JP7272084B2 - 画像形成装置およびヒータ制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置、およびそのような画像形成装置におけるヒータ制御方法に関する。
画像形成装置では、例えば、トナー像が形成され、そのトナー像が記録媒体に転写され、転写されたトナー像が定着部において記録媒体に定着される。この定着動作において、画像形成装置は、定着部に設けられたヒータへの通電を制御する。例えば特許文献1には、ヒータへの通電を制御するヒータ制御装置が開示されている。
特開平09-230740号公報
ところで、画像形成装置には、商用電源などの電源から電力が供給される。画像形成装置のヒータに通電を行う際には、電源の電圧が変動し得る。この電源の電圧変動は、この電源に接続されている照明装置の明暗変化を引き起こす。この場合には、人は、この明暗変化によるちらつき(フリッカ)を感じることがある。よって、画像形成装置では、このフリッカを低減することが望まれている。
フリッカを低減することができる画像形成装置およびヒータ制御方法を提供することが望ましい。
本発明の一実施の形態における画像形成装置は、現像剤を用いて記録媒体に画像を形成する画像形成部と、第1のヒータ電力で発熱する第1のヒータと、第1のヒータ電力よりも小さい第2のヒータ電力で発熱する第2のヒータとを有する定着部と、第1の制御信号に基づいて第1のヒータに電源信号を供給可能な第1のスイッチと、第2の制御信号に基づいて第2のヒータに電源信号を供給可能な第2のスイッチと、第1のトライアックをオンにする第1のレベルと、第1のトライアックをオフにすることが可能な第2のレベルとの間で遷移する第1の制御信号、および第2のトライアックをオンにする第1のレベルと、第2のトライアックをオフにすることが可能な第2のレベルとの間で遷移する第2の制御信号を生成することにより、第1のヒータおよび第2のヒータへの電源信号の供給を制御するヒータ制御部と、電源信号の極性が変化するゼロクロスタイミングを検出することによりゼロクロス信号を生成するゼロクロス検出部とを備える。ヒータ制御部は、第1のトライアックおよび第2のトライアックがともにオフである状態から、第1のトライアックおよび第2のトライアックがともにオンである状態に変化させる第1の動作を行う場合において、ヒータ制御部は、第1のタイミングで、第2の制御信号を第2のレベルから第1のレベルに変化させることにより、第2のトライアックをオフからオンに変化させ、ヒータ制御部は、第1のタイミングから所定の時間以上の第1の時間が経過した第2のタイミングで、第2の制御信号を第1のレベルから第2のレベルに変化させ、第2のトライアックは、第2のタイミングで、オンを維持し、ゼロクロス検出部は、第2のタイミングの後の第3のタイミングで、電源信号に基づいてゼロクロス信号にパルスを発生させ、ヒータ制御部は、第3のタイミングで、ゼロクロス信号に基づいて第1の制御信号を第2のレベルから第1のレベルにへんかさせることにより、第1のトライアックをオフからオンに変化させ、第2のトライアックは、第3のタイミングで、電源信号に基づいてオンからオフに変化し、ヒータ制御部は、第3のタイミングから所定の時間以上の第2の時間が経過した第4のタイミングで、第2の制御信号を第2のレベルから第1のレベルに変化させることにより、第2のトライアックをオフからオンに変化させるように構成される。
本発明の一実施の形態におけるヒータ制御方法は、第1の制御信号に基づいて第1のヒータ電力で発熱する第1のヒータに電源信号を供給可能な第1のトライアックと、第2の制御信号に基づいて第1のヒータ電力よりも小さい第2のヒータ電力で発熱する第2のヒータに電源信号を供給可能な第2のトライアックがともにオフである状態から、第1のトライアックおよび第2のトライアックがともにオンである状態に変化させる第1の動作を行うことを含む。第1の制御信号は、第1のトライアックをオンにする第1のレベルと、第1のトライアックをオフにすることが可能な第2のレベルとの間で遷移する信号であり、第2の制御信号は、第2のトライアックをオンにする第1のレベルと、第2のトライアックをオフにすることが可能な第2のレベルとの間で遷移する信号である。第1の動作は、第1のタイミングで、第2の制御信号を第2のレベルから第1のレベルに変化させることにより、第2のトライアックをオフからオンに変化させることと、第1のタイミングから所定の時間以上の第1の時間が経過した第2のタイミングで、第2の制御信号を前記第1のレベルから第2のレベルに変化させることと、第2のトライアックに、第2のタイミングで、オンを維持させることと、第2のタイミングの後の第3のタイミングで、電源信号に基づいてゼロクロスタイミングを検出することによりゼロクロス信号にパルスを発生させることと、第3のタイミングで、ゼロクロス信号に基づいて第1の制御信号を第2のレベルから第1のレベルに変化させることにより、第1のトライアックをオフからオンに変化させることと、第2のトライアックに、第3のタイミングで、電源信号に基づいてオンからオフに変化させることと、第3のタイミングから所定の時間以上の第2の時間が経過した第4のタイミングで、第2の制御信号を前記第2のレベルから前記第1のレベルに変化させることにより、第2のトライアックをオフからオンに変化させることとを含む。
本発明の一実施の形態における画像形成装置およびヒータ制御方法によれば、第1の動作を行う場合において、第1のタイミングで第2のスイッチをオフからオンに変化させ、第1のタイミングから所定の時間以上の第1の時間が経過した第2のタイミングで第2のスイッチをオンからオフに変化させ、第2のタイミング以後の第3のタイミングで第1のスイッチをオフからオンに変化させ、第3のタイミングから所定の時間以上の第2の時間が経過した第4のタイミングで第2のスイッチをオフからオンに変化させるようにしたので、フリッカを低減することができる。
一実施の形態に係る画像形成装置の一構成例を表す構成図である。 図1に示した定着部の一構成例を表す構成図である。 図1に示した画像形成装置の制御系の一例を表すブロック図である。 図3に示した電源部の一構成例を表す回路図である。 図4に示したトライアックの一動作例を表すタイミング波形図である。 図4に示した電源部の一動作例を表すタイミング波形図である。 図4に示した電源部の一動作例を表す他のタイミング波形図である。 図4に示した電源部の一動作例を表す他のタイミング波形図である。 図4に示した電源部の一動作例を表す他のタイミング波形図である。 図4に示した電源部の一動作例を表す他のタイミング波形図である。 図4に示した電源部の一動作例を表す他のタイミング波形図である。 図4に示した電源部の一動作例を表す他のタイミング波形図である。 比較例に係る電源部の一動作例を表すタイミング波形図である。 実験結果の一例を表す特性図である。 変形例に係る電源部の一動作例を表すタイミング波形図である。 他の変形例に係る電源部の一動作例を表すタイミング波形図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<実施の形態>
[構成例]
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置(画像形成装置1)の一構成例を表すものである。画像形成装置1は、例えば、普通用紙等である記録媒体に対して、電子写真方式により画像を形成するプリンタである。なお、本発明の実施の形態に係るヒータ制御方法は、本実施の形態により具現化されるので、併せて説明する。
画像形成装置1は、媒体収納部5と、ピックアップローラ11と、搬送ローラ12,13と、レジストローラ14と、4つの画像形成部20(画像形成部20K,20Y,20M,20C)と、4つのトナー収容部25(トナー収容部25K,25Y,25M,25C)と、4つの露光部26(露光部26K,26Y,26M,26C)と、転写部30と、定着部40と、搬送ローラ17,18と、排出ローラ19とを備えている。これらの部材は、記録媒体6を搬送する搬送路7に沿って配置されている。
媒体収納部5は、記録媒体6を収納するように構成される。ピックアップローラ11は、媒体収納部5に収納されている記録媒体6をその最上部から1枚ずつ取り出し、取り出した記録媒体6を搬送路7に送り出す部材である。
搬送ローラ12は、搬送路7を挟む1対のローラにより構成される部材である。搬送ローラ13は、搬送路7を挟む1対のローラにより構成される部材である。搬送ローラ12,13は、ピックアップローラ11により取り出された記録媒体6を搬送路7に沿って搬送するようになっている。
レジストローラ14は、搬送路7を挟む1対のローラにより構成され、記録媒体6の斜行を矯正するとともに、搬送路7に沿って記録媒体6を4つの画像形成部20に導くようになっている。
4つの画像形成部20(画像形成部20K,20Y,20M,20C)は、トナー像を形成するように構成される。具体的には、画像形成部20Kは、黒色のトナー像を形成し、画像形成部20Yは、黄色のトナー像を形成し、画像形成部20Mは、マゼンタ色のトナー像を形成し、画像形成部20Cは、シアン色のトナー像を形成するように構成される。画像形成部20K,20Y,20M,20Cは、記録媒体6の搬送方向Fにおいてこの順に配置される。4つの画像形成部20のそれぞれは、感光体21と、帯電ローラ22と、現像ローラ23と、供給ローラ24とを有している。
感光体21は、表面(表層部分)に静電潜像を担持するように構成される。感光体21は、感光体モータ(図示せず)から伝達された動力により、この例では時計回りで回転する。感光体21は、帯電ローラ22により帯電し、対応する露光部26により露光される。具体的には、画像形成部20Kの感光体21は、露光部26Kにより露光され、画像形成部20Yの感光体21は、露光部26Yにより露光され、画像形成部20Mの感光体21は、露光部26Mにより露光され、画像形成部20Cの感光体21は、露光部26Cにより露光される。これにより、感光体21の表面には、静電潜像が形成される。そして、現像ローラ23によりトナーが供給されることにより、感光体21には、静電潜像に応じたトナー像が形成(現像)されるようになっている。
帯電ローラ22は、感光体21の表面(表層部分)を帯電させるように構成される。帯電ローラ22は、感光体21の表面(周面)に接するように配置されるとともに、所定の押し付け量で感光体21に押し付けられるように配置されている。帯電ローラ22は、感光体21の回転に応じて、この例では反時計回りで回転する。帯電ローラ22には、高圧電源部63(後述)により所定の帯電電圧が印加されるようになっている。
現像ローラ23は、帯電したトナーを表面に担持するように構成される。現像ローラ23は、感光体21の表面(周面)に接するように配置されるとともに、所定の押し付け量で感光体21に押し付けられるように配置されている。現像ローラ23は、感光体モータ(図示せず)から伝達された動力により、この例では、反時計回りで回転する。現像ローラ23には、高圧電源部63(後述)により所定の現像電圧が印加されるようになっている。
供給ローラ24は、トナー収容部25内に収容されたトナーを、現像ローラ23に対して供給するように構成される。供給ローラ24は、現像ローラ23の表面(周面)に接するように配置されるとともに、所定の押し付け量で現像ローラ23に押し付けられるように配置されている。供給ローラ24は、感光体モータ(図示せず)から伝達された動力により、この例では反時計回りで回転する。これにより、供給ローラ24の表面と現像ローラ23の表面との間には摩擦が生じ、トナーが、いわゆる摩擦帯電により帯電する。供給ローラ24には、高圧電源部63(後述)により所定の供給電圧が印加されるようになっている。
4つのトナー収容部25(トナー収容部25K,25Y,25M,25C)は、トナーを収容するように構成される。具体的には、トナー収容部25Kは黒色のトナーを収容し、トナー収容部25Yは黄色のトナーを収容し、トナー収容部25Mはマゼンタ色のトナーを収容し、トナー収容部25Cはシアン色のトナーを収容する。
4つの露光部26(露光部26K,26Y,26M,26C)は、4つの画像形成部20の感光体21に対して光をそれぞれ照射するように構成され、例えば、LED(Light Emitting Diode)ヘッドを用いて構成される。露光部26Kは、画像形成部20Kの感光体21に対して光を照射し、露光部26Yは、画像形成部20Yの感光体21に対して光を照射し、露光部26Mは、画像形成部20Mの感光体21に対して光を照射し、露光部26Cは、画像形成部20Cの感光体21に対して光を照射する。これにより、これらの感光体21の表面には、静電潜像が形成されるようになっている。
転写部30は、4つの画像形成部20K,20Y,20M,20Cにより形成されたトナー像を、記録媒体6の被転写面上に転写するように構成される。転写部30は、転写ベルト31と、4つの転写ローラ32(転写ローラ32K,32Y,32M,32C)とを有している。転写ベルト31は、搬送路7に沿って記録媒体6を搬送方向Fに向かって搬送する部材である。4つの転写ローラ32は、対応する画像形成部20の感光体21の表面に形成されたトナー像を、記録媒体6の被転写面上に転写する部材である。転写ローラ32Kは、搬送路7および転写ベルト31を介して画像形成部20Kの感光体21に対向配置されており、転写ローラ32Yは、搬送路7および転写ベルト31を介して画像形成部20Yの感光体21に対向配置されており、転写ローラ32Mは、搬送路7および転写ベルト31を介して画像形成部20Mの感光体21に対向配置されており、転写ローラ32Cは、搬送路7および転写ベルト31を介して画像形成部20Cの感光体21に対向配置されている。転写ローラ32K,32Y,32M,32Cのそれぞれには、高圧電源部63(後述)により所定の転写電圧が印加される。これにより、画像形成装置1では、各画像形成部20により形成されたトナー像が、記録媒体6の被転写面上に転写されるようになっている。
定着部40は、記録媒体6に対し熱および圧力を付与することにより、記録媒体6上に転写されたトナー像を記録媒体6に定着させるように構成される。
図2は、定着部40の一構成例を表すものである。定着部40は、定着ベルト41と、定着ローラ42と、加熱ローラ45と、温度センサ46と、ヒータH1と、ヒータH2とを有している。定着ベルト41は、無端の弾性ベルトであり、定着ローラ42、パッド43、およびガイド部材(図示せず)により張設(張架)されている。定着ローラ42は、定着ベルト41を介して加熱ローラ45との間に圧接部が形成されるように配置され、記録媒体6上のトナーに対して圧力を付与するように構成される。加熱ローラ45は、記録媒体6上のトナーに対して熱を付与するように構成される。温度センサ46は、加熱ローラ45の表面温度を検出するように構成され、例えばサーミスタを用いて構成される。ヒータH1,H2は、例えば、ハロゲンヒータやセラミックヒータ等を用いて構成され、例えば記録媒体6の媒体サイズや厚さ等に応じて選択的に使用される。ヒータH2はヒータH1よりもヒータ電力が小さく、この例では、ヒータH1のヒータ電力PW1は1000Wであり、ヒータH2のヒータ電力PW2は500Wである。これにより、定着部40では、記録媒体6上のトナーが、加熱され、融解し、加圧される。その結果、トナー像が記録媒体6上に定着するようになっている。
搬送ローラ17は、搬送路7を挟む1対のローラにより構成される部材である。搬送ローラ18は、搬送路7を挟む1対のローラにより構成される部材である。搬送ローラ17,18は、搬送路7に沿って記録媒体6を搬送するように構成される。
排出ローラ19は、搬送路7を挟む1対のローラにより構成される部材であり、記録媒体6を画像形成装置1の外に排出するようになっている。
図3は、画像形成装置1における制御系の一例を表すものである。画像形成装置1は、通信部61と、表示操作部62と、高圧電源部63と、モータ制御部64と、露光制御部65と、ヒータ制御部80と、電源部70と、制御部67とを備えている。
通信部61は、例えばUSB(Universal Serial Bus)やLAN(Local Area Network)を用いて通信を行うように構成される。通信部61は、例えば、コンピュータ(図示せず)から送信された印刷データを受信するようになっている。
表示操作部62は、例えばタッチパネルや液晶ディスプレイ等を用いて構成され、ユーザの操作を受け付けるとともに、画像形成装置1の動作状態等を表示するように構成される。
高圧電源部63は、制御部67からの指示に基づいて、帯電電圧、現像電圧、供給電圧、転写電圧等、画像形成装置1で使用される様々な高圧電圧を生成するように構成される。
モータ制御部64は、制御部67からの指示に基づいて、感光体モータ(図示せず)などの各種モータの動作を制御するように構成される。
露光制御部65は、制御部67からの指示に基づいて、4つの露光部26における露光動作を制御するように構成される。
ヒータ制御部80は、制御部67からの指示に基づいて、定着部40のヒータH1,H2の動作を制御するように構成される。
電源部70は、商用電源などの交流電源71から供給された交流の電源信号VACに基づいて、ヒータH1,H2に電力を供給するように構成される。
制御部67は、各ブロックの動作を制御することにより、画像形成装置1の動作を制御するように構成される。具体的には、例えば、通信部61が印刷データを受信した場合には、制御部67は、画像形成装置1が画像形成動作を行うように制御する。画像形成動作において、制御部67は、高圧電源部63が各種高圧電圧を生成するように高圧電源部63の動作を制御し、モータ制御部64が各種モータの動作を制御するようにモータ制御部64の動作を制御し、露光制御部65が4つの露光部26における露光動作を制御するように露光制御部65の動作を制御する。また、制御部67は、ヒータ制御部80が定着部40のヒータH1,H2の動作を制御するように、ヒータ制御部80の動作を制御する。また、制御部67は、表示操作部62が、ユーザの操作を受け付けるとともに、画像形成装置1の動作状態等を表示するように、表示操作部62の動作を制御する。制御部67の機能は、例えば、ハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェアにより実現してもよい。
図4は、電源部70および定着部40の要部の一構成例を表すものである。なお、図4には、説明の便宜上、ヒータ制御部80および制御部67をも描いている。交流電源71は、画像形成装置1の電源端子N1,N2に接続されている。
定着部40は、ヒータH1,H2、および温度センサ46に加え、さらに温度検出部47を有している。ヒータH1の一端は電源端子N1に接続され、他端は電源部70のトライアックTR1(後述)に接続される。ヒータH2の一端は電源端子N1に接続され、他端は電源部70のトライアックTR2(後述)に接続される。温度検出部47は、温度センサ46と接続され、温度センサ46の検出結果に基づいて温度を検出するように構成される。そして、温度検出部47は、検出した温度に基づいて、温度検出信号TMPを生成し、この温度検出信号TMPをヒータ制御部80に供給するようになっている。
ヒータ制御部80は、制御部67からの指示、ゼロクロス信号SZ(後述)、および温度検出信号TMPに基づいて、ヒータH1,H2の動作についての制御情報であるヒータ制御情報CIを生成し、このヒータ制御情報CIを出力回路73に供給するように構成される。
電源部70は、電源信号VACに基づいてゼロクロス信号SZを生成するとともに、ヒータ制御情報CIに基づいて、ヒータH1,H2に電源信号VACを供給するように構成される。電源部70は、ゼロクロス検出回路72と、出力回路73と、トライアックTR1,TR2とを有している。
ゼロクロス検出回路72は、交流電源71から供給された交流の電源信号VACに基づいて、電源信号VACのゼロクロスタイミングを検出することにより、ゼロクロス信号SZを生成するように構成される。ゼロクロス信号SZは、例えば、電源信号VACのゼロクロスタイミングを含む所定の幅の期間において高レベルになり、その他の期間において低レベルになる信号である。そして、ゼロクロス検出回路72は、生成したゼロクロス信号SZをヒータ制御部80に供給するようになっている。
出力回路73は、ヒータ制御部80から供給されたヒータ制御情報CIに基づいて、ヒータ制御信号S1,S2を生成し、ヒータ制御信号S1をトライアックTR1に供給するとともに、ヒータ制御信号S2をトライアックTR2に供給するように構成される。
トライアックTR1,TR2のそれぞれは、オン状態とオフ状態との間で変化可能な半導体スイッチング素子であり、AC(Alternating Current)スイッチとして動作するように構成される。トライアックTR1は、画像形成装置1の電源端子N2とヒータH1の他端とを結ぶ経路に配置され、トライアックTR1のゲートにはヒータ制御信号S1が供給される。このトライアックTR1は、ヒータ制御信号S1に基づいてオン状態またはオフ状態になり、オン状態である場合には電源信号VACをヒータH1に供給し、オフ状態である場合には電源信号VACのヒータH1への供給を停止する。トライアックTR2は、画像形成装置1の電源端子N2とヒータH2の他端とを結ぶ経路に配置され、トライアックTR2のゲートにはヒータ制御信号S2が供給される。トライアックTR2は、ヒータ制御信号S2に基づいてオン状態またはオフ状態になり、オン状態である場合には電源信号VACをヒータH2に供給し、オフ状態である場合には電源信号VACのヒータH2への供給を停止するようになっている。
この構成により、ヒータ制御部80は、制御部67からの指示に基づいて、定着部40のヒータH1,H2の動作を制御する。具体的には、ヒータ制御部80は、ゼロクロス信号SZおよび温度検出信号TMPに基づいて、ヒータH1,H2の動作についての制御情報であるヒータ制御情報CIを生成する。出力回路73は、このヒータ制御情報CIに基づいて、ヒータ制御信号S1,S2を生成し、トライアックTR1にヒータ制御信号S1を供給するとともに、トライアックTR2にヒータ制御信号S2を供給する。トライアックTR1は、ヒータ制御信号S1に基づいてオン状態またはオフ状態になる。トライアックTR1は、オン状態である場合には、電源信号VACをヒータH1に供給する。トライアックTR2は、ヒータ制御信号S2に基づいてオン状態またはオフ状態になる。トライアックTR2は、オン状態である場合には、電源信号VACをヒータH2に供給する。このようにして、ヒータ制御部80は、ヒータH1,H2への電源信号VACの供給を制御するようになっている。
ここで、ヒータH1は、本発明における「第1のヒータ」の一具体例に対応する。ヒータH2は、本発明における「第2のヒータ」の一具体例に対応する。トライアックTR1は、本発明における「第1のスイッチ」の一具体例に対応する。トライアックTR2は、本発明における「第2のスイッチ」の一具体例に対応する。ヒータ制御信号S1は、本発明における「第1の制御信号」の一具体例に対応する。ヒータ制御信号S2は、本発明における「第2の制御信号」の一具体例に対応する。出力回路73およびヒータ制御部80は、本発明における「ヒータ制御部」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態の画像形成装置1の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
まず、図1~3を参照して、画像形成装置1の全体動作概要を説明する。通信部61が印刷データを受信すると、制御部67は、画像形成装置1が画像形成動作を行うように制御する。画像形成動作では、モータ制御部64は、制御部67からの指示に基づいて、ピックアップローラ11、搬送ローラ12,13、およびレジストローラ14の動作を制御することにより、記録媒体6を搬送路7に沿って搬送させる。そして、モータ制御部64は、制御部67からの指示に基づいて、図示しない感光体モータを制御することにより、4つの画像形成部20における各種ローラの動作を制御する。露光制御部65は、制御部67からの指示に基づいて、印刷データに応じて、4つの露光部26の動作を制御する。高圧電源部63は、制御部67からの指示に基づいて、帯電電圧、現像電圧、供給電圧を生成する。これにより、各画像形成部20の感光体21の表面には、静電潜像が形成され、その静電潜像に応じてトナー像が形成される。高圧電源部63は、制御部67からの指示に基づいて、転写電圧を生成する。モータ制御部64は、制御部67からの指示に基づいて、転写ベルト31を循環搬送させる。これにより、記録媒体6の被転写面上に画像形成部20のトナー像が転写される。ヒータ制御部80は、制御部67からの指示に基づいて、ヒータH1,H2への電源信号VACの供給を制御することにより、ヒータH1,H2を加熱させる。これにより、定着部40では、記録媒体6上のトナーが、加熱され、融解し、加圧され、その結果、トナー像が記録媒体6上に定着する。そして、モータ制御部64は、制御部67からの指示に基づいて、搬送ローラ17,18および排出ローラ19の動作を制御することにより、トナー像が定着した記録媒体6を排出させる。
(詳細動作)
次に、ヒータ制御部80が、ヒータH1,H2への電源信号VACの供給を制御する動作について詳細に説明する。
ヒータ制御部80は、ゼロクロス信号SZ、温度検出信号TMPに基づいて、ヒータ制御情報CIを生成する。具体的には、定着部40の温度検出部47は、温度センサ46の検出結果に基づいて温度を検出する。温度検出部47は、検出した温度に基づいて温度検出信号TMPを生成し、温度検出信号TMPをヒータ制御部80に供給する。また、電源部70において、ゼロクロス検出回路72は、電源信号VACに基づいてゼロクロス信号SZを生成し、ゼロクロス信号SZをヒータ制御部80に供給する。ヒータ制御部80は、ゼロクロス信号SZおよび温度検出信号TMPに基づいて、ヒータ制御情報CIを生成する。そして、ヒータ制御部80は、このヒータ制御情報CIを出力回路73に供給する。
電源部70の出力回路73は、ヒータ制御情報CIに基づいて、ヒータ制御信号S1,S2を生成する。そして、出力回路73は、ヒータ制御信号S1をトライアックTR1に供給するとともに、ヒータ制御信号S2をトライアックTR2に供給する。
トライアックTR1は、ヒータ制御信号S1に基づいて、オン状態またはオフ状態になる。トライアックTR1は、オン状態の場合には電源信号VACをヒータH1に供給し、オフ状態の場合には電源信号VACのヒータH1への供給を停止する。同様に、トライアックTR2は、ヒータ制御信号S2に基づいて、オン状態またはオフ状態になる。トライアックTR2は、オン状態の場合には電源信号VACをヒータH2に供給し、オフ状態の場合には電源信号VACのヒータH2への供給を停止する。
以下に、一例として、通常のトライアック(トライアックTR)の基本動作について説明する。このトライアックTRは、本実施の形態の場合(図4)と同様に、ヒータHに接続され、ヒータ制御信号Sに基づいて、ヒータHへの電源信号VACの供給を制御する。
図5は、トライアックTRの一動作例を表すものであり、(A)は電源信号VACの波形を示し、(B)はヒータHに印加される電圧(ヒータ印加電圧VH)の波形を示し、(C)はゼロクロス信号SZの波形を示し、(D)はヒータ制御信号Sの波形を示す。この例では、電源信号VACの波形は、例えば、50Hzの周波数を有する正弦波である。なお、電源信号VACの周波数を50Hzにしたが、これに限定されるものではなく、例えば60Hz等であってもよい。ゼロクロス検出回路は、図5(C)に示したように、電源信号VACのゼロクロスタイミングを含む所定の幅の期間において高レベルになり、その他の期間において低レベルになるゼロクロス信号SZを生成する。
タイミングt1より前の期間において、ヒータ制御信号Sは低レベルである(図5(D))。よって、トライアックTRはオフ状態であり、ヒータHには電源信号VACは供給されていない。
そして、タイミングt1において、ヒータ制御信号Sは低レベルから高レベルに変化する(図5(D))。これにより、トライアックTRがオフ状態からオン状態に変化し、ヒータHには電源信号VACが供給される(図5(B))。
次に、タイミングt2において、ヒータ制御信号Sは高レベルから低レベルに変化する(図5(D))。このタイミングt2から、以後に最初に電源信号VACが0Vになるまで、トライアックTRはオン状態に維持され、ヒータHへの電源信号VACの供給は維持される(図5(B))。
次に、タイミングt3において、電源信号VACは0Vになり、電源信号VACの電圧が正の電圧から負の電圧に切り替わる(図5(A))。これにより、トライアックTRがオン状態からオフ状態に変化するので、ヒータHへの電源信号VACの供給が停止し、ヒータ印加電圧VHは0Vになる(図5(B))。また、このタイミングt3付近では、電源信号VACは0Vになるので、ゼロクロス信号SZは高レベルになる。
このように、ヒータ制御信号Sが高レベルから低レベルに変化した後に、最初に電源信号VACが0Vになったタイミングで、トライアックTRがオン状態からオフ状態になる。この例では、電源信号VACの周波数が50Hzであるため、ヒータ制御信号Sが低レベルに変化したタイミングから、トライアックTRがオフ状態になるタイミングまでの時間は、最大で10ミリ秒になり得る。
次に、ヒータ制御部80によるヒータH1,H2の制御の具体例について詳細に説明する。ヒータH1のヒータ電力PW1は1000Wであり、ヒータH2のヒータ電力PW2は500Wであるので、ヒータ制御部80は、ヒータ電力PW1およびヒータ電力PW2の合計電力(合計ヒータ電力PW)を、0W,500W,1000W,1500Wに設定することができる。以下に、合計ヒータ電力PWの電力変更制御について、例を挙げて詳細に説明する。
(0Wと500Wとの間の電力変更制御)
図6は、合計ヒータ電力PWを、0Wから500W、および500Wから0Wに変更する制御の一動作例を表すものであり、(A)は電源信号VACの実効値の波形を示し、(B)はヒータH1に流れるヒータ電流IH1およびヒータH2に流れるヒータ電流IH2の合計電流である合計ヒータ電流IHtotalの実効値の波形を示し、(C)はヒータ制御信号S1の波形を示し、(D)はヒータ制御信号S2の波形を示す。この図6は、数秒程度の長さの期間における波形を示している。この例では、図6(C)に示したように、ヒータ制御信号S1は、この動作において低レベルに維持される。すなわち、ヒータH1は通電していない状態に維持される。
まず、ヒータ制御部80は、合計ヒータ電力PWを0Wから500Wに変更する制御を行う。すなわち、ヒータ制御部80は、トライアックTR1およびトライアックTR2がともにオフ状態である状態から、トライアックTR1がオフ状態でありトライアックTR2がオン状態である状態に変化させる動作OP1を行う。
図6では、ヒータH1およびヒータH2がともに通電していない状態から動作が始まる。すなわち、まず、合計ヒータ電力PWは0Wである。タイミングt21において、ヒータ制御信号S2は低レベルから高レベルに変化し(図6(D))、これに応じてトライアックTR2がオフ状態からオン状態に変化する。これにより、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を開始し、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が上昇する(図6(B))。また、これに伴い、電源信号VACには電圧降下が生じ、電源信号VACの実効値は100Vから低下する(図6(A))。このようにして、ヒータ制御部80は、ヒータH2への通電を開始させる。すなわち、合計ヒータ電力PWは500Wになる。このように、動作OP1では、合計ヒータ電力PWは、0Wから500Wに直接的に変更される。
次に、ヒータ制御部80は、合計ヒータ電力PWを500Wから0Wに変更する制御を行う。すなわち、ヒータ制御部80は、トライアックTR1がオフ状態でありトライアックTR2がオン状態である状態から、トライアックTR1およびトライアックTR2がともにオフ状態である状態に変化させる動作OP2を行う。
タイミングt21以後、ヒータH2は通電している。すなわち、まず、合計ヒータ電力PWは500Wである。タイミングt21より後のタイミングt22において、ヒータ制御信号S2は高レベルから低レベルに変化する(図6(D))。そして、これに応じて、このタイミングt22以後に最初に電源信号VACが0Vになるタイミングt23において、トライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化する。これにより、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を停止し、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が低下する(図6(B))。また、これに伴い、電源信号VACにおいて発生していた電圧降下が解消し、電源信号VACの実効値は100Vに上昇する(図6(A))。このようにして、ヒータ制御部80はヒータH2への通電を停止させる。すなわち、合計ヒータ電力PWは0Wになる。このように、動作OP2では、合計ヒータ電力PWは、500Wから0Wに直接的に変更される。
(500Wと1000Wとの間の電力変更制御)
図7は、合計ヒータ電力PWを、500Wから1000W、および1000Wから500Wに変更する制御の一動作例を表すものである。
まず、ヒータ制御部80は、合計ヒータ電力PWを500Wから1000Wに変更する制御を行う。すなわち、ヒータ制御部80は、トライアックTR1がオフ状態でありトライアックTR2がオン状態である状態から、トライアックTR1がオン状態でありトライアックTR2がオフ状態である状態に変化させる動作OP3を行う。
図7では、ヒータH1が通電しておらず、かつヒータH2が通電している状態から動作が始まる。すなわち、まず、合計ヒータ電力PWは500Wである。タイミングt31において、ヒータ制御信号S2は高レベルから低レベルに変化する(図7(D))。そして、これに応じて、このタイミングt31以後に最初に電源信号VACが0Vになるタイミングt32において、トライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化する。これにより、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を停止する。また、このタイミングt32において、ヒータ制御信号S1は、ゼロクロス信号SZと同期して低レベルから高レベルに変化し(図7(C))、これに応じてトライアックTR1がオフ状態からオン状態に変化する。すなわち、この例では、出力回路73は、ヒータ制御部80から供給されたヒータ制御情報CIに基づいて、ゼロクロス信号SZと同期したタイミングで、ヒータ制御信号S1を遷移させる。なお、ヒータ制御信号S1の遷移タイミングが、ゼロクロス信号SZと同期しないようにしてもよい。これにより、トライアックTR1はヒータH1への電源信号VACの供給を開始する。ヒータH2への電源信号VACの供給の停止、およびヒータH1への電源信号VACの供給の開始により、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が上昇する(図7(B))。また、これに伴い、電源信号VACの電圧降下量が増加し、電源信号VACの実効値は低下する(図7(A))。このように、ヒータ制御部80は、ヒータH2への通電を停止させ、ヒータH1への通電を開始させる。すなわち、合計ヒータ電力PWは1000Wになる。このように、動作OP3では、合計ヒータ電力PWは、500Wから1000Wに直接的に変更される。
次に、ヒータ制御部80は、合計ヒータ電力PWを1000Wから500Wに変更する制御を行う。すなわち、ヒータ制御部80は、トライアックTR1がオン状態でありトライアックTR2がオフ状態である状態から、トライアックTR1がオフ状態でありトライアックTR2がオン状態である状態に変化させる動作OP4を行う。
タイミングt32以後、ヒータH1は通電している。すなわち、まず、合計ヒータ電力PWは1000Wである。タイミングt32より後のタイミングt33において、ヒータ制御信号S1は高レベルから低レベルに変化する(図7(C))。そして、これに応じて、このタイミングt33以後に最初に電源信号VACが0Vになるタイミングt34において、トライアックTR1がオン状態からオフ状態に変化する。これにより、トライアックTR1はヒータH1への電源信号VACの供給を停止する。また、このタイミングt34において、ヒータ制御信号S2は、ゼロクロス信号SZと同期したタイミングで低レベルから高レベルに変化し(図7(D))、これに応じてトライアックTR2がオフ状態からオン状態に変化する。これにより、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を開始する。ヒータH1への電源信号VACの供給の停止、およびヒータH2への電源信号VACの供給の開始により、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が低下する(図7(B))。また、これに伴い、電源信号VACの電圧降下量が減少し、電源信号VACの実効値は上昇する(図7(A))。このように、ヒータ制御部80は、ヒータH1への通電を停止させ、ヒータH2への通電を開始させる。すなわち、合計ヒータ電力PWは500Wになる。このように、動作OP4では、合計ヒータ電力PWは、1000Wから500Wに直接的に変更される。
(1000Wと1500Wとの間の電力変更制御)
図8は、合計ヒータ電力PWを、1000Wから1500W、および1500Wから1000Wに変更する制御の一動作例を表すものである。図8(C)に示したように、ヒータ制御信号S1は、この動作において高レベルに維持される。すなわち、ヒータH1は通電している状態に維持される。
まず、ヒータ制御部80が、合計ヒータ電力PWを1000Wから1500Wに変更する制御を行う。すなわち、ヒータ制御部80は、トライアックTR1がオン状態でありトライアックTR2がオフ状態である状態から、トライアックTR1およびトライアックTR2がともにオンである状態に変化させる動作OP5を行う。
図8では、ヒータH2が通電していない状態から動作が始まる。すなわち、まず、合計ヒータ電力PWは1000Wである。タイミングt41において、ヒータ制御信号S2は低レベルから高レベルに変化し(図8(D))、これに応じてトライアックTR2がオフ状態からオン状態に変化する。これにより、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を開始し、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が上昇する(図8(B))。また、これに伴い、電源信号VACの電圧降下量が増加し、電源信号VACの実効値は低下する(図8(A))。このように、ヒータ制御部80はヒータH2への通電を開始させる。すなわち、合計ヒータ電力PWは1500Wになる。このように、動作OP5では、合計ヒータ電力PWは、1000Wから1500Wに直接的に変更される。
次に、ヒータ制御部80が、合計ヒータ電力PWを1500Wから1000Wに変更する制御を行う。ヒータ制御部80は、トライアックTR1およびトライアックTR2がともにオン状態である状態から、トライアックTR1がオン状態でありトライアックTR2がオフ状態である状態に変化させる動作OP6を行う。
タイミングt41以後、ヒータH2は通電している。すなわち、まず、合計ヒータ電力PWは1500Wである。タイミングt41より後のタイミングt42において、ヒータ制御信号S2は高レベルから低レベルに変化する(図8(D))。そして、これに応じて、このタイミングt42以後に最初に電源信号VACが0Vになるタイミングt43において、トライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化する。これにより、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を停止し、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が低下する(図8(B))。また、これに伴い、電源信号VACの電圧降下量が減少し、電源信号VACの実効値は上昇する(図8(A))。このように、ヒータ制御部80はヒータH2への通電を停止させる。すなわち、合計ヒータ電力PWは1000Wになる。このように、動作OP6では、合計ヒータ電力PWは、1500Wから1000Wに直接的に変更される。
(0Wと1000Wとの間の電力変更制御)
図9は、合計ヒータ電力PWを、0Wから1000W、および1000Wから0Wに変更する制御の一動作例を表すものである。
まず、ヒータ制御部80が、合計ヒータ電力PWを0Wから1000Wに変更する制御を行う。すなわち、ヒータ制御部80は、トライアックTR1およびトライアックTR2がともにオフ状態である状態から、トライアックTR1がオン状態でありトライアックTR2がオフ状態である状態に変化させる動作OP7を行う。ここで、動作OP7は、本発明における「第2の動作」の一具体例に対応する。
図9では、ヒータH1およびヒータH2が通電していない状態から動作が始まる。すなわち、まず、合計ヒータ電力PWは0Wである。タイミングt51において、ヒータ制御信号S2は低レベルから高レベルに変化し(図9(D))、これに応じてトライアックTR2がオフ状態からオン状態に変化する。これにより、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を開始し、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が上昇する(図9(B))。また、これに伴い、電源信号VACの電圧降下が発生し、電源信号VACの実効値は100Vから低下する(図9(A))。
タイミングt51より後のタイミングt52において、ヒータ制御信号S2は高レベルから低レベルに変化する(図9(D))。そして、これに応じて、このタイミングt52以後に最初に電源信号VACが0Vになるタイミングt53において、トライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化する。これにより、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を停止する。また、このタイミングt53において、ヒータ制御信号S1は、ゼロクロス信号SZと同期したタイミングで低レベルから高レベルに変化し(図9(C))、これに応じて、トライアックTR1がオフ状態からオン状態に変化する。これにより、トライアックTR1はヒータH1への電源信号VACの供給を開始する。ヒータH2への電源信号VACの供給の停止、およびヒータH1への電源信号VACの供給の開始により、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が上昇する(図9(B))。また、これに伴い、電源信号VACの電圧降下量が増加し、電源信号VACの実効値は低下する(図9(A))。このように、動作OP7では、ヒータH1が通電しておらず、かつヒータH2が通電している過渡状態を経て、ヒータH1への通電を開始させる。すなわち、合計ヒータ電力PWは、0Wから、500Wを経て、1000Wになる。このように、動作OP7では、合計ヒータ電力PWは、0Wから1000Wに段階的に変更される。
次に、ヒータ制御部80が、合計ヒータ電力PWを1000Wから0Wに変更する制御を行う。すなわち、ヒータ制御部80は、トライアックTR1がオン状態でありトライアックTR2がオフ状態である状態から、トライアックTR1およびトライアックTR2がともにオフ状態である状態に変化させる動作OP8を行う。
タイミングt53以後、ヒータH1は通電している。すなわち、まず、合計ヒータ電力PWは1000Wである。タイミングt53より後のタイミングt54において、ヒータ制御信号S1は高レベルから低レベルに変化する(図9(C))。そして、これに応じて、このタイミングt54以後に最初に電源信号VACが0Vになるタイミングt55において、トライアックTR1がオン状態からオフ状態に変化する。これにより、トライアックTR1はヒータH1への電源信号VACの供給を停止する。また、このタイミングt55において、ヒータ制御信号S2は、ゼロクロス信号SZと同期したタイミングで低レベルから高レベルに変化し(図9(D))、これに応じて、トライアックTR2がオフ状態からオン状態に変化する。これにより、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を開始する。ヒータH1への電源信号VACの供給の停止、およびヒータH2への電源信号VACの供給の開始により、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が低下する(図9(B))。また、これに伴い、電源信号VACの電圧降下量が減少し、電源信号VACの実効値は上昇する(図9(A))。
タイミングt55より後のタイミングt56において、ヒータ制御信号S2は高レベルから低レベルに変化する(図9(D))。そして、これに応じて、このタイミングt56以後に最初に電源信号VACが0Vになるタイミングt57において、トライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化する。これにより、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を停止し、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が低下する(図9(B))。また、これに伴い、電源信号VACの電圧降下が解消し、電源信号VACの実効値は100Vに上昇する(図9(A))。このように、動作OP8では、ヒータ制御部80は、ヒータH1が通電しておらず、かつヒータH2が通電している過渡状態を経て、ヒータH2への通電を停止させる。すなわち、合計ヒータ電力PWは、1000Wから、500Wを経て、0Wになる。このように、動作OP8では、合計ヒータ電力PWは、1000Wから0Wに段階的に変更される。
ここで、タイミングt51からタイミングt53までの時間、およびタイミングt55からタイミングt57までの時間は、例えば、所定の長さの時間T0以上の時間に設定することができる。この時間T0は、例えば、100ミリ秒にすることができる。これにより、画像形成装置1では、電源信号VACの電圧の急激な変化を緩和することができるので、人は、交流電源71に接続された照明装置の急激な明暗変化を認識しにくくなる。その結果、人がフリッカを感じるおそれを低減することができる。
(500Wと1500Wとの間の電力変更制御)
図10は、合計ヒータ電力PWを、500Wから1500W、および1500Wから500Wに変更する制御の一動作例を表すものである。
まず、ヒータ制御部80が、合計ヒータ電力PWを500Wから1500Wに変更する制御を行う。すなわち、ヒータ制御部80は、トライアックTR1がオフ状態でありトライアックTR2がオン状態である状態から、トライアックTR1およびトライアックTR2がともにオン状態である状態に変化させる動作OP9を行う。ここで、動作OP9は、本発明における「第3の動作」の一具体例に対応する。
図10では、ヒータH1が通電しておらず、かつヒータH2が通電している状態から動作が始まる。すなわち、まず、合計ヒータ電力PWは500Wである。タイミングt61において、ヒータ制御信号S2は高レベルから低レベルに変化する(図10(D))。そして、これに応じて、このタイミングt61以後に最初に電源信号VACが0Vになるタイミングt62において、トライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化する。これにより、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を停止する。また、このタイミングt62において、ヒータ制御信号S1は、ゼロクロス信号SZと同期して低レベルから高レベルに変化し(図10(C))、これに応じて、トライアックTR1がオフ状態からオン状態に変化する。これにより、トライアックTR1はヒータH1への電源信号VACの供給を開始する。ヒータH2への電源信号VACの供給の停止、およびヒータH1への電源信号VACの供給の開始により、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が上昇する(図10(B))。また、これに伴い、電源信号VACの電圧降下量が増加し、電源信号VACの実効値は低下する(図10(A))。
タイミングt62より後のタイミングt63において、ヒータ制御信号S2は低レベルから高レベルに変化し(図10(D))、これに応じて、トライアックTR2がオフ状態からオン状態に変化する。これにより、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を開始し、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が上昇する。また、これに伴い、電源信号VACの電圧降下量が増加し、電源信号VACの実効値は低下する(図10(A))。このように、動作OP9では、ヒータ制御部80は、ヒータH1が通電し、かつヒータH2が通電していない過渡状態を経て、ヒータH2への通電を開始させる。すなわち、合計ヒータ電力PWは、500Wから、1000Wを経て、1500Wになる。このように、動作OP9では、合計ヒータ電力PWは、500Wから1500Wに段階的に変更される。
次に、ヒータ制御部80が、合計ヒータ電力PWを1500Wから500Wに変更する制御を行う。すなわち、ヒータ制御部80は、トライアックTR1およびトライアックTR2がともにオン状態である状態から、トライアックTR1がオフ状態でありトライアックTR2がオン状態である状態に変化させる動作OP10を行う。
タイミングt63以後、ヒータH1およびヒータH2は通電している。すなわち、まず、合計ヒータ電力PWは1500Wである。タイミングt63より後のタイミングt64において、ヒータ制御信号S2は高レベルから低レベルに変化する(図10(D))。そして、これに応じて、このタイミングt64以後に最初に電源信号VACが0Vになるタイミングt65においてトライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化する。これにより、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を停止し、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が低下する(図10(B))。また、これに伴い、電源信号VACの電圧降下量が減少し、電源信号VACの実効値は上昇する(図10(A))。
タイミングt65より後のタイミングt66において、ヒータ制御信号S1は高レベルから低レベルに変化する(図10(C))。そして、これに応じて、このタイミングt66以後に最初に電源信号VACが0Vになるタイミングt67において、トライアックTR1がオン状態からオフ状態に変化する。これにより、トライアックTR1はヒータH1への電源信号VACの供給を停止する。また、このタイミングt67において、ヒータ制御信号S2は、ゼロクロス信号SZと同期して低レベルから高レベルに変化し(図10(D))、これに応じて、トライアックTR2がオフ状態からオン状態に変化する。これにより、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を開始する。ヒータH1への電源信号VACの供給の停止、およびヒータH2への電源信号VACの供給の開始により、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が低下する(図10(B))。また、これに伴い、電源信号VACの電圧降下量が減少し、電源信号VACの実効値は上昇する(図10(A))。このように、動作OP10では、ヒータ制御部80は、ヒータH1が通電し、かつヒータH2が通電していない過渡状態を経て、ヒータH1への通電を停止し、ヒータH2への通電を開始させる。すなわち、合計ヒータ電力PWは、1500Wから、1000Wを経て、500Wになる。このように、動作OP10では、合計ヒータ電力PWは、1500Wから500Wに段階的に変更される。
ここで、タイミングt62からタイミングt63までの時間、およびタイミングt65からタイミングt67までの時間は、例えば、所定の長さの時間T0(例えば100ミリ秒)以上の時間に設定することができる。
(0Wと1500Wとの間の電力変更制御)
図11は、合計ヒータ電力PWを、0Wから1500W、および1500Wから0Wに変更する制御の一動作例を表すものである。
まず、ヒータ制御部80が、合計ヒータ電力PWを0Wから1500Wに変更する制御を行う。すなわち、ヒータ制御部80は、トライアックTR1およびトライアックTR2がともにオフ状態である状態から、トライアックTR1およびトライアックTR2がともにオン状態である状態に変化させる動作OP11を行う。ここで、動作OP11は、本発明における「第1の動作」の一具体例に対応する。
図11では、ヒータH1およびヒータH2が通電していない状態から動作が始まる。すなわち、まず、合計ヒータ電力PWは0Wである。タイミングt11において、ヒータ制御信号S2は低レベルから高レベルに変化し(図11(D))、これに応じて、トライアックTR2がオフ状態からオン状態に変化する。これにより、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を開始し、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が上昇する(図11(B))。また、これに伴い、電源信号VACの電圧降下が発生し、電源信号VACの実効値は100Vから低下する(図11(A))。
タイミングt11より後のタイミングt12において、ヒータ制御信号S2は高レベルから低レベルに変化する(図11(D))。そして、これに応じて、このタイミングt12以後に最初に電源信号VACが0Vになるタイミングt13において、トライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化する。これにより、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を停止する。また、このタイミングt13において、ヒータ制御信号S1は、ゼロクロス信号SZと同期して低レベルから高レベルに変化し(図11(C))、これに応じて、トライアックTR1がオフ状態からオン状態に変化する。これにより、トライアックTR1はヒータH1への電源信号VACの供給を開始する。ヒータH2への電源信号VACの供給の停止、およびヒータH1への電源信号VACの供給の開始により、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が上昇する(図11(B))。また、これに伴い、電源信号VACの電圧降下量が増加し、電源信号VACの実効値は低下する(図11(A))。
タイミングt13より後のタイミングt14において、ヒータ制御信号S2は低レベルから高レベルに変化し(図11(D))、これに応じて、トライアックTR2がオフ状態からオン状態に変化する。これにより、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を開始し、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が上昇する(図11(B))。また、これに伴い、電源信号VACの電圧降下量が増加し、電源信号VACの実効値は低下する(図11(A))。このように、動作OP11では、ヒータ制御部80は、ヒータH1が通電しておらず、かつヒータH2が通電している第1の過渡状態、および、ヒータH1が通電しており、かつヒータH2が通電していない第2の過渡状態を経て、ヒータH2への通電を開始させる。すなわち、合計ヒータ電力PWは、0Wから、500W、および1000Wを経て、1500Wになる。このように、動作OP11では、合計ヒータ電力PWは、0Wから1500Wに段階的に変更される。ここで、タイミングt11は、本発明における「第1のタイミング」の一具体例に対応する。タイミングt11からタイミングt12までの時間は、本発明における「第1の時間」の一具体例に対応する。タイミングt12は、本発明における「第2のタイミング」の一具体例に対応し、タイミングt13は、本発明における「第3のタイミング」の一具体例に対応する。タイミングt13からタイミングt14までの時間は、本発明における「第2の時間」の一具体例に対応する。タイミングt14は、本発明における「第4のタイミング」の一具体例に対応する。
次に、ヒータ制御部80が、合計ヒータ電力PWを1500Wから0Wに変更する制御を行う。すなわち、ヒータ制御部80は、トライアックTR1およびトライアックTR2がともにオンである状態から、トライアックTR1およびトライアックTR2がともにオフである状態に変化させる動作OP12を行う。ここで、動作OP12は、本発明における「第4の動作」の一具体例に対応する。
タイミングt14以後、ヒータH1およびヒータH2は通電している。すなわち、まず、合計ヒータ電力PWは1500Wである。タイミングt14より後のタイミングt15において、ヒータ制御信号S2は高レベルから低レベルに変化する(図11(D))。そして、これに応じて、このタイミングt15以後に最初に電源信号VACが0Vになるタイミングt16においてトライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化する。これにより、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を停止し、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が低下する(図11(B))。また、これに伴い、電源信号VACの電圧降下量が減少し、電源信号VACの実効値は上昇する(図11(A))。
タイミングt16より後のタイミングt17において、ヒータ制御信号S1は高レベルから低レベルに変化する(図11(C))。そして、これに応じて、このタイミングt17以後に最初に電源信号VACが0Vになるタイミングt18において、トライアックTR1がオン状態からオフ状態に変化する。これにより、トライアックTR1はヒータH1への電源信号VACの供給を停止する。また、このタイミングt18において、ヒータ制御信号S2は、ゼロクロス信号SZと同期して低レベルから高レベルに変化し(図11(D))、これに応じて、トライアックTR2がオフ状態からオン状態に変化する。これにより、トライアックTR2は、ヒータH2への電源信号VACの供給を開始する。ヒータH1への電源信号VACの供給の停止、およびヒータH2への電源信号VACの供給の開始により、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が低下する(図11(B))。また、これに伴い、電源信号VACの電圧降下量が減少し、電源信号VACの実効値は上昇する(図11(A))。
タイミングt18より後のタイミングt19において、ヒータ制御信号S2は高レベルから低レベルに変化する(図11(D))。そして、これに応じて、このタイミングt19以後に最初に電源信号VACが0Vになるタイミングt20においてトライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化する。これにより、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を停止し、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が低下する(図11(B))。また、これに伴い、電源信号VACの電圧降下が解消し、電源信号VACの実効値は100Vに上昇する(図11(A))。このように、動作OP12では、ヒータ制御部80は、ヒータH1が通電し、かつヒータH2が通電していない第1の過渡状態、およびヒータH1が通電しておらず、かつヒータH2が通電している第2の過渡状態を経て、ヒータH2への通電を停止させる。すなわち、合計ヒータ電力PWは、1500Wから、1000W、および500Wを経て、0Wになる。このように、動作OP12では、合計ヒータ電力PWは、1500Wから0Wに段階的に変更される。
ここで、タイミングt11からタイミングt13までの時間、タイミングt13からタイミングt14までの時間、タイミングt16からタイミングt18までの時間、およびタイミングt18からタイミングt20までの時間は、例えば、所定の長さの時間T0(例えば100ミリ秒)以上の時間に設定することができる。
次に、図11におけるタイミングt12からタイミングt13付近における電源部70の動作について詳細に説明する。
図12は、電源部70の一動作例を表すものである。(A)は合計ヒータ電流IHtotalの波形を示し、(B)はヒータH1に流れるヒータ電流IH1の波形を示し、(C)はヒータH2に流れるヒータ電流IH2の波形を示し、(D)はゼロクロス信号SZの波形を示し、(E)はヒータ制御信号S1の波形を示し、(F)はヒータ制御信号S2の波形を示す。
上述したように、タイミングt12において、ヒータ制御信号S2が高レベルから低レベルに変化し(図12(F))、このタイミングt12以後に最初に電源信号VACが0Vになるタイミングt13において、トライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化する。タイミングt12からタイミングt13の期間では、トライアックTR1はオフ状態であるため、ヒータ電流IH1は流れず、トライアックTR2はオン状態であるため、ヒータ電流IH2が流れる。そして、タイミングt13において、ヒータ制御信号S1は、ゼロクロス信号SZと同期して低レベルから高レベルに変化し(図12(E))、トライアックTR1がオフ状態からオン状態に変化する。これにより、このタイミングt13以後、ヒータ電流IH1は流れ、ヒータ電流IH2は流れない。すなわち、ヒータ電流IH1およびヒータ電流IH2が同時に流れることはない。これにより、電源部70では、合計ヒータ電流IHtotalの過渡的な増加を抑制することができる。なお、この例では、ヒータ制御信号S1が低レベルから高レベルに変化するタイミングを、ゼロクロス信号SZが高レベルである期間における中央のタイミングにしたが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、ゼロクロス信号SZが高レベルである期間における最後のタイミングであってもよい。
(比較例)
次に、比較例と対比して、本実施の形態の作用を説明する。比較例に係る画像形成装置1Rは、合計ヒータ電力PWの電力変更制御を行う際、合計ヒータ電力PWを段階的に変更せず、常に直接的に変更するように構成される。画像形成装置1Rは、ヒータ制御部80Rを有している。その他の構成は、本実施の形態(図3)と同様である。ヒータ制御部80Rが合計ヒータ電力PWを変更する場合の動作について、具体例を用いて以下に説明する。
図13は、比較例に係る画像形成装置1Rにおける電力変更制御の一例を表すものである。この例では、ヒータ制御部80Rは、合計ヒータ電力PWを、0Wから1500W、および1500Wから0Wに変更している。すなわち、この図13は、本実施の形態に係る図11に対応している。
まず、ヒータ制御部80Rは、合計ヒータ電力PWを0Wから1500Wに変更する制御を行う。すなわち、ヒータ制御部80Rは、トライアックTR1およびトライアックTR2がともにオフ状態である状態から、トライアックTR1およびトライアックTR2がともにオン状態である状態に変化させる動作OP13を行う。
図13では、ヒータH1およびヒータH2が通電していない状態から動作が始まる。すなわち、まず、合計ヒータ電力PWは0Wである。タイミングt71において、ヒータ制御信号S1は低レベルから高レベルに変化し(図13(C))、これに応じてトライアックTR1がオフ状態からオン状態に変化する。また、このタイミングt71において、ヒータ制御信号S2は低レベルから高レベルに変化し(図13(D))、これに応じてトライアックTR2がオフ状態からオン状態に変化する。これにより、トライアックTR1はヒータH1への電源信号VACの供給を開始し、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を開始するので、合計ヒータ電流IHtotalの実効値が上昇する(図13(B))。また、これに伴い、電源信号VACには電圧降下が生じ、電源信号VACの実効値は100Vから低下する(図13(A))。このように、ヒータ制御部80RはヒータH1およびヒータH2への通電を開始させる。すなわち、合計ヒータ電力PWは1500Wになる。このように、動作OP13では、合計ヒータ電力PWは、0Wから1500Wに直接的に変更される。
次に、ヒータ制御部80Rは、合計ヒータ電力PWを1500Wから0Wに変更する制御を行う。すなわち、ヒータ制御部80Rは、トライアックTR1およびトライアックTR2がともにオン状態である状態から、トライアックTR1およびトライアックTR2がともにオフ状態である状態に変化させる動作OP14を行う。
タイミングt71以後、ヒータH1およびヒータH2は通電している。すなわち、合計ヒータ電力PWは1500Wである。タイミングt71より後のタイミングt72において、ヒータ制御信号S1は高レベルから低レベルに変化する(図13(C))。そして、これに応じて、このタイミングt72以後に最初に電源信号VACが0Vになるタイミングt73において、トライアックTR1がオン状態からオフ状態に変化する。また、このタイミングt72において、ヒータ制御信号S2は高レベルから低レベルに変化する(図13(D))。そして、これに応じて、このタイミングt72以後に最初に電源信号VACが0Vになるタイミングt73において、トライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化する。これにより、トライアックTR1はヒータH1への電源信号VACの供給を停止し、トライアックTR2はヒータH2への電源信号VACの供給を停止する。これにより、合計ヒータ電流HIの実効値が低下する(図13(B))。また、これに伴い、電源信号VACには電圧降下が解消し、電源信号VACの実効値は100Vに上昇する(図13(A))。このように、ヒータ制御部80RはヒータH1およびヒータH2への通電を停止させる。すなわち、合計ヒータ電力PWは0Wになる。このように、動作OP15では、合計ヒータ電力PWは、1500Wから0Wに直接的に変更される。
図14は、比較例に係る画像形成装置R1および実施の形態に係る画像形成装置1におけるフリッカ値の実験結果の一例を表すものである。この例では、ヒータを1秒間オンにする動作と、ヒータを1秒間オフにする動作とを繰り返すことにより、フリッカ値を測定している。
比較例に係る画像形成装置1Rでは、ヒータ制御部80Rが、合計ヒータ電力PWを0Wと500Wとの間で交互に変更した場合には、フリッカ値は約0.45であり、合計ヒータ電力PWを0Wと1000Wとの間で交互に変更した場合には、フリッカ値は約0.95であり、合計ヒータ電力PWを0Wと1500Wとの間で交互に変更した場合には、フリッカ値は約1.4である。一方、実施の形態に係る画像形成装置1では、ヒータ制御部80が合計ヒータ電力PWを0Wと1500Wとの間で交互に変更した場合には、フリッカ値は約0.8である。
フリッカ値は一般的に1以下であることが望まれている。フリッカ値が1以下である場合には、人が、交流電源71に接続された照明装置の明暗変化を認識しにくく、人がフリッカを感じにくい。一方で、フリッカ値が1より大きい場合には、人がフリッカを感じるおそれがある。
比較例に係る画像形成装置1Rでは、図14に示したように、ヒータ制御部80Rが合計ヒータ電力PWを0Wと1500Wとの間で交互に変更した場合に、フリッカ値が1を上回ってしまう。すなわち、画像形成装置1Rでは、図13に示したように、例えばタイミングt71において、ヒータH1にヒータ電流IH1が流れるとともにヒータH2にヒータ電流IH2が流れることにより、電源信号VACに大きな電圧変化が生じる。同様に、例えばタイミングt73において、ヒータH1,ヒータH2への通電が停止することにより、電源信号VACに大きな電圧変化が生じる。よって、この動作を繰り返すことにより、電源信号VACにおける大きな電圧変化が繰り返されるので、フリッカ値が高くなってしまう。よって、この場合には、人がフリッカを感じるおそれがある。
一方、画像形成装置1では、ヒータ制御部80が合計ヒータ電力PWを0Wと1500Wとの間で交互に変更した場合に、フリッカ値を1以下にすることができる。すなわち、図11に示したように、タイミングt11において、ヒータH2のみにヒータ電流IH2が流れることにより、電源信号VACにおいて1回目の電圧変化が生じる。そして、タイミングt13において、ヒータH1のみにヒータ電流IH1が流れることにより、電源信号VACにおいて2回目の電圧変化が生じる。そして、タイミングt14において、さらにヒータH2にヒータ電流IH2が流れることにより、電源信号VACにおいて3回目の電圧変化が生じる。このような電源信号VACの段階的な電圧変化に伴い、交流電源71に接続された照明の明るさも段階的に変化する。特に、1回目の電圧変化のタイミングおよび2回目の電圧変化のタイミングの間の時間は、所定の長さの時間T0(例えば100ミリ秒)以上の時間であり、時間が短い場合に比べて、電源信号VACにおいて急激な電圧変化が生じにくい。これにより、人は、交流電源71に接続された照明装置の急激な明暗変化を認識しにくくなる。その結果、人がフリッカを感じるおそれを低減することができる。
このように、画像形成装置1では、合計ヒータ電力PWを段階的に変更するようにしたので、電源信号VACにおける急激な電圧変化を抑えることができるため、フリッカを低減することができる。また、このように合計ヒータ電力PWを段階的に変更することにより、合計ヒータ電流IHtotalにおける急激な電流変化も抑えることができるので、高調波ノイズや放射ノイズを抑えることができる。
特に、画像形成装置1では、ヒータ制御部80は、例えば、合計ヒータ電力PWを0Wから1500Wに変更する動作OP11(図11)において、タイミングt11でトライアックTR2をオフ状態からオン状態に変化させ、タイミングt11から時間T0(例えば100ミリ秒)以上の時間が経過したタイミングt13でトライアックTR2をオン状態からオフ状態に変化させるとともにトライアックTR1をオフ状態からオン状態に変化させ、タイミングt13から時間T0(例えば100ミリ秒)以上の時間が経過したタイミングt14でトライアックTR2をオフ状態からオン状態に変化させるようにした。これにより、図11(A)に示したように、電源信号VACにおける電圧変化が3回生じるようにすることができるので、1回あたりの電圧変化量を抑えることができる。これにより、急激な電圧変化が生じないので、フリッカを低減することができる。同様に、図11(B)に示したように、合計ヒータ電流IHtotalにおける電流変化が3回生じるようにすることができるので、1回あたりの電流変化量を抑えることができる。これにより、急激な電流変化が生じないので、高調波ノイズや放射ノイズを抑えることができる。
また、画像形成装置1では、ヒータ制御部80は、図11,12に示したように、タイミングt11から時間T0以上の時間が経過したタイミングt13でトライアックTR2をオン状態からオフ状態に変化させ、このタイミングt13でトライアックTR1をオフ状態からオン状態に変化させるようにした。すなわち、ヒータ制御部80は、ヒータH1およびヒータH2のうちの一方に通電を開始し他方への通電を停止する場合に、ヒータ電流IH1およびヒータ電流IH2が一時的に同時に流れないようにした。これにより、画像形成装置1では、例えば、フリッカを低減し、高調波ノイズや放射ノイズを抑えることができる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、合計ヒータ電力を段階的に変更するようにしたので、電源信号における急激な電圧変化を抑えることができるため、フリッカを低減することができる。また、合計ヒータ電流における急激な電流変化も抑えることができるので、高調波ノイズや放射ノイズを抑えることができる。
本実施の形態では、例えば、合計ヒータ電力を0Wから1500Wに変更する動作において、タイミングt11でトライアックTR2をオフ状態からオン状態に変化させ、タイミングt11から時間T0(例えば100ミリ秒)以上の時間が経過したタイミングt13でトライアックTR2をオン状態からオフ状態に変化させるとともにトライアックTR1をオフ状態からオン状態に変化させ、タイミングt13から時間T0(例えば100ミリ秒)以上の時間が経過したタイミングt14でトライアックTR2をオフ状態からオン状態に変化させるようにしたので、フリッカを低減し、高調波ノイズや放射ノイズを抑えることができる。
本実施の形態では、例えば、合計ヒータ電力を0Wから1500Wに変更する動作において、タイミングt11から時間T0以上の時間が経過したタイミングt13でトライアックTR2をオン状態からオフ状態に変化させ、このタイミングt13でトライアックTR1をオフ状態からオン状態に変化させるようにしたので、フリッカを低減し、高調波ノイズや放射ノイズを抑えることができる。
[変形例1]
上記実施の形態では、合計ヒータ電力PWを0Wから1500Wに変更する動作OP11(図11)のタイミングt13において、トライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化するとともに、トライアックTR1がオフ状態からオン状態に変化するようにしたが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、トライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化した後に、トライアックTR1がオフ状態からオン状態に変化してもよい。以下に、本変形例に係る画像形成装置1Aについて詳細に説明する。画像形成装置1Aは、上記実施の形態の場合(図3,4)と同様に、ヒータ制御部80Aを有している。
図15は、本変形例に係る、タイミングt12からタイミングt13付近における電源部70の一動作例を表すものである。すなわち、この図15は、上記実施の形態に係る図12に対応している。
タイミングt12において、ヒータ制御信号S2が高レベルから低レベルに変化し(図15(F))、これに応じて、このタイミングt12以後に最初に電源信号VACが0Vになるタイミングt13において、トライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化する(図15(C))。そして、この例では、タイミングt115において、ヒータ制御信号S1は、ゼロクロス信号SZに同期して低レベルから高レベルに変化し(図15(E))、これに応じて、トライアックTR1がオフ状態からオン状態に変化する(図15(B))。タイミングt13からタイミングt115の期間では、トライアックTR1,TR2はともにオフ状態である(図15(B),(C))。タイミングt13からタイミングt115までの時間が30ミリ秒以下であれば、人はフリッカを感じにくい。すなわち、人は、約30Hz以上ではフリッカを感じにくくなるので、約30ミリ秒以下の電圧変化に対してフリッカを感じにくい。よって、タイミングt13からタイミングt115までの時間を30ミリ秒以下にすることにより、フリッカを低減することができる。
ヒータ制御部80Aは、例えば、ヒータ制御信号S2を高レベルから低レベルに変化させたタイミング(この例ではタイミングt12)から、所定の長さの時間TD(例えば15ミリ秒)だけ経過したタイミング(この例ではタイミングt114)以後において、ゼロクロス信号SZに最初のパルスが生じたタイミング(この例ではタイミングt115)で、ヒータ制御信号S1を低レベルから高レベルに変化させる。これにより、トライアックTR1,TR2がともにオフ状態になる期間の長さを30ミリ秒以下にすることができるので、フリッカを低減することができる。
なお、この例では、ヒータ制御部80Aは、ヒータ制御信号S2を高レベルから低レベルに変化させたタイミングから、所定の長さの時間TDだけ経過したタイミング以後において、ゼロクロス信号SZに最初のパルスが生じたタイミングで、ヒータ制御信号S1を低レベルから高レベルに変化させた。すなわち、ゼロクロス信号SZに同期したタイミングでヒータ制御信号S1を低レベルから高レベルに変化させた。これに代えて、ヒータ制御信号S1がゼロクロス信号SZに同期しないようにしてもよい。この場合には、ヒータ制御部80Aは、ヒータ制御信号S2を高レベルから低レベルに変化させたタイミングから、所定の長さの時間TD1(例えば20ミリ秒)だけ経過したタイミングで、ヒータ制御信号S1を低レベルから高レベルに変化させてもよい。
同様に、例えば、合計ヒータ電力PWを0Wから1000Wに変更する動作OP7(図9)のタイミングt53において、トライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化するとともに、トライアックTR1がオフ状態からオン状態に変化するようにしたが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、トライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化した後に、トライアックTR1がオフ状態からオン状態に変化してもよい。
同様に、例えば、合計ヒータ電力PWを500Wから1500Wに変更する動作OP9(図10)のタイミングt62において、トライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化するとともに、トライアックTR1がオフ状態からオン状態に変化するようにしたが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、トライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化した後に、トライアックTR1がオフ状態からオン状態に変化してもよい。
同様に、例えば、合計ヒータ電力PWを1500Wから0Wに変更する動作OP12(図11)のタイミングt18において、トライアックTR1がオン状態からオフ状態に変化するとともに、トライアックTR2がオフ状態からオン状態に変化するようにしたが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、トライアックTR1がオン状態からオフ状態に変化した後に、トライアックTR2がオフ状態からオン状態に変化してもよい。
[変形例2]
上記実施の形態では、動作OP11(図11)のタイミングt13において、トライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化するとともに、トライアックTR1がオフ状態からオン状態に変化することにより、ヒータ電流IH1とヒータ電流IH2が一時的に同時に流れないようにしたが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、トライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化する前に、トライアックTR1がオフ状態からオン状態に変化してもよい。以下に、本変形例に係る画像形成装置1Bについて詳細に説明する。
図16は、本変形例に係る、タイミングt12からタイミングt13付近における電源部70の一動作例を表すものである。
タイミングt12において、ヒータ制御信号S2が高レベルから低レベルに変化し(図16(F))、これに応じて、このタイミングt12以後に最初に電源信号VACが0Vになるタイミングt13において、トライアックTR2がオン状態からオフ状態に変化する(図16(C))。また、タイミングt12において、ヒータ制御信号S1が低レベルから高レベルに変化し(図16(E))、これに応じてトライアックTR1がオフ状態からオン状態に変化する(図16(B))。これにより、タイミングt12からタイミングt13までの期間において、ヒータ電流IH1およびヒータ電流IH2の両方が一時的に同時に流れる。本変形例では、上記実施の形態に比べて、例えばフリッカの改善効果が低下する可能性があるが、その特性を許容できる場合には、本変形例を適用することができる。
[変形例3]
上記の実施の形態では、時間T0を100ミリ秒にしたが、これに限定されるものではない。例えば、時間T0を30ミリ秒未満にした場合には、照明装置の明暗変化が急激であるので、時間T0を30ミリ秒以上にすることができる。時間T0は、例えば、定着部40における温度制御性およびフリッカ改善効果を考慮し、適切な時間に設定することができる。
[その他の変形例]
また、これらの変形例のうちの2以上を組み合わせてもよい。
以上、いくつかの実施の形態および変形例を挙げて本技術を説明したが、本技術はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記の各実施の形態では、動作OP7~OP12においてすべて同一の時間T0を設定したが、これに代えて例えば、動作OP7~OP12においてそれぞれ異なる所定の時間を設定するようにしてもよい。
例えば、上記の実施の形態等では、本技術を単機能のプリンタに適用したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、コピー機能、ファックス機能、スキャン機能、プリント機能などを有する、いわゆる多機能周辺装置(MFP;Multi Function Peripheral)に適用してもよい。
例えば、上記実施の形態等では、本技術を、定着部40のヒータH1,H2に適用したが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、媒体収納部5が有する温度または湿度を調整するためのヒータ等、画像形成装置1が有する他のヒータに本技術を適用してもよい。
1,1A,1B,1R…画像形成装置、5…媒体収納部、6…記録媒体、7…搬送路、11…ピックアップローラ、12,13,17,18…搬送ローラ、14…レジストローラ、19…排出ローラ、20,20C,20K,20M,20Y…画像形成部、21…感光体、22…帯電ローラ、23…現像ローラ、24…供給ローラ、25,25C,25K,25M,25Y…トナー収容部、26,26C,26K,26M,26Y…露光部、30…転写部、31…転写ベルト、32,32C,32K,32M,32Y…転写ローラ、40…定着部、41…定着ベルト、42…定着ローラ、43…パッド、45…加熱ローラ、46…温度センサ、47…温度検出部、61…通信部、62…表示操作部、63…高圧電源部、64…モータ制御部、65…露光制御部、67…制御部、70…電源部、71…交流電源、72…ゼロクロス検出回路、73…出力回路、80,80A…ヒータ制御部、CI…ヒータ制御情報、F…搬送方向、H,H1,H2…ヒータ、IHtotal…合計ヒータ電流、IH1,IH2…ヒータ電流、OP1~OP12…動作、PW…合計ヒータ電力、S,S1,S2…ヒータ制御信号、SZ…ゼロクロス信号、T0,TD,TD1…時間、TMP…温度検出信号、TR,TR1,TR2…トライアック、VAC…電源信号、VH…ヒータ印加電圧。

Claims (8)

  1. 現像剤を用いて記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    第1のヒータ電力で発熱する第1のヒータと、前記第1のヒータ電力よりも小さい第2のヒータ電力で発熱する第2のヒータとを有する定着部と、
    第1の制御信号に基づいて前記第1のヒータに電源信号を供給可能な第1のトライアックと、
    第2の制御信号に基づいて前記第2のヒータに前記電源信号を供給可能な第2のトライアックと、
    前記第1のトライアックをオンにする第1のレベルと、前記第1のトライアックをオフにすることが可能な第2のレベルとの間で遷移する前記第1の制御信号、および前記第2のトライアックをオンにする第1のレベルと、前記第2のトライアックをオフにすることが可能な第2のレベルとの間で遷移する前記第2の制御信号を生成することにより、前記第1のヒータおよび前記第2のヒータへの前記電源信号の供給を制御するヒータ制御部と、
    前記電源信号の極性が変化するゼロクロスタイミングを検出することによりゼロクロス信号を生成するゼロクロス検出部と
    を備え、
    前記第1のトライアックおよび前記第2のトライアックがともにオフである状態から、前記第1のトライアックおよび前記第2のトライアックがともにオンである状態に変化させる第1の動作を行う場合において、
    前記ヒータ制御部は、第1のタイミングで、前記第2の制御信号を前記第2のレベルから前記第1のレベルに変化させることにより、前記第2のトライアックをオフからオンに変化させ、
    前記ヒータ制御部は、前記第1のタイミングから所定の時間以上の第1の時間が経過した第2のタイミングで、前記第2の制御信号を前記第1のレベルから前記第2のレベルに変化させ、
    前記第2のトライアックは、前記第2のタイミングで、オンを維持し、
    前記ゼロクロス検出部は、前記第2のタイミングの後の第3のタイミングで、前記電源信号に基づいて前記ゼロクロス信号にパルスを発生させ、
    前記ヒータ制御部は、前記第3のタイミングで、前記ゼロクロス信号に基づいて前記第1の制御信号を前記第2のレベルから前記第1のレベルに変化させることにより、前記第1のトライアックをオフからオンに変化させ、
    前記第2のトライアックは、前記第3のタイミングで、前記電源信号に基づいてオンからオフに変化し、
    前記ヒータ制御部は、前記第3のタイミングから前記所定の時間以上の第2の時間が経過した第4のタイミングで、前記第2の制御信号を前記第2のレベルから前記第1のレベルに変化させることにより、前記第2のトライアックをオフからオンに変化させる
    画像形成装置。
  2. 前記第1のトライアックおよび前記第2のトライアックがともにオフである状態から、前記第1のトライアックがオンであり前記第2のトライアックがオフである状態に変化させる第2の動作を行う場合において、
    前記ヒータ制御部は、第5のタイミングで、前記第2の制御信号を前記第2のレベルから前記第1のレベルに変化させることにより、前記第2のトライアックをオフからオンに変化させ、
    前記ヒータ制御部は、前記第5のタイミングから前記所定の時間以上の第3の時間が経過した第6のタイミングで、前記第2の制御信号を前記第1のレベルから前記第2のレベルに変化させ、
    前記第2のトライアックは、前記第6のタイミングで、オンを維持し、
    前記ゼロクロス検出部は、前記第6のタイミングの後の第7のタイミングで、前記電源信号に基づいて前記ゼロクロス信号にパルスを発生させ、
    前記ヒータ制御部は、前記第7のタイミングで、前記ゼロクロス信号に基づいて前記第1の制御信号を前記第2のレベルから前記第1のレベルに変化させることにより、前記第1のトライアックをオフからオンに変化させ、
    前記第2のトライアックは、前記第7のタイミングで、前記電源信号に基づいてオンからオフに変化する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1のトライアックがオフであり前記第2のトライアックがオンである状態から、前記第1のトライアックおよび前記第2のトライアックがともにオンである状態に変化させる第3の動作を行う場合において、
    前記ヒータ制御部は、第8のタイミングで、前記第2の制御信号を前記第1のレベルから前記第2のレベルに変化させ、
    前記第2のトライアックは、前記第8のタイミングで、オンを維持し、
    前記ゼロクロス検出部は、前記第8のタイミングの後の第9のタイミングで、前記電源信号に基づいて前記ゼロクロス信号にパルスを発生させ、
    前記ヒータ制御部は、前記第9のタイミングで、前記ゼロクロス信号に基づいて前記第1の制御信号を前記第2のレベルから前記第1のレベルに変化させることにより、前記第1のトライアックをオフからオンに変化させ、
    前記第2のトライアックは、前記第9のタイミングで、前記電源信号に基づいてオンからオフに変化し、
    前記ヒータ制御部は、前記第9のタイミングから前記所定の時間以上の第4の時間が経過した第10のタイミングで、前記第2の制御信号を前記第2のレベルから前記第1のレベルに変化させることにより、前記第2のトライアックをオフからオンに変化させる
    請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1のトライアックおよび前記第2のトライアックがともにオンである状態から、前記第1のトライアックおよび前記第2のトライアックがともにオフである状態に変化させる第4の動作を行う場合において、
    前記ヒータ制御部は、第11のタイミングで、前記第2の制御信号を前記第1のレベルから前記第2のレベルに変化させ、
    前記第2のトライアックは、前記第11のタイミングで、オンを維持し、
    前記第2のトライアックは、前記第11のタイミングの後の前記電源信号のゼロクロスタイミングで、前記電源信号に基づいてオンからオフに変化し、
    前記ヒータ制御部は、前記第11のタイミングの後のゼロクロスタイミングから前記所定の時間以上の第5の時間が経過した第12のタイミングで、前記第1の制御信号を前記第1のレベルから前記第2のレベルに変化させ、
    前記第1のトライアックは、前記第12のタイミングで、オンを維持し、
    前記ゼロクロス検出部は、前記第12のタイミングの後の第13のタイミングで、前記電源信号に基づいて前記ゼロクロス信号にパルスを発生させ、
    前記ヒータ制御部は、前記第13のタイミングで、前記ゼロクロス信号に基づいて前記第2の制御信号を前記第2のレベルから前記第1のレベルに変化させることにより、前記第2のトライアックをオフからオンに変化させ、
    前記第1のトライアックは、前記第13のタイミングで、前記電源信号に基づいてオンからオフに変化し、
    前記ヒータ制御部は、前記第13のタイミングから前記所定の時間以上の第6の時間が経過した第14のタイミングで、前記第2の制御信号を前記第2のレベルから前記第1のレベルに変化させ、
    前記第2のトライアックは、前記第14のタイミングで、オンを維持し、
    前記第2のトライアックは、前記第14のタイミングの後の前記電源信号のゼロクロスタイミングで、前記電源信号に基づいてオンからオフに変化する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定の時間は、30ミリ秒以上である
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第3のタイミングは、前記第2のタイミングから30ミリ秒以下の時間が経過したタイミングである
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1のトライアックは、前記第1の制御信号が前記第1のレベルから前記第2のレベルに遷移するタイミング以後に、最初に前記電源信号の極性が反転するタイミングで、オンからオフに変化し、
    前記第2のトライアックは、前記第2の制御信号が前記第1のレベルから前記第2のレベルに遷移するタイミング以後に、最初に前記電源信号の極性が反転するタイミングでオンからオフに変化する
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 第1の制御信号に基づいて第1のヒータ電力で発熱する第1のヒータに電源信号を供給可能な第1のトライアックと、第2の制御信号に基づいて前記第1のヒータ電力よりも小さい第2のヒータ電力で発熱する第2のヒータに前記電源信号を供給可能な第2のトライアックがともにオフである状態から、前記第1のトライアックおよび前記第2のトライアックがともにオンである状態に変化させる第1の動作を行うことを含み、
    前記第1の制御信号は、前記第1のトライアックをオンにする第1のレベルと、前記第1のトライアックをオフにすることが可能な第2のレベルとの間で遷移する信号であり、
    前記第2の制御信号は、前記第2のトライアックをオンにする第1のレベルと、前記第2のトライアックをオフにすることが可能な第2のレベルとの間で遷移する信号であり、
    前記第1の動作は、
    第1のタイミングで、前記第2の制御信号を前記第2のレベルから前記第1のレベルに変化させることにより、前記第2のトライアックをオフからオンに変化させることと、
    前記第1のタイミングから所定の時間以上の第1の時間が経過した第2のタイミングで、前記第2の制御信号を前記第1のレベルから前記第2のレベルに変化させることと、
    前記第2のトライアックに、前記第2のタイミングで、オンを維持させることと、
    前記第2のタイミングの後の第3のタイミングで、前記電源信号に基づいてゼロクロスタイミングを検出することによりゼロクロス信号にパルスを発生させることと、
    前記第3のタイミングで、前記ゼロクロス信号に基づいて前記第1の制御信号を前記第2のレベルから前記第1のレベルに変化させることにより、前記第1のトライアックをオフからオンに変化させることと、
    前記第2のトライアックに、前記第3のタイミングで、前記電源信号に基づいてオンからオフに変化させることと、
    前記第3のタイミングから前記所定の時間以上の第2の時間が経過した第4のタイミングで、前記第2の制御信号を前記第2のレベルから前記第1のレベルに変化させることにより、前記第2のトライアックをオフからオンに変化させることと
    を含むヒータ制御方法。
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