JP2008085535A - 撮像素子および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファインター画像表示のリフレッシュと低輝度被写体に対する焦点検出とを両立させる。
【解決手段】第1蓄積制御信号により蓄積時間が制御されて第1画像信号を生成する撮像画素310と、第1蓄積制御信号とは独立した第2蓄積制御信号により蓄積時間が制御されて第2画像信号を生成する焦点検出画素312,313とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は撮像素子および撮像装置に関する。
撮像用画素と焦点検出用画素を有する撮像素子を備えた撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、1回目の撮像で焦点検出用画素の画像信号に基づいて焦点検出を行い、2回目の撮像で撮像用画素の画像信号をファインダー液晶表示素子に表示している。
この出願の発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開2005−303409号公報
しかしながら、上述した従来の撮像装置では、焦点検出用の画像信号を得るための撮像と、ファインダー表示用の画像信号を得るための撮像とをシーケンシャルに行っているので、一連の動作シーケンスに要する時間が長くなる上に、焦点検出用画素を長時間蓄積する必要がある場合にはファインダーでの表示動作のリフレッシュ間隔も長くなってしまうという問題がある。
(1) 請求項1の発明は、第1蓄積制御信号により蓄積時間が制御されて第1画像信号を生成する撮像画素と、第1蓄積制御信号とは独立した第2蓄積制御信号により蓄積時間が制御されて第2画像信号を生成する焦点検出画素とを備える。
(2) 請求項1の撮像素子は、撮像画素が、蓄積時間内の入射光に応じた電荷を蓄積する撮像用光電変換部と、蓄積終了後に光電変換部の蓄積電荷を転送して電荷量に応じた信号を出力する撮像用出力部とを有し、焦点検出画素が、蓄積時間内の入射光に応じた電荷を蓄積する焦点検出用光電変換部と、蓄積終了後に光電変換部の蓄積電荷を転送して一時的に保持する電荷保持部と、電荷保持部に保持された電荷量に応じた画像信号を出力する焦点検出用出力部とを有する。
(3) 請求項3の撮像素子は、焦点検出画素が一対の光電変換部を有する。
(4) 請求項4の撮像素子は、焦点検出画素が、第1光電変換部を有する第1焦点検出画素と、第1光電変換部と対になる第2光電変換部を有する第2焦点検出画素とからなる。
(5) 請求項5の撮像素子は、撮像画素および焦点検出画素の出力部は、光電変換部の蓄積電荷が転送される浮遊拡散部と、浮遊拡散部に転送された電荷の電荷量に応じた画像信号を出力する増幅部とを備える。
(6) 請求項6の撮像素子は、撮像画素が行列配置されており、すべての撮像画素に対して同一蓄積時間で蓄積制御し、かつ同一行のすべての撮像画素に対しては蓄積開始と蓄積終了を同一タイミングとする。
(7) 請求項7の発明は、撮像光学系により撮像された像を撮像する請求項2〜6のいずれか1項に記載の撮像素子と、撮像素子の蓄積時間制御と出力読み出し制御を行う制御手段と、第1画像信号に基づく表示を行う表示手段と、第2画像信号に基づいて撮像光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段とを備える撮像装置であって、制御手段によって、撮像画素と焦点検出画素の蓄積時間制御を並列に行い、第1蓄積制御信号により撮像画素を蓄積制御し、第1画像信号を所定周期で読み出して表示手段による表示を行うとともに、第2蓄積制御信号により焦点検出画素を撮像画素とは独立に蓄積制御し、所定周期に同期して第2画像信号を読み出して焦点検出手段による焦点検出を行う。
(8) 請求項8の撮像装置は、制御手段によって、撮像画素と焦点検出画素の配列位置に応じた順に第1画像信号および第2画像信号を読み出すとともに、読み出した第2画像信号の有効または無効を指定する。
(9) 請求項9の撮像装置は、制御手段によって、第1画像信号の読み出しと、第2画像信号の読み出しとを独立に行う。
(10) 請求項10の撮像装置は、制御手段によって、撮像画素の一部から第1画像信号の読み出しを行う。
(11) 請求項11の撮像装置は、画像信号を記録する記録手段を備え、制御手段によって、撮像画素と焦点検出画素とを並列に動作させ、第1蓄積制御信号と第2蓄積制御信号により撮像画素と焦点検出画素を同一の蓄積時間で蓄積制御して得られる第1画像信号と第2画像信号を記録手段に記録する。
(12) 請求項12の発明は、第1蓄積制御信号により蓄積時間が制御される第1画素群と、第1画素群と同一基板上に第1画素群に周囲を囲まれて形成され、第1蓄積制御信号とは独立した第2蓄積制御信号により蓄積時間が制御される第2画素群と、第1画素群で得られる第1画像信号および第2画素群で得られる第2画像信号を時分割で出力する出力部とを備える。
(13) 請求項13の撮像素子は、第1画素群に属する画素と第2画素群に属する画素とが二次元状に配置され、第1画素群に属する画素はローリングシャッター方式で蓄積時間が制御される。
(14) 請求項14の撮像素子は、第1画素群に属する画素と第2画素群に属する画素とが二次元状に配置され、第2画素群は複数あり、第2画素群ごとに蓄積時間および蓄積のタイミングが独立に制御される。
(15) 請求項15の撮像素子は、第1画像信号を出力部から周期的に出力させるとともに、第1画像信号の出力の合間をぬって第2画像信号を前記出力部から出力させる制御部を備える。
(16) 請求項16の撮像素子は、第2画素群の各画素は、画像信号を一時的に保持する電荷保持部を備える。
(17) 請求項17の撮像素子は、第1画像信号は表示に用いられ、第2画像信号は焦点検出に用いられる。
(18) 請求項18の発明は、撮像光学系により撮像された像を撮像する撮像素子であって、表示用画像信号を生成する撮像画素と、焦点検出用画像信号を生成する焦点検出画素とを有する撮像素子と、撮像素子の蓄積時間制御と出力読み出し制御を行う制御手段と、表示用画像信号に基づく表示を行う表示手段と、焦点検出用画像信号に基づいて撮像光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段とを備える撮像装置であって、制御手段は、撮像画素と焦点検出画素を並列に動作させるとともに、撮像画素と焦点検出画素を同一の蓄積時間で蓄積制御し、表示用画像信号を所定周期で破壊読み出しして表示手段による表示を行うとともに、焦点検出用画像信号を所定周期で非破壊読み出しして焦点検出手段により焦点検出を行う。
(19) 請求項19の発明は、撮像光学系により撮像された像を撮像する撮像素子であって、表示用画像信号を生成する撮像画素と、焦点検出用画像信号を生成する焦点検出画素と、表示用画像信号と焦点検出用画像信号を増幅して出力する出力部とを有する撮像素子と、撮像素子の蓄積時間制御と出力読み出し制御を行う制御手段と、表示用画像信号に基づく表示を行う表示手段と、焦点検出用画像信号に基づいて撮像光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段とを備える撮像装置であって、制御手段は、撮像画素と焦点検出画素を並列に動作させるとともに、撮像画素と焦点検出画素を同一の蓄積時間で蓄積制御し、出力部により所定増幅率で増幅された表示用画像信号を所定周期で読み出して表示手段による表示を行うとともに、出力部により所定増幅度と異なる増幅度で増幅された焦点検出用画像信号を表示用画像信号の読み出しに同期して読み出して焦点検出手段により焦点検出を行う。
本発明によれば、ファインダー画像表示のリフレッシュ間隔を短時間にしながら、低輝度被写体に対する焦点検出を可能にすることができる。
本願発明の一実施の形態による撮像素子および撮像装置をデジタルスチルカメラに適用した一実施の形態を説明する。図1は一実施の形態の構成を示す。一実施の形態のデジタルスチルカメラ201は交換レンズ202とカメラボディ203から構成され、交換レンズ202はマウント部204によりカメラボディ203に装着される。
交換レンズ202はレンズ駆動制御装置206、ズーミング用レンズ208、レンズ209、フォーカシング用レンズ210、絞り211などを備えている。レンズ駆動制御装置206は、マイクロコンピューターとメモリなどの周辺部品から成り、フォーカシング用レンズ210と絞り211の駆動制御、絞り211、ズーミング用レンズ208およびフォーカシング用レンズ210の状態検出、後述するボディ駆動制御装置214に対するレンズ情報の送信とカメラ情報の受信などを行う。
カメラボディ203は撮像素子212、ボディ駆動制御装置214、液晶表示素子駆動回路215、液晶表示素子216、接眼レンズ217、メモリカード219などを備えている。撮像素子212には後述する画素が二次元状に配列されており、交換レンズ202の予定結像面に配置されて交換レンズ202により結像される被写体像を撮像する。なお、詳細を後述するが撮像素子212の所定の焦点検出位置には焦点検出用画素が配列される。
ボディ駆動制御装置214はマイクロコンピューターとメモリなどの周辺部品から構成され、撮像素子212からの画像信号の読み出し、画像信号の補正、交換レンズ202の焦点調節状態の検出、レンズ駆動制御装置206からのレンズ情報の受信とカメラ情報(デフォーカス量)の送信、ディジタルスチルカメラ全体の動作制御などを行う。ボディ駆動制御装置214とレンズ駆動制御装置206は、マウント部204の電気接点部213を介して通信を行い、各種情報の授受を行う。
液晶表示素子駆動回路215は、液晶ビューファインダー(EVF:電気的ビューファインダー)の液晶表示素子216を駆動する。撮影者は接眼レンズ217を介して液晶表示素子216に表示された像を観察することができる。メモリカード219はカメラボディ203に脱着可能であり、画像信号を格納記憶する可搬記憶媒体である。
交換レンズ202を通過して撮像素子212上に形成された被写体像は、撮像素子212により光電変換され、その出力はボディ駆動制御装置214へ送られる。ボディ駆動制御装置214は、撮像素子212上の焦点検出画素の出力データに基づいて所定の焦点検出位置におけるデフォーカス量を算出し、このデフォーカス量をレンズ駆動制御装置206へ送る。また、ボディ駆動制御装置214は、撮像素子212の出力に基づいて生成した画像信号をメモリカード219に格納するとともに、画像信号を液晶表示素子駆動回路215へ送り、液晶表示素子216に画像を表示させる。
カメラボディ203には不図示の操作部材(シャッターボタン、焦点検出位置の設定部材など)が設けられており、これらの操作部材からの操作状態信号をボディ駆動制御装置214が検出し、検出結果に応じた動作(撮像動作、焦点検出位置の設定動作、画像処理動作)の制御を行う。
レンズ駆動制御装置206はレンズ情報をフォーカシング状態、ズーミング状態、絞り設定状態、絞り開放F値などに応じて変更する。具体的には、レンズ駆動制御装置206は、レンズ208、210の位置と絞り211の絞り位置をモニターし、モニター情報に応じてレンズ情報を演算したり、あるいは予め用意されたルックアップテーブルからモニター情報に応じたレンズ情報を選択する。レンズ駆動制御装置206は、受信したデフォーカス量に基づいてレンズ駆動量を算出し、このレンズ駆動量に基づいてフォーカシングレンズ210を不図示のモーター等の駆動源により合焦点へと駆動する。
図2は、一実施の形態の撮影画面上の焦点検出位置、すなわち後述する焦点検出画素列が焦点検出の際に撮影画面上で被写体像をサンプリングする領域(焦点検出エリア)を示す。この一実施の形態では、撮影画面100の中央に焦点検出エリア101が配置され、長方形で示す焦点検出エリア101の長手方向に焦点検出画素が直線的に配列される。
図3は撮像素子212の詳細な構成を示す正面図であり、撮像素子212上の上述した焦点検出エリア101近傍を拡大したものである。図において、縦横(画素の行と列)は図2の撮影画面100の縦横に対応している。撮像素子212は撮像用の撮像画素310と焦点検出用の焦点検出画素312、313から構成され、焦点検出エリア101には焦点検出画素312、313が交互に水平方向に配列されている。焦点検出画素312、313は、撮像画素310のBとGが配置されるべき行に直線的に配置されている。
図4に示すように、撮像画素310はマイクロレンズ10、光電変換部11、不図示の色フィルタから構成される。色フィルタは赤(R)、緑(G)、青(B)の3種類からなり、それぞれの分光感度は図6に示す特性となっている。撮像素子212には、このような各色フィルタを備えた撮像画素310がベイヤー配列されている。
図5は焦点検出画素312、313の構成を示す。図5(b)に示すように、焦点検出画素312はマイクロレンズ10と光電変換部12から構成される。光電変換部12はマイクロレンズ10の径方向に沿った垂直2等分線に左辺を略接する長方形状である。また、図5(a)に示すように、焦点検出画素313はマイクロレンズ10と光電変換部13から構成される。光電変換部13はマイクロレンズ10の径方向に沿った垂直2等分線に右辺を略接する長方形状である。光電変換部12と13はマイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合、図の左右水平方向に並んでおり、マイクロレンズ10の径方向に沿った垂直2等分線に関して対称な形状をしている。焦点検出画素312と焦点検出画素313は、図の水平方向すなわち光電変換部12と13の並び方向に交互に配置される。
焦点検出画素312、313には光量をかせぐために色フィルタは配置されておらず、その分光特性は光電変換を行うフォトダイオードの分光感度と、赤外カットフィルタ(不図示)の分光特性とを総合した分光特性(図7参照)、すなわち、図6に示す緑画素、赤画素および青画素の分光特性を加算したような分光特性となり、その感度の光波長領域は緑画素、赤画素および青画素の感度の光波長領域を包括している。
撮像画素310の光電変換部11は、マイクロレンズ10により最も明るい交換レンズの射出瞳(例えばF1.0)を通過する光束をすべて受光するような形状に設計される。一方、焦点検出画素312、313の光電変換部12、13は、マイクロレンズ10により交換レンズの射出瞳の所定の領域(例えばF2.8)を通過する光束をすべて受光するような形状に設計される。
図8は撮像画素310の断面図である。撮像画素310は、撮像用の光電変換部11の前方にマイクロレンズ10が配置され、マイクロレンズ10により光電変換部11が前方に投影される。光電変換部11は半導体回路基板29上に形成される。なお、色フィルター(不図示)はマイクロレンズ10と光電変換部11の中間に配置される。
図9は焦点検出画素312、313の断面図である。図9(a)は焦点検出画素312の断面を示し、焦点検出画素312は光電変換部12の前方にマイクロレンズ10が配置され、マイクロレンズ10により光電変換部12が前方に投影される。光電変換部12は半導体回路基板29上に形成されるとともに、その上にマイクロレンズ10が半導体イメージセンサーの製造工程により一体的かつ固定的に形成される。光電変換部12はマイクロレンズ10の光軸の片側に配置される。
図9(b)は焦点検出画素313の断面を示し、焦点検出画素313は光電変換部13の前方にマイクロレンズ10が配置され、マイクロレンズ10により光電変換部13が前方に投影される。光電変換部13は半導体回路基板29上に形成されるとともに、その上にマイクロレンズ10が半導体イメージセンサーの製造工程により一体的かつ固定的に形成される。光電変換部13はマイクロレンズ10の光軸の片側で、かつ光電変換部12の反対側に配置される。
図10は、マイクロレンズを用いた瞳分割型位相差検出方式の焦点検出光学系の構成を示す。図において、90は、交換レンズの予定結像面に配置されたマイクロレンズの前方dの距離に設定された射出瞳である。距離dは、マイクロレンズの曲率、屈折率、マイクロレンズと光電変換部の間の距離などに応じて決まる距離であって、以下では測距瞳距離と呼ぶ。91は交換レンズの光軸、10a〜10cはマイクロレンズ、12a、12b、13a、13bは光電変換部、312a、312b、313a、313bは画素、72,73、82,83は光束である。
また、92はマイクロレンズ10a、10cにより投影された光電変換部12a、12bの領域であり、以下では測距瞳と呼ぶ。93はマイクロレンズ10b、10dにより投影された光電変換部13a、13bの領域であり、以下では測距瞳と呼ぶ。なお、図ではわかりやすくするために測距瞳92、93を楕円領域で示しているが、実際は光電変換部の形状が拡大投影された形状となる。
図10では、隣接する4画素(画素312a、312b、313a、313b)を模式的に例示するが、その他の画素においても光電変換部はそれぞれ対応した測距瞳から各マイクロレンズに到来する光束を受光する。なお、焦点検出画素の配列方向は一対の測距瞳の並び方向、すなわち一対の光電変換部の並び方向と一致させる。
マイクロレンズ10a〜10cは交換レンズの予定結像面近傍に配置されており、マイクロレンズ10a〜10cによりその背後に配置された光電変換部12a、12b、13a、13bの形状がマイクロレンズ10a〜10cから測距瞳距離dだけ離間した射出瞳90上に投影され、その投影形状は測距瞳92,93を形成する。すなわち、投影距離dにある射出瞳90上で各画素の光電変換部の投影形状(測距瞳92,93)が一致するように、各画素における光電変換部の投影方向が決定されている。
光電変換部12aは測距瞳92を通過し、マイクロレンズ10aに向う光束72によりマイクロレンズ10a上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。光電変換部12bは測距瞳92を通過し、マイクロレンズ10cに向う光束82によりマイクロレンズ10c上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。光電変換部13aは測距瞳93を通過し、マイクロレンズ10bに向う光束73によりマイクロレンズ10b上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。光電変換部13bは測距瞳92を通過し、マイクロレンズ10dに向う光束83によりマイクロレンズ10d上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。
上述したような2種類の焦点検出画素を直線状に多数配置し、各画素の光電変換部の出力を測距瞳92および測距瞳93に対応した出力グループにまとめることによって、測距瞳92と測距瞳93を各々通過する焦点検出光束が画素列上に形成する一対の像の強度分布に関する情報が得られる。この情報に対して後述する像ズレ検出演算処理(相関演算処理、位相差検出処理)を施すことによって、いわゆる瞳分割型位相差検出方式で一対の像の像ズレ量が検出される。
さらに、像ズレ量に一対の測距瞳の重心間隔に応じた変換演算を行うことによって、予定結像面に対する現在の結像面(予定結像面上のマイクロレンズアレイの位置に対応した焦点検出位置における結像面)の偏差(デフォーカス量)が算出される。なお、上述した説明では測距瞳は絞り開口によって制限されていない状態として説明を行ったが、実際には測距瞳は絞り開口によって制限された形状と大きさになる。
図11は、瞳分割型位相差検出方式におけるデフォーカスと像ずれの関係を示す図である。図11(a)において、光学系の射出瞳面90において測距瞳92、93に分割され、像を形成する光束は測距瞳92を通過する光束72と、測距瞳93を通過する光束73に分割される。このような構成により、例えば光軸91上にあり図11の紙面に垂直な方向の線パターン(黒地に白線)を光学系により結像させた場合、合焦面P0においては測距瞳92を通過する光束72と測距瞳93を通過する光束73は、図11(c)に示すように光軸91上の同じ位置に高コントラストな線像パターンを形成する。
一方、合焦面P0より前方の面P1においては、測距瞳92を通過する光束72と測距瞳93を通過する光束73は、図11(b)に示すように異なる位置にぼけた線像パターンを形成する。また、合焦面P0より後方の面P2においては、測距瞳92を通過する光束72と測距瞳93を通過する光束73は、図11(d)に示すように図11(b)とは反対方向の異なる位置にぼけた線像パターンを形成する。したがって、測距瞳92を通過する光束72と測距瞳93を通過する光束73とにより形成される2つの像を分離して検出し、2つの像の相対的な位置関係(像ズレ量)を算出することにより、2つの像を検出した面における光学系の焦点調節状態(デフォーカス量)を検出できるわけである。
図12は撮像画素と射出瞳の関係を示す図である。なお、図10に示す要素と同様な要素に対しては同一の符号を付して説明を省略する。70はマイクロレンズ、71は撮像画素の光電変換部、81は撮像光束である。また、94はマイクロレンズ70により投影された光電変換部71の領域である。なお、図12では光軸91上にある撮像画素(マイクロレンズ70と光電変換部71からなる)を模式的に例示したが、その他の撮像画素においても光電変換部はそれぞれ領域94から各マイクロレンズに到来する光束を受光する。
マイクロレンズ70は光学系の予定結像面近傍に配置されており、光軸91上に配置されたマイクロレンズ70によりその背後に配置された光電変換部71の形状がマイクロレンズ70から投影距離dだけ離間した射出瞳90上に投影され、その投影形状は領域94を形成する。
光電変換部71は領域94を通過し、マイクロレンズ70に向う焦点検出光束81によりマイクロレンズ70上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。上述したような撮像画素を二次元状に多数配置し、各画素の光電変換部に基づいて画像情報が得られる。なお、上述した説明では領域94は絞り開口によって制限されていない状態として説明したが、実際には領域94は絞り開口によって制限された形状と大きさになる。
図13は射出瞳面における投影関係を示す正面図である。焦点検出画素から光電変換部をマイクロレンズにより射出瞳面90に投影した測距瞳92,93は、撮像画素から光電変換部をマイクロレンズにより射出瞳面90に投影した領域94の内部に包含される。なお、実際には、撮像画素および焦点検出画素の光電変換部が受光する光束は、領域94および測距瞳92,93を交換レンズの絞り開口で絞り込んだ領域を通過する光束となる。一様輝度の被写体を光学系を介して撮像画素と焦点検出画素の光電変換部で撮像させると、同一蓄積時間では撮像画素の信号レベルが焦点検出画素の信号レベルより大きくなる。
図14は、図1に示すデジタルスチルカメラ(撮像装置)のボディ内部の詳細な構成を示す図である。図1に示すボディ駆動制御装置214は、撮像素子212の駆動制御を行う撮像素子駆動制御回路214a、撮像素子212が出力する画像信号を画像データにAD変換するAD変換回路214b、画像データを一時的に保持する内部メモリ214c、カメラボディの全体的な動作制御およびレンズ駆動制御装置206との通信および焦点検出演算を行うボディCPU214dから構成される。
撮像素子駆動制御回路214aは、撮像素子212の蓄積時間の制御、画像信号の読出し制御を行うとともに、画像信号の読出しに同期させてAD変換回路214bを動作させ、内部メモリ214cに画像データを格納させる。また、液晶表示素子駆動回路215を制御して内部メモリ214cに周期的に格納される画像データを液晶表示素子216に表示させ、その表示を周期的にリフレッシュさせる。撮像素子駆動制御回路214aはボディCPU214dに対し、内部メモリ214cに画像データが格納されるタイミング信号および焦点検出画素の画像データの有効または無効を指定する情報を送る。なお、焦点検出画素の画像データの有効または無効の判定は、焦点検出画素において所定の蓄積時間で蓄積した画像データを有効と判定する。
ボディCPU214dは撮像素子駆動制御回路214aに対し、撮像素子212を周期的に動作させるか、単発的に動作させるかなどの動作制御情報、撮像素子212の撮像画素および焦点検出画素の蓄積時間に関する情報(不図示の測光センサーの出力に応じて決定される)を送る。撮像素子駆動制御回路214aはそれらの情報を受け、撮像素子212の動作形態を変更して画像信号の読出しを行うとともに、撮像画素および焦点検出画素の蓄積時間および画像信号の増幅度を制御する。
ボディCPU214dは、内部メモリ214cに格納された焦点検出画素の画像データが有効である場合にはこれを読み出し、後述する焦点検出演算を行って焦点検出を行う。また、シャッターレリーズ部材(不図示)が操作されると、撮像素子駆動制御回路214aを制御して撮像素子212に撮像動作を行わせ、画像データを内部メモリ214cに取り込ませるとともに、この画像データに対して補正やフォーマット変換を施してメモリーカード219に格納させる。
撮像素子駆動制御回路214aは、ボディCPU214dの制御にしたがって、シャッターレリーズがなされていない期間は、撮像素子212を周期動作(例えば30画面/秒または60画面/秒)させて電気的にファインダー表示するとともに、撮像時は撮像素子212を単発動作させて撮像動作を行わせる。したがって、非撮像時においてボディCPU214dは内部メモリ214cに有効な焦点検出画素の画像データが格納されるのを待って焦点検出動作を行うとともに、ファインダー表示は周期的にリフレッシュされることになる。
図15は、図1に示すデジタルスチルカメラ(撮像装置)の動作を示すフローチャートである。ボディCPU214dはカメラの電源が投入されるとこの動作を繰り返し実行する。ステップ100で電源がオンされるとステップ110へ進み、撮像素子駆動制御回路214aに対し指令を出し、撮像素子212に周期動作を開始させる。
続くステップ120では、測光センサー(不図示)により測光した被写界輝度に応じて自動的に決定された撮影絞り値、あるいは操作部材(不図示)によりユーザーが手動で設定した撮影絞り値に応じた絞り制御情報をレンズ駆動制御装置206へ送り、絞り開口径を撮影絞り値に設定する。また、撮影絞り値、被写界輝度、最新動作時の画像データのレベル(平均値)に応じて撮像画素と焦点検出画素の蓄積時間および信号増幅度を更新し、更新された情報を撮像素子駆動制御回路214aへ送る。なお、電源オン直後は最新動作時の画像データのレベル(平均値)がないので、予め定められたレベル値を用いる。
ステップ130で、有効な焦点検出画素の画素データが内部メモリに格納された旨の通知が撮像素子駆動制御回路214aから発せされるのを待機する。ステップ140において内部メモリ214cから焦点検出画素の画像データを読み出す。 ステップ150で、焦点検出画素列に対応した一対の像データに基づいて、後述する像ズレ検出演算処理(相関演算処理)を行って像ズレ量を演算し、さらにデフォーカス量を算出する。
ステップ160で合焦近傍か否か、すなわち算出されたデフォーカス量の絶対値が所定値以内か否かを調べる。合焦近傍でないと判定された場合はステップ170へ進み、デフォーカス量をレンズ駆動制御装置206へ送信し、交換レンズ202のフォーカシングレンズ210を合焦位置に駆動させる。その後、ステップ120へ戻り、上記動作を繰り返す。なお、焦点検出不能な場合もこのステップに分岐し、レンズ駆動制御装置206へスキャン駆動命令を送信し、交換レンズ202のフォーカシングレンズ210を無限から至近の間でスキャン駆動させ、ステップ120へ戻って上記動作を繰り返す。
一方、合焦近傍であると判定した場合はステップ180へ進み、シャッターボタン(不図示)の操作によりシャッターレリーズがなされたか否かを判定し、なされていないと判定された場合は、ステップ120へ戻って上記動作を繰り返す。シャッターレリーズがなされたと判定された場合はステップ190へ進み、レンズ駆動制御装置206へ絞り制御情報を送信し、交換レンズ202の絞り値を撮影絞り値にする。撮影絞り値、被写界輝度、最新動作時の画像データのレベル(平均値)に応じて、撮像画素と焦点検出画素で同一の蓄積時間および信号増幅度を決定し、決定された情報を撮像素子駆動制御回路214aへ送る。
ステップ200において、絞り制御が終了した時点で撮像素子212に単発の撮像動作を行わせ、内部メモリ214cから撮像素子212の撮像画素および全ての焦点検出画素から画像データを読み出す。ステップ210では焦点検出画素列の各画素位置の画素データを焦点検出画素のデータおよび周囲の撮像画素のデータに基づいて補間する。ステップ220では撮像画素のデータおよび補間されたデータからなる画像データをメモリーカード219に保存し、ステップ110へ戻って上記動作を繰り返す。
図15のステップ150における焦点検出動作の詳細を説明する。焦点検出画素列から出力される一対のデータ列(α1〜αM、β1〜βM:Mはデータ数)に対し、(1)式に示すような高周波カットフィルタ処理を施し、第1データ列、第2データ列(A1〜AN、B1〜BN)を生成する。これにより、データ列から相関処理に悪影響を及ぼすノイズ成分や高周波成分を除去することができる。なお、演算時間の短縮を図る場合や、すでに大きくデフォーカスしていて高周波成分が少ないことがわかっている場合などは、この処理を省略することもできる。
An=αn+2・αn+1+αn+2、
Bn=βn+2・βn+1+βn+2 ・・・(1)
(1)式において、n=1〜Nである。
データ列An、Bnに対し(2)式に示す相関演算を行い、相関量C(k)を演算する。
C(k)=Σ|An・Bn+1+k−Bn+k・An+1| ・・・(2)
(2)式において、Σ演算はnについて累積される。また、nのとる範囲は、ずらし量kに応じてAn、An+1、Bn+k、Bn+1+kのデータが存在する範囲に限定される。ずらし量kは整数であり、データ列のデータ間隔を単位とした相対的シフト量である。
(2)式の演算結果は、図16(a)に示すように、一対のデータの相関が高いシフト量(図16(a)ではk=kj=2)において相関量C(k)が極小(小さいほど相関度が高い)になる。(3)〜(6)式による3点内挿の手法を用い、連続的な相関量に対する極小値C(x)を与えるシフト量xを求める。
x=kj+D/SLOP ・・・(3)
C(x)= C(kj)−|D| ・・・(4)
D={C(kj-1)−C(kj+1)}/2 ・・・(5)
SLOP=MAX{C(kj+1)−C(kj),C(kj-1)−C(kj)} ・・・(6)
(3)式で算出されたずらし量xの信頼性があるかどうかは、次のようにして判定される。図16(b)に示すように、一対のデータの相関度が低い場合は、内挿された相関量の極小値C(x)の値が大きくなる。したがって、C(x)が所定のしきい値以上の場合は算出されたずらし量の信頼性が低いと判定し、算出されたずらし量xをキャンセルする。あるいは、C(x)をデータのコントラストで規格化するために、コントラストに比例した値となるSLOPでC(x)を除した値が所定値以上の場合は、算出されたずらし量の信頼性が低いと判定し、算出されたずらし量xをキャンセルする。あるいはまた、コントラストに比例した値となるSLOPが所定値以下の場合は、被写体が低コントラストであり、算出されたずらし量の信頼性が低いと判定し、算出されたずらし量xをキャンセルする。
図16(c)に示すように、一対のデータの相関度が低く、シフト範囲kmin〜kmaxの間で相関量C(k)の落ち込みがない場合は、極小値C(x)を求めることができず、このような場合は焦点検出不能と判定する。
(2)式の相関演算の代わりに次式に示す相関演算式を行い、相関量C(k)を演算してもよい。
C(k)=Σ|An/An+1−Bn+k/Bn+1+k| ・・・(7)
(7)式において、Σ演算はnについて累積される。nのとる範囲は、ずらし量kに応じてAn、An+1、Bn+k、Bn+1+kのデータが存在する範囲に限定される。なお、相関演算式としては上記(2)式や(7)式に限定されず、他の相関演算式を利用することができる。
算出されたずらし量xの信頼性があると判定された場合は、被写体像面の予定結像面に対するデフォーカス量DEFを(8)式で求めることができる。
DEF=KX・PY・x ・・・(8)
(8)式において、PYは検出ピッチ(焦点検出画素のピッチ)であり、KXは一対の測距瞳を通過する光束の重心の開き角の大きさによって決まる変換係数である。一対の測距瞳を通過する光束の重心の開き角の大きさは交換レンズの絞り開口の大きさ(絞り値)に応じて変化するので、レンズ情報に応じて決定される。
次に、一実施の形態の撮像素子の構成および動作について詳細に説明する。図17は撮像素子212の動作フロー概念図である。簡単のため撮像素子212は4画素×4画素(4行4列)とし、焦点検出画素は2画素が3行目の2列目と3列目に配置されるものとして説明する。図は周期動作時の動作フローである。撮像素子212はCMOSイメージセンサーで、撮像画素からの画像信号の読出しはローリングシャッター方式で行われる。各行において、撮像画素の光電変換部の電荷蓄積(露光)とそれに続く読出しがシーケンシャルに交互に行われる。撮像画素の画像信号の読出しは1行目、2行目、3行目、4行目の順で行われ、この読出し動作が所定の周期で繰り返し行われる。
焦点検出画素の光電変換部の電荷蓄積は、電荷蓄積の終了が3行目の撮像画素の画像信号と同期するように行われるとともに、電荷蓄積時間は撮像画素より長く設定される。したがって、焦点検出画素の画像信号の読出し周期は、撮像画素の画像信号の読出し周期の整数倍(図では2倍)となる。
このような動作シーケンスを行うことにより、撮像画素の画像信号を所定周期で読み出しながら、焦点検出画素の電荷蓄積時間を撮像画素の電荷蓄積時間よりも長くし、焦点検出演算に適したレベルの画像データを得ることができる。これにより、EVFのリフレッシュ周期を一定に保ちながら、低輝度被写体に対しても確実に焦点検出を行うことが可能になる。高輝度時には蓄積時間を短くできるので、撮像画素と焦点検出画素の読出し周期を揃えてもよい。なお、撮像画素については、低輝度時は電荷蓄積時間は読出し周期が維持できるまでの時間で制限し、不足分は画像信号の増幅度を調整することによりカバーする。
図18は撮像素子212の回路構成を示す図である。図17に示す動作フローに対応した4画素×4画素の撮像素子の回路構成であり、2個の焦点検出画素312、313が3行目の2列目と3列目に配置され、その他は撮像画素310である。信号保持部502は1行分の画素の画像信号を一時的保持するバッファであり、垂直信号線501に出力されている画像信号を垂直走査回路503が発する制御信号ΦHにしたがってラッチする。
撮像画素310の電荷蓄積は、蓄積制御回路504が発する制御信号(ΦR1〜ΦR4)により行ごとに独立に制御される。焦点検出画素312、313の電荷蓄積は、蓄積制御回路504が発する制御信号ΦRaにより制御される。撮像画素310および焦点検出画素312、313からの画像信号の出力は、垂直走査回路503が発する制御信号(ΦS1〜ΦS4)により行ごとに独立に制御される。制御信号により選択された画素の画像信号は、垂直信号線501に出力される。
信号保持部502に保持された画像信号は、水平走査回路505が発する制御信号(ΦV1〜ΦV4)により順次出力回路506へ転送され、出力回路506で設定された増幅度で増幅されて外部に出力される。
図19は、図18に示す撮像画素および焦点検出画素の詳細な回路図である。光電変換部はフォトダイオード(PD)で構成される。PDに蓄積された電荷は、浮遊拡散層(フローティングディフュージョン:FD)に蓄積される。FDは増幅MOSトランジスタ(AMP)のゲートに接続されており、AMPはFDに蓄積された電荷の量に応じた信号を発生する。FD部はリセットMOSトランジスタ510を介して電源電圧Vddに接続されており、制御信号ΦRn(ΦR1〜ΦR4、ΦRa)によりリセットMOSトランジスタ510がオンすると、FDおよびPDに溜まった電荷がクリアされリセット状態になる。
AMPの出力は行選択MOSトランジスタ512を介して垂直出力線501に接続されており、制御信号ΦSn(ΦS1〜ΦS4)により行選択MOSトランジスタ512がオンすると、AMPの出力が垂直出力線501に出力される。
図20は、図18に示す撮像素子の動作タイミングチャートである。1行目の撮像画素310は垂直走査回路503が発する制御信号ΦS1により選択され、選択された撮像画素310の画像信号は垂直信号線501に出力される。制御信号ΦS1と同期して発せられる制御信号ΦHによって、垂直信号線501に出力された1行目の画像信号が信号保持部502に一時的に保持される。信号保持部502に保持された1行目の撮像画素310の画像信号は、水平走査回路505から順次発せられる制御信号ΦV1〜ΦV4にしたがって出力回路506へ転送され、出力回路506で設定された増幅度で増幅された外部に出力される。
1行目の撮像画素310の画像信号の信号保持部502への転送が終了した時点で、蓄積制御回路504より発せられる制御信号ΦR1により1行目の撮像画素310がリセットされ、1行目の撮像画素310の次の電荷蓄積が開始される。1行目の撮像画素310の画像信号の出力回路506からの出力が終了した時点で、2行目の撮像画素310は垂直走査回路503が発する制御信号ΦS2により選択され、選択された撮像画素310の画像信号が垂直信号線501に出力される。以下同様にして2行目の撮像画素310の画像信号の保持および撮像画素310のリセット、画像信号の出力が行われる。
続いて3行目の撮像画素310と焦点検出画素312、313の画像信号の保持および撮像画素310のリセット、撮像画素310と焦点検出画素312、313の画像信号の出力が行われる。続いて4行目の撮像画素310の画像信号の保持および撮像画素310のリセット、撮像画素310の画像信号の出力が行われる。その後、再び1行目に戻って上記動作が繰り返される。
1行目の撮像画素310の画像信号の電荷保持タイミングから次回の1行目の撮像画素310の画像信号の電荷保持タイミングまでの周期Tsは、一定に制御される。撮像画素310の電荷蓄積時間Ti(露光時間)は、画素のリセットタイミングから画像信号の保持タイミングまでの時間となる。
焦点検出画素312、313については、画素リセットのための制御信号ΦRaが3行目の制御信号ΦR3とは別個に設けられているので、焦点検出画素312、313は3行目の撮像画素310のリセットタイミングではリセットされない。焦点検出画素312、313の電荷蓄積時間Tx(露光時間)は、制御信号ΦRaによる焦点検出画素312、313のリセットタイミングから次の制御信号ΦRaが発せられる直前の画像信号保持タイミングまでの時間となる。
図20においては撮像画素310の画像信号読出し周期の2倍の周期で焦点検出画素312、313の画像信号が読み出されている。すなわち、撮像画素310は、画像信号が読み出されるタイミングで画素リセットが行われるため、破壊読出しをしているのに対し、焦点検出画素312、313は画像信号が読み出されるタイミングで画素リセットを行わない非破壊読み出しを行うことによって、電荷蓄積時間を延長しているのである。
焦点検出画素312、313の画像信号を非破壊読み出しするタイミングでは、画像信号レベルが焦点検出演算に適したレベルに達していないので、撮像素子駆動制御回路214a(図14参照)は焦点検出画素312、313の画像データを無効とする情報をボディCPU214d(図14参照)に発する。ボディCPU214dは、画像データが有効の場合のみ、その画像データを用いて焦点検出演算を行う(図15参照)。
なお、画像データが無効の場合にも画像データを読み出し、その画像データを用いて焦点検出演算を行うようにしてもよい。また、ボディCPU214dは、画像データが無効の場合にも画像データを読み出し、その画像データのレベルを検出し、検出したレベルに応じて次回の撮像画素の読出しサイクルにおいて焦点検出画素の電荷蓄積を終了するかしないかを決定し、撮像素子駆動制御回路214aに電荷蓄積継続と終了の指示を出すようにしてもよい。
《一実施の形態の変形例》
図21は変形例の撮像素子212Aの回路構成を示す。なお、図18に示す要素と同様な要素に対しては同一の符号を付して説明を省略する。図18に示す撮像素子212では焦点検出画素312、313が行方向に並んでいたが、図21に示す変形例の撮像素子212Aでは焦点検出画素312、313を列方向(2行目の2列目と3行目の2列目)に配置した例である。つまり、図3に示す撮像素子212の画素配置を90度回転した画素配置としたものである。制御信号ΦRaは列方向に配置された焦点検出画素312、313に共通に配置される。このような回路構成とすれば、図20に示す動作フローと同様な動作フローにより列方向に延在する焦点検出領域を設定することができる。
図22は変形例の撮像素子の動作フロー概念図である。図17に示す動作フロー概念図においては、焦点検出画素の画像信号を撮像画素の画像信号の読出しタイミングに重畳して読み出していた。この図22に示す動作フロー概念図においては、焦点検出画素の画像信号を撮像画素の画像信号の読出しタイミングに同期するが、別のタイミングで読み出す。
すなわち、4行目の撮像画素の画像信号の読み出し終了と、1行目の撮像画素の画像信号の読み出し開始の間にブランク期間を設け、焦点検出画素の光電変換部の電荷蓄積は、電荷蓄積の終了が4行目の撮像画素の画像信号の読出し終了と同期するように行われるとともに、焦点検出画素の画像信号の読み出しは、上記ブランク期間に行われる。これにより、焦点検出画素の電荷蓄積時間は撮像画素より長く設定される。したがって、焦点検出画素の画像信号の読出し周期は、撮像画素の画像信号の読出し周期の整数倍(図22では2倍)となる。
このような動作シーケンスを実行することによって、撮像画素の画像信号を所定周期で読み出しながら、焦点検出画素の電荷蓄積時間を撮像画素の電荷蓄積時間よりも長くし、焦点検出演算に適したレベルの画像データを得ることができる。これにより、EVFのリフレッシュ周期を一定に保ちながら、低輝度被写体に対しても確実に焦点検出を行うことが可能になる。また、高輝度時には蓄積時間が短くできるので、撮像画素と焦点検出画素の読出し周期を揃えてもよい。
図23は、図22に示す動作フローに対応した変形例の撮像素子212Bの回路構成の概念図である。図23において、図18に示す要素と同様な要素に対しては同一の符号を付して説明を省略する。図18に示す撮像素子212では、焦点検出画素312、312と撮像画素310の行選択MOSトランジスタが共通の制御信号ΦS3により制御されていたが、図22に示す撮像素子212Bでは焦点検出画素312、313の行選択MOSトランジスタが専用の制御信号ΦSaにより制御される構成となる。
焦点検出画素312、313と撮像画素310の行選択MOSトランジスタの制御信号を別個に設置することによって、焦点検出画素312、313の画像信号を3行目の撮像画素310の画像信号の読出しとは独立して読み出すことが可能になる。焦点検出画素312、313からの画像信号の出力は垂直走査回路503が発する制御信号ΦSaにより制御される。
図24は、図23に示す撮像素子212Bの動作タイミングチャートである。図20に示す動作タイミングとは、撮像素子212Bの3行目の撮像画素310の動作および焦点検出画素312、313の動作が異なる。3行目の撮像画素310は垂直走査回路503が発する制御信号ΦS3により選択され、選択された撮像画素310の画像信号は垂直信号線501に出力される。
制御信号ΦS3と同期して発せられる制御信号ΦHによって、垂直信号線501に出力された3行目の撮像画素310の画像信号は信号保持部502に一時的に保持される。信号保持部502に保持された3行目の撮像画素310の画像信号は、水平走査回路505から順次発せられる制御信号ΦV1およびΦV4にしたがって出力回路506へ転送され、出力回路506で設定された増幅度で増幅されて外部に出力される。
3行目の撮像画素310の画像信号の信号保持部502への転送が終了した時点で、蓄積制御回路504より発せられる制御信号ΦR3により3行目の撮像画素310がリセットされ、3行目の撮像画素310の次の電荷蓄積が開始される。4行目の撮像画素310の画像信号の出力が終了してから、1行目の撮像画素310の画像信号の出力が開始される間にブランク期間が設けられている。
1行目の撮像画素310の画像信号の電荷保持タイミングから、次回の1行目の撮像画素310の画像信号の電荷保持タイミングまでの周期Tsは、一定に制御される。撮像画素310の電荷蓄積時間Ti(露光時間)は、画素のリセットタイミングから画像信号の保持タイミングまでの時間となる。
焦点検出画素312、313については、制御信号ΦRa、ΦSaが3行目の撮像画素310の制御のための制御信号ΦR3、ΦS3とは別個に設けられており、4行目の撮像画素310の画像信号の出力が終了してから1行目の撮像画素310の画像信号の出力が開始されるまでのブランク期間に、垂直走査回路503が必要に応じて発する制御信号ΦSaにより焦点検出画素312、313が選択され、選択された撮像画素310の画像信号は垂直信号線501に出力される。
制御信号ΦSaと同期して発せられる制御信号ΦHによって、垂直信号線501に出力された焦点検出画素312、313の画像信号は信号保持部502に一時的に保持される。信号保持部502に保持された焦点検出画素312、313の画像信号は、水平走査回路505から順次発せられる制御信号ΦV2およびΦV3にしたがって出力回路506へ転送され、出力回路506で設定された増幅度で増幅され、上記ブランク期間中に外部に出力される。
焦点検出画素312、313の画像信号の信号保持部502への転送が終了した時点で、蓄積制御回路504より発せられる制御信号ΦRaにより3行目の焦点検出画素312、313がリセットされ、焦点検出画素312、313の次の電荷蓄積が開始される。制御信号ΦRaのリセット期間(Lの期間)を調整することによって、焦点検出画素312、313の電荷蓄積時間を調整することが可能である。
焦点検出画素312、313の電荷蓄積時間Tx(露光時間)は、制御信号ΦRaによる焦点検出画素312、313のリセット終了タイミングから次の画像信号の保持タイミング(制御信号ΦSaとΦHによる)までの時間となる。図24においては、撮像画素310の画像信号読出し周期の2倍の周期で焦点検出画素312、313の画像信号が読み出されている。
この動作形態においては、撮像画素310の画像信号は周期的に読み出されるとともに、周期的に行われる撮像画素310の画像信号の読み取りシーケンスにブランク期間を設け、焦点検出画素312、313の画像信号はこのブランク期間に必要に応じて読み出すようにしている。
図25は変形例の撮像素子212Cの回路構成の概念図である。図25において、図18に示す要素と同様な要素に対しては同一の符号を付して説明を省略する。図23に示す撮像素子212Bでは焦点検出画素312、313が行方向に並んでいたが、図25に示す撮像素子212Cは焦点検出画素312、313を列方向(2行目の2列目と3行目の2列目)に配置したものである。つまり、図3の撮像素子212の画素配置を90度回転したものである。制御信号ΦRaは列方向に配置された焦点検出画素312、313に共通に配置される。2行目の2列目に配置されている焦点検出画素312、313の出力は、3列目の出力線501に接続されている。このような回路構成とすることによって、図24に示す動作フローと同様な動作フローにて列方向に延在する焦点検出領域を設定することができる。
図26は変形例の撮像素子212Dの回路構成の概念図である。図26において、図18に示す要素と同様な要素に対しては同一の符号を付して説明を省略する。図23に示す撮像素子212Bでは撮像画素310と焦点検出画素312、313が信号保持部502と出力回路506を共有する構成となっていたが、図26に示す撮像素子212Dでは焦点検出画素専用に信号保持部502と出力回路506を設けたものである。
このような構成とすることによって、焦点検出画素312、313の画像信号を撮像画素310の画像信号の読出し周期に同期させて読み出す必要がなくなるので、焦点検出画素312、313の電荷蓄積および画像信号の読出し動作を、撮像画素310の電荷蓄積および画像信号の読出し動作から完全に独立させることができる。焦点検出画素312、313からの画像信号の出力は、垂直走査回路503が発する制御信号ΦSaにより制御される。
焦点検出画素専用の信号保持部502は、焦点検出画素312、313の画像信号を一時的保持するバッファであり、焦点検出画素専用の垂直信号線507に出力されている画像信号を垂直走査回路503が発する制御信号ΦHaにしたがってラッチする。焦点検出画素専用の信号保持部502に保持された画像信号は、水平走査回路505が発する制御信号ΦV5、ΦV6により順次、焦点検出画素専用の出力回路506へ転送され、出力回路506で設定された増幅度で増幅されて外部に出力される。焦点検出画素312、313の電荷蓄積は、蓄積制御回路504が発する制御信号ΦRaにより制御される。
図27は、図26に示す変形例の撮像素子212Dの動作タイミングチャートである。撮像画素310の動作フローは図24に示す動作タイミングと同様であるが、4行目の撮像画素310の画像信号の出力が終了してから、1行目の撮像画素310の画像信号の出力が開始されるまでの間にブランク期間は設けられていない。
焦点検出画素312、313については、制御信号ΦRa、ΦSaが3行目の撮像画素310の制御のための制御信号ΦR3、ΦS3とは別個に設けられており、撮像画素310の制御信号とは完全に独立して制御信号ΦRa、ΦSaが発せられる。垂直走査回路503が発する制御信号ΦSaにより焦点検出画素312、313が選択され、選択された焦点検出画素312、313の画像信号は専用の垂直信号線507に出力される。
制御信号ΦSaと同期して垂直走査回路503から発せられる制御信号ΦHaにより、垂直信号線507に出力された焦点検出画素312、313の画像信号は、焦点検出画素専用の信号保持部502に一時的に保持される。焦点検出画素専用の信号保持部502に保持された焦点検出画素312、313の画像信号は、水平走査回路505から順次発せられる制御信号ΦV5およびΦV6にしたがって焦点検出画素専用の出力回路506へ転送され、出力回路506で設定された増幅度で増幅され、上記ブランク期間中に外部に出力される。
焦点検出画素312、313の画像信号の専用信号保持部502への転送が終了した時点で、蓄積制御回路504より発せられる制御信号ΦRaにより3行目の焦点検出画素312、313がリセットされ、焦点検出画素312、313の次の電荷蓄積が開始される。制御信号ΦRaのリセット期間(Lの期間)を調整することによって、焦点検出画素312、313の電荷蓄積時間を調整することが可能である。
焦点検出画素312、313の電荷蓄積時間Tx(露光時間)は、制御信号ΦRaによる焦点検出画素312、313のリセット終了タイミングから次の画像信号の保持タイミング(制御信号ΦSaとΦHaによる)までの時間となる。上記動作形態においては、撮像画素310の画像信号が周期的に読み出されるとともに、この周期とは無関係に焦点検出画素312、313の電荷蓄積および画像信号の読み出しが行われる。
図28は変形例の撮像素子212Eの回路構成の概念図である。図28において、図18に示す要素と同様な要素に対しては同一の符号を付して説明を省略する。図18に示す撮像素子212では、3行目の焦点検出画素312、313と撮像画素310のリセットMOSトランジスタが個別の制御信号ΦRa、ΦR3により制御されていた。これに対し図28に示す撮像素子212Eでは、焦点検出画素312、313のリセットMOSトランジスタが撮像画素310と共通の制御信号ΦR3により制御される構成となる。焦点検出画素312、313と撮像画素310のリセットMOSトランジスタの制御信号を共通にすることによって、撮像素子212Eの配線を削減し回路構成を簡素化することができ、光電変換部の面積を大きくすることができる。
この構成において、焦点検出画素312、313は撮像画素310と同じ電荷蓄積時間で露光され、その画像信号は撮像画素310の画像信号と同じ周期と同じタイミングで読み出されることになる。このままでは焦点検出画素312、313の画像信号レベルが焦点検出演算に適したレベルに達しない場合があるので、ボディCPU214d(図14参照)は内部メモリ214cから読み出した焦点検出画素312、313の画像データを複数回加算し、加算した出力に基づいて焦点検出演算を行う。画像データが更新されるごとに、最新の複数回分(例えば今回と前回の2回分)を加算して焦点検出演算用のデータを更新することによって、焦点検出演算の周期を撮像画素の画像信号の読出し周期まで短縮することができる。
また、ボディCPU214c(図14参照)は、撮像素子駆動制御回路214aに対して増幅度の情報を与えることにより撮像素子の出力回路506の増幅度を制御し、撮像画素310の画像信号の出力時の増幅度に対して焦点検出画素312、313の画像信号の出力時の増幅度を大きく変更し、1回の電荷蓄積で得られる焦点検出画素312、313の画像信号のレベルを焦点検出演算に適したレベルに調整するようにしてもよい。
図29は、図28に示す変形例の撮像素子212Eの動作タイミングチャートである。焦点検出画素が、制御信号ΦRaの代わりに制御信号ΦR3によりリセットされる点が異なるだけで、図20に示す動作タイミングチャートと同様な動作タイミングとなる。1行目、2行目、3行目、4行目の撮像画素の電荷蓄積時間Ti1、Ti2、Ti3、Ti4、および焦点検出画素の電荷蓄積時間Txは同一となるが、電荷蓄積タイミングは1行目、2行目、3行目、4行目と順次時間的なずれを持つ(ローリングシャッタ)。撮像画素の読出し周期Tsは一定であり、電荷蓄積時間に1行分の画像信号の読出し時間を加えた時間となる。
図30は変形例の撮像素子212Fの回路構成の概念図である。図30において、図18に示す要素と同様な要素に対しては同一の符号を付して説明を省略する。図18に示す撮像素子212においては、焦点検出画素312、313のリセットが専用の制御信号ΦRaにより制御されていた。これに対し図30に示す変形例の撮像素子212Fでは、焦点検出画素312、313のリセットが撮像画素310と共通の制御信号ΦR3により制御されるとともに、制御信号ΦTaにより焦点検出画素312、313の電荷蓄積の終了タイミングが制御される構成となる。これにより、焦点検出画素312、313の電荷蓄積タイミングを撮像画素310とは独立して制御できるようになり、焦点検出画素312、313の電荷蓄積時間を撮像画素310とは独立に制御することが可能になる。
図31は、図30に示す焦点検出画素312、313の詳細回路図である。なお、図19に示す要素と同様な要素に対しては同一の符号を付して説明を省略する。基本的には図19に示す回路と同様であるが、PDとFDの間に転送MOSトランジスタ513が配置され、制御信号ΦTaにより転送MOSトランジスタ513がオンすると、PDで蓄積された電荷がFDへ転送される点が相違する。
図32は、図30に示す焦点検出画素312、313のマイクロレンズ側から見た場合の配置構成を示す。マイクロレンズ400の下にフォトダイオードPDが配置される。電荷排出ゲート電極402の動作は、制御信号ΦR1により制御される。PDで発生する電荷を転送するために転送MOSトランジスタ513が設けられ、その動作は制御信号ΦTaにより制御される。浮遊拡散部FDは、転送MOSトランジスタ513によりPDから転送された電荷を受ける。
FDは増幅MOSトランジスタ(AMP)のゲートに接続され、増幅MOSトランジスタ(AMP)はFDが受け取った電荷量に応じた大きさの信号を出力する。FDが受けた電荷を排出するために、FDはリセットMOSトランジスタ510を介して電源電圧Vddに接続され、リセットMOSトランジスタ510がオンすることによりFDの電位が電源電圧Vddにリセットされる。
図33は、図30に示す焦点検出画素312、313のPDとFDを通る断面構造図である。焦点検出画素312、313は、光の入射方向からマイクロレンズ400、アルミ遮光膜410、配線および電極類、電気的絶縁層411(酸化シリコン膜)、シリコン半導体基板(P型シリコン)から構成される。マイクロレンズ400で集光された光線は、遮光膜410と絶縁層411に形成された開口部を通過して半導体基板に入射する。光線が入射する半導体部分の表面にはn+領域が形成されており、フォトダイオードPDを構成している。
PDに隣接してn−領域が形成されており、絶縁層411を挟んで配置され制御信号ΦTaが印加される電極とともに、転送MOSトランジスタ513を構成する。転送MOSトランジスタ513を構成するn−領域に隣接して、フローティングディフュージョンFDを構成するn+領域が形成される。FDはAMPのゲートに接続される。FDに隣接してn−領域が形成されており、絶縁層411を挟んで配置される制御信号ΦR3が印加される電極とともに、リセットMOSトランジスタ510を構成する。リセットMOSトランジスタ510を構成するn−領域に隣接してn++領域が形成されており、この領域に電源電圧Vddが接続される。
図34は、図30に示す変形例の撮像素子212Fの動作タイミングチャートである。図20に示す動作タイミングとは、焦点検出画素の動作が異なる。焦点検出画素312、313に蓄積された電荷は、3行目の撮像画素310および焦点検出画素312、313を選択する制御信号ΦS3に先だって、所望の電荷蓄積終了タイミングで蓄積制御回路504から発せられる制御信号ΦTaにより電荷蓄積が終了され、焦点検出画素312、313のPDで蓄積された電荷はFD部に転送される。
制御信号ΦS3により3行目が選択されると、3行目の撮像画素310および焦点検出画素312、313の画像信号は垂直信号線501に出力される。制御信号ΦS3と同期して発せられる制御信号ΦHにより、垂直信号線501に出力された焦点検出画素312、313の画像信号は信号保持部502に一時的に保持される。信号保持部502に保持された焦点検出画素312、313の画像信号は、水平走査回路505から順次発せられる制御信号ΦV1〜ΦV4にしたがって出力回路506へ転送され、出力回路506で設定された増幅度で増幅され外部に出力される。
3行目の撮像画素310および焦点検出画素312、313の画像信号の信号保持部502への転送が終了した時点で、蓄積制御回路504より発せられる制御信号ΦR3により3行目の撮像画素310がリセットされると同時に、制御信号ΦR3および制御信号ΦR3と同じタイミングで発せられる制御信号ΦTaにより焦点検出画素312、313がリセットされ、次の電荷蓄積が開始される。なお、制御信号ΦTaはつねに制御信号ΦR3と同じタイミングで発せられるわけではなく、制御信号ΦR3の何回かに1回という割合で制御信号ΦTaを発することによって、焦点検出画素の電荷蓄積時間が延長される。
焦点検出画素312、313の電荷蓄積時間Tx(露光時間)は、制御信号ΦR3と同期して発せられる制御信号ΦTaによるリセットタイミングから、制御信号ΦR3と独立して発せられる制御信号ΦTaによる電荷蓄積終了タイミングまでの時間となる。
図35は変形例の撮像素子の動作フロー概念図である。図22に示す動作フロー概念図においては、焦点検出画素の画像信号を撮像画素の画像信号の読出しブランク期間中に読み出していた。この場合には、電荷蓄積終了タイミングが画像信号の信号保持部のラッチタイミングと同一であるために、電荷蓄積終了タイミングをコントロールすることが難しい。
そこで、図35に示す動作フロー概念図においては、焦点検出画素の電荷蓄積終了と画像信号の出力を時間的に独立し、電荷蓄積終了時の蓄積電荷を一時的に画素内に保持し、保持された蓄積電荷の量に応じた信号が読出し時に画像信号として読み出される動作としている。基本的な動作は図22に示す動作フローと同じであり、焦点検出画素の電荷蓄積から画像信号の読み出し間に蓄積電荷の保持動作が挿入される点が異なる。
このような動作シーケンスで撮像素子を動作させることによって、焦点検出画素の電荷蓄積終了タイミングを画像信号の読み出しと独立分離することができる。この結果、複数の焦点検出エリアにおいて焦点検出画素の電荷蓄積タイミング(電荷蓄積時間の中心時刻)を合わせて、移動する被写体に対する焦点検出の同時性を確保したりすることができる。
図36は変形例の撮像素子212Gの回路構成の概念図である。なお、図18に示す要素と同様な要素に対しては同一の符号を付して説明を省略する。図30に示す撮像素子212Fにおいては、焦点検出画素312、313と撮像画素310の行選択MOSトランジスタが共通の制御信号ΦS3により制御されていた。これに対し図36に示す撮像素子212Gでは、焦点検出画素312、313の行選択MOSトランジスタが専用の制御信号ΦSaにより制御される構成となるとともに、制御信号ΦTaが制御信号ΦTa1、ΦTa2、ΦTa3に細分化される。また、焦点検出画素312、313のリセットのために専用の制御信号ΦRa1、ΦRa2が設けられる。
これにより、焦点検出画素312、313の画像信号を、3行目の撮像画素310の画像信号の読出しとは独立して読み出すことが可能になるとともに、焦点検出画素312、313の電荷蓄積の開始および終了タイミングが撮像画素とは独立して制御可能な構成となる。
図37は、図36に示す焦点検出画素312、313の詳細回路図である。なお、図19に示す要素と同様な要素に対しては同一の符号を付して相違点を中心に説明する。基本構成は図19に示す構成と同様であるが、次の点において相違する。行選択MOSトランジスタ512のゲートには、焦点検出画素312、313を選択するための制御信号ΦSaが接続される。PDを専用にリセットするためのリセットMOSトランジスタ520が設けられる。
また、焦点検出画素312、313のリセットを行うための制御信号ΦR3が、FDをリセットするための制御信号ΦRa2とPDをリセットするための制御信号ΦRa1に分割され、それぞれリセットMOSトランジスタ520、510のゲートに接続される。PDとFDの間に転送MOSトランジスタ521、保持MOSトランジスタ522、転送MOSトランジスタ523がこの順で配置され、各MOSトランジスタのゲートには制御信号ΦTa1、ΦTa2、ΦTa3が接続される。
図38は、図36に示す焦点検出画素のマイクロレンズ側から見た場合の配置構成を示す。マイクロレンズ400の下にフォトダイオードPDが配置される。電荷蓄積時間外にPDで発生する電荷を排出するために、電源電圧Vddに接続されたリセットMOSトランジスタ520が設けられる。リセットMOSトランジスタ520の動作は、制御信号ΦRa1により制御される。電荷蓄積時間内にPDで発生する電荷を転送するために転送MOSトランジスタ521が設けられ、その動作は制御信号ΦTa1により制御される。
転送MOSトランジスタ521によりPDから転送された電荷は、保持MOSトランジスタ522に一時的に蓄積保持され、その動作は制御信号ΦTa2により制御される。保持MOSトランジスタ522に一時的に蓄積保持された電荷は、転送MOSトランジスタ523により転送され、その動作は制御信号ΦTa3により制御される。浮遊拡散部FDは、転送MOSトランジスタ523により保持MOSトランジスタ522経由でPDから転送された電荷を受ける。
FDは増幅MOSトランジスタAMP511のゲートに接続され、増幅MOSトランジスタAMP511はFDが受け取った電荷量に応じた大きさの信号を出力する。FDが受けた電荷を排出するために、電源電圧Vddに接続されたリセットMOSトランジスタ510が設けられる。リセットMOSトランジスタ510の動作は、制御信号ΦR2により制御される。
図39は、図36に示す焦点検出画素のPDとFDを通る構造断面図である。基本構成は図33に示す焦点検出画素と同じである。PDに隣接してn−領域が形成されており、絶縁層411を挟んで配置される制御信号ΦRa1が印加される電極とともに、リセットMOSトランジスタ520を構成する。リセットMOSトランジスタ520のn−領域に隣接してn++領域が形成されており、この領域に電源電圧Vddが接続される。
PDに隣接してn−領域が形成されており、絶縁層411を挟んで配置される制御信号ΦTa1が印加される電極、制御信号ΦTa2が印加される電極、制御信号ΦTa3が印加される電極とともに、転送MOSトランジスタ521、保持MOSトランジスタ522、転送MOSトランジスタ523を構成する。転送MOSトランジスタ523を構成するn−領域に隣接して、フローティングディフュージョンを構成するn+領域が形成される。FDはAMPのゲートに接続される。
FDに隣接してn−領域が形成されており、絶縁層411を挟んで配置される制御信号ΦRa2が印加される電極とともに、リセットMOSトランジスタ510を構成する。リセットMOSトランジスタ510を構成するn−領域に隣接してn++領域が形成されており、この領域に電源電圧Vddが接続される。
図40は、図36に示す焦点検出画素の制御信号のタイミングチャートである。また、図41は、図36に示す焦点検出画素の電荷蓄積および信号出力動作を示すポテンシャル図である。時刻t0(図41(a)参照)において、PD、FDはリセット(待機状態=非電荷蓄積)されており、制御信号ΦRa1、ΦRa2はハイ状態(H、ON)、制御信号ΦTa1、ΦTa2、ΦTa3はロー状態(L、OFF)となっており、PDに発生した電荷は電源電圧Vddに排出される。また、FDに残っていた電荷も電源電圧Vddに排出される(リセット)。
時刻t1でPDの電荷蓄積が開始される。制御信号ΦRa1がLになり、PDに発生した電荷がPDに蓄積され始める。時刻t2(図41(b)参照)はPDが電荷蓄積状態にある。制御信号ΦRa1はLのままで、PD1およびPD2に発生した電荷がPDに蓄積され続ける。時刻t3(図41(c)参照)においてPDの蓄積電荷の転送を開始する。制御信号ΦTa1、ΦTa2をHにしてPDの蓄積電荷の転送を開始する。PDに蓄積されていた電荷は、制御信号ΦTa2が接続された電極の下に形成されるポテンシャル井戸(ウェル)に転送される。
時刻t4(図41(d)参照)ではPDの電荷蓄積と蓄積電荷転送を終了する。制御信号ΦRa1をH、制御信号ΦTa1をLにしてPDの電荷蓄積終了すると同時に、蓄積電荷の転送を終了する。また、制御信号ΦRa2をLにし、PDの蓄積電荷を受けるのに先立ってFDのリセットを終了する。時刻t5(図41(e)参照)において、PDのポテンシャル井戸(ウェル)に一時的に保持されていた蓄積電荷をFDへ転送開始する。制御信号ΦTa2をL、制御信号ΦTa3をHにし、ポテンシャル井戸(ウェル)の蓄積電荷のFDへの転送を開始する。
時刻t6(図41(f)参照)では、ポテンシャル井戸(ウェル)に一時的に保持されていたPDの蓄積電荷のFDへの転送を終了する。制御信号ΦTa3をLにし、ポテンシャル井戸(ウェル)の蓄積電荷のFDへの転送を終了する。時刻t6からt7の間に、FDに転送された電荷(PDで蓄積された電荷)の量に応じた信号出力がAMPから画素外に出力される。時刻t7(図41(g))ではFDのリセットを開始する。制御信号ΦRa2をHにし、次の蓄積電荷を受ける準備のためにFDのリセットを開始する。FDが受けたPDの蓄積電荷は電源電圧Vddに排出される(リセット)。以降、次の電荷蓄積と信号出力の動作サイクルに入る。
図42は、図36に示す変形例の撮像素子212Gの動作タイミングチャートを示す。なお、図24に示す動作タイミングとは焦点検出画素312、313の動作が異なる。焦点検出画素312、313については、制御信号ΦRa1、ΦRa2、ΦTa1、ΦTa2、ΦTa3が図40に示すダイミングで発生する。制御信号ΦRa1、ΦRa2、ΦTa1、ΦTa2により制御される焦点検出画素312、313の電荷蓄積の開始、終了、転送、一時保持までの動作シーケンスは、撮像画素310の動作シーケンス(電荷蓄積、読出し)とは無関係に独立して行われる。制御信号ΦTa2、ΦTa3、ΦSaにより制御される一時的に保持された電荷のFD部への転送および画像信号の読み出しの動作シーケンスは、撮像画素の動作シーケンス(読出し)と同期して行われる。
焦点検出画素の画像信号は、4行目の撮像画素310の画像信号の出力が終了してから1行目の撮像画素310の画像信号の出力が開始されるまでのブランク期間に、垂直走査回路503が必要に応じて発する制御信号ΦSaにより焦点検出画素312、313が選択され、選択された焦点検出画素312、313の画像信号は垂直信号線501に出力される。制御信号ΦSaが発せられるのに先立って、制御信号ΦTa2、ΦTa3により一時的に保持された電荷がFDに転送される。
制御信号ΦSaと同期して発せられる制御信号ΦHにより、垂直信号線501に出力された焦点検出画素312、313の画像信号は信号保持部502に一時的に保持される。信号保持部502に保持された焦点検出画素312、313の画像信号は、水平走査回路505から順次発せられる制御信号ΦV2およびΦV3にしたがって出力回路506へ転送され、出力回路506で設定された増幅度で増幅され、上記ブランク期間中に外部に出力される。
焦点検出画素312、313の画像信号の信号保持部502への転送が終了した時点で、蓄積制御回路504より発せられる制御信号ΦRa2により焦点検出画素312、313のFD部のリセットが開始される。また、所望のタイミングで制御信号ΦRa1をLにし、焦点検出画素312、313の次の電荷蓄積が開始される。焦点検出画素312、313の電荷蓄積時間Tx(露光時間)は、制御信号ΦRa1による焦点検出画素312、313のリセット終了タイミングから蓄積電荷の転送タイミング(制御信号ΦTa1)までの時間となる。
図においては、撮像画素310の画像信号読出し周期の2倍の周期で焦点検出画素312、313の画像信号が読み出されている。上記動作形態においては、撮像画素310の画像信号は周期的に読み出されるとともに、周期的に行われる撮像画素310の画像信号の読み取りシーケンスにブランク期間を設け、焦点検出画素312、313の画像信号はこのブランク期間に必要に応じて読み出すようにしている。また、焦点検出画素312、313の電荷蓄積時間は、撮像画素310の動作シーケンスとは全く独立して設定することができる。
図43は変形例の撮像素子の動作フロー概念図である。図26に示す撮像素子212Dにおいては、撮像画素310の電荷蓄積はローリングシャッタ(同一行では同一、行ごとにはずれる)で行われているが、図43に示すように撮像画素に対して全画素同時蓄積を行うようにしてもよい。そのために、各撮像画素の構成を図37に示す焦点検出画素の構成と同様にし、全画素を同時に電荷蓄積した後、各撮像画素で電荷蓄積された電荷を各撮像画素に一時的に保持する。撮像画素に一時的に保持された電荷は1行目、2行目、3行目、4行目の順に読み出される。電荷蓄積時間に1行目から4行目までの読出し時間を加えたものが撮像画素の動作周期となる。
このような動作シーケンスを実行することによって、撮像画素を全画素同時蓄積を行って周期的にその画像信号を読み出すことが可能になるとともに、撮像画素の動作シーケンスとは完全に独立して焦点検出画素の蓄積時間、電荷蓄積開始および終了タイミング、画像信号の読み出しを行うことが可能になる。
図44は変形例の撮像素子212Hの詳細な構成を示す正面図である。なお、図44は撮像素子212H上のひとつの焦点検出エリア近傍を拡大した図であり、縦横は図2に示す撮影画面の縦横と対応している。図3に示す撮像素子212においては、図5(a)および(b)に示す一対の焦点検出画素312、313によって構成されていた。これに対し図44に示す撮像素子212Hにおいては、焦点検出画素311は1つのマイクロレンズの下に一対の光電変換部を備えた画素構造を有する。
撮像素子212Hは、撮像用の撮像画素310と焦点検出用の焦点検出画素311から構成される。図45に示すように、焦点検出画素311は、マイクロレンズ10と一対の光電変換部12,13からなる。光電変換部12、13は、マイクロレンズ10により交換レンズの射出瞳の所定の領域(たとえばF2.8)を通過する光束をすべて受光するような形状に設計される。
図46は、図44、図45に示す焦点検出画素311の断面図である。焦点検出画素311において、焦点検出用の光電変換部12、13の前方にマイクロレンズ10が配置され、マイクロレンズ10により光電変換部12、13が前方に投影される。光電変換部12、13は半導体回路基板29上に形成される。
図47はマイクロレンズを用いた瞳分割方式による焦点検出の説明図である。なお、基本原理は図10に示すものと同様である。図において、光軸91上にある焦点検出画素(マイクロレンズ50と一対の光電変換部52、53からなる)と、隣接する焦点検出画素(マイクロレンズ60と一対の光電変換部62、63からなる)を模式的に例示しているが、その他の焦点検出画素においても、一対の光電変換部はそれぞれ一対の測距瞳から各マイクロレンズに到来する光束を受光する。焦点検出画素の配列方向は一対の測距瞳92,93の並び方向、すなわち一対の光電変換部の並び方向と一致させる。
マイクロレンズ50、60は光学系の予定結像面近傍に配置されており、光軸91上に配置されたマイクロレンズ50により、その背後に配置された一対の光電変換部52、53の形状が、マイクロレンズ50、60から投影距離dだけ離間した射出瞳90上に投影され、その投影形状は測距瞳92,93を形成する。光軸91から離間して配置されたマイクロレンズ60により、その背後に配置された一対の光電変換部62、63の形状が、投影距離dだけ離間した射出瞳90上に投影され、その投影形状は測距瞳92,93を形成する。
すなわち、投影距離dにある射出瞳90上で各焦点検出画素の光電変換部の投影形状(測距瞳92,93)が一致するように各画素の投影方向が決定されている。光電変換部52は測距瞳92を通過し、マイクロレンズ50に向う焦点検出光束72によりマイクロレンズ50上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。光電変換部53は測距瞳93を通過し、マイクロレンズ50に向う焦点検出光束73によりマイクロレンズ50上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。光電変換部62は測距瞳92を通過し、マイクロレンズ60に向う焦点検出光束82によりマイクロレンズ60上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。光電変換部63は測距瞳93を通過し、マイクロレンズ60に向う焦点検出光束83によりマイクロレンズ60上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。
上記のような焦点検出画素を直線状に多数配置し、各画素の一対の光電変換部の出力を測距瞳92および測距瞳93に対応した出力グループにまとめることによって、測距瞳92と測距瞳93を各々通過する焦点検出光束が焦点検出画素列上に形成する一対の像の強度分布に関する情報が得られる。
図48は偏光フィルタを用いた瞳分割方式の説明図である。瞳分割の方式としてはマイクロレンズによる方式に限定されず、図48に示すような偏光フィルターを用いて構成することができる。なお、図48では隣接する4画素を模式的に例示している。図において、690は偏光フィルタ保持枠であり、交換レンズの絞り近傍に配置され、偏光フィルタ以外の部分は遮光されている。692は偏光フィルタ、693は偏光フィルタ692と偏光方向が直交する偏光フィルタである。なお、フィルタ692、693の位置および形状により測距瞳を構成する。91は交換レンズの光軸である。また、621は偏光方向が偏光フィルタ692と一致する変更フィルタ、622は偏光方向が偏光フィルタ693と一致する偏光フィルタである。611、612は光電変換部、631、632は画素、672,673、682,683は光束である。
画素631において、偏光フィルタ621の作用により、光電変換部611は、偏光フィルタ692によって形成された測距瞳を通過する光束を受光し、光束672または682によりに形成される像の強度に対応した信号を出力する。画素632において、偏光フィルタ622の作用により、光電変換部612は、偏光フィルタ693によって形成された測距瞳を通過する光束を受光し、光束673または683によりに形成される像の強度に対応した信号を出力する。
上記のような偏光フィルタを用いた画素631,632を2次元状に配置し、各画素の光電変換部の出力を測距瞳に対応した出力グループにまとめることによって、各測距瞳を各々通過する焦点検出光束が画素列上に形成する一対の像の強度分布に関する情報を得ることができる。この情報に対して後述する像ズレ検出演算処理(相関演算処理、位相差検出処理)を施すことにより、いわゆる瞳分割型位相差検出方式で一対の像の像ズレ量が検出される。
焦点検出エリアの数と位置については図2に示す配置に限定されず、例えば図49に示すような配置とすることができる。図49は、後述する焦点検出画素列が焦点検出の際、画面上で像をサンプリングする領域(焦点検出エリア、焦点検出位置)の例を示している。画面100上の5箇所に焦点検出エリア102〜106が配置される。長方形で示した焦点検出エリアの長手方向に焦点検出画素が直線的に配列される。ユーザーが複数の焦点検出エリアから構図に応じて操作部材(不図示)により1つの焦点検出エリアを手動で選択したり、すべての焦点検出エリアを同時に選択し、得られる複数の焦点検出結果より最適なものを自動的に選択する。
上述した一実施の形態によれば、すべてての焦点検出エリアを同時に動作させる場合には、EVFに撮像画面を周期的にリフレッシュして表示させながら、各焦点検出エリアに属する焦点検出画素の電荷蓄積時間を焦点検出エリアごとに設定することによって、各焦点検出エリアの輝度に大きな相違があっても、各焦点検出エリアの焦点検出に用いる画像データのレベルを適切なレベルに維持することができ、すべての焦点検出エリアにおいて焦点検出を行うことができる。
図50は変形例の撮像装置の構成を示す。図1に示す撮像装置においては、撮像素子211を焦点検出用と撮像用に兼用しているが、図50に示すように、撮像専用の撮像素子212を設け、本発明の撮像素子211は焦点検出と電子ビューファインダー表示用に用いるようにしてもよい。図50において、カメラボディ203には撮影光束を分離するハーフミラー221が配置され、透過側に撮像専用の撮像素子212が配置され、反射側に焦点検出兼電子ビューファインダー表示用の撮像素子211が配置される。
撮影前は撮像素子211の出力に応じて、焦点検出および電子ビューファインダー表示が行われる。レリーズ時は撮像専用の撮像素子212の出力に応じた画像データが生成される。ハーフミラー221を全反射ミラーとし、撮影時は撮影光路から退避するようにしてもよい。このような構成においては、本発明の画像処理は電子ビューファインダーの表示用のみに使用される。なお、撮像素子211と撮像素子212の配置を逆にし、反射側に撮像専用の撮像素子212を配置し、透過側に焦点検出兼電子ビューファインダー表示用の撮像素子211を配置してもよい。
図2と図44に示す撮像素子においては、焦点検出エリアに焦点検出画素を隙間なく配列しているが、数画素おきに焦点検出画素を配置してもよい。焦点検出画素のピッチが大きくなることによって焦点検出精度は多少低下するが、焦点検出画素の密度が低くなるので、画像補間後の画像品質が向上する。
図2と図44に示す撮像素子において、撮像画素はベイヤー配列の色フィルタを備えた例を示したが、色フィルタの構成や配列はこれに限定されることはなく、補色フィルタ(緑:G、イエロー:Ye、マゼンタ:Mg,シアン:Cy)を採用してもよい。焦点検出画素はシアンとマゼンタ(出力誤差が比較的目立たない青成分を含む)が配置されるべき画素位置に配置される。
図2と図44に示す撮像素子において、焦点検出画素には色フィルタを設けない例を示したが、撮像画素と同色の色フィルタの内、一つのフィルタ(たとえば緑フィルタ)を備えるようにした場合でも、本発明を適用することができる。
図15に示すフローチャートでは、補正した画像データをメモリーカードに保存する例を示したが、補正した画像データを電子ビューファインダーやボディの背面に設けられた不図示の背面モニター画面に表示するようにしてもよい。
以上の説明においては、EVF表示中は撮像素子の撮像画素の画像信号を周期的に全画素読出す例を示したが、EFF表示中は撮像画素の一部から画像信号を間引き読出しし、撮像時のみ全画素読出しするようにしてもよい。
以上の説明において撮像素子はCMOSイメージセンサーを前提として説明したが、CCDイメージセンサーに対しても本発明を適用することが可能である。CCDイメージセンサーを用いることにより、撮像画素を全画素同時に蓄積することが可能になる。例えば撮像画素と焦点検出画素の電荷蓄積時間を別個の電荷蓄積制御ゲートおよび転送ゲートで制御することによって、撮像画素の電荷蓄積時間と異なる電荷蓄積時間で焦点検出画素の電荷蓄積を行わせることができるとともに、撮像画素の画像信号の読出しに同期したタイミングで焦点検出画素の画像信号を読み出すことができる。焦点検出画素の画像信号の読出しについては図17に示す動作フローと同じになる。
さらに、焦点検出画素の画像信号読出し専用のCCD転送段を設けた場合には、撮像画素と焦点検出画素の動作シーケンスを完全に独立して制御できるようになる。焦点検出画素の画像信号の読出しについては図43に示す動作フローと同じになる。
撮像装置はカメラボディに交換レンズが装着されるデジタルスチルカメラやフィルムスチルカメラに限定されない。レンズ一体型のデジタルスチルカメラやフィルムスチルカメラやビデオカメラにも本発明を適用できる。また、携帯電話などに内蔵される小型カメラモジュールや監視カメラ等にも適用できる。さらに、カメラ以外の焦点検出装置や測距装置やステレオ測距装置にも適用できる。
以上説明したように、一実施の形態によれば、ファインダー画像表示のリフレッシュ間隔を短時間にしながら、低輝度被写体に対する焦点検出を可能にすることができる。
一実施の形態の構成を示す図 一実施の形態の撮影画面上の焦点検出位置を示す図 一実施の形態の撮像素子の詳細な構成を示す図 撮像画素の構成を示す図 焦点検出画素の構成を示す図 緑、赤、青の撮像画素の分光感度特性を示す図 焦点検出用画素の分光感度特性を示す図 撮像画素の断面図 焦点検出画素の断面図 マイクロレンズを用いた瞳分割位相差検出方式の焦点検出光学系の構成を示す図 瞳分割型位相差検出方式におけるデフォーカスと像ズレの関係を示す図 撮像画素と射出瞳の関係を示す図 射出瞳面における投影関係を示す正面図 図1に示すデジタルスチルカメラ(撮像装置)のボディ内部の詳細な構成を示す図 図1に示すデジタルスチルカメラ(撮像装置)の動作を示すフローチャート 焦点検出動作の詳細を説明するための図 一実施の形態の撮像素子の動作フロー概念図 一実施の形態の撮像素子の回路構成を示す図 図18に示す撮像画素および焦点検出画素の詳細な回路図 図18に示す撮像素子の動作タイミングチャート 変形例の撮像素子の回路構成を示す図 変形例の撮像素子の動作フロー概念図 図22に示す変形例の撮像素子の回路構成の概念図 図23に示す変形例の撮像素子の動作タイミングチャート 変形例の撮像素子の回路構成の概念図 変形例の撮像素子の回路構成の概念図 図26に示す変形例の撮像素子の動作タイミングチャート 変形例の撮像素子の回路構成の概念図 図28に示す変形例の撮像素子の動作タイミングチャート 変形例の撮像素子の回路構成の概念図 図30に示す焦点検出画素の詳細回路図 図30に示す焦点検出画素312、313のマイクロレンズ側から見た場合の配置構成を示す図 図30に示す焦点検出画素のPDとFDを通る断面構造図 図30に示す変形例の撮像素子の動作タイミングチャート 変形例の撮像素子の動作フロー概念図 変形例の撮像素子の回路構成の概念図 図36に示す焦点検出画素の詳細回路図 図36に示す焦点検出画素のマイクロレンズ側から見た場合の配置構成を示す図 図36に示す焦点検出画素のPDとFDを通る構造断面図 図36に示す焦点検出画素の制御信号のタイミングチャート。 図36に示す焦点検出画素の電荷蓄積および信号出力動作を示すポテンシャル図 図36に示す変形例の撮像素子の動作タイミングチャート 変形例の撮像素子の動作フロー概念図 変形例の撮像素子の詳細な構成を示す正面図 図44に示す変形例の撮像素子の焦点検出画素の構成を示す図 図44に示す変形例の撮像素子の焦点検出画素の断面図 マイクロレンズを用いた瞳分割方式による焦点検出の説明図 偏光フィルタを用いた瞳分割方式の説明図 撮影画面上の焦点検出位置の変形例を示す図 変形例の撮像装置の構成を示す図
符号の説明
11〜13、PD 光電変換部
FD 浮遊拡散層
AMP 増幅MOSトランジスタ
214a 撮像素子駆動制御回路
214d ボディCPU
216 液晶表示素子
219 メモリカード
310 撮像画素
312、313 焦点検出画素
502 信号保持部
506 出力回路

Claims (19)

  1. 第1蓄積制御信号により蓄積時間が制御されて第1画像信号を生成する撮像画素と、
    前記第1蓄積制御信号とは独立した第2蓄積制御信号により蓄積時間が制御されて第2画像信号を生成する焦点検出画素とを備えることを特徴とする撮像素子。
  2. 請求項1に記載の撮像素子において、
    前記撮像画素は、蓄積時間内の入射光に応じた電荷を蓄積する撮像用光電変換部と、蓄積終了後に前記光電変換部の蓄積電荷を転送して電荷量に応じた信号を出力する撮像用出力部とを有し、
    前記焦点検出画素は、蓄積時間内の入射光に応じた電荷を蓄積する焦点検出用光電変換部と、蓄積終了後に前記光電変換部の蓄積電荷を転送して一時的に保持する電荷保持部と、前記電荷保持部に保持された電荷量に応じた画像信号を出力する焦点検出用出力部とを有することを特徴とする撮像素子。
  3. 請求項2に記載の撮像素子において、
    前記焦点検出画素は一対の光電変換部を有することを特徴とする撮像素子。
  4. 請求項2に記載の撮像素子において、
    前記焦点検出画素は、第1光電変換部を有する第1焦点検出画素と、前記第1光電変換部と対になる第2光電変換部を有する第2焦点検出画素とからなることを特徴とする撮像素子。
  5. 請求項2に記載の撮像素子において、
    前記撮像画素および前記焦点検出画素の前記出力部は、前記光電変換部の蓄積電荷が転送される浮遊拡散部と、前記浮遊拡散部に転送された電荷の電荷量に応じた画像信号を出力する増幅部とを備えることを特徴とする撮像素子。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像素子において、
    前記撮像画素は行列配置されており、すべての前記撮像画素に対して同一蓄積時間で蓄積制御し、かつ同一行のすべての前記撮像画素に対しては蓄積開始と蓄積終了を同一タイミングとすることを特徴とする撮像素子。
  7. 撮像光学系により撮像された像を撮像する請求項2〜6のいずれか1項に記載の撮像素子と、
    前記撮像素子の蓄積時間制御と出力読み出し制御を行う制御手段と、
    前記第1画像信号に基づく表示を行う表示手段と、
    前記第2画像信号に基づいて前記撮像光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段とを備える撮像装置であって、
    前記制御手段は、前記撮像画素と前記焦点検出画素の蓄積時間制御を並列に行い、前記第1蓄積制御信号により前記撮像画素を蓄積制御し、前記第1画像信号を所定周期で読み出して前記表示手段による表示を行うとともに、前記第2蓄積制御信号により前記焦点検出画素を前記撮像画素とは独立に蓄積制御し、前記所定周期に同期して前記第2画像信号を読み出して前記焦点検出手段による焦点検出を行うことを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項7に記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記撮像画素と前記焦点検出画素の配列位置に応じた順に前記第1画像信号および前記第2画像信号を読み出すとともに、読み出した前記第2画像信号の有効または無効を指定することを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項7に記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記第1画像信号の読み出しと、前記第2画像信号の読み出しとを独立に行うことを特徴とする撮像装置。
  10. 請求項7〜9のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記撮像画素の一部から前記第1画像信号の読み出しを行うことを特徴とする撮像装置。
  11. 請求項7〜10のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    画像信号を記録する記録手段を備え、
    前記制御手段は、前記撮像画素と前記焦点検出画素とを並列に動作させ、前記第1蓄積制御信号と前記第2蓄積制御信号により前記撮像画素と前記焦点検出画素を同一の蓄積時間で蓄積制御して得られる前記第1画像信号と前記第2画像信号を前記記録手段に記録することを特徴とする撮像装置。
  12. 第1蓄積制御信号により蓄積時間が制御される第1画素群と、
    前記第1画素群と同一基板上に前記第1画素群に周囲を囲まれて形成され、前記第1蓄積制御信号とは独立した第2蓄積制御信号により蓄積時間が制御される第2画素群と、
    前記第1画素群で得られる第1画像信号および前記第2画素群で得られる第2画像信号を時分割で出力する出力部とを備えることを特徴とする撮像素子。
  13. 請求項12に記載の撮像素子において、
    前記第1画素群に属する画素と前記第2画素群に属する画素とが二次元状に配置され、前記第1画素群に属する画素はローリングシャッター方式で蓄積時間が制御されることを特徴とする撮像素子。
  14. 請求項12に記載の撮像素子において、
    前記第1画素群に属する画素と前記第2画素群に属する画素とが二次元状に配置され、前記第2画素群は複数あり、前記第2画素群ごとに蓄積時間および蓄積のタイミングが独立に制御されることを特徴とする撮像素子。
  15. 請求項12〜14のいずれか1項に記載の撮像素子において、
    前記第1画像信号を前記出力部から周期的に出力させるとともに、前記第1画像信号の出力の合間をぬって前記第2画像信号を前記出力部から出力させる制御部を備えることを特徴とする撮像素子。
  16. 請求項12〜15のいずれか1項に記載の撮像素子において、
    前記第2画素群の各画素は、画像信号を一時的に保持する電荷保持部を備えることを特徴とする撮像素子。
  17. 請求項12〜16のいずれか1項に記載の撮像素子において、
    前記第1画像信号は表示に用いられ、前記第2画像信号は焦点検出に用いられることを特徴とする撮像素子。
  18. 撮像光学系により撮像された像を撮像する撮像素子であって、表示用画像信号を生成する撮像画素と、焦点検出用画像信号を生成する焦点検出画素とを有する撮像素子と、
    前記撮像素子の蓄積時間制御と出力読み出し制御を行う制御手段と、
    前記表示用画像信号に基づく表示を行う表示手段と、
    前記焦点検出用画像信号に基づいて前記撮像光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段とを備える撮像装置であって、
    前記制御手段は、前記撮像画素と前記焦点検出画素を並列に動作させるとともに、前記撮像画素と前記焦点検出画素を同一の蓄積時間で蓄積制御し、前記表示用画像信号を所定周期で破壊読み出しして前記表示手段による表示を行うとともに、前記焦点検出用画像信号を前記所定周期で非破壊読み出しして前記焦点検出手段により焦点検出を行うことを特徴とする撮像装置。
  19. 撮像光学系により撮像された像を撮像する撮像素子であって、表示用画像信号を生成する撮像画素と、焦点検出用画像信号を生成する焦点検出画素と、前記表示用画像信号と前記焦点検出用画像信号を増幅して出力する出力部とを有する撮像素子と、
    前記撮像素子の蓄積時間制御と出力読み出し制御を行う制御手段と、
    前記表示用画像信号に基づく表示を行う表示手段と、
    前記焦点検出用画像信号に基づいて前記撮像光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段とを備える撮像装置であって、
    前記制御手段は、前記撮像画素と前記焦点検出画素を並列に動作させるとともに、前記撮像画素と前記焦点検出画素を同一の蓄積時間で蓄積制御し、前記出力部により所定増幅率で増幅された前記表示用画像信号を所定周期で読み出して前記表示手段による表示を行うとともに、前記出力部により前記所定増幅度と異なる増幅度で増幅された前記焦点検出用画像信号を前記表示用画像信号の読み出しに同期して読み出して前記焦点検出手段により焦点検出を行うことを特徴とする撮像装置。
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