JP2010107662A - 撮像装置、測距装置および測距方法 - Google Patents

撮像装置、測距装置および測距方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レンズ光軸方向に動く被写体に対して容易にピントを合わすことができる撮像装置を提供する。
【解決手段】本発明の撮像装置は、撮像領域を有する固体撮像素子101と、前記撮像領域に被写体像を結像する撮影レンズ102と、前記レンズの位置を調整するレンズ駆動部106と、前記撮像領域に含まれる第1の領域から得られた画素信号からコントラストを検波し、第1コントラスト信号として出力する第1コントラスト検波部103と、前記第1の領域と信号蓄積タイミングが異なる第2の領域から得られた画素信号からコントラストを検波し、第2コントラスト信号として出力する第2コントラスト検波部104と、第1コントラスト信号と第2コントラスト信号との位相差を検出するコントローラ105とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子画像を生成し表示もしくは記録する機器に関するものであり例えばデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラまたはカメラ付き携帯電話における撮像装置、測距装置および測距方法に関する。
例えば近年のデジタルスチルカメラにおいては、固体撮像素子にMOS型イメージセンサが採用され、撮像動作の高速化や低消費電力の進歩がひとつのトレンドとなっておりめざましい発展を遂げている。一方で従来から採用されているCCDを用いたデジタルスチルカメラは技術的に成熟しつつある。特に自動焦点調整機能、所謂オートフォーカス機能はデジタル一眼レフカメラを除きビデオカメラの技術からの流れである被写体のコントラストをフォーカスレンズを変位しながら検出しフォーカスレンズ位置に対するコントラストの山型のプロファイルから被写体に合焦するフォーカスレンズ位置を検出する所謂コントラストAFが主流となっている。上述のMOS型イメージセンサを搭載したデジタルスチルカメラにおいても、自動焦点調整ではコントラストAFを採用することが自然である。ところが一般的なMOS型イメージセンサはその構造から従来のCCDと異なり受光エリア内の画素セルの電荷蓄積期間を同時化できないという特性があり、コントラストAFのようにレンズが停止しているある瞬間の被写体コントラストを時系列的に取得していく概念の自動焦点調整には不向きな面があった。この課題を解決する手段としてAF領域内の画素セルの露光タイミングのずれを焦点位置が変位した量を勘案して補正する技術が提案されている(特許文献1)。
またさらには、AF検波領域の画素セルが電荷蓄積している期間外で焦点位置の変位を行う技術も提案されている(特許文献2)。
特開2007−10908号公報 特開2006−243527号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2で開示されている従来技術は単に従来のCCDを搭載したカメラが実現してきたコントラストAFの基本性能を達成する水準に留まっている。特に従来のコントラストAFはレンズ光軸方向に動く被写体に対して原理的に被写体の合焦位置が検出できないといった課題がある。このため撮像動作の高速化がMOS型イメージセンサにて実現できても、動く被写体に対してピントが合わないといったカメラの潜在的なクレームに対応できない。
本発明は、レンズ光軸方向に動く被写体に対して容易にピントを合わすことができる撮像装置、測距装置および測距方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の撮像装置は、撮像領域を有する固体撮像素子と、前記撮像領域に被写体像を結像するレンズと、前記レンズの位置を調整するレンズ位置調整部と、前記撮像領域に含まれる第1の領域から得られた画素信号からコントラストを検波し、第1コントラスト信号として出力する第1検波部と、前記第1の領域と信号蓄積タイミングが異なる第2の領域から得られた画素信号からコントラストを検波し、第2コントラスト信号として出力する第2検波部と、前記第1コントラスト信号と前記第2コントラスト信号との位相差を検出する制御部とを備える。
この構成によれば、レンズ光軸方向の被写体の動きを、上記のコントラスト変化の位相差として検出することができる。すなわち、位相差が0である場合は、レンズ光軸方向の被写体の動きが0、位相差が0でない場合は、レンズ光軸方向の被写体が動いていることを検出することができる。位相差の遅れは、被写体がレンズに近づくこと(または遠ざかること)を意味する。位相差の進みは、被写体がレンズから遠ざかること(または近づくこと)を意味する。位相差の大きさは、レンズ光軸方向の被写体の移動量(または移動速度)を意味する。これにより、レンズ光軸方向に動く被写体に対してピントを合わせることを容易にすることができる。
ここで、前記制御部は、さらに前記位相差に基づいて被写体までの距離を示す距離情報を生成してもよい。
レンズ位置と被写体との距離は一意に対応するので、上記の位相差を利用することによって、被写体の移動量(または移動速度)を加味した距離情報を生成することができる。
ここで、前記レンズ位置調整部は、動画読み出しモードにおいて画像読み出し周期毎に異なる位置にレンズ位置を調整し、前記制御部は、前記レンズ位置調整部により調整された複数のレンズ位置に対する前記第1コントラスト信号の変化から前記レンズの合焦位置を算出し、前記複数のレンズ位置に対する前記第2コントラスト信号の変化から前記レンズの合焦位置を算出し、算出された2つの合焦位置の差分を前記位相差として検出してもよい。
この構成によれば、前記第1コントラスト信号が示す合焦位置、前記第2コントラスト信号が示す合焦位置のずれを、前記位相差として容易に検出することができる。
ここで、前記制御部は、さらに、前記2つの合焦位置の差分からレンズ光軸方向の被写体の移動量を算出してもよい。
この構成によれば、各合焦位置は、被写体と撮像装置との距離に一意に対応するので、
前記2つの合焦位置の差分はレンズ光軸方向の被写体の移動量を表す。
ここで、前記制御部は、さらに、前記2つの合焦位置の差分を、前記第1の領域の信号蓄積タイミングと前記第2の領域の信号蓄積タイミングとの時間差で除算することにより、レンズ光軸方向の被写体の移動速度を算出してもよい。
この構成によれば、前記2つの合焦位置の差分を、前記第1の領域の信号蓄積タイミングと前記第2の領域の信号蓄積タイミングとの時間差で除算した結果は、レンズの変位速度を表し、さらにレンズの変位速度を換算した被写体の移動速度を表す。
ここで、前記制御部は、前記第1コントラスト信号の最大値に対応するレンズ位置と、前記第2コントラスト信号の最大値に対応するレンズ位置との差分を、前記位相差として検出してもよい。
この構成によれば、前記第1、第2コントラスト信号の最大値を求めるだけで、それぞれの合焦位置を簡単に算出することができる。
ここで、前記撮像装置は、静止画撮像用に全画素の露光時間を同じにする同時露光モードを有し、前記制御部は、前記同時露光モード直前の前記動画読み出しモードにおいて検出された位相差に基づいて、前記同時露光モードにおける露光期間の中間的な時刻におけるレンズの合焦位置を推定してもよい。
この構成によれば、レンズ光軸方向に動く被写体に対して、同時露光時刻における合焦位置を推定して、ピントを合わせることができる。
ここで、前記レンズ位置調整部は、前記画像読み出し周期において第1の領域の信号蓄積時間でなくかつ第2の領域の信号蓄積時間でない時間に前記位置を変位させるようにしてもよい。
この構成によれば、第1および第2の領域の信号蓄積時間においてレンズ位置は固定されるので、第1および第2コントラスト信号を精度よく検波することができる。
ここで、前記撮像領域は行列状に配置された複数の画素セルを有し、前記第1の領域と前記第2の領域は列方向に並んで配置され、第1の領域を構成する行の画素セルは連続して読み出され、かつ第2の領域を構成する行の画素セルは連続して読み出されるようにしてもよい。
この構成によれば、行毎に時間的に順次に画素セルの信号蓄積を行う固体撮像素子の特性を利用して、信号蓄積タイミングが異なる前記第1の領域と第2の領域とを適切に設定することができる。
ここで、前記撮像領域は行列状に配置された複数の画素セルを有し、前記第1の領域と前記第2の領域は行方向に並んで配置され、第1の領域を構成する列の画素セルは連続して読み出され、かつ第2の領域を構成する列の画素セルは連続して読み出されるようにしてもよい。
この構成によれば、列毎に時間的に順次に画素セルの信号蓄積を行う固体撮像素子の特性を利用して、信号蓄積タイミングが異なる前記第1の領域と第2の領域とを適切に設定することができる。
また、本発明の測距装置および測距方法は、上記と同様の機能を有するように構成される。
本発明によれば、レンズ光軸方向の被写体の動きを、上記のコントラスト変化の位相差として検出することができる。すなわち、位相差が0である場合は、レンズ光軸方向の被写体の動きが0、位相差が0でない場合は、レンズ光軸方向の被写体が動いていることを意味する。位相差の遅れは、被写体がレンズに近づくこと(または遠ざかること)を意味する。位相差の進みは、被写体がレンズから遠ざかること(または近づくこと)を意味する。位相差の大きさは、レンズ光軸方向の被写体の移動量(または移動速度)を意味する。これにより、レンズ光軸方向に動く被写体に対してピントを合わせることを容易にすることができる。
また、前記第1コントラスト信号が示す合焦位置、前記第2コントラスト信号が示す合焦位置のずれを、前記位相差として容易に検出することができる。
さらに、レンズ位置と被写体との距離は一意に対応するので、上記の位相差を利用することによって、被写体の移動量(または移動速度)を加味した距離情報を生成することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下で説明する実施の形態はあくまで一例であり、後述する改変例を含めて、様々な改変を行うことが可能である。
(装置構成)
図1から図8を用いて第一の実施例を説明する。
図1は本実施例の形態における撮像装置の構成図を示す。同図の撮像装置は、固体撮像素子101、撮影レンズ102、第1コントラスト検波部103、第2コントラスト検波部104、コントローラ105、位相差検出部105a、レンズ駆動部106、同期信号発生器107、メカニカルシャッタ108、メカニカルシャッタ制御部109、画像処理回路110、メディア記録回路111、メディア112、画像表示回路113、表示部114を備える。
固体撮像素子101は、行列状に配置された複数の画素セルを有する撮像領域を有する。撮影レンズ102は、撮像領域に被写体像を結像する。
第1コントラスト検波部103は、第1検波部として機能し、撮像領域に含まれる第1の領域(第1のAF領域)から得られた画素信号からコントラストを検波し、コントラスト評価値1を出力する。コントラスト評価値1の時系列信号を第1コントラスト信号と呼ぶ。コントラスト評価値1は、第1のAF領域のコントラストを示し、ここでは、値が大きいほどコントラストが高いものとする。第1コントラスト検波部103は、例えば、次のようにしてコントラスト評価値を検波する。コントラスト評価値1は、コントラストの強度を示し、焦点が合っている状態(合焦状態)で最も大きくなり、焦点が合っていない状態では小さくなる。
第2コントラスト検波部104と、第2検波部として機能し、第1のAF領域と信号蓄積タイミングが異なる第2の領域(第2のAF領域)から得られた画素信号からコントラストを検波し、コントラスト評価値2を出力する。コントラスト評価値2の時系列信号を第2コントラスト信号と呼ぶ。コントラスト評価値2の意味は、検波の対象となる領域が異なっている点以外は、コントラスト評価値1と同様である。
コントローラ105は、撮像装置全体の制御を行う。位相差検出部105aは、第1コントラスト信号と第2コントラスト信号との位相差を検出する制御部として機能する。レンズ駆動部106は、レンズ位置調整部として撮影レンズ102のフォーカス位置を調整する。
同期信号発生器107では図示しない基準クロックから垂直同期信号VDおよび水平同期信号HDを生成し、固体撮像素子101とコントローラ105および画像処理回路110へ出力する。撮影レンズ102にて集光された光学映像は行列状に配置された8×8の画素セルからなる画素セルアレイを有するMOS型の固体撮像素子101上で結像され、光電変換された映像信号が、第1コントラスト検波部103と第2コントラスト検波部104および画像処理回路110に入力される。コントローラ105は固体撮像素子101へ読み出し駆動モードを指示する読み出しモード信号を出力する。本実施例ではコントローラ105が固体撮像素子101へ指示する読み出し駆動モードは、後述の動画読み出しモードと同時露光モードと静止画読み出しモードの3モードとなっている。ただし、静止画の撮像には、動画読み出しモード、同時露光モード、静止画読み出しモードの順に3つのモードが移行するものとする。このとき、動画読み出しモードで、上記の位相差(被写体の動き量)を検出し、この位相差に応じて同時露光モードでの撮影レンズ102のレンズ位置が決定される。
固体撮像素子101は上記読み出しモード信号入力が後述の動画読み出しモードの場合は、画素セルアレイ中の後述する第1のAF領域に対応する所定の行の画素セルが露光されている期間を示す領域信号1と、上記領域信号1に対応する行に対して時間的に後に電荷蓄積される後述する第2のAF領域に対応する所定の行の画素セルが露光されている期間を示す領域信号2をコントローラ105へ出力する。
第1コントラスト検波部103は固体撮像素子101から出力される上記領域信号1に対応する映像信号が固体撮像素子101から出力されている期間ハイレベルとなる検波期間信号1が入力され、該信号のハイ期間に入力された映像信号を図示しない基準クロック同期で取り込み、取り込み映像信号に対して行方向の空間的なHPFをかけて被写体のコントラスト評価値1をフレーム毎に取得する。同様に第2コントラスト検波部104は固体撮像素子101から出力される上記領域信号2に対応する映像信号が固体撮像素子101から出力されている期間ハイレベルとなる検波期間信号2が入力され、該信号のハイ期間に入力された映像信号を図示しない基準クロック同期で取り込み、取り込み映像信号に対して行方向の空間的なHPFをかけて被写体のコントラスト評価値2をフレーム毎に取得する。第1コントラスト検波部103および第2コントラスト検波部104は、取得されたそれぞれのコントラスト評価値1およびコントラスト評価値2をコントローラ105内の位相差検出部105aへ出力する。
位相差検出部105aでは複数フレームのコントラスト評価値1、2を、第1、第2コントラスト信号としてそれぞれ蓄積する。さらに、位相差検出部105aは、後述するコントラストピークの検出をそれぞれの第1、第2コントラスト信号に対して実行する。第1、第2コントラスト信号の2つのコントラストピークに対応するレンズ位置のずれを検出することは、上記位相差を検出するための簡便な方法として望ましい。また、上記のコントローラ105は、同時露光モード直前の前記動画読み出しモードにおいて検出された位相差に基づいて、同時露光モードにおける露光期間の中間的な時刻におけるレンズの合焦位置を推定する。なお、レンズ位置と被写体との距離は一意に対応するので、コントローラ105は、上記の位相差を利用することによって、被写体の移動量、移動速度または距離情報を生成するようにしてもよい。距離情報は、被写体と撮像装置との現在の距離、または、被写体の移動量または移動速度を加味した、所定時間(数10mS〜数100mS)経過後の距離(推定値)でよい。
レンズ駆動部106は例えばステッピングモータの回転運動を撮影レンズの光軸方向への変位運動へと変換するメカニカル機構を有して、撮影レンズ102のフォーカス位置を調整することができる構成となっており、コントローラ105から入力される制御信号により指示されたフォーカス位置へ駆動制御を行う。
メカニカルシャッタ制御部109は、コントローラ105から入力される開閉指示信号により、撮影レンズ102の光路上に配置されたメカニカルシャッタ108の開閉駆動を行う部であり、メカニカルシャッタ108が開状態時は撮影レンズ102にて固体撮像素子101に結像される全光束が通され、メカニカルシャッタ108が閉状態時は該全光束が遮光される。画像処理回路110は同期信号発生器107から入力される同期信号に基づき固体撮像素子101から入力される映像信号に適切な空間補間処理を実施し画像化する回路でありメディア記録回路111および画像表示回路113へ出力する。メディア記録回路111はコントローラ105からの入力信号により静止画記録が指示された場合にはJPEG圧縮を実施した静止画画像ファイルをメディア112へ記録する。メディア112は例えばSDカードとそのインターフェイス回路からなる不揮発性メモリーである。画像表示回路113は画像処理回路110から入力される画像信号をLCD等表示デバイスへのインターフェイス信号へ変換して表示部114へ出力する。
図2は本実施例の図1におけるMOS型の固体撮像素子101の撮像素子構成を示す。行列状に配置された複数の画素セルからなる画素セルアレイ201は固体撮像素子の構成となっている。画素セルアレイ201の各画素セルP11、P12、P13・・・P88は、列毎に配置された共通信号読み出し線L1からL8の共通信号読み出し線へスイッチング素子を介して接続されている。該スイッチング素子はタイミングジェネレータ202から各行毎に共通の選択信号S11〜S18が供給され、導通信号であるハイレベルが入力されると各列の共通信号読み出し線へ同じ行に配置される画素セルのアナログ映像信号が読み出される。画素セルアレイ201の各画素セルP11、P12、P13・・・P88は、さらに行毎に共通接続されたR11からR18がタイミングジェネレータ202から入力され、リセット信号であるハイレベルを入力することで各画素の光電変換信号を行毎にリセットする。上述のことから、例えばR11のハイパルス入力からS11のハイレベル入力までの期間がP11、P12・・・P18の露光期間となる。各列の共通信号読み出し線は各列にAD変換器が配置されたカラムAD群203に入力される。該カラムAD群203はタイミングジェネレータ202から入力される制御信号S31により制御され、ローレベルからハイレベルへ遷移したハイエッジ入力でAD開始し、ハイレベル期間中はAD変換を実施しハイレベルからローレベルへ遷移したローエッジ入力でADの終了となりロー期間中はADされた各列のデジタル映像信号を出力に保持する。カラムAD群203の各列のAD変換器から出力されるデジタル映像信号出力は水平走査セレクタ204へ入力される。水平走査セレクタ204はタイミングジェネレータ202から入力されるS21のハイレベル信号によりカラムAD群203の各AD出力をL1側からL8の方向へデジタル映像信号出力を図示しない基準クロックに同期して逐次選択し、映像出力端子へ出力する。
図3は図2中の画素セルの等価回路であり、フォトダイオード301にて入射した光が光電変換され蓄積した電荷は読み出し信号がゲートに接続された読み出しトランジスタ302を介してフローティングディフュージョン303へ読み出され電荷電圧変換される。フローティングディフュージョン303はリセットトランジスタ304を介して電源に接続され、リセットトランジスタ304のゲートに接続されリセットゲート信号に導通信号が入力されると電荷がリセットされる。フローティングディフュージョン303の電圧はアンプ305を通してスイッチング素子を介して各列の共通信号読み出し線へ接続される。例えば図2中の画素セルP11のアンプ305からの出力はスイッチング素子を介して共通信号読み出し線L1へ接続されている。図2中では上記読み出し信号およびリセットゲート信号の信号線が図示されていないが、いずれもタイミングジェネレータ202より各行毎に共通に印加されている。行毎に共通の図2中のR11〜R18の制御内容は、該信号のハイレベル入力によりリセットゲート信号にハイパルスを印加しフローティングディフュージョン303の電圧をリセットし、読み出し信号をオンしてフローティングディフュージョン303へフォトダイオード301の電荷を読み出してフォトダイオード301の電荷をリセットした後読み出し信号をオフする動作とする。同じく各行毎に共通の選択信号S11〜S18の各々へ導通信号であるハイパルスが印加される場合には、該信号の導通信号であるハイパルス印加直前に、リセットゲート信号印加によるフローティングディフュージョン303の電圧リセットを実施した後読み出し信号をオンすることでフォトダイオードの電荷をフローティングディフュージョンへ読み出す駆動を実行する。結果としてフォトダイオードに入射した光に比例し、各行毎にリセット信号R11〜R18のハイパルス印加からS11〜S18のハイパルス印加までの期間を露光期間とする露光量に対応した光電変換信号がアンプ305を介して共通信号読み出し線へ出力されることとなる。
なお、前述の第1のAF領域および第2のAF領域について図8を用いて説明する。本実施例では第1のAF領域を図8中の斜線縞部で示した画素セルP31、P32、P33・・・P38およびP41、P42、P43・・・P48に結像される画面部分とし、第2のAF領域を縦縞部で示した画素セルP51、P52、P53・・・P58およびP61、P62、P63・・・P68に結像される画面部分とする。
図6を用いて図2に示す固体撮像素子101の動画読み出しモードにおける動作タイミングを説明する。タイミングジェネレータ202には読み出しモード信号として動画読み出しモードが指示されている。タイミングジェネレータ202に入力される垂直同期信号VDおよび水平同期信号HDに同期して一番目の水平同期期間H11の先頭でR13のハイパルス印加およびS11のハイパルス印加がタイミングジェネレータ202から出力され、次以降の水平同期期間では順次図中に示すようにリセット信号はR13→R14→R15→R16・・・R18とハイパルス印加され、水平同期期間H17にてR11にハイパルスが出力される。選択信号はS11→S12→S13→S14・・・S18と順次水平同期期間毎にハイパルスが出力される。S31はS11〜S18のハイ期間にハイパルスが印加されるようタイミングジェネレータ202が出力する。S21信号はS31信号のハイからローレベルへの立ち下がりエッジにてハイレベルとなり、この動作により選択信号S11〜S18の中でハイパルス入力された行の画素セルの光電変換電荷がカラムAD群203の各AD変換器にてデジタル映像信号化され出力保持されて水平走査セレクタ204に入力され、水平走査セレクタ204にて図示しない基準クロックに同期して順次選択されて映像出力へ出力される。ここで水平同期期間H23にて出力される映像出力A23について説明する。水平同期期間H21にてタイミングジェネレータ202からR13がハイパルス出力され、画素セルP31、P32、P33、・・・・P83のフォトダイオードの電荷が一旦リセットされ、R13信号の立ち下りエッジのタイミングからフォトダイオードにて光電変換による電荷の蓄積が開始される。その後水平同期期間H23の先頭にて選択信号S13がタイミングジェネレータ202からハイパルス入力されると画素セルP31、P32、P33、・・・・P83のフォトダイオードの電荷をフローティングディフュージョンへ読み出す駆動を実行する。この動作により水平同期期間H21のR13信号の立ち下がりから水平同期期間H23のS13信号の立ち上がりまでの水平同期期間2周期が画素セルP31、P32、P33、・・・・P83のフォトダイオードの電荷蓄積期間となりこれに対応したデジタル映像信号が水平同期期間H23で映像出力A23として得られることになる。同様に画素セルP41、P42、P43・・・P48は、水平同期期間H22のR14信号の立ち下がりから水平同期期間H24のS14信号の立ち上がりまでの水平同期期間2周期が当該画素セルのフォトダイオードの電荷蓄積期間となり、これに対応したデジタル映像信号が水平同期期間H24で映像出力A24として得られることになる。以上のことから第1のAF領域に対応する画素セルP31、P32、P33・・・P38およびP41、P42、P43・・・P48の露光期間を示す領域信号1は水平同期期間H21のR13信号の立ち下がりから水平同期期間H24のS14信号の立ち上がりまでの水平同期期間3周期にてハイレベルとしてタイミングジェネレータ202から出力され、第1のAF領域に対応する画素セルの映像信号が映像出力から出力されるタイミングをハイレベルで示す検波期間信号1は映像出力A23およびA24が出力される水平同期期間H23およびH24の期間にてハイレベル出力される。同じように第2のAF領域に対応する画素セルP51、P52、P53・・・P58およびP61、P62、P63・・・P68の露光期間を示す領域信号2は水平同期期間H23のR15信号の立ち下がりから水平同期期間H26のS16信号の立ち上がりまでの水平同期期間3周期にてハイレベルとしてタイミングジェネレータ202から出力され、第2のAF領域に対応する画素セルの映像信号が映像出力から出力されるタイミングをハイレベルで示す検波期間信号2は画素セルP51、P52、P53・・・P58の映像信号である映像出力A25およびP61、P62、P63・・・P68の映像信号である映像出力A26が出力される水平同期期間H25およびH26の期間にてハイレベル出力される。以上のことから、上述の第1コントラスト検波部103で取り込まれる映像信号は第1のAF領域に対応する画素セルP31、P32、P33・・・P38およびP41、P42、P43・・・P48の映像信号であり、第2コントラスト検波部104で取り込まれる映像信号は第2のAF領域に対応する画素セルP51、P52、P53・・・P58およびP61、P62、P63・・・P68の映像信号となる。
図7を用いて図2に示す固体撮像素子101の同時露光モードおよび静止画読み出しモードにおける動作タイミングを説明する。図7中の第1番目の垂直同期期間が同時露光モードによる動作タイミングであり、第2番目の垂直同期期間が静止画読み出しモードによる動作タイミングである。同時露光モードでは映像信号の読み出しを実行せず、垂直同期信号VDの先頭で全行に対するリセット信号R11〜R18全てに同時にハイパルスを入力する。全画素セルのフォトダイオードはリセット信号R11〜R18の立ち下がりエッジから同時に光電変換された電荷の蓄積を開始することになるから、画面全体の露光開始が同時化される。静止画読み出しモードでは、R11〜R18信号によるリセット動作を行わない。タイミングジェネレータ202に入力される垂直同期信号VDおよび水平同期信号HDに同期して一番目の水平同期期間HX1の先頭でS11のハイパルス印加がタイミングジェネレータ202から出力され、次以降の水平同期期間では順次図中に示すように選択信号S11→S12→S13→S14・・・S18と順次水平同期期間毎にハイパルスが出力される。S31はS11〜S18のハイ期間にハイパルスが印加されるようタイミングジェネレータ202が出力する。S21信号はS31信号のハイからローレベルへの立ち下がりエッジにてハイレベルとなり、この動作により選択信号S11〜S18の中でハイパルス入力された行の画素セルの光電変換電荷がカラムAD群203の各AD変換器にてデジタル映像信号化され出力保持されて水平走査セレクタ204に入力され、水平走査セレクタ204にて図示しない基準クロックに同期して順次選択されて映像出力へ出力される。上述のように同時露光モードから静止画読み出しモードへ遷移すると、例えば静止画読み出しで先頭行となる画素セルP11、P12、P13・・・P18の電荷蓄積期間は同時露光モードの垂直同期期間と等しくなり、読み出しが最終行となる画素セルP81、P81、P83・・・P88の電荷蓄積期間は、同時露光モードの垂直同期期間+水平同期期間HX8で選択信号S18が立ち上がる水平同期期間7周期分となる。
図4を用いて自動焦点調整のシーケンスを説明する。図4は横軸を時間とし、垂直同期信号VDとコントローラ105から固体撮像素子101に入力される読み出しモード信号にて指示されている読み出し駆動モードの状態とメカニカルシャッタ108の開閉状態と、画素セルの各行、P11−P18、P21−28、P31−P38、P41−P48、P51−P58、P61−68、P71−P78、P81−P88、の電荷蓄積期間を表しており斜線部は第1のAF領域に対応する画素セルの電荷蓄積期間を図示し縦縞部は第2のAF領域に対応する画素セルの電荷蓄積期間を図示し、最下段には縦軸を撮影レンズ102内の被写体側合焦位置を調整するフォーカスレンズの位置としグラフ線の被写体の位置とは被写体に合焦するフォーカスレンズの位置を表し、レンズ位置とは各時点のフォーカスレンズの位置を表している。本説明では撮影レンズ102によって固体撮像素子101に結像される被写体は撮像装置に対して無限側から至近側へ動いてくるものとする。図示しないユーザー操作部材の操作によりコントローラ105に静止画取り込みを指示するトリガー信号が入力されると、コントローラ105は固体撮像素子101に読み出しモード信号として動画読み出しモードを指示し、メカニカルシャッタ制御部109にメカニカルシャッタ108を開放させる制御を指示する。この時の撮影レンズ102のフォーカスレンズ位置は無限端となっており、同期信号発生器107より入力される垂直同期信号VDの第一番目の期間vd1にて固体撮像素子101内のタイミングジェネレータ202は動画読み出しモードを開始する。垂直同期期間vd1に読み出しが先頭となる画素セルP11−P18の行から順次に次の行へローリングシャッタ動作により電荷蓄積が開始され次の垂直同期期間vd2にて蓄積終了する期間を第1露光期間と呼ぶ。コントローラ105は第1露光期間の第1のAF領域および第2のAF領域の画素セルの露光が開始される前にレンズ駆動部106に対してフォーカスレンズを無限端から所定の変位量ms変位したm1のレンズ位置に駆動制御するよう指示する。第1露光期間にて第1のAF領域から第1コントラスト検波部103にて得られる被写体コントラスト評価値は第1露光期間で固体撮像素子101から出力される領域信号1のハイ期間の時間的な中点に当たる時刻t11での被写体の位置とレンズ位置のズレ分だけピントがずれ被写体に対してピントが無限側にずれたコントラスト値となっており、該コントラスト評価値をc11とする。本実施例では無限側にずれた後ピンとなっている。同様に第1露光期間にて第2のAF領域から第2コントラスト検波部104にて得られる被写体コントラスト評価値は第1露光期間で固体撮像素子101から出力される領域信号2のハイ期間の時間的な中点に当たる時刻t12での被写体の位置とレンズ位置のズレ分だけピントがずれた時刻t11で得られたc11よりもさらに被写体に対してピントが無限側にずれた低いコントラスト値となっており、該コントラスト評価値をc12とする。コントローラ105は第1コントラスト検波部103からコントラスト評価値c11が入力され、第2コントラスト検波部104からコントラスト評価値c12が入力され、フォーカスレンズ位置m1と時刻t11およびt12とコントラスト評価値c11とc12を関連付けて位相差検出部105aにて記憶保持する。さらにコントローラ105は第1露光期間の領域信号2の立ち下りエッジをトリガーとしてレンズ駆動部106にフォーカスレンズ位置m1に対して変位量ms変位したフォーカスレンズ位置m2へフォーカスレンズを駆動制御指示する。
垂直同期期間vd2に読み出しが先頭となる画素セルP11−P18の行から順次に次の行へローリングシャッタ動作により電荷蓄積が開始され次の垂直同期期間vd3にて蓄積終了する期間を第2露光期間と呼ぶと、結果として第2露光期間の第1のAF領域および第2のAF領域の電荷蓄積がなされる期間ではレンズ位置がフォーカスレンズ位置m2となっている。第2露光期間にて第1のAF領域から第1コントラスト検波部103にて得られる被写体コントラスト評価値は第2露光期間で固体撮像素子101から出力される領域信号1のハイ期間の時間的な中点に当たる時刻t21における被写体の位置とレンズ位置のズレ分だけピントがずれた被写体に対してピントが至近側にあるコントラスト値となっており、該コントラスト評価値をc21とする。同様に第2露光期間にて第2のAF領域から第2コントラスト検波部104にて得られる被写体コントラスト評価値は第2露光期間で固体撮像素子101から出力される領域信号2のハイ期間の時間的な中点に当たる時刻t22での被写体の位置とレンズ位置のズレ分だけピントがズレたコントラスト値であり時刻t21で得られたc21よりも被写体に対してピントが至近側にある度合いが軽減され相対的に高いコントラスト値となっており、該コントラスト評価値をc22とする。コントローラ105は第1コントラスト検波部103からコントラスト評価値c21が入力され、第2コントラスト検波部104からコントラスト評価値c22が入力され、フォーカスレンズ位置m2と時刻t21およびt22とコントラスト評価値c21とc22を関連付けて位相差検出部105aにて記憶保持する。コントローラ105は第2露光期間の領域信号2の立ち下りエッジをトリガーとしてレンズ駆動部106にフォーカスレンズ位置m2に対して変位量ms変位したフォーカスレンズ位置m3へフォーカスレンズを駆動制御指示する。
垂直同期期間vd3に読み出しが先頭となる画素セルP11−P18の行から順次に次の行へローリングシャッタ動作により電荷蓄積が開始され次の垂直同期期間vd4にて蓄積終了する期間を第3露光期間と呼ぶと、結果として第3露光期間の第1のAF領域および第2のAF領域の電荷蓄積がなされる期間ではレンズ位置がフォーカスレンズ位置m3となっている。第2露光期間にて第1のAF領域から第1コントラスト検波部103にて得られる被写体コントラスト評価値は第3露光期間で固体撮像素子101から出力される領域信号1のハイ期間の時間的な中点に当たる時刻t31における被写体の位置とレンズ位置のズレ分だけピントがずれた被写体に対してピントが至近側にあるコントラスト値となっており、該コントラスト評価値をc31とする。同様に第3露光期間にて第2のAF領域から第2コントラスト検波部104にて得られる被写体コントラスト評価値は第3露光期間で固体撮像素子101から出力される領域信号2のハイ期間の時間的な中点に当たる時刻t32での被写体の位置とレンズ位置のズレ分だけピントがズレたコントラスト値であり時刻t31で得られたc31よりも被写体に対してピントが至近側にある度合いが軽減され相対的に高いコントラスト値となっており、該コントラスト評価値をc32とする。コントローラ105は第1コントラスト検波部103からコントラスト評価値c31が入力され、第2コントラスト検波部104からコントラスト評価値c32が入力され、フォーカスレンズ位置m3と時刻t31およびt32とコントラスト評価値c31とc32を関連付けて位相差検出部105aにて記憶保持する。
第3露光期間における第1のAF領域および第2のAF領域からのコントラスト評価値取得が完了した後の垂直同期期間vd5にて位相差検出部105aが第1のAF領域と第2のAF領域それぞれに対してフォーカスレンズ位置に対するコントラストピーク位置を算出する動作を図5を用いて説明する。位相差検出部105aは記憶保持している第1のAF領域に対応するm1に対するc11とm2に対するc21とm3に対するc31の3点からフォーカスレンズ位置xに対するコントラスト評価値yで曲線近似式y=f1(x)を算出し、yが最大となるx値、つまりは第1のAF領域でコントラスト評価値が最大ピークとなるフォーカスレンズ位置maを算出する。つまり、maは第1のAF領域に対する合焦状態のレンズ位置を示す。
同様に第2のAF領域に対応するm1に対するc12とm2に対するc22とm3に対するc32の3点からフォーカスレンズ位置xに対するコントラスト評価値yで曲線近似式y=f2(x)を算出し、yが最大となるx値、つまりは第2のAF領域でコントラスト評価値が最大ピークとなるフォーカスレンズ位置mbを算出する。つまり、mbは第2のAF領域に対する合焦状態のレンズ位置を示す。
上記で求められたフォーカスレンズ位置maとmbが同一な場合は、被写体が撮像装置に対して至近側および無限側へ動いていないことを示し、フォーカスレンズ位置maがmbに対して無限側にある場合は被写体が撮像装置の至近側へ移動していることを検知することができ、フォーカスレンズ位置maがmbに対して至近側にある場合は被写体が撮像装置の無限側方向へ移動していることを検知することができる。第1のAF領域と第2のAF領域の電荷蓄積時間のずれをtdfとすると、tdf=t11−t12、tdf=t21−t22、tdf=t31−t32が成立し既知の時間間隔である。フォーカスレンズ位置maとmbの差をmd(=mb−ma)とすると、mdは、上記の2つの合焦状態のレンズ位置の差分、つまり第1コントラスト信号と第2コントラスト信号との位相差を示す。既知のtdfから得られるmd/tdfは被写体の撮像装置に対する至近〜無限間の移動速度をフォーカスレンズの変位速度に換算した値となる。言い換えれば、上記の2つの合焦状態のレンズ位置の差分を、第1のAF領域の信号蓄積タイミングと第2のAF領域の信号蓄積タイミングとの時間差で除算した結果は、レンズの変位速度を表し、さらにレンズの変位速度を換算した被写体の移動速度を表す。
コントローラ105は、同時露光モード直前の動画読み出しモードにおいて検出された位相差に基づいて、同時露光モードにおける露光期間の中間的な時刻におけるレンズの合焦位置を次のように推定する。
すなわち、位相差検出部105aは次式にてフォーカスレンズ位置の目標位置mxを算出する。
mx=md×tds/tdf+m2
ここでtdsは、時刻t21とt22の時間的な中点から、垂直同期期間vd5後のvd6の予定されている同時露光モードでリセット信号R11〜R18の立ち下りエッジとメカニカルシャッタ閉の間の時間texの時間的な中点との時間間隔に相当する。texはフォトダイオードの露光開始を画素セルの蓄積電荷の同時リセットにより同時化し露光終了をメカニカルシャッタ閉にて同時化した静止画用露光の露光時間にあたり、予め既知の値とすることができる。
上式では、フォーカスレンズ位置m2を基点として算出したが最後のコントラスト評価値を取得するための電荷蓄積期間の時間的中点である時刻t32から静止画用露光期間texの時間的な中点までをtds’として下式でも目標位置mxを求めることができる。
mx=md×tds’/tdf+m3
垂直同期期間vd5にて位相差検出部105aがフォーカスレンズ位置の目標位置mxを算出後コントローラ105はレンズ駆動部106に対して撮影レンズ102のフォーカスレンズを目標位置mxへ変位させるよう駆動指示し、結果としてフォーカスレンズはレンズ駆動部106により目標位置mxに駆動される。その後コントローラ105は垂直同期期間vd5からvd6へ移行するにあたり固体撮像素子101へ読み出しモード信号から同時露光モードを指示制御し、結果として垂直同期期間vd6は同時露光モードへ移行し、該垂直同期期間vd6の先頭で固体撮像素子101内のリセット信号R11〜R18の同時ハイパルス印加で電荷蓄積の開始に伴う画素セルへの露光が開始される。コントローラ105は予め設定された所定時間tex経過後にメカニカルシャッタ制御部109へメカニカルシャッタ108を閉制御するよう指示し、メカニカルシャッタ108の閉じにより固体撮像素子101の全画素セルの露光は終了する。上述の動作により、同時化された露光期間texの時間的な中点の時刻におけるピント状態は被写体が撮像装置の至近側に動いているにも関わらず合焦状態を実現することができる。
コントローラ105は垂直同期期間vd6からvd7へ移行するにあたり固体撮像素子101へ読み出しモード信号を介して静止画読み出しモードへ移行するよう制御指示をする。これにより垂直同期期間vd7ではvd6で露光の同時化が行われた映像信号が固体撮像素子101の映像出力から出力される。画像処理回路110は該映像信号が入力され記録のための静止画画像を生成し、メディア記録回路111へ出力する。コントローラ105はメディア記録回路111へ画像処理回路110から入力された静止画画像をメディア112へ記録書き込みするよう指示し、メディア112へ垂直同期期間vd7で固体撮像素子101から読み出され生成された静止画画像が記録される。また、垂直同期期間vd2、vd3、vd4にて固体撮像素子101から出力される映像信号は画像処理回路110にて画像生成され画像表示回路113へ入力され、画像表示回路113にて表示部114へ表示を行う。この動作により静止画の露光前にユーザーは被写体画像を観察可能となる。
以上の動作により、フォーカスレンズを変位させながら被写体のコントラストを検波し、このコントラストピークを検出する所謂コントラストAFで苦手とされていたレンズ光軸方向に動く被写体に対しても本発明の構成と部を採用することで精度よく焦点の自動調整が可能となる。
以上説明してきたように本実施の形態における撮像装置は、行列状に配置された複数の画素セルを有し、行毎または列毎に時間的に順次に画素セルの電荷蓄積を行う順次露光されるMOS型イメージセンサ等の固体撮像素子と、固体撮像素子上の複数の画素セルからなる第1のAF領域と、第1のAF領域に含まれる画素セルとは電荷蓄積されるタイミングが異なる複数の画素セルからなる第2のAF領域と、固体撮像素子に被写体像を結像し焦点位置を調整可能な撮影レンズと、第1のAF領域に結像される被写体のコントラストを検波する第1のコントラスト検波部と、第2のAF領域に結像される被写体のコントラストを検波する第2のコントラスト検波部と、第1のコントラスト検波部のコントラストのプロファイルと第2のコントラスト検波部のコントラストのプロファイルから撮影レンズの焦点位置に対応するコントラストのプロファイルのずれ量から被写体の動き量を検出する検出部とを備えることで動く被写体に焦点調整が対応可能な測距装置および撮像装置である。
このように、MOS型イメージセンサでは必然的に生じる異なる画素セルの電荷蓄積時間のタイミング差により生じる撮影レンズの焦点位置に対応するコントラストのプロファイルのずれ量から被写体の動き量を検出する検出部を考案しているので、特殊なイメージセンサの駆動モードを考案する必要なく、従来のCCDを搭載したカメラでは対応できなかったレンズ光軸方向に動く被写体に対する焦点調整が可能となり、動く被写体の瞬間を止めたいというMOS型イメージセンサが有利な高速撮像動作のニーズに合致する焦点調整機能を実現することができる。
(改変例)
図9および図10を用いて本発明の改変として第二の実施例を示す。回路構成と撮像素子構成およびシーケンスは前述の第一の実施例の図1と図2と同じである。本実施例では図10に示す斜線部の画素セルP31〜P38およびP51〜P58を第1のAF領域とし、縦縞部の画素セルP41〜P48およびP61〜P68を第2のAF領域とする。
図9は固体撮像素子101の動画読み出しモードにおけるタイミングチャートである。垂直同期信号VDの開始に伴い第一番目の水平同期期間ではタイミングジェネレータ202から選択信号S11へハイパルスが出力されP11〜P18の画素セルのアナログ映像信号が共通信号読み出し線L1〜L8へ出力され、タイミングジェネレータ202から出力されるS31信号のハイパルスによりカラムAD群の各AD変換器にてデジタル映像信号化され出力保持される。タイミングジェネレータ202から出力されるS21信号がS31信号のハイからローレベルへの立ち下がりエッジにてハイレベルとなり、この動作により画素セルP11〜P18のカラムAD群203から出力保持されているデジタル映像信号が水平走査セレクタ204にて図示しない基準クロックに同期して順次選択されて映像出力からA11またはA12として出力される。
第二番目の水平同期期間では選択信号S13がタイミングジェネレータ202からハイパルス出力され上記同様に信号S31およびS21が出力されることで、画素セルP31〜P38に対応するデジタル映像信号が映像出力からA13またはA23として出力される。次の水平同期期間以降は選択信号S15→S17と選択されることで第3番目の水平同期期間では画素セルP51〜P58に対応するデジタル映像信号が映像出力からA15またはA25として出力され、第4番目の水平同期期間では画素セルP71〜P78に対応するデジタル映像信号が映像出力からA17またはA27として出力される。第5番目の水平同期期間からは選択信号S12→S14→S16→S18と水平同期期間毎に順次に選択されることで、第5番目の水平同期期間では画素セルP21〜P28に対応するデジタル映像信号が映像出力され、第6番目の水平同期期間では画素セルP41〜P48に対応するデジタル映像信号が映像出力され、第7番目の水平同期期間では画素セルP61〜P68に対応するデジタル映像信号が映像出力され、第8番目の水平同期期間では画素セルP81〜P88に対応するデジタル映像信号が映像出力される。画素セルの蓄積電荷を一旦リセットし電荷蓄積を開始するリセット信号であるR11〜R18は、タイミングジェネレータ202から同じ行の画素セルへの選択信号S11〜S18がハイパルス入力される水平同期期間の直前の水平同期期間にてハイパルスが出力される。
例えば水平同期期間H22で映像出力されるA23は画素セルP31〜P38に対応するデジタル映像信号であるが、該画素セルに接続されるリセット信号R13は水平同期期間H21の先頭でハイパルスがタイミングジェネレータ202から出力され、水平同期期間1周期分の電荷蓄積期間となる。同様に水平同期期間H23で映像出力されるA25は画素セルP51〜P58に対応するデジタル映像信号であるが、該画素セルに接続されるリセット信号R15は水平同期期間H22の先頭でハイパルスがタイミングジェネレータ202から出力され水平同期期間1周期分の電荷蓄積期間となる。したがって画素セルP31〜P38およびP51〜P58からなる第1のAF領域の露光期間を示す領域信号1は水平同期期間H21のR13信号の立ち下りエッジから選択信号S15の水平同期期間H23の立ち上がりまでの水平同期期間2周期にてタイミングジェネレータ202からハイレベル出力され、第1のAF領域に対応する画素セルの映像信号が映像出力から出力されるタイミングをハイレベルで示す検波期間信号1は映像出力A23およびA25が出力される水平同期期間H22およびH23の期間にてハイレベル出力される。同じように第2のAF領域に対応する画素セルP41〜P48およびP61〜P68の露光期間を示す領域信号2は水平同期期間H25のR14信号の立ち下がりから水平同期期間H27のS16信号の立ち上がりまでの水平同期期間2周期にてハイレベルとなるようタイミングジェネレータ202から出力され、第2のAF領域に対応する画素セルの映像信号が映像出力から出力されるタイミングをハイレベルで示す検波期間信号2は画素セルP41〜P48の映像信号である映像出力A24および画素セルP61〜P68の映像信号である映像出力A26が出力される水平同期期間H26およびH27の期間にてハイレベル出力される。
本実施例によれば、動画読み出しモードにて動作中の第1のAF領域と第2のAF領域が露光される期間の時間差が垂直同期期間に含まれる水平同期期間の数の1/2となり、時間差を長くすることができることから原理的に低速で動く被写体に対しても動き量の検出の感度を高めることが可能であり、かつ画面内で交互に第1のAF領域と第2のAF領域に対応する画素セル行が繰り返されることから、画面内の被写体に対して第1のAF領域と第2のAF領域がほぼ同一画角となる効果がある。
なお、第一および第二の実施例では第1のAF領域および第二のAF領域を画素セルの行方向の画面端から画面端までとしているが、画素セルの同一行内の一部、例えば中央部のみをウインドウとしてコントラスト検波に使用することは当然のことながら本発明の範疇で実現可能である。また、第1のAF領域と第2のAF領域は、行方向または列方向に隣接していることは必須ではなく、行方向または列方向に並んで配置されていればよい。
なお、上記各実施形態における第1コントラスト検波部103および第2コントラスト検波部104を別個に備える代わりに、1つのコントラスト検波部を備え兼用させても良い。この場合、撮像装置は、撮像領域を有する固体撮像素子101と、撮像領域に被写体像を結像する撮影レンズ102と、レンズの位置を調整するレンズ駆動部106と、前記撮像領域から得られた画素信号からコントラストを検波するコントラスト検波部と、撮像領域に含まれる第1の領域から得られた画素信号から前記コントラスト検波部によって検波されたコントラストを示す第1コントラスト信号と、前記第1の領域と信号蓄積タイミングが異なる第2の領域から得られた画素信号から前記コントラスト検波部によって検波されたコントラストを示す第2コントラスト信号との位相差を検出する制御部とを備えるように構成すればよい。
また、本発明の測距装置は、上記撮像装置の一部と同じであり、固体撮像素子の撮像領域に含まれる第1の領域から得られた画素信号からコントラストを検波し、第1コントラスト信号として出力する第1検波部と、前記第1の領域と信号蓄積タイミングが異なる第2の領域から得られた画素信号からコントラストを検波し、第2コントラスト信号として出力する第2検波部と、前記第1コントラスト信号と前記第2コントラスト信号との位相差を検出し、検出した位相差に基づいて被写体までの距離を示す距離情報を生成する制御部とを備える。
また、本発明の測距方法は、上記測距装置と同じ作用を奏する。すなわち、本発明の測距方法は、固体撮像素子の撮像領域に含まれる第1の領域から得られた画素信号からコントラストを検波し、第1コントラスト信号として出力し、前記第1の領域と信号蓄積タイミングが異なる第2の領域から得られた画素信号からコントラストを検波し、第2コントラスト信号として出力し、前記第1コントラスト信号と前記第2コントラスト信号との位相差を検出し、検出した位相差に基づいて被写体までの距離を示す距離情報を生成する。ここで、距離情報は、被写体と撮像装置との現在の距離でもよいし、被写体の移動量または移動速度を加味した所定時間(数10mS〜数100mS)経過後の距離(推定値)であってもよい。
本発明によって、動く被写体に対しても高い精度で焦点調整が可能なデジタルスチルカメラまたはデジタルビデオカメラを実現することでMOS型イメージセンサを搭載した高速撮像動作の高付加価値化のみならず、動画像を記録しながら特定の場面で静止画記録を必要とするような用途の監視カメラや、車載カメラ分野におけるドライブレコーダーにおいて利用可能性がある。
本実施例の形態における撮像装置の構成を示す図である。 固体撮像素子の構成を示す図である。 画素セルの等価回路を示す図である。 自動焦点調整のシーケンスを説明する図である。 第1のAF領域と第2のAF領域それぞれに対してフォーカスレンズ位置に対するコントラストピーク位置を算出する動作説明する図である。 動画読み出しモードにおける動作タイミングを示す図である。 同時露光モードおよび静止画読み出しモードにおける動作タイミングを示す図である。 第1のAF領域および第2のAF領域を示す説明図である。 変形例における動画読み出しモードにおけるタイミングチャートである。 変形例における第1のAF領域と第2のAF領域を示す図である。
符号の説明
101 固体撮像素子
102 撮影レンズ
103 第1コントラスト検波部
104 第2コントラスト検波部
105 コントローラ
105a 位相差検出部
106 レンズ駆動部
107 同期信号発生器
108 メカニカルシャッタ
109 メカニカルシャッタ制御部
110 画像処理回路
111 メディア記録回路
112 メディア
113 画像表示回路
114 表示部
201 画素セルアレイ
202 タイミングジェネレータ
203 カラムAD群
204 水平走査セレクタ
301 フォトダイオード
302 トランジスタ
303 フローティングディフュージョン
304 リセットトランジスタ
305 アンプ

Claims (13)

  1. 撮像領域を有する固体撮像素子と、
    前記撮像領域に被写体像を結像するレンズと、
    前記レンズの位置を調整するレンズ位置調整部と、
    前記撮像領域に含まれる第1の領域から得られた画素信号からコントラストを検波し、第1コントラスト信号として出力する第1検波部と、
    前記第1の領域と信号蓄積タイミングが異なる第2の領域から得られた画素信号からコントラストを検波し、第2コントラスト信号として出力する第2検波部と、
    前記第1コントラスト信号と前記第2コントラスト信号との位相差を検出する制御部と
    を備える撮像装置。
  2. 前記制御部は、さらに前記位相差に基づいて被写体までの距離を示す距離情報を生成する請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記レンズ位置調整部は、動画読み出しモードにおいて画像読み出し周期毎に異なる位置にレンズ位置を調整し、
    前記制御部は、前記レンズ位置調整部により調整された複数のレンズ位置に対する前記第1コントラスト信号の変化から前記レンズの合焦位置を算出し、前記複数のレンズ位置に対する前記第2コントラスト信号の変化から前記レンズの合焦位置を算出し、算出された2つの合焦位置の差分を前記位相差として検出する請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、さらに、前記2つの合焦位置の差分からレンズ光軸方向の被写体の移動量を算出する請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記制御部は、さらに、前記2つの合焦位置の差分を、前記第1の領域の信号蓄積タイミングと前記第2の領域の信号蓄積タイミングとの時間差で除算することにより、レンズ光軸方向の被写体の移動速度を算出する請求項3記載の撮像装置。
  6. 前記制御部は、前記第1コントラスト信号の最大値に対応するレンズ位置と、前記第2コントラスト信号の最大値に対応するレンズ位置との差分を、前記位相差として検出する請求項3、4または5に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像装置は、静止画撮像用に全画素の露光時間を同じにする同時露光モードを有し、
    前記制御部は、前記同時露光モード直前の前記動画読み出しモードにおいて検出された位相差に基づいて、前記同時露光モードにおける露光期間の中間的な時刻におけるレンズの合焦位置を推定する請求項3、4、5または6に記載の撮像装置。
  8. 前記レンズ位置調整部は、前記画像読み出し周期において第1の領域の信号蓄積時間でなくかつ第2の領域の信号蓄積時間でない時間に前記位置を変位させる請求項3記載の撮像装置。
  9. 前記撮像領域は行列状に配置された複数の画素セルを有し、
    前記第1の領域と前記第2の領域は列方向に並んで配置され、
    第1の領域を構成する行の画素セルは連続して読み出され、かつ第2の領域を構成する行の画素セルは連続して読み出される請求項1、2または3に記載の撮像装置。
  10. 前記撮像領域は行列状に配置された複数の画素セルを有し、
    前記第1の領域と前記第2の領域は行方向に並んで配置され、
    第1の領域を構成する列の画素セルは連続して読み出され、かつ第2の領域を構成する列の画素セルは連続して読み出される請求項1、2または3に記載の撮像装置。
  11. 撮像領域を有する固体撮像素子と、
    前記撮像領域に被写体像を結像するレンズと、
    前記レンズの位置を調整するレンズ位置調整部と、
    前記撮像領域から得られた画素信号からコントラストを検波するコントラスト検波部と、
    前記撮像領域に含まれる第1の領域から得られた画素信号から前記コントラスト検波部によって検波されたコントラストを示す第1コントラスト信号と、前記第1の領域と信号蓄積タイミングが異なる第2の領域から得られた画素信号から前記コントラスト検波部によって検波されたコントラストを示す第2コントラスト信号との位相差を検出する制御部と
    を備える撮像装置。
  12. 撮像装置に備えられる測距装置であって、
    固体撮像素子の撮像領域に含まれる第1の領域から得られた画素信号からコントラストを検波し、第1コントラスト信号として出力する第1検波部と、
    前記第1の領域と信号蓄積タイミングが異なる第2の領域から得られた画素信号からコントラストを検波し、第2コントラスト信号として出力する第2検波部と、
    前記第1コントラスト信号と前記第2コントラスト信号との位相差を検出し、検出した位相差に基づいて被写体までの距離を示す距離情報を生成する制御部と
    を備える測距装置。
  13. 撮像装置における測距方法であって、
    固体撮像素子の撮像領域に含まれる第1の領域から得られた画素信号からコントラストを検波し、第1コントラスト信号として出力し、
    前記第1の領域と信号蓄積タイミングが異なる第2の領域から得られた画素信号からコントラストを検波し、第2コントラスト信号として出力し、
    前記第1コントラスト信号と前記第2コントラスト信号との位相差を検出し、
    検出した位相差に基づいて被写体までの距離を示す距離情報を生成する
    測距方法。
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