JP7274395B2 - ハニカム構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、ハニカム構造体に関する。更に詳しくは、排気ガス浄化用の触媒を担持する触媒担体として特に好適に利用することが可能なハニカム構造体に関する。
現在、先進国におけるディーゼル車やトラックのNOx規制として更に厳しいものが検討されている。このようなNOx規制に対して、排気ガス中のNOxを処理するための技術が種々提案されている。例えば、このような技術の1つとして、選択的触媒還元触媒(以下、「SCR触媒」ともいう)等を、多孔質の隔壁を有するハニカム構造体に担持し、当該ハニカム構造体によって排気ガス中のNOxを浄化処理する技術がある。即ち、ハニカム構造体は、排気ガス浄化用の触媒を担持するための触媒担体として利用されている。
従来、ハニカム構造体に触媒を担持する際には、主に、隔壁の表面に対して触媒を担持することが行われていた。近年、自動車排出ガス規制の強化等により、排気ガス浄化用の触媒を担持したハニカム構造体の浄化性能の向上が求められている。浄化性能の向上策として、例えば、ハニカム構造体に担持する触媒の量を増加する方法が挙げられ、例えば、隔壁の気孔率を高くし、隔壁に形成された細孔内にも触媒を担持する技術が提案されている(例えば、特許文献1等参照)。また、別の浄化性能の向上策として、例えば、ハニカム構造体を高セル密度化し、排気ガスとの接触効率を高める方法などが挙げられる。「高セル密度化」とは、隔壁によって区画されるセルの密度を高め、ハニカム構造体のセル密度を緻密化することをいう。
特開2013-052367号公報
しかしながら、隔壁を高気孔率化したハニカム構造体は、アイソスタティック強度(Isostatic strength)が低下してしまうという問題があった。また、ハニカム構造体を高セル密度化した場合には、ハニカム構造体の圧力損失が増大するという問題があった。なお、高セル密度化による圧力損失の増大は、例えば、隔壁の厚さを薄くすることにより一定の抑制が可能であるが、上記したような隔壁の高気孔率化との併用を行う場合には、アイソスタティック強度等の確保が更に困難となってしまう。以下、上記したような「隔壁の厚さを薄くする」ことを「隔壁の薄壁化」ということがある。
上記したように、隔壁の高気孔率化と薄壁化の双方を満たしたハニカム構造体は、隔壁の表面及び細孔内における触媒の担持量を増大させることができるものの、アイソスタティック強度と圧力損失の両立を図ることが特に困難であった。また、隔壁の気孔率を高くし、隔壁の細孔内での触媒の担持量や充填率を増大させた場合において、例えば、その増大量に応じた浄化性能の向上が十分に得られないこともある。即ち、隔壁の細孔内への触媒の担持に関しては、触媒反応が行われ難い状態で細孔内に担持されてしまうと、その触媒の浄化性能向上への寄与率が大きく低下してしまうことがある。したがって、アイソスタティック強度の低下及び圧力損失の増大を有効に抑制しつつ、隔壁に担持できる触媒の許容量を増大させ且つ細孔内に担持された触媒も有効に活用され得るハニカム構造体が要望されていた。
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものである。本発明によれば、アイソスタティック強度の低下及び圧力損失の増大を有効に抑制しつつ、隔壁に担持できる触媒の許容量を増大させ且つ細孔内に担持された触媒も有効に活用されるハニカム構造体を提供する。
本発明によれば、以下に示す、ハニカム構造体が提供される。
[1] 第一端面から第二端面まで延びる流体の流路となる複数のセルを取り囲むように配置された多孔質の隔壁を有する柱状のハニカム構造部を備え、
前記隔壁は、コージェライトを主成分とし、
前記隔壁の水銀圧入法によって測定された気孔率が、45~55%であり、
前記隔壁の水銀圧入法によって測定された平均細孔径が、8~19μmであり、
前記隔壁に形成された細孔のうち、前記隔壁の厚さT1よりも細孔径が大きな細孔を第一細孔とし、且つ、細孔径が10μm以下の細孔を第二細孔とし、
水銀圧入法によって測定された前記隔壁の累積細孔容積において、前記隔壁の総細孔容積に対する、前記第一細孔の細孔容積率が3.0%以下であり、且つ、前記第二細孔の細孔容積率が30%以上であり、
前記隔壁の細孔径分布が、単峰性分布、又は、細孔容積の最大ピークとなる細孔径の値と当該最大ピークに次ぐ準最大ピークとなる細孔径の値との差が30μm以下の多峰性分布である、ハニカム構造体。
[2] 前記隔壁の水銀圧入法によって測定された気孔率が、47~53%であり、
前記隔壁の水銀圧入法によって測定された平均細孔径が、9~18μmであり、
水銀圧入法によって測定された前記隔壁の累積細孔容積において、前記隔壁の総細孔容積に対する、前記第一細孔の細孔容積率が2.5%以下であり、且つ、前記第二細孔の細孔容積率が35%以上であり、
前記隔壁の細孔径分布が、単峰性分布、又は、細孔容積の最大ピークとなる細孔径の値と当該最大ピークに次ぐ準最大ピークとなる細孔径の値との差が28μm以下の多峰性分布である、前記[1]に記載のハニカム構造体。
[3] 前記隔壁の厚さT1が、64~104μmである、前記[1]又は[2]に記載のハニカム構造体。
[4] 前記ハニカム構造部のセル密度が、85~101個/cmである、前記[1]~[3]のいずれかに記載のハニカム構造体。
[5] 前記隔壁の細孔径分布が、単峰性分布、又は、双峰性分布である、前記[1]~[4]のいずれかに記載のハニカム構造体。
[6] 前記隔壁は、コージェライトを、その構成成分中に90質量%以上含む、前記[1]~[5]のいずれかに記載のハニカム構造体。
本発明のハニカム構造体は、アイソスタティック強度の低下及び圧力損失の増大を有効に抑制しつつ、隔壁に担持できる触媒の許容量を増大させ且つ細孔内に担持された触媒も触媒反応に有効に活用されるという顕著な効果を奏するものである。このため、本発明のハニカム構造体は、排気ガス浄化用の触媒を担持するための触媒担体として好適に利用することができ、アイソスタティック強度の低下及び圧力損失の増大を有効に抑制しつつ、排気ガスの浄化性能の向上を図ることができる。
本発明のハニカム構造体の一の実施形態を模式的に示す斜視図である。 図1に示すハニカム構造体の第一端面側を示す平面図である。 図2のA-A’断面を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
(1)ハニカム構造体:
本発明のハニカム構造体の一の実施形態は、図1~図3に示すようなハニカム構造体100である。ここで、図1は、本発明のハニカム構造体の一の実施形態を模式的に示す斜視図である。図2は、図1に示すハニカム構造体の第一端面側を示す平面図である。図3は、図2のA-A’断面を模式的に示す断面図である。
図1~図3に示すように、本実施形態のハニカム構造体100は、第一端面11及び第二端面12を有する柱状のハニカム構造部10を備えたものである。ハニカム構造部10は、第一端面11から第二端面12まで延びる流体の流路となる複数のセル2を取り囲むように配置された多孔質の隔壁1を有する。本実施形態のハニカム構造体100において、ハニカム構造部10は、円柱形状となるように構成され、その外周側面に外周壁20を更に有している。即ち、外周壁20は、格子状に配設された隔壁1を囲繞するように配設されている。
本実施形態のハニカム構造体100は、隔壁1の材質及びその厚さ、並びに、隔壁1に形成された細孔の細孔径及び細孔容積に関して技術的な特徴を有している。以下、隔壁1の厚さ(μm)を、「T1」とする。「T1」を「厚さT1」と表記することもある。また、隔壁1に形成された細孔のうち、水銀圧入法によって測定された細孔径が下記のような値となる2種の細孔を、「第一細孔」及び「第二細孔」という。「第一細孔」は、隔壁1の厚さT1よりも細孔径が大きな細孔とする。「第二細孔」は、細孔径が10μm以下の細孔とする。
ハニカム構造体100における隔壁1は、コージェライトを主成分とするものである。ここで、「主成分」とは、隔壁1を構成する材料中に、50質量%以上の比率で含有されている成分のことを意味する。隔壁1は、コージェライトを、その構成成分中に90質量%以上含むことが好ましく、95質量%以上含むことが更に好ましい。
ハニカム構造体100は、隔壁1の水銀圧入法によって測定された気孔率が、45~55%であり、隔壁1の水銀圧入法によって測定された平均細孔径が、8~19μmである。また、水銀圧入法によって測定された隔壁1の累積細孔容積において、隔壁1の総細孔容積に対する、第一細孔の細孔容積率が3.0%以下であり、且つ、第二細孔の細孔容積率が30%以上である。更に、隔壁1の細孔径分布が、単峰性分布、又は、細孔容積の最大ピークとなる細孔径の値と当該最大ピークに次ぐ準最大ピークとなる細孔径の値との差が30μm以下の多峰性分布である。以下、「隔壁1の水銀圧入法によって測定された気孔率」及び「隔壁1の水銀圧入法によって測定された平均細孔径」について、単に「隔壁1の気孔率」及び「隔壁1の平均細孔径」ということがある。
本実施形態のハニカム構造体100は、アイソスタティック強度の低下及び圧力損失の増大を有効に抑制しつつ、隔壁1に担持できる触媒の許容量を増大させ且つ細孔内に担持された触媒も触媒反応に有効に活用されるという顕著な効果を奏するものである。このため、本実施形態のハニカム構造体100は、排気ガス浄化用の触媒を担持するための触媒担体として好適に利用することができ、アイソスタティック強度の低下及び圧力損失の増大を有効に抑制しつつ、排気ガスの浄化性能の向上を図ることができる。
隔壁1の気孔率が、45%未満であると、例えば、上述したその他の構成を満たす場合において、触媒が充填可能な気孔容積を十分に確保できないことがある。また、触媒の担持量を多くした際に、圧力損失の増大を抑制することが極めて困難となる。隔壁1の気孔率が、55%を超えると、例えば、上述したその他の構成を満たす場合において、アイソスタティック強度の低下を抑制することが極めて困難となる。隔壁の気孔率は、47~53%であることが好ましく、49~52%であることが更に好ましい。
隔壁1の平均細孔径が、8μm未満であると、例えば、上述したその他の構成を満たす場合において、圧力損失の増大を抑制することが極めて困難となる。隔壁1の平均細孔径が、19μmを超えると、上述したその他の構成を満たす場合において、アイソスタティック強度の低下を抑制することが極めて困難となる。隔壁の平均細孔径は、9~18μmであることが好ましく、10~17μmであることが更に好ましい。
隔壁1の総細孔容積に対する、第一細孔の細孔容積率が3.0%を超える、及び/又は、第二細孔の細孔容積率が30%未満であると、アイソスタティック強度の低下抑制と圧力損失の増大抑制の両立を図ることが極めて困難となる。以下、隔壁1の総細孔容積に対する、第一細孔の細孔容積率を、単に「第一細孔の細孔容積率」ともいう。また、隔壁1の総細孔容積に対する、第二細孔の細孔容積率を、単に「第二細孔の細孔容積率」ともいう。第一細孔の細孔容積率が2.5%以下であり、且つ、第二細孔の細孔容積率が35%以上であることが好ましく、第一細孔の細孔容積率が2.3%以下であり、且つ、第二細孔の細孔容積率が40%以上であることが更に好ましい。
本実施形態のハニカム構造体100は、上述したように、隔壁1の細孔径分布が、単峰性分布、又は、細孔容積の最大ピークとなる細孔径の値と準最大ピークとなる細孔径の値との差が30μm以下の多峰性分布となっている。ここで、従来、コージェライトを主成分とするハニカム構造体は、その製造時において、コージェライト化原料に対して、所望量の造孔材を添加し、隔壁の気孔率等を調節が行われることがある。造孔材を添加したコージェライト化原料からなる多孔質の隔壁は、造孔材に由来する相対的に細孔径の大きな大細孔と、コージェライト化原料の粉末に由来して形成される相対的に細孔径の小さな微細孔と、を有している。したがって、このような隔壁の細孔径分布は、主に造孔材に由来する大細孔の分布と、主にコージェライト化原料の粉末に由来する微細孔の分布と、によって構成された多峰性分布(双峰性分布)を示すことがある。本実施形態のハニカム構造体100は、造孔材の粒子径及び添加量等を調整して、大細孔の分布と微細孔の分布とを近づけて、その分布を単峰性分布、又は、細孔容積の最大ピークとなる細孔径の値と準最大ピークとなる細孔径の値との差が30μm以下となる多峰性分布としている。このように構成することによって、アイソスタティック強度の低下及び圧力損失の増大を有効に抑制しつつ、隔壁1に担持できる触媒の許容量を増大させ且つ細孔内に担持された触媒も有効に活用されるものとなる。細孔容積の最大ピークとなる細孔径の値と準最大ピークとなる細孔径の値との差が30μmを超えると、大細孔側の細孔のみに優先的に触媒が充填されてしまい、触媒の担持量を多くしても、それに見合った高い浄化性能が得られ難くなることがある。また、上記のような細孔径分布の場合は、隔壁1を高気孔率化した場合に、アイソスタティック強度が低下してしまう。本実施形態のハニカム構造体100において、隔壁1の細孔径分布が、細孔容積の最大ピークとなる細孔径の値と準最大ピークとなる細孔径の値との差が30μm以下となる多峰性分布となる場合、実質的に、大細孔の分布と微細孔の分布とからなる双峰性分布であることが好ましい。
隔壁1の気孔率及び平均細孔径は、例えば、Micromeritics社製のオートポア9500(商品名)を用いて測定することができる。気孔率及び平均細孔径の測定は、ハニカム構造体100から隔壁1の一部を切り出して試験片とし、このようにして得られた試験片を用いて行うことができる。
隔壁1の総細孔容積、並びに、第一細孔及び第二細孔の細孔容積は、水銀圧入法によって測定された隔壁1の累積細孔容積から求めることができる。隔壁1の累積細孔容積の測定は、例えば、Micromeritics社製のオートポア9500(商品名)を用いて行うことができる。隔壁1の累積細孔容積の測定は、以下のような方法によって行うことができる。まず、ハニカム構造体100から隔壁1の一部を切り出して、累積細孔容積を測定するための試験片を作製する。試験片の大きさについては特に制限はないが、例えば、縦、横、高さのそれぞれの長さが、約10mm、約10mm、約10mmの直方体であることが好ましい。試験片を切り出す隔壁1の部位については特に制限はないが、試験片は、ハニカム構造部10の軸方向の中心付近から切り出して作製することが好ましい。得られた試験片を、測定装置の測定用セル内に収納し、この測定用セル内を減圧する。次に、測定用セル内に水銀を導入する。次に、測定用セル内に導入した水銀を加圧し、加圧時において、試験片内に存在する細孔中に押し込まれた水銀の体積を測定する。この際、水銀に加える圧力を増やすにしたがって、細孔径の大きな細孔から、順次、細孔径の小さな細孔に水銀が押し込まれることとなる。したがって、「水銀に加える圧力」と「細孔中に押し込まれた水銀の体積」との関係から、「試験片に形成された細孔の細孔径」と「累積細孔容積」の関係を求めることができる。「累積細孔容積」とは、最小の細孔径から特定の細孔径までの細孔容積を累積した値のことである。例えば、第二細孔の細孔容積は、最小の細孔径から細孔径が10μmまでの細孔(別言すれば、細孔径が10μm以下の細孔)の細孔容積を累積した値として求めることができる。そして、第二細孔の細孔容積率(%)は、累積細孔容積によって表される総細孔容積PVallに対する、細孔径が10μm以下の細孔の細孔容積pvの比の百分率(pv/PVall×100%)として求めることができる。同様に、第一細孔の細孔容積についても、隔壁1の厚さT1よりも細孔径が大きな細孔の細孔容積を累積した値として求めることができる。第一細孔の細孔容積率(%)についても、第二細孔の細孔容積率(%)と同様の方法で求めることができる。
隔壁1の厚さT1は、例えば、走査型電子顕微鏡又はマイクロスコープ(microscope)を用いて測定することができる。隔壁1の厚さT1は、64~104μmであることが好ましく、76~102μmであることが更に好ましく、81~97μmであること特に好ましい。本実施形態のハニカム構造体100は、アイソスタティック強度の低下を有効に抑制することができるため、上述したような、隔壁1の薄壁化が可能となる。このため、本実施形態のハニカム構造体100によれば、ハニカム構造体100の低圧力損失化も実現することができる。隔壁1の厚さT1が64μm未満であると、隔壁1の厚さT1が極端に薄すぎて、十分な強度が得られない場合がある。一方、隔壁1の厚さT1が104μmを超えると、ハニカム構造体100の圧力損失が増大してしまうことがある。また、隔壁1の厚さT1は、第一細孔の基準となる値であるため、隔壁1の厚さT1が上述した数値範囲を超えると、第一細孔の細孔容積率に関するパラメータに好ましくない影響を及ぼすことがある。
本実施形態のハニカム構造体100は、隔壁1の高気孔率化により、隔壁1の細孔内への触媒の充填率を高くすることができる。このため、排気ガス浄化用の触媒の担持後における、圧力損失の上昇も抑制することができる。したがって、例えば、担持する触媒の量を多くしたとしても、ハニカム構造体100の圧力損失の上昇を抑制することができ、「浄化性能の向上」と「圧力損失の上昇抑制」の両立を図ることもできる。
本実施形態のハニカム構造体100は、隔壁1の気孔率が、47~53%であり、隔壁1の平均細孔径が、9~18μmであり、第一細孔の細孔容積率が2.5%以下であり、且つ、第二細孔の細孔容積率が35%以上であることが好ましい。更に、隔壁1の細孔径分布が多峰性分布である場合、細孔容積の最大ピークとなる細孔径の値と準最大ピークとなる細孔径の値との差が28μm以下であることが更に好ましい。
ハニカム構造部10に形成されているセル2の形状については特に制限はない。例えば、セル2の延びる方向に直交する断面における、セル2の形状としては、三角形、四角形、五角形、六角形、八角形等の多角形を挙げることができる。セル2の形状は、三角形、四角形、五角形、六角形、八角形であることが好ましい。また、セル2の形状については、全てのセル2の形状が同一形状であってもよいし、異なる形状であってもよい。例えば、図示は省略するが、四角形のセルと、八角形のセルとが混在したものであってもよい。また、セル2の大きさについては、全てのセル2の大きさが同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、図示は省略するが、複数のセルのうち、一部のセルの大きさを大きくし、他のセルの大きさを相対的に小さくしてもよい。なお、本発明において、セルとは、隔壁によって取り囲まれた空間のことを意味する。
隔壁1によって区画形成されるセル2のセル密度が、85~101個/cmであることが好ましく、90~97個/cmであることが更に好ましい。このように構成することによって、本実施形態のハニカム構造体100を、自動車のエンジンから排出される排気ガスを浄化するための浄化部材(例えば、触媒担体やフィルタ)として好適に利用することができる。
ハニカム構造部10の外周壁20は、隔壁1と一体的に構成されたものであってもよいし、隔壁1を囲繞するように外周コート材を塗工することによって形成した外周コート層であってもよい。図示は省略するが、外周コート層は、製造時において、隔壁と外周壁とを一体的に形成した後、形成された外周壁を、研削加工等の公知の方法によって除去した後、隔壁の外周側に設けることができる。
ハニカム構造部10の形状については特に制限はない。ハニカム構造部10の形状としては、第一端面11及び第二端面12の形状が、円形、楕円形、多角形等の柱状を挙げることができる。
ハニカム構造部10の大きさ、例えば、第一端面11から第二端面12までの長さや、ハニカム構造部10のセル2の延びる方向に直交する断面の大きさについては、特に制限はない。本実施形態のハニカム構造体100を、排気ガス浄化用の浄化部材として用いた際に、最適な浄化性能を得るように、各大きさを適宜選択すればよい。例えば、ハニカム構造部10の第一端面11から第二端面12までの長さは、76.2~228.6mmであることが好ましく、101.6~203.2mmであることが更に好ましい。また、ハニカム構造部10のセル2の延びる方向に直交する断面の面積は、24829~99315mmであることが好ましく、28502~85634mmであることが更に好ましい。
本実施形態のハニカム構造体100においては、複数のセル2を区画形成する隔壁1に、排気ガス浄化用の触媒が担持されていてもよい。隔壁1に触媒を担持するとは、隔壁1の表面及び隔壁1に形成された細孔内に、触媒が担持されることをいう。本実施形態のハニカム構造体100は、アイソスタティック強度の低下及び圧力損失の増大を抑制することができるため、隔壁の高気孔率化や薄壁化により、担持する触媒の量を多くして、浄化性能の向上を図ることができる。
(2)ハニカム構造体の製造方法:
本発明のハニカム構造体を製造する方法については、特に制限はなく、例えば、以下のような方法を挙げることができる。まず、ハニカム構造部を作製するための可塑性の坏土を調製する。ハニカム構造部を作製するための坏土は、原料粉末として、前述のハニカム構造部の好適な材料の中から選ばれた材料に、適宜、バインダ等の添加剤、造孔材、及び水を添加することによって調製することができる。原料粉末としては、例えば、コージェライト化原料を挙げることができる。コージェライト化原料とは、焼成されることによりコージェライトになる原料のことであり、具体的には、シリカが42~56質量%、アルミナが30~45質量%、マグネシアが12~16質量%の範囲に入る化学組成となるように配合された原料である。
坏土の調製においては、造孔材の粒子径を調節することにより、隔壁の細孔径分布を調整することができる。例えば、造孔材の平均粒子径を、隔壁の厚さT1よりも小さくすることが好ましい。このような造孔材を使用することにより、第一細孔の細孔容積率を3.0%以下とし、第二細孔の細孔容積率を30%以上とすることができる。
次に、このようにして得られた坏土を押出成形することにより、複数のセルを区画形成する隔壁、及びこの隔壁を囲繞するように配設された外周壁を有する、柱状のハニカム成形体を作製する。なお、ハニカム成形体の隔壁の厚さについては、原料粉末に添加した造孔材の平均粒子径に応じて、焼成後のハニカム構造体の隔壁の厚さが、所望の厚さT1となるようにすることが好ましい。
次に、得られたハニカム成形体を、例えば、マイクロ波及び熱風で乾燥する。次に、ハニカム成形体を焼成することにより、ハニカム構造体を製造する。焼成温度及び焼成雰囲気は原料により異なり、当業者であれば、選択された材料に最適な焼成温度及び焼成雰囲気を選択することができる。
以下、本発明を実施例によって更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
(実施例1)
コージェライト化原料100質量部に、造孔材を2.5質量部、分散媒を0.5質量部、有機バインダを6.5質量部、それぞれ添加し、混合、混練して坏土を調製した。コージェライト化原料としては、アルミナ、水酸化アルミニウム、カオリン、タルク、及びシリカを使用した。分散媒としては、水を使用した。有機バインダとしては、メチルセルロース(Methylcellulose)を使用した。分散剤としては、デキストリン(Dextrin)を使用した。造孔材としては、平均粒子径28μmの中空樹脂粒子を使用した。
次に、ハニカム成形体作製用の口金を用いて坏土を押出成形し、全体形状が円柱形状のハニカム成形体を得た。ハニカム成形体のセルの形状は、四角形とした。
次に、ハニカム成形体をマイクロ波乾燥機で乾燥し、更に熱風乾燥機で完全に乾燥させた後、ハニカム成形体の両端面を切断し、所定の寸法に整えた。次に、乾燥したハニカム成形体を、脱脂し、焼成して、実施例1のハニカム構造体を製造した。
実施例1のハニカム構造体は、第一端面及び第二端面の形状が円形の、円柱形状のものであった。第一端面及び第二端面の直径は、266.7mmであった。また、ハニカム構造体のセルの延びる方向の全長は、152.4mmであった。実施例1のハニカム構造体は、隔壁の厚さT1が89μmであり、セル密度が93個/cmであった。表1に、ハニカム構造体の「直径(mm)」、「全長(mm)」、及び「セル密度(個/cm)」、並びに「隔壁の厚さT1(μm)」を示す。
Figure 0007274395000001
また、実施例1のハニカム構造体の隔壁について、「気孔率(%)」、「平均細孔径(μm)」、「第一細孔の細孔容積率(%)」、「第二細孔の細孔容積率(%)」、「細孔径分布のピーク間の細孔径の値(μm)」を求めた。結果を表1に示す。「細孔径分布のピーク間の細孔径の値(μm)」は、隔壁の細孔径分布における、細孔容積の最大ピークとなる細孔径の値と当該最大ピークに次ぐ準最大ピークとなる細孔径の値との差のことである。細孔径分布のピーク間の細孔径の値が0μmの場合は、隔壁の細孔径分布が単峰性分布であることを意味する。
隔壁の気孔率は、Micromeritics社製のオートポア9500(商品名)を用いて測定を行った。気孔率の測定においては、ハニカム構造体から隔壁の一部を切り出して試験片とし、得られた試験片を用いて気孔率の測定を行った。試験片は、縦、横、高さのそれぞれの長さが、約10mm、約10mm、約10mmの直方体のものとした。なお、試験片は、ハニカム構造体の軸方向の中心付近から切り出した。
隔壁の総細孔容積は、Micromeritics社製のオートポア9500(商品名)を用いて測定を行った。総細孔容積の測定においても、気孔率の測定に用いた試験片を用いた。総細孔容積の測定では、隔壁の累積細孔容積を測定し、上述した「第一細孔の細孔容積率(%)」、及び「第二細孔の細孔容積率(%)」についても、同時に測定を行った。また、「細孔径分布のピーク間の細孔径の値(μm)」についても、得られた測定結果を元に算出を行った。
実施例1のハニカム構造体において、隔壁の気孔率は49%であり、平均細孔径は11.0μmであった。第一細孔の細孔容積率は1.8%であり、第二細孔の細孔容積率45.0%であった。隔壁の細孔径分布は、単峰性分布であり、細孔径分布のピーク間の細孔径の値は0μmであった。
実施例1のハニカム構造体の隔壁に、以下の方法で触媒を担持した。まず、平均粒子径5μmのゼオライトを含む触媒スラリーを調製した。この触媒スラリーを、ハニカム構造体に対して、乾燥後の単位体積当たりの担持量が230g/Lとなるように担持した。触媒の担持においては、ハニカム構造体をディッピング(Dipping)して、余分な触媒スラリーを空気にて吹き飛ばして、含浸させた。そして120℃の温度で乾燥させ、さらに500℃、3時間の熱処理を行うことにより、触媒を担持したハニカム構造体を得た。実施例1のハニカム構造体に担持した触媒の担持量は、231g/Lである。
Figure 0007274395000002
実施例1のハニカム構造体について、以下の方法で「触媒の充填率(%)」を求めた。また、実施例1のハニカム構造体について、以下の方法で、「アイソスタティック強度(MPa)」の測定を行った。更に、実施例1のハニカム構造体について、以下の方法で、「圧力損失評価(%)」及び「浄化性能評価(%)」を行った。各結果を、表2に示す。
[触媒の充填率(%)]
実施例1のハニカム構造体のハニカム構造部から、縦20mm、横20mm、高さ20mmの測定用の試験片を切り出した。その試験片の隔壁について研磨を施した後、走査型電子顕微鏡(SEM)によってSEM画像を任意に、3視野、撮影した。撮影視野の1視野の大きさは、X方向を隔壁1枚の厚さ(μm)とし、Y方向を600μmとした。そして、ハニカム構造体に触媒を担持した際に、隔壁に形成された全細孔の容積(V)に対して、実際に触媒が充填された細孔の容積(V)の比率(百分率)を求めた。具体的には、隔壁に形成された全細孔の容積(V)を、画像解析によって二値化を行って抽出した細孔部分(即ち触媒が浸透していない細孔と触媒が浸透した細孔)から算出した。次に、ハニカム構造体に触媒を担持し、画像解析によって二値化を行って触媒が浸透した細孔部分を抽出して容積Vを求めた。そして、これらの値を用いて、触媒充填率(%)を算出した。なお、表2の触媒の充填率(%)の値については、3視野のSEM画像の各触媒充填率の算術平均値である。なお、触媒の充填率は、40%以上を合格とする。
[アイソスタティック強度(MPa)]
アイソスタティック強度の測定は、社団法人自動車技術会発行の自動車規格(JASO規格)のM505-87で規定されているアイソスタティック破壊強度試験に基づいて行った。アイソスタティック破壊強度試験は、ゴムの筒状容器に、ハニカム構造体を入れてアルミ製板で蓋をし、水中で等方加圧圧縮を行う試験である。アイソスタティック破壊強度試験によって測定されるアイソスタティック強度は、ハニカム構造体が破壊したときの加圧圧力値(MPa)で示される。アイソスタティック強度が、0.7MPa以上の場合を「合格」とし、0.7MPa未満の場合を「不合格」とした。
[圧力損失評価(%)]
基準となる基準ハニカム構造体について、25℃の状態における、第一端面と第二端面との圧力差を求めた。このようして求められた、基準となる基準ハニカム構造体の圧力損失値を「P0(%)」とした。ここで、基準ハニカム構造体とは、評価対象のハニカム構造体と隔壁の構成(表1参照)が同一のハニカム構造体であって、そのハニカム構造体の隔壁に触媒が担持されていないハニカム構造体のことをいう。また、別途、表2に示す値となるように触媒を担持したハニカム構造体について、25℃の状態における、第一端面と第二端面との圧力差を求めた。このようして求められた、触媒を担持したハニカム構造体の圧力損失値を「P1(%)」とした。そして、圧力損失評価における評価値として、下記式(1)によって求められる値を算出した。下記式(1)の評価値が、-5%以下である場合を合格とする。
式(1):圧力損失評価の評価値=(P1―P0)/P0×100%
[浄化性能評価(%)]
まず、ハニカム構造体に、NOxを含む試験用ガスを流した。その後、このハニカム構造体から排出されたガスのNOx量をガス分析計で分析した。なお、ハニカム構造体に流入させる試験用ガスの温度を200℃とした。ハニカム構造体及び試験用ガスは、ヒーターにより温度調整した。ヒーターは、赤外線イメージ炉を用いた。試験用ガスは、窒素に、二酸化炭素5体積%、酸素14体積%、一酸化窒素350ppm(体積基準)、アンモニア350ppm(体積基準)および水10体積%を混合させたガスを用いた。この試験用ガスに関しては、水と、その他のガスを混合した混合ガスとを別々に準備しておき、試験を行う時に配管中でこれらを混合させて用いた。ガス分析計は、「HORIBA社製、MEXA9100EGR」を用いた。また、試験用ガスがハニカム構造体に流入するときの空間速度は、100,000(時間-1)とした。表2の「浄化性能評価(%)」の欄には、試験用ガスのNOx量から、ハニカム構造体から排出されたガスのNO量を差し引いた値を、試験用ガスのNOx量で除算し、100倍したNOx浄化率を示す。基準となる基準ハニカム構造体のNOx浄化率が58.0%であったため、NOx浄化率が58.0%以上の場合を合格とする。基準ハニカム構造体は、「圧力損失評価(%)」のものと同じである。
(実施例2~21)
隔壁の構成を、表1に示すように変更したハニカム構造体を作製した。「平均細孔径(μm)」、「第一細孔の細孔容積率(%)」、「第二細孔の細孔容積率(%)」、「細孔径分布のピーク間の細孔径の値(μm)」の調整は、成形原料に加える造孔材の粒子径を調節することによって行った。
実施例2においては、平均粒子径28μmの造孔材を用いた。
実施例3においては、平均粒子径38μmの造孔材を用いた。
実施例4においては、平均粒子径28μmの造孔材を用いた。
実施例5においては、平均粒子径70μmの造孔材を用いた。
実施例6においては、平均粒子径70μmの造孔材を用いた。
実施例7においては、平均粒子径10μmの造孔材を用いた。
実施例8においては、平均粒子径28μmの造孔材を用いた。
実施例9においては、平均粒子径22μmの造孔材を用いた。
実施例10においては、平均粒子径28μmの造孔材を用いた。
実施例11においては、平均粒子径28μmの造孔材を用いた。
実施例12においては、平均粒子径28μmの造孔材を用いた。
実施例13においては、平均粒子径28μmの造孔材を用いた。
実施例14においては、平均粒子径70μmの造孔材を用いた。
実施例15においては、平均粒子径28μmの造孔材を用いた。
実施例16においては、平均粒子径70μmの造孔材を用いた。
実施例17においては、平均粒子径10μmの造孔材を用いた。
実施例18においては、平均粒子径28μmの造孔材を用いた。
実施例19においては、平均粒子径22μmの造孔材を用いた。
実施例20においては、平均粒子径28μmの造孔材を用いた。
実施例21においては、平均粒子径28μmの造孔材を用いた。
(比較例1~3)
隔壁の構成を、表1に示すように変更したハニカム構造体を作製した。「平均細孔径(μm)」、「第一細孔の細孔容積率(%)」、「第二細孔の細孔容積率(%)」、「細孔径分布のピーク間の細孔径の値(μm)」の調整は、成形原料に加える造孔材の粒子径を調節することによって行った。
比較例1においては、平均粒子径10μmの造孔材を用いた。
比較例2においては、平均粒子径70μmの造孔材を用いた。
比較例3においては、平均粒子径100μmの造孔材を用いた。
実施例2~21及び比較例1~3のハニカム構造体について、実施例1と同様の方法で、「触媒の充填率(%)」及び「アイソスタティック強度(MPa)」を求めた。「圧力損失評価(%)」及び「浄化性能評価(%)」についても、また、実施例1と同様の方法で行った。各結果を、表2に示す。
(結果)
実施例1~21のハニカム構造体は、アイソスタティック強度の低下及び圧力損失の増大を抑制しつつ、浄化性能にも優れたものであった。比較例1のハニカム構造体は、触媒の充填率が低く、隔壁の表面上に多くの触媒が担持されてしまうため、圧力損失が高いものであった。比較例2,3のハニカム構造体は、第一細孔の細孔容積率が高く、触媒の充填率が高いものであった。但し、比較例2,3のハニカム構造体は、アイソスタティック強度が基準ハニカム構造体に対して大きく減少するものであった。比較例3のハニカム構造体は、隔壁に形成された細孔の細孔径分布が、表2に示すようなピーク間の細孔径の値が35μmの多峰性分布であった。この比較例3のハニカム構造体は、浄化性能評価においても低い値を示すものであった。
本発明のハニカム構造体は、排気ガス浄化用の触媒を担持するための触媒担体として利用することができる。
1:隔壁、2:セル、10:ハニカム構造部、11:第一端面、12:第二端面、20:外周壁、100:ハニカム構造体。

Claims (6)

  1. 第一端面から第二端面まで延びる流体の流路となる複数のセルを取り囲むように配置された多孔質の隔壁を有する柱状のハニカム構造部を備え、
    前記隔壁は、コージェライトを主成分とし、
    前記隔壁の水銀圧入法によって測定された気孔率が、45~55%であり、
    前記隔壁の水銀圧入法によって測定された平均細孔径が、8~19μmであり、
    前記隔壁に形成された細孔のうち、前記隔壁の厚さT1よりも細孔径が大きな細孔を第一細孔とし、且つ、細孔径が10μm以下の細孔を第二細孔とし、
    水銀圧入法によって測定された前記隔壁の累積細孔容積において、前記隔壁の総細孔容積に対する、前記第一細孔の細孔容積率が3.0%以下であり、且つ、前記第二細孔の細孔容積率が30%以上であり、
    前記隔壁の細孔径分布が、単峰性分布、又は、細孔容積の最大ピークとなる細孔径の値と当該最大ピークに次ぐ準最大ピークとなる細孔径の値との差が30μm以下の多峰性分布である、ハニカム構造体。
  2. 前記隔壁の水銀圧入法によって測定された気孔率が、47~53%であり、
    前記隔壁の水銀圧入法によって測定された平均細孔径が、9~18μmであり、
    水銀圧入法によって測定された前記隔壁の累積細孔容積において、前記隔壁の総細孔容積に対する、前記第一細孔の細孔容積率が2.5%以下であり、且つ、前記第二細孔の細孔容積率が35%以上であり、
    前記隔壁の細孔径分布が、単峰性分布、又は、細孔容積の最大ピークとなる細孔径の値と当該最大ピークに次ぐ準最大ピークとなる細孔径の値との差が28μm以下の多峰性分布である、請求項1に記載のハニカム構造体。
  3. 前記隔壁の厚さT1が、64~104μmである、請求項1又は2に記載のハニカム構造体。
  4. 前記ハニカム構造部のセル密度が、85~101個/cmである、請求項1~3のいずれか一項に記載のハニカム構造体。
  5. 前記隔壁の細孔径分布が、単峰性分布、又は、双峰性分布である、請求項1~4のいずれか一項に記載のハニカム構造体。
  6. 前記隔壁は、コージェライトを、その構成成分中に90質量%以上含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のハニカム構造体。
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