JP5249136B2 - 撮像装置 - Google Patents

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本発明は、動画像を撮像可能な撮像装置に関する。
撮像用画素と位相差を検出するための焦点検出用画素を有する撮像素子を備えた撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、撮像素子上の一部の行に焦点検出用画素を配置して撮像素子から1フレームの撮像用信号を読出し中に読出し行順に焦点検出用画素の画像信号を読出し、その信号に基づいて焦点検出を行う。
特開2008−85535号公報
しかしながら、デジタル一眼レフカメラに使われているCMOSセンサのようなXYアドレス型の撮像センサでは、動画像の撮像はスリットローリング電子シャッタを用いて行われる。そのため、焦点検出用画素列をY方向に配置した場合は各焦点検出用画素の電荷を蓄積する時刻は同じにならないので、移動する被写体に対しては精度のよい焦点検出結果が得られない。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、撮像用画素群の間に離散的に配列された焦点検出用画素を有する撮像素子を用いて動画像を撮影する場合の、位相差検出方式による焦点検出精度を向上させることである。
本発明に係わる撮像装置は、撮影レンズにより結像される被写体像を光電変換して画像生成用の信号を生成する撮像用画素と、複数の前記撮像用画素の間に離散的に配置され、前記撮影レンズの瞳領域を分割して、分割された瞳領域からの被写体像を光電変換して位相差検出用の信号を生成する焦点検出用画素とを有するCMOS型の撮像素子と、前記撮像素子の各画素の信号を読み出す読み出し手段と、前記焦点検出用画素からの位相差検出用の信号を用いて、位相差検出方式による焦点検出を行う焦点検出手段と、前記撮像素子で動画像を撮像する場合に、該動画像の連続するフレームのうち、前記焦点検出用画素からの位相差検出用の信号を用いて焦点検出を行うフレームについては、前記撮像素子の全画素を同時に露光させて、その露光により生成された画像信号を読み出し、前記焦点検出用画素からの位相差検出用の信号を用いて焦点検出を行わないフレームについては、スリットローリング読み出しで前記撮像素子の画像信号を読み出すように前記読み出し手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮像用画素群の間に離散的に配列された焦点検出用画素を有する撮像素子を用いて動画像を撮影する場合の、位相差検出方式による焦点検出精度を向上させることが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラのブロック構成を示す図である。 本発明の第1及び第2の実施形態の撮像素子を表す図である。 図2に示す撮像素子の駆動タイミングを表す図である。 図2に示す撮像素子の駆動タイミングを表す図である。 本発明の第1の実施形態の撮像素子の画面を表す図である。 本発明の第1及び第2の実施形態の撮像素子の画素配列を表す図である。 撮像素子の撮像用画素及び焦点検出用画素を表す平面図である。 撮像素子の撮像用画素及び焦点検出用画素を表す側断面図である。 焦点検出用画素の瞳分割を表す図である。 本発明の第1の実施形態の動作を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態の動作を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態の動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下ではデジタル一眼レフカメラを例に挙げて説明を行うが、本発明は、これに限られるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラ100のブロック構成を示す図である。図1において、101は光学絞りを含むレンズ部であり、102は光学絞り駆動装置を含むレンズ駆動装置である。レンズ駆動装置102が不図示のズーム光学系、結像光学系、光学絞りを駆動させることによって、ズーム制御やフォーカス制御や絞り制御などが行われる。103は遮光手段としてのシャッタ装置、104はシャッタ装置103を駆動するためのシャッタ駆動装置、105は被写体からの光束を受光することにより、その光量に応じて電荷を蓄積し、これを基に被写体の画像信号を生成するCMOS型の撮像素子である。106は画像信号処理回路であり、撮像素子105より出力されるアナログの画像信号を増幅する。また、画像信号処理回路106は画像信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換処理や、A/D変換後の画像データに各種の補正処理を施したり、画像データに圧縮処理を施したりする。
107は、撮像素子105、画像信号処理回路106に、タイミング信号を出力するタイミング発生部であり、108は画像データを一時的に記憶するためのメモリ部である。109はカメラ全体の動作を統括して制御し、また、撮影パラメータや画像データの補正処理の係数を演算するための制御部である。110は記録媒体111への画像データの記録、あるいは、記録媒体111からの画像データの読み出しを行うための記録媒体制御インターフェース部である。111は画像データの記録または読み出しを行うための半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体、112は外部コンピュータ等と通信するための外部インターフェース部である。
113は被写体の輝度を測定する測光装置である。114は被写体の焦点状態を検出する焦点検出装置であり、115は電子ファインダーモードのときに被写体を動画として表示(ライブビュー表示)したり、撮影した画像を表示するための表示装置である。
次にXYアドレス型の撮像素子の走査方法について説明する。まず、撮像素子の画素毎、または、ライン毎に蓄積された不要電荷を除去する走査(以下、リセット動作と称する)を実行する。そして、画素毎、または、ライン毎に信号電荷を読み出す走査を行うことで蓄積動作を終了する。このようにリセット走査と読み出し走査を撮像素子の領域別に時間差で行う機能を、以下、ローリング電子シャッタと称する。
続いて、図2、図3を用いてXYアドレス型の撮像素子の構造と駆動方法について述べ、ローリング電子シャッタ動作について説明する。図2はXYアドレス型の走査方法をとる撮像素子の構成を表した図である。201は単位画素である。202は光を電荷に変換するフォトダイオード(以下、PDと称する) である。203は転送パルスφTXによってPDで発生した電荷を後述するFDに転送する転送スイッチである。204は電荷を一時的に蓄積しておく電荷検出部(以下、FDと称する) であり、205はソースフォロアとして機能する増幅MOSアンプである。206は選択パルスφSELによって画素を選択する選択スイッチであり、207はリセットパルスφRESによってFDに蓄積された電荷を除去するリセットスイッチである。FD204、増幅MOSアンプ205、及び後述する定電流源209でフローティングディフュージョンアンプが構成される。そして、選択スイッチ206で選択された画素の電荷が電圧に変換され、信号出力線208を経て読み出し回路213に出力される。209は増幅MOSアンプ205の負荷となる定電流源である。
210は読み出し回路213から出力信号を選択する選択スイッチであり、水平走査回路214によって駆動される。また、212はスイッチ203、206、207を選択するための垂直走査回路である。φTX、φRES、φSELそれぞれにおいて垂直走査回路212によって走査選択されたn番目の走査ラインをφTXn、φRESn、φSELnとする。
図3は従来のローリング電子シャッタ動作における駆動パルスと動作シーケンスを表した図である。なお図3では垂直走査回路212によって走査選択されたnラインからn+3ラインに関して記述している。ローリング電子シャッタ動作では、nラインにおいて、まず時刻t41からt42の間、φRESnとφTXnにパルスを印加して転送スイッチ203及びリセットスイッチ207をオンにする。そして、nライン目のPD202とFD204に蓄積されている不用電荷を除去するリセット動作を行う。リセット動作が行われると、時刻t42で転送スイッチ203がオフになり、PDに発生した光電荷が蓄積される蓄積動作が開始される。次に時刻t44においてφTXnにパルスを印加して転送スイッチ203をオンにし、PD202に蓄積された光電荷をFD204に転送する転送動作を行う。なお、リセットスイッチ207は、転送動作に先んじてオフする必要があり、本図では、時刻t42で転送スイッチ203と同時にオフとなる。ここで、時刻t42から時刻t44までが蓄積時間となる。
nライン目の転送動作終了後にφSELnにパルスが印加され選択スイッチ206がオンすることにより、FD204で保持した電荷が電圧に変換され、読み出し回路213に出力される。読み出し回路213で一時的に保持された信号が水平走査回路212によって時刻t46より順次出力される。時刻t44の転送開始から時刻t47の読み出し終了までをnラインでのT4readとし、時刻t41から時刻t43までの時間をn+1ラインでのT4waitとする。他のラインにおいても同様に、転送開始から読み出し終了までの時間がT4readとなり、あるラインのリセット開始から次のラインのリセット開始までの間の時間がT4waitとなる。このようにローリング電子シャッタ動作では撮像素子の上下の領域で蓄積されるタイミングは異なるが、それぞれの蓄積に要する時間は撮像素子の上下の領域で等しくすることが可能である。
また、リセット動作および転送動作を一括で行う読み出し動作も存在する。このような動作における各ラインのシーケンスを図4に示す。図4において、時刻t41から時刻t42にすべてのラインのリセット動作が同時に行われる。時刻t43から時刻t44までの転送動作も同時に行われる。このような電子シャッタを以下一括電子シャッタと呼ぶ。一括電子シャッタを行うと蓄積時間は全ラインでt42からt44までとなり、蓄積時刻が画面の上下でずれない電子シャッタが得られる。
次に本実施形態の撮像素子上に配置された焦点検出用画素を使った焦点検出動作について説明する。図5は、本実施形態の撮影画面上の焦点検出位置、すなわち後述する焦点検出用画素列が焦点検出の際に撮影画面上で被写体像をサンプリングする領域(焦点検出エリア)を示す。本実施形態では、撮影画面1300の中央付近に焦点検出エリア1301が配置され、長方形で示す焦点検出エリア1301の長手方向に焦点検出用画素が直線的に配列される。焦点検出用画素は撮影レンズの瞳領域を分割する機能を有しており、いわゆる位相差検出方式のAFが可能なように構成されている。この焦点検出用画素は欠陥画素とみなして、欠陥補正を行い、画像処理、および表示回路に転送される。
図6は撮像素子105の詳細な構成を示す正面図であり、撮像素子105上の上述した焦点検出エリア1301の近傍を拡大した図である。図6において、縦横(画素の行と列)は図5の撮影画面1300の縦横に対応している。撮像素子105は、行列状に多数の画素が配列されて構成されている。そして、撮像素子105は撮像用(画像生成用)の複数の撮像用画素500と焦点検出用(位相差検出用)の複数の焦点検出用画素501、502とから構成され、焦点検出エリア1301には焦点検出用画素501、502が交互に水平方向に配列されている。焦点検出用画素501、502は、撮像用画素500のR(赤の画素)とB(青の画素)が配置されるべき列に直線的に配置されている。
図7(a)に示すように、撮像用画素500はマイクロレンズ10、光電変換部11、不図示の色フィルタから構成される。色フィルタは赤(R)、緑(G)、青(B)の3種類からなっている。撮像素子105には、このような各色フィルタを備えた撮像用画素500がベイヤー配列されている。
図7(b)は焦点検出用画素501、502の構成を示す図である。焦点検出用画素501はマイクロレンズ10と光電変換部12から構成される。光電変換部12はマイクロレンズ10の径方向に沿った水平2等分線の上側に配置される長方形状である。また、焦点検出用画素502はマイクロレンズ10と光電変換部13から構成される。光電変換部13はマイクロレンズ10の径方向に沿った水平2等分線の下側に配置される長方形状である。光電変換部12と13はマイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合、図の上下垂直方向に並んでおり、マイクロレンズ10の径方向に沿った水平2等分線に関して対称な形状をしている。焦点検出用画素501と焦点検出用画素502は、図の垂直方向すなわち光電変換部12と13の並び方向に交互に配置される。
図8(a)は撮像用画素500の断面図である。撮像用画素500は、撮像用の光電変換部11の前方にマイクロレンズ10が配置され、マイクロレンズ10により光電変換部11が前方に投影される。光電変換部11は半導体回路基板20上に形成される。なお、色フィルター(不図示)はマイクロレンズ10と光電変換部11の中間に配置される。
図8(b)、図8(c)は焦点検出用画素501、502の断面図である。図8(a)は焦点検出用画素501の断面を示し、焦点検出用画素501は光電変換部12の前方にマイクロレンズ10が配置され、マイクロレンズ10により光電変換部12が前方に投影される。光電変換部12は半導体回路基板20上に形成されるとともに、その上にマイクロレンズ10が半導体イメージセンサーの製造工程により一体的かつ固定的に形成される。光電変換部12はマイクロレンズ10の光軸の片側に配置される。図8(b)は焦点検出用画素502の断面を示し、焦点検出用画素502は光電変換部13の前方にマイクロレンズ10が配置され、マイクロレンズ10により光電変換部13が前方に投影される。光電変換部13は半導体回路基板20上に形成されるとともに、その上にマイクロレンズ10が半導体イメージセンサーの製造工程により一体的かつ固定的に形成される。光電変換部13はマイクロレンズ10の光軸の片側で、かつ光電変換部12の反対側に配置される。
図9は、マイクロレンズを用いた瞳分割型位相差検出方式の焦点検出光学系の構成を示す図である。図11において、90は、交換レンズ(撮影レンズ)の予定結像面に配置されたマイクロレンズの前方dの距離に設定された射出瞳である。距離dは、マイクロレンズの曲率、屈折率、マイクロレンズと光電変換部の間の距離などに応じて決まる距離であって、以下では瞳距離と呼ぶ。91は交換レンズの光軸、10a、10b、10c、10dはマイクロレンズ、12a、12b、13a、13bは光電変換部、501a、501b、502a、502bは画素、72、73、82、83は光束である。また、92はマイクロレンズ10a、10cにより投影された光電変換部12a、12bの領域であり、以下では測距瞳と呼ぶ。93はマイクロレンズ10b、10dにより投影された光電変換部13a、13bの領域であり、以下では測距瞳と呼ぶ。なお、図11ではわかりやすくするために測距瞳92、93を楕円領域で示しているが、実際は光電変換部の形状が拡大投影された形状となる。
図9では、隣接する4画素(画素501a、501b、502a、502b)を模式的に例示するが、その他の画素においても光電変換部はそれぞれ対応した測距瞳から各マイクロレンズに到来する光束を受光する。なお、焦点検出用画素の配列方向は一対の測距瞳の並び方向、すなわち一対の光電変換部の並び方向と一致させる。マイクロレンズ10a〜10cは交換レンズの予定結像面近傍に配置されており、マイクロレンズ10a〜10cによりその背後に配置された光電変換部12a、13a、12b、13bの形状がマイクロレンズ10a〜10cから瞳距離dだけ離間した射出瞳90上に投影され、その投影形状は測距瞳92、93を形成する。すなわち、投影距離dにある射出瞳90上で各画素の光電変換部の投影形状(測距瞳92、93)が一致するように、各画素における光電変換部の投影方向が決定されている。
光電変換部12aは測距瞳92を通過し、マイクロレンズ10aに向う光束72によりマイクロレンズ10a上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。光電変換部12bは測距瞳92を通過し、マイクロレンズ10cに向う光束82によりマイクロレンズ10c上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。光電変換部13aは測距瞳93を通過し、マイクロレンズ10bに向う光束73によりマイクロレンズ10b上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。光電変換部13bは測距瞳93を通過し、マイクロレンズ10dに向う光束83によりマイクロレンズ10d上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。
上述したような2種類の焦点検出用画素を直線状に多数配置し、各画素の光電変換部の出力を測距瞳92および測距瞳93に対応した出力グループにまとめることによって、測距瞳92と測距瞳93を各々通過する焦点検出光束が画素列上に形成する一対の像の強度分布に関する情報が得られる。この情報に対して像ズレ検出演算処理(相関演算処理、位相差検出処理)を施すことによって、いわゆる瞳分割型位相差検出方式で一対の像の像ズレ量が検出される。さらに、像ズレ量に一対の測距瞳の重心間隔に応じた変換演算を行うことによって、予定結像面に対する現在の結像面(予定結像面上のマイクロレンズアレイの位置に対応した焦点検出位置における結像面)の偏差(デフォーカス量)が算出される。以上が撮像面上に配置された焦点検出用画素列を使った位相差による焦点検出方法となる。
図10はXYアドレス型の撮像素子を使ってスリットローリング読出しで動画像を得る場合の動画フレームのイメージ図である。(4)と(9)の焦点検出フレーム以外はスリットローリング読出しで撮像素子を駆動する。焦点検出フレームでは焦点検出用画素列の全画素の電荷蓄積時間(露光時間)の時刻が同じになるように一括転送読出しでセンサを駆動する。一括転送読出し駆動はフレーム内の蓄積と読出しがシーケンシャルに行われるのでスリットローリング読出しのフレームレートよりも遅くなる。そのため(3)及び(8)のフレームを連続させることで全体のフレームレートを同じにしている。このような動作シーケンスで撮像素子を動作させることによって、Y方向に配置された焦点検出用画素列において各焦点検出用画素の電荷蓄積時間の時刻を合わせて、移動する被写体に対する焦点検出の同時性を確保することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態における撮像素子上に離散的に配置された焦点検出用画素を使った焦点検出について説明する。第1の実施形態と同じく焦点検出用画素は瞳分割機能を有しており、いわゆる位相差AFが可能なように構成されている。この焦点検出用画素は欠陥画素とみなして、欠陥補正を行い、画像処理、および表示回路に転送される。
図11(a)は、第2の実施形態の撮影画面上の焦点検出位置を示す図である。この第2の実施形態では、撮像素子1201に離散的に焦点検出用画素1202が配置される。図11では撮像素子の画素数を少なくして簡略化して説明している。撮像素子1201を垂直方向に走査するシフトレジスタ1203は、焦点検出用画素を含まない行A〜Gを走査するシフトレジスタ1204と焦点検出用画素を含む行a〜fだけを走査するシフトレジスタ1205で構成される。図11(b)は1フレームのイメージ図であり、焦点検出用画素を含まない行だけを通常のスリットローリング読み出しで読み出し、その後に焦点検出用画素を含む行だけを一括転送読み出しするようにしている。このようにスリットローリング読み出しと一括転送読み出しを連続させる場合に、スリットローリング最終行のリセットと読み出しタイミングで一括転送の一括リセット・一括転送を行うようにする。
以上のように構成されたシステムにおいて、本発明の第2の実施形態の動作を図12を用いて説明する。図12のステップS101では、ライブビュー(または動画記録)が開始されると、各ライブビュー制御パラメータが初期化され、ステップS102へ移行する。ステップS102では、撮像素子から連続的に信号を読み出し逐次表示や記録を行う、いわゆるライブビュー動作が行われる。ここでのライブビュー動作、及び、動画記録の画像信号の読み出し制御は前述したスリットローリング読み出しを使って全画面を読み出す。シフトレジスタ1203は水平行を順次読み出すようになっている。
ここで、読み出しパターンの切り替えについて、図12のステップS103からステップS107を用いて説明する。ステップS103では、不図示のレンズやカメラに設置されているAFスイッチの状態や、カメラの制御システムからのタイミングによってAFが開始される。ステップS104では、同じ水平行に配置されている焦点検出用画素を使った焦点検出結果がOKかどうかに応じて、読み出しモードの選択を行う。横方向AF結果がNGの場合は、ステップS106へ移行し、図11の一括転送モードにシフトレジスタを切り替えて、ステップS107で縦方向AFを開始する。S103でAFが行われない場合やS104で横方向AF結果がOKの場合は、ステップS105へ移行する。ステップS105では、ライブビュー及び動画記録の終了が通知されると、ライブビュー及び動画記録の終了処理を行った後、カメラは待機状態に移行し、終了の通知が無い場合にはステップS102に移行し継続してライブビュー及び動画記録処理を継続する。
本実施形態のように、焦点検出用画素を含む行をライブビュー画像や動画記録画像に使用しないようにすれば、画像を劣化させることなく焦点検出の同時性を確保することができる。

Claims (3)

  1. 撮影レンズにより結像される被写体像を光電変換して画像生成用の信号を生成する撮像用画素と、複数の前記撮像用画素の間に離散的に配置され、前記撮影レンズの瞳領域を分割して、分割された瞳領域からの被写体像を光電変換して位相差検出用の信号を生成する焦点検出用画素とを有するCMOS型の撮像素子と、
    前記撮像素子の各画素の信号を読み出す読み出し手段と、
    前記焦点検出用画素からの位相差検出用の信号を用いて、位相差検出方式による焦点検出を行う焦点検出手段と、
    前記撮像素子で動画像を撮像する場合に、該動画像の連続するフレームのうち、前記焦点検出用画素からの位相差検出用の信号を用いて焦点検出を行うフレームについては、前記撮像素子の全画素を同時に露光させて、その露光により生成された画像信号を読み出し、前記焦点検出用画素からの位相差検出用の信号を用いて焦点検出を行わないフレームについては、スリットローリング読み出しで前記撮像素子の画像信号を読み出すように前記読み出し手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 撮影レンズにより結像される被写体像を光電変換して画像生成用の信号を生成する撮像用画素と、複数の前記撮像用画素の間に離散的に配置され、前記撮影レンズの瞳領域を分割して、分割された瞳領域からの被写体像を光電変換して位相差検出用の信号を生成する焦点検出用画素とを有するCMOS型の撮像素子と、
    前記撮像素子の各画素の信号を読み出す読み出し手段と、
    前記焦点検出用画素からの位相差検出用の信号を用いて、位相差検出方式による焦点検出を行う焦点検出手段と、
    前記撮像素子の行列状に配列された画素のうち、前記焦点検出用画素が配列された行については、該焦点検出用画素が配列された行の全画素を同時に露光させて、その露光により生成された画像信号を読み出し、前記焦点検出用画素が配列されていない行については、スリットローリング読み出しで画像信号を読み出すように前記読み出し手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記スリットローリング読み出しにおける前記撮像素子の最終行の画素のリセットと同じタイミングで、前記焦点検出用画素が配列された行の全画素のリセットを行い、前記スリットローリング読み出しにおける前記撮像素子の最終行の画素の信号の読み出しと同じタイミングで、前記焦点検出用画素が配列された行の画素の信号の読み出しを開始させるように前記読み出し手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
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