JP7274344B2 - 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関 - Google Patents

内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関に関する。
スパークプラグは、車両用エンジン等の内燃機関における着火手段として用いられる。特許文献1に記載されたスパークプラグは、主燃焼室と副室とを連通する複数の貫通孔を備える。そして、複数の貫通孔を偏在させることで、副室の中央部で火花放電を発生させた際、初期火炎は、電極から遠ざかる方向に成長する。その結果、初期火炎の熱を、電極によって奪われにくくすることで、副室内の燃焼を促進させている。
特開2014-159778号公報
しかしながら、副室内の中央部は、気流が弱くなりやすい。それゆえ、特許文献1に記載のスパークプラグのように、放電ギャップが副室の中央部付近に配されていると、発生した火花放電が伸長しにくい。それゆえ、着火性を向上させる観点から改善の余地がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、着火性を向上させることができる内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、筒状の絶縁碍子(3)と、
該絶縁碍子の内周側に保持されると共に該絶縁碍子の先端側に先端露出部(41)を露出させた中心電極(4)と、
上記絶縁碍子を内周側に保持する筒状のハウジング(2)と、
上記先端露出部を覆うように上記ハウジングの先端部に設けられたカバー部(5)と、を有し、
上記カバー部には、該カバー部の内側の空間である副室(51)と上記カバー部の外部とを連通させる複数の貫通孔が形成されており、
上記カバー部における上記複数の貫通孔のうち、1個の上記貫通孔は、該貫通孔の内周端部(521)が、上記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成する接地電極となる第1貫通孔(52)であり、
該第1貫通孔の中心(C1)は、プラグ中心軸(C)から離れている、内燃機関用のスパークプラグ(1)にある。
本発明の他の態様は、上記内燃機関用のスパークプラグを備えた内燃機関(10)であって、
主燃焼室(6)と、
上記スパークプラグと、
上記主燃焼室に設けられた吸気バルブ(62)及び排気バルブ(63)と、を有し、
プラグ軸方向から見て、上記第1貫通孔は、上記プラグ中心軸よりも上記排気バルブに近い側に配されている、内燃機関にある。
上記内燃機関用のスパークプラグは、第1貫通孔の内周端部と中心電極との間に放電ギャップを形成する。それゆえ、第1貫通孔の近傍に火花放電が生じ、初期火炎が生じることとなる。その結果、副室内と共に副室外にも火炎が伝播しやすい。
また、第1貫通孔の中心は、プラグ中心軸から離れている。この第1貫通孔を、プラグ軸方向から見て、プラグ中心軸よりも排気バルブに近い側に配する姿勢にて、スパークプラグを内燃機関に取り付けることで、第1貫通孔を通って副室から外部へ向かう気流が形成されやすい。それゆえ、この気流によって、火花放電を副室外へ伸ばすことも可能となる。その結果、着火性を向上させることができる。
上記内燃機関は、上記スパークプラグを有する。そして、プラグ軸方向から見て、第1貫通孔は、プラグ中心軸よりも排気バルブに近い。それゆえ、上記内燃機関は、着火性を向上させることができる。
以上のごとく、上記態様によれば、着火性を向上させることができる内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、スパークプラグの断面図。 実施形態1における、スパークプラグの先端部の断面図。 実施形態1における、スパークプラグを先端側(Z方向)から見た平面図。 図2におけるIV-IV線矢視断面相当の副室の断面図。 実施形態1における、スパークプラグの先端部を第1貫通孔の中心軸方向から見た平面図。 実施形態1における、スパークプラグを用いた内燃機関の断面図。 実施形態1における、スパークプラグを用いた内燃機関をZ方向から見た平面図。 実施形態1における、火花放電が伸長する前のスパークプラグの先端部の断面図。 実施形態1における、火花放電が伸長したときのスパークプラグの先端部の断面図。 実施形態2における、スパークプラグの先端部の断面図。 実施形態3における、スパークプラグの先端部の断面図。 実施形態4における、スパークプラグの先端部の断面図。 実施形態5における、スパークプラグの先端部の断面図。 実施形態6における、スパークプラグの先端部の断面図。 図14におけるXV-XV線矢視断面相当の電極突出部の断面図。 実施形態6における、スパークプラグの先端部を第1貫通孔の中心軸方向から見た平面図。 実施形態7における、スパークプラグの先端部の断面図。 実施形態8における、スパークプラグの先端部の断面図。 実施形態9における、スパークプラグの先端部の断面図。 実施形態10における、スパークプラグの先端部の断面図。 実施形態10における、スパークプラグを先端側(Z方向)から見た平面図。 実施形態11における、スパークプラグの先端部を第1貫通孔の中心軸方向から見た平面図。 実施形態12における、スパークプラグの先端部の断面図。 第2貫通孔を5個形成した、スパークプラグを先端側(Z方向)から見た平面図。
(実施形態1)
内燃機関用のスパークプラグ1及びこれを備えた内燃機関10に係る実施形態について、図1~図7を参照して説明する。
本形態における内燃機関用のスパークプラグ1は、図1に示すごとく、筒状の絶縁碍子3と、中心電極4と、筒状のハウジング2と、カバー部5とを有する。中心電極4は、絶縁碍子3の内周側に保持されると共に、絶縁碍子3の先端側に先端露出部41を露出させている。ハウジング2は、絶縁碍子3を内周側に保持する。カバー部5は、先端露出部41を覆うようにハウジング2の先端部に設けられている。
カバー部5には、カバー部5の内側の空間である副室51とカバー部5の外部とを連通させる複数の貫通孔が形成されている。カバー部5における少なくとも一部の貫通孔は、第1貫通孔52である。第1貫通孔52は、図2に示すごとく、貫通孔の内周端部521が、中心電極4との間に放電ギャップGを形成する接地電極となる貫通孔である。第1貫通孔52の中心C1は、図2に示すごとく、プラグ中心軸Cから離れている。
なお、本明細書において、スパークプラグ1の中心軸Cに平行な方向を、適宜、Z方向という。また、Z方向における点火コイルと接続される側を基端側といい、主燃焼室6内に配される側を先端側という。また、スパークプラグ1の中心軸Cを、単にプラグ中心軸Cという。
絶縁碍子3は、略円筒形状を呈する。絶縁碍子3は、例えばアルミナ等のセラミックからなる。中心電極4は、後述する電極突出部411を除き、略円柱形状を呈している。また、中心電極4は、図1に示すごとく、後述する電極突出部411を除き、その中心軸をプラグ中心軸Cと略一致させるよう配されている。
中心電極4は、図2に示すごとく、プラグ中心軸Cに対して交差する方向に突出した電極突出部411を有する。電極突出部411と第1貫通孔52の内周端部521との間に、放電ギャップGが形成されている。
電極突出部411は、図2に示すごとく、先端側へ行くほどプラグ中心軸Cから遠ざかるように、Z方向に対して傾斜して形成されている。そして、電極突出部411の中心軸は、第1貫通孔52の中心軸と略同軸上にある。また、電極突出部411は、その突出端に突出側端面412を有する。突出側端面412は、第1貫通孔52と対向するように配されている。また、電極突出部411の突出側端面412は、第1貫通孔52の内側開口端523と略同一面上に配置されている。
ハウジング2は、図1に示すごとく、略円筒形状を呈し、絶縁碍子3を内周側に保持する。ハウジング2は、図1~図3、図6に示すごとく、スパークプラグ1を内燃機関10のシリンダヘッド61に取り付けるための取付ネジ部21を有する。また、図1に示すごとく、取付ネジ部21の基端側の外周には、シリンダヘッド61とスパークプラグ1との間をシールするガスケット22が配されている。そして、ハウジング2におけるガスケット22の基端側には、シリンダヘッド61に対してガスケット22を介して圧接する座部23が形成されている。座部23は、取付ネジ部21よりも外周側に突出するよう形成されている。
ハウジング2における取付ネジ部21の先端側には、図2に示すごとく、カバー部5が設けられている。カバー部5の内側には、副室51が形成される。
カバー部5は、図2、図3に示すごとく、貫通孔として、第1貫通孔52と、第1貫通孔52とは異なる第2貫通孔53とを有する。また、図3に示すごとく、プラグ軸方向Zから見て、第1貫通孔52とプラグ中心軸Cとの並び方向において、第2貫通孔53はプラグ中心軸Cを挟んで第1貫通孔52と反対側に形成されている。なお、図3において、Z方向と直交する方向であって、第1貫通孔52とプラグ中心軸Cとの並び方向を、適宜、X方向という。また、X方向におけるプラグ中心軸Cに対して第1貫通孔52が形成された側をX2側、その反対側をX1側という。
すなわち、図3に示すごとく、X方向において、第1貫通孔52は、プラグ中心軸CよりもX2側に設けられ、第2貫通孔53は、プラグ中心軸CよりもX1側に設けられている。
第1貫通孔52及び第2貫通孔53は、図2に示すごとく、先端側へ行くほど外周側へ向かうように、Z方向に対して傾斜して開口している。また、カバー部5には、図3に示すごとく、第1貫通孔52が1個、第2貫通孔53が3個、それぞれ形成されている。そして、図4に示すごとく(中心電極の図は省略)、Z方向から見て、隣り合う2つの第2貫通孔53同士は、プラグ周方向における配置間隔が、中心角にして鋭角となるように配されている。複数の第2貫通孔53は、プラグ周方向に等間隔に配されている。また、第1貫通孔52の直径は、第2貫通孔53の直径よりも大きい。
また、第1貫通孔52は、図4に示すごとく、スパークプラグ1をZ方向から見たとき、第1貫通孔52の中心C1、プラグ中心軸C、及び最もX1側に位置する第2貫通孔53の中心C2がX方向と平行な直線上にのるよう配されている。
また、第1貫通孔52の中心C1と、第2貫通孔53の中心C2とを結ぶ線分の長さLは、図4に示すごとく、副室51の半径Rよりも長い。つまり、第1貫通孔52の中心C1と、各第2貫通孔53の中心C2とを結ぶ長さL(L1~L3)は、カバー部5に形成された第2貫通孔53のすべてにおいて、副室51の半径Rよりも長い。ここで、副室51の半径Rの長さは、図2に示すごとく、プラグ中心軸Cと直交する方向であって、スパークプラグ1の径方向における長さである。そして、半径Rの長さは、プラグ中心軸Cと副室51の外周とを結ぶ線分の長さが最も長くなるZ方向の位置における、当該線分の長さである。
また、第1貫通孔52の直径は、図2、図5に示すごとく、電極突出部411の直径よりも大きい。そして、電極突出部411は、図5に示すごとく、第1貫通孔52の中心軸方向からカバー部5を見たとき、電極突出部411の突出側端面412の全体が、第1貫通孔52の内側に配されている。
次に、本形態における内燃機関10について説明する。
本形態における内燃機関用のスパークプラグ1を備えた内燃機関10は、図6に示すごとく、主燃焼室6と、スパークプラグ1と、主燃焼室6に設けられた吸気バルブ62及び排気バルブ63とを有する。本形態における内燃機関10は、図7に示すごとく、プラグ軸方向から見て、第1貫通孔52は、プラグ中心軸Cよりも排気バルブ63に近い側に配されている。
内燃機関10は、図6に示すごとく、シリンダヘッド61と、シリンダブロック65と、シリンダ60内を往復運動するピストン64とを備える。ピストン64は、シリンダ60内に、摺動可能に配置されている。そして、シリンダヘッド61、シリンダブロック65、及びピストン64に囲まれて、主燃焼室6が形成される。シリンダヘッド61には、吸気ポート621及び排気ポート631が形成されており、それぞれ吸気バルブ62及び排気バルブ63が備えられている。そして、シリンダヘッド61における吸気ポート621と排気ポート631との間には、スパークプラグ1が配されている。また、図6において、吸気バルブ62と排気バルブ63との並び方向に、X方向が一致するような姿勢にて、スパークプラグ1が配されている。
また、本形態における内燃機関10において、吸気ポート621及び排気ポート631は、それぞれ2箇所ずつ形成されている。これに伴い、主燃焼室6には、図7に示すごとく、吸気バルブ62及び排気バルブ63が、それぞれ2箇所ずつ備えられている。
2つの吸気バルブ62と2つの排気バルブ63とは、図7に示すごとく、スパークプラグ1の周りにおいて、周状に配列されている。スパークプラグ1の周りにおいて、2つの吸気バルブ62同士が互いに隣り合い、2つの排気バルブ63同士が互いに隣り合っている。図6に示すごとく、吸気ポート621及び排気ポート631は、その開口方向が主燃焼室6の中心軸側に向かうように、ピストン64の進退方向に対して傾斜している。また、主燃焼室6の基端面は、スパークプラグ1から遠ざかるにつれて先端側へ向かうように傾斜している。
スパークプラグ1は、図6に示すごとく、ハウジング2の取付ネジ部21を、シリンダヘッド61に設けられた雌ネジ穴611に螺合することで、内燃機関10に取り付けられる。例えば、取付ネジ部21のネジの切り出し方と雌ネジ穴611の切り出し方などを調整することにより、内燃機関10におけるスパークプラグ1の取付姿勢を調整することもできる。これにより、スパークプラグ1は、図6、図7に示すごとく、第1貫通孔52を、排気バルブ63に近い側に配することができる。
そして、図6に示すごとく、本形態のスパークプラグ1を内燃機関10に取り付けた際、スパークプラグ1の先端部は、主燃焼室6へ突出している。すなわち、カバー部5を主燃焼室6に露出させており、第1貫通孔52及び第2貫通孔53を、主燃焼室6に露出させている。
内燃機関10は、ピストン64の往復運動に伴って、吸気行程、圧縮行程、膨張行程、排気行程が順次繰り返される。吸気行程において、2つの吸気ポート621からガスが主燃焼室6内に導入され、排気行程において、2つの排気ポート631から主燃焼室6内のガスが排出される。
そして、主燃焼室6内においては、主として、図6の矢印Aに示すごとく、ピストン64の摺動方向に直交する方向の軸周りの気流Aである、タンブル流が形成される。そして、この気流Aは、主燃焼室6内のスパークプラグ1の先端部付近においては、吸気バルブ62側から排気バルブ63へ向かう向きとなる。より具体的には、図7に示すごとく、Z方向から見たとき、2つの吸気ポート621の中間位置から、2つの排気ポート631の中間位置へ向かうX方向に沿った気流Aが、スパークプラグ1の先端部付近の主な気流Aとなる。
なお、主燃焼室6内の気流Aは、常に一定となっているわけではなく、サイクル間、或いは1サイクル中の異なるタイミングの間において、変動し得る。ただし、主な気流Aの向き、特に、点火タイミングにおける気流Aは、概略定まっており、上述した気流Aは、点火タイミングにおける主な気流Aを意味する。
スパークプラグ1は、図6、図7に示すごとく、主燃焼室6において、第1貫通孔52が、排気バルブ63側、第2貫通孔53が、吸気バルブ62側を、それぞれ向くよう設置されている。それゆえ、第1貫通孔52が、気流Aの下流側、第2貫通孔53が、気流の上流側を向くこととなる。そして、主燃焼室6の気流Aは、第2貫通孔53を通って副室51に流入する。そして、副室51に流入した気流Aは、排気バルブ63側に配された第1貫通孔52を通って、主燃焼室6へと流れる。
次に、本実施形態の作用効果につき説明する。
本形態の内燃機関用のスパークプラグ1は、第1貫通孔52の内周端部521と中心電極4との間に放電ギャップGを形成する。それゆえ、第1貫通孔52の近傍に火花放電Sが生じ、初期火炎が生じることとなる。その結果、副室51内と共に副室51外にも火炎が伝播しやすい。
また、第1貫通孔52の中心C1は、プラグ中心軸Cから離れている。この第1貫通孔52を、Z方向から見て、プラグ中心軸Cよりも排気バルブ63に近い側に配する姿勢にて、スパークプラグ1を内燃機関10に取り付けることで、第1貫通孔52を通って副室51から外部へ向かう気流Aが形成されやすい。それゆえ、この気流Aによって、火花放電Sを副室51外へ伸ばすことも可能となる。その結果、着火性を向上させることができる。
すなわち、主燃焼室6における第1貫通孔52付近にて形成された火炎と、副室51内にて着火して第1貫通孔52から噴出する火炎との双方によって、主燃焼室6の混合気に着火させることができる。それゆえ、安定した着火性を得ることができる。
また、Z方向から見たとき、X方向において、第2貫通孔53はプラグ中心軸Cを挟んで第1貫通孔52と反対側に形成されている。それゆえ、スパークプラグ1を内燃機関10に設置した際、第1貫通孔52を排気バルブ63に近い側、そして第2貫通孔53を吸気バルブ62に近い側に配しやすい。その結果、第2貫通孔53を通って主燃焼室6から副室51へ流入する気流を確保しやすいと共に、第1貫通孔52を通って副室51から主燃焼室6へ向かう気流Aを確保しやすい。
また、本形態におけるスパークプラグ1を備えた内燃機関10において、スパークプラグ1の第1貫通孔52は、主燃焼室6における気流Aの下流側に配される。それゆえ、主燃焼室6における第1貫通孔52の近傍は、副室51よりも負圧になりやすい。その結果、副室51から主燃焼室6へと流れる気流Aを確保しやすい。
また、中心電極4は、電極突出部411を有し、電極突出部411と第1貫通孔52の内周端部521との間に、放電ギャップGが形成されている。それゆえ、第1貫通孔52を、より排気バルブ63に近い側に配しやすい。その結果、第1貫通孔52を通って副室51から主燃焼室6へと向かう気流Aを一層確保しやすい。
また、第1貫通孔52の中心C1と、第2貫通孔53の中心C2とを結ぶ線分の長さLは、副室51の半径Rよりも長い。それゆえ、第1貫通孔52と第2貫通孔53との間の距離を確保しやすい。それゆえ、第1貫通孔52の近傍にて形成された初期火炎が成長し、副室51内の圧力が充分に上昇した後に、第2貫通孔53を介して、副室51から主燃焼室6へと火炎を勢いよく噴出させやすい。その結果、主燃焼室6の着火性を向上させることができる。
また、第1貫通孔52の外側開口端524は、内側開口端523よりも電極突出部411の突出端からの距離が長い。それゆえ、火花放電Sの接地側起点S1は、図8、図9に示すごとく、放電ギャップGに生じた火花放電Sが気流Aに押される際、内周端部521に沿って、第1貫通孔52の内側開口端523から外側開口端524に向かって移動しやすい。つまり、接地側起点S1は、中心電極4から遠ざかる方向に移動しやすい。それゆえ、火花放電Sの両起点間の直線距離を稼ぎやすい。それゆえ、火花放電Sは、主燃焼室6に向かって大きく膨らむように伸長することで、混合気との接触面積を稼ぎやすい。その結果、着火性を向上させることができる。
以上のごとく、本実施形態によれば、着火性を向上させることができる内燃機関用のスパークプラグ1及びこれを備えた内燃機関10を提供することができる。
(実施形態2)
本形態のスパークプラグ1は、実施形態1のスパークプラグ1に対して、第1貫通孔52及び第2貫通孔53の形状を変更した形態である。
第1貫通孔52は、図10に示すごとく、副室51から外部に向けて縮径したテーパ形状を有する。また、第2貫通孔53は、外部から副室51に向けて縮径したテーパ形状を有する。つまり、第1貫通孔52の外側開口端524の直径は、内側開口端523の直径と比べて小さくなっている。また、第2貫通孔53の内側開口端533の直径は、外側開口端534の直径と比べて小さくなっている。
その他は、実施形態1と同様である。
なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本形態のスパークプラグ1は、第2貫通孔53の内側開口端533の直径が、外側開口端534の直径と比べて小さくなっている。それゆえ、第2貫通孔53を通って、外部から副室51へと流入する気流Aの流速を向上させやすい。それゆえ、副室51内の気流が形成されやすい。その結果、第1貫通孔52を通って副室51から主燃焼室6へ向かう気流Aを形成しやすい。
また、本形態のスパークプラグ1は、第1貫通孔52の外側開口端524の直径が、内側開口端523の直径と比べて小さくなっている。それゆえ、第1貫通孔52を通って、副室51から主燃焼室6へと向かう気流Aの流速を向上させやすい。その結果、火花放電Sは、主燃焼室6へ向かって一層伸長しやすい。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態3)
本形態のスパークプラグ1は、実施形態1のスパークプラグ1に対して、第2貫通孔53の形状を変更した形態である。
本形態のスパークプラグ1は、図11に示すごとく、第2貫通孔53が、副室51から外部に向けて縮径したテーパ形状を有する。つまり、第2貫通孔53の外側開口端534の直径は、内側開口端533の直径と比べて小さくなっている。
その他は、実施形態1と同様である。
本形態のスパークプラグ1は、第2貫通孔53の外側開口端534の直径が、内側開口端533の直径と比べて小さくなっている。それゆえ、内燃機関10に設置したスパークプラグ1は、副室51の混合気の燃焼によって副室51内の圧力が上昇した際に、副室51から主燃焼室6に向けて、勢いよく火炎を噴出させることができる。その結果、主燃焼室6の着火性を向上させることができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態4)
本形態のスパークプラグ1は、実施形態1のスパークプラグ1に対して、中心電極4の電極突出部411の配置を変更した形態である。
本形態のスパークプラグ1は、図12に示すごとく、電極突出部411の突出側端面412が、第1貫通孔52の内側開口端523よりも、副室51の中心側に配されている。
その他は、実施形態1と同様である。
本形態のスパークプラグ1は、電極突出部411の突出側端面412が、内側開口端523よりも副室51の中心側に配されている。それゆえ、電極突出部411と内周端部521との間の放電ギャップGに発生する火花放電Sは、副室51内の混合気との接触面積を稼ぎやすい。その結果、副室51内の着火性を向上させることができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態5)
本形態のスパークプラグ1は、実施形態1のスパークプラグ1に対して、中心電極4の電極突出部411の配置を変更した形態である。
本形態のスパークプラグ1は、図13に示すごとく、電極突出部411の突出側端面412が、第1貫通孔52の内側に配されている。
その他は、実施形態1と同様である。
なお、突出側端面412は、第1貫通孔52の外側開口端524と、同一面上に配されていても良い。
本形態のスパークプラグ1は、電極突出部411の一部が第1貫通孔52の内側に配されている。それゆえ、第1貫通孔52と電極突出部411との間における流路の流路断面積が小さくなっている。それゆえ、第1貫通孔52を通る、副室51から外部へ向かう気流Aの速度を速くしやすい。その結果、放電ギャップGに生じた火花放電Sは、外部に向かって一層伸長しやすい。
また、放電ギャップGは、より主燃焼室6に近い位置に配される。それゆえ、放電ギャップGに生じた火花放電Sを、主燃焼室6へと伸長させやすい。その結果、主燃焼室6の着火性を向上させることができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態6)
本形態のスパークプラグ1は、実施形態1のスパークプラグ1に対して、中心電極4の電極突出部411の形状を変更した形態である。
本形態のスパークプラグ1は、図14、図15に示すごとく、電極突出部411の軸方向に沿った外周面の一部に平坦面413を有する。平坦面413は、斜め先端側を向いている。そして、図16に示すごとく、第1貫通孔52の中心軸方向から見ると、電極突出部411の平坦面413と、第1貫通孔52の内周端部521との間に隙間が形成されている。
本形態における電極突出部411は、例えば、略円柱形状を有する電極突出部411を、切削加工によって成形することで形成される。
その他は、実施形態1と同様である。
本形態のスパークプラグ1においては、副室51内の気流Aが、電極突出部411の平坦面413に沿って、第1貫通孔52に向かいやすい。その結果、第1貫通孔52を通って副室51から主燃焼室6へ向かう気流Aを確保しやすい。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態7)
本形態のスパークプラグ1は、実施形態1のスパークプラグ1に対して、カバー部5の内側面の形状を変更した形態である。
本形態のカバー部5は、図17に示すごとく、第1貫通孔52よりも基端側の一部において、内側に向かって突出した内側凸部57を有する。内側凸部57は、斜め先端側を向いたガイド面571を有する。ガイド面571は、スパークプラグ1の先端側へ向かうに従い、径方向における外側に向かうよう形成されている。
内側凸部57は、例えば、溶接等によって凸状部材をカバー部5の内側に接合することで形成することができる。
本形態においては、ガイド面571の先端は、内周端部521の内側開口端523と一致している。
その他は、実施形態1と同様である。
本形態のスパークプラグ1は、第1貫通孔52の基端側において、内側凸部57のガイド面571が、先端側へ向かうに従い、径方向における外側に向かうよう形成されている。それゆえ、副室51内の気流Aは、内側凸部57のガイド面571に沿って、第1貫通孔52に向かいやすい。その結果、第1貫通孔52を通って副室51から外部へ向かう気流Aを確保しやすい。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態8)
本形態のスパークプラグ1は、実施形態1のスパークプラグ1に対して、カバー部5の外側の形状を変更した形態である。
本形態のスパークプラグ1は、図18に示すごとく、カバー部5の先端側の端部が、先端側に向かって突出した、先端凸部58を有する。そして、先端凸部58が形成されることによって、カバー部5の外側に段差部581が形成される。段差部581は、第1貫通孔52の近傍にも形成される。また、先端凸部58の先端面54は、Z方向と直交するように、平面状に形成されている。
その他は、実施形態1と同様である。
本形態においては、主燃焼室6の気流Aは、先端凸部58の先端面54に沿って、X1側からX2側へと流れやすい。そして、先端面54に沿って流れる気流Aは、主燃焼室6における段差部581においてカバー部5の表面から剥離し、当該段差部581のX2側の位置に負圧を形成しやすい。それゆえ、主燃焼室6における第1貫通孔52の近傍は、副室51よりも負圧になりやすい。その結果、第1貫通孔52を通る、副室51から主燃焼室6へ向かう気流Aの速度を速くしやすい。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態9)
本形態のスパークプラグ1は、実施形態8のスパークプラグ1に対して、先端凸部58の形状を変更した形態である。
本形態のスパークプラグ1は、図19に示すごとく、先端凸部58の先端面54が、X1側からX2側に向かうにつれて先端側へ向かうように、X方向に対して傾斜している。また、段差部581は、第1貫通孔52の近傍にも形成される。
その他は、実施形態8と同様である。
本形態のスパークプラグ1は、先端凸部58の先端面54が、X1側からX2側に向かうにつれて先端側へ向かうよう形成されている。それゆえ、主燃焼室6において、段差部581近傍に、斜め先端側へ向かう気流を形成しやすい。その結果、第1貫通孔52近傍の火炎を先端側へ引き伸ばしやすい。
その他、実施形態8と同様の作用効果を有する。
(実施形態10)
本形態のスパークプラグ1は、実施形態1のスパークプラグ1に対して、カバー部5の外側の形状を変更した形態である。
本形態のスパークプラグ1は、図20、図21に示すごとく、カバー部5のX2方向を向く第1側面55が、X方向と直交するように、平面状に形成されている。また、第1側面55は、Z方向と直交するように平面状に形成された先端面54と、直交するように交わっている。そして、当該交わっている部分において、先端面54及び第1側面55のY方向の幅は、図21に示すごとく、カバー部5のY方向の最大幅と、略同等である。なお、X方向とZ方向の両方に直交する方向を、適宜、Y方向という。
また、プラグ中心軸Cを挟んで、カバー部5におけるY方向の両側に配される第2側面56は、プラグ中心軸CよりもX2側において、Y方向と直交するように、平面状に形成されている。そして、双方の第2側面56は、先端面54及び第1側面55と直交するように交わっている。
その他は、実施形態1と同様である。
本形態のスパークプラグ1は、第1側面55、先端面54、及び双方の第2側面56が、平面状に形成されている。そして、本形態のスパークプラグ1を内燃機関10に設置した際、主燃焼室6の気流Aは、カバー部5の先端面54及び双方の第2側面56に沿って、X1側からX2側へと流れやすい。そして、気流Aは、第1側面55から剥離しやすい。そのため、第1側面55における先端部付近及びY方向の両端部付近に対向する位置に負圧を形成しやすい。それゆえ、主燃焼室6における第1貫通孔52の近傍は、副室51よりも負圧になりやすい。その結果、第1貫通孔52を通る、副室51から主燃焼室6へ向かう気流Aの速度を速くしやすい。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態11)
本形態のスパークプラグ1は、実施形態1のスパークプラグ1に対して、第1貫通孔52の形状を変更した形態である。
本形態の第1貫通孔52は、図22に示すごとく、第1貫通孔52の中心軸方向から見ると、略楕円形状となっている。そして、電極突出部411から第1貫通孔52の内周端部521までの距離は、第1貫通孔52の長径方向で最大となり、短径方向で最小となる。また、第1貫通孔は、Z方向に長径となっている。
その他は、実施形態1と同様である。
なお、第1貫通孔52の形状は、楕円形状に限らず、例えば楕円に該当しない長円形状や、長方形状その他の多角形状とすることもできる。
本形態のスパークプラグ1において、電極突出部411から内周端部521までの距離は、第1貫通孔52の短径方向で最小となる。それゆえ、電極突出部411は、第1貫通孔52の短径方向に位置する内周端部521との間で放電ギャップGを形成しやすい。それゆえ、スパークプラグ1の組み付け時において、電極突出部411の位置が、第1貫通孔52の長径方向にずれたとしても、確実に放電ギャップGを確保しやすい。その結果、スパークプラグ1の組み付け時において、放電ギャップGを形成しやすい。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態12)
本形態のスパークプラグ1は、実施形態1のスパークプラグ1に対して、中心電極4の形状、及び第1貫通孔52の位置を変更した形態である。
本形態のスパークプラグ1は、図23に示すごとく、先端露出部41を含む中心電極4の中心軸が、プラグ中心軸Cと略同軸上にある。つまり、中心電極4は、電極突出部411(図2参照)を有さない。また、中心電極4の突出側端面412は、第1貫通孔52の内側開口端523よりも、基端側に配されている。
第1貫通孔52は、プラグ中心軸CよりもX2側に配されている。そして、プラグ中心軸Cは、第1貫通孔52を通らない。また、第1貫通孔52は、カバー部5の先端面54を通って、副室51と外部(すなわち主燃焼室6)とを連通するように形成されている。
その他は、実施形態1と同様である。
本形態のスパークプラグ1は、中心電極4の中心軸が、プラグ中心軸Cと略同軸上にある。それゆえ、スパークプラグ1の組み付け時において、放電ギャップGを調整しやすい。
また、電極突出部411(図2参照)を設けないため、スパークプラグ1を簡素化しやすい。
また、第1貫通孔52は、カバー部5の先端面54を通って、副室51と外部とを連通している。それゆえ、スパークプラグ1を内燃機関10に取り付けた際、副室51内の混合気の燃焼によって生じた火炎は、第1貫通孔52を通って、主燃焼室6の先端側に向かって噴出しやすい。その結果、主燃焼室6の広範囲に向けて、火炎を噴出させることができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
上記実施形態1~11においては、中心電極4の先端露出部41及び電極突出部411が、絶縁碍子3の内周側に保持された部位と一体的に形成されている。ただし、先端露出部41又は電極突出部411の少なくとも一部を、それよりも基端側の部位に溶接などの方法で接合した構成とすることもできる。
また、上記実施形態のスパークプラグ1は、カバー部5において、第2貫通孔53が3個形成されている。ただし、第2貫通孔53の数は、内燃機関の条件等によって適宜変更できる。したがって、第2貫通孔53の数は、1個又は2個とすることもできる。また、第2貫通孔53は、4個以上形成することもできる。その一例として、図24に、第2貫通孔53を5個形成した例を示す。
また、第2貫通孔53の径の大きさについても、内燃機関の条件等によって適宜変更できる。したがって、上記実施形態のスパークプラグ1で示したものに限定されない。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1 スパークプラグ
2 ハウジング
3 絶縁碍子
4 中心電極
41 先端露出部
5 カバー部
51 副室
52 第1貫通孔
521 内周端部
G 放電ギャップ
C プラグ中心軸
C1 第1貫通孔の中心

Claims (5)

  1. 筒状の絶縁碍子(3)と、
    該絶縁碍子の内周側に保持されると共に該絶縁碍子の先端側に先端露出部(41)を露出させた中心電極(4)と、
    上記絶縁碍子を内周側に保持する筒状のハウジング(2)と、
    上記先端露出部を覆うように上記ハウジングの先端部に設けられたカバー部(5)と、を有し、
    上記カバー部には、該カバー部の内側の空間である副室(51)と上記カバー部の外部とを連通させる複数の貫通孔が形成されており、
    上記カバー部における上記複数の貫通孔のうち、1個の上記貫通孔は、該貫通孔の内周端部(521)が、上記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成する接地電極となる第1貫通孔(52)であり、
    該第1貫通孔の中心(C1)は、プラグ中心軸(C)から離れている、内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  2. 上記貫通孔として、上記第1貫通孔と、該第1貫通孔とは異なる第2貫通孔(53)とを有し、プラグ軸方向から見て、上記第1貫通孔と上記プラグ中心軸との並び方向において、上記第2貫通孔は上記プラグ中心軸を挟んで上記第1貫通孔と反対側に形成されている、請求項1に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  3. 上記第1貫通孔の中心と、上記第2貫通孔の中心(C2)とを結ぶ線分の長さ(L)は、上記副室の半径(R)よりも長い、請求項2に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  4. 上記中心電極は、上記プラグ中心軸に対して交差する方向に突出した電極突出部(411)を有し、該電極突出部と上記第1貫通孔の上記内周端部との間に、上記放電ギャップが形成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  5. 請求項1~4のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグを備えた内燃機関(10)であって、
    主燃焼室(6)と、
    上記スパークプラグと、
    上記主燃焼室に設けられた吸気バルブ(62)及び排気バルブ(63)と、を有し、
    プラグ軸方向から見て、上記第1貫通孔は、上記プラグ中心軸よりも上記排気バルブに近い側に配されている、内燃機関。
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