、複数の光電変換素子を有する瞳分割型の焦点検出用画素である。画素10は、光電変換ユニット24、転送MOSトランジスタ26A,26B、リセットMOSトランジスタ28、増幅MOSトランジスタ30、選択MOSトランジスタ32を、それぞれ有している。図2では、図面の簡略化のため、1つの画素10についてのみ具体的な回路構成の一例を示している。
光電変換ユニット24は複数の光電変換素子を有し、第1の光電変換素子24Aおよび第2の光電変換素子24Bを有する。光電変換素子24A、24Bはフォトダイオードから構成され得るが、光を電荷に変換できる素子であればその種類を問わない。光電変換素子24Aのアノードは接地電圧線に接続され、カソードは転送MOSトランジスタ26Aのソースに接続されている。光電変換素子24Bのアノードは接地電圧線に接続され、カソードは転送MOSトランジスタ26Bのソースに接続されている。転送MOSトランジスタ26A,26Bのドレインは、リセットMOSトランジスタ28のソース及び増幅MOSトランジスタ30のゲートに接続されている。転送MOSトランジスタ26A,26Bのドレイン、リセットMOSトランジスタ28のソース及び増幅MOSトランジスタ30のゲートの接続ノードは、フローティングディフュージョン領域(以下、「FD領域」という)34を構成する。リセットMOSトランジスタ28及び増幅MOSトランジスタ30のドレインは、電源電圧線に接続されている。増幅MOSトランジスタ30のソースは、選択MOSトランジスタ32のドレインに接続されている。転送MOSトランジスタ26A,26B、リセットMOSトランジスタ28、増幅MOSトランジスタ30、選択MOSトランジスタ32は、光電変換素子24A、24Bで生成された電荷に基づく画素信号を読み出すための画素内読み出し回路を構成する。
なお、トランジスタのソースとドレインの呼称は、トランジスタの導電型や着目する機能等に応じて異なることがあり、上述のソースとドレインとは逆の名称で呼ばれることもある。
図3(a)は画素アレイの上面模式図であり、図3(b)は図3(a)のA−A′線断面図である。図2に示す回路構成の画素アレイは、特に限定されるものではないが、例えば図3(a)に示す平面レイアウトによって実現することができる。図3(a)において点線で囲まれた単位領域が光電変換ユニット、単位画素(画素10)である。各画素10上には、1個のマイクロレンズ38がそれぞれ配置されている。光電変換素子24A,24Bとマイクロレンズ38との間には、図3(b)に示すように、カラーフィルタ36が配置されている。
本明細書において、1つの画素10が有する複数の光電変換素子(光電変換素子24A,24B)を一括して示す際は、「受光部」と表記するものとする。1つのマイクロレンズ38は、1つの受光部24上に配置され、光束を当該受光部24に集光する。つまり、1つのマイクロレンズ38は1つの受光部24に対応して設けられている。1つのマイクロレンズ38によって集光された入射光は、そのマイクロレンズ38に対応して設けられた画素10の受光部24を構成する光電変換素子24A,24Bに入射する。これにより、一対の瞳分割方式の焦点検出画素が構成されている。
画素アレイの各行には、行方向に延在して、信号線TXA、信号線TXB、信号線RES、信号線SELが、それぞれ配置されている。信号線TXAは、行方向に並ぶ画素10の転送MOSトランジスタ26Aのゲートにそれぞれ接続され、これら画素10に共通の信号線をなしている。信号線TXBは、行方向に並ぶ画素10の転送MOSトランジスタ26Bのゲートにそれぞれ接続され、これら画素10に共通の信号線をなしている。信号線RESは、行方向に並ぶ画素10のリセットMOSトランジスタ28のゲートにそれぞれ接続され、これら画素10に共通の信号線をなしている。信号線SELは、行方向に並ぶ画素10の選択MOSトランジスタ32のゲートにそれぞれ接続され、これら画素10に共通の信号線をなしている。図2では、図面の簡略化のため、1つの画素10に接続される信号線TXA,TXB,RES,SELのみを示している。
垂直走査回路12は、TG110からの所定のタイミング信号に基づき、画素10を行ごとに選択して、画素10から画素信号を出力させるためのものである。信号線TXA、信号線TXB、信号線RES、信号線SELは、垂直走査回路12に接続されている。信号線TXAには、垂直走査回路12から、転送MOSトランジスタ26Aを駆動するための転送パルス信号PTXAが出力される。信号線TXBには、垂直走査回路12から、転送MOSトランジスタ26Bを駆動するための転送パルス信号PTXBが出力される。信号線RESには、垂直走査回路12から、リセットMOSトランジスタ28を駆動するためのリセットパルス信号PRESが出力される。信号線SELには、垂直走査回路12から、選択MOSトランジスタ32を駆動するための選択パルス信号PSELが出力される。ここでは、これら信号線にハイレベルの信号が印加されると、対応するトランジスタが導通状態(オン状態)になるものとする。また、ローレベルの信号が印加されると、対応するトランジスタが非導通状態(オフ状態)になるものとする。
画素アレイの各列には、列方向に延在して、垂直信号線40がそれぞれ配置されている。垂直信号線40は、列方向に並ぶ画素10のそれぞれの選択MOSトランジスタ32のソースに接続され、これら画素10に共通の信号線をなしている。各列の垂直信号線40には、列読み出し回路16と電流源42とが、それぞれ接続されている。
列読み出し回路16は、画素10から読み出された信号を処理するためのものである。列読み出し回路16は、図2に示すように、増幅部44と、AD変換部52とを有している。なお、各列に設けられたAD変換部52を包括したものが、図1のAD変換器104に相当する。
増幅部44は、演算増幅器(差動増幅器)46と、スイッチ48と、入力容量C0と、負荷容量Cfとを有している。演算増幅器46の反転入力端子は、入力容量C0を介して垂直信号線40に接続されている。演算増幅器46の非反転入力端子には、基準電圧が与えられている。演算増幅器46の反転入力端子と出力端子との間には、負荷容量Cfとスイッチ48とが並列に接続されている。スイッチ48は、制御ノードに印加される信号PC0Rにより駆動される。ここでは、信号PC0RがHレベルのときにスイッチ48は導通状態(オン状態)となり、信号PC0RがLレベルのときにスイッチ48は非導通状態(オフ状態)となるものとする。
AD変換部52は、バッファ回路を構成する演算増幅器54と、コンパレータを構成する演算増幅器56とを有している。演算増幅器54の非反転入力端子は、演算増幅器46の出力端子に接続されている。演算増幅器54の反転入力端子は、演算増幅器54の出力端子に接続されている。演算増幅器54の出力端子は、演算増幅器56の非反転入力端子に接続されている。演算増幅器56の反転入力端子は、ランプ信号発生器20に接続されている。演算増幅器の出力端子には、メモリ18が接続されている。メモリ18には、水平走査回路14と、カウンタ22とが接続されている。
次に、本実施形態による撮像装置の駆動方法について図1乃至図7を用いて説明する。本実施形態による撮像装置の駆動方法では、図4に示すように、垂直同期信号VDを基準として、シャッター走査と読み出し走査とを、固体撮像素子103の行毎に順次行う。シャッター走査では、行毎に順次、該当する行に属する複数の画素10の光電変換素子24A,24Bの保持電荷のリセットを行う。読み出し走査では、行毎に順次、該当する行に属する複数の画素10から光電変換素子24A,24Bの蓄積電荷に基づく信号を読み出す。シャッター走査の開始から読み出し走査の開始までの時間が、光電変換素子24A,24Bへの信号電荷の蓄積期間となる。
各行の読み出し動作について、図5のタイミング図を用いてより具体的に説明する。図5において、上述のシャッター走査の動作は、概ね時刻t1〜時刻t3の期間に該当する。また、上述の読み出し走査の動作は、概ね時刻t10〜時刻t15の期間に該当する。
まず、水平同期信号HDに同期して、時刻t1において、信号PRES_SH、信号PTXA_SH及び信号PTXB_SHがハイレベルとなり、リセットMOSトランジスタ28及び転送MOSトランジスタ26A,26Bがオン状態となる。これにより、光電変換素子24A,24Bの蓄積電荷が転送MOSトランジスタ26A,26B及びリセットMOSトランジスタ28を介して排出される。すなわち、光電変換素子24A,24Bのリセット動作が行われる。このように、本実施形態の駆動方法では、電子シャッターパルス(信号PRES_SH、信号PTXA_SH及び信号PTXB_SH)により、光電変換素子24A,24Bを同時にリセットする。
電子シャッター駆動を行う場合、上述のように、読み出し走査に先行して画素10のリセットを行う。なお、光電変換素子24A,24Bのリセットは、実際には信号PRES、信号PTXA及び信号PTXBにより行われる。図4のタイミング図では、電子シャッターのリセット駆動パルスを区別するために、これらを信号PRES_SH、信号PTXA_SH及び信号PTXB_SHで示している。
次に、時刻t2において、信号PTXA_SH及び信号PTXB_SHがLレベルとなり、転送MOSトランジスタ26A,26Bがオフ状態となる。このタイミングで、光電変換素子24A,24Bのリセット動作が終了し、光電変換素子24A,24Bの電荷蓄積期間が開始する。
転送MOSトランジスタ26A,26Bがオフ状態となった後、時刻t3において、信号PRES_SHがローレベルとなり、リセットMOSトランジスタ28がオフ状態となる。これにより、一連のシャッター走査の動作が完了する。
この状態で、光電変換素子24A,24Bへの所定期間の電荷蓄積を行った後、1行毎に若しくは複数行毎に、画素10から光電変換素子24A,24Bの蓄積電荷に基づく信号の読み出し、すなわち読み出し走査を行う。
水平同期信号HDに同期して、時刻t4において、信号PRESがハイレベルとされ、リセットMOSトランジスタ28がオン状態となる。これにより、増幅MOSトランジスタ30の入力ノードでもあるFD領域34がリセットMOSトランジスタ28を介して電源電圧線に電気的に接続され、増幅MOSトランジスタ30の入力ノードがリセットレベルの電位にリセットされる。
同じく時刻t4において、信号PC0RがHレベルとされ、スイッチ48が導通状態となる。これにより、演算増幅器46の出力端子と反転入力端子とを短絡して演算増幅器46をバッファ状態とする。
時刻t5において、信号PSELがハイレベルとされ、選択MOSトランジスタ32がオン状態となる。これにより、増幅MOSトランジスタ30は、ソースには垂直信号線40を介して電流源42からバイアス電流が供給された状態となり、ソースフォロワ回路を構成する。そしてこれによって、列読み出し回路16には、増幅MOSトランジスタ30の入力ノードがリセットレベルの電位であるときの信号(リセット信号)が、選択MOSトランジスタ32及び垂直信号線40を介して出力される。列読み出し回路16に入力されたリセット信号は、入力容量C0を介して、基準電圧の出力をバッファする状態となっている演算増幅器46の反転入力端子に入力される。
時刻t6において、信号PRESがローレベルとなり、リセットMOSトランジスタ28がオフ状態となる。これにより、増幅MOSトランジスタ30の入力ノードのリセット動作を解除する。
時刻t7において、信号PC0Rがローレベルとなり、スイッチ48が非導通状態となる。これにより、演算増幅器46の帰還経路には負荷容量Cfが接続された状態となり、入力容量C0と負荷容量Cfとの比(C0/Cf)によって決定されるゲインに応じて増幅されたリセット信号が、演算増幅器46の出力端子から出力される。
次いで、時刻t10において、信号PTXAをハイレベルとし、転送MOSトランジスタ26Aをオン状態とする。これにより、電荷蓄積期間に光電変換素子24Aにおいて光電変換によって生成された信号電荷がFD領域34に転送される。そして、垂直信号線40には、光電変換素子24Aから転送された信号電荷の量に応じた増幅MOSトランジスタ30の入力ノードの電位に基づく画素信号が、選択MOSトランジスタ32を介して出力される。
画素10から垂直信号線40を介して画素信号を列読み出し回路16に出力した後、時刻t11において、信号PTXAをローレベルとする。演算増幅器46は、画素10から入力容量C0を介して入力された画素信号を、入力容量C0と負荷容量Cfとの比(C0/Cf)によって決定されるゲインに応じて増幅し、出力端子から出力する。この画素信号を、以下、「A信号」と表記する。
次いで、時刻t14において、信号PTXA,PTXBをHレベルとし、転送MOSトランジスタ26A,26Bをオン状態とする。これにより、FD領域34には、光電変換素子24A,24Bにおいて光電変換によって生成された信号電荷がFD領域34に転送される。そしてその結果、垂直信号線40には、光電変換素子24A,24Bの信号電荷の総量に応じた増幅MOSトランジスタ30の入力ノードの電位に基づく画素信号が、選択MOSトランジスタ32を介して出力される。
画素10から垂直信号線40を介して画素信号を列読み出し回路16に出力した後、時刻t15において、信号PTXBをローレベルとする。演算増幅器46は、画素10から入力容量C0を介して入力された画素信号を、入力容量C0と負荷容量Cfとの比(C0/Cf)によって決定されるゲインに応じて増幅し、出力端子から出力する。この画素信号を、以下、「A+B信号」と表記する。
増幅部44から出力されたリセット信号、A信号及びA+B信号は、AD変換部52によりデジタル信号に変換された後、メモリ18に蓄積される。メモリ18に蓄積された各列のこれらデジタル信号は、水平走査回路14からの制御信号に従って順次読み出される。列読み出し回路16がAD変換部52を有していない場合は、出力アンプ若しくはバッファを通して、各列の信号が順次読み出される。
焦点検出用の信号には、このようにして読み出された光電変換素子24Aの信号電荷に基づくA信号と、光電変換素子24Bの信号電荷に基づくB信号とが用いられる。B信号は、光電変換素子24A及び光電変換素子24Bの信号電荷に基づく信号(A+B信号)からA信号を差し引くことにより算出される。
しかしながら、図5に示すように、A信号を取得する時刻(時刻t10〜時刻t11)と、A+B信号を取得する時刻(時刻t14〜時刻t15)とは、異なっている。また、光電変換素子24Aの信号電荷をFD領域34に転送してから光電変換素子24A,24Bの信号電荷をFD領域34に転送するまでの間に、増幅MOSトランジスタ30の入力ノードのリセットは行われない。このため、A信号を取得するまでの光電変換素子24A,24Bの露光時間と、A+B信号を取得するまでの光電変換素子24A,24Bの露光時間との間には、時間差dtが存在する(図5参照)。
したがって、時刻t14〜時刻t15において読み出すA+B信号には、時間差dtの間に光電変換素子24A,24Bにおいて光電変換により生じた信号電荷に相当する信号成分が重畳されることになる。このように、A信号を読み出す際の駆動タイミングと、A+B信号を読み出す際の駆動タイミングとが異なる場合、焦点検出位置に誤差を生じることがある。
このような焦点検出用信号の取得タイミングの違いにより生じる焦点検出誤差について、図6を用いてより具体的に説明する。なお、以下の説明では、時間差dtにより重畳される信号成分を含むA+B信号を、「A1+B1信号」と表記する。
撮像領域内の焦点検出領域の複数の画素10からの位相検出信号(A信号及びA+B信号)から、一対の像の強度分布に関する情報を得ることができる。この情報に対して、相関演算、位相差検出処理を行うことにより、像のズレ量を検出することができる。ここで、光電変換素子24AからのA信号をA像信号、光電変換素子24BからのB信号をB像信号と定義する。A像信号とB像信号の信号レベルは、光電変換素子24A,24Bの構造や取得タイミングによって変化するが、ここでは光電変換素子24A,24Bの構造は同一とし、取得タイミングの違いにより信号レベルが変化する場合について検討する。
図6(a)は、A像信号の元となる信号電荷とB像信号の元となる信号電荷との蓄積タイミングが同一の場合の一例である。横軸は撮像面の像面距離を表し、縦軸は信号レベルを表している。ここで、A像信号の信号出力レベルとB像信号の信号出力レベルとが同じ値(a1)であり、A像信号の信号ピーク位置が像面位置d1、B像信号の信号ピーク位置が像面位置d2であり、像面位相差(d2−d1)の焦点ズレがあるとする。この場合、像面位置d2と像面位置d1の相関演算から、結像のデフォーカス量を正確に算出することができる。
実線で示すA像信号とB像信号とを加算すると、A+B信号、すなわち図6(a)に点線で示すC像信号が得られる。このようなA像信号とC像信号とを固体撮像素子103から取得できれば、C像信号からA像信号を減算してB像信号を取得することで、正確な焦点検出を行うことができる。
一方、A像信号の取得時の駆動タイミングとB像信号の取得時の駆動タイミングとが異なる場合、焦点検出に誤差が発生することがある。
図6(b)は、A像信号の元となる信号電荷とB像信号の元となる信号電荷との蓄積タイミングが異なる場合の一例である。横軸は撮像面の像面距離を表し、縦軸は信号レベルを表している。光電変換素子24AからA信号を読み出してから時間差dt後に光電変換素子24Aから読み出される信号をA1信号、光電変換素子24Bから読み出される信号をB1信号とする。また、複数のA1信号から生成された像信号をA1像信号、複数のB1信号から生成された像信号をB1像信号とする。ここで、A1像信号の信号レベルとB1像信号の信号レベルは、時間差dtに対応する信号増量分、a1より大きいa2であるものとする。
このとき、A1像信号とB1像信号とを加算した(A1+B1)像信号が、実線で示したC1像信号である。この場合に、C1像信号からA像信号を減算した(C1−A)像信号である一点鎖線で示したB2像信号を取得すると、その信号ピークの像面位置はd4となり、図6(a)で説明したB像信号の像面位置d2とはΔd(=d2−d4)異なることになる。このΔdが焦点位置の誤差に相当するものとなる。
そこで、本実施形態による撮像装置の駆動方法では、A信号にゲインk(=a2/a1)の補正係数を乗算することで、演算上のA1信号(=kA)を取得する。そして、このA1信号を用いて(C1−kA)の信号であるB1像信号を算出する。このように算出したB1像信号の信号ピークの像面位置は、図6(b)に示すようにd2となり、誤差Δdを解消することができる。
焦点検出用信号のゲイン補正は、固体撮像素子103から出力されたA信号及び(A1+B1)信号に基づき、カメラ信号処理回路105内において、例えば図7に示すフローチャートに従って行うことができる。
まず、ステップS11において、固体撮像素子103から、焦点検出用信号となるA像信号を取得する。ステップS12において、固体撮像素子103から、焦点検出用信号及び画像形成用信号となる(A1+B1)像信号を取得する。
ステップS13において、CPU107によりシャッタースピードの設定が参照され、参照されたシャッタースピード設定に基づき、低速シャッターであるか高速シャッターか判断を行う。低速シャッターであると判断された場合には、蓄積時間に占める読み出し時間差dtは十分に小さく無視できるため、ステップS14に移行し、A像信号を第1の焦点検出用信号であるA1像信号に設定する。ここでは、A像信号に対してゲイン補正は行われない。
一方、高速シャッターであると判断された場合には、蓄積時間に占める読み出し時間差dtの割合が大きくなり影響が無視できないため、ステップS15に移行し、シャッタースピード設定に応じてA像信号をゲイン補正する。すなわち、シャッタースピード設定に応じた補正係数kを用いてA像信号を補正することで、時間差dtに対応する信号増量分を割り増ししたA1像信号(=kA)を算出する。
補正係数kは、A像信号の読み出しタイミングと(A1+B1)像信号の読み出しタイミングとの間の時間差の割合に応じて決定することができる。より具体的には、A信号の読み出しまでの第1の蓄積期間と、(A1+B1)信号読み出しまでの第2の蓄積期間との比に応じて決定することができる。
例えば、以下の表1に示すような補正係数テーブルを予め準備しておくことで、参照したシャッタースピード設定に基づき補正係数kを決定することができる。
Figure 0006403461
表1において、シャッタースピードTは、A信号を読み出すまでの光電変換素子24A,24Bの蓄積期間(第1の蓄積期間)に対応する。A像信号の取得から(A+B)信号取得までの時間差dtは20μsである。シャッタースピード1/512秒以上がステップS13の判断における高速シャッターに相当し、シャッタースピード1/128秒以下がステップS13の判断における低速シャッターに相当する。
ステップS16において、ステップS14又はステップS15において設定されたA1像信号と、ステップS12で取得した(A1+B1)像信号とから、第2の焦点検出用信号であるB1像信号を算出する。B1像信号は、(A1+B1)像信号からA1像信号を差し引く(B1=(A1+B1)−k)ことにより算出する。
ステップS17において、上述の処理によって得られたA1像信号とB1像信号を用いて、位相差検出処理を行う。これにより、出力レベル差のない2つの焦点検出用信号(A1像信号及びB1像信号)を取得することができ、図6(a)に示す位相差検出処理において、誤差を低減した焦点検出動作を行うことができる。
なお、本実施例では、焦点検出用信号(A信号)と画像形成用信号(A1+B1信号)とを取得する場合について説明したが、2つの焦点検出用信号(A信号及びB信号)を独立して読み出す場合にも、本実施形態と同様の信号レベル補正が可能である。
2つの焦点検出用信号(A信号及びB信号)を独立して読み出す場合には、以下の方法により位相誤差の発生を回避することもできる。すなわち、例えば図8のタイミング図に示すように、光電変換素子24Aをリセットするタイミングと、光電変換素子24Bをリセットするタイミングとの間に、時間差dtを設定する。このようにすることで、A信号を読み出すまでの光電変換素子24Aの蓄積時間と、B信号を読み出すまでの光電変換素子24Bの蓄積時間とを等しくすることができ、焦点検出に誤差が生じることを抑制することができる。ただし、この方法では、動きのある被写体を撮像した場合、増加する時間差dtにより画像のシャープさが劣化する虞がある。一方、本実施形態による撮像装置の駆動方法によれば、画像のシャープさを確保しつつ、焦点検出に誤差が生じることを抑制することができる。
このように、本実施形態によれば、焦点検出用信号の読み出し時間差に起因する位相差誤差を適切に補正することができる。これにより、焦点検出精度を向上した高性能の撮像装置を実現することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る撮像装置及びその駆動方法について図9を用いて説明する。図1乃至図8に示す第1実施形態による撮像装置及びその駆動方法と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し或いは簡潔にする。
図9は、本実施形態に係る撮像装置の固体撮像装置の増幅部の構成例を示す回路図である。本実施形態では、図7に示したゲイン補正処理は、カメラ信号処理回路105ではなく固体撮像素子103の列読み出し回路16の増幅部44により行われる。
固体撮像素子103の増幅部44は、演算増幅器46の反転入力端子と出力端子との間のフィードバック経路に、負荷容量Cf及びスイッチ48に並列に接続された、負荷容量Cfnとスイッチ50とを更に有している。スイッチ50は、制御ノードに印加される信号PGSELnにより駆動される。信号PGSELnがハイレベルのときにスイッチ50は導通状態(オン状態)となり、信号PGSELnがローレベルのときにスイッチ50は非導通状態(オフ状態)となる。
スイッチ48がオフ状態のとき、演算増幅器46は、入力容量C0を介して入力された信号を、入力容量C0と負荷容量Cf,Cfnとの比によって決定されるゲインに応じて増幅する。すなわち、スイッチ50が非導通状態のときにゲインはC0/Cfとなり、スイッチ50が導通状態のときにゲインはC0/(Cf+Cfn)となる。したがって、スイッチ50の導通と非導通とを切り替えることにより、出力ゲインを制御することができる。
図9においては、演算増幅器46の反転入力端子と出力端子との間のフィードバック経路に、一対の負荷容量Cfnとスイッチ50とが接続されている。本実施形態は図9の例に限定されることなく、複数対の負荷容量Cfnとスイッチ50とをフィードバック経路に接続してもよい。このようにすることで、出力ゲインの切り換えステップ数を更に増やし、様々なシャッタースピードにおいて焦点検出精度を向上させることができる。
次に、本実施形態による撮像装置の駆動方法について図5及び図9を参照して説明する。本実施形態による撮像装置の駆動方法では、撮像装置のシャッタースピードの設定値に応じて、時刻t10と時刻t14のタイミングに合わせて、所望のゲインが得られるように信号PGSELnの制御を行う。信号PGSELnを制御により切り換える出力ゲインの比が、前述の補正係数kに対応する。
時刻t10において、スイッチ50を非導通状態として、増幅部44のゲインをC0/Cfとする。時刻t14では、スイッチ50を導通状態として、負荷容量Cfnを負荷容量Cfに並列に接続する。演算増幅器46のフィードバック容量が(1/k)×(Co+Cf)となり、A1+B1信号取得時のゲインに対してk倍のゲインでA信号を増幅したA1信号を取得することができる。
本実施形態によれば、焦点検出用信号の読み出し時間差に起因する位相差誤差を適切に補正することができる。これにより、焦点検出精度を向上した高性能の撮像装置を実現することができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態による撮像装置及びその駆動方法について図10を用いて説明する。図1乃至図9に示す第1及び第2実施形態による撮像装置及びその駆動方法と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し或いは簡潔にする。
図10は、本実施形態による撮像装置の駆動方法を示すタイミング図である。本実施形態では、図7に示したゲイン補正処理はカメラ信号処理回路105ではなく固体撮像素子103の列読み出し回路16のAD変換部52により行われる。図10中、CAMPは、演算増幅器44の出力信号を示す。ランプ信号は、時間に依存して電圧値が徐々に変化(増加)する信号であり、ランプ信号発生器20から供給され、AD変換部52のコンパレータとしての演算増幅器56の反転入力端子へ入力される。ランプ信号は、演算増幅器56において画素信号と比較される参照信号の一例である。
まず、図5に示す第1実施形態による撮像装置の駆動方法と同様にして、時刻t7までの処理を行う。これにより、増幅部44の入力端子には、増幅MOSトランジスタ30の入力ノードがリセットレベルの電位であるときの信号(リセット信号)が、選択MOSトランジスタ32及び垂直信号線40を介して出力される。そして、増幅部44の出力端子からは、入力容量C0と負荷容量Cfとの比(C0/Cf)によって決定されるゲインに応じて増幅されたリセット信号が出力される。増幅部44から出力されたリセット信号は、バッファ回路としての演算増幅器54を介して、演算増幅器56の非反転入力端子に入力される。
増幅部44から出力されたリセット信号がリセットレベルVNとなった後、時刻t8において、ランプ信号発生器20は、演算増幅器56に出力するランプ信号の信号レベルの増加を開始する。演算増幅器56は、増幅部44から入力されたリセットレベルVNであるリセット信号と、ランプ信号発生器20から供給されたランプ信号とを比較する。ランプ信号発生器20は、カウンタ22に同期して、ランプ信号のレベルを初期電圧値から徐々に増加させる。演算増幅器56は、ランプ信号の信号レベルがリセット信号のリセットレベルVNと同じレベルに達したところで出力信号をローレベルからハイレベルに遷移させる。このタイミングでラッチされたカウンタ22の出力値が、リセット信号のリセットレベルVNに対応するデジタルコード(Nデータ)としてメモリ18に記憶される。例えば、時刻t9においてランプ信号の信号レベルとリセット信号のリセットレベルVNとが同じレベルになったとすると、時刻t9におけるカウンタ22の出力値が、Nデータとしてメモリ18に記憶される。なお、Nデータは、相関二重サンプリング処理によるリセットノイズの除去に用いることができる。
時刻t10から時刻t11において、第1実施形態と同様にしてA信号の読み出しを行う。増幅部44から出力された画素信号が信号レベルVAとなった後、時刻t12において、ランプ信号発生器20は、演算増幅器56に出力するランプ信号の信号レベルの増加を開始する。演算増幅器56は、増幅部44から入力された信号レベルVAであるA信号と、ランプ信号発生器20から供給されたランプ信号とを比較する。
ランプ信号発生器20は、カウンタ22に同期して、ランプ信号のレベルを初期電圧値から徐々に増加していく。演算増幅器56は、ランプ信号の信号レベルがA信号の信号レベルVAと同じレベルに達したところで出力信号をローレベルからハイレベルに遷移させる。このタイミングでラッチされたカウンタ22の出力値が、A信号の信号レベルVAに対応するデジタルコード(A像データ)としてメモリ18に記憶される。例えば、時刻t13においてランプ信号の信号レベルとA信号の信号レベルVAとが同じレベルになったとすると、時刻t13におけるカウンタ22の出力値が、A像データとしてメモリ18に記憶される。
時刻t14から時刻t15において、第1実施形態と同様にしてA1+B1信号の読み出しを行う。増幅部44から出力された画素信号が信号レベルV(A1+B1)となった後、時刻t16において、ランプ信号発生器20は、演算増幅器56に出力するランプ信号の信号レベルの増加を開始する。演算増幅器56は、演算増幅器44から入力された信号レベルV(A1+B1)であるA1+B1信号と、ランプ信号発生器20から供給されたランプ信号との比較動作を開始する。
ランプ信号発生器20は、カウンタ22に同期して、ランプ信号のレベルを初期電圧値から徐々に増加していく。演算増幅器56は、ランプ信号の信号レベルがA1+B1信号の信号レベルV(A1+B1)と同じレベルに達したところで出力信号をLレベルからHレベルに遷移する。このタイミングでラッチされたカウンタ22の出力値が、A1+B1信号の信号レベルV(A1+B1)に対応するデジタルコード(A1+B1像データ)としてメモリ18に記憶される。例えば、時刻t14においてランプ信号の信号レベルとA1+B1信号の信号レベルV(A1+B1)とが同じレベルになったとすると、時刻t17におけるカウンタ22の出力値が、A1+B1像データとしてメモリ18に記憶される。
上述の手法により取得されるデジタルコードの信号レベルは、カウンタ22における計数結果であるカウント値によって決定される。カウント値は、演算増幅器からハイレベルの信号が出力されるまでの時間に依存するため、信号レベルが同じであってもランプ信号の傾きが異なれば、変化する。すなわち、入力信号の信号レベルが同じであってもランプ信号波形の傾きが異なれば、出力されるデジタルコードの変換ゲインは変化する。
例えば、時刻t14から出力される信号Aの取得のためのランプ信号が、図10に点線で示すより緩やかな波形を有していた場合、ランプ信号の信号レベルがA信号の信号レベルVAと同じレベルに達する時刻は、時刻t15よりも遅い時刻t15′となる。この結果、変換ゲインは大きくなり、取得されるデジタルコードの信号レベルは、増加することになる。
したがって、(A1+B1)信号の取得のために時刻t16から出力されるランプ信号の傾きよりもA信号の取得のために時刻t14から出力されるランプ信号の傾きを小さくすることにより、A信号に対してゲイン補正を行ったA1信号の取得が可能となる。すなわち、A像信号に対応するデジタルコード(A像データ)を、A1像信号に対応するデジタルコード(A1像データ)へと変換するデジタルゲイン補正を行うことができる。
すなわち、撮像装置のシャッタースピード設定値に応じて、A信号の取得時のランプ信号の傾きを、A1+B1信号の取得時のランプ信号の傾きに対して適宜設定することにより、焦点検出用信号の出力ゲイン補正を行うことができる。A信号の取得のためのランプ信号の傾きとA+B信号の取得のためのランプ信号の傾きとの比が、前述の補正係数kに対応する。
このように、本実施形態によれば、焦点検出用信号の読み出し時間差に起因する位相差誤差を適切に補正することができる。これにより、焦点検出精度を向上した高性能の撮像装置を実現することができる。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、A信号と(A1+B1)信号とを取得した後、A信号を補正してA1信号を算出したが、(A1+B1)信号を補正して(A+B)信号を算出するようにしてもよい。この場合、(A1+B1)信号に対して1/kのゲインをかければよい。信号レベル補正では、出力レベル差のない2つの焦点検出用信号を取得できればよいので、補正する信号はどちらであってもよい。また、2つの信号を異なるゲインで補正して、出力レベル差のない2つの焦点検出用信号を取得するようにしてもよい。
また、焦点検出用信号のゲイン補正を、第1実施形態ではカメラ信号処理回路105で行い、第2実施形態では増幅部44で行い、第3実施形態ではAD変換部52で行ったが、これらの2つ又は3つを組み合わせてもよい。例えば、増幅部44におけるゲイン補正とカメラ信号処理回路105でのゲイン補正とを行い、これらの組み合わせによって所望の補正係数kを実現するようにしてもよい。他の組み合わせについても同様である。また、上記実施形態では、1つの画素に含まれる光電変換素子(光電変換素子)が2つの場合を示したが、必ずしも2つである必要はなく、2つ以上であればよい。
また、上記実施形態では、フォトダイオード24Aのリセットとフォトダイオード24Bのリセットとを同時に行う場合について主に説明したが、フォトダイオード24Aのリセットとフォトダイオード24Bのリセットとは、必ずしも同時である必要はない。本発明は、A信号の読み出しまでの蓄積期間と、A+B信号或いはB信号の読み出しまでの蓄積期間とが異なる読み出し動作を行う場合に、広く適用することができる。
さらに、画素内読み出し回路の構成も、図1に示すものに限定されるものではない。また、上記実施形態は、本発明を適用しうる幾つかの態様を例示したものに過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜修正や変形を行うことを妨げるものではない。
10 画素
16 列読み出し回路
24A,24B 光電変換素子
26A,26B 転送MOSトランジスタ
28 リセットMOSトランジスタ
30 増幅MOSトランジスタ
32 選択MOSトランジスタ
44 増幅部
52 AD変換部
100 撮像装置
103 固体撮像素子
104 AD変換器
105 カメラ信号処理回路

Claims (9)

  1. 第1の光電変換素子と第2の光電変換素子と前記第1の光電変換素子と前記第2の光電変換素子に対して共通に設けられた1個のマイクロレンズと、フローティングディフュージョン領域を含む読み出し回路とを有する画素と、
    補正手段とを有する撮像装置であって、
    前記読み出し回路は、
    前記第1の光電変換素子において第1の蓄積期間に生成された第1の信号電荷の前記フローティングディフュージョン領域への転送と、
    前記第2の光電変換素子において、前記第1の蓄積期間を含むとともに前記第1の蓄積期間の後に終了する第2の蓄積期間に生成された第2の信号電荷の前記フローティングディフュージョン領域への転送と、
    前記第1の信号電荷に基づく信号である第1の焦点検出用信号と、前記第2の信号電荷に基づく信号である第2の焦点検出用信号との出力とを行い、
    前記補正手段は、前記第1の蓄積期間と前記第2の蓄積期間の長さの違いによる前記第1の焦点検出用信号と前記第2の焦点検出用信号との信号レベルの差を低減するように、前記第1の焦点検出用信号前記第2の焦点検出用信号の少なくとも一方を補正する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記補正手段は、前記第1の蓄積期間と、前記第2の蓄積期間との長さの比に応じて、前記第1の焦点検出用信号又は前記第2の焦点検出用信号の出力値をゲイン補正する
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 記画素から読み出した信号を増幅する増幅器を更に有し、
    前記補正手段は、前記増幅器のゲインを切り換えることにより、前記第1の焦点検出用信号又は前記第2の焦点検出用信号の出力値をゲイン補正する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 前記画素から読み出したアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換器を更に有し、
    前記補正手段は、前記第1の焦点検出用信号及び前記第2の焦点検出用信号をAD変換する際に変換ゲインを切り換えることにより、前記第1の焦点検出用信号又は前記第2の焦点検出用信号の出力値をゲイン補正する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  5. 前記第1の焦点検出用信号又は前記第2の焦点検出用信号を補正する際の補正係数は、シャッタースピードに基づいて定められている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記第2の焦点検出用信号は、前記第1の蓄積期間及び前記第1の蓄積期間の終了後から前記第2の蓄積期間の終了までの期間に前記第1の光電変換素子において生成された前記第1の信号電荷と、前記第2の蓄積期間に前記第2の光電変換素子において生成された前記第2の信号電荷に基づく
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記第2の焦点検出用信号は、画像形成用信号としても用いられる
    ことを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  8. 前記第2の焦点検出用信号は、前記第2の光電変換素子において生成された前記第2の信号電荷に基づく
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 第1の光電変換素子及び第2の光電変換素子と、前記第1の光電変換素子及び前記第2の光電変換素子に入射光を集光するマイクロレンズと、フローティングディフュージョン領域とを含む画素を有する撮像装置の駆動方法であって、
    記第1の光電変換素子において第1の蓄積期間に生成された第1の信号電荷を前記フローティングディフュージョン領域に転送するステップと、
    記第2の光電変換素子において、前記第1の蓄積期間を含むとともに前記第1の蓄積期間の後に終了する第2の蓄積期間に生成された第2の信号電荷を前記フローティングディフュージョン領域に転送するステップと、
    前記画素が前記第1の信号電荷に基づく信号である第1の焦点検出用信号と、前記第2の信号電荷に基づく信号である第2の焦点検出用信号との出力を行うステップと、
    前記第1の蓄積期間と前記第2の蓄積期間の長さの違いによる前記第1の焦点検出用信号と前記第2の焦点検出用信号との信号レベルの差を低減するように、前記第1の焦点検出用信号と前記第2の焦点検出用信号の少なくとも一方を補正するステップと
    を有することを特徴とする撮像装置の駆動方法。
JP2014135890A 2014-07-01 2014-07-01 撮像装置及びその駆動方法 Expired - Fee Related JP6403461B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014135890A JP6403461B2 (ja) 2014-07-01 2014-07-01 撮像装置及びその駆動方法
US14/748,757 US20160006917A1 (en) 2014-07-01 2015-06-24 Imaging device and method of driving imaging device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014135890A JP6403461B2 (ja) 2014-07-01 2014-07-01 撮像装置及びその駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016014729A JP2016014729A (ja) 2016-01-28
JP6403461B2 true JP6403461B2 (ja) 2018-10-10

Family

ID=55017912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014135890A Expired - Fee Related JP6403461B2 (ja) 2014-07-01 2014-07-01 撮像装置及びその駆動方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20160006917A1 (ja)
JP (1) JP6403461B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6478600B2 (ja) * 2014-12-04 2019-03-06 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
JP2017198943A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 キヤノン株式会社 撮像装置および撮像装置の制御方法
CN109478557B (zh) * 2016-08-03 2023-07-28 株式会社半导体能源研究所 摄像装置、摄像模块、电子设备及摄像系统

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3250572B2 (ja) * 1992-10-19 2002-01-28 ソニー株式会社 固体撮像装置とその駆動方法
JP4112106B2 (ja) * 1999-02-02 2008-07-02 オリンパス株式会社 撮像装置
JP4024057B2 (ja) * 2002-03-06 2007-12-19 富士フイルム株式会社 デジタルカメラ
JP2007158692A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Nikon Corp 固体撮像素子及びこれを用いた電子カメラ
JP4306750B2 (ja) * 2007-03-14 2009-08-05 ソニー株式会社 撮像装置、撮像方法、露光制御方法、プログラム
JP5094607B2 (ja) * 2008-07-16 2012-12-12 キヤノン株式会社 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP5489641B2 (ja) * 2008-11-11 2014-05-14 キヤノン株式会社 焦点検出装置及びその制御方法
JP5249136B2 (ja) * 2009-06-11 2013-07-31 キヤノン株式会社 撮像装置
JP2011059337A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Fujifilm Corp 撮像装置
JP5682196B2 (ja) * 2010-09-22 2015-03-11 セイコーエプソン株式会社 画像補正回路、撮影装置および画像補正プログラム
JP5762199B2 (ja) * 2011-07-28 2015-08-12 キヤノン株式会社 固体撮像装置
JP5888914B2 (ja) * 2011-09-22 2016-03-22 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
JP5755111B2 (ja) * 2011-11-14 2015-07-29 キヤノン株式会社 撮像装置の駆動方法
JP6164846B2 (ja) * 2012-03-01 2017-07-19 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像システム、撮像装置の駆動方法
JP5979961B2 (ja) * 2012-05-07 2016-08-31 キヤノン株式会社 焦点検出装置、焦点検出方法及び撮像装置
EP2738812B8 (en) * 2012-11-29 2018-07-18 ams Sensors Belgium BVBA A pixel array

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016014729A (ja) 2016-01-28
US20160006917A1 (en) 2016-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6482186B2 (ja) 撮像装置及びその駆動方法
US9894295B2 (en) Imaging device and imaging system
US10205894B2 (en) Imaging device and imaging system
JP5858695B2 (ja) 固体撮像装置及び固体撮像装置の駆動方法
JP6735582B2 (ja) 撮像素子およびその駆動方法、および撮像装置
JP4380439B2 (ja) データ処理方法およびデータ処理装置並びに物理量分布検知の半導体装置および電子機器
JP4389959B2 (ja) 固体撮像装置、固体撮像装置の信号処理方法および撮像装置
US20140340555A1 (en) Image sensing apparatus
JP5257134B2 (ja) 固体撮像素子およびそれを備えた撮像装置
US9794497B2 (en) Solid-state imaging device controlling read-out of signals from pixels in first and second areas
JP2018082261A (ja) 撮像素子
JP6362511B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP6403461B2 (ja) 撮像装置及びその駆動方法
JP2015142351A (ja) 撮像装置、撮像システム
US20110155890A1 (en) Solid-state imaging device
JP2017216626A (ja) 撮像素子及びその制御方法、撮像装置及びその制御方法
US9743030B2 (en) Driving method for image pickup apparatus, and image pickup apparatus
JP2012175690A (ja) 固体撮像素子
JP2011176520A (ja) 固体撮像装置およびその駆動方法
JP2007013362A (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2011109612A (ja) 固体撮像装置
JP2018098698A (ja) 撮像素子
US9906750B2 (en) Image pickup device driving method, image pickup device, and image pickup system using reset cancellation
JP2010147834A (ja) 固体撮像素子、撮像装置及び固体撮像素子の制御方法
JP2016052055A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170627

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20171214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180117

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180814

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180911

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6403461

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees