JP2018098698A - 撮像素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の撮像素子では、画素回路からの信号読み出し経路上で信号に重畳されるノイズの影響を低減することが出来ない問題がある。
【解決手段】一実施の形態によれば、撮像素子は、画素回路から出力される信号をサンプリングする第1のサンプルホールド回路51と、第1のサンプルホールド回路51で保持された信号を増幅するバッファ回路52と、バッファ回路52が出力する信号をサンプリングする第2のサンプルホールド回路53と、を有し、画素回路から出力される信号を第1のサンプルホールド回路51、バッファ回路52、第2のサンプルホールド回路53の順に通過させてアナログデジタル変換回路24に伝達することで、画素回路が出力した信号のデジタル値を得る。
【選択図】図3

Description

本発明は撮像素子に関し、例えばフローティングディフュージョンをリセットした際に得られるダークレベル信号と、受光素子の受光量に応じて出力される撮像信号と、を読み出して、読み出した2つの信号の差分に基づき画素で得られた信号の信号レベルに応じたデジタル値を出力する撮像素子に関する。
撮像素子の回路構成の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の回路構成では、撮像素子は、フォトダイオードと、その光電流量に応じた光電流検出信号、及び、その暗電流量に応じた暗電流検出信号を各々保持する信号保持回路と、信号保持回路から順次入力される光電流検出信号と暗電流検出信号を各々緩衝増幅して順次出力するバッファと、バッファから順次入力される光電流検出信号と暗電流検出信号の差分信号を生成する信号減算回路と、差分信号を保持して出力するサンプルホールド回路14と、を有する。
特開2009−253930号公報
しかしながら、特許文献1に記載の撮像素子では、光電流検出信号と暗電流検出信号とが、それぞれが、スイッチを含む異なる信号経路を経由する。また、異なるスイッチをオン・オフさせた場合、プロセスのバラツキ等に起因して、スイッチ毎に異なる波形のノイズが発生する。そのため、特許文献1に記載の撮像素子では、光電流検出信号と暗電流検出信号とに異なる波形のノイズが重畳され、このノイズは、光電流検出信号と暗電流検出信号との差分信号を生成した際に残存ノイズとして残ってしまう。つまり、特許文献1に記載の撮像素子では、残存ノイズにより画質の劣化を招くという問題があった。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、撮像素子は、画素回路から出力される信号をサンプリングする第1のサンプルホールド回路と、第1のサンプルホールド回路で保持された信号を増幅するバッファ回路と、バッファ回路が出力する信号をサンプリングする第2のサンプルホールド回路と、を有し、画素回路から出力される信号を第1のサンプルホールド回路、バッファ回路、第2のサンプルホールド回路の順に通過させてアナログデジタル変換回路に伝達することで、画素回路が出力した信号のデジタル値を得る。
前記一実施の形態によれば、撮像素子から得られるデジタル値から生成される画像の画質を向上させることができる。
実施の形態1にかかる撮像素子を含むカメラシステムのブロック図である。 実施の形態1にかかる撮像素子のフロアレイアウトの概略図である。 実施の形態1にかかる撮像素子の画素回路、画素電流源及び増幅回路の回路図である。 実施の形態1にかかる撮像素子のAD変換回路のブロック図である。 実施の形態1にかかる撮像素子のタイミング制御回路の回路図である。 実施の形態1にかかる撮像素子の前段サンプルホールド回路、バッファ回路及び後段サンプルホールド回路の第1の例を示す回路図である。 実施の形態1にかかる撮像素子の画素読み出し動作を簡単に説明するタイミングチャートである。 実施の形態1にかかる撮像素子の画素読み出し動作を詳細に説明するタイミングチャートである。 実施の形態1にかかる撮像素子の前段サンプルホールド回路、バッファ回路及び後段サンプルホールド回路の第2の例を示す回路図である。 実施の形態1にかかる撮像素子の前段サンプルホールド回路、バッファ回路及び後段サンプルホールド回路の第3の例を示す回路図である。 実施の形態2にかかる撮像素子の画素回路、画素電流源及び増幅回路の回路図である。 実施の形態2にかかる撮像素子の画素読み出し動作を簡単に説明するタイミングチャートである。 実施の形態2にかかる撮像素子の画素読み出し動作を詳細に説明するタイミングチャートである。 実施の形態3にかかる撮像素子の画素回路、画素電流源及び増幅回路の回路図である。 実施の形態4にかかる撮像素子の画素回路、画素電流源及び増幅回路の回路図である。 実施の形態4にかかる撮像素子の画素読み出し動作を詳細に説明するタイミングチャートである。 実施の形態5にかかる撮像素子の画素回路、画素電流源及び増幅回路の回路図である。 実施の形態5にかかる撮像素子の画素読み出し動作を詳細に説明するタイミングチャートである。 実施の形態6にかかる撮像素子の画素回路、画素電流源及び増幅回路の回路図である。 実施の形態7にかかる撮像素子の画素回路、画素電流源及び増幅回路の回路図である。 実施の形態7にかかる撮像素子の画素読み出し動作を詳細に説明するタイミングチャートである。
実施の形態1
説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
図1に実施の形態1にかかるカメラシステム1のブロック図を示す。図1に示すように、カメラシステム1は、ズームレンズ11、絞り機構12、固定レンズ13、フォーカスレンズ14、撮像素子15、ズームレンズアクチュエータ16、フォーカスレンズアクチュエータ17、信号処理回路18、システム制御MCU19、モニタ、記憶装置を有する。ここで、モニタ及び記憶装置は、カメラシステム1で撮影した画像を確認及び記憶するものであり、これらをカメラシステム1とは切り離した別のシステム上に設けても良い。
ズームレンズ11、絞り機構12、固定レンズ13及びフォーカスレンズ14は、カメラシステム1のレンズ群を構成する。ズームレンズ11は、ズームアクチュエータ16により位置の変更が行われる。フォーカスレンズ14は、フォーカスアクチュエータ17により位置の変更が行われる。そして、カメラシステム1では、各種アクチュエータによりレンズを移動させることでズーム倍率、フォーカスを変更し、かつ、絞り機構12を動作させることで入射光量を変更する。
ズームアクチュエータ16は、システム制御MCU19が出力するズーム制御信号SZCに基づきズームレンズ11を移動させる。フォーカスアクチュエータ17は、フォーカスアクチュエータ17は、システム制御MCU19が出力するフォーカス制御信号SFCに基づきフォーカスレンズ14を移動させる。絞り機構12は、システム制御MCU19が出力する絞り制御信号SDCにより絞り量を調節する。
撮像素子15は、例えば、フォトダイオード等の受光素子を有し、当該受光素子から得られた受光画素情報をデジタル値に変換して画像情報Doを出力する。また、撮像素子15は、撮像素子15が出力する画像情報Doを解析して画像情報Doの特徴を表す画像特徴情報DCIを出力する。この画像特徴情報DCIには、後述するオートフォーカス処理において取得される2つの画像が含まれる。さらに、撮像素子15は、モジュール制御MCU18から与えられるセンサ制御信号SSCに基づき画像情報Doの画素毎のゲイン制御、画像情報Doの露光制御、及び、画像情報DoのHDR(High Dynamic Range)制御を行う。撮像素子15の詳細については後述する。
信号処理回路18は、撮像素子15から受信した画像情報Doに画像補正等の画像処理を施して画像データDimgを出力する。信号処理回路18は、受信した画像情報Doを解析して色空間情報DCDを出力する。色空間情報DCDには、例えば、画像情報Doの輝度情報、及び、色情報が含まれる。
システム制御MCU19は、撮像素子15から出力される画像特徴情報DCIに基づきレンズ群のフォーカスを制御する。より具体的には、システム制御MCU19は、フォーカス制御信号SFCをフォーカスアクチュエータ17に出力することでレンズ群のフォーカスを制御する。システム制御MCU19は、絞り制御信号SDCを絞り機構12に出力して絞り機構12の絞り量を調節する。さらに、システム制御MCU19は、外部から与えられるズーム指示に従ってズーム制御信号SZCを生成し、ズーム制御信号SZCをズームアクチュエータ16に出力することでレンズ群のズーム倍率を制御する。
より具体的には、ズームアクチュエータ16によりズームレンズ11を移動することでフォーカスがずれる。そこで、システム制御MCU19は、撮像素子15から得た画像特徴情報DCIに含まれる2つの画像に基づき2つの物体像間の位置的位相差を算出し、この位置的位相差に基づきレンズ群のデフォーカス量を算出する。システム制御MCU19は、このデフォーカス量に応じて自動的にフォーカスを合わせる。この処理がオートフォーカス制御である。
また、システム制御MCU19は、信号処理回路18が出力する色空間情報DCDに含まれる輝度情報に基づき撮像素子15の露出設定を指示する露出制御値を算出して、信号処理回路18から出力される色空間情報DCDに含まれる輝度情報が露出制御値に近づくように撮像素子15の露光設定及びゲイン設定を制御する。このとき、システム制御MCU19は、露出を変更する際に絞り機構12の制御値を算出しても良い。
また、システム制御MCU19は、ユーザーからの指示に基づき画像データDimgの輝度或いは色を調整する色空間制御信号SICを出力する。なお、システム制御MCU19は、信号処理回路18から取得した色空間情報DCDとユーザーから与えられた情報との差分に基づき色空間制御信号SICを生成する。
実施の形態1にかかるカメラシステム1では、センサ15内においてフォトダイオードから画素情報を読み出す際の制御方法に特徴の1つを有する。そこで、以下では、撮像素子15についてより詳細に説明する。
図2に実施の形態1にかかる撮像素子15のフロアレイアウトの一部の概略図を示す。図2では、撮像素子15のフロアレイアウトのうち画素垂直制御部20、画素アレイ21、画素電流源22、増幅回路23、アナログデジタル変換回路24、画素値生成回路(例えば、CDS(Correlated Double Sampling)回路)25、水平転送回路26、タイミングジェネレータ27、出力制御部28、出力インタフェース29のフロアレイアウトのみを示した。
画素垂直制御部20は、画素アレイ21に格子状に配置される画素回路の動作を行毎に制御する。画素電流源22は、画素アレイ21に配置される画素回路の列毎に設けられる電流源を有する。増幅回路23は、画素回路から読み出した信号の増幅及びゲイン調整を行う。アナログデジタル変換回路24は、増幅回路23でゲイン調整された信号をデジタル値に変換する。CDS回路25は、画素回路内のフローティングディフュージョンをリセットした際に得られるダークレベル信号に対応するダークレベル値と、画素回路が受光量に応じて出力する撮像信号の信号レベルに対応するピクセル値と、の差分値を画素値として出力する。また、CDS回路25が出力する画素値は、画素情報となる。CDS回路25により撮像信号に重畳されているノイズが除去される。水平転送回路26は、CDS回路25でノイズ除去された画素情報を出力制御部28に近い方から順に出力制御部28に転送する。タイミングジェネレータ27は、画素垂直制御部20、画素電流源22、増幅回路23、AD変換回路24、CDS回路25が動作するタイミングを制御する。出力制御部28は、水平転送回路26により転送された画素情報を出力インタフェース29に出力する。出力インタフェース29は、撮像素子15の出力インタフェース回路である。
実施の形態1にかかる撮像素子では、増幅回路23に特徴の1つを有する。そこで、以下では増幅回路23について詳細に説明する。図3に実施の形態1にかかる画素アレイ21、画素電流源22及び増幅回路23の回路図を示す。図3では、画素回路の各素子に与える制御信号及び画素電流源22、増幅回路23に与える制御信号を説明するために画素垂直制御部20及びタイミング制御回路(例えば、タイミングジェネレータ27)を示した。また、図3では、増幅回路23の後段に設けられるアナログデジタル変換回路24についても回路の全体像を説明するために示した。なお、図3では、1つの画素列に関する回路のみを示した。図3では、以下の説明で用いる電圧を示す符号を括弧内に示した。
図3に示すように、実施の形態1にかかる画素アレイ21は、1本の垂直信号線SLに対してn個の画素回路(図3中の画素回路31〜3n)が設けられる。画素回路31〜3nは同じ回路であるため、図3では、画素回路31のみ詳細な回路を示した。画素回路31は、予め設定されたリセットレベルに応じた信号レベルを有するダークレベル信号と、受光素子(例えば、フォトダイオード)の受光量に応じた信号レベルを有する撮像信号と、を異なるタイミングで出力する。画素回路31は、光電変換素子(例えば、フォトダイオード41)、転送トランジスタ42、リセットトランジスタ43、増幅トランジスタ44、選択トランジスタ45を有する。
フォトダイオード41は、撮像素子15に入射する光の光量に応じた電荷を生成する。転送トランジスタ42は、NMOSトランジスタであり、フォトダイオード41から電荷を読み出す。転送トランジスタ42は、ソースにフォトダイオード41が接続され、ドレインがフローティングディフュージョンFDに接続され、ゲートに読み出し制御信号TX1が与えられる。フローティングディフュージョンFDは、転送トランジスタ42を介して読み出された電荷を蓄積する。リセットトランジスタ43は、NMOSトランジスタであり、フローティングディフュージョンFDと電源配線PWRとの間に接続される。リセットトランジスタ43のゲートには、リセット制御信号RST1が与えられる。増幅トランジスタ43は、NMOSトランジスタであり、フローティングディフュージョンFDがゲートに接続され、ドレインに電源配線PWRが接続され、ソースが出力配線に接続される。そして、増幅トランジスタ44は、フローティングディフュージョンFDに蓄積された電荷量に応じた電圧を有する画素情報Vopxを出力する。選択トランジスタ45は、NMOSトランジスタであり、増幅トランジスタ44のソースと垂直信号線SLとの間に設けられ、ゲートに選択信号SEL1が与えられる。
また、垂直信号線SLには寄生容量CvsLが形成される。この寄生容量CvsLは垂直信号線SLの配線容量である。垂直信号線SLの端部には、画素電流源22が設けられる。画素電流源22は、スイッチSWipx及び定電流源46を有する。スイッチSWipxは、定電流源46と垂直信号線SLとの間に設けられる。定電流源46は、垂直信号線SLから定電流の引き抜きを行う。
増幅回路23は、第1のサンプルホールド回路(例えば、前段サンプルホールド回路51)、バッファ回路52、第2のサンプルホールド回路(例えば、後段サンプルホールド回路53)を有する。
前段サンプルホールド回路51は、画素回路31〜3nから出力される信号を垂直信号線SLを介して受信し、受信した信号をサンプリングする。前段サンプルホールド回路51は、スイッチSWshf、コンデンサCshfを有する。スイッチSWshfは、垂直信号線SLを介して入力される信号の入力端と、後段回路に接続される出力端との間に設けられる。コンデンサCshfは、出力端と接地配線との間に設けられる。スイッチSWshfは、タイミングジェネレータ27が出力する第1のサンプルホールド制御信号Sswshbにより開閉状態が制御される。
バッファ回路52は、第1のサンプルホールド回路で保持された信号を増幅する。より具体的には、バッファ回路52は、コンデンサCshfに保持された電荷の流出を防止しながら、後段の後段サンプルホールド回路53にコンデンサCshfに保持された電圧値を伝達する。
後段サンプルホールド回路53は、バッファ回路52が出力する信号をサンプリングする。後段サンプルホールド回路53は、スイッチSWshb、コンデンサCshbを有する。スイッチSWshbは、バッファ回路52の出力端子が接続される信号の入力端と、後段回路に接続される出力端との間に設けられる。コンデンサCshbは、出力端と接地配線との間に設けられる。スイッチSWshbは、タイミングジェネレータ27が出力する第2のサンプルホールド制御信号Sswshbにより開閉状態が制御される。
アナログデジタル変換回路24は、第2のサンプルホールド回路53に保持された信号に応じたデジタル値を生成する。タイミングジェネレータ27は、前段サンプルホールド回路51と後段サンプルホールド回路53のサンプリング動作及びホールド動作を制御する。タイミングジェネレータ27は、サンプリング動作とホールド動作とを制御する信号として第1のサンプルホールド制御信号Sswshf及び第2のサンプルホールド制御信号Sswshbを出力する。なお、図3で示したタイミングジェネレータ27は、タイミングジェネレータ27全体のうち第1のサンプルホールド制御信号Sswshf及び第2のサンプルホールド制御信号Sswshbを出力する部分のみである。
なお、図4に実施の形態1にかかるアナログデジタル変換回路24のブロック図をしめす。図4に示すようにアナログデジタル変換回路24は、ランプ信号生成回路Vramp、比較器CMP、カウンタCNTを有する。アナログデジタル変換回路24では、ランプ信号生成回路Vrampが予め決められた電圧値から時間と共に電圧が低下するランプ信号を生成する。そして、比較器CMPにおいて後段サンプルホールド回路53が出力するホールド信号Vshとランプ信号とを比較して、ランプ信号の電圧変化の開始タイミングから比較器CMPの出力が反転するまでの時間をカウンタCNTでカウントする。そして、このカウント値が、ダークレベル値或いはピクセル値となる。
また、図4では、アナログデジタル変換回路24の後段に配置されるCDS回路25及び出力回路26を示した。CDS回路25はダークレベル値とピクセル値との差分を算出し、算出した値を画素で取得された出力値として出力する。出力回路26は、CDS回路25が出力した出力値を更に後段の回路に伝達する。
ここで、タイミングジェネレータ27及び増幅回路23についてより詳細に説明する。まず、図5に実施の形態1にかかる撮像素子のタイミングジェネレータ27の回路図を示す。図5に示すように、インバータ61〜63、NAND回路64、65を有する。
インバータ61は、クロック信号CLKが入力され、入力されたクロック信号を反転して出力する。インバータ62は、インバータ61の後段に配置され、インバータ61が出力するクロック信号CLKをさらに反転して出力する。インバータ63は、インバータ62の後段に配置され、インバータ62が出力するクロック信号CLKをさらに反転して出力する。
NAND回路64は、インバータ61に入力されるクロック信号CLKとインバータ62が出力するクロック信号CLKとの反転論理和を演算して、演算結果を第1のサンプルホールド制御信号Sswshfとして出力する。NAND回路66は、インバータ61が出力するクロック信号CLKとインバータ63が出力するクロック信号CLKとの反転論理和を演算して、演算結果を第2のサンプルホールド制御信号Sswshbとして出力する。
上記回路構成を有することで、タイミングジェネレータ27は、前段サンプルホールド回路51及び後段サンプルホールド回路53をサンプリング動作とホールド動作とを連続したタイミングで交互に実施するように制御を行う。
より具体的には、タイミングジェネレータ27は、ダークレベル信号に関する前段サンプルホールド回路51によるサンプリング動作と後段サンプルホールド回路53によるサンプリング動作とを連続した異なるタイミングで実施し、後段サンプルホールド回路53がダークレベル信号をホールドしている期間に前段サンプルホールド回路51による撮像信号のサンプリング動作を実施し、後段サンプルホールド回路53による撮像信号のサンプリング動作を前段サンプルホールド回路51による撮像信号のサンプリング動作の後の連続した異なるタイミングで実施するように、前段サンプルホールド回路51及び後段サンプルホールド回路53を制御する。
続いて、図6に実施の形態1にかかる撮像素子の前段サンプルホールド回路51、バッファ回路52及び後段サンプルホールド回路53の第1の例を示す回路図を示す。図6に示すように、前段サンプルホールド回路51は、スイッチSWshfに対応するスイッチトランジスタと、コンデンサCshfと、を有する。スイッチSWshfは、NMOSトランジスタであり、ドレインが垂直信号線SLに接続され、ソースがバッファ回路52に接続される。コンデンサCshfは、一端がスイッチSWshfのソースに接続され、他端が接地配線に接続される。スイッチSWshfのドレインには、画素情報Vopxが入力される。この画素情報Vopxは、画素回路31の動作タイミングに応じてダークレベル信号又は撮像信号となるものである。
バッファ回路52は、増幅トランジスタMA1と、電流源IS1と、を有する。増幅トランジスタMA1は、ゲートに前段サンプルホールド回路51のコンデンサCshfにホールドされた電圧信号が入力される。増幅トランジスタMA1のドレインは、電源配線に接続される。増幅トランジスタMA1のソースは、電流源IS1を介して接地配線に接続される。電流源IS1は、定電流源である。また、増幅トランジスタMA1のソースは、バッファ回路52の出力端子となる。つまり、バッファ回路52は、増幅トランジスタMA1によりソースフォロワ回路を構成する。
後段サンプルホールド回路53は、スイッチSWshbに対応するスイッチトランジスタと、コンデンサCshbと、を有する。スイッチSWshbは、NMOSトランジスタであり、ドレインがバッファ回路52の出力端子に接続され、ソースが後段に配置されるアナログデジタル変換回路24に接続される。コンデンサCshbは、一端がスイッチSWshfのソースに接続され、他端が接地配線に接続される。スイッチSWshbのドレインには、バッファ回路52の出力信号が入力される。バッファ回路52は、コンデンサCshbにホールドされた電荷に基づき生成される電圧をホールド信号Vshとして出力する。このホールド信号Vshの電圧レベルは、画素回路31の動作タイミングに応じてダークレベル信号の電圧レベル又は撮像信号の電圧レベルとなるものである。
ここで、前段サンプルホールド回路51のスイッチSWshfには、ゲートとソースとの間に寄生容量Cswfが存在する。また、後段サンプルホールド回路53のスイッチSWshbには、ゲートとソースとの間に寄生容量Cswbが存在する。2つのスイッチは、ゲートに入力される矩形波により開閉状態が制御される。そのため、このスイッチの開閉状態の切り替わりが行われると寄生容量Cshf、Cshbに起因して、各サンプルホールド回路でホールドされている信号にノイズ重畳される。実施の形態1にかかる撮像素子15では、ダークレベル信号と撮像信号とを増幅回路23を介した同じ経路によりアナログデジタル変換回路24に伝達することで、ダークレベル信号及び撮像信号に重畳されるノイズが同じ波形となる。そして、実施の形態1にかかる撮像素子15では、アナログデジタル変換回路24の後段で行われる処理で、ダークレベル信号に対応するダークレベル値と、撮像信号の信号レベルに対応するピクセル値と、の差分を画素値とする演算を行うことで、スイッチSWshf及びスイッチSWshbで生じるノイズをキャンセルする。
そこで、実施の形態1にかかる撮像素子15の動作について説明する。図7に実施の形態1にかかる撮像素子の画素読み出し動作を簡単に説明するタイミングチャートを示す。図7に示すタイミングチャートは、処理の流れを示すもので有り、各処理の長さ等は考慮されていないものである。また、図7に示す動作は、1画素分の画素回路からの画素情報の読み出しを示すものである。
図7に示すように、実施の形態1にかかる撮像素子15では、画素回路は、4つの動作を経て撮像信号を出力する。第1の動作は、フローティングデュフュージョンのリセット処理(FDリセット)である。第2の動作は、垂直信号線SL及びコンデンサCshfの電圧レベルを、リセット処理により生じたダークレベル信号の電圧レベルに静定させるダークレベル信号静定処理である。第3の動作は、フォトダイオードからフローティングディフュージョンに電荷を転送する転送処理である。第4の処理は、垂直信号線SL及びコンデンサCshfの電圧レベルを、転送処理により生じた撮像信号の電圧レベルに静定させる撮像信号静定処理である。
実施の形態1にかかる撮像素子15では、上記画素回路の動作に応じて、前段サンプルホールド回路51及びバッファ回路52のサンプリング動作とホールド動作とを制御する。具体的には、画素回路が第1の動作を行っているときの前段サンプルホールド回路51及びバッファ回路52の動作以下のようになる。この期間では、前段サンプルホールド回路51はスイッチSWshfをオフしてそれ以前の期間にサンプリングした撮像信号をホールドする。また、後段サンプルホールド回路53は、スイッチSWshbをオンさせて、前段サンプルホールド回路51がホールドしている撮像信号をサンプリングする。また、後段サンプルホールド回路53によるサンプリング動作が行われている期間は、後段サンプルホールド回路53が出力するホールド信号Vshが変動するため、アナログデジタル変換回路24は変換処理を行わない。
また、画素回路が第2の動作を行っているときの前段サンプルホールド回路51及びバッファ回路52の動作は以下のようになる。この期間では、垂直信号線SLの電圧がダークレベル信号の電圧レベルに変化する。そのため、この期間では、前段サンプルホールド回路51は、スイッチSWshfをオンして、ダークレベル信号をサンプリングする。また、後段サンプルホールド回路53は、スイッチSWshbをオフさせて、それ以前の期間でサンプリングした撮像信号をホールドする。また、後段サンプルホールド回路53によるホールド動作が行われている期間は、後段サンプルホールド回路53が出力するホールド信号Vshが安定しているため、アナログデジタル変換回路24は後段サンプルホールド回路53でホールドされている撮像信号の変換処理を行う。
また、画素回路が第3の動作を行っているときの前段サンプルホールド回路51及びバッファ回路52の動作以下のようになる。この期間では、前段サンプルホールド回路51はスイッチSWshfをオフしてそれ以前の期間にサンプリングしたダークレベル信号をホールドする。また、後段サンプルホールド回路53は、スイッチSWshbをオンさせて、前段サンプルホールド回路51がホールドしているダークレベル信号をサンプリングする。また、後段サンプルホールド回路53によるサンプリング動作が行われている期間は、後段サンプルホールド回路53が出力するホールド信号Vshが変動するため、アナログデジタル変換回路24は変換処理を行わない。
また、画素回路が第4の動作を行っているときの前段サンプルホールド回路51及びバッファ回路52の動作以下のようになる。この期間では、垂直信号線SLの電圧が撮像信号の電圧レベルに変化する。そのため、この期間では、前段サンプルホールド回路51は、スイッチSWshfをオンして、撮像信号をサンプリングする。また、後段サンプルホールド回路53は、スイッチSWshbをオフさせて、それ以前の期間でサンプリングしたダークレベル信号をホールドする。また、後段サンプルホールド回路53によるホールド動作が行われている期間は、後段サンプルホールド回路53が出力するホールド信号Vshが安定しているため、アナログデジタル変換回路24は後段サンプルホールド回路53でホールドされているダークレベル信号の変換処理を行う。
つまり、実施の形態1にかかる撮像素子15では、前段サンプルホールド回路51と後段サンプルホールド回路53とで、交互にサンプリング動作とホールド動作とを繰り返す。これにより、実施の形態1にかかる撮像素子15は、後段サンプルホールド回路53にホールドされている信号のアナログデジタル変換処理と、前段サンプルホールド回路51による信号のサンプリング動作と、を並列して行う。
続いて、実施の形態1にかかる撮像素子15の動作について更に詳細に説明する。そこで、図8に実施の形態1にかかる撮像素子の画素読み出し動作を詳細に説明するタイミングチャートを示す。図8に示す例では、画素回路31と画素回路32から撮像信号を読み出す場合の撮像素子15の動作を示すものである。
図8に示すように、実施の形態1にかかる撮像素子15では、まず、読み出す順番に画素回路に含まれるフォトダイオードをリセット電圧とするPDリセット処理を行う。図8に示す例では、リセットトランジスタ43と転送トランジスタ42とが同時にオン状態となる期間がPDリセットを行う期間である。このPDリセット処理が終了すると、リセットトランジスタ43と転送トランジスタ42とがオフされ、フォトダイオード毎の露光処理が始まる。
そして、フォトダイオードの露光期間中に、画素回路内でリセットトランジスタ43をオン、転送トランジスタ42をオフに制御してフローティングディフュージョンのリセット処理(以下FDリセット処理と称す)が画素回路毎に異なるタイミングで行われる。画素回路は、FDリセット処理の後に、選択トランジスタ45をオンすることで、まず、リセット電圧に相当する電圧レベルを有するダークレベル信号を垂直信号線SLに出力する。また、ダークレベル信号を出力した後に、選択トランジスタ45をオン状態を維持しながら転送トランジスタ42をオンさせることで、画素回路は撮像信号を垂直信号線SLに出力する。
ここで、実施の形態1にかかる撮像素子15では、画素回路31の選択トランジスタ45がオンした後の期間T11〜期間T14(及び期間T22以降の期間)において、図7を用いて説明した第1の動作から第4の動作を行うことで、ダークレベル信号に対応するダークレベル値と、撮像信号の信号レベルに対応するピクセル値と、を得る。なお、図7では、格子状に配置される画素回路のうち1行目に配置される画素回路31から読み出し処理を開始する例を示したものであり、1行目の読み出し処理に対応する期間T1〜T4の処理については他の期間と若干の違いが有る。
具体的には、画素回路31の読み出し処理を行う場合には、前段サンプルホールド回路51及び後段サンプルホールド回路53にサンプリング又はホールドされている信号がないため、期間T1〜T4では、前段サンプルホールド回路51及び後段サンプルホールド回路53のサンプリング動作及びホールド動作が並列して行われない場合がある。
期間T1では、画素回路31のフローティングディフュージョンのリセット処理が行われる。このとき、前段サンプルホールド回路51及び後段サンプルホールド回路53には、サンプリング又はホールドされた信号は存在しない。
期間T2では、画素回路31の選択トランジスタ45及びスイッチSWshfをオン状態、かつ、スイッチSWshbをオフ状態に制御して、垂直信号線SL及びコンデンサCshbの電圧レベルを画素回路31が出力するダークレベル信号Dark1の電圧レベルに静定する。つまり、期間T2では、コンデンサCshfへのダークレベル信号Dark1のサンプリングが行われる。
期間T3では、スイッチSWshfをオフ状態、かつ、スイッチSWshbをオン状態とすることで、コンデンサCshbでホールドされたダークレベル信号Dark1の信号レベルをコンデンサCshbがサンプリングする。また、期間T3では、選択トランジスタ45をオン状態としたまま、画素回路32の転送トランジスタ42をオンさせることで、画素回路31から垂直信号線SLに撮像信号Sig1が出力され、垂直信号線SLが撮像信号Sig1の電圧レベルに静定される。
期間T4では、コンデンサCshbでホールドされたダークレベル信号Dark1に相当するホールド信号Vshに対してアナログデジタル変換処理を行う。また、期間T4では、スイッチSWshfをオン状態、かつ、スイッチSWshbをオフ状態とすることで、コンデンサCshfへの撮像信号Sig1のサンプリングが行われる。また、期間T4が終了するタイミングで画素回路31の選択トランジスタ45はオン状態からオフ状態に切り替えられる。
期間T11で行われる動作は、図7で説明した第1の動作である。期間T11では、画素回路32のフローティングディフュージョンのリセット処理が行われる。また、期間T11では、スイッチSWshfをオフ状態、かつ、スイッチSWshbをオン状態とすることでコンデンサCshbでホールドされた撮像信号Sig1の信号レベルをコンデンサCshbがサンプリングする。これにより、後段サンプルホールド回路53が出力するホールド信号Vshが撮像信号Sig1の電圧レベルとなる。
期間T12で行われる動作は、図7で説明した第2の動作である。期間T12では、画素回路32の選択トランジスタ45及びスイッチSWshfをオン状態、かつ、スイッチSWshbをオフ状態に制御して、垂直信号線SL及びコンデンサCshbの電圧レベルを画素回路32が出力するダークレベル信号Dark2の電圧レベルに静定する。つまり、期間T12では、コンデンサCshfへのダークレベル信号Dark2のサンプリングが行われる。また、期間T12では、コンデンサCshbが撮像信号Sig1をホールドしているため、撮像信号Sig1に対するアナログデジタル変換処理が行われる。
期間T13で行われる動作は、図7で説明した第3の動作である。期間T13では、スイッチSWshfをオフ状態、かつ、スイッチSWshbをオン状態とすることで、コンデンサCshbでホールドされたダークレベル信号Dark2の信号レベルをコンデンサCshbがサンプリングする。また、期間T13では、選択トランジスタ45をオン状態としたまま、画素回路32の転送トランジスタ42をオンさせることで、画素回路32から垂直信号線SLに撮像信号Sig2が出力され、垂直信号線SLが撮像信号Sig2の電圧レベルに静定される。
期間T14で行われる動作は、図7で説明した第4の動作である。期間T14では、コンデンサCshbでホールドされたダークレベル信号Dark2に相当するホールド信号Vshに対してアナログデジタル変換処理を行う。また、期間T14では、スイッチSWshfをオン状態、かつ、スイッチSWshbをオフ状態とすることで、コンデンサCshfへの撮像信号Sig2のサンプリングが行われる。また、期間T14が終了するタイミングで画素回路32の選択トランジスタ45はオン状態からオフ状態に切り替えられる。
期間T14以降は、動作を読み出し対象とする画素回路を変えながら期間T11〜T14で説明した動作を繰り返し行う。
上記説明より、実施の形態1にかかる撮像素子15では、ダークレベル信号と撮像信号とを、前段サンプルホールド回路51及び後段サンプルホールド回路53を含む同一経路を介してアナログデジタル変換回路24に伝達する。そして、アナログデジタル変換回路24が出力する、ダークレベル信号に対応するダークレベル値と撮像信号の信号レベルに対応するピクセル値との差分値をCDS回路25で算出し、算出した値を画素値として出力する。これにより、実施の形態1にかかる撮像素子15は、信号伝達経路で2つの信号に重畳するノイズ成分をキャンセルし、画素値のノイズを大きく低減することができる。
また、実施の形態1にかかる撮像素子15では、列毎の画素値のノイズレベルが均等にキャンセルされるため、列間のノイズレベル差に起因して画面内に定常的に発生する縦筋ノイズを低減することができる。また、縦筋ノイズが発生した場合、補正回路等により縦筋ノイズを補正することができるが、実施の形態1にかかる撮像素子15では、縦筋ノイズを回路構成により低減できるため、この補正回路等を用いる必要が無い。つまり、実施の形態1にかかる撮像素子15では、補正回路を省略して、回路規模を小さくすることができる。
また、撮像素子における画素値の読み出し処理では、垂直信号線SLの電圧の静定及びアナログデジタル変換処理は、共に長い時間を要する処理である。実施の形態1にかかる撮像素子15では、画素回路が出力する信号により垂直信号線SLの静定及びコンデンサCshfのサンプリング動作と、現時点で画素回路が出力している信号よりも1つ前のタイミングで画素回路が出力した信号のアナログデジタル変換処理と、を並列して行う。つまり、実施の形態1にかかる撮像素子15では、長い時間を要する処理を並列して行うことで、1画素分の画素値の読み出しに要する時間を短縮することができる。近年、撮像素子の画素数は増加しており、読み出し処理に要する時間を短縮できる効果は、画素数が増えるほど大きくなる。
ここで、図6で説明した前段サンプルホールド回路51、バッファ回路52及び後段サンプルホールド回路53については様々な変形例が考えられる。そこで、以下で、これら回路の変形例について説明する。まず、図9に実施の形態1にかかる撮像素子の前段サンプルホールド回路、バッファ回路及び後段サンプルホールド回路の第2の例を示す回路図を示す。
図9に示すように、第2の例は、増幅回路23の変形例となる増幅回路23aである。増幅回路23aは、前段サンプルホールド回路51a、バッファ回路52a、後段サンプルホールド回路53aを有する。
前段サンプルホールド回路51a及び後段サンプルホールド回路53aは、それぞれスイッチSWshf及びスイッチSWshbをトランスファスイッチを用いて構成したものである。バッファ回路52aは、NMOSトランジスタを増幅トランジスタMA1として用いた第1のソースフォロワ回路と、PMOSトランジスタを増幅トランジスタMA2として用いた第2のソースフォロワ回路と、を直列に接続したものである。
この第2の例にかかる増幅回路23aでは、スイッチSWshf及びスイッチSWshbの別の構成例を示した。また、増幅回路23aでは、異なる導電型のトランジスタを増幅トランジスタとして用いた2つのソースフォロワ回路を直列に接続することで、ソースフォロワ回路で生じる増幅トランジスタによる電圧シフトをキャンセルすることができる。
次いで、図10に実施の形態1にかかる撮像素子の前段サンプルホールド回路、バッファ回路及び後段サンプルホールド回路の第3の例を示す回路図を示す。図10に示すように、第3の例は、増幅回路23の変形例となる増幅回路23bである。増幅回路23bは、前段サンプルホールド回路51、バッファ回路52b、後段サンプルホールド回路53を有する。
バッファ回路52bは、コンデンサC1、C2の容量比により増幅率が決まる正転増幅回路を用いた増幅回路である。このような、帰還増幅器をバッファ回路として用いることで、前段サンプルホールド回路51から後段サンプルホールド回路53に伝達される信号の電圧レベルの誤差を第2の例よりも更に小さくすることができる。
実施の形態2
実施の形態2では、実施の形態1にかかる撮像素子15の変形例について説明する。なお、実施の形態2の説明において、実施の形態1で説明した構成要素と同じ構成要素については、実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
図11に実施の形態2にかかる撮像素子の画素回路、画素電流源及び増幅回路の回路図を示す。図11に示すように、実施の形態2にかかる撮像素子は、前段サンプルホールド回路51と垂直信号線SLとの間に可変ゲインアンプ231を追加したものである。
可変ゲインアンプ231は、入力容量Ci、帰還容量Cf、増幅器amp3、基準電圧源、リセットスイッチSWrsを有する。入力容量Ciは、一端に画素情報Vopxが入力され、他端が増幅器amp3の反転入力端子に接続される。帰還容量Cfは、増幅器amp3の出力端子と反転入力端子との間に接続される。基準電圧源は、基準電圧Vrefを生成する電圧源であり、増幅器amp3の正転入力端子に基準電圧Vrefを与える。リセットスイッチSWrsは、帰還容量Cfに並列に接続される。このリセットスイッチSWrsは、タイミングジェネレータ27aが出力するリセットスイッチ制御信号Sswrsに基づき開閉状態が制御される。タイミングジェネレータ27aは、タイミングジェネレータ27にリセットスイッチ制御信号Sswrsを出力する機能を追加したものである。
可変ゲインアンプ231は、入力容量Ciと帰還容量Cfとの容量比を変化させることでゲインが変化する。そして、可変ゲインアンプ231は、読み出し対象の画素毎に予め設定された増幅率に基づき読み出し対象の画素毎に入力容量Ciと帰還容量Cfとの容量比が変更される。入力容量Ciと帰還容量Cfとの容量比の制御は図示しない増幅率制御回路により行われる。
続いて、実施の形態2にかかる撮像素子の動作について説明する。まず、図12に実施の形態2にかかる撮像素子の画素読み出し動作を簡単に説明するタイミングチャートを示す。図12に示すように、可変ゲインアンプ231は、垂直信号線SLの電圧が変動するタイミングで動作する。具体的には、画素回路が、垂直信号線SL及び可変ゲインアンプ231の入力容量Ciの電圧を、自らが出力したダークレベル信号の電圧とする、ダークレベル信号静定処理に応じて、可変ゲインアンプ231は動作する。また、画素回路が、垂直信号線SL及び可変ゲインアンプ231の入力容量Ciの電圧を、自らが出力した撮像信号の電圧とする、撮像信号静定処理に応じて、可変ゲインアンプ231は動作する。
次いで、図13に実施の形態2にかかる撮像素子の画素読み出し動作を詳細に説明するタイミングチャートを示す。アナログデジタル変換回路24を用いても、画素回路、増幅回路23等の動作に違いはない。一方、可変ゲインアンプ231については、垂直信号線SLへのダークレベル信号又は撮像信号の出力が開始された後であって、コンデンサCshfへのサンプリング動作が開始される前の期間にリセットスイッチSWrsをオンさせることで、リセット動作を行う。このリセット動作は、帰還容量Cfの電荷をゼロとし、かつ、可変ゲインアンプ231の出力信号を基準電圧Vrefとする処理である。
実施の形態2では、可変ゲインアンプ231を介して前段サンプルホールド回路51に信号を与える。これにより、実施の形態2では、画素毎のバラツキに起因して生じる固定パターンノイズを低減することができる。また、可変ゲインアンプ231を設けることで、垂直信号線SLを介して前段サンプルホールド回路51に与えられる信号を増幅した状態で前段サンプルホールド回路51に与えることができるため、前段サンプルホールド回路51のサンプリング動作のバラツキを抑えることができる。これにより、実施の形態2にかかる撮像素子では、前段サンプルホールド回路51で発生するランダムノイズを低減することができる。
実施の形態3
実施の形態3では、実施の形態2にかかる撮像素子15の変形例について説明する。なお、実施の形態3の説明において、実施の形態1、2で説明した構成要素と同じ構成要素については、実施の形態1、2と同じ符号を付して説明を省略する。
図14に実施の形態3にかかる撮像素子の画素回路、画素電流源及び増幅回路の回路図を示す。図14に示すように、実施の形態3にかかる撮像素子は、実施の形態2にかかる撮像素子に、後段バッファ回路232を追加したものである。後段バッファ回路232は、後段サンプルホールド回路53とアナログデジタル変換回路24との間に設けられる。後段バッファ回路232は、増幅器amp4を用いて構成した反転増幅器である。
この実施の形態3にかかる撮像素子の動作は、実施の形態2にかかる撮像素子と同じになるため、タイミングチャート等を用いた動作説明は省略する。実施の形態3にかかる撮像素子では、後段バッファ回路232を設けることで、後段サンプルホールド回路53の出力インピーダンスを低下させる。これにより、実施の形態3にかかる撮像素子では、アナログデジタル変換回路24が動作することで発生するノイズが後段サンプルホールド回路53に及ぼす影響を低減させることができる。つまり、実施の形態3にかかる撮像素子では、実施の形態1、2よりも低ノイズな画素値を生成して、画質を向上させることができる。
実施の形態4
実施の形態4では、実施の形態1にかかる画素回路の変形例について説明する。なお、実施の形態4の説明において、実施の形態1で説明した構成要素と同じ構成要素については、実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
図15に実施の形態4にかかる撮像素子の画素回路、画素電流源及び増幅回路の回路図を示す。なお、実施の形態4にかかる画素アレイ21は、画素回路31a〜3naを有するが、画素回路31a〜3naは同じ回路であるため、詳細な回路は画素回路31aのみ示した。
図15に示すように、実施の形態4にかかる画素回路31aは、一組のリセットトランジスタ43、増幅トランジスタ44、選択トランジスタ45に対して、2つのフォトダイオード及び転送トランジスタの組を有する。図15に示す例では、画素回路31a内に、フォトダイオード41a、41bと、転送トランジスタ42a、42bと、を有する。
ここで、実施の形態4にかかる撮像素子の動作について説明する。そこで、図16に実施の形態4にかかる撮像素子の画素読み出し動作を詳細に説明するタイミングチャートを示す。
図16に示すように、実施の形態4にかかる撮像素子では、増幅回路23、タイミングジェネレータ27、アナログデジタル変換回路24の動作は実施の形態1と同じである。一方、画素回路からの信号出力制御については実施の形態1との間に違いが有る。そこで、この画素回路の制御方法の違いについて説明する。
図16に示すように、実施の形態4にかかる画素回路では、2つのフォトダイオードからの画素信号の取り出しが行われる前の期間に2つのフォトダイオードのリセット処理を行う。また、2つのフォトダイオードに対するリセット処理は異なるタイミングで行う。そして、所定の露光時間が経過した時点で転送トランジスタ42a、42bを順次オン状態とすることで、それぞれのフォトダイオードからの撮像信号の出力が行われる。また、実施の形態4にかかる撮像素子では、異なるフォトダイオードから撮像信号の出力を行う場合には、前タイミングで出力対象であった撮像信号の出力が完了した後であって、現タイミングで出力対象とする撮像信号の出力を開始する前に、フローティングディフュージョンのリセット処理が行われる。
このように、2つのフォトダイオードに対して一組のリセットトランジスタ43、増幅トランジスタ44、選択トランジスタ45を有する回路構成とすることで、実施の形態4にかかる撮像素子では、画素回路の面積に対するフォトダイオードの面積の比率を高めることができる。つまり、実施の形態4にかかる撮像素子では、同一面積中に形成できるフォトダイオードの数を実施の形態1よりも高めることができる。
実施の形態5
実施の形態5では、実施の形態1にかかる画素回路の変形例について説明する。なお、実施の形態5の説明において、実施の形態1で説明した構成要素と同じ構成要素については、実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
図17に実施の形態5にかかる撮像素子の画素回路、画素電流源及び増幅回路の回路図を示す。なお、実施の形態5にかかる画素アレイ21は、画素回路31b〜3nbを有するが、画素回路31b〜3nbは同じ回路であるため、詳細な回路は画素回路31bのみ示した。
図17に示すように、実施の形態5にかかる画素回路31bは、一組のリセットトランジスタ43、増幅トランジスタ44、選択トランジスタ45に対して、4つのフォトダイオード及び転送トランジスタの組を有する。図17に示す例では、画素回路31b内に、フォトダイオード41a〜41dと、転送トランジスタ42a〜42dと、を有する。
ここで、実施の形態5にかかる撮像素子の動作について説明する。そこで、図18に実施の形態5にかかる撮像素子の画素読み出し動作を詳細に説明するタイミングチャートを示す。
図18に示すように、実施の形態5にかかる撮像素子では、増幅回路23、タイミングジェネレータ27、アナログデジタル変換回路24の動作は実施の形態1と同じである。一方、画素回路からの信号出力制御については実施の形態1との間に違いが有る。そこで、この画素回路の制御方法の違いについて説明する。
図18に示すように、実施の形態5にかかる画素回路では、4つのフォトダイオードからの画素信号の取り出しが行われる前の期間に4つのフォトダイオードのリセット処理を行う。また、4つのフォトダイオードに対するリセット処理は異なるタイミングで行う。そして、所定の露光時間が経過した時点で転送トランジスタ42a〜42dを順次オン状態とすることで、それぞれのフォトダイオードからの撮像信号の出力が行われる。また、実施の形態5にかかる撮像素子では、異なるフォトダイオードから撮像信号の出力を行う場合には、前タイミングで出力対象であった撮像信号の出力が完了した後であって、現タイミングで出力対象とする撮像信号の出力を開始する前に、フローティングディフュージョンのリセット処理が行われる。
このように、4つのフォトダイオードに対して一組のリセットトランジスタ43、増幅トランジスタ44、選択トランジスタ45を有する回路構成とすることで、実施の形態5にかかる撮像素子では、画素回路の面積に対するフォトダイオードの面積の比率を高めることができる。つまり、実施の形態5にかかる撮像素子では、同一面積中に形成できるフォトダイオードの数を実施の形態1、4よりも高めることができる。
実施の形態6
実施の形態6では、実施の形態1にかかる画素回路の変形例について説明する。なお、実施の形態6の説明において、実施の形態1で説明した構成要素と同じ構成要素については、実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
図19に実施の形態6にかかる撮像素子の画素回路、画素電流源及び増幅回路の回路図を示す。なお、実施の形態6にかかる画素アレイ21は、画素回路31c〜3ncを有するが、画素回路31c〜3ncは同じ回路であるため、詳細な回路は画素回路31cのみ示した。
図19に示すように、実施の形態6にかかる画素回路31cは、増幅トランジスタ44のドレインと電源配線PWRとの間に選択トランジスタ45cが設けられる。一方、実施の形態1にかかる画素回路31において設けられていた選択トランジスタ45は削除され、選択トランジスタ45のソースが直接垂直信号線SLに接続される。つまり、実施の形態6にかかる画素回路31cは、実施の形態1にかかる画素回路31の選択トランジスタの位置を変更したものである。この画素回路31cを含む実施の形態6にかかる撮像素子の動作は、図7で示した実施の形態1にかかる撮像素子15の動作と同じになるため、実施の形態6にかかる撮像素子の動作の説明は省略する。
このように、画素回路内の選択トランジスタの配置は、実施の形態1で説明した画素回路31の配置に限られず、様々な形態を考えることができる。
実施の形態7
実施の形態7では、実施の形態1にかかる画素回路の変形例について説明する。なお、実施の形態7の説明において、実施の形態1で説明した構成要素と同じ構成要素については、実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
図20に実施の形態7にかかる撮像素子の画素回路、画素電流源及び増幅回路の回路図を示す。なお、実施の形態7にかかる画素アレイ21は、画素回路31d〜3ndを有するが、画素回路31d〜3ndは同じ回路であるため、詳細な回路は画素回路31dのみ示した。
図20に示すように、実施の形態7にかかる画素回路31dは、画素回路31の選択トランジスタ45を削除し、選択トランジスタ45のソースを直接垂直信号線SLに接続したものである。また、実施の形態7にかかる画素回路31dでは、転送トランジスタ42のドレインにリセット電源配線Vrst1を接続する。実施の形態7にかかる画素回路31dは、リセット電源配線Vrst1を介して転送トランジスタ42のドレインに与える電圧と転送トランジスタ42の開閉状態とを制御することで、増幅トランジスタ44を活性化させるか否かを制御し、この活性化制御により選択トランジスタ45があるときと同じ動作を行う。そこで、画素回路31dの動作を図21を用いて説明する。図21は、実施の形態7にかかる撮像素子の画素読み出し動作を詳細に説明するタイミングチャートである。
図21に示すように、実施の形態7においても、増幅回路23、タイミングジェネレータ27、アナログデジタル変換回路24の動作は実施の形態1と同じである。一方、画素回路からの信号出力制御については実施の形態1との間に違いが有る。そこで、この画素回路の制御方法の違いについて説明する。
図21に示すように、実施の形態7にかかる画素回路31dでは、フローティングディフュージョンに対するリセット処理が完了した後から、画素信号の出力が完了するまでの期間、つまり、画素回路31の選択トランジスタ45がオン状態となる期間に、リセット制御信号をロウレベルとして転送トランジスタ42をオフ状態とする。これにより、垂直信号線SLに画素回路から信号を出力する必要がある期間は、増幅トランジスタ44がフローティングディフュージョンの電圧に応じた電圧レベルを有する信号を垂直信号線SLに出力する。一方、画素回路31dでは、フォトダイオード及びフローティングディフュージョンのリセット処理を行う際には、転送トランジスタ42をオンさせた状態でリセット電源配線を介して転送トランジスタ42のドレインに与える電圧をリセット電圧とする。また、画素回路31dでは、フォトダイオード及びフローティングディフュージョンのリセット処理を行わない期間には、転送トランジスタ42をオンさせた状態でリセット電源配線を介して転送トランジスタ42のドレインに与える電圧をロウレベル(例えば、接地電圧)とする。これにより、増幅トランジスタ44のゲートに増幅トランジスタ44をオフ状態とする電圧が与えられることになるため、画素回路31dから垂直信号線SLへの信号の出力は防がれる。
このように、画素回路内のリセット制御信号とリセット電源配線Vrstにより、選択トランジスタの開閉状態と同じ動作を行うことで、選択トランジスタ45を画素回路から省略することができる。これにより、実施の形態7にかかる撮像素子では、画素回路の開路面積を削減して、チップ内により多くの画素を配置することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 カメラシステム
11 ズームレンズ
12 絞り機構
13 固定レンズ
14 フォーカスレンズ
15 撮像素子
16 ズームレンズアクチュエータ
17 フォーカスレンズアクチュエータ
18 信号処理回路
19 システム制御MCU
20 画素垂直制御部
21 画素アレイ
22 画素電流源
23 増幅回路
24 アナログデジタル変換回路
25 CDS回路
26 水平転送回路
27 タイミングジェネレータ
28 出力制御部
29 出力インタフェース
31 画素回路
41 フォトダイオード
42 転送トランジスタ
43 リセットトランジスタ
44 増幅トランジスタ
45 選択トランジスタ
46 定電流源
51 前段サンプルホールド回路
52 バッファ回路
53 後段サンプルホールド回路
61 インバータ
62 インバータ
63 インバータ
64 NAND回路
65 NAND回路
231 可変ゲインアンプ
232 後段バッファ回路
Cshf コンデンサ
Cshb コンデンサ
Cswf 寄生コンデンサ
Cswb 寄生コンデンサ
SWshf スイッチ
SWshb スイッチ
SWrs リセットスイッチ
Sswshf 第1のサンプルホールド制御信号
Sswshb 第2のサンプルホールド制御信号
Sswrs リセットスイッチ制御信号
amp1〜amp4 増幅器
SL 垂直信号線
PWR 電源配線
Vrst リセット電源配線
RST リセット制御信号
RSTH リセット制御信号
TX 読み出し制御信号
SEL 選択信号
FD フローティングディフュージョン
Vref 基準電圧
CvsL 寄生容量
Cf 帰還容量
Ci 入力容量
Vopx 画素情報
Vout 変換対象画素情報
Vsh ホールド信号

Claims (6)

  1. 予め設定されたリセットレベルに応じた信号レベルを有するダークレベル信号と、受光量に応じた信号レベルを有する撮像信号と、を異なるタイミングで出力する画素回路と、
    前記画素回路から出力される信号をサンプリングする第1のサンプルホールド回路と、
    前記第1のサンプルホールド回路で保持された信号を増幅するバッファ回路と、
    前記バッファ回路が出力する信号をサンプリングする第2のサンプルホールド回路と、
    前記第2のサンプルホールド回路に保持された信号に応じたデジタル値を生成するアナログデジタル変換回路と、
    前記第1のサンプルホールド回路と前記第2のサンプルホールド回路のサンプリング動作及びホールド動作を制御するタイミング制御回路と、
    を有する撮像素子。
  2. 前記タイミング制御回路は、
    前記ダークレベル信号に関する前記第1のサンプルホールド回路によるサンプリング動作と前記第2のサンプルホールド回路によるサンプリング動作とを連続した異なるタイミングで実施し、
    前記第2のサンプルホールド回路が前記ダークレベル信号をホールドしている期間に前記第1のサンプルホールド回路による前記撮像信号のサンプリング動作を実施し、
    前記第2のサンプルホールド回路による前記撮像信号のサンプリング動作を前記第1のサンプルホールド回路による前記撮像信号のサンプリング動作の後の連続した異なるタイミングで実施するように、前記第1のサンプルホールド回路及び前記第2のサンプルホールド回路を制御する請求項1に記載の撮像素子。
  3. 前記アナログデジタル変換回路が異なるタイミングで出力する、前記ダークレベル信号に対応するダークレベル値と、前記撮像信号の信号レベルに対応するピクセル値と、の差分値を画素値として出力する画素値生成回路を更に有する請求項1に記載の撮像素子。
  4. 前記第1のサンプルホールド回路及び前記第2のサンプルホールド回路は、それぞれ、信号の入力端と出力端との間に設けられるスイッチと、
    前記出力端と接地配線との間に設けられるコンデンサと、を有する請求項1に記載の撮像素子。
  5. 前記画素回路から出力される信号が伝達される垂直信号線と、前記第1のサンプルホールド回路と、の間に設けられる可変ゲインアンプを更に有する請求項1に記載の撮像素子。
  6. 前記第2のサンプルホールド回路と、前記アナログデジタル変換回路と、の間に設けられる後段バッファ回路を更に有する請求項1に記載の撮像素子。
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