JP6346439B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6346439B2
JP6346439B2 JP2013273182A JP2013273182A JP6346439B2 JP 6346439 B2 JP6346439 B2 JP 6346439B2 JP 2013273182 A JP2013273182 A JP 2013273182A JP 2013273182 A JP2013273182 A JP 2013273182A JP 6346439 B2 JP6346439 B2 JP 6346439B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correlation data
signal
image
row
photoelectric conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013273182A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014146023A5 (ja
JP2014146023A (ja
Inventor
隆史 岸
隆史 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013273182A priority Critical patent/JP6346439B2/ja
Publication of JP2014146023A publication Critical patent/JP2014146023A/ja
Publication of JP2014146023A5 publication Critical patent/JP2014146023A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6346439B2 publication Critical patent/JP6346439B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/672Focus control based on electronic image sensor signals based on the phase difference signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/75Circuitry for providing, modifying or processing image signals from the pixel array
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/001Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras
    • G02B13/0015Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras characterised by the lens design
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/68Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to defects
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/703SSIS architectures incorporating pixels for producing signals other than image signals
    • H04N25/704Pixels specially adapted for focusing, e.g. phase difference pixel sets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は撮像装置及びその制御方法に関し、更に詳しくは、撮影レンズの異なる瞳領域を通過した光をそれぞれ受光可能な画素からの信号を用いて焦点検出を行う撮像装置及びその制御方法に関する。
従来、撮像素子中の画素が撮像レンズの異なる瞳領域を通過した光を受光するような構成によって、撮像と同時に位相差方式の焦点検出を行う技術がある。特許文献1及び2においては、1つの画素の中にある、1つのマイクロレンズで集光される光を受光するフォトダイオード(PD)を分割することによって、分割した各々のPDが、撮像レンズの異なる瞳領域を通過した光を受光するように構成されている。また、特許文献3においては、PDの前面にある配線層を画素によって異ならせ、PDの開口を変えることで、画素によって撮像レンズの異なる瞳領域を通過した光を受光するように構成されている。これらの技術では、撮像レンズの異なる瞳領域を通過した光を受光した各々のPDの信号から像ずれ量の検出、すなわち位相差検出を行い、像ずれ量からピントのずれ量を計算し、焦点の検出を行っている。
撮像素子で位相差検出を行う撮像装置の場合、像ずれ量の検出領域は1次元ではなく2次元とすることが望ましい。なぜなら、検出領域が1行だけでは、撮像素子の画素ピッチ分だけしか行方向に検出領域がなく、狭すぎるからである。しかし、2次元の検出領域を使う場合、列方向に欠陥画素が連続する欠陥行が検出領域の行の中に含まれていると、位相差検出の結果に誤差を発生させ、位相差検出の精度が落ちてしまう。
一方、1つのマイクロレンズに対応する分割された2つのPDを有する撮像素子の場合、2つのPDを個別に読み出すには、倍の読み出し時間がかかってしまう。特許文献4は、2つの読み出し回路を用いて2行分のPDの信号を高速に読み出す方法が開示されている。具体的には、リセット信号の読み出しを行い、その後1つめのPDの信号を読み出し、次に1つめのPDの信号に上乗せして2つめのPDの信号を読み出している。このように、2つのPDの加算信号から1つめのPDの信号を減算することで、2つめのPDの信号を得ることができ、リセット信号の読み出し回数を減らすことで高速化を実現している。この技術は、上述した1つのマイクロレンズに分割された2つのPDが対応する構成を有する撮像素子から、各PDから個別に信号を読み出す場合においても高速化に寄与できる。
特開2001−083407号公報 特開2001−250931号公報 特許第03592147号公報 特開2004−134867号公報
ところで、撮像素子を利用して位相差検出を行う場合は、2つのPDを加算した信号を画像信号として使用し、2つのPDの信号を別々に読み出した信号を位相差検出に使用することができる。この場合、2つのPD信号を加算した信号は正常に出力されるが、個々のPDの信号は欠陥であることがあり得る。具体的には、1つめのPDの信号を読み出す際に、欠陥により2つのPDの信号を混合して読み出してしまう場合である。この場合、1つめのPDの信号の読み出し時に2つ分のPDの信号が読み出され、1つめと2つめのPDを加算した信号の読み出し時にも2つ分のPDの信号が得られる。すなわち、1つめのPDの信号だけではなく、加算したPDの信号から1つめのPDの信号を減算しても2つめのPDの信号も得られない結果になってしまう。
このように、2つのPDの信号を高速に読み出す際には、撮影画像には欠陥行がないのに、位相差検出に使用する画像には欠陥行があるということが起こり得る。位相差検出に使用する画像に欠陥があると、位相差検出の精度が落ちてしまうのは前述のとおりである。撮影画像の欠陥行は通常は不良品として扱われるが、この場合には、撮影画像に欠陥行がないのに、位相差検出用の画像に欠陥行があるために不良品として扱われてしまい、歩留りを低下させてしまう。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、撮影画像にはない欠陥行が位相差検出用の画像にある場合に、誤差を生まず位相差検出できるようにし、撮像素子の歩留まりの低下を防ぐことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、行及び列方向に配置された複数の画素を有する撮像素子であって、各画素がそれぞれマイクロレンズと、各マイクロレンズを介して第1の方向の視差を有する光をそれぞれが受光するように配置された第1の光電変換部と第2の光電変換部とを有する撮像素子と、前記複数の画素の内の欠陥の位置情報を記憶する記憶手段と、前記複数の画素を分割した複数の領域のうち、前記記憶手段に記憶された前記位置情報に基づき欠陥を含む領域を特定する特定手段と、前記撮像素子の、前記第1の方向に並んだ複数の画素の複数の前記第1の光電変換部と複数の前記第2の光電変換部から得られた信号に基づいて前記領域ごとに第1の相関データを演算し複数の第1の相関データを取得するとともに、前記複数の第1の相関データを前記第1の方向と垂直な第2の方向に加算して第2の相関データを演算する演算手段と、を有し、前記演算手段は、前記特定手段によって特定された領域からの信号を用いずに、前記第2の相関データを演算することを特徴とする。
本発明によれば、撮影画像にはない欠陥行が位相差検出用の画像にある場合に、誤差を生まずに位相差検出ができるため、撮像素子の歩留りの低下を防ぐことが可能となる。
本発明の実施の形態における撮像素子の全体構成を概略的に示す図。 実施の形態における撮像素子の1画素の概略構成を示す図。 実施の形態における撮像素子の画素アレイの一部を概略的に示す平面図。 射出瞳と撮像素子が受光する光の関係を示す模式図。 実施の形態における画素の回路図。 実施の形態の撮像素子の駆動パターンを示すタイミングチャート。 実施の形態における欠陥行と、A像信号とB像信号との出力の関係を模式的に示す図。 位相差方式の焦点検出方法の概念を模式的に説明する図。 第1の実施形態における焦点検出に関わる撮像素子を含むシステム構成を示すブロック図。 実施形態における撮像素子の焦点検出領域を概略的に示す図。 第1の実施形態における焦点検出演算を示すフローチャート。 相関波形と像ずれ量との関係を概略的に示す図。 変形例における焦点検出演算を示すフローチャート。 第2の実施形態における焦点検出に関わる撮像素子を含むシステム構成を示すブロック図。 第2の実施形態における焦点検出演算を示すフローチャート。 第3の実施形態における撮像装置の概略構成を示すブロック図。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態について図面を用いて説明する。図1は本第1の実施形態における撮像素子100の概略を示す図である。図1において撮像素子100は、複数の画素が2次元に配列された画素アレイ101と、画素アレイ101における行を選択する垂直選択回路102と、画素アレイ101における列を選択する水平選択回路104を含む。また、画素アレイ101の画素のうち垂直選択回路102によって選択される画素の信号を読み出す読み出し回路103、各回路の動作モードなどを外部から決定するためのシリアルインターフェイス(SI)105を含んで構成され得る。読み出し回路103は、信号を一時的に蓄積するメモリ、ゲインアンプ、A/D変換器などを有する。通常、垂直選択回路102は、画素アレイ101の複数の行を順に選択し、読み出し回路103に読み出す。水平選択回路104は、読み出し回路103に読みだされた複数の画素信号を列ごとに順に選択する。
なお、撮像素子100は、図示された構成要素以外にも、例えば、垂直選択回路102、水平選択回路104、信号読み出し回路103等にタイミングを提供するタイミングジェネレータ或いは制御回路等を備える。
図2は本第1の実施形態における撮像素子100の1画素の構成の概略を示す図である。1つの画素201は、1つのマイクロレンズ202と、光電変換素子として、2つのフォトダイオード(PD)203及び204を有する。更に、PD203とPD204の各々の信号を読み出す転送スイッチ205、206と、PD203またはPD204の信号を一時的に蓄積するフローティングディフュージョン(FD)207も有する。各画素は、図示された構成要素以外にも、後述する複数の構成要素を備える。
図3は画素アレイ101の一部を概略的に示す平面図である。画素アレイ101は、2次元の画像を提供するために、図2に示すような画素を、複数2次元アレイ状に配列して構成される。画素301、302、303、304を例にとって説明すると、301L、302L、303L、304Lは図2のPD203に対応し、301R、302R、303R、304Rは図2のPD204に対応している。
図3のような画素アレイ101を有する撮像素子100における受光の様子について、図4を用いて説明する。図4は撮影レンズの射出瞳から出た光束が撮像素子100に入射する様子を示す概念図である。
図4において、401は画素アレイ101の断面を示す。断面401に示すように、マイクロレンズ202、PD203、PD204の他に、カラーフィルタ403を有する。また、中央のマイクロレンズ202を有する画素に対して、射出瞳406から出た光束の中心を光軸409とする。射出瞳406から出た光は、光軸409を中心として撮像素子100に入射される。407、408は撮影レンズの射出瞳の一部領域(瞳領域)を表す。瞳領域407を通過する光の最外周の光線を410、411で示し、瞳領域408を通過する光の最外周の光線を412、413で示す。図4からわかるように、射出瞳406から出る光束のうち、光軸409を境にして、上側の光束はPD204に入射し、下側の光束はPD203に入射する。つまり、PD203とPD204は、各々、撮影レンズの射出瞳406の別の瞳領域407、408を通過した光を受光している。
以下、図3を参照すると、行305に含まれる画素301、302、303、304の場合、光軸409を挟んで一方の射出瞳から出る光束を受光するPD203に対応するPD301L、302L、303L、304Lから得られる像をA像とする。そして、その信号をA像信号(第1信号)と呼ぶ。また、光軸409を挟んで他方の射出瞳から出る光束を受光するPD204に対応するPD301R、302R、303R、304Rから得られる像をB像、その信号をB像信号(第2信号)と呼ぶ。
図5は、図2に示す構成を有する画素の回路構成を示す等価回路図である。ここでは、模式的に3列1行分の画素を記載している。図5において、図2と同じ構成には同じ参照番号を付している。画素201の転送スイッチ205、206はそれぞれ転送パルスφTX1、φTX2によって駆動され、それぞれ対応するPD203、204で発生した光電荷をFD207に転送する。FD207は電荷を一時的に蓄積するバッファとしての役割を有する。501はソースフォロアとして機能する増幅MOSアンプ、502は垂直選択パルスφSELによって画素を選択する選択スイッチである。FD207、増幅MOSアンプ501、及び垂直出力線503に接続された不図示の定電流源からフローティングディフュージョンアンプが構成される。選択スイッチ502で選択された画素のFD207の信号電荷がフローティングディフュージョンアンプにより電圧に変換されて、垂直出力線503に出力され、読み出し回路103に読み出される。504はリセットパルスφRESを受けてVDDによりFD207をリセットするリセットスイッチである。
上述したように、PD203及びPD204はそれぞれに対応する転送スイッチ205、206を持つが、画素中の回路において、FD207以降で信号読み出しに用いる回路は共有する。このような構成にすることで、画素の縮小化を図ることができる。また、図示したように転送パルスφTX1、φTX2を提供する配線は各行に配列された画素により共有される。
次に、上記構成を有する撮像素子100の駆動方法について説明する。図6は駆動パターンを示すタイミングチャートであり、1行分の信号を読み出し回路103に読み出す駆動について示す。先ず、t601の間に、リセットパルスφRESと転送パルスφTX1、φTX2を同時に高電位(以下、「H」)にする。これにより、リセットスイッチ504と転送スイッチ205、206がオンとなり、PD203、PD204、FD207の電位が初期電位VDDにリセットされる。その後、転送パルスφTX1、φTX2が低電位(以下、「L」)になると、PD203、PD204において電荷蓄積が始まる。
次に、電荷蓄積時間に基づいて決められる所定時間経過後、t603において選択パルスφSELをHにして選択スイッチ502をオンすることで読み出し行を選択し、1行分の信号の読み出し動作が行われる。また同時にリセットパルスφRESをLにして、FD207のリセットを解除する。
t604の間にφTNをHにして、読み出し回路103に、FD207のリセット信号であるN信号を読み出して記録する。なお図示しないが、読み出し回路103では、φTN、φS1、φS2の制御に基づいて、FD207の電位を垂直出力線503を介し読み出し、各々信号を記録しておく。次に、t605の間に転送パルスφTX1とφS1を同時にHにして転送スイッチ205をオンすることで、PD203の光信号とノイズ信号の加算信号である第1PD信号を読み出し回路103に記録する。
次に、リセットスイッチ504をオンしない状態で、t606の間に転送パルスφTX1、φTX2とφS2を同時にHにして転送スイッチ205、206をオンする。これにより、PD203の光信号とPD204の光信号とノイズ信号とが混合された加算信号である第2PD信号を読み出し回路103に記録する。時刻t605で一度転送パルスφTX1をオンしてPD203の信号をFD207に読み出しているので、時刻t606では転送パルスφTX1はオフ状態でもよい。また、厳密には、t601の終了からt606の終了までが蓄積時間t602となる。なお、転送パルスφTX2をHにしてPD204をリセットするタイミングを、t605とt606の時間差分、遅らせても良い。
上記の動作で読み出し回路103に読み出されたN信号、第1PD信号、第2PD信号に基づいて、第1PD信号からノイズ信号を差分したA像信号と、第2PD信号からノイズ信号を差分した画像信号が撮像素子100の外部に出力される。この画像信号はPD203とPD204の信号を合成した信号であるので、画像信号からA像信号を減算することでB像信号を生成することができる。
上記説明した動作でA像信号、B像信号、及び画像信号が得られるが、ここで、製造上の不良で転送パルスφTX1の配線と転送パルスφTX2の配線がショートした場合を考える。このとき、時刻t605で本来Lであるべきの転送パルスφTX2がHになってしまうものとする。この場合、第1PD信号を読み出す動作において、第2PD信号を読み出してしまうことになる。第2PD信号はもともと転送φTX1とφTX2が同時にHになるので影響は出ない。結果として、転送パルスφTX1の配線と転送パルスφTX2の配線がショートした行は、画像信号は通常通り得られるが、A像信号として、画像信号と同じ信号を読み出してしまう。さらに、画像信号からA像信号を減算して求めるB像信号は信号が無くなってしまう。つまり、その行の画像信号は問題ないが、A像信号とB像信号は欠陥という現象が発生する。
図7は画像信号とA像信号及びB像信号の信号レベルを模式的に示す図である。ここでは4行4列の配置のうち、3行目のみが欠陥行を示し、正常な場合は画像信号は2、A像信号及びB像信号は共に1であるものとする。画像信号からA像信号を減算したものがB像信号であるので、正常行は画像信号2、A像信号は1なのでB像信号は1となる。欠陥行については、画像信号は2で正常であるが、A像信号は画像信号と同じ信号の2となり、B像信号は0となってしまう。
次に、撮像素子100で撮影レンズの射出瞳の異なる瞳領域の像が得られる特性を生かした、位相差方式の焦点検出方法の概念について、図8を参照して説明を行う。図8(a)は、A像信号を得るために1行に配置された画素群(Aライン)と、B像信号を得るために1行に配置された画素群(Bライン)をそれぞれ示している。図8(b)は合焦状態、図8(c)は前ピン状態、図8(d)は後ピン状態を示し、それぞれAライン及びBラインから出力されたA像及びB像を示している。
A像及びB像は、図8から分かるように、合焦状態、前ピン状態及び後ピン状態の何れであるかによりに2像の間隔が異なる。これを利用して、像間隔が合焦状態の間隔になるように、撮像レンズに含まれるフォーカス用レンズを移動させて、ピントを合わせる。つまりフォーカス用レンズの移動量は、2像のずれ量から計算して求めることができる。ところが、本第1の実施形態で上述した方法でA像信号及びB像信号を取得した場合、図7に示すような欠陥行がある場合には、欠陥行では、A像側に間違った信号があり、且つB像側に信号がないため、2像のずれ間隔を算出できないという問題が生じる。
次に欠陥行を考慮した焦点検出方法について説明する。図9は焦点検出に関わる撮像素子100を含むシステム構成図である。撮像素子100からは前述の通り画像信号とA像信号が出力される。撮像素子100からの画像信号とA像信号は、同時に出力してもよいし、時系列に出力してもよい。焦点検出回路900は、B像生成部901で撮像素子100からの画像信号からA像信号を減算することでB像信号を生成する。また、焦点検出回路900は、前述の欠陥行のアドレスを記録する欠陥行記録メモリ903を有する。演算部902ではA像信号とB像信号から後述する合焦位置からのずれ量を求める演算を行うが、その際に演算部902は欠陥行記録メモリ903に記録されている欠陥行については、演算を行わない。詳細については後述する。
欠陥行記録メモリ903に記録される欠陥行の情報については、撮像素子100や撮像装置の出荷時に試験を行い、欠陥行の情報を得ることができる。具体的には、前述のとおり、画像信号とA像信号が同じ信号である行、もしくはB像信号に信号がない行を欠陥行として抽出することが可能である。このように出荷時の試験で欠陥行とされた行の情報を欠陥行記録メモリ903に記録しておく。また、出荷時の試験だけでなく、撮像装置の起動時などにも同様に欠陥行の抽出を行うことが可能である。
また、欠陥行記録メモリ903に記録しておく欠陥行の情報は、前述のような行アドレスでの記録以外でもよい。たとえば、欠陥行記録メモリ903の代りに、欠陥画素記録メモリと欠陥行判定手段を有する構成について説明する。欠陥画素記録メモリは欠陥画素の行列アドレスを記録しておく。欠陥行判定手段は欠陥画素記録メモリに記録されている欠陥画素情報を読み取り、同一行のなかの欠陥画素の個数をカウントし、閾値以上の欠陥画素数の場合には、当該行を欠陥行と判定する。欠陥行は同様に演算部902で演算を行わない処理を行う。欠陥画素の記録はA像信号、B像信号、画像信号のいずれの記録であっても構わないし、全ての記録であっても構わない。また、欠陥行判定手段での判定も、A像信号、B像信号、画像信号のいずれの判定であっても構わないし、全ての判定であっても構わない。
次に図10、図11を用いて、合焦位置からのずれ量を求める演算であるA像とB像の2像の間隔を算出する方法について説明する。図10は撮像素子100上での焦点検出領域を示す図である。図10(a)では、焦点検出領域1002は、1001を中心にして、X方向がpからq列、Y方向がrからs行の範囲を示している。シフト量は−imaxから+imaxまでである。実質的な焦点検出領域はシフト量も含んだ焦点検出領域1003となる。図10(b)は、焦点検出領域が図10(a)と異なる領域の測距を行うときの焦点検出領域を示している。図10(b)のように画面上の任意の場所に焦点検出領域を設定することで、画面上の任意の場所で合焦位置からのずれ量を求める演算を行うことが可能である。
図11は撮像素子から得られた像データから、合焦位置からのずれ量、ひいては、フォーカスレンズ移動量を求める演算の手順を示すフローチャートである。図11を用いて、図10で説明した焦点検出領域の合焦位置からのずれ量を求める焦点検出演算について説明を行う。
処理がスタートすると、S1101で最初の行Y=rを選択する。次にS1102で、選択行が欠陥行かどうかを判定する。欠陥行記録メモリ903に記録されている欠陥行アドレスの情報に基づいて、選択行が欠陥行の場合は、S1103に進む。S1103ではY+1をYとして欠陥行をスキップし、S1102に戻る。一方、S1102で正常行と判断された場合には、S1104に進む。次にS1104では後述する相関波形C(Iy)をクリアする。次に、S1105でIy=−Imaxにする。ここではY=r行なので、r行での像ずれ量を求める。次にS1106でB像の画素のデータをIy画素分、シフトする。次にS1107でA像とB像のIy画素分シフトした時の相関値を求める。
具体的には、相関値は以下の式(1)で算出されるように、A像とB像の各画素での信号値の差の絶対値を求めることで算出される。
Figure 0006346439
Ax、Bxは指定した行での、A像、B像のx座標の出力をそれぞれ示す。つまり、C(Iy)は、B像をIy画素分シフトさせたときのA像とB像の差の絶対値の総和を求めている。また、相関値は上述した式だけでなく、例えば以下のような式(2)でも求めることができる。
Figure 0006346439
上記式(2)では、B像のデータだけをシフトするのではなく、A像のデータも同時に逆方向にシフトして、差の絶対値の総和を求めている。その際にはS1106ではA像のデータをIy画素分シフトし、B像の像データを−Iy画素分シフトする。
また、相関値はAラインとBラインの差の絶対値以外にも、以下のように各画素の大きい画素値を算出する式(3)でも求めることが可能である。
Figure 0006346439
max(A,B)はAとBの大きい方を選択することを表す。式は記載しないが、AとBの小さい方を選択する演算でも相関値を求めることが可能である。
このように本発明は、A像とB像の相関値を求められればよく、S1107における相関値を求める方法により限定されるものではない。
次に、S1108でIy+1をIyに代入する(1画素ずらす)。S1109でIy>ImaxならS1110に進み、IyがImax以下であれば、S1106、S1107、S1108を繰り返す。従って、S1110に進むときには、Iyが−Imaxから+Imaxまでの1行分の相関値の集合である相関波形C(Iy)が求まっていることになる。
次にS1110では、C(Iy)+C(I)をC(I)に代入する。次にS1111でY+1をYに代入し、S1112でY>sならば、S1113に進み、そうでない場合はS1102に戻って上記処理を繰り返す。つまりS1110では、各行のC(Iy)を加算してC(I)を生成し、それをrからsまでの各行分繰り返すことで、各行の相関波形C(Iy)から全行加算された相関波形C(I)を求めている。
ここで、相関波形C(I)について図12を用いて説明する。図12は相関波形C(I)を模式的に示す。相関波形C(I)はシフト量IずらしたときのA像とB像の相関値を示し、相関値を差の絶対値の総和としている場合には相関波形C(I)の出力が最も低い場所のIが最も相関が高いIである。図12(a)で示すように、合焦時には、相関波形C(I)のうち、最も相関が高いI、すなわち相関波形C(I)の出力が最も低い場所のI=0である。また、図12(b)、図12(c)で示すように、ピントがずれているときには、ずれている量に基づいたシフト量Iにおいて、最も相関が高くなる。つまり最も相関が高い場所のシフト量は像ずれ量と等価である。
次にS1113ではS1112終了までの処理で求まっている相関波形C(I)の正規化を行う。S1102、S1103の処理により欠陥行のスキップを行っているので、欠陥行がある場合の相関波形C(I)と欠陥行が無い場合の相関波形C(I)が異なってしまう。そこで、S1113では、「C(I)×焦点検出領域の行数/(焦点検出領域の行数−欠陥行数)」を新たなC(I)とすることで、欠陥行の有無にかかわらず、同一条件では常に同じC(I)が得られるようにする。このようにすることで、精度の高いC(I)が得られるが、演算処理の時間やハードウェアが不足している場合には、もちろん焦点検出演算精度を落としてS1113の処理を行わなくてもよいことは言うまでもない。
次にS1114では全行の相関波形C(Iy)が加算された相関波形C(I)のうち、最も相関があるシフト量Iを求める。具体的には図12を用いて説明した前述のとおり、最も相関があるシフト量I、すなわち相関波形C(I)の出力が最もひくい場所を求めればよい。S1114では、最も相関があるシフト量Iを相関波形C(I)のうちから求めることで、rからs行におけるA像、B像間の像のずれ量を算出する。S1115では、求めた像のずれ量を換算することで、最終的にピントのずれ量Lを求め、処理を終了する。図示しないが、ピントのずれ量Lに基づいて、レンズをL分だけ移動することで、合焦する。
このように各行で相関波形C(Iy)を求め、焦点検出領域の行数分だけ相関波形C(Iy)を加算して、相関波形C(I)を生成することによって、図10で示した2次元の焦点検出領域におけるピントのずれ量を求めることができる。さらにS1102、S1103で示すように、欠陥行の信号は2次元の焦点検出演算から省くため、より精度の高い焦点検出演算が可能となる。
以上述べたように本第1の実施形態によれば、2次元の検出領域で焦点検出演算を行う場合において、画像信号には無い欠陥行がA像信号、B像信号にある場合にも、欠陥行のために演算精度を落とすことなく焦点検出演算を行うことが可能となる。従って、A像信号、B像信号だけに欠陥行がある撮像素子を撮影に用いることができるため、歩留りを向上することが可能となる。
<変形例>
図11を参照して説明した焦点検出演算に変わる焦点検出演算について、図13を用いて説明を行う。本変形例では、S1113の規格化処理を省きつつ、高い焦点検出の演算精度を求める処理について説明する。図11に示す処理と異なり、図13に示す処理では、S1102で選択行が欠陥行であると判定された場合は、S1110までスキップする。これにより、S1104でC(Iy)をクリアする処理を飛ばすため、欠陥行の相関波形C(Iy)を相関波形C(I)に加算する際には、欠陥行の前の行の相関波形のデータが残っている。つまり、欠陥行のデータを前行のデータで補間していることとなる。このような処理を行うためには、欠陥行が連続していないことが前提になるが、S1113の処理を省きつつ、焦点検出演算の精度を高めることが可能となる。また、ここでは欠陥行のC(Iy)を前の行のデータに置き換える方法について述べたが、欠陥行のA像信号、B像信号を前の行のA像信号、B像信号に置き換えて通常の相関演算をしてもよい。
また、欠陥行の前の行ではなく、後の行の相関波形C(Iy)やA像信号、B像信号に置き換えるように構成したり、前の行と後の行の相関波形C(Iy)やA像信号、B像信号の平均値で置き換えるように構成しても良い。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態における撮像素子の構成は上述した第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
第2の実施形態では、予め検出した欠陥行を焦点検出演算から省くのではなく、欠陥行を検出しながら焦点検出演算を行うシステムについて説明する。図14は位相差検出に関わる撮像素子を含むシステム構成図である。撮像素子100からは前述のとおり画像信号とA像信号が出力されるが、これらの信号は同時に出力してもよいし、時系列に出力してもよい。第2の実施形態における焦点検出回路1400は、B像生成部1401と、演算部1402と、欠陥行を検出する欠陥行検出部1403を有する。焦点検出回路1400は、B像生成部1401において撮像素子100からの画像信号からA像信号を減算することでB像信号を生成する。演算部1402ではA像信号とB像信号から後述する焦点検出演算を行うが、演算部1402は欠陥行検出部1403で検出された欠陥行については、焦点検出演算を行わない。
図15は撮像素子100から得られた画像信号及びA像信号から、フォーカスレンズ移動量、つまり合焦状態からのずれ量を求める焦点検出演算の手順を示すフローチャートである。なお、S1101、S1104からS1115までの処理については、図13で示したフローチャートと同様である。
S1501では欠陥行検出部1403において、選択されているY行のB像信号を列方向に加算し、Kbに代入する。列方向に加算しているのは、ノイズに紛れることなくB像信号を正確に得るためであるので、加算数はノイズ量に応じて決めてもよい。ここで、正常行であればB像信号があるのでKbは一定以上の値をとる。一方、欠陥行であれば、Kbはノイズを含んでいるが、ほぼ0に近い値をとる。S1502でKbと閾値Kthを比較する。閾値Kthとしては、ノイズと信号を分けられる値が設定されている。つまりKb<Kthであれば、その行は欠陥行と判断する。欠陥行の場合はS1110に進み、正常行の場合はS1104に進んで、通常の相関演算を行う。
このように、リアルタイムに欠陥行を検出して、焦点検出演算から省くことで、メモリの削減だけでなく、出荷時の検査も不要となる。なお、欠陥行は焦点検出演算から省くだけでなく、変形例で上述したように、欠陥行の相関波形C(Iy)やA像信号、B像信号を前の行及び/または後の行の相関波形C(Iy)やA像信号、B像信号を用いて置き換えて、通常の相関演算をしてもよい。
<第3の実施形態>
次に、第1及び第2の実施形態で説明した撮像素子100を撮像装置であるデジタルカメラに適用した場合の第3の実施形態について、図16を参照して詳述する。
図16において、被写体の光学像を撮像素子100に結像させるレンズ部1601は、レンズ駆動装置1602によってズーム制御、フォーカス制御、絞り制御などが行われる。メカニカルシャッター1603はシャッター駆動装置1604によって制御される。撮像素子100はレンズ部1601により結像された被写体像を画像信号に変換して出力する。撮像信号処理回路1606は撮像素子100より出力される画像信号に各種の補正を行ったり、データを圧縮したりする。また、上述した焦点検出回路900または1400が行う処理を実行する。タイミング発生回路1607は、撮像素子100、撮像信号処理回路1606に、各種タイミング信号を出力する。制御回路1609は各種演算と撮像装置全体を制御する。メモリ1608は画像データを一時的に記憶する。記録媒体制御インターフェース(I/F)部1610は、画像データの記録または読み出しを行う為の半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体1611に記録または読み出しを行うために用いられる。表示部1612は各種情報や撮影画像を表示する。
次に、上記構成を有するデジタルカメラにおける撮影時の動作について説明する。メイン電源がオンされると、コントロール系の電源がオンし、更に撮像信号処理回路1606などの撮像系回路の電源がオンされる。
そして、不図示のレリーズボタンが押されると、撮像素子100からのデータを基に上述した焦点検出演算を行い、焦点検出結果に基づいて合焦状態からのずれ量の演算を行う。その際に不図示のメモリから欠陥行情報を得て、欠陥行を焦点検出演算から省く。または前行のデータで置換する。その後、レンズ駆動装置1602によりレンズ部1601を駆動して合焦か否かを判断し、合焦していないと判断した時は、再びレンズ部1601を駆動し、焦点検出演算を行う。
そして、合焦が確認された後に撮影動作が開始する。撮影動作が終了すると、撮像素子100から出力された画像信号は撮像信号処理回路1606で画像処理され、制御回路1609によりメモリ1608に書き込まれる。撮像信号処理回路1606では、並べ替え処理、加算処理やその選択処理が行われる。メモリ1608に蓄積されたデータは、制御回路1609の制御により記録媒体制御I/F部1610を介して半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体1611に記録される。
また、図示しない外部I/F部を通り直接コンピュータ等に入力して画像の加工を行ってもよい。
<他の実施形態>
また、上述した実施形態では、各画素が2つの光電変換素子を有する場合について説明したが、本発明はこの構成に限られるものではない。各画素が例えば4つの光電変換素子を有し、左右または上下に2画素ずつ加算して読み出すような場合にも適用することが可能であり、本発明は各画素が有する光電変換素子の数により限定されるものではない。
このように撮像素子で撮影レンズの射出瞳から出る光束の情報を別々に取得可能な構成を有する2次元に配置された画素において、撮影画像に欠陥行が無いにも関わらず、位相差検出用の画像に欠陥行がある構成であれば、本発明を適用することが可能である。
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェイス機器、カメラヘッドなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、デジタルカメラなど)に適用してもよい。

Claims (9)

  1. 行及び列方向に配置された複数の画素を有する撮像素子であって、各画素がそれぞれマイクロレンズと、各マイクロレンズを介して第1の方向の視差を有する光をそれぞれが受光するように配置された第1の光電変換部と第2の光電変換部とを有する撮像素子と、
    前記複数の画素の内の欠陥の位置情報を記憶する記憶手段と、
    前記複数の画素を分割した複数の領域のうち、前記記憶手段に記憶された前記位置情報に基づき欠陥を含む領域を特定する特定手段と、
    前記撮像素子の、前記第1の方向に並んだ複数の画素の複数の前記第1の光電変換部と複数の前記第2の光電変換部から得られた信号に基づいて前記領域ごとに第1の相関データを演算し複数の第1の相関データを取得するとともに、前記複数の第1の相関データを前記第1の方向と垂直な第2の方向に加算して第2の相関データを演算する演算手段と、を有し、
    前記演算手段は、前記特定手段によって特定された領域からの信号を用いずに、前記第2の相関データを演算することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記特定手段は、さらに、各領域に含まれる前記第1または第2の光電変換部から得られた複数の信号を加算して得た値が予め決められた閾値より小さい領域を、欠陥領域と判断するとともに、
    前記演算手段は、さらに、前記特定手段により特定された欠陥領域からの信号を用いずに、前記第2の相関データを演算することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記演算手段は、前記第2の相関データを用いてデフォーカス量を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記領域は行単位で設定され、
    前記特定手段によって特定された欠陥行において、前記演算手段は、前記欠陥の代わりに、前記欠陥行の前後の行の前記第1および第2の光電変換部から得られた信号を用いて前記第2の相関データを取得することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記演算手段は、予め決められた焦点検出領域に含まれる画素に対して前記演算を行い、前記焦点検出領域における前記第1の相関データを加算して前記第2の相関データを得るとともに、前記焦点検出領域内の欠陥信号が含まれる領域からの信号を用いずに前記第2の相関データを演算することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記第1及び第2の光電変換素子マイクロレンズを介して撮影レンズの異なる瞳領域を通過した光を受光することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記演算手段は、撮影レンズに含まれるフォーカスレンズの駆動量を、前記第2の相関データに基づいて求めることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記第2の相関データは、前記撮像素子の複数行の信号から生成された複数の前記第1の相関データから生成されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 行及び列方向に配置された複数の画素を有する撮像素子であって、各画素がそれぞれマイクロレンズと、各マイクロレンズを介して第1の方向の視差を有する光をそれぞれが受光するように配置された第1の光電変換部と第2の光電変換部とを有する撮像素子を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記複数の画素を分割した複数の領域のうち、記憶手段に記憶された前記複数の画素の内の欠陥の位置情報に基づき欠陥を含む領域を特定する特定工程と、
    前記撮像素子の、前記第1の方向に並んだ複数の画素の複数の前記第1の光電変換部と複数の前記第2の光電変換部から得られた信号に基づいて前記領域ごとに第1の相関データを演算し複数の第1の相関データを取得するとともに、前記複数の第1の相関データを前記第1の方向と垂直な第2の方向に加算して第2の相関データを演算する演算工程と、を有し、
    前記演算工程では、前記特定手段によって特定された領域からの信号を用いずに、前記第2の相関データを演算することを特徴とする撮像装置の制御方法。
JP2013273182A 2013-01-07 2013-12-27 撮像装置及びその制御方法 Active JP6346439B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013273182A JP6346439B2 (ja) 2013-01-07 2013-12-27 撮像装置及びその制御方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013000732 2013-01-07
JP2013000732 2013-01-07
JP2013273182A JP6346439B2 (ja) 2013-01-07 2013-12-27 撮像装置及びその制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014146023A JP2014146023A (ja) 2014-08-14
JP2014146023A5 JP2014146023A5 (ja) 2017-02-23
JP6346439B2 true JP6346439B2 (ja) 2018-06-20

Family

ID=51060699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013273182A Active JP6346439B2 (ja) 2013-01-07 2013-12-27 撮像装置及びその制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (2) US9025074B2 (ja)
JP (1) JP6346439B2 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6000520B2 (ja) * 2011-07-25 2016-09-28 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法およびプログラム
JP5888914B2 (ja) * 2011-09-22 2016-03-22 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
JP6346439B2 (ja) * 2013-01-07 2018-06-20 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP6139960B2 (ja) * 2013-04-25 2017-05-31 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
JP6234054B2 (ja) * 2013-04-25 2017-11-22 キヤノン株式会社 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP6532119B2 (ja) * 2013-04-30 2019-06-19 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP2015129846A (ja) * 2014-01-07 2015-07-16 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
JP6315776B2 (ja) * 2014-02-20 2018-04-25 オリンパス株式会社 撮像素子、撮像装置
JP6381266B2 (ja) * 2014-04-15 2018-08-29 キヤノン株式会社 撮像装置、制御装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体
TWI538515B (zh) * 2014-10-31 2016-06-11 晶相光電股份有限公司 影像感測裝置與缺陷像素檢測與補償方法
JP6406977B2 (ja) * 2014-11-04 2018-10-17 キヤノン株式会社 光電変換装置、撮像システム
JP6478600B2 (ja) * 2014-12-04 2019-03-06 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
JP6437344B2 (ja) * 2015-02-25 2018-12-12 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置
KR102219941B1 (ko) 2015-03-10 2021-02-25 삼성전자주식회사 이미지 센서, 이를 포함하는 데이터 처리 시스템, 및 모바일 컴퓨팅 장치
KR102327846B1 (ko) 2015-06-19 2021-11-18 삼성전자주식회사 빛 샘 방지를 위한 촬영 장치 및 그 촬영 장치의 이미지 센서
US9648261B2 (en) * 2015-08-26 2017-05-09 Apple Inc. Account for clipped pixels in auto-focus statistics collection
JP6537416B2 (ja) * 2015-09-11 2019-07-03 キヤノン株式会社 画像データ生成装置、撮像装置および画像データ生成プログラム
JP6723709B2 (ja) 2015-09-11 2020-07-15 キヤノン株式会社 撮像装置、画像処理装置及びそれらの制御方法
JP6929027B2 (ja) * 2015-09-16 2021-09-01 キヤノン株式会社 撮像素子及び撮像装置
DE112016004211T5 (de) 2015-09-16 2018-06-14 Canon Kabushiki Kaisha Bildsensor und Bildaufnahmevorrichtung
JP6641135B2 (ja) * 2015-09-16 2020-02-05 キヤノン株式会社 撮像素子及び撮像装置
CN112040118B (zh) * 2015-09-16 2022-06-07 佳能株式会社 摄像设备
US9961255B2 (en) * 2016-02-09 2018-05-01 Canon Kabushiki Kaisha Image capturing apparatus, control method thereof, and storage medium
JP6789707B2 (ja) * 2016-07-27 2020-11-25 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP6881911B2 (ja) * 2016-08-01 2021-06-02 キヤノン株式会社 制御装置、撮像装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体
CN106973206B (zh) 2017-04-28 2020-06-05 Oppo广东移动通信有限公司 摄像模组摄像处理方法、装置和终端设备
JP6932542B2 (ja) * 2017-05-09 2021-09-08 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像システム及び移動体
JP7250428B2 (ja) * 2018-03-22 2023-04-03 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
CN112802022B (zh) * 2021-04-14 2021-10-29 高视科技(苏州)有限公司 智能检测缺陷玻璃图像的方法、电子设备以及存储介质

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3592147B2 (ja) 1998-08-20 2004-11-24 キヤノン株式会社 固体撮像装置
JP3774597B2 (ja) 1999-09-13 2006-05-17 キヤノン株式会社 撮像装置
JP2001250931A (ja) 2000-03-07 2001-09-14 Canon Inc 固体撮像装置およびこれを用いた撮像システム
JP2004134867A (ja) 2002-10-08 2004-04-30 Canon Inc 固体撮像装置、その駆動方法、及び撮像システム
JP5028154B2 (ja) * 2007-06-20 2012-09-19 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP5322561B2 (ja) * 2008-09-25 2013-10-23 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP5230388B2 (ja) * 2008-12-10 2013-07-10 キヤノン株式会社 焦点検出装置及びその制御方法
JP2012105023A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Canon Inc 画像処理装置、撮像装置、及び画像処理方法
WO2012073729A1 (ja) * 2010-11-30 2012-06-07 富士フイルム株式会社 撮像装置及びその合焦位置検出方法
JP2012145664A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Sony Corp 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法およびプログラム。
JP5856376B2 (ja) * 2011-01-27 2016-02-09 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP5954964B2 (ja) * 2011-02-18 2016-07-20 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
JP5888914B2 (ja) * 2011-09-22 2016-03-22 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
JP6027777B2 (ja) * 2012-04-06 2016-11-16 キヤノン株式会社 画素情報管理装置およびそれを用いた撮像装置
JP2014106476A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Canon Inc 焦点検出装置、撮像装置、撮像システム、焦点検出方法、プログラム、および、記憶媒体
JP6346439B2 (ja) * 2013-01-07 2018-06-20 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP2014137468A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Sony Corp 撮像装置および撮像方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20150215558A1 (en) 2015-07-30
US20140192249A1 (en) 2014-07-10
JP2014146023A (ja) 2014-08-14
US9025074B2 (en) 2015-05-05
US9807332B2 (en) 2017-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6346439B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
US11719908B2 (en) Image sensor and image capturing apparatus
JP5979849B2 (ja) 撮像素子及び撮像装置
KR102057157B1 (ko) 촬상 소자 및 촬상 장치
JP6264616B2 (ja) 撮像装置及び固体撮像装置
JP2014106476A (ja) 焦点検出装置、撮像装置、撮像システム、焦点検出方法、プログラム、および、記憶媒体
US9277113B2 (en) Image pickup apparatus and driving method therefor
JP6238657B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JP6872956B2 (ja) 撮像システム及び撮像システムの制御方法
CN103369241A (zh) 摄像设备和信号处理方法
JP2010074243A (ja) 固体撮像装置、撮像装置
JP2016225774A (ja) 撮像素子および撮像装置
JP6437049B2 (ja) 焦点検出装置、撮像装置、撮像システム、および、測距装置
JP2019149608A (ja) 撮像装置および焦点検出装置
US10855887B2 (en) Image capturing apparatus, image processing apparatus, and control method therefor
JP2018042157A (ja) 撮像装置および焦点検出装置
JP5917205B2 (ja) 撮像装置
JP2016167071A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180427

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180525

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6346439

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151