JP5322561B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラなどの撮像装置に関する。
従来、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラなどのように、固体撮像装置を備えたカメラシステムは、静止画及び動画を一枚以上の撮像素子で撮影してメモリなどの記録手段に記録している。
これらのカメラシステムには、撮像素子の撮像領域の一部を、撮像以外の機能に使用しているものがある。
例えば、特開2000−292686号公報(特許文献1)では、撮像素子の一部の画素の受光部を2分割することで瞳分割機能を付与している。そして、これらの画素を焦点検出用画素とし、撮像用画素群の間に所定の間隔で配置することで、位相差式焦点検出を可能としている。
一方、撮像素子を構成する画素の中には、製造過程などにおいて、欠陥が生じる場合がある。この欠陥には、例えば画素の出力信号が大きくなる白キズ、出力信号が小さくなる黒点、出力信号のリニアリティー不良等がある。
焦点検出領域として設定された画素に、これらの欠陥がある場合は、焦点検出結果に誤差が生じてしまう。
そこで、特開2001−177756号公報(特許文献2)では、焦点検出領域として設定された画素に欠陥が含まれている場合、焦点検出領域全体を移動することで、画素の欠陥の影響を軽減している。
特開2000−292686号公報 特開2001−177756号公報
しかしながら、上記の特許文献1に開示されているカメラでは、焦点検出領域として設定された画素に、欠陥がある場合は、焦点検出結果に誤差が生じてしまうため、その欠陥のある撮像素子を廃棄処分する場合があった。
撮像素子は、カメラシステムの中でも高価なものであるため、焦点検出領域として設定された画素に欠陥がある場合に廃棄してしまうと、例えば撮像装置やカメラシステムの製造コストを引き上げる問題が生じる。
また、上記特許文献2に開示されているカメラでは、欠陥画素を避けるように、焦点検出領域を移動してしまうため、撮影者の意図する被写体とは別の被写体に対して焦点を合わせてしまう場合があった。
従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、撮像素子の撮像領域の一部の画素を撮像以外の目的に使用する場合に、その画素に欠陥があった場合でも、その画素の機能の低下を回避できようにすることである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる撮像装置は、撮影光学系を介して入射した被写体光を光電変換して画像信号を生成するための複数の撮像用画素と、該複数の撮像用画素の間に離散的に配置され、前記撮影光学系の射出瞳を分割した一部の領域を通過した光束を受光する複数の焦点検出用画素であって、第1の焦点検出用画素と第2の焦点検出用画素が対をなすように構成された第1の焦点検出用画素群と第2の焦点検出用画素群とを有する複数の焦点検出用画素とを有する撮像素子と、前記第1の焦点検出用画素群から得られる像と前記第2の焦点検出用画素群から得られる像の相関演算を行い、当該像の位相差に基づいて焦点ずれ量を検出する焦点検出手段と、を備え、前記焦点検出手段は、前記対をなす第1の焦点検出用画素と第2の焦点検出用画素の一方に欠陥画素が存在する場合に、前記対をなす第1の焦点検出用画素と第2の焦点検出用画素の両方を除外した前記第1の焦点検出用画素群と前記第2の焦点検出用画素群の出力信号に基づく像の相関演算の結果に応じて、当該像の位相差に基づいて焦点ずれ量を検出することを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像装置の制御方法は、撮影光学系を介して入射した被写体光を光電変換して画像信号を生成するための複数の撮像用画素と、該複数の撮像用画素の間に離散的に配置され、前記撮影光学系の射出瞳を分割した一部の領域を通過した光束を受光する複数の焦点検出用画素であって、第1の焦点検出用画素と第2の焦点検出用画素が対をなすように構成された第1の焦点検出用画素群と第2の焦点検出用画素群とを有する複数の焦点検出用画素とを有する撮像素子を備えた撮像装置の制御方法であって、前記第1の焦点検出用画素群から得られる像と前記第2の焦点検出用画素群から得られる像の相関演算を行い、当該像の位相差に基づいて焦点ずれ量を検出する焦点検出工程を備え、前記焦点検出工程では、前記対をなす第1の焦点検出用画素と第2の焦点検出用画素の一方に欠陥画素が存在する場合に、前記対をなす第1の焦点検出用画素と第2の焦点検出用画素の両方を除外した前記第1の焦点検出用画素群と前記第2の焦点検出用画素群の出力信号に基づく像の相関演算の結果に応じて、当該像の位相差に基づいて焦点ずれ量を検出することを特徴とする。
本発明によれば、撮像素子の撮像領域の一部の画素を撮像以外の目的に使用する場合に、その画素に欠陥があった場合でも、その画素の機能の低下を回避することが可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の各実施形態に共通するカメラの構成を示す図であり、撮像素子を備えたカメラ本体と撮影光学系が一体となったデジタルカメラを示している。
図1において、101は撮影光学系(撮影レンズ)の先端に配置された第1レンズ群で、光軸方向に進退可能に保持される。102は絞り兼用のシャッタで、その開口径を調節することにより撮影時の光量調節を行なうほか、静止画撮影時には露光秒時を調節する機能も備える。103は第2レンズ群である。そしてシャッタ102及び第2レンズ群103は一体となって光軸方向に進退し、第1レンズ群101の進退動作との連動により、変倍(ズーミング)を行う。
105は第3レンズ群で、光軸方向の進退により、焦点調節を行なう。106は光学的ローパスフィルタで、撮影画像の偽色やモアレを軽減する機能を果たす。107はC−MOSセンサとその周辺回路で構成された撮像素子である。この撮像素子107は、横方向m画素、縦方向n画素の受光ピクセル上に、ベイヤー配列の原色カラーモザイクフィルタがオンチップで形成された、2次元単板カラーセンサである。
111はズームアクチュエータで、不図示のカム筒を回動することで、第1レンズ群111及び第2レンズ群103を光軸方向に進退駆動し、変倍操作を行なう。112はシャッタアクチュエータで、シャッタ102の開口径を制御して撮影光量を調節すると共に、静止画撮影時の露光時間の制御を行なう。114はフォーカスアクチュエータで、第3レンズ群105を光軸方向に進退駆動して焦点調節を行なう。
115は撮影時に被写体を照明するための電子フラッシュであり、キセノン管を用いた閃光照明装置が通常用いられるが、連続発光するLEDを用いた照明装置でも良い。116はAF補助光投光装置で、所定の開口パターンを有したマスクの像を、投光レンズを介して被写界に投影し、暗い被写体あるいはコントラストの低い被写体に対する焦点検出能力を向上させる。
121はCPUで、カメラ本体の種々の制御を司る。CPU121は、演算部、ROM、RAM、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェイス回路等を有し、ROMに記憶された所定のプログラムに基づいて、カメラが有する各種回路を駆動する。そして、AF(オートフォーカス)、AE(自動露出)、撮影処理、画像処理、記録処理等の一連の動作を実行する。
122はフラッシュ制御回路で、撮影動作に同期して電子フラッシュ115を点灯制御する。123は補助光駆動回路で、焦点検出動作に同期してAF補助光投光装置116を点灯制御する。124は撮像素子駆動回路で、撮像素子107を駆動するとともに、取得した画像信号をA/D変換してCPU121に送信する。125は画像処理回路で、撮像素子107が取得した画像信号に対して、γ変換、カラー補間、JPEG圧縮等の処理を行なう。
126はフォーカス駆動回路で、焦点検出結果に基づいてフォーカスアクチュエータ114を駆動制御し、第3レンズ群105を光軸方向に進退駆動させて焦点調節を行なう。128はシャッタ駆動回路で、シャッタアクチュエータ112を駆動してシャッタ102の開口を制御する。129はズーム駆動回路で、撮影者のズーム操作に応じてズームアクチュエータ111を駆動する。
131はLCD等の表示器で、カメラの撮影モードに関する情報、撮影前のプレビュー画像と撮影後の確認用画像、焦点検出時の合焦状態表示画像等を表示する。132は操作スイッチ群で、電源スイッチ、レリーズ(撮影トリガ)スイッチ、ズーム操作スイッチ、撮影モード選択スイッチ等を備えて構成される。133はフラッシュメモリ等からなる着脱可能なメモリで、撮影済み画像を記録する。
図2は、撮像素子107の概略的な回路構成図を示す図で、特開平09−046596号報等に開示された技術を用いて製造される。
図2は、2次元C−MOSエリアセンサの2列×4行の画素の範囲を示しているが、撮像素子として利用する場合は、図2に示した画素を多数配置し、高解像度画像の取得を可能としている。本実施形態においては、画素ピッチが2μm、有効画素数が横3000列×縦2000行=600万画素、撮像画面サイズが横6mm×縦4mmの撮像素子として説明を行なう。
図2において、1はMOSトランジスタゲートとゲート下の空乏層からなる光電変換素子の光電変換部、2はフォトゲート、3は転送スイッチMOSトランジスタ、4はリセット用MOSトランジスタ、5はソースフォロワアンプMOSトランジスタ、6は水平選択スイッチMOSトランジスタ、7はソースフォロワの負荷MOSトランジスタ、8は暗出力転送MOSトランジスタ、9は明出力転送MOSトランジスタ、10は暗出力蓄積容量Ctn、11は明出力蓄積容量Cts、12は水平転送MOSトランジスタ、13は水平出力線リセットMOSトランジスタ、14は差動出力アンプ、15は水平走査回路、16は垂直走査回路である。
図3は、各画素部の断面を示す図である。
図3において、17はP型ウェル、18はゲート酸化膜、19は一層目ポリSi、20は二層目ポリSi、21はn+フローティングディフュージョン部(FD)である。FD部21は別の転送MOSトランジスタを介して別の光電変換部と接続される。図3においては、2つの転送MOSトランジスタ3のドレインとFD部21を共通化して微細化とFD部21の容量低減による感度向上を図っているが、Al配線でFD部21を接続しても良い。
次に、図4のタイミングチャートを用いて撮像素子の動作について説明する。このタイミングチャートは全画素独立出力の場合のタイミングを示す図である。
まず垂直走査回路16からのタイミング出力によって、制御パルスφLをハイとして垂直出力線をリセットする。また制御パルスφR0,φPG00,φPGe0をハイとし、リセット用MOSトランジスタ4をオンとし、フォトゲート2の一層目ポリSi19をハイとしておく。時刻T0において、制御パルスφS0をハイとし、選択スイッチMOSトランジスタ6をオンさせ、第1、第2ラインの画素部を選択する。次に制御パルスφR0をローとし、FD部21のリセットを止め、FD部21をフローティング状態とする。そして、ソースフォロワアンプMOSトランジスタ5のゲート・ソース間をスルーとした後、時刻T1において制御パルスφTnをハイとし、FD部21の暗電圧をソースフォロワ動作で蓄積容量Ctn10に出力させる。
次に、第1ラインの画素の光電変換出力を行うため、第1ラインの制御パルスφTX00をハイとして転送スイッチMOSトランジスタ3を導通した後、時刻T2において制御パルスφPG00をローとして下げる。この時フォトゲート2の下に拡がっていたポテンシャル井戸を上げて、光発生キャリアをFD部21に完全転送させるような電圧関係が好ましい。従って完全転送が可能であれば制御パルスφTXはパルスではなくある固定電位でもかまわない。
時刻T2でフォトダイオードの光電変換部1からの電荷がFD部21に転送されることにより、FD部21の電位が光に応じて変化することになる。この時ソースフォロワアンプMOSトランジスタ5がフローティング状態であるので、FD部21の電位を時刻T3において制御パルスφTsをハイとして蓄積容量Cts11に出力する。この時点で第1ラインの画素の暗出力と光出力はそれぞれ蓄積容量Ctn10とCts11に蓄積されおり、時刻T4の制御パルスφHCを一時ハイとして水平出力線リセットMOSトランジスタ13を導通して水平出力線をリセットし、水平転送期間において水平走査回路15の走査タイミング信号により水平出力線に画素の暗出力と光出力を出力させる。この時、蓄積容量Ctn10とCts11の差動増幅器14によって、差動出力Voutを取れば、画素のランダムノイズ、固定パターンノイズを除去したS/Nの良い信号が得られる。また画素30−12、30−22の光電荷は画素30−11、30−21と同時に夫々の蓄積容量Ctn10とCts11に蓄積されるが、その読み出しは水平走査回路15からのタイミングパルスを1画素分遅らして水平出力線に読み出して差動増幅器14から出力させる。
本実施形態では、差動出力Voutをチップ内で生成する構成を示しているが、チップ内に含めず、外部で従来のCDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング)回路を用いるように構成しても同様の効果が得られる。
蓄積容量Cts11に明出力を出力した後、制御パルスφR0をハイとしてリセット用MOSトランジスタ4を導通しFD部21を電源VDDにリセットする。第1ラインの水平転送が終了した後、第2ラインの読み出しを行う。第2ラインの読み出しは、制御パルスφTXe0、制御パルスφPGe0を同様に駆動させ、制御パルスφTn、φTsに夫々ハイパルスを供給して、蓄積容量Ctn10とCts11に夫々光電荷を蓄積し、暗出力及び明出力を取り出す。以上の駆動により、第1、第2ラインの読み出しが夫々独立に行える。この後、垂直走査回路を走査させ、同様に第2n+1,第2n+2(n=1,2,…)の読み出しを行えば全画素独立出力が行える。即ち、n=1の場合は、まず制御パルスφS1をハイとし、次にφR1をローとし、続いて制御パルスφTn、φTX01をハイとし、制御パルスφPG01をロー、制御パルスφTsをハイ、制御パルスφHCを一時ハイとして画素30−31,30−32の画素信号を読み出す。続いて、制御パルスφTXe1,φPGe1及び上記と同様に制御パルスを印加して、画素30−41,30−42の画素信号を読み出す。
図5乃至図7は、撮像用画素と焦点検出用画素の構造を説明する図である。本実施形態においては、2行×2列の4画素のうち、対角2画素にG(緑色)の分光感度を有する画素を配置し、他の2画素にR(赤色)とB(青色)の分光感度を有する画素を各1個配置した、ベイヤー配列が採用されている。そして、このベイヤー配列の間に、後述する構造の焦点検出用画素(機能画素)が所定の規則で分散配置される。
図5は、撮像用画素の配置と構造を示す図である。
図5(a)は2行×2列の撮像用画素の平面図である。周知のごとく、ベイヤー配列では対角方向にG画素が、他の2画素にRとBの画素が配置される。そしてこの2行×2列の構造が繰り返し配置される。
図5(b)は、図5(a)における断面A−Aを示している。MLは各画素の最前面に配置されたオンチップマイクロレンズ、CFRはR(Red)のカラーフィルタ、CFGはG(Green)のカラーフィルタである。PD(Photo Diode)は図3で説明したC−MOSセンサの光電変換部を模式的に示したもの、CL(Contact Layer)はC−MOSセンサ内の各種信号を伝達する信号線を形成するための配線層である。TLは撮影光学系を模式的に示したものである。
ここで、撮像用画素のオンチップマイクロレンズMLと光電変換部PDは、撮影光学系TL(Taking Lens)を通過した光束を可能な限り有効に取り込むように構成されている。換言すると、撮影光学系TLの射出瞳EP(Exit Pupil)と光電変換部PDは、マイクロレンズMLにより共役関係にあり、かつ光電変換部の有効面積は大面積に設計される。また、図5(b)ではR画素の入射光束について説明したが、G画素及びB(Blue)画素も同一の構造となっている。従って、撮像用のRGB各画素に対応した射出瞳EPは大径となり、被写体からの光束(光量子)を効率よく取り込んで画像信号のS/Nを向上させている。
図6は、撮影光学系の水平方向(横方向)に瞳分割を行なうための焦点検出用画素の配置と構造を示す図である。ここで水平方向あるいは横方向とは、撮影光学系の光軸が水平となるようにカメラを構えたとき、この光軸に直交し、かつ水平方向に伸びる直線に沿った方向を指す。図6(a)は、焦点検出用画素を含む2行×2列の画素の平面図である。記録もしくは観賞のための画像信号を得る場合、G画素で輝度情報の主成分を取得する。そして人間の画像認識特性は輝度情報に敏感であるため、G画素が欠損すると画質劣化が認知されやすい。一方でRもしくはB画素は、色情報(色差情報)を取得する画素であるが、人間の視覚特性は色情報には鈍感であるため、色情報を取得する画素は多少の欠損が生じても画質劣化は認識され難い。そこで本実施形態においては、2行×2列の画素のうち、G画素は撮像用画素として残し、RとBの画素を焦点検出用画素に置き換える。これを図6(a)においてSHA及びSHBで示す。
図6(b)は、図6(a)における断面A−Aを示している。マイクロレンズMLと、光電変換部PDは図5(b)に示した撮像用画素と同一構造である。本実施形態においては、焦点検出用画素の信号は画像創生には用いないため、色分離用カラーフィルタの代わりに透明膜CFW(White)が配置される。また、撮像素子で瞳分割を行なうため、配線層CLの開口部はマイクロレンズMLの中心線に対して一方向に偏倚している。具体的には、画素SHAの開口部OPHAは右側に偏倚しているため、撮影光学系TLの左側の射出瞳EPHAを通過した光束を受光する。同様に、画素SHBの開口部OPHBは左側に偏倚しているため、撮影光学系TLの右側の射出瞳EPHBを通過した光束を受光する。よって、画素SHAを水平方向に規則的に配列し、これらの画素群で取得した被写体像をA像とし、画素SHBも水平方向に規則的に配列し、これらの画素群で取得した被写体像をB像とすると、A像とB像の相対位置を検出することで、被写体像のピントずれ量(デフォーカス量)を検出することができる。
なお、上記画素SHA及びSHBでは、撮影画面の横方向に輝度分布を有した被写体、例えば縦線に対しては焦点検出可能だが、縦方向に輝度分布を有する横線は焦点検出不能である。そこで本実施形態では、後者についても焦点検出できるよう、撮影光学系の垂直方向(縦方向)にも瞳分割を行なう画素も備えている。
図7は、撮影光学系の垂直方向(換言すると上下方向もしくは縦方向)に瞳分割を行なうための焦点検出用画素の配置と構造を示す図である。ここで垂直方向あるいは上下あるいは縦横方向とは、撮影光学系の光軸が水平となるようにカメラを構えたとき、この光軸に直交し、鉛直方向に伸びる直線に沿った方向を指す。図7(a)は、焦点検出用画素を含む2行×2列の画素の平面図で、図6(a)と同様に、G画素は撮像用画素として残し、RとBの画素を焦点検出用画素としている。これを図7(a)においてSVC及びSVDで示す。
図7(b)は、図7(a)の断面A−Aを示しているが、図6(b)の画素が横方向に瞳分離する構造であるのに対して、図7(b)の画素は瞳分離方向が縦方向になっているだけで、画素の構造としては変わらない。すなわち、画素SVCの開口部OPVCは下側に偏倚しているため、撮影光学系TLの上側の射出瞳EPVCを通過した光束を受光する。同様に、画素SVDの開口部OPVDは上側に偏倚しているため、撮影光学系TLの下側の射出瞳EPVDを通過した光束を受光する。よって、画素SVCを垂直方向に規則的に配列し、これらの画素群で取得した被写体像をC像とし、画素SVDも垂直方向に規則的に配列し、これらの画素群で取得した被写体像をD像とすると、C像とD像の相対位置を検出することで、垂直方向に輝度分布を有する被写体像のピントずれ量(デフォーカス量)を検出することができる。
図8乃至図10は、上記の図5乃至図7で説明した撮像用画素と焦点検出用画素の配置規則を説明する図である。
図8は撮像用画素の間に焦点検出用画素を離散的に配置する場合の、最小単位の配置規則を説明するための図である。
図8において、10行×10列=100画素をひとつのブロックと定義する。そして一番左上のブロックBLK(1,1)において、一番左下のR画素とB画素を、水平方向に瞳分割を行なう1組の焦点検出用画素SHA及びSHBで置き換える。
その右隣りのブロックBLK(1,2)においては、同じく一番左下のR画素とB画素を、垂直方向に瞳分割を行なう1組の焦点検出用画素SVC及びSVDで置き換える。また、最初のブロックBLK(1,1)の下に隣接したブロックBLK(2,1)の画素配列は、ブロックBLK(1,2)と同一とする。そして、その右隣りのブロックBLK(2,2)の画素配列は、先頭のブロックBLK(1,1)と同一とする。
この配置規則を普遍的に表現すると、ブロックBLK(i,j)において、i+jが偶数なら水平瞳分割用の焦点検出用画素を配置し、i+jが奇数なら垂直瞳分割用の焦点検出用画素を配置することになる。そして、図8の2×2=4ブロック、すなわち20行×20列=400画素の領域を、ブロックの上位の配列単位として、クラスタと定義する。
図9は、前述したクラスタを単位とした配置規則を説明するための図である。
図9において、20行×20列=400画素で構成された一番左上のクラスタをCST(u,w)=CST(1,1)とする。そして、このクラスタCST(1,1)においては、各ブロックの一番左下のR画素とB画素を、焦点検出用画素SHA及びSHB、もしくはSVC及びSVDで置き換える。
その右隣りのクラスタCST(1,2)においては、ブロック内における焦点検出用画素の配置を、クラスタCST(1,1)に対して上方向に2画素分シフトした位置に配置する。また、最初のクラスタCST(1,1)の下に隣接したクラスタCST(2,1)においては、ブロック内における焦点検出用画素の配置を、クラスタCST(1,1)に対して右方向に2画素分シフトした位置に配置する。以上の規則を繰り返し適用すると図9に示した配置が得られる。
この配置規則を普遍的に表現すると以下のようになる。なお、焦点検出用画素の座標は、図6もしくは図7で示したG画素を含む4画素を一つの単位(ペア)とし、そのうちの左上の画素の座標で規定する。また各ブロック内の座標は左上を(1,1)とし、下方向と右方向を正とする。
以上の定義を適用すると、クラスタCST(u,w)において、各ブロック内の焦点検出用画素ペアの水平座標は2×u−1となり、垂直座標は11−2×wとなる。そして、図9の5×5=25クラスタ、すなわち100行×100列=1万画素の領域を、クラスタの上位の配列単位として、フィールドと定義する。
図10は、前記フィールドを単位とした配置規則を説明するための図である。図10において、100行×100列=1万画素で構成された一番左上のフィールドをFLD(q,r)=FLD(1,1)とする。そして本実施形態では、すべてのフィールドFLD(q,r)は先頭フィールドFLD(1,1)と同様の配列となっている。そこで、FLD(1,1)を水平方向に30個、垂直方向に20個配列すると、3000列×2000行=600万画素の撮像領域は600個のフィールドで構成されることになる。そして撮像領域全面に渡って焦点検出用画素を均一に分布させることができる。
次に、図11乃至図14を用いて、焦点検出時の画素のグループと信号加算方法(演算処理方法)について説明する。
図11は、撮影光学系によって形成された被写体像の、横ずれ方向の焦点検出を行なう場合の画素グループ化方法を説明する図である。
横ずれ方向の焦点検出とは、図6で説明した、撮影光学系の射出瞳を横方向(左右方向、水平方向)に分割するための焦点検出用画素を用いて、位相差式焦点検出を行なうことを指す。
図11に示す画素配列は図9で説明したものであるが、焦点検出の際には、横方向に1ブロック、縦方向に10ブロックの合計10ブロックを1つのグループとし、これをセクションと定義する。そして、本実施形態では、横方向に並んだ30セクションで、1つの焦点検出領域を構成する。すなわち、100行×300列=3万画素の領域が1つの焦点検出領域となる。この1つの焦点検出領域をAFエリアと定義する。ここで、1つのセクション内においては、横方向における一方の瞳分割を行なう画素SHAが5個、他方の瞳分割を行なう画素SHBも5個含まれている。そこで本実施形態においては、5個のSHAの出力を加算処理して加算値を算出し、位相差演算用の一方の画像信号(A像と称する)の1AF画素とする。同様に、5個のSHBの出力を加算処理して加算値を算出し、位相差演算用の他方の画像信号(B像と称する)の1AF画素とする。
図12は、一つのセクションにおける、被写体像の捕捉能力を説明するための図である。
図12(a)は図11の左端のセクションを切り出したものである。そして下端に示された水平線PRJhは、焦点検出用画素SHA及びSHBの瞳分割方向に延伸した第1の射影軸(Projection Line)、右端に示された垂直線PRJvは、瞳分割方向と直交する方向に延伸した第2の射影軸である。ここで、1つのセクション内の画素SHAはすべて加算され、SHBも加算される。そこで、1セクションを1AF画素と見なした場合、1AF画素に含まれる受光部を瞳分割方向の射影軸PRJhに射影すると、画素SHAとSHBが交互に緻密に並ぶことがわかる。このときの、瞳分割方向の射影軸PRJhにおける画素SHAの配列ピッチをP1とすると、P1=PHh=2(単位は画素)となる。ピッチの代わりに空間周波数F1で表わすと、F1=0.5(単位は画素/画素)となる。同様に射影軸PRJhにおける画素SHBの配列ピッチもP1=2(単位は画素)、空間周波数表記ではF1=0.5(単位は画素/画素)となる。
一方、1つのAF画素に含まれる受光部を瞳分割方向と直交方向の射影軸PRJvに射影すると、画素SHAとSHBはまばらに並ぶことがわかる。このときの、射影軸PRJvにおける画素SHAの配列ピッチをP2とすると、P2=PHv=20(単位は画素)となる。ピッチの代わりに空間周波数F2で表わすと、F2=0.05(単位は画素/画素)となる。同様に射影軸PRJvにおける画素SHBの配列ピッチも、P2=20(単位は画素)、空間周波数表記ではF2=0.05(単位は画素/画素)となる。
すなわち、本実施形態におけるAF画素は、上記のグループ化前の分散特性は、瞳分割方向とこれに直交する方向の配置上のピッチが等しいが、グループ化する際のグループ形状を長方形とすることで、瞳分割方向のサンプリング誤差を低減している。具体的には、1セクションの瞳分割方向の最大寸法L1は10画素、瞳分割と直交する方向の最大寸法L2は100画素としている。すなわち、セクション寸法をL1<L2とすることで、瞳分割方向のサンプリング周波数F1を高周波(密)に、これと直交する方向のサンプリング周波数F2を低周波(疎)としている。
図12(a)で説明したAF画素(一つのセクション)に、細線の被写体像(図12(b)にハッチングで示した像)が投影された場合の画像捕捉能力を図12(b)を用いて説明する。
図12(b)において、LINEvは、撮像素子107上に投影された細い縦線を表わし、その幅は画素換算で4画素、画像の実寸では幅8μmになっている。この時、セクションSCTh(1)内では、ブロックBLK(3,1)とブロックBLK(5,1)に含まれる焦点検出用画素が被写体像を捕捉する。なお、被写体像の最小寸法は、撮影光学系101の収差と撮像素子107の前面に配置された光学的ローパルフィルタ106の特性で決まるが、通常は非常に細い線でも2画素以上の幅になる。従って、本実施形態の1つのセクション内では、最低でも各1個ずつの画素SHAとSHBで画像を捕捉することになり、捕捉洩れは生じない。
一方、図12(b)のLINEhは、撮像素子107上に投影された細い横線を表わし、その幅は前述のLINEvと同様に画素換算で4画素、画像の実寸では幅8μmになっている。この時には、横線LINEhはブロックBLK(5,1)にかかっているが、焦点検出用画素SHA及びSHBには捕捉されない。しかしながら、このセクションSCTh(1)は、縦線のごとく横方向に輝度分布を有する被写体について焦点検出を行なうためのものである。従って、横線のごとく縦方向に輝度分布を有する被写体については、焦点検出用画素による像の捕捉洩れが生じても実害はない。
図13は、撮影光学系によって形成された被写体像の、縦ずれ方向の焦点検出を行なう場合の画素のグループ化方法を説明する図である。縦ずれ方向の焦点検出とは、図7で説明した、撮影光学系の射出瞳を縦方向(上下方向、すなわち垂直方向)に分割するための焦点検出用画素を用いて、位相差式焦点検出を行なうことを指す。すなわち、図11で説明した技術を90度回転したものに相当する。
図13に示す画素配列も図9で説明したものであるが、焦点検出の際には、横方向に10ブロック、縦方向に1ブロックの合計10ブロックを1つのグループとし、これをセクションと定義する。そして、本実施形態では、縦方向に並んだ30セクションで、1つの焦点検出領域を構成する。すなわち、300行×100列=3万画素の領域が1つの焦点検出領域となる。この1つの焦点検出領域も図11と同様にAFエリアと定義する。ここで、1つのセクション内においては、縦方向における一方の瞳分割を行なう画素SVCが5個、他方の瞳分割を行なう画素SVDも5個含まれている。そこで本実施形態においては、5個のSVCの出力を加算して、位相差演算用の一方の画像信号(C像と称する)の1AF画素とする。同様に、5個のSVDの出力を加算して、位相差演算用の他方の画像信号(D像と称する)の1AF画素とする。
図14は、一つのセクションにおける被写体像の捕捉能力を説明するための図で、図12の手法を90度回転したものと等価である。
図14(a)は図13の上端のセクションを切り出したものである。そして右端に示された垂直線PRJvは、焦点検出用画素SVC及びSVDの瞳分割方向に延伸した第3の射影軸、下端に示された水平線PRJhは、瞳分割方向と直交する方向に延伸した第4の射影軸である。図14(a)においても、1つのセクション内の画素SVCはすべて加算され、SVDも加算される。そこで、1セクションを1AF画素と見なした場合、1AF画素に含まれる受光部を瞳分割方向の射影軸PRJvに射影すると、画素SVC及びSVDが交互に緻密に並ぶことがわかる。このときの、瞳分割方向の射影軸PRJvにおける画素SVCの配列ピッチをP1とすると、P1=PVv=2(単位は画素)となる。ピッチの代わりに空間周波数F1で表わすと、F1=0.5(単位は画素/画素)となる。同様に射影軸PRJvにおける画素SVDの配列ピッチもP1=2(単位は画素)、空間周波数表記ではF1=0.5(単位は画素/画素)となる。
一方、1AF画素に含まれる受光部を瞳分割方向と直交方向の射影軸PRJhに射影すると、画素SVCとSVDはまばらに並ぶことがわかる。このときの、射影軸PRJhにおける画素SVCの配列ピッチをP2とすると、P2=PVh=20(単位は画素)となる。ピッチの代わりに空間周波数F2で表わすと、F2=0.05(単位は画素/画素)となる。同様に射影軸PRJvにおける画素SVDの配列ピッチも、P2=20(単位は画素)、空間周波数表記ではF2=0.05(単位は画素/画素)となる。
以上のごとく、図14におけるAF画素のサンプリング特性は、瞳分割方向を基準に考えると、図12と同様の特性、すなわちF1>F2となっている。これは、図14のセクションにおいても、瞳分割方向のセクション寸法L1と、これと直交する方向の寸法L2を、L1<L2としたからである。
図14(a)で説明したAF画素(一つのセクション)に、細線の被写体像(図14(b)にハッチングで示した像)が投影された場合の画像捕捉能力を図14(b)を用いて説明する。
図14(b)において、LINEhは、撮像素子107上に投影された細い横線を表わし、その幅は画素換算で4画素、画像の実寸では幅8μmになっている。この時、セクションSCTv(1)内では、ブロックBLK(1,4)とブロックBLK(1,6)に含まれる焦点検出用画素が被写体像を捕捉する。
一方、図14(b)のLINEvは、撮像素子107上に投影された細い縦線を表わし、その幅は前述のLINEhと同様に画素換算で4画素、画像の実寸では幅8μmになっている。この時には、縦線LINEvはブロックBLK(1,6)にかかっているが、焦点検出用画素SVC及びSVDには捕捉されない。しかしながら、セクションSCTv(1)は、横線のごとく縦方向に輝度分布を有する被写体について焦点検出を行なうためのものである。従って、縦線のごとく横方向に輝度分布を有する被写体については、焦点検出用画素による像の捕捉洩れが生じても実害はない。
図15は、本実施形態における撮像素子の瞳分割状況を概念的に説明する図である。TLは撮影光学系、107は撮像素子、OBJは被写体、IMGは被写体像である。
撮像用画素は図5で説明したように、撮影光学系の射出瞳全域EPを通過した光束を受光する。一方、焦点検出用画素は図6及び図7で説明したように、瞳分割機能を有している。具体的には、図6の画素SHAは撮像面からレンズ後端を見て左側の瞳を通過した光束、すなわち図15の瞳EPHAを通過した光束を受光する。同様に画素SHB、SVC及びSVDはそれぞれ瞳EPHB、EPVC、及びEPVDを通過した光束を受光する。そして、焦点検出用画素は、図10で説明したように撮像素子107の全領域に渡って分布しているため、撮像領域全域で焦点検出も可能となっている。
図16は、焦点検出時に取得した画像と焦点検出領域を説明する図である。
図16において、撮像面に形成された被写体像には、中央に人物、左側に近景の樹木、右側に遠景の山並みが写っている。そして本実施形態においては、焦点検出用画素は、横ずれ検出用の画素ペアSHA及びSHBと、縦ずれ検出用の画素ペアSVC及びSVDが、図10に示したように撮像領域全域に渡って均等な密度で配置されている。そして横ずれ検出の際には、位相差演算のためのAF画素信号を図11及び図12で示したようにグループ化処理する。また、縦ずれ検出の際には、位相差演算のためのAF画素信号を図13及び図14で示したようにグループ化処理する。よって、撮像領域の任意位置において、横ずれ検出及び縦ずれ検出のための測距領域を設定可能である。
図16においては、画面中央に人物の顔が存在している。そこで公知の顔認識技術によって顔の存在が検出されると、顔領域を中心に横ずれ検知のための焦点検出領域AFARh(x1,y1)と、縦ずれ検知のための焦点検出領域AFARv(x3,y3)が設定される。ここで添え字のhは水平方向を表わし、(x1,y1)及び(x3,y3)は焦点検出領域の左上隅の座標を表わす。そして、焦点検出領域AFARh(x1,y1)の各セクション内に含まれる5個の焦点検出用画素用SHAを加算し、これを30セクションに渡って連結した位相差検出用のA像信号がAFSIGh(A1)である。また、同様に各セクションの5個の焦点検出用画素用SHBを加算し、これを30セクションに渡って連結した位相差検出用のB像信号がAFSIGh(B1)である。そして、A像信号AFSIGh(A1)とB像信号AFSIGh(B1)の相対的な横ずれ量を公知の相関演算によって計算することで、被写体の焦点ずれ量(デフォーカス量)を求めることができる。
焦点検出領域AFARv(x3,y3)についても同様に焦点ずれ量を求める。そして、横ずれ用及び縦ずれ用の焦点検出領域で検出した2つの焦点ずれ量を比較し、信頼性の高い値を採用すればよい。
一方、画面左側の樹木の幹部は、縦線成分が主体、すなわち横方向に輝度分布を有しているため、横ずれ検知に適した被写体と判断され、横ずれ検知のための焦点検出領域AFARh(x2,y2)が設定される。また、画面右側の山並み稜線部は、横線成分が主体、すなわち縦方向に輝度分布を有しているため、縦ずれ検知に適した被写体と判断され、縦ずれ検知のための焦点検出領域AFARv(x4,y4)が設定される。
以上のごとく本実施形態においては、横ずれ及び縦ずれ検出のための焦点検出領域が画面の任意位置に設定可能であるため、被写体の投影位置や輝度分布の方向性が様々であっても、常に正確な焦点検出が可能である。
図17乃至図19は、本実施形態に関わるカメラの焦点調節及び撮影工程を説明するためのフローチャートである。先に説明した図1から図16の各図を参照しながら、図17以降の制御フローを説明する。
図17は第1の実施形態のカメラの動作を示すメインフローチャートである。
撮影者がカメラの電源スイッチをオン操作すると、ステップS101においてCPU121はカメラ内の各アクチュエータや撮像素子の動作確認を行ない、メモリ内容や実行プログラムの初期化を行なうと共に、撮影準備動作を実行する。ステップS102では撮像素子の撮像動作を開始し、プレビュー用の低画素動画像を出力する。ステップS103では読み出した動画をカメラ背面に設けられた表示器131に表示し、撮影者はこのプレビュー画像を目視して撮影時の構図決定を行なう。
ステップS104では、プレビュー用動画像に顔が存在するか否かを認識する。そして、撮影領域に顔が存在していると認識された場合には、ステップS105からステップS106に移行し、焦点調節モードを顔AFモードに設定する。ここで顔AFモードとは、撮影領域の顔に焦点を合わせるAFモードを指す。
一方撮影領域に顔が存在していない場合はステップS105からステップS107に移行し、焦点調節モードを多点AFモードに設定する。ここで多点AFモードとは、撮影領域を例えば3×5=15分割し、各分割領域で焦点検出を行ない、焦点検出結果と被写体の輝度情報から主被写体を類推し、その領域を合焦させるモードを指す。
ステップS106あるいはステップS107でAFモードを決定したら、ステップS108で焦点検出領域を決定する。ステップS109では、撮影準備スイッチがオン操作されたか否かを判別し、オン操作されていなければステップS102に戻り、撮像素子駆動からステップS108の焦点検出領域の決定を繰り返し実行する。
ステップS109で撮影準備スイッチがオン操作されるとステップS110に移行し、焦点検出サブルーチンを実行する。
図18は焦点検出サブルーチンのフローチャートである。メインフローのステップS109から当サブルーチンのステップS110にジャンプすると、続くステップS131においては、メインルーチンのステップS108で決定した焦点検出領域に含まれる焦点検出用画素を読み出す。
ステップS132では、焦点検出領域における図11もしくは図13で説明したセクション内の欠陥画素を検出する。なお、欠陥画素の位置に関する情報は、予めメモリ133等に記憶されており、CPU121は、この情報に基づいてセクション内に欠陥画素があるかないかを判定するものとする。これは、後に説明する第2乃至第4の実施形態においても同様である。
そして、焦点検出用画素に欠陥画素がない場合は、ステップS133からステップ134に移行し、セクション内の全ての焦点検出用画素を加算し、AF画素信号を得る。
一方、焦点検出用画素に欠陥画素がある場合は、ステップS133からステップS135に移行し、セクション内において、欠陥画素を除いた焦点検出用画素の加算演算を行なう。
ステップS136では、セクション内における欠陥画素の数に応じた補正係数K(補正値)により、ステップS135で演算した加算結果の補正を行なう。
ここで、セクション内に含まれる焦点検出用画素数をN、セクション内に含まれる欠陥画素数をMとすると、補正係数Kを次式で表わす。
K=N/(N−M)
加算結果には、欠陥画素信号が含まれていないため、欠陥画素が存在しないセクションの加算結果よりも信号が小さくなる。そこで、補正係数Kにより、加算結果を補正することで、欠陥画素の影響を軽減している。
図11もしくは図13で説明した各セクションは、水平方向に瞳分割を行なうための焦点検出用画素が5画素、垂直方向に瞳分割を行なうための焦点検出用画素が5画素で構成されている。例えば、水平方向に瞳分割を行なうための焦点検出用画素の5画素の内、1つの欠陥画素が含まれていた場合は、欠陥画素を含まない4つの画素の信号について加算演算を行なう。そして、補正係数K=5/(5−1)=1.25を加算結果に乗算することで、補正を行なう。ステップS133からステップS136の動作は、焦点検出領域内の全てのセクションについて行なう。
ステップS137では、ステップS134およびステップS136での演算結果を基に、相関演算用の2像の信号を得る。具体的には、図16に示したAFSIGh(A1)とAFSIGh(B1)、あるいはAFSIGv(C3)とAFSIGv(D3)等の対の信号を創生する。
ステップS138では得られた2像の相関演算を行ない、2像の相対的な位置ずれ量を計算する。ステップS139では、相関演算結果の信頼性を判定する。ここで信頼性とは、2像の一致度を指し、2像の一致度が良い場合は一般的に焦点検出結果の信頼性が高い。そこで、複数の焦点検出領域が選択されている場合は、信頼性の高い情報を優先的に使用する。
ステップS140では、上記の信頼性の高い検出結果からピントずれ量を演算し、図17のメインフロー内のステップS111にリターンする。
図17のステップS111では、図18のステップS140で計算した焦点ずれ量が許容値以下か否かを判断する。そして焦点ずれ量が許容値以上である場合は、非合焦と判断し、ステップS112でフォーカスレンズを駆動し、その後ステップS110からステップS112を繰り返し実行する。そしてステップS111にて合焦状態に達したと判定されると、ステップS113にて合焦表示を行ない、ステップS114に移行する。
ステップS114では、撮影開始スイッチがオン操作されたか否かを判別し、オン操作されていなければステップS114にて撮影待機状態を維持する。ステップS114で撮影開始スイッチがオン操作されるとステップS115に移行し、撮影サブルーチンを実行する。
図19は撮影サブルーチンのフローチャートである。
撮影開始スイッチが操作されると、ステップS115にジャンプする。続くステップS161ではシャッタアクチュエータ112を駆動し、露光時間を規定するシャッタ102の開口制御を行なう。ステップS162では、高画素静止画撮影のための画像読み出し、すなわち全画素の読み出しを行なう。ステップS163では読み出した画像信号の欠損画素補間を行なう。すなわち、焦点検出用画素の出力は撮像のためのRGBカラー情報を有しておらず、画像を得る上では欠陥画素に相当するため、周囲の撮像用画素の情報から補間により画像信号を創生する。
ステップS164では、画像のγ補正、エッジ強調等の画像処理をおこない、ステップS165において、メモリ133に撮影画像を記録する。ステップS166では、表示器131に撮影済み画像を表示し、図17のメインフローにリターンする。
図17のメインフローに戻り、一連の撮影動作を終了する。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、ステップS132からステップS136で説明したように、焦点検出領域のセクション内の欠陥画素を検出し、欠陥画素が存在している場合は、欠陥画素を含まない画素信号により加算結果を演算し、さらに、欠陥画素の数に応じた補正係数にて、加算結果を補正している。これにより、欠陥画素がある程度存在する場合においても、適正な相関演算用の2像の信号を生成し、焦点検出することが可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、焦点検出領域のセクション内に欠陥画素が存在している場合に、欠陥画素を含まない焦点検出用画素信号を加算し、さらに欠陥画素の数に応じた補正係数を用いてその加算結果を補正している。
これに対し、第2の実施形態では、第1の実施形態とは異なる欠陥画素処理を行なう。
図20を用いて第2の実施形態の動作について説明する。
図20のフローチャートは、第1の実施形態の図18に示すフローチャートに対応する。つまり、図17のメインシーケンスのステップS110である焦点検出サブルーチンに対応する。
まず、ステップS231では、メインルーチンのステップS108で決定した焦点検出領域に含まれる焦点検出用画素を読み出す。
ステップS232では、焦点検出領域におけるセクション内の欠陥画素を検出する。
そして、焦点検出用画素に欠陥が無い場合は、ステップS233からステップS234に移行し、セクション内の全ての焦点検出用画素の信号を加算平均して加算平均値を算出し、AF画素信号を得る。
一方、焦点検出用画素に欠陥が有る場合は、ステップS233からステップS235に移行し、セクション内において、欠陥画素を除いた焦点検出用画素の信号について加算平均してAF画素信号を得る。
例えば、図13で説明したセクションにおいて、水平方向に瞳分割を行なうための焦点検出用画素の5画素に1つの欠陥画素が含まれていた場合は、欠陥画素を含まない4つの画素の信号について加算演算を行なう。そして、4画素による平均演算を行なう。
ステップS236では、ステップS234およびステップS235で演算したAF画素信号に基づいて、相関演算用の2像の信号を得る。ステップS237では得られた2像の相関演算を行ない、2像の相対的な位置ずれ量を計算する。ステップS238では、相関演算結果の信頼性を判定する。ここで信頼性とは、2像の一致度を指し、2像の一致度が良い場合は一般的に焦点検出結果の信頼性が高い。そこで、複数の焦点検出領域が選択されている場合は、信頼性の高い情報を優先的に使用する。
ステップS239では、上記の信頼性の高い検出結果からピントずれ量を演算し、図17のメインフロー内のステップS111にリターンする。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、ステップS232からステップS235で説明したように、焦点検出領域のセクション内の欠陥画素を検出し、欠陥画素が存在している場合は、欠陥画素を含まない焦点検出用画素の信号を加算平均している。これにより、欠陥画素がある程度存在する場合においても、適正な相関演算用の2像の信号を生成し、焦点検出することが可能となる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、第1及び第2の実施形態とは異なる欠陥画素処理を行なう。
図21を用いて第3の実施形態の動作について説明する。
図21のフローチャートは、第1の実施形態の図18に示すフローチャートに対応する。つまり、図17のメインシーケンスのステップS110である焦点検出サブルーチンに対応する。
まず、ステップS331では、メインルーチンのステップS108で決定した焦点検出領域に含まれる焦点検出用画素を読み出す。
ステップS332では、焦点検出領域におけるセクション内の欠陥画素を検出する。
そして、焦点検出用画素に欠陥が無い場合は、ステップS333からステップS334へ移行し、セクション内の全ての焦点検出用画素の信号を加算しAF画素信号を得る。
一方、焦点検出用画素に欠陥が有る場合は、ステップS333からステップS335へ移行し、欠陥画素に対応した欠陥行(または欠陥列)の代わりに使用する代替行(または代替列)を設定する。ここで、代替行について図22および図23、図12を用いて詳細に説明する。
図22は、図11で説明したセクション構造である。ここでは、ブロックBLK(3,3)のA像に対応した焦点検出用画素が欠陥であるものとする。
図23は、ブロックBLK(3,3)を含むセクションを切り出した図である。
図23の下端に示された水平線PRJh、つまり焦点検出用画素SHA及びSHBの瞳分割方向に延伸した第1の射影軸に注目する。
欠陥画素が存在しない場合は、図12で説明したように、画素SHAとSHBが交互に密に並ぶ。
一方、図23のように欠陥画素が存在する場合は、信号の一部が欠落してしまう。したがって、空間周波数が高い被写体(細線など)の検出能力が落ちてしまう。
そこで、ブロックBLK(3,3)と同種の検出位置に対応した新たなブロックをセクションに加える。
図22において、欠陥画素を含む行、ブロックBLK(3,1)からBLK(3,30)をセクション内の演算から除外する。そして、焦点検出領域近傍で、かつブロックBLK(3,3)と同種の検出位置に対応した行、つまりブロックBLK(13,1)からBLK(13,30)をセクション内の加算演算に加える。
ステップS336では、セクション内において、欠陥行(または欠陥列)を除き、代替行(または代替列)の焦点検出用画素の信号を加えて加算演算して、AF画素信号を得る。
ステップS337では、ステップS334あるいはステップS336で演算したAF画素信号に基づいて、相関演算用の2像の信号を得る。ステップS338では得られた2像の相関演算を行ない、2像の相対的な位置ずれ量を計算する。ステップS339では、相関演算結果の信頼性を判定する。ここで信頼性とは、2像の一致度を指し、2像の一致度が良い場合は一般的に焦点検出結果の信頼性が高い。そこで、複数の焦点検出領域が選択されている場合は、信頼性の高い情報を優先的に使用する。
ステップS340では、上記の信頼性の高い検出結果からピントずれ量を演算し、図17のメインフロー内のステップS111にリターンする。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、ステップS332からステップS336で説明したように、焦点検出領域内の欠陥画素を検出し、欠陥画素が存在している場合は、欠陥画素を含む欠陥行(または欠陥列)を演算から除外する。さらに、代替行(または代替列)として欠陥行(または欠陥列)と同じ検出位置に対応した代替行(または代替列)を設定することで、空間周波数の高い細線などの被写体像においても、適正な相関演算用の2像の信号を生成し、焦点検出することが可能となる。
(第4の実施形態)
第1乃至第3の実施形態で説明したカメラシステムは、撮像素子の撮像領域の一部を、焦点検出用領域として機能させている。
これに対し、第4の実施形態のカメラシステムでは、撮像素子の撮像領域の一部を、測光用領域として機能させる。
図24及び図25を用いて第4の実施形態の構成について説明する。
図24は、測光用画素の配置と構造を示す図である。
図24(a)は、測光用画素を含む2行×2列の画素の平面図である。記録もしくは観賞のための画像信号を得る場合、G画素で輝度情報の主成分を取得する。そして人間の画像認識特性は輝度情報に敏感であるため、G画素が欠損すると画質劣化が認知されやすい。一方でRもしくはB画素は、色情報(色差情報)を取得する画素であるが、人間の視覚特性は色情報には鈍感であるため、色情報を取得する画素は多少の欠損が生じても画質劣化は認識され難い。そこで本実施形態においては、2行×2列の画素のうち、G画素は撮像用画素として残し、RとBの画素を測光用画素に置き換える。これを図24(a)においてSBR及びSDKで示す。
図24(b)は、図24(a)における断面A−Aを示す図である。マイクロレンズMLと、光電変換部PDは図5(b)に示した撮像用画素と同一構造である。本実施形態においては、測光用画素の信号は画像創生には用いないため、色分離用カラーフィルタの代わりに透明膜CFW(White)が配置される。
また、測光用画素は、それぞれ異なる大きさの瞳を設定するため、配線層CLの開口部の大きさが異なっている。具体的には、画素SBRの開口部OPBRは小さく、撮影光学系TLの光軸付近の狭い射出瞳EPBRを通過した光束を受光する。一方、画素SDKの開口部OPDKは通常の撮像画素と同じ大きさであり、撮影光学系TLを通過した光束を可能な限り有効に取り込むように構成されている。
よって、画素SBR、画素SDKを規則的に配列し、それぞれの画素群で取得した輝度信号を使い分けることによって、被写体を広い階調で測光することができる。
図2で説明した撮像素子は、入射光量に対して線形信号として出力される。このような、撮像素子の場合、一般的には輝度の分解能は256階調程度であり、一回の露光条件で、±4段分の輝度範囲しか測光できない。
そこで、異なる開口の大きさを持つ画素SBR、SDKを用意することで、明るい部分を開口の狭いSBR画素で測光し、暗い部分を開口の広いSDK画素で測光することで、±4段分より広い範囲の輝度を測光できるようにしている。
撮像用画素と測光用画素の配置規則は、図8乃至図10で説明した撮像用画素と焦点検出用画素の配置規則と同じであり、焦点検出用画素SHAとSVCに相当する位置に測光用画素SBRを配置し、撮像用画素SHBとSVDに相当する位置に測光用画素SDKを配置する。配置規則の単位であるブロックおよびクラスタ、フィールドについても図8乃至図10で説明した撮像用画素と焦点検出用画素の配置規則と同じである。
図25に示す画素配列において、測光の際に、横方向に1ブロック、縦方向に10ブロックの合計10ブロックを1つのグループとし、これをセクションと定義する。そして、本実施形態では、横方向に並んだ30セクションで、1つの測光領域を構成する。すなわち、100行×300列=3万画素の領域が1つの測光領域となる。この1つの測光領域をAEエリアと定義する。ここで、1つのセクション内においては、高輝度側の測光を行なう画素SBRが10個、低輝度側の測光を行なう画素SDKも10個含まれている。そこで本実施形態においては、10個のSBRの出力を加算して、高輝度用測光信号の1AE画素とする。同様に、10個のSDKの出力を加算して、低輝度側測光用信号の1AE画素とする。
図26乃至図28は、本発明の第4の実施形態に関わるカメラの露出調節及び撮影工程を説明するためのフローチャートである。
図26は、第4の実施形態のカメラのメインフローチャートである。
撮影者がカメラの電源スイッチをオン操作すると、ステップS401においてCPU121はカメラ内の各アクチュエータや撮像素子の動作確認を行ない、メモリ内容や実行プログラムの初期化を行なうと共に、撮影準備動作を実行する。ステップS402では撮像素子107の撮像動作を開始し、プレビュー用の低画素動画像を出力する。ステップS403では読み出した動画をカメラ背面に設けられた表示器131に表示し、撮影者はこのプレビュー画像を目視して撮影時の構図決定を行なう。
ステップS404では、プレビュー用動画像に顔が存在するか否かを認識する。そして、撮影領域に顔が存在していると認識された場合には、ステップS405からステップS406に移行し、顔AF・AEモードに設定する。ここで顔AF・AEモードとは、撮影領域の顔に対して、焦点検出および測光を行うことを指す。
一方、撮影領域に顔が存在していない場合はステップS405からステップS407に移行し、多点AF・AEモードに設定する。ここで多点AF・AEモードとは、撮影領域を例えば3×5=15分割し、各分割領域で焦点検出と測光を行ない、焦点検出結果と被写体の輝度情報から主被写体を類推し、その領域に対して焦点検出および測光を行うモードを指す。
ステップS406あるいはステップS407でAF・AEモードを決定したら、ステップS408で焦点検出・測光領域(AF・AE領域)を決定する。
続くステップS409では、ステップS408で決定したAE領域に対して測光サブルーチンを実行する。
図27は、測光サブルーチンのフローチャートである。メインフローのステップS408からこのサブルーチンのステップS409にジャンプする。
続くステップS421では、メインルーチンのステップS408で決定した測光領域に含まれる測光用画素を読み出す。
ステップS422では、図25で説明したセクション構造に基づき、セクション内の欠陥画素を検出する。
そして、測光用画素に欠陥が無い場合は、ステップS423からステップS424に移行し、セクション内の高輝度用測光画素の信号を加算平均し、高輝度用AE画素信号を得る。同様に、セクション内の低輝度用AE画素の信号についても同様の演算を行い、低輝度用AE画素信号も得る。
一方、測光用画素に欠陥が有る場合は、ステップS423からステップS425に移行し、セクション内において、欠陥画素を除いた高輝度用AE画素の信号を加算平均し、高輝度用AE画素信号を得る。さらに、セクション内の低輝度用AE画素の信号についても同様の演算を行い、低輝度用AE画素信号も得る。
ステップS426では、ステップS424あるいはステップ425で得られたAE画素信号から被写体輝度分布を生成する。ここで、被写体輝度分布の生成方法について図25及び図29を用いて説明する。
図25で説明した画素SBRの開口は、SDKの開口よりも7段分小さく設定されている。そのため、SBR画素から演算した高輝度用AE画素信号は、SDK画素から演算した低輝度用AE画素信号に対して、同一輝度を測光した場合7段分シフトした値となる。
図29は、AE画素信号と輝度段数比の対応表である。低輝度用AE画素信号128が最適露出値とすると、高輝度用AE画素信号が大きくなるほど、露出オーバーになる。一方、低輝度用AF画素信号が小さくなるほど、露出アンダーになる。この対応表により、被写体輝度分布を生成する。
ステップS427では、ステップ426で生成した被写体輝度分布から次回撮影用の露出量を決定して図26のメインフロー内のステップ410にリターンする。
図26のステップ410では、撮影準備スイッチがオン操作されたか否かを判別し、オン操作されていなければステップS402に戻り、撮像素子駆動からステップS409の測光サブルーチン動作を繰り返し実行する。
ステップS410で撮影準備スイッチがオン操作されるとステップS411に移行し、AF動作を実行する。ここでは、撮像素子107に結像される被写体像の高周波成分を抽出し、第3レンズ群105を駆動ながらその高周波成分がもっとも高くなる位置を合焦位置とする、所謂コントラスト検出方式のAF動作を行なう。
続くステップS412では、合焦表示を行ない、ステップS413に移行する。
ステップS413では、撮影開始スイッチがオン操作されたか否かを判別し、オン操作されていなければステップS413にて撮影待機状態を維持する。ステップS413で撮影開始スイッチがオン操作されるとステップS414に移行し、撮影サブルーチンを実行する。
図28は撮影サブルーチンのフローチャートである。
撮影開始スイッチが操作されると、ステップS435では、図27の測光サブルーチン中のステップS427で決定した露出量を基に、シャッタ102を駆動し、露光時間を規定する開口制御を行なう。ステップS436では、高画素静止画撮影のための画像読み出し、すなわち全画素の読み出しを行なう。ステップS437では読み出した画像信号の欠損画素補間を行なう。すなわち、測光用画素の出力は撮像のためのRGBカラー情報を有しておらず、画像を得る上では欠陥画素に相当するため、周囲の撮像用画素の情報から補間により画像信号を創生する。
ステップS438では、画像のγ補正処理、エッジ強調処理等の画像処理を行い、ステップS439において、メモリ133に撮影画像を記録する。ステップS440では、表示器131に撮影済み画像を表示し、図26のメインフローにリターンする。
図26のメインフローに戻ると、一連の撮影動作を終了する。
以上説明したように、第4の実施形態によれば、図27のステップS422からステップS425で説明したように、測光領域のセクション内の欠陥画素を検出し、欠陥画素が存在している場合は、欠陥画素を含まない画素信号を加算平均している。これにより、欠陥画素がある程度存在する場合においても、適正な被写体輝度分布を生成し、測光することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係わるデジタルカメラの構成を示す図である。 撮像素子の回路図である。 撮像素子の画素部の断面図である。 撮像素子の駆動タイミングチャートである。 第1の実施形態における撮像素子の撮像用画素の平面図と断面図である。 第1の実施形態における撮像素子のAF用画素の平面図と断面図である。 第1の実施形態における撮像素子の他のAF用画素の平面図と断面図である。 第1の実施形態における撮像素子の最小単位の画素配列の説明図である。 第1の実施形態における撮像素子の上位単位の画素配列の説明図である。 第1の実施形態における撮像素子の全領域における画素配列の説明図である。 第1の実施形態における横ずれ焦点検出時の画素のグループ化方法の説明図である。 第1の実施形態における横ずれ焦点検出時の画像サンプリング特性の説明図である。 第1の実施形態における縦ずれ焦点検出時の画素のグループ化方法の説明図である。 第1の実施形態における縦ずれ焦点検出時の画像のサンプリング特性の説明図である。 第1の実施形態における撮像素子の瞳分割状況を説明する概念図である。 第1の実施形態における焦点検出領域の説明図である。 第1の実施形態におけるメイン制御フローチャートである。 第1の実施形態における焦点検出サブルーチンのフローチャートである。 第1の実施形態における撮影サブルーチンのフローチャートである。 第2の実施形態における焦点検出サブルーチンのフローチャートである。 第3の実施形態における焦点検出サブルーチンのフローチャートである。 第3の実施形態における欠陥画素処理の説明図である。 第3の実施形態における欠陥画素が存在する場合の画像のサンプリング特性の説明図である。 第4の実施形態における撮像素子のAE用画素の平面図と断面図である。 第4の実施形態における測光時の画素のグループ化方法の説明図である。 第4の実施形態におけるメイン制御フローチャートである。 第4の実施形態における測光サブルーチンのフローチャートである。 第4の実施形態における撮影サブルーチンのフローチャートである。 第4の実施形態におけるAE画素信号と輝度比の対応表である。
符号の説明
101 第1レンズ群
102 シャッタ
103 第2レンズ群
105 第3レンズ群
106 光学的ローパスフィルタ
107 撮像素子
114 フォーカスアクチュエータ
121 CPU
124 撮像素子駆動回路
125 画像処理回路
131 表示器
132 操作スイッチ群
133 メモリ

Claims (5)

  1. 撮影光学系を介して入射した被写体光を光電変換して画像信号を生成するための複数の撮像用画素と、該複数の撮像用画素の間に離散的に配置され、前記撮影光学系の射出瞳を分割した一部の領域を通過した光束を受光する複数の焦点検出用画素であって、第1の焦点検出用画素と第2の焦点検出用画素が対をなすように構成された第1の焦点検出用画素群と第2の焦点検出用画素群とを有する複数の焦点検出用画素とを有する撮像素子と、
    前記第1の焦点検出用画素群から得られる像と前記第2の焦点検出用画素群から得られる像の相関演算を行い、当該像の位相差に基づいて焦点ずれ量を検出する焦点検出手段と、を備え、
    前記焦点検出手段は、前記対をなす第1の焦点検出用画素と第2の焦点検出用画素の一方に欠陥画素が存在する場合に、前記対をなす第1の焦点検出用画素と第2の焦点検出用画素の両方を除外した前記第1の焦点検出用画素群と前記第2の焦点検出用画素群の出力信号に基づく像の相関演算の結果に応じて、当該像の位相差に基づいて焦点ずれ量を検出することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記焦点検出手段は、前記欠陥画素を除外した前記複数の焦点検出用画素の出力信号の加算値を算出すると共に、該加算値に前記欠陥画素の数に応じた補正値を掛けた値を算出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記焦点検出手段は、前記欠陥画素を除外した前記複数の焦点検出用画素の出力信号の加算平均値を算出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記焦点検出手段は、前記欠陥画素を除外した前記複数の焦点検出用画素の出力信号と、前記欠陥画素の近傍の焦点検出用画素の出力信号とを加算することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 撮影光学系を介して入射した被写体光を光電変換して画像信号を生成するための複数の撮像用画素と、該複数の撮像用画素の間に離散的に配置され、前記撮影光学系の射出瞳を分割した一部の領域を通過した光束を受光する複数の焦点検出用画素であって、第1の焦点検出用画素と第2の焦点検出用画素が対をなすように構成された第1の焦点検出用画素群と第2の焦点検出用画素群とを有する複数の焦点検出用画素とを有する撮像素子を備えた撮像装置の制御方法であって、
    前記第1の焦点検出用画素群から得られる像と前記第2の焦点検出用画素群から得られる像の相関演算を行い、当該像の位相差に基づいて焦点ずれ量を検出する焦点検出工程を備え、
    前記焦点検出工程では、前記対をなす第1の焦点検出用画素と第2の焦点検出用画素の一方に欠陥画素が存在する場合に、前記対をなす第1の焦点検出用画素と第2の焦点検出用画素の両方を除外した前記第1の焦点検出用画素群と前記第2の焦点検出用画素群の出力信号に基づく像の相関演算の結果に応じて、当該像の位相差に基づいて焦点ずれ量を検出することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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